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平成27∼29年度 固定資産税 都市計画税 しおり
平成27∼29年度 固定資産税 都市計画税 しおり 大和市 資産税課 目次 1 固定資産税・都市計画税とは 1.納税義務者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.税額の決定から課税されるまで・・・・・・・・・・・ 3.評価替えと価格の修正・・・・・・・・・・・・・・・ 4.縦覧制度について・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 1 1 3 3 土地の課税 1.評価のしくみ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 2.土地の税額の求め方・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 3.土地の負担水準・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 4.宅地の課税標準額・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 5.農地に対する課税・・・・・・・・・・・・・・・・・10 3 家屋の課税 1.評価のしくみ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 2.税額の計算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 4 固定資産税の減額 1.新築住宅についての減額・・・・・・・・・・・・・・14 2.住宅耐震改修工事・・・・・・・・・・・・・・・・・15 3.省エネ改修工事・住宅バリアフリー改修工事・・・・・16 4.貸家住宅が新築された市街化区域農地・・・・・・・・17 ●土地・家屋の計算例・・・・・・・・・・・・・・・・19 5 償却資産に対する課税 1.償却資産の範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 2.償却資産の評価の方法・・・・・・・・・・・・・・・23 3.課税標準額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24 4.消費税の導入に伴う償却資産の取得価額の取り扱い・・24 5.国税と固定資産税の主な相違点・・・・・・・・・・・25 6.耐用年数の改正・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 ●償却資産の計算例・・・・・・・・・・・・・・・・・26 6 固定資産に関する手続き ●納税通知書の宛先・・・・・・・・・・・・・・・・・27 ●固定資産に関する証明・・・・・・・・・・・・・・・29 ●よくある質問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 固定資産税・都市計画税とは 固定資産税は、土地・家屋・償却資産(これらを総称して固定資産 といいます)に対して課される税です。市がさまざまな行政サービス を行うための重要な財源となっています。 都市計画税は、市街化区域内に所在する土地・家屋に対して固定資 産税とあわせて課される税です。都市施設の建設・整備などの都市計 画事業や土地区画整理事業にあてるために設けられている税(目的税) です。 1.納税義務者 毎年 1 月 1 日(賦課期日といいます)現在で、市内に固定資産を所 有している方が納税義務者となります。 2.税額の決定から課税されるまで ①固定資産を評価し、その価格を基に課税標準額を算定します。 ●固定資産の評価を行い価格を決定し、その価格を基に法律で定め る計算式を適用して、税額の基礎となる課税標準額を算出します。 この価格や課税標準額を、納税義務者の氏名などとともに課税台 帳に登録し、登録した旨を公示します。 ◆評価額………その固定資産の客観的な価値(時価)のこと。 ◆課税標準額…税率をかけて固定資産税額を算出する基になる金額。 1 ②税額を算定します。 ●固定資産税:課税標準額×税率(1.4%)=税額 ●都市計画税:課税標準額×税率(0.2%)=税額 ③納税通知書及び課税明細書を発送します。 ●納税通知書 課税標準額、税額、納期限等が記載された通知です。大和市では 5 月に発送し、都市計画税とあわせて 5 月、7 月、9 月、12 月の末 日の 4 回に分けて納めていただきます。 ●課税明細書 固定資産課税台帳(土地・家屋)に登録されている、あなたの 所有するすべての資産が記載された通知です。納税通知書に同封 して発送します。確定申告や登録免許税の算定等にご利用下さい。 ◆免税点 同一人が市内に所有する課税標準額の合計が次の場合は、固定資産税はかか りません。 土 地 : 30 万円未満 家 屋 : 20 万円未満 償却資産: 150 万円未満 また、固定資産税について免税点未満のものは、都市計画税はかかりません。 2 3.評価替えと価格の修正 ●評価替え 土地と家屋の価格は 3 年ごとに見直すこととされ、これを「評価替 え」といいます。