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2015年の一般普及に向けた取組の現状と今後の課題

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2015年の一般普及に向けた取組の現状と今後の課題
JHFCセミナー
2010年03月02日(13:15-13:35)
「2015年の一般普及に向けた取
年の 般普及に向けた取
組の現状と今後の課題」
東京大学名誉教授
石谷 久
1
道路交通における問題
„
道路交通は経済発展とともに急速に増加
…
…
…
„
Door to Door移動の自由度,快適性,速度など優れた利便性
生産 生活に不可欠 特に地方人口希薄地域 大都市端末交通
生産,生活に不可欠.特に地方人口希薄地域,大都市端末交通
途上国,先進国を問わず急増,陸上輸送主流となる.
B これに伴う課題の顕在化
…
エネルギー資源問題(安全保障問題)
„
„
„
„
…
環境問題
„
„
„
消費絶対量の急速な増加(特に新興途上国)と資源価格高騰
石油起源の液体燃料の絶対的優位性,技術的に代替困難
石油資源の偏在と安全保障,安定供給の懸念Bエネルギー安全保障の課題
長期
長期的には(チープ,イージー)オイルピーク論による枯渇の懸念
(
,
ジ )オ
ク論
る枯渇 懸念
排ガス問題:かなり対応したが,高効率技術と矛盾
CO2排出:燃料代替による削減はきわめて困難
B エネルギー源代替技術の模索とR&D
…
…
石油消費削減 B クリ
クリーン化
ン化,高効率化の両立,エネルギ
高効率化の両立 エネルギー代替
代替
CO2削減 B CO2零排出エネルギーパスの実現
2
省エネ,高効率化への
対応手段
排ガス浄化への
対応手段
参考
自動車単体
エンジンの効率化
リーンバーン,直接噴射
CGT,MGT
システム的対応:
各種の対応手段
軽量化,HEV
軽量化
HEV
CVT,IVT
触媒による
クリーン化
代替燃料への移行
EV,CNG,FC
燃料のク
リーン化
リ
ン化
交通インフラの改善(公共部門含む)
問題解決には対象の範囲
を広げるほど効果が上が
る.(部分(局所)的最適は
全体最適のサブセット)
他方で対象範囲を広げる
ほどステークホルダーが
増加,解決策の実現は困
難となる
難となる.
交通流効率化
交通管制,ITS,エコステーション
利用形態の合理化
需要抑制:輸送効率向上
輸送マネージメント,モーダルシフト
総合的な交通運輸政策
補助,規制,課税
新技術のR&D,低公害車普及促進補助
省エネ基準,Road Pricing
他部門を考慮した総合的効率化
総合エネルギー政策
交通効率化を目指した都市計画,配置合理化
電源構成 CO2回収隔離
電源構成,CO2回収隔離
CO2吸収,CH4対策
海外まで含めた整合的政策,効率的な対応
FCCC,CDM
3
自動車のエネルギーパスのオプション
4
将来エネルギーと自動車の持続可能なパス
CO2制約,石油代替を目指すエネルギーパス
制約 石油代替を目指すエネルギーパス
„
エネルギー資源/自動車燃料
…
化石燃料からCCSを伴うCO2零排出燃料への転換
„
…
…
„
CO2零排出電力(原子力、自然エネルギー)(電解水素も)
零排出電力(原子力 自然エネルギー)(電解水素も)
バイオ燃料
自動車オプション
…
水素,またはバイオ燃料利用のICEV
„
…
自動車技術としては最も容易,現在技術温存可能の数少ないオプション,
効率,ポテンシャルに課題
BEV 又は FCV(水素直接)
„
„
水素,または電力エネルギーをエネルギー源とする車両
いずれも駆動系は電機駆動 技術的に開発課題多い
いずれも駆動系は電機駆動,技術的に開発課題多い
CO2フリー電力で電動車両が本質的解決策!
