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空気圧人工筋2リンクマニピュレータによる力 ・軌道制御

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空気圧人工筋2リンクマニピュレータによる力 ・軌道制御
計測自動制御学会東北支都 第1開国研究集会(199且10.19)
資料番号163・14
空気圧人工肺2リンクマニピュレータによる力・軌道制御
Fo托○且ndO血itCo皿tr010f
望・li王止M■両脚1且tOr血iYOAbyPzL肌皿■ticmbt掩rActtL&tOr
○青田説与(山形大院),沼渾雅寿,中野政身(山形大)
Nob町朋hiY由hi血,M捌tO血INum且払W鶏M鮨■miN血且nO
加pt.oEMechdc丑ISystemsETtgineerhg,Yam重唱&bUmiYerSlly
キーワード:垂気圧人工妨げneumaticrubberA亡tuatOr),2t」ンクマニビュレ一夕(2−Link
Manipulabr),力と軌遵(ForceandOrbit),)lイブリッド制御田ybridControl).
コンプライアンス耐靴Complian亡母Control)
ヽ 連絡先:〒三相2 米沢市城南4・き・]帽 山形大学工学部機械システム工学科中野研究室
中野孜身 Td:(028即6・3248,F8Ⅹ(0238)望6・㍑4軌E・ma址nak且n@mnaka.y乱y且magata・8亡.jp
の時.位置制御しか行われていないと,マニピ
1.緒宮
ュレータの動作空間に対象物や人間専のあらか
人間とロボットの共存において.安全である
ことが第一一の条件となる.そこで,本研究では,
じめ位置の分かっていない障膏物等があったと
空気圧の圧縮牲により大きなコンプライアンス
きに,予期しない位置誤差により非常に大きな
を持つ,空気腫ゴム人工肪に着目し,これを用
力が発生してしまう.これにより;マニピュレ
いた柔らかで安全なマニピュレータの実項眉目
ータ・障害物の双方打破壊などのよくない状況
指している.
が起きてしまうことがある.このような事態を
避けるため私 事先の力を制御する方法をとれ
これまで一般的な産業用ロボットは任せ制御
によって,手先効果器を指定した軌道に沿うよ
ばよい.この力制御の方法として,ハイブリッ
う制御されたマニピュレータである.こ中らの
ド制御1)やインピーダンス制御封などがある.
マニピュレータは,重力や慣性項.コリオリカ
本研究では,空気圧ゴム人工筋によって駆動
など非線形項の影響を権力排して高精度の位置
される平面2リンクアームを対象として,位置
決めを行うためにハードウェアの剛性を高める
と力のハイプリド制御及びコンプライアンス制
と同時にサーボ剛性も高めてある.しかし,こ
御について実験と数値シミュレーションとの両
1
面から検討した結果を指示する.4)白州
た.パーソナルコンピュータからの操作呈は
D/Aコンバータによって電圧に変換され 分配
乱空気圧人工鮪
据を介してサーボバルブに出力され,サーボパ
乱1リンクマニピュレータの#成
ルプにより人工肪の内圧が制御され アームの
図1に空気圧ゴム人工掛こよって駆動される
駆動とるが発生する.
2リンクマニピュレータシステムの構成費示す.
2.針空気圧ゴム人工鮪
実験ではブリジストン製の空気圧ゴム人工肪を
本研究で用いた垂気圧ゴム人工筋とは,ブリ
使用した.また,コントローラはパーソナルコ
ジストンが開発した,マツキンペン型ゴム人工
ンヒュ一夕を用いソフトウェアによって実装し
軒である空気圧式ゴム製アクチュエータ(商品
ており,各関節の回転角をロータリーエンコー
名(RUBBERTUATOR)」)である.この空
ダ,またアーム手先に加わる力を2軸カセンサ
気圧ゴム人工肪は次のような特徴を持つ.
によって検出できるようにしている.
1届出力であり,収籍力は同じ径の空気圧シ
まず,位置については関節変位をロータリ
リンダと比べ,3−10借である.
ーエンコーダによって検出し,カウンタボー
2.収縮率0%で最大収縮力を発生し,収縮率が
ドを介してパーソナルコンピュータに取り込ん
増すにつれて収縮力が低下するバネ特性を
でいる.また.2軸カセンサの出力は,AJDコ
有する.
ンバータを介してパーソナルコンピュータに取
乱メンテナンスが容易である.
り込まれ,力の大きさと方向が求められる.ま
また次のような短所を持っている.
