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- 運用のスペシャリストが語る - ご参考資料 2013年1月 中国経済の現状と今後の展望 経済規模は米国に次いで、世界第2位、広大な国土に13億人を越える世界最大の人口。 今や世界経済を語る上で、中国抜きには語れないほど、その存在感が大きくなっています。 そこで、HSBCグローバル・アセット・マネジメントの中国株式の運用スペシャリストであるマンディ・チャン に2013年の中国経済の動向や株式市場をどのように見ているのか、について聞きました。 (本文内容は、2013年1月18日のインタビュー時点のものです) マンディ・チャン HSBCグローバル・アセット・マネジメント(香港) 中国株式運用チーム責任者 2009年12月にHalbisキャピタル・マネジメント(現HSBCグローバル・アセット・マネジメント(香港) リミテッド)に入社、中国株式運用を担当。HSBC入社以前は、カナダのTDアセットマネジメントに て富裕層向け投資ポートフォリオを担当し、パシフィック・センチュリー・インシュアランス・インベ ストメント・マネジメントではシニア・インベストメント・アナリスト。1997年以降資産運用に携わる。 - 2012年10-12月期の中国の実質国内総生産(GDP)成長率は前年同期比+7.9%と2年振りに 前期の伸びを上回りました。中国経済は底打ちしたのでしょうか? 中国経済は底打ち、現在は景気回復に向かう転換点にある 中国経済は、外需の低迷を背景とする輸出減 速や国内におけるインフレ抑制策の影響から減 速が続いていましたが、2012年7-9月期に底打ち したと見ています。現在は、景気、株式市場、企 業収益のいずれもが、底入れから回復に向かう 重要な転換点にあります。 (%) 13 実質国内総生産(GDP)成長率 (2009年~2012年) 12 11 10 9 8 7 6 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 2009 2010 2011 2012 出所 : データストリームのデータをもとにHSBC投信が作成 1 4ページの留意点を必ずご覧ください HSBC × China 中国経済の現状と今後の展望 - 景気が回復する中で、企業の資金需要が高まり、社債発行が増加してますがこの背景は? 銀行の貸し渋りを背景に、企業の資金調達手段が多様化 2012年の社債発行額は前年比+60%と急増しました。銀行の融資姿勢が慎重な中、資金需要の旺盛な企業 が、設備投資資金の調達を、間接金融から直接金融へとシフトさせたことが背景にあります。銀行融資は、5年 前は社会融資総量(経済に供給される資金の総額)の80%前後を占めていましたが、現在は55%まで低下して います。 - インフラプロジェクトを主導している中国政府の財政状況は? 総じて健全 中国のGDPに占める公的債務残高は22%と、 米国の107%、ドイツの83%など主要国に比べ てはるかに健全です。外貨準備高の対GDP比 は40%に達しており、財政状況は総じて健全と 言えるでしょう。 公的債務残高(対GDP比) (2012年予想) (%) 250 237 200 150 107 100 83 68 64 50 22 0 日 本 米 国 ド イ ツ イ ン ド 中 国 ブ ラ ジ ル 出所 : IMF, World Economic Outlook Database (October 2012) のデータをもとにHSBC投信が作成 - 中国では昨年、10年に1度の指導部交代がありましたが、これにより経済政策上どのような変 化があると見るべきでしょうか? バランスのとれた成長のために、個人消費の拡大に重点 新指導部にとり、次の10年は、中国の発展をより バランスの取れた、持続可能なものとすることが課 題となります。政府は個人消費のGDPに占めるウェ イトを引き上げることを重点政策に掲げています。 中国では個人消費の対GDP比が35%前後と主要 国に比べて低く、しかも10年前からも低下していま す。 (%) 経済規模に占める個人消費の割合 (2011年) 80 60 60 50 60 57 40 35 20 0 ブラジル ロシア インド 中国 日本 出所: IMF World Economic Outlook Database (October 2012)、 データストリームのデータをもとにHSBC投信が作成 2 4ページの留意点を必ずご覧ください HSBC × China 中国経済の現状と今後の展望 - 2013年の経済政策の方向性を協議する「中央経済工作会議」(2012年12月15~16日)では、 都市化の推進こそが成長戦略の鍵であるとの見方が示されました。新指導部は、どのように都 市化を推進しようとしていますか? 戸籍制度改革の加速が鍵 政府は農村から都市へ移住する出稼ぎ労働者を正式に都市住民と認めるために、戸籍制度改革を加速させ るとしています。政府は農民の都市部定住へ向けて、農村からの移住労働者を含む全ての都市住民が、平等 に社会福祉(教育、医療、年金、公共住宅)を受けられるようにすることを目指しています。