…
…
制約多く適材適所、役割分担の可能性。局所環境への適用注:
制約多く適材適所
役割分担の可能性 局所環境への適用注:
LCCO2は 原子力<自然エネルギー<バイオマス<<化石燃料
5
CO2/石油代替エネルギーパス
6
次世代自動車の持続可能性
… エネルギー資源の持続性
„ 短中期的には高効率化,化石燃料の低炭素化(CCS含む)
,
)
… 石油、天然ガス、
… CCSが可能であれば資源豊富な石炭も利用可能(電力、水素へ転換)
ƒ その場合には電動車両は有望
„
„
長期的にはバイオ、原子力または自然エネ電力
… EVが高効率,電力に余剰があれば電解水素+FCVも可能
が高効率 電力 余剰があれば電解水素
も 能
最終目標は第2の太陽(核融合)か?
… 性能
„
„
„
バイオ、水素ICEVは技術的に成熟、ただし低効率、資源多消費
EVは電池エネルギー密度で走行距離限界
ギ 密度 走
離
B 小型、近隣移動
隣
… 革新型電池実現の必要,将来目標に期待
FCVはICEVに匹敵する性能実現期待
… インフラ整備の課題,特に立ち上げ時の利便性,コスト
7
参考: Well to Wheel 計算結果まとめ(効率)
車両種類
1km走行当り一次エネルギ投入量(10・15モード)
0
1
2
参考
単位:MJ/km
3
FCV現状
FCV将来
ガソリン
ガソリンHV
ディーゼル
ディ ゼルHV
ディーゼルHV
CNG
BEV(Battery
(
EV))
FCV現状:「水素ステーション」「FCV」データはJHFC実証結果トップ値、
その他データは文献トップ値により算出
FCV将来:FCVの将来FCシステム効率60%と文献トップ値により算出
電力構成:日本の平均電源構成,原発も火力相当発電効率仮定
8
参考:Well to Wheel 計算結果まとめ(CO2)
車両種類
1km走行当りCO2総排出量(10・15モード)
0
50
100
単位:g-CO2/km
150
200
FCV現状
将
FCV将来
ガソリン
ガソリン
ガソリンHV
ディーゼル
ディ ゼルHV
ディーゼルHV
CNG
BEV(Battery EV)
FCV現状:「水素ステーション」「FCV」データはJHFC実証結果トップ値、
その他データは文献トップ値により算出
FCV将来:FCVの将来FCシステム効率60%と文献トップ値により算出
電力構成:日本の平均電源構成
9
持続可能なパスへの障害,課題(マイナス面の特性)
„
CO2零排出;パスはいずれも技術的,社会的課題存在
…
„
(そうでなければ自然に移行可能!!) 要はコストと性能,利便性
主要課題
…
BEV:電池コスト,エネルギー(重量,容積)密度,耐久性,信頼性
„
„
…
FCV:
„
„
…
„
„
FCVに比べて総合的に低効率,航続距離,燃料コスト問題
FCVに比べて総合的に低効率
航続距離 燃料コスト問題
自然電力起源水素は、EVに比べて効率大幅低下,資源有効利用の課題
水素インフラ
„
…
供給ポテンシャル,コスト
供給ポテンシャル
コスト
セルロース分解の技術確立,総合効率改善
水素ICEV
„
…
FCスタック:コスト,耐久性,資源問題
FCスタック:コスト
耐久性 資源問題 貴金属,水素インフラ整備
貴金属 水素インフラ整備
水素貯蔵、ハンドリング技術,製造技術
バイオ燃料
„
…
利便性(1充電走行距離,充電時間,家庭充電設備)
利便性(1充電走行距離
充電時間 家庭充電設備)
電池,モーターなどの素材資源問題、希土類金属
コスト 効率 製造法 輸送 貯蔵 規制 立ち上げ時の経営
コスト、効率、製造法、輸送、貯蔵、規制,立ち上げ時の経営
CCS:地域ポテンシャル,社会的許容,海洋貯蔵のPA
10
EV and FCV 過去の経緯、技術蓄積
… いずれもハイプでスタート
いずれも イプで タ ト
地球環境問題の深刻化が加速
„ 重要産業で巨大な市場、期待は大きく、(内外の)競争も激しい
„ 万能のICEVとの競争で技術実現に時間、さらにインフラの整備
„
…
B 社会的には新しいオプションが次々とハイプになる可能性
… 注:
„
ハイプサイクル hype cycle 〔新しい技術が登場した後の動きを類型化したもの。すなわち、
…
…
…
…
„
(1)新技術が発表されると過剰な期待が起こる。
(2)実際に利用してみると幻滅する。
(3)正しい利用方法が知れ渡ると再度注目が集まる。
(4)やがて安定期に入る。〕
hype
…
…
…
…
〈俗〉誇大広告{こだい こうこく}、刺激的{しげき てき}な宣伝{せんでん}
〈俗〉過剰宣伝{かじょう せんでん}された人[もの]
〈俗〉ごまかし、いんちき、うそ
【1他動】:〈俗〉∼の虚偽{きょぎ}の広告{こうこく}をする、∼を誇大{こだい}に宣伝{せんでん}する
11
EV and FCV 過去の経緯、技術蓄積
… EV:長い失敗経験の歴史と蓄積
敗経
常に課題は電池技術 B 最近の技術進展でまたも存在感急増
„ 性能に限界、コストは未解決、しかしまたも世界各国でハイプ?
