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第609号 - 山形県医師会

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第609号 - 山形県医師会
Title:名称未設定-2 Page:1
平成 14 年5月 10 日発行 昭和 27 年8月 21 日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕
第609号
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
主な演題及び講師
取得単位
6月7日(金)
19:00 ∼ 20:30
山形市
ホテルキャッスル
講 演
「リ パ ン チ ル に よ る 脂 質 介 入 試 験 D A I S(Diabetes
Atherosclerosis Intervention Study )について」
日医生涯教育
3単位
会の名称及び主催者又は連絡先
学術講演会
科研製薬(株)
023 − 625 − 3477 吉岡
山形大学医学部内科学第三講座 山口 宏
特別講演
「糖尿病における脂質代謝異常−最近の話題−」
東邦大学医学部臨床検査医学研究室教授 芳野 原
6月7日(金)
19:30 ∼ 20:30
山形市
ホテルメトロポリタン山形
特別講演
「エストロゲンと動脈硬化」
東京大学大学院医学系研究科加齢医学講座
6月8日(土)
14:00 ∼ 18:00
特別講演
アレルギー性鼻炎の診断と治療−最近の話題について」
山形市
山形テルサ
山形大学医学部附属病院耳鼻咽喉科助手 太田 伸男
「食物アレルギーの臨床」
三宅小児科・アレルギークリニック 三宅 健
日医生涯教育
3単位
教授 大内 尉義
中高年女性の予防医学研究会
イブニングセミナー
日本ワイスレダリー(株)
022 − 264 − 4321 土岐
日医生涯教育
3単位
第 17 回東北小児喘息
アレルギー研究会
山形市立病院済生館小児科
023 − 625 − 5555 秋場
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
主な演題及び講師
6月9日(日)
13:00 ∼ 15:00
鶴岡市
東京第一ホテル鶴岡
公開講座
「Net4U −鶴岡が変える医療の未来」
国立国際医療センター情報システム部長 秋山 昌範
6月 14 日(金)
19:00 ∼ 21:00
山形市
オーヌマホテル
特別講演
日医生涯教育
「リエントリー性不整脈の発生と維持における最近の知見」 3単位
信州大学薬理学 弘瀬 雅教
〔参加費五百円〕
取得単位
日医生涯教育
5単位
会の名称及び主催者又は連絡先
鶴岡地区医師会庶務課
0235 − 22 − 0136 鶴岡地区医師会医療情報システム部長 三原 一郎
「人工膝関節置換術の工夫」
東邦大学医学部整形外科教授 勝呂 徹
「日本の整形外科医の問題点と今後への期待」
6月 22 日(土)
15:00 ∼ 19:00
山形市
ホテルメトロポリタン山形
〔参加費1千円〕
「肺癌外科治療について」
日医生涯教育
3単位
特別講演
「肺癌に対する分子標的治療法の現状と展望」
近畿大学医学部第四内科講師 中川 和彦
第 52 回山形整形外科研究会
帝人株式会社
022 − 711 − 4433 井上
順天堂大学医学部整形外科名誉教授 山内 裕雄
山形県立中央病院呼吸器外科 佐藤 徹
第一製薬(株)
023 − 622 − 8534 北島
「健診時に見つかるBrugada型心電図の頻度と予後」
関西医科大学第2内科 辻 久子
6月 22 日(土)
16:00 ∼ 18:00
山形市
山大医学部第4講義室
第 16 回山形不整脈研究会
日医生涯教育
第 34 回山形肺癌懇話会
3単位
グラクソ・スミスクライン株式会社
023 − 624 − 7662 瀬戸
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
主な演題及び講師
取得単位
6月 22 日(土)
16:00 ∼ 18:00
山形市
山形県教育会館
特別講演
「脳ドックの役割」
東北大学医学部長・脳神経外科教授 吉本 高志
6月 22 日(土)
15:00 ∼ 18:35
山形市
ホテルキャッスル
特別演題
「スギ花粉症は増えているか」
6月 29 日(土)
15:45 ∼ 17:50
特別講演
日医生涯教育
「弁膜症外科手術の最前線」
東京女子医科大学 日本心臓血圧研究所
心臓血管外科主任教授 黒澤 博身
3単位
山形市
国際ホテル
〔参加費1千円〕
日医生涯教育
3単位
会の名称及び主催者又は連絡先
第2回山形県脳ドック研究会
山形大学医学部脳神経外科
023 − 628 − 5349 斎藤
日医生涯教育
3単位
大阪医科大学耳鼻咽喉科教授 竹中 洋
第 36 回東北アレルギー懇話会
大鵬薬品工業株式会社
023 − 645 − 1418 宮澤
第9回山形心臓外科懇話会
山之内製薬(株)
023 − 632 − 5682 河野
産業医研修会一覧表
開催日時及び場所
研修会名及び内容
6月 19 日(水)
18:00 ∼
新庄市
新庄市最上郡医師会
(最上検診センター)
「酸化エチレンによる障害防止対策」
山形産業保健推進センタ−
産業保健相談員 斉藤 誠
7月 11 日(木)
18:00 ∼
鶴岡市
鶴岡地区医師会館
「二次健康診断給付と過労死対策」
山形産業保健推進センタ−
産業保健相談員 藤井 聡
実施主体者
申込先(TEL)
基礎研修単位数
生涯研修単位数
産業保健推進
センタ−
新庄市最上郡医師会
(0233-22-1151)
基礎後期 2 単位
(予定)
生涯更新 1 単位
生涯専門 1 単位
(予定)
産業保健推進
センタ−
鶴岡地区医師会
(0235-22-0136)
基礎後期 2 単位
(予定)
「酸化エチレンによる障害防止対策」
山形産業保健推進センタ−
産業保健相談員 斉藤 誠
「二次健康診断給付と過労死対策」
山形産業保健推進センタ−
産業保健相談員 藤井 聡
生涯更新 1 単位
生涯専門 1 単位
(予定)
2
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
医療に関する広告規制の緩和について
今般、日本医師会長より、医業若しくは
・学術団体として法人格を有していること
歯科医業又は病院若しくは診療所が広告し
・会員数が千人以上であり、かつ、その8
得る事項等について下記のとおり連絡があ
割以上が医師であること
りましたのでお知らせいたします。
・5年以上の活動実績を有し、かつ、その
本件は、医療に関する情報開示を進め、
内容を公表していること
患者の選択の拡大を図るため、医療に関す
・外部からの問い合わせに対応できる体制
る広告規制を緩和するものです。
が整備されていること
緩和される分野は、医療の内容に関する
・専門医資格の取得条件を公表しているこ
情報、医療機関の構造設備・人員配置に関
と
する事項、医療機関の体制整備に関する情
・資格の認定に際して5年以上の研修の受
報、医療機関に対する評価、医療機関の運
講を条件としていること
営に関する情報その他となります。
・資格の認定に際して適正な試験を実施し
なお、医療機関が、その常勤医師につい
ていること
て、いわゆる「専門医資格」を広告するこ
・資格を定期的に更新する制度を設けてい
とができるのは、その法人が、①下記の基
ること
準を満たしており、かつ②厚生労働大臣に
・会員及び資格を認定した医師の名簿が公
届出を行い、さらに③その届出が受理され
表されていること
た場合に限られることにご留意ください。
記
医療に関する広告規制の緩和について
〇 今般の医療制度改革では、我が国の医療を一層質の高い効率的なものとしていくた
めに、医療に関する情報開示を進め、患者の選択の拡大を図ることが重要な柱と位置
付けられている。
○ こうしたことから、社会保障審議会医療部会における議論を踏まえ、本年4月1日
施行で広告規制の大幅な緩和を行う。
○ 具体的には、医療機関が広告できる事項として下記の事項を追加する。
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
◇医療の内容に関する情報
3
◇ 医療機関の運営に関する情報
○ 専門医の認定
○ 病床利用率
○ 治療方法
○ 理事長の略歴
○ 手術件数
○ 外部監査
○ 分娩件数
○ 患者サービスの提供体制に係る評価
○ 平均在院日数
(ISO9000s)
○ 疾患別患者数
◇ 医療機関の構造設備・人員配置に関す
る情報
○ 医師・看護師等の患者数に対する配
置割合
◇ その他
○ 医療機関のホームぺージアドレス
○ 次に掲げる医療機関である旨
・公害健康被害の補償等に関する法律
の公害医療機関
○ 売店、食堂、一時保育サービス等
・小児救急医療拠点病院
◇ 医療機関の体制整備に関する情報
○ セカンドオピニオンの実施
・エイズ治療拠点病院
・特定疾患治療研究事業を行っている
病院等
○ 電子カルテの導入
○ 患者相談窓口の設置
○ 症例検討会の開催
参 考
○ 入院診療計画の導入
「専門医資格」広告について、団体(学
○ 医療安全のための院内管理体制
会)による届出から、厚生労働省での審査、
受理までの流れフローチャートをご覧くだ
◇ 医療機関に対する評価
○ (財)日本医療機能評価
機構の個別評価結果
さい。
4
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
医療法施行規則の一部を改正する省令の施行について
今般、厚生労働省医薬局長より都道府県
く撮影の診療上の必要性に鑑み、
「透視
知事宛に、医療法施行規則の一部を改正す
時の」を削除することにより、透視に
る省令の施行について通知され、日本医師
引き続く撮影に係るエックス線管焦点
会を通じ本会にも通知がありました。
皮膚間距離については、同号の規定が
本件は、国際電気標準会議(IEC)の基
適用されることを明らかにしたこと。
準を導入し、また、国際放射線防護委員会
なお、透視用エックス線装置を用い
(ICRP)の勧告との整合性を図るため、医
て専ら撮影を行う場合は、上記にかか
療法施行規則の第2節「エックス線装置等
わらず、第3項第2号(撮影用エック
の防護」中、第30条、第30条の14、第30
ス線装置のエックス線管焦点皮膚間距
条の20の規定の改正を行ったものですの
離に係る規定)によること。
第2項第7号において、従来「適当
で、ご了知下さい。
記
な装置を備えること」としていたが、
国際放射線防護委員会(ICRP)Pub.33
第一 改正の趣旨
勧告においては、透視台等にしゃへい
国際電気標準会議(IEC)のCTエックス
物を備えなければならないこととした
線装置及び乳房撮影用エックス線装置に係
上で、必要に応じて防護衣を着用する
る最新の個別規格並びにその他関連基準と
等の適切な手段により、放射線診療従
の整合を図るため、エックス線装置に係る
事者等の被ばく線量の低減に努めるこ
防護基準の改正を行うとともに、診療用放
ととされているため、表現を「適切な
射線照射装置について、診療上の必要性を
手段を講じること」に改め当該勧告と
踏まえた規定の整備を行ったこと。
の整合を図ったこと。
なお、しゃへい物を用いることが診
第二 個別事項
療上著しい障害となるなどやむを得な
(一) エックス線装置の防護に関する事項
い場合においては、しゃへい物以外に
(第30条)
よる防護措置によって差し支えないこ
別紙1に掲げるところにより、IEC基
と。この場合においては、防護衣その
準の導入を行ったこと。また、乳房撮
他の適切な手段によって放射線診療従
影用エックス線装置に係る第3項第2
事者等の被ばく線量の低減を充分に行
号の改正については、所要の周知期間
うこと。
を置くこととしたこと。
第2項 第3号 に お い て「透 視 時 の
第3項第2号に規定する撮影用エッ
クス線装置に係るエックス線管焦点皮
エックス線管焦点皮膚間距離が」とさ
膚間距離に係る規制について、
れていたものについて、透視に引き続
・骨塩定量分析エックス線装置は、他
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
5
の撮影用エックス線装置に比較して
置に対しては、改正規則施行後の第30
患者の放射線による被ばく線量が非
条の適用については、なお従前の例に
常に少ないため、当該規定を適用す
よることができ、第29条第1項の規定
る合理的根拠に乏しいこと。
に基づく変更等の届出は不要であるこ
・欧米諸国においては、当該規定の適
用は運用上、除外されていること。
を踏まえ、骨塩定量分析エックス線装
置については、当該規定の適用を除外
すること。
と。
なお、このことは改正規則の適用を
妨げるものではないこと。
第30条 第3項 第2号 の 改 正 規 則 に
係る新規又は変更の届出については、
下記の通り行うよう指導されたい。
(二) 使用場所等の制限(第30条の14)
(ア) 平成14年9月30日までの新規又
診療用放射線照射装置を体内に挿入して
は変更の届出については、
治療に用いる必要性に鑑み、貯蔵・運搬に
・使用開始日又は変更日が、平成14
係る取扱いを診療用放射線照射器具又は診
年9月30日までのものについて
療用放射性同位元素と同様としたこと。
は、当該部分の改正前の医療法施
行規則に基づいて提出すること。
(三) 取扱者の遵守事項(第30条の20)
・使用開始日又は変更日が、平成14
診療用放射線照射装置を体内に挿入して
年10月1日以降のものについて
治療に用いる必要性に鑑み、当該装置によ
は、当該改正規則に基づいて提出
り治療を受けている患者に対する標示に係
すること。
る規定を診療用放射線照射器具又は診療用
放射性同位元素と同様としたこと。
(イ) 平成14年10月1日以降の届出に
ついては、当該改正規則に基づいて
提出すること。
(四) 経過措置等に関する事項
改正規則の施行日は、公布の日とす
(五) 通知の改正
る。ただし、乳房撮影用エックス線装
「医療法施行規則の一部を改正する省令
置に係る第30条第3項第2号の改正
の施行について」(平成13年3月12日 医
規則については、平成14年10月1日に
薬発第188号)を下記のように改める。
施行するものとする。
・第二 個別事項 (二) エックス線装置等
改正規則第30条の14及び第30条の
の防護に関する事項 中、
「40センチ
20第2項第2号の規定の適用につい
メートル」を「30センチメートル」に
ては、平成15年3月31日までの間は、
改める。
なお従前の例によることができること。
改正規則の施行の際、現に病院又は
診療所に備えられているエックス線装
・同 中「被照射体の周囲には、
」を削
り、
「適当な装置」を「適切な手段」に
改める。
6
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
(別紙1)
こと。
○ IEC60601−1−3(エックス線装置
○ IEC60601−2−44(CTエックス線装
全般)の導入に係る改正概要
置規格)の導入に係る改正概要
・第2項第3号
・第3項第1号
エックス線管焦点皮膚間距離に関す
照射野の絞りに関する規制について
る規制について、従前40センチメート
は、CTエックス線装置を適用除外とし
ルと規定されていたものを30センチ
たこと。
メートルに改めたこと。
・第2項第4号、第3項第1号、第4項
・第3項第2号
エックス線管焦点皮膚間距離につい
第1号
て 従 前45セ ン チ メ ー ト ル の 適 用 が
照射野の絞りに関する規制について、
あったものを、CTエックス線装置につ
受像面を超える照射野の許容される範
いては、別途15センチメートルと規定
囲に係るより詳細な規定を設けたこと。
すること。
・第2項第6号
○ IEC60601−2−45(乳房撮影用エッ
従前「最大照射野」とされていたも
クス線装置規格)の導入に係る改正概要
のを改め「最大受像面」としたこと。
・第3項第1号
・第3項第2号
照射野の絞りについて、受像面を超
乳房撮影用エックス線装置において
える照射野の許容される範囲に係る乳
拡大撮影を行う場合は、エックス線管
房撮影用エックス線装置固有の規定を
焦点皮膚間距離を20センチメートル
設けたこと。
以上にしなければならないこととした
ヒト乾燥硬膜を使用された患者に係る診療録等の長期保存について
ヒト乾燥硬膜「ライオデュラ」の移植に
拠調べにより順次和解対象とすることや、
よりクロイツフェルト・ヤコブ病を発症し
脳外科手術等を受けた患者やその家族がヒ
たとして提起されていた損害賠償請求訴訟
ト乾燥硬膜の使用の有無について確認を求
につきましては、先般、国及び被告企業と
めてくることが予想されること等の事情に
原告との間で和解が成立したことはご承知
鑑み、ヒト乾燥硬膜を使用された患者に係
の通りですが、今般これを受けて、厚生労
る診療録等であって現に保存されているも
働省医薬局長より日本医師会を通じ、標記
のについては、保存年限を経過していても
事項に関する協力要請がありました。
引き続き保存していただきたいとの要請で
本件は、今回の和解対象となっていない
ありますので、ご協力下さいますようお願
ヒト乾燥硬膜の移植歴を有するクロイツ
いします。
フェルト・ヤコブ病患者についても今後証
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
7
平成14年度山形県医療審議会医療法人部会の開催等について
平成14年度の医療法人部会の開催月及
記
びこれに係る医療法人の設立認可申請書の
部会開催月
申請書提出期限
平成14年5月31日(金)
提出期限について、県健康福祉部長より右
第1回
平成14年7月
記のとおり連絡がありましたのでお知らせ
第2回
平成14年10月
平成14年8月30日(金)
します。
第3回
平成15年1月
平成14年11月29日(金)
山形県消防防災ヘリコプターによる交通遠隔地の救急活動基準について
山形県消防防災ヘリコプターの救急活動
1 交通遠隔地とは、山形県消防防災ヘリ
として、傷病者の発生場所が山村部など交
コプター(以下「消防防災ヘリ」という。
)
通遠隔地の場合、当該傷病者の重症度・緊
を活用した場合の搬送が救急自動車によ
急度を勘案し、医療機関への救急自動車に
る搬送より時間的に早いと見込まれる地
よる搬送と比較してヘリコプターを利用し
域であり、以下の基準により、別途県と
た場合に搬送時間の短縮効果がある場合、
協議した地域とする。
市町村等消防本部の応援要請に基づき、下
傷病者発生地から搬送先医療機関へ
記「山形県消防防災ヘリコプターによる交
の救急自動車による搬送時間が、消防
通遠隔地の救急活動基準」により、平成14
防災ヘリを活用することにより、概ね
年5月1日から緊急運航を実施することと
30分以上の時間短縮効果が見込まれ
した旨、県文化環境部長より通知ありまし
る地域とする。
たので、お知らせ致します。
上記の搬送先医療機関については、
各消防本部において通常の搬送先と想
山形県消防防災ヘリコプターによる交通遠
隔地の救急活動基準
山形県消防防災ヘリコプター緊急運航要
定する中核的な二次救急医療機関(又
は三次救急医療機関)とする。
(傷病者)
領第3条の規定による「山形県消防防災ヘ
2 緊急に搬送を行う必要のある傷病者
リコプター緊急運航基準」中、
「2 緊急運
とは、重度外傷、四肢切断、重度熱傷
航基準 救急活動 ア 山村及び離島
等重度外傷その他重症と判断される内
等からの救急患者の搬送」の規定に係る交
部疾患等とし、重症度及び緊急度を勘
通遠隔地から緊急に傷病者の搬送を行う場
案し、消防本部が消防防災ヘリによる
合の具体的基準は、次のとおりとする。
搬送が有効と判断する傷病者とする。
なお、この際の具体的な参考例とし
(交通遠隔地)
ては、消防庁ガイドラインの症例等(平
8
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
成12年2月7日付け消防救第21号消
としての適地である場所がある場合は、
防庁救急救助課長通知)とする。
当該場所において行うことができるも
のとし、この場合の所有者等の連絡、
(留意事項)
3 その他留意事項は、
下記のとおりとする。
出動要請手順
安全管理等については、要請消防本部
において行うものとする。
傷病者の状態等による搬送要請の取
消防本部において、119番通報等に
り消し
より上記2に該当すると判断される場
消防防災ヘリによる搬送の要請後、
合においては当該覚知段階で、また、
傷病者の状態等の変化により、救急隊
救急隊等が傷病者発生地に現着し、傷
による地上搬送が優先される場合には、
病者の状態が上記2に該当すると判断
その旨を速やかに航空隊に連絡するも
した場合にはその段階で、緊急運航要
のとする。
領第4条及び第5条の規定により緊急
