Comments
Description
Transcript
SPARC M6-32サーバー
ORACLE DATA SHEET SPARC M6-32 サーバー おもな機能と利点 最大 32TB のシステム・メモリを搭載し た圧倒的なレベルのパフォーマンスに より、アプリケーションおよびデータ ベースの全体をメモリ内でホスト可能 あらゆるサイズのワークロードに対応 するパフォーマンス – 前世代と比較 してプロセッサ・コア数 2 倍、最大 32 基の新規 12 コア 3.6GHz SPARC M6 プロ セッサ もっとも包括的な無償かつオーバー ヘッド無しの組み込み仮想化テクノロ ジーを利用でき、単一システム内であ らゆるビジネス・クリティカルなワー クロードを比類のない効率性で実行 オラクル最高の可用性を誇るエンター プライズ・クラス・サーバーであり、 ほとんどの主要コンポーネントが冗長 でホットプラグ対応 徹底した RAS 設計により、アプリケー ションおよび計算処理サービスの稼働 時間を最高レベルで保証 Oracle Solaris 11、10、(9、8:Oracle Solaris Zones による)を含む複数の バージョンの Oracle Solaris オペレー ティング・システムを実行 Oracle Solaris アプリケーションにつ いてはアプリケーション・バイナリ互 換性が保証されるため、これまでのソ フトウェアに対する投資が保護され、 高コストの複雑な移行は不要 内蔵のオンチップ暗号化アクセラレー ションにより、アプリケーションのパ フォーマンスを低下させずに、高水準 のセキュリティを提供 オラクル独自の優位性：ハードウェア とソフトウェアの共同開発を実施する ことにより、最高のパフォーマンスと 効率性を実現 オラクルの SPARC M6-32 サーバーは、ビッグ メモリマシンと表現できます。オラクルの SPARC システム・ポートフォリオの中で最大規 模のサーバーであり、最大 32 テラバイトのメ モリが搭載されるため、データベースおよび アプリケーションの全体をシステム・メモリ 内でホストできます。プロセッサあたりのメ モリ容量は、他のデータセンター・サーバー と比較して 2 倍になります。SPARC M6-32 サー バーには、前世代と比較してプロセッサ・コ ア数が 2 倍の新しい SPARC M6 プロセッサが搭 載されています。そのため、大規模なミッショ ン・クリティカル・ワークロードに対して非 常に優れたパフォーマンスを発揮し、同等のエンタープライズ・クラ ス・サーバーよりも価格性能比が格段に優れています。このシステム では、業界でもっとも包括的な組み込み仮想化テクノロジーが無償で 利用できるため、IT リソースを最大限に活用でき、今までにないレベ ルのサーバー使用率と効率性が実現されます。SPARC M6-32 は、停止 時間を最小限に抑え、Oracle ソフトウェアおよび基幹ビジネス・アプ リケーションに対して最高レベルのシステム可用性をもたらします。 製品概要 SPARC M6-32 サーバーは、オラクルの SPARC ポートフォリオの中で最高の可用 性を誇る、最大規模のエンタープライズ・サーバーです。ビッグ・メモリ・サー バーと言える SPARC M6-32 は、信頼性、可用性、保守性を確保するために最適 化された柔軟に構成変更可能なサーバー・エンクロージャを利用することで、 現在および将来のミッション・クリティカルなワークロード要件を満たすよう に設計されています。SPARC M6-32 サーバーは最大 32 基のプロセッサ、32TB のシステム・メモリ、32 個の内蔵ディスク・ストレージ・デバイス、64 個の PCIe 3.0 I/O 拡張スロットまで拡張できます。12 コアおよび大規模共有 48MB レベル 3 キャッシュを含む SPARC M6 プロセッサにより、SPARC M6-32 サーバー のシステム・スループット・パフォーマンスは前世代の SPARC M5-32 サーバー の 2 倍になっています。SPARC M6-32 サーバー上の比類のないシステム仮想化 機能には、動的ドメインによるハードウェア・パーティション、および Oracle VM Server for SPARC 論理ドメインが含まれます。さらに、動的ドメインと Oracle VM Server for SPARC 論理ドメインの両方に Oracle Solaris Zones を使用でき、 ワークロードの独立性とシステム使用率が向上します。SPARC M6-32 サーバー では最大 4 個の動的ドメインがサポートされ、最大 512 個の論理ドメインを作 成できます。