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② - 大学設置室

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② - 大学設置室
別記様式第2号(その3の1)
授
業
科
目
の
概
要
(芸術学部芸術表現学科)
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
学
部
共
通
科
目
コンピュータ基礎演習
デッサン
平面構成
立体構成
美術概論
日本美術史
色彩学
西洋美術史
講義等の内容
本授業では芸術学部における研究および制作に必要な、コンピュータの
基礎を学ぶ。グラフィックツールを基本に、映像/音響など、マルチメ
ディア・コンテンツを扱い、コンピュータを基盤とした芸術表現の基礎を
学ぶ。さらにデザインの観点から、より良い情報伝達と美的な造形、色
彩、レイアウト、編集の基礎を習得する。ここでは基礎的なビジネスソフ
トであるワードプロセッサー、スプレッドシート、プレゼンテーション
ツールもあわせて実習し、芸術学部で必要な基礎的なコンピュータリテラ
シーを習得する。
本授業では芸術学部における表現の基礎となるデッサン力を習得するた
めに必要な技術および理論を、実習を通して習得する。デッサンは、造形
に関わる表現者にとって基礎となる重要な学習である。パースによるフォ
ルムの把握や明暗法、遠近法による空間表現などの理論を学ぶ。様々なテ
クニックを習得しながら、モチーフの難易度や技法材料をステップアップ
しつつ進めて行く。各自の実力に応じたカリキュラムの進行を考えて指導
を行う。
平面(2次元)における造形要素の組み立て・設計に関する基本的なス
キル(技術)の習得を目的とし、明確に作図された形体と平滑に塗られた
色面による画面形成を通して、形と色の構成の多様さ、バランスのとれた
美しさや視覚的な効果について学ぶ。物質的な材料を扱い、集中力を伴う
手作業を通した造形化のトレーニングは、電子的な技術媒体を用いた作業
を一貫性を持って計画的に進展させる上でも重要であり、構想を魅力的な
かたちで具現化するための土台形成として基礎的な課題制作を進める。
造形デザインの基礎となる三次元の立体を構成・構築する方法として、
線、面、量の各次元、および次元相互の互換と展開を原理手法とし、具体
的素材を使用して現実的造形デザインの応用センスを習得する。特に現代
の造形構築物は、大半が面材と線材の組み合わせで形成されていることか
ら、面材の諸属性の認識、およびそれらによる表現は、基礎訓練として重
要である。そこで本授業では、あえてデザインの美的側面よりも構造面を
主として学習する。その結果が作品としても美的になると予想されるから
である。
平面・立体・工芸・舞台・デザインなど、造形芸術に関わることがらを
大局的に解説する。西欧を中心に、ギリシア・ローマから近代に至る大ま
かな流れを解説し、分野をまたがり、時代、地域、国、宗教ごとの営みに
ついて学習する。時には、美学や思想などの影響についても触れ、文化的
動向としての芸術を学ぶ。また、西洋と東洋との関わりを踏まえた、東西
美術交流についても触れ、同時発生的あるいは、多発的同現象などについ
ても学ぶ。
日本美術の特質について、代表的な作品をとりあげて、作者、様式、表
現などを検討することにより、深く理解する。地域の伝統的な美術作品も
取り上げ、地域の美術活動、文化を知る。たとえば雪舟がこの地域にどの
ように関わり、足跡を残しているか、わずかな史跡資料から読み取るほ
か、地域に残されるすぐれた彫刻としての仏像を美術作品として見る等、
地域から美術を読み取る目を養う。
色彩学においては、色彩は光の「行為」として捉えられている。色彩は
単なる主観でも単なる客観でもなく、人間の眼の感覚と、自然たる光の共
同作業によって生成するものである。デザインの基礎課程として色彩に触
れ、認識し発見する為には、感性レベルと知性の両側で調和的に進行する
のを理想とする。理論的な解説を重視したプログラムに組み立てている
が、眼で見て納得する実験学習や体験を充分に行い、感覚面での深い理解
を得ることを同時に目的としている。
中世美術成立の前提である宗教的意味を踏まえ、近世、近代、現代へと
発展する美術の流れについて学習する。とりわけ、技法、コンセプト、主
義などの変遷を東西ヨーロッパ、アメリカ、一部日本を含めた西洋画の発
展を軸に学ぶ。絵画と立体造形との関わり、バロック以降に起こる建築、
平面、立体の融和現象、あるいはやがて、ハイブリッド的絵画表現へと結
びついて行く絵画表現のあり方など、現代絵画の誕生のメカニズムを含め
学習する。
19
備考
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
学
部
共
通
科
目
東洋美術史
QUEST演習A
学外演習
キャリア開発演習A
QUEST演習B
キャリア開発演習B
キャリア開発演習C
QUEST演習C
講義等の内容
西洋美術とは異なる東洋の美術の美の多様さ、宗教的な意味、芸術的な
高さなどを西アジア、中央アジア、東アジア(東南アジア)などの地域の
美術に見出す。仏教やヒンドゥー教、イスラム教などの宗教を背景に力強
い伝統的な芸術が存在することを理解する。そこから日本美術の位置づけ
も考察する。とくに近代以降、西洋の文化を軸に考えがちであったが、あ
らためて近隣諸国の美術を理解することにより、日本文化、ひいては自ら
の感性について再認識する。
実社会で即戦力として活躍できる人材を育成するための、プロジェクト
をベースとした課題解決型授業【PBL】。明確な目標を掲げ、できるだけ
実際の業務の内容に近い1つのプロジェクトを完成させていくプロセスの
中で、実社会で真に役立つ能力を習得します。プロジェクトでは、複数人
のチームとしての取組み、成果物だけでなく、プロセスにおける活動も評
価の対象となります。本授業では、PBLの入門として、身近なことから問
題を発見し、主体的にチームで解決します。
国内および海外の各地で視察を行い、伝統的な美術、工芸、文化遺産、
著名な美術館での現代の多様な美術鑑賞、現在のビジュアル・映像文化・
生活用具・生活環境に関わる様々なデザイン見学、建築物や街並見学、豊
かな自然や文化体験など、芸術やデザインを中心として様々な地域文化を
体験する。また、日本各地や各国の学生や大学、工房、修復所などとの交
流などを通じて人と芸術やデザインの活動というものを多角的に考える
きっかけとする。授業の構成は、まず事前研修を通じて見学先や見学対象
を研究し、事後研修で現地での体験を反復定着させることにより有意義な
体験学習の機会とする。
キャリア開発の現状を、各業界から講師を招き、多様な視点から概観し
ます。本授業を通して賢明な職業選択の在り方を学び、大学生活の充実を
図り、希望する職業へ就職、希望する進路への前進ができるように、外部
からさまざまな分野のデザイナー、作家、芸術家、経営者、実務家等を講
師として迎え、キャリア開発に関する実践的情報(社会や企業の雇用動
向、創作活動や職業生活の実態、芸術分野の能力を活かした業務内容等)
を提供し、多面的な授業を展開します。
実社会で即戦力として活躍できる人材を育成するための、プロジェクト
をベースとした課題解決型授業【PBL】。明確な目標を掲げ、できるだけ
実際の業務の内容に近い2つのプロジェクトを完成させていくプロセスの
中で、実社会で真に役立つ能力を習得します。プロジェクトでは、複数人
のチームとしての取組み、成果物だけでなく、プロセスにおける活動も評
価の対象となります。本授業では、PBLの発展として、地域の課題を発見
し、大学以外の方々との交流を通して、多様な人々と仕事をしていくため
に必要な能力を養います。
作品の制作等の作業の各段階で行われる各種のプレゼンテーションの役
割や方法をチームを編成し、具体的テーマに沿って「プレゼンテーション
の位置づけ、企画策定、シナリオ作成、話法、機材選び、服装、準備内
容、資料作成など」の基礎知識を学ぶ。チームでディスカッションし、グ
ループ内での発言で根拠などをしっかりと述べ、他の人の意見を聞くこと
で、自分の考えを振り返り、チームで問題を発見し、解決策提案を効果的
に行うプレゼンテーションスタイルを習得する。
ポートフォリオとは「作品集」のことであるが、各自をプレゼンテー
ションする重要な役割を担う。学生の場合は就職活動に、クリエーターの
場合は自己を売り込むために必須ともいえるものである。本授業ではポー
トフォリオの基本的な知識、自己アピールのための効果的な編集・デザイ
ン、実例研究等を通して、特に就職活動に活用できる実践的な授業とす
る。掲載する作品だけでなく、ポートフォリオそのものが作品となること
を意識した編集・デザインに取り組む。
実社会で即戦力として活躍できる人材を育成するための、プロジェクト
をベースとした課題解決型授業【PBL】。明確な目標を掲げ、できるだけ
実際の業務の内容に近い3つのプロジェクトを完成させていくプロセスの
中で、実社会で真に役立つ能力を習得します。プロジェクトでは、複数人
のチームとしての取組み、成果物だけでなく、プロセスにおける活動も評
価の対象となります。本授業では、PBLの展開として、企業や団体等と連
携し、実社会に近い業務を行い、即戦力として社会で活躍できる能力を醸
成します。
20
備考
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
学
部
共
通
科
目
学
科
基
礎
科
目
インターンシップ
芸術表現演習
デッサン基礎
絵画演習
塑造演習
映像芸術表現論
現代美術論
美術解剖学
講義等の内容
1・2年次に学んだ芸術各分野の基礎および専門にかかわる理論と技術
を基にして、実際に学外の企業現場へおもむき、実務研修を体験していき
ます。現場における最新の、あるいは伝統的な技術、作業手法、運営方
法、プロジェクト管理の方法と技術等を学んでいくことで、芸術各分野の
考え方と現状を理解すると同時に、卒業後のイメージをより具体的なもの
とし、職業意識を高め、将来の進路について考えるきっかけや足がかりを
得ることを目的とします。
本授業ではメディア芸術作品を制作する上で、その起点と基盤となる企
画およびストーリーの設計方法を習得する。メディア芸術ではメディア
アート・アニメーション・マンガ・エンターテイメント・ゲーム・ビデオ
アート・現代アート・サウンドアート等において、作品のアイディアから
シナプス、スクリプト(シナリオ・脚本)へといたるプランニング作業を含
めた「企画」は特に重要なプロセスである。本授業では、総合的な企画の
設計および物語の創造を演習形式で作成し,メディア芸術作品の制作およ
び研究のための教養基盤を獲得する。
デッサンで最も重要なことは、ものを観る眼を養うことである。対象と
なるものを、必要であれば視覚以外の感覚も利用して観察しなければ、
形、材質等を理解し、本質を探ることができない。「観察力」は芸術の新た
なイメージの創造に不可欠なものなのである。
本授業では、ものの観方を学んだ上で、造形プロセスに必要なアイデア
スケッチが行えるよう、基本的な技術の習得を学び、デッサン表現へと結
びつけていくことを目標としている。デッサンは「ものづくり」に必要なス
キルであり、これができれば「手で考える」ことも可能になる。
水彩画や油彩画制作の導入学習を行う。基礎的な技法や素材について学
び、美術教育においての実践力を習得する事で、色彩、形、マチエールな
ど作品制作に必要な造形要素を含めて総合的に研究・探究させる事で、美
術教育への意識を高める事を目的とする。また、互いに問題意識をもち作
品のテーマに関するディスカッションを重ね表現したいことは何か、とい
うことを明白にする事で、実践能力及びコミュニケ―ション能力の向上を
目指す。
古より現代に至るまで多くの造形作品で用いられてきた塑造は、立体造
形において有効な手法であると言える。身近な素材である粘土を用いた造
形は、具象、抽象にかかわらず扱いやすい手法と言える。塑造は、原型を
型どりし、石膏、FRP、ブロンズなどにすることで、目的に合った表現素
材に置き換えることができる原型制作の手法でもある。本授業では、基本
の頭部、レリーフの作品制作を行う。この制作を通して粘土に慣れること
で、粘土造形の特性を生かした作品の制作に応用できる機会とする。
本授業は映像芸術の歴史及び今日的状況、さらに未来の展望について、
映像論を中心に詳しく講義する。映画(映像) 誕生までの歴史(媒体史観)
と文化コンテクスト(映像史観)の二軸から、メディア芸術を研究するため
の、映像芸術の知識・理論・表現・哲学を学習する。また多様化する社会構
造とともに進化し続ける映像芸術表現の現状と将来の展望を探る。特に映
画発明以前の技術および文化について、それらの理論考察の解説により、
メディア芸術のための映像芸術理論を習得する。
制作者の視点から美術史に残る作品を思考ツール・実践ツールとして読
みこなし使いこなす力を身に付けます。国内外の美術作品の事例をスライ
ドやビデオ等で紹介します。美術史上の作品を現代の表現に結び付けなが
ら鑑賞していきます。
・美×美術×美術館 : 現代の美術をめぐる状況
・美術展の舞台裏 : 展覧会は誰が作っているのか
・鑑賞の図式 : 正しい鑑賞とは
・戦中・戦後のアヴァンギャルド : 未知なる社会へ
・禅の文化と現代社会 : 身体と精神をコントロールする
美術解剖学では、ヒトの骨格や筋肉の視覚的影響と、それらの美術表現
への活用ついて、いくつかの類型を例に講義を行っていきます。医学用の
解剖学とは異なり、あくまでも美術表現をより豊かにしていくのための解
剖学であるということに注意が必要です。物体の構造を観察し体系的に整
理したのちに美術表現へ昇華するというプロセスは、ヒト以外にも応用可
能なものであり、それらに習熟するための題材として、複雑な有機的構造
をもつ「ヒト」は理想的なものです。
実制作を行う聴講者に解りやすい方法で講義を進めていきます。
21
備考
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
学
科
基
礎
科
目
写真演習
現代美術演習
学
科
応
用
科
目
絵画概論
講義等の内容
備考
本授業では、デジタルカメラを使用して操作やライティングの習得を目
指します。前半では基本操作(持ち方など)をはじめ、設定(絞り、
シャッター速度、露出、ピント、被写界深度など)、ライティング(自然
光・人工光・光の組み立て方など)を習得することで自身のイメージどお
りのビジュアルを得ることを目指します。後半ではPhotoshopを使用した
基本的画像処理の習得とともに、テーマに沿った作品制作やプレゼンテー
ションを行うことで、自己表現力を養うと共に、社会との関係性を意識で
きるように授業を進めていきます。
創造的な行為には、それに先立つ鑑賞が必要です。コンピュータに例え
れば、制作はアウトプットであり、鑑賞はインプットです。インプットな
しのアウトプットはありえません。戦後の現代美術は、多様な技法をあみ
出していますが、それは作品を成り立たせている作品概念や、作家の思想
あってのことです。単に技法を学ぶのなら、付け焼刃に終わるでしょう。
そこでこの演習では、実技の前にまず作品鑑賞をしてもらい、技法が生ま
れる元となった芸術思潮の流れと、作家の思想も併せて学習していきま
す。
本授業では、絵画専攻への導入として科目内容や目標について学ぶ。
「洋画」「日本画」「版表現」のクラスやゼミへ進むうえでの、カリキュ
ラムの専門必修科目の継続性や専門選択科目の履修方法について解説し、
基礎課程から専門領域への移行を円滑に行うことを目的とする。「洋画」
「日本画」「版表現」のクラスやゼミへ移行するための、履修モデルを提
示し基礎学習の重要さや専門課程への理解や興味を引き出すことを目標と
する。作品鑑賞や工房見学などの学外授業も実施する。
(オムニバス方式/全15回)
(2 松永 洋子/5回)
洋画領域とその周辺について学ぶ。
オムニバス方式
(1 古本 元治/5回)
版表現領域とその周辺について学ぶ。
立体造形概論
(5 南 聡/5回)
日本画領域とその周辺について学ぶ。
本授業では基本的な立体の概念から始まり立体造形として具象彫刻、抽
象彫刻、オブジェ、キャラクターオブジェ、フィギュア、インスタレー
ションなどを資料と共に時代の流れに沿って解説し、立体造形の概論を講
義を通じて行う。また立体造形が社会にどのような形で存在し、貢献して
いるかを映像を通じて理解すると共にこれからの立体造形の可能性を講義
の通じて行う。素材に対しても理解を深める事が必要であり、造形素材に
ついても講義する。
本授業では、メディア芸術の分野とその周辺領域の、歴史と現状、およ
び今後の展望について概要を解説する。専任講師による講義から、メディ
ア芸術を学ぶ際の基礎的な知識と分析力を身につけ、表現者としてのコン
セプトメイキングや観賞力を習得する。
(オムニバス方式/全15回)
メディア芸術概論
(3 黒岩 俊哉/5回)
映像表現領域とその周辺について学ぶ。
オムニバス方式
(7 Boulbès Jérôme/5回)
アニメーション表現領域とその周辺について学ぶ。
(4 伊藤 高志/5回)
エンターテイメント領域とその周辺について学ぶ。
日本の工芸の特質や、歴史、文化を学び、用の美としての意匠と表現を
美術やデザイン分野と比較し、素材や技法、工芸の種類の多様性を考察す
る。国内外の工芸作品と、制作の現場を見ることで、生涯にわたり工芸を
愛好する心情を育て、今後の創作活動に生かせる感性を高める。
(オムニバス方式/全15回)
工芸デザイン論
(15 梶原 茂正/5回)
伝統・現代・日本・世界の陶芸について学ぶ。
(51 新 啓太郎/5回)
伝統・現代・日本・世界の金属工芸について学ぶ。
(34 佐藤 佳代/5回)
伝統・現代・日本・世界の染織工芸について学ぶ。
22
オムニバス方式
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
備考
これまで身近な生活体験の中で触れてきた工芸作品を制作する側の視点
に立って深く観察し、表現のための材料の特性、用具の使用法など基礎的
な制作法を理解し、制作を行う。工芸の特性である美と用との調和を図る
よう創意工夫して作品の表現を行う。
学
科
応
用
科
目
(オムニバス方式/全15回)
工芸基礎演習
(15 梶原 茂正・117濱川 裕子/5回)
陶芸の形成技法を理解し、イメージデッサンを基に作陶する。
オムニバス方式
(51 新 啓太郎・116 石上 洋明/5回)
金属工芸の型押し技法を理解し、図案を基に作品を制作する。
(34 佐藤 佳代・118 大手 順子/5回)
図案の作成を行い、繊維の縮絨による作品の制作を行う。
図学製図基礎演習
グラフィックデザイン
デジタルペイント
ベーシックモーション
発想•構想したものを視覚的に正確に表して他者に的確に伝える事は重
要です。本授業では、手書きによる基本図形の作図や製図の基礎を、課題
を通して学びます。また、表示されたものから立体の形状や仕組みを読み
取る能力を身につけることや、各種透視図法などを活用して正確に立体を
表現する基礎を習得することを目的とします。JIS(日本工業規格)に基
づいた作図の基礎と図面の読解、各種図法による作図方法などを学習しま
す。
メディア芸術の作品制作および表現に必要な、グラフィックデザインの
基礎を学習する。コンピュータを中核にグラフィック・アプリケーション
および周辺機器を使用し、デジタル・コンテンツを制作するための基礎的
な技術・表現方法・理論を学ぶ。レイアウトの基本から色彩、形態、文字、
その他オブジェクトや要素のデザインを基本に、それらの配置や組合せに
よる空間のデザインを実習する。またコンピュータのみならず、現実の素
材を工夫し、テクスチャや色彩、構造の理解を深める。
メディア芸術の作品制作・表現に必要な、デジタル・ペイントを学習す
る。コンピュータとデジタル・ペイント・アプリケーションと周辺機器を使
用し、デジタル・コンテンツを制作するための基礎的な技術、表現方法お
よび理論を学ぶ。ここではビットマップとベクター形式の両方を扱い、そ
の特徴を活かしながら、単純な形態や色彩からより高度なデッサンまで、
デジタル環境における表現方法を体験する。また、紙と画材を使った従来
の表現方法との比較を行い、それらの長所と短所を理解する。
メディア芸術の作品制作および表現に必要な、映像およびアニメーショ
ンの基礎を学習する。コンピュータと映像およびアニメーションのアプリ
ケーションを使用し。デジタル・コンテンツを制作するための基礎的な技
術、表現方法および理論を学ぶ。ここでは表現としての映像制作を行い、
メディア芸術の核となる時間軸上での編集・構成・デザインを習得する。
またさまざまな周辺機器やデジタルデバイスを使用し、多角的なアプロー
