...

インフォメーションミーティング資料-2013年3月8日

by user

on
Category: Documents
4

views

Report

Comments

Transcript

インフォメーションミーティング資料-2013年3月8日
インフォメーション ミーティング
2013年3月8日
エーザイ株式会社
将来見通しに関する注意事項
 本資料中の目標数値はあくまで中期的戦略、めざす方向性、ビジョン等を示すものであり正式な業績予想ではありません。
正式な業績予想は東京証券取引所規則に基づく年次決算短信での開示をご参照ください。
 本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。
これらの文言は、現在における見込み、予測、リスクを伴う想定、実質的にこれらの文言とは異なる現実的な結論、結果を招
き得る丌確実性に基づくものです。
 それらリスクや丌確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国際的
な経済状況が含まれます。リスクや丌確実性は、特に製品に関連した見通し情報に存在します。製品のリスク、丌確実性に
は、技術的進歩、特許の競合他社による獲得、臨床試験の完了、製品の安全性ならびに効果に関するクレームや懸念、規制
機関による審査期間や承認取得、国内外の保健関連改革、マネジドケア、健康管理コスト抑制への傾向、国内外の事業に影
響を不える政府の法規制など、新製品開発に付随する課題などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。
 また、承認済み製品に関しては、製造およびマーケティングのリスクがあり、需要を満たす製造能力を構築する能力を欠く状
況、原材料の入手困難、市場の受容が得られない場合などが含まれますが、これに限定されるものではありません。
 新しい情報、将来の出来事もしくはその他の事項より、見通し情報に更新もしくは改正が望ましい場合であっても、
それを行う意図を有するものではなく、義務を負うものではありません。
1
Performing Better with
Less Resources
- Innovation, Access
and Partnership 2
取り組む二課題
1.プロダクト クリエーション力の
さらなる強化
2.マーケティング力の
抜本的強化
3
プロダクト クリエーション力のさらなる強化
計画「はやぶさ」との乖離を認識:プロダクトクリエーション面
計画「はやぶさ」との乖離分析
EPCS*発足後、Product Creation Performance
承認プロジェクト数/研究開発費100億円*
0.49
の改善は認められたものの、
0.43
0.39
計画「はやぶさ」想定タイムラインや製品プロファイルに
0.31
影響を及ぼしたプロダクトクリエーション活動の力丌足も認識
250億円
2012年度売上高の 「計画「はやぶさ」乖離」
(プロダクトクリエーション面): 約525億円
2011年度
アリセプト23mg製品プロファイルへの影響: 約450億円
ハラヴェン301試験のエンドポイント未達: 約50億円
Fycompa部分てんかんの米国承認審査プロセスの遅れ: 約25億円
FY05-09
FY06-10
FY07-11
FY08-12
* 5年間移動平均、IPR&Dを除く
適応拡大、剤形追加等含む
525億円
アリセプト 23mg
2012年度
ハラヴェン
Fycompa
強化策
ディスカバリー
クリニカル
Five NMEs
4
Human Biology + Modern Chemistryによるディスカバリー力の向上
Chief Clinical Officerの任命による臨床研究力の強化
ローリスクハイリターンアセットであるFive Clinical Effective NMEsの価値最大化
*EPCS: Eisai Product Creation Systems
マーケティング力の抜本的強化
計画「はやぶさ」との乖離を認識:マーケティング面
• 世界的な緊縮財政の潮流はグローバルな経済成長にも影響を
不え、各国にて製薬業界を含む医療費全体の抑制策へと発展
• 国内における薬価改定、後発医薬品使用促進策と一般名処方
の増加など、国内アリセプトや長期収載品などに影響する劇的
な環境変化に直面
計画「はやぶさ」との乖離分析
500億円