この評価替えの年を基準年度(今回平成 27 年度)と いい、基準年度の価格が、原則として翌年度(平成 28 年度)、翌々年 度(平成 29 年度)の価格として据え置かれます。 ●平成 28 年度、平成 29 年度の価格の修正 評価替え年度以外でも価格の修正が行われる場合があります。 ◇土地 ・分筆、合筆、地目の変換などによって、区画形質が変化した土地 ・生産緑地に指定された農地又は市街化調整区域に編入された土地 ・著しい地価の下落が認められた土地 ◇家屋 ・増改築又は一部取り壊しのあった家屋 4.縦覧制度について ●縦覧制度とは 土地及び家屋について、納税者が自己の所有する資産の価格と他の 資産の価格とを比較し、ご本人の資産に対する評価が適正かどうかを 確認できる制度です。土地の納税者には土地価格等縦覧帳簿、家屋の 納税者には家屋価格等縦覧帳簿をお見せしています。 ◇縦覧期間:4 月 1 日から 5 月 31 日まで (土曜・日曜・祝日を除く) ◇場 所 :市役所資産税課 3 ●価格に対して不服のある場合 固定資産課税台帳に価格等を登録した旨の公示の日(4 月 1 日)か ら納税通知書の交付を受けた日後3か月までの間に「大和市固定資産 評価審査委員会」に審査の申出ができます。ただし、基準年度以外は 基準年度における価格が原則として据え置かれますので、地目の変換、 家屋の増改築や地価の下落による価格の修正などの事情により価格が 変わった場合を除き審査の申出をすることができません。 ●価格以外の事項に対して不服のある場合 納税通知書の交付等を受けた日後3か月までの間に、文書により大 和市長に対して審査請求ができます。 ◇価格に対する審査の申出及び価格以外の事項に対する審査請求につ いての決定に不服がある場合、取消しの訴えを提起することができま す。 ※平成 28 年4月1日時点での法律に基づいた記載内容です。 法改正があった場合は、改正後のものが適用されます。 4 土地の課税 1.評価のしくみ 総務大臣の告示する「固定資産評価基準」に基づき、地目別に定め られた評価方法により評価します。 ●地目 地目は、田、畑(併せて農地といいます。) 、 宅地、鉱泉地、池沼、山林、牧場、原野及び 雑種地をいいます。固定資産税の評価上の地 目は登記簿上の地目にかかわりなく、その年 大和市には 「鉱泉地」「牧場」 「原野」 はありません。 の 1 月 1 日(賦課期日)の現況の地目によります。 ●地積 地積は、原則として登記簿に登録されている地積によります。 ●価格(評価額) 価格は、 「固定資産評価基準」に基づき、売買実例価額を基に算定し た正常売買価格を基礎として評価し、その価格を決定します。 (宅地については、地価公示価格等の 7 割を目途に求めます。 ) ◆評価額の算出 評価額は路線価×各種補正×地積により求められます。 路線価……道路に付けられた価格のこと。道路に接する標準的な宅地の 1 ㎡当たりの価格。 各種補正…各土地の個別の要素に応じた補正。 たとえば、奥行きが長すぎたり短すぎたりしないか、 画地の形が悪かったり、正面入り口が極端に狭くないか…など 5 2.土地の税額の求め方 ◇税額=課税標準額×税率(固定資産税 1.4% 都市計画税 0.2%) 原則として土地の税額は、固定資産課税台帳に登録された価格(評 価額)を課税標準額として、これに税率を乗じて求めることになりま す。このときの課税標準額を本則課税標準額といいます。 本則課税標準額=今年度価格(評価額) ※ただし、住宅用地・市街化区域農地の場合には、特例があります。 用途や規模に応じ、価格に特例率を乗じた額が本則課税標準額となります。 具体的な本則課税標準額 固定資産税 都市計画税 小規模住宅用地 価格×1/6 価格×1/3 一般住宅用地 価格×1/3 価格×2/3 非住宅用地 価格 価格 市街化区域農地 価格×1/3 価格×2/3 詳しくはp8∼p11 をご覧ください。 しかし、これまでの地価の動向や平成 6 年度評価替えで導入された 地価公示価格等の 7 割程度を価格とする、 「7 割評価」の影響により、 評価額と実際に税額計算で活用する課税標準額との間に格差が生じて いる土地もあります。 (p7「住宅用地の価格等の推移」のグラフ参照) そこで、評価額に対する課税標準額の割合である「負担水準」を基 本とした調整措置によって、課税標準額を算出しています。 6 3.土地の負担水準 負担水準の高い土地(評価額と課税標準額の差が小さい土地)は税 負担を引き下げまたは据え置き、負担水準の低い土地(評価額と課税 標準額の差が大きい土地)はなだらかに税負担を上昇させるという仕 組みによって、課税標準額が決まります。 負担水準とは…個々の宅地の課税標準額が評価額に対してどの程度 まで達しているかを示すもの 負担水準(%)=前年度課税標準額÷{今年度価格(×住宅特例率)}×100 この負担水準に応じて、税負担の「引き上げ」「据え置き」「引き下 げ」の調整措置が行われます。これを負担調整措置といいます。 平成 5 年度時点では、地価公示価格と評価額に大きな差があります。この差をなくすために、 平成 6 年度に地価公示価格の 7 割程度に評価額が引き上げられました。しかし、課税標準額 も評価額に合わせて引き上げてしまうと納税者の負担が大きくなります。そのため、「負担調整 措置」によって、ゆるやかに課税標準額が引き上げられました。平成 26 年度では、評価額と課 税標準額の差も小さくなっていることがわかります。 