運航の要請を行うものとする。
搬送先医療機関への連絡等
その他
① 現着救急隊の隊員等の搭乗について
傷病者の状態により、現着救急隊
搬送先医療機関の選定及び搬送可否
の救急救命士等が同乗して搬送先医
の確認等の連絡については、要請消防
療機関に傷病者を搬送する場合も想
本部において行うものとする。また、
定されるものである。
搬送先医療機関への傷病者の状態の連
② 傷病者の家族等の同乗について
絡等は、要請消防本部において行うも
原則として、傷病者の家族等の同
のとする。
乗は行わないものとする。
場外離着陸場等の確保
③ 傷病者に使用した救急隊の救急資
既に確保済みの場外離着陸場をべー
器材の返却について
スに、傷病者引受場外離着陸場及び搬
傷病者に使用した救急隊の救急資
送先医療機関搬送救急隊への傷病者引
器材の返却については、当該消防本
渡場外離着陸場として搬送する。
部において、搬送先医療機関と連絡
ただし、傷病者引受場所については、
を取り対応するものとする。
当該傷病者発生地付近に臨時離着陸場
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
9
海外旅行外来の開設について
このほど海外旅行における惑染症の不安
3.実施内容 予防接種の実施(急性灰
等に応えるため、国立仙台病院では、下記の
白髄炎、ジフテリア、A型肝炎、狂犬病、日
要領で海外旅行外来を実施することとした
本脳炎、破傷風、麻しん)
旨連絡がありましたので、
お知らせ致します。
なお、仙台検疫所におきましても黄熱の
海外旅行に関する健康相談、検査・検診
等
予防接種の実施及び渡航先の感染症流行状
況の情報提供等の業務を実施しております
ので、あわせてお知らせいたします。
4.予約方法 当分の間は、仙台検疫所
通じて予約していただくこととなります。
(電話番号 022-367-8101 検疫課)
記
1.日 時 毎週水曜日
午後2時∼4時
2.場 所 国立仙台病院
2階呼吸器科外来
(宮城県仙台市宮城野区宮城野2-8-8)
日本医師会認定健康スポーツ医制度再研修会ご案内
日本医師会認定健康スポーツ医は認定を
③演 題:
登録された日から5年間に日本医師会認定
1.スポーツ医学の最先端
健康スポーツ医制度再研修会、3単位以上
[高輪メディカルクリニック
を修了しなければなりません。
院長 久保 明]
つきましては、下記のとおり再研修会が
2.救命救急処置
開催されますので、ご案内申し上げます。
[榊原記念病院循環器内科
長山 雅俊]
東京都医師会(日本医師会館)
①開催日時:
6月16日(日)(10:25∼16:10)
②受講資格:日医認定健康スポーツ医
3.整形外科的な応急処置
[順天堂大学スポーツ健康科学部
助教授 桜庭 景植]
④単 位 数:3単位
10
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
医薬品の使用上の注意の改訂等について(オランザピン)
抗精神病薬ジプレキサ 錠(オランザピ
「糖尿病の家族歴、高血糖あるいは肥満等
ン)との因果関係が否定できない糖尿病性
の糖尿病の危険因子を有する患者〔
「重要
ケトアシドーシスや糖尿病性昏睡の副作用
な基本的注意」の項参照〕
」
症例報告を受けて、オランザピンの使用上
の注意を下記のとおり改めた旨、通知があ
を追記し、
[重要な基本的注意]の項に
りましたので、ご了知下さい。
「本剤の投与により、著しい血糖値の上昇
117 精神神経用剤
から、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿
【医薬品名】 オランザピン
病性昏睡等の致命的な経過をたどること
【措置内容】 以下のように使用上の注意を
があるので、本剤投与中は、血糖値の測
改めること。
[警告]の項を新たに設け、
定や口渇、多飲、多尿、頻尿等の観察を
十分に行うこと。特に、高血糖、肥満等
の糖尿病の危険因子を有する患者では、
「著しい血糖値の上昇から、糖尿病性ケト
アシドーシス、糖尿病性昏睡等の重大な
血糖値が上昇し、代謝状態を急激に悪化
させるおそれがある。
」
副作用が発現し、死亡に至る場合がある
「本剤の投与に際し、あらかじめ上記副作
ので、本剤投与中は、血糖値の測定等の
用が発現する場合があることを、患者及
観察を十分に行うこと。」
びその家族に十分に説明し、口渇、多飲、
「投与にあたっては、あらかじめ上記副作
多尿、頻尿等の異常に注意し、このよう
用が発現する場合があることを、患者及
な症状があらわれた場合には、直ちに投
びその家族に十分に説明し、口渇、多飲、
与を中断し、医師の診察を受けるよう、
多尿、頻尿等の異常に注意し、このよう
指導すること。
」
な症状があらわれた場合には、直ちに投
与を中断し、医師の診察を受けるよう、
を追記し、体重増加に関する記載を
指導すること。
〔
「重要な基本的注意」の
項参照〕」
「本剤の投与により体重増加を来すこと
があるので、肥満に注意し、肥満の徴候
を追記し、[禁忌]の項に
があらわれた場合は、食事療法・運動療
法等の適切な処置を行うこと。
」
「糖尿病の患者、糖尿病の既往歴のある患
者」
を追記し、[慎重投与]の項に
と改め、
「糖尿病及び糖尿病のリスクファクター
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
11
(糖尿病の家族歴、肥満等)を有する患者
性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡から
では、本剤の投与に際し、患者の状態を
死亡に至るなどの致命的な経過をたどる
適切に観察すること。」
ことがあるので、血糖値の測定や、口渇、
多飲、多尿、頻尿等の観察を十分に行い、
を削除し、
[副作用]の「重大な副作用」の
異常が認められた場合には、投与を中止
項の高血糖に関する記載を
し、インスリン製剤の投与を行うなど、
適切な処置を行うこと。
」
「高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖
尿病性昏睡:高血糖があらわれ、糖尿病
と改める。
動物由来感染症予防体制整備事業の実施について
本整備事業については、平成11年度以降、
記
地方自治体における動物由来感染症に関す
る情報収集、分析、提供体制を整備するた
動物由来感染症予防体制整備事業実施要綱
め、「動物由来感染症情報分析体制整備事
業」により実施されてきたところですが、
1.目 的
今般、動物由来感染症対策の一層の充実を
「感染症の予防及び感染症の患者に対す
図る観点から、従来の事業内容に加えて、
る医療に関する法律」で規定される感染症
動物由来感染症に関する正しい知識の普及、
の多くは、動物由来感染症(人の感染症の
人における動物由来感染症の保有状況に関
うち、病原体が動物に由来する感染症)で
する情報の収集及び輸入動物由来感染症が
ある。これら動物由来感染症の予防体制の
国内に侵入した可能性のある場合等におけ
整備に資するため、以下の事業を選択して
る緊急的な動物の調査も行えるように、
「動
実施する。
物由来感染症情報分析体制整備事業」を「動
物由来感染症予防体制整備事業」に改めて
動物由来感染症に関する正しい知識
の普及を図る。
実施することになり、右記のとおり「動物
我が国の人又は動物(若しくはその
由来感染症予防体制整備事業実施要綱」を
両方)における動物由来感染症の保有
定めた旨、厚生労働省より日本医師会を通
状況に関する情報収集及び監視体制の
じ通知がありましたので、お知らせいたし
確立のため、医療と獣医療の連携を図
ます。
りつつ、本症に関する情報の収集、分
析、提供の体制を整備する。
輸入動物由来感染症が国内に侵入し
た可能性のある場合等において、緊急
的に動物の調査を実施し、そのまん延
12
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
の防止を図る。
者等、あるいは動物由来感染症と診
断された患者が所有する動物等につ
2.実施主体
いても調査を行い、医療機関と獣医
実施主体は、
都道府県及び保健所を設置
療機関間で情報を還元することによ
する市
(以下
「都道府県等」
という。
)
とする。
り相互の連携体制を確立する。
ウ.情報提供
3.事業内容
都道府県等は、検討会での検討を
都道府県等は、以下の∼の事業項目
踏まえた上で、地域の住民及び医療
から、適宜必要項目を選択して実施する。
機関が、迅速で適切な動物由来感染
研修・普及啓発
症による健康危害防止対策を講ずる
都道府県等は、医療関係者等及び地
ことができるよう、調査結果を医療
域住民に対し動物由来感染症に関する
機関等に情報提供する。
正しい知識を普及し、動物由来感染症
の予防、迅速な診断及び治療等に寄与
緊急調査
するため、研修会の開催及びポスター
都道府県等は、海外で発生している
等の作成等による啓発活動を行う。
動物由来感染症が国内に侵入した可能
動物由来感染症の情報収集・分析・
性がある場合、国内で発生はあるが、
提供体制の整備
管下においてこれまで発生のなかった
ア.動物由来感染症対策検討会の設置
動物由来感染症が侵入した可能性があ
本事業の適切な運用を図るため、
る場合等において、そのまん延防止の
都道府県等は、獣医学、医学等の専
ため、緊急的に地域の動物について調
門家(5名程度)からなる動物由来
査を実施する。
感染症対策検討会(以下「検討会」
という。)を設置し、情報収集の手段、
対象感染症及び対象動物等を含む事
業計画の立案及び収集した情報の分
析を行う。
イ.動物由来感染症疫学調査の実施
都道府県等は、管下の動物の飼育、
4.事業実施上の留意事項
研修・普及啓発について
都道府県等は、感染症に関する有識
者の意見を得つつ、研修会等の企画
立案を行うこと。
動物由来感染症の情報収集・分析・
管理又は棲息状況等を勘案して、調
提供体制の整備について
査点及び時期等を定め、地域獣医師
ア.調査項目の選定
会等の協力のもと検体の収集を行い、
調査の対象とする感染症及びその
抗体保有状況等調査を実施する。ま
感染源となり得る動物等について検
た、必要に応じ、抗体保有状況等調
討会で選定すること。
査の結果が陽性となった動物の所有
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
イ.協力機関
13
侵入した疑いがある感染症に関する
検体の収集のための協力機関(保
有識者の意見を得つつ、地域の動物
健所、動物管理センター、医療機関、
の飼育、管理又は棲息状況等を勘案
獣医療機関等)を設けること。
し、当該感染症の人への感染源とし
ウ.検体収集
感染症の診断に必要な材料である
糞便、血液等を検体とする。
て重要な動物種の選定、調査計画等
の立案を行い調査を実施する。
イ.都道府県等は、調査の実施を検討
動物からの採材にあたっては地方
する時には、厚生労働省健康局結核
獣医師会等の協力の下、所有者等に
感染症課に連絡すること。厚生労働
十分説明し同意を得た上で、獣医師
省は必要に応じ技術的助言を行う。
により行うこととし、その取扱いに
ウ.採材は保健所、動物管理センター
ついては十分に留意すること。
又は調査対象動物種に応じた関係機
人からの採材にあたっては、対象
関等が実施することとし、必要に応
者に対し十分なインフォームド・コ
じアルバイト等を用いる場合には、
ンセントを実施し同意を得た上で、
それらに対し感染防御のために十分
保健所、医療機関等(地域医師会等
な指示を与えること。
の協力を得ること)において医師に
より行うこととし、その取り扱いに
エ.検査については、地方衛生研究所
等の機関で行うこと。
ついては十分に留意すること。
エ.検査方法
5.費 用
動物検体の一般的な検査(顕微鏡
国は本事業に要する費用のうち都道府県
学検査等)については開業獣医師、
等が支弁するものについて、別に定めると
動物管理センター等により行うこと
ころにより補助するものとする。
とし、人検体及び動物検体のうち特
殊な検査を必要とするときは地方衛
6.成果の報告
生研究所等の機関で行うこと。
都道府県等は、事業の成果について、厚
オ.情報の分析
都道府県等は、収集された情報に
生労働省健康局結核感染症課あて報告する
こと。
ついて、月別、年別、地域別等多角
的な集計を行い、そのデータをもと
7.適用時期
に検討会で専門家による分析を行う
この実施要綱は、平成14年4月1日から
こと。
適用する。
緊急調査について
ア.都道府県等は、担当課長等を長と
する緊急調査実行委員会を設置し、
14
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
船員保険被保険者証及び船員保険被扶養者証の更新について
船員保険法施行規則第17条ノ6の規定
14年8月31日までに行うこととする。
に基づき、船員保険被保険者証及び船員保
2.新証の色は、被保険者証はレモン色地、
険被扶養者証の更新が下記により実施され
被扶養者証はコスモス色地とし、それぞ
ますので、お知らせいたします。
れ黒刷りしたものに更新される。
3.現在交付されている船員保険被保険者
記
証等は、平成14年9月1日以降は無効と
1.船員保険被保険者証等の更新は、平成
なる。
第29回山形県医師会親睦ゴルフコンペのご案内
標記ゴルフコンペを下記のとおり開催致しますので、会員多数ご参加下さるようご
案内申し上げます。
記
日 時 平成14年7月20日(土)「海の日」
午前8時00分スタ−ト
会 場 ブラッサムガーデンクラブ
TEL 0237−72−7771
競技方法 18ホ−ル・ストロ−クプレ−
(ダブルペリア方式)
参 加 費 3,000円
(当日受付にて申し受けます。
)
(グリ−ンフィ−、キャディフィ−は各自負担です。
)
申込方法 ハガキ又は電話等を以て山形県医師会事務局へ。
申込締切 平成14年6月30日(日)
(但し、定員になり次第、締め切らせていただきます)
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
叙 勲
近 厚 先生
勲五等瑞宝章受章さる
近 厚先生(米沢市)は、平成14年春の叙勲で保健
衛生への功労が認められ、勲五等瑞宝章を受章されまし
た。
まことにおめでとうございます。
海野淑子 先生
勲五等瑞宝章受章さる
海野淑子先生(酒田市)は、平成14年春の叙勲で学
校保健への功労が認められ、勲五等瑞宝章を受章されま
した。
まことにおめでとうございます。
15
16
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
山大医学部のページ
ゲノム医学時代の遺伝子診断・遺伝子治療について
山形大学医学部分子病態学講座教授 一 瀬 白 帝
2001年、遂に我々は新しい医学・医療革新
の世紀を迎えました。ヒトゲノムが凡そ解読
されて遺伝子の総数が約3万4千個であるこ
とが判明し、いよいよ本格的な疾患関連遺伝
子の検索が可能となるゲノム医学時代に突入
したからであります。これまで、それぞれの
疾患の病態の理解や診断、治療も不完全で
あったのは、主要な原因遺伝子や感受性遺伝
子が同定されていなかったことも一因であり、
網羅されれば多くの疾患でより正確な診断、
より的確な治療が可能になるでしょう。ただ
し、課題も山積しており、分子医学/遺伝子
医療の進歩や意義を強調するだけでなく、限
界や問題点にも留意することが肝要であると
思います。そこで、関連するトピックス、
キー
ワードをリストアップしてみます(順不同)
。
1.新規疾患関連遺伝子の同定と遺伝子診断
SNP (single nucleotide polymorphism)
などDNA多型は、疾患感受性遺伝子自体、あ
るいはその近傍に存在するマーカーとして有
用であるため、今後あらゆる疾患に対して相
関解析(Association Study)が適用されま
す。そうして、数年内には膨大な数の疾患原
因遺伝子、感受性遺伝子が同定され、それら
の遺伝子診断が可能になるでしょう。
2.DNA多型とゲノムビジネス
新たな疾患関連遺伝子が同定され、その遺
伝子産物の構造/機能が明らかになれば、新
しい治療薬、治療法の開発が可能になります。
多くの大手製薬企業がゲノム創薬を目指して
次々と新しい研究所を開設したり、所謂バイ
オベンチャーが立ち上げられて、非公開の環
境下で次々と新しい医薬品の標的となる遺伝
子が同定されています。一方、多くの疾患の
遺伝子診断法についても特許が申請され、それ
を必要とする患者への適用が制限されるなど
のトラブルも続出しているので、本来共有する
べきヒトゲノム情報の独占、商品化については
国際的な協議と合意が必要であると信じます。
3.疾患の再分類
これまで遺伝的要因が不明であった多数の
疾患の原因遺伝子/感受性遺伝子が解明され
れば、それに応じた疾患の整理と再分類が進
み、それぞれの疾患の本態に基づく診断、病
型の判定もより確実になります。ただし、疾
患原因遺伝子/感受性遺伝子がどのような分
子機構で疾患を惹起するのか、どの程度発症
に寄与するのかなどについて、充分な分子/
細胞生物学的アプローチ、モデル動物を用い
た個体レベルの分析、詳細な臨床データの解
析などを通じて、総合的に理解することが不
可欠です。
4.DNA多型とテーラーメイド医療
DNA多型は転写産物の量と質に影響を与
えうるので、これが薬剤の輸送/代謝経路、
作用機構に関わる遺伝子に存在すると投与薬
剤に対する個人の反応性(薬剤応答性)の違
いを生みます。従って、遺伝型に応じて投与
量を決定したり、別の薬剤を選択したりする
ことが望ましいのです。多因子疾患では、患
者個々人によって問題のある疾患関連遺伝子
の種類や数が異なるので、尚更その実現が望
まれます。
5.DNA多型の人種差と我が国の取り組み
疾患原因遺伝子・感受性遺伝子における
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
SNPsの種類と頻度には人種により大きな違
いがあります。そこで、我が国では日本人に特
有なSNPsデータベースを構築する必要があり、
現在、厚生労働省のミレミアムプロジェクトと
して5大領域の疾患群についての疾患臨床情
報と遺伝子多型情報の解析が進行中です。
6.テーラーメイド健康管理
将来、多数の疾患関連遺伝子が同定されれ
ば、それらのスクリーニング的かつ総合的遺
伝子診断(遺伝子ドック)により、疾患のリ
スクを持つ人を早期に発見して発症を予防す
ることが可能になると期待されます(一次予
防)。DNAアレイテクノロジーの進歩が、精
度やコストの問題を早晩解決するでしょう。
7.遺伝子発現プロファイルの診断
DNAチップは一度に多数の遺伝子の発現プ
ロファイルを知ることができるので、疾患の診
断や病態のモニターリングに有用であり、広範
に利用されるようになると予想されます。既に
1万2千ものプローブを持つチップも市販さ
れており、新しい反応系、相互作用のある遺伝
子群がスクリーニングされつつあります。
8.遺伝子診断の倫理的問題
遺伝子診断は個人や集団の遺伝情報を直接
取り扱うので、人権、生命倫理などの諸問題を
含んでいます。今後、遺伝子診断の検体の採取
と取り扱い、解析結果の取り扱い、プライバ
シーの保護と差別の禁止、カウンセリング体制
の確立などの問題を早急に解決し、整備して行
く必要があります。昨年、遺伝子解析のガイド
ラインが公表されたので、遺伝子診断について
もこれを遵守しながら情報公開の原則の下に
推進して行くことが肝要だと思います。
9.遺伝子治療の展開
遺伝子治療の歴史は必ずしも平坦ではあり
ま せ ん で し た が、Adenosine Deaminase
(ADA)欠損症、インターロイキン受容体のコ
モンガンマ(cγ)サブユニット遺伝子に異常
があるX連鎖重症複合免疫不全症、凝固第IX
17
因子遺伝子に欠陥がある血友病Bなどの例の
ように有効性、安全性が証明されたプロト
コールが増えつつあります。最初は致死性で
他の治療法が無い単一遺伝子病へのみ適用さ
れていた遺伝子治療は、やがて「生命を脅か
す難治疾患」としての癌、エイズなどへも拡
大され、最近では動脈硬化性疾患のような生
活習慣病にも実施されるに至りました。何ら
かの外来遺伝子の投与を受けた症例は既に
5,000人を超え、遺伝子治療は着実に進展し
つつあります。今後、多数の疾患関連遺伝子
が同定されるので、それに対応する遺伝子治
療が急増するのは必定です。
10.細胞療法、機能分子療法の進歩
最近、骨髄、抹消血、臍帯血に含まれる幹
細胞は、各種の血球のみならず血管内皮細胞、
平滑筋細胞にも分化できることが分かり、こ
れを利用した細胞移植療法が行われるように
なってきました。神経幹細胞も治療目的に使
用される時代が来つつあります。従来の治療
法が無力な動脈硬化性閉塞症では既に自己骨
髄幹細胞移植の臨床的な有効性が確かめられ
ており、分子療法や遺伝子治療との併用で更
なる進歩が期待されます。
