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発表2 - MIT
発表2 今は、荘子について発表をしたいと思います。荘子という人は、道教の始祖の一 人で、中国の戦国時代の思想家です。道教は、仏教と儒教とともに、中国の三大宗教 みち の一つです。道教の「道」は道の字と同じ漢字で、人が通るべき宇宙自然の普遍的な 法則を意味しています。「道」を論じたのは、道教のほかに儒教もありますが、儒教 は礼と社会秩序を重視しているのに対して、道教は「無為自然」を主張しています。 どう 「無為」というのは、何もしないという意味です。 「自然」というのは、 「道」を守る という意味です。つまり、人が人為的に社会秩序を作るより、何もせずに、自然のま まにした方が、バランスのいい社会秩序が自然にできると、道教が主張しているわけ です。 荘子は「胡蝶の夢」の物語で、よく知られています。荘子は自分が蝶になったの を夢見て、一体自分が夢に蝶になったのか、それとも蝶が夢に荘子になったのかと聞 きました。その上、「夢が現実か、現実が夢なのか?しかし、そんなことはどちらで もよいことだ」と、荘子が言いました。それで、彼はすべてのものは平等だと主張し ています。 「何もしない」、これは現在ある一般的な政治観とどんなに違うだろうと私は思 いました。元々、高校の時に認識論のグラスで西洋哲学がきっかけで、哲学に興味を 持った私は、荘子の「無為」と「すべてのものが平等だ」という観点が、非常に面白 いと思いました。彼の著作『荘子』を読んで、自分の生活に色々な道を守るようにし てきました。例えば、何かできないことがあるとしたら、焦らずに、自分の能力の不 足を受け止められます。これは、自分自身の道を認めているからです。あるいは、友 達と付き合うときに、友達の意見を尊敬して、そして友達の性格を観察すると仲良く なります。友達の道を守るのが大切です。それに限らず、荘子は儒教が普及している 戦国時代に生まれたが、儒教の思想と大違い、自分の思想を上達したのも私に影響を 与えました。自分の考え方を一般的な考えのように直すより、勇気をもって探索する のが重要だと思います。 以上で発表を終わります。聞いてくださってありがとうございました。