„
…
„
性能限界は自動車メーカが熟知.メーカからのハイプは絶無
…
„
今回はスマートグリッドも含んで総合的ハイプか?
小型,近距離移動に限定利用
電力イ
電力インフラは既存、公共の充電インフラは普及に有効
ラは既存 公共の充電イ
ラは普及に有効
… FCV:EVの代替ハイプで始まり技術的課題で実現遅延
次世代自動車唯一のメーカからのハイプ:200X年販売開始!
„ その後FCV技術は進展、実用化に目処確信か?
„ 新たなロードマップの策定.
„ Bインフラの問題がクローズアップ
„
…
コストダウン B量産 B市場確保 B前倒しインフラ整備不可欠
12
EV and FCV 自動車メーカーの立場
… EV
„
„
環境対応、外部(社会、政府)からの要請(規制)、期待(補助)
性能 コストなど商品性 実用面から自動車企業からは問題外視
性能、コストなど商品性、実用面から自動車企業からは問題外視
…
…
„
EVはICEVの代替は不可能、本格的自動車にはなれないとの認識
近年は小型、近隣移動などニッチ市場、限界的利用で可能との認識
コア技術の電池R&Dは従来外部(電池企業、国プロ)で担当
…
…
電動駆動系の技術はHEVに流用、実用化(日本)
小型Li-ion電池の大型化で実用化:HEVの成功で電池も内製の方向か?
電池 大
実
成功 電池も 製 方向
… FCV
„
EVの限界から自動車企業がイニシャティブ:内部でR&D
限界から自動車企業がイ シ
ブ 内部
…
…
…
…
„
商品性、性能的には将来への期待大:EVには限界、FCVは本格的代替可
FCV研究はゼロから初めて内製が主流:技術への理解と親近感?
専門分野の親近性:電池は化学、タンクは物理学。FCは?
安全性への懸念
ƒ 電池は全エネルギー内部貯蔵、水素、ガソリンなど燃料は酸素がなければ安全
電気駆動技術は確立(電気鉄道など)、量産製造技術は機械系でカバー
13
EV and FCV 外部の反応
… 地球環境問題対応への要請が深刻化
地球環境問題対応 の要請が深刻化
„
RD&DのタイミングとしてEVが先行と判断、限定利用でも効果期待
…
„
社会の期待がハイプサイクルを醸成
環境対応車実現の緊急性としてEVに優先度:予算のシフト
新規産業としての電池、自動車産業の新たな領域
… (日本は)国際的優位と認識,しかし国際競争激化の懸念
… 欧米は国際分業、特にアジア新興国 中国、韓国などとの連携も視野?
ƒ 中国2100万台/年のE自転車は20万台のEVに相当か?
… スマートグリッドとの関連:電力網の整備、強化も
…
… 役割分担
„
車両開発、実現は自動車企業
FCVはすべて企業主導、
… EVは電池が外に出て国際水平分業も.産業政策としての危機感
EVは電池が外に出て国際水平分業も 産業政策としての危機感
…
„
インフラの課題
EVインフラは相対的にFCV水素インフラに比べてはるかに容易
Vインフラは相対的に CV水素インフラに比 てはるかに容易
… FCV水素インフラは自動車の見えない状況での前倒し整備に抵抗感
…
„
基礎研究に回帰? 将来の革新的電池(個体、空気)、FCのR&D
14
(直接水素)FCVのメリットと課題(再:要約)
„
エネルギー資源の持続性:その多様性と持続性
… 水素は任意の
水素は任意のエネルギー源から(水により)転換可能
ネルギ 源から(水により)転換可能
„
„
„
炭化水素燃料の水蒸気改質、部分酸化:
… 高効率なるも持続性とCO2排出は不可避
原子力、再生可能電力の電解水素
… EVと比較すると効率低下.余剰電力存在時にはエネルギー貯蔵の役割も
… 大規模普及時には水素パイプライン:貯蔵容量も期待.