全ての領域でこれから本格的に遺伝子診断
と遺伝子治療が普及し、遠からず百花繚乱の
時代を迎えます。その時、国家、階層、個人
間でも現実にその恩恵に浴すことができるか
否かの新しい格差が生ずるであろうし、新し
いタイプの事件/事故も起こる恐れが大であ
ります。その混乱に際しては、医の原点に立
ち戻って患者本位の姿勢を堅持することこそ
医療人の使命であります。当講座では、動脈
硬化や血栓症関連の遺伝子解析、ノックアウ
ト動物の機能的解析、その遺伝子治療などを
主なテーマに据えておりますが、ゲノム医学
時代における遺伝子診断と遺伝子治療の健全
な発展を祈りつつ、世界最先端の研究を続け
たいと思います。今後も医師会の皆様との密
接な協力関係を保つことができれば幸いです。
18
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
庄内皮膚科医会と疥癬制圧事業
鶴岡協立病院嘱託医(皮膚科) 真 家 興 隆
今、日本では老健施設や老人病院を中心に、
を餌としているので、皮膚の極く表層に寄生
全国規模で疥癬が流行しています。しかも介
しており、そのため肌と肌の接触や、衣類、
護保 健 法 施 行 後 デイケア、デイサービス、
寝具を介して簡単に感染します。
ショートステイなどが普及したためか、患者
本症は古くから知られた疾患で、旧約聖書
発生がますます増加している感があります。
にもその鑑別診断が詳述されています(レビ
幸い、疥癬は生命に直結する疾患ではあり
記、第13章)。予言者モーゼに率いられてエ
ません。しかし、本症に罹患した患者は耐え
ジプトを出たユダヤ人達は、狭いテント生活
難い痒みに苦しみます。また、一旦、施設内
をしながら荒野をさまよう内に疥癬がはやり、
で患者が発生すると容易に院内感染を起こし、
大いに苦しんだのでしょう。
施設の管理者にとっては責任問題ともなり、
その治療に当たって、職員達は自身への感染
今の疥癬流行は戦後3回目
におびえながら、細心の注意と多大の労力を
日本での疥癬流行は戦後3回ありました。
要求されます。その意味で、本症は決してゆ
第1回目が昭和20年∼24年頃で、敗戦による
るがせに出来ない感染症の一つです。
すし詰めの引き揚げ船や、風呂もない狭隘な
バラック生活で、疥癬はたちまち全国に広が
疥癬も早期診断・早期治療が大切
りました。いわゆるバラック疥癬です。しか
本症の根絶には早期診断・早期治療が特に
し、この流行は戦後復興による衣食住の改善
大切です。それには老健施設等の嘱託医や、
と共に、急速に終息しました。第2回目は昭
寝たきり患者を収容する事の多い内科系医師
和53年から60年頃の流行です。このころ日本
が、どれだけはやく患者の皮膚変化に気づき、
経済は高度成長を遂げ、浮かれた好色成金達
それを皮膚科医に紹介するかにかかっていま
が大勢外国に出かけ、セックスショッピング
す。今回、本欄をお借りして、特にその様な
で疥癬を国内に持ち込み、家庭に、そして社
お立場の先生方に本症へのご理解を深めて頂
会にひろめました。これも衛生知識の普及と
きたく、また、併せて「庄内皮膚科医会」が
バブル崩壊で速やかに消退しました。
今年から始めた疥癬制圧事業について紹介し
第3回目の流行は昭和57年頃から今日に至
ます。
る、主に老健施設で蔓延している疥癬です。
既に20年ほども続いているわけで、戦後最長
疥癬、この古くて新しい病気
の流行です。老健施設では入所者は比較的狭
疥癬は体長0.2mm 程の小さなダニ、
「疥癬
い部屋に収容され、入浴もままなりません。
虫」の皮膚感染症です。この虫はヒトの角質
この状況は上述したバラック疥癬の発生状況
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
19
とある意味では共通性があります。そしてバ
のため庄内皮膚科医会では本年1月1日より、
ラック疥癬が生活環境の改善で速やかに終息
疥癬の制圧活動を開始しました。具体的には
した歴史的事実は、ポイントを押さえた老健
会員が疥癬患者を経験したら、手紙ないしE-
施設の生活環境調整が出来さえすれば、この
mailで会のセンターに登録し、その流行状況
流行は容易に制圧できる可能性を示しており
を把握することから始めました。本年4月末
ます。
現在で既に57例が登録されました。
これをもう少し続ければ、当地区ではどの
疥癬の症状
ような経路で疥癬患者が発生するかが解明さ
疥癬の撲滅には、まず患者を早めに発見し、
れると思います。そのデータをもとに近いう
速やかに治してしまうことです。疥癬の一番
ち保健所など行政ともタイアップし、老健施
の特徴は激しい痒みです。発疹形態としては
設の看護師、介護者などを対象とした、講演
湿疹症状を呈したり、痒疹様だったり、類天
会なども予定しております。私共はこのよう
疱瘡様であったりその臨床像は様々です。兎
な活動はやがて、当地区から疥癬で悩む人が
に角、激しい痒みと発疹があったら、速やか
いなくなる日を将来するでしょう。
に皮膚科に紹介して下さい。皮膚科医は鏡検
また最近、内服薬イバーメクチンの卓効生
で病変部虫体や卵の有無を調べ、診断を確定
も分かってきております。日本皮膚科学会、
します。
日本臨床皮膚科医学会では、この度、本剤の
健保採用を厚労省に要請しました。近い内、
庄内皮膚科医会と疥癬制圧事業
本剤により疥癬の治療は大変容易になるもの
ところで疥癬の侵淫ぶりは小生の働く庄内
と考えております。
地区でも、放置出来ない状況にあります。そ
(庄内皮膚科医会幹事)
20
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
梅と竹と出湯の里の一病院より
鶴岡市立湯田川温泉リハビリテーション病院院長 竹 田 浩 洋
われわれの病院がある湯田川温泉は、庄内
れた。武藤家は平家の末で、赤前垂を用いて
三湯に数えられる。しかし、
他の二湯
(温海、
湯
いたが目につきやすいので、下に用いたのが
野浜)に比べると知名度が低く、あるいはご
腰巻の始まりであった、という伝承は眉唾物
存知ない人もあるかも知れない。この際紙面
であるが、当時の湯田川の賑わいを裏付ける
をお借りして紹介したいと思う。
エピソードであろう。
湯田川温泉は、和鋼5年(712年)の発見
今は昔、士族も庶民も集まる盛り場であっ
とされ、県内で最も古い温泉の一つである。
た時代の繁栄は想像するしかないが、現在の
傷ついた白鷺が湯浴みをして飛びたつのを見
湯田川の良さは、静かで素朴な雰囲気の「温
つけたのが開湯の起源と伝えられ、
一名を
「白
泉場らしくない温泉」というところにある。
鷺の湯」ともいう。梅林と竹林に囲まれた静
泉質はアルカリ性含芒硝石膏泉。無色透明の
かな温泉街は鶴岡の奥座敷といわれ、多く文
ぬるめであるがよく温まる湯で、長野県鹿教
人墨客が訪れている。最近庄内が生んだ著名
湯温泉と同質である。
高血圧、
中風、
神経痛、
眼
人の一人、藤沢周平ゆかりの温泉でもある。
病、婦人病などに特効がある。
賑う温海、湯野浜が海辺にあるためか、湯
湯田川は孟宗竹の里としても知られている。
田川を田舎のあるいは山中の温泉地と思って
南国産タケノコが多く入るようになった昨今
いる人も多い。鶴岡市街のすぐ南に、市民に
では、地物のタケノコはシーズン最後の食卓
最も親しまれている山、金峯山(460m、国
に登場するわけであるが、その味は最高であ
指定名勝)がある。その西麓を回り込むよう
る。今年は例年より半月も早く、すでに出ま
にして約8キロ、文字通り酒井藩お膝元に位
わり始めた。温泉旅館では、朝掘りのタケノ
置した温泉は、冬でも馬橇で一っ走りの距離
コが食膳に上がるほか、孟宗づくしのタケノ
であったろう。今なお殿様と士族の湯であっ
コ料理も予約注文できる。その他、金峯山は
た当時の面影を色濃く残している。
山菜の宝庫、だだちゃ豆の本場白山は隣町で
湯田川街道と呼ばれるこの道は、国道345
あり、由良の港も遠くはない。四季折々の山
号線としてさらに新潟方面に延びている。か
と里の食材や日本海の新鮮な魚介類も期待で
つての越後街道であり、海岸沿いに7号線が
きる。孟宗竹で地酒を燗した名物
「かっぽ酒」
開かれるまでは越後に通じる主要街道であっ
もある。
た。湯田川は、出羽三山詣で客が旅の疲れを
車があれば海、山とも近いので、庄内観光
癒す格好の宿でもあった。温泉に伝わる「湯
の拠点として問題はない。日本海に面した湯
田川里神楽」
(無形文化財)は上方衆の芸自慢
野浜、由良、温海といった温泉は、夏のシー
が生んだものであるという。酒田に近いこと
ズンは予約客でいつも満員、その点、湯田川
もあって、関西からの客も多かったのであろ
は穴場的存在である。
う。戦国時代、武藤氏の尾ノ浦城(鶴岡市大
旅館街の近くには、梅林公園、乳いちょう
山)が落城した時、女房たちが湯田川に逃が
のある古社由豆佐売(ゆずさめ)神社や新徴
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
21
組の墓所がある長福寺がある。梅林公園では
い。
4月上中旬頃約500本の梅が咲きそろう。
リハビリに関しては、単位制の採用により
温泉の西、大日坂トンネルを越えた所が田
個別長時間リハの道が開かれ、1日6単位の
川(町田川)で、頼朝の奥州征伐によって滅
リハビリと早期加算が算定できる発症90日
ぼされた田川太郎行文の本拠地であった。田
以内の患者については、増収となるのがせめ
川太郎は平泉藤原家の配下として庄内地方を
てもの救いである。幸い一年目は、周囲との
統治した豪族である。町田川は交通の要衝で
良好な連携のおかげで上々のスタートが出来
しばしば戦場となった。後三年の役では八幡
たので、この勢いを維持しつつ、如何にして
太郎義家もここで戦ったといわれ、そのため
早期のリハビリ患者をタイミング良く受け入
かどうか、さほど離れていないところに田川
れできるかが、ポイントとなると考えている。
八幡、水上八幡と二つの八幡神社がある。義
厚生労働省の早期リハビリ誘導推進策に異
経が羽黒修験の山伏姿で鼠ケ関に上陸し、平
存があるわけではないが、早期リハビリには
泉に向かったとすれば必ず通る場所であり、
リスクがつきものである。急性増悪や合併症
おそらくは田川太郎の保護を受けたに違いな
の発生に対応するため、急性期病院や他診療
い。事実この地には義経伝説が多い。湯田川
科との連携が極めて重要となる。ところがこ
の白鷺伝説の起源は、その昔、近くの戦場で
れを見越したように、他医療機関受診日の入
傷ついた英傑の、再起にまつわる逸話が白鷺
院基本料85%カットの罰則が新設された。
の姿に託されたものかもしれない。
必要に応じての対診や精査・治療依頼は、
今年、湯田川温泉は国民温泉保養地に指定
良質な医療を貫き、患者が安心して入院生活
された。湯田川は歴史的にもそうであったし、
を続けるためにぜひ必要なことである。包括
また現在でも保養地として最高の条件を備え
医療の療養型病院においては、これらにかか
ている。今回の指定は誠に喜ばしいことであ
る費用は全て病院持ちである。もともと利益
る。われわれの病院としても、最大限の協力
の見返りがない対患者サービスである。パ
をしていかなければならないと考えている。
ニッシュメントを受けるいわれは全くない。
湯田川温泉リハビリテーション病院は、昨
しかるに-85%もの大減点とは!一体どこか
年3月の移譲後、鶴岡市の手で行われていた
らどのようにして出てきた数字であろうかと、
改修工事も12月末で完工し、療養型病床120
わが目を疑い首をかしげるばかりである。
床(健康保険適用79床、介護保険適用41床)お
早期リハビリの飴と罰則の鞭、抵抗できな
よび通所リハビリ(1日20人)のすべての機
いのを見越しての合わせ技には、怒りを通り
能がフル稼働できようになった。
越してただただあきれるのみである。想像す
国の国立病院再編計画の進行に伴い、同じ
るに、これほどのことを考え付く頭脳の持ち
ように医師会運営となった病院が増加しつつ
主であれば、犠牲者は危険にさらされる患者
あるとのことである。当院においても、発足
に他ならないこと位は、先刻承知のことなの
直後から見学申し込みが多数あり、反響の大
であろう。しかし、故無き罰則により、たと
きさに驚くとともに、今後の運営における責
え医療費節減が実現できたとしても、それが
任の大きさを痛感している。
如何に善意の医療従事者の意欲を削ぎ、医療
二年目を迎える今年はまさに正念場である。
の荒廃を招く原因となるかについて、どれ程
今回の診療報酬改定では、入院基本料の引き
の洞察がなされているか、はなはだ疑問に思
下げ、単純レントゲン撮影などの包括化拡大
う。
に加えて、リハビリ単価の大幅ダウンと厳し
このような官僚に医療制度改革は任せたく
い条件の中を生き抜いて行かなくてはならな
ないという気持ちで一杯の今日この頃である。
22
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
福 祉 の デ ザ イ ン
山形市 武 田 和 夫
少子高齢化で将来の不安に、昨年9月11
税同様企業に徴収義務を負わせるが、企業と
日の同時多発テロ以来、経済の先行きは更に
従業員の負担する割合は企業と従業員の話し
不明になり社会不安は増大した。生きるため
合いで自由にさせる、額面か実質か、勿論保
には腹に入れる食料、身体を被う衣類、雨露
険料は会社は経費、個人は所得からの控除と
を凌ぐ屋根が必要で、これは日本もアフガン
する。
も同じである。国は国民の安全と生存の最低
個人も法人も控除や優遇措置の既得権を整
基準は保障する義務がある、生存権の保障と
理し、扶養控除も思い切って簡素化しその人
共に疾病に対する医療でも、納税の有無にか
の全所得に対し、給与も時給パ−トも退職金
かわらず最低は保証される制度は必要である。
も一年分まとめて納税額が計算されるべきで
国民年金の納付率が悪化し問題になってい
ある。その上で15歳以下には育児手当てを
る、不況に将来の還元が不確実なら納付率が
支給する、累進課税は当然でも過度の累進は
悪化するのも当然で、サラリ−マンの厚生年
勤労意欲を落とす、公益になりインフラ整備
金は天引きだが、これとて不満があるだろう。
に役立つなら、冠名がついた道路や建物が出
また長年積み立てた年金と、年金を納付せず
来ても良いではないか、シ−ザ−時代のロ−
生活保護で貰う金が大差がなければ、年金な
マのやり方である。個人であろうと会社であ
ど糞食らえとなるだろう。それなら必要な額
ろうと公共への寄付金は所得から控除する、
は消費税が10%になってもそれでまかない、
褒章で讃えるのもよいが、お葬式の時勲章が
積み立てた金はそれに上積みとでもしないと
飾られるより、××記念大橋、○○記念図書
納付率は良くならないだろう。しかしデフレ
館などは金持ちの名誉心を大いに満足させる
退治で超インフレになれば、戦時国債のよう
のではないか。これなら権力と利権で税金が
に積立分が弁当代程度になるかも知れない。
投入され、陰で角栄道路とか伴睦駅などとい
感染拡大防止のため激烈な伝染病は無料で
われるより余程すっきりする。
強制的に治療が行われる、どうせなら医療保
保険料や自己負担を高率にしても保険適用
険も最初から税金を投入し、保険料を払えな
を広げるか、安くして保険の適用範囲を狭く
くても、当座の必要最低の治療は提供すべき
するかの議論は、自己負担は安くして普通の
であろう。
疾患は治療を受けやすくし、特別の疾患は保
所得税は課税最低限度や老齢者控除が有る
険適用外とし、混合診療を認め、そのため民
とはいえ、年齢に関係なく納税義務がある、
間保険を利用するのが経済効率が良いと思わ
皆保険と一本化が目標なら保険料も税の一種
れる。食事も見学も全て平等な修学旅行は嫌
とみなし、年齢に無関係に所得税と連動する
だが気儘な旅は高すぎる、乗り物と宿は団体
べきである。その額は全所得の10%程度と
料金で、オプションを上手に使えるツア−が
し、退職金なしの年俸制が増えている今日、
人気である。医療保険も変わらなければなら
賞与、退職金にも10%を負担させる。所得
ない。
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
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じ
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せき
とど
さ
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ょう
あお
み
せっ
けい
ほ
とり
23
24
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
当科肥満外来の10年から
−第6報:肥満と不登校について−
鶴岡市立荘内病院 小児科 伊 藤 末 志、小 嶋 絹 子
小 林 玲、榊 原 清 一
原 田 和 佳、吉 田 宏
〈要 旨〉
Ⅱ.不登校状態を主訴に受診した例の内訳
当科肥満外来受診の主訴が不登校であった
当科肥満外来受診のきっかけ(初診時の主訴)
16例を対象に調査検討した。初診は5月から
は第1報2)で示したが、439例中16例が不登校状態
8月に集中していた。性差無く、中学2年生
であった。学校健診からの紹介例が10年間の前後
が 最 も 多 か っ た。肥 満 度 の 平 均 は59.1% で
半で約3倍に増加したにもかかわらず、不登校状
あったが中等度肥満が7例であり、30%台も
態を主訴に初診した例は前後半それぞれ10例、6
3例であった。ANの合併を11例に、ODの
例と大きく変化することはなかった。学校健診か
合併を6例に認めた。高度肥満例には運動能
らの紹介例でも不登校状態が続いていた例や、肥
力の低下や容姿が不登校の原因の一つになっ
満症治療中に不登校になった例はむしろ後半の5
ている例もあったが、背景にはそれぞれの例
年間で増加している印象を受けたが、今回は初診
で複雑なものが存在した。しかし、いずれの
時の主訴が「不登校状態」であった16例を対象に
例も現実的に(結果として)生活リズムが大
調査した。
きく乱れていた。OD合併例には投薬で生活
表2に16例の初診年月、年月齢、性、学年、体
リズムの改善がみられ、登校が開始された例
重、肥満度、身長標準偏差(SD)および黒色表
も認められたが、外来治療では効果が無く入
皮症(AN:acanthosis nigricans)合併の有無
院治療を余儀なくされた例も6例あった。
を示した。
小児肥満の不登校合併率は高く、小児「肥
満症」の判定基準にも参考項目としてあげら
れている。予防および対応の仕方はそれぞれ
初診は4月にはなく、5月から8月までの4ヵ
表1 小児肥満症の診断基準(案)1)
A項目(肥満治療が必要となる医学的問題)
B項目(代謝異常)
の症例で異なるが、小児「肥満症」の治療に
1.高血圧
1.肝機能障害
あたっては不登校状態は常に念頭に置くべき
2.肺換気障害
3.2型糖尿病、耐糖能障害
2.高インスリン血症
3.高コレステロール血症
合併症と考えられた。
4.腹囲増大または内臓脂肪蓄積
4.高中性脂肪血症
5.低HDLコレステロール血症
Ⅰ.はじめに
日本肥満学会小児適正体格委員会では、すでに
設定されている成人の診断基準に準拠した小児肥
満症の定義を作成中であるが、昨年開催された肥
満学会でその試案1)(表1)が示された。今回は、
小児肥満症判定基準の症状のうち参考項目にある
不登校をとりあげ調査検討を行った。
6.偽性黒色表皮症
7.高尿酸血症
参考項目(身体的因子や生活面の問題)
1.皮膚線条、股ズレなど
2.骨折や関節障害
3.腹囲臀囲比増大
4.月経異常
5.体育の授業などに著しく障害となる走行、跳躍能力の低下
6.不登校、いじめなど
補足事項として、二次性(症候性)肥満を定義し、単純性肥満と区別する
肥満症の判定として、5歳0ヶ月以降の肥満児で(1)A項目
1つ以上、(2)肥満度が50%以上でB項目1つ以上、(3)肥
満度が50%未満でB項目2つ以上の場合と参考項目の該当項目
数を加味して診断する。
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
25
月間に11例と集中していた。男女比は1:1で
した。2例に抗肥満剤であるサノレックスの投与
あった。学年は中学2年生が最も多く5例であり、
を行った。
小学5年生から中学3年生で14例とほとんどを
次に症例の一部を呈示する。
占めていた。肥満度は34.4%∼100.0%であり平
症例7、D.H.15歳男子、中学3年生
均は59.1%であった。身長SDはマイナスは2例
約1年前から不登校状態。きっかけは頸部の色
のみで、1.0以上が9例であった。ANの合併を11
素沈着(黒色表皮症)を学校の担任に指摘され、
例(68.8%)に認めた。
同教諭に教室内で「垢が取れるようにとシンナー
で拭かれた」こと。初診時、尿糖が陽性のため、
表2 不登校を主訴に受診した16例の内訳
症例
初診年.月
No.
