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(平成26年3月発行)【PDF:4.2MB】

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(平成26年3月発行)【PDF:4.2MB】
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N
14
2014 Spring
革新する技術、創造する未来∼夢へ翔る熊本高専∼
特集
Special Topic
NO.
「卒業に向けて」
CONTENTS
01 巻頭のことば
03 特集
卒業に向けて
09 進路速報
13 退任教職員からのメッセージ
15 学生たちから
17 キャンパスだより
20 保健室だより
21 News & Topics
表紙:平成24年度祝賀会
巻 頭 の こ と ば
る・・・など、自分に合ったやり方で、
本 を 読 む、 新 聞 を 読 む、 映 画 を 見
な 場 面 で 役 に 立 つ こ と と 思 い ま す。
られた知識は、長い人生のいろいろ
れ相互に関連しているからです。得
心が広がっていくはずです。それぞ
軟に切り替えて、新しいことに挑戦
なりません。学生時代の考え方を柔
処するか、自分の頭で考えなければ
す。そのような場合にどのように対
解そのものがない場合も出てきま
また正解も1つではない場合や、正
し な け れ ば い け な く な っ て き ま す。
卒業生・修了生にむけて
手薄な部分を補強することを、強く
してください。誰も気が付かなかっ
校長 長谷川 勉
高専の教育課程は、実践的・創造
的な技術者を養成することを目的と
勧めます。
ことと思います。皆さんの人生はま
し、専門能力を高めることができた
この2年間にさらに深い知識を獲得
し ょ う。 専 攻 科 を 修 了 す る 人 達 は、
長できたことを実感していることで
5年前の入学時の自分自身と比べ
て、肉体的にも精神的にも大きく成
を表します。
高専の課程を修了した皆さんに敬意
苦しいこともあったかと思います
が、
くじけることなく初心を貫いて、
卒業する皆さん、おめでとうござ
います。
めて、自分のペースで学べばよいの
りません。自分の好きな分野から始
嫌いになったりすることは珍しくあ
試 験 が 終 わ れ ば 忘 れ て し ま っ た り、
ん。試験のために強制されたものは、
試という差し迫った期限もありませ
に義務として学ぶ必要はないし、入
験勉強ではないので、全分野を同時
することにもつながってきます。受
に関わってきますし、人生を豊かに
間としての厚みや深みといったもの
手薄です。これらを学ぶことは、人
一般教養といわれる科目分野はやや
古典や現代文学、外国語や芸術など、
政 治 経 済 な ど の 現 代 社 会 の 仕 組 み、
しなければいけません。歴史や地理、
学んでいないものもあることは自覚
代の大学生と比べたとき、高専では
自信を持ってください。一方、同世
についています。その点では大いに
それを解くことができれば合格でし
高専も含め学校では、ほとんどの
問題は与えられるものあり、そして
す。
ての深みが問われることになりま
です。教養に裏打ちされた人間とし
語で説明できることは最低限の資質
る関心をもつことや、自文化を外国
ことが欠かせません。異文化に対す
達との永続的なネットワークを持つ
バルに活躍するためには、外国の人
合いで終わってしまいます。グロー
なければ、仕事だけの最低限の付き
きても、それ以外の話すべき内容が
す。また、専門分野について話がで
初の挨拶だけでおわってしまいま
野での話すべき内容がなければ、最
け持っているかが重要です。専門分
ツールです。話すべき内容をどれだ
これからの技術者は、英語は不可
欠です。ただし、英語はあくまでも
開けてくるものです。
いかを考えてください。きっと道は
く、より良くなるにはどうすればよ
も、ネガティブに落ち込むのではな
です。うまくいかないことがあって
をポジティブに振り返ることも重要
第一に必要となります。また、自分
なかで、相手の立場を想像する力が
きるためには、人と人との関わりの
付ける必要があります。よりよく生
自 立 し た 社 会 人 に な る た め に は、
これからも多くのことを学び、身に
しょう。
とに続く人がやってくれることで
直接解決できなかったとしても、あ
た問題を発見できたら、それだけで
して作られています。5年間の学習
で専門分野の基礎から実践まで、若
さ に こ れ か ら で す。 若 い の だ か ら、
だから、皆さんは恵まれているとい
た。正解がある問題を扱ってきまし
す。健闘を祈ります。
皆さんが、それぞれの道で力強く
生きてくれることが教職員の願いで
も創造的なことといえます。たとえ
失敗をおそれず、がむしゃらに前に
えるでしょう。1つの分野の面白さ
た。社会にでると、問題は自ら発見
い技術者として活躍できる実力は身
進んでほしいと思います。
が分かれば、自然に他の分野にも関
01
2014.SPRING no.14
2014.SPRING
卒業生・修了生にむけて
さて、成人という人生の節目を高
専で過ごされた皆さんは、これから
就職・進学とそれぞれの道を歩んで
行かれると思います。
かつてない超高齢社会と少子化の
時代に入った日本。国としてのあり
方が国内外で問われています。そん
な日本が、今世界に誇れるものは何
かと考えたとき、私は「技術」では
今年は、縁あって成人式のお祝い
の 会 に 参 加 す る こ と が で き ま し た。
子どもの頃とは見違えるほど成長し
て大人になった姿を見て、感動しま
し た。 代 の 頃 の 彼 ら と 今 の 姿 は、
何が違うのかと考えてみました。そ
れは何かというと「感謝」の心を持
ち、それを言葉や行動で表せるよう
になったことでしょうか。無口でお
となしかった子が、大人と目を合わ
せて、誇らしげに仕事の話をしてい
る姿を見て、心が温かくなりました。
卒業生・修了生の皆様、ご卒業お
めでとうございます。
最後になりましたが、保護者の皆
様、後援会への温かいご協力ありが
とうございました。今後ともご指導
よろしくお願いいたします。
パナソニックを一代で築きあげた
松下幸之助氏は「失敗したところで
やめてしまうから失敗になる。成功
するところまで続ければ、それは成
功 に な る。」 と 言 う 言 葉 を 残 し て い
らっしゃいます。社会に出れば、た
くさんの失敗や挫折を味わうことで
しょう。しかしそれを成功へと変え
る力を皆さんは持っています。その
若いパワーを持ってぜひ、日本だけ
でなく世界へと羽ばたいてほしいと
思います。
仕事・研究は、一人ではできませ
ん。周囲の人への感謝の気持ちを忘
れずに、これからの長い人生、自分
の目標をしっかり持って前進して
いって下さい。
なくものづくりに携わる「人材」だ
と思います。
高専を卒業した学生達は「失敗か
ら学ぶことを知っている」とよく聞
きます。失敗を乗り越えたものこそ
が「ホンモノ」であること、失敗を
素直に認めることを学んできた高専
の学生達は、まさにこれからの日本
を支える原動力です。
八代キャンパス 後援会 会長 青濵 伊津子
変わらぬ原点とめぐり来る出発点へ、
いざ。 失敗を恐れず、
目標を持って前進
保護者の皆様には、長い間奨学後
援会の活動にご理解とご協力を賜
り、 誠 に あ り が と う ご ざ い ま し た。
至らぬところも多分にあったと存じ
ますが、これからもよりよい奨学後
援会を目指して参ります。
思い起せば変わらぬ原点と、幾度
も巡ってくる出発点の先に、皆さん
の希望に満ちた未来のあることをお
祈りしております。
怠惰であることこそ、唯一罰せら
れることであることを忘れずに。
どうか皆さん、このマインドあふ
れる人になってください。失敗を恐
れ ず に、 企 業 内 で も 日 常 生 活 で も、
何事にも果敢にチャレンジし続けて
ください。成功も失敗も、いつか様々
な形で等しく報われます。そしてそ
れは必ず、いつか来る再スタートの
時、自身を助ける活力のひとつにな
ります。
て経営に参加をしていますが、若き
社員に求めるものは、その技術より
もまず何事にも積極的に立ち向かう
「マインド」です。技術は経験によっ
ていくらでも向上しますが、積極性
や創造性のような人の内から沸いて
くる価値あるマインドだけは、会社
での教育で身に着けることが難しい
ものだからです。
熊本キャンパス 奨学後援会 会長 田上 安二
学生の皆様、保護者の皆様、ご卒
業おめでとうございます。
各地の中学校から集い、青春時代
を共に過ごす中で、様々なことを経
験し学ばれたことだと思います。こ
れから、熊本高専と、ここで志を等
しくする仲間と過ごした時間、それ
を毎日支えてくださった先生方や親
御さんの思いが、今後皆さんが国内
各地や世界中で技術者として活躍し
ていく原点としてあり続けることに
なるでしょう。
技術者として、社会人として、こ
れから幾度も挫折や失敗を経験して
い く こ と に な り ま す。 自 信 を な く
し、希望を見失うこともあるかも知
れません。ですが、そのたびに原点
を思い出し、再出発していけばよい
のです。人生において、原点はひと
つでも、再スタートの出発点はいく
つあってもいいのですから。
私自身小さなIT系の会社を持
ち、また関連会社の開発責任者とし
2014.SPRING no.14
02
10
特集「卒業に向けて」
卒業を迎えるにあたって
5年間で得たもの
情報通信工学科5年 岡田 亜依玲
電子工学科5年 山田 理園
卒業が目前に迫っている。4月から
高専という特殊な環境に5年間身
は社会人になる。社会へ出る事への
を置きました。
この5年間は私という
期待が、今、私の頭の中を駆け巡って
人間が確立していった5年間であり、
います。
しかし学生生活での心残り
大切な仲間を得た5年間でもありまし
が、一抹の不安となって影を落としま
た。
す。
というのも、私はこの5年間、学校
私が在籍する電子工学科5年の皆
の勉強と放送部以外に自分の幅を広
はとても明るく元気です。試験やクラ
げられるような活動や体験を殆どし
スマッチなどの様々な困難を乗り越
てこなかったからです。
もちろん、やりたいことは山のようにあ
える度にクラスが1つになっていくのがわかりました。バラバ
りましたが、私は要領が良くないので、何をするにも人より時
ラだった最初の頃が嘘のように、今はお互いを大切に思う存
間がかかってしまい、到底あれこれやる暇は残っていなかっ
在です。一緒にいるのが当たり前だと感じ、いつかそれぞれ
たからです。
こんな視野が狭いままの自分が、社会人として
別の道を歩んでいくことにこれまで気づけませんでした。卒業
ちゃんとやっていけるのだろうか。
これが今の不安の種なの
という言葉が身近に感じるようになる度、皆に対して寂しさや
です。
しかし私は、自分が少し柔軟になるだけで、周りの人の
感謝の気持ち、お互いの未来を祈る気持ちが溢れてきます。
理解や協力が得られて、結果ペースが遅い私でも人に迷惑を
不思議なことに、卒業=別れという気持ちにはなりません。卒
かけないで共同作業ができるということを、
この5年間の学
業後も自分の人生の中で何度も出会い、影響を与えてくれる
生生活で知りました。社会に出ても、自分が頑なにならず、人
だろうという確信があります。その時には学生時代のこと全て
の言葉に耳を傾ける謙虚さを忘れずに、広い視野で物事を見
が笑い話になるよう、自分の人生を豊かなものにしていきた
つめられる人間になりたいと思います。
いです。
5年間を振り返って
卒業を迎えるにあたって
電子制御工学科5年 松元 勇磨
情報工学科5年 八木 智徳
「卒業したくない……」卒業を間近
過ごしている間はひたすらに長
に控え、私は毎日そう呟いています。
かった5年間でしたが、残りの学生生
この年間、
とても楽しい日々でした。
活も少なくなってきた今、時の過ぎる
勉強、部活、課外活動、そして何より
早さを感じます。高専生活5年間を振
電波祭。
さらにそれらを通して様々な
り返ると、思い出すのは楽しかったこ
人達と出会うこともできました。
とばかり、
と言いたいとこですが、嫌
私は校外の人にこの学校を説明す
になることも少なからず……。情報工
る時「クラスに1人はいるよね。
って言
学科の学級委員を務めていたため、
われるような人を集めた学校。
」
と言います。先生方を含め、わ
避けては通れないことだったのかもしれません。
とにかく、苦
ざわざ集めているのでは?と疑いたくなるほど個性的な人々
痛でした。
「なぜこの役割が自分なのか」
「なぜこんなに自分
がこの学校にはたくさんいるのです。私の知らない世界を知
勝手な奴らばかりなのか」
と思うことが多々あり、正直クラス
る人、意味の分らない特殊技能を持った人、考え方がぶっ飛
の皆が嫌いになりました。そんな中にも、弱ったとき協力し助
んでいる人、むしろ全てがぶっ飛んでいる人。会う人会う人、
ど
けてくれる仲間がいたことはとても嬉しく、そんな仲間との出
こかしらが常軌を逸しており、私の視野や考え方はより広く柔
会いに感謝しました。協力の輪は次第に広がり、
クラスの皆の
軟になった(ならざるを得なかった)
と思います。そんな私の
おかげで私に課せられた仕事は無事に終えることができまし
充実した5年間を作ってくださったたくさんの方々に、心から
た。卒業を目前に今思うことは、電波高専に入学して本当に良
お礼を申し上げます。
ありがとうございました。
かったです。情報のみんな大好きです。そして、情報工学科で
過ごした日々は私の一生の宝物です。最後に、孫先生へ。
お世
話になりました。
ありがとう。
これからもよろしく。
2014.SPRING no.14
03
2014.SPRING
特集「卒業に向けて」
卒業生に贈る言葉
卒業生に贈る言葉
情報通信工学科5年担任 西山 英治
電子工学科5年担任 本木 実
卒業する皆さんにお祝いにかえて
卒業生の皆様、ご卒業おめでとう
ございます。
「自分で毎日つづける」
という言葉を
贈ります。私も怠け者ですし、皆さん
本クラスは、電子工学科最後のク
のことをとやかくいえた人物でもあり
ラスで非常に心に残るクラスとなりま
ません。誰かに強制してもらえば、教
した。時代は、
リーマンショックからの
えてもらえば、そんな人のために世の
流れおよび震災以後と、楽ではない
折、5年次から就職戦線や進学受験
中には、教育業者さんが存在します。
少しばかりでもお金を払えば、負のモ
に非常なエネルギーを持って闘いました。
チベーション(お金がもったいないのでしょうがなく)
で継続し
普段はあまり競争原理を良しとしない人の良い気質を持ち
たくなります。
そこでは、同志も優しい指導者もいて一週間に1
合わせ、3年より一緒になったクラスは非常に仲が良く、朗ら
~2回、優しく指導してくれます。
そういう業者さんに通うと何か
かなクラスでした。
「争う」のではなく
「競う」のだとクラスマッ
トレーニングできた気持ちになりますが、実はただ通っただけ
チでは大いに奮起し、幾つかの競技で優勝もしました。私も、
になることは確実です。
そして、通うのをやめたとたんそれまで
本クラスの担任を受持たせて頂き非常に嬉しく誇らしく思い
の蓄積は驚くほどあっさりと消えてしまいます。
ですから、
自分
ます。
の目標をきめて簡単なことから自分で継続する癖をつけてくだ
共生の時代にふさわしい感性を持ち、入学時より人の生き
さい。社会に貢献できること、体力を維持することなどがよいと
方や専門基礎を学び、
「やるというときはやる」
とエネルギー
おもいます。
3年続けることができたら自分が業者さんになれま
の出し方を学んだ皆さんが、今後も、旺盛な知的好奇心を開
す。
誰かを優しく指導してあげてください。
最後になりましたが、
花させ、社会に貢献し、大いにご活躍されることを期待してい
卒業生のみなさん親御さんおめでとうございます。
ます。私も頑張りますので、今後も皆さんも頑張ってください!
