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『食』こそ原点。食の仕事は聖職である。

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『食』こそ原点。食の仕事は聖職である。
年
日
月
2012年2月14日
代表取締役社長
中川
晋
1
日清食品グループについて(創業の原点)
『食』こそ原点。食の仕事は聖職である。
創業者 安藤百福
世界初の即席めん
「チキンラーメン」
世界初のカップめん
「カップヌードル」
1958年(昭和33年)8月25日発売
1971年(昭和46年)9月18日発売
1
日清食品グループについて(創業者精神)
食足世平
2
『食が足りてこそ世の中が平和になる』
食は人間の命を支える一番大切なものです。文化も芸術も思想も、すべては食が足りてこそ語れるものです。
食のあり様が乱れると、必ず国は衰退し、争いが起こります。食が足りて初めて世の中が平和になるのです。
日清食品グループの事業は、人間の根源から出発しています。
しょくそくせへい
食創為世
『世の中のために食を創造する』
企業にとって最も大切なものは、創造的精神です。創造とは、新しい発想と技術によって革新的な製品を生み出す力です。
食を創り、世の為につくす。日清食品グループは、世の中に新しい食の文化を創造し、人々に幸せと感動を提供します。
しょくそういせい
美健賢食
びけんけんしょく
食為聖職
しょくいせいしょく
『美しく健康な身体は賢い食生活から』
空腹を満たし、味覚を満足させたいと思うことは、人間共通の欲求です。
しかし、食に求められるのはそれだけではありません。
美しい体をつくり、健康を維持することが、食品のもつ大切な機能なのです。
美しく健康な体は賢い食生活から作られます。日清食品グループは、食の機能性を追求し、世の中に「賢食」を提唱します。
『食の仕事は聖職である』
食は人々の生命の根源を支える仕事です。食の仕事に携わる者は、社会に奉仕するという清らかな心を持って、
人々の健康と世界の平和に貢献していかなければなりません。
食の仕事は聖職なのです。
安全で美味しくて体にいい食品を世の中に提供していくことが、日清食品グループの使命です。
日清食品グループについて(沿革(ブランド変遷))
1960年代
3
1958年(昭和33年) 8月 チキンラーメン
1963年(昭和38年) 7月 日清焼そば
1970年代
1971年(昭和46年) 9月 カップヌードル
1976年(昭和51年) 5月 日清焼そばU.F.O.
8月 日清のどん兵衛
1990年代
1992年(平成
2000年代
2002年(平成14年) 10月 日清具多
4年)
9月 日清ラ王
2005年(平成17年) 8月 スペース・ラム
2008年(平成20年) 10月 HD体制へ移行
2009年(平成21年) 11月 太麺堂々
2010年(平成22年) 8月 カップヌードルごはん
2010年(平成22年) 10月 新・ラ王
2
4
世界の穀物需給と日本の小麦行政(世界の食料需給に与える構造的要因)
ファンダメンタルズ
基礎的な要因
収穫面積の動向
需 要
中国等の
急激な
経済発展
バイオ燃料
向け等
農作物の
需要増加
単位面積当たり
収量の増加
供 給
異常気象
の頻発
家畜伝染病
の発生
穀物市場への投機資金流入
(
金融資産の運用先)
所得の向上に伴う
畜産物等の需要増加
自国の需給や物価安定が優先
(
輸出国における輸出規制)
世界人口の増加
砂漠化進行
水資源節約
近年、大きな影響を与えている要因
穀物等の国際価格高騰
5
世界の穀物需給と日本の小麦行政(穀物等の国際価格)
穀物等の国際価格は、輸出国の輸出規制等により高騰した2008年夏以降
一旦落ち着いたものの2010年7月以降再び上昇。
2012年年明け後軒並み急落しているが、中期的には、食料需給の逼迫傾向は継続し、
食料価格は、従来に比べ高止まりする見通し。
2011年
2020
12/23
予測値
価格
米
1038
591
704
2008/5/21
19%
大豆
609.2
427.3
503
2008/7/3
18%
小麦
470.3
228.5
297
2008/2/27
30%
309.8
243.9
224
とうもろこし
2011/6/10
