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大牟田市認知症ケアコミュニティ推進事業
認知症になっても地域で暮らし続けることを支えるまちづくり 大牟田市認知症ケアコミュニティ推進事業 大牟田市 長寿社会推進課 1.はじめに 福岡県大牟田市は、熊本県との県境に位置する旧産炭地です。全国各地の他 の旧産炭地と同様、地域経済は今なお厳しい状況にあります。平成 24 年 4 月現 在の人口 124,028 人、65 歳以上の高齢者は 37,461 人、高齢化率 30.2%は全国 でも有数の高齢化率となっています。 地域認知症ケアコミュニティ推進事業とは、超高齢都市である大牟田の「認 知症になっても、どんな障害を抱えても、誰もが住み慣れた家や地域で安心し て豊かに暮らし続けることができるよう、地域全体で認知症の理解を深め、認 知症の人と家族を支えるまちづくり」です。 2.認知症ケア研究会の発足 介護保険制度スタート前の平成 12 年 3 月に、大牟田市介護サービス事業者協 議会が設立されました。高齢者の介護サービスが措置から契約へと転換するに あたり、安心してサービスを利用でき、満足の得られるサービスを提供する事 業者の育成が急務でしたし、何よりも介護保険制度は 40 歳以上の保険料で成り 立っていますので、安心で満足のいくサービスを利用できなければ、誰も保険 料負担に理解を示すはずがありません。こうしたことから事業者協議会の事務 局を大牟田市介護保険課(現在の長寿社会推進課)が担うことになりました。 一方、平成 13 年にグループホームの開設準備を進めていた大谷るみ子さんも、 「認知症の人が、たまたま巡り会った施設や介護者によって幸福にも不幸にも なるのではなく、どこにいても、どんな介護職員に巡りあっても幸福に暮らせ るように。そのためには自分の施設だけがよくなってもだめ。みんなで認知症 ケアの力を高めなければ」という思いを持っていました。 こうしたことから、平成 13 年 11 月、事業者協議会に「大牟田市認知症ケア 研究会(代表:大谷るみ子)」が発足しました。当初は、様々な事業者の中堅・ 幹部クラスの 9 名が運営委員となり、行政は研究会の発想や意見を認知症ケア コミュニティ推進事業に反映させることで、少しずつ認知症の人の支援の仕組 みを広げていきました。 - 1 - 3.地域認知症ケアコミュニティ推進事業 (認知症の人と家族を地域全体で支える仕組みづくり) 地域認知症ケアコミュニティ推進事業は、①認知症コーディネーター養成研 修 ②もの忘れ予防・相談検診 ③認知症予防教室“ほのぼの会” ④絵本教 室/認知症サポーター養成講座 ⑤ほっと安心(徘徊)ネットワーク ⑥地域認 知症サポートチームの 6 つの中核事業で構成されています。 ①認知症コーディネーターの養成 認知症コーディネーター養成研修事業は、平成 15 年度からスタートしました。 受講者は認知症介護の経験がある専門職で、12 名程度の少人数が毎月 2 日間の 研修を 2 年間続けて修了します。既に 76 名が修了し、現在第 9 期と第 10 期の 2 学年を養成中です。 認知症コーディネーターとは、デンマークの仕組みをモデルにしています。 本来は、認知症の人への地域の様々な支援をコーディネートする専門職という ことですが、まずは自らの施設の中で認知症ケアの向上を図り、そのうえで認 知症の理解を地域に浸透させるという役割を担っています。認知症コーディネ ーターが地域にいることで、認知症になっても在宅で安心して暮らせるような 仕組みができるように、地域包括支援センターや認知症高齢者グループホーム、 小規模多機能型居宅介護事業所などに配置し、地域の方々が認知症に関する心 配事を気軽に相談できるようにしています。 大牟田が目指す認知症の人の支援体制 MCI 健康 症状出現期 かかりつけ医 もの忘れ相談医 あれ?おか 保健 しいぞ 職場 同僚 趣味仲間 サークル 認知症疾患 医療センター 地域支援事業 QOL( 早期発見・支援あり) もの忘れ 確定診断 相談検診 告知 QOL (早 期支援なし) 障害複合期 在宅療養 支援診療所 急性期病院 介護保険事業 訪問看護 訪問介護 通所介護 予防教室 地域包括支援 センター 終末期 終末期支援体制づくり 池田さん(本人) 専門医 症状多発期 ショートステイ 本人の会 認知症デイ 地域認知症サポートチーム 地域住民 介護予防拠点・地域交流施設 民生委員 啓発・まちづくり(小中学校絵本教室、徘徊SOSネットワーク、 老人クラブ 地域ネットワークづくり、認知症キャラバンメイト・サポーター 養成講座、権利擁護(市民後見人サポーター)) 小規模多機能型居宅介護 グループホーム 老人保健 施設 家族 もの忘れ 不安 家族 支援 特別養護老人ホーム 家族の会 病院 - 2 - ②地域包括支援センターともの忘れ相談検診 平成 18 年 4 月から、地域包括支援センターがスタートしました。「認知症地 域包括支援」という場合、 「介護」 「医療」「地域」などの多職種が連携して、介 護予防のための取組みや認知症早期発見と適切な診断の仕組みを作ることによ り、認知症の人やその家族への最後までの継続的な支援の仕組みをいいます。 平成 18 年度から実施しているもの忘れ相談検診には、もの忘れ相談医の先生 や認知症コーディネーター、地域包括支援センター、介護予防・相談センター の職員が従事しています。検診に訪れた方に、タッチパネルやカードを使って 認知症スクリーニングを行い、テストの結果、認知症の疑いがある、あるいは 実際に日常生活で困っていることがあるような場合は、二次検診に進んでいた だきます。相談ごとが介護のことや、地域との関係、権利擁護などの場合は、 地域包括支援センターや認知症コーディネーターが担当してフォローすること になります。二次検診の結果によっては、もの忘れ相談医の診察を受けるよう に勧め、受診者の中で、日常生活に困っている人、専門医のフォローが必要な 人などは個別相談を行い、さらに後日、市内 6 ヶ所の介護予防拠点・地域交流 施設(以下、交流施設)で開催する「認知症予防教室」に案内しています。 検診の目的は認知症の診断ではありません。誰もが気軽に相談できる「脳の健 康を守る入口」であり、認知症予防教室は「脳の健康を守る応援団」です。認 知症は身近なありふれた病気であり、他の病気と同じように早期発見と予防が 大切です。認知症も早期に発見すれば、進行をある程度抑えることができる場 合があります。また、検診結果に一喜一憂するのではなく、その結果に対して の相談とフォロー、予防につなげることが必要なのです。 □もの忘れ相談検診についての問合せ・相談 ・地域包括支援センター 担当校区 大牟田・大正・上官・平原・白川・ 中友 センター名 中央 場所 大牟田市役所 (長寿社会推進課) 電話番号 41-2676 手鎌・明治・吉野・上内・倉永 北部 手鎌地区公民館内 59-6020 三池・銀水・羽山台・高取 東部 三池地区公民館内 41-5506 南部 駛馬地区公民館内 41-2020 みなと・天領・駛馬北・駛馬南・ 笹原・天道・玉川 - 3 - ・介護予防・相談センター 担当校区 センター名 場所 電話番号 吉野・倉永・上内 天光園 大字宮崎 1695-2 50-0844 白川・中友 済生会大牟田 大字田隈 810 53-2491 銀水・羽山台 サン久福木 大字久福木 894 55-2035 明治・手鎌 こもれび 中町 1 丁目 4-1 41-5321 上官・平原 大牟田市社会福祉協議会 瓦町 9-3 57-2541 高取・三池 延寿苑 大字今山 4345-1 51-4340 大牟田・大正 大牟田医師会 不知火町 2 丁目 144 41-5446 玉川・天道・駛馬北 やぶつばき 青葉町 130-2 51-8880 笹原・駛馬南 サンフレンズ 沖田町 510 43-1272 みなと・天領 美さと 南船津町 1 丁目 10 57-3310 ③認知症予防教室“ほのぼの会” 認知症予防教室は、もの忘れ相談検診の結果から、まだ認知症を発症されて はいませんが、このまま何もしなければ認知症になる可能性が高い方などを対 象にしています。この教室は、現在 6 ヶ所の交流施設で 5 人~6 人の少人数の参 加者(OBの人も加わり 20 人くらいで実施しているところもあります)で、週 1 回を 12 週続けて開催するものです。 最初、教室の対象者の中には、「私は認知症なんですか?」「もの忘れがひど くなってばかになってしまった」など、悲観してしまう人もおられます。しか し、認知症の予防のための教室であることを理解していただき、人生史を作っ たり、読み書き・計算、音楽、俳句、舞踊といった多彩なメニューに取り組む うちに多くの笑顔が出てきます。回を重ねることによって、 「自分は何もわから なくなってしまった」 「今の自分はダメなんだ」といった声は徐々に減り、プロ グラムの最後に書く「たのしみ日記」にも前向きな言葉が増えてきています。 参加者の家族からも「自宅で会話をすることが多くなってきた」 「もの忘れが少 なくなってきた」との声も聞かれるようになりました。 参加者同士もお互いにサポートするなど、相互の関係に良い影響が現れてい ます。予防教室を通して、もの忘れに対する悩みを持つ人たち同士の仲間づく りを支援し、そこに地域包括支援センターが関わりを続けるという仕組みにつ なげていきたいと考えています。 □認知症予防教室“ほのぼの会”の問合せ 大牟田市長寿社会推進課内 中央地域包括支援センター(電話:41-2676) - 4 - ■開催場所(介護予防拠点・地域交流施設) *内容は認知症予防効果が期待できる活動・ゲーム・学習・体操など 交流施設 住所(電話番号) コムーネ 東原整形外科病院横 田隈820-1(TEL:57-6636) きてみてテラス 高齢者総合ケアセンター サンフレンズ横 沖田町491(TEL:43-1223) わたぜ 小規模多機能施設わたぜ併設 倉永1652-1(TEL:58-1111) あじさい 小規模多機能ホームいまやまの家裏 今山1184-18(TEL:59-3606) いこい 小規模多機能型居宅介護 花ごよみ併設 黄金町1-237-9(TEL:52-8600) 美さと広場 介護老人福祉施設美さと横 南船津町2-9(TEL:57-3310) ④教育現場と一体となった絵本教室 平成 16 年に認知症ケア研究会が、子供たちと家族が一緒に認知症を学べるよ うにと、絵本「いつだって心は生きている」の制作に取り組み、この本の原作 を認知症ケア研究会の運営委員が考え、挿絵を子供たちが描いてくれました。 内容は 3 章からなり、第 1 章は 3 話の物語、第 2 章はその解説と語り合うとき の視点、第 3 章は絵本づくりにかけた思いや認知症の方の現状となっています。 絵本を使った教育は、小学校 4 年生から中学校 2 年生を対象に、総合学習の 時間を使って行われています。子どもたちにアンケートもとっていて、 「あなた の家族や親戚、近所の人が認知症になったら、あなたにできることがあると思 いますか」との質問では、 「あると思う」の学習前と後で明らかに増えています。 児童の母親からは、 「母(子供の祖母)が認知症でしたが、子供にそのことを どう話したらよいのかわかりませんでした。そうしたら子供が学校の授業で学 んできて、 「おばあちゃんは認知症だったんだね?そうしたら優しくしないとい けないね」と言われ、自分が説明するよりも、素直に受け止めができました」 という感謝の声もいただきました。 ⑤ほっと安心(徘徊)ネットワーク(徘徊模擬訓練と地域ネットワーク) 平成 17 年 8 月にNHKで、はやめ南人情ネットワークと徘徊模擬訓練の取り 組みが全国に報道されました。これは認知症の高齢者が行方不明になったとい う想定で、実際にその役目を担った方が行く先を誰にも告げずに地域を「徘徊」 し、連絡を受けたネットワーク(警察・消防・中学校・タクシー会社・コンビ ニや商店など)が、捜索に協力するというものです。 しかし「徘徊する高齢者」を見つけるのは、意外に難しいものです。「あれ、 あの人おかしいな」と思っても、通常は声をかけるところまでは至りません。 捜索の参加者であっても特徴に関する情報がうまく伝わっていないと同様で、 訓練の後でそうした反省会も行われます。 - 5 - 大牟田市高齢者等SOSネットワーク 家族等 メール配信 大牟田警察署 捜索願い 愛情ネット FAX配信 に し け い (旧西日本警備保障) (56・6286) 西 鉄柳川管理駅 (72・2810) J R大 牟田 駅 (56・2986) 西鉄バス大牟田 ( 5 3・ 8 1 39 ) (西鉄タクシー) (5 3 ・ 7 2 3 3 ) 大牟田タクシー協会 三 池 郵 便局 ( 5 2・ 4 1 94 ) 大 牟田郵便局 (53・1210) み や ま 市役 所 介 護 健 康 課 (64・1517) 県 土整備事務所 (41・5120) 大 牟田市消防本部 (53・7460) 大 牟 田 市長 寿 社 会 推 進 課 ( 4 1・ 2 6 62 ) 生活支援ネットワーク 地域支援ネットワーク 大牟田市長寿社会推進課 生活支援ネットワーク 地域支援ネットワーク FAX又はメール配信 FAX又はメール配信 地域包括支援センター 介護予防・相談センター 介護支援専門員連絡協議会 介護サービス事業者協議会 介護予防拠点 地域交流施設 大牟田市社会福祉協議会 大牟田市障害者協議会 大牟田医師会・歯科医師会 大牟田薬剤師会(相談薬局) 校区内ネットワーク 町内公民館長・福祉委員 民生委員・児童委員 老人クラブ・いきいきクラブ 商店 ・学校・PTA・交番 など FAX配信 地域福祉推進室 大牟田全市商店連合会 中心地区商店街連絡協議会 ゆめタウン大牟田 など ほっと・安心(徘徊)ネットワーク~イメージ 消防本部・消防団 介護サービス 事業所 病院・診療所 まちかど相談薬局 地区・町内公民館 介護支援専門員 タクシー会社 子ども会 大牟田市介護サービス事業者協議会 ガソリンスタンド 18 年の訓練ではハプニング がありました。訓練中に実際に 子供が朝から家を出たままし ばらく帰ってこないという連 絡が入り、訓練を一旦中止して、 子供の捜索に切り替えられま した。子供は無事保護されまし たが、認知症高齢者のための地 域づくりを通して出来上がっ た地域のネットワークは様々 な機能を果たすことがわかり ました。以来、これを「ほっと 安心(徘徊)ネットワーク」と して、“誰もが助けあい、支え 合う地域づくり”を目標に進ん でいくことにしています。 平成 19 年には、市内全域に拡 大して開催し、平成 23 年 9 月 の徘徊模擬訓練は 2,007 人もの 市民が参加。市外からの見学者 も 115 名を数えました。たった 一つの小学校区の取組が市全 体に、そして市を超えて広がり つつあります。 認知症ケア研究会 JR・西鉄各駅 ボランティア団体 小学校・中学校・PTA 民生委員・児童委員 福祉委員 スーパーマーケット 商店街・コンビニ 【世話人会】 校区町内公民館連絡協議会 校区民生員児童委員協議会 校区老人クラブ連合会 校区社会福祉協議会 認知症コーディネーター 【事務局】 介護予防拠点・地域交流施設 大牟田警察署 生活安全課・派出所 【大牟田市】 認知症市民サポーター あんしん介護相談員 地域包括支援センター 介護予防相談センター 大牟田市 社会福祉協議会 長寿社会推進課 市民協働推進室 安心安全課 地域福祉推進室 西鉄バス 警備会社 郵便局・金融機関 □徘徊 SOS ネットワーク 模擬訓練の問合せ 大牟田市長寿社会推進課 まちかど相談薬局 保健福祉環境事務所 総務担当(電話:41-2683) 大牟田土木事務所 水道 メーター検針 ごみ・し尿収集 ⑥地域認知症サポートチーム 地域認知症サポートチームは、大牟田市が進める認知症支援・対策の一環と して、地域包括支援センターと協働しながら認知症の本人や家族、かかりつけ 医や介護スタッフ等が抱える支援ニーズの中で、常にパーソンセンタードケア - 6 - を軸に、医療とケアの両面からサポートしていく新たな社会資源です。 このチームは、これまでに取り組んできた「もの忘れ相談医」と「認知症コ ーディネーター」の人的資源を活かして、医療とケアの両面から認知症支援の 地域力をサポートすることによって、認知症による本人や家族へのダメージを 減らし、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを推進していくチーム でもあります。 このチームの役割は以下のとおりです。 • もの忘れ相談検診や認知症予防教室を通して早期発見・早期支援を行うこ とにより、BPSDの防止や家族の負担軽減、ケアスタッフのストレスケ ア、顕在的・潜在的な虐待防止につなげる。 • これまでの困難ケースになってから関わる支援のあり方から、MCIの時 期、診断直後から本人及び家族へのアプローチを行い、初期支援の向上を 図る。 地域包括 支援センター 地域包括支援センター から 既存のケアサポートチーム かかりつけ医から サービス事業所から ・診断が困難、診断にこぎつけない ・検診後のMCI、診断必要と判定されたケースで診断や予防教室につなげられない ・病態像が複雑でBPSDへの対応が困難、またはそれらによって支援の方向づけが極めて困難 ・診断直後、告知後の初期の本人・家族へのサポートが必要(これまでの支援では支援ニーズが 増大することが明らかな場合など) ・若年認知症の診断、その後の本人・家族への支援 ・FTD、DLBで初期支援が困難なケース ・緊急対応を要し、緊急的にサービス利用に繋がったケースのうち、対応困難が予測される場合 ・本人または家族からの緊急相談のうち、既存の支援では対応が困難なケース ・地域住民からの緊急相談により、既存の支援では対応が困難なケース 例えば、こんなとき、こんなことで困ったら 地域認知症サポートチームへ *下線部から始めて、徐々に広げていく 認知症の医療やケアの現場では、診断、治療、本人や家族へのサポート、B PSDへの対応等、まだまだ困難な場面も多く、診断や治療が遅れたり、身体 合併症や基礎疾患のコントロール、適切な薬物治療ができていなかったり、ま たケアの現場ではサービス利用の拒否や利用者へ上手く関われないために本人 のダメージを増強させたりすることもあります。ケアの現場ではバーンアウト する課題もあり、支援する専門職をサポートしたり、スーパーバイズすること が必要です。 - 7 - 地 域 で支 援 する 面 サポートチームは、4 名の専門医(もの忘れ相談医)と 7 名の認知症コーディ ネーターで構成し、専門医は所属医療機関での診療の一環として、主に診断、 治療、BPSDへの対応、身体合併症の治療に対して直接的・間接的に対応し ていきます。必要に応じて訪問による診察やケースカンファレンス、コーディ ネーターへの電話等による助言を行います。しかし、この際には必ずかかりつ け医との連携を図ります。 認知症 コーディネーター 地域包括的な支援の3つの面 は、直接または地域の支援 個別的な 地域包括 支援の面 者と協力しながら、本人や SOSネットワーク 支援センター ケアマネジャー 個々の支援チーム 家族、またはケアチームへ をサポートする面 主治医 関わり、情報収集を行い、 専門医 医療機関 本人 社会福祉協議会 緊急的 な医療 やケアの調 もの忘れ 在宅介護者の会 介護サービス 相談医 事業者 整、ケアや支援のアドバイ 地域認知症 スなどを行います。また、 家族 サポートチーム 本人・家族 認知症 必要 に応じて チームの専 支援チーム コーディネーター 認知症 サポーター 地域住民 門医に相談し、ケアマネや ほのぼの会 サロン・公民館 家族の集い・語らう会 地域包括支援 センター等 と連絡調整を図ります。 □地域認知症サポートチームの問合せ 大牟田市長寿社会推進課 総務担当(電話:41-2683) □地域認知症サポートチーム 専門医 認知症コーディネーター 認知症連携担当者 蓮澤浩明(精神科)、藤井直 大谷るみ子、竜円誠、大野哲也、 岡山隆二、梅本政隆 樹(神経内科)、涌谷陽介(神 永江孝美、松嶋明子、鍋島光二、 経内科)、田中清貴(内科) 木村薫 ⑦その他の取組み ア.もの忘れ相談医 もの忘れ相談医というのは、大牟田医師会と協議して作った登録制度で、大 牟田市独自の認知症の研修会に参加した医師のことです。現在 14 名のもの忘れ 相談医がおられます。 また、平成 21 年 6 月から 75 歳以上の高齢者に、運転免許更新時の認知機能 検査が実施され、認知症が強く疑われる場合は医師の受診を義務づけられまし たが、今後、運転を中止せざるを得なくなった認知症の人に対する支援のあり 方について検討を進める必要から、もの忘れ相談医やかかりつけ医、認知症コ - 8 - ーディネーター、地域包括支援センターなどで、認知症の人の自動車運転支援 を位置付けたワークショップを開催しました。 □もの忘れ相談医一覧(五十音順) 医師名 重藤 電話番号 住所 重藤外科医院 57-2211 日出町3丁目1-21 田中清貴 みさき病院 54-0111 岬1230 辻 辻クリニック 55-2481 藤田町354-1 中島裕典 中島クリニック 43-4770 田隈392-2 蓮澤浩明 大牟田保養院 52-3012 黄金町1丁目178番地 東原 東原整形外科病院 57-6636 田隈830-1 静光園白川病院 53-4173 上白川町1-146 藤井直樹 国立病院機構大牟田病院 58-1122 橘1044-1 堀 堀整形外科麻酔科クリニック 52-8065 明治町2丁目18-1 松尾知幸 有明病院 52-5245 船津町440-3 山田 みさき病院 54-0111 岬1230 山本憲彦 親仁会 53-5009 西浜田町15-3 吉田卓生 静光園第二病院 52-8881 下池町29番地 涌谷陽介 東原整形外科病院 57-6636 田隈830-1 東 紘 医療機関名 克郎 忠 秀樹 克夫 智 中友診療所 イ.認知症在宅介護者定例会「つどい、語らう会」 「認知症」は今、誰にとっても避けては通れない身近な問題です。同時に家 族だけでなく、地域全体で支えていくことが求められています。大牟田市では、 これまで「認知症でもだいじょうぶなまち」を目指して、認知症の啓発やもの 忘れ相談検診、徘徊SOSネットワークづくり等に取り組んできました。この 「つどい、語らう会」もその活動の一環です。 ・ 同じようにつらい思いをしている家族同士が励まし合い ・ 認知症や介護について学び合い ・ 時には介護を忘れてリラックスしたり、楽しみの場をつくったり ・ そうは言っても目の前の現実にどう向き合っていくかをともに考え ・ どんなサービスを受けたらよいか、しっかり相談、情報収集ができる そんな場になればと思っています。 「つどい、語らう会」は、市内の地域交流施設を巡りながら、毎月 1 回、定 例会として実施しています。 - 9 - □「つどい、語らう会」の問合せ 大牟田市社会福祉協議会(電話:47-2519) ■開催場所(介護予防拠点・地域交流施設) 交流施設 住所(電話番号) コムーネ 東原整形外科病院横 田隈820-1(TEL:57-6636) きてみてテラス 高齢者総合ケアセンター サンフレンズ横 沖田町491(TEL:43-1223) しらかわ 小規模多機能ホームひだまり併設 ひばりヶ丘 小規模多機能ホームたけとんぼ併設 櫟野3260-102(TEL:53-7778) いこい 小規模多機能型居宅介護 花ごよみ併設 黄金町1-237-9(TEL:52-8600) 美さと広場 介護老人福祉施設美さと横 南船津町2-9(TEL:57-3310) 上白川町1丁目246(TEL:53-4191) 4.「人・心・まちづくり」地域ミーティング 平成 18 年度から、地域認知症ケアコミュニティ推進事業を振り返り、そして 今後の課題を見据え、取組の方向性を定めるために地域ミーティングを開催し ています。以来、毎年認知症コーディネーター養成研修の修了式を兼ねて、こ れまでこの事業に関わりを持っていただいた関係者と意見交換を行っています。 