図1空気圧人工鮪2リンクマニビュレ一夕システム
2
有効嘩,アは内圧,どは収縮率.d,鋸ま人工筋
1.ストロークが小書い.最大で収縮率
20%である.
固有の定数である.
乱高精乱高速化のためのアクチュエータには
3.望 サーボパルプの圧力禰御特性
空気圧人工筋サーボ系の_モデノいじにあたって,
不向きである.
3.非線形・ヒステリシス特性を有する.こ
まず,各関節に用いた簸み合わせのサーボバル
れlも スリープの繊搬コードの伸び,コー
ブによる人工妨の圧力制御特性モデル化を行っ
ド間・コードとゴムチューブ間摩擦,ゴ
た.サーボバルブへの入力電圧と出力電圧の関
ムチューブの#性に起因している.
係は次式で近似できる.8)
従って,垂気圧ゴム人工肪は精度の高い位置決
』P
めを行わなければならないマニビュレーータのア
dF ∫王+2こ軋∫+よ
クチュエータには向かないが,空気圧ゴム人工
‡
丘I肘
ここで,古yはサーボバルブの減衰僑葡及,甜
肪を用いれば,ロボットア.−ムの重iを非博に
w は固有振動数であり,弟⊥関節では亡v=0.諷
小雀く抑えることがで書.人工肺のバネ特性の
山㌔5ユ息第二閑範では亡γ=0.諷 山㌔組5とな
ため関節が柔軟になり,緩衝機能を持つ柔らか
った.回3に実験結果及び式(l)で近似した結果
ヽ
を示す.また,手先拘束を受けるユリンクマニ
で軽量なロボットアームを構築する辛ができる.
ビュレ一夕の運動方程式吼 手先に発生する拘
3.空気圧人工折望リンクマニピュレータ町解析
束力をFJとすると,
笥.1空気圧人工鵬の静特性
〟糾中小r㌣王丁すdJご‘′(3)
図望に示すように,空気圧ゴム人工掛ま収縮
率と共に収輯力が変化するバネ特性と内圧によ
である■ここで〟拍慣性項・坤呵は遠心九
って変化するコンプライアンス特性を有する.
コリオリ九に相当する項である・また,丁郎は
故に,マニビュレ∵タの軸トルク旺線形化によ・
関節の♯軌こよるトルク,丁戯はアクチュエータ
り間接変位■に関する項と人工肪の平衡圧力変化
出力トルクを表し,JFは拘束座標系表項の手先
に関する項で近似で車.空気圧ゴム人工肪を用い
位置のヤコピアンを示す.
たアームでは平衡圧力を変えることによりアー
乱3ロードセルコンバータのローバスフィルタ
ムのコンプライアンスを変えることができる.
カセンサからの出力を増幅しているロードセ
ルコンバータにはノイズ除去のためローバスフ
空気圧ゴム人工肺の収轄力と収縮率,内圧の
ィルタが内蔵されている.これを離散時間で行
関係は次式により近似できる.¶
う数値計算上でミュレートするため等価な特性
を持つデジタルフィルタを考える・入力を坤)、
F三言叫叫一g卜占‡(1)
ここで,Fは収縮九 瓜は人工筋の変形前の
出力をパりとすると
3
(2)
G(∫)=
也−」
可∫)(l+畔
(ヰ)
︻邑;t¥■︳ヒOh
王
一町け
∫ヲ+2〈■捏+r.2
ただし.∫は次式で表される
2(lイり
∫=
(5)
叶+ヱーl)
Il
靂
l
15
1tl
亡叩l■叫仙川■■t■ り■l
立た.式(5)をgについて解くと
回∃.空気圧人工應の静特性
(6)
川
l
■コl
となる。この関係は、双祖形変換である。双線
○
■lO
F
已
形変換によるアナログフィルタからデジタルフ
−Il
■1l
■ コ tJ
−1ユl
ィルタへの変換では、アナログフィルタの元の
_ユl
−150
特牲に対しデジタルフィルタのそれは歪みが現
■ユ○
−1轟○
l.1
0.1l
れることが分かっている.これを考慮すれば、
1
111
lll
F呵肌蹴rllllI
ヽ
図3サーボパルプの圧力特性
元のパ
甲州=ほ・55、亡=0・丁舶2丁に俸正すれば元の特
他に近いデジタルフィルタが得られる.このア
ナtコダフイルタとデジタルフィルタのボード線
閲を図4に示す.