-8%
*2020予測値は天候が平年並みに推移
した場合の予測価格
*2020予測値下段は2011/12/23対比
種類
過去最高
資料:ロイター・ES=時事、農林水産政策研究所「2020年
における世界の食料需給見通し」
注:小麦、とうもろこし、大豆の実績値は、各月ともシカゴ
商品取引所の第1金曜日の期近価格である。
米の実績値は、タイ国貿易取引委員会公表による各月
第1水曜日のタイうるち精米100%2等のFOB価格である。
3
6
世界の穀物需給と日本の小麦行政(世界の穀物需給)
世界の穀物の生産量は、主に単収の伸びにより増加し、需要量の増加に対応。
中長期的には、需要量の増加に生産量が追い付かず、2020年には期末在庫率は14.9%
まで低下の見通し。
<生産量予測>
2020年:2645百万t
(FAO長期予測)
2030年:2680百万t
2050年:3012百万t
<消費量予測>
2020年:2651百万t
(FAO長期予測)
2030年:2677百万t
2050年:3010百万t
<在庫率予測>
2020年:14.9%
資料:USDA「World Agricultural Supply and Demand Estimates」(2011.12)等、農林水産政策研究所「2020年における世界の食料需給見通し」
<世界人口>
1974年40億人、1987年50億人、1999年60億人、2011年70億人突破、今後は2050年93億人、21世紀末100億人
以上と予測。ただし、出生率を高めに設定すると2050年106億人、2100年150億人ということもあり得ると推計。
資料:世界人口白書2011
7
世界の穀物需給と日本の小麦行政(小麦の国際価格、需給)
(単位:百万t)
小麦における生産量、
消費量、期末在庫量
及び国際価格
2008年 2020年 増減率
生産量
658
788
20%
消費量
637
789
24%
食用等
520
637
22%
飼料用
112
143
28%
期末在庫量
161
152
-6%
国際価格(ドル/t)
239
297
24%
国際価格(ドル/bu)
6.50
8.08
24%
*国際価格の2020年は名目価格 *1t=36.7437bu(ブッシェル)で換算
資料:平成22年度2020年における 世界の食料需給見通し(農林水産政策研究所)
小麦に関する地域別
予測結果
世界合計
北米
中南米
オセアニア
アジア
中東
欧州
アフリカ
(参考)
米国
中国
インド
EU
ロシア
ウクライナ
(単位:百万t)
生産量
消費量
純輸出(入)量
2008年
2020年
2008年
2020年
2008年
2020年
658.1
787.7
637.4
788.9
0.0
0.0
86.4
98.0
39.3
44.8
42.6
53.4
25.2
30.9
34.2
41.9
-8.9
-11.0
19.4
27.6
7.4
8.3
11.8
19.3
246.4
302.7
263.4
339.5
-28.2
-36.3
36.4
44.5
53.1
68.6
-17.3
-24.0
222.2
254.4
183.2
205.5
35.1
49.0
22.1
29.7
56.3
79.8
-34.8
-50.0
61.4
112.3
78.4
136.5
58.3
20.2
69.5
120.8
106.7
152.2
71.4
22.7
31.5
105.5
75.2
123.4
39.5
12.3
35.3
121.8
107.5
139.0
46.2
12.0
25.2
0.8
-0.7
12.6
15.9
7.7
34.4
-0.6
-0.7
13.3
25.3
10.7
資料:平成22年度2020年における世界の食料需給見通し(農林水産政策研究所)
4
8
世界の穀物需給と日本の小麦行政(日本の小麦消費量)
食糧用小麦の消費量の推移
日本と中国の小麦消費量等の比較
小麦消費量
即席麺総需要
単位:万t
574
10,880
19.0
日本
中国
中国/日本
備考
人口
単位:億食
面積
単位:万人
単位:万㎢
52.9 12,756
423 133,146
8.0
10.4
38
960
25.3
日本2011年見通し
2010年
中国2010年見通し
2009年
2009年