チを試みる。さらにコンピュータのみならず、現実の素材を工夫し、テク
スチャや色彩、構造の理解を深める。
本授業では「メディア芸術概論」のアドバンスとして、その歴史と現状
を詳しく解説する。専任教員による講義から、メディア芸術の実践的な知
識と分析力、表現者としての高度なコンセプトメイキングや観賞力を培
う。
(オムニバス方式/全15回)
メディア芸術論
(3 黒岩 俊哉/5回)
映像表現領域とその周辺の具体的な作品について解説する。
(7 Boulbès Jérôme/5回)
アニメーション表現領域とその周辺の作品について解説する。
モザイク
(4 伊藤 高志/5回)
エンターテイメント領域とその周辺の作品について解説する。
本授業では歴史的なモザイク作品の技法と表現を作品鑑賞を中心に学習
し、絵画史におけるモザイクの意義を学ぶ。実技授業としては大理石モザ
イクの制作を行う。石材の基本的加工技術(割る、切る、磨く)の習得と
各自の原画に基づきながら加工した石材(テッセラ)によるモザイク表現
の可能性を探る。特にモザイクを制作する上で必要となる原画やドローイ
ングの意味やプロセスを理解することによって、各自の領域における創作
表現に生かすことを目標とする。
23
オムニバス方式
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
学
科
応
用
科
目
講義等の内容
本授業では動物や植物、現存するものを擬人化したり、大きさのバラン
スを崩してイメージを強調して表現し、立体感覚と同時に立体センスを磨
く。基本的なキャラクターオブジェの考え方の講義と実際サンプル制作を
実践する。与えられた課題に対し資料収集また実際にドローイングできる
キャラクターオブジェ基礎実習
ものは良く観察して特徴を捉えてドローイングする。このような資料を基
に平面でプランニング、原型素材選び、制作プロセスを考えて作品完成を
目指す。
ドローイング基礎実習
版画基礎実習
アニメーション芸術論
工芸史
版画実習
マンガ芸術論
フィギュア演習
本授業では、人体クロッキーを中心に制作を展開する。クロッキーによ
る描写トレーニングにより、人体の骨格や筋肉や動勢などの構造を理解し
デッサン力を習得することを目標とする。描画用具や紙などの素材研究も
行い幅広い表現を試みる。人体は原始絵画から古典絵画や現代美術まで多
くの名作が生まれている題材であり、ファインアート、デザイン、写真な
どの領域を問わず、重要なテーマの一つであると言える。人体クロッキー
を学ぶことでアーティスト、クリエーターとしての創作の原点となる能力
の基礎を学ぶ。
本授業は木版画と銅版画の2版種を中心とした作品制作である。版画の
歴史を学びながら技法や材料をについての知識を習得し、多様な領域へと
展開を試みる事を目的とする。特に銅版画において、ドライポイントやエ
ングレーヴィング、メゾチント、エッチング、アクアチントなどの主な技
法があり多種多様であり、歴史も深い。基本的な技法からそれぞれのテー
マに沿って版形式・版種や技法を研究し、更なる専門性と技術を習得する
事で、造形力・表現力の向上を目指す。
本授業では、アニメーション芸術の歴史および今日的状況、未来の展望
について講義する。アニメーションの歴史と表現を中心に、メディア芸術
を研究するための知識・理論・表現・哲学を学習する。また、多様化する社
会構造とともに進化し続けるアニメーション芸術の現状と将来の展望を探
る。特に映画発明以前のムービングイメージの歴史から、仮現運動現象を
原点とした「動き」の創造過程を理解し、現在に見られるアニメーション
芸術の文化な背景研究を行うことで、メディア芸術のためのアニメーショ
ン理論を習得する。
陶磁、金工、木工や染織はもちろん、工芸は生活と芸術を結ぶ極めて包
括的な分野にわたるものであり、本来は、あらゆる分野が工人の技によっ
て作り出された造形であったはずです。
工芸の美しさはその実用性(機能性)にあると言われます。絵画や彫刻
とちがってそこに工芸の個性がある。「工芸」とはどういうものなのか。
美術と工芸、道具と工芸品のちがいはどこにあるのか。近代の工芸(史)
をひも解きながら、現代における工芸の可能性を考察します。
本授業ではスクリーンプリントとリトグラフを中心とした作品制作を行
う。「版画基礎実習」で学んだ基礎知識をベースに、版表現をさらに幅広
く学ぶ。スクリーンプリントとリトグラフは木版画や銅版画と比較すると
歴史の浅い現代の版画と言えるが、その内容は深く、また時代と共にあら
ゆる分野に関わり続けている歴史でもある。そこで、現代版画の歴史(18
世紀~)を学びながら新しい時代の絵画と版表現について、可能性を制作
を通して追求していく。また、デジタルプリントなどの多版種との併用表
現についても研究を行う。
本授業では、マンガ芸術の歴史及び今日的状況、さらに未来の展望につ
いて詳しく講義する。マンガの歴史と表現および文化を背景に、メディア
芸術を研究するための知識・理論・表現・哲学を学習する。また多様化する
社会構造とともに、進化し続けるマンガ芸術の現状と将来の展望を探る。
特に平安時代の絵巻物を起源とした日本独自のマンガ文化の発達から、雑
誌による近代マンガ文化にいたるまでの歴史的文化的考察を行いながら、
次世代のデジタルメディアで展開される新たなアプローチについても言及
しそれらの解説を行う。
キャラクターオブジェ基礎演習は動物や植物、現存するものを擬人化し
たり、大きさのバランスを崩してイメージを強調して表現します。本授業
では立体感覚と同時に立体センスを磨きます。基本的なキャラクターオブ
ジェの考え方の講義と実際サンプル制作を実践します。与えられた課題に
対し資料収集また実際にドローイングできるものは良く観察して特徴を捉
えてドローイングする。このような資料を基に平面でプランニング、原型
素材選び、制作プロセスを考えて作品完成を目指す。
24
備考
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
学
科
応
用
科
目
西洋絵画史
西洋彫刻史
エンターテイメント論
講義等の内容
備考
中世から抽象表現主義あるいはシュールレアリズムに至るまでの代表的
または特異な画家を取り上げ解説する。とりわけ、フランス以北に根強く
のこる中世的絵画傾向とイタリアで開花したルネサンス絵画との関連を軸
に近世絵画の展開を詳しく解説する。また、18世紀以降のヨーロッパ美
術に於ける社会背景との密接な関係、とりわけ、戦争や権力者との強い結
びつきから発生する絵画の新たな価値観や役割などについて詳しく解説す
る。近代以降は、印象派や表現主義など広く周知された時代と主義を中心
に流れを解説する。
中世から抽象表現、シュールレアリズムそして現代に至るまでの秀でた
才能や魅力にあふれたヨーロッパの彫刻家を取り上げ解説する。とりわ
け、ギリシア・ローマ時代、ルネサンス時代、近代ヨーロッパ、現代など
から数人の彫刻家の生涯や作品などを例として提示し、西洋彫刻の全般的
流れや様式の変遷を抑える。加えて、社会状況、哲学、心理学、文学、舞
台芸術などと深い関わりを持つ彫刻史的トピックスを拾い上げ、それらの
相互連関作用について解説する。
エンターテイメントの歴史及び今日的状況、さらに未来の展望について
詳しく講義し、歴史・表現・文化を中心に、メディア芸術を研究するための
知識・理論・表現・哲学を学習する。また多様化する社会構造とともに進化
し続けるエンターテイメントの現状と将来の展望を探る。特に1970年代後
半から始まったゲームの歴史をふまえ、現在の携帯端末で展開されるアプ
リの文化的技術的考察を行う。さらにコンサートやイベントにおけるデジ
タル映像演出やインタラクティブなメディアの特性を利用した現代の現状
を解説する。
日本が世界から注目されるメディア芸術について、英語による講義を行
う。特にメディアアート・アニメーション・マンガ・ゲーム等の領域を中
心に、Cool Japanと呼ばれる日本固有の現代文化を、異文化間コミュニ
ケーションと比較文化学の見地から、広く分析し紹介する。
(オムニバス方式/全15回)
オムニバス方式
Cultural Studies of Cool Japan
(3 黒岩 俊哉/8回)
メディアアート・マンガ・ゲーム等領域とその周辺について学ぶ。
(7 Boulbès Jérôme/7回)
アニメーション領域とその周辺および全領域の比較文化について学ぶ。
本授業では、メディア芸術におけるインスタレーション作品を制作する
ために必要な技術および理論を、応用実習を通して習得する。インスタ
レーションは、メディアアート・アニメーション・マンガ・エンターテイ
メント・ゲーム・アプリ・ビデオアート・現代アート・サウンドアートの
インスタレーション実習
すべてに関わる包括的創造プロセスであり、デジタルを中心としたコン
ピュータ、デバイス、アプリケーションを利用しながら、メディア芸術の
作家・クリエータ・技術者・マネージメント・キュレーターのためのより高度
な資質を獲得する。
本授業は、プロダクト製品のデザイン課題を通して、造形デザインの役
割を体験的に理解します。また、デザインの過程において、機能性や造形
美についても考えます。本授業では、プロダクト製品デザイン開発を想定
プロダクトデザイン基礎演習 して、製品の企画•調査から、アイデア展開、図面化、レンダリング、モ
デル作成 、プレゼンテーション に至るデザインプロセスの基本的な流れ
を体験します。それらは各自のアイデアを形にして他者に伝えるための手
法でもあります。
1つの作品あるいは制作にあって、複数のメディアを用いた技法のこと
である。いわば、媒体の合成であって、その作品も指す。本授業では作品
制作を行う。平面でのミクストメディアは幾つかの素材を組み合わせる事
で、単素材では表現できない造形が可能になる。幾つかの素材を組み合わ
ミクストメディア演習
せる事でテーマやコンセプトを基にオブジェまたはインスタレーションへ
と展開していく。現代において平面作品(空間造形も含む)は、一つの事
にとらわれず社会のニーズにこたえられる造形目指すことはミクストメ
ディアは重要な科目と言える。
25
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
絵
画
専
攻
科
目
日本画実習
デッサン実習
日本画基礎
版画基礎
洋画基礎
絵画Ⅰ
絵画表現実習Ⅰ
絵画Ⅱ
ドローイング実習
講義等の内容
本授業では、日本画の素材(岩絵の具、水干絵の具、膠、麻紙など)や
用具(筆、刷毛等)の基礎知識を学び、素描や作品制作課題を通して基礎
技法を習得する。また、伝統の技法(箔表現、墨による線描や垂らし込み
など古典絵画にみられる技法表現)を現代の新たな技法へと展開する表現
力も鍛えていく。伝統的な技法や独特の美意識といった基礎を学んだうえ
で、自分のオリジナルな表現で制作する。描くことの楽しさを発見し多様
な表現を習得する。
本授業は『デッサン』科目をよりステップアップした専門科目である。
石膏・人物・人体・静物デッサンの制作。デッサンにおける重要なテーマ
の一つは三次元の空間を、いかに平面上に再現するかといった事である。
しかし一方で自然を豊かな感性で受け止め自由に表現するかといった事も
大切なテーマある。「科学」と「感性」二つのテーマは互いに対立する要
素を持つが、絵画表現の基礎であり美術を学ぶ上で必要である。ここで
は、この二つのテーマを基軸として表現者としての基礎を学ぶ。
素描で基礎的造形力を養い、日本画材(岩絵の具、水干絵の具、墨、
膠、麻紙など)に関する基礎知識を理解し、特質をつかみ扱うことを学び
ます。伝統的な技法(墨による線描や垂らし込みなど古典絵画にみられる
墨による技法)や、日本画特有の空間や時間の把握、独特の美意識を学ん
だうえで、自分のオリジナルな表現を探していきます。まず素材や用具を
知ることから始まり描くことの楽しさを発見し、多様な表現を学ぶ。日本
画クラスへの導入教育とする。
本授業は2・3年次で版画表現クラス(木版画・銅版画・リトグラフ・ス
クリーンプリント)へと進むため、版画の基礎を学び表現の楽しさを体験
し、版画表現クラスへの導入教育を行うことを目的とする。版画作品の鑑
賞を通して版画史を学び、各版種(木版画・銅版画・リトグラフ・スク
リーンプリント)の技法や版画史を制作を通して、理解しながら現代の版
画表現の多様性を学ぶことを目標とする。絵画専攻の専任講師が担当す
る。
本授業は2・3年次で洋画クラス(油絵・アクリル画・ミクストメディ
ア・インスタレーション)へと進むため、油彩画やアクリル画の基礎を学
び表現の楽しさを体験し、洋画クラスへの導入教育を行うことを目的とす
る。名画の鑑賞や模写を通して西洋美術史を学び、画材(カンバス、油絵
絵の具、アクリル絵の具、画用液、筆など)や、表現技法の基礎的な知識
やテクニックを習得を目標とする。絵画専攻の専任講師が担当する。
本授業では、「洋画クラス」「日本画クラス」から選択し、洋画クラス
(油彩画、アクリル画、ミックストメディア等)では、洋画の基礎となる
多くの技法を学び油彩画に関する基本的な知識を理解すると共に、実習を
通して素材や技法の可能性を探る。日本画クラス(岩絵の具、水干絵の
具、墨等)では、日本画の基礎となる多くの技法を学び、伝統的な技法や
独特の美意識といった基礎を学んだうえで、日本画に関する基本的な知識
を理解すると共に、実習を通して素材や技法の可能性を探る。まず素材や
用具を知ることから始まり多様な表現を学ぶ。
「洋画クラス」「日本画クラス」の本授業では、「絵画Ⅰ」とテーマを
共有した様々な課題のもと、基本的な伝統技法の習得し、造形力・表現力
を養うことを目的とする。それぞれの分野(洋画・日本画)の技法・材料
についての基礎知識を学びながら、多様な表現法について研究及び探求す
る事で創作へと繋げていく。また、美術館や博物館等で作品を鑑賞するこ
とで、日本の美術や文化に対する理解を深め、更なる新しい時代への造
形・表現力の向上を目指す。
本授業では、「洋画クラス」(油彩画、アクリル画、ミックストメディ
ア、インスタレーション等)と「日本画クラス」(岩絵の具、水干絵の
具、墨、箔等)の何れかを選択する。「絵画Ⅰ」で学んだことをもとにス
テップアップをし自己の作品の表現に繋げ、絵を描くということの本質を
学び、新しい絵画表現および活動ができうる専門家としての能力を養うこ
とを目標としている。様々な課題のもと基本的な伝統技法の習得、造形・
表現力を養うことを目的とする。
本授業は人体クロッキーによる「ドローイング基礎実習」をベースにさ
らにステップアップし、テクニックの向上を目標とする。各専攻の課題に
応じたテーマを考慮し、寸評など交えながら受講生の自主性をに合わせた
ポーズも取り入れポーズ研究を行う。ダブルイメージによるポーズの組み
合わせなどの画面構成の研究や、パステルや水彩・アクリル絵の具を使っ
た色彩表現も試み表現の多様性を探求する。テクニックの錬磨によって完
成度の高い人体表現を可能とすることを目指す。
26
備考
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
絵
画
専
攻
科
目
絵画表現実習Ⅱ
絵画Ⅲ
絵画表現実習Ⅲ
材料実習
絵画Ⅳ
絵画表現実習Ⅳ
絵画表現実習Ⅴ
絵画表現実習Ⅵ
講義等の内容
「洋画クラス」「日本画クラス」の本授業では、「絵画表現実習Ⅰ」で
学んだことをもとにステップアップと自己の作品の表現に繋げる事を目的
とする。特に「絵画Ⅱ」とテーマを共有する事で、多様な表現法について
研究及び探求していく。更に伝統を現代の表現として展開し、個性豊かに
創造する力を育て、技法・材料について比較検討しデータ化し、今後の活
動に必要な能力を身につける。美術館や博物館等で作品を鑑賞することで
日本の美術や文化に対する理解を深めます。
本授業では、「洋画クラス」(油彩画、アクリル画、ミックストメディ
ア、インスタレーション等)と「日本画クラス」(岩絵の具、水干絵の
具、墨、箔等)と「版画表現クラス(木版画、銅版画、リトグラフ、スク
リーンプリント等)」の何れかを選択する。本授業では、「絵画Ⅱ」での
体験を踏まえて、各自の個性や方向性が明確になる3年次に、いろいろな
素材や技法を試みる事が新しい表現を生み出す。近現代の絵画史を学びな
がら創作研究を行う。
「洋画クラス」「日本画クラス」「版画表現クラス」の本授業では、
「絵画Ⅲ」とテーマを共有し、選択したクラスのテーマに沿って技法・材
料を中心に創作研究を行う事を目的とする。また、絵画表現の可能性を追
求しようという強い意欲を育て、多様な表現法について創作研究を探求す
る事で制作への向上を目指す。更に、美術館や博物館等で作品を鑑賞する
ことで日本の美術や文化に対する理解を深める事で、知識に沿った表現力
を身につける。
絵画素材の意味と表現について考察し、多様な素材について表現を試み
る。支持体(キャンバス、和紙、木、絹等)、地塗りから絵具(油絵、岩
絵の具、水干絵の具、アクリル絵の具、水彩絵の具、墨、胡粉等)までを
一つの組み合わせた物として学び、空間表現との関係を制作を通じて考え
ていく。様々な素材は多様で新しい絵画表現を生み出す未知の可能性に満
ちています。制作過程の中で、材料と物質の必然的な結びつきを学び体得
していく。
本授業では、「洋画クラス」(油彩画、アクリル画、ミックストメディ
ア、インスタレーション等)と「日本画クラス」(岩絵の具、水干絵の
具、墨、箔等)と「版画表現クラス(木版画、銅版画、リトグラフ、スク
リーンプリント等)」の何れかを選択する。多種多様な素材や技法を課題
ごとに研究し、卒業研究へ向けての方向付けを行う。「絵画Ⅲ」での体験
を踏まえて、伝統的な技法や描写力を習得しつつ各自のテーマにそった制
作へと展開させる。
「洋画クラス」「日本画クラス」「版画表現クラス」の本授業では、
「絵画Ⅳ」とテーマを共有し、各自のテーマに沿って技法・材料を中心
に、創作研究を行う。表現の方向性を客観的表現から主観的表現へと進め
て行くなかで、観察力を通して絵画思考や表現技法を習得する。さらに、
個々の学生の表現的長所を伸ばし、個性豊かな創造力を育てるよう留意す
る。 多様な表現法について創作研究を探求する。美術館や博物館等で作
品を鑑賞することで日本の美術や文化に対する理解を深める。
「洋画クラス」「日本画クラス」「版画表現クラス」の本授業では、
「卒業研究Ⅰ」とテーマを共有し、各自のテーマに沿って技法・材料を中
心に本授業では、創作研究・探究を行う。また各教員の作家としての実践
や考え方に触れさせ、絵画表現の歴史と現在における媒体・技術・知識に
ついて幅広く知る機会を持たせる事で、多様な表現方法について創作研究
の向上を目指す。また、美術館や博物館等で作品を鑑賞することで日本の
美術や文化に対する理解を深める。
「洋画クラス」「日本画クラス」「版画表現クラス」の本授業では、
「卒業研究Ⅱ」とテーマを共有し、各自のテーマに沿って創作研究を行
う。多様な表現法について創作研究を探求する。古典から現代にまで続く
芸術表現の多様性に応じて、学生が自己の資質を発見し、独自の表現とそ
の表現手段を発見し深化させていく過程の成果として本授業がある。美術
館や博物館等で作品を鑑賞することで日本の美術や文化に対する理解を深
める。
27
備考
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
立
体
造
形
専
攻
科
目
モデリング基礎演習
テラコッタ実習Ⅰ
ペーパークラフト実習
立体造形基礎演習
テラコッタ実習Ⅱ
溶接実習Ⅰ
材料学
塑造実習Ⅰ
フィギュア実習
講義等の内容
本授業は付ける事で造形し、レリーフやオブジェを制作する。本授業で
は立体造形の具象から抽象まで造形を展開する。モデリングで制作したも
のは石膏やFRPに素材を変えて表現の幅を広げる事を実践する。本授業
の素材は水粘土を使用する。モデリングは簡単に粘土を付けたり、削った
りすることで造形するが立体感覚は観察することと実際に手を動かして表
現するバランスが必要である。また粘土の特性を最大限に生かし有機的な
形態の追求を目指す。
テラコッタは粘土造形したものを焼成することで、素材として耐久性の
ある素材になる。テラコッタは具象形態から抽象形態また、室内から屋外
まで幅広く表現可能であり、歴史は古いが現代造形としては可能性のある
分野である。本授業ではテラコッタの基本である粘土の種類や性質を実習
を通じて理解し、テラコッタの可能性を造形する事を目指す。本授業の目
標は粘土造形を通じて現代を意識した新しいテラコッタ造形を目指すこと
である。
本授業は紙を素材として立体造形を展開し、色々な紙質や紙の特性を活
かした表現を試みる。本授業は美術とデザインを融合した科目と言え、芸
術的な表現やデザイン的に構成することも可能である。ペーパークラフト
の素材はケント紙、和紙、段ボールなどを用いて授業を展開する。身近な