地域認知症ケアコミュニティ推進事業は、取組みを始めて今年で 11 年目を迎 えます。平成 12 年 4 月から介護保険制度がスタートしましたが、当時、認知症 に関する家族や介護支援専門員からの相談に十分に対応することができなかっ たことを考えると、いくぶんかは進歩したような感はあります。しかしながら、 この取組みや制度もまだまだ一部の人にしか届いていないし、多くの市民には 周知されていない状況です。さらに、認知症の人やその家族の支援については、 今後も整えていくべき課題が山積していると考えています。 いつでも、どこでも、誰といても、認知症予防から最期の時までの切れ目な い支援体制をつくることは、終わりのないテーマなのかもしれません。 以下は、平成 18 年の 4 月、「人・心・まちづくり」地域ミーティングにおい て、聖マリアンナ医科大学の長谷川名誉教授からいただいた結語です。 「届けよう!支援を必要とする人。無関心な人、すべての市民へ」 「続けよう!小さな積み重ねが力へ。まちづくりにゴールはない」 「つなげよう!誰もがまちづくりの責任者、みんなで力を合わせよう」 - 10 - 第1章 認知症コーディネーター養成研修等の あり方研究 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 HaNaCoプロジェクト 2011年度カリキュラム 見直しのポイント 1.パーソンセンタードケア・アドボケート・健康管理・生活支援の4つの柱を 軸にした研修体系 2.現場での実践力、課題分析・解決能力の向上につながる研修内容 3.地域をフィールドとした実践学習の拡充 4.フォローアップとスキルアップ ①★実践学習、☆は事例検討を通して学ぶ ②レビューと振り返り学習の方法の見直し ③事例提出を随時行う ④選択式実践学習の履修管理 研修体系と所要時間 研修構成 9:00~10:00 準備・会場設営1 6:40~17:00 事務連絡・後片付け 研修の到達目標 事例提供シート 期生( 提出日:H23年 提出理由や背景 基本情報 事例の概要 課題の整理と支援のポイント ) 月 日 緊急性 【 高 ・普通・ 低 】 (公印省略) 長 第 3326 号 平成23年3月31日 指定小規模多機能型居宅介護事業所 指定認知症対応型共同生活介護事業所 大牟田市介護サービス事業者協議会会員 各 位 大牟田市長 古賀 道雄 (長 寿 社 会 推 進 課) 平成 23 年度(第 9 期)大牟田市認知症コーディネーター養成研修 受講生の募集について 大牟田市では、平成 15 年度より、大牟田市介護サービス事業者協議会の協力 のもと、認知症の人とその家族への質の高い認知症ケアの提供と、さらには保 健・医療・福祉をはじめとする多様な社会資源を活用し、認知症の人の支援を 通したまちづくりの推進者の育成を目的として、認知症コーディネーター養成 研修を実施してきました。 平成 18 年度より、小規模多機能型居宅介護及び認知症対応型共同生活介護の 事業所開設にあたり、管理者等の本研修の受講を義務付けているところであり、 さらには医療と介護、地域との連携強化の観点から、医療機関における専門職 等への受講も推奨しているところです。 つきましては、別紙要領にて平成 23 年度(第 9 期)受講生を募集しますので 趣旨・目的を十分ご理解いただき、受講者の選出・申し込みをお願いいたしま す。なお、受講者の決定にあたっては、求められる資質や役割、地域への拡が り等を考慮して行いますので、希望どおりにならない場合もあります。あらか じめご了承ください。 《申込・問合せ》 〒836-8666 福岡県大牟田市有明町2丁目3番地 大牟田市役所長寿社会推進課 担当:吉澤 TEL:0944-41-2683 FAX:0944-41-2662 大牟田市平成 23 年度(第 9 期) 認知症コーディネーター養成研修募集要領 1 募集対象者の要件 原則として大牟田市内の介護サービス事業所又は医療機関に勤務する者で、 次の要件をすべて満たす者 (1)認知症介護の実務経験が 5 年以上である者 (2)現に介護現場において認知症介護に取り組み、質の向上に向けて中心的 な役割を果たしている者 (3)施設長又は所属長の推薦がある者 (4)その他の要件 ア 大牟田市地域認知症ケアコミュニティ推進事業及び大牟田市認知症 ケア研究会の活動等へ積極的に参画できること イ 原則としてすべての受講が可能であること 2 受講人数 10 名程度 3 研修期間 2 年間(約 340 時間、月平均 2~3 日・年間 30 日程度) 4 応募にあたっては、別添の申込書で 4 月 15 日(金)までに下記の申込先に 郵送またはご持参ください。 ※ 本研修は、年々市外からの受講要望が多くなり、注目されるようになっ てきました。本来は大牟田市の人材育成事業ですが、相互交流により研修 効果が高まるものと思われます。このため、今年度より若干名の受講生受 入を試行します。 ※ 研修の概要につきましては、別添の「平成 22 年度認知症コーディネータ ー養成研修計画書」及び「平成 22 年度 8 期生年間スケジュール」を参照く ださい。 ※ 応募・推薦にあたっては、認知症コーディネーター育成の目的や受講後 の役割を十分にご理解のうえ、お申込みください。 ※ 選考や決定にあたり、面談をお願いすることがあります。また、受講者 の決定は大牟田市が大牟田市介護サービス事業者協議会(主管:認知症ケ ア研究会)と検討したうえで、4 月 22 日までに各施設長を通してお知らせ します。 5 受講料 ※ 200,000 円(資料代込み、年度途中で辞退されても返金できません) 支払いは、1 年分(100,000 円)ずつを 23 年度及び 24 年度始めに本研修 を共催する大牟田市介護サービス事業者協議会にしていただきます。 6 第 1 回(開校式)を 6 月 11 日(土)に、第 2 回を 6 月 12 日(日)に決定 しています(10:00~17:00)。以降の日程については開校式までに決定します。 ※ 参考までに、平成 22 年度(昨年度)の研修計画書及び日程表を添付しま すので参照願います。 認知症コーディネーター養成研修受講申込書 大 牟 田 市 長 殿 下記のとおり申し込みます。 平成23年 日 職 年 氏 (フリガナ) 月 種 齢 名 歳 認知症介護の経験年数 所 法人の名称 年 属 所属長氏名 (サインをお願いします) 所在地 TEL ( ) FAX ( ) 受講の動機、認知症ケアに対する考え方など: 所属長(責任者)の推薦文: 大牟田市認知症コーディネーター養成研修修了規定 大牟田市は、大牟田市認知症コーディネーター養成研修(以下「研修」という。)における受講 生の修了要件について、以下のとおり規定する。 1 研修の出席 (1) 受講生は、認知症ケア研究会事務局である大牟田市長寿社会推進課(以下、「事務 局」という。)が別に示すスケジュールに掲載される研修のほか、別表に掲げる実践 研修に出席することとする。 (2) 研修の欠席は、原則として認めない。 (3) 受講生は、やむを得ない事由により研修を欠席する場合は、速やかに所属長を経て 事務局に欠席届(別記様式第1号)を提出しなければならない。 (4) 欠席日数(上記(3)の場合を除く。)は、(1)に掲げる年間の全ての研修の1割(端数 は切り捨て)を限度とし、これを超えた場合は留年とする。この場合、翌年度において も同様とする。 (5) 留年は、2年間を限度とし、受講料(1年間あたり10万円)は免除しない。 (6) 受講生は、やむを得ない事由により年間全ての研修を欠席せざるを得ない場合は、 所属長を経て事務局へ欠席届を提出することにより、当該年度の研修を休講するこ とができる。この場合、当該年度の受講料は免除する。なお、休講は1年を限度とす る。 2 研修のレビュー (1) 受講生は、全ての研修について、研修で得たことや気づき、疑問などを認知症コーデ ィネーター養成研修レビュー(別記様式第2号。以下「レビュー」という。)に記入し、受 講月の翌月末までに、当該受講生を担当する大牟田市認知症ケア研究会運営委員 (以下「担当運営委員」という。)に電子記録にて提出しなければならない。なお、研修 を欠席した場合(やむをえない事由による欠席を含む。)は、速やかに事務局で研修 資料を受け取り、他受講生から研修内容を聴取した上で、レビューを提出しなければ ならない。 (2) 別表に掲げる実践研修については、2回出席した上で1つにまとめたレビューを提出 することができる。 (3) 担当運営委員は、受講生からレビューを受取った時は、担当運営委員のコメント欄に コメントを追記し、受講月の翌々月末(受講月が2月の場合は翌月末)までに事務局 に電子記録にて提出しなければならない。 (4) 受講生は、やむをえない事由により上記2(1)の期限までにレビューを提出すること が困難な場合は、速やかに担当運営委員へ相談しなければならない。この場合にお いて、担当運営委員への相談もなくレビューが提出されなかった時は、当該研修を欠 席として取り扱うものとする。 (5) レビューに記入する内容は、受講生が所属する現場での実践を踏まえたものとし、単 に研修の感想だけのものや、他の受講生のレビュー内容を参考にしたものについて は認めない。 3 評価の機会 (1) 受講生は、2年間の研修期間において以下の評価の機会に出席し、担当運営委員よ り、研修の履修状況及び目標の達成度の評価について必要な指導・助言を受けなけ ればならない。 ① 開校式・オリエンテーション ② 初 期 ミ ー ティ ン グ(1年目の6~7月:個人面談) ③ 中 間 ミ ー ティ ン グ(1年目の2月:グループワーク形式) ④ 後 期 ミ ー ティ ン グ(2年目の2月:グループワーク形式) ⑤ 修了前ミーティング(2年目の4~5月:個人面談) ⑥ 修了式(2年目の6月:プレゼンテーション) (2) 受講生は、上記②、③及び⑤のミーティングに際し、事務局の指定する日までに自己 評価シート(別記様式第3号及び第4号)を事務局に電子記録にて提出しなければな らない。 (3) 事務局は、②、③及び⑤のミーティング終了後、研修の経過報告として当該受講生の 所属長に、自己評価シート及び研修の出欠、レビュー提出状況について報告するも のとする。 4 コーディネーターの資質等 大牟田市は、受講生が研修への出席やレビューの提出状況、上記3における評価及び研 修の受講態度等で修了要件を満たしている場合であっても、次の規定を満たしていないと認 められるときは、1年間の留年若しくは退学とすることができる。 ① 求められる認知症コーディネーターの資質に関して問題がないこと。 ② 認知症コーディネーターの役割とチームワークの観点から、良好な協働作業ができる こと。 ③ 研修期間を通して、この研修の意義、認知症介護の理念、他の認知症介護に関する 様々な活動等について、この研修会の関係者同士(受講生を含む。)の相互理解、共 通認識が持てること。 ④ 認知症コーディネーターの役割や課題を熟知していること。 ⑤ 所属法人の異動。(ただし、異動先の所属法人と協議のうえ) 5 個人情報の保護 受講者は、個人情報保護の重要性を認識し、この研修に当たって個人情報を取り扱うとき は、個人の権利利益を侵害することのないよう適正に取り扱わなければならない。また、受 講者は、研修において直接又は間接に知り得た個人情報を第三者に漏らし、又は他の目的 に使用してはならない。この研修が修了し、又は退学した場合においてもまた同様とする。 受講生は、これらの実施を誓約するための誓約書(別記様式第5号)を大牟田市に提出す るものとする。 6 その他 (1) 大牟田市は、受講生の修了についてこの規定によりがたい場合は、大牟田市なら びに大牟田市認知症ケア研究会との協議を踏まえ決定するものとする。 (2) この規定は、8期生の修了より適用する。 別表 実践研修 研 修 名 回 数 認知症予防教室「ほのぼの会」 1年目:年2回 2年目:年2回 子どもたちと学ぶ絵本教室 1年目:年2回 2年目:年2回 認知症在宅介護者定例会「つどい、語らう会」 1年目:年1回 2年目:年1回 認知症サポートチームカンファレンス 1年目:な し 2年目:年2回 若年認知症の本人交流会 1年目:年1回 2年目:年1回 認知症コーディネーター養成研修 欠席届 平成 大 牟 田 市 業 長 の 職 名 所 属 長 氏 名 ㊞ 欠席する職員の氏名 欠 席 の 理 平成 年 月 日 時 分から 平成 年 月 日 時 分まで 時 (理由) 由 名 属 記 日 所 所 下記のとおり研修の欠席をお届けします。 席 日 殿 事 欠 年 月 認知症コーディネーター養成研修レビュー(第 氏 名 受講日 平成 期生) 提出日 年 月 日 平成 年 月 日 講師名 講義名 □気づきはあったが、理解は不十分 □理解が難しく、課題が多く残った ※自己評価やミーティングへ活かす (何れか選択) □まずまず理解できた 研修の成果 自己点検 (何れか選択) □十分理解でき、気づきも多かった □知識や情報の習得と現場への還元 □理念や視点、根本的な考え方や姿勢の向上 □ケアや支援の実践力アップ □ケアマネージメントのスキルアップ □チームアプローチ、ネットワークの向上 受講生の記録(研修からの学びや気づき、現場や実践を通して理解が深まったこと、疑問や課題等を記録) 運営委員からのコメント 誓 大 牟 田 市 約 書 殿 私は、大牟田市認知症コーディネーター養成研修の受講生に選考されるにあ たり、大牟田市認知症コーディネーター養成研修修了規定の事項を遵守・履行 し、研修に精励すると共に、この研修で取り扱う個人情報の重要性を認識しこ れを取扱い、研修にて直接又は間接に知り得た個人情報を第三者に漏らしたり、 他の目的に使用しないよう、固くここに誓います。 平成 事 受 年 業 講 月 所 者 氏 年 月 日 名 名 ㊞ ≪確 認≫ 平成 事 所 所 業 属 属 所 長 長 の 職 氏 日 名 名 名 ㊞ 大牟田市地域認知症ケアコミュニティ推進事業 平成23年度認知症コーディネーター養成研修計画 Ha・Na・Co プロジェクト2011 ■認知症コーディネーターの条件 1)豊かな人間性、自己研鑽を惜しまない姿勢 2)支援者としての根本的な考え方を理解し、また理解を深める努力をしている。 <根本的な考え方> ① 「人」は皆、価値の高い存在であり、「人」は皆、違って当たり前、 「人」は皆、自立し自己実現をはかる権利があります。「人」は皆、 助け合って支えあって、社会の中で役割を持って、幸福に生きること を願っています。 ② 人権=尊厳。認知症ケアは尊厳を支えるケアです。認知症ケアは権利 擁護の実践です。 ③ どんなに障害が重くても、認知症であっても、誰もが安心して豊かに 暮らせる社会の実現を目指します。 ④ 自己決定の尊重、人生の継続性、自己資源の開発が生活支援の基本で す。 ⑤ 本人がどうありたいか、最大限本人の声や願いを尊重し、本人本位の 支援を目指します。 3)認知症の人の支援の課題を見極め、解決・改善・改革のための問題提起や 企画・提案ができる。 4)共通理念と目標を持ち、その実現を目指して協働・実践できる。 5)認知症の人の支援や取り組みを通して、多職種・地域・多分野が協働し、 世代を越えて、絵本教室や徘徊模擬訓練などの「誰もが安心して暮らせる まちづくり」を推進できる。またこのような一連の支援が具現化し進歩で きるための成果の評価や取組みの見直し、人材育成に貢献できる ■今後の方向性 1. 認知症コーディネーターシステムアップと役割の明確化 ⇒大牟田市地域認知症サポートチームのモデル事業を進めながら、地域 包括支援体制の中で、認知症コーディネーターとしての役割や求めら れるスキルを明確にしていく 2. 認知症コーディネーター養成の目標、研修の到達目標 ①パーソンセンタードケアを理解し、認知症の人の尊厳を支えるケアを 導くことができる人材の育成 ②地域認知症サポートチームとしてより専門的な対応力を持った人材の 育成 ③地域密着型サービスにおける現場の認知症ケアや支援と地域づくりを 牽引できる人材の育成 ④施設や医療現場において認知症と認知症の人への理解を深め、ケアや 支援の向上に取り組める人材の育成 3. 研修プログラム構成の見直し ①現場の事例検討を積極的に取り入れ、実例を通して理念に根ざした実 践とは何か、多角的な認知症ケアの視点を学び、課題分析力を高める ②ケアマネジメントセンター方式やライフサポートワーク等の研修を早 期から取り入れ、事例検討や現場ケアに活かしていく ③年間プログラムのうち、絵本教室や認知症予防教室については、随時 受講生が日程を選択し、所定の時間数を受講する ④地域認知症サポートチームカンファレンスや家族支援や本人支援の取 組みが定期開催されることをふまえ、これについても受講生が日程を 選択し、所定の時間数を受講する ⑤研修期間は4~5月を除く10ヶ月とし、実習は3月~4月の2ヶ月 間とする ■ 研修のサポート体制 1)開講式・オリエンテーション 2)初期ミーティング・・・1年目6~7月、個人面談、受講生の現状の把 握、意識付け、個人の研修課題の認識、担当運営委員とのコミュニケー ション 3)中間ミーティング・・・1年目翌2月、グループワーク形式、自己評価 と後半の研修課題の確認、研修内容の充実のための意見交換 4)1 年目修了前実地研修・・・2 日間、課題提出~1 5)後期ミーティング・・・2年目2月、個人ワーク、自己評価 6)2 年目修了前の課題実習・・・8週間、課題提出~2 7)修了前個人面談・・・2年目5月、個人面談、修了条件の確認、自己評 価と研修成果の確認、修了条件の確認 8)修了式・・・2年目6月 9)運営委員による個人サポート 10)各期、受講生の連絡調整担当者を選出し、事務局や運営委員との連携 を密にする 3.プログラム構成 プロセス 1年目:基本情報、基礎知識、専門知識の習得と認知症の理解 認知症ケアの理念の醸成 大牟田市における認知症対策の理解と実践 認知症コーディネーターの役割や姿勢を学ぶ 認知症ケアの実践力・コミュニケーションの向上 認知症の疾患の理解、認知症本人の理解 ケアマネジメントセンター方式、ライフサポートワーク などの学習 研修での学びを実践現場へ還元し、理解を深め、習得する過程 研修で得たこと、気づきや疑問についてレビューにおとし 再確認する。また基本テキスト等を読み、理解を深める *イメージシートを確認し、学んだことを点検する 学んだことを所属するケアや支援の現場に還元し、日々の実 践に活かしてみる *還元方法について、各自初期ミーティングにおいて 検討しておく 現場実践の中から得た気づきや経験、疑問、失敗、悩み等を 研修の場へフィードバックし、更に理解を深める *フィードバックの時間を活用し、意見交換する *研修のねらいと理解のずれを修正する 運営委員への相談、運営委員からのサポート、各ミーティン グ、面談などを利用し、研修課題や成果を確認していく 2年目:認知症ケアの理念の醸成と実践との一体化 習得した知識や経験地を実践に活かす取組み 認知症ケア、生活支援、地域支援の実際を学ぶ 権利擁護の理解とアドボケーターとしての姿勢を学ぶ もの忘れ検診・相談・予防教室の理解と実践 1.支援者としての根本的な姿勢を持つ人材 本人支援、家族支援 2.認知症コーディネーターとしての役割を担える人材 地域包括認知症ケアサポートの実際を学ぶ 3.地域認知症サポートチームの役割を担える人材 多職種協働、地域協働のコーディネート 認知症コーディネーターとしての実践課題を学ぶ 4.基本研修構成 30分 360分 15分 ⇒ フィードバック 15分 ⇒ イメージアップ イメージシート(基本内容) 基本履修項目、ねらい、進め方、留意事項 90~150分 90~150分 講義 演習・グループワーク・実践学 習 *120分 事例検討(2年目) 30分 インフォメーション、事務連絡 * 講義内容によって時間調整していきます 5.研修事業の意義 1.専門職としての意識とモチベーションの向上を図る 2.対話し、協働し、チャレンジし、チーム力を高める 3.常に伝え合う人間観、ヒューマニゼーションの醸成 4.尊厳を支えるケア、パーソンセンタードケアの伝承 5.認知症を通してまちづくりを推進していく仲間作り 6.官民協働、多職種協働・地域協働を生み、育てよう 7.志を高く持ち、目標に向かって、共に歩んでいこう 6.基本履修項目 A オリエンテーション、基本情報、制度 【 ねらい 】 □ わが国における高齢者や認知症の人を取巻く背景、制度や施 策、サービスの現状の理解 □ 大牟田市の認知症対策、その成果と課題の理解 □ 大牟田市における全ての認知症の取り組みの基本理念である ノーマリゼーションの考え方、まちづくりの目標の理解 □ 認知症ケアの現状と課題を理解し、認知症コーディネーター 養成研修の意義を学び、受講生としての自覚を促す □ 認知症コーディネーター養成研修の全体像を理解し、研修に 臨む姿勢と研修目標を考える 【 基本項目 】 ① 介護保険制度、認知症対策、2015年の高齢者介護、大牟田市にお ける高齢者やサービスの現状と介護保険事業計画、施策、地域認知 症ケアコミュニティ推進事業 ② 認知症ケア研究会の発足と活動の経緯 ③ 認知症コーディネーター養成研修の趣旨、全体像、研修プログラム、 研修方針、受講生の役割、修了条件など ④ 地域密着型サービス、小規模多機能型居宅介護の整備方針と状況 B 認知症ケアの理念 【 □ □ □ □ ① ② ③ ④ ねらい 】 認知症ケアの基本理念の理解 パーソンセンタードケアや尊厳を支えるケアの理念の理解 支援者としての豊かな人間観、介護観、価値観、ものの見方、倫理 観の醸成 認知症ケアや支援の理念が実践と一体化している支援者の姿勢や 実践を学ぶ 理念編Ⅰ~パーソンセンタードケア、尊厳を支えるケア 理念編Ⅱ~ライフサポートの意義 理念編Ⅲ~スピリチュアル回想法 理念編Ⅳ~ノーマリゼーション、介護倫理、人間観、モラル、価値 の判断基準、ユーモアとファンタジー(デンマークの認知症ケア) C 認知症の人の理解 【 ねらい 】 □ 本人中心、利用者本位の認知症ケアにおける本人支援の意義を 理解する □ 認知症の人の心理や体験世界を理解し、どんな支援が求められ ているのかを学ぶ □ 認知症の人が何を求めているか、本人の声や姿に学び、取巻く 環境とニーズを理解する □ 認知症の人の尊厳を支える関わりやコミュニケーションのあり 方を理解する □ 本人支援のあり方、本人への向き合い方、本人ネットワークに ついて学ぶ ① 本人の理解Ⅰ~認知症の人の心理、マズローの基本的欲求、エリク ソンの発達段階、心情、感情、体験世界、ストレス、境界とテリト リー、性的欲求、環境、デンマークの認知症ケア ② 本人の理解Ⅱ~本人の声、本人との関係作り、コミュニケーション の原理と実際、メモリアルボックス ③ 本人の理解Ⅲ~バリデーション ④ 本人の理解Ⅳ~本人の思いを知る、本人会議、本人支援、本人ネッ トワークのあり方 D 認知症の疾患の理解 【 ねらい 】 □ 老化、脳の機能から認知症の疾患、治療、診断、予防までの正 しい理解 □ 早期発見、診断、予防の意義と原理の理解 □ 新しい治療の動向や情報の理解 □ 症候学に基づく BPSD の理解と日常の健康管理の重要性を学ぶ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 脳の機能、認知症の病態、症状、状態像の見極め 認知症の原因疾患、診断、評価スケール 認知症の治療、薬の知識と理解 アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症の理解 レビー小体型認知症と前頭側頭型認知症の理解 若年性認知症の理解 認知症の症候学と BPSD の理解 早期診断、支援の意義と理解 ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ 認知症の予防の考え方、脳活性化リハビリテーション 新しい治療や研究分野の情報 認知症の人の日常の健康管理、基礎疾患のコントロールの重要性 認知症の人の重度化、看取りに伴う適切な医療とケアの理解 