資料:麦の需給に関する 見通し、世銀World Development Indicators Onkine
年度
2005
2006
2007
2008
2009
2010見込み
2011見通し
単位:万t
総需要量 対前年比
568
99%
597
105%
569
95%
548
96%
560
102%
598
107%
574
96%
資料:麦の需給に関する 見通し
食糧用小麦の消費量推移(1人1年間当たり)
2011年度の食糧用小麦の需給に関する見通し
単位:万t
総需要
国内産食糧用小麦の流通量
外国産食糧用小麦の需要量
外国産食糧用小麦の備蓄数量
22年度(見込み)
23年度(目標)
増減
外国産食糧用小麦の輸入量
(政府からの販売数量)
A
B
C=A-B
574
66
508
a
b
D=b-a
95
97
2
E=C+D
511
注)四捨五入の関係で計と内訳が一致しないことがある 。
資料:麦の需給に関する 見通し
9
世界の穀物需給と日本の小麦行政(小麦の種類と用途)
○原料として使用される小麦の種類は、小麦の種類・用途に応じて異なる。
○小麦粉の種類はたんぱく質の量によって強力粉(パン用)、準強力粉(中華めん)、
中力粉(うどん用)、薄力粉(菓子用)に分類される。
小麦の種類
輸入数量
(2010年度見込)
小麦粉の種類
主な用途
たんぱく質の
含有量
カナダ産
ウェスタン・レッド・スプリング
(1CW)
アメリカ産
ダーク・ノーザン・スプリング
(DNS)
アメリカ産
ハード・レッド・ウィンター
(HRW)
オーストラリア産
スタンダード・ホワイト
(ASW)
アメリカ産
ウェスタン・ホワイト
(WW)
78万トン
139万トン
74万トン
97万トン
76万トン
強力粉
準強力粉
中力粉
薄力粉
食パン
中華めん
ギョウザの皮
うどん
即席めん
ビスケット
和菓子
カステラ
ケーキ
和菓子
天ぷら粉
ビスケット
11.5~13.0%
10.5~12.5%
7.5~10.5% 6.5~9.0%
資料:麦をめぐる事情について(農水省)
5
10
日本の即席麺業界(国内シェア)
2010年度 国内生産量シェア(53.1億食)
資料:2011年8月17日付 日経産業新聞
11
日本の即席麺業界(生産量推移)
日本の即席めんの生産量推移
袋めん
カップめん
生タイプめん
合計
総人口
(単位:千人)
(10月1日現在)
一人当消費量
(単位:食)
0.13
10.00
20.00
30.00
36.50
33.00
22.25
20.95
19.42
19.35
19.37
20.60
20.31
19.37
18.93
19.47
18.62
18.11
16.88
0.04
7.00
24.05
24.92
29.88
31.03
31.60
32.03
32.79
33.10
32.30
32.32
32.06
33.54
34.70
0.15
4.89
2.77
2.78
2.34
2.27
2.22
1.95
1.82
1.70
1.77
1.84
1.50
0.13
10.00
20.00
30.00
36.54
40.00
46.45
50.76
52.07
53.16
53.31
54.90
55.33
54.42
53.05
53.49
52.45
53.49
5 3. 09
91,767
95,181
96,156
99,036
105,145
110,573
123,255
125,034
126,919
127,291
127,435
127,619
128,687
127,790
127,770
127,730
127,676
127,522
127,450
0.1
10.5
20.8
30.3
34.0
35.7
37.3
40.0
40.5
40.9
41.4
42.7
42.8
42.4
41.3
41.6
40.9
42.0
4 1. 9
生産数量(単位:億食)
年度
1958
1962
1963
1966
1971
1974
1989
1994
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2 01 0
資料:日本即席食品工業協会
6
12
日清食品グループの世界での現状(世界展開)
中国(20)
ドイツ(販社)
Nissin Foods GmbH
ハンガリー(1)
Nissin Foods Kft.