存在である紙を用いて付加価値のある立体造形をするためには紙に対して
の既成概念を崩し、色々と加工の仕方を変え、課題に合う可能性を引き出
すペーパークラフトを目指す。
本授業は立体造形の基本の創造(コンセプト)、プランニング(ドロー
イング・図面)、技術、素材を簡単な立体表現と講義で構成される科目で
ある。創造するトレーニングは造形基礎の目標である考えたことを具現化
することと手を動かすことで実体化することである。あらゆる可能性をあ
らゆる角度から考え、創造する力を訓練する、また課題の資料収集するこ
とで創造する補助的な役割の資料を活用することで創造の幅を広げること
を目標する科目である。
本授業はテラコッタ実習Ⅰの展開である。テラコッタの色々な技法を生
かした造形を試みる。その1つとして型を利用したテラコッタを展開し、
複数のテラコッタ作品制作をする。テラコッタの素材の特性を活かし造形
する事で表現の幅は広くなり室内オブジェや野外オブジェをコンセプトの
基に実践する。テラコッタのオブジェは用途のあるオブジェや陶板はレ
リーフとして壁面の造形作品としての展開がある。
本授業では、金属の中でも主に鉄を素材として使用し、基本的な技術を
習得することで、造形作品に活かすことができるよう実践する。溶接に
は、ガス溶接とアーク溶接を用いてサンプル制作を行い、金属彫刻を造形
する。金属彫刻・金属オブジェは耐久性があり、屋内・野外に適した素材
と言える。金属彫刻は、抽象形態の組み合わせで造型されることが多い
が、具象作品制作も可能である。この授業の目標は、金属の持つ特性を活
かし立体造形することである。
我々を取り巻く環境は、さまざまな材料で構成されている。そして、モ
ノであれ、空間であれ、デザインに求められているのは形にすることであ
り、その形を決定しているものは材料である。デザインを具現化するため
には、デザインされるものの部位や全体を構成する材料を的確に選択して
いく能力が必要となる。そこで、力学的特性や化学的特性などだけでな
く、感覚的な特性の評価も踏まえ材料の基礎を学ぶことを目的とする。
本授業では水粘土を素材として胸像の制作をする。粘土をつける事で量
感や立体感覚を体得することと、伝統に根ざした造形美を追求する。本授
業はデッサンを描き込むことで立体(量感)を意識して表現する。これを
基に大きさのバランスや面のつながり、動きなどを塑造粘土を用いて写実
表現を実践する。原型制作終了後、石膏で型を作る。この時注意をしなけ
ればならないことは割り方を外れ勾配にする。型の完成後、石膏やFRP
で作品制作を目指す。
本授業では基本的なフィギュアで使用する素材研究から始まり、初歩的
な加工法を習得する。フィギュアは繊細な加工が多い為、制作するための
道具作りや制作方法を創意工夫する事で問題を解決させる。フィギュア実
習ではモデリングの方法と型取りの方法の2種類を体験させる。モデリン
グにおいては原型制作や小品制作を行う。型を使う作品制作では、原型を
基に複製できる型を作り、異なる着色や表面処理を施した作品を制作する
ことにより、テーマに合うフィギュア表現を目指す。
28
備考
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
立
体
造
形
専
攻
科
目
木彫表現基礎実習
キャラクターオブジェ実習
スチロールワーク演習Ⅰ
溶接実習Ⅱ
塑造実習Ⅱ
現代木彫表現実習
スチロールワーク演習Ⅱ
FRP造形演習
文化財科学演習
講義等の内容
木彫の道具、工具の安全な使い方、木についての知識を習得し木彫の魅
力を体感させる。本授業の目標は刃ものについてしっかりとした知識を持
ち安全に使うことを実践する。作品制作の素材は楠を用いてテーマの基に
制作する。加工方法はチェンソー、ノコ、カンナ、木彫ノミなどを使用う
る。危険な道具を使用するため細心の注意の基に道具を使用させる。また
道具に慣れることも本授業の目的であり、道具を安全に正しく使い木彫作
品の完成を目指す。
本授業ではテーマやコンセプトを基にペーパープランニングから実物大
制作まで行います。本授業の目標は擬人化する事でイメージを強調して表
現し、現実には存在しないが具体性のあるものに見える独創性のある造形
を実践する。本授業では個々の特性のある具体性(固有名詞)のあるもの
をキャラクターとして捉え個々の要素や特徴をイメージの強い立体造形と
して造形することは社会に対してメッセージがあるキャラクターオブジェ
制作を展開し完成を目指す。
本授業では発泡スチロールを素材として造形を試みる。発砲スチロール
は何種類かあり、その素材の特性を生かした基本的な技術を習得する。ス
チロールは合成素材であるため、スチロールの性質や特性を理解すること
で立体造形を展開する。スチロールは熱に弱い性質があり、柔らかい素材
であるが常温では安定した素材であり、変形することが少ないため立体造
形の素材としては大きく展開できる分野と言え、スチロール造形をマス
ターすることを目指す。
本授業は溶接実習Ⅰを発展した授業である。金属は主にステンレスを素
材とし、アルゴン溶接を用いて造形する技術の習得を目指す。ステンレス
は野外のオブジェにも適した素材であり、表現の幅も広がる。しっかりと
したプランニングの基に制作を実践する。金属素材のステンレスは耐久性
と表面の美しさがある為に、多くの野外彫刻やモニュメントに使用されて
いる。このステンレスの素材の特性を生かして造形の探究を目指す。
本授業は塑造実習Ⅰを発展した授業である。粘土の特性を活かした表現
を目指し、等身大の作品制作を試みる。本授業は造形する事で存在感や動
き、人体の持つバランスを意識する事で完成度の高い作品を実践する。作
品制作はいろいろな角度のデッサン、部分を表現したデッサンを基に写実
表現を実践する。本授業ではデッサンから心棒組み、粘土つけ、作品完成
後石膏型を作り、石膏やFRPで作品を作り、最後に着色して完成する事
を目指す。
本授業では伝統的な技法を基にして現代を意識した木彫表現を目指す。
木という自然素材の特徴や、性質を熟知しコンセプトを基に創造し独創的
な表現を実践する。木彫表現は現代社会の中で存在価値を見出し、芸術文
化の向上と実体としての力や自然素材である木の持つ特性は現代に木彫表
現の可能性は大きい、また具象彫刻、抽象彫刻、などのジャンルに捉われ
ることなく、環境造形やパブリックアートとしても広がりを持つ分野と言
え、現代木彫表現は自然木の持つ魅力を造形することを展開する。
本授業はスチロールワーク演習Ⅰを発展した授業を行う。スチロール
ワークで原型制作し型を作り、素材を強化プラスチック変え、強度と耐久
性のある造形物を作る事を実践する。またスチロールワークの資料を基に
スチロールワークの可能性をレポートにまとめる。本授業の目標は的確に
スチロールを加工することで、短時間での造形が可能になり表現の幅が広
がり、造形作品だけでなくディスプレイやインスタレーションなどに展開
することを目指す。
FRP(強化プラスチック)について授業を行う。FRPは合成素材で
ありその使用法や特徴、性質を講義を基に習得し、造形作品のサンプル制
作を行う。FRPとは樹脂とグラスファイバーが合わさった物で、FRP
の幾つかある工程を踏まえ立体造形を試みる。FRPは促進剤、硬化剤な
ど化学薬品を使うことで液体と固体にする方法であり、取扱いは注意が必
要であるが、FRPの特性を理解し、安全に使用することで立体造形の表
現の広がりを目指す。
文化財を守り伝える役割を果たす「博物館」で、博物館科学・保存修復施
設などバックヤードの見学を行い、文化財保護に携わる活動、文化遺産の
保存や修復方法、技術など、体験を通して文化財保存に対する科学的理解
を深める。ガイダンスから始まり、日本の文化財保存修理について、九州
国立博物館の文化財保存修復施設、修復文化財見学を行い、文化財に影響
をあたえる因子について解説する。また、室内、キャンパス、美術館など
の『温度』『湿度』『光』などを実感し、実際に博物館のIPM活動に参加
する。
29
備考
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
立
体
造
形
専
攻
科
目
文化財保存論
総合立体造形実習Ⅰ
総合立体造形実習Ⅱ
メ
デ
ィ
ア
芸
術
専
攻
科
目
コンピュータ概論
情報処理概論
デザイン史
視覚心理学
情報処理実習
講義等の内容
文化財の保存と修復についての基礎知識を身近な観点から整理する。文
化遺産としての工芸の特色とそれを継承し保存することの意義を理解す
る。
文化財を守り伝える役割を果たす「博物館」で、博物館科学・保存修復
施設などバックヤードの見学を行い、文化財保存に対する理解を深める。
ガイダンスから始まり、文化財保護制度、無形文化財・民俗文化財・文化
財保存技術、伝統的建造物群・文化的景観について解説する。また、文化
施設・博物館、美術館等の成り立ちについて説明を行う。
本授業はテーマ、コンセプト、素材、技法、道具などをトータルに考え
ペーパープランニングから制作工程に基づき作品制作を実践する。作品の
独創性を重視し、あらゆる角度から作品を検証し、メッセージ性のある作
品制作を実践する。視点の捉え方を柔軟にし制作プロセスをしっかり計画
し、作業工程に十分考慮して制作時間を合理的に進める事を目指す。基本
的な造形をベースに現代を意識した立体造形の可能性を見出し、個々のコ
ンセプトよる立体造形を展開する。
本授業は総合立体造形演習Ⅰを発展した授業である。立体造形を大きく
捉え目的に合う表現方法や素材選びを課題に沿って選定する。アートの要
素が強いものや、デザイン性が強いものまで柔軟に対応できる感性と現代
社会に対してメッセージまたニーズを考え、立体造形のプロとして社会に
貢献できる力をつける事を目標とする。しっかりとした計画の基に作品を
通じて自己表現の追及と社会との関わりを意識してオリジナル作品を目指
し実践する事で、完成度の高い作品制作を展開する。
コンピュータを実際に使うために知っておかなくてはならないことを中
心に、様々な用語の説明、操作の方法、コンピュータの歴史等を学習しな
がら、コンピュータおよびネットワークを使いこなすための知識の習得を
目指します。講義は大きく3つに分けてあります。最初の段階ではコン
ピュータの基礎知識として、よく使われる用語やハードウェアの仕組み等
を学習します。中間ではコンピュータを使ってデザインをする上で知って
おきたい事を中心に学びます。後段ではネットワークについて学習してい
きます。
情報化社会の進展に伴い、インターネットを利用した様々なサービスが
出現してきた。このような情報化社会においては、パソコンをはじめとす
る様々な情報端末を利用し、インターネットから有用な情報を収集・活用
する能力が不可欠である。
本授業では、様々な情報システムを有効に利用するための基礎的な知識
と考え方の習得を目指す。情報と現代社会、コンピュータの構成と動作原
理、ネットワークの仕組みと利用について学習する。
イギリスに始まった産業革命下のデザイン、その反省になりたつモダニ
ズムの伝統とデザイン教育やその成果、また、イギリスから影響されなが
らも独自の発展を遂げたドイツの革新的デザイン、アール・ヌーヴォー以
降はデザイン界で主導権をとることができず、レゾン・ド・エートルを主
張することに躍起となったフランス、20世紀以降にデザイン世界の中心
に躍り出たアメリカなどをトピックスの中心に置き、近代デザインの流れ
をたどる。
本授業では、人間の視覚とその心理現象について、芸術・デザインの創
作に関わる事項に重点を置きつつ概説する。カメラに例えることができる
「眼球の構造と機能」、絵画やデザインの配色に必須の「色彩」という心
理現象、映像の撮影技術に関連する「視点・視線・視野・視角」、映像の
編集技術に関連する「因果知覚・奥行き知覚・仮現運動」、紙面や空間の
レイアウトに関わる「群化の要因(ゲシュタルト要因)」、さらに不思議
な視覚体験の演出に関わる「錯視現象」など、様々な知見と事例を具体的
に紹介し学習する。
パソコンで動作するワープロ、表計算、Webブラウザ、ゲームなどの
様々なソフトウェアは、人間の手で作られたものである。ソフトウェアを
作ることをプログラミングという。
本授業では、Visual Basicというプログラミング言語を用いてプログラ
ミングの基礎的な内容を学習する。プログラミング技術の習得は、ソフト
ウェアを作成できるだけではなく、様々なソフトウェアの仕組みをある程
度推測できるようになるため、ソフトウェアを使う際にもメリットが大き
い。
30
備考
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
メ
デ
ィ
ア
芸
術
専
攻
科
目
視聴覚情報論
デザインマネジメント論
メディア芸術実習AⅠ
メディア芸術実習BⅠ
メディア芸術実習CⅠ
メディア芸術実習DⅠ
ファッションデザイン論
アートマネジメント論
講義等の内容
我々をとりまく「情報」の大半は「視覚情報」と「聴覚情報」に大別す
ることができる。本授業では、視覚と聴覚という切り口から、画像情報と
音響情報、光と音の比較、視覚の心理と聴覚の心理、さらに映像と音楽の
相互作用など、情報デザインの基礎となる様々な周辺知識を総合的に紹介
する。情報の発信・伝達・受信・記録と、情報伝達の一連のプロセスを追
いながら情報デザインの可能性を探る。数回のミニレポートと学期末のレ
ポート提出で総合的に評価する。
生活の豊かさへのニーズが高まる中で、デザイナーの発想を高め、これ
を効果的に活かしてくためのデザイン開発のプロセスや仕組みがデジタル
化技術や情報技術の進展により、大きく変化してきている。①機能形態か
らより感性重視の形態へ②経験則から新しいコンセプト重視の評価へ③技
術依存から事業や商品としてのデザインを活用する戦略へと変化し、デザ
インの活動領域が拡大しています。デザイン開発の各段階で今後必要とな
るデザインマネジメント要件について学びます。
メディア芸術における、映像芸術を制作するために必要な技術および理
論を、実習を通して習得する。映像芸術は、メディアアート・アニメー
ション・エンターテイメント・ゲーム・アプリ・ビデオアート等に不可欠
な要素であり、特にデジタルを中心としたコンピュータ、デバイス、アプ
リケーションを学習することで、メディア芸術の作家・クリエータ・技術
者・マネージメント・キュレーターのための資質を獲得する。ここではコン
ピュータと専用ツールおよびデジタル映像機器などの周辺機器を使用しな
がら、独自の映像芸術作品を制作する。
メディア芸術における、アニメーションを制作するために必要な技術お
よび理論を、実習を通して習得する。アニメーションは、メディアアー
ト・エンターテイメント・ゲーム・アプリ・ビデオアート等に不可欠な要
素であり、特にデジタルを中心としたコンピュータ、デバイス、アプリ
ケーションを学習することで、メディア芸術の作家・クリエータ・技術者・
マネージメント・キュレーターのための資質を獲得する。ここではコン
ピュータと専用ツールおよびデジタル撮影機器などの周辺機器を使用しな
がら、独自のアニメーション作品を制作する。
メディア芸術における、マンガを制作するために必要な技術および理論
を、実習を通して習得する。マンガは、メディアアート・アニメーショ
ン・エンターテイメント・ゲーム等に広く応用される要素であり、特にデ
ジタルを中心としたコンピュータ、デバイス、アプリケーションを利用し
たマンガ制作も学習することで、メディア芸術の作家・クリエータ・技術
者・マネージメント・キュレーターのための資質を獲得する。またコン
ピュータと専用ツールおよびタブレットなどの周辺機器を使用しながら、
デジタル媒体を意識したマンガ制作も行う。
メディア芸術における、エンターテイメント・コンテンツやゲームを制
作するために必要な技術および理論を、実習を通して習得する。エンター
テイメント・コンテンツやゲームは、メディアアート・アニメーション・
マンガ・アプリ・現代アート・サウンドアートに広く応用される要素であ
り、特にデジタルを中心としたコンピュータ、デバイス、アプリケーショ
ンを利用しエンターテイメント・コンテンツおよびゲーム制作を学習する
ことで、メディア芸術の作家・クリエータ・技術者・マネージメント・キュ
レーターのための資質を獲得する。
我々人間は生き延びる過程でその体表を退化させ、生活する地域の気候
条件や活動の方法により被服を身に纏うようになった。そして現代に至る
中で、被服により寒さから身を守ることを獲得しただけでなく、安全、健
康、便利、快適など生活の質の充足も得るようになり、さらに被服のあり
方で生活を楽しく豊かにするようにもなってきた。人々の装いは、単に服
を身に纏うことにとどまらず、時を装うという現象をも包含する概念、則
ちファッションとして認識されている。本授業では、歴史からファッショ
ンを読み解き、そのデザインの本質を学ぶ。
近年、美術館、画廊などをはじめ、国内外の様々な文化的施設を会場と
して、「ビエンナーレ」や「トリエンナーレ」といったアートフェスティ
バルが盛んに開催されている。本授業では、そうしたアートフェスティバ
ルの様々な事例を紹介しつつ、その事業の企画や運営について経営論的な
観点から学ぶ。マーケティングや、行政の文化活動の論理をふまえたうえ
で、アーティストの立場から、あるいは購買者、運営者の立場から、アー
トをめぐる状況について多角的に考察を加える。
31
備考
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
メ
デ
ィ
ア
芸
術
専
攻
科
目
サウンドアート演習
メディア芸術実習AⅡ
メディア芸術実習BⅡ
メディア芸術実習CⅡ
メディア芸術実習DⅡ
講義等の内容
備考
本授業はメディア芸術作品を制作する上で、その基盤となる音および音
楽の制作方法を習得する。メディア芸術ではメディアアート・アニメー
ション・マンガ・エンターテイメント・ゲーム等において、サウンドは特
に重要なコンテンツ要素である。総合的なサウンドの設計および音の創造
を演習形式で体験し、作品の制作および研究のための感性基盤を獲得す
る。ここではコンピュータと専用ツールを使用しながら、スケープ的アプ
ローチを行い、さらにコンポジションやエフェクト、形式などを踏まえな
がら独自のサウンドアート作品を制作する。
本授業は「メディア芸術実習AⅠ(映像芸術表現)」のアドバンスとし
て、メディア芸術における映像芸術を制作するために必要な高度な技術お
よび理論を、応用実習を通して習得する。映像芸術は、メディアアート・
アニメーション・エンターテイメント・ゲーム・アプリ・ビデオアート・
現代アート・サウンドアートに不可欠な要素であり、特にデジタルを中心
としたコンピュータ、デバイス、アプリケーションを学習することで、メ
ディア芸術の作家・クリエータ・技術者・マネージメント・キュレーターのた
めの高度な資質を獲得する。
本授業は「メディア芸術実習BⅠ(アニメーション)」のアドバンスとし
て、メディア芸術における高度なアニメーションを制作するために必要な
技術および理論を、応用実習を通して習得する。アニメーションは、メ
ディアアート・エンターテイメント・ゲーム・アプリ・ビデオアート・現
代アート・サウンドアートに不可欠な要素であり、特にデジタルを中心と
したコンピュータ、デバイス、アプリケーションを学習することで、メ
ディア芸術の作家・クリエータ・技術者・マネージメント・キュレーターのた
めの高度な資質を獲得する。
本授業は「メディア芸術実習CⅠ(マンガ)」のアドバンスとして、メ
ディア芸術における高度なマンガを制作するために必要な技術および理論
を、応用実習を通して習得する。マンガは、メディアアート・アニメー
ション・エンターテイメント・ゲーム・アプリ・ビデオアート・現代アー
トに広く応用される要素であり、特にデジタルを中心としたコンピュー
タ、デバイス、アプリケーションを利用したマンガ制作を学習すること
で、メディア芸術の作家・クリエータ・技術者・マネージメント・キュレー
ターのための高度な資質を獲得する。
本授業は「メディア芸術実習DⅠ(エンターテイメント・ゲーム)」のアド
バンスとして、メディア芸術における高度なエンターテイメント・コンテ
ンツを制作するために必要な技術および理論を、応用実習を通して習得す
る。これらはメディアアート・アニメーション・マンガ・アプリ・現代
アート・サウンドアートに広く応用される要素であり、特にデジタルを中
心としたコンピュータやアプリケーションによる作品制作を行うことで、
メディア芸術の作家・クリエータ・技術者・マネージメント・キュレーターの
ための高度な資質を獲得する。
メディア芸術作品を制作する上で、その基盤となる企画およびストー
リーの設計方法を習得する。メディア芸術では、作品のアイディアからシ
ナプス、スクリプト(シナリオ・脚本)へといたる企画・プランニングは重要
