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2月号 - 杏林大学

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2月号 - 杏林大学
2 月号
平成 21 年
No.371
会報
2009 年度一般入試:1 月 13 日の看護専門学校一般入試に続いて、外国語学部、総合政策学部、医学部、保
健学部の一般入試が学内外の会場で行われる。
○新年互礼会‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2
文化・スポーツ
○学生支援センター設立へ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2
○ドナルド・キーン名誉博士の
○最終講義‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
文化勲章受賞祝賀会が開かれる‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7
○留学生日本語弁論大会で表彰台を独占‥‥‥‥‥‥‥ 8
八王子だより
○留学生が昭島市の中学生と交流‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8
○保健学部福長講師 日本人工臓器学会論文賞受賞‥ ‥‥ 4
○医学部ラグビー部 関東医歯薬大会優勝
○外国語学部
来期 1 部昇格へ‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9
「就職活動シミュレーション」を日本国際観光学会で発表‥‥ 5
○外国語学部生が付属病院を見学‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9
○外国語学部卒業研究報告会を開催‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
○今年度最後の院内コンサートが開催されました‥‥‥‥‥‥ 9
○講義紹介「文化産業論」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6
○春の火災予防運動‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10
三鷹だより
○永年勤続表彰者‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11
○薬理学 櫻井教授らがタイ国 Mahidol 大学で学術講演‥‥ 6
○新型インフルエンザ対策で地域・行政と検討会‥‥‥ 6
○各種助成金‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11
○学園関係著作物の紹介 ‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11
○寄付金・物件寄付申込者芳名‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥11
○年末年始診療記録‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12
KR だより
○第 9 期決算報告・第 10 期計画‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7
教職員メディア情報
www.kyorin-u.ac.jp
新年互礼会
恒例の新年互礼会が、
1 月 5 日午後 4 時から三鷹キャ
続いて長澤俊彦学長が挨拶に立ち、昨年は病院機能
ンパス・食堂(アプリコット)で開かれました。
評価の訪問審査、大学認証評価の実地視察、会計検査
互礼会ではまず永年勤続者表彰が行われ、今年は勤
院による検査など無事に終えることができるなど、大
続 40 年表彰が 1 名、勤続 30 年表彰が 6 名、勤続 20
過なく過ごすことのできた 1 年であったと感想を述べ
年表彰が 37 名、合計 44 名の教職員にそれぞれ、松田
ました。また、この年末年始は関東地方では好天に恵
博青理事長から表彰状と記念品が贈られました。
まれ、新年の明るい道行きを予感させるものであると
この後、松田理事長が新年の挨拶を行い、まず年末
し、今年は医学部では入学定員増、保健学部では看護
年始期間中の救急患者数として、昨年を上回る結果と
学科の三鷹キャンパス移転と理学療法学科の新設、文
なった旨を報告しました。特に昨年 12 月 30 日は 300
系 2 学部では平成 22 年度からの新カリキュラム・新
人、31 日は 500 人を超えたことなどにふれ、休日出
学科構想の準備が進められ、本学が更なる発展を遂げ
勤して診療に携わった職員に対してねぎらいの言葉を
るためにきわめて大切な年になると、今年にかける意
かけました。そして、昨年一年間で病院部門をはじめ
気込みを語りました。この後長澤学長の音頭で、新年
として収支改善の成果が表れたことから、全教職員の
を祝う乾杯を行いました。
努力に報いる為に一時金として一万円を支給すること
今年は八王子キャンパスの食堂(ホール杏)で互礼
を明らかにしました。さらに時代や人々の考え方が激
会の模様が同時中継されたこともあり、両キャンパス
変していく中で、より質の高い教育、病院においては
各々において歓談しながら、新年の賀詞を交換し合い
より安全で質の高い医療を提供するため、この目標に
ました。
対して引き続き協力を要請しました。
(永年勤続表彰者の皆さまは 11 ページで紹介しています)
学生支援センター設立へ
学生支援検討委員長 原田 奈々子
現在、八王子キャンパスには、保健学部、総合政策
が着々と進められています。
学部、外国語学部合わせて約 4000 名の学生を受け入
当学生支援検討委員会は、こうした学生支援をめぐ
