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第5学年 総合[PDFファイル/35KB]
学校名 五島市立川原小学校 単元名 共に生きよう 実践日 平成22年6月10日 第5学年 総合的な学習の時間 〈本時のねらい〉 視覚障害を乗り越え、フルマラソンにチャレンジする柳川春己さんの前向きな生き方に 気付くことができる。 〈夢やあこがれをはぐくむ視点〉 アトランタパラリンピックの金メダリストである 柳川春己さんの話を聞き、自分も夢に向かって努力 しようという思いをもつ。 ■ ■ □ □ 人の思いにふれる 人と交わる 先人に学ぶ あこがれや志を表す 〈活動の流れ〉 1 「 ア イ ア ン マ ン 五 島 大 会 」 に つい て 知る。 ・「スイム」 (水泳3.8km)、 「バイク」 (自転車180.2km)、「ラン」(マラ ソン42.195km)を一人で走破す る過酷なレースであることを知る。 2 3 4 柳川春己さんについて知る。 ・「アイアンマン五島大会」に参加し 完走。 ・全盲のアスリート(8歳の頃に失明)。 ・アトランタパラリンピック金メダリスト。 柳川さんの話を聞く。 ・障害があっても前向きに生きる人々と接した ことがマラソンを始めたきっかけ。 ・金メダルを取るのは難しい。でも、金メダル は狙わなければ取れない。努力が必要。 ・周囲の仲間の支えがなければ完走できなかった。 ・仲間に金メダルをかけてあげたい。 感想を発表する。 ・柳川さんの「思い」や「生き方」について感じたことを発表する。 <ここがポイント> ○ 柳川さんの努力や 意志の強さだけでな く、柳川さんを支え る人々の存在とその 人たちに対する柳川 さんの気持ちに焦点 を当てることが本時 のポイントです。 そのことが、子ど もの意識を、様々な 立場で福祉に貢献す る人々の「生き方」 や福祉にかかわる仕 事へと広げるきっか けになります。 〈夢やあこがれをはぐくむ手立て〉 ・「夢に向かっての努力や苦労」「周囲の支えへの感謝の気持」など、子どもに語ってもら いたい内容について、柳川さんと事前に打ち合わせておく。 ・子どもが、福祉にかかわる様々な人々や仕事について意識するきっかけとなるよう、家 族や伴走者など柳川さんを支える数多くの人を取り上げる。 〈児童の声〉 ・アイアンマン大会を完走したとき、自分ではなく「ばん走者をほめて下さい。」とおっしゃ っていたところがすごいと思いました。 ・1996年のアトランタパラリンピックの金メダルは、みんなで勝ち取ったメダルだとおっ しゃっていました。柳川さんの話を聞いて、今持っている夢をあきらめないことや、コツコ ツとやっていく努力をすれば絶対に夢はかなうと思いました。どんなに苦しいことがあって も歯を食いしばってやっていくことが大事だと思いました。 ・わたしの夢は保育士になることで、柳川さんの話を聞く前は「どうしようか。」と思ってい たけど、柳川さんの話を聞いて自信がつきがんばっていこうと思いました。99%無理だと 思っても、1%の可能性があるので、その1%を信じてがんばります。