卒業生に贈る言葉
「水滴石穿」
(すいてきせきせん)
電子制御工学科5年担任 博多 哲也
情報5年担任 孫 寧平
電子制御工学科卒業生の皆さん、
情報工学科卒業生の皆さん、保護
この度は御卒業おめでとうございま
者の皆様、
ご卒業おめでとうございま
す。
す。
既設学科の最後の学年として3年
皆さんは熊本電波高専に入学し、
次から3年間連続で担任をさせてい
翌年高専の統合再編に伴い情報工
ただきました。3年を通して、皆さん
学科の最後の学生となりました。
が、授業のほか、学校行事や部活動,
今日円満に熊本高専を卒業する
海外研修旅行などを通して学年ごと
ことができて、本当にうれしく思いま
に人間的に成長していくこと、特に精神的にたくましくなって
す。楽しかったこと、悲しかったこと、いろいろな思い出を胸
いくことを感じておりました。
こうして卒業を迎えることができ
に、新しい世界へ羽ばたいてください。今は人生の新たな1
るのも保護者の皆様の日ごろからの温かいご支援によるもの
ページが開こうとします。わくわくする気持ちと不安があるか
です。
これから皆さんが社会で一人暮らしを始めるときに、保
もしれませんが、
「上向いて歩こう」
よ! 応援します!
護者の方の大きな庇護のもとにあったことを痛感することと
科学技術が日進月歩な今日は最新のものでもすぐに古く
思います。保護者の方への感謝を決して忘れないようにして
なってしまうため、我々技術者は直面する課題も段々に難し
ください。
くなります。4月から技術者に仲間入りする予定のみなさんに
勉学、友人、部活動など15歳から20歳の最も多感な時期を
「水滴石穿」
という中国の古いことわざを贈りたいと思いま
過ごした高専での経験は、今後の皆さんの人生の糧となって
す。わずかな水滴でも長く続けば固い石にも穴をあける、絶え
いるはずです。
この経験を忘れずに、それぞれの進路で活躍
間ない努力があれば事を成就できるとの諭えです。
自分の夢
されることを期待しています。
と目標を常にグレードアップすることも忘れませんように。
04
2014.SPRING no.14
「5年間を振り返って」
卒業を迎えるにあたり
機械電気工学科5年 澤田 晶一
情報電子工学科5年 農頭 一馬
卒業ということで、
これまでの長い
卒業を迎えるにあたって高専生活
ようで短かった5年間も遂に終わって
5年間を振り返り、高専に入学して本
しまいます。
この5年間を振り返って、
当に良かったと思っています。恵まれ
高専に入学して本当に良かったと思
た環境で専門的な知識を若いうちか
います。
ら学ぶことができるのは本校の大き
昔から自分は大体のことをまあ何
な特色です。加えて自由な校風の中
とかなるだろうという意識で取り組ん
で学生が主となる高専祭などの学生
できました。
ところが入学当初その意
行事に取り組むことで得られる達成
識で初テストに挑んだ結果、半期しかない科目で21点を取る
感は、普通高校では味わえないものだと思います。
という大ポカをやらかしてしまいました。
私は高専に入学し専門的な知識だけでなく、社会に出て
最終的には再試で持ち直しましたが、それまでの間は友
必要となるコミュニケーション力も身につけることができまし
人からも散々バカにされ留年するかもしれないという不安で
た。
いっぱいでした。そのためこの一件後、大切なことはきちんと
また、私はクラスメイトから多くのことを学びました。その中
やるように意識を改めました。そのおかげで少しは成長でき
でも特に、
クラスの番長である柴田さんからは“オシャレの基
て、無事に留年無しで卒業までこぎつける事ができました!
本”を、猿渡君からは“修羅場の怖さ”を、岩﨑君からは“突発的
このようにポンコツな自分が成長できたのも、高専の勉強
な欲に対する危険性”を学び、人間として大きく成長すること
の難しさなどの苦難との対面や茶化してくれる友人や面倒見
ができました。
(笑)
の良い先生方の存在があったからです。4月からは社会人に
最後に先生方をはじめとする高専生活でお世話になった
なるので、
この5年間の経験を胸にまた成長していきたいと思
方々、本当にありがとうございました。
います。
学生生活を振り返って
卒業を迎えるにあたって
土木建築工学科5年 前田 一成
生物工学科5年 上原 大知
早いもので、入学時から5年の月
5年間の高専生活を振り返って、私
日が流れた。私が高専を志望した理
は5Bの一員で本当によかったと思っ
由は、早期からの専門教育によって、
ている。先生や先輩方、
クラスの仲間
実践的技術者を育成していることで
たちから数々の刺激を受けてきたこ
あった。土木建築工学科学生として
とがその理由だ。
最後に入学した私の5年間の思い出
5Bのみんなは非常にまじめで、優
は、4年の工場見学旅行がとても楽し
しく温かい心の持ち主である。牛深
かったことである。
クラスみんな仲が
から来た双子の弟や、小川の珍獣に
良く、明るいクラスでともに学ぶことができて幸せであった。
ま
は助けてもらってばかりだ。
クラスのみんなに心より感謝申し
た、
クラスみんなの推薦により永年級長の職を頑張れたこと
上げ、44人並んで一緒に釣り糸を垂らしたい。先生や先輩方
もよい思い出であった。卒業研究では研究室の仲間とコンク
は優しく、普段の生活から研究に至るまで多大なアドバイスを
リートの打設や穴開け、爆破など数多くの実験に携わること
いただいた。何気ない会話のなかでも
「なるほどな」
と、私の
ができて苦労もあったが楽しかった。4月から地盤関係の仕
頭を刺激してくださる。
事を行う会社への就職が内定しており、就職試験で苦労した
大学生として新たなスタートを切るのは4月からだが、今か
ことも良い思い出であった。最後に、思い返してみれば、時間
らでも大学のある広島へ旅立ちたいと思っている。私には夢
が経つのはとても早いです。在校生の皆さん、一日一日悔い
があり、目標があり、
したいことを挙げろと言われれば、いくつ
がないように過ごして、学生生活を思いっきり楽しんでくださ
も頭に浮かんでくる。それほど私が希望を持てるのも、高専生
い。
活で受けた刺激のおかげである。在校生の皆さんにも、今この
高専に在学していることを幸せに思っていただきたい。そし
て、
それを後輩へと語り継いでいただきたい。
2014.SPRING no.14
05
2014.SPRING
特集「卒業に向けて」
卒業によせて
卒業によせて
機械電気工学科5年担任 毛利 存
長かった高専での5年間も終わり、
卒業を迎えることになったみなさん、
おめでとうございます。卒業後はすぐ
に社会に出る人、
もう少し勉強を続け
る人、様々です。未だ自信が無いとい
う人もいるようですが、実際になって
みれば何とかなるものですので、
そん
なに心配することはありません。社会
に貢献とか、
日本国のためとかではなく、
自分自身や将来出来
るであろう家族の生活のために仕事をしていけばよいでしょう。
また、人間の感じる時間の感覚は、次の1単位となる時間の
割合がこれまで生きてきた時間に比して年を取るごとに減少し
ていくので、年齢を重ねるほど反比例のグラフのように速く感
じるようになっていきます。
よって、若い時ほどこれから時間は
たくさんあるように見えて、実はそれほどでもなかったと後で感
じる人が多いようです。
そのため若い時期にいっぱい勉強して
いっぱい遊んでください。
縁があってみなさんにとって高専時代最後の担任となりまし
た。
これからのみなさんの健康をお祈りしつつ、贈る言葉とさせ
ていただきます。
新しい道へ羽ばたけ5C
情報電子工学科5年担任 白井 雄二
情報電子工学科の学生諸君、卒業
おめでとうございます。
君たちを送り出すと、情報電子工
学科も基本的にこれで最後と思うと
さみしい気持ちがいっぱい湧き出て
きます。私もこうやって4・5年の担任
で卒業生を送り出すことはこれで7回
目ですが、
これが最後かと思うと感慨
深いものとなります。
今年の進路指導は、例年にも増して苦戦しました。積極的
に行動する学生は、当然のことですが、それなりに決まってい
きましたが、のんびりしている学生はなかなか進路が決まりま
せんでした。何事にも目標を定めて、積極的に行動することが
大事ですね。進学では初めて熊本キャンパスの専攻科を希望
した複数の学生が出て、あちらでは推薦人数がオーバーして
推薦で不合格者が出ました。専門学校も含めた進学者は13名
と三分の一以上でした。
皆さんは、
これから新たな道を歩み始めるわけですが、国
際的にも広い視野を持ち、人間関係を大切にした付き合いの
できる社会人になるとともに、親、友人、先輩、後輩、先生方に
感謝の気持ちを持ち、絆を大切にしてください。
最後に、今年度のクラス訓でした
「ステップアップ」
をいつま
でも続けることを期待し、担任のことばとします。
(写真は40数年前の担任とクラスメイト)
「この良き日に」
土木建築工学科5年担任 浦野 登志雄
生物工学科5年担任 元木 純也
今年の5年生は、求人件数の増加
皆さん、卒業、修了おめでとうご
の影響により、就職・進学が順調で
ざいます。まさに成長著しい時期
あった。学生は昨年2月の学年末試
に、次第に大人になっていく姿を間
験終了後、土木建築工学科進路資料
近で見ることができ、そして、その
貴重な時間を共有できたことに、感
室へ足を運び、求人資料やインター
謝の気持ちと喜びで一杯です。
ネット等を活用して、企業研究が本
格的となり、4月に入ると試験が始ま
り、緊張している様子であった。 最近の求人状況を見ると、大手企業をはじめ多くの企業の
求人活動が年々早まっている。エントリー締切りが2月末、就
職試験が3月中旬という企業もあったため、担任として対応に
苦慮することがあった。新年度になって採用試験関係書類の
作成に追われる日々が続いた。特に推薦書の作成には苦労し
た。学生が日々もう少し努力していれば題材があるのだが。
し
かし、学生自身の努力により見事試験に合格して内定を勝ち
取ったのだから立派なものだと思う。卒業後は、学生生活では
許されていたことも、社会では通用しない現実が待っている。
挫折しないように強く生きて行って下さい。みんなの健闘を
