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政府自己評価アンケート結果(2007年1月時点)

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政府自己評価アンケート結果(2007年1月時点)
評価専門調査会 政府自己評価シート (医療)
附属資料3
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標年
目標値
度
2008年度から段階的 2011年度 100%
にオンライン化の期限
を設け実施していくこ
ととしている
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
遅くとも2011年度当初ま 医療機関・薬局と審査 医療機関・薬局と審査支払機関の間のレセプ 厚生労働省
でに、レセプトの完全オ 支払機関の間のレセプ トの提出及び受領の完全オンライン化
ンライン化により医療保 トの提出及び受領につ
険事務のコストを大幅 いて、2006年度よりオン
に削減するとともに、レ ラインで行えるようにす
セプトのデータベース化 ることとし、遅くとも2011
とその疫学的活用によ 年度当初から原則とし
り予防医療等を推進
て全てのレセプトについ
し、国民医療費を適正 てオンラインで提出及
化する。
び受領しなければなら
ないものとする(大病
院・薬局、中病院、小病
院・診療所といった区分
により2005年度中に期
限を設定)。なお、医療
機関・薬局及び審査支
払機関が電子媒体又は
オンラインで提供及び
受領するレセプトは、全
項目が分析可能なデー
タ形式によることとす
る。
2006年4月から7医療機関についてオンライン 医療機関から審査支払 2011年度 100%
での請求を開始したところ。また、機関ごとに設 機関への請求について
定された期限に向けて、着実な実施を図るた のオンライン化
め、2007年度から順次対応医療機関を増加す
ることとしている。
審査支払機関と保険者 審査支払機関と保険者の間のレセプトの提出 厚生労働省
の間のレセプトの提出 及び受領の完全オンライン化
及び受領について、
2006年度より電子媒体
又はオンラインで行える
ようにすることとし、遅く
とも2011年度当初から
原則として全てのレセプ
トについてオンラインで
提出及び受領しなけれ
ばならないものとする。
なお、審査支払機関及
び保険者が電子媒体又
はオンラインで提出及
び受領するレセプトは、
全項目が分析可能な
データ形式によることと
する。
2006年度中に少なくとも1保険者について実施 審査支払機関から保険 2011年度 100%
し、順次対応保険者を増加することとしてい
者への請求
る。
2006年度から順次対 2011年度 100%
象保険者を増やして
いく
2006年度中に少なくとも1保険者について対応 0
すべく準備を進めている
送付側、受入れ側双方体制整備などが必要と 送付側、受入れ側双方体制整備の促進を図
なる。
る。
レセプトのオンラインで レセプトの完全オンライン化への円滑な移行 厚生労働省
の提出及び受領を促進 の奨励
するための奨励策(医
療機関に対する診療報
酬上の評価等)を2006
年度までに導入
診療報酬の中で電子化加算を行っている。
医療機関から審査支払 2011年度 100%
機関への請求について
のオンライン化
2008年度から段階的 2011年度 100%
にオンライン化の期限
を設け実施していくこ
ととしている
2006年度からオンライン請求を可能とした。
7医療機関
オンライン化の前提となるレセ電化が必要とな 電子化加算の活用を図る。
るが、レセコンマスターの整備など医療機関側
の手間などの存在
紙又は電子媒体での提
出及び受領に対する抑
制策(診療報酬の支払
い期日の伸延等)を
2011年度当初までに順
次導入
厚生労働省
診療報酬の中で電子化加算を行っている。
医療機関から審査支払 2011年度 100%
機関への請求について
のオンライン化
2008年度から段階的 2011年度 100%
にオンライン化の期限
を設け実施していくこ
ととしている
2006年度からオンライン請求を可能とした。
7医療機関
オンライン化の前提となるレセ電化が必要とな 電子化加算の活用を図る。
るが、レセコンマスターの整備など医療機関側
の手間などの存在
医療機関等におけるオ レセプトコンピュータへの標準コードの搭載
ンライン化に伴うシステ
ム導入・改変が適正な
価格で行われるよう今
後販売される全てのレ
セプトコンピュータへの
標準コードの標準搭載
化を順次進め、2010年
度までに完了する。
経済産業省
昨年7月、保険医療福祉情報システム工業会 レセプトコンピュータへ 2006年度
を通じてレセプトコンピュータメーカーに対し、 の標準コード搭載につい
標準コード搭載を要請。
て、引き続き指導。
レセプトコンピュータへ 2010年度
の標準コード搭載率
2008年度当初までに、 診療報酬体系の簡素化・電子化
診療報酬体系を簡素か
つ明確にし、コンピュー
タ処理及びレセプトデー
タの有効活用に適した
電子的な診療報酬点数
表を整備する。
厚生労働省
2006年度診療報酬改定においては、診療
報酬体系を患者にとって分かりやすいもの
とする観点に立って簡素化を図ったほか、
診療報酬点数表を電子媒体により提供す
るなどの取組みを行った。
電子的な診療報酬点 2008年度
数の整備
診療報酬の点数計算の 2008年度
基準を明確にし、電子的
な診療報酬点数表を整
備する。
1/71
2006年度からオンライン請求を可能とした。
(参考)レセ電率(2006年11月現在)
病院
調剤
100% 医療機関におけるオンライン化に伴うシステム
導入・改変が適切な価格で行われるよう、全て
のレセプトコンピュータに標準コードを搭載させ
る必要がある。
検討中
7医療機関
31.8
75.1
オンライン化の前提となるレセ電化が必要とな 診療報酬の中で電子化加算を行うなど、オンラ
るが、レセコンマスターの整備など医療機関側 イン化やオンライン化の前提となるレセ電化を
の手間などの存在
促進する推奨策を講じているところ。
70% 引き続き指導を行っていく。
告示及び通知の表記など
有識者等に対するヒアリング機会を設けるな
ど、現行の問題点を洗い出す
評価専門調査会 政府自己評価シート (医療)
2010年度までに個人
の健康情報を「生涯
を通じて」活用できる
基盤を作り、国民が
自らの健康状態を把
握し、健康の増進に
努めることを支援す
る。
附属資料3
レセプトデータの学術的 レセプトデータの学術的・疫学的利用の推進 厚生労働省
(疫学的)利用のため、
ナショナルデータベース
の整備及び制度的対応
等を2010年度までに実
施する。
2006年度において、対応するためのサーバー 全国規模でのレセプト 2008年度 データ収集・ データが診療報酬改
(ハード)の整備を行うこととしている。
データの分析が行われ
分析の完成 定などの施策に利用
るようになること。
されること
2008年度 データ収集・ 2006年度において、対応するためのサーバー
分析の完成 (ハード)の整備を行うこととしている。
進捗中
(新規)被保険者資格の オンラインネットワークを活用した診療窓口で 厚生労働省
の被保険者名簿への即時照会システムの構
即時確認
築
2006年9月に「医療保険被保険者資格確認検 オンライン照会の取組み 2011年度 オンライン
討会」の取りまとめ報告ができたところであり、 を推進する。
照会
今後は、費用対効果など状況を見ながら進め
て行きたい。
2011年度 オンライン照 ・2006年9月に「医療保険被保険者資格確認検
会
討会」の取りまとめ報告が出されたところであ
る。
・2007年1月に上記報告に沿って被保険者証に
QRコードを装着することについてのパブリック
コメントを行ったところ。
進捗中
生涯にわたる健診結果 健診結果及びレセプトデータの収集体制の構 厚生労働省
を電子データとして継続 築
的に収集し、適切に管
理するための仕組み
(収集すべき健診項目、
標準的なデータ形式、
管理運営方法等)を
2007年度までに確立す
る。
2006年7月、「標準的な健診・保健指導プログ 収集すべき健診項目、
ラム(暫定版)」を策定し、収集すべき健診項
標準的な電子データ形
目、標準的な電子データ形式、管理運営方法 式、管理運営方法等を
等を暫定版として定めたところである。
設定すること。
同プログラムに基づき、電子的な健診データの
収集を含め、準備事業を実施中。
2006年度中に、同プログラムを確定版とする予
定。
2007年度は、同プログラムに基づき、健診結果
等の収集・管理を試行予定。
電子データとして収集さ 医療・介護・年金等の公共分野におけるIC
れる健診結果等の健康 カードの導入のあり方等の検討
情報を個人、保険者等
が活用するための基盤
(健康情報を管理する
データベース、ICカード
を活用した個人による
自らの健康情報への参
照機能等)の整備を
2008年度までに開始
し、2010年度までにそ
の普及を推進する。
厚生労働省においては、2006年4月より医療・
介護・年金等の公共分野におけるICカードの
導入の在り方について検討会を立ち上げ、議
論しているところ。
厚生労働省
及び関係府省
疾病予防の推進等に向 健康情報を高度に分析するための技術の開 厚生労働省
け、収集された健康情 発
報の活用方策を2010年
度までに確立する。
返戻レセプトの縮小
2007年度 収集すべき 「標準的な健診・保健 2010年度 データ収集 2006年7月、「標準的な健診・保健指導プログラ
健診項目等 指導プログラム(確定
体制の構築 ム(暫定版)」を策定し、収集すべき健診項目、
版)」に記載された仕
標準的な電子データ形式、管理運営方法等を
の設定
組みにより、健診結果
暫定版として定めたところである。
等を収集する体制を
構築すること。
医療・介護・年金等の公 2007年度 検討を行い
共分野におけるICカード
結論を取り
の導入の在り方につい
まとめる。
て検討。
IT化に伴い蓄積される医療情報から、臨床研
究や診療に有用な情報を効率的に得るための
検索や解析を容易にする日本語版医療知識
基盤データベースを研究開発するための予算
を政府原案に盛り込んだところ。(2007年度か
ら3年計画)
準備事業を実施中
2007年夏までに結論を得る予定。
本事業により、蓄積さ 2009年度 100%
このような医療知識基盤データベースは、既に
れる医療情報が診療
(データベー 諸外国において活用されているものの、我が
や臨床研究において
スの構築) 国には存在しない。また、医療情報システム普
有用に活用できるよう
及のための付加価値として寄与することが期
になる
待されている。
2007年度から3年計画で本データベースの構
築を開始する予定。
2006年度に策定予定の「標準的な健診・保健 全国的に収集された健 2010年度 分析する仕 全国的に収集された 2010年度 分析する仕 2006年7月、「標準的な健診・保健指導プログラ
指導プログラム」を踏まえ、2007年度より、国 康情報の分析する仕組
組みの確立 健康情報の分析の仕
組みの確立 ム(暫定版)」を策定したところである。
立保健医療科学院において、全国レベルで健 みを確立すること。
組みにより疫学的な
康情報の収集・活用する仕組みについて検討
研究等に利用されるこ
予定。
と。
2008年度からは、医療保険者が実施すること
となる健診・保健指導に関する情報の電子的
収集を開始する。
2009年度からは、収集した健康情報の疫学的
な利活用方策について検討を行う。
2006年度に策定予定の「標準的な健診・保健
指導プログラム」等を踏まえ、検討予定。
(再掲)健診結果及びレセプトデータの収集体 厚生労働省
制の構築
2006年7月、「標準的な健診・保健指導プログ 収集すべき健診項目、
ラム(暫定版)」を策定し、収集すべき健診項
標準的な電子データ形
目、標準的な電子データ形式、管理運営方法 式、管理運営方法等を
等を暫定版として定めたところである。
設定すること。
同プログラムに基づき、電子的な健診データの
収集を含め、準備事業を実施中。
2006年度中に、同プログラムを確定版とする予
定。
2007年度は、同プログラムに基づき、健診結果
等の収集・管理を試行予定。
準備事業を実施中
個人が自ら健康情報を管理し健康管理等に
活用するための仕組みの確立
2006年度に策定予定の「標準的な健診・保健
指導プログラム」等を踏まえ、個人が健康情報
を入手し、自らの健康管理等に活用できるよ
う、健康情報の入手・管理する仕組み等につ
いて、2008年度に検討を行う。
全国的に収集するべき健康情報のあり方及
び分析の仕組みの確立
厚生労働省
厚生労働省
2007年度 収集すべき 「標準的な健診・保健 2010年度 データ収集 2006年7月、「標準的な健診・保健指導プログラ
健診項目等 指導プログラム(確定
体制の構築 ム(暫定版)」を策定し、収集すべき健診項目、
の設定
版)」に規定された仕
標準的な電子データ形式、管理運営方法等を
組みにより、健診結果
暫定版として定めたところである。
等を収集する体制を
構築すること。
個人が自ら健康情報を 2010年度 個人が健康 個人が自らの健康情 2010年度 個人が健康 2006年7月、「標準的な健診・保健指導プログラ
情報を活用 ム(暫定版)」を策定したところである。
管理し健康管理等に活
情報を活用 報を健康管理等に活
する仕組み
用するための仕組みを
する仕組み 用すること。
の確立
確立すること。
の確立
2/71
2006年度に策定予定の「標準的な健診・保健
指導プログラム」等を踏まえ、検討予定。
評価専門調査会 政府自己評価シート (医療)
導入目的を明確化し
た上で、電子カルテ等
の医療情報システム
の普及を推進し、医
療の質の向上、医療
安全の確保、医療機
関間の連携等を飛躍
的に促進する。
附属資料3
医療機関の機能、規
医療機関の情報化の評価指標の整備
模、特性等を考慮して、
目的に応じた情報化の
必要性と活用度を適切
に評価するための指標
を2007年度までに開発
する。
厚生労働省
指標整備に向け、現下検討中。
統合系医療情報システ 大規模医療機関内の情報化支援
ム(オーダリングシステ
ム、統合的電子カルテ
等)を200床以上の医療
機関のほとんどに導入
し、業務の効率化、医
療安全および診療情報
の提供を実現する(400
床以上は2008年度ま
で、400床未満は2010
年度まで)。
厚生労働省、
経済産業省
【経済産業省】
医療情報システムの相互運用性の実証事業を
通じて、医療情報システムにおけるデータ
フォーマット及びデータ交換規約等の開発・実
証を実施。
医療機関の機能、規 2007年度 100%
模、特性等が考慮され
(指標の整
た、目的に応じた情報
備)
化の必要性等が評価
できる。
【経済産業省】
標準的なデータ交換規
約を開発するとともに、
その規約の搭載をベン
ダーに働きかける。
【厚生労働省】
【厚生労働省】
地域診療情報連携推進事業により、中核的医 補助実績数
療機関にWeb型電子カルテを整備し、地域の
診療所等が導入費用負担を軽減しつつ診療情
報連携を図る事業を支援。(2005年度∼)
医療情報システム間の相互運用性確保状況
を、標準化団体による接続試験結果をもって
医療機関に公表し、マルチベンダー化を推進
することにより、医療機関の機能や規模に応じ
たシステムの導入負担の軽減を図る事業の予
算を政府原案に盛り込んだところ。(2007年度
∼)
【経済産業
省】2006年
度
【経済産業省】
本事業により医療情
報システムが高度に
パッケージ化、コン
ポーネント化されるこ
とにより、医療機関が
必要な機能システムを
導入負担を軽減しつ
つ選択的に導入でき
るようになる。
【厚生労働
省】2005年
度∼
【厚生労働省】
診療情報連携を促進
し、中核的医療機関の
電子化の必要性を高
める。
標準化団体による接続 2008年度
試験結果の公表システ ∼
ム数と接続試験のため
のプロファイル数
【経済産業省】
医療情報システムの相互運用性確保の重要性
は認識されつつ、普及は試行的に始まったば
かりである。マルチベンダー化を達成すること
により、導入負担、蓄積した情報の完全性等へ
の医療機関の不安を払拭し、もって導入を促進
する。
【厚生労
働省】
2005年度
∼
【厚生労働 【厚生労働省】
省】 毎年度 2005年度は6地域に補助を実施。
着実に補助
を実施
【経済産業省】
計画通り進捗中。
【厚生労働 2006年度は前年度と同じく6地域に補助を実施
省】 6地域 予定。
本事業により医療情 2007年度 100%
医療情報システムの相互運用性確保の重要性
報システムが高度に
(実証実験を は認識されつつ、普及は試行的に始まったば
パッケージ化、コン
行える仕組 かりである。マルチベンダー化を達成すること
ポーネント化されるこ
みの構築) により、導入負担、蓄積した情報の完全性等へ
とにより、医療機関が
の医療機関の不安を払拭し、もって導入を促進
必要な機能システム
する。
を、導入負担を軽減し
つつ選択的に導入で
きるようになる。
2007年度から本事業を開始する予定。
標準化に配慮しつつ、医療関係文書の電子化 統合系医療情報システ 2006年度
を推進するため通知を発出し、電子化、標準 ムの普及率
化を推進すると共に、患者向けの電子的診療
情報提供等により特定療養費が請求できる条
件を明確化した。(2006年6月22日)
業務効率化、医療安 2010年度 施策のとお
全の確保と共に、標準
り
化された形式による情
報連携や患者への情
報提供の促進。
2006年6月22日に通知を発出し、電子化可能
な医療文書の拡大を図った。今後も必要が生
じ次第引き続き拡大を図る予定。
統合系医療情報システ 小規模医療機関内の情報化支援
ム導入の費用対効果に
乏しい小規模な医療機
関に対しては、低コスト
で診療情報連携に適し
た電子カルテ等を用い
て、2010年度までに面
的な医療連携を図る。
厚生労働省
診療情報連携のために必要な、所見記述、処 当該ソフトウェアの提供 2007年度
方歴、検査結果、画像情報を要約し、標準的 先医療機関数
∼
情報交換規約に則した診療情報提供書を作成
する機能に特化したソフトウェアを開発し、無
償で提供する。(2006年度∼)
導入負担に比して業 2006年度 100%
務効率化、医療安全
(ソフトウェア
の確保等のメリットが
の開発)
可視化されにくい小規
模医療機関の、標準
化された形式による情
報連携や患者への情
報提供の促進
医療機関間の診療情報 医療の情報化に係る標準化の推進
連携、マルチベンダー
化によるシステム導入
コストの低減を実現す
るため、システムベン
ダーは標準的なデータ
フォーマット及びデータ
交換規約の医療情報シ
ステムへの標準搭載を
2006年度より開始す
る。
厚生労働省、
経済産業省
【経済産業省】
医療情報システムの相互運用性の実証事業を
通じて、医療情報システムにおけるデータ
フォーマット及びデータ交換規約等の開発・実
証を実施。
【経済産業省】
標準的なデータ交換規
約を開発するとともに、
その規約の搭載をベン
ダーに働きかける。
【厚生労働省】
医療情報システム間の相互運用性確保状況
を、標準化団体による接続試験結果をもって
医療機関に公表し、マルチベンダー化を推進
することにより、医療機関の機能や規模に応じ
たシステムの導入負担の軽減を図る事業の予
算を政府原案に盛り込んだところ。(2007年度
∼)
【厚生労働省】
【厚生労働
標準化団体による接続 省】2008年
試験結果の公表システ 度∼
ム数と接続試験のため
のプロファイル数
【経済産業省】
本事業により医療情
報システムが高度に
パッケージ化、コン
ポーネント化されるこ
とにより、医療機関が
必要な機能システムを
導入負担を軽減しつ
つ選択的に導入でき
るようになる。
【厚生労働省】
【厚生労 【厚生労働
本事業により医療情 働省】
省】 100%
報システムが高度に 2007年度 (実証実験を
行える仕組
パッケージ化、コン
みの構築)
ポーネント化されるこ
とにより、医療機関が
必要な機能システム
を、導入負担を軽減し
つつ選択的に導入で
きるようになる。
【総務省】
06年4月∼12月までの間に、医療関係者が主
催するセミナー等において、ユビキタス関連技
術を紹介する講演等を計13回行っている。
【総務省】
【総務省】 【総務省】80 −
総務省が行うユビキタス 2010年度 回
関連技術の活用に関す
る普及啓発活動
医療機関等におけるよ 医療機関におけるユビキタスネット技術の活 総務省、
厚生労働省
り高度な医療安全や業 用
務の効率化を実現する
ため、2010年度までに
電子タグ等のユビキタ
スネット関連技術の活
進捗中
【経済産業
省】2006年
度
−
3/71
−
電子化の新たなインセンティヴ創出により、電
子化の必要性を高め、普及率の向上が見込ま
れる。
開発中
現下開発中。2007年度からソフトウェアの無償
配付を開始予定。
【経済産業省】
医療情報システムの相互運用性確保の重要性
は認識されつつ、普及は試行的に始まったば