7 4.宅地の課税標準額 ●住宅用地(小規模・一般)の課税標準額の求め方 計算式(p7)によって求めた負担水準を、下記の表にあてはめ、課 税標準額を算出します。 負担水準(%) 課税標準額 100 以上 本則課税標準額(=今年度価格×住宅特例率) 100 未満 前年度課税標準額+本則課税標準額×5% ただし、算出額が本則課税標準額を上回る場合は本則課 税標準額とし、本則課税標準額の 20%を下回る場合には 20%相当額とします。 8 ●住宅用地に対する特例 人の居住の用に供されている土地(住宅用地)については、その面 積によって小規模住宅用地と一般住宅用地に区分され、次のような特 例措置により税金が軽減されています。 価格に特例率を乗じたものが本則課税標準額となります。 ◇小規模住宅用地(200 ㎡以下の敷地) 固定資産税 価格×1/6 都市計画税 価格×1/3 ◇一般住宅用地(200 ㎡を超える部分の敷地) 固定資産税 価格×1/3 都市計画税 価格×2/3 ただし、家屋の床面積の 10 倍の地積を限度とします。また、敷地の うち住宅用地として課税される面積の割合は、次表のように家屋の種 類によって異なります。 家屋の種類 専 用 住 居住部分の割合 宅 全 地上 4 階 以下 併用住宅 地上 5 階 以上 部 1/4 以上 1/2 未満 1/2 以上 住宅用地の率 100% 50% 100% 1/4 以上 1/2 未満 50% 1/2 以上 3/4 未満 75% 3/4 以上 100% ◆専用住宅…専ら人の居住の用に供する家屋。 ◆併用住宅…家屋の一部が人の居住の用に供する部分のほか、店舗等に利用さ れている家屋。 (例:1 階が店舗で 2 階以上が住宅) 9 ●非住宅用地の課税標準額の求め方 計算式(p7)によって求めた負担水準を、下記の表にあてはめ課税 標準額を算出します。 負担水準(%) 課税標準額 70 超 今年度価格(評価額)×70% 60 以上 60 未満 70 以下 前年度課税標準額を据え置き 前年度課税標準額+今年度価格×5% ただし、算出額が今年度価格の 60%を上回る場合は 60% 相当額とし、今年度価格の 20%を下回る場合には 20%相 当額とします。 5.農地に対する課税 農地は、課税上次のように区分されます。 農地 一般農地…一般農地課税 (市街化調整区域内の農地(転用されたものを除く) ) (市街化区域内で生産緑地に指定された農地) 特定市街化区域農地…宅地並み課税 (市街化区域内にある農地で生産緑地に指定されていない農地) ◆非住宅用地………住宅用地以外の宅地。 たとえば、店舗や事務所の敷地、駐車場、更地等。 ◆市街化調整区域…計画的な都市づくりや自然環境保護の観点から、原則とし て建物を建てることを制限している区域。 ◆市街化区域………都市計画法によって、優先的に市街化を図るとされた地域。 ◆生産緑地…………市街化区域内の土地で、環境保全などの目的で生産緑地法 によって指定される土地。 10 ●一般農地の税額の求め方 計算式(p7)によって求めた負担水準を、下記の表にあてはめ負担 調整率を算出します。 負担水準(%) 負担調整率 100 以上 税額=今年度価格×税率 90 以上 100 未満 1.025 80 以上 90 未満 1.05 70 以上 80 未満 1.075 70 未満 1.1 100未満については、 ◇税額=前年度課税標準額×負担調整率×税率 ●市街化区域農地に対する特例 三大都市圏の特定市にある市街化区域農地(特定市街化区域農地) は、一般住宅用地と同様、評価額に3分の1を乗じた額が課税標準額 となります。負担調整措置も住宅用地と同様の区分となります。大和 市の市街化区域農地は全て特定市街化区域農地に当たります。 価格に特例率を乗じたものが本則課税標準額となります。 ◇固定資産税 価格×1/3 都市計画税 価格×2/3 住宅用地と同様に負担調整措置の表にあてはめ、課税標準額を算出し 税額を求めます。 →住宅用地(小規模・一般)の課税標準額の算出方法(p8) をご覧ください。 11 家屋の課税 1.評価のしくみ 総務大臣の告示する「固定資産評価基準」によって再建築費を基準 とした方法で行うこととされています。これは、評価する家屋と同様 の家屋を新築した場合に必要とされる建築費(再建築費)を基礎に、 建築時からの経過年数に応じた減価率(経年減点補正率)を乗じて価 格を求める方法です。 ●新築・増築家屋の評価の流れ 新築・増築家屋の調査 完成した家屋について、屋根 や外壁、各部屋の内装などに 使われている資材の種類や 量などを調査します。 再建築費の算出 評価額の算出:価格(評価額)=再建築費×経年減点補正率 価格決定 ◆再建築費………評価の対象となった家屋と全く同一のものを、評価の時点に おいてその場所に新築することとした場合に必要とされ る建築費のことです。「固定資産評価基準」を基に算出し ます。 ◆経年減点補正率…家屋建築後の年数の経過によって生じる傷み(損耗)の状 況による減価を考慮して、「固定資産評価基準」で定めら れた補正率です。 12 ●既存家屋の評価 評価替えごとに新築家屋と同様に価格(評価額)を算出します。 建築物価の変動分を考慮した再建築費評点補正率を適用し、新たに 再建築費を算出します。 ◇再建築費=基準年度の前年度の再建築費×再建築費評点補正率 新たに求めた再建築費に、新築時からの経過年数に応じた減価補正 率(経年減点補正率)を乗じて、見直し後の評価額を算出します。 ◇見直し後の評価額=再建築費×経年減点補正率 (新築時からの経過年数に応じたもの) 「固定資産評価基準」に示された再建築費評点補正率及び経年減点 補正率を適用して見直しを行った評価額を、見直し前の評価額と比較 します。その結果、見直し後の評価額が見直し前の評価額を上回った 場合には、見直し前の評価額に据え置かれます。 見直し後の評価額>見直し前の評価額 →見直し前の評価額に据え置き 2.税額の計算 家屋は、土地のような負担調整措置はありません。 評価額が算出されたら、 ◇税額=今年度価格(評価額)×税率(固定資産税 1.4%) (都市計画税 0.2%) で求められます。 13 固定資産税の減額 1.新築住宅についての減額 新築住宅については、新築された住宅の種類により、一定期間固定 資産税が減額となります。減額が終了すると本来の税額となります。 なお、新築住宅の減額と認定長期優良住宅の減額を併用して受ける ことはできません。 新築住宅の減額 認定長期優良住宅の減額 減額 要件 ① 居住部分の割合が延床面積の 1/2 以上であること ② 居住部分の床面積が以下の条件を満たすもの 【一戸建・マンション等の区分所有家屋】一戸あたり 50 ㎡以上 280 ㎡以下 【貸家用集合住宅(アパートや寄宿舎等)】一区画 40 ㎡以上 280 ㎡以下 ※マンション等の床面積は、「専有部分の床面積」+「持分で按分した共用 部分の床面積」で判定します。 減額 範囲 居住部分の床面積が 120 ㎡以下:居住部分に係る税額×1/2 120 ㎡を超え 280 ㎡以下:居住部分の 120 ㎡相当分に係る税額×1/2 3 階建以上の準耐火構造及び耐火構造住宅 減額 期間 新築後 5 年間 新築後 7 年間 一般の住宅(上記以外の住宅) 新築後 3 年間 新築後 5 年間 申告 申告は不要です。 新築した翌年の 1 月 31 日までに申告 が必要です。 適用 対象 平成 30 年 3 月 31 日までに新築され た家屋 平成 30 年 3 月 31 日までに、長期優 良住宅の認定を受けて新築された家 屋 14 2.住宅耐震改修工事 地方税法では、昭和 57 年以前に建築された住宅を対象に耐震改修工 事を実施した場合、工事が完了した年の翌年度分の当該住宅に係る固 定資産税を 1/2 にする減額措置があります。 減額 減額要件 ①平成 30 年 3 月 31 日までに完了した、現行の耐震基準に適合した 改修工事であること。 ②一戸あたりの工事費が 50 万円を超えること。 ③併用住宅については、居住部分の割合が延床面積の 1/2 以上であ ること。 減額範囲 改修工事を行った家屋の固定資産税の 1/2。 (一戸あたり 120 ㎡が限度) 減額 期間 適用対象 1 年間 昭和 57 年 1 月 1 日以前に建築された住宅 (減額は工事完了の翌年度から適用されます。 ) ※工事竣工後3か月以内に申告が必要です。 ※建築物の耐震改修の促進に関する法律に規定する通行障害既存耐震不適格建築物で あった場合は、減額期間が2年間となります。 15 3.省エネ改修工事・住宅バリアフリー改修工事 以下の改修工事を行った場合に、固定資産税の減額措置があります。 省エネ改修工事 減額 要件 減額 範囲 減額 期間 適用 対象 バリアフリー改修工事 ①平成 30 年 3 月 31 日までに、以下の ①平成 30 年 3 月 31 日までに、以 改修工事が完了すること。 下の改修工事が完了し、改修部位 ア 通路又は出入り口の拡幅 が現行の省エネ基準に新たに適合 イ 階段の設置又は勾配の緩和 することになるもの。 ウ 浴室の改良 次のアからエのうち、アを含む工 エ 便所の改良 事を行うこと(アのみでも可) オ 手すりの取付け ア 窓の改修工事 カ 床の段差の解消 (二重サッシ化、複層ガラス化等) キ 出入り口の戸の改良 イ 天井の断熱改修工事 ク 滑りにくい床材料への取替え ウ 壁の断熱改修工事 ②次のいずれかの方が居住している エ 床の断熱改修工事 住宅であること。 ア 65 歳以上の方 ②一戸あたり工事費が国又は地方 イ 要介護認定又は要支援認定を受 公共団体からの補助金等を除いて けている方 50 万円を超えること。 ウ 障がい者の方 ③併用住宅については、居住部分 ③国又は地方公共団体からの補助金 の割合が延床面積の 1/2 以上であ 等を除く自己負担が 50 万円を超える ること。 こと。 ④改修後の住宅の床面積が 50 ㎡以 ④併用住宅については居住部分の割 上であること。 合が延床面積の 1/2 以上であること。 ⑤改修後の住宅の床面積が 50 ㎡以上 であること。 改修工事を行った家屋の 固定資産税の 1/3 (一戸あたり 120 ㎡が限度) 改修工事を行った家屋の 固定資産税の 1/3 (一戸あたり 100 ㎡が限度) 1 年間(減額は工事完了年の翌年度分が適用されます) 平成 20 年 1 月 1 日以前に建築され た住宅(賃貸住宅を除く) 新築された日から 10 年以上を経過し た住宅(賃貸住宅を除く) ※省エネ改修工事とバリアフリー改修工事の減額は併用して受けるこ とができます。 ※工事竣工後3か月以内に申告が必要です。 16 4.貸家住宅が新築された市街化区域農地 市街化区域農地の所有者などが、その土地を転用して下記の要件を そなえた貸家住宅を新築し所有する場合、貸家住宅の敷地及び家屋に 対する固定資産税の税額が減額されます。 