大規模普及時には水素パイプライン 貯蔵容量も期待
CO2削減の可能性
… 化石燃料転換+CCS、あるいはEOR利用
化石燃料転換+
あるいは
利用
… 化石燃料利用(特にCH4)では最大効率のEVに匹敵
… 化石燃料使用(特にCH
化 燃料使 (特
)
は最大効率 自動車
4)+CCSでは最大効率の自動車
„
ICEVに代替しうる性能と将来のコスト削減可能性
15
FCVの特性と課題
„
技術としての見通し 性能、コスト、耐久性
… この10∼20年で確実な性能向上、量産化、目標達成の
信念と見通し
念
… ICEVに代替可能な性能,特性
„
„
動的性能はEVもともに十分達成
動的性能
も も
分達成
航続距離はHEVに比べると限定されるがEVよりも実用的
重量車、大型車、長距離走行に適用可能:対EV
重量車
大型車 長距離走行に適用可能:対EV
… 実用的,許容可能な燃料充填時間
…
„
大手自動車会社のみが内製基本でR&D継続
… EVよりも自動車メーカーで内部完結:垂直統合の可能性
… 日本企業の優位性、高く、現時点、将来とも技術流出の
日本企業の優位性 高く 現時点 将来とも技術流出の
可能性低い 水平分業困難?:cf:EVの課題
… 化学的エネルギー貯蔵対純水素貯蔵の比較
化学的 ネルギ 貯蔵対純水素貯蔵の比較
… 自動車企業の思い入れ:実現可能性追求の信念
16
インフラの特性と課題
„
新規インフラの課題
… 自動車インフラ専用化:
„
„
„
„
cf
cf. EVの電力系統は汎用
EVの電力系統は汎用,既存
既存
特に立ち上がり時点の利便性の課題:既存車との利便性の競争
エネルギー有効利用の点から他の用途が見えない
ネルギ 有効利用の点から他の用途が見えない
低稼働率の弊害:経済性、効率、需要性、R&Dインセンティブ
インフラにおける水素貯蔵の可能性と課題(タンクの安全基準なども)
… 国内インフラ関係企業の対外的競争力:場合によっては外部
調
調達も必要か?
要
„
水素インフラ自体の課題
… 貯蔵技術課題:インフラ、自動車搭載共に容量、コスト
貯蔵技術課題:インフラ 自動車搭載共に容量 コスト
… 安全基準、規制の課題(海外との格差,導入障害)
… 持続可能エネルギー水素価格:電力以上にコスト高
持続可能 ネ ギ 水素価格 電力以上に
ト高
„
さらなるコスト低減のためのR&D必要
17
何が今必要か
„
中期的、長期的な存在意義の明示
… 中期的には化石燃料の有効利用:CCSによるCO2ゼロ
排出としては最適オプション
… 天然ガス、CCS(EOR)の可能性ある市場の存在
天然ガス CCS(EOR)の可能性ある市場の存在
米国、豪州、中国など大市場、かつ大型車長距離走行市場
„ 中東はEOR可能、化石燃料存在する限り経済的に余裕
中東
能
燃料存在する限 経済的 余裕
„
… 長期的には風力などの不安定電源の貯蔵
欧米の基本的な前提:余剰ポテンシャルを持つとの前提
„ 人口稠密な日本,アジアは供給力限定、有効利用が必要か
„
„
産業政策としての重要性の確認
… 大きな市場で可能性大:日本での開発は不可欠
… 自動車企業固有の技術:競争力、技術優位の維持持続
18
内外のFCV推進をとりまく状況
„
技術的条件によるFCV、EVの比重変化
… 自動車用電池技術の進展によるLi-Ion電池の実用性注目
動車用電 技術
展
電
実用性 目
… FCVの技術課題顕在化で実現時期,後退との認識
… 他方でCO2排出抑制圧力で直下の対策加速の動き
„ EVは現時点で最も効果的なCO2削減次世代自動車との認識
„ 将来の市場確保を目指した現時点で実現可能なEVの推進
„ EV電池の波及効果:スマートグリッドとの連携
… 世界的な不景気による自動車企業の課題解決と産業政策としての
即効的政策の実現
„
次世代自動車としての予算の中でFCVBEV実現推進予算の
移動
… 一部関連企業(インフラを含む)の将来性への懸念?からの撤退
„ インフラ整備の課題が顕在化
… 自動車企業におけるR&D持続性への懸念?
