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音楽の背景となる文化・歴史などと関連付けて味わう学習
【Cグループ】グループ研修の内容 1「ブルタバ」を〔共通事項〕を窓口にして分析。 ・生徒に知覚・感受させたい音楽の要素を具体化できた。⇒ 評価につながる ・2種類のCDを聴くことによって、生徒が知覚・感受しやすいものを選ぶことの大切さが明らかに。 ○ 「ブルタバ」の楽曲分析に基いて取り扱いが考えられる〔共通事項〕 グループ②の題材で主に扱うもの赤字表記 音 2つの水源のフルートとクラリネットとピチカート、狩りのホルン、 色 月の光のハープ、聖ヨハネの大太鼓とシンバル、主題のトライアングル 水源の細かなリズム→主題のリズムがゆったり、結婚式のポルカのリズム、 リズム 狩りのホルンのリズム、拍子の変化 6/8→2/4→4/4→6/8 速 結婚式から月の光に変わるところで遅くなる、 度 ヨハネのあとの主題(F)の速度があがる、 旋 律 主題の旋律、表題にあった旋律、調性の変化、 テクスチュア 水源のフルートとクラリネットとピチカート、主題再現の楽器の組み合わせ による変化、月の光のヴァイオリンとフルート、聖ヨハネの大太鼓とシンバ ル、狩りの和音 強 主題のフレーズの中での強弱、最後 ppp から ff、 弱 ヨハネ~ビシェフラトが強くなる 2 形 式 交響詩 構 成 主題の反復・変化(調性・楽器の組み合わせ・速度の変化を含む) 指導事項と関わらせながら、〔共通事項〕を絞り込み、指導計画・評価計画を作成 ○指導事項はア、イを設定 指導事項イ:音楽の特徴と歴史的背景を関連付けて理解することが必要。 スメタナの祖国に対する思いなど歴史的な背景が、音楽のどのような特徴と結び付くのか? →(例)チェコの民謡をモチーフにした主題が反復し、主題の調性・速度・テクスチュア・強弱 が変化していくという構成から、スメタナのチェコに対する思いが感じ取れる。 ○〔共通事項〕を指導事項とかかわらせて絞り込む グループ① 音色、リズム、速度、旋律、テクスチュア グループ② 音色、旋律、テクスチュア、構成 ○指導計画・評価計画の作成 ① 学習内容を、生徒が理解したり身に付けたりするために、効果的な学習活動は? ② どの順番で指導していけば、生徒は興味・関心をもって学習を積み上げていくこと ができるのか? ③ (「ワクワクも大事」) 生徒の知覚・感受(目に見えない)をどう見取るか? → 発問~発言、ワークシート ○学習評価 グループ② 【関心・意欲・態度】 ① 音楽を形づくっている音色・旋律・テクスチュア・構成と曲想とのかかわりと、楽曲の背景 となる文化・歴史に関心をもち、鑑賞する学習に主体的に取り組もうとしている。 【ワークシート・発言・観察・対話の様子】 【鑑賞の能力】 ① 音楽を形づくっている音色・旋律・テクスチュア・構成を知覚し、それらの働きが生み出す 特質や雰囲気を感受しながら、音楽を形づくっている要素や構造と曲想とのかかわりを理解し て、解釈したり価値を考えたりし、根拠をもって批評するなどして、音楽のよさや美しさを味 わって聴いている。 ② 【ワークシート・発言の内容・対話の内容】 音楽を形づくっている音色・旋律・テクスチュア・構成を知覚し、それらの働きが生み出す 特質や雰囲気を感受しながら、音楽の特徴をその背景となる文化・歴史と関連付けて理解し て、解釈したり価値を考えたりし、鑑賞している。 【ワークシート・交流の内容】