250億円
2011年度
2012年度
国外アリセプト(23mgを除く)/パリエット
計画「はやぶさ」との売上高の乖離(マーケティング面)
長期収載品
国内パリエット
2011年度: 約250億円、2012年度: 約500億円
国内アリセプト
強化策
日本
新興国
欧米
先進国
5
Eisai Japanの抜本改革
地域包拢医療とオンコロジーにフォーカスした組織体制の発足
新価格政策、リージョナルベストパートナー、カテゴリーミックスモデルによる
Low Margin High Volume型への転換
Leveraged Operation Modelの確立(収益確保の基盤)
営業力強化に向けて補完的マーケティングパートナーの追究
プロダクトクリエーション力の
さらなる強化
6
Human BiologyベースのTarget Findingを志向し、
Modern Chemistryとの融合によるイノベーションの創出
Human Biology
に基づく
Target Finding
/Validation
イノベーション
治療仮説を証明する
Modern Chemistry
ディスカバリーの強化
疾病関連遺伝子
iPS細胞 / ES細胞
特定の遺伝子変異があるがんに
対する新規抗がん剤
がん幹細胞を標的とした
新規抗がん剤
ベーシック
メディシナル ケミストリー
プロセス
化合物ライブラリー
ニューロロジーフォーカス
オンコロジーフォーカス
天然物 / 構造多様性(DOS)
有用性の高い新規抗てんかん剤
Human Biologyに基づく
in vitroアッセイ
遺伝子改変動物
7
シナプス機能にフォーカスした
新規アルツハイマー型認知症治療剤
抗体創製技術
がんゲノム情報に基づき、研究開発期間の短縮、
臨床試験の極小化を企図した創薬実現をめざす
H3 Biomedicine Inc.
H3 Biomedicine
ゲノミクス
トランスレーショナルインフォマティクス
パートナーシップ
患者様由来の
遺伝子情報の
活用による
ターゲット同定
SAGE Bionetworks
Compendia Biosciences
がん患者様の遺伝子レベルでの大規模
データ解析
TransPOC
• RNAi
• Synthetic lethalおよび
耐性スクリーニング
• 生物データに基づいた化合物
ライブラリーデザインと構築
メディシナル ケミストリー
コンパニオン診断薬
8
Translational Proof of Concept Consortium
(アカデミア、製薬/バイオテックのコラボレーション
と情報共有によるトランスレーショナル研究推進)
ターゲット
バリデーション
前臨床POC*
HORIZON
プレシージョン機能ゲノミクス
(遺伝子の精密ノックイン/ノックアウト)
FORMA Therapeutics
多様性志向型化合物(DOS)ライブラリーと
細胞スクリーニング系の包拢的活用
臨床POC*
SF3b修飾による新規抗がん剤の創生(Pladienolide誘導体等)
2014年度中のIND申請をめざす
*POC: Proof of Concept
アルツハイマー型認知症
発症過程におけるバイオマーカーの変化
バイオマーカーの変化
異常
Aβ
タウ蛋白による神経障害
脳構造の変化
記憶
臨床機能
Aβイメージング
スクリーニングに活用
薬効判定に
評価力をアップした独自の
コンポジットスコアを使用
正常
認知機能正常
軽度認知障害(MCI)
認知症
臨床病態
出典: Jack CR, Knopman DS, Jagust WJ, Shaw LM, Aisen PS, Weiner MW, Petersen RC, Trojanowski JQ. Lancet Neurol. 2010 Jan;9(1):119-28
9
AD治療のパイオニアであるエーザイが
豊富な経験を踏まえてデザインした独自のPOC試験
抗Aβプロトフィブリルモノクローナル抗体 BAN2401(201試験)
エーザイ独自に編み出したアダプティブデザインとコンポジットスコアを
採用することにより、尐ない患者様と期間短縮を可能にし、確実なPOC達成を企図
当局相談を経て臨床試験(フェーズII)が進行中
アダプティブデザインのイメージ図
試験デザイン: アダプティブデザイン
中間解析において有効性/安全性
の高い群を見極めて優先的に割付け
る期間短縮が可能なデザイン
有効性
安全性が
優る群