れていますが、三学部をあわせて毎年 100 名余の学生
る学内外の現況、動勢を踏まえ、これまで以上に学生
が経済的な理由、健康上の理由、あるいは本学で学ぶ
支援を積極的に進めていく必要性、その目的、業務内
意欲を喪失したといった理由などで中途退学していく
容等についての検討を重ねた結果、学生支援センター
のが現状ですが、この中途退学者を減らしていくこと
の設置を運営審議会に提案し、本年4月から八王子キャ
は、八王子キャンパスにとって喫緊の課題となってい
ンパスに学生支援センターが設置される運びとなりま
ます。現在までに八王子 3 学部では、教学面において
した。
カリキュラム改革等が鋭意進められていますが、学生
学生支援センターは、学生生活の充実を図るだけで
支援に関しては未だ改善すべき余地が残っています。
なく、①現在、各学部各部署、あるいは個々の教員が
また、学生相談室を訪れる学生の数は年々増加傾向
行っている学生支援活動の情報を集約し、組織力をもっ
にあります。この傾向から、年々メンタルケアを必要
て学生支援事業の効果をより高めること、②学生相談
とする学生が増えているということや相談室等に居場
室の改善を含む八王子キャンパス全体での学生相談体
所を求める学生が増えていることがわかります。学生
制を整備するとともに、人と人との絆作りをすすめる
相談は学生支援の中核業務であり、各学部が対応する
ため課外活動、地域ボランティア、留学生との交流な
だけでなく、八王子キャンパス全体で組織的に取り組
どを積極的に推進し、さまざまな経験を通じて学生の
まなければならない問題です。
自立性、自主性を育成すること、③学生の八王子キャ
このような学生支援にかかわる問題は、本学八王子
ンパスへの帰属意識や愛校心を育て、中退者の減少を
キャンパス固有のものではありません。最近では、文
図ること、④本年度で事業を終了するアメニティ検討
部科学省を中心に、学生の自主性や自立性といった人
委員会の学生支援活動を継承し、その効果を持続・発
間力を育成する必要性が認識され、そのために実施さ
展させること、⑤大学が行う事業として、本学の学生
れる学生支援は、関連各部署が連携し、組織的に運営
支援事業を広く学外へ発信していくことを目指してい
される事業であるという認識が広がっています。この
ます。今後とも、教職員の皆様のご理解とご協力とを
流れを受け、各大学においては、学生支援環境の整備
切にお願いする次第です。 ― ―
2
最終講義
保健学部 横尾講師最終講義・記念パーティ
平成 21 年1月 10 日、八王子キャンパス K 棟 515
囲んでたくさんの思い出話に花が咲きました。先生か
教室において、本年 3 月に退職される精神看護学研究
らは「皆様の教育に対する情熱を信じて、ここを去り
室の横尾廣光講師の最終講義が行われました。
たいと思います」というお言葉をいただきました。
講義の前に大瀧純一学部長が挨拶され、丘島晴雄教
最後に、参加者全員が美しい青空の下、八王子キャ
務部長が横尾先生の略歴を紹介しました。
ンパスを背景に記念撮影を行いました。
最終講義のテーマは「宇宙生物学をめざして~天文
(保健学部看護学科准教授 浅沼 奈美)
学者としての私の挑戦~」というもので、研究会 SETI
(地球外知的生命体探査、Search for Extra-Terrestrial
Intelligence)の活動や宇宙生物学に関する研究報告な
ど斬新でユニークな講義内容でした。
横尾先生は学生に感動を与えられる講義を重視され
ていました。その一つとして、学生と火起こし演習実
験をした授業の様子をスライドを用いて紹介されまし
た。講義の最後に設けられた質疑応答では、熱心な質
問が寄せられるなど、盛り上がりのうちに終了となり
ました。
そのあと場所を「ガーデン丘」に移して、
記念パーティ
が開催されました。和やかな雰囲気の中、横尾先生を
医学部 別所教授最終講義
杏林大学小児科学教室主任・別所文雄教授の最終講
性白血病よりも急性骨髄性白血病の方が多いと考えら
義が平成 21 年 1 月 16 日午後 4 時から大学院講堂で
れていましたが、実は日本でも欧米と同様の頻度であ
行われました。M3 の学生への統合講義として、『白血
ることが、別所教授の研究によって明らかにされまし
病・悪性リンパ腫・組織球性疾患』と題する講義でした。
た。これは診断技術がまだ十分に確立されていなかっ
小児白血病を中心に、その疫学、分類、病因、症状、
た 1970 年代の症例を一例一例、掘りおこしていった
診断、治療といった基本的なことから、まだ成書にも
多大な労力を有する、偉大な功績であります。このよ
記載されていない最新の知見まで網羅されていました。
うな臨床の現場で科学する姿勢の大切さを諭されたこ
小児の急性白血病の原因はもちろんまだはっきりわ
とが、たいへん印象的でした。そして留学時代のお話や、
かっていませんが、電磁波暴露との因果関係、胎内で
かつてご担当された患者さんが今も元気にしていらっ
の発癌物質の暴露の関与、発育・成長と白血病の発生
しゃるエピソードを交えて、講義を締めくくられまし
についてなどこの領域を専門とする者にもあまり知ら
た。
れていない内容まで触れられていました。さらに疫学
講義終了後、多くの方々から花束や記念品の贈呈が
的な観点から白血病の発生メカニズムを説明され、長
あり、記念撮影が行われました。その後、場所を移して
年のライフワークとされてきた小児白血病の原因に対
外来棟 6 階のレストラン『ガーデン』にてお別れのパー
する別所教授の視点の鋭さが感じられました。
テイーが開催され、参加者とともに楽しいひと時をお
小児白血病は 1980 年代には日本では、急性リンパ
過ごしになりました。(小児科学学内講師 吉野 浩)
― ―
3
医学部 伊藤教授最終講義
今年の 3 月にて退任される、小児外科学教室、初代
る場面もありましたが、医局員の助けにより無事切り
教授、伊藤泰雄教授最終講義が 1 月 15 日木曜日、午
