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ものづくり de 教育

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ものづくり de 教育
Interactive Education course, Tokyo Gakugei University
も の づくり de 教育
Vol.2 Jan.2009
東京学芸
小学校教
Topics
《ものづ
■USA 小学校調査報告
■大学教育 P 合同フォーラム
■ものづくり教育 Keyword
2010
員養成課
くり教育
年度から
はじ
■The Henry Ford Museum
大学教育
まります
学部
程
選修》
!
アメリカの小学校の技術・美術教育を訪ねて
2009 年1月5日∼11 日にアメリカ合衆国ミシガン州にて、教育制度のレクチャーや実際の
学校現場への訪問をおこなった。レクチャーや現地コーディネートは、イーストミシガン大学
准教授の Dr. カードン氏にお願いし、リアルタイムの教育現場や大学での教員養成の現状につ
いて、詳しく話を聞くことができた。(参加者:田中、鉄矢、石井、新名)
J. M. Barnes Elementary School の Young 先生のクラス。3年生がニュートン力学の法則について学んでいるところ。
カードン先生に聞く USA 小学校教育制度
USA 視察日程
アメリカ合衆国の教育制度は、ブッシュ大統領が公約として
○1月6日(火)イーストミシガン大学訪問
教育に言及してから大きな変革期を迎え、
【NCLB-STEM】を制
カードン先生のレクチャー
○1月5日(月)成田発−シカゴ経由−デトロイト着
Washtenaw Christian Academy 訪問
定し、教育を充実させようとしている。
【NCLB-STEM】は、No Child Left Behind-Sience,Technology
Engineering,Mathematics
の略で、落ちこぼれを作
Philip L. Cardon,Ph.D.
○1月7日(水)ミシガン大学構内を車で案内してもらう
技術教育・准教授
カードン先生宅訪問
プログラムコーディネータ
J. M. Barnes Elementary School 訪問
○1月8日(木)東京学芸大交換留学生に会う
らないことが強く求めら
れている。その厳しさは
徹底していて、目標に達
しなかった学校にはペナ
Bessie Hoffman Elementary School 訪問
EASTERN MICHIGAN
UNIVERSITY
○1月9日(金)Henry Ford Museum
http://www.emich.edu/
○1月 11 日(日)シカゴ発(大雪のため一泊)
ルティが課せられる。
小学校訪問と授業見学
○1月 10 日(土)デトロイト発−シカゴ経由
○1月 12 日(月)成田着
アメリカ視察では、私立1校と公立2校の小
学校を訪問した。各学校それぞれ授業内容や経
営状況、児童の家庭環境が全く異なり、アメリカの(特にミシガン州)の学校経営の実態の一
部を知ることができた。学校側の話を聞く一方、今回の訪問に通訳として同行してもらった
Yuko Sasaki Cardon さんは実際にミシガン州の学校に子供を通わせる4児の母で、家庭側の意
見も聞けて、様々な角度から見ることのできる訪問となった。(写真:鉄矢・新名)
Washtenaw Christian Academy
J. M. Barnes Elementary School
Bessie Hoffman Elementary School
人間の腕と手の関節を持つロボットを
学年をおって使いこなすようになる
上:ニュートン力学を実験して学ぶ。
下:小麦粉を水で溶いたのりで工作。
レゴ社の製品を授業で使う。PC でプ
ログラムした動作を機械に実行させる。
この学校では『PDR』というプログラ
ムを毎日おこなう。Plan,Do,Revew の
略で、自ら考え、実行し、発表する。
Interactive Education course,Tokyo Gakugei University news vol.2 Jan.2009
大学教育改革プログラム合同フォーラム ポスターセッション
