Comments
Description
Transcript
平成 18 年 2 月 24 日
資 料 提 供(平成 18 年 2 月 24 日) 都市計画総局建築技術部技術管理課 長坂・奥村・藤本(TEL:078-322-5627) 建設局総務部庶務課(下水道施設関連問合せ窓口)加藤・金子 (TEL:078-322-5374) 危機管理室 浜本・中村 (TEL:078-322-6481) 市有施設の吹き付けアスベスト等の調査結果について 全ての市有施設(3,852 施設)について吹き付けアスベスト等の調査を進めて参りましたが、 この度調査を完了しました。 その結果、既に公表している61施設以外に、9施設で新たに基準(1%)を超えるアス ベストを含む吹き付け材等(以下、「基準を超える吹き付け材」)が使用されていることが 判明したため、施設数は合わせて70施設となりました。これらの施設については空気中の アスベスト濃度が基準(10 本/ℓ )を大きく下回っている等状態は安定しており、飛散の恐 れはありませんが、除去等必要な措置を行うこととします。 ■ 調査方法 第 1 段階:吹き付け材等の有無の確認 図面によるチェック及び現地での目視等により、アスベスト含有の有無に関 わらず全ての吹き付け材等について、リストアップを行う。 第 2 段階:アスベスト含有の有無の確認 確認された吹き付け材等については、試料を採取し分析調査を行う。 ■ 処理方針 ① 基準を超える吹き付け材は、除去を原則とする。ただし、吹き付け材等が十分固 着するなど、使用状況によっては、封じ込め、囲い込み等による措置を行い、将 来の改修時や解体時に適切に除去を図る。 ② 除去等の措置については、できる限り速やかに予算措置を講じて、実施していく。 ■ その他 上記以外で、昭和62年度の調査でアスベスト吹き付け等が確認さていた 16 施設につ いても、この度点検等をおこなった。いずれも適切に措置・管理されており、現時点で 飛散の恐れがある施設は無かった。 しかしながら将来的には劣化等により飛散が懸念される場合もあることから、これら の施設についても適正な管理を維持し、解体や改修工事に合わせることなどにより、順 次除去等の措置を採りたいと考えている。 ※ 昭和 62 年度の調査 昭和 51 年度以前に完成した建物を対象として、「吹き付けアスベスト」に関する調査を 行った。当時の基準は「5%以内」であり、吹き付けロックウール等は対象外だった。 ■ 調査結果(全市有施設 3,852 施設) 全 施 設 数 3,852 吹き付け無し 3,156 吹き付け有り 680 基準を超えたアスベスト無 610 基準を超えたアスベスト有 70 昭和 62 年度調査 アスベスト確認施設 16 ■ 新たに基準(1%)を越える吹き付け材等が確認された施設(9施設) 所管局室 建設局 施設名 室名 部位 東灘処理場 南分場 電気室他 天井 大石ポンプ場 モーター室 天井 鈴蘭台処理場 送風機室他 天井・壁 西部処理場 ポンプ室他 天井・壁・梁 丸山ポンプ場 発電機室他 壁・梁 明泉寺ポンプ場 ポンプ室 天井壁 垂水処理場 分場 発電機室他 天井・壁 塩屋ポンプ場 発電機室他 天井・壁 上池ポンプ場 発電機室 天井 ■ これまでに基準(1%)を超える吹き付け材等が確認された施設(61施設) 学校園 17施設 庁舎等その他公共施設 水道関連施設 社会福祉施設等 19施設 2施設 8施設 市営住宅 交通関連施設 社会教育施設等 3施設 1 施設 港湾関連施設 10 施設 1施設 参考:「吹き付け材等」 「吹き付けアスベスト」「吹き付けロックウール」「吹き付けひる石(バーミキュライ ト)」等と呼ばれているもの及び屋根用折板断熱材など 「アスベストの規制の強化」 昭和 50 年 アスベストの吹き付け作業の禁止(含有率 5%以下は除外) 平成7年 除外する含有率を「5%以下」から「1%以下」へ強化 ■ 昭和 62 年度調査で確認されている施設(16施設) (既に除去済み・解体済みの施設を除く。) 所管局室 施設名 室名 部位 現状 行財政局 4号館 機械室 天井・壁 封じ込め 市民参画推進局 旧灘区総合庁舎 機械室 天井・壁 封じ込め 保健福祉局 旧玉乃湯 ボイラー室 天井 囲い込み 建設局 中部処理場 発電機室 天井・壁 封じ込め 和田岬ポンプ場 ポンプ室 壁 封じ込め 新港J上屋 上屋 梁 囲い込み 新港K上屋 上屋 梁 囲い込み 新港M上屋 上屋 柱・梁 囲い込み 国産1号上屋 上屋 天井 囲い込み 新妙法寺ポンプ場 ポンプ室 天井 S50 年 廃止施設 車ポンプ場 発電機室 天井・壁 封じ込め 住吉浄水ポンプ場 ポンプ室 天井・壁 封じ込め 菅の台小学校 体育館天井 天井裏 封じ込め・囲い込み 鵯台中学校 体育館天井 天井裏 封じ込め・囲い込み 神陵台中学校 体育館天井 天井裏 封じ込め・囲い込み 渦が森小学校 体育館天井 天井裏 封じ込め・囲い込み みなと総局 水道局 教育委員会事務局 参 考 ■ 外郭団体※1 における吹き付けアスベスト等の使用状況について 外郭団体所有施設(302 施設)における吹き付けアスベスト等の使用状況※2は、以下の通 りである。20 施設で基準を超える吹き付け材が確認されたが、いずれも飛散の恐れは無い。 施 設 数 302 平成9年度以降に完成した施設 101 平成 8 年度以前に完成した施設 201 調査完了 197 基準を超えるアスベスト無 177 基準を超えるアスベスト有 20 内、措置済み 1 調査未了 4 内、廃止施設 2 ※1 本市が資本金等の概ね25%以上を出資又は出捐している48法人 ※2 調査対象は国等の調査対象の基準にあわせ、平成 8 年度以前に完成した施設とした。 (本市調査においても、平成 9 年度以降完成施設では基準を超える吹き付け材は確認されていない) 基準を超えるアスベストが確認された施設(20 施設) 団体名 施設名 室名 部位 池の下部 天井裏 二軒茶屋換気所 機械室 天井 六甲第1換気所 機械室 天井 六甲第2換気所 機械室 天井 ポンプ室等 天井 機械室 天井 ポンプ室等 天井 (財)神戸市開発管理事業団 名谷南センター 和室 窓枠 (財)神戸港埠頭公社 上屋 屋根裏 (株)神戸商工貿易センター 貿易センタービル※3 神戸市道路公社 神戸地下街(株) さんちか 神戸交通センタービル デュオ神戸・山の手 ※3:定性分析のみを実施 上屋(12 施設) 備考 露出部措置済 公表済・措置済 公表済