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私の小児片頭痛外来

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私の小児片頭痛外来
私の小児片頭痛外来
問診:以下のあてはまる項目に
チェックして下さい。
前兆がない
前兆がある
視覚症状:
キラキラした光が見える
ギザギザした線が見える
点が見える
視覚・視野が消失する(注)
感覚症状:
チクチク感がある
シビレ感がある
感覚が鈍る又はマヒする
上記の前兆は 5 分以上かけて伸展し、その持続時間は 60 分以内
注 1: 視覚消失は同名性
注 2:中心視野に視覚消失または霧視が追加的に起こる場合がある。
■頭痛の特徴
ズキンズキンと痛い
頭部の両側が痛い
運動や階段昇降により増悪する
悪心
嘔吐
腹痛
頭部の片側が痛い
入浴により増悪する
光過敏
音過敏
臭い過敏
頓服薬
めまい
予防薬
カロナール錠 200mg/300mg
インデラル錠 10mg
イミグラン錠 50mg
レスリン錠 25mg
ゾーミッグ錠 2.5mg
トリプタノール錠 10mg
レルパックス錠 20mg
デパケン錠 100mg
トピナ錠 25mg
イミグラン 20mg 点鼻
イミグラン 3mg 皮下注
ペリアクチン錠 4mg
発熱時は使用禁
記入日
年
月
日
お名前
ID
男 ・ 女
歳
頭痛外来 脳神経外科 大田こうすけ
2012 年 7 月 13 日作成
2013 年 2 月 27 日改定
小児片頭痛の治療アルゴリズム
不十分な睡眠・明るすぎる照明の是正
薬物療法
頓挫療法
・イミグラン点鼻薬
予防療法
・
喘息、徐脈、不整脈ある場合は使用禁
(エビデンスレベルは高い)
・カロナール錠 200mg
1 回量:10mg/体重 kg を使用、400mg/回、
1 日 3∼4 回まで
すべてのトリプタン使用可能
・
・
1 回量:1.25∼2.5mg、1 日 4 回まで
・レルパックス錠 20mg
1 回量:10∼20mg、1 日 2 回まで
・マクサルト RPD 錠 10mg
1 回量: 5∼10mg、1 日 2 回まで
・アマージ錠 2.5mg
1 回量: 1.25∼2.5mg、1 日 2 回まで
トリプタノール錠 5mg∼
眼圧亢進、甲状腺機能亢進ある場合は慎重投与
・
ノリトレン錠 5mg∼
眼圧亢進、甲状腺機能亢進、不整脈ある場合は慎重投与
・
・ゾーミッグ錠 2.5mg
ペリアクチン錠 2mg∼
喘息、眼圧亢進、甲状腺機能亢進ある場合は慎重投与
・イミグラン錠 50mg
1 回量:25∼50mg、1 日 4 回まで
インデラル錠 5mg∼
デパケン錠 100mg∼
肝機能検査が必要、漫然処方に注意
・
ミグシス錠 2.5mg∼
小児で QT 延長のある場合は慎重投与
小児への安全性は確立していない
【参考事項】
① トピナ錠は小児片頭痛への有効性が実証されてい
る。難治性片頭痛の場合のみ内服を検討。
この場合 1 回使用量 12.5mg∼。
② デジレル錠、レスリン錠は有効との報告がある
③乳製品に多く含まれるビタミン B2、海藻類に多く含ま
れるマグネシウムは予防に有効と言われている。
【注意事項】
1)小児片頭痛は7才以上と6才以下に分ける
2)
CT 検査/MRI検査
12 歳以上・体重 40kg 以上は成人と同量
3)体重 25∼40kg1 回使用量は 2 分の 1 量とする。
4)投与間隔はアマージのみ 4 時間以上、その他
まず 週間飲み切りで処方します。
1 日 1 回夕食後から寝る前の間に内服下さい。
2 時間以上
5)トリプタン製剤
脳底型片頭痛、眼筋麻痺性片頭痛、片麻痺性
片頭痛には使用禁
・ペリアクチン・シロップ剤(注)
注 1)ペリアクチン・シロップ(0.4mg/ml)
1 回使用量:2∼3 歳は 3ml、4∼6 歳は 4ml、
7∼9 歳は 5ml、9∼12 歳は 6.5ml
脳波検査
発作の頻度、頭痛の軽減または消失
生活への支障の軽減
徐々に減量、
中止する。
親の管理でサプリメント的に調
整内服する。
頭痛外来 脳神経外科 大田こうすけ
2012 年 7 月 13 日作成
2013 年 2 月 27 日改定
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