祈ってるよ。
06
2014.SPRING no.14
旅立つ前に、お願いがありま
す。
まず、
これまでの人生を一度じっくり振り返ってみてください。
良いことも悪いことも、楽しいことも悲しいことも、嬉しいことも辛
いことも、そして、その時に関わった人たちのことも、思いつく限
りありったけ全てを心に思い浮かべてみてください。今更どう足
掻いても、やはり、
それが自分なんです。
これから己の思うに任せ
ぬことの方が多いかもしれません。
しかし、その都度必ず立ち止
まって、何度も納得行くまで自分を顧みて欲しいと思います。
これまで当然のように学校に通い、勉強し、御飯を食べ、友達
と遊び、そして健康でいられること。
この何気ない日常の営み
が、本当に当たり前のことなのでしょうか。その有り難さをよく
噛み締めてください。御家族をはじめ、今まで皆さんを支えてく
れた方々に素直な感謝の気持ちを伝えて欲しいと思います。
是
非、
この良き日に。
専攻科で得たもの
修了を迎えるにあたって
電子情報システム工学専攻2年 山下 翔平
生産システム工学専攻2年(情報) 松本 朋樹
専攻科において、最も重きを置か
「情熱がなければ、人は単なる潜
れることは、特別研究です。学校生
在力と可能性にすぎない」
これは19
活の半分以上を研究室で過ごし、先
世紀スイスの哲学者アミエルの言
生から知識を学んだり、仲間と議論
葉です。私はこの言葉を聞いたとき
したりして、日々の研究を行っていき
「じゃあ、その情熱はどうしたら燃や
ます。そのような特別研究を通して、
せるの?」
と思いました。新しいことや
私が得たものは、
「読む」、
「書く」、
「話
困難が目の前に現れたときやる気を
す」の3つの経験です。
無くす人もいると思います。それは自
まず、
「読む」経験とは、文献を読むことです。
自発的に書物
分に無いからだと思います。
自分の弱さを言い訳に逃げ腰に
を読み、新しい知識や発見を得ることは、勉学の基本である
なっているのかもしれません。そんな私だからこそ情熱を燃
と、改めて感じさせられました。
やすためにはまず自信を持つことが大切だと感じています。
次に、
「書く」経験とは、
レポートを書くことです。理論的な文
私の高専生活を振り返ると最初から目的や情熱を持って始め
章を書くのは非常に難しく、かなりの訓練が必要になると痛感
たことなどほとんどありません。勉強も部活の陸上競技もとに
させられました。
かくやってみただけです。
しかし、気付いてみれば勉強したい
最後に、
「話す」経験とは、
プレゼンテーションすることです。
ことや縮めたい記録といったものがあり、そこには「自分にも
その場で内容を伝えるということは、文章力だけでなくコミュ
できるかもしれない」
という小さな自信と
「やってやろう」
とい
ニケーション能力も問われます。従って、
「書く」
ことよりも難し
う情熱が確かにあります。修了を迎え今度の春からは社会人
いと感じました。
になります。多くの困難と新しいことへの挑戦が始まります。
以上に挙げた経験から、今後の課題に気が付けたことは、
とにかく最初は目の前の課題にひたすら挑戦したいと思いま
私にとって、最大の収穫だったと考えています。
す。私の中に自信が芽生えるまで。
卒業を迎えるにあたって
高専での三年間
情報通信工学科5年 スドウワー デイーヴァ オマルカ ヴァヤンテイ
生物工学科5年 ヒルダ マルディアナ
高校の頃の夢は、最新の情報通信
4年前の春、母国インドネシアから
技術を学ぶために海外留学する事で
来日しました。東京で一年間日本語
した。夢叶い、東京での一年間の日本
の研修を受けて、平成23年4月に生
語の勉強を終え、自然に恵まれた場
物工学科3年に編入学しました。最
所にある熊本高等専門学校の情報通
初は熊本弁が全然分からなかったの
信工学科3年次に編入学しました。素
で、授業やクラスメートとの会話がう
晴らしい先生に恵まれた勉強しやす
まくできないかなと心配しましたが、
い環境です。最初は慣れない日本語
での専門科目の授業は大変でしたが、先生方や友人たちの協
力もあって、時間の経過とともにスムーズに勉強できるように
なりました。
また、交流会を通じて多くの知り合いができ、様々
な知識を得て自分の夢に対する考えの幅が非常に広がりま
した。現在は、無線通信の基礎を学びながら卒業研究をして
います。卒業研究は「 LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)環
境を用いたConference Management System の開発」
という
テーマで頑張っています。春からは通信分野について更に深
く学ぶため岡山大学に編入学します。
私が何も心配することなく勉強ができたのは熊本高等専門
学校の皆様のおかげです。心から感謝しております。三年間お
みんなが色々と優しく教えてくれたお
かげで、今では熊本弁をマスターし、
これまで全く問題なく過
ごすことができました。
この三年間は勉学や研究はもちろん、
それ以外に部活動や高専祭や球技大会に参加することがで
きて、たくさんの楽しい思い出ができました。高専での生活は
とても充実していて、あっという間の三年間でした。他の留学
生をはじめ、
クラスメートや八代のたくさんの方々と交流する
ことができて、本当に嬉しく思っています。私は今年の春から
東京工業大学生命理工学部へ進学します。
これまでお世話に
なった方々、
この場をお借りして御礼申し上げます。本当にあ
りがとうございました。
世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2014.SPRING no.14
07
2014.SPRING
特集「卒業に向けて」
新たなチャレンジに向かって
修了される皆さんへ
電子情報システム工学専攻長 三好 正純
生産システム工学専攻長 木場 信一郎
卒業生・修了生のみなさん、おめで
平成25年度卒業生・修了生のみな
とうございます。学生生活はいかが
さん、おめでとうございます。
でしたか?楽しかったこと辛かったこ
昨年は、経済の持ち直しが言われ
と様々な思いがあり、振り返ってみ
ましたが、
グローバル化が進んでき
て、
よかったと感じてくれていたら、
う
ているのを反映して、雇用の増加は
れしく思います。
国外に取られて、国内の状況は依然
熊本県出身で政治学者の姜尚中
厳しいままでの就職活動であったと
氏は「私たちの人生は、ほかならぬそ
感じています。進学を希望する諸君
の人生から発せられる問いに一つ一つ応答していくことであ
については、推薦入試制度を活用して、希望する進学先に概
り、幸福というのは、それに答え終わったときの結果にすぎな
ね入学を決めることができたかと思います。
いのです」
といっています。幸せは求めるものではなく、結果
就職・進学と道は分かれますが、技術者として社会の一員
としてある。その意味ではよく、人生が山登りに例えられたり、
で仕事をするときには、
グローバル化の影響は同様にのしか
幸せの青い鳥の童話が語られたりします。みなさんはこれま
かってくることと思います。科学に根ざしたものづくりを実践
で学校での課題や試験、課外活動、研究活動、友人関係など、
する高度な技術力に加えて、
グローバル化した現場で、
ものづ
様々な問題に直面し困難を乗り越えてきました。そして今、そ
くりのイノベーションを担い、支えることのできる人材として、
れらの苦労が大きかった人ほど、大きな幸福感を感じている
ご活躍を大いに期待しております。
これから始まる新しい活
かもしれません。
躍の場で、
「大局着眼、小局着手」
を積み上げて、大きく成長さ
これから、
また新しい人生が始まります。苦労や困難を恐れ
れたみなさんに、
またどこかでお会いできることを楽しみにし
ず、大いにチャレンジしてください。応援しています。
ております。
卒業生に贈る言葉『富士山』
環境は人を創る。これからも頑張って
熊本電波高専同窓会会長 松村 民雄
八代高専同窓会 楷友会会長 亀田 英雄
卒業生のみなさん、
ご卒業おめで
この度、熊本高専を卒業・修了され
とうございます。新同窓会会長の松
る皆様、誠におめでとうございます。
村です。先輩として皆さんに
『富士山』
心からお祝いを申し上げます。
これか
という言葉を贈ります。富士山は昨
らは学校の応援団として関わって頂
年、世界文化遺産に登録されました。
きます様宜しくお願いします。
富士山と聞いたら皆さんはどんなイ
地方に住むものにとって経済の回
メージを浮かべますか?日本で一番
復はまだ実感としてありませんが、
こ
高くて美しい山でしょうか?私の場
こ近年では一番明るい兆しが見える
合は「目標」
・
「ゴール」の意味によく使います。仕事をするとき
ようです。希望と気概をもって社会に巣立って欲しいと思いま
「富士山の山頂はどこかな?」
といつも真の目標を考え、山頂
す。
また、
これから社会人となる皆さんには大きな期待が寄せ
を見失わないようにしています。特にエンジニアは富士山に
られていますし、
これから長らくこの社会を牽引し、支えて欲
登る道・方法を自分で考えなければなりません。登る方法はい
しいと願っています。
くつもありますが、先ずは先輩に聞いてください。聞くことが新
初代校長は将来の学校の繁栄を楷の木に託しました。
その
人の仕事です。仕事に慣れてくると誰に何を聞いたらよいの
一字を頂き同窓会の名前にしたものですが、
「環境は人を創
か分かるようになります。社内だけでなく社外の人との繋がり
る」
も当時の言葉です。私は同窓会長として八代キャンパスは
も沢山作ってください。
これが大きな財産となります。そして、
いろんな先達の想いが集まったとても良い学校であると自負
いつの日か道を聞かれるようになり頼りにされます。
この時が
しています。
これからの時代はこれまで以上に質の高いもの
エンジニアの一番の喜びです。
それから、
『自分の人生の富士
が求められていきますが、
まさにいろんな可能性を秘めた高
山』をいつも夢見て生きてください。夢は大きく!!人生は楽し
専生には、大きな期待が寄せられているものと推察していま
く!!