かりである。マルチベンダー化を達成すること
により、導入負担、蓄積した情報の完全性等へ
の医療機関の不安を払拭し、もって導入を促進
する。
【経済産業省】
計画通り進捗中。
【厚生労働省】
医療情報システムの相互運用性確保の重要性
は認識されつつ、普及は試行的に始まったば
かりである。マルチベンダー化を達成すること
により、導入負担、蓄積した情報の完全性等へ
の医療機関の不安を払拭し、もって導入を促進
する。
2007年度から本事業を開始する予定。
−
−
目標に対し、計画どおりの進捗である。
引き続き、計画に基づきセミナー等において講
演等を実施する。
評価専門調査会 政府自己評価シート (医療)
ネッ 関連技術
用を推進する。
附属資料3
活
【厚生労働省】
医療用医薬品へのバーコード表示のコード体
系を決定し、2006年9月15日にその実施要項を
通知した。新バーコード表示の実施時期は
2008年9月(ただし、年1回しか製造していない
もの等特段の事情があるものについては2009
年9月)とし,更なる技術的検討を要するものに
ついては,3∼5年後の実施を目標としている。
厳格な本人確認を行い 医療従事者等の認証基盤の構築
厚生労働省
つつ診療情報等の安全
な交換や参照を実現す
るため、HPKI
(Healthcare Public Key
Infrastructure:保健医療
福祉分野の公開鍵基
盤)、安全で安心なネッ
トワーク基盤等を2008
年度までに整備する。
安全かつ安価な大容量ネットワーク構築とそ 総務省、
のための技術開発
厚生労働省、
経済産業省
円滑な情報化を支援す 医療情報化のための人材育成
る助言・指導等を通じて
医療情報化インフラの
利用価値を高める医療
機関CIOの在り方につ
いて検討し、2008年度
までに人材育成の体制
を整備する。
厚生労働省
(新規)地域における情 地域における医療機関間の情報連携の促進 厚生労働省、
報連携の促進
文部科学省、
経済産業省
【厚生労働省】
【厚生労働 【厚生労働 【厚生労働省】
【厚生労 【厚生労働 【厚生労働省】
【厚生労働
バーコードで表示される 省】2009年 省】 4000件 バーコードで表示され 働省】
省】 4000件 2006年9月15日に医療用医薬品へのバーコー 省】 0件
医療用医薬品を特定す 度
以上(注射 る医療用医薬品を特 2009年度 以上
ド表示の実施について実施要項を通知したとこ
る商品コードの登録数
薬3799品目 定する商品コードの登
ろであり,まだ,実際の医薬品へのバーコード
+特定生物 録数
表示は始まっていない。
由来製品・
生物由来製
品の内服
薬・外用薬
を含む。)
「保健医療福祉分野におけるPKI認証局証明
書ポリシ」を2005年4月に公表し、さらには「保
健医療分野における公開鍵基盤認証局の整
備と運営に関する専門家会議」を設置して、ポ
リシ準拠性監査の方策等について検討し結論
を得た。これを受け、2006年度に厚生労働省
自らがルート認証局となる公開鍵基盤を構築
する。
本事業により安全を確 2006年度 100%
保しつつ円滑な診療
(認証局の
情報共有を実現する
構築)
ため、電子署名自体
に医療従事者の公的
資格の確認機能を有
する、保健医療分野に
適した公開鍵基盤が
構築される。
【総務省】
【総務省】
【総務省】 【総務省】 【総務省】
・IP層での暗号化技術を活用し、必要時のみ ・IP層での暗号化技術を 2006年度 −
−
通信経路を確保する技術を平成18年度中に開 活用し、必要時のみ通
発すべく研究開発を実施中。
信経路を確保する技術
の開発
・2006年2月より、関係機関・事業者等による
2006年度 47都道府県 「医療・健康・福祉アプ
WGを設置し、医療・健康・福祉分野の情報化 ・「医療・健康・福祉アプ
約1,800市町 リケーション基本提案
について検討を実施中。
リケーション基本提案書
村
書」に基づいた自治体
・2006年度に、公共ネットワーク等を活用し、通 (第1版)」の全都道府
の医療情報等システ
常の健康情報・医療情報等を災害時に活用す 県・市町村への配布。
ムへの満足度
る実証実験を実施(2006年12月)。
・2005年度末に「医療アプリケーションに関す
る検討報告書」を公開。2006年度末に「医療・
健康・福祉アプリケーション基本提案書(第1
版)」を策定予定。
構築中
【総務省】 【総務省】
−
−
現下構築中。2007年度から本運用を開始する
予定。
目標に照らした十分な進捗が見られている。
【総務省】
「医療・健康・福祉アプリケーション基本提案
書」の全都道府県・市町村への配布
2006年度
以降
医療用医薬品へのバーコード表示の実施につ
いて,2006年9月15日に通知した実施要項に
基づき,各製造販売業者が取り組んでいるとこ
ろであり,登録状況等を確認していく予定。
【総務省】
2005年度(検 自治体ニーズに合致した基本提案書となって
討報告書): いるかの検証が必要。
100%
2006年度:
100%(予定)
【厚生労働省】
総務省、経済産業省の技術的監修の下、厚生
労働省においてセキュリティ要件等の定義を
ガイドライン化し、医療機関へ周知する。
【厚生労働省】
【厚生労 【厚生労働
セキュリティ要件等を 働省】
省】 100%
明確にすることによ
2007年度 (ガイドライ
り、安全かつ円滑に健
ン等の作成)
康情報等が流通でき
るようになる。
今年度末までにガイドラインの見直しを行うた
め、現在作業中。
厚生労働科学研究費による研究班にて、医療 地方自治体の医療担当 2008年度
情報化のための人材育成のあり方について、 部局におけるITリテラ
∼
その教育の対象者、カリキュラム等について検 シーの高い人材の育成
討中。
地方自治体における 2007年度 100%
医療情報化インフラの
(人材育成
利用価値が高まり、医
体制の整
療機関間の連携及び
備)
患者の利便性が向上
する。
進捗中
【文部科学省】
各大学病院においては、地域の医療機関との
連携に努めているところであり、平成18年8月
の新医師確保総合対策において画像診断応
援等が挙げられていることも踏まえ、一層の推
進に取り組むこととしている。
【経済産業省】
地域の医療機関が患者の疾患や病期に応じ
た治療の計画に従い、切れ目なく連携するた
めに必要な情報システムの標準化及び実証事
業を昨年9月に開始。
【経済産業省】
遠隔医療システムの
導入比率
【経済産 【経済産業
省】
業省】
2008年度 30.5%
【厚生労
働省】
2001年度
∼
【経済産業省】
【経済産業
地域医療情報連携のた 省】
めに必要な標準を策定 2008年度
する。
【経済産業省】
【経済産業
当該事業により医療機関間の医療情報連携に 省】
必要な技術的基盤を整備し、遠隔医療システ 12.8%
ムの導入率を向上させていく必要がある。
【厚生労働省】
【厚生労働省】
「地域医療充実のための遠隔医療補助事業」 補助実績数
として、2001年度から2005年度末までに37都
道府県における280ヶ所について導入補助を
実施。(2001年度∼)
【厚生労働
省】 2001
年度∼
【厚生労働省】
通信技術を応用した
遠隔医療を実施する
ことにより、医療の地
域格差解消、医療の
質及び信頼性の確保
が図られる。
地域診療情報連携推進事業により、中核的医 補助実績数
療機関にWeb型電子カルテを整備し、地域の
診療所等が導入費用負担を軽減しつつ診療情
報連携を図る事業を支援。(2005年度∼)
2005年度
∼
診療情報連携を促進 2005年度 毎年度着実 2005年度は6地域に補助を実施。
し、中核的医療機関の ∼
に補助を実
電子化の必要性を高
施
める。
4/71
【厚生労働 【厚生労働省】
省】毎年度 これまでに37都道府県における280施設に補
着実に補助 助を実施。
を実施
【経済産業省】
計画通り進捗中。
【厚生労働 2006年度は28施設に補助を実施予定。
省】280施設
6地域
2006年度は前年度と同じく6地域に補助を実施
予定。
−
自治体から提案書の内容に関し、アンケートを
実施
評価専門調査会 政府自己評価シート (医療)
遠隔医療を推進し、
高度な医療を含め地
域における医療水準
の格差を解消すると
ともに、地上デジタル
テレビ放送等を活用
し、救急時の効果的
な患者指導・相談へ
の対応を実現する。
附属資料3
診療情報連携のために必要な、所見記述、処 当該ソフトウェアの提供 2007年度
方歴、検査結果、画像情報を要約し、標準的 先医療機関数
∼
情報交換規約に則した診療情報提供書を作成
する機能に特化したソフトウェアを開発し、無
償で提供する。(2006年度∼)
導入負担に比して業 2006年度 100%
務効率化、医療安全
(ソフトウェア
の確保等のメリットが
の開発)
可視化されにくい小規
模医療機関の、標準
化された形式による情
報連携や患者への情
報提供の促進。
【経済産業省】
地域の医療機関が患者の疾患や病期に応じ
た治療の計画に従い、切れ目なく連携するた
めに必要な情報システムの標準化及び実証事
業を昨年9月に開始。
【経済産業省】
遠隔医療システムの
導入比率
【経済産 【経済産業
業省】
省】
2008年度 30.5%
【厚生労働省】
通信技術を応用した
遠隔医療を実施する
ことにより、医療の地
域格差解消、医療の
質及び信頼性の確保
が図られる。
【厚生労
働省】
2001年度
∼
現下開発中。2007年度からソフトウェアの無償
配付を開始予定。
山間僻地・離島等の地
域における遠隔医療
サービスを更に推進す
るため、2010年度まで
に、遠隔医療技術の適
用対象疾患等の応用範
囲を拡大
遠隔医療の利用環境の 遠隔医療における医療機関間の連携強化と 厚生労働省、
整備を促進する。
診断支援の推進
経済産業省
【経済産業省】
【経済産業
地域医療情報連携のた 省】
めに必要な標準を策定 2008年度
する。
【厚生労働省】
【厚生労働省】
「地域医療充実のための遠隔医療補助事業」 補助実績数
として、2001年度から2005年度末までに37都
道府県における280ヶ所について導入補助を
実施。(2001年度∼)
医療・健康・介護・福
祉分野全般にわたり
有機的かつ効果的に
情報化を推進する。
開発中
地上デジタルテレビ放 地上デジタルテレビ放送を活用した医療サー 総務省、
送等を活用した双方向 ビスの推進
厚生労働省
サービス及びICカード
の利用により、救急車
依頼時の応急処置の指
導等や、小児救急医療
のための相談窓口の開
設等の、受診前医療
サービスを行うため、
2007年度までに実証実
験を行い、2010年度ま
でに全国的な実用化を
図る。
【総務省】
地上デジタル放送の高度な利活用を推進する
ため、サーバー型放送の保健・医療・福祉にお
ける調査研究を実施中。(3月末報告)
医療・健康・介護・福祉 情報化推進体制の整備と情報化グランドデザ 厚生労働省
分野全般にわたるIT政 インの策定
策を統括する体制を
2005年度までに整備す
るとともに、分野横断的
な情報化方針、具体的
なアクションプラン等を
示す情報化のグランド
デザインを2006年度ま
でに策定する。
今年度末の策定に向けて、現在、厚生労働省
において検討中。
【厚生労働
省】 2001
年度∼
【経済産業省】
【経済産業
当該事業により医療機関間の医療情報連携に 省】 12.8%
必要な技術的基盤を整備し、遠隔医療システ
ムの導入率を向上させていく必要がある。
【厚生労働 【厚生労働省】
省】毎年度 これまでに37都道府県における280施設に補
着実に補助 助を実施。
を実施。
【総務省】
【総務省】 【総務省】
地上デジタル放送を活 2006年
調査研究の
用し、救急時の効果的な
実施(2006)
患者指導・相談への対
応の実現
【厚生労働
省】 280施
設
【経済産業省】
計画通り進捗中。
2006年度は28施設に補助を実施予定。
目標に照らした十分な進捗が見られている。
今年度末の完成に向 2006年度
けての策定状況。
5/71
0.5 年度末までの策定に向けて、現在、作業中で
あるところ。
−
評価専門調査会 政府自己評価シート (環境)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
1.エネルギー管理の高
度化、物流・交通流の
効率化等に関するITを
活用した環境対策によ
り、社会経済活動の環
境負荷を低減する。
2.ITを活用した環境情
報の効率的な収集、体
系的な整理・分析・蓄積
及び多様な提供を行う
ことにより、各主体の環
境問題への取組をより
一層促進する。
1.オフィスや家庭のエ
ネルギー使用管理
(BEMS、HEMS)、テレ
ワーク、高度道路交通
システム(ITS)による渋
滞の緩和、物流システ
ムの構築等のITを活用
した環境負荷低減に資
する対策について、環
境関連の各種計画と連
携して進捗状況を管理
し、着実に推進する。
京都議定書目標達成計画に基づくIT関連の
地球温暖化対策の適正な実施
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
施策の進捗状況
担当省庁
関係府省
BEMSやHEMS等のオフィスや家庭における 経済産業省
ITを活用したエネルギー需要最適化マネジメ
ントの推進
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
目標年度
毎年、個々の地球温暖化対策・施策の進捗状
況等について、点検を着実に行う。平成19年度
には、個別の対策が目標どおりに進んでいる
か、また、全体として6%削減の達成が可能か
どうかの検証を厳格に行い、京都議定書目標
達成計画の定量的な評価・見直しを行う。
京都議定書目標達成計 ー
画に盛り込まれた個々の
IT関連の地球温暖化対
策の指標に基づく。
ー
温室効果ガスの削減
量
・BEMS普及を促進するため導入に対して補
助を行う。
・BEMS導入支援補助
金実施額
2010年度
に主要各社
のBEMS累
積納入額5
700億円を
達成するに
足る程度の
補助金額
・主要各社のBEMS
納入額
・BEMSの活用をより徹底するための現地調
査の方法を検討中
・アウトカ
ム指標が
達成される
と見込まれ
る年度
ー
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
ー
現状値
2010年 ・5700億円 ・主要各社のBEMS納入額(1999年からの累
度
(1999年から 積)1999億円
の累積納入
・ビル等のエネルギー
額)
管理の合理化及び省
・現状の現地調査では十分な検証を行える方法
エネの進展
になっていないため、改善策を検討中
-
※(後掲)
※(後掲)ITS(ETC、VICS等)の活用による
交通流の円滑化
(総務省
経済産業省
国土交通省
警察庁)
※(後掲)
グリーン物流の推進による物流の効率化
経済産業省
国土交通省
経済産業省、国土交通省及び関係団体等が設 グリーン物流パートナー 2009年度 4,000社
置した「グリーン物流パートナーシップ会議」を シップ会議会員企業数
通じ、物流効率化によるCO2排出削減の取組
を平成17年度よりモデル事業として支援(平成
17年度モデル事業は21件)するなど、グリー
ン物流の普及・拡大を図っているところ。
グリーン物流パート
2009年度 会員企業の モデル事業の実施が平成17年度からであり、
ナーシップ会議会員企
50%
モデル事業の活用率については平成18年度
業におけるモデル事業
中に調査を行う予定。
の活用率
環境省
我が国の環境情報の収集、整理、提供の状況 「環境情報戦略」の策定 2007年度 −
についての現状分析、利用者にとって必要な情
報提供のあり方の検討に着手した。
ITを通じて入手した環 2011年度 40%以上
境情報を直接の契機
として、環境配慮の取
組を行った国民の割合
経済産業省
環境省
関係府省
<環境省>
環境報告書データベースを引き続き運用すると
ともに、中小企業者が積極的に環境情報を提
供できるような仕組みの構築に向けて、当該
データベースの更改について検討中である。
-
-
<経済産業省>
−
・各企業等が発行している環境報告書を閲覧で
きる「環境報告書プラザ」を引き続き運営するた
め、ウェブサイトの更新作業を行っている。
−
<経済産業省>
−
・地球温暖化防止に関するニュース、イベント情
報、推奨する取組などをウェブサイト「地球温暖
化防止ポータルサイト」を引き続き運営するた
め、ウェブサイトの更新作業を行っている。
<経済産業省>
−
・ISO14001の認証取得による中小企業の環境
マネジメントシステムの構築を促進するため、
情報技術活用型環境マネジメントシステムの普
及・啓発を行っている。
農林水産省
・主要各社の
BEMS納入
額(1999年
からの累積)
1999億円
-
(総務省
厚生労働省
経済産業省
国土交通省
関係府省)
森林GISの整備
政府自己評価に基づく改善策
京都議定書目標達成計画に示された対策・施 ー
策の全般にわたり、一定の進展・具体化がみら
れた一方で、排出削減量等の数値から見て計
画の確実な達成のためには、今後過去を上回
る進捗が必要な対策も多く見られ、2007年度の
計画の定量的な評価・見直しを待たず、施策の
一層の強化など対策の加速化が必要である。
※(後掲)テレワークの推進
2.2007年度までに、IT 環境情報の基盤の整備
を活用し、利用者視点
にたった、我が国におけ
る環境情報の収集や体
系的な整理、各主体へ
の環境情報の提供のあ
り方についての方針を
環境情報の提供を通じた環境配慮型行動の
策定する。
促進
要因分析と課題
−
ー
ー
活用率は現在調査中。
-
−
−
環境報告書公表企業 H22年度 上場企業
環境報告書の公表企業は着実に増加している 上場企業
率
50%、非上場 ものの、現時点においては目標値に達しておら 47.0%非上場
(上場企業、非上場企
企業30%
ず、引き続き必要な措置を講ずる必要がある。 企業24.6%
業)
(H17年度実
績値)
事業者における環境情報の公表は着実に進展
しているものの、中小企業においては、経営資
源に余裕がない等の理由から、大企業と比較し
て、その取組に遅れが見られる。
環境配慮促進法を踏まえ、特に中小企業者
が、ITを活用して、自らの環境に関する取組を
自主的に公表できるような仕組みづくりに、引き
続き取り組んでいく。
−
環境負荷低減に資す −
る企業の環境配慮へ
の取組の公表を促進
−
環境報告書公表企業は着実に増えている。
環境報告書発信側の企業からのアクセスが主 本サイトの利用者がより使いやすくなるよう利
で、受信者側の消費者等においては数が少な 用者からアンケートをとるなど調査・分析を行
う。
い。
−
−
環境負荷低減に資す −
る地球温暖化防止に
係る国民運動への取
組を促進
−
温暖化防止の行動を国民に根付かせるため、 −
引き続き国民運動の情報提供に必要な措置を
講ずる必要がある。
各団体間での地球温暖化防止に係る運動は
様々な活動がみられるものの、団体間の連携
による相乗効果が期待できる。
今後は、各団体間の連携を促すための情報交
流を活性化するために措置を検討する。
−
−
環境負荷低減に資す −
る中小企業のISO14
001の取得を促進
−
ISOの認証取得企業は着実に増えているが、や −
や頭打ち傾向にあり、当該システムの普及が期
待される。
大企業は相当程度認証取得しており、今後は
中小企業に拡大の余地がある。
本システムの広報に努める。
森林GISが整備され、 −
環境情報である森林
に関する各種データを
一元的に管理すること
民有林については、補助事業により都道府県
における森林GIS整備のための支援を行い、2 森林GISを整備した又は 2011年度 47都道府県 によりデータの効率的
な集計・分析等が可能
006年度までに、42都道府県で整備に着手 整備中の都道府県数
となり、森林計画の策
し、整備が完了しているのは10都道府県であ
定等に効果的に活用
る。
できる。
−
環境情報である森林に関する各種データの整 −
理・分析・蓄積を行う森林GISは、資源状況の
把握や森林整備の推進に加え、京都議定書に
基づく森林吸収量の適確な算定・報告や森林計
画の策定等に積極的に活用されている。
都道府県における森林GISの整備は着実に進 都道府県における森林GISの整備を引き続き
んでいるものの、森林簿や林小班区画等の基 支援する。
礎的データを含む森林GIS情報の整備は未だ
十分とはいえず、効率的なデータの分析ができ
ない場合がある。
国有林については、2006年度末で全国有林
を対象とする森林GISの整備が完了。
全国有林面積における
森林GISの整備率
2006年度 100%
6/71
−
「環境問題に関する世論調査」(平成17年内閣 −
府)によると、環境に関する情報の入手方法とし
てインターネットを挙げた者の割合は、13.9%と
なっている。
−
評価専門調査会 政府自己評価シート (環境)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
3.IT機器によるエネル 3.2007年度までに、IT 情報通信システム及びネットワークの環境負
ギーの使用量を抑制す 機器のエネルギー使用 荷低減に資する調査研究
る。