なプロセスである。ここでは、総合的な企画の設計、および物語制作を演
習形式で行い、メディア芸術作品のための教養基盤を習得する。
企画ストーリー演習
(オムニバス方式/15回)
(3 黒岩 俊哉/8回)
アイディアから企画までの手法を学ぶ。
(4 伊藤 高志/7回)
スクリプト(シナリオ・脚本)作成の方法を学ぶ。
本授業では「メディア芸術実習BⅡ(アニメーション)」のアドバンスと
して、メディア芸術における高度なアニメーションを制作するために必要
な技術および理論を、実践的な実習を通して習得する。アニメーションは
メディアアート・エンターテイメント・ゲーム・アプリ・ビデオアート・
アニメーション設計制作実習 現代アート・サウンドアートに不可欠な要素であり、特にデジタルを中心
としたコンピュータ、デバイス、アプリケーションを応用することで、メ
ディア芸術の作家・クリエータ・技術者・マネージメント・キュレーターのよ
り高度な資質を獲得する。
32
オムニバス方式
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
メ
デ
ィ
ア
芸
術
専
攻
科
目
講義等の内容
本授業では「メディア芸術実習DⅡ(エンターテイメントゲーム)」のア
ドバンスとして、メディア芸術における高度なエンターテイメント・コン
テンツやゲームを制作するために必要な技術および理論を、実践的な実習
を通して習得する。これらはメディアアート・アニメーション・マンガ・
エンターテイメント設計制作実習 アプリ・現代アート・サウンドアートに広く応用される要素であり、 特
にデジタルを中心としたコンピュータとその周辺機器を応用することで、
メディア芸術の作家・クリエータ・技術者・マネージメント・キュレーターの
より高度な資質を獲得する。
マンガ設計制作実習
メディア芸術演習Ⅰ
映像芸術設計制作実習
情報伝達実習
通信ネットワーク演習
情報システム設計演習
Webデザイン実習
本授業では「メディア芸術実習CⅡ(マンガ)」のアドバンスとして、メ
ディア芸術における高度なマンガを制作するために必要な技術および理論
を、実践的な実習を通して習得する。マンガは、メディアアート・アニ
メーション・エンターテイメント・ゲーム・アプリ・ビデオアート・現代
アートに広く応用される要素であり、特にデジタルを中心としたコン
ピュータ、デバイス、アプリケーションを応用することで、メディア芸術
の作家・クリエータ・技術者・マネージメント・キュレーターのより高度な資
質を獲得する。
本授業では、ゼミ形式の演習として、メディア芸術の専任講師がそれぞ
れ担当する。これまでのメディア芸術の講義/演習/実習を通じて得られた
知識/理論/表現を基に、それぞれの学生が自らテーマを設定し、制作およ
び研究を自ら行う(インディペンデント・スタディ)。本授業では、独自の
メディア芸術作品を制作し、高度な作家の資質を獲得する。さらにメディ
ア芸術の研究と議論を行いながら、論理的思考を培い、それらのプレゼン
テーションを通じて研究者としての資質を培う。
本授業では「メディア芸術実習AⅡ(映像芸術表現)」のアドバンスとし
て、メディア芸術における映像芸術を制作するために必要な高度な技術お
よび理論を、実践的な実習を通して習得する。映像芸術は、メディアアー
ト・アニメーション・エンターテイメント・ゲーム・アプリ・ビデオアー
ト・現代アート・サウンドアートに不可欠な要素であり、特にデジタルを
中心としたコンピュータ、デバイス、アプリケーションを応用すること
で、メディア芸術の作家・クリエータ・技術者・マネージメント・キュレー
ターのより高度な資質を獲得する。
本授業では、ICTを活用した様々な情報伝達技術を学ぶとともに、それ
らの技術の情報伝播特性を理解し、各自が保有するデジタルコンテンツの
情報発信実習を行うことを目的とする。具体的には、情報発信のための基
盤技術(WWW等)を理解し、これらを活用したコミュニケーションサービス
であるSNSの長所、短所を理解する。その上で、HP、SNSを活用しながら各
自の所有するデジタルコンテンツを公開する。公開したデジタルコンテン
ツについては、広く意見を募り、今後の作品制作に活用する。
本授業では、通信ネットワークに関する座学だけでなく、通信を利用し
たインタラクティブな映像作品の制作演習を通じて、より実践的に通信
ネットワークの仕組みを学ぶ。内容としては、インターネットに関する座
学と、実際に手を動かして体験する通信を利用したプログラミングを行な
う。また、授業の中で利用するプログラミング言語として、メディアアー
ト系の分野でよく用いられているProcessingを利用し、技術の習得を行な
う。
本授業では、ウェブアプリケーションを開発するための基礎的な知識や
技術を演習を通じて学習する。授業は座学と演習から成り、座学では、
ウェブアプリケーションの開発において基本的な設計概念であるMVC
(Model, View, Controller)アーキテクチャーの仕組みを学ぶ。授業で
は、MVCアーキテクチャーを使った簡易的なプログラムを開発しながら、
ウェブアプリケーションの開発技術を学ぶ。最終的にウェブアプリケー
ションの開発を行い、発表会にて互いに作品を評価し合う。
本授業はWebコンテンツデザインに関わる基礎技術の習得を目的とした
実習であり、標準技術としてのHTMLとCSSを用いたWebサイトの構築を行
う。サイト内の基本的なファイルの管理から、ページ記述、レイアウト、
ナビゲーション等、Webデザインの基礎を学び、最終的には各自のサイト
をアップロードするとともに、検索でヒットするためのSEO対策まで、一
連の制作プロセスを経験する。成果物としてのWebサイトを作品として評
価の対象とする。
33
備考
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
メ
デ
ィ
ア
芸
術
専
攻
科
目
ゲーム設計制作実習
サウンドアート実習
メディア芸術演習Ⅱ
意匠・商標法
情報と職業
情報産業論
知的財産法
講義等の内容
本授業では、メディア芸術におけるゲームを制作するために必要な技術
および理論を、応用実習を通して習得する。ゲーム設計は、メディアアー
ト・アニメーション・マンガ・エンターテイメント・アプリ・ビデオアー
ト・現代アート・サウンドアートを包括する総合的な創造プロセスであ
り、デジタルを中心としたコンピュータ、デバイス、アプリケーションを
利用したゲーム設計を学習することで、メディア芸術の作家・クリエータ・
技術者・マネージメント・キュレーターのためのより高度な資質を獲得す
る。
本授業では、メディア芸術におけるサウンドアートを制作するために必
要な技術および理論を、応用実習を通して習得する。サウンドアートは、
メディアアート・アニメーション・マンガ・エンターテイメント・ゲー
ム・アプリ・ビデオアート・現代アートのすべてに関わる基盤要素であ
り、デジタルを中心としたコンピュータ、デバイス、アプリケーションを
利用したサウンドアート制作を学習することで、メディア芸術の作家・ク
リエータ・技術者・マネージメント・キュレーターのためのより高度な資質
を獲得する。
本授業では「メディア芸術演習Ⅰ」のアドバンスとして、これまでのメ
ディア芸術の講義/演習/実習を通じて得られた知識/理論/表現を基に、そ
れぞれの学生が自らテーマを設定し、制作および研究を自ら行う(イン
ディペンデント・スタディ)。メディア芸術演習Ⅰに引きつづき、 独自の
メディア芸術作品を制作し、より高度な作家の資質を獲得する。さらにメ
ディア芸術の研究と議論を行いながら、論理的思考を培い、それらのプレ
ゼンテーションを通じて研究者としての資質を培う。
本授業では、クリエーターやデザイナーが創作する「作品」に関連する
著作権、意匠権、商標権など「知的財産権(=知的所有権)」の法的保護に
ついて学習する。ビジネス社会において作品を創作したり公表したりする
場合に必要不可欠な知識として、知的財産権に関連する最新のニュースや
裁判例など具体的な事例を紹介しつつ、法的な考え方や表現行為とその社
会的関わりについても学ぶ。さらに、アートマネジメントの観点からも具
体的な事例を映像等により解説する。
今日、情報化社会の出現によって、産業あるいは産業構造の変化が社会
的・個人的な価値観の変化にも波及し、ひいては身近な生活文化でさえ変
容を迫られており、こうした傾向は、情報化の高度な進展とともに今後
益々深まるものと期待されている。
したがって、本授業は、現実の社会情勢の推移並びに科学技術の発達と
現状を認識し柔軟に、かつ、的確に対応できる資質・能力を習得できるも
のとすることを目標とし、学習する。
情報産業は、言葉としてはよく使われるが、改めて考えるとはっきりし
ない。しかし産業についての学習は、経済や経営への理解を深めるために
も、就職を考えるためにも重要である。
本授業は産業研究の特殊的展開として、現在進行中の「情報化」の歴史的
意義と現状について学習する。
情報革命やIT革命が盛んに言われているが、実態はどういうものか、
経営や生活との関係はどうなのか、等について理解を深める。
本授業では、知的財産に関わる諸分野の基本的な概念を幅広く外観する
とともに、創造的活動に携わる者として必要な法的知識を習得する。特に
芸術とデザインの創作に関わる著作権法については、より具体的に、言
語・美術・映画・音楽といった著作物と、その二次的著作物の概念につい
て、さらに著作者の概念、著作者人格権、著作隣接権などについても理解
を深める。
今日では、新たなメディアが次々登場し、知的財産を巡る問題も増々多
様化している。授業では最新の裁判例なども学び、理解を深める。
34
備考
科目
区分
専
門
科
目
授業科目の名称
メ
デ
ィ
ア
芸
術
専
攻
科
目
メディア芸術特別演習
メディア芸術特別論
卒
業
研
究
卒業研究Ⅰ
卒業研究Ⅱ
講義等の内容
本授業では、多様化するメディア芸術の今日的な状況を体験するため
に、メディアアート・アニメーション・マンガ・エンターテイメント・
ゲーム・アプリ・ビデオアート・現代アート・サウンドアートの分野か
ら、第一線で活躍する作家または研究者によるワークショップを行う。多
様化する時代の先端表現を体験することで、メディア芸術の作家・クリ
エータ・技術者・マネージメント・キュレーターための高度な資質を獲得し
ながら、それぞれの独自のコンセプトメイキングや応用技術、制作、マネ
ジメントへの展開を試みる。
本授業では、多様化するメディア芸術の今日的な状況を知るために、メ
ディアアート・アニメーション・マンガ・エンターテイメント・ゲーム・
アプリ・ビデオアート・現代アート・サウンドアートの分野から、第一線
で活躍する作家または研究者による講義を行う。 多様化する時代の先端
表現を知ることで、メディア芸術の作家・クリエータ・技術者・マネージメ
ント・キュレーターための高度な体験を知り、それぞれの独自のコンセプ
トメイキングや応用技術への展開を試みる。
卒業研究では、これまで習得してきた芸術各分野の理論と技能を用い、
各自が設定したテーマに基づき作品または論文にまとめ発表したものに対
して、「論理的思考力」「コミュニケーション力」「創造力」「表現力」
「実践力」等の能力を獲得したかを評価する。卒業研究Ⅰでは、各自が設
定したテーマに基づき研究計画を立て、類似・関連事例などの調査・分
析・考察や試作検討などを行う。各専攻や各研究室での十分なコミュニ
ケーションの積み重ねを基盤にプロセスを重視し研究を進め、作品の本制
作や本論の執筆の準備を整え、これを基本構想として審査会において発表
し評価を受ける。
卒業研究では、これまで習得してきた芸術各分野の理論と技能を用い、
各自が設定したテーマに基づき作品または論文にまとめ発表したものに対
して、「論理的思考力」「コミュニケーション力」「創造力」「表現力」
「実践力」等の能力を十分に獲得したかを評価する。卒業研究Ⅱでは、卒
業研究Ⅰの審査会で指摘を受けた事項に対し、再調査・分析・考察や更な
る試作等の検討を重ね、制作方法や執筆方法等の見直しや基本構想の修正
を行ったうえで、各専攻や各研究室における指導を十分に受けながら作品
の本制作や本論の執筆を行い、完成した作品または論文を審査会において
発表し評価を受ける。
35
備考
科目
区分
基
礎
教
育
科
目
授業科目の名称
実
践
科
目
キャリア形成基礎論
キャリア開発論
キャリア形成戦略
実用国語Ⅰ(文章力)
実用国語Ⅱ(国語力)
実用国語Ⅲ(伝達力)
実用国語Ⅳ(表現力)
数理的教養Ⅰ
講義等の内容
本授業は、九州産業大学で勉学を始めるにあたり、改めて自分自身を見
つめ直し、自己の適性や能力を知る手掛かりを得るとともに、将来を見据
えた学生生活をデザインしていくことを目的とします。将来を考えるとい
うことが、その人の生き方を模索するものであるならば、就職(活動)に
限らず、長期的な視座に立ち、多様な視点から物事を考えることが求めら
れます。本授業では、そうした基礎能力となる「自分で情報を集める
力」、「集めた情報を吟味する力」、「文章にまとめる力」の育成も視野
に入れています。
本授業は、皆さんが賢明な職業選択と決定ができるように、そして悔い
のない職業生活が送れるようサポートすることを目的として開設していま
す。本授業を通して賢明な職業選択の在り方を学び、大学生活の充実を図
り、希望する職業へ就職ができるように、外部からさまざまな分野の企業
経営者や進路支援の専門家を講師として迎え、キャリア開発に関する実践
的情報(社会や企業の雇用動向や職業生活の実態等)を提供し、多面的な
授業を展開します。
就職活動を成功させるためにはセオリーが存在する。各種の選考とその
対処、活動スケジュールと無駄のない動き、これらを理解せずに自己流で
失敗する学生が後を絶たない。本授業では就活の諸局面で必要となる知識
はもちろんのこと、エントリーシートや面接、グループディスカッション
の実践などを通じて、無駄なく無理なく就活に臨める態勢を身につけるこ
とを目標とする。あわせて職業観、社会観も提示し、その後の社会人生活
に必須の考え方も体得してもらいたい。
大学の授業の中で皆さんが最も戸惑うことは、課題として出される感想
文や要約文、またレポート作成といった「文章を書く」機会の多さではな
いでしょうか。
そこで、本授業では、大学の授業で必要となる文章の書き方を学びなが
ら、基礎的な文章作成能力を身に付けることを目標としています。さら
に、本授業の特徴は「一人一人に合わせた丁寧な指導」です。
基礎的な文章作成の仕方をはじめ、レポートの書き方や大学での勉強の
仕方がわからない、という方々にお薦めの授業です。
本授業では、SPI(就職試験)の国語力に関する分野を中心に、国語力
が必要とされる各種検定試験(漢検・日本語検定試験など)に向けた勉強
の仕方・対策の立て方を学んでいきます。
SPIや検定試験に臨む上で必要となる能力は、高等学校までに習った国
語力を基盤にしつつ、それぞれのテストで出題される分野(敬語・文法・
語彙など)に関する知識と、問題に対する攻略の仕方を習得していくこと
です。高校時代に国語が苦手だった、勉強しても成績が上がらなかったと
いう方にとって、早く苦手を克服し、就職時に求められる国語力を身につ
けていくことのできる授業です。
社会に出ると、仕事でもプライベートでも、場に応じた正式な言葉遣い
(書面・口頭)が求められるようになります。就職活動においても、正式
な手紙・メールが書けるかどうか、場に応じた話し方ができるかどうか、
がまず問われます。応募書類の内容のみならず、送付状や電話での対応の
仕方など、企業に対して自分が発した言葉の1つ1つが、全て評価の対象
となるのです。
そこで、本授業では、就職活動に備えて、正式な手紙・メールの書き
方、敬語の使い方、面接での話し方などを学び、実用的な国語力を養成し
ます。
就職活動において避けて通れないのが、「履歴書」や「エントリーシー
ト」(企業が独自に作成した履歴書)を書くことです。こうした書類には
「学生時代に頑張ったこと」や「自己PR」等、200~400字程度の
文章を記述する欄があります。書類選考を通過するためには、文章で自分
を存分にアピールし、その魅力を採用担当者に確実に伝える必要がありま
す。
そこで、本授業では、「履歴書」や「エントリ-シート」を書くための
基礎となる“実践的かつ正確な文章力”を、作文の演習を通して養成しま
す。
実社会において、数学を用いて解決すべき問題は式で与えられるのでは
なく、文章や事象を分析、定式化することで解くことが出来る。本授業で
は各テーマの問題に対し、数学的な考察方法を学修する。学修状況に応じ
て内容は変更する場合がある。本授業の目標はSPIで必要となる高校1年生
までに学ぶ基礎的な計算と関数について身につけ、各問題に対し、数学的
考察により定式化及び図式化を使って解法を導くことが出来るようになる
ことである。
36
備考
科目
区分
基
礎
教
育
科
目
授業科目の名称
実
践
科
目
数理的教養Ⅱ
数理的教養Ⅲ
九産大力
学生サポーター
学生ボランティア入門
講義等の内容
実社会において数学を用いて解決すべき問題は、式で与えられるのでは
なく、文章や事象を分析、定式化することで解くことが出来る。そのた
め、就職活動の際によく使われるSPIの非言語分野及び公務員試験、教員
採用試験など多くの試験では文章問題が圧倒的に多い。本授業では各テー
マの問題に対し、数学的な考察方法を学修する。数理的教養Ⅰの内容は修
得しているものとして授業を進めるので注意すること。なお、学修状況に
応じて内容は変更する場合がある。
国家二種、地方上級、公認会計士、不動産鑑定士、証券アナリストなど
の資格試験に必須であるマクロ・ミクロ経済学や金融理論は数学を使って
記述される。本授業では資格試験問題を解くのに必要とされる数学(微
分)を学習する。数学がある程度得意で資格の習得に興味ある学生を対象
とする。数理的教養Ⅰ、Ⅱの内容は理解しているものとして講義を進める
ので注意すること。
本授業は、学生諸君が九産大を知り、慣れ親しむことによって、「九産
大生」としてのアイデンティティーを構築し、その自覚と誇りに基づいた
責任ある行動を取るようになるために開設した科目である。授業を通じ
て、九産大の歴史や建学の理念・理想を知り、人間力(生きる力)を身に
つけ、「九産大アイデンティティー」(=九産大生らしさ)を発見する。
その上で、自己アイデンティティー(自分らしさ)を醸成し有意義な学生
生活を送ること、また、自己を成長させ、社会で生きてゆくために必要な
力を身につけることを目的とする。
福岡市教育委員会とタイアップし、公立小中学校や幼稚園等の教育現場
で教育補助業務に従事することを主たる内容とする教育ボランティアおよ
びインターンシップの両要素を併せ持つ実習的科目である。
授業の補助業務のほか、遠足や運動会等の学校行事、さらに昼休みの図
書の読み聞かせや放課後のクラブ活動等での指導を担当・体験することに
なるが、具体的内容は履修者と派遣先学校との調整によって決定される。
事前研修、現地活動、中間報告会等を経て、最終的に活動報告書を提出
する。
本授業は、これから本格的にボランティア活動を行おうと考えている学
生に対する事前学修=「ボランティアのはじめの一歩」に相当するもので
す。実際に学校外でボランティア活動を行うことを成績評価・単位認定の
要件にするのではなく、将来ボランティア活動に従事することに備えての
学修プログラムと位置づけており、ボランティア活動を始めるうえで事前
に理解しておくべき内容についての授業そして大学構内でできるプチボラ
ンティア演習を行います。また、実際にボランティア活動を行っている活
動家等の講演・演習を3回程度計画しています。
演習 6時間
講義 24時間
本授業は、実際に会社で働いてどのような仕事をするのかを体験し、社
会人としていかに行動すべきかを学ぶことを通して、社会に出る前に、大
学で何を学ぶべきかを再確認するという内容である。まずは、初回の授業
に出席して、インターンシップが何であるのかを学んだ後、夏期休暇中に
実施されるインターンシップ(5日間以上)を中心とし、教室ではそれに必
要なキャリア教育や企業研究を行う。
(共同方式/全15回)
共同(一部)
実践キャリア学修A
(20 安 熙卓・21 金川 一夫/15回)(共同)
事前研修
現地研修
事後研修① 研修成果報告書の作成
事後研修② 最終研修報告会
実践キャリア学修B
備考
本授業は教育現場でのボランティア活動を評価し単位を認定する科目で
ある。福岡市教育委員会を通じて派遣依頼を受けた福岡市東区内の小・中
学校で教員の指導の元で補助的な教育業務を実践する。
社会に貢献する活動に積極的に参加し、その意義を学び、視野を広げ、
社会性を身につける機会であり、同時に、広く社会の中に身を置くこと
で、客観的に自己を見つめ、自己を高める機会でもある。受講者は教育に