… FCV R&D継続企業の減少
„ 日本:数社、ドイツ:ダイムラー、米国:GM
19
現状とFCV技術達成への対応
„
結果としてEV,電池は市場化加速、FCVは基礎的R&Dと企業の実
用化待ちへ
…
„
自動車企業内のR&D推進機運の維持が必要
具体的な開発実用化のロードマップの必要性
FCVの開発は自動車会社が担当
„ 明白な目標時期の提示
… インフラ関連業界のFCV実現への確信と準備計画
„ 自動車立ち上げと整合したインフラ整備計画
自動車立
げ 整合
整備計
„ インフラ整備費の負担の課題解決
… 適切な国の役割分担と現状と将来対応への社会的理解
…
„
同様な状況にある地域の強力な連携
…
…
企業,政府を含む認識と対応の必要性の共通認識
地域 国を超えた国際的実用化ロ ドマ プの検討
地域,国を超えた国際的実用化ロードマップの検討
„ 地域による各種エネルギー源,個別技術,適合システムの差違
„ 市場化以前の環境エネルギー技術の国際協力、国際協調の可能性追求
…
…
必要な場合には国際調達を含む国際協調
必
な場合
際調達を含む 際協調
参考:ロードマップに先行したドイツのMoU,LoUなど
20
FCCによる
FCV実現のシナリオの見直し
以上
過去10年のFCVのR&Dとこれを取りまく周囲環境の経緯
FCV技術開発,実証の経過と現状技術レベル
今後の実現可能性と必要な対応,特にインフラ整備のタイミング等を
今後
実現可能性 必要な対 ,特 イ
ラ整備 タイ
グ等を
考慮して新たなFCV実用化,普及へのロードマップを取りまとめ,FC
V市場化のキックオフから本格普及 のタイミングと量的イメ ジを
V市場化のキックオフから本格普及へのタイミングと量的イメージを
明示した.(次図)
21
FCVと水素ステーションの普及に向けたシナリオ
(FCCJ 2010.3)
FCVと水素ステーションの普及に向けたシナリオ
ステーション設置数
フェ ズ1
フェーズ1
フェーズ2
フェ
ズ2
フェーズ3
フェ
ズ3
技術実証
技術実証+社会実証
普及初期
【拡大期】
【開始期】
【JHFC-2】
【ポストJHFC】
2010 2011
2015 2016
2025 2026
技術課題の解決と規制見直しの推進
(開発の進展を随時チェック&レビュー)
社会経済的な視点から、
FCVと水素ステーションの
効用を検証
FCVユーザーの利便性を確保しつつ
FCVユ
ザ の利便性を確保しつつ
FCV生産・販売台数を拡大
ステーション及び水素の低コスト化
技術開発・規制見直しを継続実施
フェ ズ4
フェーズ4
本格普及
【商用期】
エネルギー多様化と
CO2排出量削減に貢献
ステーション 1,000箇所程度※
FCV台数
テ ショ 設置及び水素
トが
ステーション設置及び水素コストが
目標に達し、ステーションビジネス
が成立する時期(FCV2,000台/ST)
FCV 200万台程度※
商用ステーションの設置開始
ステーションの先行的設置が
特に必要な時期
商用ステ ションの仕様決定
商用ステーションの仕様決定
車種増加によるFCV台数の立上り
年
(注)図の縦軸はFCVの台数と水素ステーションの設置数の相対的な関係を示すもの
(注)図の縦軸はFCVの台数と水素ステ
ションの設置数の相対的な関係を示すもの
※前提条件:FCVユーザーのメリット(価格・利便性等)が確保されて、順調に普及が進んだ場合
22
Fly UP