■仰tlt■l
4.ハイプリット制御
r近鼠した伝義■I肘;(■)
【一肌TO●ユ丁 鴎.−】.0
化祖と力のハイプリット制掛軋 力の制御が
一事醇息苧莞発監査ウて世什した
必重な多くの作共においては位直を制御すべき
モーOJ帽丁 ■I.−ユ.l
■ ̄ ̄一男蜂皇軍禦菅苦監査ウて排した
方向と力制御すべき方向が混在することを考慮
【一札丁鵬‡T ■l.−11.出
し,こわらの位置制御と力制御を同時に行わな
国4 デジタルフィルタとデジタルフィルタのボード鰻嗣
け寸1ばならないという要求を渦たす制御方式と
シミュレ⊥ションとの両面から検討する.
して提案されたものである.
4.1制御系の♯成
このハイプリット制御を,空気圧人工筋2リ
拘束面の法線方向をⅩ£軸.接線方向をYe軸と
ンクマニピュレータにおける両倣い作業.及び
する拘束座標系を定義する,.2リンクマニピュ
ハンドル回転作業に適用し.その効果を実験と
レータに虫いて,平面倣い作業を行う場合,‰
軸方向を力制御方向.Y。軸方向を位置制御方向
4
号
毘
喜
貞
とする.拘束座席系表現の手先位直亡∫と閑蔀角
よF=ヰ■・三脚阿け即f〕
βの関係が
Cズ=人中)
(14)
(乃
を用いて.位置制御且射こよる操作卓帥.力制御
で与えられるものとする.このとき位置目標値
則による操作員帥の和を各関節に印加してい
亡∫か力日■標値ソ。を与えると・それぞれの制御
る.すなわち,使徒親善及びカ誤差それぞれの
方向を考慮した誤差は,
偏差から求めた操作皇は明らか旺制御方向しか
C∫.(り=叶∫。(f卜坤)】(御
持たず,これら中和を印加する事で両目榛他に
追従する辛が予想される.よって位置と力のハ
仁.r.い=叶′。( 小∴仲)】間
イブリッド制#のブロック線国は囲5のように
で表される・ここでg.y.g∫は
なる.
ぶ∫=[三臣=抽封](1叫
で定義される方向選択行列である.従ってム
を関数Aのヤコピアン行列とするとき,これら
回5位置と力のハイブリッド制御及び
コンプライアンス斬岬のブロック牡固
の偏差を関節座標系に戻した値‡も
叫)=ノニ=Jビ
叩
r.(r)=J:亡′.
(l王)
4.ユ菓♯結果及び考♯
空気圧人工筋ユリンクマニビュレ一夕に面倣
い作業を行わせた阜ころ.位置制御だけでは,位
で与えられる.丁.は開蔀トルクベクトルである.
置目標値と実際の拘束面との間に微少な誤差し
よって,これらの位置誤差及び力誤差を補償
かなI欄合でもアームの手先は拘束面に対して
するための関節駆動力をそれぞれ適当な位置制
非常に大きな力を先生した.これは,アームの
御則及び申制御則より求め,それらの和を各関
慣性によって平面とアームの手先の間で発生す
節に印加する.すると位置目億値のY‘方向成分,
る拘束力,及び任せ目標値と実際の拘束面との
及び力目標値のⅩ。方向成分が達成されることが
間の微少な位置誤差によ■り発生する拘束力であ
期待できる.
ると考えられる.
本研究で札位直制御則洩び力制御則にPID
しかし,位青と力のハチリット制御によって,
制調剤
アーム手先を面に沿って動かしながら面に対し
て⊥定の力が加えるように面倣い作業を行わせ
帥±gpp〔隼加醐帰司
た括果,位置目標値の拘束座標系原点や拘束座標
(13)
系の傾き乱と実際の拘束面との間に多少の誤差
5
があった場合でもⅩ。方向はその力目横値に追従
ヽ このように,ハンドル回し作業においても位置
しながら,Y。方向には位階制御だけの場合より
と力のハイブリッド制御によれば不必要に力を
なめらかに位駐日樺植に追従した.これは,ハ
出力することなく.ハンドルをなめらかに固転
イブリッド制御によれば面倣い作其のような場
壬せることができた.また.力目撫力は変えす
合,アームや拘束廊の性憩設定が多少ラフにな
に,荷誼を変化させて実験を行った結果,荷韮
っても滑らかな作英を行うことができることを
が目標力以下ならば大書な力を出力することな
讃している.
く予定通りの時間で,うまく作業を行わせるこ
l
次に,ハンドル回し作異について,位直制御
とができた.
