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食品企業経営学 必修 2年次
食品企業経営学 2年次/ 2 単位 必修 前期 齋藤 武至【専任講師】 学科・クラス 指 定 等 学習目標 この講義では、経営学を初めて学ぶ学生を念頭に置き、企業経営の仕組みやその理論を講述する。経営学は企業経営に関わるこれまでの経験と蓄積を体系 化した学問である。そこで体系化された諸概念を学び、ビジネスの現場で活動している企業の姿を客観的に把握できるように学習する。論述の内容は、経 営管理論が主要なものになるが、その中でもとくに①経営組織論と②経営戦略論に焦点をあて、食品企業経営等の事例を織り込みながら講義を展開する。 学 び の ゴーイング・コンサーン、企業形態、企業の社会的責任、経営組織、経営戦略。 キーワード 参考図書として示した下記の文献を事前に読んでおくことが望ましい。履修条件については特になし。 準備学習及び復習 の内容・履修条件 特定のテキストは使用せず、講義ノートによる授業を行う。授業時に説明資料として用いる統計データや関係資料は適宜配布する。 授業方法 定期試験(食品企業経営学の基礎的事項と今日的特質の理解ができていれば合格(60点))。 成績評価 基 準 備 考 参考書:村松司叙『現代経営学総論』(中央経済社)、高橋伸夫『コア・テキスト経営学入門』(新世社)、『これからの経営学)』(日経ビジネス人文 庫)、『経営学の基本』(中央経済社) オフィスアワー:最初の授業で指示する。 回 数 授 業 内 容 経営学の対象と方法(経営学の研究対象、経営学の方法、経営学の特質、経営学の体系など)について論述し、授業の導入段階のガイダンスを行う。 1 経営学の系譜(ドイツ経営学の系譜、アメリカ経営学の系譜、日本経営学の系譜)について論ずる。 2 企業組織の成立。①市場取引から企業取引へ、②市場機構対企業組織、③統合化の経済性。 3 企業形態。①私企業体制の発展(人的企業から資本的企業へ、株式会社の特徴)、②公企業体制の発展(公企業の性格、公企業の類型、公企業の課題)。 4 経営者の職能。①所有と経営の分離、②経営者支配と自己金融、③トップマネジメントの構成と機能。 5 企業と環境。①第1次環境と第2次環境、②外部環境と内部環境、③環境と企業の関係理論。 6 企業の社会的責任。①社会的責任の内容、②社会的責任と経営戦略。 7 経営の意思決定と情報。①マネジメントと意思決定、②意思決定の構造、③マネジメントと情報。 8 マネジメント思想の展開(Ⅰ)。①テーラーの科学的管理法、②フォードの管理論。 9 マネジメント思想の展開(Ⅰ−つづき)。③人間関係論、④動機付け理論。 10 マネジメント思想の展開(Ⅱ)。①マグレガーの理論、② アージリスの理論、③行動科学的アプローチ、④期待理論、⑤リーダーシップ。 11 経営組織の論理。①組織の概念、②単位組織と複合組織、③組織の構造、④組織の基本形態。 12 13 営組織の発展。①組織の応用形態(事業部制組織、プロジェクト組織、マトリックス組織、社内カンパニー制など)、②組織戦略( 内部組織戦略、外部 組織戦略など)。 経営戦略。①環境と経営戦略、②経営戦略の構造と策定プロセス、③競争戦略、④製品ライフサイクルと戦略の選択。 14 期末筆記試験 15