す。強い信念と高い志を持ってこれからも頑張って下さい。
08
2014.SPRING no.14
進 路 速 報 ( 熊 本 キ ャ ン パ ス )
向は例年と似た状況になっ
ていますが、情報通信業へ
の就職が例年より若干減っ
た分、製造業への就職が微
増となりました。地域別の
状況はほぼ例年通りとなり
ま し た。 進 学 に つ い て は、
昨年進学者が十名近く増加
した本校専攻科に、今年度
も昨年を上回る 名が進学
し、引き続き専攻科の人気
が高い結果となりました。
一方、専攻科においては、
就職の割合が減少し、進学
の割合が増す結果となりま
した。この傾向は2年連続
となりました。特徴的な状
況として、九州大学大学院
への進学者が6名おり、昨
年までに引き続き、多くの
学生が九州大学へ進学する
状況が今年度も引き継がれ
た結果となりました。
平成 年度卒業・修了予
定者から、就職の採用選考
開始時期が現在の4月から
8月に後ろ倒しされること
が公表されました。就職に
関するシステムの大きな変
更ですので、今後情報収集
に努めながら、新しいシス
テムにスムーズに移行でき
るよう準備を進めてまいり
ます。
27
42
合
計
情 報 工 学 科
電子制御工学科
電 子 工 学 科
情報通信工学科
人数
1
1
2
6
1
1
3
地域
KDDIエンジニアリング
1
1
MHIコントロールシステムズ
1
1
NTTネオメイト
1
1
RKKコンピュータサービス
1
1
TDCソフトウェアエンジニアリング
1
1
アドソル日進
1
1
アルファシステムズ
1
1
アルメックス
1
1
エステンナイン京都
1
1
開発電子技術
1
1
河村電器産業
1
1
関西電力
1
1
九州電力
1
1
京セラコミュニケーションシステム
2
2
京セラドキュメントソリューションズ
1
1
協和エクシオ
1
1
熊本東和薬品
1
1
ケーネス
1
1
ゴーシュ―
1
1
国立印刷局
1
1
2
サムコ
1
1
合計15名(内女子0名)
1
就職先
関東
近畿
東北
九州
九州
九州
近畿
東京
京都
宮城
福岡
福岡
熊本
奈良
1
〈平成26年1月6日現在〉
進学先
東京大学大学院
京都大学大学院
東北大学大学院
九州大学大学院
九州工業大学大学院
熊本大学大学院
奈良先端科学技術大学院大学
■表2 平成25年度専攻科修了生進学先一覧
1
合計8名(内女子0名)
1
地域
人数
1
1
1
1
1
1
1
1
KCCSモバイルエンジニアリング
〈平成26年1月6日現在〉
〈平成26年1月6日現在〉
関東
関東
関東
九州
東海
関東
九州
関東
CTCシステムサービス
12
88 91
東京
東京
茨城
福岡
愛知
東京
福岡
東京
企 業 等
75
76
ニコン
KSF
日立情報制御ソリューションズ
福岡CSK
トヨタテクニカルデベロップメント
三菱電機エンジニアリング
九州旅客鉄道
富士ゼロックス
学 科 名
■表1 平成25年度専攻科修了生就職先一覧
■表3 平成25年度本科卒業生就職先一覧
進路のまとめ
93
学生主事補(進路担当) 縄田 俊則
本科卒業生ならびに専攻
科修了生のみなさん、ご卒
業、ご修了、おめでとうご
ざいます。心からお祝い申
し上げます。
今年度の進路についてで
すが、各内定率は、 月末
現在、本科就職内定率 ・
4%、本科進学内定率 ・
%、 専 攻 科 に お い て は、
就職内定率100%、進学
内定率 ・ %となりまし
た。本科においては、例年
同時期と比べ若干厳しい数
値が並ぶ状況となっており
ますが、学科長や担任の先
生方など多くの教職員のお
力添えにより、年度末まで
に一人でも多くの学生が内
定することを願っていま
す。厳しい数値と述べまし
たが、同時期の大学卒業者
就職内定率は、前年比1・
6ポイントの改善が見られ
たものの ・6%にとど
まっており、本校の内定率
は例年通り極めて高い結果
となりました。
進路の状況について、内
訳を少し詳しく見てまいり
ますと、まず本科において
は、就職者数と進学者数の
比率はほぼ昨年同様となり
ました。就職先の業種別傾
75
09
2014.SPRING no.14
2014. SPRING
進路速報
製造業
(その他)
製造業
31名
(その他)
31名
電気・ガス
4名
電気・ガス
4名
本科卒業生就職者数内訳(地域別)
その他
県 内
7名
その他 11名
県 内
関 西 7名
11名
10名
関 西
九 州
10名
16名
九 州
16名
関 東
42名
関 東
42名
■表5 平成25年度本科卒業生進学先一覧
〈平成26年1月6日現在〉
5
1
1
1
1
2
1
1
11
24
計
1
1
2
13
17
合
2014.SPRING no.14
1
2
1
3
6
13
情 報 工 学 科
10
1
1
1
2
12
17
電子制御工学科
豊橋技術科学大学
長岡技術科学大学
電気通信大学
静岡大学
岡山大学
九州大学
九州工業大学
佐賀大学
熊本大学
宮崎大学
鹿児島大学
琉球大学
熊本高専専攻科
合 計
電 子 工 学 科
企 業 等
情報通信工学科
学 科 名
6
1
1
1
2
1
2
3
5
1
3
3
42
71
計
情報通信業
27名
情報通信業
27名
合
製造業
(電子部品等)
製造業
8名
(電子部品等)
その他
製造業
8名
13名 (輸送用機械器具)
その他
製造業
3名
13名 (輸送用機械器具)
3名
情 報 工 学 科
■表4 本科卒業生就職者数内訳(業種別)
電子制御工学科
1
1
1
1
1
1
86
電 子 工 学 科
企 業 等
情報通信工学科
1
15
学 科 名
計
1
1
26
合
1
1
23
情 報 工 学 科
1
22
電子制御工学科
安川エンジニアリング
ヤマハ発動機
ユニチカ
リコーテクノシステムズ
菱栄テクニカ
リンクテクノロジー
合 計
電 子 工 学 科
企 業 等
情報通信工学科
学 科 名
サンリツオートメーション
1
1
サンワテクノ
1
1
サンワハイテック
1
1
システムニシツウ
1
1
システムバンキング九州共同センター
1
1
ジャパンケーブルネット
1
1
新電元熊本テクノリサーチ
1
1
西部電気工業
1
1
ソフト九州
1
1
ダイキンエアテクノ
1
1
ダイキン工業
1
1
ダイハツ
1
1
大和製罐
1
1
大和冷機工業
1
1
中外製薬工業
1
1
中部電力
1
1
2
デザインネットワーク
1
1
東海旅客鉄道
1
1
東芝
1
1
東芝エレベータ
1
1
東洋新薬
1
1
東レ
1
1
ドコモ・エンジニアリング関西
1
1
鳥栖キューピー
1
1
トヨタテクニカルディベロップメント
1
1
トヨタプロダクションエンジニアリング
1
1
ナカヤマ精密
1
1
成尾整形外科病院
1
1
ニコン
1
1
西日本旅客鉄道
1
1
日本ビジネスエンジニアリング
2
2
肥銀コンピュータサービス
1
1
日立情報通信エンジニアリング
1
1
日立ビルシステム
1
1
平田機工
1
1
フィリップスエレクトロニクスジャパン
1
1
2
富士重工業
1
1
富士精工
1
1
富士ゼロックス
1
1
富士ゼロックス福岡
1
1
2
富士通マーケティング
1
1
富士電機
1
1
ベアールートシステム
1
1
堀場エステック
1
1
三菱電機エンジニアリング
1
1
三菱電機システムサービス
1
三菱電機ビルテクノサービス
1
三菱電機プラントエンジニアリング
1
1
2
メタウォーター
1
1
矢崎総業
1
1
1
1
進 路 速 報 ( 八 代 キ ャ ン パ ス )
1
1
1
1
1
1
1
1
合 計
生産システム工学専攻(生物)
生産システム工学専攻(建築)
生産システム工学専攻(情報)
生産システム工学専攻(機械)
0
1
2
2
1
10
1
11
2014.SPRING no.14
合 計
1
生産システム工学専攻(生物)
1
1
1
生産システム工学専攻(建築)
1
1
1
1
2
4
1
九州大学大学院
熊本大学大学院
北陸先端科学技術大学院大学
合 計
生産システム工学専攻(情報)
1
1
1
■表2 平成25年度専攻科修了生進学先一覧
生産システム工学専攻(機械)
1
1
合 計
1
1
1
1
生産システム工学専攻(生物)
1
1
企 業 等
生産システム工学専攻(建築)
1
1
10
8
7
生産システム工学専攻(情報)
1
1
学 科 名
生産システム工学専攻(機械)
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
旭化成株式会社
宇部興産株式会社
オオクマ電子株式会社
大阪ガス株式会社
一般財団法人化学及血清療法研究所
熊本市役所
沢井製薬株式会社
昭栄化学工業株式会社
昭和電工株式会社
新産住拓株式会社
株式会社末松電子製作所
セイコーエプソン株式会社
株式会社錢高組
株式会社建吉組
中外製薬工業株式会社
DIC 株式会社
東燃化学合同会社
東燃ゼネラル石油株式会社
東洋インキ SC 株式会社
東和薬品株式会社
西日本旅客鉄道株式会社
株式会社 NIPPO
日本アルゴリズム株式会社
株式会社日本コンピュータ開発
1
1
1
1
1
1
2
1
1
35
1
企 業 等
進路のまとめ
状 況 と 業 界・企 業の現 況 を
踏まえつつ、自 分の将 来につ
いて、しっかりと考えられて
いるかどうか、それらのこと
を自 分なりに表 現できるか
どうか、
ということの重要性
がよくわかったのではないか
と思います。そうしたことは
就 職を決めるためだけに必
要なのではありません。今後
長くつづく自分の人生を、よ
りよく生きていくために、常
に自 分を向 上させようとす
る 意 志 を も ち 、そ れを 実 現
させる力を発 揮 するために
欠かせないことです。
就職する方は、企業の一員
として働 くことを 通 して自
分の生 活を充 実させるとと
もに、社会に貢献してほしい
と思います。また、進 学 する
方は、何を学び、それを将来
どのよ うに生 かしたいのか
を 意 識 し、充 実 した 日 々 を
送ってください。在校生の皆
さ ん は 先 輩 た ち に 学 んで 、
明るく、楽しく、元気よく過
ごして未 来を切り拓く力を
たくわえましょう。
これからの社 会 を 作るの
は、皆さんです。ご活躍を祈
念します。
企 業 等
1
1
学 科 名
キャリア開発室 道園 達也
近年の世界情勢はめまぐ
るし く 変 化 し、わ が 国 を 取
り巻く環 境も激 変していま
す 。国 内の経 済 状 況 や 国 際
関 係 にも 、容 易でない問 題
が山積しています。グローバ
ル 化 する 世 界の中で、日 本
経済については、明るい見通
しも示されてはいますが、楽
観視できないだろうことは、
近 年の歴 史が教 えてくれる
ところです。
さて、今 年 度の就 職 状 況
について、求人数の変動はあ
り ま した が、積 極 採 用に動
く企業が増えつつあり、高専
の卒 業 生・修 了 生に対 する
企 業の評 価は依 然として高
いこ と が う か が え ま し た 。
様々な企業の経営者をはじ
め、人 事 担 当 者のお 話 を 聞
いても、大きな期待をもって
見てお られることを実 感し
ます。しかし、厳選採用の傾
向 は一段 と 明 確 になってい
ます。書 類 作 成、筆 記 試 験、
面 接 等 順 調にこなし早 期に
内 々 定 を 得る学 生 がいる一
方で、な か な か 思 う よ うに
行 か ず 、苦 労 した 学 生 もい
ました。就 職 活 動によって、
それまでに、どのような経験
をし、どのような力を身につ
けてきたのか、また、社 会の
学 科 名
1
富士通株式会社
富士古河 E & C 株式会社
双葉鉄道工業株式会社
ブリジストンソフトウェアー株式会社
三菱電機ビルテクノサービス株式会社
株式会社明治 関西工場
株式会社明治 九州工場
メタウォーター株式会社
株式会社ヤマックス
合 計
■表1 平成25年度専攻科修了生就職先一覧
2014. SPRING
進路速報
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
31
1
1
1
2
1
1
1
1
1
30
2
26
■表4 平成25年度本科卒業生進学先一覧
1
6
2
1
1
11
3
1
10
1
1
2
18
合 計
2014.SPRING no.14
7
1
2
1
11
生 物 工 学 科
12
1
8
9
土木建築工学科
鹿児島大学
九州工業大学
熊本高専専攻科
熊本大学
東京工業大学
徳島大学
豊橋技術科学大学
広島大学
その他(各種学校等)
合 計
情報電子工学科
企 業 等 名
機械電気工学科