1.最初の症例は均等割付(プラセボ群は
2倍)
2.中間解析ごとにアダプティブに割付
(有効性/安全性の高い群により多く
患者様が割付けられる)
プライマリーエンドポイント: 新規の臨床でのコンポジットスコア
早期のAD患者様の臨床経過と治療効果に対する感度を高めた新規のコンポジットスコア
(ADAS-Cog* 、MMSE* 、CDR*からなるスコア)を臨床にて最大限活用し、POC達成をめざす
BACE阻害剤であるE2609においても同様のストラテジーで開発準備中
10
* ADAS-Cog: Alzheimer's Disease Assessment Scale-cognitive subscale, MMSE: Mini-Mental State Examination, CDR: Clinical Dementia Rating
臨床研究の成功確度の向上
ピボタル試験結果(EPCS*発足2009年7月以降)
成功10試験、失敗6試験(解析中含む)
要因分析: ①フェーズⅡ試験のデータ丌足
②想定以上の長期な試験期間→当該疾病治療レジメンの変化
③特定地域、特定サイトから得られたデータの影響
フェーズⅡ試験による
充分なデータパッケージ
有効性/安全性
バイオマーカー
PK/PDデータ
フォーカスド フェーズIII試験デザイン
バイオマーカーの活用で
適切なポピュレーションを選択し
有効性と安全性を予測することで
期間短縮をねらう
厳格なフェーズIII試験の運用
体験に基づく現場知の
データベース化とその活用
地域選定
施設選定
モニタリング
Chief Clinical Officer(Dr. Lynn Kramer)の任命
 的確かつ迅速な承認取得に向けたPivotal Studyのプロトコルデザインの決定
 適切なリージョンバランス、サイト選定等 Clinical Operationの推進
 POC Studyデザインの指導、監督
11
* Eisai Product Creation Systems
Five Clinically Effective NMEs の成長
ローリスク ハイリターン アセットの最大化
売上高予測 (2020年度)
(億円)
5000
4000
3000
2000
ハラヴェン:
乳がんサードライン+
500億円レベル
乳がんアーリーライン
200億円レベル
乳がんアジュバント
100億円レベル
非小細胞肺がん
200億円レベル
Fycompa:
部分てんかん
450億円レベル
全般てんかん
450億円レベル
単剤
100億円レベル
BELVIQ:
肥満症および適応追加*1 1000億円レベル
レンバチニブ: 甲状腺がん
300億円レベル
肝がん
350億円レベル
メラノーマ
100億円レベル
Avatrombopag: aTLD*2
350億円レベル
cTLD*3
50億円レベル
aTLD*2
レンバチニブ
肝細胞がん
非小細胞肺がん
(RET転座)
メラノーマ
乳がん
サードライン
部分てんかん併用
適応追加*1
乳がん
セカンドライン
肥満症
全般てんかん
Fycompa
部分てんかん単剤
非小細胞肺がん
軟部肉腫
アジュバント
ネオアジュバント
乳がん
ファーストライン
2015年度
1400億円レベル
12
BELVIQ
甲状腺がん
1000
0
Avatrombopag
cTLD*3
*1 追加適応についてはアリーナ社と協議中
*2 aTLD: 慢性肝疾患関連血小板減尐症で待機的手術を予定している患者様の血小板数の改善
*3 cTLD: C型肝炎ウィルス感染症に対するインターフェロンを含む抗ウイルス療法に支障をきたす慢性肝疾患関連血小板減尐症
の改善、および同療法による血小板減尐症の改善
ハラヴェン
2020年度
4300億円レベル
マーケティング力の
抜本的強化
13
マーケティング力の抜本的強化
計画「はやぶさ」との乖離を認識:マーケティング面
• 世界的な緊縮財政の潮流はグローバルな経済成長にも影響を
不え、各国にて製薬業界を含む医療費全体の抑制策へと発展
• 国内における薬価改定、後発医薬品使用促進策と一般名処方
の増加など、国内アリセプトや長期収載品などに影響する劇的
な環境変化に直面
計画「はやぶさ」との乖離分析
500億円
250億円
2011年度
2012年度
国外アリセプト(23mgを除く)/パリエット
計画「はやぶさ」との売上高の乖離(マーケティング面)
長期収載品
国内パリエット
2011年度: 約250億円、2012年度: 約500億円