の効率化に関する計画
を策定する。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
総務省
経済産業省
目標年度
<総務省>
調査研究報告書配布数 2007年
情報通信システム及びネットワークの環境負荷
低減に資する調査研究を実施中。
<経済産業省>
IT機器のエネルギー使
現在策定中の「省エネルギー技術戦略2007」の 用の効率化に関する計
「省エネ型情報生活空間創生技術」及び「次世 画の策定
代省エネデバイス技術」分野において、IT機器
によるエネルギー使用の効率化について検討
中。平成18年9月に中間とりまとめを公表。
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
目標年度
100 温室効果ガス排出量
の削減
2007年
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
2008∼
2012年
省エネルギーに資する
技術を採用したIT機器
の普及
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
−
IT機器のエネルギー使用の効率化を図るため、
本計画を策定中。
目標に照らした十分な進捗が見られている。
−
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
省エネ法に基づくトップランナー制度の運用
経済産業省
ルーターについて、省エネ法に基づく省エネ基
準の策定をすべく検討を実施。電子計算機・磁
気ディスク装置について、省エネ基準達成の目
標年度である2007年度のエネルギー消費効率
の改善状況の調査を実施予定。
2007年度に目標年度に 2008年
達する電子計算機・磁気 度以降
ディスク装置について、
目標年度における改善
状況を調査し、その結果
等を踏まえ、省エネ法に
基づき適切な措置を講じ
る。
目標年度(2007年
2007年度 目標年度以 2007年度に目標年度に達する電子計算機・磁
度)以降における電子
降に出荷さ 気ディスク装置について、目標年度における改
計算機、磁気ディスク
れる製品に 善状況調査を2008年度に実施予定。
装置のエネルギー消
おけるエネ
費効率の改善率
ルギー消費
効率の改善
率(2001年
度比)
電子計算
機:約6
9%、磁気
ディスク装
置:約71%
デバイス、システム、ネットワークなどのIT機
器の省エネ化に関する研究開発の推進
総務省
経済産業省
<総務省>
ナノ技術の優れた特性を活かすことで、伝送技
術、ノード技術等における飛躍的向上を達成
し、ネットワークの高機能化を図るための研究
開発を実施中
①ナノ技術の優れた特 ①2008年 −
性を活かすことで超高速 ②2010年
の光/電気インタフェー
ス技術の飛躍的な高機
能化・低消費電力化を図
る次世代の情報通信
ネットワークの構築のた
めの要素技術の確立
②高密度集積技術を利
用してシステムスイッチ
ングエネルギーを画期的
に低減する光多重処理
ノードシステム基盤技術
の確立
次世代の情報通信
2010年度 −
ネットワークの構築に 以降
あたり、現在の10倍の
通信速度を実現しなが
ら、同時に低消費電力
化を図り、現在と同等
以下の消費電力を実
現
ネットワーク機器の高速化、高効率化を図るた −
めの要素技術には、研究開発が不可欠。
目標に照らした十分な進捗が見られている。
目標以上の成果をあげるために、今後もこれま
で以上の取り組みを行っていく必要がある。
我が国が強みを有す
る光技術を活用し、爆
発的に増大するネット
ワーク上の情報を省エ
ネルギーかつ安定的
に処理する光ネット
ワークを目指し、電子・
光技術を活用した高効
率なネットワーク機器・
デバイス・機能部材を
実現し、省エネルギー
なIT利活用環境を実
現。
インターネットトラフィックは急激に増加してお
り、放送と通信の融合も含めた動画配信の本格
化、オンラインの公共サービスや情報サービス
の提供の一層の本格化によるデータ量の増大
を考えると、少なくとも今後数年以上、このペー
スでの増加が見込まれている。それにともな
い、ネットワーク機器による消費電力量も急激
に増加する恐れがある。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
革新的材料などによる 2011年ま
高効率な表示・発光デ で
バイスを用いた次世代
ディスプレイを実現し、
大画面・高精細なコン
テンツ視聴を可能とす
るなど省エネルギーで
豊かな社会を実現す
る。
消費者ニーズにより大画面化・高精細化ディス
プレイの需要が増えており、それにともない、
ディスプレイによる消費電力が増大している。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
<経済産業省>
大容量・高記録密度スト 2012年頃 1.2Tb/in2級 大容量・高速・低消費 2012年頃
電力のギガビット級メ
大容量ストレージ技術の開発において1テラ
レージの実現
モリ・テラビット級スト
ビット毎平方インチ級に対応したナノパターンド
レージを実現し、種々
メ ディア技術や評価システム開発を実施してい
の環境において増大
るところ。
する情報量に対応した
高効率な情報の蓄積
<経済産業省>
大容量・低消費電力の 2010年頃 32∼64ギガ を実現。
次世代半導体材料・プロセス基盤技術、低消費 Flashメモリの実現
ビット級
電力半導体基盤技術、極端紫外線(EUV)露光
システム及び次世代プロセスフレンドリー設計
技術の開発を実施中。テクノロジーノード65ナノ
mレベルの技術については、民間プロジェクト
へ移管。
放送と通信の融合も含めた動画配信の本格
化、オンラインの公共サービスや情報サービス
の提供の一層の本格化によるデータ量の増大
が進んでいる。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
情報家電の低消費電力 2010年頃
化、高度化(多機能化
等)に資する半導体アプ
リケーションチップの実
現
情報家電、携帯端末機器の普及や車載ITの進
展等により、より低消費電力・小型・高性能の
チップ(システムLSI)が求められている。また、
ネットワークインフラの多様化に伴い、通信規格
も多様化するなど種々のニーズに対し、低消費
電力化を図りつつ、情報家電も対応する必要が
ある。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
<経済産業省>
超電導を用いた低消費
低消費電力型超電導ネットワークデバイスの開 電力なデバイスの実現
発技術において実証等を実施しているところ。
2007年頃
<経済産業省>
光スイッチングデバイス 2008年頃 通信速度
フォトニックネットワーク技術の開発において実 の実現
10Tb/s級
証等を実施しているところ。
<経済産業省>
高周波デバイスの実現
窒化物半導体を用いた低消費電力型高周波デ
バイスの開発において、これまでの開発技術の
集約と最適化さらに、信頼性・生産性の向上に
係る技術の開発を実施しているところ。
2010年頃 350GHz級
<経済産業省>
集積化した低消費電力
高機能化システムディスプレイプラットフォーム ディスプレイの実現
技術開発において、高周波動作に適用可能な
チャネル単結晶TFTの1次デバイスモデルの構
築や高品質結晶の領域形成に対応したTFTレ
イアウト、配線レイアウト設計技術を開発等を
実施しているところ。
2007年頃
<経済産業省>
高効率有機デバイス技術の開発において、有
機ELディスプレイの試作等を実施しているとこ
ろ。
<経済産業省>
半導体アプリケーションチッププロジェクトにお
いて、これまでに終了したプロジェクトの事後評
価や継続テーマの情報家電用アプリケーション
チップの実証用チップの試作準備及び新規に
開発するべきテーマの選定を行い、仕様の検
討を行うとともに設計に着手。
革新的材料による高効 2011年
率な表示・発光デバイス
を用いた次世代ディスプ
レイの実現
高性能プロセッサー
2011年頃
チップなどの高効率機
能性デバイス及び設
計技術を実現し、様々
な局面において省エネ
ルギーなIT利活用を実
現。
7/71
評価専門調査会 政府自己評価シート (環境)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
<経済産業省>
デジタル情報機器相互運用基盤プロジェクトに
おいて、機器・ユーザ認証のフレームワーク及
び家庭内外機器間でのセキュリティー確保技術
の機能拡張・強化を行い、リモート管理のサー
ビスフレームワークの開発及び、情報機器運
用・活用のための情報資源管理の技術開発を
実施しているところ。
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
専門的な知識を有しな 2015年頃
くとも機器やサービス
を安全かつ容易に利
用ができるプラット
フォームとして、情報
通信機器の消費電力
のリモート管理など効
率的に情報家電シス
テムの統合管理が可
能となる省エネ技術の
<経済産業省>
半導体微細化による高 2010年頃 テクノロジー 45ナノmレベル以細の 2010年ま
次世代半導体材料・プロセス基盤技術、低消費 速化・低消費電力デバイ
ノード45ナノ 微細化を可能とする半 で
電力半導体基盤技術、極端紫外線(EUV)露光 スの実現
mレベル
導体プロセス・材料技
システム及び次世代プロセスフレンドリー設計
術を確立するととも
技術の開発を実施中。テクノロジーノード65ナノ
に、その後の更なる微
mレベルの技術については、民間プロジェクト
細化技術の進展も見
へ移管。
据えつつ、世界最先端
の省エネルギーなIT利
活用社会の基盤となる
高速度・低消費電力デ
バイスを実現。
近年、家庭内の消費電力のうち、家電機器の待
機電力等によるエネルギー消費が無視できな
い大きさとなっているが、情報家電等まで含め
たユビキタス環境に広がったシステムをこまめ
に管理する技術等が不十分。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
情報家電等機器の性能の更なる向上(集積度)
や低消費電力化の観点から半導体の微細化技
術は非常に重要である。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
<経済産業省>
パワーエレクトロニクスインバータ基盤技術開
発において、インバータ回路の最適設計技術な
どの要素技術の開発に着手。
現在主流のSiによるパワーデバイスに対して、
電力損失の低減、高耐圧(電圧)・高温動作可
能という優れた特性を有するSiC等の新たな材
料によるワイドギャップ半導体デバイスが期待さ
れている。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
高効率な情報家電機器 2012年頃
の宅内相互運用を実現
するため、リモート管理
などシステムの統合管理
が可能となる基盤技術
の実現
シリコントランジスタに
2010年頃 10W/cm3級 シリコントランジスタに 2011年頃
とってかわるパワーデバ
とってかわるパワーデ
イスによる高効率イン
バイスを実現し、様々
バータの実現
な局面において省エネ
ルギーなIT利活用を実
現。
4.ITを活用して産業廃 4.2008年度までに、電 電子マニフェストの普及促進
棄物の移動におけるト 子マニフェストを活用し
レーサビリティを向上さ て各種行政報告を行う
せ、不法投棄による環 ことができる仕組みを構
境汚染を未然に防ぐ。こ 築する。
のため、官民連携して、
2010年までに、電子タグ
等の活用も推進しつ
つ、大規模排出事業者
について交付されるマ
ニフェスト(産業廃棄物 5.電子マニフェストに 電子マニフェストの普及促進
管理票)の80%(排出事 関して、収集運搬・処分
等について位置情報を
業者全体については
50%)を電子化できるよ 監視できるシステムを併
用した取組や、社内
うにする。
データベースと電子マニ
フェストの連携などを可
能とする事業等の先進
的な取組について支援
する。
環境省
関係府省
2008年度の電子マニフェスト普及率30%以上を 電子マニフェスト普及率 2010年度
目指し、電子マニフェストの普及啓発、電子マニ
フェスト情報を活用した電子行政報告システム
の構築や民間の社内会計システムと電子マニ
フェストとの連携について検討を進めているとこ
ろ。
50% ー
ー
ー
ー
ー
普及率は着実に伸びているものの、排出事業
者、処理業者への周知不足等により、目標達
成に向けた急激な伸びには至っていない。
排出事業者団体への電子マニフェストの周知、
関係省庁及び都道府県への働きかけに加え、
処理業者団体への電子マニフェスト使用の働き
かけを重点的に実施する。
環境省
関係府省
2008年度の電子マニフェスト普及率30%以上を 電子マニフェスト普及率 2010年度
目指し、電子マニフェストの普及啓発、電子マニ
フェスト情報を活用した電子行政報告システム
の構築や民間の社内会計システムと電子マニ
フェストとの連携について検討を進めているとこ
ろ。
50% ー
ー
ー
ー
ー
普及率は着実に伸びているものの、排出事業
者、処理業者への周知不足等により、目標達
成に向けた急激な伸びには至っていない。
排出事業者団体への電子マニフェストの周知、
関係省庁及び都道府県への働きかけに加え、
処理業者団体への電子マニフェスト使用の働き
かけを重点的に実施する。
5.廃棄物の国際的な
移動の円滑化も視野に
入れ、ITを活用して廃棄
物のトレーサビリティを
向上させることにより、
適正な資源循環の確保
を推進する。
経済産業省
環境省
<環境省>
・基礎調査の実施
2006年度に実施する予定となっているトレーサ ・政策対話の実施回数
ビリティの確保に関する基礎調査を開始したと ・モデル事業等の開始
ころ。
2006年度 基礎調査の ー
実施
2007年度 アジアの
国々と政策
対話を実施
2008年度 モデル事業
等の開始
ー
ー
ー
ー
ー
ー
6.2008年度までに、国 ITを活用した廃棄物の国際的なトレーサビリ
際的な資源循環の円滑 ティ向上のためのモデル事業等の実施
化・活性化のために、関
係各国と連携の下、IT
の活用により、越境移
動における廃棄物のト
レーサビリティ向上のた
めのシステムづくりに本
格的に着手する。
<経済産業省>
「国際資源循環トレーサ
2005年度からITを活用したトレーサビリティの ビリティ」ガイドラインの
確保に関する基礎調査やモデル事業の実施に 作成
向けた基礎調査を行っている。現在はモデル事
業の実施に向けたトレーサビリティ確保のため
のシステムの検討を進めているところ。
2005
2007年度にはアジア
各国との連携により、
システム構築のための
モデル事業を実施す
る。
ITを駆使したトレーサ
ビリティ技術を確立し、
循環資源の国際流通
の円滑化を促進する。
8/71
2007
2006年度は、引き続きITを活用したトレーサビ
リティの確保に向けて、具体的なシステムについて
の検討を開始する。
・プラスチックくず、古紙、鉄くず、銅くずの輸出 ・906.2万t
量(2005年)
・28.7万t
・・プラスチックくず、古紙、鉄くず、銅くずの輸入
量(2005年)
評価専門調査会 政府自己評価シート (安全安心)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
迅速かつ的確に情報を
収集・整理し、その伝達
が可能となる情報通信
基盤及び各種資機材を
整備し、治安を向上さ
せるとともに、テロや地
震等の災害による被害
を減少させる。特に、甚
大な被害が予想され国
民に不安をもたらしてい
る地震・津波について
は、ITを活用して国民
が適切に被害を回避す
ること等により、東海地
震、東南海・南海地震
による被害想定を2014
年度までに半減するこ
とに寄与する。
緊急地震速報・津波予 緊急地震速報による地震・津波被害の軽減
報・気象警報等の防災
コンテンツについて、国
民への提供を促進する
とともに、情報収集の迅
速化と精度の向上等を
行う。また、それを利用
してあらかじめ事故・火
災等の原因となる機器
類を制御するなど、災
害による被害を軽減す
る技術の実用化を図
る。
津波予報・情報の高度化と迅速化
地域密着の詳細な防災情報の提供
災害時における公共交通情報の提供
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年
担当省庁
目標年度
目標値
度
国土交通省、文部 (国土交通省)
(国土交通省)
(国土交通
ー
テレビ・ラジオ等による 2007年度
科学省
平成18年8月1日から、鉄道、エレベータの停止 広く一般に対する提供 省)
(文部科学 緊急地震速報の提供
や、安全体制の確保等の防災措置を実施する (文部科学省)
2006年度 省)14分野 開始
施設管理者等に対する先行的な提供を開始し 研究開発を行っている1 (文部科学
た。
4の利活用分野におい 省)
また、広く一般に対する提供に向けて周知・広 て、実用化を図る
2007年度
報等の施策を実施している。
(文部科学省)
複数の地震が同時に発生した場合を除き、約
99%の地震について、ほぼ正しい震源パラ
メータを求められるシステムを構築した。また
情報家電、学校等の11分野において緊急地
震速報を利活用した緊急防災対応プロトタイプ
を開発し、実証実験を行った。
国土交通省
国土交通省
国土交通省
平成18年10月から一部の地震について、緊急 緊急地震速報を利用し 2006年度
地震速報を利用し、津波予報を最速2分以内 た津波予報発表までの
に発表する。
時間
2006年度
緊急地震速報を利用で
きる地震の割合
2006年度
平成19年3月から地震のメカニズムを利用し 一部海域で地震のメカ
た津波予報の再評価をする。
ニズム利用して津波予
報の再評価
2006年度
航行警報発出については現在システム開発 地震・津波に関する航行
中。平成19年2月末整備予定(以後、本格運 警報発出の迅速化(情
用に向け試験運用を行う)。
報入手から発出まで最
速1.5分)を図る
最速2分以
内
市町村への気象情報提供を2006年5月に開始 気象庁が詳細情報を提 2006年度
し、2007年3月を目途に提供情報の充実を進 供する市町村数
めている。
河川防災情報を提供開 2006年度
2006年4月より、市町村向け「川の防災情報」 始した市町村、都道府県
により、河川の水位等の河川防災情報を全市 数。
町村、全都道府県にインターネットで提供開
始。
市町村総数
の90%(約
1600)
全市町村、
全都道府県
被災者救援等に資する技術開発
農林水産省
総務省
目標値
−
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
(文部科学省)
普及の促進を図るにあたっての課題として、震
源位置、地震規模、及び震度の予測精度、並
びに伝達速度がユーザによっては不足してい
る。
(文部科学省)
新たな観測・伝達手法の開発や、解析の高精
度化・高速化などの研究開発を推進すること
で、一層の推定精度の向上が図られる。
現状値
緊急地震速報を利用した防災対策を実施して
いる機関はわずかであり、今後より一層普及
する必要がある。
ー
(国土交通省)
(国土交通省)
広く国民への提供に向け、関係機関の連携の
特に混乱が懸念される集客施設等において、 もと、より一層の周知・広報を行う。
混乱を防止するためには、施設ごとに対応を
定めて周知する必要がある。
ー
ー
津波災害が発生していないため、現状認識が
できない。
ー
−
(迅速化の対象となる事例が未発生)
該当する地震が発生した場合に迅速に津波予
報を発表できるよう、引き続き態勢をとる。
(地震のメカニズムを利用した津波予報の再評 導入に向けた準備を引き続き進める。
価は平成18年度末の運用開始を予定)
情報入手か
ら発出まで
最速1.5分
平成18年度に災害時における公共交通情報 一元的・リアルタイムに 2008年度
システムのあり方について、検討委員会を開 公共交通情報を収集・
催し、検討を行っている。
提供するためのシステ
ため池決壊等に係る災害予測や情報伝達を
行うシステムを2006年9月現在で13都道府県
で導入。
津波予報の発表によ
る死傷者の軽減及び
経済被害の軽減
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
30%
市町村における避難 2006年度
勧告・指示などの実施
を効果的に支援
2006年度に情報提供を開始。さらに効果的に
防災活動を支援するために、地域に密着した
詳細資料の提供が必要。
河川防災情報を迅速 −
かつ確実に市町村等
の防災機関に伝達
−
一元的・リアルタイム 2008年
に公共交通情報を収 度
集・提供するためのシ
ムの構築を行う。
地域の防災力の向上
「方策」に照らしたアウトカム指標
河川防災情報を全市町村、全都道府県等の防
災機関に伝達する体制を構築済み。
計画に沿って進捗している。
−
