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「ヤグルマギク」の防除(PDF:235KB)
新技術情報2013(埼玉県農林総合研究センター) ムギ難防除雑草「ヤグルマギク」の防除 無湛水 (埋設深度) 100 2か月 1か月 散布量 (kg/10a) 80 0kg 30kg 60kg 2週間 出芽率(%) 間断湛水 (湛水期間) 常時湛水 (湛水期間) ヤグルマギクは観賞用として栽培されていますが、周辺ムギほ場に逸出して防除が 困難な雑草となっています。そこで防除方法を検討したところ、夏期の湛水処理や不 耕起管理が有効でした。湛水が行えない場所では石灰窒素の散布により生存種子量を 減少させることができます。薬剤処理では、播種後土壌処理剤の除草効果は小さく、 ジフルフェニカンを含む剤でやや抑草効果が見られました。生育期茎葉処理剤ではベ ンタゾン液剤の効果が高く、これらの体系処理が効果的でした。雑草が大型化すると 効果が得られないので、雑草が3~4葉期までに処理します。 2か月 1か月 2週間 60 40 20 10cm 0cm 0 0 20 40 60 死滅率(%) 80 100 9/10 夏期の湛水処理等による種子の死滅状況 ①播種後土壌処理 (平24年) 残草数 100 52 75 83 108 トレファノサイド+リニュロン 109 0 20 40 60 80 100 120 127 104 0 (平24年、処理時期:雑草3.5葉期) (27個体、209g) 無処理 20 40 60 80 100 120 (平25年、処理時期:雑草8葉期) (28個体、94g) 100 ベンタゾン液 残草数 生体重 100 78 0 0 MCPAナトリウム塩 残草数 生体重 33 112 34 62 3 残草数 生体重 82 82 42 9 0 20 40 60 80 0 100 (平24年、雑草3葉期) 残草数 20 残草数 (27個体/㎡) 無処理 ベンタゾン液 (平24年) 100 プロスルホカルブ乳 ②生育期茎葉処理 12/9 (生重 209g/㎡) 91 ジフルフェニカン・トリフルラリン乳 ③体系処理 残草量 (27個体/㎡) 無処理 11/9 秋期の石灰窒素処理による種子の発芽状況 エスプロカルブ・ジフルフェニカン乳 アイオキシニル乳 10/10 40 60 80 100 (平25年、雑草7葉期) (28個体/㎡) 100 単用 体系 100 78 0 2 7 アイオキシニル乳 単用 体系 82 42 38 26 0 土壌処理(エスプロカルブ・ジフルフェニカン使用) 20 40 60 対無処理区比(%) 80 100 0 20 40 60 対無処理区比(%) 80 100 各種除草剤の効果 (水田農業研究所 米・麦担当 TEL 048-521-9465) \米 13-02