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15. 肝疾患治療薬確認試験

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15. 肝疾患治療薬確認試験
肝疾患治療薬確認試験
氏名
1,次の文章の正誤を○、×で答えよ
(
)肝疾患は決め手となる薬剤が少なく、長年にわたり根気よく治療を行わなければならない。
(
)肝疾患の治療においては食事療法や生活指導が重要となる。
(
)肝機能障害を起こす薬剤としてアスピリンやフロセミドが代表的である。
(
)肝疾患における漢方薬治療は組織改善能が高く効果がよい。
(
)肝疾患治療において漢方薬は抗アレルギー作用、抗炎症作用、インターフェロン誘起作用な
どにより効果を示す。
(
)小柴胡湯は体力が無く気分的に弱っている人に向いている。
(
)茵チン蒿湯は急性肝炎の黄疸やアルコール性の肝障害に用いられる。
(
)五苓散は利尿的な物で、浮腫、腹水、尿が減ってきたような状態、下痢などに用いる。
(
)インターフェロンと小柴胡湯の併用では横紋筋融解症が発症する可能性が高い。
(
)血液を多く扱うナースのような仕事の場合、HBs抗原、抗体が陰性であれば HB ワクチン
の接種を検討する。
(
)HB ワクチン接種後、一度抗体が陽性になっても、陰性化する場合がある。
(
)出産時に妊婦が HBs抗原陽性で HBe 抗原陽性であり、かつ新生児が HBe 抗原陽性である
場合のみ HB ワクチンの接種が認められている。
(
)針刺し事故の場合、抗 HB グロブリンも予防に用いる。
(
)インターフェロンは薬価が非常に高く、保険上の適応の条件も厳しい。
(
)ウイルス性肝炎の治療にステロイド薬を 40mg より開始し1週間ごとに 10mg ずつ減量し
10mg になったら投与を中止する短期離脱療法がある。
(
)劇症肝炎では脳浮腫、出血、腎機能障害、感染症などの合併症が見られ死亡率が高い。
(
)肝硬変では食事でタンパク質を多くとったり食後の適度な運動が進行を抑えるために有効で
ある。
(
)肝硬変では肝臓に血液の流入が困難になり大動脈瘤を形成し破裂する危険性が高くなる。
(
)薬剤性の肝障害の場合、原因となる薬剤を中止すれば大部分は症状が回復する。
(
)アルコール性脂肪肝も通常の脂肪肝同様に肝硬変に移行することはない。
2,次の疾患のうち肝疾患または肝機能異常を示す疾患を番号より5つ選べ
(
)、(
)、(
)、(
)、(
)
①
ベーチェット病
②
ウイルソン病
③
日本住血吸虫症
④
クッシング症候群
⑤
ヘモクロマトーシス
⑥
ネフローゼ症候群
⑦
シェーグレン症候群
⑧
エリテマトーデス
⑨
ポルフィリン症
⑩ アミロイドーシス
3,ウイルス性肝炎について正しい記述を選べ
A型
(
)
B型
(
)
C型
(
)
D型
(
)
E型
(
)
① インド、ネパールで多く、食物や飲料水が原因。あまり研究が進んでいない。
② 他に比べ感染力が弱いが慢性化しやすい。肝硬変、肝癌へ進行する可能性が高い。
③
B タイプのウイルスに寄生して感染する。単独では発生しない。血液を介する。
④ 井戸水、貝類、とくにカキの生食が原因。潜伏期は1ヶ月。
⑤
世界で2億人以上のキャリアが存在する。キャリアの大多数は症状が出ない。劇症化が問題
4、次の治療法のうち劇症肝炎の治療に適さない物を4つ選べ
(
)、(
)、(
①
肝移植
④
放射線療法
⑦
ホルモン療法
)、(
②
)
グルカゴン-インスリン療法
⑤
免疫抑制療法
⑧
人工肝臓
⑥
⑨
③
下剤
血漿交換療法
漢方療法
5,次の薬剤の説明として正しい物を選べ。
インターフェロン
(
)
ゼフィックス
(
)
アミノレバン、リーバクト(
)
タチオン、グルタチオン(
)
ラクツロース
)
(
グリチロン、強力ミノファーゲンシー(
)
① 慢性肝疾患の肝機能改善に用いられる。抗アレルギー作用を持ち肝機能を改善する。甘草が
主成分である。経口薬は注射薬より効果が弱い。
② 高アンモニア血症に伴う精神症状の改善に用いられる。疑似2糖類により腸内でアンモニア
を作る菌の発育を抑制すると同時に腸管内のアンモニア吸収を抑制する。
③ 慢性肝疾患の肝機能改善に用いられる。解毒作用も持ち、肝臓の酵素活性を高める。アナフ
ィラキシー様症状に注意が必要である。
④ B型慢性肝炎患者に用いられる。DNA に取り込まれて抗ウイルス作用を発現する。勝手に服
用を中止するとウイルスが増殖し病態を悪化させるので注意が必要である。
⑤ 分枝鎖アミノ酸の投与により肝性昏睡時に見られる芳香散アミノ酸とのアンバランスを改善
することにより意識障害を改善する。味が悪いので、冷やしたりフレーバーを加える。
⑥ α型、β型、γ型がありα、βは抗ウイルス作用が強く、γは免疫調節作用が優れている。
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