E 認知症ケア・生活支援・地域ケアや支援の実際 【 ねらい 】 □ 利用者本位、本人中心のケアの理念に基づいた認知症の人の ケアや支援のあり方や方法を学ぶ □ 認知症の人が抱えるさまざまな課題、現状を理解し、支援の あり方を学ぶ □ 認知症の人のためのケアマネジメント、ライフサポートワー クの意義と実際を学ぶ □ 多職種協働、地域包括ケア、ステージアプローチの考え方の 理解 □ 権利擁護について学び、権利擁護の実践者としての自覚とス キルを持つ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳ 認知症の人の適切な環境、暮らしと住まい 施設ケア・ユニットケアの在り方と改革の実践 中核症状へのアプローチ 認知症のひもときシート 認知症の人のためのケアマネジメントセンター方式 スピリチュアル回想法、本人交流会、本人ネットワークの意義とそ のアプローチ 回想法の意義と活かし方 音楽療法の意義と活かし方 排泄ケアの理解と実践 重度化、看取りの支援と医療連携 家族の心理の理解とストレスケア、家族支援、家族の会との連携 権利擁護、成年後見制度、高齢者虐待防止、市民後見制度 日々の権利擁護の現状と課題、アドボケーターとしての理解 認知症の人の自動車運転に関する支援 前頭側頭型認知症の人のためのケアや支援のあり方と実際 若年性認知症の人のためのケアや支援のあり方と実際 多職種協働、地域包括ケアとステージアプローチ 小規模多機能ケアとライフサポートワーク 認知症の人のリスクマネジメント 介護職のストレスケア F 実践学習~大牟田市における地域認知症ケアコミュニティ推進事業 【 ねらい 】 □ 大牟田市における認知症ケアの取り組みを通して、多職種協働、 地域協働、多分野協働のあり方と地域づくりについて学ぶ □ 認知症コーディネーターが求められる役割の実際を学ぶ □ 地域認知症ケアコミュニティ推進事業の実践や課題の理解 ① 絵本教室 ② 大牟田市ほっと・安心(徘徊)ネットワーク~徘徊模擬訓練 ③ 地域交流拠点の意義と活動、校区活動の実際 ④ もの忘れ相談・検診、認知症予防教室「ほのぼの会」 ⑤ 家族の集い・語らう会 ⑥ 若年認知症本人交流会「ぼやき・つぶやき・語らう会」 ⑦ 地域包括支援におけるケースカンファレンスの意義と実際 ⑧ 認知症の人のためのケアマネジメントセンター方式活用推進 ⑨ 認知症市民サポーター養成講座 ⑩ らしさを学ぶ会実践活動とユニットケアの活動 G 実践学習2~フォーラム、研修会、プレゼンテーション 【 ねらい 】 □ フォーラムや講演会、各研修会の開催意義の理解と啓発・教 育・研修活動の実際を学ぶ ① 「人・心・まちづくり」地域ミーティング ② 認知症ケア実践塾、もの忘れ相談医フォローアップ研修会 ③ 各種ワークショップなどへの参加 ④ キャラバンメイト、認知症サポーター養成講座 H 現場実習と課題実習 【 ねらい 】 □ 認知症コーディネーターの受講生としての自覚とモチベーシ ョンの向上、目標設定と到達度の点検 □ 自己評価を通して自己の研修成果や課題を明確にする □ 認知症コーディネーターに求められる意識や姿勢の理解 ① ② ③ ④ ⑤ 1年目終了時、地域密着型サービス現場への現場実習(2日間) 2年目修了前、現場における課題実習(8週間) 実習報告会の企画と開催 初期、中間、後期、最終ミーティングと自己評価 チームで取り組む課題研究、学会発表 ⑥ 自己の学習課題及び修了後スキルアップ計画書の作成 ⑦ 研修課題の提出1年目終了時または2年目開始時 テーマ例:パーソンセンタードケアの実践 ⑧ 研修課題の提出2年目修了前(テーマは随時決定) テーマ例:認知症コーディネーターとしての実践課題 *テーマは随時見直します I その他の研修課題 【 ねらい 】 □ 認知症コーディネーターに求められるさまざまな知識や情 報、新たな課題や取り組みなどについて学ぶ ① 人材育成や認知症ケア現場に活かすコーチング、スーパービジョン、 サーバントリーダー ② リスクマネジメント、外部評価の意義と活かし方 ③ 地域密着型サービスにおける運営推進会議の意義と実践 認知症コーディネーター最終課題実習計画書 平成23年度版 受講生氏名: 【 作成日:平成 24年 月 日 最終実習の目的 】 1. 2 年間の研修において、認知症ケアの理念が自分自身の言語や実 践方針の中でどこまで醸成されているか、認知症の人へ向き合う 姿勢やコミュニケーション力が育っているか、大切にしたい視点 の共通理解が図れているか、また認知症ケア現場の課題の見極め ができているかなどを点検し、自分自身の認知症ケアの到達度と これからの研修課題を明確にする。 2. 認知症コーディネーター養成研修の到達目標に沿って研修成果を 点検し、認知症コーディネーターとして求められる姿勢や役割に ついて再認識する。 3. 実習を通して得られた、認知症ケアの現場の課題を通して、これ からの実践課題を明確にする。 到達目標 2) 認知症ケアや支援の現場において「本人中心のケア」 「理にかなったケア」 「尊厳を支えるケア」を導く牽引者となり、かつ自らが実践できる。 3) 認知症ケアや支援の現場において、「認知症の人のためのケアマネジメン トセンター方式」を活用できる。 4) 地域における「もの忘れ検診」「相談」 「ケースカンファレンス」 「予防教 室」「継続的な本人・家族へのフォローアップ」という役割の中で、常に本 人中心の支援を導く牽引者となり、継続的・包括的ステージアプローチを 推進できる。 5) 地域における認知症の理解を広め、意識の向上をはかり、地域全体で支 えるネットワークを推進できる。 6) 認知症の人が住み慣れた地域や家で可能な限り暮らし続けることができ るようケアやサービスの質を高め、地域力を活かした地域密着型サービス の推進ができる。 7) 実際に事業体として役割を担える人材、応援態勢を組める人材、地域の リーダーになれる人材、現場ケアにおいてケアマネジメントを推進してい ける人材など、実質的な人材育成の場となる 【 実習計画立案 】 1.認知症介護の理念の言語化:これまでの研修を振り返り、自分自身 が認知症の人へ向き合う姿勢やケアの視点、目指していること、大切にしていきたい考え方を「理念」 として言語化する。この理念と実習課題の実践とを常に一体として考察していく 2. 課題を点検する:認知症ケアの理念が自分自身の言語や表現、 実践の中でどこまで醸成されているか、認知症の人へ向き合う姿勢やコミュニケ ーション力が育っているか、大切にしたい視点の共通理解が図れているか、また 認知症ケア現場の課題の見極めができているかなどを点検し、自分自身のケアの 課題、または認知症ケア現場における課題を抽出する 自己評価シートを参考にする 3.実習テーマの設定:取り上げた課題の中から優先順位 の高いもの、または関心が高いもの 4.実習方法・進め方:このテーマに沿ってどんな方法や 手法を使い、どんな資源を活かして取組むのか、実習期間や 実習場所についても検討しておく 5.実習目標の設定:理念や課題、テーマにそって、実現可能な実習目標 を設定する 1. 2. 3. 4. 5. 6.倫理的配慮 7.実習内容:目標を達成するための実習内容、実習方法を検討する この際に、5つの目標を念頭に置いた内容を検討する 8.実習プロセス:目標、内容にそって、実習行動プラン(スケジュール) をたてる 9.実習評価の検討:成果や目標達成度の確認をどのような方法で行うか、 何を点検して評価を行うかを検討する 10.実習場所への協力依頼と許可:認知症コーディネーター養成研修最終 実習に当たり、上記の計画に従って実習をお願いする旨の許可を得ること 所属長様 認知症コーディネーター養成研修最終実習の協力お願い 私はこのたび、認知症コーディネーター養成研修修了にあたり、 において、最終課題実習を上記の計画に従って 実施したいと考えております。 つきましては、趣旨をご理解頂き許可をお願いいたしますと ともに、実習現場への周知・協力に関して格別な配慮を頂きま ようお願いいたします。 尚、個人情報の保護については万全の注意を払い、現場ケア に支障のないよう努めます。 平成 年 月 研修生氏名 以上の依頼につき、許可します。 平成 所属長 年 月 日 日 【 研修にあたって ~8期生及び運営委員へ 】 1. 研修計画書を、3月3日(土)までに担当運営委員と事務局へ提出する。 2. 担当運営委員は、研修計画について不足がないか確認し必要に応じて助 言をする。 3. 各自、研修計画書を参考にして実習地への実習依頼と許可を文書で受け る。所属施設以外の場合は、特に実習先との打ち合わせを綿密に行う。 4. 個人情報保護に関して、所属施設または実習施設の方針に従い、予め利 用者及び家族の承認を文書で得ること。 5. 実習中間において、担当運営委員と合同の中間ミーティングを実施し、 実習の過不足を補う。その際は研修生自ら運営委員へ連絡・依頼し、日程 や場所の調整を図り実施する。担当運営委員は実施記録をとり、事務局に 提出すること。また有意義な研修となるよう運営委員は適宜助言を行い、 研修生は軌道修正を行う。 6. 実習期間は、平成 24年3月5日~4月30日の8週間(土日を除く5 日間、日2時間を想定) 7. ○月○日が実習報告会になっているため、各自それまでに発表に関する 資料(原稿または PPT 資料)を作成し、○月○日( )までに運営委員と 事務局へ提出する。 8. 発表時間は、質疑応答まで含め一人 15~20 分となる予定 9. 実習報告書(書式、①はじめに ②目的 ③方法 ④結果と考察 ⑥お わりに)は○月○日( )までに、修了前課題提出と併せて提出する。そ の他最終ミーティング(個人面談)を○月○日~○日に実施する。 10.<修了前課題提出>について 平成 19 年度から、研修成果の確認と研修内容への改善を目的として新 たに設けたもので、下記の課題についてレポート提出をしてください。こ のレポートに応じて最終個人面談、補習やフォローアップ研修等、不足を 補っていきたいと考えています。なお、修了前課題提出に関しては、最終 実習報告書と一緒に提出してください。 <課 題> 「認知症の人のステージアプローチと地域包括支援」 ~事業所として、認知症コーディネーターとしてできること~ ページ設定:A4 用紙に 1400 字以上~2000 字以内(2 ページ程度) 文字の大きさ 12 フォント(MS ゴシック) 文字数 35、行数 34 余白(上 35mm 下 30mm 左 30mm 右 30mm) 締 切:○月○○日(○) 提 出 先:大牟田市長寿社会推進課(総務担当) 提 出 方 法:データ 平成23年度認知症コーディネーター養成研修 < 実地研修要綱:第 9 期生 > 大牟田市長寿社会推進課 認 知 症 ケ ア 研 究 会 【 研修目的 】 1.住み慣れた家や地域の中で、認知症の人の暮らしや人生がどのように継続 されているのか、その実践と課題を学ぶ。 2.認知症の人の日々の暮らしぶりやスタッフの方々の関わり方を通して、認 知症の人の支援に欠かせない大切な視点をとらえる。 3.理念やケアの方針、課題、それに向き合う事業所の姿勢などを通して、求 められる支援と認知症コーディネーターとしての役割について考察する。 【 研修施設 】 1)小規模多機能ホーム いつでんどこでん 2)小規模多機能施設 めおといわ「ゆい」 3)NPO法人 たすけあい佐賀 4)小規模多機能型居宅介護事業所 コムーネ黒髪 5)共生ホーム よかあんべ 【 研修生割振り表 】 1)研 修 先:小規模多機能ホーム いつでんどこでん(山鹿市) 期 間:平成 24 年 3 月 5 日(月)~6 日(火)一泊二日(2 名) 受 講 生:内田由江、梅崎優貴 運営委員:(初日)山崎美香・(終了日)平山大介 2)研 修 先:小規模多機能施設 めおといわ「ゆい」(福岡市) 期 間:平成 24 年 3 月 5 日(月)~6 日(火)一泊二日(2 名) 受 講 生:大庭麻理、江上逸子 運営委員:(初日)木村薫・(終了日)塩塚広子 3)研 修 先:NPO 法人 たすけあい佐賀(佐賀市) 期 間:平成 24 年 3 月 5 日(月)~6 日(火)一泊二日(2 名) 受 講 生:古賀淳一、林真理子 運営委員:(初日)宮川昇・(終了日)小山智弘 4)研 修 先:小規模多機能型居宅介護事業所 コムーネ黒髪(熊本市) 期 間:平成 24 年 3 月 12 日(月)~13 日(火)一泊二日(2 名) 受 講 生:新開貴夫、川原秀一 運営委員:(初日)永江孝美・(終了日)鍋嶋光二 5)研 修 先:共生ホーム よかあんべ(鹿児島県姶良郡加治木町) 期 間:平成 24 年 3 月 16 日(金)~17 日(土)一泊二日(2 名) 受 講 生:坂上文能、今岡慶教 運営委員:(初日・終了日)岡山隆二 【 重要事項及び留意点 】 実習受け入れ施設の皆さまへ 1) この実地研修は、認知症コーディネーター養成研修の 1 年目の締めくく りとしてお願いしているものです。1 年間で学んだ認知症ケアの理念やケ アの視点、認知症支援対策の課題などを踏まえ、研修目的を設定してい ます。 2) 地域密着型サービスの中で、認知症の人への切れ目のない支援、本人中 心の寄り添うケアがどのように実践されているのか、そこの理念は何か、 理念と実践がどう一体となっているのか、課題は何か、その課題にどう 向き合っているのかなど、さまざまな観点でご指導いただければと思い ます。 3) 研修時間に関しましては、研修生の留意点の中に記載しておりますが、 可能な限り 24 時間を通した切れ目の無い支援を学ぶという観点から、基 本的に宿泊をお願いしております。夜間は適当な時間(22:00 前後~7:00 前後)に睡眠をとらせていただきますが、夜間緊急対応など小規模多機 能ならではの支援の機会などありましたら、翌日の研修の支障にならな い範囲で対応させていただきたいと思いますので、研修生へお声かけく ださい。 4) 健康面には万全の体制で臨みたいと思いますが、万が一体調を崩したり した場合は、研修生自身が申し出、担当運営委員と相談し対応していき たいと思います。 5) 研修のミーティングとしまして、初日 10:00 より 30 分程度、翌日 15:00 ~16:30 の 90 分程度、担当運営委員を交えて行いたいと思います。研修 に対応してくださった職員さんや責任者の方のご参加とご指導をお願い いたします。 担当運営委員の皆さんへ 1) 担当運営委員が研修初日と研修終了日に同行し、研修前後のミーティン グに参加します。 2) 初日に研修先への挨拶、研修の趣旨説明を行い、大まかな研修の方向性、 内容などを研修先担当者と打ち合わせをしてください。 3) 研修後ミーティングでは研修先担当者と連携しながら研修ミーティン グを進行してください。その後、研修先に研修費用をお渡しください。 *研修ミーティングを、初日 10:00 より 30 分程度、翌日 15:00~16:30 の 90 分程度、研修先の責任者を交えて実施してください。 *研修ミーティングの内容は、実地研修報告(項目)で報告をお願いし ます。 4) 健康面には万全の体制で臨みますが、万が一研修生が体調を崩し研修が 継続できない場合は、実習先と相談し対応してください。 5) 研修先によって宿泊の場合、そうでない場合があります。通常の研修時 間とは異なり、可能な限り実習地の実情に合わせて柔軟に対応できるよ う研修生へ働きかけてください。 6) ミーティングの内容 研修前:研修生の自己紹介、研修趣旨、内容(生活支援全般)、留意点、 時間や宿泊などの確認、研修先からの注意事項 研修後:研修で得た気づきや感じたこと、支援の着眼点、指導内容など 研修目的の項目に沿って意見交換を行う。 9期生の皆さんへ 実習地はいずれも大牟田市がさまざまな形でご指導いただいている施設 です。 今回の実習も「認知症コーディネーター」を育成する重要な実習として、 快く引き受けていただきました。認知症コーディネーター受講生として、 また大牟田市を代表する者の一人として姿勢を正し、真摯な態度で臨んで ください 1) 実習施設は地域密着型サービスであり、基本的に 24 時間 365 日の切れ 目のないケアの実践現場です。その中で認知症の人がどのように支えら れているのか、実習時間にこだわらず可能な限り 24 時間を通して実情を 学び体験する機会としてください。 2) 研修時間は初日 10:00~翌日 16:30 となりますが、二日目は 15:00 に終 了し、その後、研修先の担当者と共にミーティング(意見交換)を行い ます。初日は、9:45 現地集合です(時間厳守)。 ※ 夜間も実習地に宿泊し、24 時間を通して、認知症の人がどのように 支えられているのかを学びます。 ※ 宿泊の場合、夕食及び朝食を共にします。夜勤ではありませんので、 実習先の担当者と相談し適当な時間(22:00 前後~7:00 前後)に睡眠 をとってください。 ※ 宿泊の場合、小規模多機能ならではの夜間緊急支援等が行われる場 合がありますが、翌日の研修の支障にならない程度に可能な限り対応 してください。 ※ 「よかあんべ」は宅老所で、お泊りがない場合がありますが、宿泊 はできます。翌朝は早くから送迎がある場合があります。実習先と相 談し対応してください。 3) やむを得ず実習をキャンセルする場合、または遅刻などの場合は、予め 担当運営委員へ連絡すると共に直接実習先へ連絡を入れてください。 4) 担当運営委員はフォローアップのために同行するのであって、送迎のた めではありません。交通手段の確保については個人の責任になります。 5) 研修先にはこの要綱のほか、受講生の本養成研修申込書(プロフィール)、 研修生名簿を送付します。 6) 研修生の言動や姿勢が研修先の生活支援や介護の妨げになると受入責 任者が判断した場合は、途中であっても当該者の研修は中止します。 7) 実習にかかる費用につきましては、実習生が二日目に清算して帰ってく ださい。実習費用は研修後ミーティング時に運営委員が持参します。 8) 研修当日資料は、実習先の現場をチェックするためのものではありませ ん。また実習内容の記載でもありません。研修の際の着眼点(気づき) として活用してください。またミーティングの際に使用してください。 9) 研修レポートは、研修目的に沿って記載し、3 月 31 日までにレビュー の書式を用いてメールにて事務局に提出してください。 10)研修レポートは研修先へ、お礼文と併せて送付します。 【 実習に係る費用について 】 1) 各受入先に応じて、食事は研修生の実費となります。 →朝食 1 回、昼食 2 回、夕食 1 回 2) 交通費については、研修生は自己負担。担当運営委員には別途交通費を 渡します。 3) 研修地には研修費をお支払いします。研修先の方にはお手数ですが領収 書を持参いたしますので、領収印(法人印及び法人代表者印)をご用意 いただきますようお願い申し上げます。 【 実地研修報告 】 1) 各自の研修レポートは前述の通り、提出してください 2) 実地研修報告会は○月○日(5 月又は 6 月で調整中)、実習施設ごとの 発表となります。時間は 10 分程度、できるだけ研修内容や成果がわかる ようにPPTで作成の上、報告してください。なおPPTは 4 月末日ま でにデータにて事務局に提出してください。 【 認知症コーディネーター養成研修1年目の課題提出 】 平成 19 年度から、研修成果の確認と研修内容への改善を目的として、新 たに設けたもので、2 年目の開始前、2 年目の修了前に、それぞれ下記の課 題についてレポート提出をしてください。このレポートに応じて補修やフ ォローアップ研修等、不足を補っていきたいと考えています。 ※実地研修レポートではありません。 <9期生への課題> 「パーソンセンタードケアを現場で実践できているか」 ※サブタイトルを自分でつけてください。 1) ページ設定: A4 用紙に 1400 字程度(2 ページ程度) 文字の大きさ 12 フォント、文字数 35、行数 34 余白(上 35mm 下 30mm 左 30mm 右 30mm) 必要であれば図や写真等は別に添付 2) 〆 切: 4 月 30 日(月) 3) 提 出 先:大牟田市長寿社会推進課(総務担当) 4) 提出方法:データ <認知症コーディネーター養成研修実地研修報告> 項 目 1 生活環境、住まい、住まい方、暮らしぶりからの気づき ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 個々の生活環境、施設全体の環境 なじみの家具やなじみのもの 生活感、普通の暮らし、生活・人生の継続性 生活の匂い、音、雰囲気 一日の過ごし方 人と人との関係、なじみの関係づくり 通って・泊まって・住むという新しい住まい方 グループホームの役割、課題 小規模施設の機能、役割と課題 2 認知症の人、利用者からの気づき ○ 利用者の様子、重症度、機能障害など ○ 利用者の表情、笑顔、穏やかさ、安心感 ○ 一人ひとりの人生史や生活習慣の発見と活かし方 ○ その人らしさの表現、場面、引き出し方 ○ 日々の生活の中の楽しみ、喜び ○ 日々の役割、力の発揮 ○ 自己決定、自己選択、自立支援 ○ その人の誇り、尊厳、願い 3 職員からの気づき ○ 運営理念やケアの方針 ○ 職員の表情、穏やかさ、振る舞い方 ○ 生活支援や寄り添い、気配りの様子、 ○ 大切にしたいこと、大切にしていること ○ 自己決定や自己意思の表出の支援 ○ 利用者の力の発見、引き出し ○ 職員の役割やこだわりや意識 ○ 家族との関係作り ○ 地域とのなじみ、地域との交流 ○ 専門職としての気づき、職種間の連携・協働・関係づくり ○ ターミナル、終の棲家としての意識や姿勢 4 地域からの気づき ○ 地域との関わり、施設やホームを取り巻く地域のニーズ、役割 ○ 小規模多機能であるということ、住み慣れた地域に住むという ことの意義 ○ グループホームの役割と地域との関わり、 ○ 施設機能が地域に果たす役割 ○ 地域で認知症の人々と家族を支えるために必要なこと ○ 地域への啓発、地域づくりの取組み 気づき 5 家族との関係 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 家族の意識、置かれている立場、現状 家族と利用者本人、施設との関係作り 家族の役割と力の発揮 家族の期待、願い 家族とのパートナーシップ 家族への支援のあり方 6 研修前ミーティング 7 研修後ミーティング 平成23年度 認知症コーディネーター養成研修スケジュール 月 日 曜 履修項目(HaNaCo) 時間 分 10:00 ~ 10:55 55 8期生実地研修報告 10:55 ~ 12:05 70 7期生最終実習報告 13:05 ~ 16:30 205 16:30 ~ 17:00 30 わが国の現状と認知症対策と大牟田市地域認知症ケアコ ミュニティ推進事業 10:00 ~ 11:30 90 長寿社会推進課 認知症コーディネーター養成研修の趣旨 11:30 ~ 12:00 30 研修主幹 13:00 ~ 16:30 210 NPO法人コレクティブ 川原秀夫 16:30 ~ 17:00 30 研修主幹 認知症の疾患の理解と早期診断 10:00 ~ 12:00 120 認知症の早期ケア 13:00 ~ 15:00 120 BPSDの理解と対応 15:00 ~ 16:30 90 回 9期生開講式 11 土 第1回 H ⑥ 7期生修了式 6 12 日 第2回 パーソンセンタードケア ライフサポートワーク 学期生ミーティング 2 10 土 日 第3回 第4回 (8期生) 25 8 土 第6回 (9期生) 東原整形外科病院 涌谷陽介 ④ もの忘れ相談検診の趣旨と流れ 16:30 ~ 17:00 30 研修主幹 F ④ もの忘れ相談検診 8:30 ~ 17:00 510 認知症ケア研究会 認知症ケアの向上~身体拘束廃止と排泄ケア~ 【第1回実践塾】 10:00 ~ 12:00 120 認知症ケアの向上~身体拘束廃止と排泄ケア~ 13:00 ~ 17:00 240 第5回 月 長寿社会推進課 研修主幹 F 7 16 講師等(敬称略) H ③ 