SPARC M6-32 サーバー仮想化テクノロジーはすべて無償の組み込 み機能であり、オーバーヘッドも発生しません。 ORACLE DATA SHEET SPARC M6-32 サーバーは、主要コンポーネントの冗長化やホットプラグ機能を 含む、最高レベルのエンタープライズ・クラス RAS 機能を提供します。その他 の重要な高可用性機能には、ハードウェア障害分離のための動的ドメインの利 用、エンド・ツー・エンドの ECC メモリ保護、Oracle Solaris 障害管理アーキ テクチャなどがあります。これらの機能によって、サーバーの自己修復が可能 になり、また、単一のシステム障害によってシステム・リカバリが阻害される ことはありません。この点は、ミッション・クリティカル・コンピューティン グとって不可欠です。 豊富な機能を搭載したサーバー管理ツールが、追加コストなしですべての Oracle サーバーに搭載されています。 Oracle ILOM は、業界標準プロトコルを利用して、セキュアで包括的なローカ ル管理およびリモート管理を実現します。また、Oracle ILOM には電力管理お よび監視機能、障害検出および通知機能が含まれています。さらに、Oracle System Assistant が統合されており、システム管理者はこの指示に従って作業 することで、オラクルに認定されたハードウェア・ドライバを使用した、迅速 なサーバーの導入、ファームウェアの更新、ハードウェアの構成、オペレーティ ング・システムのインストールを容易に行うことができます。 SPARC M6-32 サーバーは、 性能と効率性が過去最高となるオラクルの SPARC ベー ス・サーバー・ファミリーに属します。オラクルの SPARC ベース・サーバー・ ファミリーは、1 基から最大 32 基までのプロセッサに対応するシームレスなス ケーラビリティを実現し、ミッション・クリティカルなアプリケーションを考 慮して設計されています。SPARC ベース・ファミリーに属するすべてのサーバー で、Oracle Solaris オペレーティング・システムが実行されます。これらのサー バーは Oracle VM Server for SPARC を通じて同じ仮想化機能を共有し、Oracle Enterprise Manager Ops Center を通じて同じシステム管理フレームワークを 利用します。そのため、あらゆるエンタープライズ・ワークロード環境におい て過去に例を見ない簡便性を達成でき、ビジネス・リスクの削減、管理コスト の節減、あらゆる規模へのビジネス拡大に対応する柔軟性や、信頼性および稼 働時間の最大化が可能になります。 Oracle Premier Support の お 客 様 は 、 My Oracle Support お よ び Oracle Enterprise Manager Ops Center のマルチサーバー管理ツールを利用できます。 Oracle Enterprise Manager Ops Center は、システム管理ツールであり、サー バー、ストレージ、ネットワーク・コンポーネントの検出、プロビジョニング、 監視を行います。また、Oracle Enterprise Manager Ops Center には自動サー ビス・リクエスト機能もあり、ユーザーの介在なしに潜在的な問題が検出され てオラクルのサポート・センターに報告されるため、最高レベルのサービスと サポートの簡素化に役立ちます。 SPARC M6-32 サーバーの仕様 おもな用途 2 エンタープライズ・アプリケーション：Oracle E-Business Suite、オラクルのSiebel Customer Relationship Management(Siebel CRM)、Oracle Business Intelligence Suite, Enterprise Edition、オラクルのPeopleSoftアプリケーション、オラクルのJD Edwards Enterprise Oneアプリケーション、SAP R/3 ミドルウェア：Oracle WebLogic Server、Oracle WebCenter Suite、IBM WebSphere、 JBoss、Apache データベース：Oracle Database 11g Release 2、IBM DB2、Sybase IQ ORACLE DATA SHEET アーキテクチャ プロセッサ SPARC V9 アーキテクチャ 最大32基の12コア3.6GHz SPARC M6プロセッサ プロセッサあたり最大96個のコンピューティング・スレッド、システムあたり最大 3,072個のスレッド SPARC M6 プロセッサあたり12個の暗号化ユニット