2007年3月の実施を目途に引き続き提供情報
充実を進める。
−
−
平成18年度に検討委員会を設置し、検討を
行っており、システムの基本事項、情報収集・
提供体制について、さらに検討を進めていく。
ステムを提供する。
ため池決壊等に係る災 2008年度 40都道府県 防災情報を迅速かつ −
害予測や情報伝達を行
確実に行政機関、施
うシステムを導入した都
設管理者、地域住民
道府県数
等に伝達
−
システムを導入した都道府県では防災情報を −
迅速かつ確実に行政機関、施設管理者、地域
住民等に伝達する体制の整備が進んできてい
る。
ため池決壊等に係る災害予測の情報を行うシ 導入モデル、先進事例等のPR活動を行い、よ
ステムの導入が進まない県では、防災・減災 り一層の導入促進を図る。
対策について防災情報の活用方策を明確に
することが課題。
関係防災機関・市町村と連携し、防災情報を行 関係防災機関・市町村と 2009年度 47都道府県 山地災害危険地区に −
政と地域住民が共有化するための情報共有体 連携し、防災情報を行政
係る情報の収集・提
制の整備等を2005年度から岐阜県他16県で と地域住民が共有化す
供等を通じた山地災
実施中。
るための情報共有体制
害の軽減。
の整備等を行う都道府
県数
−
山地災害による被害を未然に防ぐため、行 −
政と住民が伝達・情報交換できるシステム
の整備等を通じ、山地災害危険地区の周知
等が進んでいる地域がみられる。
山地災害危険地区の周知が十分ではない地
域が一部で見られる。
山地災害危険地区の周知をハード対策と一体
的に取り組むことで、特に周知が十分ではな
い地域における周知を促進する。
煙霧や火災等で視界 2010年以 −
障害となる状況で映像 降
データ等を取得できる
テラヘルツ波を活用し
た実用化システムを一
般企業において開発
煙霧や火災等で視界障害となる状況で映像
−
データ等を取得するテラヘルツ波を活用したシ
ステムの基礎技術の開発が必要である。
目標に照らした十分な進捗がみられる
目標達成に向け、引き続き着実に実施してい
く。
独立行政法人情報通信研究機構において、平 煙霧や火災等で視界障 2010年
成18年度に公募を行い、研究開発を開始した 害となる状況で映像
ところ
データ等を取得するテラ
ヘルツ波を活用したシス
テムの基礎技術の確立
−
9/71
評価専門調査会 政府自己評価シート (安全安心)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
担当省庁
防災行政無線等や緊急 住民等への防災情報提供基盤の高度化・堅 総務省
通報網等の防災・治安 牢化
情報の基盤を高度化・
堅牢化することで、情報
を迅速かつ的確に収
集・整理し、伝達する。
特に、地上デジタルテレ
ビ放送波の災害情報の
伝達について、緊急起
動信号によるものを、
2007年度を目標として
実用化し、その活用を
促進することを始め、多
様な手段による基盤を
構築する。
政府防災情報基盤の高度化・堅牢化
・ヘリコプターテレビ
・衛星通信
・警察基幹通信
・消防防災情報
・海難情報
・災害医療情報
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
市町村防災行政無線(同報系)等により迅速 市町村防災行政無線の −
確実に防災情報を伝達する手段の整備を促進 整備率の向上
する。また、全国瞬時警報システム(JALERT)による津波警報や緊急火山情報等一
部の情報の送信を、2月9日から開始する予定
住民等へ防災情報を直接提供する市町村防
災同報無線システムについて、平成17年度末
で74.6%の普及状況。これに、地域イントラネッ
ト、CATV、コミュニティFM、MCA無線システム
等を加えた同報系通信システム全体の普及状
況等の調査を実施中
警察庁、防衛省、 (警察庁)
総務省、国土交通 ・ヘリコプターテレビ
夜間における災害現場等において、被災状況
省、厚生労働省
の正確な把握及び適切な指示を実現するた
め、ヘリコプターテレビに赤外線暗視機能を整
備する計画を推進中。
・衛星通信
2006年12月に、警察庁の緊急性の高い地方
機関のうち4機関に、可搬型衛星通信器材の
配備を完了した。
・警察基幹通信
警察の基幹通信に広域LANサービスを導入
するための所要の調達を完了し、2007年1月
より運用している。
目標値
−
本指標については、左
記の調査結果を踏まえ、
平成18年度中に設定す
る予定。
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
目標値
度
住民が防災情報等を −
−
迅速かつ確実に入手
住民等への防災情報
の確実な伝達の確保
と、これによる災害被
害の減少
(警察庁)
・ヘリコプ
・ヘリコプターテレビ
ターテレビ
赤外線暗視機能を整備 2009年度
したヘリコプターテレビの ・衛星通信
整備数
2008年度
・衛星通信
・警察基幹
可搬型衛星通信器材を
通信
配備した警察庁の地方 ①2006年
機関数
度
・警察基幹通信
②2010年
①広域LANサービスを
度
導入した都道府県警察
数
②警察の基幹通信にお
ける光ネットワーク等の
高速な回線の導入及び
高度化・堅牢化を図った
都道府県警察数
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
これまでも住民に対して防災情報等を迅速か −
つ確実に提供する方策を推進してきたが、今
後防災行政無線やJ−ALERT等の整備を推進
し、住民に対する防災情報等の伝達をより一
層迅速化、確実化できる。
平成19年度予算案にJ-ALERTの関連機器の 引き続き市町村防災行政無線等の整備の進
整備費が盛り込まれるなど、目標に向け着実 捗に向け努力する。また、J-ALERTについても
な進捗を図っている
引き続き目標を達成すべく事業を実施する。
同報系通信システム全体の普及状況等の調査
は実施しているものの、これによってもたらされ
る成果等の具体的なデータは把握できていな
い。
防災行政用以外の同報系通信システムを含め 今後とも継続的に調査に取組むことによって、
た全体の普及状況の調査は、本年度から着手 体系的な比較対象となる母数を整備すること
した調査であるため。
で、経時的、共時的両面からの比較分析が可
能になるものと考えている。
06年度から整備を開始。現時点で運用可能な
器材はないので、防災・治安情報の基盤の高
度化・堅牢化はまだ進んでいない。
計画の前倒しにより06年度中に派遣隊員用の 器材の整備後、速やかに運用が開始できるよ
携帯型通信器材が整備されることとなった。
う準備を進める必要がある。
消防防災ヘリコプターによるリアルタイムの被 ー
災地情報収集能力を向上させ、初動時の緊急
消防援助隊等災害オペレーションの強化につ
ながる。
デジタル化により、患者の傷病者情報等、個人
情報の保護が図られる
(総務省)
目標に向け着実な進捗が図られている
(厚生労働省)
2006年9月1日に開催された防災訓練におい
て、民間事業者の受主的参加による新たな患
者情報の実証実験を実施。
2006年10月5日に開催された厚生労働省科学
研究事業辺見研究班において、防災訓練反省
検討会において、実証実験の報告を行った。
進捗中
・ヘリコプ
ターテレビ
−
・衛星通信
11機関
・警察基幹
通信
①47都道府
県警察
②47都道府
県警察
(防衛省)
災害時等に必要な通信の確保として、
1)07年3月までに派遣隊員用の携帯型通信器
材2式を整備し運用を開始する予定。
2)07年3月までに防衛省と首相官邸等の間の
可搬型通信器材3台の整備を開始し、2007年
度末に運用開始予定。
(防衛省)
2006年度 2式
1)携帯型通信器材の運
用可能式数
2007年度 3台
2)可搬型通信器材の運
用可能台数
防災・治安情報の基
盤の高度化・堅牢化
(総務省)
・ヘリコプターテレビシステム
衛星に対するヘリコプターからの直接画像送
信の実証実験を行い、画質の向上を図ってい
る。
(総務省)
衛星に対するヘリコプ
ターからの直接画像装
置
情報の早期入手によ る被害の軽減
2009年度 実用化
2007年度
2016年度 全消防本部 秘話性の向上による
プライバシーの保護
-
(総務省)
引き続き目標を達成すべく事業を実施する。
・消防防災情報
消防救急無線のデジタ
消防救急無線のデジタル化については、都道 ル化整備
府県に対し整備計画の策定をお願いしてい
る。
「防災情報共有プラット 総合的なシステムとしての防災情報基盤整備 内閣府、総務省
フォーム」(注)を、地方 の推進
公共団体・住民・ライフ
ライン企業を含めた企
業等が連携できる総合
的なシステムとなるよう
に、拡充する。
(国土交通省)
・海難情報
「海上保安における船舶動静情報活用業務の
業務・システム最適化計画」を平成18年8月2
5日策定。2008年度全国の管区海上保安本部
で運用開始予定。
(国土交通省)
2008年度 管区海上保
船舶動静情報を活用し
安本部(11
た海上保安業務システ
箇所)
ムの運用を開始した管
区海上保安本部数
(厚労省)
・災害医療情報
2006年度中に、医療従事者に向けた、広域災
害時における重症傷病者のトレーシングシス
テムの導入の可能性に関する検討予定。
2006年
(厚生労働省)
医療従事者に向けた、
広域災害時における重
症傷病者のトレーシング
システムの導入の可能
性に関する検討。
「防災情報共有プラットフォーム」について、共 防災情報共有プラット
有する防災情報や連携する情報システムの拡 フォームと連携するシス
充等の実施により機能を拡張中(内閣府)
テムの合計数
各種の防災 関係機関での防災情 情報の共有 報の共有
10/71
各種の防災 より多くの防災情報の共有が可能となるよう防 情報の共有 災関係機関と調整中
平成18年度の機能拡張を実施しているととも システムの使用性等に関する意見を防災関係
に、より多くの防災情報の共有が可能となるよ 機関から収集し、機能拡張に資することを考え
う防災関係機関と調整を継続している。
ている。
評価専門調査会 政府自己評価シート (安全安心)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
政府や企業が予期せぬ 事業継続計画の策定と普及促進
災害に直面しても重要
な業務を継続できるよ
う、業務継続計画の策
定を促進する。また、企
業の防災に関する取り
組みの評価とその公表
を促進する。
施策の進捗状況
担当省庁
内閣府
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年
目標年度
目標値
目標値
度
・2005年12月より、自治体・事業者等によるWG 「防災アプリケーション基 2006年度 47都道府
「防災アプリケーション 2006年度 −
を設置し、防災アプリケーションのあり方につ 本提案書(第2版)」の全
県、
基本提案書」に基づい 以降
いて検討を実施中。
都道府県・市町村への
約1,800市町 た自治体防災システ
・2006年10月に、国・都道府県・市町村間にお 配布
村
ムへの満足度
ける、より迅速かつ的確な被災情報等の収集・
共有・伝達が可能となる防災アプリケーション
の実証実験を実施(18.10.27。於:「ICT未来フェ
スタ))。
・2005年度末に「防災アプリケーション基本提
案書(第1版)」を公開。2006年度末に第2版を
策定予定。
業種・規模を考慮した事業継続の推進方法及 事業継続計画の策定を び自己評価項目表の活用普及等の検討会を 支援するためのガイドラ
開催し、普及促進しているところ。
インを充実させ、その周
知広報を行うとともに、
防災に関する取り組み
の評価とその公表を促
進する。
-
事業継続計画を策定 2014年度 大企業でほ
している企業の割合
ぼ全て、中
堅企業にお
いて過半
テロ対策、凶悪犯罪対 防犯対策等に関する情報の国民への提供
警察庁
効果的な情報発信の在り方について、検討中
策等の各種治安対策や
子どもの安全確保にお
いてITの活用を推進す
る。
子どもの安全に関する情報の効果的な共有・ 文部科学省、総務 (地域で子どもを見守る全国ネットワークシステ ・運用開始時における事 2006年度 500件以上
提供
省
ムの構築)
例登録件数
2006年6月より全国の取組事例の収集作業
を開始した。
2006年内にシステム開発を行い、2007年1月
5日より運用を開始した。(文部科学省)
(調査研究)
・地域の実情に応じ、IT
全国のモデル地域において調査研究を実施中 を活用し子どもの安全に
(文部科学省)
関する情報を効果的に
運用するシステムを活
用しているモデル地域
数
旅客手続きの最適化モデルを検討している。
(国土交通省)
文部科学省
警察庁
DNA型記録検索システムのオンライン化の推進
平成15年に
約25万人
(推計)で
あった不法
滞在者数を
半減
最適化モデルの実現へ
向けて取り組む。
(財)ニューメディア開発協会に各国発給のe- 各国発給のe-passport
passport等の互換性検証センターを概ね二年 の預け入れ数
の期限で設置(平成17年11月)。現在、英国、
タイ等6ヶ国より預け入れ。(経済産業省)
2006年度 20ヶ国
2007年度 30ヶ国
2006年度委託により、放射線源の登録管理シ
ステム整備のための調査・基本設計作業を
行っている。2007年度より実際のシステム開発
に着手すべく、平成19年度予算案に盛り込ま
れた。
現状値
「防災アプリケーション基本提案書」の全都道
府県・市町村への配布
2005年度: 自治体ニーズに合致した基本提案書となって
100%
いるかの検証が必要。
2006年度:
100%(予定)
事業継続計画を策定している企業の割合(平
成16 年)
日本の大企業(※)で策定済み22%、策定中
23%
※ 国内の上場・店頭公開企業と売上高500 億
円以上の未上場企業
大企業(※)
で策定済み
22%、策定
中23%
・不法滞在者数の半 2008年
減
・テロリスト,犯罪者等
の入国阻止
平成15年に 不法滞在者数
約25万人
(推計)で
あった不法
滞在者数を
半減
約22万人(推
計)
2006年3月20日申請分よりIC旅券の発給を開 100%
新規発給す 始した。
る全旅券
各国出入国審査手続 2006年度 80%
きにおける各国発給 2007年度 80%
のe-passport等の互
換性の確保
2008年度末までに放射 2008年度 システム整 国際原子力機関(IAE 毎年度
線源の登録管理システ
備完了、運 A)の行動規範に基づ
ムを整備し、運用を開始
用開始
き本システムが対象と
する
する危険度の高い放
射線源について、不法
な所持、譲渡・譲受を
早期に探知する。
11/71
事業継続計画を策定している大企業は2割程 事業継続ガイドラインに関し、多くの企業の利
度にとどまるが、平成17年8月に策定された
用に供するために、ガイドラインの理解を助け
「事業継続ガイドライン(第一版)」の普及など るための解説書の作成などを行う。
により、今後の策定率向上が期待される。
待ち時間改善モデルや、生体認証の精度向上
策の検証について、検討を進める。
新規発給す IC旅券の導入による
る全旅券
我が国旅券の国際的
信頼性の維持向上
DNA型記録検索システムのオンライン化に向 オンラインによるDNA型 2008年度 47都道府県
けた最適化計画を策定中。
記録検索システムの運
用を開始する都道府県
数
自治体から提案書の内容に関し、アンケートを
実施
児童が登下校時に犯罪等に巻き込まれる悲惨 事例集のアップデートとともに、子ども見守りシ
な事件が今なお発生しており、一層の対策が ステムの早期普及を図るため、「地域児童見
求められている。
守りシステムモデル事業」を実施する。
事例集のアップデートの準備を進めている。
2005年度
2005年度
政府自己評価に基づく改善策
不審者情報をはじめとする子どもの安全に関
する情報は、電話、FAX、地域の回覧等で伝
達されている場合が多く、ITを活用した関係者
間での効果的な情報の共有化が求められてい
る。
最適化モデルの提供
に向けて取り組む。
2006年3月20日申請分よりIC旅券の発給を開 IC旅券の導入
始した。(外務省)
要因分析と課題
2007年1月5日の運用開始と同時にアクセス数 今後も、アクセス数の把握や事例ごとの電子ア
の把握及び電子アンケート調査を開始してお ンケート調査を継続的に実施し、アウトカム指
り、施策は順調に進捗している。
標設定の基礎となる数字の把握に努める。
事例集の
アップデート ITを活用した子どもの
及び普及方 安全確保システムの
策の検討 構築手法の検討を実
施し、地方自治体や学
校等における様々な
周辺環境に適したシス
テムの普及を推進
バイオメトリクスを活用した国際旅客手続きの 法務省、国土交通 「出入国管理及び難民認定法」の一部改正を ・不法滞在者数の半減 2008年
厳格化と利便性の確保
省、経済産業省及 行い,上陸審査時に特別永住者等を除く外国 ・テロリスト,犯罪者等の
び関係府省
人に指紋等の個人識別情報の提供が義務付 入国阻止
けられることから,同改正法施行(平成19年11
月23日まで)に向けバイオメトリクスを活用した
出入国審査体制を構築するための所要のシス
テム開発等を実施している。(法務省)
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
2007年1月の運用開 2008年以
始後、アクセス数の把 降
握や事例ごとの電子
アンケート調査等、ア
ウトカム指標設定の基
礎となる数字を把握
し、設定について検討
する。
地域の実情に応じ、IT
を活用し子どもの安全
に関する情報を効果
的に共有するシステム
を活用する取組を促
進する。
平成18年3月末に「ユビキタスネット技術を用
いた子どもの安全確保システムに関する事例」 ・ITを活用した子どもの
を公表(総務省)
安全確保システムの構
築手法の検討を実施し、
地方自治体や学校等に
おける様々な周辺環境
に適したシステムの普及
を推進
ITを活用した放射線源の管理
「方策」に照らしたアウトカム指標
本システム
が対象とす
る放射線源
について、
不法な所
持、譲渡・譲
受を早期に
探知
2006年度中に20ヶ国強のe-passport発給が見 6通(他に2 各国の発給スケジュールが遅れ、また、国際
込まれ、これらの太宗の預け入れ確保すること 通預け入れ 会議での周知に力点を置いていた。
と、その互換性検証実験成果が各国の改良作 手続中)
業等に適切に反映されることが重要。
本システムが対象としていない放射線源につ
いては、現状年間数十件程度の管理下にない
ものが発見されている。また、ごく少量のRIを
散布する事件が過去に発生している。しかし、
本システムが対象とする放射線源が不法に所
持されたり、譲渡・譲受された実績はない。
外務省の協力を得て、各国旅券担当部署への
直接の要請を行うことにより、預け入れの促進
を図る。
本システム H19年度予算案に盛り込まれており、予定通り 妥当な進捗状況であるため、改善の必要はな
が対象とする 進捗しているため、問題はない。
い。
放射線源に
ついて、不法
に所持され
たり、譲渡・
譲受された
実績はゼロ
評価専門調査会 政府自己評価シート (安全安心)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
度
目標値
重要犯罪を早期に検挙するための情報の総 警察庁
合
分析支援の推進
警察総合捜査情報システムの最適化計画を策 警察総合捜査情報シス 2008年度 47都道府県
定中。
テムの更新に併せて、
機能の拡充を行い、運
用を開始する都道府県
数
防犯カメラを始めとする各種画像の犯罪捜査 警察庁
への活用推進
(防犯カメラ画像)
(防犯カメラ画像)
本年度高度化した画像処理装置4台を整備予 高度化した画像処理装
定
置の整備台数
(顔画像システム)
(顔画像システム)
2008年度末までに研究
顔の形状を3次元で計測する装置を構築し、 成果を発表
データを収集中。顔画像検索・照合システムの
ソフトウェアの仕様を作成。
2007年度までに、消費 食品トレーサビリティシステムの開発・普及促 農林水産省
者ニーズや社会的関心 進
を十分に把握した上
で、主要な食品につい
て、品目毎のトレーサビ
リティシステムの導入に
関するガイドラインを策
定する。
品目毎のトレーサビリティシステムの導入に
関するガイドラインの策定
農林水産省
ユビキタス・コンピューティング技術を活用し、
リスク管理への活用や、生産・流通の効率化、
消費者に伝える各種情報の充実を図ることが
可能となる先進的な「食の安全・安心システ
ム」の開発を公募方式により実施し、食品ト
レーサビリティ・システムの普及を促進してい
る。
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
(防犯カメ
ラ画像)
47都道府県
2010年度
(顔画像シ
ステム)
2008年度
(参考)
刑法犯認知件数及び
検挙率の推移
2010年度までに消費者
ニーズの高い国内の主
要な生鮮食品等につい
て、多くの国民が生産
流通履歴情報をイン
ターネット等で確認し、
選択できるようにする。
