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11月2日(日)は久留里城まつり
回覧 2014 年 10 月 02 日(木) 第 76 題 字 あ れ こ れ ○は「くるり」と円を描く 響きを「久留里」に掛ける と同時に、「人の和」・「人 の輪」を大事にしようとの 思いを込めました。 号 ■編集・発行:君津市 上総地域交流センター ■電話:0439-27-3181 11 月2日(日)は久留里城まつり 久留里城まつり実行委員会が主催する第 34 回「生きた水の里 久留里城まつり」は、11 月 2 日(日)午 前 10 時~午後 4 時に行われます。雨天の場合は中止です。 第 11 回久留里まちなみ 久留里藩の城下町の歴史と文化を残す久留里商店街の魅力や街中 を練り歩く武者行列など、存分に体感できる楽しい企画を準備中です。 コンサートのご案内 正源寺とまちなみを会場に 10 月 11 日(土) 「第 7 回くるり落語フェスティバル」開催 「 笑いと癒やしの里づくり 真打ちの登龍門 くるり落語フェス ティバル」は今年で7回目を迎え、10 月 11 日(土)午前 10 時 20 分 から正源寺とまちなみを会場に開催されます。 鑑賞協力券を 2,000 円で販売しています。笑いは健康の源だといわ れています。久留里藩 3 万石の城下町であった久留里商店街を散策し ながら落語を楽しんでみませんか。お待ちしています。 年末恒例のユニオンニューフィ ル千葉を招いての久留里まちなみ コンサートが下記の日程で開催さ れます。詳細は次号に掲載します。 ■主催:まちなみ塾 ■日時:12 月 19 日(金) ◎開場:18:00 ◎開演:18:30 ■会場:久留里カトリック幼稚園 ■観賞協力券:中学生以上 1,000 円 街中散歩№29路地裏を歩く(久留里鎌の巻その1) 鎌を大量生産するためには、鎌だけを専門に作る鍛冶屋が必要であった。鍛冶屋を営む場合には、火(木 炭)と水(良質)の両方が得られやすい場所が最低限必要な条件となった。その点、久留里商店街は木炭の 集散地であり、上総掘りの豊富な水もある最適の場所であった。 久留里鎌が最初に製造された時期がいつ頃なのか、諸説が入り乱れて判然としない。『久留里城誌』には 次の三説の記述がある。 ①黒田初代直純(なおずみ)が沼田(現在の群馬県沼田市)より寛保年代(1741 ~43 )に久留里城へと転封 されるとき鍛冶職人を連れてきたのが始まりだという説。 ②黒田6代直侯(なおよし)が農具の改良をすすめ、生国の庄内地方(現在の秋田県)から文化年代(1804 ~18)に鍛冶屋を呼び寄せたという説。地元に伝えられている話では、亀山の草川原に榎本亀右衛門とい う鍛冶職人がおり、片刃の鎌を創始したと言われている。榎本亀右衛門が創始した片刃の久留里鎌は両刃 に比べて新しい技法を持ち得たものであり、切れ味に優れた構造を有しているばかりか、廉価で作れるの が特徴であった。また、刃が細かく、厚く、力入る鎌であると共に、コミの角度に特徴があり、鎌の上に 泥が乗らないと評判が高かった。 文政 7 年(1824)、亀山の高水で生まれた榎本平吉という者が草川 原の榎本亀右衛門の弟子に入り、鍛冶職人となったという。その後、 久留里市場(上町)の太田家に婿養子に入り、太田平吉と名乗った。 4 人の弟子が跡を継いだと言われている。 ③房州の磯村(現在の鴨川市)に住んだ鉄水子国輝という刀鍛冶が、明 治になって農具をつくり始めたのが房州鎌のはじまりという説があり、 そこから久留里鎌が伝えられたのではないかと言われている。 紙屋金物店に展示されている久留里鎌