携わる者としての責任を自覚し、教育現場の指導方針を学び、生徒の模範
となる謙虚さと熱意を身につけることが求められる。
37
科目
区分
基
礎
教
育
科
目
授業科目の名称
実
践
科
目
実践キャリア演習A
実践キャリア演習B
実践力育成演習A
実践力育成演習B
課題解決演習A
課題解決演習B
教
養
科
目
日本の歴史
世界の歴史
講義等の内容
本授業は、主に企業の採用試験で用いられるSPI2(Synthetic
Personality Inventory)における非言語分野や公務員試験に出題される
「数的推理」を解くための基礎学力の養成を目的とする。SPI2や「数的推
理」の問題を解くためには、論理的処理能力や数量的処理能力が求められ
るが、小中高の算数・数学の基礎学力だけではなく数学的な見方・考え方
が必要である。本授業では、問題演習と解答・解説を中心に、算数・数学
の基礎的・基本的学力及び問題解決能力の向上を目指す。
本授業では、特に業界・企業の研究に重点を置くが、会社四季報・イン
ターネット・会社紹介誌などを使った机上の研究だけでなく、各人いくつ
かの企業を選び、そこが作っている製品の良さや会社の長所を実際にリ
サーチしてプレゼンテーション形式での報告を求める。また、履歴書の書
き方や面接方法については、皆で検討すると同時にキャリア支援センター
の協力を得たうえで個別指導も行う。なお、授業が終了した後も3月末ま
で、不定期に就職相談(履歴書の添削等)を行う。
本授業では、大手新聞社系メディアと連携し、学生は記者として調査・
執筆活動に取り組む。企画の構想から実施、完成に至るまで、業界の専門
家を交えて実践的な指導が受けられる。ただし、受講生には、授業時間外
にも調査や取材を行うなど、自主性と責任感をもって”仕事”を進めてい
く姿勢が求められる。
本授業の到達目標は以下のとおりである。
①情報収集力、分析力、発信力、交渉力を身につける。
②社会人としての基礎的職業能力を身につける。
③「仕事」等について、多角的に考えられるようになる。
④人間的にタフになる。
本学は広く産業界の期待に応えられる実践力、熱意、豊かな人間性をも
つ人材の輩出というビジョンのもと、各学部の専門性を活かしたプロジェ
クト科目を開講している。本授業は高度なプロジェクトに取り組むために
必要な基礎的知識と諸能力の育成を目指す。
本授業の到達目標は以下のとおりである。
①協同学習に取り組む際の基礎知識を身につける。
②多様な視点から物事を考えられるようになる。
③コミュニケーション能力を身につける。
④基礎的なプレゼンテーション能力を身につける。
⑤基礎的な調査スキルを身につける。
本授業は「自分磨きの道場」です。学修方法は「席に座って授業を聞
く」だけに留まりません。幼稚園やNPOなど子どもに関する課題を抱える
団体から話しを聞いて、自分たちで課題を発見し、その解決に向けて自分
たちで行動していきます。そのプロセスは受講する仲間たちとの共同作業
が中心です。従って、本授業は「自分たちで創造していく」と言ってもい
いでしょう。子どもプログラムを企画立案、実施運営することで、受講生
の「コミュニケーション力」「段取り力」「コメント力」向上を目標とし
ます。
NPOと協働して、子どもたちの教育プログラムを企画立案実施します。
今回は日本皮革産業連合会の協力を得て、キッズレザープログラムを実施
します。子どもたちと本物の革にふれ、革製品をつくったり、革について
学ぶことを通して、革についての理解を深めたり、いのちを大切にする心
や感性を育むことを目的にしています。このプログラムは自由な発想で企
画ができるので、学生自身がプログラムを体験し、実施のプログラムを企
画実行する内容となっています。
本授業は、日本史の基礎的な知識を修得し、原始から現代までの歴史の
大局的な流れを理解し、歴史的な視点で物事を考えられるようになること
を目的とする。具体的には各時代の基礎的かつ重要な事項を多方面(政
治・経済・社会など)から講述し、トピックスとなる事件・事項を取り上
げて説明する。また、過去の歴史を通して、現在の社会状況について歴史
的な視点で考える訓練を行う。日本の歴史を理解し、歴史の大きな流れの
中で物事が考えられるようになることを目標とする。
日本古来の伝統や価値観、地域性が再評価されつつあるが、日本におけ
る民間伝承や信仰、年中行事には、中国や韓国などアジア諸地域から影響
を受けて育まれたものが数多く存在するのである。
本授業では、我々に身近な例を取り上げて、その歴史的な背景や本来の
意義などを理解することを通じ、①アジア諸地域との文化的な関わりや、
日本文化の特殊性について明らかにしたい。さらに②中国・朝鮮の歴史
が、日本の国家形成の歩みと密接にリンクしたものであることを論じた
い。
38
備考
科目
区分
基
礎
教
育
科
目
授業科目の名称
教
養
科
目
法学
日本国憲法
現代の政治
倫理学
哲学の世界
文学の世界
心理学概説
文化人類学
講義等の内容
日常生活を送るうえで、法を意識する日本人は、さほど多くないと思わ
れる。高校までの授業でも、法学を学ぶ機会はほとんど無かったであろ
う。しかし、法についての知識は、これからの社会生活を送るうえで、た
いへん「頼りになるもの」になり得る。本授業では、法を分かりやすく説
明し、法を身近なものにすることを目指す。まずは、基本的な法の知識を
身につけ、法のしくみを理解し、日常生活と関わる具体的な問題を法的に
解決する道筋をたどっていく。
現在の日本は、さまざまな問題が山積しています。新聞等マスメディア
の報道において、政治も経済も教育も、何もかも問題の原因をたどってい
くと、すべては憲法に行き着きます。本授業では、日本国民としてまた社
会人として必要とされる憲法の素養を身につけるために、憲法学のうち人
権保障の原理的内容および個々の人権についてその概要を講述します。併
せて適宜テーマに関連した判例および新聞記事を学生の皆さんと検討しま
す。
本授業の目的は、市民(=民主政治の担い手、つまり我々自身)にとっ
て必要とされる、政治(および政治学)に関する基礎的な教養を身につけ
ることです。本授業の内容は、大きく以下の三つのパートに分けられま
す。
①政治の言葉:政治を理解する上で重要な言葉をいくつか取り上げ、そ
の言葉の概念と歴史的背景を説明します。
②戦後日本の政治:現代日本の政治がどのように形成されたのかを説明
します。
③現代政治の諸問題:現在我々が直面している政治的課題を、上記の議
論をふまえて考察します。
「差別は悪い」、「約束を破るのは悪い」、「人助けは良い」といった
判断の基準はどこにあるのだろうか。倫理学は、道徳的行為や性格の「正
しさ」や「良さ」の根拠を、できるだけ合理的かつ哲学的に問う学問であ
る。本授業では著名な哲学者の思想を取り上げ、倫理学の基本的な考え方
を紹介すると同時に、現代の応用倫理学も考察し、以下の修得を目指す。
1.倫理学の基礎知識の理解
2.社会問題を倫理学の視点から考察する能力
3.倫理学で学んだことを、日常の生活に反映させることができる能力
本授業では、西洋哲学史の宗教哲学・中世哲学に関する基本的な知識と
考え方を学びます。哲学とは、物事の根本原理をさぐる学問であり、その
上にすべての知識が成り立つ第一原理・第一者を探求するものだと考えら
れてきました。だとすればその探求は、既存の知識や方法論を利用してな
されるわけにはゆかず、むしろそれを前提としないやり方・考え方が必要
となります。それゆえに哲学的思考は、慣れ親しんだ思考習慣を離れるが
ゆえに難解だとの印象を与えます。哲学に独特のこうした思考法を学び、
慣れ親しむことを授業の目的とします。
わが国における歌の成立と展開の様相を、日本に現存する最古の和歌集
『萬葉集』の歌を通して概観します。福岡県は『萬葉集』と非常に関わり
の深い土地です。本授業では後期萬葉の大伴旅人・山上憶良の歌を中心に
取り上げ、福岡県にまつわる歌の読解を通して地域の文化を学びます。本
授業の目標は以下のとおりです。①『萬葉集』の基礎知識と時代背景を理
解し、言語文化としての日本語について自分の考えを持つことが出来る。
②地域の歴史や文化に関心を持ち、相対化した上で、地域発展のための活
用方法を考えることが出来る。
今日において心理学は、単に個人内のこころの科学だけを目指すもので
はない。応用心理学の進歩によって、実生活の応用と人間の全体性への解
明の中核科目としての期待が高まっている。つまり「人間科学としての心
理学」が求められてきたと言える。本授業は人間の心のありようを生涯発
達の観点から学ぶことを目標としている。授業を通して自分の人生を深
め、生活を創造し、より幸福な今を創り出して生きることを到達の最終目
標としたい。
文化人類学がこれまで開発してきた「異文化理解」の戦略を、相対主義的
な解釈と普遍主義的な解釈との対立を軸に、基本的で定評ある民族誌に依
拠しながら解説していく。学説史が中心になるが現在の状況については多
様な資料を活用して補足する予定である。ここでは特に「ジェンダーと親
族」を中心に授業する。細かな差異の研究に専心してきた「文化人類学」の
手法を使って、微妙な差異をどのように見出し、解釈していくのが妥当な
のかを考察していく過程を辿ることで「相対主義的」な理解のやり方を身
につけることを目指している。
39
備考
科目
区分
基
礎
教
育
科
目
授業科目の名称
教
養
科
目
科学・技術史
科学の世界
地理の世界
現代の経済
現代の経営
地学の世界
数学の世界
美学・美術史
講義等の内容
科学は日々発達しており、かつて正しいとされた科学知識や理論が訂正
され、現在では忘れられたものも多くある。しかし、正しいとされるのに
は根拠があった。本授業では過去の間違った科学知識や理論を、その時代
の科学や思想の状況、および歴史的・社会的背景とともに考察することで
科学の歴史を見直していきたい。本授業では①科学の歴史に関して基礎的
な知識を修得する。②科学知識や理論は各時代の知的・思想的風潮や社会
的背景など、様々な要因のもとで構築され、断続的に変化してきたことを
理解することを目標とする。
物理学は物質や宇宙の成り立ちを調べ、その間に働く力の性質を解明し
ようとする学問であり、あらゆる自然科学の基盤である。その知識と考え
方は、諸々の自然現象や現代科学技術を理解する上での基礎となってい
る。本授業では、物理学発展の過程を振り返りつつ物理の基本概念と法
則、その仕組み等について、数式の使用を最小限に留め、身近な例と関連
づけて解説する。物理の基礎となる考え方、自然の捉え方を理解し、自然
科学や科学技術に対する視野を広げ、自分なりの考察ができるようになる
ことを目標とする。
地理学の基礎的な見方・考え方を身につけ、日本についての理解を深め
ることを目標としている。地理的事象は刻々と変化しているので、今後は
新しい地理的事象に出会ったときに、それを通して日本の地域性を考える
ことができるようになることを本授業の目標とする。授業においては日本
の地域区分を考察し、日本の地形、気候、都市景観、城下町、農村・農
業、工業、国土構造と人口構造などの各テーマからみた地域構造を論じ
る。また、日本の地域構造を分析するための情報源を紹介する。
株価や為替レートは時々刻々と変動し、最新の経済データも次々にメ
ディアに発表されるため日々の暮らしに忙しい者にとって経済は絶えず変
化する生き物であるかもしれない。実際、経済は日々の変動に加えて好況
と不況を繰り返し、成長を続けている。一般の人々が最初に抱く経済のイ
メージは毎日のようにメディアで報じられるこのような経済変動であるか
もしれない。本授業は新聞・テレビ・インターネット等のメディアで報道
される日常の経済変動から出発して経済統計とマクロ経済学の初歩さらに
景気循環について学ぶ。
本授業では、企業の経営に関する基礎的事項を網羅的に解説したうえ
で、考察します。経営に関する基礎的事項は非常に幅広く、一つ一つの内
容で開講されています。ここでは基盤科目として広く浅く内容を扱いま
す。授業は板書および配布資料利用の形式で進めていきます。本授業の目
標は以下のとおりです。
①経営に関する全体像とキーワードを理解できている。
②企業の意思決定の背後にある理論を説明できる。
③経営上の問題点を指摘できる,またその解決策を提案できる。
本授業では「地学の世界」の中でも地表から上の部分を主に扱い、地球
を惑星の1つととらえて宇宙科学的な側面からの解説をする。地球は月・太
陽から大きな影響を受けると共に火星や木星などの惑星たちと太陽系とい
うシステムを構成しており、太陽系は(天の川)銀河系という天体集団の
一員でもあり、宇宙には他にも銀河と呼ばれる膨大な数の大規模天体集団
があることもわかっている。
本授業では、こうした宇宙の最新データを随時取り入れて紹介する。
本授業では、数学の教科書を自分で読み進むことができるような力を身
につけることを目的に、基礎的な題材を用いて,数学のしくみや数学書特
有の表現について解説します。数学は、他の自然科学とは異なり、論理的
な考察のみを用いて、公理とよばれる前提から様々な性質を導き出す学問
です。本授業では、応用にも役立つさまざまな数学を題材にとりながら、
こうした数学の構造を明らかにしつつ、数学独特の言葉づかいや、典型的
な証明方法について紹介します。
美術作品は技術の発達をあかしだてる「もの」であると同時にその作品が
完成され共有される場をつくりだす「こと」でもあります。人間の造形文化
が美の存在や形の意味を新たにし、「つくることで人は何を生きるか」を明
らかにする歴史を学びます。絵画表現を中心に考察し、①イメージ文化を
創作と美の伝統のなかに位置づける②自然のいのちと芸術との精神的結び
つきを美術作品のなかに文章化する③美的文化の芸術性と人間性について
判断力を養う④イメージ文化の担い手という自覚をもつ⑤学習の成果を生
活全体に生かすことを学びます。
40
備考
科目
区分
基
礎
教
育
科
目
授業科目の名称
教
養
科
目
音楽概論
アートスクール
世界の美術館
人権・同和問題
ジェンダーと社会
教養講座
総合講座A
総合講座B
講義等の内容
現在わが国には、多種多様な音楽が氾濫している。しかし日常的に、ふ
つうに我々が接している音楽の大部分は、ヨーロッパ近代に成立した音楽
を何らかの基礎にしている。その原因は様々に考えることができるが、好
むと好まざるとに関わらず、そのような状況は存在するのである。このこ
とを前提として、本授業では主にヨーロッパの芸術音楽(いわゆるクラ
シック音楽)を中心的な題材として取り上げ、その基本要素、歴史、楽
器、ジャンルなどを解説していく。
デッサンと彩色画(油彩画又は水彩画)の制作実習を通して、基本的な
絵画技法と表現力を習得する。石膏、静物、人物、風景などをモチーフに
して客観的な観察による表現、またフォービスム以後の主観的表現、更に
は構想表現や抽象表現を各人の感性を尊重しながら指導し、各人の個性に
合った作品表現を目指す。
授業の達成目標は、作品制作を通して絵画の基礎的表現力を習得し、豊
かな感性を養うことである。絵画の基礎力を習得し、豊かな表現力と感性
を養う。
博物館・美術館は資料や作品があってはじめて成立する。博物館資料は
どのように収集され、研究されてきたのか国内外の時代背景を含めて紹介
する。また、具体的にいくつかの資料・作品を取り上げ、これらを読み解
くことで、各資料のもつ性格や価値の創出についても言及する。なお、設
置されて久しい大学博物館についても検討し、今後求められる博物館像を
解説することで、博物館・美術館の存在意義について考察する。博物館
(美術館)の意義を正しく理解し、博物館資料や美術作品などを鑑賞・理
解する力をつける。
差別意識や偏見は数百年にわたる歴史の中で日常化され、いまなお根深
く存在している。一方で現代社会は「格差」と「貧困」の連鎖や新たな対
立を生み出した。部落差別をはじめとする差別・人権侵害は社会的・構造
的な問題であり「する側」(差別をする側)の問題である。これに対し、か
けがえのない「命」、どの「命」も同じという人権感覚を取り戻し、自ら
が、そして社会が差別や人権侵害から解放されるためには何が必要なの
か。授業を通して囚われてきた自らの差別性を見つめ、社会がかかえる構
造的な人権侵害の問題を共に考えたい。
授業では、ジェンダーとは何かということの理解を促したうえで、恋愛
や結婚、就職など、学生にとって身近で関心が強いと思われるトピックに
ついて、それらが「女と男」というジェンダーの問題とどのように関わっ
ているかを一緒に考えていく。人々が「当たり前のこと」だと思い込んで
いる「女と男の違い」が、実際は社会的に作られたものである場合が多い
ことを理解し、人間関係のあり方や自身の進路など様々な物事に対して柔
軟な思考ができるようになることを目指す。
本授業では、柿右衛門様式陶芸研究の成果を学生にフィードバックする
ために実施する。
柿右衛門学についての全体像について説明し、本授業の意味について述
べる。余白の美とは何か。西洋と日本の建築、絵画等の違い比較をしなが
ら余白の美とは何かについて考える。西洋と日本との文化、宗教との違い
を比較をしながら余白の美の背景について考える。柿右衛門様式磁器につ
いて、その成立、特徴、オランダ東インド会社による輸出等についてまと
める。本授業を振り返り、21世紀における柿右衛門とは何かについてレ
ポートを提出させる。
本授業では①~⑤に基づき日本語の基礎的な知識の修得を図る。①言語
そのものの基礎について理解したうえで②世界言語における日本語の諸特
徴を踏まえる。③日本語の音韻・文字・表記に関する基礎知識を歴史的展開
と現代の様相とを対比しながら確認する④日本語の語彙・文法について日
本語研究における過去の研究成果を紹介しながら主な理論と研究方法の実
際について学ぶ。最後に⑤現代日本共通語と地域言語(方言)の違いと特性
について具体的な事例や言語地図の観察などに基づいて豊かな言語生活を
送るための教養と理解を深める。
本授業では、日本語コミュニケーション文化の諸問題を3つのパートに
分けて探究する。①「女性語文化」では、現代男女共同参画社会における
言語のあり方を見つめ直す機会を得る。②「メディアを介したコミュニ
ケーション文化」では、現代に生きる若者のコミュニケーション行動の根
幹にある言語意識・精神文化について考える機会を得る。③「方言コミュ
ニケーション文化」では、現在特に盛り上がりを見せているゆるキャラ・
地元アイドルのブームと方言コミュニケーションとの関わり方について身
近な具体例から、言語文化について分析する機会を得る。
41
備考
科目
区分
基
礎
教
育
科
目
授業科目の名称
教
養
科
目
総合講座C
総合講座D
心
と
身
体
の
健
康
科
目
スポーツ科学演習
心の健康
健康学
講義等の内容
備考
本授業では“ことば”を使って表現をする上での基本的なルールを修得
し、人に伝わる適切な表現の仕方を学ぶ。具体的には、実際に自己紹介を
したり、意見文を中心とした文章を作成する。また、敬語を使った表現の
仕方を学び自信を持って、場にふさわしい言葉遣いができるようになるこ
とも目指します。(達成目標)①文章表現の基本的ルールを修得し、人に
伝わる文章が書けるようになる。②人前で話す時の注意事項を学び、印象
に残る自己紹介ができるようになる。③敬語の種類と使い分けを学び、適
切な敬意表現ができるようになる。
本授業では、私たちが日頃話したり書いたりしている身近な言葉づかい
から文法を見つけ出し、文法的に適切な言葉づかいとは何かを考え、修得
する。そのことにより、いわゆる“言葉の乱れ”といった問題に対して
も、自ら考え、正しく見極められる力を身につける。
(達成目標)1.日本語文法を体系的に理解し、文法的に適切な言葉づか
いができるようになる。2.身近な言葉づかいの中から、文法についての
問題意識が持てるようになる。
基本技術の修得及びゲームの楽しさを体験し、健康の保持・増進の手段
として生涯スポーツに結びつけ、自身の体力を測定し問題点や改善策等を
考察できるよう、以下の授業を展開する。
①楽しく身体を動かす②人間関係を深める③ルールや基本技術を修得する
④礼に始まり礼に終わる⑤自己の体力を認識する
本授業により以下の習得を目標とする
①健康・体力づくりの必要性と方法の理解
②スポーツを実践するための基本的運動技能やマナー
③スポーツによる人間関係の改善向上などのストレスマネジメント
こころも身体も健康でいることは、誰もが願うものです。本授業では、
心身の健康を目指すために、1)こころの健康に関する問題や疾病への正
しい知識と理解、2)自分自身のこころの健康に留意し、対処する方法、
3)人や社会との関わりを通した自己実現など、社会的健康とメンタルヘ
ルスについて学びます。また、これらの学習を通して、人がより健康に幸
せに生きる方法について考察します。
(オムニバス方式/全15回)
(25 奥村 浩正・26 村谷 博美・57 安陪 大治郎/7回)
心とは?