抜けました。講義が終わると、多くの方々から、花束
後 2 時 30 より大学院講堂にて M3 の授業の一貫とし
贈呈があり、教授の目にも光るものがみられ、「病気で
て行われました。
亡くなった子どもたちをみて、なんとかしたい、一心
伊藤教授は 1980 年に東京都立清瀬小児病院から赴
でやってきました。」と最後の言葉を結びました。感動
任以来、29 年間におよび、杏林大学で臨床、教育、研
的であり、内容の濃い最終講義でした。
究に邁進してきました。最終講義はその中でも、伊藤
(小児外科准教授 浮山 越史)
教授が最も情熱を注いだ、小児救急医療に関するもの
で、
「杏林大学における小児外科救急~ 29 年間の軌跡
~」の表題で行われました。会場は、教授の奥様をは
じめ、多くの遠方からの卒業生(新旧小児外科医局員
を含む)
、他科の教授、外来・病棟の看護師・師長等の
教職員、M3 の学生で埋まり、教授の人柄による人気
の高さをうかがわせました。
講義内容は、教授の赴任当時の写真に始まり、教授
が考案し、
全国に普及している “ 磁石付きのカテーテル ”
が当時の新聞記事の写真として登場すると、会場にど
よめきが起こりました。小児外科救急疾患の外傷から
腹部疾患、新生児疾患に関して、基礎から診断、治療
まで、あますことなく知識と見識を披露していただけ
ました。途中、
「リモコン」の言葉が出ず、立ち往生す
八王子だより
保健学部 福長講師 日本人工臓器学会論文賞受賞
保健学部臨床工学科・先端臨床工学研究室の福長一
義講師は、昨年 11 月 27 日から 29 日まで行われた第
46 回日本人工臓器学会大会において「日本人工臓器学
会論文賞」を受賞しました。
この賞は人工臓器学会の英文誌 Journal of Artificial
Organs に掲載された論文から、循環系、代謝系、広領
域の 3 分野のそれぞれ1編を選出(もしくは無し)し
授与されるもので、研究の学術上あるいは技術上の新
規性、論文としての原著性、完成度、国際的レベルな
どが総合的に勘案されます。
受賞論文「Pulsatile blood pump with a linear drive
ました。
actuator」は、リニアモーターを応用した補助人工心臓
また開発した人工心臓は、国立循環器病センター研
の開発・評価に関するもので、従来構想はあったが実
究所人工臓器部との共同研究により山羊に 42 日間装
現しなかった拍動型の血液ポンプを独自のアイデアで
着し、機械的な故障などがなかったことから高い信頼
実現し、小型で植込み可能なものにした点が評価され
性が示唆されています。
― ―
4
外国語学部就職活動への取り組み
「就職活動シミュレーション」を日本国際観光学会で発表
外国語学部応用コミュニケーション学科・観光文化
コースでは、観光産業への就職を目指す学生に対して、
その指導の一環として 2007 年度より「就職活動シミュ
レーション」を実施しています。
この「就職活動シミュレーション」は企業で人事採
用の経験をもつ教員が中心となり実施しているもので、
インターネット上に設定された架空の観光企業『杏林
観光ホールディングス』に観光文化コースに所属する
全学生が応募することから始まります。学生には実際
の就職活動の流れに沿った練習が課せられており、そ
の内容はプレエントリー、エントリーシートの記入、
グループディスカッションや SPI、個人面接などです。
これらを経て、最終的に成績優秀者には内定通知書を
手交しています。
今回で 4 回目を数えるこの取り組みを、昨年 10 月
18 日に開催された日本国際観光学会で「観光教育にお
ける就職支援の取り組み」として発表ました。発表で
は本学の「就職活動シミュレーション」は 2 年生から
参加できるため、低学年から就職意識を高められるほ
か、実際の就職活動でも大いに役立っていることが就
職内定データからも明らかであることなども報告しま
した。
このような取り組みは他大学でも数少ないようで、
発表後は各校で就職を担当する参加者から多くの質問
と賛同をいただくなど、非常に高い評価を得ることが
できました。
観光文化コースでは、これからも「就職活動シミュ
レーション」の内容を更に充実させるために、観光産
業を取り巻く状況や、求められる人材について分析を
重ね、観光産業への就職を希望する学生に有意義な情
報を提供してゆくことにしています。
(外国語学部応用コミュニケーション学科・観光文化コース
木崎 英司・古本 泰之・野口 洋平)
2008 年度 外国語学部卒業研究報告会を開催
外国語学部では、1 月 22 日の卒業論文提出を受け、
「講評」では、分科会ごとに専門の担当教員が全ての研
2 月 2 日(月)に卒業研究報告会を八王子キャンパス
究発表に対する総括コメントを述べ、研究成果の確認
で開催しました。これは、各ゼミナール単位で進めら
と今後の可能性などに関する有益な指摘がなされまし
れている卒業研究の成果を広く学部全体で共有し、4
た。また、「講評」の後に場所を移して行われた茶話会
年生のみならず 3 年生以下の学生諸君にも、今後の研
では、のべ 100 名近くの教員と学生が、専門分野の枠
究・学習の指針として活用してもらおうというもので
を越え、また学年の枠も越えて、熱心に意見交換をす
す。当日は、のべ 12 のゼミナールが、
「言語・情報・
る姿が見られました。外国語学部では、こうした教員
社会・ビジネス研究分野」
「比較文化・歴史・文学研究
と学生が一体となった研究成果の公開を通じて、教育
分野」「観光文化研究分野」の三つの分科会に分かれ、
研究のいっそうの充実を図って行きたいと考えていま
研究発表と活発な質疑応答が展開されました。最後の
す。 (外国語学部 FD 委員長 原田 範行)
― ―
5
外国語学部の「ちょっと お も し ろ い 講 義 」
○文化産業論
外国語学部では外国語の実践的運用能力の習得を大きな教育
目標の一つとしていますが、こうした能力を実際に社会に生か
していく場合に求められるのが、優れた言語文化を日常生活の