学 科 名
3
3
31
2
1
1
3
1
4
49
企 業 等 名
RKK コンピュータサービス株式会社
アステラスファーマテック株式会社
阿蘇製薬株式会社
株式会社アルファシステムズ
株式会社アルメックス
出光エンジニアリング株式会社
出光興産株式会社 徳山製油所
宇土市役所
株式会社エイアンドティー
株式会社 NTF
NTT インフラネット株式会社
NTT コム株式会社
株式会社荏原製作所
株式会社大林組
株式会社小野田ケミコ
花王株式会社
株式会社鹿島クレス
株式会社カネカ
関西電力株式会社
肌美和株式会社
キャノン株式会社
株式会社九州建設コンサルタント
九州電力株式会社
九州旅客鉄道株式会社
京セラ株式会社国分工場
協和発酵バイオ株式会社
極東石油工業合同会社
熊本製粉株式会社
株式会社建装工業
株式会社光進建設
株式会社コーワメックス
コスモ石油株式会社 千葉製油所
コニカミノルタビジネスソリューションズ株式会社
さくらインターネット株式会社
サッポロビール株式会社
三晃空調株式会社
JX 日鉱日石エネルギー株式会社
JFE シビル株式会社
JNC 株式会社 水俣製造所
株式会社 JP ハイテック
株式会社資生堂
新日鐵住金株式会社
セイコーエプソン株式会社
株式会社総合技術コンサルタント
第一三共プロファーマ株式会社
第一精工株式会社
株式会社ダイダン
太陽精機株式会社
株式会社 TAC-QS
タカハタプレシジョンジャパン株式会社
中国電力株式会社
株式会社ツムラ
DIC グラフィックス株式会社
株式会社テクモ
株式会社デザインネットワーク
電源開発株式会社
東海旅客鉄道株式会社
東芝エレベータ株式会社
東燃ゼネラル株式会社
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
合 計
1
学 科 名
1
2
3
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
2
1
1
2
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
118
物
生
工 学 科
1
1
1
土木建築
工 学 科
2
1
1
1
情報電子
工 学 科
1 1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
31
■表3 平成25年度本科卒業生就職先一覧
機械電気
工 学 科
物
生
工 学 科
1
1
1
1
合 計
土木建築
工 学 科
東豊工業株式会社
東洋建設株式会社
株式会社東洋新薬
株式会社トノックス
株式会社冨坂建設
トヨタテクニカルデベロップメント株式会社
西日本高速道路エンジニアリング九州株式会社
日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社
株式会社日本触媒
日本マイクロバイオファーマ株式会社
日立 INS ソフトウェア株式会社
株式会社日立情報通信エンジニアリング
日立ビルシステム株式会社
株式会社フォーラムエンジニアリング
富士重工株式会社
不二製油株式会社
株式会社富士通九州システムサービス
フジテック株式会社
富士電気株式会社
株式会社藤永組
株式会社富士ピー・エス
株式会社フランソア
本田技研工業株式会社
前田道路株式会社
株式会社水野建設コンサルタント
三井化学株式会社 大牟田工場
三菱重工業株式会社 長崎研究所
三菱電機ビルテクノサービス株式会社
三菱電機株式会社 伊丹製作所
三菱電機株式会社 姫路製作所
株式会社明治 関西工場
メタウォーター株式会社
矢崎総業株式会社
安川エンジニアリング株式会社
株式会社安川電機
八代飼料株式会社
雪印メグミルク株式会社
株式会社横河ブリッジ
ライト工業株式会社
株式会社リコー
合 計
情報電子
工 学 科
企 業 等 名
機械電気
工 学 科
学 科 名
1
1
2
1
2
1
3
1
1
1
1
1
1
1
1
3
1
1
2
1
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1
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1
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3
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1
1
1
1
1
1
1
1
1
3
1
1
退 任 教 職 員 か ら の メ ッ セ ー ジ
13
10
退任にあたって
インターネットの思い出
2014.SPRING no.14
30
高専での思い出
情報通信エレクトロニクス工学科 下田 道成
年に旧 熊 本 電
昭和
波高専に着任して、早や
年の月 日 が 過 ぎよ う
期 間 を 勤 めること がで
としていま す。
この長い
きましたのも、学 生・保
護 者 各 位と教 職 員の皆 様の暖かいご支 援のおかげ
だと深く感謝いたしております。
着 任した当 時は高 専一期 生が最 上 級の4 年 生の
時で、最初に担当した科目が4年応用数学でした。
家庭教師などで2、3人を教えたことはありました
が、
一クラス相手に講義をするのは初めてで、戸惑っ
講 義、実 験 および卒 業 研 究を通じて学 生 教 育に携
たことを思い出します。電子工学関連の十数科目の
わることができ、教 えることより学 ぶことが多かっ
たように感じます。課 外 活 動では、サッカー部の顧
問を担当してきました。全国大会に一度出場できた
ものの、勝ち残ることはできませんでした。今後練習
に励んで、全 国 大 会に出 場できたら、是 非 勝 ち残っ
て貰いたいと思います。
私の母校である大 江 渡 鹿の熊 本 電 波 高 校には大
きな樟 樹が繁っており、「三 基の巨 塔」
・
「樟 樹」に誇
林と竹林に囲まれた自然環境で、体育祭時には野う
りを感じたものです。着 任した当 時、高 専はくぬぎ
さぎがグラウンドに紛れ込むというハプニングもあ
りました。最 近、高 専の近くも町 景 色となってきま
したが、夏には高専内のくぬぎの樹液にカブトムシ
やクワガタが集まるため、昆虫採集の子供さん達を
見かけることもあり、微笑ましく思います。今後も、
人間情報システム工学科 田辺 正実
建築社会デザイン工学科 森内 勉
この3月で退任するにあたっ
2年前本校を退職
てインターネットに関しての二
し、その後再雇用職に就
つの予想外の出来事について思
いておりましたが、本年
い起こしてみました。本校がイ
3 月 を もって再 雇 用 職
ンター ネットに 参 加 し たのは
か ら 離 れることにな り
1 9 8 8 年 月 、今 か ら 年
ま し た 。現 教 職 員 お よ
び在 校 生、本 校を離れ他の教 育 機 関 等で御 活 躍な
前です。その当 時、今日の定 年
されている旧教職員、並びに本校を卒業し企業およ
後について想像したことがあり
び大学等で頑張っている同窓生の皆様方に心より御
ました。
礼申し上げます。
その中で 予 想でき な かった
こと、今の言葉で言いますと想定外の事が二つ起り
1976年 月八代高専に足を踏み入れてから、
ました。
一つ目の想定外はパソコンの普及です。当時
長いこと教育・研究の場を歩むことができたのも皆
インター ネットに接 続 するにはI P アド レスが必
様方の御指導および御鞭撻あってのことと深謝して
要でした。インターネット接続当時クラスCのアド
おります。どうもありがとうございました。
レスを一つ取得しました。
このアドレスで学内のコン
長い足 跡の中で多 くの想い出 を 作 らせて頂 き、
ピュータが250数台インターネットに接続出来ま
以 下のように、既にいくつかの学 校 広 報 誌 等へ掲 載
した。当 時は3 0 0 万 円 近くする計 算 機が1 0 0
させて頂いてお り ま す 。初 代 校 長の御 指 導により
台 以 上 入るとは思っても見ませんでした。当 時パソ
当 時 の教 職 員 及 び 卒 業 生 と 取 り 組 ん だ 自 作 のラ
コンはありましたが現在のように普及してインター
ジコン飛 行 機による航 空 写 真 撮 影システムの開 発
ネットに直接繋がると予想していませんでした。
( 2 0 1 2 年 新 芽 第 号「 ラジコン飛 行 機に思い
を 乗せて」)、4 代 目 左 藤 校 長 時 代 、八 代 高 専 周
二つ目は、定 年になった 時にインターネットに自
宅から接 続 出 来たらどんなに素 晴 らしいだろうと
年 記 念 事 業として教 職 員、当 時の卒 業 生 および八
夢に描いていました。
この夢は十年以上前に実現し
代市民と取り組んだ、八代市の文化・歴史的なシン
てしまいました。ICT技術の進歩は予想をはるか
ボルであるガメのロボット開発(2004年八代高
に越えていました。
専 年 史「ガメロボットの製 作」)、本 校での卒 業 研
そして今日ではインターネットの普及により
究 および特 別 研 究 指 導のベースとなった 内 地と外
mixi,
地での研究活動、3代目小林校長時代、学生主事を
等のソーシャルネットワークサー
twitter, facebook
任じられた1 9 9 6 年 以 降の学 校 管 理 運 営への参
ビスを通して今後もみなさんと繋がりが持てること
画、特に最も長く関わった国際交流委員会での諸事
を幸せに思っております。
( 2 0 1 2 年 八 代 高 専 同 窓 会 報 号「退 職 を 迎 え
最後になりましたが学生・教職員のみなさまの暖
かさに支えられて、あっという間に 年数年間が過
て」)、および旧 八 代 高 専 情 報 電 子工 学 科 1 期 生か
ら2014年3月卒の 期生と卒業研究で共にし
ぎてしまいました。学生のみなさんの今後の御活躍
を期待致します。本当にありがとうございました。
たこと(2014年3月発行予定、八代高専 年の
33
36
49
校内の緑環境を創出し、熊本高専が益々発展される
ことを願っております。
30
40
11
30
40
25
20
2014. SPRING
退任教職員からのメッセージ
あゆみ「私の研 究と卒 業 研 究 指 導」を寄 稿 )は脳 裏
に残る。
最後に、本校の今後の発展および皆様方の御健勝
と御多幸を心よりお祈り申し上げます。
退職を迎えるにあたって
八代キャンパス 学務課寮務係長 木村 千鶴子
こんにちは。
皆様、
二年間、
どうもありがとうございました!
八代キャンパス 共通教育科 石貫 文子
熊 本 高 専での教 員交
流 2 年 間 は、学 生 達 や
教職員の方々など多く
の方 々 との出 会いに恵
ま れ 、本 当 に 幸 せ な 時
昭 和 年 4 月に採 用
さ れて 今 年 3 月 までの
ことになりました。
このた び、お 陰 様で、
大 過 なく退 職 を 迎 える
たな気 づきや学 びにつながるということを、肌で実
常識が常識ではなくなることを体感するにより、新
さんに心から感謝しています。環境が変わることで、
かった気 づきや学 びをいただき、お世 話になった皆
きました。八代へ赴任する前には全く思いもよらな
間 を 過 ごさせていた だ
年 間 、熊 本 高 専の学 舎で職 員として働 く事 がで
石碑が正門横に在るのを知っていますか?。
ん、初代校長、清田堅吉先生の
「環境は人を創る」の
ソフト面にお
そして、現在、施設・建物が充実し、
いても十二分に行き届いたキャンパスで学べる皆さ
ていた日々が懐かしく思い出されます。
開 校 当 初の未 だ 整 備されていない構 内の重 機に
よる整地、また工事用の大型トラック等が行き交っ
き、私は幸せ者と改めて感じております。
を間近で見ることができれば嬉しいのになぁと後ろ
ている中で、今 後も八 代 キャンパスの学 生 達の成 長
1年生から専攻科生まで、多くの学生達とかかわっ
ができ、本 当に有りがたく思いました。授 業などで
は、入 学 式の時に出 会った 学 生 達が、
この1 年で大
は1BCを担任させていただきました。担任として
感しました。昨年度は研究や広報の分野で、事務部
とを祈念致します。
縁は交流が終わることで切れるわけではないと思っ
が、学外から学生皆さんの活躍を楽しみに陰ながら
ていま す 。これか らは 立 ち 位 置 が 少 し 変 わり ま す
応援させていただきたいと思います。佐世保高専に
会に会えるでしょう!成長した学生皆さんに会える
戻っても、同じ九州内の高専間なので、また何かの機
まいります。
元気で! Thank you so very much!
