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638KB - 和歌山工業高等専門学校
3.知能機械工学科 Department of Intelligent Mechanical Engineering 必要とされる技術・機械工学 機械工学の専門基礎知識はさまざまな産業の分野で必要 とされています。現製品の設計や製造のみならず、新製 品や生産技術の開発を担うとともにさらにはロボットやシ ミュレーション技術にも通暁した機械技術者が求められて います。 「ものづくり」を原点に 本校の知能機械工学科では「ものづくり」を原点に置 き、5年間の一貫教育を行う利点を生かして、効率よく一 CADを用いた設計製図 自分で設計した部品をコンピュータで製図します。 般教養科目と機械工学の幅広い分野の専門科目を組合わせ ています。これにより、工学の基本的な理論体系の知識を 修得するとともに、機械技術の急速な進歩に対処していま す。 機械エンジニアを育成するカリキュラム 低学年から機械製図、工作実習を行い、機械工学への興 味を喚起すると同時に、高学年ではロボット創作実習や工 学実験に学生自らが計画する自主実験を取入れ、実践的か つ総合的な視野を持つ機械エンジニアを育てることを心掛 けています。 工作実習 工作機械を用いたものづくりを学びます。 さらに、カリキュラムを力学・材料系、熱・流体系、設 計・工作系、情報・制御系の4分野に編成し、加えて工学 実験、学外実習、卒業研究、工業外国語等を総合科目と位 置付けて、これらから最新技術の習得を可能とし、独創性 あふれた創造的能力をもった機械エンジニアを育成するこ とを意図しています。 設計・製作の理念と社会 機械工学では、所定の機能を満たし、安全が保証でき、 実現可能性が確認できるものを設計し、さらに、その考え を他者に伝える手法を学びます。もちろん、社会にとって 害をなすものではなく、有益なものであることが前提とな ロボット創作実習 自分たちで設計・製作したロボットを用いて競技会を行う。 ります。 卒業生プロフィール 山上 遼子 フジテック㈱(機械工学科2012年卒) 幼い頃から機械やものづくりに興味があり、高専の機械工学科を卒業後はエレベー タ・エスカレータ会社に就職しました。配属は保守で、日々エレベータ・エスカレー タのメンテナンスを中心にいろいろな作業を行っています。普段見ることができない ものだけに新鮮でしたが、機械的な構造や仕組みを理解する上では高専で教わった内 容や、それらを組み合わせると理解できることが多くありました。しかし機械的な部 分のほかに電気的な部分も必要なのですが、高専時代に電気関係が苦手だったため、 現在、仕事の電気的な部分において苦労しています。 まだまだ学ぶことが多くありますが、今までに学んだことや経験を生かして仕事に 打ち込んでいきます。 6 和歌山高専が求める学生像 ・自らの考えを文書や口頭で説明し、理解さ せることができる学生。 ・科学技術に興味を持ち、充実した高専生活 を送りたい学生。 知能機械工学科が求める学生像 ・機械はもちろん、コンピュータにも関心が あり、自己を高めたいと考えている学生。 ・将来、機械工学の知識を活かした仕事に就 きたいと考えている学生。 自主実験の発表会 自動制御・電子制御 メカトロニクス エネルギー工学 流体工学・熱工学 工業英語 機械工学実験 専門科目の理解を深めるため、 種々の実験を行います。 卒業研究発表会 1年間の研究成果を発表します。 