うちに定着させ、人間社会の向上に具体的につなげていく力
です。「文化産業論」は、外国語学部応用コミュニケーション
学科表現メディアコースの必修科目として設置された科目です
が、こうした社会的要請を勘案し、言語文化の「産業化」とい
うことを単にビジネスの対象にするという意味ではなく、優れ
た文化を広く「日常化」するという立場をとり、その「日常化」
のために必要な資質や能力の涵養をめざしています。今年度は
特に、言語文化の発信に関わる演劇や出版、情報の宝庫を作り
その活用を考えるミュージアムのあり方、そして高度情報社会
に不可欠なメディア・リテラシーを軸に、コース専任教員によ
る解説と学外招聘講師による実践的講義を組み合わせ、文化の
「日常化」をめぐる課題を探究しました。
学外からは、劇団四季の佐島めぐみ氏、川崎市民ミュージア
ム副館長の湯本豪一氏、雄松堂書店会長の新田満夫氏、東京大
学史料編纂所の杉本史子氏といった方々にお話していただくと
ともに、学生諸君がそれぞれの「現場」に足を運ぶ機会を設け、
文化産業の実際を体験してもらいました。多角的に展開された
講義を熱心に受講した多くの学生の皆さんが、今後、文化産業
のリーダーとして活躍されることを心より願っています。 (外国語学部教授 原田 範行)
三鷹だより
薬理学 櫻井教授と安西准教授がタイ国 Mahidol 大学で学術講演
医学部薬理学教室の櫻井裕之教授と安西尚彦准教授
は、2000 年 5 月に本学とタイ国 Mahidol 大学のあい
だで結ばれた学術交流協定(2000 年 5 月調印)のさ
らなる発展のため、本年 1 月 8 日、Mahidol 大学の生
理学部門で学術講演を行いました。
櫻井教授は、前半は “The research life in both USA and
Japan” と題して、外国留学を考えている若手研究者に
向けて、アメリカと日本の研究環境について実体験に
基づいて話をして、本学で研究する利点をアピール
平成 21 年 1 月 8 日、丸一日のセミナーの後、Mahidol 大学生理
学部門の入り口にて撮影。左より、Pawinee Piyachaturawat 主
任教授、安西准教授、櫻井教授、Buarong Lewchalermwongse 副
部門長。
し ま し た。 後 半 は “GDNF-independent outgrowth of the
学部門長の Pawinee Piyachaturawat 博士をはじめとす
ureteric bud” のタイトルで、いま取り組んでいる腎臓の
る教員の方々と、今後の交流の方向について討議をし
集合管発生の最先端の研究を紹介しました。
たほか、若手教員や大学院生が取り組んでいるプロ
続 い て 安 西 准 教 授 は “The current progress of renal
ジェクトについて活発な意見交換を行いました。
urate transport” と題して、本学薬理学教室の長年の研
かつて本学薬理学教室で研究していた人たちが、い
究テーマである、腎臓尿細管での尿酸の経細胞輸送の
まは Mahidol 大学や各地の大学で教職員として活躍
メカニズムについて講演しました。過去の論文から最
されています。彼らの姿を見て、9 年目に入ろうとす
新の成果まで、論文には書いていない裏話を交えて解
るこの学術交流をこれからも大事に育てていく必要を
説し、好評を博しました。その後、Mahidol 大学生理
痛感しました。 (医学部薬理学教授 櫻井 裕之)
新型インフルエンザ対策で地域・行政と検討会
新型インフルエンザの患者が多摩地区で発生した場
行動指針を定めています。
合に備えて、当院では東原英二病院長が本部長となり
会議では当院側の一般診療の患者や入院患者への感
新型インフルエンザ対策本部を発足させました。その
染を防ぎながら、新型インフルエンザにかかった疑い
第 1 回の会議が 1 月 6 日に開かれ、院内関係者のほか、
のある発熱患者を診療するための外来施設の設置(病
東京都多摩府中保健所の友松栄二所長や三鷹市健康推
院内敷地)や患者の導線などを具体的にまとめたマニュ
進課の内田邦夫課長、三鷹市医師会の角田徹会長など
アルを報告し、これらの診療を効果的に進めるための
多摩地区の医療や健康を担う行政や医療関係者が出席
器材や医療廃棄物の回収問題な新型インフルエンザ対
しました。
策で地域・行政と検討会どでの行政への要望を伝えま
新型インフルエンザは、最近世界各地で発生してい
した。これに対し行政側からも具体的な取組状況につ
る鳥インフルエンザウィルスが突然変異し、人から人
いての説明があり、今後、病院・行政・地元医師会が
に感染する新しい型のインフルエンザウィルスが生ま
協力し合いながら万一に備えていくことを申し合わせ
れる可能性があると予測されています。このウィルス
ました。
は人がまだ免疫を持っていないため、一旦発生した場
3 月 25 日には新型インフルエンザの患者が発生した
合、猛威を振るう危険性があると指摘されています。
ことを想定した病院・行政・地元医師会による合同訓
このため、政府や東京都は新型インフルエンザが発生
練を予定しています。
した場合、人の移動の制限や、診療・治療についての
― ―
6
KRだより
第 9 期決算報告・第 10 期計画
弊社の第9期決算(平成 19 年 10 月1日~平成 20
面では、指定寄付を実行出来ず、出向職員の人件費及
年9月 30 日)が平成 20 年末の株主総会にて承認され
び学園への手数料支払いの合計3千2百万円にとどま
ましたので、その概略についてご説明申し上げます。
【第 9 期事業報告】
りました。
【第 10 期事業計画】
当期は、下記損益計算書対比表に示す通り、売上、
第 10 期におきましては、当社設立の目的である「杏
利益の大幅な減少の中で患者、学生及び教職員に対す
林学園の財政的基盤の安定、強化に寄与する」こと「患
るサービス向上を図りながら当社の経営を安定させる