心と脳の関係(その1)
ストレス
ストレス解消
スポーツと心
まとめと試験
(76 鬼塚(峯) 淳子/8回)
大学生のこころの問題の特徴
性格・人格
こころの病を知る(1)青年期の病理Ⅰ
こころの病を知る(2)青年期の病理Ⅱ
こころの健康を保つために
対人関係とコミュニケーション
より健康にしあわせに生きるために
エネルギーを消費する機会が少ない現代人には、適度な運動とバランス
のとれた食生活を組み込むことで健康の維持・増進が期待される。
本学の建学の理念である「視野が広く、とらわれない精神と優れた判断
力を持ち、社会において指導的役割を果たすことができる人材の育成」を
念頭に、マナー、エチケット、礼儀作法を健康教育の一環として位置づ
け、「我々が願う健康生活とは何か」を理解するため、日常生活の中での
身近な事例をテーマにして、運動、栄養、休養、マナー、エチケット、礼
儀作法が如何に大切であるかを授業する。
42
オムニバス方式
科目
区分
外
国
語
科
目
授業科目の名称
共
通
英
語
科
目
Reading & WritingⅠ
Reading & WritingⅡ
Reading & WritingⅢ
Reading & WritingⅣ
講義等の内容
グローバル・イングリッシュプログラムでは、少人数能力別クラス編成
の「Listening & Speaking」と「Reading & Writing」をそれぞれ週1回
受講し、アチーブメントテストの目標達成に向けた学習する。「Reading &
Writing I」は英語能力に応じた授業を展開する。全てのクラスでelearningの課題学習があり、英語力向上に必要な学習時間をカバーする。
授業は基本的なリーディング能力の習得のため、文法の基本的項目につい
て重点的に復習する。
「Reading & Writing Ⅱ」では、リーディング能力を強化するため、短
い文章を読み理解するために必要な、基本的な文法項目全般の強化を図
り、加えて語彙力の養成も行う。これらに付随したe-learningの課題学習
があり、英語力向上に必要な学習時間をカバーする。また、授業はKSU LR
Test の試験対策を含んでおり、学期末のアチーブメントテスト(KSU L&R
Test)により英語力の伸びを測定し、「Reading & Writing Ⅲ」に向けた
基礎固めを一層強化する。
「Reading & Writing Ⅲ」では、英語能力に応じた授業を展開する。授
業は発展的なリーディング能力の習得のため、ある程度まとまった文章を
理解するために必要なリーディングスキルを学習していく。これに付随し
たe-learningの課題学習があり、リーディング能力向上に必要な学習時間
をカバーする。また、リスニング能力の基本的訓練も行う。
「Reading & Writing Ⅳ」では、リーディング能力の正確さ・緻密さを
伸長させることをねらいとする。日常コミュニケーション等の教材を用い
て、ある程度まとまった文章から情報を迅速に読み取ることを学習する。
また、e-learningの課題学習があり、多くの教材を読ませることで、英語
力向上に必要な学習時間をカバーする。授業はKSU LR Test の試験対策を
含んでおり、学期末のアチーブメントテスト(KSU L&R Test)により英語
力の伸びを測定し、目標達成に向けた学習をする。
Reading & WritingⅤ
「Reading & WritingⅤ」は、KSU L&R Testにおいて到達目標を達成し
ていない学生を対象としている。学生は基本的なリーディング能力とライ
ティング能力に必要なスキルを学習することに加えて、それに付随したelearningでの学習を通じて、授業内外で基礎的な英語の読み書き能力を向
上させていく。
Reading & WritingⅥ
「Reading & WritingⅥ」では、学生はリーディングスキルでは、社会
で必要なビジネス文書、新聞記事などある程度まとまった文章を正確に読
み取ることを、ライティングスキルでは、基本的なビジネス文書や手紙等
の作成等をするために必要な基礎的事項を学習する。また、e-learningで
の学習を通じて、英語の読み書き能力を向上させていく。
Reading & WritingⅦ
「Reading & WritingⅦ」では、日常生活で必要な最低限の英語の読み
書き能力の向上に焦点を当てる。このため、学生が習得したスキルを強化
するための教科書を使用する。また、教材は学生に身近な分野からあまり
親しみのない分野について、さらにその過去や未来に関するテーマを厳選
し、学生に取り組ませる。より効果的な教室での学習のためには学生の準
備および予習が必須となる。
Reading & WritingⅧ
「Reading & WritingⅧ」では、英語の読み書き能力に必要なリーディ
ング能力およびライティング能力をさらに向上させていく。授業では、英
語で書かれた新聞や雑誌などの日常的な文書やビジネス文書などを題材と
した教材を使用し、リーディングスキルおよびライティングスキルをより
発展させていく。また、TOEIC テストで400点-450点以上取得できるよう
にするための準備も行う。
Listening & SpeakingⅠ
「Listening & SpeakingⅠ」では、英語能力に応じた授業を展開し、学
生の基礎的な英語リスニング能力およびスピーキング能力を向上させる。
また、本学が独自に選定した基礎的な英語コミュニケーション能力を発達
させるために必要な語彙1,600語の内、最初のカテゴリーである400語を学
習する。学生は学期末までにこの最初の400語を習得するためにelearningによる課題も行う。
43
備考
科目
区分
外
国
語
科
目
授業科目の名称
共
通
英
語
科
目
Listening & SpeakingⅡ
Listening & SpeakingⅢ
Listening & SpeakingⅣ
Listening & SpeakingⅤ
Listening & SpeakingⅥ
Listening & SpeakingⅦ
Listening & SpeakingⅧ
English Expressions
講義等の内容
「Listening & SpeakingⅡ」では、学生の基礎的な英語リスニング能力
およびスピーキング能力を向上させると同時に、本学が選定した基礎的語
彙1,600語の内、2番目のカテゴリーである400語を学習する。学生は学期
末までにこの2番目のカテゴリーの400語を習得するためにe-learningに
よる課題も行う。学期末のアチーブメントテスト(KSU L&R Test)により
英語力の伸びを測定し、「Listening & Speaking Ⅲ」に向けた基礎固め
を一層強化する。
「Listening & SpeakingⅢ」では、英語能力に応じた授業を展開し、リ
スニングとスピーキングの学習を通じて基本的な英語コミュニケーション
能力を強化することである。また、本学が選定した基礎的語彙1,600語の
内、3番目のカテゴリーである400語を学習する。これらに加えて、英語
コミュニケーション能力を強化するために、学生は本学独自のe-learning
ソフト Spotline 1-2 により、授業外課題に取り組む。
「Listening & SpeakingⅣ」では、リスニングとスピーキングの学習を
通じて通常の会話スピードでのコミュニケーション能力を養成する。ま
た、本学が選定した基礎的語彙1,600語の内、4番目のカテゴリーである
400語を学習する。英語コミュニケーション能力を強化するために、学生
は本学独自のe-learningソフトSpotline 3-4により、授業外課題に取り組
む。学期末のアチーブメントテスト(KSU LR Test)により英語力の伸び
を測定し、目標達成に向けた学習をする。
「Listening & SpeakingⅤ」では、KSU L&R Testにおいて到達目標を達
成していない学生を対象としている。学生は授業での会話訓練および授業
外のe-learningでのリスニング学習を通じて、授業内外で基礎的な英語コ
ミュニケーション能力を向上させていく。また、自信をもってスピーキン
グやリスニングが出来るようになるために必要な基本的な語彙を習得させ
ていく。学生はコミュニケーション能力と自信を得るための課題に取り組
む。
「Listening & SpeakingⅥ」では、授業でのスピーキングの訓練および
授業外のe-learningでのリスニング学習を通じて、身近な題材に関連した
日常会話をすることができ、短い会話や説明文を聞いて理解することがで
きるように養成していく。また、学期末のアチーブメントテスト(KSU
L&R Test)での到達目標 (Level 1の取得) を目指した授業を展開してい
く。
「Listening & SpeakingⅦ」では、基本的な英語コミュニケーションに
必要なリスニング能力およびスピーキング能力をさらに向上させていく。
基礎的語彙および英語コミュニケーション能力の習得に続き、学生が習得
した語彙で約90%を理解することができる標準的な教科書を使用し、語彙
強化を図る。また、学生に身近な分野 (家族、大学、アルバイトなど) か
らあまり親しみのない分野 (九州、日本、アジア地域や世界) について会
話をする課題に取り組む。
「Listening & SpeakingⅧ」では、リスニング能力に関しては、複雑な
会話、テレビ番組、本格的な英語およびTOEICに関連した英語を聞いて理
解することができるようになるための学習をする。また、スピーキング能
力は、馴染のない話題、物語、指示、個人の意見および要約について会話
をすることができるようになるための学習をする。さらに、TOEIC テスト
で400点-450点以上取得できるようにするための準備も行う。
このクラスでは英語会話の基礎に重点を置くとともに、英語で様々な事
柄について表現することが可能になることを目指します。このため日常英
語会話におけるコミュニケーションスキルを向上させる活動を多く取り入
れた授業を展開します。受講者には授業への参加と努力を見せることが最
も求められます。さらに受講者が本授業の目的を達成するために英語でコ
ミュニケーションを取ることができるようになるための情熱と向上意欲が
求められます。
44
備考
科目
区分
外
国
語
科
目
授業科目の名称
キ
ャ
リ
ア
イ
ン
グ
リ
ッ
シ
ュ
プ
ロ
グ
ラ
ム
Four SkillsⅠ
Four SkillsⅡ
Labo TrainingⅠ
Labo TrainingⅡ
講義等の内容
本授業はネイティブ教員が中心となり、英語の4スキルを伸ばす授業に
始まり、プレゼンテーションおよびビジネス文書作成、更に、TOEICテス
トでの高得点を目指す授業も含め、少人数クラスで徹底的に指導する。こ
のコースでは北アメリカの英語を理解したり、話したり、書いたり、聞い
たりできるようになるスキルを向上するために様々な教材を使って教育を
行う。このコースは完全英語で行なわれるが、授業以外での日本語でのサ
ポートは可能である。
本授業は「Four SkillsⅠ」の単位を取得したものが受講することが出
来る。ネイティブ教員が中心となり、英語の4スキルを伸ばす授業に始ま
り、プレゼンテーションおよびビジネス文書作成、更に、TOEICテストで
の高得点を目指す授業も含め、少人数クラスで徹底的に指導する。北アメ
リカの英語を理解したり、話したり、書いたり、聞いたりできるようにな
るスキルを向上するために様々な教材を使って教育を行う。このコースは
完全英語で行なわれるが、授業以外での日本語でのサポートは可能であ
る。
本授業はネイティブ教員が中心となり、英語の4スキルを伸ばす授業に
始まり、プレゼンテーションおよびビジネス文書作成、更に、TOEICテス
トでの高得点を目指す授業も含め、少人数クラスで徹底的に指導する。
「Four Skills Ⅰ」をサポートする内容であり、英語の4スキルに基づ
いた課題を行うことで4つのスキルを統合し、英語力の向上に繋げること
ができる。講義中、受講者には講師がマンツーマンで学生に対応している
際には各自で学習に取り組むことが求められる。
本授業は「Labo Training Ⅰ」の単位を取得したものが受講することが
出来る。ネイティブ教員が中心となり、英語の4スキルを伸ばす授業に始
まり、プレゼンテーションおよびビジネス文書作成、更に、TOEICテスト
での高得点を目指す授業も含め、少人数クラスで徹底的に指導する。
「Four Skills Ⅱ」をサポートする内容であり、英語の4スキルに基づ
いた課題を行うことで4つのスキルを統合し、英語力の向上に繋げること
ができる。
本授業はネイティブ教員が中心となり、英語の4スキルを伸ばす授業に
始まり、プレゼンテーションおよびビジネス文書作成、更に、TOEICテス
トでの高得点を目指す授業も含め、少人数クラスで徹底的に指導する。こ
のクラスでは主にオンラインツール、オンラインリソースやオリジナルコ
Introduction to Online English ンテンツ作成の3要素を中心に行い、クラス外でクラスメイトとウェブサ
イトやソーシャルメディアを通じて交流を行う。また、学生にオリジナル
のコンテンツを作成をさせることにより、学生のオンライン英語コミュニ
ケーション能力の向上を目指す。
英語力のある学生を対象に、ビジネスの現場で即戦力となる“実践的な
英語力”を修得し、キャリアプランニングや就職活動に活かすことを目的
としている。
授業はネイティブ教員が中心となり、英語の4スキルを伸ばす授業に始
Professional Writing Skills まり、プレゼンテーションおよびビジネス文書作成、更に、TOEICテスト
での高得点を目指す授業も含め、少人数クラスで徹底的に指導する。この
クラスでは、広範囲にわたる情報を複数の段落を用いた簡単な文章にする
学習を行う。
英語力のある学生を対象に、ビジネスの現場で即戦力となる“実践的な
英語力”を修得し、キャリアプランニングや就職活動に活かすことを目的
としている。
本授業はネイティブ教員が中心となり、英語の4スキルを伸ばす授業に
始まり、プレゼンテーションおよびビジネス文書作成、更に、TOEICテス
Introduction to Translation トでの高得点を目指す授業も含め、少人数クラスで徹底的に指導する。特
にこのクラスでは翻訳の基礎について学習する。授業では、英文から和
文、和文から英文への翻訳を中心に行うため、英語会話とリスニングにつ
いては、重きを置かない。
英語力のある学生を対象に、ビジネスの現場で即戦力となる“実践的な
英語力”を修得し、キャリアプランニングや就職活動に活かすことを目的
としている。
授業はネイティブ教員が中心となり、英語の4スキルを伸ばす授業に始
Writing for Specific Purposes まり、プレゼンテーションおよびビジネス文書作成、更にTOEICテストで
の高得点を目指す授業も含め、少人数クラスで徹底的に指導する。このク
ラスでは、ライティングに特化した授業を行、毎週、オンラインによる課
題を授業中に提出する必要がある。
45
備考
科目
区分
外
国
語
科
目
授業科目の名称
キ
ャ
リ
ア
イ
ン
グ
リ
ッ
シ
ュ
プ
ロ
グ
ラ
ム
Domestic Job Training
Overseas Job Training
講義等の内容
本学の建学の理想である「産学一如」の精神に基づき、実践的英語コ
ミュニケーション能力を持つ学生を育成するため、少人数クラスにおいて
ネイティブ講師と徹底した英語コミュニケーションの授業を体験した後、
複数のネイティブ教員との英語集中合宿及び国際的な業務を行う国内企業
におけるインターンシップを行なうものである。グローバルイングリッ
シュの数値目標(アチーブメント・プレイスメントテスト)を達成した学
生を対象として、ビジネスの現場で活きる英語力習得を目指すプログラム
である。
本学の建学の理想である「産学一如」の精神に基づき、実践的英語コ
ミュニケーション能力を持つ学生を育成するため、、少人数クラスにおい
てネイティブ講師と徹底した英語コミュニケーションの授業を体験した
後、オーストラリアでの集中英語研修と海外企業インターンシップを行な
うものである。グローバルイングリッシュの数値目標(アチーブメント・
プレイスメントテスト)を達成した学生を対象として、国際的なビジネス
の現場で活きる英語力と国際感覚の習得を目指すプログラムである。
本授業はネイティブ教員が中心となり、英語の4スキルを伸ばす授業に
始まり、プレゼンテーションおよびビジネス文書作成、更に、TOEICテス
トでの高得点を目指す授業も含め、少人数クラスで徹底的に指導する。こ
のコースは、様々な文脈から大意を把握し、読み、書きが出来るスキルを
Advanced Reading & WritingⅠ
身に付け、さらに語彙知識を高めることを目標としている。ディスカッ
ションにより、理解する能力、または、推測し、結論に導く能力の向上を
目指します。最終的にTOEICスコアの向上を目指す。
本授業は「Advanced Reading & WritingⅠ」の単位を取得したものが受
講することが出来る。ネイティブ教員が中心となり、英語の4スキルを伸
ばす授業に始まり、プレゼンテーションおよびビジネス文書作成、更に、
TOEICテストでの高得点を目指す授業も含め、少人数クラスで徹底的に指
Advanced Reading & WritingⅡ
導する。このコースは、様々な文脈から大意を把握し、読み、書きが出来
るスキルを身に付け、さらに語彙知識を高めることを目標としています。
最終的にTOEICスコアの向上を目指す。
ProjectⅠ
ProjectⅡ
ドイツ語Ⅰ
ドイツ語Ⅱ
本授業では、キャリアイングリッシュプログラムの集大成として、数値
目標であるTOEIC650点に到達した学生を対象に将来の英語を使用した仕事
のために必要な実践的な英語力を身につけることを目標とする。
「ProjectⅠ」においては、新聞や雑誌を使って日常的会話はもとより、
企業内英語コミュニケーション能力や在学中に学んだ専門課程に通じた語
彙力を強化し、それらの語彙を交えたライティングやリーディングによる
コミュニケーション能力の向上を目指す。
本授業では、キャリアイングリッシュプログラムの集大成として、数値
目標であるTOEIC650点に到達した学生を対象に将来の英語を使用した仕事
のために必要な実践的な英語力を身につけることを目標とする。
「ProjectⅡ」においては、「ProjectⅠ」に引き続き、企業内英語コミュ
ニケーション能力や在学中に学んだ専門課程に通じた語彙力を強化し、そ
れらの語彙を交えて学生が4年間に学んだ内容を英語でプレゼンテーショ
ンできるようなコミュニケーション能力を身につけることを目指す。
ドイツ語をはじめて勉強する学生を対象にドイツ語の初歩を学習する。
ゼロから学ぶ外国語であるから決して「簡単」ではない。しかし、楽しく
ゆっくり学習してゆく。教科書にそってドイツ語の基礎的な文法の初歩の
初歩を学習する。ドイツ語に特徴的な発音や語順、人称変化や名詞の性別
や格といった、英語ではあまり馴染みのなかった事柄を中心に取り上げ
る。英語が苦手で第二外国語をためらう学生も多いが、中学校の英語の知
識があれば問題はない。適宜、ビデオなどを観て、実際のドイツ語に触れ
る。ドイツ語に慣れることを重視する。
ドイツ語Iから引き続いてドイツ語の初級文法を学習するが、ドイツ語
Iで学習した範囲も十分に復習する予定なので、多少ブランクがあっても
支障はない。昨年度以前にドイツ語Ⅰを履修した学生も歓迎する。三割ぐ
らいはドイツ語Iの復習に充てる予定である。ドイツ語Ⅱでは格変化の基
本を中心に学び、それによって表現の幅を広げることになるが、複雑な文
法規則が混乱しがちなのを考慮し、新たに学ぶ事柄は格変化に絞り込み、
着実な理解を図る。進度上の状況によって、適宜ビデオなど使用し、実際
のドイツ語を見聞きする機会も作る。
46
備考
科目
区分
外
国
語
科
目
授業科目の名称
ドイツ語Ⅲ
ドイツ語Ⅳ
ドイツ語Ⅴ
ドイツ語Ⅵ
ドイツ語Ⅶ
ドイツ語Ⅷ
ドイツ語会話Ⅰ
ドイツ語会話Ⅱ
講義等の内容
ドイツ語Ⅱから継続してドイツ語の初級文法を学習するが、それまでの
学習内容を時間をかけて復習する予定なので多少ブランクがあってもかま
わない。進度を抑える代わりに、着実な理解を図る。ドイツ語Ⅱまで重点
的に学習した格変化をしっかりマスターした上で、前置詞や人称代名詞の
格変化を新たに学習する。適宜ビデオなど使用し、実際のドイツ語を見聞
きする機会も作りたい。レベル的にはドイツ語検定の5級から4級程度。
とは言え、授業だけでは検定には対応できないので、ドイツ語検定受験を
考えている人は予め相談すること。
ドイツ語Ⅲから引き続いてドイツ語の初級文法を学習する。適宜復習も
するが、格変化の基本はマスターしていることを前提として進める。授業
では助動詞、分離動詞、再帰動詞などの使い方を学習して、表現の幅を広
げる。ドイツ語検定4級程度の文法事項の習得が目標である。文法が多少
高度になっているため、教科書を先に進むことよりも着実な理解を図る。
受講者の動向をみながら、授業計画を変更し、適宜ビデオや音楽・映画な
どを用いての聞き取り練習なども取り入れる。
ドイツ語Ⅳから引き続きドイツ語の文法を学習する。ドイツ語Ⅳまでに
ドイツ語の初歩文法の入門段階はひと通り学習したことになっているが、
ドイツ語Ⅴでは、語彙を増やしながら、それまでに学習した事項を「確実
に使いこなせる」レベルに引き上げることを第一目標にする。また、形容
詞の格変化やzu不定詞の用法や従属接続詞や間接疑問文など、かなり込み