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
生鮮食品及び加工度の 2008年度
低い加工食を対象とし
て、主要な購買先にお
いて、24時間以内に5
0%程度の品目につい
て生産流通履歴の追
跡・遡及を可能とする。
−
50% 食品流通の各段階に 2008年 食品製造
おいて、トレーサビリ 度
業:50%、
ティ・システムを導入し
食品卸売
ている事業者の割合
業:50%、
食品小売
業:50%
平成18年1月1日時点で、トレーサビリティ・シ
ステムを導入している企業の割合は、食品製
造業で37.9%、食品卸売業で36.8%、食品
小売業で35.8%となっている。
食品製造業:
37.9%、食
品卸売業:3
6.8%、食
品小売業:3
5.8%
導入事業者の割合は順調に増加している。目
標の達成を確実にするために、以下の課題を
解決する必要がある。
①特定の流通グループ
(生産者∼小売業者)
内で のみ利用できるシ
ステムが多い
②流通業者等のトレー
サビリティ・システム
に対する理解が不十
分
今後は、
①それぞれの流通グル
ープをつなぐシステム
の開発と実証
②品目別ガイドラインの
作成及び普及啓 発の
ためのセミナー開催等
を推進する。
消費者、食品事業者等のニーズを踏まえ品目
ごとのトレーサビリティ・システムの導入に関す
るガイドラインを策定している。
生産履歴情報を第三者 生産履歴情報を第三者認証機関が認証する 農林水産省
認証機関が認証するJ JAS規格の充実
AS規格を制定する。
平成18年3月から農林物資規格調査会(JAS 養殖魚の生産情報公表 2007年度 規格制定
調査会)部会を開催し、養殖魚の生産情報公 JAS規格の制定
表JAS規格の制定に向けた検討を実施
主要な生鮮食品等に 2007年 生産情報公 平成19年1月1日時点で、生産情報公表JAS 認定生産行 養殖魚の事業者が取り組みやすい規格となる 認定事業者の増加に向けて養殖魚の生産情
ついての生産情報公 度
表JAS規格 規格の認定事業者数は、認定生産行程管理者 程管理者:5 よう検討する必要がある。
報公表JAS規格の早期制定に向けた検討を行
表JAS規格の認定事
の認定事業 で55業者、認定小分け業者で68業者となって 5業者、認定
う。
業者数の増加
者数の確実 いる。
小分け業者:
な増加
68業者
流通履歴情報を第三者 流通履歴情報を第三者認証機関が認証する 農林水産省
認証機関が認証するJ JAS規格の充実
AS規格を順次制定す
る。
流通情報に関するJAS規格制定に向け流通
実態に関する調査を実施中
流通情報に関するJA 2010年度 S規格に係る登録認
定機関として登録可能
となる
食品トレーサビリティに
よる豊かで安心な食生
活を実現するため、普
及啓発に取り組むこと
により、広く国民的理解
を醸成する。
消費者、食品事業者等を参集した中央セミ
生鮮食品及び加工度の 2008年度
ナー、地方セミナーを実施し、食品のトレーサ 低い加工食を対象とし
ビリティ・システムの普及啓発を支援している。 て、主要な購買先にお
いて、24時間以内に5
0%程度の品目につい
て生産流通履歴の追
跡・遡及を可能とする。
豊かで安心な食生活を実現するための普及 農林水産省
啓発の推進
・食品トレーサビリティシステムの普及啓発
・食の安全確保のための様々な取組、生産
者・食品企業の法令遵守、消費者と生産者の
顔が見える関係作り、食品の表示制度等の
普及啓発
流通情報に関するJAS 2010年度 規格制定
規格の制定
50% 食品流通の各段階に 2008年 食品製造
おいて、トレーサビリ 度
業:50%、
ティ・システムを導入し
食品卸売
ている事業者の割合
業:50%、
食品小売
業:50%
12/71
流通情報に関するJAS規格が制定されていな いため、流通情報に関するJAS規格に係る登
録認定機関として登録できない。
流通実態に関する調査結果を踏まえ、流通情 流通実態に関する調査結果を踏まえ、流通情
報に関するJAS規格制定に向けた検討を行う 報に関するJAS規格制定に向けた検討を行
必要がある。
う。
平成18年1月1日時点で、トレーサビリティ・シ
ステムを導入している企業の割合は、食品製
造業で37.9%、食品卸売業で36.8%、食品
小売業で35.8%となっている。
導入事業者の割合は順調に増加している。目 今後は、普及啓発のためのセミナー開催等を
標の達成を確実にするために、以下の課題を 推進する。
解決する必要がある。
○流通業者等のトレー
サビリティ・システム
に対する理解が不十
分
食品製造業:
37.9%、食
品卸売業:3
6.8%、食
品小売業:3
5.8%
評価専門調査会 政府自己評価シート (ITS)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向けた方
策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
担当省庁
目標年度
目標値
度
関係省庁が連携し
・官民一体となった「ITS 2006年度 措置済み ※今後、ITS推進協議 2010年度
「インフラ協調による安 交通事故の未然防止を目的 安全運転支援システムの実用化に向けた総 内閣官房、警察
庁、総務省、経済 ・官民一体となった「ITS推進協議会」を設置
推進協議会」を設置
(ITS推進協 会において決定
以降
全運転支援システム」 とした安全運転支援システム 合的な取組みの推進
産業省、国土交通 ・安全運転支援システムの実証実験のあり方 ・安全運転支援システム
議会:4月1
の実用化により、交通 の実用化を目指し、2006年の
省
をとりまとめ
の実証実験のあり方をと
3日)
事故死傷者数・交通事 早期に官民一体となった連携
りまとめ
(実証実験
故件数を削減する。
会議を設立し、複数メディアの
のあり方:8
特性の比較検討を含む効果的
月24日)
なサービス・システムのあり方
や実証実験の内容について検
討する。
上記検討を踏まえ、2008年度
までに地域交通との調和を図
りつつ特定地域の公道におい 路車間通信を活用した安全運転システム
警察庁
2006年度から東京都でモデル事業を実施中
て官民連携した安全運転支援 (DSSS)の推進
システムの大規模な実証実験
を行い、効果的なサービス・シ
ステムのあり方について検証
を行うとともに、事故削減への
寄与度について定量的な評価
走行支援道路システム(AHS)の推進
国土交通省
首都高速道路において、障害物情報提供シス
を行う。
テムの社会実験を実施中
2010年度から安全運転支援
システムを事故の多発地点を
中心に全国への展開を図ると
ともに、同システムに対応した 先進安全自動車(ASV)の開発・普及の促進
車載機の普及を促進する。
歩行者の交通事故死者数削
減に寄与するための「歩行者・
道路・車両による相互通信シス
テム」について、官民連携によ
り2010年度までに必要な技術 情報通信システムの開発・普及の促進
を開発する。
国土交通省
2006年度から第4期先進安全自動車(ASV)推
進計画を推進中
総務省
ユビキタスITSの研究開発において、高度な路
者間通信技術、車車間通信技術等の技術の
開発を推進中
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
官民連携のITS推進協議会において、本プロ
ジェクトの評価方法については、専門的な見地
より検討することとなっている。
2006年の4月に官民一体となった「ITS推進協 今後も引き続き「ITS推進協議会」で官民一体
議会」を設置し、同年8月に効果的なシステム となった検討を進めていくことが肝要。
のあり方や2008年度までに実施予定の大規模
実証実験の概要について、「安全運転支援シ
ステムの実証実験のあり方」において取りまと
めたところ。今後も「ITS推進協議会」を中心
に、官民連携して実証実験の具体的な計画等
について検討していく所存。
(総務省)
2007年4月から運用が開始するものであるた
め、現時点においては電気通信事業者を含め
た関係機関において準備作業を実施中。
(総務省)
目標に向け着実な進捗が図られている。
安全運転支援システムに関する技術開発の 警察庁、総務省、 安全運転支援システムの実用化・支援レベル
推進
経済産業省、国土 の高度化等に向けた技術開発を推進中
交通省
交通事故の覚知から負 交通事故発生時に携帯電話等 携帯電話やIP電話等の様々な情報通信手段 警察庁、総務省
傷者の医療機関等収容 を通じてその発生場所の位置 による緊急通報への対応
までの所要時間を短縮 情報を救急車両等や医療機関
が早期に共有できるシステム
する。
について、2007年度までに技
術仕様を定義し、自治体、医療
機関等における整備を促進す
るとともに、車載機の更なる普
及を促進する。
緊急通報システム(HELP)の普及促進
(警察庁)
2007年4月に5都道府県7箇所で携帯電話・IP
電話等からの110番通報の発信地位置を把握
できるようにするシステムの運用開始を予定。
(総務省)
2007年度3月までに、携帯電話・IP電話等から
の発信地位置を各消防本部において把握でき
るシステムの構築を実施。4月より運用開始予
定。
(警察庁)
2009年度 47都道府県
携帯電話・IP電話等から
52箇所
の110番通報の発信地
位置を把握できるように
するシステムを整備し、
運用開始した箇所数
(総務省)
携帯電話・IP電話等から
の発信地位置表示シス
テムの導入消防本部数
警察庁
全都道府県の通信指令室において、HELPに
よる緊急通報に対応済み。
2010年度までに緊急車両に優 現場急行支援システム(FAST)の普及促進
先信号制御を行う現場急行支
援システム(FAST)について、
その効果を検証しつつ主要都
市への普及を促進する。
警察庁、総務省
11都道府県で運用中。
運転者に対する的確な道路交 高精度な道路交通情報提供等の推進
通情報の提供や交通需要の適
正化を通じて、交通の円滑化
を図り、環境負荷を低減すると
ともに交通事故のリスクを軽減
する。
警察庁、総務省、 VICS車載機を活用したプローブ情報の収集等 VICSサービスの実用化
経済産業省、国土 について、2006年3月に規格・仕様の方向性 に向けて、産学官連携
交通省
を決定。
のもと引き続き検討
ETCの普及促進
国土交通省
プロファイル信号制御方式による信号制御高 警察庁
度化の推進
(総務省)
引き続き導入消防本部の増加に向けて取り組
む。
FASTを導入した都道府 2010年度 主要都市へ
県数
の普及
ETCを活用した多様で弾力的な料金施策の実
施や、車載器購入支援の実施、民間事業者に
よるETC車載器を利用した多様なITSサービ
ス展開の推進等の普及促進策を積極的に実
施しており、ETC利用率は順調に増加。
2006年度から2県でモデル事業を実施中。
(総務省)
通報者の速やかな位
置特定が可能となるこ
とによる、より迅速・確
実な対処及び119番通
報者の負担軽減
ETC利用率
モデル事業を実施した
都道府県数
2008年度 6都道府県
13/71
2007年春
75% 2001年に一般運用を開始し、2003年度末には
基本的に全ての料金所でETC整備が完了。利
用率も2006年12月には65%に達するなど、順
調に推移。
65% 2006年度は、引き続き、ETC車を対象としたマ 引き続き、様々な普及促進策を実施し、現金利
イレージ割引や時間帯割引等の多様で弾力的 用者のETCへの利用転換を図っていく。
な料金割引の実施や、ETC車載器リース制度
等の車載器購入助成、マイレージポイントサー
ビスキャンペーンを実施した。
さらに、二輪車ETCの本格導入、ワンストップ
サービスの拡大実施、クレジット以外の決済方
法を用いたETCカードの普及、提携カードの発
行、ETCレーンの増設、広報等の様々な普及
促進策を実施した。
評価専門調査会 政府自己評価シート (ITS)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向けた方
策」
対応施策
バスのリアルタイム位置情報の提供
施策の進捗状況
担当省庁
国土交通省
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
平成17年度に公共交通情報データ標準
(XML1.1版)を策定した。また、公共交通情報
データ標準を活用し手高速バスロケを整備し、
順次運用を開始しているところ。
目標値
複数事業者のバス情報 2006年度 ー
を標準フォーマット化し、
集約した上で一元的に
提供する実証実験の実
施
14/71
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
現状値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
1.利便性・サービス向 1.オンライン利用促進
上が実感できる電子行 対象手続について、各
政(電子政府・電子自治 手続の利用目標を含む
体)を実現し、国・地方 利用促進行動計画を
公共団体に対する申
2005年度に策定・公表
請・届出等手続におけ し、2010年度までにオン
るオンライン利用率を ライン利用率50%以上
2010年度までに50%以 を達成する。
上とする。
3.利用者視点に立っ
※重点計画の①
て、添付書類の電子
化、省略・廃止、手続自
体の廃止、インセンティ
ブの付与、処理期間の
短縮、本人確認方法の
簡素化(電子署名を省
略できる場合を整理)
等、手続の見直し・改善
や紙文書による業務処
理からの脱却とこれに
よる職員の意識改革を
図る。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
○「オンライン利用促進のための行動計画」 関係府省
の着実な実施
国に対する申請・届出等手続におけるオンラ
イン利用率を2010年度までに50%以上にする
目標を達成するため、関係府省は、2006年度
からの3年間を計画期間とする「オンライン利
用促進のための行動計画」に基づき、利用促
進を強力に推進する。
また、オンライン利用促進対象手続のうち、引
き続き効果的な利用促進のための検討を要
するものについては、制度改正を含めた様々
な追加方策を検討し、2006年末を目途に目標
及び今後の進め方について改めて結論を得
る。
目標年度
【総務省】
・オンライン利用促進対象手続きについては引続き効果的な利用促進方策を進めて
いるところ。
・「行政相談の申出」については、今後の進め方について平成18年末を目途に結論
を得るべく、各種対応策を検討しているところ。
行動計画の「目標達成に
向けた具体的な措置内容
(・添付書類
・本人確認方法
・手数料
・処理時間
・利用可能期間
・システムの改善
・広報・普及活動・・・
等)」
毎に、各省庁単位で具体
的改善方策を掲げた手続
数のうち、達成された手
続数の割合
行動計画
の「各具体
的改善方
策」に記載
された年
度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
100% オンライン利用率
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
現状値
【法務省】
登記(①不動産登記の申請,②不動
産登記に係る登記事項証明書等の
交付請求等,③商業・法人登記の申
請,④商業・法人登記に係る登記事
項証明書等の交付請求等)の手続に
ついては,概ね目標が達成できると
考えている。
⑤供託申請の手続については,概ね
目標が達成できると考えている。
⑥債権譲渡登記に係る登記事項証
明書等の交付請求の手続について
は,概ね目標が達成できると考えて
いる。
⑦成年後見登記に関する証明書の
交付申請の手続については,概ね目
標が達成できると考えている。
⑧乗員上陸許可及び数次乗員上陸
許可申請手続については,概ね目標
達成できるものと考えている。
⑨船舶の長による乗員名簿の提出
等については,概ね目標達成できる
ものと考えている。
【厚生労働省】
①「オンライン利用促進のための行動計画」(以下「行動計画」という。)に盛り込んだ
利用促進方策を実施している。
②引き続き効果的な利用促進のための検討を要するとしている手続については、加
入期間中に保険事故に該当しなければ、一度も行われない手続、生涯に一度だけ行
う手続などの特性があるとともに、「電子申請が可能であると知らなかった」(約
70%)、「電子申請する環境がない」(約30%)といったアンケート結果も踏まえ、今
後、手続個々ではなく、ライフサイクルを意識した周知広報を行っていくこととする。な
お、個人が行う手続の目標率については、旧制度に関わる2手続を除き、平成19年
度3%、平成20年度8%に設定する。
【厚生労働省】
①「食品等の輸入の届出」(行動計画
No.1)については、平成18年1月から
11月の推計値であるが、目標である
利用率を超える数値となっており、目
標の達成は可能と考える。
②「就業規則(変更)届」等4手続(行
動計画No.2∼4,22)、
③「概算・増加概算・確定保険料申告
書」等5手続(行動計画No.5∼9)、
④「休業補償給付の請求」等12手続
(行動計画No.10∼21)、
⑤「雇用保険被保険者資格取得届」
等17手続(行動計画No.23∼39)、
⑥「療担規則第11条の3の厚生労働
大臣が定める報告事項」(行動計画
No.40)、
⑦「健康保険・厚生年金保険報酬月
額算定基礎届」等37手続(行動計画
No.41∼77)については、目標達成が
難しい状況。
なお、社会保険関係6手続(行動計画
No.41,42,45,46,59,61)について
は、磁気媒体届書作成プログラムを
利用した電子申請の場合、電子申請
1送信につき、複数の被保険者に関
わる申請となっているものがある。
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政府自己評価に基づく改善策
【総務省】
2006年度 行動計画 【総務省】
行動計画の 【総務省】
2007年度 の「目標利 ・「行政相談の申出」については、行 実績値参照 ・総務省の行政相談は、相談者と職員の間 ・行政相談の特性から、オンライン利用率
の円滑な双方向のやり取りが不可欠であ について目標を設定し、計画的にその達成
2008年度 用率」に記 政相談の特性から、オンライン利用
る。また、アンケート調査結果においても、 を図っていく形でオンラインの利用促進を
載の各年 率について目標を設定し、計画的に
相談者は直接的なコミュニケーションや即 行うことは難しい。ただし、インターネットに
度の目標 その達成を図っていく形でオンライン
の利用促進を行うことは難しい。
応的な対応を求める傾向にあり、電話や面 よる相談受付が可能な環境にある本省、
値
・無線局免許申請及び無線局再免許
談による相談のニーズが非常に高い。
管区行政評価局及び行政評価事務所の行
申請については、目標達成可能
政相談課で受け付けているものについて
は、今後も引き続きオンライン利用促進に
向けて積極的に取り組む予定。
【法務省】
「オンライン利用促進のための行動計画」に基づき,当省の対象9手続について,利
用促進を推進中。また,目標の確定していない2手続については,効果的な利用促
進策のほか,利用率の目標及び今後の進め方について検討を行った。
1.の手段として3.が
あるという理解
要因分析と課題
【厚生労働省】
【厚生労働省】
①目標達成見込み
①目標達成見込み
②・複数人署名が必要(社会保険労務士が ②・社会保険労務士が代行する手続に関
し、事業主署名の省略を検討する。
代行する場合)
・電子申請の利用促進について、更なる周
・電子申請の周知不足等
③社会保険労務士が提出代行等を行う場 知を図る。
合においての事業主署名の簡略化及び窓 ③・電子申請時における保険料自動計算
口での利用勧奨等を通じて、オンライン申 機能の構築を検討する。
請件数が約10倍となっており、一定の効果 ・電子申請の利用促進について、更なる周
が出ているが、更なる電子申請の利用促 知等を図る。
④・労働保険事務組合が手続を行う場合に
進に係る周知等が必要。
④・利用者の大半が被災労働者等の個人 関し、事業主署名の省略を検討中。
・平成19年度運用開始予定である保健医
であること
療福祉分野におけるPKI認証について、
・複数人署名が必要であること
・不正受給防止の観点から添付書類を必 PKI認証局が発行する電子証明書への対
応について検討を予定。
要とする手続が多いこと
・添付書類の省略・電子化の可否について
・電子申請の周知不足等
⑤・電子申請の利用方法等についての周 検討中。
・電子申請の利用促進について、更なる周
知が十分に図れていないこと。
・電子証明書の取得に費用がかかること。 知を図る。
・添付書類を別途郵送又はスキャナで読み ⑤・雇用保険関係手続に係る電子申請の
周知用パンフレットを作成し、各公共職業
込んで送付する必要があること。
⑥電子申請の利用方法等についての周知 安定所等にて周知を図っているところであ
る。今後ともパンフレット等の作成により、
が十分に図れていないこと。
周知・広報を徹底していく。
⑦○事業主の申請