9期生初期ミーティング 14:00 ~ 17:00 60 H ③ 9期生初期ミーティング 16:00 ~ 20:00 60 H ③ 9期生初期ミーティング 15:00 ~ 18:00 60 拘束廃止研究所 田中とも江 研修主幹 26 火 29 金 5 金 第7回 レビー小体型認知症と前頭側頭型認知症の理解と対応 【第2回実践塾】 18:30 ~ 21:00 150 熊本大学大学院 石川智久 7 日 第8回 認知症のステージアプローチと早期からのセンター方式の 10:00 ~ 17:00 活用 360 認知症とみんなの サポートセンター 沖田裕子 8 月 第9回 若年認知症の支援、スピリチュアル回想法 10:00 ~ 17:00 360 認知症とみんなの サポートセンター 沖田裕子 認知症の人とのコミュニケーションと音楽療法 【第3回実践塾】 10:00 ~ 12:00 120 認知症の人とのコミュニケーションと音楽療法 13:00 ~ 17:00 240 ミエアム・ゲーデ 熊本大学文学部 人間総合学科 木村博子 ほっと・安心(徘徊)ネットワーク~徘徊模擬訓練 8:00 ~ 13:00 300 認知症ケア研究会 18 日 第10回 9 21 水 第11回 F ② 6 木 第12回 認知症の人とのコミュニケーション、バリデーションの理解 と演習 9:30 ~ 16:30 360 久留米大学文学部 稲谷ふみ枝 (医)信和会 岡山隆二 8 土 第13回 認知症の人の生活支援、回想法、DCM、中核症状へのア プローチ【第4回実践塾】 10:00 ~ 17:00 360 国立長寿医療研究センター 遠藤英俊 10 平成23年度 認知症コーディネーター養成研修スケジュール 月 日 曜 回 3 木 第14回 (8期生) 履修項目(HaNaCo) もの忘れ相談検診 時間 9:00 ~ 16:00 分 講師等(敬称略) 360 認知症ケア研究会 25 金 第15回 (9期生) ライフサポートワークセンター方式① 9:30 ~ 16:30 360 全国小規模多機能型居宅介 護事業者連絡会 川原秀夫 共生ホームよかあんべ 黒岩尚文 26 日 第16回 認知症の人の支援の考え方とひもとき、ライフサポートの 理解② 10:00 ~ 17:00 360 高齢者総合福祉施設 アザレアンさなだ 宮島渡 27 土 第17回 ライフサポート・センター方式③ 10:00 ~ 17:00 360 高齢者総合福祉施設 アザレアンさなだ 宮島渡 認知症の人の生活支援③排泄ケア 10:00 ~ 12:00 120 3 土 第18回 認知症の人の生活支援③排泄ケア 13:00 ~ 17:00 240 認知症の本人・家族・スタッフの心理面のサポート 【第5回実践塾】 10:00 ~ 12:00 120 認知症の本人・家族・スタッフの心理面のサポート 13:00 ~ 17:00 240 11 調整中 12 4 日 第19回 松本診療所 松本一生 10:00 ~ 17:00 360 いけだ後見支援ネット 池田恵利子 認知症ケア研 梅本政隆 14 土 第20回 権利擁護①支援者としての人間観と介護観、制度の理解 (事例検討) 15 日 第21回 権利擁護②日常の支援としてのアドボカシー(事例検討) 10:00 ~ 17:00 360 いけだ後見支援ネット 池田恵利子 認知症ケア研 梅本政隆 11 土 第22回 認知症の人の健康管理と重度化への対応、看取り 【第6回実践塾】 10:00 ~ 17:00 360 新田クリニック 新田 國夫 認知症の人の生活支援④環境・住宅・地域密着型拠点 10:00 ~ 12:00 120 19 日 第23回 認知症の人の生活支援④環境・住宅・地域密着型拠点 13:00 ~ 17:00 240 総括研修 10:00 ~ 17:00 360 1 2 3 3 土 第24回 ⑯ 1~31 3 第25回 H 随時 グループホームふぁみりえ 大谷るみ子 8期生実地研修 1ヶ月 所属事業所 9期生実地研修 2日間 小規模多機能・GH等 未定 ④ 未定 4月~5月 大阪市立大学大学院 三浦 研 牧嶋 誠吾 第26回 (8期生) H ③ 8期生最終ミーティング 第27回 F ④ (全員)認知症予防教室「ほのぼの会」① 120 第28回 F ④ (全員)認知症予防教室「ほのぼの会」② 120 第29回 F ① (全員)子どもたちと学ぶ絵本教室① 90 第30回 F ① (全員)子どもたちと学ぶ絵本教室② 90 第31回 F ⑬ (8期生)認知症在宅介護者定例会「つどい、語らう会」① 150 第32回 F ⑬ (8期生)認知症在宅介護者定例会「つどい、語らう会」② 160 第33回 F ⑤ (8期生)認知症サポートチームカンファレンス① 120 第34回 F ⑤ (8期生)認知症サポートチームカンファレンス② 120 計 ※時間配分は目安です。適宜休憩を挟みます。 60 平 成 2 3 年 度 認 知 症 コ ー デ ィ ネ ータ ー 養 成 研 修 9期生開講式、7期生修了式 & 7期生課題実習・8期生実地研修報告会 日 時:平 成 23年 6月 11日 (土 ) 会 場:大 牟 田 市 役 所 北 別 館 第 1会 議 室 司 会:認 知 症 ケア研 究 会 ゲ ス ト:共 生 ホームよかあんべ 10:00~10:40 副代表 竜円 誠 代 黒岩尚文 9期 生 開 講 式 1.あいさつ 大牟田市介護サービス事業者協議会 2.9期生の紹介&スピーチ 3.8期生代表からの言葉 4.運営委員の紹介 10:40~10:55 休憩 10:55~12:05 8期 生 実 地 研 修 報 告 会 12:05~13:05 昼 食 ・休 憩 13:05~16:30 7期 生 課 題 実 習 報 告 会 16:30~17:00 7期 生 修 了 式 1.修了生の紹介 2.修了証書授与&スピーチ 3.あいさつ 4.修了式閉会 17:00 終了 表 大牟田市長 古賀 道雄 会長 東原 忠 ≪第 1部 ≫ 8期 生 実 地 研 修 報 告 会 (10:55~12:05) 座 長 : 認 知 症 ケア研 究 会 運 営 委 員 木 村 薫 ≪実 地 研 修 施 設 ・報 告 者 ≫ 1)NPO法人たすけあい佐賀 小規模多機能ホーム槐 角 健剛 グループホームなかまちの家 小堺 豊子 2)小規模多機能型居宅介護事業所コムーネ黒髪 東部地域包括支援センター 上口 美幸 やぶつばきデイサービスセンター 田中 高輝 グループホーム青葉 浜崎 智子 小規模多機能型ホームねむの里 角 3)小規模多機能施設めおといわ「ゆい」 和子 4)小規模多機能ホームいつでんどこでん 特別養護老人ホーム延寿苑 篠倉 誠 グループホームひまわり 竹島 眞喜子 介適空間アエル 高木 亜希 グループホームふぁみりえ 水上 由紀 静光園白川病院 猿渡 進平 5)共生ホームよかあんべ ≪第 2部 ≫7期 生 課 題 実 習 報 告 会 (13:05~16:30) 座 長 : 認 知 症 ケア研 究 会 運 営 委 員 永 江 孝 美 、岡 山 隆 二 1.第1グループ発表テーマ・発表者 1 ) 『すべての基 本 は理 解 』~共 感 と協 働 ~ 筑後保健生活協同組合 中嶋真理子 2 ) 『エレベーター開 錠 に向 けての取 り組 み』~尊 厳 と本 人 本 位 ・・・~ 介護老人保健施設さんぽ 立山 一広 3 )『 認 知 症 をもつ方 々への良 きサポーターとは』~認 知 症 ケアにおける倫 理 ~ 介護老人保健施設はなぞの 塩塚 広子 2.第2グループ発表テーマ・発表者 1 ) 『本 人 が最 後 まで住 み慣 れた家 で 暮 らし続 けられるよう、本 人 の見 えな かった姿 を 知 り、本 当 のニーズを探 る。そこで知 りえた情 報 を、関 係 者 で共 有 する』 認 知 症 対 応 型 デイサービス美 さ と 小田 香理 2 ) 『認 知 症 もしくは認 知 症 になる可 能 性 のある方 が、確 実 に何 らかの支 援 に繋 げられ るように』 国立病院機構大牟田病院 豊田 夏希 3 ) 『利 用 者 の居 場 所 づくりをするためには‥』 ふらねコパン 西山美智子 4 ) 『地 域 包 括 支 援 センターへの早 期 相 談 を促 すために』 南部地域包括支援センター 3.総評 認知症ケア研究会代表 平田 大谷るみ子 悠介 平 成 23 年 度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・第 9 期生) 日 時 : 平 成 23 年 6 月 12 日 ( 日 ) 10:00~ 17:00 会 場:大牟田市役所 北別館 4 階 第 1 会議室 【 研 修 主 幹 ( 進 行 )】 大牟田市認知症ケア研究会 10:00~12:00 運営委員 松嶋 明子 講義・オリエンテーション ①認知症を取り巻く制度や国の認知症対策 ②大牟田市における地域認知症ケアコミュニティ推進事業 大牟田市保健福祉部 調整監 池田 武俊 ③認知症コーディネーター養成研修の主旨、概要、修了条件 大牟田市認知症ケア研究会 代 12:00~13:00 昼食・休憩 13:00~16:30 講義・事例検討 ≪講 義≫ 表 大谷るみ子 13:00~15:30 ④尊厳を支える、パーソンセンタードケア 講師:川原秀夫さん ⑤小規模多機能ケアで目指したいこと 講師:川原秀夫さん ≪事例検討≫ 15:30~16:30 ⑥ディスカッション 『パーソンセンタードケアを理想にしない為に 小規模で独居で認知症の方を、どこまで支えられる?』 1 6 :3 0 ~ 1 7 :0 0 学期生ミーティング 、事務連絡 平 成 23年 6月 12日 (日 ) 第 2回 認 知 症 コーディネーター養 成 研 修 イメージシート (8・9期 生 合 同 ) 1.カリキュラム(基 本 履 修 項 目 ) 【 ねらい 】・・・ オリエンテーション、基 本 情 報 、制 度 1~5 ・・・ 認 知 症 ケアの理 念 Ⅰ6~9 (1) わが国 における高 齢 者 や認 知 症 の人 を取 巻 く背 景 、制 度 や施 策 、サービスの 現 状 の理 解 (2) 大 牟 田 市 の認 知 症 対 策 、その成 果 と課 題 の理 解 (3) 大 牟 田 市 における全 ての認 知 症 の取 り組 みの基 本 理 念 であるノーマリゼーシ ョンの考 え方 、まちづくりの目 標 の理 解 (4) 認 知 症 ケアの現 状 と課 題 を理 解 し、認 知 症 コーディネーター養 成 研 修 の意 義 を学 び受 講 生 としての自 覚 を促 す (5) 認 知 症 コ ーディ ネーター 養 成 研 修 の 全 体 像 を 理 解 し研 修 に 臨 む 姿 勢 と 研 修 目 標 を考 える (6) 認 知 症 ケアの基 本 理 念 (7) パーソンセンタードケアや尊 厳 を支 えるケアの理 念 の理 解 (8) ) 支 援 者 としての豊 かな人 間 観 、介 護 感 、 価 値 観 、ものの見 方 、倫 理 観 の醸 成 (9) 認 知 症 ケアや支 援 の理 念 が実 践 と一 体 化 している支 援 者 の姿 勢 や実 践 を学 ぶ 2.今 回 の研 修 の目 標 (1) 介 護 保 険 制 度 や国 の認 知 症 対 策 を知 り、認 知 症 ケアコミュニティ推 進 事 業 にお ける認 知 症 コーディネーターの役 割 を理 解 する (2) 認 知 症 コーディ ネーター養 成 研 修 の趣 旨 、方 針 、研 修 プログラム、受 講 生 の 役 割 修 了 条 件 などを理 解 する。 (3) 人 としての当 たり前 の暮 らしを支 える、パーソンセンタードケアとは、尊 厳 を支 え るケアとは何 かを考 え。支 援 の基 本 理 念 がどうあるべきかを。 (4)小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 でのライフサポートの意 義 と実 際 を学 ぶ 3.研 修 の構 成 10:00~12:00 講 義 ・オリエンテーション ① 認 知 症 を取 り巻 く制 度 や国 の認 知 症 対 策 ② 大 牟 田 市 における地 域 認 知 症 ケアコミュニティ推 進 事 業 大牟田市保健福祉部調整官 池田武俊氏 ③ 認 知 症 コーディネーター養 成 研 修 の主 旨 、概 要 、修 了 条 件 大 牟 田 市 認 知 症 ケア研 究 会 大 谷 るみ子 12:00~13:00 昼 食 ・休 憩 13:00~16:30 講 義 13:00~15:30 ④ 尊 厳 を支 える、パーソンセンタードケア 講 師 :川 原 秀 夫 さん ⑤ 小 規 模 多 機 能 ケアで目 指 したいこと 講 師 :川 原 秀 夫 さん ⑥ ディスカッション 15:30~16:30 <事 例 検 討 > パーソンセンタードケアを理 想 にしない為 に 小 規 模 で独 居 で認 知 症 の方 を、どこまで支 えられる? 16:30~17:00 学 期 生 ミーティング 、事 務 連 絡 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・第 9 期生) 日 会 10:00~10:30 時:平成 23 年 7 月 2 日(土)10:00~17:00 場:大牟田市役所 北別館 4 階 第 1 会議室 フィードバック * パーソンセンタードケア、ライフサポートについて * 研修の後、現場を通して気づいたこと 10:30~12:00 講義 1) 認知症の基礎知識(脳の機能、診断、症状等) 2) アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症の理解 12:00~13:00 昼食・休憩 13:00~14:30 講 義 3)BPSD の理解と対応 14:40~16:00 講 義 4)早期診断、治療、ケア、予防について 講師 涌谷陽介先生 東原整形外科病院神経内科医 (大牟田市地域認知症サポートチーム) 16:00~16:50 8 期生:検診前学習(竜円・梅本) ・ もの忘れ相談予防検診の流れの説明と役割分担 ・ タッチパネル式スクリーニングのデモンストレーション 9 期生:研修オリエンテーションの補足(大谷) 16:50~17:00 事務連絡 平成23年7月2日(土) 第3回認知症コーディネーター養成研修イメージシート (8・9期生合同) 1.カリキュラム(基本履修項目) 【 ねらい 】・・・ D 認知症の疾患の理解 □ 老化、脳の機能から認知症の診断、治療、予防までの正しい理 解 □ 早期発見、診断、予防の意義と原理の理解 □ 新しい治療の動向や情報の理解 □ 認知症の症候学、BPSD の理解と日常の健康管理の重要性を学ぶ 【本日の主な内容】 ① 脳の機能、認知症の原因疾患、診断、評価スケールの理解 ② 認知症の治療、薬の知識と理解 ③ アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症の理解 ④ BPSD の理解と対応 ⑤ 早期診断、支援の意義と理解 ⇒8 期生は検診前学習 ⑥ 認知症の予防の考え方 2.研修の構成 10:00~10:30 フィードバック * パーソンセンタードケア、ライフサポートについて * 研修の後、現場を通して気づいたこと 10:30~12:00 講義 3) 認知症の基礎知識(脳の機能、診断、症状等) 4) アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症の理解 12:00~13:00 昼食・休憩 13:00~14:30 講 義 3)BPSD の理解と対応 14:40~16:00 講 義 4)早期診断、治療、ケア、予防について 講師 涌谷陽介先生 東原整形外科病院神経内科医 (大牟田市地域認知症サポートチーム) 16:00~16:50 8 期生:検診前学習(竜円・梅本) ・ もの忘れ相談予防検診の流れの説明と役割分担 ・ タッチパネル式スクリーニングのデモンストレーション 9 期生:研修オリエンテーションの補足(大谷) 16:50~17:00 事務連絡 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・第 9 期生) 日 時:平成 23 年 7 月 16 日(土)10:00~17:00 会 場:大牟田市役所 北別館 4 階 第 1 会議室 10:00~12:00 第 1 回実践塾&認知症コーディネーター養成研修 講 義 テーマ「高齢者の尊厳を支えるケアの向上のために」 ~拘束廃止の取り組みと排泄ケア~ 講 師 田中とも江さん(拘束廃止研究所所長) 12:00~13:00 昼食・休憩 13:00~14:30 認知症コーディネーター養成研修 講 義 テーマ「排泄ケアの理解と実践」 講 師 田中とも江さん 14:30~14:45 休憩 14:45~16:45 ディベート テーマ 「拘束ゼロは可能 VS アドバイザー:田中とも江さん 進行:大谷るみ子 16:45~17:00 事務連絡 不可能」 講師プロフィール 田中 とも江さん 略歴 ○看護師歴:46年 (精神病院勤務;16年、老人・精神老人病院;18年) ○昭和61年から高齢患者の治療に伴う身体拘束の廃止に取り組んできた。 ○平成14年に独立。縛らないケアの普及活動と同時に、これまでタブー視さ れていた排泄問題に光をあて、オムツに頼らない排泄ケアの啓発活動に取り 組んでいる。 モットーは『看護師の前に血の通った人間であれ』 現在の役職 * 社会福祉法人こうほうえん ケアホーム西大井こうほうえん 施設長 * 市民の立場からのオムツ減らし研究学会 代表 * 拘束廃止研究所 所長 * 厚生労働省身体拘束ゼロマニュアル委員 * 福島県身体拘束ゼロ作戦推進会議委員 拘束ゼロ推進研修講師・現地指導 委員 福島県高齢者虐待防止ネットワーク連携会議委員 * 非常勤講師 東北福祉大学 神奈川県立保健福祉大学 * 神奈川県社会福祉協議会 認知症研修講師 * 静岡県看護協会 身体拘束廃止看護職研修講師 * 愛知県身体拘束廃止研修講師 * 愛知県看護協会身体拘束廃止看護職員研修講師 * 千葉県身体拘束廃止講師 *現地指導委員 *認知症専門課程講師 * NPO シルバー総合研究所理事 尊厳ある排泄ケア講師 ソフト食研究 会講師 * 患者の権利オンブズマン東京会議 顧問 著作・論文 * 『縛らない看護』 田中とも江 (編著) 1999 年 9 月 医学書院 * 『例外』で高齢患者を縛るな 朝日新聞 論壇 1999 年 2 月 25 日 * 私達は現場で何をすべきか~医療依存とケアについて~ かんご vol.51 No14 19999.11 日本看護協会出版会 * なぜ 「抑制」をするのか 看護学雑誌 vol.61 No.2 1997 医学書院 * 縛らない看護から実現した院内グループホーム かんご vol.51 No.8 1996.6 日本看護協会出版会 * 看護師として、人間として、志高く ~排泄ケアの問題に臨みたい~ ナースコール 2003 1 * * 排泄に関する緊急アンケート速報 vol.67/2003 4 看護学雑誌 動き始めた“市民の立場からのオムツ減らし研究学会”/田中 とも江 2003 vol.5/No.6 45 号 コミュニティケア * おむつを減らす看護・介護 ~おむつに頼らない高齢者の看護・介護マニュアル 「監修」 田中とも江 2003 年 11 月 医学芸術社 * 「巻頭言」 痴呆高齢者の排泄ケアを見直そう 田中 とも江 ウロナーシング 11 2003 vol. 8 MCメヂィカ出版 * 新春随想 2004 今年もやるぞ!!オムツ減らしの取り組み 田中 とも江 週刊医学会新聞 2004 年 1 月 26 日 第 2569 号 医学書院 * クローズアップ学会・研究会 <痴呆性高齢者の快適な生活を目指して> ウロナーシング 6 2004 vol.9 MC メヂィカ出版 田中 とも江 * りんくる 2004/10 ~ 2007/3 エッセイ 未来は今という手の中に 田中 とも江 中央法規 * 福島県高齢者排泄自立支援事業 報告書 平成 16 年 3 月 * 利用者本位の継続的痴呆ケアシステムと技法の開発 平成 16 年 3 月 作業班 B.「尊厳ある排泄ケア」研究班報告 序論②排泄ケアのあり方 * 福島県高齢者排泄自立支援事業取り組み事例集福島県 平成 17 年 3 月 ~オムツはずしの取り組み~ 田中 とも江 * 自立支援への発想転換;認知症の人の排泄自立支援の取り組みをとおして 田中 とも江 臨床看護 2005 年 12 月 第 31 巻 第 14 号 通巻第 429 号 へるす出版 * その人の尊厳を守ることと快適さの追求 -排泄ケアを通して得られること― 訪問看護と介護 2006 年 4 月 15 日 第 11 巻 第 4 号 田中 とも江 * 尊厳ある排泄ケアを支援する 看護 臨時増刊号 2010 3 Vol 62 4 -拒否には必ず理由あり、お年寄りへの個別ケアの今- 田中 とも江 * 知っていると楽になる高齢者介護 30 第 3 章・気持ちのいい排泄ケア NHK 出版 ⑫高齢者に多い尿失禁と便秘 ⑬オムツをはずし、生活習慣で促す快適な排泄ケア ビデオ販売 * 身体拘束廃止シリーズ・ビデオ4巻 監修 田中 とも江 身体拘束をしない そこからケアを始める 東京シネ・ビデオ株式会社 * オムツからケアの改善点が見えてきた! 第 42 回 日本産業映画ビデオ賞 「広報部門」受賞 平成 15 年年度 福島県高齢者排泄自立支援事業 (株)シルバーチャンネル * とも江先生の施設ケア見直し講座シリーズ 1~10 巻 (株)シルバーチャンネル * 介護現場のリスクマネジメント 施設編 (介護ビデオシリーズ)監修 第1巻 「入れ歯」紛失から学ぶ 第2巻 ヒヤリ・ハットをそのままにしない (有)ピースクリエイト 受賞 第13回 若月賞 2004 年 7 月 23 日 平成23年7月16日(金) 第3回認知症コーディネーター養成研修イメージシート (8・9期生合同) 1.カリキュラム(基本履修項目) 【 ねらい 】・・・B 認知症ケアの理念(理念編Ⅴ:拘束ゼロの取り組 みの原点)、E 認知症ケア・生活支援・地域ケ アや支援の実際 □ 認知症ケアの基本理念の理解 □ パーソンセンタードケアや尊厳を支えるケアの理念の理解 □ 支援者としての豊かな人間観、介護観、価値観、ものの見方、 倫理観の醸成 □ 認知症ケアや支援の理念が実践と一体化している支援者の姿 勢や実践を学ぶ □ 利用者本位、本人中心のケアの理念に基づいた認知症の人のケ アや支援のあり方や方法を学ぶ □ 権利擁護について学び、権利擁護の実践者としての自覚とスキ ルを持つ 【本日の到達目標】 ①拘束廃止の原点と取り組みの歴史、現状と課題を学ぶ ②高齢者の尊厳=権利擁護を支えるための拘束廃止の実践課題を探 る ③身体拘束と密接な関係にある排泄ケアの理解を深め、実践力を高 める 2.研修の構成 10:00~12:00 第 1 回実践塾&認知症コーディネーター養成研修 講 義 テーマ「高齢者の尊厳を支えるケアの向上のために」 ~拘束廃止の取り組みと排泄ケア~ 講 師 田中とも江さん(拘束廃止研究所所長) * 拘束廃止の原点は何だったか? * 制度化の潮流をつくった抑制廃止活動の意義や福岡の抑制 廃止宣言等の取り組みの歴史と現状、課題を学びます * 拘束廃止=尊厳を支えるという点で重要な排泄ケアの在り 方についてその概要を学びます 12:00~13:00 昼食・休憩 13:00~14:30 認知症コーディネーター養成研修 講 義 テーマ「排泄ケアの理解と実践」 講 師 田中とも江さん * 排泄ケアについて理解を深め、実践方法を学びます 14:30~14:45 休憩 14:45~16:45 ディベート テーマ 「拘束ゼロは可能 VS 不可能」 アドバイザー:田中とも江さん 進行:大谷るみ子 * 現場の実態の中でどう考えるか、可能、不可能いずれかに分 かれてその理由や背景、取り組み実例、課題を討論します * 講義での気づきを踏まえ、受講生はどちらかを選び、その根 拠について発言する準備をしておきます * 最後に 20 分程度、総括をします 16:45~17:00 事務連絡 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・第 9 期生) 日 会 時:平成 23 年 8 月 5 日(金)18:30~21:00 場:大牟田市役所 北別館 4 階 【研修主幹・司会】 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 竜円 誠 18:30~21:00 実践塾・講義 「レビー小体型認知症と前頭側頭型認知症の理解と対応」 講師 : 熊本大学 助教 石川智久先生 【講師プロフィール】略歴 石川 智久(いしかわ ともひさ) 平成 8 年 滋賀医科大学医学部卒 平成12年 龍谷大学文学部卒 平成17年 愛媛大学大学院 医学系研究科 修了(医学博士) 同年 愛媛大学医学部附属病院 神経精神科 助手 平成21年 兵庫県立姫路循環器病センター 高齢者脳機能治療室 医長 平成23年より 現職 (熊本大学大学院 生命科学研究部 脳機能病態学分野 助教) 第 1 会議室 平成23年8月5日(金) 第7回認知症コーディネーター養成研修イメージシート (8・9期生合同) 1.