入った文法事項も学習し、日常的に使われるドイツ語の表現の運用力を培
う。ドイツ語作文練習の他、適宜聞き取りなどを取り入れて聴解力の向上
も図る。
ドイツ語Ⅴから引き続きドイツ語の文法を学習する。おおよそドイツ語
検定3級程度の文法事項の学習を目安としており、関係代名詞、過去形や
完了形、受動態などの複雑な構文が使えるようにする。適宜、読本や聞き
取りを取り入れ、読解力・聴解力の向上を図る。ここまでの学習事項で平
易なドイツ語で用いられる文法事項はほぼ網羅しているので、インター
ネットやその他の場面でドイツ語文に出会ってもなんとか理解でき、また
平易なドイツ語の文章で情報を伝達できるぐらいの実践的な運用力の獲得
を目指す。
ドイツ語Ⅵから引き続いてドイツ語の実践的な運用力の向上を目指す。
レベル的にはドイツ語検定3級程度を想定し、このレベルでの語彙力・読
解力・聴解力の伸長を図る。また、接続法、過去完了形、分詞構文、機能
動詞などの高度な文法事項も併せて学習する。パンフレットなど平易な文
章の読解はもとより、メールなどでの文章による連絡のほか、聴解力では
テレビなどで実際に用いられるドイツ語を使いながらネイティブスピー
カーの言葉が「大まかに」把握できるぐらいの力を身につけ、一人でドイ
ツ語圏に旅行ができる程度のレベルにする。
ドイツ語Ⅶから引き続いて、ドイツ語の実践力を養う。ほぼ全ての文法
事項はひと通り学習済みなので、語彙を補強しながら、ドイツ語を実際に
使いこなせるレベルにまで引き上げる。ドイツ語検定2級ぐらいを目標と
するが、これは検定だけではなく、おおよそ大学院や他大学受験で「ドイ
ツ語」が必要な場合でも対応可能なレベルとなる。教材は、受講者の希望
に合わせて柔軟に対応するが、基本的にはペーパーバックなどのドイツ語
話者向けに書かれた(教材向けに編集されていない)テキストを用いて理
解力を高める。
日常的なシチュエーションで用いられるドイツ語を無理なく体系的に学
ぶことができるように、簡単な会話パターンを中心に文法説明やドイツ語
圏に関する話題 をおりまぜながら、授業を行う。大学生として新たに学
ぶ外国語のなかでは、ほとんどがローマ字読みで発音でき、英語との共通
点も多いドイツ語がお勧め。他の外国語と同様、語形変化などの点で少し
とまどうこともあるかも知れないが、後期開講のドイツ語会話Ⅱ、次年度
からのドイツ語会話Ⅲ・Ⅳと学び続けることでドイツ語圏をひとりで旅行
できるくらいの力を身につけて欲しい。
「ドイツ語会話Ⅰ」の授業をとおしてすでにこの言語の基本が身につい
てきているはず。これからも会話パターンの練習と体系的な文法説明とド
イツ語圏の情報をおりまぜた授業で段階的に学習するが、ドイツ語会話Ⅱ
では、よりバラエティーに富んだ複雑な内容を 伝えることができる高度
な言い回しを学んでいくことになる。難易度は徐々に高くなりますが「ド
イツ語会話Ⅰ」で学んだことをその都度振り返りながら、皆さんがドイツ
語圏の国々を訪れたときに使える言語運用能力を獲得できるよう、引き続
き頑張ること。
47
備考
科目
区分
外
国
語
科
目
授業科目の名称
ドイツ語会話Ⅲ
ドイツ語会話Ⅳ
ドイツ語会話Ⅴ
ドイツ語会話Ⅵ
ドイツ語会話Ⅶ
ドイツ語会話Ⅷ
フランス語Ⅰ
フランス語Ⅱ
講義等の内容
ドイツ語やドイツ語会話のⅠ・Ⅱをとおして、この言語の基本がかなり
身についたはずである。さらに学び続けてこのことばを現地で実際に使え
るようする。ドイツ語会話Ⅲでは、Ⅰ・Ⅱと同様、会話パターンの練習と
体系的な文法説明とドイツ語圏の情報をおりまぜた授業で無理なく楽しく
ドイツ語やドイツ文化を学んでいく。これまでに学んだことをベースに、
より高度でバラエティーに富んだ内容を伝えることができる表現法を習得
する。難易度は徐々に高くなるが、既習事項をその都度振り返りながら、
進めていくので、頑張ること。
ドイツ語会話Ⅳでは過去の事柄の表現方法や複合文などを初めとしてよ
り複雑で自然な言いまわしを学ぶが、これをクリアすればドイツ語の基本
はほぼすべて学んだことになる。ドイツ語会話Ⅲと同様、会話パターンの
練習と体系的な文法説明とドイツ語圏の情報をおりまぜた授業で無理なく
楽しくドイツ語やドイツ文化を学んでいく。これまでに学んだことをベー
スに、より高度でバラエティーに富んだ内容を伝えることができる表現法
を習得する。既習事項をその都度振り返りながら、進めていくので頑張る
こと。
3年生になって、さらにドイツ語会話を学び続けようとする皆さんのた
め、ドイツ語会話Ⅴ・Ⅵを設けました。文法事項の復習と確認をおこない
ながらテーマ別に会話練習を行います。文法復習としては、話法の助動
詞、現在完了と過去、前置詞の用法などを扱います。また教科書の読章、
CD、ビデオを材料として、会話、作文と朗読、聴き取りなどの練習を行
い、「ドイツの旅」、「買い物」、「食事」、「ホテル」、「交通」、
「換金」、「ドイツの都市」、「観光名所」など場面にそくした表現を学
びます。
「ドイツ語会話Ⅴ」の授業から引き続いてさらに文法事項の復習と確認
をおこないながら、表現の範囲を広めていきます。文法復習としては、接
続詞、副文、関係代名詞と関係文、関係副詞、形容詞の比較変化などを扱
います。また教科書の読章、CD、ビデオを材料として、会話、作文と朗
読、聴き取りなどの練習をおこない、「ドイツと日本の学校と教育制
度」、「ドイツと日本の大学、学生生活、就職活動」などの話題をめぐっ
て、ドイツ語での表現を試みます。
4年生になって、さらにドイツ語を学び続ける皆さんのため、ドイツ語
会話Ⅶ・Ⅷでは表現の幅をさらに広げたメニューを用意しました。文法復
習としては、「不定詞の用法」、「形容詞の格変化」、「再帰動詞」など
を扱います。また読章、CD、ビデオを材料として、会話、作文と朗読、
聴き取りなどの練習をおこない、「ドイツにおける職業教育」、「ドイツ
と日本の祭りと祝日」、「ドイツと日本の風俗習慣」、「ドイツと日本の
若者の文化」などの話題をめぐって、ドイツ語での表現を学びます。
文法事項の復習と確認をおこないながら、自分の考えをドイツ語で表現
できる力を身に着けます。文法復習では、「接続法」で丁寧表現・仮定の
表現・間接引用などについて学び、「受動」で文法的な表現の幅を広げま
す。また読章、CD,ビデオを教材として、会話、作文と朗読、聴き取り
などの練習をおこない、「ドイツと日本で若い人たちはいかに生き考えて
いるか」、「環境保護とエネルギー政策」、「高齢化」、「世代の共生」
などの話題をめぐって、ドイツ語での表現を学びます。
フランス語の基礎文法を中心に学び、「読む・聞く・書く・話す」の総合
力をつけていく。
テキスト以外では、フランスの映画や音楽などを鑑賞しながら、楽しく
効果的に学習を進める。楽しく安全にフランスを旅行したり、留学したり
する上で必要なフランスに関する知識とフランス語の基礎力を身につける
ことを目指す。規則動詞とよく使われる基本動詞の活用と意味を中心に覚
えていき、毎回、習得できているかどうか記述式小テストで確認する。
前期に学んだフランス語の知識をもとに、さらにフランス語の基礎を学
ぶ。「読み」「書き」「聞き」「話す」フランス語の総合的な運用能力の
修得を目標に学習していく。フランス語検定5~4級合格が目標。フラン
スの文化面の知識も深めていく。毎回の授業では、初級文法の学習、綴り
字の読み方、発音練習、グループあるいはペアでの会話練習、簡単な作文
等をする。理解確認のため、小テスト、読みテスト、暗唱テスト等もす
る。 そのようなテストを経てフランス語理解力を高めていく。
48
備考
科目
区分
外
国
語
科
目
授業科目の名称
フランス語Ⅲ
フランス語Ⅳ
フランス語Ⅴ
フランス語Ⅵ
フランス語Ⅶ
フランス語Ⅷ
フランス語会話Ⅰ
フランス語会話Ⅱ
講義等の内容
テキストで学び習得するフランス語のコミュニケ-ション会話が、ロシ
アやイタリアを始めヨーロッパ各地で活用できる。テキストでは、パリの
カフェや市場、友人宅やセーヌ河観光遊覧船、またノートルダム大聖堂等
のテラスから見たパリの美しい景観を紹介しながら会話表現を示し、様々
なシーンでの話題と会話を展開する。そうした表現を DVD 映像を見なが
ら着実に学び習得していく。また、パリで展開されるDVD映像でフランス
語を習得し、フランス人達の暮らし振り、その芸術と文化について学んで
いく。
前期同様、フランス語を学ぶ喜び、楽しさを味わう為、文法事項は簡単
明瞭なもので、フランス文化に関する情報が数多く盛込まれ、大学生が関
心を持ちそうな内容を取り上げ、ビデオ映像も使った教材を使用する。ビ
デオ映像を見ながら、美しいフランスの地方風景と美味しい地方料理を楽
しく学んでいく中からフランス生活文化に関する知識を深めていく。また
フランス語の文法知識を確かなものにし、辞書があれば、フランス語の文
書が訳せると同時に実用的なフランス語表現力・会話力を身につけてい
く。
辞書を用いて、多様なテーマに関する易しいフランス語の文章が読める
ようになることを目標とする。文法事項では、つまずきやすいポイントを
中心に詳しい説明をする。活用が不規則な動詞がきちんと綴れるように繰
り返し練習をする。また、発音と綴り字が対応していない単語が間違えず
に綴れるように短い書き取り練習をする。豊富な視聴覚資料を用いて、フ
ランスの文化や歴史を理解しながら、フランス語を聞き取り、声に出して
練習することで着実に身に着けていく。
様々なテーマに関する少し長い文章の聞き取り、書き取り練習を繰り返
すことで、語彙力を上げ、耳で聞いた音を規則に従って綴ることができる
ようにする。聞き取りの際、メモをとったり、こまめに辞書をひいて内容
を確認したりすることで、フランス語の学習を深める。最終的に、フラン
ス語の文法の基礎を固めること、構文をきちんと把握すること、フランス
語の語彙と表現を確認することを目指す。特にフランス語の語彙と表現に
関する知識を増やしていくことを目標とする。
フランス語文法の完成形として、条件法や接続法に焦点を当て、パリや
南フランス等各地方をシーンとして展開するヴィデオ映像と共に、そうし
た時制が含まれるテキストを読み進め、フランス語語学力を確かなものと
していく。リスニング能力を高めるためにCDによる聞き取り及び書き取
りの練習問題を行い、着実、正確な聞き取りとフランス語を書く力を養成
していく。ヴィデオ映像におけるフランス語の正確な聞き取りと共に、言
語の背景をなすフランスの文化も学んでいく。
フランス語運用能力を着実なものとするため、条件法、接続法の文法力
をしっかりと身につけ、フランス語検定試験の3級から2級の語学力を修得
する。フランス語テキストを読む力、DVDビデオ映像やCDでリスニング力
を身につけ、多様なフランス語構文を修得し、自分の考えをフランス語で
表現し、フランス語コミュニケーション能力を身につける。ビデオ映像に
よってパリから地方に至るフランスの文化や芸術、料理やワイン、チーズ
等の食文化に関する教養を深めフランス語運用能力及び会話コミュニケー
ション能力をレベルアップしていく。
基本的なフランス語日常会話を身につけていく。挨拶から自己紹介等フ
ランス語で話すことができるようにする。様々な話題についてある程度フ
ランス語で発言し意見を述べる能力を身につけていく。フランスに初めて
訪れた際に必要となるコミュニケーション能力を伸ばすことを目標とす
る。空港到着からタクシーや電車の乗り方、買い物の仕方など、基本的な
場面を想定して、会話練習をする。そのための様々な動詞の活用を着実に
修得していく。
フランスの様々な状況での実用会話を習得していく。学生にフランス語
で話すことに自信を持たせ、様々な話題について自分の意志をフランス語
で発言できる能力を身につけさせる。フランス語の勉強によって、今の国
際社会の中で国際意識を身につける。フランスに滞在する上で最低限必要
な基本表現を中心に覚え、典型的なシチュエーションを設定して、覚えた
表現を使ってみる。地下鉄の乗り方やカフェでの会話、マルシェでの買い
物や郵便局での会話等、実用的なコミュニケーション会話を学んでいく。
49
備考
科目
区分
外
国
語
科
目
授業科目の名称
フランス語会話Ⅲ
フランス語会話Ⅳ
フランス語会話Ⅴ
フランス語会話Ⅵ
フランス語会話Ⅶ
フランス語会話Ⅷ
韓国語Ⅰ
韓国語Ⅱ
講義等の内容
日常生活に必要な会話能力を習得する。学生にフランス語で話すことに
自信を持たせ、様々な話題について自分の意志をフランス語で発言できる
能力を身につける。フランス語の勉強によって、今の国際社会の中で国際
意識を身につける。フランス語を話す自信を固め、交流の意識を持ち、留
学ができる勉強をする。間違えやすい表現を中心に多様な表現を覚える。
自分の言いたいことを相手に伝えるために必要な表現を習得し、隣の人や
先生と会話の練習をする。
フランスの友人との様々なシチュエーションでの会話表現を覚えてい
く。レストランでの注文や会話、デパートで買い物をする際の会話、友人
宅での食事や様々な話題に関する会話表現を習得していく。また、食事に
関して家庭でできる若鶏の赤ワイン煮やブッフ・ブルギニヨン、ドーフィ
ヌ風グラタン等の作り方をビデオ映像等で学び、フランスの食文化に関す
る知識も学んでいく。料理に関する単語や使用する多様な動詞の活用を覚
え、複合過去から単純未来まで文法知識も着実に修得する。
フランス語の文法知識を確かなものとしつつ、日常会話の基本的な要素
をマスターしていく。挨拶から始まり、自己紹介、家族の話、大学生活
等、日々の暮らしについてフランス語で話せるようにする。そのためにフ
ランス語文法事項としては、様々な動詞の現在形から複合過去等をマス
ターしそれらを使用して自分が経験したこと、考えることを表現できるよ
うにする。フランスの空港やホテル、カフェ等様々な生活シーンでの会話
も学んでいく。
実際にフランスで経験する状況の中でのコミュニケーション会話を学ん
でいく。空港やホテルのフロントでの会話、カフェでのフランスの友人と
の会話、買い物、趣味の話等、日常的な会話ができるようにする。また、
マルシェ等での買い物のシーンからフランスの生活文化やブルゴーニュ、
アルザス、ブルターニュやプロヴァンス等、各地方の料理に関する食文化
についてもフランス語の表現を通じて学んでいく。文法事項として料理と
の関連から数量や部分冠詞、中性代名詞、複合過去から単純未来形等の知
識を確かなものとする。
フランスでの電話の掛け方や、道の尋ね方、レストランでの注文の仕
方、美術館での会話等、様々なシーンでの実用コミュニケーション会話を
修得していく。また美術館に関連してロダンやダヴィッド、アングル、モ
ネ等フランスの芸術文化の知識教養も深めていく。フランス人との会話の
素養としてのフランス文化に関する知識は、人間関係を深めるのに役立
つ。そうした中で、文法事項として条件法等の修得を確実なものとしつ
つ、フランス語による自分の考えを相手に明確に表現し伝える会話力を高
めていく。
日常生活に必要な会話コミュニケーション能力を習得する。学生にフラ
ンス語で話すことに自信を持たせ、様々な話題について自分の考えをフラ
ンス語で発言できる能力を身につけさせる。フランス語実用会話を着実に
修得し、国際社会の中での国際感覚を身につけさせる。フランス語コミュ
ニケーション会話を通じて国際感覚と、国際交流の意識を持ち、留学がで
きる勉強をする。条件法や接続法を着実に修得し、自分の考えを明確に相
手に伝えるための会話表現を覚える。フランスに留学する際に想定される
具体的なシチュエーションを中心に、会話練習を進める。
韓国語Ⅰでは、韓国語の発音とハングル文字に慣れ、少しずつ文字読み
と筆記ができるようになること、出会いと別れの挨拶、感謝や謝罪の決ま
り文句を覚え、学生自身や身の回りの人々や物事を表す基本的な語彙と初
歩的な文法を使って簡単な自己紹介ができるようになることを目指す。あ
わせて、韓国の歌や映画、ドラマといった視聴覚素材を通じて文化に触れ
てもらい、韓国に対する関心と理解を深め、韓国語学習へのさらなる動機
付けになることを期待する。
韓国語Ⅱでは、韓国語Iクラスで習得した内容をベースに、引き続き身
近な物事を表す単語や表現、基礎的な文法について学習し、それらを使っ
て自分自身の興味関心や日常生活について文章で表現したり、これに類す
る文章を読解できるようになることを目指す。特に、数詞の使い分けや基
本的な助詞の用法、用言の現在丁寧形の作り方を繰り返し練習するととも
に、テキストの例文や本文の暗記や、習った単語や文法を用いて文章を書
いたり読解したりする訓練を徹底して行う。
50
備考
科目
区分
外
国
語
科
目
授業科目の名称
韓国語Ⅲ
韓国語Ⅳ
韓国語Ⅴ
韓国語Ⅵ
韓国語Ⅶ
韓国語Ⅷ
韓国語会話Ⅰ
韓国語会話Ⅱ
韓国語会話Ⅲ
講義等の内容
韓国語Ⅲでは、韓国語Ⅰ、Ⅱで習得した文法・語彙をベースに、基本的
な自己表現のためのより多様な文法・語彙・表現を習得し、韓国語の読み
書きを中心とした運用力の更なる向上を目指す。特に、身近な出来事や希
望、未来の計画などについて韓国語で表現できるようになるために、用言
の過去形、希望形、予定形などへの活用練習を繰り返し行い、例文や本文
の暗記、辞書を引きながら文や文章を書いたり読解したりできるよう訓練
を行う。
韓国語Ⅳでは、韓国語Ⅲまでで習得した基礎的な文法・語彙をベース
に、より発展的な文法、語彙、表現を習得することを通じて、身近な物事
だけでなく、自分の考えや自分にとって大切なものごとについて発信でき
るようになることや、韓国語で書かれた日韓関係や韓国文化に関する文章
を解読したり、そこから得られる情報を整理したりすることを通じて、韓
国人の日常生活や習慣、価値観などを理解したりすることができるように
なることを目指す。
韓国語Ⅴでは、韓国語Ⅳまでで習得した文法・語彙をベースに、韓国語
で書かれた新聞やインターネットの記事を、辞書を引いたり、既存の知識
を利用して推測しながら読解することを通じて、漢字語・外来語を中心と
する語彙力と、語彙的応用力を身につけ、時事的なニュースやホットな話
題に対する理解を深めるとともに、これを韓国語でまとめたり、感想や自
分の考えを韓国語の文章でつづったりすることを通じて韓国語による発信
力を養成する。
韓国語Ⅵでは、韓国語Ⅴまでで習得した文法・語彙をベースに、韓国語
で書かれたエッセーや現代の若者の日常などをつづった小説などの散文
を、辞書を引いたり、既存の知識を利用して推測しながら読解することを
通じて、固有語を中心とする語彙力を身につけ、韓国人の考え方・価値
観・習慣などへの理解を深めるとともに、これに対する感想や自分の考え
を韓国語の文章でつづったりすることを通じて思考力を鍛錬し、韓国語に
よる発信力を養成する。
韓国語Ⅶでは、学生が関心を持つ韓国に関わるテーマについて、韓国語
文献やインターネットの韓国語サイトの検索により情報を集め、これを整
理、分析して文章にまとめるという取り組みを行う。例えば、韓国の食文
化や料理の作り方に関する情報、旅行先の名所旧跡に関する情報、若者の
流行に関する情報、学生の好きなK-POPや韓国ドラマに関する情報、逆
に、韓国人が好む日本のアニメや観光地、日本料理に関する韓国人の見方
に関する情報など、学生自身の興味関心に基づき、学生自身の手で収集す
る。
韓国語Ⅷでは、韓国語Ⅶに引き続き、学生が関心を持つ韓国に関わる
テーマについて、韓国語文献やインターネットの検索により情報を集め、
これを整理、分析して文章にまとめるという取り組みを行う。日韓の間に
横たわる歴史認識や領土問題に関する日韓双方の主張、韓国人の誇りとす
るものやこだわりは何なのか、日本人や日本文化を韓国人はどう捉えてい
るのかなど、韓国語文献を通じてしか知りえない情報を、学生自身の興味
関心に基づき、学生自身の手で収集する。
韓国語会話Ⅰでは、出会いと別れの挨拶、感謝や謝罪の決まり文句を覚
えながら、韓国語の発音とハングル文字に慣れ親しむことにより、学生自
身や身近な物事を表す基本的な語彙と初歩的な表現を使って、教師やクラ
スメートと簡単なやりとりができるようになることを目指す。また、韓国
の歌や映画、ドラマといった視聴覚素材を通じて文化に触れてもらい、韓
国に対する関心と理解を深め、韓国語会話学習へのさらなる動機付けにな
ることを期待する。
韓国語会話Ⅱでは、韓国語会話Ⅰで習得した内容をベースに、引き続き
身近な物事を表す単語や、話し言葉で頻繁に用いられる表現を学習し、そ
れらを使って教師やクラスメートに尋ねたり、尋ねられたことに答えたり
することで、自分と相手の所属や年齢、興味関心や日常生活についてとや
りとりできるようになることを目指す。この目標達成のため、特に数詞の
使い分けや基本的な助詞の用法、用言の現在丁寧形の作り方を身につけ
る。
韓国語会話Ⅲでは、韓国語会話Ⅰ、Ⅱで習得した文法・語彙をベース
に、基本的な自己表現のためのより多様な語彙・表現・文法を習得し、韓
国語によるコミュニケーション能力の更なる向上を目指す。特に、身近な
出来事や希望、未来の計画などについて韓国語で表現できるようになるた
めに、用言の過去形、希望形、予定形などへの活用練習を繰り返し行い、
教師やクラスメートに尋ねたり、尋ねられたことに答えたりする訓練を行
う。
51
備考
科目
区分
外
国
語
科
目
授業科目の名称
韓国語会話Ⅳ
韓国語会話Ⅴ
韓国語会話Ⅵ
韓国語会話Ⅶ
韓国語会話Ⅷ
講義等の内容
韓国語会話Ⅳでは、韓国語会話Ⅲまでで習得した基礎的な語彙・表現・
文法をベースに、方法を尋ね・答えたり、要求を伝え・応えたりするな
ど、多様な表現と語彙を習得することで、学習者が韓国に渡った際に自力
で目的を達成できるようになること、また、来日した韓国語話者に適切に
対応することができるようになることを目指す。また、これらのコミュニ
ケーション活動をスムーズに行うために、韓国人の日常生活や習慣、価値
観などを理解する。
