Comments
Description
Transcript
掲載記事はこちら - 国際医療福祉大学病院
【ご自由にお持ちください】 リハビリテーション室のご紹介 当院のリハビリテーション室の主な特長 ― リハビリテーション科特集 ― リハビリテーション科部長のごあいさつ ハートフルチャレンジ:患者様の「生活上の困難」を取り除き、最高のQOL(生 活の質)実現に向けて挑戦します。お一人おひとりの生活や価値観を尊重し,最 新の医療を駆使して「新しい生活を創り上げる」支援をします。心をこめて「科 学をもとに、お一人おひとりにあわせて最適な生活を追求します」、それがハー トフルチャレンジです。 リハビリテーション科部長 お お た き く お 太田 喜久夫 <プロフィール> 三重大学卒、医学博士 。 藤田保健衛生大学客員教授 、 前藤田保健衛生大学医療学部リ ハビリテーション学科教授 、 日本リハビリテーション医学会 認定指導責任者・専門医 、 日本摂食嚥下リハビリテーショ 最新の技術・設備を背景に:大学病院が持つ高度な画像診断技術や生理・生化学 検査結果をもとに、リハビリテーション科の専門的検査・治療をご提供します。 脳血管リハビリテーション、運動器リハビリテーション、心臓リハビリテーショ ン、呼吸器リハビリテーション、がんリハビリテーションの施設基準を満たし、 各科と連携して総合的リハビリテーションを実施しています。 抜群の人的・物的環境 40名以上のリハビリテーションスタッフ、直線40m歩行距離を確保した機能 的なリハビリテーション空間。質・量ともに急性期総合病院としては全国 トップレベルのリハビリテーションをご提供します。 万全なリスク管理 大学病院の機能を最大限に活用し、リハビリテーション科専門医の指導のも と、万全のリスク管理で安全に、最大限の効果を獲得できるよう対応いたし ます。 病院内チームと連携し総合力を発揮 栄養サポートチームや各診療科のチームと連携し、運動療法と連動した栄養 状態の改善、筋力強化、体力強化をすすめています。 理学療法(PT) 病気やけがによる身体運動の機能低下 に対して、運動療法や物理療法による 治療を行い、痛みの軽減、関節の動く 範囲の拡大、筋力の強化をしていきま す。また、歩行や車椅子の操作方法を 含めた、日常生活に必要な基本的な動 作の練習、スポーツ障害によるスポー ツ活動復帰への支援も行っています。 ●基本動作訓練 作業療法(OT) 脳の損傷や外傷などによる身体の障害や、服を着る、 トイレに行く、料理を作るなど、日常生活の活動に支 障の ある方に 対し、さま ざまな作業 活動を通 して身 体・精神機能の回復・日常生活能力の拡大を図ってい きます。また、身体の障害を補うための福祉用具の紹 介や住宅改修のアドバイスも行います。当院作業療法 室では、退院して自宅生活へ戻ったり、仕事場へ復帰 ●指先の機能訓練 したりすることへのサポートや、難病に対するリハビ リテーション、小児分野の発達支援も行っています。 I 専門的リハビリテーションの展開:嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査に基づいた摂 食嚥下リハビリテーション、最新の下肢装具を利用した歩行訓練、痙直(筋肉が 緊張し、固くなった状態)に対するボツリヌス治療、高次脳機能障害に対する包 括的認知リハビリテーション、小児発達障害に対するリハビリテーションなどを 展開しています。また、脳損傷にともなう機能回復を目的としたニューロリハビ リテーションも積極的に実施しています。 N F O 言語聴覚療法(ST) ことばや聞こえ具合などコミュニケー ションに問題を持つ方や、食べ物が飲み 込みにくい、むせてしまうなどの摂食・ 嚥下の問題がある方に対して、豊かな生 活が送れるよう言語聴覚療法を実施して います。 R M A 健 康 教 室 T I O N ●ことばの訓練 ! テーマ:神経内科セミナー 『認知症になりにくい脳とは?』 日時:平成28年4月23日(土)14:00~15:30 会場:国際医療福祉大学病院B棟5階講堂 当院ではスタッフが一丸となり、今後も患者様やご家族に寄り添いながら、チー ム医療で取り組んでまいります。 はしもと 講師:神経難病部長・教授 橋本 りつお 律夫 ン学会認定士 。 健康教室開催レポート ニューロリハビリテーションの展開 2月27日(土)、脳神経外科セミナーを開催いたしました。冬晴れの絶好のお 出かけ日和に、定員をはるかに超える方にご参加をいただきました。 ニューロリハビリテーションとは、神経ネットワークの機能を最大限に 利用し、脳卒中や脳外傷などで損傷された神経回路を修復し、機能回復を すすめるリハビリテーションです。近年、機能が低下している脳神経回路 に電気刺激をすることで神経回路が活性化することが明らかとなり、リハ ビリテーションと併用することで手足の麻痺が改善し、注意力や話す力が 改善することが報告されています。当院でも2015年から直流電気刺激装置 (t-DCS:図1)を使用した脳卒中後の麻痺の回復を促進するニューロリハ ビリテーションを開始しております。直流電気刺激は微弱な電流を損傷し た脳神経周囲に流し、神経の電気活動が修復される現象を利用するもので す。また、タナベスパイダーや機能的電気刺激(図2)、緊張が強くなっ た筋肉の突っ張りを改善するボツリヌス治療などを併用することが電気刺 激の効果を高めます。このように、患者様の状態にあわせ、様々な治療・ 訓練法を組み合わせることによって、脳神経が損傷されて生じている機能 障害を改善し、日常生活活動の改善や生活の満足度(QOL)の向上に努め ています。 ニューロリハビリテーションに関するお問い合わせは、リハビリテー ション科受付にご相談ください。適応のある方には診察の上対応させてい ただきます。 図1 直流電気刺激装置(t-DCS) 今回のテーマは『脳卒中にならないための対策~そのウソとホント~』として、 当院脳神経センター長の橋本雅章先生に脳卒中の種類から脳卒中によくない生活習 慣、危険因子の紹介、脳卒中の正しい予防法などをお話しいただきました。 また、恒例のワンポイントアドバイスは、当院の大塚久美子管理栄養士が『減塩 のすすめ』として、食事に含まれる塩分量や減塩のコツについてお話をいたしまし ●講演中の橋本雅章先生 た。 参加者からは、「分かり易い説明でよく理解できた」「出来る事から早速始めた いと思います」などといった声が聞かれ、大盛況のうちに終了いたしました。 図2 機能的電気刺激 ≪患者様利用電話≫ 病 院 代 表 番 号: 0287-37-2221 診 療 予 約 専 用: 0287-38-2782 人間ドック・健診 : 0287-38-2751 国際医療福祉大学病院 ホームページ ≪無料シャトルバス時刻≫ 病院発 時 分 10 12 14 16 40 30 20 00 西那須野駅発 (西口) 時 8 11 12 14 分 55 10 50 50 病院発 時 分 9 11 13 15 30 30 10 30 http://hospital.iuhw.ac.jp/ 那須塩原駅発 (西 口 ) 時 8 10 12 13 分 15 00 00 40