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(神田外語大学生が来町/親子料理教室ほか) [1162KB pdf
家庭の味で食育推進 親子料理教室開講 PHOTO 大学生が町歩きで考察 問題意識は日ごろから 環境フォーラム2016 日に中 わたり環境フォーラム 2016が8月 央公民館で開かれまし 会場では、リサイクル た。 推進の必要性を分かりや すく解説したパネル展示 や、環境省の「うちエコ 診断」ソフトを用いてライフスタイルの改善点 などを相談するブースに、多くの方が関心を寄 大ホールでは、一般財団法人日本エネルギー せて立ち止まりました。 経済研究所の工藤拓毅研究理事が「エネルギー と環境を考える」と題し講演しました。 工藤さんは、エネルギーを輸入に依存してい る 日 本 の 現 状 を 様 々 な デ ー タ を 用 い て 解 説 し、 ポイントは「省エネ」と「低炭素電源」にある として、「世界目線で自分の生活を考えるよう に日ごろから意識してほしい。」と話しました。 また、ソーラーランタン手作り教室も開かれ、 半分に切ったペットボトルの容器に、参加者が 思い思いの装飾を施した後、太陽電池で点灯す るLEDを装着すると、まばゆい光が子どもの 教室では、公益社団法人み 顔を照らしました。 メ ロ ン やぎ環境とくらしネットワー ク(MELON)による環境 クイズ大会も開かれ、クイズ をとおして、地球温暖化など の環境問題を学びました。 PHOTO PHOTO 協力してオープンいなりを作る親子 レッツスタディーえいGO 7月 日に中央公民館で親子料理教室が開かれました。 参加者は、始めに亘理町食生活改善推進員協議会の清野珠美子会長から「主 食・主菜・副菜・汁もの」をそろえて食べる食事の基本パターンなど、食育に 関する講義を受けた後、各家庭から持参したみそ汁 の塩分濃度を測定しました。 その結果、すべてのみそ汁で一杯あたりの塩分濃 度が0・8から1・0パーセント以内の標準値を示 しました。 当日は、油揚げを半分に切ってつくる「オープン いなり」や「えびと小松菜のバターしょうゆ炒め」、 「白玉ぜんざい」のレシピが配られ、参加した8組 の親子が手を取り合いながら調理したほか、一杯あ たりの塩分濃度を1・0パーセントに設定した豆腐 とわかめのみそ汁も作り、全員で味を確認しました。 30 22 PHOTO PHOTO 宮城大学大学院事業構想学研究科の院生らが7月 日に亘理町を訪れ、古地 図を片手に町内を視察しました。 これは、亘理町の観光資源を活用した観光モデルコースの有効性を探る研究 の一環として、江戸時代初期に作られた地図を見ながら歩くことで、町の基礎 を築いた初代亘理領主伊達成実公の町づくりに関し て考察するため実施したものです。 郷土資料館に集合した一行は、学芸員から古地図 の説明を受けた後、亘理駅を出発し、御下小路や七 曲りの小路などを経由しながら、亘理神社などの名 所・旧跡を巡りました。 この日最後に訪れた称名寺では、収蔵している亘 理臥牛館之図の説明を受け、手元の古地図と見比べ ながら町並みの変遷を確認しました。 視察を終えた同大学4年生の橋本采奈さんは「城下 町の面影が残る道路や施設など、 歴史的な由来を知る ことができた。 貴重な体験になった。 」 と話しました。 偉大な先人に学ぶ町づくり 25 神田外語大学生が来町 震災後の平成 年7月 から、子どもたちへの学 習支援などを通して交流 事業を続けている神田外 語大学の学生ボランティ ア 人が、8月2日から 5日まで4日間にわた り、中央児童センターや 逢隈児童館に通う子ども たちとふれあいました。 このうち中央児童センターでは、英単語とそ れを意味するイラストが書かれた紙を掲げなが ら学生が発音してみせると、子どもたちも大き な声で読み上げました。 亘理小2年の佐藤若葉さんは「お兄さんお姉 さんと遊べて楽しかった。ジャパニーズという 単語を覚えた。 」と話しました。 メ 学生たちは事業実施にあたり、サークル「M イ ク ス マ イ ル A K E S M I L E 」 を 立 ち 上 げ、 企 画 立 案 か ら参加者募集までのすべてを自分たちで担い、 来町を果たしました。 最終日には、寄せ書きや手裏剣の折り紙で作 られたネックレスが手渡されたほか、児童代表 が感謝の手紙を読み上げる と、学生らは涙ぐみながら 再会を誓いました。 4年連続で参加した大学 4年の青 木 美 花さんは「子 どもたちの人 懐っこさに助 け られ、あっという 間の4 日 間 だった。こちらが元 気 をもらった。 」と話しました。 (写真下)イラストを見せながら英単語を教える学生 地区民が伝統紡ぐ 牛袋法印神楽を奉納 23 亘理町無形民俗文化財に指定されている牛袋法印神楽が、7月 日に逢隈牛 袋地内にある八雲神社で奉納され、地区民をはじめ多くの観客が、厳粛で優美 な舞いを堪能しました。 この神楽は、牛袋地区の青年有志が柴田町四日市 場の神楽を体得して明治 年ごろに伝えたのが始ま りとされています。その後昭和 年ごろ途絶えたも のの、幼少期に神楽を見て育った地元の青年団が保 存会を結成し、昭和 年に復活を果たしました。 現在も当時のメンバーが中心となり、毎年この時 期に神社の境内で奉納する慣習が地区に根付いてい ます。 八雲神社総代長の南條勝雄さんは「地区の安寧が 保たれているのも神楽のおかげ。伝統を絶やさぬよ う地区全体で見守り続けたい。 」と話しました。 42 PHOTO 七曲りの小路を通る参加者たち (写真上)意識し行動することの重要性を説いた工藤氏 (写真下)クイズをとおして環境問題を考察 20 19 35 40 心に響くハーモニー きみつ少年少女合唱団来町 12 21 14 広報わたり 2016.9 広報わたり 2016.9 15 鯛を釣り上げた喜びを表す恵比寿舞の一場面 絶妙なハーモニーで聴衆を魅了したきみつ少 年少女合唱団 51 千葉県君津市を拠点に活動しているきみつ少年少女合唱団の復興応援コン サートが、8月 日に中央公民館で開かれました。 合唱団は平成 年に結成し、ウィーン少年合唱団との共演も経験したほか、 震災後は南三陸町を皮切りに毎年東日本大震災の被 災地でコンサートを開いています。 人を超える団員のうち、今回は小学5年生から 高校2年生までの団員約 人が来町し「365日の 紙飛行機」や「夢をあきらめないで」などの歌謡曲 から唱歌「ふるさと」やアンコール曲の「ひまわり の約束」まで約1時間半にわたり、澄んだ歌声を表 情豊かに響かせました。 指 揮 者 兼 指 導 者 の 石 川 真 奈 美 さ ん は「 亘 理 町 の 方々が温かい雰囲気で迎えてくれたので子どもたち の 方 が 元 気 を も らった。 君 津 市 か ら も 被 災 地 を 見 守っていることを覚えていてほしい。 」と話しました。 50 News ニュース & ニュース & News その他の話題や大会結果はニュース&ニュースWeb 版をご覧ください。 ホームページ http://www.town.watari.miyagi.jp