者、学生及び教職員のニーズに応えたサービスの提供
ため直営店舗であるローソン、売店、理髪・美容室、
と向上」を基本に以下の計画を実行いたします。尚、
介護・福祉用品店、カフェの運営に集中するとともに、
事業計画に基づく目標数値は損益計算書対比表(※)
学園からの受託業務である職員寮、駐車場、自販機、
に記載しております。
食堂に郵便室が加わり、これら管理業務の向上に努め
1.直営店舗である売店(デイリーストア)、ローソン、
理髪・
ました。また八王子キャンパスにおけるアメニティに
美容室、介護・福祉用品店、カフェの売上増・収益増
関して最終段階の実施に参画いたしました。前期後半
2.新規顧客の開拓:この成否が当社の将来を決定す
からスタートした開発部による外部の病院、大学に対
ることを強く認識し、直営店舗運営とこれまで培って
する新規事業の開拓については、多くの病院・大学を
きたノウハウを他の病院・大学で生かせるよう営業活
訪問したものの、2病院内での売店運営及び自販機管
動を積極的に行う。訪問する病院・大学を前年度以上
理・理容室開所にとどまり、際立った結果を出すに至っ
に増やし、更に 22 年度の開設・増改築病院を見越し
ておりません。
た公的機関病院への入札に参加する。
損益状況につきましては、下記の通り期首に予想し
3.新たに学園教職員・学生のための賃貸住宅物件情
た営業損失を目標以上の店舗売上増と人件費削減によ
報ネットワークの推進、旅行手配代理業務の開始
り解消しました。しかしながら、当社設立の目的であ
4.学園からの受託業務である職員寮、駐車場、自販機、
ります「杏林学園の財政的基盤の安定、
強化に寄与する」
食堂及び郵便室の管理の効率化により学園の委託費減
※損益計算書対比表 ( 百万円)
売上高
売上総利益
販売費及び
第 8 期実績 第 9 期計画 第 9 期実績 第 10 期計画
1,750
834
761
800
413
339
338
343
401
346
338
327
一般管理費
(うち人件費)
営業損益
営業外収支(益)
経常利益
少と当社の収益向上を図る。
5.経費特に人件費を中心に削減を行う。
KRL に対する学園の皆様のご支援に感謝申し上げ、
当社として今後更に経営の安定を図りながら杏林学園
の発展に寄与すべく努力いたしますので当社の活動、
245
12
4
16
220
▲7
7
0
215
0
5
5
203
16
7
23
事業運営に対し学園の皆様のより一層のご理解、ご協
力をお願い申し上げます。 (株式会社ケイ・アール・ロジスティックス 社長 村田 晋一)
文化・スポーツ
ドナルド・キーン名誉博士の文化勲章受章祝賀会が開かれる
平成 19 年に本学から名誉博士号が贈られた、日本
文学研究者のドナルド・キーン博士の文化勲章受章を
お祝いする会が、1 月 4 日午後 5 時から ホテルオーク
ラ東京で開かれました。
祝賀会はアメリカのコロンビア大学でキーン博士の
指導を受け、昨年 小倉百人一首の英訳を出版した本学
外国語学部のピーター・マックミラン教授が呼びかけ
大使もご挨拶をされるなど会場は華やかな雰囲気に包
人となって開かれたもので、文学関係者などキーン博
まれました。キーン博士も各テーブルを回られ、気さ
士に縁のある多くの方々が集い、本学からも松田博青
くに会話をされたり、写真撮影に応じてくださるなど
理事長ご夫妻をはじめ、外国語学部の赤井孝雄学部長
和やかな会となり、出席者はいずれもキーン博士が永
など関係者が出席しました。
年にわたって日本文学を海外に紹介し続けてきた功績
祝賀会では高円宮妃久子様がお祝いのことばを贈ら
によって文化勲章を受章されたことを心からお祝いし
れたほか、ブレンダン・スキャネル駐日アイルランド
ていました。
― ―
7
留学生日本語弁論大会で表彰台を独占
八王子市域の大学等で学ぶ留学生が日ごろ感じてい
ることなどを日本語で発表する「八王子市域 23 大学
等留学生日本語弁論大会」が、昨年 12 月 7 日 八王子
学園都市センターで開催され、本学から参加した、田
一飛さんが優勝したほか、馬一川さんが準優勝、邵婷
婷さんが第 3 位、孫暁英さんがふれあい財団理事長賞
をそれぞれ受賞するなど 4 人全員が表彰を独占すると
いう快挙を成し遂げました。
この大会は、八王子学園都市推進会議が主催してい
うで、ユーモアを交えながら、楽しいスピーチを披露
るもので、
今回は「日本人が気づかない日本」というテー
してくれました。観客席にいた日本人は、留学生が話
マのもと、20 を超える応募があり、書類審査を合格し
題にした日本人の行動について認識を新たにしたよう
た 15 人が本大会に臨みました。
でした。
各大学から参加した 15 人の留学生は、全員が流暢
今回は本学から出場した 4 人全員が表彰されるとい
な日本語でスピーチをしていました。スピーチの内容
うすばらしい結果になりました。学生たちの努力の結
は、
「日本人は我慢強く列に並んでいる」
、
「ラーメンを
果であると同時に、日頃の本学の留学生に対する日本
すする音が気になる」
、
「お年寄りに電車で席を譲ろう
語教育の成果でもあると思います。今後の留学生たち
としたら断られた」
、
「日本人は時間に正確だと聞いて
の更なる飛躍を期待しています。
いたのに授業に遅刻してくる学生が多い」など、普段
また、田一飛さんと馬一川さんの出身校、北京第二
日本人が何気なく行っている行動が、異なった環境で
外国語学院のホームページでも 2 人の活躍が大きく紹
育ってきた留学生にとっては、
「新鮮」に映っているよ
介されました。
留学生が昭島市の中学生と交流
昭島市立清泉中学校の 2 年生 61 人が、12 月 5 日八
王子キャンパスを訪れ、外国語学部と総合政策学部に
所属する留学生 17 人と交流を深めました。
この交流会は、同中学校で実施している「国際理解」
フィールドワークの活動の一環で毎年この時期に行わ
れているものです。今回、本学からはネパール、ベト
ナム、マレーシア、スリランカ、中国、韓国、台湾、
