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統合型電子マネーソリューション 導入事例
株式会社ユー・エス・ジェイ 様
電子マネーでパーク内の決済をスマート化
来場者満足度の向上を目指す
ワールドクラスのエンターテインメントを提供するテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ®」。その運営会社である
株式会社ユー・エス・ジェイは、NECのソリューションを活用し、スマートフォンを使ったパーク内専用の電子マネー「ワンダー・
マネー」の提供を2013 年 3月31日より、開始しました。この仕組みにより、パーク内での決済を効率化し、来場者の利便性や
快適さを向上。パーク内での快適なショッピング環境を整えるなど、ゲストの皆様の体験価値を上げることを期待しています。
課題と成果
株式会社 ユー・エス・ジェイ
マーケティング本部 マーケティング部
デジタル マーケティング
主任
住岡 洋光
氏
パーク内での買い物の待ち時間を削減しお客様
満足度を高めることで、繰り返し来場してもらえ
る快適なパークづくりを目指しました。
電子マネーサービスにより、買い物にかかる時間を短縮。
レジの混雑を緩和し、来場者のストレスを軽減できると
見ています。また回転率向上により購買機 会も増大。
パーク内の消費金額が増加すると予測しています。
サービス品質のさらなる向上のため、将 来 的に
は、お客様の購買履歴データなどを収集・活用で
きる仕組みを整備したいと考えていました。
購買履歴などのデータを取得できる下地が整い、
お客様の嗜好にあったクーポンや各種コンテン
ツの配信サービスなどを実施する予定です。
先進のテクノロジーでパーク内の利便性を高め、
お客 様がエンターテインメント体験に集中でき
る環境づくりを目指していました。
今回の電子マネーサービスを足がかりに、将来的には、ス
マートフォン一台でパーク内のあらゆることが楽しめる環
境を整備。新しい楽しみ方を来場者に提案する予定です。
お客様満足度をさらに向上するため、
パーク内専用電子マネーの導入へ
れば、より多くのお客様の満足度向上につなが
2001年のオープン以来、多くの来場者が訪れる
そこで同社が注目したのが、スマートフォンから利
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。2012 年の
社
名:株式会社ユー・エス・ジェイ
所 在 地:大阪府大阪市此花区桜島 2 丁目1番 33 号
設
立:1994 年 12 月
資 本 金:371億円
従 業 員 数:810 名
事 業 内 容:2001年に開業したテーマパーク「ユニバー
サル・スタジオ・ジャパン」の運営を行う。
「安
全と衛 生」
「クオリティの 追 求」
「情 報 の 提
供」
「エンターテイメント」の 4つの行動規範
をもとに、来場者が心から楽しめるパーク
の実現を追求。期待を上回る「感 動とサー
ビス」を提供し続けることで、エンターテイ
ンメント & レジャー業 界におけるアジアの
リーディングカンパニーを目指している。
U R L:http://www.usj.co.jp/
り、繰り返しご来場いただけると考えたのです」
と住岡氏は言います。
用する「パーク内専用電子マネー」の導入でした。
来場者数は前年比で約100 万人増加するなど、
「レストランやショップの利用は、お客様の帰り
国内屈指の巨大テーマパークとして不動の人気
際である夕方以降に集中します。その時間帯は
を誇っています。
「大勢のお客様にお越しいただ
レジカウンターがどうしても混み合いますが、電
くため、誰もが心から楽しめる空間づくりを徹
子マネーで決済にかかる時間を短縮すれば、混
底。そのためには、パーク内の設備の利便性もで
雑緩和、さらにはお客様のストレス軽減が図れ
きるだけ高めることが重要だと考えています」
ると考えました」と住岡氏は説明します。
と、パークを運営する株式会社ユー・エス・ジェイ
加えて、電子マネーの導入は、同社自身にもメ
の住岡 洋光氏は話します。
リットがあると言います。
「 将来的に、購買履歴
その具体例として同社が着目したのが、レストラ
などの情報を把握できる仕組みが構築できれ
ン利用時や買い物時の支払い手続きをより簡
ば、個々のお客様に向けて一歩進んだ提案が行
単・便利にするということでした。
「わずらわしい
えるようになります。電子マネーサービスは、こ
手続きを省き、パーク内でのエンターテインメン
うしたデータ活用を実現する下地になると考え
ト体験にお客様が集中できる環境をご用意でき
ました」と住岡氏は述べます。
http://jpn.nec.com/e-payment/
統合型電子マネーソリューション 導入事例
株式会社ユー・エス・ジェイ 様
サービス構想への理解力、企画力と
総合的な提案力を評価
システムの概要図
こうして、電子マネー導入を決定した同社が選ん
だのが、NECの「統合型電子マネーソリューショ
ン」をベースにしたプリペイド型パーク内専用の
電子マネーでした。その理由を住岡氏は次のよ
うに説明します。
「当社は電子マネーを単なる決