年月齢 性
属性
y-m
体重
肥満度
kg
%
身長SD AN
表3 不登校を主訴に受診した16例の初診時の検査結果
症例
TC
HDL-C
TG
-0.27
−
No.
mg/dl
mg/dl
mg/dl
GOT
GPT
γ-GTP
血圧
IU/l
IU/l
IU/l
mmHg
40.1
-0.25
−
1
195
55
98
53.2
+1.77
−
2
217
54
191
2.6
22
19
3.0
14
8
71.5
34.4
+2.22
+
3
158
48
72
2.3
17
13
小学5年
60.0
37.9
+0.94
+
4
137
46
145
2.0
17
9
12-0 M
小学6年
71.5
58.5
+1.19
+
5
190
52
121
2.7
19
31
8
'94.5
15-0 M
中学3年
128.0
100.0
+1.92
+
120/74
6
179
42
285
3.3
27
47
29
8
'94.6
13-10
M
中学2年
75.3
54.3
+0.05
148/82
+
7
189
32
96
4.9
60
95
50
9
'95.5
13-6 F
中学2年
71.0
49.2
150/90
+0.36
−
8
182
36
59
4.1
49
61
21
10
'95.7
14-2 M
中学2年
101.0
134/66
71.5
+1.44
+
9
186
50
90
2.7
19
16
26
11
'96.1
14-7 F
中学2年
132/78
106.0
98.9
+1.24
+
10
151
37
206
3.1
35
58
48
12
'96.3
11-5 M
146/80
小学5年
65.0
57.4
+1.19
+
11
152
47
116
2.2
33
49
41
13
'96.5
150/62
11-7 M
小学6年
76.5
99.2
+0.39
+
12
195
58
240
2.4
124
233
57
14
144/86
'96.6
9-6 F
小学3年
49.0
47.1
+1.37
+
13
168
46
2.5
63
82
37
174/56
15
'98.9
8-4 M
小学2年
48.4
47.1
+2.85
−
14
189
54
3.4
23
12
14
148/84
16
'00.10
14-10
中学3年
83.2
58.8
+0.84
+
15
175
33
111
4.3
27
15
16
199
35
179
4.7
19
26
1
'92.7
12-9
M
中学1年
54.5
38.0
2
3
'93.5
13-2
F
中学2年
62.5
'93.6
11-10
F
小学6年
72.6
4
'93.8
12-9 F
中学1年
5
'93.8
11-10
F
6
'94.3
7
F
AI
118/80
130/76
22
130/74
132/64
124/74
20
120/50
表3に初診時の検査結果を示した。高コレステ
ロール血症(TC≧200mg/dl)は症例2の1例の
み で あ っ た が、低 H D L コ レ ス テ ロ ー ル 血 症
(HDL-C≦40mg/dl)は5例であり、動脈硬化指
表4 不登校を主訴に受診した16例の初診後の経過
症例No
経 過
1
OD(+)
、6 ヵ月で改善。
2
OD(+)
、リズミック処方、3 ヵ月で登校開始。
数≧3.0は半数の8例であった。高中性脂肪血症
3
6 ヵ月で肥満度改善(43.4%)、登校。
(TG≧160mg/dl)は14例中5例であった。脂肪
4
OD(+)
、肥満度悪化(52.0%)
、3年後に国療山形病院入院。
肝を7例に認めた。年齢別、性別で定められた小
5
3 ヵ月後(肥満度31.3%)登校開始。
6
1年後(肥満度35.9%)にAN(−)になり登校。
3)
児期の高血圧診断基準 で判定する高血圧症例は
7
7例であった。
1 ヶ月間入院、肥満度改善(84.9%)
、不登校再発、国療山形病院入院。
(サノレックス使用)
表4に肥満外来受診後の経過を簡単に示した。
8
4 ヶ月間入院、肥満度28.2%に改善、登校。
起立性調節障害
(OD:orthostatic dysregulation)
9
1年3 ヵ月後に登校。
合併例が6例で、うち4例には薬剤(リズミック
10
1年後に肥満度59.3%に改善、AN(−)になり登校。
11
1.5 ヵ月入院、肥満度83.4%に改善するも不登校状態は続く。
またはディヒデルゴット)を投与した。薬剤投与
OD(+)
、リズミック投与。
で不登校が改善した例が3例(症例2,14,15)で
12
1.5 ヵ月入院、肝機能改善、AN改善し登校。(サノレックス使用)
あった。当科で入院治療を行った例は5例であり、
13
2 ヶ月間入院。肥満度68.8%に改善するも登校開始はその5 ヵ月後。
14
OD(+)
、ディヒデルゴット処方。経過良好、6 ヵ月後にdrop out。
15
OD(+)
、リズミック投与で改善。
うち1例はその後に国立療養所山形病院へ入院。
外来治療で改善傾向が見られなかった症例4は初
診3年後に国立療養所山形病院へ直接紹介し入院
16
肥満度改善、6 ヵ月後40.9%。治療3 ヵ月後から登校。
OD:orthostatic dysregulation AN:acanthosis nigricans
26
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
OGTT施行し糖尿病型と診断する。生活リズムが
週毎に1回の運動量を10カロリーずつ増量して
大きく乱れていたこともあり、初診2週間後から
いった。5週目以降は1回の運動量を90カロリー
約1ヶ月間入院治療を行う。
にした。しかし、体重減少がほとんど認められな
一日摂取カロリーを1,900カロリーとし、運動
処方として始めの1週間は自転車エルゴメーター
かったため、5月28日からはサノレックスの内服
を併用した。
で1回50カロリーを1日4回。2週目は1回75
その後も体重減少はほとんど認められなかった
カロリーを4回、3週目以降は1回100カロリー
が、ANの改善、生活リズムの改善、脂肪肝の改
を4回とした。
善(図に経過を示す)が認められたため6月1日
入院3週目からはサノレックス内服を併用し、
に退院した。退院後は順調に登校している。
病室からの登校を試みる。比較的順調に登校。入
院4週後には肥満度が100.0%から84.9%に減少
し頸部の色素沈着改善。HbA1cは7.5%から5.9%
に改善したため退院となる。しかし、1ヵ月後に
不登校状態が再発。国立療養所山形病院へ紹介入
院となる。7ヵ月後の翌年3月に同院を退院。肥
満度は62.5%に、HbA1cは5.3%に改善していた。
同年4月からは高校へ通学している。
症例11、K.S.14歳7ヵ月女子、中学2年生
容姿(肥満度98.9%)を同じクラスの男子生徒
に囃され、中学1年秋(約3ヵ月前)より不登校
図 症例12の入院治療中の経過
状態になる。朝に腹痛、頭痛の訴えあり、OD合
併ありと診断する。生活リズムの乱れあり、引き
籠もりもみられたため初診1ヵ月後から入院治療
を開始する。
Ⅲ.考察
小児肥満の中から、生活習慣病予防のために医
学的介入をしていく小児「肥満症」を定義する必
一日摂取カロリーを1,800カロリーとし、運動処
要があるため、日本肥満学会小児適正体格委員会
方として始めの1週間は1回25カロリーを1日4
では平成13年の肥満学会においてその診断基準
回。以降1週間毎に1回の運動量を10カロリーず
の試案1)(表1)を発表した。肥満の定義は、今ま
つ増量し、4週目以降は1回55カロリー×4/日
でと同じく年齢別、身長別、性別の標準体重に基
とした。順調に肥満度は改善し、
入院1ヵ月後から
づく肥満度が20%以上とし、肥満判定へのBMI
保健室登校を開始する。この時の体重は98.2kg
の導入は時期がまだ早いとしている。
「肥満症」の
で肥満度は83.2%に減少していた。その後順調に
判定には、肥満治療が必要となる医学的問題(A
登校が続けられ、入院期間1.5 ヵ月で退院した。
項目)が4項目,肥満に合併する代謝異常(B項
症例12、Y.S.11歳5ヵ月男子、小学5年生
目)が7項目に加えて、参考項目として「不登校
小学5年生を終業した春休み(3月29日)に初
やいじめなど」の身体的因子や生活面の問題が6
診。約2年間続いている不登校状態が主訴であっ
た。肥満度は57.4%、高度なANの合併,昼夜が
項目あげられている。
今回、筆者らは「不登校状態」を主訴に当科を
逆 転 し た 生 活 リ ズ ム、脂 肪 肝(GOT:108IU/l、
受診し、肥満の合併が認められたため肥満外来に
GPT:298IU/l、LDH:302IU/l、γ-GTP:87IU/l)の
紹介された16例を検討した。一般に肥満児の不登
合併が認められたため、初診3週間後の4月22日
校状態の原因としては、男子が運動能力の低下、
から入院治療を開始した。
女子が容姿の問題とされているが、対象例の不登
一日摂取カロリーを1,800カロリーとし、運動
校の原因はそれぞれ単一ではなく種々の複雑な要
処方は始めは1回50カロリー×4/日として1
因を持っていた。しかし、ほとんどの例は生活リ
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
27
ズムが極端に乱れていた。この生活リズムの乱れ
与えない。③身体計測や身体検査のときプライバ
がOD合併にも原因があるとされた例が6例で
シー保護の配慮をする。④食事療法、運動療法の
あった。うち4例にリズミックまたはディヒデル
正しい知識を与え援助する。⑤通学・登校そのも
ゴットを投与し、3例には不登校状態の改善が認
のが食事療法、運動療法に大きくプラスすること
められた。ODは小学校高学年から中学生までの
を知らせる。⑥臨床検査値、画像診断像などを駆
学童の約10%に認められる4)とされているが、対
使して説得力ある説明を行い、肥満解消の意欲を
象例での合併率は37.5%と高率であった。
持たせる。⑦心理的トラブル、心理的原因の存在
11例にANの合併がみられたが、本症が不登校
状態の直接のきっかけになった例も少なくない。
する場合を考慮して心理医学的アプローチをする、
としている。
残念なことにANが肥満の合併症の一つであるこ
肥満児の不登校合併率が高いことはあまり知ら
とが理解されていない場合を多く経験する。少な
れていない。肥満予防が第一であるが、肥満の治
くとも各学校の養護教諭および学校医には知って
療中では不登校状態に陥らないように努め、その
いて欲しい症状である。
傾向が認められた時は迅速に対応していくことが
他院への紹介例も含め6例に入院治療が行われ
大切であると考えられる。
た。入院治療の第一の目的は生活リズムの改善で
あるが、同時に合併症の治療および肥満の改善を
Ⅳ.おわりに
行う。一日摂取カロリーを性別、年齢別標準摂取
不登校状態を主訴に受診した肥満児16例を対
カロリーとし、低カロリー食にはしない。一日運
象に調査検討した。小児肥満症の治療にあたって
動量は徐々に増量していく。心理的アプローチを
は不登校合併率の高いことを常に念頭に置いて対
同時に行っていく。経過から、病室からの登校を
応していく必要性を再認識した。
試みる時期を計らい、順調に登校が継続されたら
退院とする。本来なら学校併設の施設入院療法が
文 献
適当と思われるが、当院には学校併設はなく、必
要に応じて国立療養所山形病院あるいは県外の医
療施設への紹介を行ってきた。
不登校合併肥満児の学校併設施設入院療法を
行っている新潟県立吉田病院の吉住ら5)は、本児ら
1) 朝山光太郎:小児における肥満症の考え方.
肥満研究、7:58(抄録)
、2001
2) 伊藤末志、他:当科肥満外来の10年から、第
1報:受診者の内訳および受診後の経過.