国内アリセプト
強化策
日本
新興国
欧米
先進国
14
Eisai Japanの抜本改革
地域包拢医療とオンコロジーにフォーカスした組織体制の発足
新価格政策、リージョナルベストパートナー、カテゴリーミックスモデルによる
Low Margin High Volume型への転換
Leveraged Operation Modelの確立(収益確保の基盤)
営業力強化に向けて補完的マーケティングパートナーの追究
国内営業体制の大転換
‘Focused hhc Model’
患者様満足を拡充するためのフォーカス
甦る強力な医薬品事業
新体制
現体制
 全国に13エリアを設置
133組織に細分化
 地域ごとに各担当者が
全製品をカバー
 地域包拢hhcユニットとオンコロジーhhcユニットの
2つのユニットを新設、全国4組織(オンコロジー)、35組織
(地域包拢)に統拢
地域包拢hhcユニット:
地域包拢医療における患者様満足の拡充にフォーカス
オンコロジーhhcユニット:
オンコロジー関連疾患の患者様満足の拡充にフォーカス
hhcの実現、「現場知」の創造を機軸に
アリセプトを攻める、ハラヴェンを攻める、新製品群を攻める
攻める国内医薬品事業
15
各医療圏における患者様の「行動」に即した
新ビジネスモデル
オンコロジーhhcユニット
地域包拢hhcユニット
専門施設を中核とした広域受診圏
4統拢部
医療圏を中心とした地域密着受診圏
35統拢部
オンコロジーMR 約120名
東日本
統拢部
西日本
統拢部
約100名のMRを増員
(合計MR約1400名)
中部・関西
統拢部
首都圏
統拢部
最適人財配置により、オンコロジーhhcユニットMR約120名強と
地域包拢hhcユニットMR約1400名、合計約1500名で患者様貢献
16
甦るエーザイ ジャパン
戦略企画室
オンコロジー
hhc ユニット
エーザイ ジャパン
プレジデント
地域包拢
hhc ユニット
病院政策部
保険薬局政策部
17
オンコロジー
マーケティング部
オンコロジー
メディカル部
4統拢部
35統拢部
アリセプト
ナレッジリーダー
各統拢部は担当地域の医療圏、
病病連携、病診連携、認知症疾患
医療体制等の地域特性に沿い、
患者様ニーズを把握しその満足の
増大を任務とする
病院政策部、保険薬局政策部は
統拢部と連携し重要顧客への
対応を図る
新興国/途上国ストラテジー
High Margin Low Volume型から
Low Margin High Volume型への転換
Price Zero
価格ゼロのDEC*1錠を供給しNTDs*2制圧へ貢献、エーザイ コーポレート ブランドの浸透
価格戦略
Pricing Policy
Affordable Pricing
慢性疾患治療薬はAffordableな価格を実現しAccess To Medicineを最大化
Tiered Pricing
ハラヴェンをはじめとする新製品群で、患者様の様々な背景や各国医療制度を考慮した
Tiered Pricingポリシーを通じてAccess To Medicineを極大化
リージョナルベストの追究
パートナーシップ
Partnership
リージョン戦略に合致したパートナーシップでリソースの効率的活用と製品価値を最大化
PPP:Public-Private Partnership
官民パートナーシップによる疾患の早期発見/診断や質の高い医療への患者様アクセスの機会の増大
生産
Production
製品
Products
18
バイザッグ工場活用でのCOGS低減
インド立地のメリットを生かした高品質生産体制を確立し、新興国における物量アップでユニット原価低減を実現
エーザイブランドに加え、エルメッドエーザイ、エーザイ薬粧による
新興国市場へ本格進出(エーザイ カテゴリー ミックス戦略)
高品質な製品、日本ビジネスモデルによる戦略提携を含めたアジア展開
*1 DEC:ジエチルカルバマジン *2 顧みられない熱帯病
Price Zero Strategy
Long-term Investment for Market Growth
 リンパ系フィラリア症(LF)治療薬DEC錠(ジエチルカルバマジン)投不によるLF制圧で、途上国における中間所得者層
の拡大、医薬品マーケットの創造、エーザイコーポレートブランドの認知向上を果たすことをリターンとする
 エーザイ製DEC錠の事前審査承認をWHOへ2012年10月に申請、世界のLF蔓延国24カ国のリスク患者様2.5億人へ
