ローマ ウィーン 精神科病院視察

ローマ　ウィーン　精神科病院視察
ローマ；コロッセウム
ローマ；コロッセウム場内
ローマ；スペイン階段
ローマ；真実の口
ローマ；トレビの泉
ローマ；下町点景
ローマ；ホテル前の道路
ローマ；鉄道乗車券を買う
ローマ；町中で見付けた病院
ヴァチカン(ローマ)；サン・ピエトロ大聖堂
ヴァチカン；ピエタ像／ミケランジェロ
ヴァチカン(ローマ)；ヴァチカン美術館
ローマ大学(1304年創立)
附属ウンベルトⅠ世総合病院精神科
1970年代以降イタリア精神医療の変遷（推測）
● おそらく公立大規模精神科病院中心であった。そして収容と隔
離中心であった。そう考えると以降の展開が理解できる。
（同時期日本では多くの民間精神科病院が設立された）
↓
● 1978年法律で公立精神科病院は総合病院内で14床以下に限定。
日本で言うスーパー救急に特化。
ローマ大学病院もこれに従っている。
急性期回復後の治療は精神医療センター(公立)による通院中
心。
ここに多くの医師看護師。入所施設。
一部は私立精神科病院へ入院。
ローマ大学病院精神科
● 急性期統合失調症、感情障害に特化。（ストレス性障害、人格
障害は？）
● 合併症のある患者は診ない。他科にリエゾン。
● 薬物依存、アルコールは診ない。それら専用医療機関へ
● 12床　医師２人 24時間勤務 全医師数10人程度
● １日平均１人入院　年間約360人
● 病院を中心に人口約20万人の地区を担当。しかし中央駅に近い
ので、旅行者 住所不定者 不法外国人も。
● 全て閉鎖病棟。１人部屋と４人部屋。保護室は無い。
● 80％本人同意入院、20％強制入院と言うが、全て医療保護様入
院。平均14日間入院。１～２ヶ月のことも。
7日毎に入院必要性を書類にて提出→別の医師がそれを確認→
ローマ市長が承認
ローマ大学病院退院後（急性期後）の治療
● 一部は公立精神医療センターへ。地域毎に置かれた精神科専門
外来。実質的医療の中心か？　多数の医師、医療従事者。
訪問診療も。
● 私立精神療養施設。100床程度 医師1～3人。健康保険適用。
日本の私立精神科病院に該当する。3～4ヶ月入院。
● 金銭的余裕のある人、軽症者は私費の私立病院へ。
● 症状安定すればホームドクターが診察、投薬。
● 慢性化した患者は第三次的療養施設へ。患者100人以上に医師一
人。
● 健康保険使用すれば自己負担は無い。しかし不自由な点も多
い。
ウィーン／オーストリア
ウィーン　都心
ウィーン　国立オペラ劇場
ウィーン　路面電車(トラム)
ウ
ィ
ー
ン
モ
ー
ツ
ァ
ル
ト
像
ウィーン　シェーンブルン宮殿
ウィーン　シェーンブルン宮殿　庭園
ウィーン　ドナウ川
ウィーン　美術史美術館
ウィーン　美術史美術館
階段室
ウィーン　美術史美術館
ケンタウロスを撲ちのめすテーセウス
ウ
ィ
ー
ン
美
術
史
美
術
館
絵
画
芸
術
の
寓
意
／
フ
ェ
ル
メ
ー
ル
ウィーン　美術史美術館
農民の結婚式 ／ P・ブリューゲル
ウィーン　カフェ
ウィーン　居酒屋
ウィーン市立福祉医療センター　オットー・ワグナー病院
創立1907年 長期疾患専門病院　全1200床
精神科(460床）呼吸器科 整形外科 リハビリ科 老人科 学校
教会 劇場 日用雑貨食品店 理髪店 郵便局
精神医療センター
・第１～第６精神科：ウィーン市23区を分担担当　（開放病棟）
・薬物依存専門精神科　（開放病棟）
・アルコール症及び触法患者専門精神科（閉鎖病棟）　全460床
（看護長）　第一精神科　（医長）
第一精神科
● ウィーン市を第１～第６精神科で分担。担当人口約30万人。
● 18歳以上の 統合失調症 感情障害 人格障害(ボーダーラインを
含む) ストレス性障害 心身症など
● 急性期病棟 亜急性期病棟 回復期以降病棟 精神療法病棟
全80床
● デイケア定員37人
● 117人(80床＋37人)に対し、医師14名　看護師84名
他に心理療法士など
● 作業療法部門 利用者60人登録　スタッフ14人(含 木工専門家)
● 平均入院期間 100日
第一精神科　精神療法病棟
精神療法病棟　病室
精神療法病棟　集団精神療法室
主任　「30人の患者を担当。午前午後、個人療法、集団療法やってます」
デイケア工房
織り物　糸紡ぎもありました
デイケア工房　製本機
デイケア工房　ミシンとパソコン
デイケア工房　アイロン
デイケア工房　陶芸窯
音楽療法
非言語的精神療法
個人療法　集団療法
芸術療法　絵画素材　イーゼル
オットー・ワグナー病院構内
左前方作業療法棟
オットー・ワグナー病院構内
作業療法　スタッフ室
作業療法　木工室　専用工作機械
作業療法　木工室　加工された木材
作業療法　木工作品
「
理
由
は
病
床
が
減
り
、
長
期
入
院
者
が
減
り
（
一
年
以
上
入
院
者
の
OT
参
加
は
一
〇
％
）
、
市
中
に
作
業
療
法
施
設
が
増
え
た
た
め
で
す
。
」
「
自
分
が
赴
任
し
た
十
六
年
前
は
月
二
〇
〇
人
。
現
在
は
月
六
〇
人
。
」
主
任
作
業
療
法
士
シ
ュ
ミ
ッ
ト
博
士
作業療法　工具
作業療法　額縁製作
作業療法　一覧ポスター
第一精神科