の特徴を次のように述べている。①体育の授業を
山形県医師会会報、601:25−30,2001
嫌う
(必ずしも運動嫌いではない)
。②不登校に陥
3) 伊藤末志:肥満と高血圧.血圧、6:405−
る前後から肥満の加速がある。③頭痛、腹痛など
の随伴症状がある。④逃避行為、代償行為として
過食がある。⑤家庭的(心理・人間関係を含めて)
410,1999
4) 阿部忠良:起立性調節障害.小児内科、29
(増刊号)
:259−2611997
に恵まれていない。⑥家庭や学校等肥満児を囲む
5) 吉住 昭、他:身体的基礎疾患を持つ不登校ー
周辺の人たちに、肥満に対する知識不足があり肥
その予防と対応ー.小児内科、28:688−
満解消への援助が不足している。⑦クラス替え、
6911996
担任の変更、友達関係の変化の時期にしばしば一
致する。⑧友達が少ない、学校に楽しみがない、
いじめ、仲間はずれなどがある。⑨クラブ活動、
進学問題、学業不振などの問題を抱えている場合
が多い。さらに肥満児の不登校状態の予防と対応
については、①肥満児は不登校の合併頻度が高い
ことを認識する。②運動能力の低下による恥辱を
28
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
診療報酬改正に思う
山形県医師会理事 松 下 三郎
健康保険制度史上初めての診療報酬、2.7%マイナス改正がスタートして1ケ月が経とうとし
ています。
その初日の4月1日、当院の外来はいつもより閑散としていました。前もって貼り紙してい
たこともあり、今回の改正を知った上でのささやかな抵抗であったのでしょうか。一人の患者
(78才、女性)が、
「年寄りは、あまり病院にかからないで、早く死ねということですかね」と
言って帰られました。経済不況の中での改革で、三方一両損と言うこともあって、ある程度の
負担は止むを得ないと覚悟していました。しかし発表された改正の内容は、上記患者の一言に
つきるのではないかと私も心の片隅にあったので“ドキッ”としました。
今回も医療の魅力ある将来が全く展望できないものであると思います。医療費抑制の為だけ
の数字合わせにすぎず、なり振りかまわぬ改正で、医学的根拠に欠けたものであります。現場
での作業は益々複雑となり、混乱を招く内容で、これで患者の為の医療に専念できるのでしょ
うか。奇しくも4月1日は、日本医師会の定例代議員会が開催された日で、質問の多くが今回
の改正に関するものであったと聞きました。その後、各地から今回の改正に関する不満と早急
の見直しを求める動きが続出しています。これ程問題の多い制度が、何故唐突に出てきてしま
うのでしょうか。現場の状況を無視し、机上でのコンピュータ操作によってはじき出されてき
たものを押しつけられるのは、迷惑千万で、たまったものではありません。
そもそも医療費は、一つの疾病をいくらで治すというものでなく、個々の症例に対しどれ位
の医療を施す必要があるかによって決まるものであると思います。先に金額あり、その範囲に
おさめてしまうということは、逆の発想であり医療の現場にいる者として許すことが出来ませ
ん。明日の生活の為に今日の医療を行うのではなく、今日の医療を施すことによって明日の生
活が保障されるものでなければならないと思います。
今後規制緩和の推進ということで、保険者との個別契約、割引契約による診療や、株式会社
方式による医療機関経営等が検討されています。そうなれば、世界に誇れる国民皆保険による
国民医療の崩壊につながるのではないかと危惧をいだいています。マスコミに言われっぱなし
になっているのではなく、現場の事を誰よりも熟知している我々医師が立ちあがり、日本医師
会が中心となり厚生労働省を乗っ取る位の意気込みで、誰もが納得できる医療制度の構築に向
けて進まなければならないと思います。
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
29
県医師会だより
第 1 回 全 理 事 会
日時、平成14年4月10日(水) 午後3時∼
場所、ホテルメトロポリタン山形
出席者
3.第14回東北学校保健・学校医大会東北各県医
師会担当理事打合会について
会 長 國井 一彦
副 会 長 大友 尚、竹内 輝博、三須 良彦
3月16日(土) 仙台ホテル
二瓶常任理事出席
常任理事 真田 知彰、斎藤 幹郎、須藤 俊亮
有海 躬行、佐藤 泰司、三原 一郎
佐藤常任理事より報告。
理 事 松下三郎、青柳 優、大沼 央
佐藤 紀嗣、鈴木 明朗、中條 明夫
4.本会委員会について
監 事 徳永 正靱、出羽 和、栗谷 義樹
循環器検診中央委員会
事 務 局 伊藤事務局長他事務局員
3月20日(水) 県医師会館
大友副会長、斎藤幹郎常任理事出席
〔Ⅰ〕報告事項
斎藤常任理事より、児童・生徒の心電図判定
1.都道府県医師会社会保険担当理事連絡協議会
基準の見直しを検討し、4月1日より新基準に
て実施することを決めた。成人病検診心電図判
について
3月13日(水) 日本医師会館
定基準についても児童・生徒の基準と同様、ブ
大友・竹内副会長出席
ルガーダを追加する旨報告があり、県成人病管
理指導協議会へ上申了承。
大友副会長より、内容については3月20日酒田
市、22日山形市において説明した旨報告。
5.自賠責研修会について
3月20日(水) ホテルメトロポリタン山形
2.東北医師会連合会理事・代表者合同会議につ
國井会長、渡辺常任理事出席
いて
3月16日(土) 仙台ホテル
國井会長より、県医師会、損保協会、自算会と
國井会長、大友・竹内副会長、
の3者の共催で研修会を開催、出席者は63名、そ
二瓶常任理事出席
の内医師は20名であった旨報告。
國井会長より、①役員改選、②日医役員選挙、
③第14回東北学校保健学校医大会、④平成14年度
看護教員養成講座について協議した旨報告。
30
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
6.診療報酬点数表等の一部改正に伴う説明講習
会について
あり、医療費のマイナス改訂による影響の大きさ
や、改訂内容の決定経過に質問が集中した。
3月20日(水) 酒田市総合文化センター
緊急動議として、マイナス改訂に対する抗議文
竹内副会長、斎藤寿一常任理事出席
を、小泉首相、坂口厚生労働大臣、与党3党の幹
3月22日(金) 山形テルサ
國井会長、大友・三須副会長出席
竹内・大友副会長より、主に社会保険事務局、
事長宛提出することが提案され、関係者宛送付す
ることを議決した旨報告。
10.会議・行事等について
山形県係員が説明した旨報告。
産業保健フォーラム
7.会長・副会長会議について
3月29日(金) 県医師会館
3月14日(木) 山形ビッグウイング 國井会長出席報告。
國井会長、大友・竹内・三須副会長出席
地域医療連携推進事業意見交換会
國井会長より、理事の会務分掌、各種委員会の
設置、主要行事等について協議した旨報告。
8.東北ブロック選出日本医師会代議員打合会に
3月15日(金) 県医師会館
國井会長、大友副会長出席報告。
平成13年度山形県身体障害者スポーツ協
会第2回理事会
ついて
3月31日(日) 東京・ホテルグランドパレス
國井会長、大友・竹内副会長出席
國井会長より、日医代議員会、役員選挙につい
て打合せを行った。
予算委員会には、東北ブロックから岩手県と山
3月19日(火) 県庁
國井会長出席報告。
平成13年度山形県環境審議会環境保全部会
3月19日(火) 県庁
國井会長出席報告。
形県医師会ということで私が出て委員長を務めた
山形県薬事審議会
旨報告。
3月20日(水) 県庁
9.第106回日本医師会定例代議員会・第60回同
國井会長出席報告。
定例総会について
4月1日(月)・2日(火) 日本医師会館
國井会長、大友・竹内・三須副会長出席
川前金幸教授就任記念祝賀会
3月22日(金) オーヌマホテル
國井会長出席報告。
大友副会長より、代議員会議長選挙は、福岡県
医師会長の関原敬次郎先生が当選、副議長には岩
「地域高齢者のいきいき活動」推進委員会
手県医師会長の石川育成先生が無投票で再選、会
3月25日(月) 県総合社会福祉センター
長選挙は、坪井先生が当選した。
伊藤次長出席報告。
坪井会長の所信表明があり、今後2年間の執行
部の行動の柱として、生涯教育の充実、広報活動
の強化、医政活動の見直しを図る3つの柱を掲げ
られた旨報告。
三須副会長より、代表質問6題、個人質問21題
山形県障害者施策推進協議会
3月26日(火) 県庁
伊藤次長出席報告。
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
山形県長寿社会推進機構第2回理事会・同
第2回評議員会
3月28日(木) オーヌマホテル
31
から、標記再研修会の承認について通知がある旨
説明。
(詳細については、本誌前月号に掲載済み)
國井会長、高橋事務局長出席報告。
3.いわゆる「労災かくし」の排除に関するポス
第19回全国都市緑化やまがたフェア実行
ターの配布等について
委員会総会
3月28日(木) 山形グランドホテル
松本課長出席報告。
山形県介護支援専門員協議会第7回理事会
4月4日(木) 山形市総合福祉センター
國井会長より、
日本医師会長から、
標記ポスター
の配布等について通知がある旨説明。
4.診療報酬請求書等の記載要領等の一部改正に
伴うQ&Aの送付等について
三須副会長、佐藤常任理事出席報告。
國井会長より、日本医師会常任理事から、診療
土居勝彦教授退官記念会
4月6日(土) ホテルメトロポリタン山形
國井会長出席報告。
山形県医療機関厚生年金基金第25回代議
員会
報酬請求書等の記載要領等の一部改正に伴うQ&
Aが送付されてきている旨説明。
(詳細については、本誌前月号に掲載済)
5.第29回東北総合体育大会山形県実行委員会委
員の委嘱並びに実行委員会設立総会及び第1回
4月8日(月) ホテルメトロポリタン山形
総会の開催について
竹内副会長他役員出席報告。
國井会長より、山形県体育協会長並びに山形県
11.医師連盟関係について
教育委員会教育長から、実行委員の委嘱並びに実
行委員会設立総会及び第1回総会の開催について
自由民主党山形県支部連合会支部長・幹事
長会議
通知がある旨説明があり、実行委員として伊藤事
務局長の就任了承、第1回総会に伊藤事務局長出
4月9日(火) 自民党県連会館
席と決定。
伊藤事務局長出席報告。
6.山形県覚せい剤追放協議会委員の確認と広報
〔Ⅱ〕通知事項
1.理学療法における早期リハビリテーション加
算の取扱いについて
用資料の送付について
國井会長より、山形県覚せい剤追放協議会事務
局から、同協議会委員の確認と広報用資料の送付
がある旨説明があり、高橋前事務局長から伊藤事
大友副会長より、日本医師会長から、標記の取
務局長へ変更することと決定。
扱いについて通知がある旨説明。
7.全国医科大学・大学医学部の卒業生に対する
2.健康スポーツ医学講習会及び健康スポーツ医
学再研修会の承認について
伊藤事務局長より、日本医師会地域医療第2課
日本医師会雑誌特別号『実践エコー診断』贈呈
について
斎藤常任理事より、日本医師会長から、全国医
32
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
科大学・大学医学部の卒業生に対して日本医師会
検診に関するQ&A等が送付されてきている旨説
雑誌特別号『実践エコー診断』を贈呈される旨説
明。
明。
13.山形市乳幼児医療給付事業の所得制限の緩和
8.山形県健康診査実施要領の一部改正について
に伴う取扱について
斎藤常任理事より、県健康福祉部長から、山形
國井会長より、山形市長から、山形市乳幼児医
県健康診査実施要領の一部改正について通知があ
療給付事業の所得制限の緩和に伴う取扱について
る旨説明。
通知がある旨説明。
但し、この中の精密検査回報書の改正について、
今後、検診中央委員会で検討することと決定。
14.日本医師会各種委員会答申書・報告書等につ
いて
9.知的障害者福祉法第16条第1項第2号の措置
に係る医療給付に関する費用の審査及び支払事
医事法関係検討委員会答申書
務について
健康スポーツ医学委員会答申書
会員の倫理向上委員会答申書
國井会長より、県健康福祉部長から、知的障害
介護保険委員会答申書
者福祉法第16条第1項第2号の措置に係る医療
労災・自賠責委員会答申書
給付に関する費用の審査及び支払事務について通
医師福祉対策委員会答申書
知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通
産業保健委員会答申書
知することと決定。
社会保険研究委員会答申書
勤務医委員会答申書
10.再診料と慢性疼痛疾患管理料との関係等につ
いて 医療安全器材開発委員会報告書
遺伝子医学と地域医療についての報告書
病院委員会審議報告書
國井会長より、県健康福祉部長から、再診料と
医療経済・経営検討委員会報告書
慢性疼痛疾患管理料との関係等について通知があ
小児救急医療体制のあり方に関する検討委
る旨説明。
(詳細については、本誌前月号に掲載済)
員会報告書
医師会共同利用施設検討委員会報告書
救急災害医療対策委員会報告書
11.厚生労働省「これからの医業経営の在り方に
関する検討会」中間報告書の送付について
放射線等に関する検討委員会報告書
医療情報ネットワーク推進委員会報告書
廃棄物に関する検討委員会報告書
三須副会長より、日本医師会長から、厚生労働
省
「これからの医業経営の在り方に関する検討会」
中間報告書が送付されてきている旨説明。
診療情報の提供に関する指針検討委員会報
告書
触法精神障害者問題検討委員会(プロジェ
クト)中間報告書
12.肝炎ウイルス検診等実施要領(案)及び肝炎
ウイルス検診に関するQ&A等の送付について
大友副会長より、日本医師会から上記の各種委
員会答申書・報告書が届いている旨説明。
國井会長より、日本医師会常任理事から、肝炎
ウイルス検診等実施要領(案)及び肝炎ウイルス
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
〔Ⅲ〕協議事項
33
⑩ 学校医委員会
⑪ 健康スポーツ医学委員会
1.平成14・15年度本会理事会務分掌について
⑫ 認定健康スポーツ医審査会
⑬ 産業医委員会
國井会長より、平成14年度・15年度本会理事会
⑭ 認定産業医審査会
務分掌について提案説明があり、学術部、勤務医
⑮ 医療情報システム委員会
部に大友副会長の担当を追加し、了承。
⑯ 広報委員会
(詳細については、本誌前月号に掲載済)
⑰ 勤務医委員会
⑱ 消化器検診中央委員会
2.平成14年度理事会の開催日程について
胃がん部会、大腸がん部会
⑲ 循環器検診中央委員会
國井会長より、平成14年度理事会の開催日程に
⑳ 呼吸器検診中央委員会
ついて提案があり、協議の結果、原則として常任
乳がん検診中央委員会
理事会は毎月第2水曜日の午後3時30分から、全
理事会は毎月第4水曜日の午後3時から開催する
5.平成14年度年間主要行事について
ことと決定。
伊藤事務局長より、平成14年度年間主要行事に
3.本会第105回定例代議員会、同第84回定例総
会の開催について
本会第105回定例代議員会、同第84回定例総会
の開催について説明があり、第105回定例代議員
ついて説明があり、9月に病院協議会との懇談会
を追加し、了承。
6.本会退任役員並びに退職職員に対する退職金
並びに感謝状贈呈について
会は、5月25日(土)、午後4時から、第84回定例総
会は午後4時30分から開催することと決定。
この度退任された二瓶常任理事、斎藤寿一常任
また、代議員会の開会前に永年勤続役職員の表
理事、渡辺常任理事、古川常任理事、高野理事、
彰を午後3時45分から、医師会協同組合総代会を
菅理事、本間監事、高橋前事務局長への、退職慰
午後3時から開催することと決定。
労金の支給並びに感謝状の贈呈について提案説明
があり、それぞれ規程通り支給了承。
4.本会各種委員会の設置について
7.死体検案料の一部改定について
三須副会長より、本会各種委員会の設置につい
て提案説明があり、今年度新たに医療安全対策委
伊藤事務局長より、死体検案料の一部改定につ
員会を設け、次の通り設置することと決定。
いては、4月の診療報酬点数表改正後に契約する
① 有床診療所委員会
ことが決定されていた説明があり、県警察本部と
② 会史編纂委員会
5月1日付で契約了承。
③ 医政委員会
(詳細については、本誌前月号に掲載済)
④ 診療情報提供推進委員会
⑤ 医事紛争処理委員会
⑥ 医療安全対策委員会
⑦ 学術委員会
⑧ 地域保健医療委員会
⑨ 介護保険委員会
34
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
8.看護学校・ 准看学院の入学式について
12.妊婦健康診査事業委託契約の締結について
酒田看護専門学校
4月10日(水) 酒田市総合文化センター
三須副会長より、米沢市長から、妊婦健康診査
鶴岡准看護学院
事業委託契約の締結依頼がある旨説明があり、契
4月10日(水) 同学院
約了承。
國井会長より、酒田看護専門学校長並びに鶴岡
准看護学院長から、入学式への出席案内があるが、
13.日本医学会百周年記念式典・シンポジウムな
らびにレセプションのご案内
今日の全理事会と重なるため欠席し、祝電を打電
した旨説明。
三須副会長より、日本医学会会長から、日本医
学会百周年記念式典・シンポジウムならびにレセ
9.財団法人山形県長寿社会推進機構理事並びに
評議員の就任について
三須副会長より、山形県長寿社会推進機構から、
國井会長を理事、伊藤事務局長を評議員に委嘱し
プションへの出席案内がある旨説明があり、國井
会長出席と決定。
14.社会保険診療報酬の所得計算の特例措置(い
わゆる四段階制)の利用状況の調査について
たいので了承して欲しいとの依頼がある旨説明が
あり、それぞれ受諾了承。
竹内副会長より、日本医師会長から、社会保険診
療報酬の所得計算の特例措置(いわゆる四段階制)
10.第14回東北学校保健・学校医大会役員の就任
並びに実行委員会委員の推薦方依頼及び一般演
の利用状況の調査依頼がある旨説明があり、
本会か
らA①会員に直接調査依頼をすることと決定。
題並びにシンポジウムについて
15.今冬のインフルエンザ予防接種に関する問題
佐藤常任理事より、宮城県医師会から、第14回
点、意見等について
東北学校保健・学校医大会役員の就任並びに実行
委員会委員の推薦方依頼及び一般演題並びにシン
國井会長より、日本医師会感染症危機管理対策
ポジウムの演者の推薦依頼がある旨説明があり、
室長から、今冬のインフルエンザ予防接種に関す
國井会長の大会副会長を受諾了承し、実行委員と
る問題点、意見等について通知がある旨説明があ
して佐藤常任理事を推薦することと決定。
り、郡市地区医師会長宛通知することと決定。
また、一般演題は県立中央病院の東谷先生、シ
ンポジストは、東北中央病院の金子先生に「健康
教育・健康相談」のテ−マでお願いすることと決
16.財団法人暴力追放運動推進センタ−理事就任
の依頼について
定。
三須副会長より、県暴力追放運動推進センタ−
11.平成13年度生涯教育制度都道府県医師会会員
数調査について
斎藤常任理事より、日本医師会生涯教育課から、
都道府県医師会会員数調査依頼がある旨説明があ
り、回答了承。
理事長から、國井会長に理事就任依頼がある旨説
明があり、受諾了承。
17.山形県鍼灸師会平成14年度通常総会懇親会御
案内
4月28日(日) 山形イン
三須副会長より、山形県鍼灸師会長から、平成
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
14年度通常総会懇親会への出席案内がある旨説
35
23.後援依頼について
明があり、國井会長出席と決定。
斎藤常任理事より、山形県呼吸器疾患懇話会代
18.運営適正化委員会委員の任期満了に伴う後任
委員推薦の依頼について
三須副会長より、県社会福祉協議会長から、運
営適正化委員会委員の任期満了に伴う後任委員推
表世話人から、第75回山形県呼吸器疾患懇話会へ
の後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
24.第48回山形県縦断駅伝競走大会に対する協力
依頼について
薦の依頼がある旨説明があり、三須副会長再推薦
することに決定。
佐藤常任理事より、山形県縦断駅伝競走大会実
行委員長から、第48回山形県縦断駅伝競走大会に
19.
「第2回診療情報提供の環境整備のための講
習会記録集」発送について
対する協力依頼があるが、4月27日は鶴岡地区医
師会、28日は天童市東村山郡医師会、29日は上山
市医師会が、それぞれ協力を了承している旨説明
三須副会長より、日本医師会常任理事から、
「第
があり、本会としても協力了承することと決定。
2回診療情報提供の環境整備のための講習会記録
集」発送方法について通知がある旨説明があり、
直接郡市地区医師会への送付を希望することと決
25.平成14年度山形県「看護の日」及び「看護週
間」事業の実施に伴う後援について
定。
國井会長より、標記事業実行委員長から、平成
20.救急の日特別番組企画提案書について
14年度山形県「看護の日」及び「看護週間」事業
の実施に伴う後援依頼がある旨説明があり、後援
國井会長より、山形放送(株)から、救急の日
承諾と決定。
特別番組企画提案書が出ている旨説明があり、保
留とし、今後の対応については情報広報部に一任
と決定。
26.異状死届け出に関するアンケ−ト調査ご協力
のお願い
21.平成14年度山形県交通安全対策協議会委員会
の開催について
4月19日(金) 県 庁
國井会長より、日本医師会常任理事から、異状
死における警察への届け出についての現状及び将
来像を探るための基礎資料収集を目的として、医
師会員3000名を無作為に抽出し、アンケ−ト調査
國井会長より、山形県交通安全対策協議会会長
を実施することになり、このアンケ−ト調査への
から、同協議会委員会の開催通知がある旨説明が
協力依頼がある旨説明があり、協力了承。
あり、事務局職員出席と決定。
27.第33回全国学校保健・学校医大会開催について
22.団体定期保険委託会社への参加について
佐藤常任理事より、福井県医師会長から、第33
竹内副会長より、第一生命保険相互会社社長か
回全国学校保健・学校医大会への予備調査依頼が
ら、団体定期保険(グル−プ保険)委託会社の一
ある旨説明があり、本会から國井会長、竹内・三
員として参加したいとの申出がある旨説明があり、
須副会長、佐藤常任理事、中條理事出席と決定。
安田・日本生命と連絡をとりながら進めることと
決定。
36
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
28.郡市地区医師会総会への出席案内について
新庄市最上郡医師会
4月18日(木) つたや本店
の就任について通知がある旨説明。
4.ビデオ「集団災害時における一般医の役割
∼Mass-gathering medicine∼」の送付について
北村山地区医師会
4月19日(金) よし田川別館
寒河江市西村山郡医師会
4月20日(土) 同医師会館
國井会長より、日本医師会長から、ビデオ「集
団 災 害 時 に お け る 一 般 医 の 役 割 ∼Massgathering medicine∼」の送付がある旨説明。
上山市医師会
4月25日(木) 月岡ホテル
天童市東村山郡医師会
5.山形県国民健康保険診療報酬審査委員会の委
員について
4月26日(金) 天童ホテル
大友副会長より、県健康福祉部長から、山形県
國井会長より、上記の医師会長から、郡市地区
国民健康保険診療報酬審査委員会委員の異動につ
医師会総会への出席案内がある旨説明があり、そ
いて通知がある旨説明。
れぞれ國井会長出席と決定。
6.生活保護法第52条第2項の規定による診療方
針及び診療報酬の一部を改正する件について
追加要項
大友副会長より、県健康福祉部長から、生活保
〔Ⅰ〕報告事項
護法第52条第2項の規定による診療方針及び診療
報酬の一部改正する件について通知がある旨説明。
1.診療に関する相談申込状況について
大友副会長より、3月分の診療に関する相談は、
(詳細については、本誌前月号号外に掲載済)
7.日本医師会各種委員会答申書について
診療内容に関するもの4件であった旨報告。
医業税制検討委員会答申書
〔Ⅱ〕通知事項
1.公益法人の財産の管理運用について
学校保健委員会答申書
國井会長より、日本医師会から、上記の各種委
員会答申書が届いている旨報告。
三須副会長より、県医務福祉課長から、公益法
人の財産の管理運用について通知がある旨説明。
2.第33年度年金経理決算報告書の送付について
〔Ⅲ〕協議事項
1.各種検診委員会委員の辞任・委嘱について
竹内副会長より、日本医師会長から、第33年度
天童市東村山郡医師会
年金経理決算報告書が送付されてきている旨説明。
辞 任 小方 義晴
循環器検診委員・呼吸器検診委員
3.役員の就任について
〃 中橋 章
消化器検診委員・乳がん検診委員
國井会長より、医師国保組合理事長から、役員
(胃がん部会)
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
上山市医師会
辞 任 青山 新吾 循環器検診委員
37
4.