土地 減額要件 家屋 【土地に関する内容】 ①貸家住宅の敷地の用に供する部分が、その土地の 1/2 以上 ②貸家住宅の敷地の用に供する土地が、良好な居住環境の整備のた めの公共施設の整備が行われた以下のもので、市長が認めたもの ア 都市計画法第 29 条第 1 項の許可を受け宅地の造成がされた土地 イ 土地区画整理法第 103 条第 4 項の換地処分の公告がされた土地 ウ 地方税法附則第 29 条の 5 第 1 項又は第 3 項の確認を受け、当該 計画策定の内容に適合した宅地の造成がされた土地 エ 国土交通大臣の定める基準に適合した優良な宅地の造成がされ た土地 【家屋に関する内容】 ① 貸家として用いられる部分の床面積が、延床面積の 1/2 以上 ② 一戸(貸家用共同住宅については一区画)につき、貸家部分の 床面積が 60 ㎡(共同住宅等 50 ㎡)以上 200 ㎡以下であること。 ⑤3 階建以上の中高層耐火建築物であること。 最初の 2 年間 その後 3 年間 2/3 1/2 減額範囲 別表 1 をご覧ください 減額期間 家屋が新たに課税されることに なった年度から、3 年間 適用対象 平成 30 年 3 月 31 日までに建築された家屋及びそれに係る敷地 17 新たに課税されることになった 年度から、5 年間 土地については、下記の割合に応じて減額されます。 【別表 1】 貸家住宅に係る貸家 転用農地 減額される額 住宅部分の割合 全部が住宅用地 3/4 以上 の場合 1/2 以上 転用農地に係る税額×1/12 3/4 未満 転用農地に係る税額×0.75×1/12 住宅用地に該当する部分に係る税額 3/4 以上 ×A(注)×1/12 一部が住宅用地 の場合 住宅用地に該当する部分に係る税額 1/2 以上 3/4 未満 ×A(注)×0.75×1/12 転用農地の面積 (注) :A= 貸家住宅の敷地の用に供する土地の面積 ※平成 27 年 3 月 31 日以前に新築されたものについては、新築年月等 によって減額内容が変わりますので、お問い合わせください。 18 土地と家屋の税金について、試しに計算してみましょう。 事例:平成 26 年 10 月に住宅を新築しました。土地の面積は 150 ㎡、家屋の床面 積は 100 ㎡(木造 2 階建)です。土地及び家屋の価格(評価額など)は、それぞれ 次のとおりです。27 年度の税額はどのように算出するのでしょうか。 ●土地 ●家屋 27 年度価格(評価額) 26 年度固定資産税課税標準額 26 年度都市計画税課税標準額 27 年度価格(評価額) 45,000,000 円…ア 4,500,000 円…イ 9,000,000 円…ウ 7,000,000 円…エ 【土地・固定資産税】 まず、税額算定に必要な、課税標準額を算出します。 本則課税標準額は ア×1/6(小規模住宅の住宅特例率)=7,500,000 円…オ 土地については、負担調整措置があるため、負担水準を算出します。 前年度課税標準額÷(今年度価格×住宅特例率)×100 イ÷オ×100 4,500,000 円÷7,500,000 円×100=60% 負担水準が 60%ということがわかりました。 ここで、住宅用地の負担水準の表を見ます。100%未満に該当するので、 前年度課税標準額+本則課税標準額×5% イ+オ×5% 4,500,000 円+7,500,000 円×5%=4,875,000 円 ここで、27 年度課税標準額が 4,875,000 円と算出されます。 税額は、課税標準額×税率となるので、 4,875,000 円×1.4%=68,250 税額は、100 円未満を切り捨てたものになるので、68,200 円 【土地・都市計画税】 土地と同じように計算していきます。 本則課税標準額 ア×1/3 45,000,000 円×1/3=15,000,000 円…カ 負担水準 ウ÷カ×100 9,000,000 円÷15,000,000 円×100=60% 課税標準額 ウ+カ×5% 9,000,000 円+15,000,000 円×5%=9,750,000 円 税額 9,750,000 円×0.2%=19,500 円 19 【家屋・固定資産税】 家屋は、負担調整措置がないので、価格(エ)=課税標準額 27 年度課税標準額 7,000,000 円 税額は、 7,000,000 円×1.4%=98,000 円 新築住宅の減額措置によって、120 ㎡以下の家屋については税額が 1/2 になるので、 98,000 円×1/2=49,000 円 税額は、49,000 円 【家屋・都市計画税】 課税標準額 7,000,000 円 税額は、 7,000,000 円×0.2%=14,000 円 土地固定資産税 68,200 円+家屋固定資産税 土地都市計画税 19,500 円+家屋都市計画税 平成 27 年度の税額は、固定資産税 117,200 円 49,000 円=117,200 円 14,000 円= 33,500 円 都市計画税 33,500 円 となります。 ※課税標準額および税額の端数処理は、実際にはすべての固定資産と合算した後の額に よって行われます。 20 償却資産に対する課税 会社や個人で工場や商店などを経営されている方や、駐車場やアパ ートなどを貸し付けている方が、その事業のために用いている構築 物・機械・器具・備品等の固定資産を償却資産といい、土地や家屋と 同様に固定資産税が課税されます。 