沌
のみ場合の実数を行った.位置制御のみの場合
岬
では.両ならい作業と同様に瞳澱誤差に伴い思
抑
と力のハイブリッド制御によって,ハンドル回
沖
︻¥■︼儀一
わぬ大草な力を発生してしまう.そこで,位諒
柑
ンドル回し作業の場合.ハンドルの回転方向に
〇.知
ヽ 位置制御を遼択し,軌道円の法線方向に力制御
を選択して.ハンドルを目棟通りの速度で回し
ながら,ハンドルを引っ張る方向にlま無駄な力
10
王0
10
J0
5¢
T細l■叫
手先Ⅹ¢方向出力
○
官員盲眉t■・ン
し作韮を行わせた.ハイブリッド制御によるハ
ーさ○
○ 叩 つ○ }む ■0 叩
IO
O
X・P什i触れIm叫
を出力しないようにして,ハンドル回し作業を
丁加l岬可
手先位讐
闇丁 仕正榊鞘によるハンドル回し作業
行わせた.その輿験結果とシミュレーションの
m
結果を回礼 国9に示す.
l00
0 10 10 10 仙 川
.iO
TilWlkt】
冒且書篭貞・u祇
●
米・旭imlI仰Il
暮○ コ■ ユ○ イ○ 脚
TiMl粥】
手先軸方向出力
○
−■E︼邑叫■儀一l・ト
l
喜毒−・ト
−100
l0 〇.馳
手先X¢方向出力
知
−u且︸雇ト
T鵬l♯tI
聞
仰
一旦七雇ト
I00
lO 】相 加 10 JO
O
IO
○
X・恥部岬匝叫
川 柳 苅 ■0 50
ThⅦlポl
手先位農
手先位優
園8 ハイブリッド制I耶こよ与ハンドル回し作業の
喪♯結果
同6 ハイブリッド榊弾lこよる市債い作業
6
鱒
聞
す音声
側
ライアンス特性により位置鰐真に比例して力の
定常偏差が発生してしまうことが分かる.
押
lO 】0 苅 10 】O
Th叫トI
‘′.=−
■∫.=属亡∬■(17)
手先Ⅹ○方向出力
g∫
ここで.∬Jは位置制御及び力制御におけるPID
パラメータの租
分ゲインの比
○
.畑
・5l
:叫
○ 川・迎 Ⅱ 鵬 卯
Ⅹ−内戚■ml州II】
Thl■償】
∬∫=∬肝/品
手先位旺
である.手先のコ
日夕ハイプリット制御によ射、ンドル回し作業の
シミュレーション桔紫
ンプライアンス
は,アームの姿勢
5・コンプライアンス簡御
及び輯分ゲイン
5・1‘コンプライアンス制御法
の比によって定
本研究で嘩示するコンプライアンス制御と吼
ヽ
X−D叫■伽mⅦl血Ⅹtn叫
呵101陵正偏應と手先出力の肉体
マニピュレータの手先があたかも柔らか書(コ
まるから.この穂
ンプライアンス)を持つかのように制御しよう
分ゲインの比を変化させることにより図10に示
とするものである.
すようにコンプライアンスの制御ができる.
また位置偏割こよって出力される余分な力を
コンプライアンス脚御法と吼位置制御方向
と力制御方向を同時に行わせて.その方向の手
式(lT世よって昇適することができる.この点に
先コンプライアンスを任意に変化きせようとい
若月すると・力日棟値から余分に出力される力
うものである.
1 を凱引くことにより・新しい力目横地f′∬を
拘束座傍系芯軋Y亡軸両方向に対して位魅制
革め制御する串で余分な力を出力しないように
甲と力坤御を行うとすると.その制御力向を考
する.
えた娯蓋は
∵∬=‘′鵬一月‘J.
亡叫)≡小利−∈坤)】(15)
(岬
そこで,この差し引く値にl任意の係数片Fを
亡雄)≡巾。(∫卜′用(l占)
掛けてから・力自席値から差し引くことで手先
に任意のコンプライアンスを与えることができ
となる・これらの偏差を式(8),(9)によって関節座
l
る.
椋系に変換する■そして式(10),(11)によって操作
‘′∬=‘′山一∬.尺‘∫.(19)
誠を決定するものとする.