欧州
2012年見込
Nissin Foods (China) Holding Co.,Ltd.
*(
Shanghai Nissin Foods Co.,Ltd.
Guangdong Shunde Nissin Foods Co.,Ltd
Zhuhai Golden Coast Winner Food Products Ltd. Guangyougnan Food
Products(Shenzhen)Co.,Ltd.
Food Safety Evaluation & Research Institute Co.,Ltd.
Jinmailang Foods Co.,Ltd.
)内は工場数
ロシア(2)
Mareven Food Holdings
世界14カ国51工場(2012年中)
ベトナム(1)
中国
米州
フィリピン(1)
Nissin-Universal Robina Corporation
アジア
インド(5)
Indo Nissin Foods Ltd.
Accelerated Freeze Drying Co.,Ltd.
アメリカ(3)
中国 (香港)(4)
Nissin Foods(HK) Management Co.,Ltd. Nissin
Nissin Foods (U.S.A.) Co.,Inc.
Foods Co.,Ltd.
Winner Food
Myojo U.S.A.,Inc.
Products Ltd.
Miracle Foods
Co.,Ltd.
メキシコ(1)
シンガポール(1)
Nissin Foods de Mexico S.A.de C.V.
Nissin Singapore Co ., Ltd.
インドネシア(1)
タイ(4)
PT. Nissinmas
Nissin Foods (Thailand) Co., Ltd.
Thai President Foods Public Company Limited
=総代表地域
ブラジル(2)
Nissin-Ajinomoto Alimentos Ltda.
13
日清食品グループの世界での現状(世界の総需要)
即席麺の世界総需要(資料:WINA 世界ラーメン協会)
2011年5月10日現在
単位:億食
上位15か国・地域
1 中国・香港
2 インドネシア
3 日本
4 ベトナム
5 アメリカ
6 韓国
7 インド
8 タイ
9 フィリピン
10 ブラジル
11 ロシア
12 ナイジェリア
13 マレーシア
14 メキシコ
15 台湾
2007年
947.2
2008年
913.1
2009年
918.0
2010年
953.9
458.1
149.9
54.6
39.1
39.0
32.2
12.3
22.2
24.8
15.0
27.1
10.8
11.8
9.0
8.8
425.3
137.0
51.0
40.7
39.5
33.4
14.8
21.7
25.0
16.9
24.0
14.0
12.1
8.6
8.4
408.6
139.3
53.4
43.0
40.8
34.8
22.8
23.5
25.5
18.7
21.4
16.0
12.0
8.6
8.2
423.0
144.0
52.9
48.2
39.6
34.1
29.4
27.1
27.0
20.0
19.0
16.7
12.2
8.3
7.8
7
14
日清食品グループの世界での現状(中国・香港)
中国・香港
当社グループ
2010年総需要
・上海日清
・広東順徳日清
・珠海永南食品
・香港日清
・今麦郎
(中国・香港合計)
423.0億食
人口(中国)
1336.7百万人
人口(香港)
7.12百万人
主要な参入メーカー
・康師傅(カンシーフ)
・統一
・白象
中国市場の特徴
袋麺が主流で、牛肉ベースのスープとふんだんな香辛料が特徴の「紅焼牛肉味」が
最もポピュラー。近年では日本の技術を駆使した高付加価値商品の注目度が
高まっている。
香港市場の特徴
袋麺が7割以上を占める香港では、出前一丁が小売店だけではなく飲食店でも
利用されるほど人気がある。その他、カップヌードル(合味道)の海鮮味(シーフード)など、
日本でも馴染みのある商品が人気。
15
日清食品グループの世界での現状(アメリカ)
アメリカ
2010年総需要
当社グループ
・アメリカ日清
主要な参入メーカー
・マルチャン(東洋水産)
39.6億食
人口
313.2百万人
市場の特徴
麺をすすれない方が多い為、食べやすい短い麺が特徴です。電子レンジが普及
しており、電子レンジ商品も数多く発売されています。袋麺もカップ麺も両方
ポピュラーです。
8
16
日清食品グループの世界での現状(インド)
イ ン ド
2010年総需要
当社グループ