香港 出身の留学生が参加しました。
交流会では、中学生2~7人に留学生 1 人がついて
グループごと行われました。中学生は事前に同じグルー
プになる留学生の出身国について調べてきており、興
味や疑問に思った食生活や生活様式、日本との文化の
違いなどから環境問題などへの取り組みまでたくさん
のことを質問し、留学生はそれらの質問に対して丁寧
に答えていました。
一方、留学生は、出身国に関する資料をそろえたり、
民族衣装など実物を試着させるなどして、中学生が理
解しやすいよう工夫をしていました。
― ―
8
サリーを試着させ、その意味などを説明するスリランカからの
留学生(左)と写真等を用いて母国を紹介するマレーシアから
の留学生(左)
交流会は 1 時間でしたが、留学生にとっては、日本
の中学生が自分の国についてどのような印象、考えを
もっているのかを知ることができたほか、改めて自分
の国について考える機会となったようです。最後はグ
ループごとで写真を撮影したり、留学生の母国語で挨
拶を交わすなど、和やかな雰囲気の中で有意義な交流
会ができたようです。参加した留学生からは、中学生
と交流する機会はめったにないので、良い経験になっ
たとの感想が寄せられました。 (学生課国際交流係)
医学部ラグビー部関東医歯薬大会 2 部優勝
来期より 1 部昇格
第 56 回関東医歯薬大学ラグビーフットボール大会
が、昨年 9 月から 12 月にかけて行われ、杏林大学医
学部ラグビー部は 2 部リーグ優勝を果たし、来期から
1 部リーグで戦うことになりました。
関東医歯薬ラグビーフットボール連盟には 31 大学
が加盟しています。この大会は毎年 9 月から 12 月に
入れ替え戦も激戦の末、勝利することができました。
かけて行われるもので、今回は 29 大学が参加して 1
入れ替え戦にはお忙しい中、20 名以上の OB の先生方
部から 4 部までのリーグ戦を行いました。杏林は昨年
が応援に駆けつけて下さり、1 部昇格という結果で応
度、史上初の 2 部昇格を果たし、今年度は 2 部リーグ
えることができました。
での厳しい戦いが予想されていました。
来年度は 1 部リーグで、かなり辛い戦いとなると思
初戦から、昨年以上の強豪相手と戦うことになりま
われます。しかし、引退していってしまう先輩方のた
したが、接戦を制し、1勝、また1勝と確実に勝利を
めにも、来年度も好成績を残していけるように部員一
積み重ねていき、4 勝 1 敗という好成績で 2 部リーグ
同練習に励んでいきたいと思います。
優勝を果たしました。さらに 1 部 6 位の群馬大学との
( 医学部 3 年 ラグビー部主務 新井 孝明)
外国語学部生が付属病院を見学
応用コミュニケーション学科観光文化コースでは、
サービスの提供現場における多様なニーズへの対応能
力や判断能力、プロとしての高い職業意識を学ぶため、
観光文化コースの学生 17 人が昨年 12 月 19 日、三鷹
キャンパスの付属病院を見学しました。
異業種である病院の見学に、当初 参加者に戸惑いが
見られましたが、看護師からのレクチャーや、厨房施
想からも伺えました。
設の見学を通じて観光産業と病院運営とのつながりや
これからも観光文化コースでは、学生が体験をとお
違いなど、新たな発見や気づきがあったようです。付
して、様々な形で観光に関する知識を深めることがで
属病院で実施されているさまざまな取り組みは、観光
きる機会を設けることにしています。
を学ぶ学生にとって大変参考になったことが学生の感
( 外国語学部講師 古本 泰之)
今年度最後の院内コンサートが開催される
桐朋学園大学音楽部の学生によるコンサートが昨年
12 月 20 日、外来棟 1 階の待合ロビーで行われました。
年に 4 回行われているコンサートですが、今年度の
最後を締めくくるこの日は、90 人ほどの患者さんやご
家族の方が集まり演奏を楽しみました。
コンサートは村田恵子さん、港菜都子さん、岩村茜
さん、本山小帆里さんの 4 人の打楽器専攻生による演
奏で、2 台のマリンバを中心に行われました。昨年大
Free』では、冒頭に朗読された日本語訳に、患者さん
ヒットした宮崎駿監督のアニメ『崖の上のポニョ』の
が思わず涙をぬぐう場面もありました。
テーマソングなどのジブリメドレーから始まり、ブギ
今回も楽しく、美しい演奏により、患者さんやご家
ウギバージョンで演奏された『熊蜂の飛行』
、世界的に
族を癒し、勇気づけてくれたコンサートになりました。
有名なマリンバ奏者で桐朋学園打楽器専攻教授の安倍
演奏後には、松田博青理事長が演奏者に感謝の意を
圭子氏 作曲の叙情的な『遥かな海』
、コミカルな『タ
こめて挨拶をしたあと、桐朋学園の山下明理事長、名
ンブラン パラフレーズ』など 10 曲を演奏していただ
誉理事長の千葉ひろし先生、平野和彦理事、打楽器専
きました。中には楽器を使わず、まるで踊っているか
攻の佐野恭一教授を紹介し、あわせて年に 4 回開催し
のようにリズミカルに手や膝など体をたたいて音を出
ていただいているこの院内コンサートへの協力に対し、
すボディーパーカッションを披露して観客を驚かせる
お礼のことばを述べ今年度最後の院内コンサートを締
場面や、歌とマリンバによる曲『When Angelswill Be
めくくりました。
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春の火災予防運動
3月1日 ( 日 ) ~3月7日 ( 土 )
1)目 的
春の火災予防運動は空気が乾燥し火災が発生しやすいこの時期に、教職員等の火災予防意識や防災行動力を高
め、当学園からの火災発生を防止し、火災から尊い命と貴重な財産を守ることを目的に実施します。
2)実施期間
平成 21 年3月1日 ( 日 ) から3月7日 ( 土 ) まで 3)重点推進項目
三鷹キャンパスには多くの入院患者さんを有する病院や、多種多様な化学薬品、危険物等を取扱っている研究
施設があり、ひとたび火災が発生し拡大した場合、人的、物的損害は計り知れません。災害の発生を未然に防止