1.償却資産の範囲 耐用年数が 1 年以上で、取得価額が 10 万円以上の資産。土地・家屋 以外の事業の用に供することができる有形固定資産で、その減価償却 額が法人税法又は所得税法の規定による所得の計算上損金もしくは必 要な経費に算入されるもので、次のような資産です。 資 産 の 種 類 第1種 構 第2種 機 械 及 び 装 置 第3種 第4種 船 航 第5種 車両及び運搬具 第6種 工具・器具及び備品 築 空 物 舶 機 範 囲 家屋に施した造作・設備・広告設備等、ビルの発変 電設備・パッケージエアコンディショナー等、煙 突・門・堀・庭園・人工芝・ゴルフ練習場のネット 設備、野外駐車場の路面舗装その他土地に定着する 土木設備 旋盤・ボール盤等の工作機械、コンプレッサー等の 産業機械、コンベア等の運搬装置、印刷機械、食料 品機械、冷凍庫、モーター、ポンプ、クリーニング 設備等 船、モーターボート等 飛行機・ヘリコプター・グライダー等 フォークリフト、パワーショベル、ブルドーザー等 の大型特殊自動車(自動車税・軽自動車税が課税さ れているものは除きます。特にフォークリフトでも 小型特殊自動車に該当するものは申告の対象とな りません。) 測定工具、検査工具、家具(事務机、応接セット等) 電気機器、ガス機器、陳列ケース、自動販売機、広 告看板、事務用機器、理容及び美容機器、医療機器、 娯楽機器等 21 表以外のものでも、次の資産も該当します。 1.耐用年数が 1 年未満の資産又は取得価額が 10 万円未満の資産で であっても、帳簿上資産に計上しているもの。 2.遊休資産又は未稼働資産であっても本来の機能を有しているもの。 3.償却済資産又は簿外資産であっても事業のために用いているもの。 4.建設仮勘定資産であっても、当該年度の 1 月 1 日現在、事業のた めに用いているもの。 5.他の事業者に事業用の資産として貸し付けているもの。 (リース資産) 6.割賦買入資産(リース期間終了後、借受人の所有となるものを含 む)で割賦金の完済していないものであっても、すでに事業のた めに用いられているもの。 7.家屋の所有者以外の者(例えばテナント業者)が、その事業の用 に供するために取り付けた附帯設備。 (借りている店舗の内部造作など) ●償却資産の申告制度 償却資産をお持ちの方は、毎年 1 月 1 日現在における償却資産の所 有状況(資産の種類、取得価額、取得時期、耐用年数など)を申告す ることとなっています。 ◇申告期限 毎年 1 月 31 日 (土曜・休日の場合は翌開庁日) ◇申告先 資産所在地の市役所資産税課 22 2.償却資産の評価の方法 償却資産の価格(評価額)は取得価額を基礎として、取得後の経過 年数に応ずる価値の減少(減価)を考慮して求めます。 ●前年中に取得された償却資産 価格(評価額)=取得価額×減価残存率 初年度は半年分の償却をするため、 減価残存率=(1−償却率/2)となります。 ●前年前に取得された償却資産 価格(評価額)=前年度の価格(評価額)×減価残存率 2 年度以降は 1 年分の償却をするため 減価残存率=(1−償却率)となります。 ※ただし、前記により算出した額が、取得価額の 5%よりも小さい場合は、 その償却資産が本来の用に供されている限りは、取得価額の 5%とします。 固定資産税における償却資産の減価償却の方法は、原則として旧定率 法です。 取得価額…原則として国税の取扱いと同様です。 償却率(減価率)…原則として耐用年数表(財務省令)に掲げられて いる耐用年数に応じて減価率が定められています。 減価残存率…1 年間に使用した後の資産の価値を算出するための割合。 (例えば、耐用年数が 5 年ものの償却率が 0.369 の場合、 減価残存率は 1−0.369=0.631 です。) 23 3.課税標準額 償却資産では、原則として 1 月 1 日現在における評価額の合計が課 税標準額になります。ただし、課税標準の特例の適用を受ける場合に は適用後の額となります。 ◇税額=課税標準額×1.4% ●課税標準の特例 地方税法第 349 条の 3 及び本法附則第 15 条に規定する一定の要件を そなえた償却資産は、税負担の軽減をはかるため、課税標準額が減額 される特例が認められています。 適用される償却資産 発電・送電設備 公害の発生を抑止もしくは著しく減少される機能を有する機械等 4.消費税の導入に伴う償却資産の取得価額の取り扱い 償却資産の取得価額は、原則として法人税又は所得税法における取 得価額の算定の例によって算定します。したがって、償却資産の取得 に係る消費税は、次表のとおり取り扱うことになります。 事業者の区分 法人税又は所得税における固定資 産の取得に係る取引の経理方法 免税事業者 税込経理方式 課税事業者 消費税の取り扱い 資産の取得価額に含める 資産の取得価額に含めな い 資産の取得価額に含める 税抜経理方式 税込経理方式 24 5.国税と固定資産税の主な相違点 国税(法人税又は所得税)と固定資産税の主な相違点は、次表のと おりです。 