ビデオ上映会&骨髄バンクを知る集いの共催・
後援のお願い
北村山地区医師会
國井会長より、骨髄バンクを支援するやまがた
辞 任 三浦玄太郎 呼吸器検診委員
の会会長から、ビデオ上映会&骨髄バンクを知る
委 嘱 柴田 健彦 呼吸器検診委員
集いの共催・後援依頼がある旨説明があり、名義
後援了承と決定。
酒田地区医師会
委 嘱 石黒 昌生 消化器検診委員
(胃がん部会・大腸がん部会)
5.山形産業保健推進センター所長の推薦依頼に
ついて
鶴岡地区医師会
辞 任 斎藤 俊弘 消化器検診委員
國井会長より、山形労働局長から、山形産業保
(胃がん部会)
健推進センター所長の推薦依頼がある旨説明があ
南陽市東置賜郡医師会
り、須藤常任理事を推薦することに決定。
辞 任 宍戸 善郎 乳がん検診委員
委 嘱 西山 大輔 消化器検診委員
6.妊婦健康診査委託契約の締結について
(胃がん部会・大腸がん部会)
米沢市医師会
朝日村
辞 任 高橋 秀昭 呼吸器検診委員
東根市
委 嘱 羅 美杰 〃 酒田市
〃 池田 英樹 〃 藤島町
〃 大串 雅俊 〃 〃 田中 雄二 〃 伊藤事務局長より、上記の市町村から、妊婦健
〃 藤野 彰久 循環器検診委員
康診査委託契約の締結依頼がある旨説明があり、
契約了承。
國井会長より、上記検診委員会委員の委嘱並び
に解職依頼がある旨説明があり、それぞれ了承。
2.平成14年度医師会立看護師等学校・養成所入
7.平成14年度婦人科検診の契約締結について
山形県市町村職員共済組合
学状況調査及び名簿の作成について
山形県市町村職員共済組合理事長から、平成
竹内副会長より、日本医師会常任理事から、平
14年度婦人科検診の契約締結依頼がある旨説
成14年度医師会立看護師等学校・養成所入学状況
明があり、契約了承。
調査及び、名簿の作成について協力依頼がある旨
説明があり、協力了承。
8.医師国保組合参与の委嘱依頼について
3.第19回全国禁煙教育研修会の後援依頼について
國井会長より、医師国保組合理事長から、伊藤
事務局長に対し、参与の委嘱依頼がある旨説明が
斎藤常任理事より、山形県喫煙問題研究会代表
から、第19回全国禁煙教育研修会への後援依頼が
ある旨説明があり、後援了承。
あり、受諾了承。
38
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
9.第24回母子保健奨励賞受賞候補者の推薦依頼
ることとした。
について
11.日医ニュース「会員の窓」へのご執筆方につ
國井会長より、県健康福祉部長から、第24回母
いて
子保健奨励賞受賞候補者の推薦依頼がある旨説明
があり、郡市地区医師会長宛通知することと決定。
竹内副会長より、宮城県医師会長から、日医
ニュース「会員の窓」へのご執筆方依頼がある旨
10.山形県介護支援専門員協議会第2回通常総会
説明があり、松尾正城先生に依頼することと決定。
並びに研修会のご案内
4月21日(日) 山形ビッグウイング
三須副会長より、山形県介護支援専門員協議会
12.医師連盟関係について
日本医師連盟執行委員の推薦について
長から、山形県介護支援専門員協議会第2回通常
総会並びに研修会の開催案内がある旨説明があり、
國井会長より、日本医師連盟委員長から、日
三須副会長、佐藤常任理事出席と決定。
本医師連盟執行委員1名の推薦依頼がある旨説
また、研修会の案内を郡市地区医師会長宛通知す
明があり、竹内副会長推薦と決定。
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
39
第 2 回 全 理 事 会
日 時、平成14年4月24日(水) 午後3時∼
場 所、県医師会館役員室
出席者
3.会議・行事等について
会 長 國井 一彦
郡市地区医師会総会への出席について
副 会 長 大友 尚、竹内 輝博、三須 良彦
1) 新庄市最上郡医師会定時総会
常任理事 真田 知彰、斎藤 幹郎、須藤 俊亮
有海 躬行、佐藤 泰司、三原 一郎
理 事 松下三郎、青柳 優、大沼 央
佐藤 紀嗣、鈴木 明朗、中條 明夫
監 事 徳永 正靱、出羽 和、栗谷 義樹
4月18日(木) つたや本店
國井会長、伊藤事務局長出席
2)
北村山地区医師会定例総会
4月19日(金) よし田川別館
國井会長、伊藤事務局長出席
3) 寒河江市西村山郡医師会定時総会
事 務 局 伊藤事務局長他事務局員
4月20日(土) 同医師会館
國井会長、伊藤事務局長出席
〔Ⅰ〕報告事項
國井会長より出席報告。
1.東北各県医師会長会議について
4月20日(土) ホテルメトロポリタン仙台
國井会長出席
山形県国保連合会介護給付費審査委員会
4月19日(金) 自治会館
三須副会長出席報告。
國井会長より、①東北医師会連合会役員の会務
分掌、②日本医師会内委員会、③東北医師会連合
会総会・学術大会、④東北各県保険担当理事連絡
協議会、⑤日医の緊急レセプト調査について協議
山形県交通安全対策協議会委員会
4月19日(金) 県庁
伊藤事務局長出席報告。
した旨報告。
なお、日本医師会内委員会委員として、本会か
らは、学校保健委員会に佐藤常任理事、健康スポ
−ツ医学委員会に徳永監事、未来医師会ビジョン
委員会に八鍬直先生を再推薦することと決定。
2.会員訃報について
会員氏名 佐藤義男先生(83歳)
死亡月日 4月14日(日)
告 別 式 4月17日(水)
場 所 法円寺
喪 主 佐藤俊介様(長男)
佐藤理事参列報告。
山形県介護支援専門員協議会第2回通常総
会並びに第1回研修会
4月21日(日) ビッグウイング
三須副会長、佐藤常任理事出席報告。
支払基金幹事会
4月23日(火) 同事務所
國井会長出席報告。
40
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
第29回東北総合体育大会山形県実行委員
5.再診料等の取扱いについて
会設立総会
4月23日(火) 県スポーツ会館
伊藤事務局長出席報告。
大友副会長より、日本医師会常任理事から、再
診料等の取扱いについて通知がある旨説明があり、
各郡市地区医師会長宛通知することと決定。
(詳細
〔Ⅱ〕通知事項
1.第16回地域医療情報システムネットワーク研
究会(COMINES)定例研究会開催について
については、本誌前月号に掲載済)
6.第106回日本医師会定例代議員会第9号議案
について
國井会長より、第16回地域医療情報システム
國井会長より、日本医師会から、第106回日本
ネットワーク研究会会長から、同研究会開催通知
医師会定例代議員会第9号議案について通知があ
がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通知
るが、診療報酬の引き下げについて、関係先に直
することに決定。
接抗議したものである旨説明。
(詳細については、
本誌前月号に掲載済)
2.平成14年度県立学校児童生徒健康診断に学校
医及び学校歯科医が帯同する看護師等の報償に
ついて
7.看護職員資質向上推進事業の積極的活用につ
いて
國井会長より、県教育委員会教育長から、平成
國井会長より、日本医師会常任理事から、看護
14年度県立学校児童生徒健康診断に学校医及び
職員資質向上推進事業の積極的活用について通知
学校歯科医が帯同する看護師等の報償について通
があるが、山形県では財政上の理由から行ってい
知があるが、報償は前年度と同額である旨説明。
ない旨説明があり、今後積極的に活用するよう県
なお、県教育委員会教育長宛、眼科医の看護師
に申入れをすることと決定。
等の帯同について申し入れをすることと決定。
8.看護師等国家試験について
3.医療法施行規則の一部を改正する省令の施行
について
竹内副会長より、日本医師会常任理事から、看
護師等国家試験について通知がある旨説明があり、
三須副会長より、日本医師会長から、医療法施
関係郡市地区医師会長宛通知することと決定。
行規則の一部を改正する省令の施行について通知
がある旨説明。(詳細については、本誌別掲)
9.医療法人の理事長要件等について
4.診療報酬改定に伴う介護報酬関係通知の一部
竹内副会長より、日本医師会長から、医療法人
改正について
の理事長要件等について通知がある旨説明があり、
各郡市地区医師長宛通知することと決定。
三須副会長より、日本医師会介護保険担当理事
から、診療報酬改定に伴う介護報酬関係通知の一
10.海外旅行外来の開設について
部改正について通知がある旨説明があり、各郡市
地区医師会長宛通知することと決定
佐藤常任理事より、仙台検疫所長から、海外旅
行外来の開設について通知がある旨説明。
(詳細に
ついては、本誌別掲)
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
11.第19回病院機能改善支援セミナーのご案内
斎藤常任理事より、日本医療機能評価機構から、
41
〔Ⅲ〕協議事項
1.平成13年度本会会計決算案について
第19回病院機能改善支援セミナーの開催案内が
ある旨説明。
伊藤事務局長より、平成13年度本会会計決算案
について説明があり、原案通り代議員会に提案了
12.診療録等の保存を行う場所について
承。
大友副会長より、山形社会保険事務局長から、
2.本会105回定例代議員会、同第84回定例総会
診療録等の保存を行う場所について通知がある旨
における役割について
説明があり、各郡市地区医師会長宛通知すること
と決定。
本会105回定例代議員会、同第84回定例総会に
おける役割について提案説明があり、次の通り担
13.労災診療費算定基準の一部改正について
当することと決定。
須藤常任理事より、日本医師会長から、労災診
療費算定基準の一部改正について通知があるが、
関係機関に対しては労働局より直接通知されてい
る旨説明。
期 日
平成14年5月25日(土)
代議員会 午後4時∼
総会 午後4時30分∼
議長・副議長選挙
報 告
14.処方せんに関する疑義照会について
① 第106回日本医師会定例代議員会報告 大友副会長より、日本医師会長から、処方せん
② 平成13年度山形県医師会会務報告
大友・竹内副会長
に関する疑義照会について通知がある旨説明。
(詳
細については、本誌別掲)
三須副会長
議 事
平成13年度山形県医師会会計決算について
15.「山形県医療給付事業補助金交付規程」の一部
改正について
佐藤常任理事
総 会 國井会長
大友副会長より、県健康福祉部長から、「山形県
3.平成14年度
「診療情報の提供の環境整備事業」
医療給付事業補助金交付規程」の一部改正につい
に関する研修会の開催依頼および国の補助金交
て通知がある旨説明。
付について
(詳細については、本誌別掲)
三須副会長より、日本医師会長から、14年度
16.母子健康手帳の様式の作成例の一部訂正につ
いて
「診療情報の提供の環境整備事業」
に関する研修会
の開催依頼および国の補助金交付について通知が
あるが、従来社保伝達講習会と抱き合わせて開催
佐藤常任理事より、日本医師会常任理事から、
している旨説明があり、研修会の開催、補助金の
母子健康手帳の様式の作成例の一部訂正について
交付申請をすることと決定。
通知がある旨説明。
42
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
4.日本医師会最高優功賞受賞候補者の推薦方依
頼について
10.平成14年度第1回都道府県医師会長協議会の
開催について
5月28日(火) 日本医師会館
三須副会長より、日本医師会長から、日本医師
会最高優功賞受賞候補者の推薦方依頼がある旨説
三須副会長より、日本医師会長から、平成14年
明があり、該当者なしと回答することと決定。
度第1回都道府県医師会長協議会の開催案内があ
る旨説明があり、國井会長出席と決定。
5.米寿会員並びに白寿会員調査方依頼について
11.平成14年度社会貢献者表彰候補者推薦のご案
三須副会長より、日本医師会長から、米寿会員
内について
並びに白寿会員調査依頼がある旨説明があり、各
郡市地区医師会に調査依頼の上、回答することと
三須副会長より、日本医師会長から、平成14年
決定。
度社会貢献者表彰候補者推薦依頼がある旨説明が
あり、各郡市地区医師会長宛推薦依頼をすること
6.在任10年都道府県医師会長調査依頼について
と決定。
三須副会長より、日本医師会長から、在任10年
12.労災保険情報センターが行う長期運転資金貸
都道府県医師会長調査依頼があるが、本会には該
付制度の実施及び共済事業振興助成金制度の実
当者がいない旨説明があり、了承。
施について
7.医療に関する広告規制の緩和について
國井会長より、日本医師会長から、労災保険情
報センターが行う長期運転資金貸付制度の実施及
三須副会長より、日本医師会長から、医療に関
び共済事業振興助成金制度の実施について通知が
する広告規制の緩和について通知がある旨説明。
あるが、各労災指定医療機関には直接通知されて
(詳細については、本誌別掲)
8.第33回全国学校保健・学校医大会分科会にお
ける研究発表の演題募集について
いる旨説明。
13.「平成14年度母性健康管理研修会」の開催並
びに共催依頼について
佐藤常任理事より、福井県医師会長から、第33
須藤常任理事より、日本医師会長から「平成14
回全国学校保健・学校医大会分科会における研究
年度母性健康管理研修会」の開催並びに共催依頼
発表の演題募集がある旨説明があり、各郡市地区
がある旨説明があり、同研修会の開催・共催につ
医師会長宛通知をすることと決定。
いて了承。
9.入会のお願い
14.医師会共同利用施設の設立状況調査のお願い
三須副会長より、生命科学振興会理事長から、
斎藤常任理事より、日本医師会常任理事から、
生命科学振興会への入会案内がある旨説明があり、
医師会共同利用施設の設立状況調査依頼がある旨
入会を見送ることと決定。
説明があり、調査の上事務的に回答することと決
定。
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
15.救急病院の認定に関する意見の聴取について
佐藤常任理事より、山形県健康福祉部長から、
43
20.山形県医師連盟関係について
日本医師連盟執行委員会並びに日本医師会
町立真室川病院、金山町立病院、公立高畠病院に
役員就任披露パーティと衆・参推薦議員との
係る救急病院の認定に関して意見を求められてい
懇談会開催について
るが、地元医師会の新庄市最上郡医師会、南陽市
東置賜郡医師会も同意している旨説明があり、本
日本医師連盟委員長から、日本医師連盟執行
会としても救急病院の認定に同意することと決定。
委員会並びに日本医師会役員就任披露パーティ
と衆・参推薦議員との懇談会開催案内がある旨
16.平成14年度賛助会員会費納入方について
説明があり、國井会長、竹内副会長出席と決定。
國井会長より、山形コンベンションビュー ロー
山形県医師連盟役員の選出について
理事長から、平成14年度賛助会員会費納入依頼が
ある旨説明があり、支出了承。
山形県医師連盟役員の選出について説明があ
り、各地区医師会の意向を踏まえ選出すること
17.平成14年度山形新聞広告出稿のご提案
と決定。
國井会長より、山形新聞社から、平成14年度山
山形県医師連盟執行委員会の開催日時・場
形新聞広告出稿の提案がある旨説明があり、情報
所について
広報部で検討することと決定。
執行委員会開催について協議、5月22日(水)
18.学術講演会への後援依頼について
(第3回全理事会終了後)午後5時30分から、ホ
テルメトロポリタン山形で開催することと決定。
「第30回山形脳神経外科懇話会」
5月25日(土) 山形県教育会館
山形県医師連盟会計監査について
「第16回山形不整脈研究会」
6月14日(金) オーヌマホテル
医師連盟の会計監査については、監事と日程
調整をすることと決定。
斎藤常任理事より、標記代表世話人から、
「第30
回山形脳神経外科懇話会」、
「第16回山形不整脈研
究会」への後援依頼がある旨説明があり、それぞ
れ後援了承。
21.その他
医師信用組合、医師会協同組合役員の交代
について
19.第59回国民体育大会冬季スキー競技会山形県
國井会長より、医師信用組合、医師会協同組合
実行委員会第2回総会及び第2回常任委員会開
役員の交代について説明があり、次のとおり交代
催について
することと決定。
5月15日(水) 県庁
國井会長より、第59回国民体育大会冬季スキー競
技会山形県実行委員会長から、同総会及び第2回
常任委員会の開催通知がある旨説明があり、松本
次長出席と決定。
44
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
医師信用組合役員
各郡市地区医師会長宛通知することに決定。
理 事
二瓶前常任理事 → 佐藤常任理事
斎藤寿一前常任理事 → 三原常任理事
3.公益信託臨床病理学研究振興基金研究奨励金
授与候補者の募集について
高野前理事 → 佐藤紀嗣理事
高橋前事務局長 → 伊藤事務局長
國井会長より、公益信託臨床病理学研究振興基
監 事
金運営委員長から、平成14年度研究奨励金授与候
中條前監事 → 出羽監事
補者の募集について通知がある旨説明があり、青
本間前監事 → 栗谷監事
柳理事一任と決定。
医師会協同組合
4.