2009 年1月 12 日(月)∼13 日(火)の2日にわたりパシフィコ横浜にて、大学教育改革プログラム合同フォーラムが開催された。私たちは 12 日に参加。
東京学芸大学のものづくり教育は、質の高い大学教育推進プログラム
の中で「小学校教員養成のためのものづくり教育開発」を行っています。
当プログラムからは、山田・坂口が参加し、ポスターセッション(活動
をパネルにまとめ、来訪者へ口頭説明)の場で、これまでに進めてきた
活動を多くの方に説明し、様々な意見を頂戴した。パネルの内容はリー
フレットにまとめ、この月報の1号と一緒に会場で配布した。同じカテ
ゴリーでプログラムを実行している他大の発表も興味深く、実際に活動
している内容はもちろん、活動をドキュメントにまとめる手法・発表な
どにも個性が出ていて今後の参考にもなった。(写真:山田)
言動力
Key
word
No.001
【名】造語 よみ:ゲンドウリョク
して位置付けている。
「先生」に必要なあらたなチカラと
出した言葉。
◎ものづくり教育選修のために造り
きる優れた能力のこと。
ち、身体で考え言葉で表すことので
大意:手と頭を使って学ぶ姿勢を持
。
②机上の空論では、教育はできない
ない。
ある。いきいきと使えなければなら
①言葉はその国、その地方の文化で
力を持ってい
りない、言葉に伴った行動のできる
「言うは易く、行うは難し」では足
③
好奇心と実動がカギとなる。
動力の意も含む。
interact. ⑤新しい教育を創造する原
④Ability to communicate and
なければならない。
ないものならばつくっちゃえ。
類義:わからなければやってみる。
ヘンリー・フォードミュージアム 2009/1/10 訪問
The Henry Ford Museum 20900 Oakwood Blvd, Dearborn, MI, United States http://www.hfmgv.org/
自動車の街デトロイトの東に位置するディアボーン市のヘンリー・フォードミュージアムに赴く。ミュー
ジアム館内の面積は東京ドームと同等の広さがある。隣接するグリーンフィールドビレッジ(館内に展示
されている乗り物が実際に乗れる街のあるアメリカ文化史テーマパークのようなところ)を合わせると、
ドームの数倍にもなる敷地面積を有する。
博物館の入口。映画館も併設している。
展示は歴史の移り変わりを、それぞれの乗り物や文化の面から、エリアを分けて構成している。馬車や
自転車から始まり、蒸気機関車、T 型フォード、飛行機へと続く網羅された乗り物の歴史を目の当たりに
した後は、それらを裏付ける歴史的背景を華々しい部分から、人種差別や戦争などにみられる暗い部分ま
で詳細に伝えられていた。歴代大統領の専用車や世界に数十台しか現存しない車など貴重なものが数多く
あり目を見張ることがしばしばあったが、その中において、家を建てる構造を知るためのワークショップ
コーナーや T 型フォードの組み立て実演コーナー、変わったところではホットドッグの構成要素を見せる
ソファなど
「手でつくりあげる過程」を見せようとする取り組みが盛り込まれていて興味深かった。館内は、
長くのびている印象があり、元々工場の生産ラインの入っていたため暖房施設も充実している。とても広
エントランスでは、飛行機がお出迎え。
広い館内に当時のまま列車を展示する。
い場所だがどの部分も作り込まれていて一度では吸収できないほどの情報量の充実した展示であった。
所狭しとクラシックカーが並んでいる。
建築ワークショップコーナー。
本月報は、文部科学省の認定する「質の高い大学教育推進プログラム」を受け、
『小学校教員養成のためのものづくり教育開発』活動報告も兼ねて情報をお伝えします。
国立大学法人 東京学芸大学 田中喜美 山田一美 坂口謙一 鉄矢悦朗 石井壽郎
飛行機の構造展示に紙飛行機コーナーが。
ものづくり教育研究 Vol.2
発行:東京学芸大学 A 類ものづくり教育選修
Tel&Fax: 042-329-7658(田中研究室)
URL: http:www.u-gakugei.ac.jp/ monoedu
発行日 2009/1/20 編集 専任研究員新名佐和子
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