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GM-8300 肉盛り補修方法

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GM-8300 肉盛り補修方法
GM-8300 肉盛り補修方法
(アルミ合金補修の材料としてピストンを使用してますが、GM-8300は実際には直火のあたる燃焼室には使えません)
このGM-8300ですが、溶接代わりになるエポキシで、ハンパ無いです。
仕上げ後は、見た目アルミです。
特徴は 強固な接着能力。
耐油、耐薬品性。(ガソリン、ラッカーへっちゃら)
耐熱性(220℃)
ヒートサイクル特性(高温→低温。低温→高温の繰り返し)です。
ボートではアルミボートの補修。ロアケースの補修。
FRPの部分補修(強力に接着しますし、タレも無いので作業性がよい)など
自動車関連では、空冷フィンの補修。アルミホイールの補修、エンブレム製作
ラジェーター補修。。。。。etc
じゃ どのようにするか。
アルミ合金の鋳造ピストンが転がってたので、サンダーで傷を掘って、M8でタップ切って、
そこをドリルで揉んで、故意にネジ山潰したピストン。
ネジ山は後日で、今日はサンダーの傷を補修して見ます。
GM-8300 44gセット
セット内容
GM-8300 主剤、硬化剤
計量パレット(少量の場合小型軽量器)
ヘラ
スムージング用耐水サンドペーパー(#240 #400 #800 #1000)
脱脂用ラッカー
セロファンシート
1)10(主剤):1(硬化剤)で正確に計量しよく攪拌します
2)攪拌が終わったら、付属のラッカーで脱脂をし、GMを適量(多すぎない量)を補修面に盛ります。
3)付属のセロファンシートを上に載せ(ポリエチレンでも可です)、
エアを抱き込まないように、スキージなどで平滑にします。
凹凸があると、スムージング時に研ぎ出しに時間が掛かるのと、
エアを抱き込んだところが「簾になる」ためです。
GMは金属には強力接着しますが、一部の樹脂には接着しません。
※ヒント 肉盛りは若干少ないかな?ってぐらいでOK。
多すぎると研ぎ出しが大変です。
※ちなみにセロファンって石油製品じゃないんですよ。
原料は木材です。
4) 投光器などで80℃ほどに熱を掛け、1時間程度。
写真は 自宅でやったので投光器が無かったため、半田ごてで代用。
5)硬化後はペロッとフィルムがはがせます。
このままでも綺麗ではあるのですが、アルミの質感と光沢を出すには磨きます。
6)軽く#800程度で磨きました。
軽く磨いただけで、ほぼアルミの質感と光沢が出ます。
部分的にエアが入ってるので、再度GMを摺りこむように塗布し、
上記の工程を繰り返し、#2000程度までスムージングすると
ほぼ補修跡には見えないと思いますよ。
7)研ぎ出しほぼ終了
材質の差異により、若干の色の違いはあれど、言われないと気付かないレベル。
ちなみにこのまま塗装も可です。
強度はそりゃもうカッチカチです。
どれぐらいか?と言いますと以前に3mmのアルミ板2枚をGMで接着。
剥がそうとハンマーでバンバンぶっ叩いたら、素材がグニャグニャになったぐらいです。
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