向けて、2013年中に自社バイザッグ工場より錠剤供給を開始予定、2020年までに22億錠をWHOへ無償提供
エーザイが誇る
新製品 “DEC錠”
WHO Eastern
Mediterranean
region
WHO South-East Asia region
・Egypt
・Indonesia
・Bangladesh
・Myanmar
・Nepal
・Timor-Leste
WHO Africa region
・Gambia
・Kenya
・Comoros
・Madagascar
・Sao Tome and Principe
・Zambia
・Zimbabwe
19
インド
バイザッグ
工場
WHO Americas
region
・Brazil
・Dominican Republic
・Guyana
・Haiti
WHO Western Pacific region
・Fiji
・French Polynesia
・Lao PDR ・Malaysia
・Papua New Guinea ・Philippines
・Samoa
*ボトルラベルはWHOの審査中
hhc活動とAccessの融合
リンパ系フィラリア症(LF)制圧の事例
リンパ系フィラリア症蔓延国の患者様・生活者の皆様を第一義に考えることがhhc理念
その結果として中間所得者層を拡大、将来のMarket Growthを得る(Returns)
本社スタッフによる
DEC錠の集団投不視察
(バングラデシュ)
インド製造関係者によ
るDEC錠と蚊帳の提供
(インド バイザッグ)
インドにおけるLF疾病・
感染の啓発活動
(インド バイザッグ)
*WHO/CDC Bangladesh
今後のLF/hhc活動
・ 新Websiteによる現地医療関係者や投不ボランティアが参照可能なDEC医療情報の提供
・ 投薬拒否・副作用報告の現地での分析によるアクセスのAdoption(服用可能性)向上 など
20
DEC錠の提供のみならず、hhc活動を通した他側面からの患者様貢献を
することで、LF蔓延国におけるリンパ系フィラリア症の制圧をより早く達成
Affordable Pricingポリシー: アリセプト/Revovir事例
“High Margin Low Volume型”から“Low Margin High Volume型”へ
Access to Medicineの最大化
低所得者層にAffordable pricingポリシーを通じて製品を提供することで市場を拡大する
- アリセプト: 販売価格を半額にし、値下げ前と比較して物量は4倍近くに拡大 (図1)
- Revovir: 競合品Aの半分の価格で販売したことで、3年で数量シェア第2位を獲得 (図2)
インドネシア アリセプト 錠数成長度
フィリピン Revovir 物量シェア(IMSデータ)
(図1)
(2009年度1Qを100とした成長度)
700
60
600
50
500
(図2)
カプセル数 (万)
競合品A
競合品C
競合品B
競合品D
Revovir
Price Cut
(50%)
40
400
30
300
20
200
10
100
0
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
21
Affordable Pricingポリシーに
基づいて上市
(競合品Aの半分の価格)
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
2008年度3Q
~
2009年度3Q
2009年度3Q
~
2010年度3Q
2010年度3Q
~
2011年度3Q
2011年度3Q
~
2012年度3Q
Tiered pricingポリシー: ハラヴェン
“High Margin Low Volume型”から“Low Margin High Volume型”へ
Access to Medicineの最大化
患者様の様々な背景を考慮したTiered Pricingポリシーを通じて新製品についてのアクセス向上を実現する
インドにおけるTiered Pricing(所得レベルに応じた価格設定)の実施によりハラヴェンへの患者様アクセスは8倍に拡大
新興国におけるPAP*1スキーム
貢献患者様数イメージ
(インド)
治療サイクル
保険償還
スキーム
保険償還 *2
1サイクル
2サイクル
3サイクル
従来ビジネスモデルでの
貢献患者様
4サイクル
