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海外船舶規格の概要

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海外船舶規格の概要
海外船舶規格の概要
■海外船舶規格の概要
国名
規格略称
およびマーク
規格名称
概 要
イギリス
LR
Lloyd’
s Register of Shipping
(ロイド船級協会)
・ロンドンに本部を置く,ロイド船級協会の規格で船舶用規格として伝統があります。
・UMS(無人化船)に使用される強制機器に対しては,環境試験を中心に認定制度が実施されており,認定品はロ
イド協会より毎年発行される認定品リストに掲載されます。
フランス
BV
Bureau Veritas
(フランスビューロベリタス船級協
会)
・LR 規格と同様に遮断器類の認定制度に加えて制御機器に関しても認定制度が採用され,無人化船(AUT)に使
用されるフランスの船舶規格制御機器は BV の認定を取得したものを使用する必要があります。
ドイツ
GL
Germanischer Lloyed
(ドイツ・ロイド船級協会)
・ドイツ・ハンブルクに本部を置く,船級協会の規格で,英国ロイドとは関係はありません。2通りの認定方式が
あり,無条件合格の場合には左下のマークを,条件つき合格の場合には左上のマークの表示が認可されます。
韓国
KR
Korean Register of Shipment
(韓国船級協会)
・韓国・ソウルに本部を置く船級協会で, 鋼船構造及び船級に関する規格を発行しています。
ロシア
RS
Russian Maritime
Register of Shipping
(ロシア船級協会)
・1913年に設立された河川水運の協会が前身です。
■国内規格および国内船舶規格の概要
分類
規格略称
一般
JIS
規格名称
日本工業規格
(Japanese Industrial Standards)
・工業標準化法に基づき制定される日本の国家規格です。同法によって設置された日本工業標準調査会の審議を経
て主務大臣によって制定され,日本規格協会より発行されています。JIS は,食品・農林分野を除く工業製品の開発,
生産,流通,使用を対象に制定されております。
JEC
電気学会電気規格調査会標準規格
〔Japanese Electrotechnical Commitee〕
・JIS は法律に基づく国家規格ですが,JEC は(社)電気学会で作っている団体規格です。この規格は 1910 年から手がけら
れており,JIS が数多く制定されるようになってからは,JEC が JIS 原案として採用され JIS になっています。したがって,
数は少なくなっていますが,強電関係の標準規格の調査判定に主力を置き,我国でも権威ある中立の民間規格の代表的なも
のです。
JEM
日本電機工業会規格
〔Standard of The Japan Electrical
Manufactures Association〕
・JEM は,
(社)日本電機工業会の技術委員会で審議される団体規格で,JEC と共に伝統があり,主として電機機
械器具関係の標準化を進めてきました。JEM は電気機械器具の JIS の元になっており JIS が制定された時点で
は JEM は廃止され,できるだけ JIS と JEM が重複しないように配慮されています。
電気用品安全法
概 要
・電気の専門知識がない一般家庭の人達にも危険がなく,安心して使用できるよう使用者に代って政府指定試験機関が電気
用品安全法に基づき性能,品質を検査し,これに合格したものに証明として形式承認番号( 記号)が与えられます。
・電気用品安全法に定められた特定電気用品(112 品目)以外の電気用品(340 品目)に表示が義務付けられているマーク。
船舶
海
外
規
格
認
証
取
得
機
器
24
24-4
NECA
日本電気制御機器工業会規格
・電気制御機器の標準化を目指して各品種ごとに設けられた技術委員会分科会がそれぞれの規格化を進め,さらに
これらの個別規格相互の関連について標準分科会にて制御機器規格の思想統一を図っています。
NK
日本海事協会鋼船規格
・ヒューズ,遮断器,防爆形電気機器,電磁接触器および 600V 以下のケーブルについて形式試験をして認定するよう規定
されています。
材料,製造法および社内検査基準を含む製造工程全体の品質管理の実情を調査し,適当と認められた場合は認定試験を受
けます。この試験に合格すれば,同種同形の製品は認定品として認定番号を表示することができます。有効期限は 4 年。
機関室の無人化のため,これらに使用される制御機器に対し,環境試験を中心とした認定制度が近々採用されると思われ
ます。
JMS
日本船舶標準協会規格
・無人化船に使用する機器の環境試験の基準を定めています。
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