・電子申請に関する企業向けアンケート調 ・社会保険労務士が手続を代行する場合
査結果によると、電子申請を利用しない理 について、ID・PWを付与することにより事業
主の電子署名を不要とすることとしていた
由として「セキュリティに不安」が多く、セ
キュリティ対策の周知広報について課題が が、事業主等が直接届出等を行う場合に
ついても、試験的に一定の期間を定めて、
あると認識。
・社会保険労務士が提出代行を行う場合に 同様に措置する。
おける事業主署名の簡略化を通じて、「健 ・一定の条件を課しつつ、電子申請の場合
康保険・厚生年金保険報酬月額算定基礎 に限り添付書類の省略を認める対象者の
届」(行動計画No.41)のオンライン申請件 範囲を拡大する。
数は約10倍となっており、一定の効果が出 ⑥・電子申請の利用促進について、更なる
ているが、更なる電子申請の利用促進に 周知を図るとともに、システムの再構築に
あわせ、利用者の立場に立った使いやす
係る周知等が必要。
いシステムの構築に向けて検討予定。
○個人の申請
・電子申請に関する個人向けアンケート調 ⑦・企業が行う手続について、説明会、窓
査結果によると、「社会保険の手続が電子 口などを通じ、セキュリティ対策の周知広
申請可能であると知らなかった」者が約7割 報を行うとともに、大企業に対しては個別
おり、電子申請を利用しない理由として「プ に訪問を行ったうえで協力要請する。
ライバシーが不安」が多く、電子申請可能 ・個人が行う手続について、各種広報媒
である旨やセキュリティ対策の周知広報につ体、窓口などを通じ、電子申請可能である
旨やセキュリティ対策について国民のライ
フサイクルに応じた政府一体となった周知
広報を行う。
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
目標年度
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
【財務省】
◎「オンライン利用促進のための行動計画」に基づき、当省の62の手続について、普
及のための取組を推進中。
(国税)
・税理士を通じて電子申告を行う場合は、納税者本人の電子署名の省略が可能(平
成18年度実施)
・個人の電子申告における医療費の領収書、給与所得の源泉徴収票等の第三者作
成書類の添付省略(平成19年度税制改正)
・電子申請等証明制度の創設(平成19年度税制改正)
【財務省】
・入出港届等の提出、輸出入申告等
税関関係手続(14手続)について
は、目標達成可能。
・国税申告手続等、国税関係手続(4
8手続)については、利用件数が大
幅に増加。給与所得の源泉徴収票
(及び同合計表)等(行動計画№33∼
36、38、39)については、目標達成見
込み。
(参考)
e-Tax全体の利用件数:2005年度 24
万件 ⇒2006年4月∼2007年1月 98
万件
【経済産業省】
・経済産業省が扱う申請届出等に係るオンライン利用率は、平成17年度実績で約6
5%であるが、利用率の一層の向上のために、IT新改革戦略の理念に則り、申請時
に提出する添付書類の必要性の精査、本人確認方法の簡素化等の今後の対応の
検討を行っている。
・オンライン利用促進対象手続についても、2006年末までに、目標及び今後の進め
方を決定する。
【経済産業省】
・生産動態統計調査、商業動態統計
調査、特定業種石油等消費統計調
査については、平成18年度は目標
利用率に近い実績の達成が見込ま
れる。
・工業所有権出願関連については、
平成18年度は目標利用率に近い実
績の達成が見込まれる。
・事業用電気工作物の保安規程の届
出及び変更届出については、平成1
9年度以降の目標利用率を昨年末に
設定したが、現在、オンライン利用率
向上に向けて、改善方策の実施・検
討を行っているところ。
【農林水産省】
農林水産省所管の以下3手続について、「オンライン利用促進のための行動計画」を
2006年3月に決定し、同計画に基づき取組を推進中。
①指定検疫物の輸入届出
②輸入植物等の検査の申請
③採捕数量等の報告
【農林水産省】
①指定検疫物の輸入届出告につい
ては、目標値達成済み
②輸入植物等の検査の申請につい
ては、目標値達成見込み
③採捕数量等の報告については、平
成18年度は目標利用率に近い実績
の達成が見込まれる。
【国土交通省】
国土交通省所管の8手続について、「オンライン利用促進のための行動計画」を2006
年3月に決定し、同計画に基づき取組を推進中。
【国土交通省】
・特殊車両通行許可申請、入出港の
届出(特定港)、けい留施設の共用の
届出(特定港)、危険物積込等の許
可(特定港)については、概ね目標値
に達する見込み。
・自動車の新規登録等の手続及び海
技免状等の有効期間の更新につい
ては、利用率向上のため、大量一括
申請を可能とするシステムの改善等
を検討。
【金融庁】
・生命保険募集人登録事務、及び生命保険変更届出事務については、今後もオンラ
イン利用率100%の維持に努める。
・損害保険代理店登録事務、及び損害保険変更届出事務については、18年7月に協
会側のシステムが構築されたことに伴い、以降の申請は全件オンライン化。
○主要3分野におけるインセンティブ措置の 法務省、財務省、
検討
厚生労働省
オンライン利用促進対象手続のうち、主要3分
野(登記、国税、社会保険・労働保険)の手続
については、効果的なインセンティブの付与
等の措置について制度改正を含め精力的か
つ具体的に検討を行い、2006年中に結論を
得る。
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
【法務省】
オンラインによる登記事項証明書の申請手数料及び登記情報提供サービスの手数
料の引き下げることを内容とする平成19年度予算政府案が決定された。
オンライン利用促進のための不動産登記及び商業・法人登記の登録免許税に係る
軽減措置が平成19年度税制改正大綱に盛り込まれた。
【厚生労働省(社会保険・労働保険分野)】
電子証明書取得費用等の税額控除のための税制改正要望を行うとともに、効果的
なインセンティブ措置を検討するためのアンケート調査を実施。
【財務省】
・還付申告について、処理期間を6週間程度から3週間程度に短縮(平成18年度実
施)
・電子証明書を取得した個人の電子申告に係る所得税額の特別控除の創設(平成
19年度税制改正)
○自動車保有関係手続のワンストップサー 国土交通省、警察 【警察庁】
ビスの推進
庁、総務省
現在、6県で導入済み。また、利用促進策として、既に改善要望として出されている
自動車保有関係手続のワンストップサービス
大量一括申請を可能とするシステムの改善、改善要望のあった本人確認方法の見
を推進するため、国土交通省において、 オン
直し等について検討しているところ。
ラインを利用した場合の手数料の低減の検討
及び利用の多い自動車販売店への感謝状制
【総務省】
度を創設する等の利用促進方策を講じる。ま
都道府県に対する会議等の機会を通じて、自動車保有関係手続のワンストップサー
た、警察庁及び総務省において、都道府県に
ビス(OSS)の早期稼動、利用促進のための広報への取り組みを要請。
対して、早期稼動、利用率向上に向けた取組
を要請する。
【国土交通省】
利用の多い自動車販売店への感謝状制度については、本年5月に創設済み。手数
料低減については、検討を行っている。また、利用促進策として、既に改善要望とし
て出されている大量一括申請を可能とするシステムの改善について検討を行うととも
に、主要な申請者である各府県のディーラー各社へのヒアリングにおいて改善要望
のあった本人確認方法の見直し等について検討しているところ。
【警察庁】
ワンストップサービスの利
用促進のため、ヒアリング
で改善要望のあった大量
一括申請に必要なシステ
ム改善及び本人確認方
法の見直し等を進める。
【総務省】
OSS参加団体数
【警察庁】
2007年度
【総務省】
全都道府県
【警察庁】
オンライン利用率
【警察庁】 【警察庁】
2010年度 50%以上
【警察庁】
オンライン利用率
【警察庁】
約0.5%
【総務省】
2008年
【総務省】
オンライン利用率
【総務省】 【総務省】
2010年度 50%以上
【総務省】
オンライン利用率
【総務省】
約0.5%
【国土交通
省】
2007年度
【国土交通省】
オンライン利用率
【国土交通 【国土交通 【国土交通省】
省】
省】
オンライン利用率
2010年 50%以上
度
【国土交通省】
ワンストップサービスの利
用促進のため、ヒアリング
で改善要望のあった大量
一括申請に必要なシステ
ム改善及び本人確認方
法の見直し等をすすめる
16 / 71 ページ
【国土交通
省】
約0.5%
【警察庁】
【警察庁】
大量一括申請を可能とすること及び本人確認 ワンストップサービスの利用促進のため、改善
方法の見直し等の要望があったところ。
要望のあった大量一括申請に必要なシステム
改善及び本人確認方法の見直し等を進める。
【総務省】
申請対象手続が、新車の新規登録に限られて 【国土交通省】
いる(中古車の新規登録、移転登録、変更登 ワンストップサービスの利用促進のため、ヒア
録、抹消登録及び継続検査は未導入)ことも利 リングで改善要望のあった大量一括申請に必
用率低迷の原因となっていると考えられる。
要なシステム改善及び本人確認方法の見直し
等をすすめる
【国土交通省】
主要な申請者である各府県のディーラー各社 【総務省】
にヒアリングした結果、大量一括申請を可能と ワンストップサービスの利用促進のため、大量
すること及び本人確認方法の見直し等の要望 一括申請に必要なシステム改善及び本人確認
があったところ。
方法の見直し等をすすめる。
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
○商業・法人登記申請及び不動産登記申請 法務省
のオンライン化の推進
商業・法人登記申請及び不動産登記申請の
オンライン化について、2008年度のできるだ
け早期に、全国の登記所におけるオンライン
化を実現する。
目標年度
2006年末までに不動産212庁,商業・法人223庁において導入を開始しており,2008
年度のできるだけ早期に全国の登記所への導入を完了する予定である。
オンライン化を完了した登 2008年度
記所数
目標値
約559庁(不
動産)
約529庁(商
業・法人)
○電子政府の総合窓口(e-Gov)を活用した 総務省及び関係府 【総務省】
【総務省】
【総務省】
オンライン申請利用促進
省
オンライン利用促進対象手続の一部を扱う各府省の汎用受付等システムについて、 各府省汎用受付システム 2008年度
オンライン利用促進対象手続のうち、電子政
電子政府の総合窓口(e-Gov)に整備した電子申請の窓口システムへの移行を実施 のe-Gov窓口システムへ
府の総合窓口(e-Gov)を利用して電子申請を
中
の集約達成率
行う手続について、当該手続の個別目標の
達成に資するよう、2008年度までに順次、eGov及び各府省の個別手続のシステム等に
おいて、費用対効果・国民等利用者の利便性
にも配慮しつつ必要な措置を講じる。
【総務省】
100%
○地方公共団体におけるオンライン利用促 総務省
進
地方公共団体における申請・届出等手続の
オンライン利用促進に向けた取組の指針とし
て、2006年度前半に「電子自治体オンライン
利用促進指針(仮称)」を策定するとともに、
利用促進のポイント等を解説した実践的なマ
ニュアルを配布し、地方公共団体による取組
を促進する。
地方公共団体における申請・届出等手続のオンライン利用促進に向けた取組の指針 「電子自治体オンライン利 2006年度
として、2006年7月に「電子自治体オンライン利用促進指針」を策定するとともに、利 用促進指針」及びマニュ
用促進のポイント等を解説した実践的なマニュアルを全地方公共団体へ配布した。 アルの策定
策定
○地方税における申告等のオンライン利用 総務省
率の向上
地方税における申告等のオンライン利用に関
しては、2006年1月時点で、法人事業税、法人
住民税及び固定資産税の償却資産につい
て、ほぼ全ての都道府県と政令指定都市で
電子申告が可能となっており、引き続き、地
方公共団体におけるオンライン利用を総務省
として促進していく中で、地方税の電子申告
等のさらなる利用促進を地方公共団体へ要
請していく。
地方税の電子申告システム(エルタックス)は、全ての都道府県と政令指定都市で導 地方税の電子申告等の
入されたところである。また、政令指定都市以外の市においても導入されつつある。 オンライン利用率
全地方公共団体への配
布
○公的個人認証サービスの利用・活用の推 総務省及び全府省 【総務省】
公的個人認証サービスの利用範囲の拡大等に関する検討中。
進
電子ロッカー、登下校通知システム等の、電子申請以外の公的個人認証サービスの
公的個人認証サービスに対応したオンライン
活用モデルの実証実験中。
行政手続の増加を図るとともに、原則として
2006年度までにe-Govに整備する窓口システ
ムの利用に伴う各府省の電子申請システム
の見直しや改善を行う。また、2006年度中
に、電気、ガス、医療など公益的分野等への
公的個人認証サービスの利用範囲の拡大に
関する検討に着手するなど、公的個人認証
サービスの利用・活用の推進に向けて具体策
の検討に着手する。さらに、2006年度におい
【警察庁】
て、電子ロッカーや職員認証等の電子申請・
2007年3月に警察庁の申請・届出システムの窓口機能をe-Govの窓口システムに移
届出以外の多面的な活用方法の普及を図
行し一元化する予定。
る。
2010年度
全地方公共
団体への配
布
50%以上
【総務省】
【総務省】
利用範囲の拡大等公的 2006年度
個人認証サービスのあり
方に関し、関係者からの 2006年度
意見聴取等に基づく論点
整理を実施。
公的個人認証の新活用
方策モデルの実証実験
の実施・成果の検証
【警察庁】
【警察庁】
窓口機能のe-Govへの移 2006年度
行状況
【文部科学省】
【文部科学省】
【文部科学 【文部科学
文部科学省オンライン申請システムを利用した行政手続について、18年度中に公的 公的個人認証サービスへ 省】
省】
個人認証サービスに対応予定。
の対応状況
2006年度 対応完了
e-Gov窓口システムとの連携については、費用対効果を含め引き続き検討。
【法務省】
【法務省】
【法務省】 【法務省】
法務省オンライン申請システムは,国民の権利関係に直結する登記申請等の複数 法務省オンライン申請シ 2008年度 移行完了
の個別業務システムと連携していることから,窓口システムへの移行に当たっては, ステムの窓口システムへ 以降
同システムの機能及び同システムとの連携について十分な検討・調整が必要である の移行
ところ,これまでの総務省との調整においては,法務省が求める機能が同システムに
実装されるか否かが不明確であり,実装されなければ利用者の利便性等が低下す
ることとなるため,移行時期について2008年度以降とすることとし,引き続き連携上
の課題について総務省と調整中である。
【財務省】
【財務省】
【財務省】
2006年(平成18)年6月に、財務省電子申請システムとe-Gov電子申請システムの連 財務省電子申請システム 2006年度
携稼動を開始した。
のe-Gov窓口システムへ
の接続
【財務省】
完了
【経済産業省】
【経済産業省】
【経済産業
2007年3月に経済産業省電子申請システム(ITEM2000)の窓口機能をe-GOVへ移行 経済産業省電子申請シス 省】
するとともに、公的個人認証サービスへの対応を実施する予定。
テム(ITEM2000)の窓口 2006年度
機能のe-GOVへ移行
【農林水産省】
【農林水産省】
【農林水産 【農林水産
公的個人認証サービスに対応したe-Govに整備する窓口システムと連携するため、 公的個人認証サービスに 省】
省】
農林水産省電子申請システムの改善を2006年度末を目途に実施中。
対応した農林水産省電子 2006年度 完了
申請システム改善の完了
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「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
全登記所中,不動産及 2008年度 100%
び商業・法人オンライン
登記申請が可能な登記
所の割合
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
不動産及び商業・法人に係るオンライン ①37.9%
登記申請については,2004年度から導 ②42.2%
入を開始し,全登記所中,オンラインに
よる申請が可能な登記所の割合は,①
不動産37.9%,②商業・法人42.2%となっ
ている。
なお,登記所数は,不動産559庁,商業・
法人529庁で算出(平成19年1月1日現在
の登記所数)。
【総務省】
【総務省】
2006年度内に9府省の汎用受付システムの 残る6府省についても、引き続き仕様の調整を
e-Gov窓口システムへの集約を達成する見込 進める。
み。残る6府省についても、2008年度までに
達成するよう仕様等の調整中。
オンライン利用促進対象 2010年度 50%以上
手続のオンライン利用率
オンライン利用促進対象手続の2005年
度オンライン利用率は、11.3%であり、目
標達成に向け、地方公共団体の取組を
支援していく必要がある。
11.3% 目標到達年度である2010年度に向け、地方公
共団体のオンライン利用促進を図っていく必要
がある。
目標到達年度に達していない。
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
目標値
【内閣府】
【内閣府】
【内閣府】
2006年度末までに申請・届出システムの窓口機能をe-Gov窓口システムに移行し一 窓口機能のe-Govへの移 2006年度
元化する予定。
行状況
【環境省】
2007年3月に申請・届出システムの窓口機能をe-Gov窓口システムに移行し一元化
する予定。
【環境省】
【環境省】
窓口機能のe-Govへの移 2006年度
行状況
【環境省】
完了
【厚生労働省】
厚生労働省においては、2006年4月より検討会を立ち上げ、一部住基ネットワークと
の関係を議論しているところ。
【金融庁】
当庁の電子申請・届出等システムにおいて、公的個人認証サービスの利用が可能。
2.オンライン利用の促
進を図るため、所得税、
法人税の電子申告に係
る制度・運用の改善策
や電子的な税、手数料
等の納付普及の方策に
ついて検討を行う。
○主要3分野におけるインセンティブ措置の 財務省
検討
オンライン利用促進対象手続のうち、主要3分
野(登記、国税、社会保険・労働保険)の手続
については、効果的なインセンティブの付与
等の措置について制度改正を含め精力的か
つ具体的に検討を行い、2006年中に結論を
得る。
【財務省】
・還付申告について、処理期間を6週間程度から3週間程度に短縮(平成18年度実
施)
・電子証明書を取得した個人の電子申告に係る所得税額の特別控除の創設(平成
19年度税制改正)
→このうち、財務省(国税)にかかる措置
2.各府省における情報 8-1.2006年度早期に、
システム調達・評価体 各府省においては、各
制を整備するとともに、 府省情報化統括責任者
IT戦略本部に政府全体 (CIO)の下で、CIO補佐
の情報システムに対す 官の支援・助言等を得
る評価体制を整備し、 て、府省内の情報シス
更なる政府全体の業
テム企画、開発、運用、
務・システム最適化を図 評価等の業務について
り、効率的な電子政府 責任を持って統括する
を実現する。また、地方 体制(プログラム・マネ
公共団体についても同 ジメント・オフィス
様の体制整備を促進す (PMO))を整備し、弾力
る。
的な執行が可能となる
予算計上、戦略的な情
報システム調達を行う。
また、各府省において、
情報システムに精通
し、業務改革を推進す
る内部人材の育成を各
府省統一的な研修の実
施などにより計画的に
進める。
○PMO(プログラム・マネジメント・オフィス) 全府省
の整備
各府省に整備したプログラム・マネジメント・オ
フィス(PMO)において、各府省情報化統括責
任者(CIO)の下で、CIO補佐官の支援・助言
等を得て、府省内の情報システムに関する企
画、開発、運用、評価、予算要求・執行、申
請・届出等手続におけるオンライン利用促進
等電子政府に係る施策について責任を持っ
て統括することとする。
【農林水産省】
PMOの体制整備
2006年4月にPMOを設置し、既に決定している農林水産省6分野の最適化計画に
基づき、個別管理組織が行うシステム開発、予算要求等について、指導・助言等を行
い、最適化を推進中。
2006年度
整備完了
【総務省】
業務・システム最適化指針(ガイドライン)に従い、総務省PMOとしての役割分担、役
職名等を明確にした府省全体管理組織の体制図を整備し、総務省が担当となってい
る最適化計画の進捗管理、実施の支援等を行っている。
【法務省】
業務・システムの最適化計画の策定,実施及び評価,電子政府に係る予算及び調達
等,PMOの実質的な取組については,2006年度当初から実施している。なお、PM
O設置要綱は2006年9月に整備済み。
【厚生労働省】