「専門医資格」の広告について
常務理事
高橋前事務局長 → 伊藤事務局長
國井会長より、日本医師会常任理事から、
「専門
理 事
医資格」の広告について通知があるが、医療機関
二瓶前常任理事 → 佐藤常任理事
斎藤寿一前常任理事 → 三原常任理事
が、常時診療に従事する医師について、いわゆる
「専門医資格」を広告することが出きるのは、その
菅前理事 → 大沼理事
団体が基準を満たしており、かつ厚生労働大臣に
監 事
届出を行い、さらにその届出が厚生労働省の審査
中條前監事 → 出羽監事
を経て受理された場合に限られている旨説明。
本間前監事 → 栗谷監事
(詳細については、本誌別掲)
5.特定感染症検査等事業について
追加要項
〔Ⅰ〕通知事項
佐藤常任理事より、
日本医師会感染症危機管理対
策室長から、
特定感染症検査等事業について通知が
1.第57回国民体育大会夏・秋季大会山形県予選
あるが、14年度から保健所等で実施する「性感染
会兼第29回東北総合体育大会山形県予選会実
症検査事業」
「HIV抗体検査及びエイズに関する
行委員会総会の開催について
相談事業」「ウイルス性肝炎検査事業」については、
1検体で希望する検査が同時にできるよう利便性
國井会長より、山形県体育協会長から、第57回
を高めることにより、
これら感染症のまん延の防止
国民体育大会夏・秋季大会山形県予選会兼第29回
及び発生の予防等を図ることとしたものである旨
東北総合体育大会山形県予選会実行委員会総会の
説明。
開催について通知がある旨説明があり、伊藤事務
局長の実行委員就任を了承し、同総会に伊藤事務
局長が出席と決定。
6.山形県消防防災ヘリコプターによる交通遠隔
地の救急活動基準について
2.第34回産業医学講習会の開催について
佐藤常任理事より、県文化環境部長から、山形
6月27日(木)∼6月29日(土)
県消防防災ヘリコプターによる交通遠隔地の救急
日本医師会館
活動基準について通知がある旨説明。
(詳細につい
ては、本誌別掲)
須藤常任理事より、日本医師会長から、第34回
産業医学講習会の開催通知がある旨説明があり、
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
7.平成14年度山形県医療審議会医療法人部会の
開催等について
45
3.山形県社会福祉法人・施設整備協議会委員の
推薦について
大友副会長より、県健康福祉部長から、14年度
三須副会長より、県知事から、山形県社会福祉
の医療法人部会の開催月及びこれに係る医療法人
法人・施設整備協議会委員の推薦依頼がある旨説
の設立認可申請書の提出期限について通知がある
明があり、大友副会長を再推薦することと決定。
旨説明。(詳細については、本誌別掲)
4.平成14・15年度山形県学校保健連合会役員の
8.ヒト乾燥硬膜を使用された患者に係る診療録
推薦依頼について
等の長期保存について
國井会長より、山形県学校保健連合会長から、
國井会長より、日本医師会長から、ヒト乾燥硬
平成14・15年度山形県学校保健連合会役員の推薦
膜の移植暦を有するクロイツフェルト・ヤコブ病
依頼がある旨説明があり、学校医・佐藤常任理事、
患者についても今後証拠調べにより順次和解対象
学識経験者・國井会長、大友副会長をそれぞれ推
とすることや、脳外科手術等を受けた患者やその
薦することと決定。
家族がヒト乾燥硬膜の使用の有無について確認が
求めてくることが予想されること等の事情に鑑み、
ヒト乾燥硬膜を使用された患者に係る診療録等で
5.山形県接骨師会合同懇親会への出席案内につ
いて
あって、現に保存されているものについては保存
5月18日(土) 月岡ホテル
年限を経過していても引き続き保存するよう通知
がある旨説明。(詳細については、本誌別掲)
國井会長より、山形県接骨師会長から、山形県
接骨師会合同懇親会への出席案内がある旨説明が
〔Ⅱ〕協議事項
1.平成14年度妊婦健康診査に関する契約の締結
について
あり、有海常任理事出席と決定。
6.平成14年度山形県「ダメ。ゼッタイ。」普及
運動の実施に伴う協賛(後援)依頼について
國井会長より、小国町長から、平成14年度妊婦
國井会長より、県健康福祉部長から、平成14年
健康診査に関する契約締結依頼がある旨説明があ
度山形県「ダメ。ゼッタイ。
」普及運動の実施に伴
り、契約了承。
う協賛(後援)依頼がある旨説明があり、後援了
承。
2.都道府県医師会感染症危機管理担当役員名簿
及び感染症危機管理担当事務局名簿の作成につ
いて
7.
「看護の日」及び「看護週間」山形県大会の開
催について
5月18日(土) 山形市保健センター
國井会長より、日本医師会感染症危機管理対策
室長から、都道府県医師会感染症危機管理担当役
國井会長より、県知事から、
「看護の日」及び
員名簿及び感染症危機管理担当事務局名簿を作成
「看護週間」山形県大会への出席並びに祝辞の依頼
することになったとの通知がある旨説明があり、
がある旨説明があり、有海常任理事出席と決定。
担当役員は須藤常任理事、担当事務局は松本次長
と決定。
46
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
8.日本医師会認定産業医指定申請(新規)について
指導対象となっている旨説明。
須藤常任理事より、6名から日本医師会認定産
14.小児初期救急医療事業(小児初期救急医療特
業医の新規申請が出ている旨説明があり、全員日
別加算)について
本医師会に上申了承。
佐藤常任理事より、日本医師会長から、小児初
9.日本医師会認定産業医制度産業医学研修会申
請書の提出について
期救急医療事業(小児初期救急医療特別加算)に
ついて通知があるが、これは各地域医師会で在宅
6月19日(水) 新庄市最上郡医師会
当番医制事業として、小児の初期救急医療の確保
7月11日(木) 鶴岡地区医師会
に向けて先駆的かつ効果的な取組方法を発掘する
ため、今年度予算に創設されたモデル的取組(3年
須藤常任理事より、山形産業保健推進センタ−
間)に対する加算制度である旨説明。
所長から、産業医学研修会の開催を計画したので、
日本医師会認定産業医制度産業医学研修会として
15.緊急レセプト調査へのご協力依頼について
指定を受けたいとの依頼がある旨説明があり、日
本医師会に上申了承。
國井会長より、日本医師会長から、緊急レセプ
ト調査への協力依頼があるが、これは本年4月の
10.劇映画「折り梅」推薦のお願い
診療報酬改定の影響動向を迅速に把握するととも
に、今後の対応を検討するための基礎資料とする
國井会長より、山形県映画センター代表から、
ことを目的に調査をすることになったものである
劇映画「折り梅」推薦依頼がある旨説明があり、推
旨説明があり、協力了承し、A1会員宛依頼する
薦することと決定。
ことと決定。
11.日本医師会役員就任披露パーティ開催案内に
16.平成14年度山形県北方領土返還促進協議会総
ついて
会の開催について
5月17日(金) パレスグランデール
伊藤事務局長より、日本医師会長から、日本医
師会役員就任披露パーティ開催案内がある旨説明
國井会長より、山形県北方領土返還促進協議会
があり、國井会長、竹内副会長出席と決定。
会長から、平成14年度山形県北方領土返還促進協
議会総会開催について通知がある旨説明があり、
12.診療報酬請求書等の記載要領等の一部改正等
事務局職員出席と決定。
について
17.平成14年度救急医療功労者の厚生労働大臣表
國井会長より、日本医師会長から、診療報酬請
彰候補者の推薦依頼について
求書等の記載要領等の一部改正等について通知が
あるが、日本医師会雑誌5月15日号に掲載予定さ
國井会長より、県健康福祉部から、平成14年度
れている旨説明。
救急医療功労者の厚生労働大臣表彰候補者の推薦
依頼がある旨説明があり、協議の結果、篠原守信
13.特定共同指導等の実施について
國井会長より、日本医師会長から、特定共同指
導等の実施について通知があるが、山形県は共同
先生を候補者として推薦することと決定。
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
18.山形県救急医療・救急業務関係者知事表彰の
47
24.各種検診委員会委員の辞任・委嘱について
推薦について
天童市東村山郡医師会
國井会長より、県健康福祉部長から、山形県救
急医療・救急業務関係者知事表彰の推薦依頼があ
る旨説明があり、郡市地区医師会長宛通知し、該
当者を推薦して頂くことと決定。
委 嘱 大野 茂 消化器検診委員
(胃がん部会・大腸がん部会)
〃 公平 一彦 循環器検診委員
北村山地区医師会
辞 任 仁藤 卓二 乳がん検診委員
19.貴会の会費賦課方法について
委 嘱 藤田 信輔 循環器検診委員
酒田地区医師会
國井会長より、栃木県医師会長から、会費賦課
方法について照会がある旨説明があり、回答する
ことと決定。
辞 任 池田 真治 呼吸器検診委員
米沢市医師会
消化器検診委員(胃がん部会)
辞 任 大辻 圭一、斎藤万一郎
20.法人化50周年記念式典開催について
5月26日(日) 遊楽里
委 嘱 田中 雄二、千葉 民彦
消化器検診委員(大腸がん部会)
辞 任 仁科 盛之
國井会長より、山形県鍼灸マッサージ師会長か
委 嘱 石山 清司、松橋 孝明
ら、法人化50周年記念式典への出席案内がある旨
堀内 義美、千葉 民彦
説明があり、竹内副会長出席と決定。
乳がん検診委員
辞 任 島貫 洋利、梶山 廣助
21.後援等名義使用承諾申請書について
遠藤 一平、島津 邦造
新野 成章、中條 良悦
斎藤常任理事より、山形県緩和医療研究会長か
舟山 達、舟山 尚
ら、
『市民公開講座』への後援等名義使用承諾申請
委 嘱 鈴木 正人、鬼満 圭一
が出されている旨説明があり、後援了承。
川村 博司、松 正實
菅野 博隆、大道寺浩一
22.樹氷循環器カンファレンス共催並びに認定内
科医、認定内科専門医の認定講習単位の申請の
柴崎 弘之、田中 雄二
堀内 義美
お願いについて
天童市東村山郡・北村山地区・酒田地区・米沢
斎藤常任理事より、樹氷循環器カンファレンス
市医師会長から、各種検診委員会委員の委嘱並び
代表世話人から、樹氷循環器カンファレンス共催
に解職依頼がある旨説明があり、それぞれ了承。
並びに認定内科医、認定内科専門医の認定講習単
位の申請依頼がある旨説明があり、それぞれ了承。
23.平成14年度社会保険協会費の納入について
國井会長より、山形県社会保険協会長から、平
成14年度社会保険協会費の納入依頼がある旨説
明があり、支出了承。
48
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
4月1日・2日 第106回日本医師会定例代議
員会・第60回同定例総会が日本医師会館で開
催され、國井会長、大友・竹内・三須副会長
の各日医代議員出席。
〃
本会消化器検診胃がん部会、大腸
がん部会委員、循環器、呼吸器、乳がん検診
委員会委員の委嘱について、各郡市地区医師
会長並びに該当会員宛通知。
〃
4日
山形県介護支援専門員協議会第7
回理事会が山形市総合福祉センターで開催さ
れ、三須副会長、佐藤(泰)常任理事出席。
〃
5日
山形県「学校保健の現況」を各郡
市地区医師会長宛送付。
〃
6日
土居勝彦教授退官記念会がホテル
メトロポリタン山形で開催され、國井会長出
席。
〃
8日
本会会報編集会議を県医師会館で
開催。
〃
山形県医療機関厚生年金基金第
25回代議員会がホテルメトロポリタン山形
で開催され、竹内副会長他役員出席。
〃
9日
自由民主党山形県支部連合会支部
長・幹事長会議が自民党県連会館で開催され、
伊藤事務局長出席。
〃
山形県乳癌検診講習会開催のご案
内について、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
日医医賠責特約保険のご案内につ
いて、各郡市地区医師会長並びに該当会員宛
通知。
〃 10日 本会第1回全理事会並びに新旧役
員歓送迎会をホテルメトロポリタン山形で開
催。
〃
本会事務局長の交代について、日
本医師会、各都道府県医師会、各郡市地区医
師会長宛通知。
〃 11日
永年勤続役員の調査方について、
各郡市地区医師会長宛依頼。
〃
山形県医師会各種委員会委員の推
薦について、各郡市地区医師会長宛依頼。
4月 11日 第24回母子保健奨励賞(平成14年
度)受賞候補者の推薦依頼について、各郡市
地区医師会長宛通知。
〃
今冬のインフルエンザ予防接種に
関する問題点、意見等について、各郡市地区
医師会長宛通知。
〃
知的障害者福祉法第16条第1項第
2号の措置に係る医療給付に関する費用の審
査及び支払事務について、各郡市地区医師会
長宛通知。
〃 15日 社会保険診療報酬の所得計算の特
例措置(いわゆる四段階制)の利用状況の調
査について、各郡市地区医師会長並びに該当
会員宛依頼。
〃 18日
新庄市最上郡医師会定時総会が、
つたや本店で開催され、國井会長、伊藤事務
局長出席。
〃
異常死体の検案料の一部改正につ
いて、各郡市地区医師会長宛通知。
〃 19日 北村山地区医師会定例総会がよし
田川別館で開催され、國井会長、伊藤事務局
長出席。
〃
山形県国保連合会介護給付費審査
委員会が自治会館で開催され、三須副会長出
席。
〃
山形県交通安全対策協議会委員会
が県庁で開催され、伊藤事務局長出席。
〃
産業医活動において地域における
リーダーとして活動し得る嘱託産業医のメン
バー推薦依頼について、各郡市地区医師会長
宛通知。
〃
平成14年度山形県医師会会費徴
収に関するご依頼について、各郡市地区医師
会長並びに会員宛通知。
〃
日医会費減免の適用をうける会員
にかかる平成14年度日本医師会医師賠償責
任保険の加入手続きについて、各郡市地区医
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
師会長並びに該当会員宛通知。
4月 20日 東北各県医師会長会議が、ホテル
メトロポリタン仙台で開催され、國井会長出
席。
〃
寒河江市西村山郡医師会定時総会
が同医師会館で開催され、國井会長、伊藤事
務局長出席。
〃 21日 山形県介護支援専門員協議会第2
回通常総会並びに第1回研修会がビッグウイ
ングで開催され、三須副会長、佐藤(泰)常
任理事出席。
〃 23日 支払基金幹事会が同事務所で開催
され、國井会長出席。
〃
第29回東北総合体育大会山形県
実行委員会設立総会が県スポーツ会館で開催
され、伊藤事務局長出席。
〃 24日 本会第2回全理事会を県医師会館
で開催。
〃 25日 本会会計監査を県医師会館で開催。
〃
上山市医師会第47回定時総会が
月岡ホテルで開催され、國井会長、伊藤事務
局長出席。
〃
第29回本会親睦ゴルフコンペに
ついて、各郡市地区医師会長並びに会員宛通
知。
〃
第34回産業医学講習会の開催に
ついて、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
冊子「平成12年度事業のまとめ」
を各郡市地区医師会長宛送付。
〃 26日
天童市東村山郡医師会第90回定
例総会が天童ホテルで開催され、國井会長、
49
伊藤事務局長出席。
4月 26日 医療法人の理事長要件等について、
各郡市地区医師会長宛通知。
〃
第16回 地 域 医 療 情 報 シ ス テ ム
ネットワーク研究会(COMINES)定例研究
会の開催について、各郡市地区医師会長宛通
知。
〃
再診料等の取扱いについて、各郡
市地区医師会長宛通知。
〃
診療報酬改定に伴う介護報酬関係
通知の一部改正について、各郡市地区医師会
長宛通知。
〃
診療録等の保存を行う場所につい
て、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
山形県救急医療・救急業務関係者
知事表彰の推薦依頼について、各郡市地区医
師会長宛通知。
〃
第33回全国学校保健・学校医大会
分科会における研究発表の演題募集について、
各郡市地区医師会長宛通知。
〃
平成14年度「社会貢献者表彰」の
推薦依頼について、各郡市地区医師会長宛通
知。
〃
米寿会員並びに白寿会員の調査方
依頼について、各郡市地区医師会長宛通知。
〃 28日 山形県鍼灸師会通常総会懇親会が
山形インで開催され、國井会長出席。
〃 30日 緊急レセプト調査へのご協力につ
いて、各郡市地区医師会長並びに該当会員宛
通知。
50
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
会 員 異 動
4月30日現在会員数1,570名
A会員699名 B会員871名
○ 会 員 訃 報
死 亡 年 月 日
氏 名
享 年
平成14年4月14日
佐 藤 義 男
83歳
○ 入 住 所
上山市十日町3−12 佐藤医院
会
月 日 所属郡市 会員区分
4. 1
〃
〃
山 大
山 大
山 大
B
B
B
〃
山 形
A
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
山 形
山 形
山 形
山 形
山 形
山 形
山 形
山 形
山 形
天・東
天・東
寒・西
上 山
上 山
上 山
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
〃
上 山
B
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
北 村
北 村
北 村
北 村
新・最
鶴 岡
鶴 岡
鶴 岡
長・西
米 沢
米 沢
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
〃
米 沢
B
〃
〃
〃
4.11
4.16
4.19
4.21
4.24
4.26
米 沢
米 沢
米 沢
酒 田
山 大
山 大
酒 田
山 大
山 大
B
B
B
B
B
B
A
B
B
〃
山 大
B
氏 名
診療科目
和 田 敏 弘
川 越 淳
細 谷 幸 雄
呼・内
産 婦
循・内
新住所又は勤務先
山形市 山形大学医学部
山形市 山形大学医学部
山形市 山形大学医学部
山形市若宮69−1(54街区1)
本 間 彰
小
ほんまこどもクリニック
小 松 芳 之 整・リハビリ 山形市大字南館190−6(75−22)
阿 部 祐 也
産 婦
山形市 県立中央病院
日 野 俊 彦
内・呼
山形市 県立成人病センター
村 岡 義 明
精・神
山形市 二本松会山形病院
齋 藤 秀 樹
内・消
山形市 東北中央病院
林 朋 博
内
山形市 東北中央病院
松 田 雅 彦
整
山形市 山形済生病院
武 田 陽 公
整
山形市 山形済生病院
阿 部 暁 子
小
山形市 山形大学医学部
山 本 亜 希
精・神
天童市 秋野病院
松 木 達 也
整
天童市 吉岡病院
間 中 英 夫
内
寒河江市 寒河江市立病院
江 口 敬 志 内・精・神 上山市 二本松会上山病院
新 田 長 生
整・内
上山市 みゆき会病院
仲 野 春 樹
整・内
上山市 みゆき会病院
旧 勤 務 先
公立置賜総合病院
県立河北病院
県立保健医療大学
県立総合療育
訓練センター
県立河北病院
公立気仙沼総合病院
県立日本海病院
村上病院
同 左
山形大学医学部
同 左
同 左
同 左
山形大学医学部
公立横手病院
山形大学医学部
サニーヒル山寺
山形大学医学部
山形済生病院
LOVIOLA大学
金 内 ゆみ子 整・リハビリ 上山市 県立総合療育訓練センター
シカゴ整形外科留学
滝 沢 隆 雄
外
東根市 北村山公立病院
石岡市医師会病院
武 田 知 通
整
東根市 北村山公立病院
同 左
鈴 木 輝 彦
眼
東根市 北村山公立病院
日本医科大学千葉北総病院
横 山 有希子
耳 鼻
東根市 北村山公立病院
同 左
宍 戸 善 郎
外
新庄市 介護老人保健施設 新庄薬師園 公立置賜南陽病院
斎 藤 博 文
内
鶴岡市 県立総合療育訓練センター庄内支所 県立河北病院
仁 科 正 裕
小
鶴岡市 産婦人科・小児科三井病院 新潟こばり病院
