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平田 一人 - 日本呼吸器学会
平田一人 副学術部会長(次期学術部会長)候補者 学術部会名:閉塞性肺疾患学術部会 氏名:平田 一人(ひらた かずと) 会員番号:04352 所属:大阪市立大学大学院医学研究科呼吸器病態制御内科学 役職:教授 年齢:57 歳 (1) 写真 (2)略歴 昭和53年(1978) 3月 大阪市立大学医学部卒業 昭和53年(1978) 6月 大阪市立大学医学部附属病院臨床研修医(第1内科) 昭和54年(1979) 4月 大阪市立大学大学院医学研究科内科学1専攻 昭和58年(1983) 4月 大阪市立大学医学部附属病院臨床研究医(第1内科) 昭和58年(1983) 9月 大阪市立大学医学部第1内科学教室 昭和62年(1987) 5月 カナダ 助手 シャーブルック大学医学部薬理学教室 Postdoctoral research fellow (文部省在外研究員) 平成 8年(1996) 4月 大阪市立大学医学部第1内科学教室 講師 平成11年(1999) 1月 大阪市立大学医学部第1内科学教室 助教授 平成12年(2000) 4月 大阪市立大学大学院医学研究科呼吸器病態制御内科学 助教授 平成18年(2006) 10月 大阪市立大学大学院医学研究科呼吸器病態制御内科学 教授 現在に至る 平田一人 (3)主要文献(5 文献、簡略表記) 1. Kanazawa H, Asai K, Tochino Y, Kyoh S, Kodama T, Hirata K. Increased levels of angiopoietin-2 in induced sputum from smoking asthmatic patients. Clin Exp Allergy 2009;39:1330-1337. 2. Kodama T, Kanazawa H, Tochino Y, Kyoh S, Asai K, Hirata K. A technological advance comparing epithelial lining fluid from different regions of the lung in smokers. Respir Med. 2009;103:35-40. 3. Umeda N, Yoshikawa T, Kanazawa H, Hirata K, Fujimoto S. beta2- Association of adrenoreceptor genotypes with bronchodilatory effect of tiotropium in COPD. Respirology 2008;13:346-352. 4. Ichimaru Y, Kanazawa H, Kamoi H, Kyoh S, Tochino Y, Kodama T, Hirata K. Correlations of health-related quality of life questionnaire results in asthma and allergic rhinitis: effects of a leukotriene receptor antagonist. J Int Med Res 2008;36:559-566. 5. Kyoh S, Kanazawa H, Tochino Y, Kodama T, Asai K, Hirata K. Comparison of N-epsilon-(Carboxymethyl)Lysine levels and percentage of eosinophils in induced sputum for assessment of small airway involvements in asthma. Med Sci Monit 2008;14:CR375-CR378. (4)主要呼吸器学会実務歴(入会、地方会、委員会委員等の実務歴を記入) 入会:昭和55年 評議員:平成10年6月~現在に至る 近畿地方会監事: 平成20年~現在に至る 国際委員会委員:平成12年6月~平成16年5月、平成20年6月~現在に至る 「COPD 診断と治療のためのガイドライン」作成委員(第2版・第3版) 平田一人 (5)抱負(800 字以内) 近年、本邦において気管支喘息や COPD に代表される閉塞性肺疾患の罹患率 が増加しており、気管支喘息,COPD 共に約 500 万人の患者数が推定されてい る。とくに COPD では今後死亡率の増加が推定され世界的な問題となっている。 また気管支喘息では、喘息死は減少傾向にあるが、高齢者喘息を中心として先 進国に比べるとまだまだ死亡率が高い。このように本学術部会は、これらの重 要な呼吸器疾患を中心に取り扱うため、呼吸器学会で大きな責務を負っている。 本学術部会では、まず気管支喘息,COPD の病態解明や臨床現場で直面する 諸問題の解明のため、学術講演会での魅力ある企画作りや、積極的な若手研究 者の発掘や登用、学会主導で本邦の現状に沿った臨床調査研究などを通して、 世界に発信できる基礎・臨床研究を推進し、さらにこれらの研究成果を迅速に 全呼吸器学会員に還元し、臨床現場のレベルアップにつなげていきたいと考え ている。 また気管支喘息,COPD に関する一般市民に対する啓発活動や患者団体組織 への支援、病診連携として重要なプライマリーケア医や呼吸器以外の内科専門 医への生涯教育などの社会的貢献を通じて、まだまだ本邦で低い COPD の認知 度や診断率の向上と喘息死の低下のための活動も積極的にしていきたいと考え ている。