7 知能機械工学科 教員 職 名 教 授 博 士 (工 学) 博 士 (工 学) 専門科目教育課程 氏 名 樫原 恵藏* KASHIHARA Keizo 北澤 雅之* KITAZAWA Masayuki 佐野 和男* SANO Kazuo 博 士 (工 学) 博 士 (工 学) 工学博士 准 教 授 福田 匡* FUKUDA Tadashi 溝川 辰巳* MIZOGAWA Tatsumi 博 士 (理 学) AOYAMA Yoshio 博 士 (工 学) SANDO Atsushi 博 士 (工 学) 博 士 (理 学) 工学修士 助 教 西本 圭吾* NISHIMOTO Keigo 博 士 (工 学) 青山 歓生* 山東 篤* 津田 尚明* TSUDA Naoaki 濵田 俊彦* HAMADA Toshihiko 三原 由雅 MIHARA Yoshimasa 早坂 良* HAYASAKA Ryo 担 当 科 目 授業科目 材料学、機械設計製図、材料強度学、 機械工学実験、材料科学* 必修科目 村山 暢* MURAYAMA Toru 3年 4年 5年 2 2 4 4 工業外国語 1 工業力学 2 工作実習、ロボット創作実習、電子制御、 メカトロニクス設計 、情報工学、機械工学実験、 計測制御工学*、生産工学* 振動工学 1 材料力学 4 2 2 機械設計製図、機械工作法、工作実習、 ロボット創作実習、機械工学実験、 機械工学概論、精密加工学* 材料学 3 2 1 熱力学 1 1 工業熱力学 2 水力学 1 流体力学 2 機構学 2 機械概論 1 機械設計法 3 機械システム工学 2 機械設計製図 8 2 工業力学、振動工学、材料力学、 工作実習、機械工学実験、数値計算・解析法* コンピュータ入門 2 2 情報処理 3 情報処理、工作実習、自動制御、 ロボット創作実習、情報工学、 機械工学実験、ロボット工学* 機械工作法 3 機構学、機械概論、機械設計法、 機械システム工学、機械設計製図、工作実習、 ロボット創作実習、生産工学* 熱力学、工業熱力学、機械概論、 エネルギー工学、機械工学実験、 熱流体工学* 応用物理、電子制御、機械工学実験、物理、 量子力学* 物理、応用物理、 情報理論* メカトロニクス設計 池田 邦明 機械システム工学 元・和歌山高専 博士(工学) 坂田 光雄 応用数学、流体工学 元・日立金属㈱ 佐々木俊明 環境 ・ 福祉工学、デザイン工学 機械工学実験 卒業研究 小 計 西畑 秀夫 工業外国語、工作機械、 生産工学概論 元・和歌山高専 工学博士 藤原 昭文 材料力学、材料力学特論 1 2 1 2 2 1 2 2 2 2 2 3 1 1.5 2 1 2 2 2 4.5 3 1.5 24 18 8.5 79 8.5 7 11 19 単位数 1 年 2年 3年 4年 5年 材料力学特論 1 材料強度学 2 2 エネルギー工学 2 2 流体工学 2 工作機械 1 生産工学概論 2 計測工学 1 1 環境 ・ 福祉工学 2 2 デザイン工学 2 情報工学 2 企業実践講座 1 学外実習 HNS INC. CEO Ph. D. 2 2 2 機械設計法、機械設計製図、工作実習、 ロボット創作実習、機械工学実験 担 当 科 目 2 1 1.5 5 氏 名 1 6.5 2 機械概論、情報処理、工作実習、 計測工学、機械工学実験 1 1.5 自動制御 2 2 ロボット創作実習 電子制御Ⅰ , Ⅱ , Ⅲ 応用数学、水力学、流体力学、機械概論、 コンピュータ入門、機械工学実験 2 工作実習 数学、 数理工学* 非常勤講師 元・㈱ノーリツ 2年 応用物理 (一般科目担当教員2名を含む) 所 属 単位数 1年 応用数学 選択科目 博 士 (工 学) 平成18年度以降入学 小 計 1 2 1 2 2 2 1 1 1 19 19 開設単位数 98 7 11 19 61 修得単位数 82 以上 7 11 19 注 一般科目合計 ㈳近畿化学協会 田村 敏雄 * 開設単位数 99 26 25 17 修得単位数 75以上 26 25 17 14 17 注 技術者倫理 * 総 計 * は専攻科担当教員(専攻科科目) 開設単位数 197 33 36 36 92 修得単位数 167以上 33 36 36 62以上 注 一般科目75単位以上、専門科目82単位以上、かつ合計167単 位以上修得すること。 (専門科目の選択科目のうち3単位は必須。一般科目又は専門科 目の選択科目のうち10単位以上(167−(75+82))は自由に選 択可能。) 8