また次式に示すように空気圧人工肪のコンプ
だ−を1とすれば位置偏差が生じても目標他
7
通りの力が出力されるため,コンプライアンス
この方法では,PIDパラメータを変化させてし
は非常に大きくなる.また,負の値にとれば位
まうため,コンプライアンスを変化させると系
選偏差が少しでも生じれば新たな力目標値が元
の動特性も同時に変化してしまい,位置の追従
の力R樺値よりも大きくなり,手先は非常に大
性が琳牲になったり,力目標値の変化に追従で
きな力を発生してしまうため,コンプライアン
きなくなったりする.
スは小さくなる.この方法を日樟力可変のコン
目標力可変の方法で位置目標値をステップ状
プライアンス制御と呼ぶこととし,この方法に
に変化させた実験結果を図lヱに示す.固から分
よるコンプライアンス制御のブロック緑園を図
かるように,目標値可変の方法によれば,重み
5に示す.
係数∬。を変与ることで手先のコンプライアン
5.ユ実♯括果及び考♯
スを変えることができる.また積分ゲインを変
まず積分ゲインの比を変える場合,面の法線方
える方法と異なりPIDパラメータを変えずに目
向すなわち,Ⅹ。軸方向のコンプライアンスを制
標力を変えているだけであるのでコンプライア
御する.そこで,‰軸方向には位常と九両方の
ンスを変えても系の勤特性は変わらす,手先の
制御を行い,Y¢軸両方向には任意の位置に手先が
コンプライアンスを制御する辛ができる.
とどまるように位轟制御を行う.
次に,コンプライアンス制御によってハンド
ある位置座席を与え,一定の力目榛値を与え
ル回転作業を行った.この場合アームの手先軌
ておく.また,拘束面はⅩ軸に対して垂直に置
道円の接線方向,すなわちY。軸両方向に位置と
く.その後,位直目標値をステップ状ヒ変化させ
力の両方の制御方向とし1アームの手先軌道円
た時の実験髄果を固10に示す.X。方向の位置
の法線方向,Ⅹ。軸方向には力制御とする.実験及
誤差に比例して余分な力を出力することが分か
びシミュレーションを行った結果を園lヨ,固14
る.また碑分ゲインの比片rを大きくするとコン
に示す.固より,位置誤差が生じたところで.
■ブライアンスが大きくなり,摘分ゲインの比∬′
手先の出力が大書くなっているが,位置制御の
を小さくするとコンプライアンスが小さくなっ
みの場合と比べると,不必要な力を出力するこ
た.ニのように積分ゲインの比を変えることに
となくハンドル回し作菓を行うことができた.
よって手先のコンプライアンスを任意に変える
また,コンプライアンス制御によるハンドル回
ことができる.しかし.コンプライアンスを大
し作業では.ハンドルに加えた負荷トルクと負
きくしてしまうと位置制御が弱まりY。方向の位
荷トルクによってハンドル先端にかかるであろ
置目樟値に追従しなくなってしまう.また.コン
うYぢ軸方向の目捷力に誤差を生じ苧せて.作業
アライアンスを小さくすると,力制御が弱まり
が行えるか実験を実施した.その結果を図1帥l)
力目標値に追従しなくなってしまう.
から(C)に示す.国15(a)では,ハンドルに加え
た負荷トルクとY。軸方向の目標力は同じ値であ
8
カ
るのでほぼ目樟通りに作業を行うことができた.
■I
また一 回巾)血)の様にY‘他方向の日額力に試差
卿
が生じた場合でも,Y.軸方向の日揮力と負荷ト
貼
】○
ルクに多少の娯差が在った場合でもうまく作業
相
知
加
■1 50
Th可一画
を行うことができた.
○
.叫
手先Ⅹ¢方向出力
・コ咽■−
爪−
脚l旦雇丘・ト
・10
1
Il
0 10
王0 .ユ0 10
X・仙IIMt】
さ○
¶鵬IH亡】
手先位価
l●
l■
}■ ■●
TIH■■■I
I●
■
l●
一
事■
TI■l■輌
固1a ±コンプライアンス憫抑こよる回転作業の
回Il積分ゲインを変える方睦のコンプライアンス榊御
実♯戯鷹
神
呈・
貞
僧 H ●
lll封l+・薫 ■ 刃
川 ■ ■
●
加l■雉1
〇.沖
暮●
1■
TIHt【■■可
知
官且ぎ声
g
l■
︻ロE︼毒E兵
仙
l暮
l●
T川l■叫
0
盲−毒−・ト
団1コ白檀力可変の方法のコンプライアンス閥榊
手先)払方向出力
6 括首
位駐と力のハイプリット制御によって面倣い
・50
作業を行ったところ.拘束卸の接線方向を位直
0
二町
Ⅹ・触れl州Ⅰ
0 10 】○
コ山
■I 50
¶仰l一両
手先位置
固14 コンプライアンス禰手耶こよる回転作燕の
制御市岡.法線方向を力制御方向と選択する平
シミュレーション飴黒
により拘束両の位直設題に多少のずれが生じて
いるために起こるものであろうと患われる.