韓国語会話Ⅴでは、韓国語会話Ⅳまでの授業において習得した語彙・表
現・文法をベースに、相手を誘ったり、約束の時間や場所を提案したり、
許可・制止を行うなど、多様な表現と語彙を習得することにより、学習者
が韓国人と韓国語で交流することができるようになることを目指す。ま
た、相手との年齢の上限関係によって異なる言葉遣いの使い分けと、その
基準などについても慣れ親しみ、学習者自らが判断して使い分けられるよ
うにする。
韓国語会話Ⅵでは、韓国語会話Ⅴにおいて習得した語彙・表現・文法を
ベースに、可能・不可能、経験の有無や理由を説明する表現などを学び、
学習者が韓国人と韓国語で様々な情報をやりとりしながら、お互いのこと
を理解し交流することができるようになることを目指す。相手との年齢の
上限関係によって異なる言葉遣いの使い分けについては、さまざまな場面
に応用できるよう、引き続き学習を深め、あわせて韓国的な人間関係、付
き合い方などについても学ぶ。
韓国語会話Ⅶでは、韓国語会話Ⅵまでに習得した語彙・表現・文法や文
化的理解をベースに、映画やドラマなどの生の素材を用い、自然な場面設
定と普通の速さの韓国語音声を通して、そこで話された内容、発話意図は
もちろんのこと、その背景となる人間関係や生活習慣などの文化的要素を
理解するための端緒とする。さらに、これらの文化的要素が込められた場
面を部分的にロールプレイによって再現することを通じて、様々な表現を
習得する。
韓国語会話Ⅷでは、韓国語会話Ⅶまでに習得した語彙・表現・文法や文
化的理解をベースに、映画やドラマなどの生の素材を用い、自然な場面設
定と普通の速さの韓国語音声を通じて、そこで話された内容、発話の意図
はもちろん、背景となる人間関係や生活習慣、さらには社会制度、価値観
などの文化的要素を理解する。さらに、これらの場面を部分的にロールプ
レイで再現することを通じて、様々な表現を習得すると同時に、より深い
理解へと導く。
中国語Ⅰ
初めて中国語を学習する学生を対象に、中国語の発音を正しく聞いたり
言えたりするために、指定テキストのドリルや音源を用い、教授者による
双方向授業を実施する。本授業では、全音節に対して、正しく発音でき、
ピンインを用いて正しく表記できるようになる。また基本的な文法事項を
理解し、身近な事項に対する質問文やそれに対する受け答えができるよう
になることを目標とする。
中国語Ⅱ
中国語Ⅱでは、半期、中国語を学習した学生を対象に、中国語の発音を
正しく聞いたり言えたりするために、また簡単な会話が出来るように指定
テキストのドリルや音源を用い、教授者による双方向授業を実施する。本
授業では、基本的な文法事項に対する理解とともに、これらを使い、表現
したいことをオーラルで中国語で表現できる運用能力を身につける。豊富
なヒアリング練習を通じ、聞いてわかる中国語が身につく。
中国語Ⅲ
中国語Ⅲでは、1年間、中国語を学習した学生を対象に、中国語の読
む、聞く、話す、書くの四つの技能について中級レベルの運用が出来るよ
うに、指定テキストと音源を用い、教授者による双方向授業を実施する。
中国語を正しく「発音」でき、正しく「聞き取れ」、課文の「会話を運用
できる」ということを到達目標とし、この学力観点を満たした場合に単位
を付与する。
中国語Ⅳ
中国語Ⅳでは、1.5年間、中国語を学習した学生を対象に、中国語の
読む、聞く、話す、書くの四つの技能について中級レベルの運用が出来る
ように、指定テキストと音源を用い、教授者による双方向授業を実施す
る。中国語を正しく「発音」でき、正しく「聞き取れ」、課文の「会話を
運用ができる」ということを到達目標として、この学力観点を満たした場
合に単位を付与する。
52
備考
科目
区分
外
国
語
科
目
授業科目の名称
中国語Ⅴ
中国語Ⅵ
中国語Ⅶ
中国語Ⅷ
講義等の内容
2年間、中国語を学習した学生を対象に、中国語の読む、聞く、話す、
書くの四つの技能について中級レベルの実践的運用が出来るように、中国
で刊行された出版物や音声付映像資料(映画、ドラマ、ドキュメンタリー
などのDVD)などを用い教授者による双方向授業を実施する。上記教材
の中国語を正しく聞き取り、かつ意味をほぼ正しく把握でき、教材の内容
を自分で中国語を用いて口頭説明ができ、その内容を作文できるという学
力観点を満たした場合に単位を付与する。
2.5年間、中国語を学習した学生を対象に、中国語の読む、聞く、話
す、書くの四つの技能について中級レベルの実践的運用が出来るように、
中国で刊行された出版物や音声付映像資料(映画、ドラマ、ドキュメンタ
リーなどのDVD)などを用い教授者による双方向授業を実施する。上記
教材の中国語を正しく聞き取り、かつ意味を正しく把握でき、教材の内容
を自分で中国語を用いて口頭説明ができ、その内容に基づき作文できると
いう学力観点を満たした場合に単位を付与する。
3年間、中国語を学習した学生を対象に、中国語の読む、聞く、話す、
書くの四つの技能について高度な運用が出来るようにする。その到達目標
は、電話でのやり取りで自分の意思を正確に伝達でき、相手の話す内容を
正確に聞き取れるレベルであり、読む能力では、新聞や雑誌を正しく理解
でき、書く能力では複文や慣用表現を自由に使用して自己表現できるレベ
ルである。上記の到達目標に到達したものに対し単位を付与する。
3.5年間、中国語を学習した学生を対象に、中国語の読む、聞く、話
す、書くの四つの技能について高度な運用が出来るようにする。その到達
目標は、テレビのニュースやドラマを見て内容をほぼ正しく聞き取れるレ
ベルである。話す能力は、中国語で商談を不自由なくでき、読む能力で
は、経済や商業に関する報告書や学術書の内容を正しく理解でき、書く能
力では、ビジネス文書の作成ができるレベルである。フレキシブルな能力
の開発が修養なため、各種オンデマンド教材を用いた実践的授業をおこな
い、上記の到達目標に到達したものに対し単位を付与する。
中国語会話Ⅰ
初めて中国語を学習する学生を対象に、中国語の発音を正しく聞いたり
言えたりするために、指定テキストのドリルや音源を用い、教授者による
双方向授業を実施する。正しく発音でき、ピンイン表記に習熟し、基本的
なあいさつや叙述文、疑問文が使えるようになる。ペーパーもしくはオー
ラルの小テストで各課の学習事項について平均60パーセントの学力定着
が認められ、且つ定期試験の素点が60点以上を合格基準とする。
中国語会話Ⅱ
半期、中国語を学習した学生を対象に、中国語の発音を正しく聞いた
り、話すために、指定テキストの会話文を活用し、トレーニングする。ダ
ウンロード音源やリスニング問題を多く用い、教授者による双方向授業を
実施する。ペーパー、もしくはオーラルの小テストで各課の学習事項につ
いて平均60パーセントの学力定着が認められ、且つ定期試験の素点が6
0点以上を合格基準とする。
中国語会話Ⅲ
1年間、中国語を学習した学生を対象に、中国語の聞く、話す、書く能
力について中級レベルの運用が出来るように、指定テキストと音源を用
い、教授者による双方向授業を実施する。ペーパーもしくはオーラルの小
テストで各課の学習事項について平均60パーセントの学力定着が認めら
れ、且つ定期試験の素点が60点以上を合格基準とする。
中国語会話Ⅳ
1.5年間、中国語を学習した学生を対象に、中国語の聞く、話す、書
く能力について中級レベルの運用が出来るように、指定テキストと音源を
用い、教授者による双方向授業を実施します。ペーパーもしくはオーラル
の小テストで各課の学習事項について平均60パーセントの学力定着が認
められ、且つ定期試験の素点が60点以上を合格基準とする。
中国語会話Ⅴ
中国語会話Ⅵ
2年間、中国語を学習した学生を対象に、中国語の聞く、話す、書く能
力について上級レベルの運用が出来るようになることを目標とします。中
国の映像資料(映画・テレビなどのDVD)とその音源を用い、その内容
を正しく聞き取り、且つおおむね内容理解ができ、その内容について教授
者と中国語による簡単な会話を行う実践的授業を実施します。上記教授内
容に対して平均60パーセントの学力定着が認められ、且つ定期試験の素
点が60点以上のものに対して単位を付与します。
2.5年間、中国語を学習した学生を対象に、中国語の聞く、話す、書
く能力について上級レベルの運用が出来るようになることを目標としま
す。中国の映像資料(映画・テレビなどのDVD)とその音源を用い、そ
の内容を正しく聞き取り、且つ正しく内容理解し、教授者と中国語で関連
する話題まで応用した会話を行う実践的授業を実施します。上記教授内容
に対して平均60パーセントの学力定着が認められ、且つ定期試験の素点
が60点以上のものに対して単位を付与します。
53
備考
科目
区分
授業科目の名称
外
国
語
科
目
中国語会話Ⅶ
中国語会話Ⅷ
留
学
生
に
関
す
る
科
目
日
本
語
日本語初級Ⅰ
日本語初級Ⅱ
日本語初級Ⅲ
日本語初級Ⅳ
日本語中級Ⅰ
講義等の内容
3年間、中国語を学習した学生を対象に、中国語の聞く、話す、書くの
四つの技能について高度な運用が出来るようにする。その到達目標は、聞
く能力、話す能力については、あらゆる話題の電話でのやり取りで、自分
の意思を正確に伝達でき、相手の話す内容を正確に聞き取れるレベルであ
り、書く能力では複文や慣用表現を自由に使用して自己表現できるレベル
である。そのため授業のほとんどを中国語による授業となる。上記の到達
目標に対して平均60パーセントの学力定着が認められ、且つ定期試験の
素点が60点以上のものに対し単位を付与する。
3.5年間、中国語を学習した学生を対象に、中国語の聞く、話す、書
くの四つの技能について相当高度な運用が出来るようにする。その到達目
標は、聞く能力、話す能力については、あらゆる話題の電話でのやり取り
で、自分の意思を正確に伝達でき、相手の話す内容を正確に聞き取れるレ
ベルであり、書く能力ではビジネス文書などを正しく書けるレベルであ
る。そのため授業のほとんどを中国語による授業となる。上記の到達目標
に対して平均60パーセントの学力定着が認められ、且つ定期試験の素点
が60点以上のものに対し単位を付与する。
本授業は、留学生の日本語能力を高めるために、「読む」「書く」練習
を行う。具体的には、日本語能力試験のN2レベルの文法項目を学習し、
その文法項目を含んだ読み物を読む力、さらに、学習した文法項目を使っ
て文を書く力を養う。まず、15行~25行程度の長さの読み物を読み、知っ
ている語の整理をしたり、知らない語については、文の中でどう使うのか
といった練習をする。また、文法項目を学習し、基本練習、応用練習をす
る。さらに、学習した語や表現を聞いて書き取る練習をする。毎回、小テ
ストを行う。
本授業は、留学生の日本語能力を高めるために、「読む」、「書く」練
習を中心に行う。テキストの各課では、テーマについての一般的な知識を
得るとともに、日本では今どのようなことが問題なのか、留学生自身の国
や世界ではどうなのかを考えながら、日本語の運用能力を高めるための学
習をする。学習の方法は、まず、1000字~1700字程度の長さの文章を読
む。次に、日本語能力試験のN1レベルに相当する文型と表現を学習す
る。さらに、決められたテーマについて話したり聞いたりする練習も行
い、最後に小テストを実施する。
本授業では、聞く力、会話する力をつける練習を行う。聞く力では、日
本人なら誰でも知っているニュースや社会の出来事などについて聞く練習
や、日本語の聞き取りにくい音が聞き取れるようになる訓練など、聞きと
るための様々な技術を学習する。また、会話する力ではいろいろな場面で
目的に合った表現が使えるように表現や語彙を増やし、多様な人間関係に
応じた話し方ができるように学習を行う。「予約の電話」や「美容院での
会話」をどう話せばよいのかなどについて、クラスで発表し、そのトピッ
クについて会話練習を行う。
本授業は、聞く力、会話する力をつける練習を中心に行う。大学生活の
上で必要な敬語について学び、場面に応じた敬語の練習を行う。敬語は、
人間関係をスムーズにしたり、相手を大切に思う気持ちを伝えたりするの
に、とても大切な働きをしている。敬語について「知っているのに使えな
い。どんな時、どんな人に対して使うのか分からない、自信がない」とい
う留学生を対象として、どのような表現を使うのか、どのような表現があ
るのかなど文字を確認しながら、敬語の練習をする。また、ロールプレイ
や聞き取りなどの小テストを行う。
本授業は、「読む」「書く」練習を行う。具体的には、身の回りにある
種々のジャンルの読み物を読む練習を行い、様々なジャンルで、それに相
応しい語彙や表現、構文を選び「書く」訓練をする。日常生活や大学生活
で必要となる読み物の内容が理解でき、テーマにあわせた表現を的確に
使って短い作文が書けるようになるよう学習を行う。
・JFスタンダード到達目標に準じる(受容、産出)
・受容…説明を読む(B2)、読むこと全般、情報や要点を読み取る(B2、
C1)
・産出…書くこと全般、レポートや記事を書く(B2、C1)
54
備考
科目
区分
留
学
生
に
関
す
る
科
目
授業科目の名称
日
本
語
日本語中級Ⅱ
日本語中級Ⅲ
日本語中級Ⅳ
日本語上級Ⅰ
日本語上級Ⅱ
日本語上級Ⅲ
日本語上級Ⅳ
講義等の内容
本授業は「読む」「書く」練習を行う。様々なジャンルのある程度の長
さの読み物をスキミングやスキャニングの技術を使って読む練習をする。
まとまった文章を書くための技術を学び最終的にはレポートが書ける、い
ろいろなテーマの読み物が読めるようになることを目標とする。
・JFスタンダード到達目標に準じる(受容、産出、やりとり)
・受容…聞くこと全般、音声素材(B2、C1)、講演やプレゼンテーション
を聞く(B2)
・産出…話すこと全般、経験や物語を語る(B2、C1)、講演やプレゼン
テーションをする(B2)
本授業は、聞き取りにくい音や、縮約形などを聞き取る練習をする。ま
た、話し手の意図が理解できるよう、様々な場面での会話を聞き取る練習
をする。
与えられた課題を達成すること、理解可能な発音で話し、身近な状況で
相手や状況に応じたより複雑な話しができることを目標とする。
・JFスタンダード到達目標に準じる(受容、産出、やりとり)
・受容…聞くこと全般、音声素材(B2、C1)、講演やプレゼンテーション
を聞く(B2)
・産出…話すこと全般、経験や物語を語る(B2、C1)、講演やプレゼン
テーションをする(B2)
本授業では日常的なことの発表を聞き、メモを取り、要旨を理解できる
よう練習を行う。また、日常的なことのプレゼンやニュースを聞いて理解
する訓練を行い、聞いたり話したりする語彙を増やす。最終的にはニュー
スなどが聞け、まとまった発表もできることを目標とする。
・JFスタンダード到達目標に準じる(受容、産出、やりとり)
・受容…聞くこと全般、音声素材(B2、C1)、講演やプレゼンテーション
を聞く(B2)
・産出…話すこと全般、経験や物語を語る(B2、C1)、講演やプレゼン
テーションをする(B2)
本授業では、現在の日本で議論されている社会的、文化的、政治的テー
マについて書かれたものを読み、語彙、文法を確認し、それについて自分
の考えを論理的な文章にする練習をする。論文の構成の基本を学び、使う
ことができるようになることを目標とする。
・JFスタンダード到達目標に準じる(受容、産出)
・受容…読むこと全般(C1、C2)、情報や要点を読み取る(C1)
・産出…書くこと全般、レポートや記事を書く(C1、C2)、論述する
(B2)
本授業ではニュースなどを視聴し、語彙や表現を増やす練習を行う。イ
ンタビューやグループディスカッション等を行い、相手の意見を聞き、自
分の考えを述べる練習をする。ビジネス日本語として、敬語等、丁寧な日
本語表現だけでなく語用論的にも正しいあいさつ、許可、依頼、電話等の
基本的なコミュニケーションが取れるよう学習を行う。
・JFスタンダード到達目標に準じる(受容、産出)
・受容…読むこと全般(C1、C2)、情報や要点を読み取る(C1)
・産出…書くこと全般、レポートや記事を書く(C1、C2)、論述する
(B2)
本授業では、現在の日本で議論されている社会的、文化的、政治的テー
マについて書かれたものを読み、語彙、文法を確認し、それについて自分
の考えを論理的な文章にする練習をする。さらに細かい論文構成を学び、
使うことができるよう学習を行う。
・JFスタンダード到達目標に準じる(受容、産出、やりとり)
・受容…聞くこと全般、音声素材(C1)、講演やプレゼンテーションを聞
く(C1)
・産出…話すこと全般、経験や物語を語る、講演やプレゼンテーションを
する(C1)
本授業では、ニュースや短い番組を視聴し、語彙や表現を増やす。ディ
ベート等を行う中で、司会の練習も行う。プレゼンテーションを行い、複
数の聴衆の前で発表できるようにする。敬語等、丁寧な日本語表現だけで
なく語用論的にも正しくあいさつ、依頼、提案等の基本的なコミュニケー
ションが取れるよう、ビジネス日本語も含めた学習を行う。
・JFスタンダード到達目標に準じる(受容、産出、やりとり)
・受容…聞くこと全般、音声素材(C1)、講演やプレゼンテーションを聞
く(C1)
・産出…話すこと全般、経験や物語を語る、講演やプレゼンテーションを
する(C1)
55
備考
科目
区分
留
学
生
に
関
す
る
科
目
授業科目の名称
日
本
事
情
日本の歴史Ⅰ
日本の歴史Ⅱ
日本の文化Ⅰ
日本の文化Ⅱ
日本の政治経済Ⅰ
日本の政治経済Ⅱ
一般日本事情Ⅰ
一般日本事情Ⅱ
講義等の内容
本授業では留学生を対象として日本語の歴史を概観する。日本人の日常
生活に息づく伝統が解体しつつある今、日本の歴史をたどり、これからの
新しい時代の日本を考える。
具体的な講義では、各時代の基礎的かつ重要な事項を講述したうえで、
トピックスとなる事件や重要な人物を基本史料を用いながら説明し、各時
代の特徴を捉える。本授業は、日本の歴史を通じて、日本の社会と文化を
より深く理解できるようになることを目標とする。
本授業では留学生を対象に、「日本の歴史Ⅰ」を踏まえて、原始・古代
~近代・現代の日本の歴史を再考する。
具体的な講義では、日本の歴史の振り返りを行った後、プリントを使用し
「政治・経済」、「宗教」、「文化」、「交易」のそれぞれから見た日本
の歴史について考える。また、地域史として、「東北・蝦夷」、「琉球・
沖縄」についても紹介し、日本の社会や文化をさらに深く理解できるよう
になることを目標とする。
本授業では、日本人がその国土と歴史の中で育み、現代まで発展させて
きた春から夏にかけての「伝統的な文化」を、風習や習慣、思想、芸術と
いった様々な面から紹介する。講義を中心に進めるが、理解の助けとなる
よう、必要に応じて映像資料や歴史資料などを用い、時には実際に伝統文
化やしきたりを体験してもらう。
日本という国と、日本人のもつ心性についての理解を深め、日本での生
活に役立つ知識を得るとともに、古今東西の様々な文化と人に対する敬意
や尊重する力を養うことを目標とする。
本授業では、「日本の文化Ⅰ」に引き続き、秋から冬にかけての「伝統
的な文化」を、風習や習慣、思想、芸術といった様々な面から紹介する。
ここでは、「文学作品」、「アニメ・漫画文化」の紹介、「わび茶の体
験」等を行う。
ある国や民族の文化を理解することは、そこに暮らす人々を理解するこ
とに大きく役立ち、一方で、異文化理解を通して、自ら育んだ文化を再認
識し、自己確認に繋げることができる。
本授業では、現代日本の政治・経済に関する基礎知識を学びます。毎週
の講義では、政治・経済を理解するために必要なキーワードと、それに関
係する最近の時事問題をとりあげながら、現在の日本政治はどのように動
いているのか、経済の状況はどうなのか、人々の生活はどのような状態な
のか、政治・経済そして社会はどのような問題をかかえているのか?につ
いて解説します。ここでは、とりわけ基礎知識の修得を重点的に行い、毎
週の講義で資料をもとに政治・経済に関するキーワードを用いながら日本
語で文章を作成してもらいます。
本授業では、現代日本の政治・経済に関する基礎知識を学びます。毎週
の講義では、政治・経済を理解するために必要なキーワードと、それに関
係する最近の時事問題をとりあげながら、現在の日本政治はどのように動
いているのか、経済の状況はどうなのか、人々の生活はどのような状態な
のか、政治・経済そして社会はどのような問題をかかえているのか、と
いった点について解説します。ここでは、とりわけ今日の日本政治・経済
の状況およびそれが抱える諸問題に関する知識の修得を重点的に行いま
す。
みなさんが日本で生活し、学ぶ中で「よくわかること」と「なぜなのか
わからないこと」があるのではないでしょうか。わからないことの中に
は、文化の違いが隠れています。文化は普段の生活では見えないことが多
いのです。本授業では「社会生活を知る上で必要な情報」を「対人関
係」、「生活」、「社会システム」、「習慣・慣習」の面から見ていきま
す。毎回各テーマについて読み物や視聴覚教材を使い、自分の国と似てい
るところ、違っているところを発見し、それがなぜなのか考えていきま
しょう。
毎回テーマを掲げ、読み物や視聴覚教材を通して「日本を深く理解する
ために必要な情報」を集めます。さらにディスカッションをすることで、
自分とは違う文化があることに気づき、広い視野を持つことが目標です。
到達目標は①日本人の生活や社会に対しての知識や情報を持つ。②関連す
る役立つ情報を自分で集めることができる。③日本事情や日本文化に関す
る資料を観察し、自分や自国と比較することができる。④自分が発見した
ことや気付いたことを説明でき、ほかの人の意見や考えをよく聞いて、自
分と異なる意見を受け入れることができる。
56
備考
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