小田嶋 敏
外
鶴岡市 鶴岡協立病院
八潮中央総合病院
五十嵐 浩太郎 内・小・外 西置賜郡飯豊町 飯豊町国民健康保険診療所 公立置賜総合病院
星 光
麻
米沢市 三友堂病院
山形大学医学部
柴 崎 弘 之
外
米沢市 三友堂病院
山形大学医学部
福島県心身障害児
荒 文 博
整
米沢市 舟山病院
総合療育センター
土 谷 大仁朗
眼
米沢市 舟山病院
篠田総合病院
菅 野 博 隆 外・こう門 米沢市 米沢市立病院
同 左
千 葉 民 彦
内・消
米沢市 国立療養所米沢病院
同 左
齋 藤 弘
内・呼
酒田市 県立日本海病院
県立中央病院
伊 藤 ななみ
消・内
山形市 山形大学医学部
同 左
木 理 彰 整・リウマ 山形市 山形大学医学部
同 左
安孫子 孝 宏
皮
酒田市亀ケ崎七丁目1−5 安孫子皮ふ科 庄内余目病院
堀 内 英 和
法 医
山形市 山形大学医学部
公立置賜総合病院
鈴 木 浩
小
山形市 山形大学医学部
同 左
トロント大学
荒 若 繁 樹 神内・内 山形市 山形大学医学部
神経変性疾患研究センター
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
○ 異 動
月 日 所属郡市 会員区分
氏 名
4. 1
山 形
A
和 田 克 彦
〃
〃
〃
山 形
山 形
山 形
A
B
B
佐 藤 清
堺 鉄 彌
蓮 池 照 夫
〃
山 形
B
伊 倉 弘 喜
〃
山 形
B
木 村 久 男
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
山 形
山 形
寒・西
寒・西
新・最
新・最
新・最
新・最
酒 田
酒 田
鶴 岡
鶴 岡
南・東
B
B
A→B
B→A
A→B
B→A
A
B
B→A
B→A
A
B
B
長 嶋 隆 一
大 辻 洋 平
菊 地 隆 三
菊 地 芳 春
門 脇 俊 一
門 脇 淳 子
穀 野 真一郎
冨 田 晋 吾
浅 岡 出
錦 織 靖
荻 原 学
荻 原 満
新 澤 陽 英
〃
南・東
B
乙 供 通 稔
〃
長・西
B
松 橋 昭 夫
〃
長・西
B
飯 野 正 典
〃
米 沢
B
官 野 武 彦
〃
4.16
米 沢
鶴 岡
B
B
山 本 公 信
五十嵐 敬 郎
○ 退 山 形
山 形
山 形
山 形
天・東
天・東
北 村
北 村
北 村
北 村
北 村
鶴 岡
鶴 岡
南・東
長・西
米 沢
米 沢
新住所又は勤務先
山形市桜田東二丁目10−37
医療法人和田内科クリニック
山形市五十鈴一丁目6番56号 医療法人佐藤清医院
山形市松波二丁目3−6
山形市あこや町三丁目16−39
山形市大字山寺1,973−335
介護老人保健施設 サニーヒル山寺
山形市すげさわの丘727−20
介護老人保健施設 サニーヒル菅沢
山形市小姓町3−10 医療法人長嶋医院
山形市柳原60 若宮病院
西村山郡河北町大字溝延274−1 菊地医院
寒河江市中央一丁目19−11 菊地胃腸科内科医院
新庄市常葉町5−6 門脇医院
新庄市常葉町5−6 門脇医院
新庄市泉田10−1 医療法人社団こくの医院
新庄市大字福田806 医療法人清明会 新庄明和病院
飽海郡平田町大字砂越字粕町100−4 浅岡眼科医院
酒田市日の出町一丁目2−8 錦織医院
鶴岡市切添町21−2 医療法人おぎわら医院
鶴岡市切添町21−2 医療法人おぎわら医院
南陽市宮内1,204 公立置賜南陽病院
東置賜郡川西町大字下奥田字穴澤平3,796−20
医療法人社団緑愛会川西湖山病院
長井市屋城町2−1 公立置賜長井病院
長井市寺泉3,525−1
介護老人保健施設 リバーヒル長井
米沢市大字簗沢3,046
介護老人保健施設 サンプラザ米沢
米沢市林泉寺二丁目2番2−8
鶴岡市家中新町18−7
会
月 日 所属郡市 会員区分
3.31
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
51
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
A
B
B
B
氏 名
玉 田 芳 明
片 桐 絵里子
上 田 成 久
志 賀 伸 之
渡 部 京 太
成 田 淳
知 識 鉄 郎
飯 澤 典 茂
矢 口 智恵美
矢 嶋 裕 徳
奥 山 裕
田 澤 大
平 泉 美希子
東 嶋 功
橋 潤
笠 木 靖 夫
高 橋 洋 子
備考(移転先)
市立病院済生館→公立置賜総合病院
市立病院済生館→県立中央病院
市立病院済生館
市立病院済生館
秋野病院→国立精神神経センター国府台病院
吉岡病院
北村山公立病院
北村山公立病院→日本医科大学
北村山公立病院→日本医科大学第二病院
北村山公立病院→東京都神尾記念病院
尾花沢市中央診療所
鶴岡協立病院→海外留学
市立荘内病院→山形大学医学部
川西湖山病院
飯豊町国民健康保険診療所→最上町立最上病院
舟山病院→県立日本海病院
舟山病院→福島県原町市立病院
備 考
法人化(開設主体変更)
法人化(開設主体変更)
現住所変更
勤務先の異動
勤務先の異動
医師会・勤務先の異動
勤務先の異動
医師会・勤務先の異動
会員区分変更
会員区分変更
会員区分変更
会員区分変更
法人化(開設主体変更)
医師会・勤務先の異動
新規開業
新規開業
法人化(開設主体変更)
法人化(開設主体変更)
勤務先の異動
医師会・勤務先の異動
医師会・勤務先の異動
勤務先の異動
医師会・勤務先の異動
現住所変更
現住所変更
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
53
係の近代化、生涯学習の制度変革と整備にある、とし
た。
日医FAXニュース
◎日医 学校保健委員会答申 (3月27日)
「学校医活動における健康教育の在り方と推進のた
4月2日(火)
◎日医 医療のグランドデザイン(GD)−補遺2016
めの方策」をまとめ、地域特性を考慮しながらも確固
とした認定学校医制度を確立すべき、と提言。
版−を公表 (3月26日)
1999年の国民医療費データ等を使い2016年の医療・
◎日医 救急災害医療対策委員会報告書 (3月28日)
介護費用の総額を1996年データによるGDに比べ5兆
救急救命士の処置・対応を向上させるため各地でメ
円減の約51兆円と推計。また、遺伝子治療・再生医療等
ディカルコントロール体制を整備する必要性を強調。
選択性を持った医療の財源自立投資は現行制度とは別
枠の自己判断による保険と明記。
5年ごとにまとめるG
◎日医 乳幼児保健検討委員会報告書 (3月28日)
Dに合わせ、
1年ごとの改定を予定している。
子育てリスクの予防・早期発見の機能強化を求め、心理
的問題を抱える子供や家族には地区医師会が他業種と
◎日医 厚労省の介護給付費分科会に介護認定の簡素
の連携による地域支援システム構築を要請。
化を提言 (3月26日)
制度運用面、在宅サービス、施設サービスの見直し
を求める「介護報酬改定等に関して」とする意見書を
提出。要介護認定のあり方について、自立・要支援を含
4月5日(金)
◎坪井会長:会内に「情報・広報センター」設置を表明
(4月2日代議員会)
めた現行の7段階を3∼4段階にすることを提言。かかり
センターをキーステーションと位置づけて会員と双
つけ医と介護施設の連携強化も指摘。
方向で情報交換するほか、一般国民とのチャンネルを
準備し、フレキシビリティのある活動をすると抱負を
◎日医 健康スポーツ委員会答申 (3月19日)
述べた。
「新世紀における健康スポーツ医活動のあり方ー特
に運動療法と健康増進活動推進のための具体的方
策ー」を公表。運動療法指導管理料の保険適用範囲の拡
大等を求めた。
◎糸氏副会長:マイナス改定の失地回復に向け決意表
明 (4月2日代議員会)
日医総研の「医療・介護経営実態調査(メディダス)」
を活用、会員から生データを収集し、医療費動向を把握。
◎日医 環境保健委員会答申 (3月22日)
早急に中医協開催を要求、失地回復を図ると述べた。
「生涯保健における環境保健のあり方とその推進の
ための方策」をまとめ、都道府県医レベルで環境保健
情報システムを整備することを提言。
◎菅谷常任理事:外総診廃止は日医の基本方針に沿っ
た対応 (4月2日代議員会)
①届け出診療所が20%未満、②他指導管理料の併用
◎日医 勤務医委員会答申 (3月26日)
算定不可、③多受診・複数受診に対応不可、④院内・外
「21世紀における勤務医のあり方」を公表。勤務医獲
処方による格差、⑤検査等で逆ザヤ発生∼∼で廃止と
得のカギは医学部、卒後臨床研修、大学医局と病院関
説明。
54
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
4月9日(火)
療の質の低下を懸念、国民医療の崩壊を招く。直ちに
◎厚労省 医療機関の広告規制緩和 官報で告示
再度改定作業を行うべき」との抗議文を提出した。代
(3月29日)
議員会の決議に基づくもの。
新しく認められたのは、①医師の専門資格、②実施
している治療法、③手術件数・分娩件数、④平均在院日
◎日医 未来医師会ビジョン委員会答申 (4月8日)
数、⑤日本医療機能評価機構による具体的審査結果、
国民向けの広報活動の強化、役員選挙制度の改革、
⑥患者数、⑦セカンドオピニオンの実施、⑧入院診療
地方医師会組織の改編等を提言した「医師会構造改革
計画の導入、⑨患者相談窓口の設置、⑩医療安全管理
のすすめ」をまとめた。広報活動を日医の最重要課題
体制の整備など。なお、医師の専門資格を広告できる
の一つと位置付け、また不祥事を起こした会員に対し
のは常勤医師に限られる。
ての処分は目に見える形で自浄機能を持つことなども
提言している。
◎公的資金投入病院の役割と機能の明確化ー自民小
委が具体的論議開始ー (4月3日)
厚労省に、地域・人口規模ごとの公的及び民間病院の
◎厚労省 生物テロ対策で天然痘、肺炭疽等を留意す
べき感染症と位置付け (4月5日)
機能比較データ提出を求め、給与体系にもメスを入れ
管理体制は、①平常時、②発生の危険性、③国内発
る考えを示した。民間病院と同機能しか有していない
生時の段階別に定めて対応する方針。
公的病院は民営化や統廃合を含めて党内で一定の方向
を示そうとするもの。
4月16日(火)
◎自民党医療基本問題調査会 新高齢者医療制度など
◎総務省 自治体病院は高人件費が経営圧迫と発表
優先課題を検討 (4月11日)
(4月3日)
健保法改正案の附則に盛り込んだ優先課題、①保険
1999年度の自治体病院と医療法人の100床当りの経
者の統合再編、②新高齢者医療制度、③診療報酬体系
営状況を比較。医業収入に対する給与費割合は、前者
の見直し、④社会保険庁の業務運営の効率化、⑤医療
が54.6%、後者が49.2%であり自治体病院の高給与水準
提供体制の5項目について個別ワーキングチームで検
が経営を圧迫している状況が改めて浮き彫りになった。
討開始する方針を固めた。
4月12日(金)
◎自民党カトレア会(医系議員)が診療報酬の再改定を
要求 (4月5日)
技術料1.
3%の引き下げとされたが、それ以上の引き
◎公取委 医療・介護分野への民間参入促進策を検討
(4月12日)
競争促進とセーフティネットの確保の両立をどう図
るか等を今秋までにまとめる方針。
下げが確認された場合は超過分を戻すような再改定を
首相・党三役に求めることで意見一致。
◎厚労省 非医師の理事長就任の要件緩和
(4月10日)
◎日医代議員会 診療報酬マイナス改定に抗議文
原則医師でなければ医療法人理事長に就任できない
(4月9日)
とする現行制度を維持したまま、知事の裁量に委ねる
日医議長・副議長連名で首相、内閣官房長官、与党政調
等運用面の基準を緩和する方向を示した。
会長に「今回の改定は2.7%マイナスにとどまらず、医
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
4月19日(金)
◎日医 マイナス改定影響検証のため診療報酬動向調
査に着手 (4月16日)
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◎厚労省 病院・有床診に医療事故の院内報告制度を
義務化 (4月17日)
医療安全対策検討会議は「医療安全推進総合対策」
対象は病院を含む3,000程度の医療機関。
4月∼6月の
をまとめ、院内報告制度や安全管理委員会の設置を義
レセプトを前年同期と比較診療科別影響度を検証する。
務づけることとした。施行は10月1日より。
緊急調査は7月をめどに分析・公表する考えを示した。
4月26日(金)
◎坂口厚労大臣 診療報酬再改定問題は3ケ月の影響
をみて議論 (4月16日)
◎糸氏副会長 「会員の倫理向上委員会」設置を表明
(4月19日)
参院厚生労働委員会での一般質疑で、
3ケ月(4月∼6
学術担当の糸氏副会長は「国民の望む開かれた医師
月)の結果によっては今秋に中医協で議論することに
像」を検討し、また医療現場から国民の利益につなが
なろう、と答弁した。
る体制のあり方を考えていく機運を醸成する考えを示
した。
◎日病 手術料算定の施設基準撤廃を申し入れ
(4月15日)
◎石川副会長 「内閣府との協議体制づくり」に意欲
必要症例数等施設基準に満たない手術料30%カット
(4月22日)
は「地域医療計画の崩壊につながる」との懸念を表明、
国民にPRし、意見を聞き、内閣府の議論の中に反
厚労省に撤廃を申し入れた。
映させる仕組みづくりを強調。また、医療保険制度検
討委や国民生活検討委を設置することを明らかにした。
◎総合規制改革会議 医療機関の株式会社方式を再び
俎上に (4月15日)
分野横断的テーマについて検討を始め、夏までに中
◎青柳副会長 明年4月からの被用者保険3割負担に再
度反対表明 (4月23日)
間報告をまとめる方針を確認。何故、医療だけに株式
医療費に占める家計負担割合が50%に達する可能性
会社参入が駄目なのか検討をするとしている。
を懸念。保険料の総報酬制を適切に行えば3割負担導入
の必要性は無いと主張した。
4月23日(火)
◎日医 中医協委員交替 (4月17日)
4月30日(火)
委員:青柳副会長、桜井・菅谷・青井各常任理事、佐々
◎衆院厚労委 医療制度改革法案の実質審議入り
全日病会長、
(4月24日)
医療制度改革関連2法案(健保法等改正案、健康増進
◎青柳副会長 マイナス改定の内容を中医協で検証要
求 (4月17日)
法案)と、民主党提案の①患者の権利法(医療情報法
案)、②失業者に係わる医療保険負担の軽減に関する
改定が予想以上に医療現場に混乱をもたらしている
特例措置法案(健保法等改正案)の4法案の実質審議が
状況から、必要症例数等施設基準の根拠等の提示を要
スタートした。
請。支払側委員も同意した。
医療制度改革関連法案では、患者の一部負担金の見
直しとして03年4月から被用者保険の本人負担を現行
の2割から3割に引き上げ、保険料負担は総報酬制の下
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山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
で料率を8.2%に引き上げる。政管健保の保険料率は中
最高額は「急性膵壊死」入院患者(男性22才)の2256
期的に保険財政の均衡を図ることを目的に、少なくと
万円。高額レセの金額も増加傾向にあると健保連が公
も2年ごとに料率の見直しを行う。
70才以上高齢者は定
表。
率1割(一定所得以上高齢者は2割)負担に改める。高
齢者医療対象者は5年間で段階的に引き上げるほか、医
療費の伸びを適正化するための指針を策定、国保の財
政基盤強化等の措置を講ずる。
◎厚労省 卒後臨床研修をプライマリケア重視に再構
築 (4月22日)
卒後臨床研修必修化後の基本的方向性について、専
門医志向に偏っている現行のあり方を見直しプライマ
◎日医幹部 医療制度改革の進め方で自民党と懇談
リケア重視に再構築するとの事務局案を提示した。今
(4月25日)
後、複数のワーキンググループを設けて同時並行的に
日医側が診療報酬改定後の状況、再改定を求める現
協議する予定。
場の声等を説明。自民党側からは医療制度改革法案の
「附則」に盛り込まれた保険者の統合・再編、新高齢者
◎国病・療養所の再編で12施設が経営移譲、廃止
医療制度の創設等を実現するためのワーキングチーム
(4月19日)
を近く設置する方針が示された。
再編計画は、
86年当時の239施設を152施設にするこ
ととしていたが、今回の12施設の移譲、廃止で当初の
◎01年度の高額レセプトは過去最高を記録
(4月22日)
単月1000万円超の高額レセは106件、前年度比8件増。
目的の道筋はついた、と厚労省公表。
山形県医師会会報 平成14年5月 第609号
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編 集 後 記
孫 の 弔 辞
のではなく、東京の福祉施設を誘致し、地元の若
者が其処で働いている。向町分校の、介護科から、
この頃のお葬式には孫の弔辞が目立つ。少し前
五人の卒業生が地元に就職した時には話題となっ
までには、小学生くらいの孫が、たどたどしい口
たという。介護保険は、市町村が保険者だから、
調で弔辞を読み、涙を誘われる事が多く、結婚式
東京の高齢者を入所させ、区が料金を支払うこと
での花嫁のお礼の言葉とともに苦手な場面だった。
になる。施設も、国の補助を受け、区が作ったの
最近では、亡くなった方は、超高齢者であり、
だろう。最上町の町立最上病院に行っている息子
孫達も当然それ相当の年齢になっている。故人の
の話によると、広大な敷地は緑にあふれ、いろい
友人達も高齢であり、弔辞を述べる元気も無く、
ろと豪華な施設があり、診療所も其処にあるとい
仕事を離れて久しいとなれば、職場関係の弔辞も
う。帰りの電車に乗り遅れた時には、280円で風
少なく、まして家庭にいる事が多かった人の場合
呂に入ってくると言っていた。
には、日本赤十字社と孫だけということになる。
知らなかったのは私だけではなかったようで、
弔電の捧呈者名簿の中に、介護福祉施設があれば、
新庄に住んでいるケアマネジャーに聞いたら、彼
どんな利用をしていたのかと考えてしまう。
女も知らなかった。ただ、何故か見学者が凄く多
この間出席した告別式では、成人した孫達七人
いと聞いて不思議に思っていたと話していました。
が一人ずつそれぞれの思い出を語っただけだった。
毎度ながら、医療保険改定の拙速にはうんざり
核家族が進んでくると、孫達とのふれあいも薄く
する。参議院選挙での医師会の集票力不足が、之
なり、それも難しくなってくるのだろうか。
を齎したのではないか、考える必要があります。
そもそも、孫達が弔辞を述べるという風潮が全
選挙というのは、綺麗な建前論を言っていても仕
国的には如何なのかわからないが、どうも気にな
方がありません。まして、飲みながら、仲間内で
る。これも、高齢社会の現象というのだろう。
ごちゃごちゃ言っていても何にもなりません。自
最上町が全国的に話題になっている。
「循環型の
民党に利用されるだけだから協力しないと言った
福祉制度」というのだそうだが、先見の明があっ
先生、どこで不満、意見を述べるのですか。
たということになる。バブル期に企業を誘致する
平 成 14 年 5 月 5 日 印 刷
平 成 14 年 5 月 10 日 発 行
(佐藤泰司)
発
行
者 國 井 一 彦
編 集 委 員 竹 内 輝 博
〃 山 形 県 医 師 会 会 報 第609号
¥ 500
本会会誌の誌代500円は、山形県医師 会会費賦課微収規程第2条別表に定め
る会費の中に含まれる。
〃 三 須 良 彦
佐 藤 泰 司
三 原 一 郎
〃 山形市荒楯町一丁目8番9号
発 行 所 山 形 県 医 師
山形市本町一丁目7番50号
印 刷 所
㈱ 誠 文 堂 印
会
刷
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