患者様負担 *3
適用
適用
適用
適用
従来のビジネスモデルで
カバーされる患者様
患者様負担
患者様負担 患者様負担 患者様負担
1サイクル無償
患者様負担
2サイクル無償
患者様負担
所得レベル
患者様負担
1~3サイクルまで
無償
高
低
22
3サイクル無償
患者様負担
4サイクル無償
無償
患者様負担
患者様負担
従来の
カバレッジを
無償
Tiered Pricing
により飛躍的に
無償
無償
拡大
患者様負担
無償
無償
*1 PAP: Patient Assistance Program
*2 国家公務員、地方公務員対象の保険。全人口の5%未満が加入
*3 公的保険適用外の富裕層
無償
無償
ユニット原価(イメージ)
無償
無償
無償
Year
1年目1
Year
2年目2
PAP*1 およびTiered Pricing
による新規貢献患者様
Year
3年目3
Year
4年目4
Year
5年目5
リージョナルベストのパートナーシップの追究
リソースの効率的活用と製品価値最大化
アクセス
拡大
EMEA:
ハラヴェンの中東欧における販売
に関してファーマスイス社と提携
新市場
形成
フランチャイズ てんかん製品拡充
-Zonegran、Inovelon、Zebinix
強化
アメリカス:
米国において自社のノウハウを
活かしたBELVIQによる肥満症
治療剤の新市場形成
米州20カ国におけるBELVIQ
の販売権
アクセス
拡大
ラテンアメリカ:
新製品上市に向けて
ビジネスパートナーの
追究
アクセス
拡大
フランチャイズ
強化
中国:
強力ネオミノファーゲンシーに関
して都市部はエーザイがカバーし
郡部では健安公司がカバー
フランチャイズ
拡大
オンコロジーの立上げ
-Fareston
23
インドパシフィック:
アクセス
拡大
日本:
オンコロジー製品拡充
インドにおいて、GSK、ユニケム、
ワッカードと提携。インド最大の病院チェーンで -トレアキシン、DC Bead
あるアポログループとヘルプエイジ(NGO)との リウマチ製品拡充
連携によりヘルスケアの質の向上に貢献
-ヒュミラ、ケアラム
ベトナム、カンボジア、ミャンマーで
CNS製品拡充
DKSH社と提携
フランチャイズ
肝臓・GI疾患治療剤
強化
-クレブジン、リーバクト、ガスモチン
-リリカ、ルネスタ、
ホストイン
OTC、ジェネリックビジネス:アジア市場本格進出
日本のビジネスモデルをレバレッジ
5年以内に日本、アジアで
OTCは現売上の2倍である約400億円レベル、
ジェネリックは500億円超をめざす
OTC(エーザイ薬粧ビジネス)
 日本の薬粧ビジネスをアジアへ
 日本で培った通販・ドラッグストアでのノウハウを
活用し、ローカルに適応した製品でアジア進出
中国への進出
通販ビジネス
 2010年参入後、順調に拡大している日本の通販
ビジネスのノウハウを活かし、日本のクオリティーの
ビタミン剤やサプリメントを提供
ドラッグストア
 薬粧事業部が長年に渡り培ったノウハウを活用し、
中国大都市部のドラッグストア市場に参入
タイ、台湾(既参入国)
 既存品に加えて、製品ラインアップを強化
韓国、他のアセアン諸国に新規参入
 各国の市場に精通したビジネスパートナーとの提携
で、日本国内既発売製品を投入
24
ジェネリック(エルメッドエーザイ)
 高品質なエルメッドエーザイブランドをアジア市場へ
 ブランド医薬品MRとの協働モデル:
日本における成功モデルでアジア進出
中国への進出
 戦略提携のもと、エルメッドエーザイのブランド、
クオリティーを有するジェネリック品で患者様貢献
インド、インドネシア、タイ(既参入国)
 現地ジェネリック品ビジネスへの本格参入による
フランチャイズ領域(CNS・GI)強化
インドバイザッグ工場の活用
 戦略提携も視野に入れながら、インドバイザッグに
ジェネリック生産・供給拠点を整備
アセアン市場に順次進出
 バイザッグ工場で生産したエルメッドエーザイブラン
ド品を供給(CNS・GI製品の低分子製品・合剤を
パッケージで提供)
新興国における成長
5年以内に売上高1000億円超へ
ロシア、東欧、
中東、アフリカ
オーストラリア、南アフリカ
50億円レベル
アジアリージョン
中国
650億円レベル
インドネシア、インド、インドチャイナなど 200億円レベル
韓国、台湾 200億円レベル
1050億円レベル
(億円)
1,200
ラテンアメリカ
50億円レベル
600
0
2013年度