オンチップの暗号化命令アクセラレータにより、次の16種類の業界標準暗号化アルゴ リズムを非特権モードで直接サポートし、さらに12コアのそれぞれでランダムな数字 を生成：AES、Camellia、CRC32c、DES、3DES、DH、DSA、ECC、Kasumi、MD5、 RSA、SHA-1、SHA-224、SHA-256、SHA-384、SHA-512 SPARC M6 プロセッサあたり12個の浮動小数点ユニット プロセッサあたりのキャッシュ 大型の48MB、8バンク、共有レベル3キャッシュ コアあたり128KBの専用レベル2キャッシュ メイン・メモリ 最大32TBのシステム共有メモリ（32GB 1,066MHz DDR3 DIMMを使用した場合） 16GBと32GBの DIMMをサポート 標準/統合インタフェース ネットワーク：設定済みベース I/Oカードを使用した最大32個の 10GbE （100Mbps/1Gbps/10Gbps） 拡張バス：PCIe ホットプラグ対応キャリア経由でアクセスする64個のロープロファ イル PCIe 3.0（x8 レーン）スロット ポート：各SP（2）上の2個の RJ45 コンソール・ポート：1x シリアル管理ポート、 1x 1GbE ネットワーク・ポート 大容量ストレージとメディア 内蔵ディスク 外付けストレージ 最大32台の600GB、2.5インチ SASドライブまたは 300GB/400GB SSDドライブ クラス最高の革新的なストレージ、ハードウェア、 およびソフトウェア・ソリューションの完全な製品 ラインナップを、有名な世界有数のサービスとサ ポートとともに提供しています。詳しくは、 oracle.com/storageを参照してください。 電源 12台のホットスワップ対応 AC 7,000W冗長（6 + 6）電源 電源コードあたりの最大動作入力電流（三相電力、3 + 3合計コード） ：200-240V AC、 48A；380-415V AC、24A；480V AC、20A おもなRAS機能 3 ホットプラグ対応のディスク・ドライブ ホットプラグ対応の PCIeカード ホットプラグ対応のサービス・プロセッサ・モジュール ホットスワップ対応の冗長電源と冗長ファン 環境監視 Extended ECC、エラー訂正、メモリ/アドレス/データ・パスのパリティ・チェック 容易なコンポーネント交換 各ドライブへのデュアル経路を提供する統合デュアル・ディスク・コントローラ Electronic Prognostics 動的ドメイン Oracle Solaris の予測的自己修復機能を含む障害管理アーキテクチャ ORACLE DATA SHEET ソフトウェア オペレーティング・システム オラクルはパフォーマンスおよび機能が強化された Oracle Solaris 11を推奨します Oracle Solaris 11.1 Oracle Solaris 10 1/13（ゲスト・ドメインを使用） Oracle Solaris 8またはOracle Solaris 9専用に認定 されたアプリケーションは、Oracle Solaris 10 1/13 ゲスト・ドメイン内の Oracle Solarisレガシー・ ゾーンにインストール可能 付属のソフトウェア Oracle Solaris 11.1 Oracle VM Server for SPARC 3.1 仮想化 無償の内蔵仮想化テクノロジーは以下を含みます。 Oracle VM Server for SPARC（最大 512個の論理ドメイン） Oracle Solaris Zones 動的ドメイン（最大 4個） 動作環境 5～35°C（41～95°F）、最大高度 500m （1,640フィート） 5～29°C（41～84°F） 、最大高度 3,000m （10,000フィート） 0～50°C（32～122°F） 、最大高度 12,000m（40,000 フィート） 20～80%、湿球温度27°C（81°F） 、結露なし 93%、湿球温度38°C（100.4°F） 、結露なし 0～3,000m（0～10,000フィート）* *インストールの最高高度を 2,000mに制限する法規 制のある中国市場を除く 0～12,000m（0～40,000フィート） 90,000BTU/時、最大4,200CFM 動作時温度 非動作時温度 動作時相対湿度 非動作時相対湿度 動作時高度 非動作時高度 冷却 準拠規格（以下の要件に対応） 安全性：EN 60950-1:2006+A11:2009、IEC 60950-1:2005+A1:2009 2nd Edition、 UL60950-1 2nd Edition 2011-12-19、CAN/CSA-C22.2 No.60950-1-01 2nd Edition 2011-12 