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平成 1 7年 8 月19日 株式会社ユー・エス・ジェイの事業再構築計画のポイント 株式会社ユー・エス・ジェイは、有限会社クレインホールディングス及び日本 政策投資銀行を引受先とした第三者割当増資を行うことで、財務基盤の改善・ 強化を図るとともに、テーマパーク事業における新たなブランド・ポジショニング の確立を目指したエンターテイメントの提供に経営資源を集中させ、収益力の 強化を図ります。 支援措置 日本政策投資 銀行の出資 ① 有限会社クレイン ホールディングス 日本政策投資銀行 ① 増資(250億円) 登録免許税 の軽減 ① ㈱USJ ② テーマパーク事業における新たなブランド・ポジショニングの 確立を目指したエンターテイメントの提供 【生産性の向上】 ・自己資本当期純利益率(ROE)を81.7%ポイント向上。 【財務内容の健全性】 ・有利子負債/キャッシュフロー ・経常収支比率 100%以上 10倍以内 【事業革新】 ・ファミリー層や若い女性を中心とする新しいコア・ターゲットにアピー ルできる新規アトラクションの導入やゲストサービスの提供等の新たな 取組を実施することによって、業界平均の売上高伸び率に比べ8.0% ポイント上回ることを目指す。 【従業員の推移】 ・546名 → 546名(増減なし) (新規採用127名) ・出向、転籍及び解雇の予定はなし。 【計画の実施期間】 ・平成17年8月∼平成20年7月 様式第三 認定事業再構築計画の内容の公表 1.認定した年月日 平成17年8月19日 2.認定事業者名 株式会社ユー・エス・ジェイ 3.認定事業再構築計画の目標 (1) 事業再構築に係る事業の目標 当社が運営するテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」は、平成 13 年の開業以来 4 年間で 3,600 万人以上の入場客数を確保し、地域経済の発展に も寄与している。また、平成 16 年度には全入場者の 1 割を海外からのゲストが占 めており、国際集客都市・大阪の中心的存在である。 開業時のコンセプトは、 『スリルと興奮』『映画の世界を体験』であり、18∼29 歳の若者をターゲットに置いていた。これに対して、昨年、よりリピート頻度の 高い大きな市場からの集客を行い、入場者数の向上を図るため、コア・ターゲッ トを『4∼11 歳の子供を持つファミリーと若い女性』へ拡張し、その層に訴求する エンターテイメントを提供し、感情的なつながりを重視するパークへと、ブラン ド・ポジショニングの大幅な変更を行った。このため、昨年来、人気キャラクタ ーを活用したショーの開催やクリスマスにおける期間限定の季節イベントの開催 等の試行を開始したところである。 この度、当社は、増資を中心とした資本負債構造の改革を行い、借入金返済負担 を軽減することで財務基盤の抜本的な改善・強化を図ることとした。これにより、 投資資金を得て、新規アトラクションや新キャラクターの導入などを本格化し、新 しいコア・ターゲットに訴求するワールドクラスのエンターテイメントの提供に経 営資源を集中させることで新しいブランド・ポジショニングを確固たるものにし、 増加入場客の獲得・リピーターの拡大による収益力の強化を図る。これらの取組に よって、更なる成長軌道へ乗せることを目指す。 (2) 生産性の向上を示す数値目標 生産性の向上としては、平成 20 年度には平成 16 年度に比べて、自己資本当期 純利益率を 81.7%ポイント向上させることを目標とする。 4.認定事業再構築計画の内容 (1) 事業再構築に係る事業の内容 ①中核的事業 テーマパーク運営事業 ②選定理由 当社は、テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の運営を行って おり、開業以来 4 年間で 3,600 万人を超えるゲストを集客している。毎年サービ スの改善、ショーの開催、キャラクター関連商品の開発と提供により、当該テー マパークの競争力・収益力の強化に継続して取り組んできているところである。 今後も、テーマパーク事業は、当社の収益の柱であることから、当社の中核的事 業である。 ③事業再構築に係る事業の内容 当社は、借入金返済負担の軽減を図り、資本負債構造の改革を行うための資 金面の手当として、有限会社クレインホールディングス及び日本政策投資銀行 を引受先とした第三者割当増資を行う。 1 (事業の構造の変更:増資) 増資額:25,000,020,000 円(うち 12,500,010,000 円を資本金へ組み入れ) 増資前の資本金:40,000,000,000 円 増資後の資本金:52,500,010,000 円 増資の方法:有限会社クレインホールディングス及び日本政策投資銀行に対 する第三者割当方式による優先株式の発行(有限会社クレイン ホールディングスに対して 20,000,025,000 円、日本政策投資 銀行に対して 4,999,995,000 円の割当) 増資予定日:平成 17 年 8 月 24 日(予定) (事業革新) 借入金返済負担の軽減を図ることでもたらされる資金を用いて、新たなブ ランド・ポジショニングを確立するための種々の取組を行う。具体的には、 子供連れのファミリー層や若い女性を中心とした新しいコア・ターゲットに アピールするために、 ・新規アトラクションの導入 ・パークのイメージを体現するキャラクターの導入・強化 ・季節ごとのイベントの強化 ・コア・ターゲットを意識した物販商品・飲食メニューの導入と店舗のリ ニューアル ・ゲストサービスの充実 ・営業施策の強化 などの施策を実施する。 これらの取組によって、来園者との感情的・情緒的なつながりを重視した新 しいブランド・ポジショニングを確立し、増加入場客の獲得、リピーターの 拡大による集客力の強化を図る。 以上により、計画期間中の売上高伸び率を、過去3事業年度の遊園地・テ ーマパーク業界平均の売上高伸び率に比べ 8.0%ポイント上回ることを目標 とする。 (2) 事業再構築を行う場所の住所 大阪府大阪市此花区桜島2丁目1番33号 株式会社ユー・エス・ジェイ (3) 関係事業者 該当なし (4) 事業再構築を実施するための措置の内容 別表のとおり (5) 事業再構築の実施時期 事業再構築の開始時期及び終了時期 開始時期:平成 17 年 8 月 終了時期:平成 20 年 7 月 (6) 事業再構築に伴う労務に関する事項 ①事業再構築の開始時期の従業員数 546 名 ②事業再構築の終了時期の従業員数 546 名 2 ③事業再構築に充てる予定の従業員数 546 名 ④③中、新規に採用される従業員数 127 名 ⑤事業再構築に伴い出向または解雇される従業員数 出向、転籍及び解雇の予定なし (7) その他 該当なし 3 別表 事業再構築の措置の内容 措置事項 実施する措置の内容及びその実施する時期 期待する支援措置 事業の構造の変更 資本の相当程度の増加によ ①増加前資本金:40,000,000,000 円 租税特別措置法第 80 条 る中核的事業の開始、拡大又 ②増加する資本金:12,500,010,000 円 の 2(認定事業再構築計 (資本準備金:12,500,010,000 円) は能率の向上 ③増加後資本金:52,500,010,000 円 画等に基づき行う登記の 税率の軽減) ④増資の方法:有限会社クレインホールディングス及び日 本政策投資銀行に対する第三者割当方式 法第 34 条 による優先株式の発行 ⑤増資の時期:平成 17 年 8 月 24 日(予定) 事業革新 第 2 条第 2 項第 2 号ハ 借入金返済負担の軽減を図ることでもたらされる資金 を用いて、新たなブランド・ポジショニングを確立するた めの種々の取組を行う。具体的には、子供連れのファミリ ー層や若い女性を中心とした新しいコア・ターゲットにア ピールするために、 ・新規アトラクションの導入 ・パークのイメージを体現するキャラクターの導入・強 化 ・季節ごとのイベントの強化 ・コア・ターゲットを意識した物販商品・飲食メニュー の導入と店舗のリニューアル ・ゲストサービスの充実 ・営業施策の強化 などの施策を実施する。 これらの取組によって、来園者との感情的・情緒的なつ ながりを重視した新しいブランド・ポジショニングを確立 し、増加入場客の獲得、リピーターの拡大による集客力の 強化を図る。 以上により、計画期間中の売上高伸び率を、過去3事業 年度の遊園地・テーマパーク業界平均の売上高伸び率に比 べ 8.0%ポイント上回ることを目標とする。 4 資金の確保 (日本政策投資銀行の出 資)