するため、 次のように各部署の安全対策を積極的に推進し火災予防運動を実施します。
重点推進項目 実施日等
自主防火点検 期間中
実 施 要 領
1. 防火管理者は防火安全点検結果票を活用し、各所属を点検する。
(全部署)2. 火元責任者は自主点検票(*あんず N ET からダウンロード)を活用して下記事項等について
点検する。
①担当区域内の電気器具コード、コンセント等電気設備器具、 その他火気使用設備器具
類の安全点検を実施する。
②階段、通路、防火戸、非常口等の防火設備や消防用設備等の周囲に物品が置かれ避難
障害や操作障害となっていないか周囲の状況を確認する。
③整理整頓、施錠管理を励行し放火されない、させない環境づくりを推進する。
④適正な喫煙管理がなされているか確認する。
自衛消防訓練 期間中
3. 危険物、毒 ・ 劇物等保管状況調査(別途関係者に通知済み)
1. 各部署で地震及び火災発生時の初動措置及び通報、初期消火、避難誘導要領等の自主訓
(全部署) 練を計画し実施する。
2. 消火器、屋内消火栓、スプリンクラー制御弁等消防用設備等の設置場所及び非常口等の
位置や避難経路の確認訓練を実施する。
広報活動
期間中
3. 消火器、屋内消火栓、避難器具等消防用設備等の取扱訓練を実施する。
1. 火災予防ポスターの構内掲示
2.「あんず」及び「あんず N ET」による普及啓発
3. 立看板の掲出
4) 実施要領
(1) 自主防火点検
ア . 各部署火元責任者が中心となり「自主点検票」に基づき実施して下さい。
イ . 各部署火元責任者は、自主防火点検の結果を3月31日(火)までに(医学部は医学部事務課、病院関
係は庶務課、看護専門学校は看護事務課、本部棟は各所属長を経由)防火管理者まで提出して下さい。
ウ . 危険物、毒 ・ 劇物等保管状況調査の該当部署は3月31日(火)までに調査結果を総務課(防火管理者)
へ提出して下さい。
(2) 自衛消防訓練
ア . 自主訓練を計画した部署は、事前に防火管理者に連絡して下さい。
イ . 自主訓練の実施にあたり防災機器、消防用設備等の取扱い説明、指導等を希望する場合は防火管理者に
連絡して下さい。資料、訓練用消火器等の準備をします。
防火管理者(三鷹キャンパス)
総務部総務課 内線 3270、fax 内線 3379
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永年勤続表彰者
今回は勤続 40 年を迎えられた方が 1 名、同じく 30 年、20 年を迎えられた方がそれぞれ 6 名、37 名おられ、
1 月 5 日に開かれた新年互礼会において松田理事長より表彰されました。
・勤続 20 年 *氏名 50 音順
・勤続 40 年
氏 名
司茂 幸英
所 属
病 院
・勤続 30 年 *氏名 50 音順
氏 名
稲垣 文雄
江上 照夫
小林 邦典
町田 俊彦
宮澤 博
望月 一男
所 属
医学部
病 院
病 院
看護専門学校
保健学部
医学部
氏 名
阿部 隆志
安藤 英視
稲冨 貴美
小河 百合子
河合 伸
菊地 美和子
木村 昭俊
金田一 秀穂
草場 裕
熊谷 文枝
黒田 幸司
坂口 真紀子
佐藤 富枝
清水 則一
清水 みさ子
詹 満江
副島 昭典
高橋 正勝
高山 誠
武田 千津
田中 由佳
塚本 尋
土田 美枝子
照屋 浩司
所 属
病 院
八王子事務部
医学部
病 院
医学部
病 院
八王子事務部
外国語学部
外国語学部
外国語学部
医学部事務部
病 院
病 院
病 院
八王子事務部
外国語学部
保健学部
病 院
医学部
病 院
八王子事務部
外国語学部
病 院
保健学部
中根 正之
中村 信幸
成瀬 俊恵
西川 あや子
林 潤一
ピーター マクミラン
松田 宗男
松本 由美
水谷 奈津子
三橋 由理
宮城 博幸
森 芳久
渡辺 光恵
病 院
外国語学部
病 院
病 院
医学部
外国語学部
医学部
病 院
病 院
病 院
病 院
八王子事務部
外国語学部
各種助成金
氏名
所属・役職
財団・研究助成
財団法人 住友財団
平成 20 年度 基礎科学研究助成
医学部
財団法人 病態代謝研究会
今泉 美佳 生化学教室
・准教授 平成 20 年度(第 40 回)研究助成
財団法人 光科学技術研究振興財団
平成 20 年度研究助成
国際協力研
究科 / 外国 財団法人 日本経済研究奨励財団
熊谷 文枝
語学部
日本経済研究奨励財団奨励金
・教授
研究テーマ
膵β細胞における 2 相性インスリン開口放出機
構のイメージング解析
糖尿病での 2 相性インスリン開口放出不全機構
の解明
イメージング解析による 2 相性インスリン分泌
機構解明
助成金額
160 万円
100 万円
70 万円
少子高齢社会における地域医療と地縁家族構築
40 万円
に関する実証的研究
学園関係著作物の紹介
開放系言語学への招待
本書は、「『ことば』を開放せよ!」という刺戟的なスローガンの下、言語人類学・
文化・認知・コミュニケーション
社会言語学・認知言語学を専門とする 12 名の研究者が〈人間〉〈文化〉〈社会〉との
関連で、有限個の能力が無限の言語現象を生み出すメカニズムを多角的に論じてい
著者 八木橋宏勇 外国語学部助教 ほか
るコミュニケーションの入門書です。
出版 慶應義塾大学出版会
「戦時体験の語り」から「ネット上の言語」まで幅広い現象を平易に解説しています
定価 2,400 円+税
から、読み物としてもお楽しみいただけると思います。日常生活の中にコミュニケー
発行 2008 年 9 月 10 日
ションの拡がりを垣間見る悦びを味わっていただけたらと思います。
頁数 260 ページ
寄付金・物件寄付申込者芳名 このたびは本学園の募金事業等にご理解をいただき、多大なるご支援を賜り誠にありがとうございます。
皆様からのご寄付はご芳志に沿って、有効に活用させていただきます。
寄付金申込者芳名(平成 20 年 12・平成 21 年 1 月分)
教育寄付金
金 1,000,000 円 島津勝彦 様