EMC：EN55022:2010 Class A、EN55024:2010、 EN61000-3-2:2006+A1:2009+A2:2009、EN61000-3-3:2008、ETSI EN300386:2012 （V1.6.1）、47CFR15 Subpart B（FCC）Class A、ICES-003 Class A、AS/NZS CISPR22:2009+A1:2010、CISPR22:2008 Class A 規制標示：CE、FCC、ICES-003、C-Tick、VCCI、EAC、BSMI、KC、cULus EU指令：RoHS指令2011/65/EU 寸法と重量 高さ：2,000mm（78.7インチ） 幅：904mm（35.6インチ） 奥行：1,451mm（57.1インチ） 、前面ドアと背面ドアを含む 重量：最大約 1,678kg（3,700ポンド） 、構成によって変化 省エネ法に基づくエネルギー消費効率*1 省エネ法規制対象外 *1 エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定した消費電力を、省エネ法で定め る複合理論性能で除したものです。 4 ORACLE DATA SHEET 保証 SPARC M6-32 サーバーには 1 年間の保証が付属しています。オラクルのハードウェア保証について、詳しくはこちら を参照してください。http://www.oracle.com/jp/support/policies/index.html サービスとサポート Oracle Advanced Customer Support Services：新しい SPARC M6-32 システムの導入に関するベスト・プラクティス を学び、仮想化機能を最適化し、過去のテクノロジーを安全に統合できます。 詳しくは、こちらを参照してください。 http://www.oracle.com/jp/support/advanced-customer-services/overview/index.html 移行サービス：Oracle Migration Factory の自動化ツールや製品知識を利用して、移行プロジェクトをより低いリ スクでより迅速に実行します。 詳しくは、こちらを参照してください。http://www.oracle.com/jp/direct/migration-service/index.html Oracle Premier Support：Oracle Premier Support では、ソフトウェアの更新や運用のベスト・プラクティスから 事前予防的なサポート・ツールや迅速な問題解決まで、オラクル製品に対する投資収益を最大化するための包括的な 統合サポートを提供しています。Oracle Enterprise Manager Ops Center データセンター管理ソフトウェアも Oracle Premier Support に含まれます。 詳しくは、こちらを参照してください。http://www.oracle.com/jp/support/index.html Copyright © 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 本文書は情報提供のみを目的として提供されており、ここに記載される内容は予告なく変更されることがあります。本文書は一切間違いがないことを保証するものではなく、さらに、口述による明 示または法律による黙示を問わず、特定の目的に対する商品性もしくは適合性についての黙示的な保証を含み、いかなる他の保証や条件も提供するものではありません。オラクル社は本文書に関す るいかなる法的責任も明確に否認し、本文書によって直接的または間接的に確立される契約義務はないものとします。本文書はオラクル社の書面による許可を前もって得ることなく、いかなる目的 のためにも、電子または印刷を含むいかなる形式や手段によっても再作成または送信することはできません。 Oracle および Java は Oracle およびその子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称はそれぞれの会社の商標です。 Intel および Intel Xeon は Intel Corporation の商標または登録商標です。 すべての SPARC 商標はライセンスに基づいて使用される SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、 AMD ロゴおよび AMD Opteron ロゴは、Advanced Micro Devices の商標または登録商標です。UNIX は、The Open Group の登録商標です。0113 5