・インド日清
29.4億食
主要な参入メーカー
・ネスレ
・ITC
・ヒンデスタン・ユニリーバ
人口
1189.2百万人
市場の特徴
袋麺が主流で、「マサラ」と言われるカレー味が人気。ベジタリアン人口が多い為、
即席麺もベジタリアン対応商品が多く、少量のスープをからめて食べるタイプが
主流。
17
日清食品グループの世界での現状(東南アジア①)
インドネシア
当社グループ
2010年総需要
・ニッシンマス
144.0億食
人口
245.6百万人
袋麺が主流で、現在世界第2位の即席麺消費国。
汁物のスープタイプのほか、「ミーゴレン」というインドネシアなら
ではの焼そばタイプが人気。
当社グループ
2010年総需要
・ベトナム日清
48.2億食
・インドフード
・ウィングスフード
市場の特徴
ベトナム
人口
90.5百万人
主要な参入メーカー
主要な参入メーカー
・エースコックベトナム
市場の特徴
袋麺が主流で、「トムチュアカイ味」というエビベースの「すっぱ
辛いスープ」が人気。調理後にオニオンや唐辛子、レモン等を
入れてさらに自分好みの味付けをする人が多い。
9
18
日清食品グループの世界での現状(東南アジア②)
タ
当社グループ
イ
2010年総需要
・タイプレジデントフーズ
・タイブリザーブドフード
・タイ日清
27.1億食
人口
66.7百万人
市場の特徴
フィリピン
当社グループ
2010年総需要
主要な参入メーカー
袋麺が主流で、味はとても辛いものから甘いものまで
種類が豊富。その中でもトムヤムクン味が人気。
・日清ユニバーサルロビナ
主要な参入メーカー
・モンデニッシン
27.0億食
人口
101.8百万人
市場の特徴
袋麺が主流で、「カラマンシー」と呼ばれる柑橘系の味と、
シーフード味が代表的。また、食習慣では間食が多く、
ミニサイズの即席麺が好まれる。
19
日清食品グループの世界での現状(世界の流通事情)
順
企業名
位
本社
所在地
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
アメリカ
フランス
ドイツ
イギリス
ドイツ
アメリカ
アメリカ
ドイツ
アメリカ
アメリカ
ウォルマート
カルフール
メトロ
テスコ
シュバルツ
クローガー
コストコ
アルディ
ホームデポ
ターゲット
16 7&iHD
日本
小売事業 過去5年間 日本円換算
売上高
の成長率 売上高
(百万$) (%)
(億円)
405,046
119,887
90,850
90,435
77,221
76,733
69,889
67,709
66,176
63,435
7.3
3.4
3.0
10.9
9.8
6.3
8.2
6.3
▲ 2.0
6.8
364,541
107,898
81,765
81,392
69,499
69,060
62,900
60,938
59,558
57,092
52,508
-
47,257
3.2
44,119
18 イオン
日本
49,021
注1)小売事業売上高は決算期2009年度
注2)日本円換算売上高は1$=90円で換算
10
日清食品グループの世界での現状(CSR活動①)
20
日清食品HDでは創業50周年を機に、これ
からの50年間に100の社会貢献活動を実
施して、企業の社会責任を果たそうという
「百福士(ひゃくふくし)プロジェクト」をスター
トさせました。
「Oishiiプロジェクト」は百福士プロジェクト
第1弾として、インスタントラーメンを通して
アフリカの人々のおなかを満たすだけでな
く、一つの食産業を育て、自立を支援する
壮大なプロジェクトを始めています。
日清食品グループの世界での現状(CSR活動②)
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世界ラーメン協会(WINA)は、即席めんの発明者である安藤百
福が提唱し、世界中の多くのメーカーが賛同し、1997年に発足
しました。会長は安藤宏基(日清食品ホールディングス株式会社代
表取締役社長・CEO)で事務局は日清食品ホールディングス内にあ
ります。
① CODEX
2006年に即席めんの国際規格CODEXに採択され、これによりCODEXの規格に準拠した
製品であれば世界で流通することが可能となりました。ただし、各国に別途定められた安全
基準等をクリアする必要があります。WINAは国際規格の普及に努めています。
② 災害援助
世界各地で自然災害が発生した際に緊急支援物資として即席めんを提供しています。
昨年の東日本大震災をはじめ、タイの洪水、過去にはハイチ地震、スマトラ沖地震、ハリケーン
(カトリーナ)被害の際に迅速に対応しています。
