1225KB - 和歌山工業高等専門学校

３．知能機械工学科 Department of Intelligent Mechanical Engineering
機械工学と情報制御工学の融合
機械工学の基礎知識はさまざまな産業の分野で必要とさ
れています。現製品の設計や製造のみならず、新製品や
生産技術の開発を担うとともに、さらにはロボットやシ
ミュレーション技術にも通暁した機械技術者が求められて
います。
「ものづくり」を原点に
本校の知能機械工学科では「ものづくり」を原点に置
き、５年間の一貫教育を行う利点を生かして、効率よく一
CADを用いた設計製図
自分で設計した部品をコンピュータで製図します。
般教養科目と機械工学の幅広い分野の専門科目を組合わせ
ています。これにより、工学の基本的な理論体系の知識を
修得するとともに、機械技術の急速な進歩に対処していま
す。
情報制御に強い機械エンジニアを育成するカリキュラム
低学年から機械製図、工作実習を行い、機械工学への興
味を喚起すると同時に、高学年では、情報制御系の科目を
充実させ、ロボット創作実習や工学実験に学生自らが計画
する自主実験を取入れ、総合的な視野を持つ情報制御に強
い機械エンジニアを育てることを心掛けています。
工作実習
工作機械を用いたものづくりを学びます。
カリキュラムを力学・材料系、熱・流体系、設計・工作
系、情報・制御系の４分野に編成し、加えて工学実験、
学外実習、卒業研究、工業外国語等を総合科目と位置付け
て、これらから最新技術の習得を可能とし、独創性あふれ
たエンジニアを育成することを意図しています。
設計・製作の理念と社会
機械工学では、所定の機能を満たし、安全が保証でき、
実現可能性が確認できるものを設計し、製作します。も
ちろん、製作したものが社会および地球環境にとって害を
なすものではなく、有益なものであることが前提となりま
す。
ロボット創作実習
自分たちで設計・製作したロボットで競技会を行います。
卒業生プロフィール
7
和歌山高専が求める学生像
・自らの考えを文書や口頭で説明し、理解さ
せることができる学生。
・科学技術に興味を持ち、充実した高専生活
を送りたい学生。
知能機械工学科が求める学生像
・機械はもちろん、コンピュータにも関心が
あり、自己を高めたいと考えている学生。
・将来、機械工学の知識を活かした仕事に就
きたいと考えている学生。
機械工学実験
（力学材料系）
金属材料の物性を測定します。
自動制御・電子制御
メカトロニクス
エネルギー工学
流体工学・熱工学
工業英語
機械工学実験
（情報制御系）
コンピュータによる機械制御を行います。
卒業研究発表会
1年間の卒業研究の成果を発表します。
8
知能機械工学科 教員
職 名
教 授
博 士
（工 学）
KITAZAWA Masayuki
KASHIHARA Keizo
博 士
（工 学）
NISHIMOTO Keigo
博 士
（理 学）
AOYAMA Yoshio
博 士
（工 学）
樫原 恵藏*
西本 圭吾*
青山 歓生*
溝川 辰巳*
MIZOGAWA Tatsumi
大村 高弘*
OHMURA Takahiro
博 士
（工 学）
KOGANEYA Keizo
博 士
（工 学）
SANDO Atsushi
博 士
（工 学）
TSUDA Naoaki
博 士
（理 学）
博 士
（工 学）
工学修士
助 教
北澤 雅之*
博 士
（工 学）
工学博士
准 教 授
知能機械工学科 専門科目教育課程
氏 名
博 士
（工 学）
古金谷 圭三*
山東 篤*
津田 尚明*
濵田 俊彦*
HAMADA Toshihiko
早坂 良*
HAYASAKA Ryo
三原 由雅
MIHARA Yoshimasa
村山 暢*
MURAYAMA Toru
担 当 科 目
授業科目
機構学、機械設計法、機械システム工学、
機械設計製図､工作実習、
ロボット創作実習、電子制御
材料学、機械概論、機械設計製図、
材料強度学、機械工学実験、
材料科学*
機械工作法、機械設計製図、工作実習、
ロボット創作実習、機械工学実験、
機械工学概論、精密加工学*
物理、応用物理、
情報理論*
応用物理、機械工学実験、物理、
量子力学*
熱力学、工業熱力学、機械工学実験
メカトロニクス設計、電子制御、
機械工学実験、
計測制御工学*、生産工学*
単位数 1年
2年
3年
工業外国語
1
工業力学
2
振動工学
1
材料力学
4
2
2
材料学
3
2
1
熱力学
1
1
工業熱力学
2
水力学
1
流体力学
2
機構学
2
機械概論
1
機械設計法
3
機械システム工学
2
機械工作法
3
2
1
1
2
1
2
2
1
2
1
2
2
2
3
1.5
工作実習、ロボット創作実習、自動制御、
情報処理、情報工学、機械工学実験、
ロボット工学*
ロボット創作実習
1.5
1.5
電子制御Ⅰ , Ⅱ , Ⅲ
5
2
自動制御
2
数学、応用数学、
数理工学*
コンピュータ入門
2
情報処理
3
応用数学、水力学、流体力学、機械概論、
コンピュータ入門、流体工学、機械工学実験
メカトロニクス設計
2
担 当 科 目
元・和歌山高専
博士（工学）
坂田 光雄
応用数学
元・日立金属㈱
佐々木俊明 *
環境 ･ 福祉工学 、デザイン工学、
生産工学 *
HNS INC. CEO
Ph. D.
西畑 秀夫
工業外国語、工作機械、
生産工学概論
卒業研究
小 計
選択科目
福田 匡 *
エネルギー工学、
熱流体工学 *
元・和歌山高専
工学博士
藤原 昭文
材料力学特論
2
2
1
2
2
1
2
2
4.5
3
1.5
24
18
8.5
79
8.5
7
11
19
単位数 1 年 ２年 ３年 ４年 ５年
材料力学特論
1
1
材料強度学
2
2
エネルギー工学
2
2
流体工学
2
工作機械
1
生産工学概論
2
計測工学
1
情報工学
2
環境 ･ 福祉工学
2
デザイン工学
2
企業実践講座
1
学外実習
元・和歌山高専
博士（工学）
1
2
2
2
機械工学実験
2
2
8
氏 名
2
4
6.5
非常勤講師
2
4
工作実習
工業力学、機械概論、工作実習、
コンピュータ入門、情報処理、計測工学、
情報工学、機械工学実験
5年
応用物理
機械設計製図
機械概論、機械設計法、機械設計製図、
工作実習、ロボット創作実習、機械工学実験
4年
応用数学
振動工学、材料力学、工作実習、
機械工学実験、
数値計算・解析法*
（一般科目担当教員２名を含む）
所 属
必修科目
小 計
2
1
2
1
2
2
2
1
1
1
19
19
開設単位数
98
7
11
19
61
修得単位数
82 以上
7
11
19
注
一般科目合計
㈳近畿化学協会
田村 敏雄 *
開設単位数
99
26
25
17
修得単位数
75以上
26
25
17
14
17
注
技術者倫理 *
総 計
* は専攻科担当教員（専攻科科目）
開設単位数
197
33
36
36
92
修得単位数
167以上
33
36
36
62以上
注 一般科目75単位以上、専門科目82単位以上、かつ合計167単
位以上修得すること。
（専門科目の選択科目のうち３単位は必須。一般科目又は専門科
目の選択科目のうち10単位以上（167−（75＋82））は自由に選
択可能。）
9