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二戸市少年センターだより

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二戸市少年センターだより
二戸市少年センターだより
発行
二戸市少年センター
住所
二戸市福岡字八幡下 11番地1
二戸市総合福祉センター内
電話
平成 27 年度第 3 号〔平成 28 年 2 月 29 日〕
0195
-2
3-1313
第 17回わたしの主張県大会で見事優秀賞に輝きました、福岡中学校3年生の
さんの『「C」の軌跡』をご紹介させていただきます。
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久保田
澪
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「あなたは、どうやって信頼を取り戻すの?」
2年生の夏、私は一人の友人の心をとても深く傷つけてしまいました。まわりとのたわいもないもな
い会話の言葉。まわりの言うことに同調し、彼女を批判する言葉をネット上で公開してしまったのです。
その投稿がどんな結果を生むのかも考えずに。取り返しがつかない過ちだと気付かされたのは、担任の
先生の悔しさをにじませた言葉でした。
「せっかく今まで、あなたの行いが信頼され、たくさんの友人や先生方に認められてきたのに・・・。」
私は、自分が周りから信頼されているとは思っていませんでした。自分の考えを言えず、人に同調して
しまう自分。まわりの一言に左右されてしまう自分。その結果、一人の友人を悲しませることになりま
した。階級性も言論統制もない自由な日本で生きる私達。言葉の重さも命の重みもあまり意識せず、信
頼も命も一瞬で消えることに気付いていない私達。このことに初めて気が付いた私は、彼女を前に心か
ら謝罪しました。許してもらえないだろうと覚悟していましたが、こんな私を彼女は許してくれました。
友人関係を築き直す、私が変わる「チャンス」を与えてくれたのです。私は決意しました。私を許して
くれた彼女のために、「自分を変えよう、変わろう、信頼を得るために」
3年生になり、体育祭の係決めの日。学級のみんなから係長に推薦されました。
「私がリーダーでいいのだろうか、私はやれるのだろうか。」
不安を通り越し、怖さすら感じました。リーダーとして、人前に立った経験がない私です。すぐに首を
縦に振ることができませんでした。しかし、私は変わりたかったのです。彼女のためにも、支えてくれ
た先生のためにも、何より推薦してくれた学級のみんなのために頑張ろうと思いました。
そしていつしか、係長の仕事にのめり込み、
「紫組団のためなら、なんでもできる。」
そう思える自分がいました。「賞よりも、みんなと良い思い出を作りたい。」という私の思いに学級のみ
んなも応えてくれました。結果、紫組団は優勝をつかむことができたのです。みんなでつかんだ優勝で
す。そして、それは私が変われた瞬間でした。
みなさんは、まわりにあるたくさんのチャンスに気付いていますか。挑戦していますか。それが自分
を変える一歩になるのです。
私は今、挑戦することが怖くありません。NHK合唱コンクールへの参加、学年合唱の指揮者への立
候補、私の主張への出場。以前の私からは想像もできません。
私は、今、チャレンジする自分が好きです。変わっていく自分も好きです。いっぱいいっぱいで、苦
しくなりますが、それさえも楽しいと思えるのです。
チャンスはいつでもどこにでもあります。少しの勇気を持ってチャレンジしませんか。そこに新しい
自分を発見できるはずです。
チャンス、チャレンジ、チェンジ。
皆さんも共に、「C」の軌跡をたどってみませんか。
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「チャンス」はすぐそばにあり、勇気を持って「チャレンジ」することで、自分を「チェンジ」
できる。皆さんにも伝わったでしょうか。
裏面へ⇒
<平成 27 年度 少年センター補導日誌より(抜粋)>
4月 ・立ち話をしている中学生に、寒いから早く帰るように声掛けをしたところ「有難う御座
います」と返事が返ってきて、うれしかった。
・警察ボランティア協会のあいさつ運動に参加。とても寒い朝でしたが、真新しい制服姿
の生徒と黄色の帽子の一年生等から、大きな声の挨拶をいただき、気持ちの良い一日をス
タートさせることが出来た。
5月 ・自転車に乗っている小学生数人あり。並んで走行している子もおり少々危険を感じた。
6月 ・二戸駅東口1階の構内で夜スケボーをしている情報があり。19時頃巡回。二戸駅に苦
情が多いため建物の管理者である二戸市商工観光課に相談。確認し対応してくれるとのこ
と。
・横断歩道を自転車に乗ったまま渡ろうとした高校生に注意し指導をした。
7月 ・下校で横断する小学生を誘導したが、規則を守り感心した。
・並列の自転車が気になり声掛けをし注意をする。
8月 ・某店舗でショッピングカートの空車で遊ぶ低学年の男児2人あり。付近で親を見掛けな
かったため注意。
・下校途中の子ども達に積極的に声掛け。学校の様子を聞く事が出来た。問題行動は見ら
れなかった。
9月 ・某店舗のゲームコーナーは、テスト明けということで多くの高校生で賑わっていた。大
声を上げゲームに興じる高校生に注意。
・文化会館前で、スケボーをしていた人に注意。
10月 ・二戸駅前の駐輪場に、長期間放置されている自転車が何台か見受けられた。地下道は
掃除され落書きもなく気持ちよかった。
11月 ・元の八幡下交番付近で、暗いのに無灯火の自転車の高校生に声を掛けたが、そのまま
走り去った。音楽を聴いていて耳に入らなかったのか?無視したものか?
・巡回中に多くの小・中・高校生から元気なあいさつを頂き嬉しかった。
12月 ・男子小学生が自転車で、駐車場の車の間を通り抜ける遊びをしていたので声を掛け注
意した。
1月 ・某店舗で商品に乗り試食しようとしている子どもがおり、二人で注意しようと駆け寄っ
たら、走って逃げてどこかへ消えてしまった。探したが親も子も見つけられず。これは問
題である。
※多くの青少年が健全に育つ地域社会をめざしておりますので、今後も少年補導員の活動につい
てご理解、ご協力をお願いいたします。
いわて家庭の日
「いわて家庭の日」を親子、家族の絆を深める日
にしましょう。
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