厚生労働省におけるPMO体制については、CIO(官房長)、総括審議官の下、省内
の情報化会議等を活用し、CIO補佐官、政策評価官室及び情報企画室が中心とな
り、官房関係各課と連携し、省内の情報システムに関する調整・企画・実施・評価等
について、責任を持って統括する体制整備を行った。
【文部科学省】
体制図及び業務内容について、6月26日付けで開催した行政情報化推進委員会で
報告している
【警察庁】
2006年度末までのできる限り早期に警察庁にPMOを設置予定。
【外務省】
現在、外務省におけるPMO機能の体制については、情報システム担当部局職員に
て構成されており、CIO補佐官の支援・助言のもと、情報システムに関する統括的な
管理を実施している。また、最適化計画の進捗に関わる評価・支援についても実施し
ており、各個別管理組織との省内横断的な調整を進めている。
【宮内庁】
検討中
【経済産業省】
e-METI PMOについては、情報政策推進部局及び情報システム担当部局ならびにCI
O補佐官から構成されており、電子政府に係る予算要求、個別管理組織の調達支
援、システム開発の進捗管理等を行っている。
【公正取引委員会】
PMOを設置済(2006年9月29日)(通知を改正)
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「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
現状値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
【外務省】
「人事・給与関係業務情報システム(府省共通
システム)」の導入時期の延期という外的要因
により、現在当省にて稼働している人事・給与
システムのオープン化作業が当初計画どおり
に実施できず、ホストコンピュータの撤去時期
にも影響が及んでいる。
【外務省】
ホストコンピュータの撤去時期の遅れを最小限
にとどめるため、現在稼働している人事・給与
システムのオープン化作業については、マイグ
レーションにより実現させる方向で計画の見直
しを行う予定である。
現状値
【内閣府】
府全体管理組織(PMO)については現在、組織体制につき府内にて検討中のところ。
遅くとも年度内に整備の予定。
【環境省】
環境省PMOは、平成18年7月31日に環境情報管理委員会において設置済み。
【金融庁】
PMOに関しては、組織体制について整備中。
【国土交通省】
省内にPMOを整備し、関係課と連携の下、最適化計画にかかる指導、助言、評価等
を行っている。
【財務省】
CIO、CIO補佐官、大臣官房審議官及び大臣官房文書課業務企画室で構成される財
務省PMOを2006年6月に設置。
○内部人材育成のための人材育成プログラ 総務省及び全府省 【総務省】
ムの策定
「IT人材育成指針(仮称)」の具体的な内容について検討中。
ITによる業務改革を担う人材を全政府的に育
成するため、CIO連絡会議において、2006年
度までのできる限り早期に、内部研修の強
【宮内庁】
化、民間研修の積極的な活用、PMO等の部
情報システム統一研修の受講を行っている。
門における官民人事交流の推進等を内容と
する「IT人材育成指針(仮称)」を策定する。各
【内閣府】
府省は同指針に基づき、具体的な人材育成
「IT人材育成指針(仮称)」の内容等を踏まえて今後対応の予定。
を図るための実行計画を2007年度までのでき
る限り早期に策定し、逐次実施する。
【農林水産省】
総務省が開催する各種研修に参加するとともに、PMO、個別管理組織担当者を対
象としたプロジェクト・マジメントに関する勉強会等を開催。
【総務省】
【総務省】
IT人材育成指針(仮称)の 2006年度
策定
【経済産業省】
今後策定される「IT人材育成指針(仮称)」を踏まえ対応予定。
【財務省】
「IT人材育成指針(仮称)」を踏まえ対応。
【法務省】
今後策定される「IT人材育成指針(仮称)」を踏まえ対応。
9.2006年度早期に、IT
戦略本部の下に、ITに
よる業務改革に精通し
た外部専門家等からな
る電子政府評価委員会
(仮称)を設け、各府省
における業務・システム
の最適化等に関し、費
用対効果の観点も含め
厳正な審査・評価を行
い、情報システムの企
画、開発、運用、評価等
に関し必要な支援、勧
告を行うとともに、各府
省PMOの活動状況の
評価を行う。また、府省
共通業務・システムに
ついては、担当府省間
の連携を図り、開発及
び運用を円滑かつ効果
的に実施するため、IT
戦略本部の下に、工程
管理、仕様の調整、費
用対効果の確認及び経
費の効率的運用を図る
ための調整等を行う体
制を2006年度早期に整
備する。
○電子政府評価委員会による審査・評価等 内閣官房及び総務 【内閣官房】
電子政府評価委員会において、各府省にお 省
2006年6月1日に開催された第37回IT戦略本部において、IT戦略本部の下にIT新改
ける業務・システムの最適化、申請・届出等
革戦略評価専門調査会(以下、「評価専門調査会」と言う。)を設置するとともに、そ
手続におけるオンライン利用促進等電子政府
の分科会として電子政府評価委員会(以下「評価委員会」と言う。)を設置することを
に係る施策の推進に関し、費用対効果の観
決定した。評価委員会は同年8月2日に第1回目の会合を開催し、本年1月までに計
点も含め厳正な審査・評価等を行い、その結
7回開催された。今後は、各府省における業務・システムの最適化、申請・届出等手
果を基に必要な支援、勧告を行うとともに、各
続におけるオンライン利用促進、各府省PMOの活動状況等電子政府に係る施策の
府省PMO等の活動状況の評価を行う。
推進状況についてヒアリングを行い、その結果等を基に年度末を目途にIT新改革戦
略評価専門調査会に対し報告を行う予定。
10.各府省の情報シス
テムの新たな構築・改
修等にあたっては、現
在進めているレガシー
システムの見直しを含
め、その費用対効果を
明確化することとし、信
頼性・安全性の確保の
ために行うものなど真
に必要性を有すると認
められるものを除き、①
情報システム関係経費
や業務処理時間・定員
の削減が見込まれるな
ど行財政改革に資す
る、②最適化計画等の
適切な整備計画に基づ
く、③利便性向上に寄
与する、という3つの基
準を満たすものについ
てのみ実施するものと
する。また、対象となる
事務事業の外部委託が
適当なものは、外部委
○業務・システム最適化の実施
全府省
各府省の最適化対象の業務・システムについ
て、最適化計画に基づき、可能な限り早期に
最適化を実施し、業務処理時間・定員や経費
の削減などの効果を上げる。このため、シス
テム構成の見直しや、一般競争入札が原則
であることを踏まえた調達方法の見直し、徹
底した業務改革・トータルコストの低減等を図
る。また、最適化の実施に当たっては、情報
システムの統一化、起案・決裁をはじめとする
業務処理の標準化・自動化、手続の簡素化
等を図るとともに、真に職員による判断を必
要とする業務を除き、積極的に外部委託を図
る。また、レガシーシステムについては、シス
テム構成、調達方法等の見直し及び徹底した
業務改革により、トータルコストの大幅な費用
低減及び業務運営の合理化を図る。
○府省共通業務・システムの最適化推進の 内閣官房、総務省 【内閣官房】
ための連携・調整
及び関係府省
2006年9月27日に府省共通システム担当府省から構成する「府省共通システム担当
府省共通業務・システムについて、開発及び
府省連携・調整会議」を設置し、担当府省間の連携・調整を実施中。
運用を円滑かつ効果的に実施するため、CIO
連絡会議の下に、各府省共通システム担当
府省等から構成する調整の場を2006年度前
半に整備するなどにより、業務・システム相互
に関連する必要な仕様の調整、工程管理等
について、内閣官房の総合調整機能を発揮し
つつ、内閣官房が中心となって、担当府省間
の連携・調整を図る。
【外務省】
5件の最適化計画を策定し、現在最適化を実施中。
最適化実施済件数の割
合
最適化計画 100%
記載の年度
各年度
100%
評価実施件数の割合
【警察庁】
・新たに最適化対象とした2つの業務・システムについて、2006年度中の最適化計画
策定に向けた取組みを進めているところ。
・既に最適化計画を策定した5つの業務・システムについては最適化計画に基づき、
最適化を実施しているところ。
各最適化効果指標・サー 各年度
ビス指標
(官邸及び各府省HP参
照)
各最適化効
果指標・
サービス指
標に定める
値
【外務省】
【外務省】
概ね最適化計画策定から開発段階にあ 実施段階に
るが、ホストコンピュータシステムの業
至っているも
務・システム最適化については、ホストコ のは計画数
ンピュータの撤去時期が遅れる見通しで 値を達成
あり(右項「要因分析と課題」参照)、平成
19年度においてホストコンピュータシス
テムの業務・システム最適化計画を見直
す予定。
【警察庁】
・平成17年度に効果が発現した業務・シ
ステムは次のとおりであり、いずれも当
初の目標値以上の効果が得られてい
る。
①指紋業務及び掌紋業務の経費削減
額
②企画分析業務の経費削減額
・その他の業務・システムについては、
最適化計画策定中のものを除き、設計・
開発段階に移行している。
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【警察庁】
①7,721千円
②-12,622千
円
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
託を進めるものとする。
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
【総務省】
当省の業務・システム最適化計画は、以下のとおり。
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
【総務省】
・平成17年度に効果を発現した業務・
システムは、以下のとおり。
⑬ 削減経費
⑭ 削減経費(開発経費)270,000千
円
○ 計画の見直し、改定中の業務・システム
① 人事・給与等業務
② 研修・啓発業務
③ 苦情・相談対応業務
④ 地方公共団体に対する調査・照会業務
【総務省】
⑬800,000千
円
⑭270,000千
円
・見直し中の業務・システムは、以下
のとおり。
①システムの集中管理方式への移
行を含め、一層効果があがるよう必
要な見直しを行う。
②最適化実施内容を詳細に検討した
上で、平成18年度末までのできる限
り早期に最適化計画を見直す。
③最適化の対象範囲、実施内容の
精査、経費削減の確実性の検証を行
う。
④最適化の効果を確実にあげるた
め、最適化計画の実施内容・スケ
ジュールの見直しを行う。
○ 計画策定中の業務・システム
⑤ 文書管理業務
⑥ 職員等利用者認証業務
○ 設計・開発中の業務・システム
⑦ 統計調査等業務
⑧ 共通システム(霞が関WAN)
⑨ 共通システム(政府認証基盤)
⑩ 共通システム(総務省ネットワーク)
⑪ 恩給業務
⑫ 電気通信行政関連業務
⑬ 電波監理業務
○ 運用、移行中の業務・システム
⑭ 電子申請等受付業務
⑮ 行政情報の電子的提供業務
【法務省】
業務・システム最適化指針(ガイドライン)に基づき,当省所管の個別業務・システム
最適化計画について,それぞれの計画に基づいて最適化を実施しており,業務・シス
テムの最適化により費用対効果を高め,行政の簡素・合理化を図っている。
【法務省】
・平成17年度における法務省情報ネット
ワーク(共通システム)最適化による削
減経費
・平成17年度の登記情報システム最適
化による削減経費
【法務省】
・法務省情報
ネットワーク
(共通システ
ム)最適化に
よる削減経費
126,529(千円)
・登記情報シ
ステム最適化
による削減経
費
4,578,230(千
円)
【厚生労働省】
業務・システム最適化指針(ガイドライン)に基づき、当省所管の業務・システム最適
化計画について、それぞれの計画に基づいて最適化を実施している。
【厚生労働省】
2005年度に効果を発現した業務・システ
ムは、以下のとおり。
①厚生労働省ネットワーク (共通システム)
削減経費
②雇用均等業務
削減経費
【厚生労働
省】
①22,800千円
②35,332千円
【人事院】
人事・給与関係業務情報システムについては、制度改正に伴う改修や各府省からの
要望に基づく改善を進め、平成19年度末までに各府省への導入を目指してきたとこ
ろである.。「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006」において、「最適化
計画に示された運用経費の削減額を最低限の目標とし、これ以上の削減効果をめざ
すこと」が求められていることから、内閣官房においては集中管理方式への移行を含
め、一層効果が上がるよう最適化計画の必要な見直しを行って行く必要があると考
えており、CIO連絡会議等においてスケジュールも含め見直しについて検討すること
としている。
【人事院】
人事・給与関係業務情報システムにつ
いては、集中管理方式への移行を含
め、一層効果が上がるよう最適化計画
について平成19年6月までにスケ
ジュールも含め見直す予定。
【国土交通省】
7分野の業務・システムについて、2005年度末までに最適化計画を策定した。また、
新たに2分野の業務・システムについて、2006年8月に最適化計画を策定し、さらに1
分野の業務・システムについて、2006年12月に最適化計画を策定した。
各業務・システムの進捗状況については、
【国土交通省】
・汎用電子計算機システム業務・システ
ム
平成17年度において、経費を削減し
た。
・汎用電子計算機システム業務・システム
・気象資料総合処理システム等
・共用電子計算機システム(つくば地区旭庁舎)
上記3分野の業務・システムは、システム移行を実施しており、当初計画どおり目標
を達成している。
・気象資料総合処理システム等
平成17年度において、経費を削減し
た。
・共用電子計算機システム(つくば地区
旭庁舎)
平成17年度において、経費を削減し
た。
・港湾手続関係業務(輸出入及び港湾・空港手続関係業務)に係る業務・システム
については、様式の共通化等を実施しており、当初計画どおり目標を達成している。
・国土交通省ネットワーク(共通システム)業務・システム
・自動車登録検査業務電子情報処理システム(MOTAS)業務・システム
・公共事業支援システム(官庁営繕業務を含む)
・海上保安における船舶動静情報活用業務の業務・システム
・地震津波監視等業務・システム
・地域気象観測業務・システム(アメダス)
上記6分野の業務・システムは、現在企画または設計・開発段階であり、最適化の効
果は発現していないが、最適化計画に基づき、可能な限り早期に最適化を実施し、
業務の効率化と経費の削減を図る。
【国土交通
省】
削減経費
219,534千円
削減経費
159,750千円
削減経費
60,638千円
・港湾手続関係業務(輸出入及び港湾・
空港手続関係業務)に係る業務・システ 項目数を330
ム
から110へ
平成17年度において、港湾手続きに係
る総様式項目数の簡素化を行った。
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要因分析と課題
現状値
【総務省】
「経済財政運営と構造改革に関する基本指針
2006」(平成18年7月7日閣議決定)において、
最適化計画に示された運用経費の削減及び
業務処理時間の削減を最低限の目標とし、こ
れら以上の削減効果を目指すことが求められ
たことから、左記の見直しを行うこととなった。
最適化の効果については、⑤及び⑥は最適化
計画の策定と併せて効果の算出を行っている
ところであり、⑦∼⑮は目標到達年度に達して
いないため⑬及び⑭において部分的な削減効
果が出るにとどまっているところである。
政府自己評価に基づく改善策
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
【農林水産省】
2006年3月までに、農林水産省の以下6分野について最適化計画を決定・公表。
各最適化計画に基づきシステム開発等の最適化を実施中。
①総合食料局(旧食糧庁)における情報管理システム
②国有林野事業関係業務
③農林水産省共同利用電子計算機システム
④生鮮食料品流通情報データ通信システム
⑤動物検疫及び植物検疫業務
⑥農林水産省情報ネットワーク
【宮内庁】
昨年度,宮内庁情報ネットワーク(共通システム)最適化計画を策定し,現在,最適
化に向け,設計・構築中であり,今年度中に完了予定
【経済産業省】
経済産業省が担うこととされた業務・システムについて、平成18年3月までに最適化
計画を策定した。
【環境省】
環境省省内ネットワーク(共通システム)の最適化計画に基づき、最適化実施に向け
た仕様書作成及び調達準備を実施しているところ。
【内閣府】
内閣府においては、災害管理業務・システム、内閣府LAN(共通システム)及び経済財
政政策関係業務等に必要なシステムに係わる業務・システムにつき各々最適化計画
を策定し、これに基づき実施を図っているところ。
【金融庁】
・金融検査及び監督並びに証券取引等監視等に関する業務・システム最適化計画の
実施(18年度仕様書策定等、19・20年度設計・開発、21年度稼動予定)。
・金融庁ネットワーク(共通システム)最適化計画の実施(18年度から順次)。
・有価証券報告書等に関する業務の業務・システム最適化計画の実施(18・19年度
設計・開発、20年度稼動予定)。
【文部科学省】
当省における、最適化計画策定対象業【文部科学省】
当省における、最適化計画策定対象業務は以下のとおり
○研究開発管理業務
○本省情報基盤システム
○文部科学省ネットワーク
【財務省】
財務省においては、以下の最適化計画を実施している。
○府省共通業務・システム
①共済業務
②予算・決算業務
③国有財産関係業務
④輸出入及び港湾・空港手続関係業務
○個別府省業務・システム
①税関業務
②財政融資資金関連業務
③共同利用電算機の業務・システム
④国税関係業務
⑤財務省ネットワーク
【公正取引委員会】
「公正取引委員会内ネットワーク(共通システム)最適化計画」を策定。(2005年8月31
日)
同計画を踏まえ,以下のとおり,概ね計画どおりに実施しているところ。
①本局と各地方事務所等各拠点を結ぶ回線の見直しについて,一般競争入札を実
施し,高速かつ低廉な回線への切替えを完了(平成18年10月) 。
②ユーザ管理サーバの統合につき,一般競争入札を実施し,事業者を決定。平成18
年度中にユーザ管理サーバを入替え予定。
【内閣法制局】内閣法制局情報ネットワーク最適化計画を策定し、実施を図っている
ところである。
○業務・システム最適化の評価
全府省
業務・システムの最適化の取組は、一過性の
ものではなく、最新の技術動向等を踏まえ、
PDCAサイクルによる不断の改善が必要であ
り、このため、各府省においては、「業務・シス
テム最適化指針(ガイドライン)」に沿って、成
果指標(KPI)とその達成時期等について、今
後、最適化計画を策定するものについては策
定時に明確化するとともに、最適化実施の評
価を行う。また、評価結果に基づき、最適化
実施の見直し、最適化計画の改定等を速や
かに行う。
【外務省】
5件の最適化計画に関する評価を実施。
【警察庁】
2006年8月に7つの業務・システムの最適化実施状況について評価を実施し、最適
化実施評価報告書をホームページにて公表。
【総務省】
総務省においては、業務・システム最適化指針(ガイドライン)に従い、当省が担当す
る府省共通最適化計画及び府省個別最適化計画に係る最適化効果指標・サービス
指標一覧を作成し、最適化実施評価報告書を取りまとめたところである。
【宮内庁】
昨年度,宮内庁情報ネットワーク(共通システム)最適化計画を策定し,現在,最適
化に向け,設計・構築中であり,その都度,評価を行っている
【経済産業省】
平成18年6月に各業務・システムごとの「最適化効果指標・サービス指標一覧」を決
定した。
今後は、本指標に基づき、各年度毎の最適化実施の評価を行う。
【環境省】
平成18年8月31日に環境情報管理委員会にて決定した「2005年(平成17年)度
環境省省内ネットワーク(共通システム)最適化実施評価報告書」を踏まえ最適化の
実施に取り組んでいるところ。
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目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
現状値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
目標値
【総務省】
2006年度
【総務省】
6
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
現状値
【法務省】
業務・システム最適化指針(ガイドライン)に基づき,当省所管の個別業務・システム
最適化計画について,2006年6月に決定した成果指標(KPI)を基に2005年度の
最適化実施の評価を行い,2006年8月にその評価を報告書としてとりまとめた。
【厚生労働省】