項 目 減価(償却)計算の期間 減価(償却)の方法 前年中の新規取得資産 圧縮記帳の制度 特別償却・割増償却 (租税特別措置法) 増加償却(所得税・法人税) 陳腐化償却 (耐用年数の短縮) 評価額の最低限度 (償却可能限度額) 改良費(資本的支出) 国 税の取 扱い 事業年度 建物以外の一般の資産は、定率 法・定額法の選択制度 【定率法選択の場合】 ・平成 19 年 4 月 1 日以後に取得 された資産は「定率法(250%定 率法) 」を適用 ・平成 19 年 3 月 31 日以前に取 得された資産は「旧定率法」を適 用 月割償却 認めている。 固定資産税の取扱い 暦年(賦課期日制度) 一般の資産は定率法を 適用 半年償却(1/2) 認めていない。 認めている。 認めていない。 認めている。 認めている。 認めている。 認めている。 備忘価額(1 円)まで 取得価額の 5% 原則区分、一部合算も可 区分評価 ※法人税法等の旧定率 法で用いる減価率と同 様 6.耐用年数の改正 平成 20 年度税制改正において、減価償却資産の耐用年数等に関する 省令の改正が行われ、耐用年数が大幅に変更されました。特に、機械 及び装置については 390 区分を 55 区分に見直す全面改正が行われまし た。 省令改正後の耐用年数は、平成 21 年度課税分より適用されます。評 価額の計算は、資産の取得時に遡及して改正後の耐用年数を用いるの ではなく、平成 20 年度までは改正前の耐用年数に応じた減価率、平成 21 年度からは改正後の耐用年数に応じた減価率で算出します。 25 償却資産の税金について、試しに計算してみましょう。 事例: ●カラオケ 平成 26 年 10 月取得 取得価額 4,250,000 円 耐用年数 5 年(償却率 0.369) ●エアコン 平成 25 年 3 月取得 取得価額 耐用年数 500,000 円 6 年(償却率 0.319) ①まず、カラオケとエアコンの評価額を算出します。 【カラオケの価格(評価額)】 取得価額 耐用年数 5 年の減価残存率 平成 27 年度価格(評価額) 4,250,000 円 × (1-0.369/2) = 3,463,750 円 【エアコンの価格(評価額)】 取得価額 耐用年数 6 年の減価残存率 平成 26 年度価格(評価額) 500,000 円 × (1-0.319/2) = 420,000 円 平成 23 年度価格(評価額) 減価残存率 平成 27 年度価格(評価額) 420,000 円 × (1-0.319) = 286,020 円 平成 27 年度価格(評価額)の合計は、 カラオケの価格(評価額) エアコンの価格(評価額) 3,463,750 円 + 286,020 円 評価額=課税標準額ですが、千円未満は切り捨てとなるので 平成 27 年度課税標準額は、3,749,000 円となります。 ②税額を算出します。 課税標準額 × 税率 = 税額 3,749,000 円 × 1.4% =52,486…円 百円未満は切り捨てとなるので、 平成 27 年度の税額は、52,400 円となります。 26 =3,749,770 円 固定資産に関する手続き ●納税通知書の宛先 固定資産税、都市計画税の納税通知書の宛先は、原則として法務局 に登記されている方です。所有者の方が住所を移す場合、所有者が亡 くなった場合など、市役所に届出が必要なことがあります。 ◇住所・氏名が変更になった場合 ☆大和市から大和市 原則として届出は不要 ☆大和市から他市町村 (市民課で住所異動の届出が必要です) ☆他市町村から大和市へ住所異動 ☆大和市以外から大和市以外 へ住所異動 固定資産税の納税義務者住所・氏名変更・訂正届 を提出してください。 ☆大和市以外での戸籍の届出 納税通知書に同封しています。 (婚姻等)による氏名の変更 紛失した場合は再送付します。 ☆法人の所在地・法人名の変更 固定資産税の納税義務者社名・送付先等変更届 を提出してください。 商業登記簿又はその写しを添付してください。 ※この届出で登記が変更になるわけではありません。 ◇共有物件の代表者を変更する場合 ある物件を複数の人が共有で所有している場合、代表の方に対して 納税通知書を送付いたします。 ☆共有物件の代表者を変更 共有分固定資産税に係る宛名変更届 を提出してください。 共有者全員の記名・捺印が必要です。 27 ◇納税管理人を設定又は廃止する場合 「納税管理人」とは、所有者に代わって納税等の管理を行う人です。 固定資産を所有する方が、長期にわたって国外へ転出する場合や、病 気等の理由で納税することが困難な場合等に「納税管理人」を定めて いただきます。 ☆納税管理人の設定 納税管理人申告書・承認申請書 を提出してください。 所有者と納税管理人になる方の記名・捺印 が必要です。 ☆納税管理人の廃止 納税管理人廃止届 を提出してください。 所有者と納税管理人の記名・捺印が必要で す。 ◇所有者が死亡された場合 年度途中で所有者が死亡された場合、納税通知書等はそのままご使 用いただけます。翌年度分の固定資産税は、原則として相続人に課税 されますので、以下を参照のうえ、手続きをおこなってください。 ☆相続が決まっており、死亡された年の 市役所への届出は不要です。 12 月 31 日までに法務局に相続後の登記 翌年度分の納税通知書は新しい所有者に をする場合 送付します。 ☆死亡された年の 12 月 31 日までに法務局 に相続後の登記をしない場合 ☆相続が決まっていない場合 相続人代表者指定(変更)届 を提出してください。 原則、相続人全員の記名・捺印が必要です。 ※この届出で登記が変更になるわけではありません。 