カリキュラム(基本履修項目) 【 ねらい 】・・・D 認知症の疾患の理解 □ 老化、脳の機能から認知症の疾患、治療、診断、予防ま での正しい理解 □ 早期発見、診断、予防の意義と原理の理解 □ 新しい治療の動向や情報の理解 □ 認知症の症候学に基づく BPSD の理解と日常の健康管理 の重要性を学ぶ 【本日の主な内容】 ① レビー小体型認知症の理解と対応、ケアのヒントを学ぶ ② 前頭側頭型認知症の理解と対応、ケアのヒントを学ぶ ③ 認知症ケアの中で、病気を理解し症状に応じたケアの重要性を学ぶ 2.研修の構成(第2回実践塾と合同開催) 18:30 開会 18:40 講義 テーマ 「レビー小体型認知症と前頭側頭型認知症の理解と対応」 講師 石川智久先生 20:40 質疑応答 21:00 閉会 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・9 期生) 第8回 日程:平成 23 年 8 月 7 日(日) 10:00~17:00 場所:大牟田市役所 北別館 4 階 第1会議室 第9回 日程:平成 23 年 8 月 8 日(月) 10:00~17:00 場所:大牟田文化会館 3 階 第1研修室 ●第8回認知症コーディネーター養成研修 平成 23 年 8 月 7 日(日) 【司会】 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 中嶋 真理子 10:00~10:30 フィードバック 10:30~16:45(休憩1時間程度含む) 1.講義「認知症ケアにおけるケアマネジメントとケースカンファレンスの持ち方」 講師:NPO 法人 認知症の人とみんなのサポートセンター 沖田 裕子先生 16:45~17:00 事務連絡 ●第9回認知症コーディネーター養成研修 平成 23 年 8 月 8 日(月) 【司会】 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 塩塚 広子 10:00~10:30 フィードバック 10:30~12:30 1.講義「若年認知症の人と家族への支援のあり方」 講師:NPO 法人 認知症の人とみんなのサポートセンター 沖田 裕子先生 休憩(12:30~13:30) 13:30~16:45(途中休憩 15 分含む) 2.講義「認知症の本人交流会の意味 何を話すべきか スピリチュアル回想法の視点から」 講師:NPO 法人 認知症の人とみんなのサポートセンター 沖田 裕子先生 16:45~17:00 事務連絡 講師プロフィール 沖田 裕子さん ○ 大阪市社会福祉研修・情報センタースーパーバイザー ○ 神戸大学医学系研究科保健学修士課程修了 ○ 国立療養所静岡東病院、特別養護老人ホーム勤務、重度認知症デイケア等で勤務。 ○ 認知症介護研究・研修大府センターにて、研修企画・運営担当。 ○ 2005 年からはじまっている認知症を知るキャンペーンにおいて、認知症のための本人ネット ワーク支援委員や、認知症の人のためのセンター方式(ケアマネジメント方式のひとつ)の推 進員を担っている。 ○ 大阪市立大学生活科学部 非常勤講師。 平成23年8月7日(日) 第3回認知症コーディネーター養成研修イメージシート (8・9期生合同) カリキュラム(基本履修項目) B 認知症ケアの理念 E 認知症ケア・生活支援・地域ケアや支援の実際 □ パーソンセンタードケアや尊厳を支えるケアの理念の理解 □ 利用者本位、本人中心のケアの理念に基づいた認知症の人のケ アや支援のあり方や方法を学ぶ □ 認知症の人が抱えるさまざまな課題、現状を理解し、支援のあ り方を学ぶ □ 認知症の人のためのケアマネジメントセンター方式、ライフサ ポートワークの意義と実際を学ぶ □ 多職種協働、地域包括ケア、ステージアプローチの考え方の理 解 【本日の到達目標】 ① 認知症の人のステージアプローチの考え方と支援や課題に ついて理解する ② ステージアプローチにおけるケアマンジメントセンター方 式の意義や活用について学ぶ 2.研修の構成 10:00~10:30 フィードバック 10:30~16:45 講義及び演習 テーマ「認知症ケアのマネジメント ケースカンファレンスの持ち方」 センター方式 C-1-2 と E シートを用いたケースカンフ ァレンス の演習を通して、スタッフに考えてもらうため のカンファレンスの持ち方を学ぶ * センター方式の5つの視点と全体像を理解する * 事例を通してセンター方式を活用し(C-1-2,E シートを活用)、 ケアマネジメントの理解を深める * スタッフに考えてもらうためのカンファレンスの持ち方を 学ぶ * 認知症の人のケアマネジメントのあり方を学ぶ 16:45~17:00 事務連絡 平成23年8月8日(月) 第3回認知症コーディネーター養成研修イメージシート (8・9期生合同) カリキュラム(基本履修項目) B 認知症ケアの理念 E 認知症ケア・生活支援・地域ケアや支援の実際 □ パーソンセンタードケアや尊厳を支えるケアの理念の理解 □ 利用者本位、本人中心のケアの理念に基づいた認知症の人のケ アや支援のあり方や方法を学ぶ □ 認知症の人が抱えるさまざまな課題、現状を理解し、支援のあ り方を学ぶ 【本日の到達目標】 ③ 若年認知症の理解、支援のあり方、方法、課題について学 ぶ ④ 若年認知症の本人交流会、本人ネットワークの意義につい て学ぶ ⑤ スピリチュアル回想法について学ぶ 2.研修の構成 10:00~10:30 フィードバック 10:30~12:30 講義 テーマ「若年性認知症の人や家族への支援」 * 若年認知症について正しく理解する * 本人支援、家族支援のあり方と実際 * 実際に使える制度と必要な支援 * 就労支援、社会参加活動について * 本人交流会や本人ネットワークの意義とその広がり 12:30~13:30 昼食・休憩 13:30~16:45 講義&演習(途中休憩15分含む) テーマ「認知症の本人交流会の意味 ~何を話すべきか・スピリチャル回想法の視点から~」 * スピリチュアル回想法とは? * その考え方や意義について * 現場や本人交流会等での進め方、活用について 16:45~17:00 事務連絡 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・9 期生) 日 会 【 司会 】 大牟田市認知症ケア研究会 時:平成 23 年 9 月 18 日(日)10:00~17:00 場:大牟田市役所 運営委員 山口 田中 北別館 4 階 第 1 会議室 夏代 憲一 10:00~12:00 1. 実践塾・講義「人と人とが響き合う音楽とコミュニケーション」 講師:熊本大学文学部総合人間学科 木村 博子先生 休 憩(12:00~13:00) 13:00~15:30 2. 講義・演習「コミュニティ音楽療法の考え方と活かし方」 講師:熊本大学文学部総合人間学科 木村 博子先生 15:40~16:10 3. レビュー 16:10~16:50 4. 第 8 回徘徊 SOS ネットワーク模擬訓練実践研修 オリエンテーション、事務連絡 17:00 終了 講師プロフィール 木村 博子さん ○ 福岡県出身。東京芸術大学音楽学部楽理科、同大大学院音楽研究科音楽学専攻修了。 ○ 専門は音楽学(西洋音楽史)、音楽療法。 ○ 1980 年熊本大学に赴任、以来ルネサンス・バロック音楽、音楽療法理論等を講じ、現在に至 る。 ○ 15 年前より高齢者施設、児童施設等で音楽療法を実践、最近はコミュニティ音楽療法に力 を入れている。 ○ 日本音楽療法学会、日本笑い学会、日本音楽学会他会員。日本音楽療法学会認定音楽療 法士。熊本大学文学部総合人間学科准教授。 平成23年9月18日(日) 第7回認知症コーディネーター養成研修イメージシート (8・9期生合同) カリキュラム(基本履修項目) B 認知症ケアの理念 E 認知症ケア・生活支援・地域ケアや支援の実際 □ □ パーソンセンタードケアや尊厳を支えるケアの理念の理解 利用者本位、本人中心のケアの理念に基づいた認知症の人のケ アや支援のあり方や方法を学ぶ □ 利用者本位、本人中心のケアの理念に基づいた認知症の人のケ アや支援のあり方や方法を学ぶ 【本日の到達目標】 ① 豊かなコミュニケーション、人間理解としての音楽療法の 理念や考え方について学ぶ ② 認知症の人の QOL の向上のための音楽の活かし方について 学ぶ ③ コミュニティ音楽療法について学ぶ 2.研修の構成 (午前は実践塾との合同) 10:00~12:00 講義 テーマ「人と人が響き合う音楽とコミュニケーション」(仮題) 講 師 木村博子さん 熊本大学文学部総合人間学准教授 12:00~13:00 昼食・休憩 13:00~15:30 講義&演習 テーマ「コミュニティ音楽療法の考え方と活かし方」 講 師 木村博子さん 15:40~16:10 レビュー 16:10~16:50 第 8 回徘徊 SOS ネットワーク模擬訓練実践研修 オリエンテーション、事務連絡 17:00 終了 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・第 9 期生) 日 時:平成 23 年 10 月 6 日(木)10:00~17:00 会 場:大牟田文化会館 研修室 【研修主幹(進行)】 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 宮川 昇 10:00~12:00 5. 講義及び演習「共に生きる、相手を深く理解する」 ~バリデーション法という聴き方~ 講師:久留米大学文学部 教授 稲谷ふみ枝さん (医)信和会 岡山 隆二さん 休 憩(12:00~13:10) 13:10~15:10 6. グループワーク 「自身の BPSD への対応とバリデーション法との比較」 アドバイザー:稲谷ふみ枝さん 岡山 隆二さん 休 憩(15:10~15:20) 15:20~16:20 7. 事例検討 アドバイザー:稲谷ふみ枝さん 岡山 隆二さん 16:20~16:50 8. まとめの講義 講師:稲谷ふみ枝さん 16:50~17:00 9. 事務連絡 講師プロフィール 稲谷ふみ枝さん 所属:久留米大学文学部教授(心理学博士) プロフィール スウェーデン国立リンシェピング大学留学後、帰国し琉球大学大学院で高齢者の ウェルビーイング研究を行う。現在、久留米大学文学部教授(心理学博士)。 これまで、医療や福祉の臨床現場でも、心理アセスメントと介入、心理教育を継続 して行っている。とくに臨床心理士として、認知症の高齢者を対象とした心理療法や 介護職・家族を対象としたストレスマネジメント教育を実践している。国内で数名しか いない認知症高齢者を対象としたバリデーション法のティーチャーの資格を有する。 バリデーションにおける資格と社会的活動(近年より抜粋) *公認日本バリデーション協会主催 バリデーションセミナー講師 2005-2009 「バ リデーションへの誘い」福岡会場 *全国社会福祉協議会・中央福祉学院主催 2007 社会福祉施設長サービス管理 研修会「職員のストレスマネジメント(施設スタッフのコミュニケーションスキルを高 めるバリデーション) 神奈川県 *福岡県社会福祉協議会主催 2007 社会福祉施設役職研修「社会福祉施設職員 のストレス管理・バリデーション法」 *福岡県婦人保護・救護施設協議会主催 2007 第 1 回職員研修会 「コミュニケー ションのとり方について・バリデーション法」 *社団法人福岡県社会福祉士会主催 社会福祉実践研究支援委員会企画研修 2007「バリデーションの理論と技法」 学術大会発表・シンポジウム(抜粋) *日本心理学会第 70 回大会 2006 公開シンポジウム「ポジティブ心理学の臨床心 理学への応用-認知症へのバリデーションセラピィ」 *第 9 回日本健康支援学会・ヘルスサイエンスセミナー(市民公開講座)2008 「認知症のケアをめぐってー認知症ケアにおける効果的なコミュニケーション・バリデ ーション」 等 岡山隆二さん 鹿児島県出身。地元の大学を卒業後、「福岡県社会福祉協議会」で主事として 5 年、 特別養護老人ホーム「とそ清風園」(鹿児島市)で生活相談員を 6 年 4 ヶ月。介護付有 料老人ホーム「ガーデンハウス慈遊館(じゆうかん)」(鹿児島市)で、開設準備室長を 経て施設長兼介護支援専門員を 4 年 5 ヶ月。平成 21 年 4 月から信和会本部付。出 向で現職に至る。 【 資格等】 社会福祉学修士、社会福祉士、主任介護支援専門員、レクリエーション・インストラ クター、バリデーション・ワーカー、エデン・アソシエイト 平成 13 年に武田和典さんと出逢い、既存特別養護老人ホームにおけるユニットケ アを実践。施設における個別ケアの実現は生涯テーマの一つ 平成 23 年 10 月 6 日(木) 認知症コーディネーター養成研修イメージシート 1.カリキュラム(基本履修項目) C 認知症の人の理解 【 ねらい 】 (1)本人中心、利用者本位の認知症ケアにおける本人支援の意義を理解する (2)認知症の人の心理や体験世界を理解し、どんな支援が求められているのかを 学ぶ (3)認知症の人が何を求めているか、本人の声や姿に学び、取巻く環境とニーズを 理解する (4)認知症の人の尊厳を支える関わりやコミュニケーションのあり方を理解する 2.今回の研修の目標 (1)認知症の人の心理と体験世界の見方・考え方を理解する。 (2)認知症の人との基本的なコミュニケーションの方法について理解する。 (3)認知症の人とのコミュニケーション法である「バリデーション」について、原則、 過程、ゴール、解決の4つの段階、言語的・非言語的テクニックの概要を理解 する。 (4)バリデーションを通して、認知症の人を支える家族の精神的支援のあり方を 考える。 3.研修の構成 10:00~12:00 12:00~13:10 13:10~15:10 15:10~15:20 15:20~16:20 16:20~16:50 16:50~17:00 ■講義及び演習 「共に生きる、相手を深く理解する」 ~バリデーション法という聴き方~ 講師:久留米大学文学部 教授 稲谷 ふみ枝さん (医)信和会 岡 山 隆 二 さん 食事・休憩 ■グループワーク 「自身の BPSD への対応とバリデーション法との比較」 アドバイザー:稲谷 ふみ枝さん 岡 山 隆 二 さん 休憩 ■事例検討 アドバイザー:稲谷 ふみ枝さん 岡 山 隆 二 さん ■まとめの講義 講師:稲谷 ふみ枝さん 事務連絡 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・9 期生) 日程:平成 23 年 10 月 8 日(土) 10:00~17:00 場所:大牟田市役所 北別館 4 階 第1会議室 ●第 13 回認知症コーディネーター養成研修 平成 23 年 10 月 8 日(土) 【司会】 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 小山 智弘 平山 大介 10:00~12:00 講義 「新しい認知症の医療とケア~認知症の中核症状へのアプローチと回想法~」 (実践塾及び認知症コーディネーター合同研修) 講師 独立行政法人国立長寿医療研究センター 内科総合診療部長 遠藤英俊先生 12:00~13:00 休憩 13:00~14:00 講義 「パーソンセンタードケアの向上と DCM の理解」 講師 独立行政法人国立長寿医療研究センター 内科総合診療部長 遠藤英俊先生 14:15~16:55 事例検討・ワーキング 17:00 終了 講師プロフィール 遠藤英俊(えんどうひでとし) (国立長寿医療研究センター 内科総合診療部長) 1982 年、滋賀医科大学卒業。1987 年、名古屋大学医学部大学院修了。その後、市立中津川総 合病院内科部長、国立療養所中部病院内科医長などを経て、現在に至る。老年病専門医。 著者 に『認知症・アルツハイマー病がよくわかる本』(主婦の友社)、『地域回想法ハンドブック』(河出書房新 社)、『いつでもどこでも「回想法」』(ごま 書房)など多数。 ( 参 考 URL ) 認 知 症 フ ォ ー ラ ム .com ( 動 画 で わ か り や す く 認 知 症 を 知 る サ イ ト ) http://www.ninchisho-forum.com/movie/00000004/ 大牟田市認知症コーディネーター養成研修イメージシート 平成 23 年 10 月 8 日(土) 基本履修項目 B 認知症ケアの理念 D 認知症の疾患の理解 E 認知症ケア・生活支援・地域ケアや支援の実際 *ねらいはカリキュラムを参照 【 今回の研修の到達目標 】 1.認知症の中核症状によっておこる生活の困難さやコミュニケー ションの支障について理解し、その適切なアプローチについて 学ぶ。 2.事例を通して、中核症状への対応、身体疾患や体調面の管理、 日々の生活支援など、さまざまな角度からケアの課題を探る視 点を学ぶ 3.回想法やDCMの意義と活用について学び、ケアの実践力、パ ーソンセンタードケアの向上を図る。 1.プログラムの構成 10:00~12:00 講義<実践塾及び認知症コーディネーター合同研修> テーマ「新しい認知症の医療とケア」 ~認知症の中核症状へのアプローチと回想法~ * 認知症の中核症状によっておこる、生活やコミュニケーショ ンの障害を最小限にするための、中核症状への適切なアプロ ーチや対応について学ぶ * 回想法の意義や活用について学び、ケアの実践力アップにつ なげる 12:00~13:00 昼食・休憩 13:00~14:00 講義 テーマ「パーソンセンタードケアの向上とDCMの理解」 * DCMの考え方と意義について学び、パーソンセンタードケ アの理解をさらに深める 14:15~16:55 事例検討・ワーキング * 1事例 50 分×3事例 * 中核症状やBPSD、身体疾患や体調管理、薬の影響や生活 支援などさまざまな角度からケアの課題を抽出していく * ケアの基盤である「パーソンセンタードケア」と「ライフサポート」を進め ていく上で、中核症状へのアプローチや健康・体調管理の重 要性を理解する 17:00 終了 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 9 期生) 日 時:平成 23 年 11 月 25 日(金)9:30~16:30 会 場:大牟田文化会館 研修室 【 司会進行 】 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 田中 憲一 10:00~12:00 1. 講義 「地域生活を支えるためのライフサポートワークの意義と視点」 講師:全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会 川原 秀夫 休 憩(12:00~13:00) 13:00~16:00 2. 講義及び演習 「ライフサポートワークの実際 ~チームケアの重要性とライフサポートワークのプロセス~」 講師:共生ホームよかあんべ 黒岩 尚文 16:00~16:25 3. まとめのコメント 16:25~16:30 4. 事務連絡 講師プロフィール 宮島渡(みやじまわたる) ○高齢者総合福祉施設アザレアンさなだ(上田市)施設長 ○1959 年生まれ。大学卒業後、金融機関に勤務。老人ホームの生活指導員を経て、1993 年より 現職。長野県社会福祉士会会長。長野県デイサービスセンター協議会会長。全国小規模多機能型居宅 介護事業者連絡会 副代表。 ○「逆デイサービス」、 「施設機能の地域分散ケア」、 「小規模多機能サービス」をキーワードに先 駆的な取り組みを行う。 ○「地域でねばる アザレアンさなだの挑戦」編著、「としよりの気持ち」共著 (参考) 認知症に優しくなれるDVD(2008 年 12 月 01 日 朝日新聞) 認知症になった住民を地域で優しく迎え入れよう――。こんなメッセージを込めたDVDソフ ト「うんまく『ボケ』りゃいいやさ 飯綱町」を、同町社会福祉協議会が制作、この秋から販売 した。県外でも評判を呼び、売れ行き好調というこのDVD。子どもたちの人権教育に役立てら れている。(池田拓哉) 約10分の啓発アニメと、オリジナル曲「きらきらサンバ」 (副題・ボケたっていいやさンバ)、 曲に合わせた予防体操が収録されている。認知症への理解を地域でどう深めていくか探っていた 町社協は1年前、町内の福祉関係者らに呼びかけ「うんまくボケる戦略チーム」を結成。収録用 のアニメや歌、振り付けを大学教授や専門家に監修してもらって作った。 アニメ「大好きなおばあちゃん」の主人公は小学生の男の子。祖母が鏡に映る自らの顔を客と 勘違いしたり、「トイレに行く」と言って外出したりする姿に戸惑い、「おばあちゃんが違う人 になっていく」と不安を感じるようになる。しかし、母親の説明で脳の病気と知る。「おばあち ゃんのいいところは何も変わっていないんだよ」と諭す母親の話を聞き、祖母と優しく接する決 意をする――というストーリーだ。 アニメはDVD完成前の4月から、町内の小学校や高校の人権学習の授業で上映されている。 認知症について知らない子が多く、「お年寄りに優しくしようと思った」との感想が寄せられて いる。 「きらきらサンバ」は、軽快なメロディーと語りかける歌詞が印象的だ。 「私があなたを忘れても 笑って許してくれますか? 一人困っている時にゃ 声をかけてく れますか?」 このDVDは町内の牟礼郵便局でも上映されている。認知症サポーターの研修でも使うという。 300枚作ったところ、発売1カ月で県外150枚を含む180枚が売れた。監修者の一人で、 上田市内で認知症高齢者のケア施設を運営する中沢純一さんが、県外の出張先で宣伝している。 同じく監修者で、同市内で介護施設を運営する宮島渡さん(49)は言う。 「認知症の人は社会からの孤立感に何年も悩む。社会生活を周囲で支え合うのは、人間の尊厳 を保障する上でとても大事。DVDを通じて、人間にはみな平等に生きる権利があることを理解 して欲しい」 DVDは2千円。問い合わせは町社協(026・253・8456)へ。 平成 23 年 11 月25日(金) 認知症コーディネーター養成研修イメージシート 1.カリキュラム(基本履修項目) 小規模多機能ケアとライフサポートワーク 【 ねらい 】 (1)利用者本位、本人中心のケアの理念に基づいた認知症の人のケアや支援 のあり方や方法を学ぶ (2)認知症の人が抱えるさまざまな課題、現状を理解し、支援のあり方を学ぶ (3)認知症の人のためのケアマネジメント、ライフサポートワークの意義と実際を 学ぶ (4)多職種協働、地域包括ケア、ステージアプローチの考え方の理解 2.今回の研修の目標 (1)小規模多機能ケアやライフサポートワークの意義と視点の理解を深める (2)ライフサポートワークの実践のために必要なチームケアのあり方とその実際を 学ぶ (3)ライフサポートワークのプロセスと活用の実際を学ぶ 3.