のが今から楽しみです。今度会う時まで、皆さん、お
しあげます。
これまでの皆様方との出会いを大切に
最後になりましたが、教職員の方々をはじめ皆様
方には、大変お世話になりました。心からお礼を申
熊本高専が地域に根ざし、かつ、国際的に認めら
れ発 展・進 化していく姿を、期 待を込めて注 視して
4 月からは、熊 本 高 専を少し離れた 応 援 席から
エールを送ることにします。
髪をひかれるような思いも芽生えましたが、人との
きく成 長したのを肌で感じながら日 々 暮 らすこと
と教員との懸け橋である総務委員会に属し、今年度
熊本高専の素晴らしい環境で、技術者としての基
礎をしっかり身に付けられ、社会でご活躍されるこ
50
して、
これからの人生を歩んでいきます。
教職員退職者一覧
定 年 退 職 者 教 授 中村 裕一
教 授 藤野 和徳
教 授 磯田 節子
課 長 大平 和美
係 長 木村千鶴子
技術長 松浦 弘明
再 雇用期間満了退職者
嘱託教授 下田 道成
嘱託教授 田辺 正実
嘱託教授 森内 勉
雇用期間満了退職者
有期雇用職員 上甲 勲
特命教授 古賀 廣昭
2014.SPRING no.14
14
38
学 生 た ち か ら
寮生会より
ま た 、今 年 は 例 年 以 上にイベント
面が充実した年になりました。バーベ
キュー大会や肝試し、夏祭りイベント
など、毎月1回を目安に様々なイベン
トを開 催しました。その中でも、クリ
スマスパーティーはとても盛り上がり
ました。食事会を立食パーティ風にす
るな ど、普 段 とは 違 う 寮の雰 囲 気 を
楽しめました。5 年 生にとっても、寮
で行ったイベントは楽しい思い出とし
て心に残っていると思います。
私が女 子 寮 長になってから半 年が
過 ぎ ました 。日 々 戸 惑 うこと ばかり
で、先 輩 方の偉 大 さ を 実 感 していま
す。今後も、よりよい寮にするために、
できることを一つずつこなしていきた
いと思います。
熊本キャンパス 明和寮女子寮長
人間情報システム工学科4年 本田 七美
5年生ならびに専攻科2年生の皆
さん、卒 業・修 了おめでとうございま
す。心より、お祝い申し上げます。
名の寮 生 が卒 業 され
今 年 度 は、
ます。私が入学してから4年間、共に
過ごしてきた日々を思うと、
とても寂
しく感じます。
今期の寮生会は、「思いやり」をテー
マにして活 動 してきました。寮では、
様 々な環 境で育った人が共 同 生 活を
していま す 。寮で基 本 的 な 生 活 習 慣
を身につけると同時に、集団生活に慣
れて欲しいと思っています。お 互いが
快適に生活するためには、規則を作る
ことは必 要です。しかし、規 則 ばかり
作っては息 苦しく感じると思い、
この
テーマを掲 げました。寮 内には、風 呂
や給 湯 室 等の共 同スペースがたくさ
んあります。それらが快適に使用でき
るようするためにも、寮生それぞれが
この目 標を意 識し生 活したいと思い
ます。そして、全 員で住みやすい寮を
作っていきたいと思っています。
15
2014.SPRING no.14
上原浩揮、
学生会長となる
この1年をすばらしいものにしたいで
す。
こ れ か ら 5 年 生 そ して 専 攻 科 の
方々は高専を卒業され、
いろんな道へ
歩んでいくと思います。現在の日本社
会 は 世 界 と 戦っていかな ければなり
ません。よって、私た ち若 者は常に世
界を目 指していかなければなりませ
ん。だから、国語を早めに卒業して英
語を学びましょう。
いつやるのか? …今でしょ!
近い将来、東京オリンピック前に日
本は大きな危 機を迎えると言われて
いま す。その時 、何 が一番 重 要となる
のか。それは我々の若い力です。
天 も 地 も 躍 動の春 、ご健 康と ご活
躍を切に祈ります。
21
熊本キャンパス 学生会会長
情報通信エレクトロニクス工学科4年 上原 浩揮
卒業と別れの季節、春光の中にも何
かもの悲 しさを 感 じたり するこのご
ろです。
私、上 原 浩 揮は学 生 会 長 選 挙を経
て平 成 年 度の熊 本 キャンパス学 生
会長に就任しました。
このような役職
に就 くこと 自 体 、私の普 段の行 動 か
らは考えられないことですが、学生の
た め学 校のた め学 生 会みんなで一致
団 結 し、より 良い学 校 生 活 を 目 指 し
私ですが、学生会のみんなに支えられ
とを 維 持 してその中 から 良 くないモ
ノは排 除 し、新 しいモノへチャレンジ
するというものです。何もわからない
客観的な学生目線で捉えて実行しま
す 。私の考 える 学 生 会の姿 というの
は、以 前までの学 生 会のやってきたこ
した。
これはもう少し変えたほうがい
いのではないか、
これは良 かったから
また 続 けよ うとか 学 生 会の活 動 を、
日 々 精 進 していく 所 存であ り ま す 。
私 は 今 まで、この熊 本 高 専の学 生 生
活の中で、たくさんのモノを見てきま
26
2014.SPRING
学生たちから
新学生会会長になって
平 成 年 度は、1 年 生から5 年 生
まですべてが、3 学 科となります。そ
れにより新しく出 来る事や出 来ない
事が出てくると思います。その中でも
学 生一人ひとりがこの1 年 間 を 充 実
した 学 校 生 活を送れるようにベスト
を尽くして頑張って行こうと思います
のでよろしくお願いします。
りに励んでいこうと思います。
八代キャンパス 学生会会長
建築社会デザイン工学科3年 田口 雅智
この度、八代キャンパス学生会会長
になりました3 年 建 築 社 会 デザイン
工学科の田口雅智です。よろしくお願
いいたします。私の心は今、不 安と期
待で一杯です。先輩方が作り上げてこ
られた、伝 統 や 文 化 を 受 け 継 ぎなが
ら発展させていく事や、学校にいる全
学 生の代 表として行 動 する事に重 圧
を感じる事もありますが、それと同じ
くらいに、
このような立場に皆さんに
選んでもらい、学校の運営に携われる
事に本当に嬉しく思います。
学校運営をスムーズに行う為には、
自 分一人 だ けでは出 来 ないと 思いま
寮生会より
代 から 始 められることができればと
考えています。今 年 度から、試 行 的に
A L Tの先 生 方を招いての英 語 教 室
を始めたり、寮生会の再編・統合等に
より新しいことも多いです。
これからは、新しいことにもチャレ
ンジしつつ今まで以上の寮にしていき
ます。それは、私 だけでは決して成し
遂 げることはでき ないものであるた
め、寮 役 員一丸となって尽 力していき
ます。
八代キャンパス 八龍寮寮長
機械知能システム工学科4年 中神 享也
こんにちは。八代キャンパ
みなさん、
ス八 龍 寮 寮 長を後 期から務めている
4年機械知能システム工学科中神享
也です。八龍寮は様々なイベントを通
して友 人、先 輩、後 輩との思いでのあ
る第二の故郷とも言える場所です。私
を 育ててくれたこの八 龍 寮の寮 長に
なることができて大 変 うれしく思い
ます。しかし、それと同 時に歴 代の寮
長 方のように寮 生 会を円 滑に運 営で
きるかどうか不 安なところもありま
す。また、入寮してからいままでは、言
わ れたこと を する だ けでし
た がこれか らは 私 が 寮 生 会
を引っ張っていかなければな
りません。
運 営していくなかで特に、
挨拶の指導に取り組みます。
社 会 人 と し ての ル ー ル 、マ
ナーを 身に付 ける 以 前に挨
拶の徹 底 が重 要 だと 思 うか
らです 。しかし、寮 内では 後
八龍寮 寮長 中神 享也
夕葉寮 寮長 荒木 優里
輩 は 挨 拶 を するのに先 輩の
方 が 挨 拶 を 返 さ ないという
のが現 状です。もっと後 輩も
進 んで挨 拶 した くなるよ う
な 環 境 を 作るた めに上 級 生
に も 呼 び か けていき たいと
思いま す 。また 、私 はこの寮
を変えられる立場となったい
ま、小さなことでも私たちの
2014.SPRING no.14
16
す。
これはスポーツでも同じように、
一
人 だけで頑 張っても周りと協 力 する
事が出来なかったらベストなプレーは
出来ません。逆に周りの人たちと協力
が出 来れば自 分が力 不 足 だった 時で
も、そこをお互いにカバーし合う事が
出来るからです。
このように学校運営
でも学 生 会のメンバーを中 心に協 力
し合いながら、よりより良い学校づく
26
キ ャ ン パ ス だ よ り
動 きましたが、1 回 戦 第 1 試 合を引 き当て浮 き足
立ったのか、ミスを連発し 秒での辛勝。2回戦の函
と3回戦の和歌山高専( 秒)
に勝利
館高専( 秒)
し、本来の調子を取り戻しつつ、準決勝に臨みます。
準決勝以降は、課題をクリアした後、3分間の競
技時間中に多く縄跳びをジャンプできたチームの勝
利です。準決勝の相手は徳山高専、3回戦までの最
ロボット性能は変わりません。
ス
高タイムは 秒と、
タート 後、課 題をクリアし、徳 山 高 専が若 干 早 く、
最後のジャンプに挑みます。熊本高専もそれを追い
かけ、徐々に回数差を縮めていきますが、タイムアッ
プ、100回対 回の僅差で破れました。
昨年度、決勝戦での雪辱を果たすことはかないま
せんでしたが、すばらしい成績を残すことができた
のは、テーマ発表から大会までの間、ご支援いただい
た方々のおかげです。当日も全国各地より応援に駆
けつけていただき、ご声 援いただいた皆 様に感 謝い
たします。来年度は、初優勝のご報告ができるよう、
すでに学 生たちは各 自の技 術 向 上に取り組んでお
ります。
九州勢で記念撮影をしました!中央のロボットは大分高専のライオン君
24
36
第 回熊本県中学生アイデア
ロボットコンテスト
熊本キャンパス 総務委員会 石橋 孝昭
25
11
17
2014.SPRING no.14
17
年 月9日(土)、熊本高等専門学校熊本
平成
キャンパスにて、熊 本 県 中 学 校 教 育 研 究 会 技 術・家
庭部会、熊本市技術・家庭科研究会主催の
「第 回
熊本県中学生アイデアロボットコンテスト」が開催
されました。本校学生は運営や放送の協力をしまし
た。
ロボットコンテス ト は 授 業 内 部 門「 Gather &
2013」、応用部門「 Shooting Star
」、映像
Throw
部 門「自 由な発 想のロボット集 合」、制 御 部 門「めざ
せ パーフェクトプログラム」の競 技テーマで実 施さ
れました。競技内容は、競技時間1分の間に、互いの
コート 上にばらまかれた 紙 アイテムを相 手コート
に送り合うものや、自動制御を取り入れたビックリ
ドッキリメカと協力して自陣エリアにあるアイテム
を相手エリアに送り込むものがあり、生徒は独自の
アイデアによる自 分た ちで
製 作したロボットを操 縦し
ていました。また、センサを
搭 載した自 律 型ロボットを
スタート地点からゴールを
目 指してアイテムを倒しな
がら走 行させるプログラム
を 作 りロボットを 制 御 して
いました。
非 常におもしろいロボッ
トばかりで、試 合 会 場はと
ても 白 熱 していました。選
手 だ けで な く 来 場 さ れ た
応 援 の皆 様 や 協 力 し た 本
校 学 生 も 楽 し く 観 戦 する
ことができました。
17
53
東京エレクトロン FE 株式会社より特別賞をいただきました!