③食の安全への取り組みについて
現在は、1国で発生した事象が瞬く間に世界に拡がり、世界中の同じ産業に影響を与えます。
この為、食の安全の情報を世界各国のメーカーと共有できるよう活動しています。
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東日本大震災からの教訓と課題(日清食品グループとして①)
震災直後からの動き
3月11日 14:46 東日本大震災発生
16:00 東京本社社員に対し早期帰宅指示
帰宅難民社員の宿泊支援
20:25 社員およびその家族の安否確認終了
携帯電話を利用した『安否確認システム』活用
3月12日 13:00 日清食品HD 総合リスク対策会議
3月13日 09:00 日清食品HD 総合リスク対策会議
自社製品100万食無償提供
キッチンカー派遣
決定
*キッチンカー:給湯機能付きの試食デモカー
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東日本大震災からの教訓と課題(日清食品グループとして②)
日清食品グループでの支援活動
カップ麺200万食を無償提供
日清食品から100万食を無償提供し、グループ写真の募金
により、さらに100万食のカップ麺を無償提供。
キッチンカーでの支援活動
社員が延べ27日間、東北地方の避難所でカップ麺
約2.5万食の支援活動を実施。
©WFP
WINA(世界ラーメン協会)との連携
日清食品とWINAが連携し、カップ麺20万食を無償提供。
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東日本大震災からの教訓と課題(震災から学ぶべき事)
①BCP(Business Continuity Plan )
②TCGF、経産省、経団連、生団連
③消費者の変容 三極化
④流通の変容
⑤放射能問題と食品安全研究所の取り組み
⑥食料安全保障(TPP、CODEX問題)
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日清食品グループの研究部門(食品安全研究所)
日清食品グループの品質保証体制
食品安全研究所
医薬品開発事業から転進し、1998年「食品安全センター」設立後、
2002年「食品安全研究所」を設立する。2006年には
日清(上海)食品安全研究開発有限公司(上海食品安全研究所)
を設立し現在に至る。
上海食品安全研究所
環境ホルモン、BSE、残留農薬、メラミン、フタル酸エステル、アクリルアミド、移り香、
トランス脂肪酸、放射性物質などの各種問題発生時も対応。
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日清食品グループの研究部門(食品総合研究所 ①)
「明日になれば、
今日の非常識は
常識になっている。」
安藤百福語録 発明の章より
日清食品グループの研究部門(食品総合研究所 ②進化の系譜)
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ストレート
【第2世代】
チキンラーメン
太ストレート
【第3世代】
ご当地
シリーズ
カップヌードル
ご当店
シリーズ
日清のどん兵衛
きつねうどん
3層太ストレート(フライ)
【第4世代】
日清焼豚屋
ご当人
シリーズ
日清具多
日清Premier
ラ王
3層太ストレート(ノンフライ)
【第5世代】
ご当店コラボ
シリーズ
ハイブリッド麺
【第6世代】
具材
スープ
麺
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日清食品グループの研究部門(食品総合研究所 ③スタッフ)
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プラットフォームとして
世界各地の現地スタッフが研究開発を担当
日清食品のマーケティング戦略 ①
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イノベーションとマーケティング
イノベーションジレンマ
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日清食品グループのグローバル化戦略
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①少子化、高齢化
②デフレ基調
③業態の多様化
④各国の法人税率、所得税率
⑤アジアでの戦略
⑥人材戦略
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