研修の構成 9:30~10:00 10:00~12:00 レビュー発表 フィードバックとイメージアップ 講義 講師:川原秀夫さん 「地域生活を支えるためのライフサポートワークの意義と視点」 12:00~13:00 昼食・休憩 13:00~16:00 講義及び演習 講師:黒岩尚文さん 「ライフサポートワークの実際 ~チームケアの重要性とライフサポートワークのプロセス~」 16:00~16:25 まとめのコメント 16:25~16:30 事務連絡、終了 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・第 9 期生) 日 時:平成 23 年 11 月 26 日(土)10:00~17:00 会 場:市役所北別館第1会議室 【 司会進行 】 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 小田原 弘子 10:00~10:30 1. レビュー発表 フィードバックとイメージアップ 10:30~12:00 2.講義及び演習 「地域包括ケアにおけるケアマネジメントのあり方」 講師:高齢者総合福祉施設 アザレアンさなだ 宮島 渡さん 休 憩(12:00~13:00) 13:00~16:45 3.講義及び演習 「パーソンセンタードケアの実践のためのケアの考え方とケアの展開」 講師:高齢者総合福祉施設 アザレアンさなだ 宮島 渡さん 16:45~17:00 2. 二日目のオリエンテーション、事務連絡 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・第 9 期生) 日 時:平成 23 年 11 月 27 日(日)10:00~17:00 会 場:市役所北別館第1会議室 【 司会進行 】 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 鍋嶋 光二 10:00~10:30 1. レビュー発表 フィードバックとイメージアップ 10:30~12:00 2. 講義及び演習 「ひもときシート、センター方式、ライフサポートワークの理解と活用1」 13:00~16:00 3. 講義及び演習 *事例を通して 「ひもときシート、センター方式、ライフサポートワークの理解と活用2」 16:00~16:50 4. まとめの講義 16:50~17:00 5.事務連絡 平成 23 年 11 月26日(土)~27日 認知症コーディネーター養成研修イメージシート 1.カリキュラム(基本履修項目) ケアマネジメントとライフサポートワーク 【 ねらい 】 (1)利用者本位、本人中心のケアの理念に基づいた認知症の人のケアや支援 のあり方や方法を学ぶ (2)認知症の人が抱えるさまざまな課題、現状を理解し、支援のあり方を学ぶ (3)認知症の人のためのケアマネジメントセンター方式、ライフサポートワークの 意義と実際を学ぶ (4)地域包括ケア、多職種協働、ステージアプローチの考え方の理解 2.今回の研修の目標 (4)地域包括ケアにおけるケアマネジメントのあり方を学ぶ (5)パーソンセンタードケアを実践するために必要なケアの考え方を学ぶ (6)ひもときシートとセンター方式の意義と活用について学ぶ (7)ライフサポートワークの理解を深める (8)事例を通して、ケアの視点の転換を図る 3.研修の構成 <一日目> 10:00~10:30 レビュー発表 フィードバックとイメージアップ 10:30~12:00 講義及び演習 講師:宮島 渡さん 「地域包括ケアにおけるケアマネジメントのあり方」 13:00~16:45 講義及び演習 講師:宮島 渡さん 「パーソンセンタードケアの実践のためのケアの考え方とケアの展開 16:45~17:00 2日目のオリエンテーション、事務連絡 <二日目> 10:00~10:30 レビュー発表 フィードバックとイメージアップ 10:30~12:00 講義及び演習 「ひもときシート、センター方式、ライフサポートワークの理解と活用1」 13:00~16:00 講義及び演習 *事例を通して 「ひもときシート、センター方式、ライフサポートワークの理解と活用2」 16:00~16:50 まとめの講義 16:50~17:00 事務連絡 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・9 期生) 日 会 【 司会 】 大牟田市認知症ケア研究会 時:平成 23 年 12 月 3 日(土)10:00~17:00 場:大牟田市役所 運営委員 山崎 北別館 4 階 第 1 会議室 美香 10:00~10:30 1.レビューフィードバックと研修のイメージアップ 10:30~12:30 2.講義「排泄ケアの基礎知識とアセスメント」 講師:大腸肛門病センター くるめ病院 種子田美穂子先生 休 憩(12:30~13:30) 13:30~16:45 3.講義「認知症の方の気持ちの良い排泄を目指すために」 ~父のケアを通じて学んだこと~ 講師:愛媛県中予地方局総務企画部地域政策課 佐川 16:45~17:00 4.事務連絡 光俊先生 講師プロフィール 佐川 光俊さん ○ 宇和島市吉田町出身。 ○ 昭和 57 年に金沢大学法文学部法学科を卒業後、愛媛県庁に入庁。 ○ 平成 23 年 4 月から 愛媛県中予地方局地域政策課課長補佐(介護支援専門員) ○ 認知症の父のケアをあたるかたわら、認知症の方のためのアセスメント「センター方式」 の推進を通じて、利用者本人本位のケアの実現、すべての人が気持ちよく排泄できる社会 づくりを目指す活動を行っている。 ○ 検討委員会等 平成 21 年度「グループホームのあり方研究事業検討委員会」委員(公益社団法人 日 本認知症グループホーム協会) 平成 22 年度、 「グループホームの安全性確保・向上に関する調査研究検討委員会」委員 (公益社団法人 NPO法人 日本認知症グループホーム協会) 日本コンチネンス協会 理事 ○ 主な執筆 「コミュニティティケア」2005年9月号(日本看護協会出版)、「毎日ライフ」200 5年12月号(毎日新聞社)、治療2006年3月号(南山堂)、 「おはよう21」2011 年 3 月号(中央法規) NPO法人 日本コンチネンス協会の会員向け機関紙「コンチネンスナウ」に“父が教え てくれること~父のケアは私の楽しみ~”を連載中。 平成 23 年 12 月 3 日(土) 第 18 回認知症コーディネーター養成研修イメージシート (8・9期生合同) カリキュラム(基本履修項目) B、認知症ケアの理念 E、認知症ケア・生活支援・地域ケアや支援の実際 ( ねらい ) ○ パーソンセンタードケアや尊厳を支えるケアの理念の理 解 ○ 認知症ケアの支援と理念の実際と一体化している支援者 の姿勢や実践を学ぶ ○ 認知症の人が抱える様々な課題、現状を理解し支援のあり 方を学ぶ ○ 認知症の人のためのケアマネジメント。ライフサポートワ ーク意義と実際を学ぶ ( 到達目標 ) ○ 排泄のメカニズムを理解するとともに、認知症の人の排泄 障害に対し尊厳ある排泄ケアのあり方を理解する ○ 排泄のアセスメントや医療との連携の重要性を理解する とともに、排泄障害の原因を追究する姿勢を身に付ける ○ 認知症の人の日常の健康管理や食事、排泄、睡眠などの本 人の生活リズムに応じた支援やケアの重要性を理解する 研修の構成 10;00~10:30 10;30~12;30 12;30~13;30 13;30~15;00 15;00~15;15 15;15~16;00 レビューフィードバックと研修のイメージアップ 講義 テーマ「排泄ケアの基礎知識とアセスメント」 講師 ;久留米病院大腸肛門病センター 種子田美穂子さん 昼食・休憩 講義 テーマ「認知症の方の気持ちの良い排泄」 ~事例から学ぶ排泄ケアの実際~ 講師;愛媛県中予地方局総務企画部地域政策課 課長補佐 佐川光俊さん 休憩 グループワーク テーマ「認知症の方の機能性尿失禁の考え方」 アドバイザー;佐川光俊さん 16;00~16;45 16;45~17;00 講義「排泄ケアにおけるセンター方式の活用方法」 講師;愛媛県中予地方局総務企画部地域政策課 課長補佐 佐川光俊さん 事務連絡 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・9 期生) 日 時:平成 23 年 12 月 4 日(日)10:00~17:00 会 場:大牟田市役所 北別館 4 階 第 1 会議室 【研修主幹(進行)】 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 田中 憲一 10:00~12:00 1.講義(実践塾及び認知症コーディネーター合同研修) 「認知症の本人・家族・介護スタッフの心の理解と心理面のサポート」 講師:松本診療所 ものわすれクリニック 理事長・院長 松本一生 先生 休 憩(12:00~13:10) 13:10~14:25 2.講義「認知症と診断を受けた本人への心理面のアプローチと 診断当初からの家族への心理教育の実際」 休 憩(14:25~14:40) 14:40~16:40 3.事例検討会(2事例) コメンテーター:松本一生 先生 コーディネーター:認知症ケア研究会 運営委員 岡山隆二 16:40~17:00 まとめ、事務連絡 17:00 終了 講師プロフィール 松本一生(まつもと いっしょう) 1956 年 11 月生まれ 1983 年・大阪歯科大学卒業 1990 年関西医科大学卒業 松本診療所(ものわすれクリニック)院長 専門領域 ①老年精神医学 ②介護家族・支援職のケア ③高齢者虐待防止 元・大阪人間科学大学 社会福祉学科教授 (2005 年~2009 年) 大阪府認知症・高齢者虐待防止対策専門委員 大阪市認知症対策事業・嘱託医 大阪市立大学大学院非常勤講師 日本認知症ケア学会理事 日本精神神経学会 指導医・専門医 歯科医師・ケアマネジャー (著作) 家族と学ぶ認知症(金剛出版) 認知症介護サポートマニュアル(河出書房) 喜怒哀楽でわかる認知症の人のこころ(編著、中央法規) これからの老老介護にそなえるための心得 40(河出書房)など (公益社団法人)「認知症の人と家族の会」の仲間として参加し、いつも勇気をもらっ ています。 認知症コーディネーター養成研修 イメージシート 平成 23 年 12 月 4 日(日) 1.カリキュラム(基本履修項目) C E I 認知症の人の理解 認知症ケア・生活支援・地域ケアの実際 その他(認知症コーディネーターに求められる新たな研修課題) 【 ねらい 】 □ 認知症の本人の心理について理解を深め、認知症によって難し くなっていく心理面のサポートについて学ぶ □ 介護家族やケアスタッフの心理を理解し、心理面へのサポート について学ぶ □ 現場の本人、家族、ケアスタッフの心理面の課題などを振り返 り、ストレスケアの重要性を学ぶ 2.今回の研修の目標 (1) 認知症の本人の心理、喜怒哀楽を理解し、サポートのあり方を学ぶ (2) 介護家族やケアスタッフの心理面のサポートの重要性と方法を学ぶ (3) 認知症診断時の本人サポートのあり方を学ぶ (4) 認知症の家族教育の重要性とその方法を学ぶ 3. 研修の構成(午前は「実践塾」と合同) 10:00~12:00(120 分) 講義Ⅰ「認知症の本人・家族・介護スタッフの心の理解と心理面のサポー ト」 講師:松本診療所 ものわすれクリニック 理事長・ 院長 松本一生先生 12:00~13:10 昼食・休憩 13:10~14:25(75 分) 講義Ⅱ「認知症と診断を受けた本人への心理面のアプローチと 診断当初からの家族への心理教育の実際」 講師:松本一生先生 ~休憩 15 分~ 14:40~16:40(120 分) 事例検討会(2事例) コメンテーター:松本一生先生 コーディネーター:認知症ケア研究会 運営委員 岡山隆二 16:40~17:00 まとめ、事務連絡 17:00 終了 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・9 期生) 日時:平成 24 年 1 月 14 日(土)、15 日(日) 10:00~17:00 場所:大牟田市役所 北別館 4 階 第1会議室 ●第 20 回 認知症コーディネーター養成研修 平成 24 年 1 月 14 日(土) 【司会】 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 小田原 弘子 10:00~10:30 レビューのフィードバック・研修のイメージアップ 10:30~12:30 講義 「高齢者の尊厳、権利擁護の理解と実際」 講師:一般社団法人 あい権利擁護支援ネット 代表 池田惠利子先生 12:30~13:30 休憩 13:30~16:00 グループワーク 「高齢者の権利侵害の場面を考える」 アドバイザー:池田惠利子先生 大牟田市地域長寿社会推進課 中央地域包括支援センター 梅本政隆先生 16:00~16:50 グループワーク発表、まとめの講義 講師・アドバイザー:同上 17:00 終了 ●第 21 回 認知症コーディネーター養成研修 平成 24 年 1 月 15 日(日) 【司会】 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 本戸 伸和 10:00~10:30 レビューのフィードバック・研修のイメージアップ 10:30~12:30 講義 「成年後見制度の理解と実際」 講師:一般社団法人 あい権利擁護支援ネット 代表 池田惠利子先生 12:30~13:30 休憩 13:30~16:00 事例検討 「高齢者が権利侵害を受けている事例」 アドバイザー:池田惠利子先生 大牟田市地域長寿社会推進課 中央地域包括支援センター 梅本政隆先生 16:00~16:30(30 分) まとめの講義 講師・アドバイザー:同上 17:00 終了 講師プロフィール 池田惠利子(いけだえりこ) ○一般社団法人 あい権利擁護支援ネット 代表 社会福祉士 ○財団法人東京都福祉保健財団 高齢者権利擁護支援センターアドバイザー(前センター長) 権利擁護活動として虐待対応や苦情申立てに係わるほか、身寄りのない方への後見人 活動やオンブズマン等に取り組む独立型ソーシャルワーカー。 1998年には社団法人日本社会福祉士会の副会長として法務省法制度審議会成年 後見制度小委員会参考人に。その後、社会福祉士会の権利擁護機関「ぱあとなあ」設立 に関与。地域包括支援センターの権利擁護業務マニュアルの執筆者として長寿センター 等の研修講師も勤める。東京都の高齢者虐待を考える会委員として活動後、現在、虐待 へのスーパーバイズや研修企画、講師等としての活動も行なっている。 日本成年後見法学会常任理事。 「認知症でも大丈夫なまちづくりキャンペーン」委員。 日本年金機構運営評議委員。認知症ケア学会評議員。 平成 22 年度読売新聞認知症ケア奨励賞受賞 講師としては、司法研修所、東京第一弁護士会等の研修の他、立教大学、国立医療科 学院などの非常勤講師も勤めている。 <主な著書> 「ソーシャルワークと権利擁護」中央法規出版 「ケアマネジャーのための権利擁護」 中央法規出版 「高齢者虐待・権利擁護 実践ハンドブック」法研 「ケアプラン困難事例集」財団法人東京都福祉保健財団監修 「エピソードで学ぶ成年後見人」民事法研究会 他テキスト等多数 第 20・21 回認知症コーディネーター養成研修 イメージシート(第 8・9 期生) 平成 24 年 1 月 14(土)~15 日(日) 1.カリキュラム(基本履修項目) B E 認知症ケアの理念 認知症ケア・生活支援・地域ケアや支援の実際 【 □ □ □ □ ねらい 】 パーソンセンタードケアや尊厳を支えるケアの理念の理解 支援者としての豊かな人間観、介護観、価値観、ものの見方、 倫理観の醸成 利用者本位、本人中心のケアの理念に基づいた認知症の人のケア や支援のあり方や方法を学ぶ 権利擁護について学び、権利擁護の実践者としての自覚とスキル を持つ 2.今回の研修の目標 (1)個人の尊厳について考え、支援者としての人間観を改めて確認する。 (2)日々の生活の中で、高齢者が侵害されている権利、認知症ゆえに侵害さ れている人としての当たり前の権利を考え、それらを擁護していくための 方法、支援のあり方を考える。 (3)成年後見制度を学び、その適応、対象を理解し制度利用の手法を学ぶ。 3.研修の構成 第 20 回:平成 24 年 1 月 14 日(土) 10:00~10:30(30 分) レビューのフィードバック・研修のイメージアップ 10:30~12:30(120 分) 講義 「高齢者の尊厳、権利擁護の理解と実際」 講師:一般社団法人 あい権利擁護支援ネット 代表 池田惠利子さん 13:30~16:00(150 分) グループワーク 「高齢者の権利侵害の場面を考える」 アドバイザー:池田惠利子さん 大牟田市地域長寿社会推進課 中央地域包括支援センター 梅本政隆さん 15:00~16:50(50 分) グループワーク発表、まとめの講義 講師・アドバイザー:同上 第 21 回:平成 24 年 1 月 15 日(日) 10:00~10:30(30 分) レビューのフィードバック・研修のイメージアップ 10:30~12:30(120 分) 講義 「成年後見制度の理解と実際」 講師:一般社団法人 あい権利擁護支援ネット 代表 池田惠利子さん 13:30~16:00(150 分) 事例検討 「高齢者が権利侵害を受けている事例」 アドバイザー:池田惠利子さん 大牟田市地域長寿社会推進課 中央地域包括支援センター 梅本政隆さん 16:00~16:30(30 分) まとめの講義 講師・アドバイザー:同上 平成 23 年度 大牟田市認知症コーディネーター養成研修 (第 8 期生・9 期生) 日 時:平成 24 年 2 月 11 日(土)10:00~17:00 会 場:大牟田市役所 北別館 4 階 第 1 会議室 【 司会 】 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 徳永 はるみ 添島 節子 10:00~12:00 1. 実践塾・講義「認知症の在宅医療と介護 ~日常の医療の役割と重度化や看取りへの支援~」 講師:新田クリニック 新田國夫先生 休 憩(12:00~13:00) 13:00~13:30 2.レビュー発表 フィードバックとイメージアップ 13:30~15:30 3.ディスカッション 太郎さんと花子さんの事例から テーマ「認知症の人の変化点の見極め ~必要な医療と介護の支援~」 休 憩(14:30~14:40) 14:40~15:40 4.事例検討 「重度認知症及びターミナルケアの課題について」 進行:認知症ケア研究会 大谷るみ子 アドバイザー:新田クリニック 新田國夫先生 15:40~16:10 5.まとめの講義 講師:新田クリニック 新田國夫先生 16:10~16:50 6.受講生ミーティング(実習についてのインフォメーション) 16:50~17:00 事務連絡 講師プロフィール 新田 國夫さん 略歴 1967 1979 1990 1992 早稲田大学第一商学部卒業 帝京大学医学部卒業 同大学病院第一外科・救急救命センター 東京都国立市に新田クリニック開設 医療法人社団つくし会設立 理事長に就任し現在に至る 現在 北多摩医師会会長、東京都医師会地域福祉委員長、多摩西部地域摂食・嚥下機能支援事業協議 会会長、東京都脳卒中医療連携協議会委員、東京都脳卒中地域連携パス協議会委員、 国立市 在宅療養推進連絡協議会代表、国立市介護保険認定審査会会長、福祉フォーラムジャパン副会 長、 「家で死ぬための医療とケア・・在宅看取り学の実践・・」編著 “口から食べるを支える-在宅でみる摂食・嚥下障害、口腔ケア-”編著 「在宅医療午後から地域へ」 その他小論多数 在宅での安心ある看取り、在宅療養支援診療所―在宅医療の理念―、 etc。 平成24年2月11日(土) 第 18 回認知症コーディネーター養成研修イメージシート (8・9期生合同) カリキュラム(基本履修項目) D、認知症の疾患の理解 重度化、看取りへの適切な医療とケア E、認知症ケア・生活支援・地域ケアや支援の実際 重度化、看取りの支援と医療連携 ( ねらい ) ・パーソンセンタードケアの延長上にある看取り支援のあり方の理解 ・認知症の人の重度化、看取りに伴う適切な医療とケアの理解 ・在宅や地域密着型サービスにおける看取りの支援と医療連携の理解 ・在宅での看取り、それに向き合う専門職としてのあり方の理解 ( 到達目標 ) ① 終末期ケア、在宅におけるホスピスケア、スピリチュアルケアのあり方を学ぶ ② 重度化、看取り支援における適切な医療とケアの理解 ③ 在宅における看取りの実際を学び、本人支援、家族支援のあり方を学ぶ ④ ターミナル期の人に向き合う私たちの姿勢、人間観、介護観について学ぶ ( 研修の構成 ) 10:00~12:00 実践塾・ 講義 テーマ「認知症の在宅医療と介護~日常の医療の役割と重度 化や看取りへの支援~」 講師 新田クリニック 院長 新田 國夫先生 12:00~13:00 昼食・休憩 13:00~13:30 レビュー発表 フィードバックとイメージアップ 13:30~14:30 ディスカッション・ 太郎さんと花子さんの事例から テーマ「認知症の人の変化点の見極め」 ~必要な医療と介護の支援~ 休憩 14:30~14:40 14:40~15:40 事例検討 「重度認知症及びターミナルケアの課題について」 進行 認知症ケア研究会 代表 大谷るみ子 アドバイザー 新田國夫先生 15:40~16:10 まとめの講義 講師 新田 國夫先生 16:10~16:50 受講生ミーティング(実習についてのインフォメーション) 16:50~17:00 事務連絡 平 成 23 年 度 大 牟 田 市 認 知 症 コーディネーター養 成 研 修 (第 8 期 生 ・9 期 生 ) 第 2 3 回 プ ロ グ ラ ム 日 程 : 平 成 24 年 2 月 19 日 (日 ) 場所:大牟田市役所 【司会】 10:00~10:30 10:00~ 17:00 北別館 4 階 第1会議室 運営委員 竜円 大牟田市認知症ケア研究会 誠 レビューのフィードバック 10:30~12:30 講 義 「認 知 症 の人 のための住 まいや暮 らし、暮 らし方 の提 案 」 ~地 域 包 括 ケアの時 代 の住 宅 と地 域 生 活 ~ (仮 題 ) 講師 大阪市立大学大学院 准教授 12:30~13:30 三浦 研氏 食 事 ・休 憩 13:30~14:30 講 義 「地 域 包 括 ケアにおける高 齢 者 住 宅 のあり方 や 地 域 密 着 型 サービスの役 割 」(仮 題 ) 講師 大牟田市役所建築住宅課 課長 14:30~14:40 牧嶋 誠吾氏 休憩 14:40~16:10 グループワークとディスカッション 16:10~16:40 まとめ 16:40~17:00 事務連絡 三 浦 研 氏 、牧 嶋 誠 吾 氏 ~~*~~*~~講 師 プロフィール~~*~~*~~ 三 浦 研 (みうらけん) 大阪市立大学大学院 生活科学研究科 長寿社会総合科学講座准教授 1993 年 京 都 大 学 工 学 部 建 築 学 科 卒 業 、1997 年 日 本 学 術 振 興 会 特 別 研 究 員 、1998 年 京 都 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科 助 手 を経 て 2005 年 より現 職 。2004 年 日 本 建 築 学 会 奨 励 賞 。特 養 、 グループホーム、小 規 模 多 機 能 サービス 、認 知 症 に配 慮 した環 境 計 画 な ど、環 境 行 動 理 論 に 基 づく高 齢 者 施 設 や住 宅 の計 画 ・研 究 に取 り組 む。2010 年 度 高 齢 者 等 居 住 安 定 化 推 進 事 業 評 価 委 員 会 委 員 。編 著 に「個 室 ・ユニットケアで介 護 が変 わる」(中 央 法 規 出 版 )、共 著 に「ケ アを実 践 するしかけ」(岩 波 書 店 )ほか 平 成 24 年 2 月 19 日 ( 日 ) 認知症コーディネーター養成研修イメージシート (8期生・9期生) 1.