ロボコン全国大会参戦記
11
ロボコン部顧問 高倉 健一郎
に東
ロボコン全国大会が、平成 年 月 日(日)
京両国国技館で開催され、出場メンバーの情報通信
エレクトロニクス工学科4年の中丸直哉君、古川優
樹君、制御情報システム工学科1年の坂田圭佑君、
ピットメンバー8名が参戦しました。熊本高専とし
て九州地区大会2連覇と堂々とした戦績を残して
いますが、出場メンバー全員が初めて出場した全国
大会に戸惑いながらも、ベスト4という成績を残す
ことができました。また、特別賞(東京エレクトロン
FE賞)
を受賞しました。
全 国 大 会 会 場の両 国 国 技 館ではロボット調 整 場
( ピット )として力 士の支 度 部 屋 を 利 用 しま す。大
会前日に調整し、
ロボットの計量をパスすると、動作
確認のためのテストランを行ないます。日頃は土俵
があるところに設けられ、テレビ撮影用の照明が照
らされた競技フィールドは、地区大会とは違った環
境で、
フィールドに合わ
せて 調 整 が 必 要 で す 。
熊本高専チームも照明
の明 る さにロボット に
取り付けた光センサー
が誤動作する事態に見
舞 わ れ、対 応 策 に 頭 を
悩ませました。
当 日 は、不 安 を 抱 え
つつも 初 戦 、長 野 高 専
に 挑 み ま し た 。今 年 は
ロボット が 縄 跳 びを す
る 競 技 、3 回 戦 までは
競技種目全てを終える
までの時間を競います。
ロボットは 誤 動 作 な く
25
83
78
39
2014.SPRING
キャンパスだより
11
20
11
20
15
19
21
54
インターンシップ成果報告会
49
回電子情報系高専フォーラム
25
第
11
熊本キャンパス 学生主事補(進路担当)
縄田 俊則
、熊本県民交流館パレア 階パレア
月9日(月)
ホールにおいて、平成 年度熊本高等専門学校イン
ターンシップ成果報告会が開催されました。本年度
のインターンシップは、例年同様熊本県内外の多く
の企業にご協力いただき、本科生は 社に 名、専
攻科生は 社に 名を受け入れていただきました。
今 年 度の成 果 報 告 会では、下 塩 副 校 長の主 催 者
挨拶、小田川PBL・総合教育センター長の概要説
明の後、大和ハウス工業株式会社綜合研究所副所長
の池端正一氏による「「夢!」~次代を担う君たちへ
~」と題した基調講演が行われました。講演では、池
端氏の仕事への姿勢やものの考え方について、常に前
向きな考えで行動されていることを多面的にお話し
いただき、事 後に回 収した学 生の報 告 書では、
これ
までの自分のあり方を見つめなおすきっかけとなっ
た、
これからの行 動について大 きなヒントをもらっ
たという感想が数多く寄せられました。基調講演の
39
ど、大変有意義な報
告会となりました。
意 見 交 換を行 うな
説 明や、参 加いた だ
いた 企 業 関 係 者 と
開 か れ、本 科 生への
専 攻 科 生 による ポ
スター セッションが
インターンシップで
の体 験 を口頭で発
表 しました。最 後に
後、本科生3名、専攻科生6名(うち八代キャンパス
2名)
、計9名の学生によるインターンシップ成果報
告 を 行い、それぞれ
30
電子情報システム工学専攻長 三好 正純
第 回電子情報系高専フォーラムが平成 年
月9日、熊本キャンパスで開催されました。本フォー
ラムは専 攻 科 生の研 究 発 表の場として平 成 年に
始まり、主に九州・沖縄地区の各高専にも案内して
例年 月の第2土曜日に開催されます。名称に「電
子情報系」と冠していますが、
これは本キャンパスの
前身の熊本電波高専が電子情報系の学科から成る
学校であったことに由来します。しかし、近年、あら
ゆる分野で電子・情報技術が利用され、また分野を
越えた創 造 性・応 用 力が求められる中、フォーラム
の対象も機械、建築、化学、生物、芸術など他分野と
の融 合・複 合した広 領 域に拡 大しています。そのた
め、発表論文のテーマも多分野にわたり、たいへんお
もしろくなってきました。
このうち他
今回は 件の論文投稿がありました。
高専からは3件でした。論文のテーマは電子デバイ
ス・材料、計測・制御工学、福祉・教育工学、生体・感
性工 学、音 響・画 像 処 理など多 岐にわたり、講 演 発
表は2 会 場 6セッションで行われました。発 表では
学 生が練 習の成 果 もあって限 られた 時 間に分かり
10
68
25
14
やすく説 明し、質 疑 応 答では活 発な意 見 交 換があ
りました。また、優秀な論
文 発 表 者には「講 演 奨 励
25
賞」が授 与 され、今 回は、
田 尻 祐 介 君( 熊 本 高 専 )、
出 水 純 平 君( 都 城 高 専 )、
12
12
12
田中亮太君(熊本高専)
の
3名が受賞しました。
今 後 も本フォーラムが
学 生の研 究 発 表・交 流の
場として益 々 盛んになる
ことを期待します。
2014.SPRING no.14
18
写真 1
写真 2
11
香港でのISTS2013
(第3回「持続
可 能 な 社 会 構 築への貢 献のための科 学
技術」
に関する国際シンポジウム)
97
ISTS2013組織委員会副委員長 下塩 義文
高 専 機 構 で は 、高 専 の グロ ー バル 化 に 対 す る
取 り 組 みの一つと して、I S T S(
International
)
を開
Symposium on Technology for Sustainability
催しています。ISTSは、主に専攻科生を対象に
海外における英語での研究発表の場を提供するとい
う目的で実施されており、今年で3回目を迎えまし
た。過去二回はタイのキングモンクット工科大学に
と熊本高専
おいて開催され、今年度は香港 IVE/VTC
の Tsing(Yi青衣)校で 月
が運営を担当し、 IVE
日から 日の3日間開催されました。参加者308
名の内 訳(教 員 / 学 生)は、香 港( / )、タイ(3
/7)、台湾(3/3)、
シンガポール
(1/0)、高専
でした。写真1
(102/ )、日本の大学(6/ )
は、
バンケットの様子、写真2は、
バンケット後の熊本
高専からの参加者です。
高 専 か ら 発 表に参 加 した
学 生の中には、流 暢に英 語 を
話 す 学 生 もいましたが、多 く
は 発 表 は 何 と かで き る も の
の、さ す がに英 語での質 疑 応
答ともなると、質 問を聞 き取
れな かった り 、質 問 を 理 解で
きても英 語での回 答ができな
いな ど 、苦 労 している 様 子 が
あ り ま し た 。し か し 、全 体 的
には立 派な発 表が多かったよ
うに思いま す 。英 語での発 表
は準 備 が大 変ですが、それだ
けに得 られるものも大 きいの
ではないかと 思いま す 。I S
T S 2 0 1 4は台 湾で、 /
-の期間で開催予定です。
ぜひ、参加してみてください。
22
2014.SPRING
キャンパスだより
社会人講座(熊本県南の史跡探訪)
八代キャンパス 時松 雅史
19
2014.SPRING no.14
わいわい工作・実験フェスティバル2013
30
に八代市にて史跡を巡る現地学習
月 日(土)
型の社会人講座を実施しました。午前中は八代城・
八 代 宮・松 井 神 社・松 濱 軒を巡りました。心 配され
た 天 候にも恵 まれ、八 代 城では本 丸 跡 まで登って、
ゆっくりと城 郭を中 村 重 之 氏(史 跡 案 内 者の会)
の
ガイドにより見学することができました。また松濱
軒では街 中の喧 騒を忘れさせるような光 景を楽し
むことができました。午 後は日 奈 久へ向かい、高 田
栄昭氏と平野忠興氏のガイドの下、村津邸・温泉神
社・温泉旅館街、最後に山頭火が宿泊したことで知
られる織屋を見学しました。参加人数は、応募多数
のため抽選となり 名の参加となりました。参加者
からは大 変 ご好 評をいただき、スタッフ一同 今 後も
継続して講座を実施したいと思います。
11
3年生学内研修報告
年は宣 伝に力を入れてい
たこと も あ り 、5 0 0 名
く ら いの 参 加 者 を 見 込
んでいました。しかし、
こ
ういった イベント は 継 続
ケ ー トの「 今 後 も 続 けて
欲 しい」とい う 言 葉 に も
による 認 知 度 が 命 。アン
の進 路 選 択に向 けて、と
支 えられ、来 年 度 も 頑 張
17
PBL・総合教育センター 岩尾 航希
33
八代キャンパス 教務主事補 村山 浩一
16
ました。
参 加 者はみな 満 足 した 様 子で、大 成 功と 言いた
いところですが、実は、今
月 日に八 代 キャンパスの3 年 生を対 象とし
月 日(土)八代キャンパスで
「わいわい工作・実
た学内研修を実施しました。
この研修は、次年度か
験フェスティバル2013」が行われました。
このイ
ら本格的に始まる進路選択の時期を前に、卒業生の ベントは、PBL総合教育センター主催で昨年度か
講話やディスカッションを通して自らの将来を意識
ら始 まったもので、主に八 代 キャンパスの教 職 員が
し、学生の主体的なキャリア・プランニングを支援す
体育館や中庭を使ってブースを出展し、参加者に楽
ることを目 的として毎 年 開 催されているもので、本
しい工作や面白い実験を体験してもらうものです。
キャンパスを卒 業し第一線で活 躍されているO B・ 今年度は熊本キャンパス、八竜天文台、小学校理科
OGの方7名にお越し頂きました。
部 会にも参 加して頂き、計 の出 展になりました。
また学生も約100名、補助として協力してくれま
第一部は全 体 研 修として、O B・O G 4 名の方か
ら講話を頂いた後、今年度の新たな試みとしてキャ した。
リア開 発 室の協 力のもと、小 林 先 生の進 行で「職 業
当日は快晴に恵まれ、低学年の小学生を中心とし
的・社 会 的 生 活に向 けて〜 私にとっての働 き方 〜」 た約300名の参加がありました。体育館では、あ
めからわたあめを作る「わたあめをつくろう」、プラ
と題したシンポジウムを実 施しました。
このシンポ
板に描いた絵からキーホルダーを作る「プラ板キー
ジウムでは、事前に実施した学生からのアンケート
ホルダー」、ペット ボ トルの中に人工イクラを 作る
結 果を紹 介しながら、O B・O Gの方にはパネリス
トとして、それぞれの経験に基づいた意見や考えを 「色とりどりのぷちぷちイクラ」などの企 画が人 気
のようでした。また屋外では、大きな「シャボン玉」に
聞かせて頂きました。
挑 戦 する子 供たちの姿が見 られ、「大 気 圧でつぶれ
るド ラム缶」や「ロケット」からは歓 声が上がってい
11
ろうと思っています。
質 問 を O B・O Gの方に
ぶつけたりして、
これから
自 ら も 積 極 的に色 々 な
等、有 意 義な話を聞かせ
ても ら う だ けではな く、
学 生 時 代 のエ ピ ソ ー ド
内 容やエンジニアとして
働 くことの意 義 や 苦 労 、
学 生 達は、具 体 的な仕 事
第 二 部では科 別 研 修として各 学 科に分 かれ、そ
れぞれ自分 達の学科のO B・OGの方とディスカッ
ションをおこないました。
15
ても貴 重な機 会になった
ようです。
松濱軒の説明を受ける参加者
11
保 健 室 だ よ り
看護師(八代キャンパス) 山下 智子
ここで学んだことを精一杯活かしてこ
など、思い出は尽 きないと思います。
トさせるわけですが、慣れない環境の
からはそれぞれ新しい生 活をスター
卒 業 生・修 了 生のみ な さ ん 、ご 卒
業・修了おめでとうございます。4月
も…。
て し ま うこ と
く、
イライラし
ギー 不 足の状 態 が続 き、集 中 力 がな
れからの新たな道で、元気にご活躍さ
の可愛いらしい姿が目に浮かびます。
れとした笑 顔で皆さんが入 学した時
き、苦 しいこともあった 時 、助 け られ
人は成長していけるものと思います。
また、新たな生活の中では多くの人
と 出 会い新 たな 人との関 わりの中で
●早寝早起きのリズムを確立する
いて下さい。
あげることをもう一度、頭に入れてお
であることが何より大切です。以下に
新しい場所で、あなたらしく羽ばた
いていくためには、心身ともに「健康」
新しい環境の中では、自分でも気づ
かないうちに緊張したり、
ストレスが
●上手にストレスを解消する
と思います。
践 し て 欲 しい
まずは早起
る た めには 、
ズムを確 立 す
つ ま り 、早
寝 早 起 きのリ
す。
とも大切で
をはかるこ
気分転換
ことをして
ま た 、自
分の好きな
寝へとつながっ
ていきます。
らお祈りいたします。
す。みなさんの今 後のご活 躍を、心か
といい成果となって表れてくるはずで
毎日、元気に生活できるのは健康が
あってこそ。日頃からの心がけは、きっ
きから 始 める
しょう。
休養。たっぷり睡眠をとるようにしま
やストレスがたまってきたら、まずは
たまったりするものです。あまりに長
不 調 を 来 た すこと も あり ま す 。疲 れ
い間ストレス状態が続くと、体や心に
時間後に睡眠を促すメラ
朝起きたらすぐにカーテンを開け、
太陽の光を浴びるようにしましょう。
なります。
●毎日、朝食を食べる
と 、そ れ が 早
トニンが分泌されて、夜に眠りやすく
時間~
体内時計がリセットされ、そこから約
す。
れることを応援しています。
春の健 診から皆さんとともに過 ご
した日々が、
いろいろな思い出が次々
るのはやはり人との絆です。
専の熊本キャンパスからお祈りしてい
ひ セッ ト で 実
「早 起 き」と
「 朝 食 」は 、ぜ
いかに多 くの人 々の友 情、
今 まで、
愛 情に包 まれて生 活してきたのかを
に慣れて行かなければなりません。
新しい生活、新しい仲間や先輩、上司
遠 く離れて、
この春から新しい環 境、
これからは、住み慣れた町を後にし
て、家 族の元 、仲の良 かった 友 人とも
中では、やはり体が資本になってきま
日 、試 験 やレポ ー トで徹 夜 した 日 々
看護師(熊本キャンパス) 中西 博子
ご卒業おめでとうございます。
晴 れのこのよき日 を 迎 えられまし
たことを心よりお祝い申し上げます。
思い知らされることとなるでしょう。
新たな生 活に入る前に多 くの方に
支 えられて生 活 出 来てきたことを振
高 専 生 活 5 年 間、専 攻 科 生は7 年
間今、振り返ると如何だったでしょう
か?