金 500,000 円 佐多保彦 様
一般寄付金
金 300,000 円 ボスコ・ワールド 様
奨学寄付金
匿名寄付 28 件 24,200,000 円
(衛生学公衆衛生学、外科学Ⅰ、外科学Ⅱ、感染症学、眼科学、形成外科学、産婦人科学、小児科学、生化学、精神神経科学、内科学Ⅰ、内科学Ⅱ、
内科学Ⅲ、 泌尿器科学、皮膚科学、放射線医学) 物件寄付申込者芳名(平成 20 年 12 月 1 日~平成 21 年 1 月 31 日) 絵画 イエローの詩(100 号) 1点 八王子キャンパス 外国語学部 村田 すみ子 様
絵画 パンジー(8号) 他1点 計2点 2 病棟1階 人間ドック 萩谷 孝子 様
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教職員メディア情報 新聞・雑誌・テレビなどマスコミの取材を受け、テレビに出演したりあるいは記事に掲載された
教職員の皆さまを各号でご紹介します。
八木橋 宏勇 H20 年 4 月~ 7 月 『なぜ?なに?こども探検隊!』
外国語学部講師 ベネッセチャンネル ベネッセコーポレーションがインターネットと BS で放映した教育・語学系番組で
2008 年 4 月~ 7 月放送分の言語学系情報の監修を行う
H20 年 8 月 7 日 『これでカンペキ!夏休みの自由研究』
ベネッセチャンネル 同上の小学生向け語学番組「英語で日記を書いてみよう!」で出演と解説を行う
高橋 信一
H20 年 9 月 2 日
あなたの健康 家族の健康
医学部教授
H20 年 12 月 9 日 番組内の相談コーナーにおいて電話で健康相談に応じる
NHK ラジオ
北島 勉
H20 年 12 月 5 日 エイズ予防若者に PR
総合政策学部准 読売新聞(多摩版)若者にエイズ予防を呼びかける冊子「アイ・ラブ・ユー。
」を本学を中心に作成
街づくり学生提言
H20 年 12 月 14 日
教授
読売新聞(多摩版)学生と市長とのふれあいトークで北島研究会は「八王子健康レポート」を発表
古森 義久
あめりかノート ニッポン的マフィアとその父
H20 年 12 月 23 日
杏林大学客員教授 産経新聞
日本のドキュメンタリー映画に米国の深い負の流れを読み取れそうだそ感想をよせる
1月3日
緯度・経度 不況の米国、対中ジレンマ
産経新聞
米国の主要課題の一つが対中関係。相互依存しながらも、中国マネーが米国の特定
分野で増えることへのジレンマ
1 月 22 日
歴史の象徴が直面する危機
産経新聞
バラク・オバマ大統領就任式を取材。民主主義の前進であると同時に経済危機、国
際テロの脅威への対応が求められる
1 月 24 日
緯度・経度 二者択一ではない米外交
産経新聞
政権交代による米国の外交政策は二者択一でないことを 4 つの視点から解説
ニッポン病院の実力 脳卒中・
「切れ目ない診療」
H20 年 12 月 27 日
塩川 芳昭
当院脳卒中センターは各科が連携して集学的治療を行い、地域の医療機関とも連携
医学部教授 夕刊フジ
して患者のリハビリなど早期回復体制を整えていると紹介される
1 月 30 日
プライム H「データマップ北海道・救急医療」
NHK 札幌放送
高度な医療の体制の一例として脳神経外科手術の様子が紹介される
佐藤 喜宣
1月4日
バンキシャ 検証・寝れば大丈夫なのか「飲酒」が引き起こす「ひき逃げ」
医学部教授
日本テレビ
後を絶たない飲酒運転について警告。飲酒後 2 時間の睡眠でも運転は危険
甲能 直幸
1 月 11 日
機能残す治療 重視
医学部教授
読売新聞 ( 多摩版) 当院で 5 年前から喉頭の声帯機能を残す治療を行なっていることを紹介
杏林大学病院 1 月 11 日
病院の実力
読売新聞
頭頸部がん治療実績が紹介される
2月1日
病院の実力
読売新聞
泌尿器がん治療実績が紹介される
島崎 修次
2 月 7 日号
医療費抑制が崩壊の原因 基本法制定で救急再生を
医学部教授
週刊東洋経済
救急医療の問題を取り上げた特集記事で、救急医療の実情とその再建策を述べる
古瀬 純司
2 月 23 日~ 26 日 健康ー知りたい話
医学部教授
ラジオ日本
肝臓、胆道、膵がんの治療と化学療法について解説する
劉 迪
第 3 世代の在日中国人留学生は何を学ぶべきか?
2月6日
総合政策学部准教授 東方早報(中国紙) 3 度目の日本留学ブームを迎える中国。留学生は公共心などソフト面を学ぶべき
2月6日
日本文明の構造
環球時報
21 世紀の「文明衝突」問題の解決に日本文明の特徴(外来文化と土着文化の融合・
共存)は重要な意義があると指摘
このコーナーは皆さまからの情報提供により構成されています。広報・企画調査室 [email protected]
年末年始診療記録
昨年 12 月 27 日午後 12 時 30 分から本年 1 月 (表 1)
20 年度 19 年度
5 日午前 8 時 30 分までの年末年始期間中に、
患者数(人)
2,271
1,764
けがや急病で来院された患者様は 2,271 人で前
1・2 次救急
118
111
救急車台数
回同時期に比べて 507 人増加しました(表Ⅰ)。
3 次救急
37
27
診療科別患者数などは(表Ⅱ)のとおりです。
(表Ⅱ)
(平成 21 年 1 月 5 日 病院庶務課調べ)
ATT
内科
外科
患者数(人) 639
12
診療科名
整形外科 皮膚科
患者数(人) 165
263
診療科名
内科
外科
精神科
169
形成外科
73
59
泌尿器科
98
15
眼科
205
3 次救急患者数(人)
小児科
―
12
31
小児外科 脳神経外科 心臓血管外科
278
11
耳鼻咽喉科 産婦人科
165
50
―
43
50
SCU
12
7
合計
2271
発 行 平成 21 年 3 月2日
あんず編集委員会
東京都三鷹市新川 6-20-2
連絡先 ℡ 0422-44-0611 杏林大学広報・企画調査室
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