カリキュラム(基本履修項目) E、認知症ケア、生活支援、地域ケアや支援の実際 【 ねらい 】 (1)認知正の人の立場に立って、住まいと暮らし、環境について学び ハードとソフトの両面から環境作りの重要な視点について考える。 (2)地域密着型サービスとまちづくりのつながりや可能性について 学習する。 2.今回の研修の注目点 ( 1 )認 知 症 や 高 齢 者 に 配 慮 し た 環 境 づ く り の 重 要 性 と 、環 境 の 持 つ 力 や 可 能性、について基礎知識と同時に新しいヒントを得る ( 2 ) 狭 義 の 「 生 活 空 間 」 や 「 居 室 の 設 え 」 と し て 環 境 か ら 、「 住 ま い 」 や 「暮らし」 「暮らし方」 「新しい高齢者の住宅と地域コミュニティーとの つながり」など、幅広くとらえる ( 3 ) 大 牟 田 市 に お け る 小 規 模 多 機 能 施 設 や グループホーム、 地 域 交 流 拠 点 は 誰 も が 住 み 慣 れ た 地 域 で そ の 人 ら し く 暮 ら し 続 け る た め に 、ど の よ う な 役 割 を 果 た し 、ま ち づ く り に ど の よ う に 貢 献 し て い る か 、あ る い は そ の 課 題を検証する (4) 地域包括ケアの時代を迎え、地域密着型サービスや住宅施策、ま ちづくりのあり方などを考える 3.研修の構成 10:00~10:30(30分) レビューのフィードバーック 10:30~12:30 講義 「認知症の人のための住まいや暮らし、暮らし方の提案」 ~地域包括ケアの時代の住宅と地域生活~ (仮題) 講師 三浦 研氏 大阪市立大学大学院 准教授 12:30~13:30 食事・休憩 13:30~14:30 講義「地域包括ケアにおける高齢者住宅のあり方や 地 域 密 着 型 サ ー ビ ス の 役 割 」( 仮 題 ) 講師 牧嶋 誠吾氏 大牟田市役所建築住宅課 課長 14:30~14:40 休憩 14:40~16:10 グループワークとディスカッション ◆ グ ル ー プ 編 成 ( 8 期 生 ・ 9 期 生 混 合 4 人 ×6 G) ① 検証!(30分) 「地域密着型サービスや地域交流拠点、 ケアや支援の現場がまちづくりに果たしてきた成果」 ◆検証項目 1. 事 業 所 内 に 認 知 症 の 人 の 理 解 や パ ー ソ ン セ ン タ ー ド ケ ア の 理 解が浸透してきたか? 根拠は? 2. 認 知 症 や 高 齢 者 に 配 慮 し た 環 境 づ く り が で き て い る か 、あ る い は工夫されているか? 根拠は? 3. 地 域 住 民 に 認 知 症 の 人 の 理 解 や 見 守 り の 意 識 や 取 り 組 み が 広 がってきたか? 根拠は? 4. 地 域 生 活 が 継 続 で き て い る か ? あ る い は 利 用 者 が 地 域 へ 出 か けたり、地域住民やなじみの人たちと交流する機会が増えた か? 根拠は? 5. 認 知 症 の 人 の 笑 顔 が 多 く な っ た か 、あ る い は 生 き 生 き と 暮 ら す 姿が増えたか? 根拠は? ② まちづくりのビジョンを描こう!(30分) ◆ 本 日 の 講 義 や グ ル ー プ ワ ー ク を 踏 ま え 、実 際 に 自 分 た ち の 施 設 、 事 業 所 や 地 域 で 取 り 組 ん で い る こ と 、こ れ か ら 取 り 組 み た い こ となどをイラストにする ③ 発表(30分) 16:10~16:40 まとめ 16:40~17:00 事務連絡 三浦 研氏、牧島 誠吾氏 平 成 23 年 度 大 牟 田 市 認 知 症 コーディネーター養 成 研 修 (第 8・9期 生 ) 日 時 :平 成 24 年 3 月 3 日 (土 )10:00~17:00 会 場 :大 牟 田 市 役 所 北 別 館 4 階 第 1 会 議 室 【研 修 主 幹 (進 行 )】 大 牟 田 市 認 知 症 ケア研 究 会 代 表 大 谷 るみ子 10:00~12:30 総 括 研 修 ~1 1. 講 義 ・ディスカッション 「認 知 症 ケアについてかくも深 く学 ぶということ」 講 師 :グループホームふぁみりえ ホーム長 大 谷 るみ子 さん 休 憩 (12:30~13:30) 13:30~15:30 総 括 研 修 ~2 2. 講 義 ・ディスカッション 「大 牟 田 市 における認 知 症 支 援 体 制 の構 築 に向 けて」 講 師 :グループホームふぁみりえ ホーム長 大 谷 るみ子 さん 15:40~16:50 3. ミーティング及 び事 務 連 絡 8 期 生 :後 期 ミーティング 9 期 生 :中 間 ミーティング 事 務 連 絡 (三 池 山 登 山 キャンペーンについて) 17:00 終 了 平成23年度認知症コーディネーター養成研修~3月 3 日イメージシート~ < 8期生・9期生 > ね ら い:8 期 生:2 年 間 の 研 修 を 総 括 し 、認 知 症 コ ー デ ィ ネ ー タ ー と し て 求 め ら れ る 人 間 観 や 理 念 の 醸 成 、認 知 症 ケ ア の 基 本 視 点 や 支 援 の 実 践 に つ い て 、自 分 自 身 の 到 達 点 、積 み 重 な っ てきた力とこれからの実践課題を明確にする 9 期 生:1 年 間 の 研 修 を 振 り 返 り 、理 解 で き て い る 点 、不 足 し て いる点を点検し、2 年目の研修課題を確認できる 10:00~12:30 総括研修~1【講師:大谷るみ子】 <講義&ディスカッション> テーマ「認知症ケアについてかくも深く学ぶということ」 ◎ 認知症ケアに不可欠なもの ◎ 認知症ケアの目標 ◎ 認知症ケアの基本 ◎ 認知症へのアプローチ ◎ 認知症の人へのアプローチ ◎ BPSD の 新 し い 捉 え 方 ◎ 地域ケア 13:30~15:30 総括研修~2 【講師:大谷るみ子】 テーマ「大牟田市における認知症支援体制の構築に向けて」 <講義&ディスカッション> ◎ 本人理解、本人支援、本人交流会 ◎ 家族理解、家族支援、家族の集い・語らう諧 ◎ 早期発見、診断、予防、支援、看取りまでの地域包括ケア とステージアプローチ ~認知症コーディネーターの役割と活用~ ◎ ケアマネジメント、ライフサポートワークの推進 ◎ 地域認知症サポートチーム ◎ 大牟田市ほっと・安心(徘徊)ネットワーク ◎ 大牟田市における認知症支援の3つの面づくり 15:40~16:50 8期生後期ミーティング及び課題実習計画完成 9期生中間ミーティング <8期生後期ミーティング> ◎ 自己評価 ◎ 実習計画案の検討、今ある自分自身と現場の課題にそった テーマの選択ができているか? ◎ 目標設定、課題実習、レポート提出等について ◎ 最終ミーティング及び修了に向けて <9期生中間ミーティング> ◎ 中間ミーティング~担当運営委員とグループミーティング を通して 1 .1 年 間 の 研 修 の 振 り 返 り ~ 習 得 し た こ と 、理 解 や 習 得が不十分または出来なかったこと 2.2 年目の研修課題 3.レビューや現場への還元方法について 4.その他、意見や提案、要望、困っている点など *受講生 3 人一組で、担当運営委員が入ってグループミー ティングとする * 担 当 運 営 委 員 は ミ ー テ ィ ン グ の 記 録 を 行 い 、事 務 局 へ 提 出 する ◎ 課題提出について 16:50 事務連絡、三池山登山キャンペーンのインフォメーション 17:00 終了 第1回認知症ケア実践塾2011 日 場 司 時 : 平成23年7月16日(土)10:00~12:00 所 : 市庁舎北別館 第1会議室 会 : 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 竜円 誠 1. 開会あいさつ 大牟田市認知症ケア研究会 代表 大谷 るみ子 2. 講 演 「高齢者の尊厳を支えるケアの向上のために」 ~拘束廃止の取り組みと排泄ケア~ 3. 講 師 拘束廃止研究所 所長 講 師 : 田中 とも江 先生 【講師プロフィール】略歴 田中 とも江(たなか ともえ) 昭和61年から高齢患者の治療に伴う身体拘束の廃止に取り組んできた。 縛らないケアの普及活動と同時に、これまでタブー視されていた排泄問題に光をあて、オムツに頼らない排 泄ケアの啓発活動に取り組んでいる。 モットーは『看護師の前に血の通った人間であれ』 大 牟 田 市 介 護 サービス事 業 者 協 議 会 認 知 症 ケア研 究 会 第2回認知症ケア実践塾2011 日 場 司 時 : 平成23年8月5日(金)18:30~21:00 所 : 市庁舎北別館 第1会議室 会 : 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 竜円 誠 1. 開会あいさつ 大牟田市認知症ケア研究会 代表 大谷 るみ子 2. 講 演 「レビー小体型認知症と前頭側頭葉型認知症の理解と対応」 3. 講 師 熊本大学 助教 講 師 : 石川 智久 先生 【講師プロフィール】略歴 石川 智久(いしかわ ともひさ) 平成 8 年 滋賀医科大学医学部卒 平成12年 龍谷大学文学部卒 平成17年 愛媛大学大学院 医学系研究科 修了(医学博士) 同年 愛媛大学医学部附属病院 神経精神科 助手 平成21年 兵庫県立姫路循環器病センター 高齢者脳機能治療室 医長 平成23年より 現職 (熊本大学大学院 生命科学研究部 脳機能病態学分野 助教) 大 牟 田 市 介 護 サービス事 業 者 協 議 会 認 知 症 ケア研 究 会 第3回認知症ケア実践塾2011 日 場 司 時 : 平成23年9月18日(日)10:00~12:00 所 : 市庁舎北別館 第1会議室 会 : 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 山口 夏代 1. 開会あいさつ 大牟田市認知症ケア研究会 代表 大谷 るみ子 2. 講 演 「人と人とが響き合う音楽とコミュニケーション」 3. 講 師 熊本大学文学部総合人間学科 准教授 講 師 : 木村 博子 先生 【講師プロフィール】略歴 木村 博子(きむら ひろこ) 福岡県出身。東京芸術大学音楽学部楽理科、同大大学院音楽研究科音楽学専攻修了。 専門は音楽学(西洋音楽史)、音楽療法。1980 年熊本大学に赴任、以来ルネサンス・バロック音楽、音楽療法理 論等を講じ、現在に至る。 15 年前より高齢者施設、児童施設等で音楽療法を実践、最近はコミュニティ音楽療法に力を入れている。 日本音楽療法学会、日本笑い学会、日本音楽学会他会員。日本音楽療法学 会認定音楽療法士。熊本大学文学部総合人間学科准教授。 大 牟 田 市 介 護 サービス事 業 者 協 議 会 認 知 症 ケア研 究 会 第4回認知症ケア実践塾2011 日 場 司 時 : 平成23年10月8日(土)10:00~12:00 所 : 大牟田市役所 北別館 4 階 第1会議室 会 : 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 小山 智弘 1. 開会あいさつ 大牟田市認知症ケア研究会 代表 大谷 るみ子 2. 講 演 「新しい認知症の医療とケア」 ~認知症の中核症状へのアプローチと回想法~ 3. 講 師 独立行政法人 国立長寿医療研究センター 内科総合診療部長 遠 藤 英 俊 先生 【講師プロフィール】 遠藤 英俊(えんどう ひでとし) (国立長寿医療研究センター 内科総合診療部長) 1982 年、滋賀医科大学卒業。1987 年、名古屋大学医学部大学院修了。その後、市立中津川総合病院内 科部長、国立療養所中部病院内科医長などを経て、現在に至る。老年病専門医。 著者に『認知症・アルツハ イマー病がよくわかる本』(主婦の友社)、『地域回想法ハンドブック』(河出書房新社)、『いつでもどこでも「回 想法」』(ごま 書房)など多数。 ( 参 考 URL ) 認 知 症 フ ォ ー ラ ム .com ( 動 画 で わ か り や す く 認 知 症 を 知 る サ イ ト ) http://www.ninchisho-forum.com/movie/00000004/ 大 牟 田 市 介 護 サービス事 業 者 協 議 会 認 知 症 ケア研 究 会 第5回認知症ケア実践塾2011 日 場 司 時 : 平成23年12月4日(日)10:00~12:00 所 : 大牟田市役所 北別館 4 階 第1会議室 会 : 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 田中 憲一 1. 開会あいさつ 大牟田市認知症ケア研究会 代表 大谷 るみ子 2. 講 演 「認知症の本人・家族・介護スタッフの心の理解と心理面のサポート」 3. 講 師 松本診療所 ものわすれクリニック 理事長・院長 松本一生 先生 【講師プロフィール】 松本一生(まつもと いっしょう) (松本診療所 ものわすれクリニック 院長) 1983 年大阪歯科大学卒業、1990 年関西医科大学卒業、その後大阪人間科学大学社会福祉学科教授などを 経て現在に至る。専門領域は①老年精神医学②介護家族・支援職のケア③高齢者虐待防止。大阪府認知症・ 高齢者虐待防止対策専門委員、大阪市認知症対策事業・嘱託医、大阪市立大学大学院非常勤講師、日本認 知症ケア学会理事、日本精神神経学会指導医・専門医、歯科医師、ケアマネジャー。 主な著作に、家族と学ぶ認知症(金剛出版)、認知症介護サポートマニュアル(河出書房)、喜怒哀楽でわかる 認知症の人のこころ(編著、中央法規)、これからの老老介護にそなえるための心得 40(河出書房)など 大 牟 田 市 介 護 サービス事 業 者 協 議 会 認 知 症 ケア研 究 会 第6回認知症ケア実践塾2011 日 場 司 時 : 平成24年2月11日(土)10:00~12:00 所 : 大牟田市役所 北別館 4 階 第1会議室 会 : 大牟田市認知症ケア研究会 運営委員 徳永 はるみ 1. 開会あいさつ 大牟田市認知症ケア研究会 代表 大谷 るみ子 2. 講 演 「認知症の在宅医療と介護 ~日常の医療の役割と重度化や看取りへの支援~」 3. 講 師 新田クリニック 院長 新田 國夫 先生 【講師プロフィール】 新田國夫(にった くにお) (新田クリニック 院長) 1967年 早稲田大学第一商学部卒業、1979年 帝京大学医学部卒業 同大学病院第一外科・救急救命センター、19 90年 東京都国立市に新田クリニック開設、1992年 医療法人社団つくし会設立 理事長に就任し現在に至る。 北多摩医師会会長、東京都医師会地域福祉委員長、多摩西部地域摂食・嚥下機能支援事業協議会会長、東京都脳卒中 医療連携協議会委員、東京都脳卒中地域連携パス協議会委員、 国立市在宅療養推進連絡協議会代表、国立市介護保 険認定審査会会長、福祉フォーラムジャパン副会長 「家で死ぬための医療とケア・・在宅看取り学の実践・・」編著、“口から食べるを支える-在宅でみる摂食・嚥下障害、口腔ケ ア-”編著、「在宅医療午後から地域へ」、その他小論多数、在宅での安心ある看取り、在宅療養支援診療所―在宅医療の 理念―、 etc。 大 牟 田 市 介 護 サービス事 業 者 協 議 会 認 知 症 ケア研 究 会 第2章 地域認知症ケアサポートチームのあり方の研究 大牟田市認知症サポートチーム 大牟田市の地域認知症サポート体制 ○ 4つの地域包括支援センターの支援機関として基幹的なサポートチームを設置し、認知症コーディ ネーターが認知症専門医と連携して困難事例や特別なサポートが必要なケースを中心に、BPSD等へ の適切な助言や本人・家族への支援をコーディネートしていく仕組み。 ○サブチームは、ケースに応じて、基幹的なサポートチームから認知症専門医と認知症コーディネーター が選定され支援に対応する。 認知症コーディネーター 地域認知症サポートチーム 専門医又は相談医 現在66名研修修了(平成15年から実施) 受講期間 毎月2日×2年間(386時間) 4名体制 認知症コーディネーター 6名体制 サブチーム 中央地域包括支援 センター (認知症連携担当者を配置) サブチーム 認知症専門医 認知症コーディネーター 北部地域包括 支援センター 認知症専門医 認知症コーディネーター 認知症コーディネーター 地域認知症サポートチーム 南部地域包括 支援センター 認知症専門医 サブチーム サブチーム 認知症専門医 認知症コーディネーター 認知症専門医 認知症コーディネーター 東部地域包括 支援センター 大牟田市地域認知症サポートチーム メンバー構成 ・専門医(神経内科・精神科・老年内科:4名) ・介護・看護職(認知症コーディネーター:6名) ・認知症連携担当者(地域包括支援センター:2名) 役割 ・いわゆる困難事例へのスーパーバイズ FTD, 若年性, 高度BPSD, 受診拒否,自動車運転 ・かかりつけ医との医療連携 ・認知症何でも相談窓口(週一回,於:大牟田市保健所) ・介護サービス事業者へのアドバイス・指導,連携 ・事例検討会(月一回) ・もの忘れ相談検診・予防教室の結果解析 ・予防教室・参加者のフォローアップ ・本人交流会,家族交流会のコーディネート ・啓発活動,予防教室の活動立案,資源マップ 3 定例カンファレンス 日時:毎月第4月曜日 18:30~20:00 (平成22年7月~開始,計20回開催) 場所:大牟田市役所 北別館第1会議室 参加者:チームメンバー(認知症コーディネーター,専門医) かかりつけ医,もの忘れ相談医 医療機関(地域医療連携室職員) 事例提供者(ケアマネジャー,介護サービス事業者) 地域包括支援センター・行政職員 等 内容:1回2事例程度,ミニレクチャー 等 認知症連携担当者に連絡が入った事例に対して、必 要に応じてチームメンバーが直接的・間接的にスーパーバイ ズをおこなう 4 活動の具体例 若年性認知症の本人へのチームメンバーの継続的な関わ りとサポート 認知症の人を抱える家族支援(医療・ケア) 介護施設での対応困難例に対する事例検討と薬物的・ 非薬物的双方の対応に関するアドバイス 診断困難事例の医学的知識のレクチャー 受診拒否がある人への対応(コーディネーター・医師による 自宅訪問) 高度BPSDに対する当事者(介護者・ケアマネ)とチームメン バーによる対応協議 徘徊(周回?)を繰り返す診断未確定の認知症患者へ の対応協議 5 大牟田独自の地域認知症サポート体制(3つの面づくり) 地域で支援する面 地域住民(公民館・校区社協・老人クラブ等) 地域ネットワーク 個々の支援チームをサポートする面 民生委員 個別的な支援の面 福祉委員 介護サービス事業者 地域包括支援センター 徘徊SOS ネットワーク 地域認知症 サポートチーム (専門医+認知症コーディネーター) 認知症サポーター キャラバンメイト ボランティア 小中学生 サポーター 本人 主治医 医療機関 認知症医療センター ケアマネージャー 家族 あんしん介護相談員 もの忘れ相談医(13名) 社会福祉協議会 在宅介護者の会 本人交流会 認知症予防教室「ほのぼの会」 家族の集い・語らう会 認知症の人のためのケアマネジメントセンター方式とライフサポートワーク 地域認知症サポートチーム 定例カンファレンスの開催について ~多職種協働の認知症医療・ケアの体制づくり~ 平成23年4月 大牟田市 1. 目 的 大牟田市では、平成14年度から地域認知症ケアコミュニティ推進事業とし て「認知症コーディネーター養成研修」「おおむたほっと・あんしん(徘徊) ネットワーク」など、行政や専門職、地域住民が互いに協働しながら、継続的 な取組みを展開してきた。 それらは「認知症になっても誰もが安心して暮らせるまちづくり」のための 実践であり、多職種協働・地域協働の取り組みであるが、地域や医療・ケアの 現場には、まだまだ困難な事例や支援が届かないまま本人のダメージが深くな ったり、家族の介護負担、虐待、介護現場の疲弊、若年性認知症といった深刻 な支援の課題も明らかになってきている。 このため、認知症の早期発見・相談体制を強化し、初期から終末期までの継 続的・包括的な支援システムの構築、BPSDへの迅速かつ適切な助言や支援 を行うため、昨年度より、ご本人や家族、専門職やケアの現場を医療とケアの 両面からサポートする「地域認知症サポートチーム」試行事業に取り組んでい るところである。 「地域認知症サポートチーム」は市や医師会、地域包括支援センター等との 協働により、認知症支援の社会資源となることにより、地域全体の総合力の向 上を目指している。 今年度も試行事業を継続するにあたり、地域包括支援センターや介護予防・ 相談センター、もの忘れ相談医、認知症専門医、認知症コーディネーターなど 関係者が抱える事例を検討する定例カンファレンスを開催し、適切な医療とケ アの対応力を高めるとともに「地域認知症サポートチーム」の取組みの方向性 について検討を行う。 2. 定例カンファレンス (1)日 程 第四月曜日(以後、毎月1回開催。月曜日が祭日等の場合は変更) (2)時 間 18時30分~20時 (3)会 場 大牟田市役所 北別館第1会議室 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第20回 第21回 第22回 4月25日(月) 5月23日(月) 6月27日(月) 7月25日(月) 8月22日(月) 9月26日(月) 10月24日(月) 11月28日(月) 12月26日(月) 1月23日(月) 2月27日(月) 3月26日(月) 3. 構成メンバー 1) 地域認知症サポートチーム専門医 2) もの忘れ相談医 3) 地域包括支援センター 4) 介護予防・相談センター 5) 認知症コーディネーター(養成研修修了者等を含む) 6) 行政関係者 ※ 適宜、関係機関が参加することもできる。 4. 事例発表 1) 定例カンファレンスにおける検討事例は、1回につき2~3事例とする。 2) 事例は、構成メンバーの誰でも発表することができる。 3) 発表者は、困難事例(課題整理と支援方針の見直し)や成功事例(支援 方法の学習)を提供する。 4) 発表者は、大牟田市が定める様式により、定例カンファレンスの1週間 前までに事例資料を提出する(発表者の申込事例が多い場合は、優先度 に応じて選定する)。発表データ(パワーポイント等)は、当日持参して も良い。 5) 個人情報の保護に努めること。 5. 事例のフォローアップ 1) 意見交換後、医療とケアの両面より検討し、課題整理と助言を行う。 2) 困難事例や若年性認知症(必要に応じ、その他の事例も)は、地域認知 症サポートチームが個別対応を行う。 3) 定例カンファレンスで検討されたケースは、その後の経過をフォローし、 必要に応じて再度事例検討を行う。 認知症何でも相談窓口 フローチャート * 受付 (相談者名・来所者名・住所・年齢・電話番号) 面接 (自己紹介) 1 大まかな相談の確認 2 情報収集 (情報シートを記入) 相談をゆっくり聞いて 問題点を整理する 3 必要であれば評価スケールを使用する (本人の同意が必要) 4 問題点の確認と相談者の希望 (同意書の記入)⇒ 情報を他のサービス事業所等へ伝えるため) 判断 1 どこへつなぐか(地域包括?長寿?居宅?介護サービス事業所? 認知症コーディネーター?診断治療の必要? 緊急サポート会議が必要?) 2 介護上での支援 (対応の心構え・病気の理解など) 説 明 フォローの必要性 * 電話相談 ( (相談者名・来所者名・住所・年齢・電話番号) 1 相談内容 2 問題点整理 判断 1 説明 2 フォローの連絡 大牟田市地域認知症ケアコミュニティ推進事業 認知症になっても誰もが住み慣れた地域で生活するために 無料 開設日 : 毎週水曜日 時 間 : 13時30分~16時30分 会 場 : 保健所 「もの忘れなんでも相談室」は、 「大牟田市地域認知症サポート事業」の1つで す。 