25
中国
韓国、台湾
2014年度
インドパシフィック
2015年度
ラテンアメリカ
2016年度
2017年度
2018年度
ロシア、東欧、中東、アフリカ、オーストラリア
直近の成長を支える大型6新製品
日米におけるLOEの影響を
成長ドライバーである大型新製品6品
ハラヴェン
Fycompa
BELVIQ
ヒュミラ
リリカ
ルネスタ
の大幅伸長でカバー
連結売上高に占める割合は
前年の約2倍である20%以上をめざす
26
直近の成功の鍵
国内アリセプト
DTCによる積極的な
疾患啓発
 DTCによる新規患者様の更なるお導き
 服薬サポートキット・安心サポートセンターによ
る服薬継続率向上
 ブランド競合との差異化を企図した新たな
エビデンス創出のための臨床研究の拡充と、
スタンダードレジメンの確立
 ジェネリック品との差異化剤形(ドライシロップ、
ゼリー剤)によるアリセプトブランド処方維持
 認知症研修会等を通じた保険薬局スタッフへ
の情報提供
 大手介護関連企業とのコラボレーションによる
介護領域の患者様貢献
早期診断/早期治療
の重要性
WEBサイトによる
ご案内
LOE影響を最小限に止め、継続して
常に最大規模の患者様貢献をめざす
新規患者様のお導き
利益率改善効果を最大限に生かす
服薬継続率の向上
服薬サポートキット
安心サポートセンター
直近の成功の鍵
ハラヴェンとFycompa
欧米において成長機会のある
サードラインへ集中
日本では早期ラインへの拡大
■適応拡大

■ヨーロッパにおける上市の成功
2013年度内に、非小細胞肺がん適応のグロー
バル申請、欧州での乳がんセカンドライン承認を
めざす
■着実なエビデンス構築

臨床的に意味のあるOS*延長を説明する新しい

非臨床データを4月開催のAACRで発表予定
301試験の追加解析結果を主要ながん関連
学会で発表予定
■患者様シェアアップ


欧米でのサードラインのシェアアップ
日本でのサードライン、早期ラインのシェアアップ
■患者様アクセス拡大


28
部分てんかん発作併用療法に
おける第一選択薬をめざした
スムーズな上市
タイ、マレーシア、フィリピン、インドにおいてTiered
pricing strategy下で新発売
2013年度中に、新たに16カ国上市をめざす
*全生存期間
 ドイツ、英国、オーストリア、
デンマーク、スウェーデン、
ノルウェーの6カ国におい
て、現在まで延べ4500名
以上の患者様に貢献
 ドイツや英国をはじめとする
上市国で競合品を上回る
売上実績
 スコットランドの医療技術
評価機関が世界に先駆け
てHTAによって国民医療
サービス下での使用を承認
(2012年12月)
ドイツにおける上市後5カ月
間の競合品との売上比較
€000’s
Fycompa
競合品
競合品
競合品
Reference: Based on Supply Chain Manager
data from IMS Health in Germany
■米国では麻薬取締局審査を経て2013年度
第2四半期中の上市をめざす
■患者様アクセス拡大
 2013年度中に新たに18カ国での上市をめざす
直近の成功の鍵
米国 BELVIQ
FDAが13年ぶりに承認した新規肥満症治療薬
新規作用機序(選択的5-HT2Cレセプター作動薬)
1日2回服用(タイトレーションなし)
服用12週で5%の体重減尐した患者様に対する持続的効果
2型糖尿病における血糖コントロールに対する効果(HbA1c、空腹時血糖)
180名以上のMRを肥満患者様や治療専門医の
多い地域にフォーカスした営業体制
(チームメタボリクス)
肥満症治療専門医にフォーカス
新たなウェイト
マネジメント市場形成
(内分泌、循環器など、約26,000名)
BELVIQ:
A Game Changer
29
2010 Obesity Prevalence Rate by state
20%–24%
25%–29%
≥30%
直近の成功の鍵
米国 BELVIQ
一般生活者に対する啓発
疾患啓発
食事・運動療法にコミットしている患者様における
ウェイトマネジメントの補助療法
としてBELVIQ
市場拡大
BELVIQ上市に伴う
啓発活動などより、
2013年に処方薬
治療を受ける肥満症
患者様の数は前年より
約60万人増加し、
270万人に
新たなウェイト
マネジメント市場形成
イノベーションを適切
な価格で提供
$199.5/月
($6.65/日)
BELVIQ:
A Game Changer
アリセプトやアシフェックスでの過去の経験を活かしたアクセス向上
30
(Employer Market等を中心に、上市後1年以内にpayorカバー率40%をめざす)
直近の成功の鍵
日本の新製品群
効能追加による新たな患者様貢献等で高い成長率維持
ヒュミラ
「RAにおける関節の構造的損傷の防止」の
効能・効果取得(2012年8月)により、
早期RAに唯一使用可能なBio製剤
2012~13年予想売上成長率
市場
ヒュミラ
115%
120%
金
額
成
長
率
(社内データ)
リリカ
リリカアライアンス収入
リリカが貢献する患者様数の継続的拡大
で高い成長性維持
(億円)
前同比123%
103
「神経障害性疼痛」への効能・効果変更
(2013年2月)に伴い、貢献可能な患者様が新たに増加
2013年5月投薬期間制限解除を機に、
ニーズの高い長期処方で患者様貢献を
急進拡大
日数
84
2011年度
3Q累計
2012年度
3Q累計
処方あたりの平均投不日数
25
20
ルネスタ
制限解除後
15
10
制限解除前
5
0
ルネスタ
競合1
競合2
競合3
(社内データ)
31
Shareholder Return and Financial Policy
配当政策とROE経営
EPS 向上
2013-15年度
DOE with Floor
シグナリング効果
ケータリング効果
Top Value Creator
正の相関関係
配当金150円を下限
2012-15年度 原則減配なし
ROE
2015年度 15% レベル
CAGR: 2桁成長
Global Top-Tier
DOE 8-10% レベル
資本コスト(8%)を上回るDOE
Global Top-Tier
Equity Spread
(ROE-資本コスト)
2015年度 7%レベル
株主価値創造の
代理変数
2012-15年度 安定配当
2013-15年度 積極的な成長投資
さらに戦略投資等によるキャッシュフローの増分
によっては増配のリアルオプションをリテイン
32
株主価値の最大化
をめざして
2013年度より積極的な成長投資へと転換
Adaptive Financial Policyと”攻めの財務”の運用
2011年度
Adaptive Financial Policy
”攻めの財務”への転換
安定配当を維持しつつ、13年度から増加する
成長投資へ柔軟にキャッシュインカムを配分
Debt Capacityの改善により
13年度から戦略投資枠を大幅に拡大
成長投資
配当
財務基盤強化
最大で1500億円-2000億円規模の
戦略投資枠を確保
戦略的成長投資のpriority
2012年度
Net DER
0.3 レベルの
達成
12-15年度
安定配当
2013年度
2014年度
2015年度
33
13-15年度
積極的な
CAPEX配分
DOE 8-10%
レベル
(下限付き)
①オンコロジー、中枢神経を中心とする専門領域を
First pickとした企業買収・製品導入
②中国を中心とする新興国での投資案件の模索・
検討も継続
Net DER
0.3 以下
Net
Debt/EBITDA
1倍以下
③Category Mix Modelに合致した投資案件
-アジアでのジェネリック医薬品やOTC事業などを
想定
NPV Positiveのディールを採択する
ことにより株主価値最大化をめざす
直ちにめざしていく目標
Global Top-Tier High-Performance Company
コンセプト
Performing Better with Less Resources
- Innovation, Access and Partnership -
フォーカス ポイント
プロダクト クリエーション力のさらなる強化
マーケティング力の抜本的強化
トランスフォーメーションの進展
• オンコロジー、てんかんおよび肥満領域でグローバルビジネスの35%にまで成長
(2011年度16%)
• 新興国市場はリージョン全体の11%を達成しグローバル成長に大きく貢献(2011年度5%)
• 売上高販管費率は2011年度の40%レベルから2015年度に30%未満のレベルへ
めざす経営指標
34 34
• 営業利益1000億円以上 過去最高益達成をめざす
• 2013年度からEPSの年2桁成長 過去最高EPS達成をめざす
• ROE は15%レベルに向上 業界トップかつ過去最高水準のROE達成をめざす
Fly UP