たな生活をスタートして下さい。
と駆け巡ります。
人との関わりを大 切にして新たな
生活でも、
ストレスに打ち勝って健康
り 返 り、感 謝の気 持 ちを 忘 れずに新
長いようで、あっと言う間の様に感
じられたのでは、ないでしょうか?思
この学び舎で、心も体も大きく成長
された立派な晴れ姿を拝見して感動
で楽しい生活が出来ますよう熊本高
い起こせば、5 年 前、7 年 前の晴れ晴
しています。
ます。
楽 しいこと も ある け ど 、時 につま ず
皆 さんの一番の思い出 は 何 があり
ますか?
一日を元気にスタートさせ
朝食は、
るのに欠かすことのできない大切なも
朝食を食べないと、昼食までエネル
ふ れる 授 業 のシー ン、ク ラスの皆 で
のです。
毎 日 過 ごした 学 校の教 室 、深 夜 ま
で過 ごした 研 究 室 、先 生 方の個 性 あ
16
笑った日 々、友 人と遊んだ時、クラス
マッチや 電 波 祭で頑 張った 充 実 した
2014.SPRING no.14
20
15
革新する技術、創造する未来∼夢へ翔る熊本高専∼
K
U
M
A
1年生学科対抗スカベンジャーロボッ
ト大会を開催しました。
(12/9)
12月9日
(月)、今年も熊本キャンパスにおいて1年生学科対
抗スカベンジャーロボット大会を開催しました。
スカベンジャーロボット大会とは、
フィールドに散らばった
2色のピンポン球を学生が自ら作成したロボットで指定の位
置に分別し回収する能力を競う大会です。授業で製作したロ
ボットの中から各学科の代表が選ばれ、アイディアと技術を
競い合いました。
今年で8回目となり毎年恒例となっているこの行事では、豊
かな創造性を発揮して決められたルールの中で工夫しなが
らアイディアを実現することにより、もの創りの楽しさや難し
さを学ぶことを目的としています。当日は選手以外の学生も
白熱した試合に大きな声援を送っていました。
M
O
T
O
K
O
U
S
E
N
第13回大学発ベンチャー・ビジネスプ
ランコンテストにて九州経済連合会長
賞を受賞しました。
第13回大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテストにお
いて、12月11日
(水)に最終公開審査が行われ、電子情報シス
テム工学専攻1年の徳永 真二君が、みごと九州経済連合会長
賞に輝きました。
九州圏内の大学院、大学、高専等から約50件の応募の中か
ら、1次、2次審査を通過し、第3位に輝く賞です。
事業名は、
「携帯デバイス使用によるテキスト・ネックを防止
するアプリケーション∼テキスト・ネック防止アプリ∼」
です。
今後事業化に向けて、特許出願やアプリ開発を進めて行く
予定とのことです。
第17回八代こども科学フェアに出展し
ました。
(1/11∼12)
平成26年1月11日(土)
と12日(日)八代市と八代工業振興
会主催の第17回八代こども科学フェアが八代ハーモニー
ホールで開催されました。会場入場者数は、両日合わせて約
3000名とにぎわいました。
本校から、触って楽しみながら科学を体験できる
「ミニミニ
科学館」13品の展示と、
「空気でっぽう」、
「ぷちぷちイクラ」、
「X
ジャイロ」の工作、
さらにロボコン部によるロボットの展示・実
演・操縦体験を行いました。シャボン玉づくりや工作は例年以
上の人気で、多くの子供が工作を楽しみました。
またロボコン
部の実演時には子供から大人まで多数の方がつめかけ、巧み
に動くロボットに見入っていました。
News
&
Topics
募集しています!
熊本高専公式HPではNews & Topicsの記事を募集しています。
Newsでは、部活動の対外活動や学内の学生行事、学生・教員の取り組みなどを紹介し
ます。また特に郊外での活躍はTopicsとして公式HPのトップページにも掲載されます。
公式HPで紹介したい内容がありましたら、ぜひ情報をお寄せください。学生・保護者の
方は、部活動の内容は顧問教員、各クラスの行事・個人での取り組みなどは担任を通じて
お寄せください。 News「在学生・保護者の方へ」内でもご覧いただけます。
2014.SPRING no.14
21
News&Topics
本校学生が日本人間工学会九州・沖縄
支部大会で優秀発表賞を受賞しました。
日本人間工学会九州・沖縄支部第34回大会(共催:電子情
報通信学会第70回福祉情報工学研究会、併催:人類動態学会
西日本大会第38回大会)において、電子制御工学科5年の今
井勝君が優秀発表賞を受賞しました。
後日、長谷川校長より表彰状が授与されました。
今井勝君の受賞コメント
この度は九州・沖縄支部大会優秀発表賞をいただき、まこ
とにありがとうございました。まだまだ勉強不足な点も多く、
拙い口頭発表になってしまったことを後悔する次第です。初
めて学会に参加して、発表や質疑応答を拝聴出来たことがと
ても良い経験になりました。
これを励みに一層努力したいと
思います。
マレーシア・ペトロナス工科大学訪問
団が八代キャンパスを視察しました。
(12/5)
12月5日
(木)に、九州の9高専連携事業の一環として九州の
9つの高専と交流協定を結ぶことを検討しているマレーシア・
ペトロナス工科大学(UTP)の一行が本キャンパスを訪問しま
した。訪問に際しては、互いの学校の概要や行っている国際
交流事業、特に学生の派遣と受け入れについての現状や今後
の可能性等についての情報交換のミーティングがなされた
後、キャンパスツアーによる学内視察が行われました。ツアー
では施設の見学や各学科の概要等の説明がなされた他、学
生や教員による研究室の紹介なども行われました。
参考文献:
「振戦抑制のためのモデル化と手書きアシストへの応用」
柴里 弘毅、大塚 弘文、今井 勝、楠田 衛、麻生 晋併:人間工学
第34号、pp.7-12、人間工学会 九州・沖縄支部
冬季オープンキャンパスを開催しました。
(12/7)
セミコンジャパンにて学生研究紹介を
行いました (12/4∼6)
12月4日から6日まで幕張メッセ(千葉)にて開催されたセ
ミコンジャパンのThe高専@SEMICONという企画で、電子制
御工学科5年内尾祥貴君と田上僚馬君(指導教員: 加藤達也
助教)が学生研究紹介を行いました。株式会社荏原製作所
様のブースの一角をお借りして、学生が製作した「自律移動
型ライン引きロボット」の展示・解説と、小型機によるデモン
ストレーションを行い、多数の来場者の方とひっきりなしに
ディスカッションを行っていました。企業の方々と直接意見
交換する機会は貴重であり、学生にとっても非常にいい経
験になったと思います。
熊本高専ということで、壁に大きなくまモンが描いてあり、
なんと本物のくまモンも応援に来てくれました!
22
2014.SPRING no.14
12月7日(土)、熊本キャンパスにおいて冬季オープンキャン
パスを開催しました。寒い時期の開催ではありましたが、中学
生80名、保護者65名の方にご来場頂きました。みなさまのご
来場ありがとうございました。
全体での学校紹介に続き、授業内容の説明、各学科におけ
る実験や研究内容の展示、学生や保護者による相談会、構内
の施設見学などを実施しました。また、学生寮の見学案内で
は、寮の担当教員からの説明のほか、実際に寮で生活をして
いる寮生が施設をご案内し、寮での生活などについて中学生
や保護者の方からの質問にお答えしました。
熊本高専だより
行事予定
4月 9月
Event Calendar
八代キャンパス
熊本キャンパス
4
April
月
2014. SPRING No.14
4
(金) 始業式
4
April
月
4
(金) 始業式・授業開始
(本科)
5
(土) 入学式
5
(土) 入学式
7
(月) 授業開始
(本科・専攻科)
7
(月) 対面式・春季文化発表会
9
(水) 対面式
授業開始
(専攻科)
10
(木) 1年生県下一斉テスト
10
(木) 1年生県下一斉テスト
21
(月)
∼22
(火) 1年生合宿研修
17
(木)
∼18
(金) 1年生合宿研修
26
(土) 保護者懇談会・奨学後援会総会
5
・寮生保護者会
May
月
1
(木)
∼2
(金) 春季クラスマッチ
26
(土) 保護者懇談会・後援会総会
5
・寮生保護者懇談会
May
月
16
(金) 専攻科推薦選抜試験
【発行】総務委員会 平成 26 年 2 月
9
(金) 専攻科推薦選抜試験
(生産システム工学専攻)
(電子情報システム工学専攻)
24
(土) 専攻科学力選抜試験
(電子情報システム工学専攻)
30
(金)
∼6/1
(日) 高校総体
6
June
30
(金)
∼6/1
(日) 高校総体
6
June
月
6
(金)
∼12
(木) 前期中間試験
月
20
(金) 専攻科学力選抜試験
10
(火)
∼16
(月) 前期中間試験
7
20
(火) 学生総会・球技大会
July
月
18
(金)
∼20
(日) 九州沖縄地区高専体育大会
7
(生産システム工学専攻)
July
月
18
(金)
∼20
(日) 九州沖縄地区高専体育大会
(本科)
21
(月) 編入学試験
(専攻科)
22
(火)
∼28
(月) 前期定期試験
(本科)
29
(火)
∼8/4
(月) 前期定期試験
8
August
月
9
(土) 夏季オープンキャンパス
12
(火)
∼9/21
(日) 夏季休業
19
(火)
∼31
(日) 全国高専体育大会
9
September
月
25
(金) 編入学試験
(本科)
30
(水)
∼8/5
(火) 前期定期試験
(本科・専攻科)
8
August
月
10
(日) オープンキャンパス
11
(月)
∼9/23
(火) 夏季休業
19
(火)
∼31
(日) 全国高専体育大会
9
September
月
5
(金)
∼7
(日) 保護者懇談会
22
(月) 後期授業開始
24
(水) 後期授業開始
編集後記
今年度も残りわずかとなりました。今号では卒業をテーマにし
ています。いよいよ高専を巣立つ卒業生の皆様大きく飛翔されま
すことを切に願っております。恩師や友達等の卒業にあたっての
言葉から何か感じられるものがあれば幸いです。今後とも皆様方
に高専の今を伝えられるものを作成していきます。
独立行政法人 国立高等専門学校機構 熊本高等専門学校
熊本キャンパス
〒861-1102 熊本県合志市須屋 2659-2 TEL 096-242-2121
八代キャンパス
〒866-8501 熊本県八代市平山新町 2627 TEL 0965-53-1211
http://www.kumamoto-nct.ac.jp/
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