既存の都市住民に 加え、農村からの労働者が新たに都市住民となることは、消費拡大の起爆剤になると考えられます。 - 新指導部が行おうとしている経済改革とはどのようなものですか? 取り組みは、資本市場改革と環境問題 金融改革では金利の自由化、資本勘定の自由化、人民元の国際化および規制緩和の促進、資本市場改革 へ向けた政策が採られると見ています。また、これまで政府のコントロール下にあった、公益料金(電気、ガス、 水道)などの価格自由化が行われる可能性があります。国有企業による独占的地位の解消、民間投資の促進 も課題。また、既に資源(水、食品、エネルギーを含む)利用の制約要因となっている環境問題に取り組むことも 急務です。高い経済成長を持続させるためには、クリーンエネルギーを活用し、エネルギー効率を高める政策 を取り入れることが必要でしょう。 - 2013年の中国株式の見通しについて教えてください。 景気は回復に転じ、力強い経済成長を取り戻す可能性 中国経済は、2012年は循環要因による展開でしたが、2013年は政策支援を背景に景気は回復に向かうと見 ています。新指導部は経済の不均衡を是正する青写真を描いており、これが実行に移されれば、中国は力強 い成長を取り戻し、新たな投資機会が訪れるものと見られます。 現在、中国株のバリュエーションは過去と比較しても、また他市場との比較で見て、割安な水準にあります。 セクター別では、一般消費財、エネルギー、資本財などの景気循環株に魅力を感じます。一般消費財では、 SUV(多目的スポーツ車)の需要が拡大しており、この分野で先行している自動車メーカーが恩恵を受けると見 ています。 一方、食品や飲料、ヘルスケア、通信などのディフェンシブセクターは割高であり投資妙味が乏しいと考えて います。ただし、公益は独立系発電会社の利益が石炭市況の下落に伴い改善が見込まれることに加え、配当 利回りが魅力的です。 なお、不動産に関しては政府が不動産市場過熱抑制策の一環として供給を抑えたことなどから需給は締まっ ており、北京、上海などの一級都市では、2013年下半期には需要が供給を上回ることが予想されます。 3 4ページの留意点を必ずご覧ください 留意点 <当資料に関する留意点> 当資料は、HSBC投信株式会社(以下、当社)が投資者の皆さまへの情報提供を目的として作 成したものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。 当資料は信頼に足ると判断した情報に基づき作成していますが、情報の正確性、完全性を保証 するものではありません。また、データ等は過去の実績あるいは予想を示したものであり、将来の成 果を示唆するものではありません。 当資料の記載内容等は作成時点のものであり、今後変更されることがあります。 当社は、当資料に含まれている情報について更新する義務を一切負いません。 <投資信託に関する留意点> 投資信託に係わるリスクについて - 投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象としており、当該資 産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により基準価額が変動し損失が生じる可能性 があります。従いまして、投資元本が保証されているものではありません。投資信託は、預金または 保険契約ではなく、預金保険機構または保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また、 登録金融機関でご購入の投資信託は投資者保護基金の保護の対象ではありません。購入の申 込みにあたりましては「投資信託説明書(交付目論見書)」および「契約締結前交付書面(目論見 書補完書面等)」を販売会社からお受け取りの上、十分にその内容をご確認頂きご自身でご判断く ださい。 投資信託に係わる費用について - 購入時に直接ご負担頂く費用・・・・ - 換金時に直接ご負担頂く費用・・・・ - 投資信託の保有期間中に 間接的にご負担頂く費用・・・・・・・・ - その他費用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 購入時手数料 上限3.675%(税込) 信託財産留保額 上限0.5% 運用管理費用(信託報酬)上限年2.1% (税込) 上記以外に保有期間等に応じてご負担頂く費用があります。 交付目論見書、「契約締結前交付書面(目論見書補完書 面等)」等でご確認ください。 注: 上記に記載のリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。 費用の料率につきましては、HSBC投信株式会社が運用するすべての投資信託のうち、 ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。 HSBC投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第308号 加入協会 一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 4 4ページの留意点を必ずご覧ください