済手段ではなく、お客様に楽しんでいただく手段
の1つと位置づけています。この考え方に対する
理解力と、実現に向けた企画・提案力をNEC が
兼ね備えていた点を評価しました」
。
また、こうした方針のもとでは、2012年から提供
しているパークの公式スマートフォンアプリとの
連携も重要な要件でした。その点、公式アプリは
NECビッグローブが開発を担当。NEC自身も企
続することで、
「FeliCa」や国際標準規格の非接
ショップで利用できる各種クーポンの配信サー
画に参画していたため、スムーズに連携が取れる
への対応も計画されています。
触通信
「NFC」
ビスなどは、再来場を促進するきっかけにもな
と判断したのです。
「加えて、サービスの実現には、スマートフォンア
プリの開発から、対応する電子マネー端末の用
意、バックエンドのサーバシステムなど幅広い技
ると考えています」
(住岡氏)。
待ち時間緩和による消費金額増大、
リピート来場促進に期待
こうした施策を経て、同社が最終的に目指すの
は、
「スマートフォンが1台あれば、アトラクション
から買い物まで、あらゆることが楽しめる」パー
術が必要です。NECにはこれらを網羅したフル
導入された電子マネーサービスは「ワンダー・マ
クを作ること。具体的には、通常より待たずにア
ラインアップのソリューションと提案力があった
ネー」と名付けられ、運用がスタートしました。住
トラクションが利用できるケータイチケット「ユ
点もポイントでした」
と住岡氏は話します。
岡氏は「スマートフォンを利用したプリペイド型
ニバーサル・エクスプレス®・パス・モバイル」のス
パーク専用電子マネーの導入は、世界中のテー
マートフォン対応なども、実施に向けて検討を進
電子マネーサービス実現に
必要なソリューションを網羅的に導入
マパークでも初の取り組みではないでしょうか」
めているそうです。
「実は、このユニバーサル・エクスプレス®・パス・
と語ります。
目的だったレジでの待ち時間緩和について、同
モバイルも、NECのソリューションを活用して導
今回導入された電子マネーサービスは、大きく3
社は効果を試算しています。
「お客様のストレス
入したもの。ほかにも入場ゲートの顔認証システ
つの要素で構成されています。電子マネーの決
軽減度は測るのが難しいですが、待ち時間が減
ムなどの多くの実績から、NEC のソリューショ
済 データや取引情 報を管 理する「電子マネー
少すれば、その分購買機会は増加するでしょう」
ンにはたいへん満足しています。ワンダー・マ
サーバ」
、利用者がスマートフォンアプリ上で電子
と住岡氏。購買・飲食などによるパーク内での消
ネーが 真価を 発 揮 するのはこれ からですが、
マネーをチャージ・利用する「モバイルウォレッ
費金額の増加を見込んでいます。さらに、パーク
きっと大きなメリットをもたらしてくれるに違い
ト(スマートフォン公式アプリの新メニュー)」、そ
では年に複数回来場するお客様のために「年間
ありません」
と住岡氏は期待を込めます。
して販売員が決済時に利用する「電子マネー端
スタジオ・パス」を用意していますが、快適な環
スマートなエンターテインメント環境の実現で
末」
です。
境の実現は、この年間パスの利用者増および更
来場者の満足度を高め、
「 ユニバーサル・スタジ
電子マネーを利 用する際は、まず 利 用者 がス
新率向上にもつながると期待しています。
オ・ジャパン」ブランドの総合的な価値向上を目
指す。同社の取り組みは、
これからも続きます。
マートフォン上で同公式アプリに組み込まれた
「モバイルウォレット」を利用して電子マネーを
チャージ。その後、スマートフォンの画面に表示
されたバーコードを、レジ係員が「電子マネー端
「スマートフォン1台でなんでもできる」
パークを目指す
末」に接 続したバーコードリーダーでスキャン
今後、同社はワンダー・マネーを活用した多くの
し、商品金額を入力すれば支払い処理が完了し
施策を実施予定です。
「 例えば、チャージする際
ます。今後は、決済端末に非接触 ICリーダを接
のプレミアムチャージボーナスや、レストランや
NEC は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ® の
オフィシャル・マーケティング・パートナーです。
© & ® Universal Studios Japan. All rights reserved.
CR13 -1844
お問い合わせは、下記へ
NEC 流通・サービス業ソリューション推進本部
〒105 - 8540 東京都港区芝三丁目 23 -1(セレスティン芝三井ビルディング)
TEL:03(3798)6348
E-mail:[email protected]
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日本電気株式会社 〒108-8001 東京都港区芝五丁目7-1(NEC本社ビル)
2013年7月現在
Cat.No. B01-13070176J
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