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防府市スポーツセンタープール 緊急時対応マニュアル
防府市スポーツセンタープール 緊急時対応マニュアル 防府市総合政策部 文化・スポーツ課 平成26年7月 本マニュアルは、「防府市スポーツセンタープール管理運営マニュアル」の考え方に基づ き、緊急時における対応について定める。 防府市スポーツセンタープールの管理運営にあたっては、以下の法令等及び本マニュア ルに従うものとする。 ●遊泳用プールの衛生基準 (H19.5.28/厚生労働省健康局長通知) ●プールの安全標準指針 (H19.3/文部科学省・国土交通省) ●防府市体育施設設置及び管理条例、防府市体育施設設置及び管理条例施行規則 目 次 1 緊急時の対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 1 2 緊急連絡 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 6 1 緊急時の対応 ア 汚物・危険物の混入時 ●プール水の交換による対応 ○プール水の強制排水 ①プールの閉場 ・場内放送で利用者に状況を説明し、プールを臨時閉場とする。 ・閉場について、市民に周知する。 (市ホームページ等) ・専用利用予約者に事情を説明し、利用料の返還手続き等を行う。 ・加害者が特定される場合、求償権を行使することがある。 ②排水処理 ・循環ろ過装置、排水バルブなどを操作して、排水を行う。 ○プール水の給水 ①給水処理 ・補給水弁スイッチなどを操作して、給水を行う。 ②プールの開場 ・開場前に水温・遊離残留塩素濃度等を計測し、基準に適合していることを確認する。 ・開場について、市民に周知する。 (市ホームページ等) ●総括責任者又は副総括責任者が操作する機器 ①総合盤 管理事務室 ②配電盤 管理事務室 ③滅菌装置 機械室 ④起流装置・水位操作盤 機械室 ⑤スライダーポンプ操作盤 機械室 ⑥噴水ポンプ操作盤 機械室 ⑦滑り台ポンプ操作盤 機械室 ⑧補給水弁 機械室 ●所要時間 ①水張り ②水抜き ・25mプール 13時間 ・子どもプール 6時間 ・25mプール 6時間 21時間 ・子どもプール 4時間 ・流水プール ・流水プール 1 12時間 イ 毒物の混入時 ●プール水の交換による対応 ○汚物・危険物の混入時と同様の扱いを行う。 ○専門業者に水質鑑定を依頼し、安全を確認の上で開場する。 ○完全換水に加え、ろ過タンク内のろ材の入替えと徹底した洗浄作業を行う。 ○毒物が混入した水は排水できないため、安全な処分方法を検討する。 ウ 火災・事故等発生時 ●平常時の対応 ○火災予防の対応 ・市長は、防火管理者を配置する。 ・消防用設備点検を行う。(年1回) ・市長は、従事員に対して、消防訓練及び初期消火訓練を行う。(年1回) ・防火管理維持台帳を整備する。 ●事故発生時の対応 ○火災発生時の対応 ・初期消火に努める。 ・119番に通報する。 ・被害の拡大防止に備える。 ・人命尊重の観点から、迅速に避難誘導をする。 エ 停電発生時 ●停電発生時の対応 ○施設利用者の誘導、安全確保 ①総括責任者は、場内放送又はハンドスピーカーで停電の状況を放送する。 ②放送後、プールサイドの監視員は、遊泳中の利用者全員をプールサイドに誘導す る。誘導後、利用者全員がプールから出たことを確認する。 ○施設の閉場 ・設備の復旧の目処が立たない場合、以下の手順で施設を閉場する。 受付の混乱が予想されるため、文化・スポーツ課職員の応援を要請する。 2 ①文化・スポーツ課担当者に状況を報告し、文化・スポーツ課長が運営の継続に ついて決定する。 文化・スポーツ課職員が不在の場合、総括責任者が決定し事後報告する。 ②閉場の判断をした場合、総括責任者は、場内放送・拡声器で停電の状況を放送する。 ③場内放送後、プールサイドの監視員は、利用者全員を更衣室またはエントランスへ 誘導する。 更衣室が暗い場合、更衣室へ懐中電灯等を持ち込む。 ④利用者全員が退場したことを確認し、正面玄関の施錠・施設内の安全確認を行う。 ⑤閉場後、利用終了前に電力供給が再開された場合、文化・スポーツ課長が運営再開に ついて決定する。 文化・スポーツ課長が不在の場合、総括責任者が決定し事後報告する。 ⑥プール施設内の安全確認を行った上で、運営を再開する。 オ 雷雨発生時 ●雷雨発生時の対応 ○施設利用者の誘導、安全確保 ①総括責任者は、場内放送又はハンドスピーカーで直ぐに管理棟に非難するように放送 する。 ②放送後、プールサイドの監視員は、遊泳中の利用者全員を管理棟に誘導する。 誘導後、利用者全員がプールから出たことを確認した後、自らも管理棟に避難する。 カ 応急措置 ●平常時の対策 ○全般 ・市長は、傷病者発生時に迅速に対応するため、迅速かつ適切な処置をするように 予め、従事員へ周知しておく。 ・利用者等の傷病等に対応できるよう必要な薬品・用具等を用意する。 ○職員 ・市長は、従事員に対して必要な訓練・研修等を行い、十分な対策を講じておく。 3 ○AED(自動体外式除細動器) ・管理事務室にAED1台を設置する。 ●事故発生時の対応 ○全般 ・事故発生時は、以下の手順により傷病者の救助・応急処置等を適切に行う。 ・文化・スポーツ課長に「事故記録報告書」を提出し、状況を報告する。 ●溺水等の事故対応 ○意識不明・呼吸停止の場合 ①緊急合図の発信 ・監視員は、利用者の異変に気付いたら直ちに緊急合図(笛を4~5秒間吹き続ける) を発信し、総括責任者に事故発生を知らせる。 ②現場への急行 ・事故を確認した監視員は、緊急合図発信後、現場へ急行する。 ③事故者の搬送 ・事故を確認した監視員は、事故者に声を掛け、意識の有無等を確認する。 ・当事者を水中で保護し、入水階段付近まで搬送する。 ・プール施設内の状況によっては、利用者を全員プールサイドに上がらせ、利用者の 安全を確保する。 ④事故者の引き上げ ・総括責任者は、現場に急行し、事故を確認した監視員と協力して事故者をプールサイ ドに引き上げる。 ⑤救急車の出動要請 ・総括責任者は、プール床に毛布を敷き、待機中の監視員と事故者を安全な場所に誘導 する。 ・管理事務室から「119」発信し、防府消防署へ救急車の出動を要請する。 ⑥文化・スポーツ課長への連絡 ・総括責任者は、事務員主任に事故発生を知らせる。 ・事務員主任は、文化・スポーツ課長に事故発生を知らせる。 ⑦応急手当の実施 ・気道の確保と毛布による保温を行い、容体観察を続行する。 4 ・心肺蘇生法またはAED(自動体外式除細動器)による応急手当を行う。 ⑧医療機関への搬送 ・救急車が到着したら、救急隊員に引き継ぎ、医療機関へ搬送する。 ●溺水以外の事故対応 ○意識・呼吸がある場合【一般外傷(切り傷、捻挫、打撲等)】など ①応急処置 ・医務室で事故者の応急処置を行う。 ②救急車の出動要請 ・専門医の診察が必要と判断した場合、管理事務室から「119」発信し、防府消防署 に救急車の出動を要請する。 ③医療機関への搬送 ・救急車が到着したら、救急隊員に引き継ぎ、医療機関へ搬送する。 5 2 緊急連絡 キ 緊急連絡 ●緊急連絡先 ○防府消防署 119 ○医療機関 ・休日緊急当番医 (防府市ホームページ くらしの情報⇒健康・医療⇒休日・夜間診療 参照) ○防府警察署 25-0110 ○文化・スポーツ課長 25-2272 ●緊急連絡時の留意事項 ○連絡・通報 「いつ」 「どこで」 「誰が」 「どうした」 のか正確に伝える。 ○救急隊への連絡 傷病者の症状・応急手当の実施内容を報告し、その後の指示を 受ける。 ○連絡項目 ①事故発生場所 ②事故発生時の状況と直後の容体 ③意識、呼吸、脈拍の有無 ④外傷出血の有無 ⑤応急手当の内容と経過 ⑥容体の回復時間 ⑦事故者のプロフィール(氏名、生年月日、連絡先、同伴者氏名) ⑧その他必要な情報 6