28 ●固定資産に関する証明 証明の種類 記載事項 備考 登録証明書 (所在証明) 所有者・所在地 防音工事の補助 金申請に使用 評価証明書 所有者・所在地・評価額 登記手続き等に 使用 公課証明書 名寄帳の証明 家屋滅失証明書 所有者・所在地・評価額 課税標準額・税額 台帳の証明 家屋を取り壊した証明 市備え付けの公図(1 月 1 日時点) である証明 租税特別措置法第 72・73・74 条に該当す 住宅用家屋証明 ※ る家屋の証明 ※ 申請書のほかに、提出書類があります。詳しくはお問い合わせください。 公図の写しと証明 上記の証明は、市役所資産税課で発行しています。 (家屋の登録証明書のみ連絡所でも発行可) 証明発行に必要なものは、 所有者本人、同世帯の家族…顔写真付きの身分証明書 代 理 人…顔写真付きの身分証明書、委任状 相続人の方は、関係のわかるもの(戸籍謄本等)もお持ち下さい。 証明の種類 市民税・県民税証明書 法人事業所在証明書 納税証明書 納税証明書(車検用) 記載事項 前年度の所得に基づいて翌年度に課税され る市民税・県民税の課税内容 法人の名称・所在地等 納税額又は未納額の証明 軽自動車継続車検用証明 備考 所得証明・課税 証明ともいう 身分証等必要無 については、市役所資産税課又は各連絡所等でも発行しています。 29 Q&A 年の途中で土地や家を売った場合の固定資産税は? Q 平成 26 年 12 月に土地を売り、平成 27 年 2 月に所有権移転登 記を済ませましたが、5 月に平成 27 年度の納税通知書が送られてき ました。土地の所有権はすでに買主に移転しているので、私には納税 の義務はないのではないですか? A 平成 27 年度の固定資産税は、あなたに対して課税されます。土地 に対する課税は、毎年 1 月 1 日(賦課期日)現在、登記簿に所有者と して登記されている方を納税義務者とすることになっています。 したがって、平成 27 年 1 月 1 日現在の登記簿には、あなたの名義で 登記されていますので、すでに売却済みの土地であっても、納税義務 者はあなたになります。なお、平成 28 年度の固定資産税からは、あな たから土地を購入した方に課税されます。 固定資産の名義を変えるには? Q 固定資産の名義を変えたいのですが、どのような手続きをすれば よいでしょうか? A 固定資産の名義を変えたい場合は、法務局(登記所)で所有権移 転登記等の手続きをとっていただくことになります。この場合、法務 局から市役所に通知がきますので、特に市役所への連絡は必要ありま せん。ただし、登記されていない家屋は、法務局では手続きができま せんので、直接市役所資産税課へご連絡ください。 30 住宅を取り壊して駐車場にした場合の固定資産税は? Q 平成 26 年 8 月に私の所有する土地(120 ㎡)に建っていた古 い一戸建ての住宅を取り壊し、同年 12 月に駐車場にしたところ、平 成 27 年度は固定資産税が高くなりました。なぜですか? A 住宅用地には、固定資産税・都市計画税が軽減される特例が設け られています。この特例を受けるためには 1 月 1 日現在、所有する土 地を住宅の敷地として利用していることが必要です。 平成 26 年は住宅の敷地として利用していたので、住宅用地の課税標 準の特例が適用されていましたが、住宅を取り壊したことによって、 平成 27 年度からは住宅用地の特例の適用がなくなり、税額が上がった のです。 また、住宅を取り壊したことにより、平成 27 年度は家屋の固定資産 税はかかっていません。住宅にかかっていた税額よりも、住宅用地の 特例を受けられなくなったことによる税額の上昇分が多かったことか ら、固定資産税が高くなりました。 家屋の固定資産税が急に高くなったのですが? Q 私は平成 23 年 10 月に住宅を新築しましたが、平成 27 年度分 の固定資産税が急に高くなりました。なぜですか? A 新築の住宅は、3 年間の固定資産税の減額の制度があります。一 定の要件にあたるときは、新たに課税されることになった年度から 3 年度分に限り、固定資産税が 2 分の 1 に減額されます。3 階建以上の 中高層耐火住宅については 5 年度分に限り同様の減額措置があります。 あなたの場合には、平成 24・25・26 年度分について減額されていた のですが、減額期間が終了したため、本来の税額になりました。 31 区分所有家屋の固定資産税は? Q 私は分譲マンションを購入しましたが、登記簿上の床面積と課税 されている床面積が異なるのはなぜでしょうか? A マンションなどの区分所有家屋の登記簿上の床面積は、専有床面 積です。廊下や階段・エレベーター室・ポンプ室などの共用部分が含 まれていません。 しかし、課税床面積は、専有床面積と、共用部分を各戸の専有床面 積の割合であん分した床面積とを合計したものとなっていますので、 登記簿上の床面積と異なることになります。 32 固定資産税に関するお問い合わせ ●土地に関すること 046-260-5236 ●家屋に関すること 046-260-5237 ●償却資産に関すること 046-260-5238 ●証明書に関すること 046-260-5236 大和市ホームページ http://www.city.yamato.lg.jp/index.html 大和市へのお問い合わせ 〒242-8601 大和市下鶴間一丁目 1 番 1 号 電話番号 046-263-1111(代表)