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就職活動最前線 - 公立鳥取環境大学
2005年4月、 いよいよ社会へ羽ばたく 鳥取環境大学1期生 環境 就 職 大学 活 動 最 前 線 来春、 初めての卒業生を社会に送り出す本学では、 1期生・ 4年生の 就職活動がまさに本番を迎え、 リクルートスーツに身を包んだ学生た ちが、 鳥取県内及び県外の企業を対象として積極的に就職活動に 取り組んでいます。本学の就職活動をまとめた「就職活動最前線」 鳥取環境大学による、 就職への取り組みをご紹介します。 ▲企業の人事担当者から真剣な顔で話を聞く学生 就職活動出陣式 本年1月15日、本学・本部講義棟の11講義室にお いて、就職活動本番を迎える3年生の気運を盛り 上げるため「就職活動出陣式」を行いました。 3年生約250人が出席し、八村理事長、加藤学長、 鳥取環境大学を支援する会の清水会長、これま で就職ガイダンスで御世話になった講師から、激 励の言葉とアドバイスをいただきました。 ▲八村理事長から激励の言葉 環境 就 職 大学 活 動 の 「循環型社会」の担い手を育成 特 徴 2 ▲勇壮な勢いある和太鼓での激励 本学では、自然科学と社会科学の両面から環境問題にアプローチする「文理融合型」の教育を実践 する各学科での専門知識習得に加え、自主性や問題解決能力に力点を置いた教育によって、環境 問題をはじめとした社会のあらゆる面で活躍できる人材を育成しています。 問題解決能力 現場感覚の会話力 コンピュータリテラシー 実社会で求められる問題解決能力、 実践力を養うため、 4年間を通して、 地域や企業の課題を題材に、自 主的に研究活動を行い、問題解 決を図るプロジェクト研究を行っ ています。 今後、日本人と外国人が一緒に働 く職場は、当たり前の風景となって くるでしょう。外国人と共に働き、 自由にコミュニケートするために、 英語のコミュニケーション能力、実 践力を英語漬けの授業で養ってい ます。 全学生がノートパソコンを所有し、 1年次から「情報処理科目」を受 講して情報技術を身につけてい ます。ホームページづくりからプ ログラミングの組み方まで踏み 込んだ、実践仕様のコンピュータ 教育を行っています 鳥取環境大学報 第3号 平成16年4月30日 環境 独 自 の 大学 プ ロ グ ラ ム 本学独自のキャリアデザインプログラム 学生たちが早期から進路や就職に目標を持ち、着実にキャリアデザインできるように、 1年次から充実したキャリア形成 プログラムを実施しています。学内の就職相談コーナーには最新の就職情報を揃え、インターネットで求人情報が入手 できるシステムを整備しています。就職試験や公務員試験対策の課外講座も開くなど万全の支援体制を整えています。 環境 企 業 大学 開 拓 環境 就 職 大学 支 援 活 動 積極的な企業開拓活動、 関東と関西に企業開拓員を配置 学生の就職活動を支援するため、 2003年度は延べ600社の企業 を教職員が訪問しました。本学と企業の人事担当者による企業 懇談会を東京、大阪、名古屋、鳥取、米子で開催するとともに、本 学視察会や、各企業の人事担当者による業界研究会も行ってい ます。また、関東・関西両地区に企業開拓員を配置し、求人先、イ ンターンシップ受け入れ先の開拓を進めています。 〈学内企業研究会〉 学生の進路決定に資するため、鳥取県内及び関西をはじめとす る県外の企業を招いて学内企業研究会を開催し、学生と企業人 事担当者が直接懇談しました。 本年2月から4月までの間に計4回開催し、延べ105社の企業、約 500人の学生が参加しました。次回は5月27日に開催予定です。 県外での就職活動もサポート 本学では、学生の県外での就職活動を支援するため、就職活 動用宿舎を借り上げたり、県外の企業合同セミナーへの参加の ため貸切バスをチャーターしたりするなど、全国的にもあまり 例を見ない取り組みを行っています。 県外就職活動用宿舎の提供 地方大学に通う学生にとって、大手企業が集中する都市部での 就職活動は、費用や時間的な負担も大きくなります。 本学では、昨年12月、就職を希望する学生にアンケート調査を 実施したところ、都市部での宿泊支援を求める要望が多かった ことから、大手企業の採用活動がピークを迎える2月中旬ごろ から5月までの約4カ月間、東京と大阪に2部屋ずつ部屋を確保し、 学生に1泊当たり2千円で提供しています。 県外合同企業セミナー参加のための 貸切バスチャーター 県外企業が多数集まる合同企業セミナーに1人でも多くの学生 を参加させるため、セミナー会場と大学を往復する貸切バスを チャーターしました。 ●2月16日 日経就職フォーラム(大阪) ●2月20日 情報サービス産業就職説明会(東京) ▲学生と企業担当者の直接懇談 環境 学 生 の 大学 声 インターンシップ初体験 情報システム学科4年 白澤 友朗 「プシュー、ガシャン。プシュー、ガシャン。」建物の中に機械の音が 響き渡る。ここは静岡県榛原(はいばら)郡にある矢崎部品株式会社 の工場内。私はインターンシップ6日目の課題「小型成形機クッショ ンのデータ取り」をこなすため、機械のそばでディスプレイとにらめ っこをしている。冷夏だけあって、ここ数日は過ごしやすい日が続い ていたが、今日は久しぶりの快晴で、気温は30℃、工場内は約40℃。 心身ともに疲れた。しかし、金型に溶かした樹脂を流し込み、製品が 出てくる様は見ていても面白い。もちろん、これも課題の一部だが。 今回のインターンシップ参加を通して、今後、自分のどこを伸ばして いくか、また、自分に足りない部分、例えば、知識やコミュニケーショ ン能力の不足発見など、 「自分」を見つめ直すことができた。 もし、自分の行きたい企業がインターンシップを行っていたら、積極 的に参加すべきだ。夏休みを有意義に過ごせる上に、企業に自分を PRできるのだから。 環境政策学科4年 武田 祐子 インターンシップに赴き、私はコミュニケーションの重 要さと、向上心を持つことがいかに大切かという、そ んな当たり前のことに気づかされました。頭では分か っていても、経験をしてみて初めて理解できるといっ たことがしばしばありますが、今回がまさにそうでした。 インターンシップは社会的な観点から自分を見つめ ることができる良い 機会だと思います。私自身、力 を付けるべきことは何なのか、そして自分が社会に 出て「 武器 」とすることができるものは何なのか見 つけることができました。また職場の人々と同じ業 務をし、その業務に対して責任を負うことで「 働く」 ということをより強く自覚できたように思います。今 後、インターンシップ先での経験を生かし、進路選択 などに役立てていくつもりです。 鳥取環境大学報 第3号 平成16年4月30日 3