いても拘束面に射し不必要な力を出力せずに.
コンプライアンス制御による両倣い作美では.
滑らかな仲井を行わせることができた.ハンド
面の法線方向に位置と力の両制御を行い.かつ,
ル回転作業において,ハンドル先端の軌道円の
接線方向に力制御を行うことによってコンプラ
接線方向を位置制御方向.法線方向を力制御方
イアンスの制御を実施した.積分ゲインの比を
向と選択する串により滑らかにハン巨ル回し作
変える方法では,任意にコンプライアンスを変
業を行えた.25.叫維C】前後で位置制御の遅れが
えることができたが.同時に系の勅特性も変化
大きくなっているがこれは,第一関節がほぼ停
してしまった.目棲力可変の方法では系の軌特
.1卜し範二間節の運動だけでハンドルを回して
性を変えることなくコンプライア・ンスを任意に
9
変化させることができた.
ンドルの回転が目擦より進みすぎてしまい実際
コンプライアンス制御によるハンドル回し作
の拘束座標裾と目標値としいてる拘束座席系と
業を行う場合、Y亡軸方向の力目標値はおもりに
の間の傾きが余■りにも大きくなりハンドルが突
よって与えている負荷によってハンドル先端に
然反転してしまうなどの予期しない動作が起こ
かかるであろうYc軸方向の力(負荷l帥【g】の場
り作業を続けることが不可能になる,
合口周二N】)もしくは、それより多少大きめの力
参考文献
をYc軸方向の力目標値にするとうまく作業を行
1)M・H・RaibertandJ.].Craing:Hibrid
う.それより小さい場合にはハンドルは逆転し
Po白itionlForce ControlofM8nipl11ator,
てしまい作業を続けることができなくなってし
A呂MEJornalofDSMC,103・2.1望6/13a(1981)
まう.また、力日棟値が大きすぎる場合にはハ
2)H.H喝an:Imr)edaneeContTY)l,AnApproach
tOManipulation.PartI∼ⅠⅠⅠ.
▲‖∪
︻邑丁と丘・ぎ
ASMEJornalofDSM(コ.95/100(1980)
御武官康宏:垂気圧人工鮪2リンクマニピュレ一夕
の位置と力のハイブリッド酢軋
0、l¢ ユ0 知 ・旧 知
¢
10
TiF鯛l繊亡】
手先Yc方向出力
ユ0 】8 J帖
¶mり舛可
知
山形大学大学院、平成4年度修士学位論文
手_先Ⅹじ方向出力
軸 乱軸日蝶九Y.軸日増力声(1.…‖Nト負荷トルク仇叩ヾ】
(1993)
勧浦下勝秀:空気圧人工筋2リンクマニピュレータ
■7︼
E︻邑呂蔓−H
の位置と力の/\イブリッド制御.
t己苦一−﹂らゝ
山形大学大学院、平成5年度修士学位論文
(1吉相4)
5)中野,浦下,境野(=沼渾):空気圧人工肪2リ
D
O 相 恩【遥 叫 5q ¢10 胤【親 側 50
手先Yむ方向出力
ンクマニピュレータの位置と力の/\イブリッド
手先Ⅹc方向出力
伽 乱軸日♯九1「.軸目撫力)エり,り門卜負荷トルク01苦IN】
制御,
計測自動制御学会東北支部諷周年記念学術桂
し
⊥11、′▲■1し.
′′「
\
印沼津雅寿:空気圧人工筋2リンクマニピュレータ
I
\
I
Ⅴ・L/\.ノ
ロ6
捜会予撰集,計測自動制御学会、相即1帥(199割
・ヽ
による力・軌道制御
0.
巾 IO =巾 ユ〔1 4D 50
■rim亡l熟巳亡1
¢ lり コJ 二号0 40 さO
山形大学大学院、平成7年度俸士学位論文
Ti】m¢「粥亡l
柚 軋軸目#九1′亡軸日襟加コ(l,Ⅲ)lNl..負荷トルク8.町叫
(19誹‡)
¶プリジストン:ラバチュエータとロボットへの応
国1缶 コンプライアンス制御による回転作業の手先出力
用,技術賞軋No.1(1‡拇印
10
Fly UP