「大牟田市地域認知症サポート事業」とは 1. ご本人、ご家族の「認知症」に対する疑問や相談窓口を開設します・ 2. 認知症の初期から終末期まで専門的に関わり支援システムを構築します。 3. 認知症の症状、心理状態に迅速かつ適切に助言し支援を行います。 4. 専門職やケアの現場を医療とケアの両面からサポートします。 5. 適切な医療・社会的な支援へ橋渡しを行います。 なお、65 歳未満の方やご家族のご相談もお受けできます。認知症コーディネー ター等がお世話致しますので、お気軽に足を運んで下さい。お電話でのご相談 もお受けいたします。 「もの忘れ」を単に“年のせいだから仕方ない”と思っていませんか? でも、「もの忘れ」が顕著になることは認知症の最も初期の症状であることがあります。 認知症の原因はひとつではなく、いろいろな脳の病気で起こります。中には早期に見つかれば治す ことができたり、薬や生活を工夫することで進行を抑えることができるようになってきています。 そのため、1人で悩まず気軽にご相談ください。 【お問い合せ】 中央地域包括支援センター (大牟田市役所内) 主催:大牟田市 電話:0944-41-2676 主管:大牟田市認知症ケア研究会 大牟田市地域認知症ケアコミュニティ推進事業 認知症の早期発見・早期治療,早期からのより良い支援のために 無料 日 時 : 7月 10日 (日) 午 会 場 時 間 前 午 大牟田市労働福祉会館 後 (笹林町) 9:30 ~12:00 13:30 ~16:00 (受付9:00~9:30) (受付13:00~13:30) * おおむね1 時間程度かかりますが、所用時間は人によって異なります。 開始時間までにお集まりください。予約は必要ありません。 【内容】 ○認知症学習 (予防は認知症の学習から始まります) ○検診 (タッチパネル等を用いた検査です) ○問診 (もの忘れ相談医や専門医が担当します) ○相談 (地域包括支援センター等が担当します) ○ミニ予防教室 (笑いいっぱいの頭の体操) タッチパネル 「もの忘れ」を単に“年のせいだから仕方ない”と思っていませんか? でも、「もの忘れ」が顕著になることは認知症の最も初期の症状であることがあります。 認知症の原因はひとつではなく、いろいろな脳の病気で起こります。中には早期に見つかれば治すこ とができたり、薬や生活を工夫することで進行を抑えることができるようになってきています。 この検診の目的は、検診の結果に応じて、脳の病気を早期に見つけることができるように、適切な 医療的・社会的な支援への橋渡しを行うことです。 また、この検診は認知症を正しく理解する絶好の機会でもあります。さらに、検診結果によっては 「予防教室」をお勧めする場合もありますが、この予防教室は私たちの脳にとって「脳の健康を守る 応援団」のようなものです。 (なお、65 歳未満の方やご家族のご相談もお受けできます。認知症コー ディネーター等がお世話致しますので、お気軽に足を運んで下さい。) 【お問い合せ】 中央地域包括支援センター 北部地域包括支援センター 東部地域包括支援センター 南部地域包括支援センター (大牟田市役所内) (手鎌地区公民館内) (三池地区公民館内) (駛馬地区公民館内) 電話:41-2676 電話:59-6020 電話:41-5506 電話:41-2020 主催:大牟田市・大牟田市介護サービス事業者協議会 主管:大牟田市臨床認知症研究会(大牟田医師会)・大牟田市認知症ケア研究会 大牟田市地域認知症ケアコミュニティ推進事業 認知症の早期発見・早期治療,早期からのより良い支援のために 無料 日 時 : 11月 3日 (木) 午 会 場 時 間 前 午 後 大牟田市保健所1階 9:30 ~12:00 13:30 ~15:00 (受付9:00~9:30) (受付13:00~13:30) * おおむね1 時間程度かかりますが、所用時間は人によって異なります。 開始時間までにお集まりください。予約は必要ありません。 【内容】 ○認知症学習 (予防は認知症の学習から始まります) ○検診 (タッチパネル等を用いた検査です) ○問診 (もの忘れ相談医や専門医が担当します) ○相談 (地域包括支援センター等が担当します) ○ミニ予防教室 (笑いいっぱいの頭の体操) タッチパネル 「もの忘れ」を単に“年のせいだから仕方ない”と思っていませんか? でも、「もの忘れ」が顕著になることは認知症の最も初期の症状であることがあります。 認知症の原因はひとつではなく、いろいろな脳の病気で起こります。中には早期に見つかれば治すこ とができたり、薬や生活を工夫することで進行を抑えることができるようになってきています。 この検診の目的は、検診の結果に応じて、脳の病気を早期に見つけることができるように、適切な 医療的・社会的な支援への橋渡しを行うことです。 また、この検診は認知症を正しく理解する絶好の機会でもあります。さらに、検診結果によっては 「予防教室」をお勧めする場合もありますが、この予防教室は私たちの脳にとって「脳の健康を守る 応援団」のようなものです。 (なお、65 歳未満の方やご家族のご相談もお受けできます。認知症コー ディネーター等がお世話致しますので、お気軽に足を運んで下さい。) 【お問い合せ】 中央地域包括支援センター 北部地域包括支援センター 東部地域包括支援センター 南部地域包括支援センター (大牟田市役所内) (手鎌地区公民館内) (三池地区公民館内) (駛馬地区公民館内) 電話:41-2676 電話:59-6020 電話:41-5506 電話:41-2020 主催:大牟田市・大牟田市介護サービス事業者協議会 主管:大牟田市臨床認知症研究会(大牟田医師会)・大牟田市認知症ケア研究会 大牟田市地域認知症ケアコミュニティ推進事業 脳の健康を守る 予防教室 現在65歳以上の10人に1人は認知症と言われています。 認知症は、身近なありふれた脳の病気で、他の病気と同じように早期発見 と予防が大切です。このたび、大牟田市では昨年に続き、市内6ヶ所の介護 予防拠点・地域交流施設を活用して「脳の健康を守る予防教室」を実施する ことになりました。 皆さまには、事前に「もの忘れ相談・検診」を受けて頂いておりますが、 その目的は「認知症の病気の診断」ではありません。脳の健康状態を点検す るための「入口」のようなもので、予防教室は脳の健康を守っていくための 「応援団」です。 ぜひこの機会にご参加いただき、 「脳の健康」を維持していきましょう。 ※ 参加費は、1回300円です。教室は、全13回です。 場所 (介護予防拠点・地域交流施設) わたぜ あじさい いこい 住所(大牟田市) 電話番号 倉永1652-1(小規模多機能施 設わたぜ併設) TEL:58-1111 今山1184-18(小規模多機能ホ ームいまやまの家裏) TEL:59-3606 黄金町1-237-9(小規模多機能 型居宅介護 花ごよみ併設) TEL:52-8600 日時 8月17日(水)~ 毎週水曜日 10:00~12:00 8月17日(水)~ 毎週水曜日 10:30~12:30 8月19日(金)~ 毎週金曜日 10:00~12:00 * 予防教室は13週間(8 月中旬~11 月中旬まで)開催予定 * 内容は認知症予防効果が期待できる活動・ゲーム・学習・体操など 問合せ 大牟田市長寿社会推進課 地域包括支援センター でんわ:41-2676 ファクス:41-2662 担 当:松 葉、梅 主催:大牟田市・大牟田市介護サービス事業者協議会 本 大牟田市地域認知症ケアコミュニティ推進事業 脳の健康を守る 予防教室 現在65歳以上の10人に1人は認知症と言われています。 認知症は、身近なありふれた脳の病気で、他の病気と同じように早期発見 と予防が大切です。このたび、大牟田市では昨年に続き、市内6ヶ所の介護 予防拠点・地域交流施設を活用して「脳の健康を守る予防教室」を実施する ことになりました。 皆さまには、事前に「もの忘れ相談・検診」を受けて頂いておりますが、 その目的は「認知症の病気の診断」ではありません。脳の健康状態を点検す るための「入口」のようなもので、予防教室は脳の健康を守っていくための 「応援団」です。 ぜひこの機会にご参加いただき、 「脳の健康」を維持していきましょう。 ※ 参加費は、1回300円です。教室は、全13回です。 場所 (介護予防拠点・地域交流施設) わたぜ あじさい いこい 住所(大牟田市) 電話番号 倉永1652-1(小規模多機能施 設わたぜ併設) TEL:58-1111 今山1184-18(小規模多機能ホ ームいまやまの家裏) TEL:59-3606 黄金町1-237-9(小規模多機能 型居宅介護 花ごよみ併設) TEL:52-8600 日時 12月14日(水)~ 毎週水曜日 10:00~12:00 12月14日(水)~ 毎週水曜日 10:30~12:30 12月16日(金)~ 毎週金曜日 10:00~12:00 * 予防教室は13週間(12 月中旬~3 月下旬まで)開催予定 * 内容は認知症予防効果が期待できる活動・ゲーム・学習・体操など 問合せ 大牟田市長寿社会推進課 地域包括支援センター でんわ:41-2676 ファクス:41-2662 担 当:松 葉、梅 主催:大牟田市・大牟田市介護サービス事業者協議会 本 第3章 若年性認知症の人の支援モデル研究 若年認知症当事者の交流会 「ぼやき・つぶやき・元気になる会」について 1.「ぼやき・つぶやき・元気になる会」 「ぼやき・つぶやき・元気になる会」は、当事者同士が仲間と出会い、励ましあい、積極的に社 会参加する取組みである。若年認知症の当事者は、散歩や買物、趣味活動など、ちょっとした友人 としてのサポート(フレンドシップ)があれば、生き生きと活動する力を持っているため、フレン ドシップパートナーの機会づくり、支援者の発掘、認知症の進行遅延のための認知症専門医の相談 等といた支援のあり方を検討している。(平成 22 年 5 月発足) 2.「ぼやき・つぶやき・元気になる会」のねらい ① 同じような思いを持っている人同士の出会いの場を持つこと ② 本人同士が日頃の思いを語り合う場にすること ③ 一人で悩んでいる人へつながる場にできるよう、一歩を踏み出す事 ④ 「私たち」を介護してくれている家族同士が出会い、語らう場をつくれること 3.平成 23 年度開催について ○内容:参加者自己紹介、近況報告、勉強会、野外活動、ウォーキングなど 回 日 時 場所・内容 第1回 4 月 29 日(木)14:00~16:00 地域交流拠点「きてみてテラス」 第2回 5 月 21 日(木)12:30~14:30 地域交流拠点「きてみてテラス」 第3回 6 月 12 日(火)14:00~16:00 地域交流拠点「きてみてテラス」 第4回 7 月 24 日(火)14:00~16:00 地域交流拠点「きてみてテラス」 第5回 8 月 19 日(金)14:00~16:00 サンフレンズ西別館交流広場 第6回 9 月 19 日(月)14:00~17:00 地域交流拠点「きてみてテラス」 第7回 10 月 22 日(土)14:00~16:30 第8回 11 月 23 日(水)11:00~16:30 第9回 12 月 23 日(金)14:00~16:00 地域交流拠点「きてみてテラス」 第 10 回 1 月 20 日(金)14:00~16:00 地域交流拠点「きてみてテラス」 第 11 回 2 月 18 日(土)13:30~16:00 イオンモール&諏訪公園 第 12 回 3 月 25 日(日)9:00~14:30 三池山登山 地域交流拠点「きてみてテラス」 畑づくり 「認知症あったかホームコンサート」参加 (福岡市) ウォーキング 別紙-2 若年性認知症の本人の声 氏名 項目 E.S さん ( 福岡県 都道府県在住) 安心して暮らしていくために、求めていること ◎特に発言したい内容 日 常 の 生 活 妻が仕事、学童期の娘 4 人の中で、私が主夫をしています。朝早くから夜遅くまで、 について ほとんどの家事をしています。頑張っていますが、だんだん難しくなり、疲れるよう になってきました。 生活面の身の回りのことはまだ自分でできています。今困っている事は、近所づき あいや子どもの PTA などの役目が果たせない事、すぐに約束の日時や用事などを 忘れたり、お金の集金も間違えてしまったりするので、今はできるだけ妻がやって います。私の住む町は田舎で、認知症の理解が非常に乏しく、偏見が強く、妻は私 が認知症であることを地域や近所の人に知られることを嫌っています。だから妻が 一手に引き受けてやっているので、妻も大変なんです。私は本を読むのが大好き で、認知症についてもずいぶん勉強しました。読むのはまだまだ大丈夫ですが、い ろいろ妻から指示が出ても、それをメモにする、字を書くのが苦手で、すぐに忘れて しまいます。娘たちにサポートしてもらえるように「家の連絡ノート」を試みました。最 近は家事や育児の面で妻や娘達とのトラブルが絶えなくなり、少々疲れています。 そんな時は妻と二人でサポーターに話しを聞いてもらったり、本人交流会でぼやい たりしています。 ◎日常生活の困っていることを困っているときに相談できる、助言してもらえると助 かります。 仕 事 ( 就 労 ) 定年まで役場で働き、組合活動もしていました。ずっと農業を両立してやってきまし について たが、認知症の診断を受けてから車の運転、トラクターの運転操作も完全に止め、 畑は人に貸し、今は自宅周辺に少しの野菜を植える程度です。やっぱり、働きたい ですね。私の場合は、好きな農業をしたいと思います。頼まれれば、まだまだやれ ますので、主治医の病院の敷地に玉ねぎ畑をつくったり、施設の畑を任せてもらう 話しもあります。問題は自宅周辺にそういう場所がなく、車で 30 分くらいかかります から、自動車運転を止めたので、どうやって行くかです。以前は自転車で何十キロ も平気でしたが、今は少し難しくなり、また毎日のことだと心配もかけるので、通勤 のサポートがあればいいのにと思います。 ◎以前のような仕事でなくても農業ならばやりがいがあります。せっかく働く場があ っても通勤ができないので、送迎などのサポートがあれば助かります。 家 族 へ の 支 とにかく妻が大変です。自分がやってきたことをすべて妻がやらなくてはなりませ 援について ん。妻は自分を頼りにして結婚したのですが、残念ながら私が認知症になってしま ったので、娘 4 人をかかえて、今妻が一番大変なんです。妻は看護師で病院で働 いていますが、夜勤もあり、とにかく仕事がハードだったので、少し軽い仕事に異動 を相談しても、夫の認知症についてあまり理解してもらえずに、妻だけでは勤務先 の理解が得られませんでした。主治医と相談し、私のサポートをしてもらっている認 知症コーディネーターさんに勤務先の上司と相談してもらい、少しでも楽な場所にと 異動が叶いました、しかし異動した病棟でも仕事になれない事と職場の人間関係、 そして夫の介護負担も重なり、度々上司に相談しましたが理解されず、認知症コー ディネーターさんと相談し、同じようなハードな看護職はいったん退職し、少し身体 的にも楽な仕事を選ぼうということになり、退職願を出しました。しかしなかなか受 入れてもらえずに、とうとう、精神的にダウンし現在休職中です。 ◎妻のように夫の介護負担を抱えて仕事をしている場合もあると思います。一見軽 く見えても妻の精神的な負担は大きいものです。若年認知症の夫や妻の介護をし ている際の、その職場での理解が深まることや、軽い仕事への異動や休職、ある いは夜勤免除など柔軟に対応してもらえるサポートがあると助かります ◎娘 4 人は小1~中1です。まだまだこれからですが、娘との関係もだんだん難しく なってきました。しかし、ぼやきの会に最初から参加してきた末娘は、一番私の見 方をしてくれるようになり、私の癒しになってくれています。ぼやきの会では、特別に 娘たちを巻き込んだ料理教室や制度のことを社会福祉士に直接相談できる日、ク リスマスを娘と一緒に楽しむ機会などもつくってもらいましたが、今度娘 4 人に認知 症の学習会と両親に言えないことを相談できる機会をつくってもらうことになりまし た。家族を日常的に支えてくれる支援が必要だと思います。 医 療 に つ い 信頼できる医師が身近にいて助かっています。病気の話しや治療の事も、ちゃんと て 自分達にも話してほしいと思います。自分達も、積極的に勉強していく必要がある と思います。今アリセプトとメマリーを併用していますが、自分も治療に参加してい る意識が大切です。 また病気の進行についても、ある程度知っておきたいと思います。そしてできるだ け進行しないようにしたいと思います。 介 護 サ ー ビ 私の場合、すぐに介護サービスが必要なわけではありませんが、しかし日常生活 スについて や家族のこと、病気の事や未来の事などを気軽に話せる場、いつも息抜きのでき る場が必要です。また身近な地域に適当なサービスがない場合もあり、若年認知 症の場合の介護サービスは市町村を越えて利用できるようになるといいと思いま す。またそのことを市町村職員がしっかりと把握していること、必要な人に啓発でき る事が重要と思います。 ◎日常的な相談、日常生活上の指導などをしてくれる、自宅まできてくれる専門の スタッフやサービスが必要と思います。 制 度 に つ い ◎地域格差、市町村によって認知症の理解や啓発、支援策が違っているので、そ て の格差をなくしてほしいと思います。そのためには市町村任せにしないで、しくみと して国が引っ張ってほしいと思います。徘徊 SOS についても、大牟田市は進んでい ますが、隣の私の住む町は全く進んでいませんし、田舎は非常に閉鎖的で、まだま だ偏見が根強くあって、私は堂々と認知症だと言ってもいいと思っているのです が、妻や子供たちのことを思うと、田舎は非常に厳しいものがあります。田舎も都 会も関係なく、啓発に力を入れていってほしいと思いますし、私自身も自ら啓発活 動をやっていきたいと思っています。そのような活動の場が必要です。 ◎若年認知症の場合、経済的不安、家族への支援が重要ですので、私の場合は 年金が少々高いので、何とか今はなりますが、子どもの養育の問題など先行き不 安を感じています。経済的支援、子どもの就学の費用面の支援など、あるといいと 思います。 その他 本人交流会のぼやきの会が、自分にとって唯一のリラックスできる場、癒しの場に なっています。いろんなことを気軽に話せて、相談にものってもらいます。いろんな 人に会えるし、仲間の悩みも聞いて、一緒同じ悩みを分かち合い、とてもいい場に なっています。またぼやきの会を通して、地域活動にも参加します。私は、大牟田 市の認知症のまちづくりに参加し、中学生の皆さんにいろんな話をしました。 「私は認知症です、でも病気でも私は生きています、生きている事がとても重要な んです。皆さんも命を大切にして下さい。」と。 ◆昨年参加した当事者の A さんから、私と同じように小さな子どもを抱えている若 年認知症の人や疎の家族には特別な支援が必要だということ、またこのような意 見交換の場を東京で集まってするのもいいけれど、それぞれの地域で開催できる と、わざわざ東京には行けない人も参加できていいと思う。そして、昨年の意見交 換会で出された意見などがどこまで進み、どう進んでいないのか、途中経過報告を してほしいとの意見でした。 聴きとり代筆: 大谷るみ子 返信期日:平成24年2月8日(水) 地域認知症ケアコミュニティ推進事業 若年性認知症フレンドシップキャンペーン 2012 開催趣旨 若年性認知症本人交流会「ぼやき・つぶやき・元気になる会」は、平成 22 年 5 月より毎月1 回定例会を開催し、当事者の皆さんが認知症という病気をかかえながらも仲間と出会い、励 ましあいながら、積極的な社会参加に向けて取り組んできました。この会は、当事者の方の 「同じ病気の人としゃべってみたい」という思いから始まり、名称も当事者がつけられたもので す。 今回、若年性認知症支援の啓発と当事者の皆さんの健康増進、親睦を図る目的に、フレン ドシップキャンペーンとして三池山に登り、親睦会を開催しました。 概要 1.日 時 : 平成 23 年 3 月 25 日(日) 9:00~14:30 2.場 所 : 普光寺~三池山、わいわい交流館 3.参加者 : ○若年性認知症当事者とご家族、支援者の皆さん ○若年性認知症本人交流会「ぼやき・つぶやき・元気になる会」の皆さん ○認知症在宅介護家族の集い・語らう会の皆さん ○足立昭一・由美子さん夫妻とサポーター(大分市) ○佐野光孝・明美さん夫妻とサポーター(静岡県富士宮市) ○認知症介護研究・研修東京センター ○熊本県山鹿市地域包括支援センター ○鹿児島県霧島市 ○福岡県保健医療介護部 ○認知症の人と家族の会福岡県支部 ○福岡県認知症医療センター(独立行政法人国立大牟田病院機構) ○帝京大学 福岡医療技術学部の皆さん ○大牟田医師会看護専門学校の皆さん ○大牟田市社会福祉協議会・ボランティア ○大牟田市介護サービス事業者職員 ○大牟田市認知症コーディネーター研修生・修了生 ○大牟田市認知症ケア研究会運営委員 ○大牟田市保健福祉部 計 94 名 次第 1.開会式 (1)開会あいさつ (大牟田市副市長) (2)趣旨説明 (3)参加者紹介 (4)普光寺住職より安全祈願 2.三池山登山 3.昼食・親睦会 ◇本人・支援者などからの「思い」「応援メッセージ」発表 4.閉会 【意見要旨】 ○このような機会が持てて良かった。交流する仲間がいるということはとても大切なことだと 思う。(当事者の家族) ○仕事で社会貢献をしたいが 、なかなか実現できない状況である。(当事者) ○若年性認知症本人を支援する機能もあわせもったサービスの提供(本人が働きながらケア も受けられるような)が地域でなされると良いのでは。(支援者) ○支援があれば出来る事は多い。若年性認知症本人の活用を進めてはどうか。また地域の 高齢者の登用など、地域のコミュニティとの連携強化が図れるとよい。(支援者) ○認知症になって、こうした登山なんてできないと思っていた。今日も本当はいやでいやでた まらなかった。だけど、自分の足で山を登って、そこで見た景色に本当に感動した。こうした 支援の輪がもっと広がればいい。(当事者) ○認知症の人も生きている。ここにいるみんなが生きているという意味を考え直すと、もっと 人生は豊かになると思う(当事者) ○ボランティアとして参加したが、実際に当事者の皆さんと触れ合えて、今後病院や施設に 就職した後、自分たちに期待されている役割を改めて考えることができた(支援者) まとめ 雨天中止となった第 1 回目の若年性認知症フレンドシ ップキャンペーンから 1 年、今年は澄み渡った青空が広 がる絶好の登山日和となりました。若年性認知症本人、 家族の皆さんと、それを支援するフレンドシップサポータ ーとして参加された医療・介護専門職や学生の皆さん、 総勢 94 名が普光寺に集合、そこから登山グループと親 睦会グループに分かれ、約 70 名が三池山山頂を目指し ました。穏やかな木漏れ陽が射す登山道を皆で進み、約 1 時間かけて辿り着いた山頂では、 目の前に広がる美しい景色に心地よい達成感を得ることができました。また、下山後には、親 睦会グループや協力してくださった地域の方々によるおにぎりやおでん、だご汁を味わい、本 人や家族の皆さん、サポーターの皆さんも会話がはずみ、笑顔があふれる楽しい時間になっ たことと思います。屋内で行われている定例の会議とは違う開放的な雰囲気に、参加者の皆 さんの交流もより深まったのではないでしょうか。 今回のキャンペーンが、参加者の皆さんにとって、新たな出会いとつながりができるきっか けとなったのではないかと期待しています。互いの存在を知る、つまり、本人と家族にとって は、悩みを共有できる仲間や、いつでも耳を傾け、必要なときには手を差し伸べてくれる心強 い支援者がいることを確認し、支援者や若年性 認知症を知らない参加者にとっては、若年性認 知症という病気、それを抱える本人、家族の思 いを知る機会になったということです。 このような交流の場が、参加者にとって気軽 に集えるより身近なものとして定着することで、 認知症になっても、希望を実現し、安心して暮ら しつづけていくことができる支援の輪が広がっ ていくものと考えています。