2005年度の業務・システム最適化実施評価報告書について、2006年8月に作成・公
表した。
【財務省】
業務・システム最適化指針(ガイドライン)に従い、当省が担当する府省共通業務・シ
ステム及び個別府省業務・システムの最適化計画に係る最適化効果指標・サービス
指標一覧を2006年6月に、最適化実施評価報告書を2006年8月にそれぞれ取りまと
め、公表
【人事院】
人事・給与関係業務情報システムについては、平成16年2月27日にCIO連絡会議
において決定された「人事・給与等業務・システム最適化計画」に沿って、平成17年
度の最適化実施評価報告書をとりまとめたところである。
【内閣府】
最適化については、最適化実施評価報告書を作成し、本年8月末、CIO連絡会議に
おいて決定、或いは、内閣府本府情報化推進委員会において決定の上、CIO連絡会
議に報告を行っているところである。
【農林水産省】
2006年6月に、ガイドラインに基づき、成果指標及び達成時期を明確にした農林水産
省6分野の最適化効果指標・サービス一覧を決定・公表。
2006年8月に、同指標を踏まえた2005年度最適化実施評価報告書を決定・公表。
今後も毎年度、最適化実施の評価を行い、改善を行う。
【金融庁】
・金融検査及び監督並びに証券取引等監視等に関する業務・システム最適化計画の
実施(18年度仕様書策定等、19・20年度設計・開発、21年度稼動予定)。
・金融庁ネットワーク(共通システム)最適化計画の実施(18年度から順次)。
・有価証券報告書等に関する業務の業務・システム最適化計画の実施(18・19年度
設計・開発、20年度稼動予定)。
【国土交通省】
以下の業務・システムについて、最適化実施評価報告書をCIO補佐官等連絡会議に
おいて報告を行った後、2006年8月の国土交通省情報化政策委員会において決定し
た。
・汎用電子計算機システム業務・システム
・気象資料総合処理システム等
・共用電子計算機システム(つくば地区旭庁舎)
・港湾手続関係業務(輸出入及び港湾・空港手続関係業務)に係る業務・システム
・国土交通省ネットワーク(共通システム)業務・システム
・自動車登録検査業務電子情報処理システム(MOTAS)業務・システム
・海上保安における船舶動静情報活用業務の業務・システム
・地震津波監視等業務・システム
以下の業務・システムについて、最適化実施評価報告書をCIO補佐官等連絡会議に
おいて報告を行った後、2006年8月のCIO連絡会議において決定した。
・公共事業支援システム(官庁営繕業務を含む)
【公正取引委員会】
「公正取引委員会内ネットワーク(共通システム)最適化計画」の実施状況の評価を
行い,「2005年度 公正取引委員会内ネットワーク(共通システム)最適化実施評価
報告書」を2006年8月25日にとりまとめ,同報告書の評価結果を踏まえ,最適化の実
施に取り組んでいるところ。
【内閣法制局】最適化実施評価報告書について、作成公表を行ったところである。
○業務・システム最適化のモニタリング等
総務省及び関係府
CIO連絡会議の下、総務省において、「業務・ 省
システム最適化指針(ガイドライン)」との整合
性確保等の観点から、各府省が策定する最
適化計画を確認し必要な調整を行うとともに、
最適化の実施状況及び最適化実施の評価状
況のモニタリングを行う。各制度官庁において
は、最適化計画やその実施状況等を予算や
組織・定員管理等に活用する。
【総務省】
【総務省】
平成18年8月までに79分野の業務・システムにおいて、最適化計画を策定済。
最適化計画の策定
残る6分野の業務・システムにおける最適化計画等を、「業務・システム最適化指針
(ガイドライン)」との整合性確保等の観点から確認し、必要な調整を行う。
また、毎月の進捗報告書等を通じ、全85分野の業務・システム最適化の実施状況を
モニタリング中。
【厚生労働省】
各業務・システム最適化計画を踏まえ、2007年度予算の概算要求を実施。
【人事院】
人事・給与関係業務情報システムについては、制度改正に伴う改修や各府省からの
要望に基づく改善を進め、平成19年度末までに各府省への導入を目指してきたとこ
ろである.。「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006」において、「最適化
計画に示された運用経費の削減額を最低限の目標とし、これ以上の削減効果をめざ
すこと」が求められていることから、内閣官房においては集中管理方式への移行を含
め、一層効果が上がるよう最適化計画の必要な見直しを行って行く必要があると考
えており、CIO連絡会議等においてスケジュールも含め見直しについて検討すること
としている。
【人事院】
人事・給与関係業務情報システムにつ
いては、集中管理方式への移行を含
め、一層効果が上がるよう最適化計画
について平成19年6月までにスケ
ジュールも含め見直す予定。
○各府省に共通するシステムの共同利用の 内閣官房、総務省 【総務省】
検討
及び関係府省
各府省に共通するシステムの共同利用化の在り方等について、2007年度(平成19年
更なる政府全体の業務・システム最適化を目
度)早期に結論を得るよう検討中。
指し、業務及び経費の重複排除等の観点か
ら、各府省に共通するシステムにおける共同
利用の在り方について検討を行い、2007年度
早期に結論を得る。
22 / 71 ページ
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
11.情報システム調達
に関するガイドラインを
2005年度中に策定し、
各府省は同ガイドライン
に沿って情報システム
調達を実施するととも
に、技術力のある企業
に対する競争参加機会
の拡充を図る。また、各
府省における同ガイドラ
インに沿った調達実施
状況について、定期的
にフォローアップし、必
要な改善を行う。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
○情報システム調達に関するガイドラインの 総務省及び全府省 【総務省】
整備
最適化の対象となっている業務・システムについては、「業務・システム最適化指針
最適化対象の情報システムについては、「業
(ガイドライン)」(平成18年3月31日各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)
務・システム最適化指針(ガイドライン)」に基
に基づき、各府省において着実に調達管理を実施中。
づき、統一的な業務・システム管理手法等に
また、「情報システムに係る政府調達の基本指針(仮称)」については、その案を取り
よる調達管理を着実に実施する。また、同ガ
まとめ、現在、意見募集を実施中。
イドラインを含め各府省における戦略的な情
報システム調達をより一層強力に推進するた
【法務省】
め、技術力のある企業に対する競争参加機
調達の際に活用できるシステム開発経費標準積算書の作成等,業務・システム最適
会の拡充や分離・分割調達の促進などの情
化指針(ガイドライン)に沿って調達管理を進めている。
報システムに係る政府調達の更なる改善の
視点も加えた「情報システムに係る政府調達
【厚生労働省】
の基本指針(仮称)」を2006年中に策定する。
PMOとして省全体を統括する観点から、「業務・システム最適化指針(ガイドライン)」
に沿って、調達の適正性及び透明性が確保できるよう支援・助言を実施
【総務省】
「情報システムに係る政
府調達の基本指針(仮
称)」の策定
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
【総務省】
2006年内
【内閣府】
内閣府における最適化計画に関しては、「業務・システム最適化指針(ガイドライン)」
に基づく統一的な業務・システム管理手法等による調達管理を行っているところ。
【財務省】
財務省における最適化計画に関しては、「業務・システム最適化指針(ガイドライン)」
に基づき、調達管理を実施中。
【農林水産省】
平成18年度はPMOとして「業務・システム最適化(ガイドライン)」に基づき調達管理を
行っている。平成19年はCIO連絡会議で決定される「情報システムに係る政府調達の
基本指針」の内容も考慮した上で、調達管理を進める予定。
○電子入札の推進
全府省
事務の簡素化や入札に係る費用の低減に加
えて、談合等の不正行為の防止にも一定の
効果が期待される電子入札・開札の導入等IT
を最大限活用することにより、電子入札・開札
の全面的な対応及び入札・落札結果の公表
等を推進する。
【警察庁】
平成16年12月に電子入札システムの運用を開始。入札・落札結果については、平
成15年度から一定金額以上のものにつき警察庁ホームページにおいて公表を実
施。
【警察庁】
【警察庁】 【警察庁】
すべての入札案件をシス 2005年度 全入札案件
テム利用可能とするととも
に、その入札・落札結果
を公表する。
【総務省】
【総務省】
【総務省】
電子入札システムの一層の利用促進に向け、本省及び地方支部分部局への導入を 電子入札・開札の全面的 2006年度末
図り、公的個人認証サービスでの電子証明書でも利用可能とした。
な対応及び入札・落札結
果の公表等の推進を加
速すべく積極的に電子入
札システムを活用する。
【法務省】
【法務省】
法務省行政効率化推進計画の中で,電子入札システムを活用し,企業側の負担軽 電子入札実施割合
減,行政事務の効率化及びペーパーレス化等を推進すべく,システムの普及に努め
ると明示。
なお,2005年度における電子入札実施割合(入札総実施件数に対する電子入札
実施件数の割合)は33%。
【厚生労働省】
厚生労働省における電子入札・開札システムについては、2003年度に本省内部機
関に導入し、その後、2004年度までに地方支分部局や施設機関等の全官署(159機
関)でシステムを導入済み。
【総務省】
【総務省】
【総務省】 【総務省】
同システム上 電子入札システムを利 2007年度 10%以上
の制限のな 用した応札者数、応札件 末
い限り、入札 数等の把握。
案件の8割以
上を電子入
札の対象とす
る。
【総務省】
現状を把握できる指標はないものの、現
在の電子入札の応札状況からは、1案
件につき、概ね1∼2者程度の電子応札
の実績
【総務省】
平成18年度
(平成18年12
月末現在)に
おける電子入
札対象案件
における電子
入札による応
札案件割合
は25.6%
【総務省】
【総務省】
電子入札を利用する応札業者側のインフラ整 応札者の利便性を主眼に各府省共通の基盤
備が追いついていないことや、電子証明書の 整備を図る。
取得に係る費用及び煩瑣な手順の存在
【法務省】 【法務省】
2007年度 40%以上
【厚生労働省】
全官署への導入により、
より多くの企業が電子入
札に参加する機会を得る
ことができるようになり、
企業側の移動コストの低
減や、容易な入札への参
加が可能となることから、
企業間の競争性の向上
が図られ、全体的な調達
コストの低減に寄与したも
のと考えられる。運用コス
ト分も含め、今後とも当事
業を実施していく必要が
ある。
【財務省】
【財務省】
2004年(平成16年)3月に財務本省で運用を開始し、2005年(平成17年)3月に地方支 電子入札実施割合
分部局等への利用拡大を行った。
【経済産業省】
【経済産業省】
平成15年度に経済産業本省において電子入札の運用を開始。平成19年度までに 経済産業省全ての契約
経済産業省の全ての契約窓口において電子入札の運用開始予定。
窓口での電子入札導入
【経済産業 【経済産業
省】
省】
2007年度 17官署
【農林水産省】
【農林水産省】
【農林水産 【農林水産
【農林水産省】
農林水産省では2004年度から電子入札システムを本格導入し、公共工事の入札 本省及び地方機関におけ 省】
省】
電子入札システム実施
に関して電子入札は導入済みである。その他の入札の未導入官署においては、府省 る電子入札の導入。
各官署の状 件数等の増加
共通システムの運用時期等を踏まえ、導入を進める。
況に応じ、導
入を進める。
【農林水産 【農林水産 【農林水産省】
【農林水産
省】
省】
電子入札システムに未登録の応札業者 省】
前年に比べ も多数である。
ての件数の
増加
【環境省】
平成15年度に電子入札・開札システムを導入し、平成17年度末までに7地方支分
部局に電子入札・開札システムを導入し、全国的な対応が可能となった。
【環境省】 【環境省】
2010年 引き続き電
度
子入札によ
る応札数の
向上に努め
る。
【環境省】
入札案件に占める電子
入札の割合の向上
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【環境省】
平成15年度から導入を進めてきた電子
入札・開札システムにおける全応札数に
対する電子入札の割合は平成17年度1
4.8%、平成18年度21.7%(18年1
2月末現在)に向上している。
【農林水産省】
【農林水産省】
応札業者側が電子証明書を取得していないた 電子入札システム未登録の業者へ電子入札シ
め、電子入札システムを利用する環境が整っ ステムの普及を図る。
ていない。
【環境省】
【環境省】
平成17年度 一般競争入札の件数の増加により電子証明書
14.8%、平 等を取得する企業が増加。
成18年度2
1.7%(18
年12月末現
在)
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
【宮内庁】
電子入札・開札システムを利用した入札の活用を図っている。
【公正取引委員会】
平成16年7月に電子入札を導入し,以後,すべての入札において電子入札を実施。
【文部科学省】
平成16年1月より文部科学省電子入札システムの運用を開始し、電子入札・開札を
実施している。また、平成18年10月1日以降に締結する全ての競争入札案件につ
いて、入札・落札結果の公表を実施している。
【金融庁】
平成16年4月に電子入札を導入し、以後、全ての入札において電子入札を実施して
いる。
【外務省】
平成16年2月より電子入札・開札システム(総務省系)を導入・運用。運用開始より、
全ての物品・役務の調達に係る一般競争入札を電子入札の対象として実施してい
る。
【国土交通省】
電子入札については、平成15年4月より全面実施しており、今後も引き続き推進して
いく。
【内閣府】
平成16年3月に電子入札・開札システムを導入し,電子入札を実施している。平成18
年3月からは応札者の利便性向上を図るため、入札説明書等のダウンロード機能を
追加するとともに、民間認証局の電子証明書の利用も可能とした。
13.独立行政法人等の
業務・システムの効率
化・合理化を図るため、
独立行政法人等におい
ては、国の取組に準じ
て、原則として2007年度
までに最適化計画を策
定することなどにより、
内部管理業務を始めと
した業務・システム全般
の見直しを推進する。
○独立行政法人等の業務・システム最適化 総務省及び関係府 【総務省】
情報通信研究機構(NICT)においては、全体の業務システムに対して予備調査を実
独立行政法人等を所管する府省においては、 省
施し、最適化の対象となるシステムの洗い出しを行った。主要な業務・システムであ
独立行政法人等の業務・システムの最適化を
る基盤情報システムと会計システムに関しては今年度において詳細調査を実施し、
実現するため、主要な業務・システム(年間の
2007年度に最適化計画の策定を行う。その他の業務・システムに関しても、電子決
システム運用に係る経常的な経費が1億円以
裁システムについては同時期に最適化計画を策定する予定である。
上)に係る監査の実施、原則として2007年度
統計センターにおいては、対象の業務・システムについて、19年度に作成を予定して
までのできる限り早期における最適化計画の
いる最適化計画の基となる見直し方針の18年度中の策定に向けて、作業を行って
策定及びその実施等を独立行政法人等に要
いる。
請する。これらの取組を推進することにより、
独立行政法人等に係る経費の削減、業務の
効率化を着実に実現する。
【外務省】
【外務省】
【外務省】
(国際協力機構)
最適化を実施したシステ 2006
該当するシステム(JICAでは2システムが該当)については最適化実施ずみ。
ム数。
【厚生労働省】
2005年3月末に、所管16の独立行政法人うち、年間のシステム運用に係る経常的な
経費が1億円以上のシステムを保有する6法人が、各法人の中期目標・中期計画
に、2007年度までの最適化計画の策定及び公表の旨を盛り込んだ。
【厚生労働省】
各独立行政法人の最適
化計画の策定及び公表
数
【財務省】
【財務省】
「独立行政法人等の業務・システム最適化実現方策(2005年6月29日CIO連絡会議 最適化計画の策定数
決定)」に基づき、年間のシステム運用に係る経常的な経費が1億円以上のシステム
を保有する2法人において、2007年度末までに最適化計画を策定する旨を盛り込ん
だ中期目標を決定
【外務省】
2
【厚生労働 【厚生労働
省】
省】
2007年度 6法人
【財務省】
2007年度
【財務省】
2法人
【文部科学省】
「独立行政法人等の業務・システム最適化実現方策について」を各法人所管課から
連絡済み。今後は、各法人が個別の実情を踏まえ、平成19年度末までに最適化計
画を策定することとなっている。
【環境省】
◎「独立行政法人等の業務・システム最適化実現方策(2005年6月29日CIO連絡会
議決定)」に基づき、国の取組に準じた最適化計画の策定・実施等の取組について、
平成18年度からの5年間を目標期間とする国立環境研究所中期目標に盛り込んだと
ころである。なお、国立環境研究所においては、理事(企画・総務担当)をCIOとした
他、CIO補佐を配置済み。
【国土交通省】
◎「独立行政法人等の業務・システム最適化実現方策(2005年6月29日CIO連絡会
議決定)」に基づき、国の行政機関の取組に準じて主要な業務・システムの最適化を
行うこととしている。
・18年度においては業務・システムに係る監査を実施することを中期目標に盛り込む
とともに、CIO及びCIO補佐官を配置済み。(自動車検査独立行政法人)
・平成19年度末までのできる限り早期に最適化計画を策定することを中期目標に盛
り込むとともに、CIO及びCIO補佐官を配置済み。また、平成18年度中に最適化計画
の基になる見直し方針を策定する予定。(独立行政法人都市再生機構)
【内閣府】
「独立行政法人等の業務・システム最適化実現方策(2005年6月29日CIO連絡会議
決定)」等に基き、国の行政機関の取組に準じて業務・システムの最適化に取り組む
こととしている。
国立公文書館においては、平成18年11月15日に「国立公文書館デジタルアーカイ
ブに関する業務・システム最適化計画」を決定している。
国民生活センターにおいては、2003年(平成15年)度からの第1期中期目標に「業
務・システム最適化計画」を策定する旨盛り込んだ。
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【外務省】
最適化による全体効率
の改善。
【外務省】 【外務省】 【外務省】
2006
おおむね達 おおむね達成ずみ。
成。
【外務省】
おおむね達
成済み。
【外務省】
最適化については、2005年度までのシステ
ム再構築において実施ずみ。
【外務省】
新システムの更改時期(おおむね2010年度∼
2015年度)に再度、最適化について検討。
【厚生労働省】
2007年度の実現へ向け実施中
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
8-2.さらに、人材育成
や共同化の推進等によ
り、地方公共団体の体
制整備も促進する。
4.国民年金・厚生年金
の受給権者の現況確認
や不動産登記の申請手
続への利用をはじめ、
法令に基づいて、住民
基本台帳ネットワークシ
ステムの利用・活用を
促進し、2010年度まで
に各種行政手続の簡素
化を実現する。併せて、
各府省と地方公共団体
を接続するシステムに
ついては、原則として総
合行政ネットワーク
(LGWAN)への統合を
進め、標準型・共同型
システムの利用を推進
する。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
○自治体CIO育成事業
総務省
レガシー改革や電子自治体の構築、情報シ
ステムの適切な調達、地域情報化等に総合
的に対応できる人材を育成するためのCIO育
成研修カリキュラムを、2008年までに開発し、
2010年までに中規模以上の自治体に展開す
る。2006年度は2005年度に開発した教材を用
いた研修を実施するとともに、新たなテーマの
教材を開発する。
研修カリキュラム(レガシー改革編、運用管理編)作成済み。
新たな研修教材の開発
研修については、29団体について実施済。
本年度は、14団体について実施中。
中規模以上の自治体職
なお、本年度、作成カリキュラムを活用し、(財)地域情報化推進協会において、25団 員に対する研修の実施
体を対象に研修実施中。
○地方公共団体のシステムの共同化の推進 総務省
共同アウトソーシング推進協議会において、
モデルシステムの各自治体への展開や共同
化の枠組みの整備を行うなど、地方公共団体
のシステムの共同化に向けた取組を推進す
る。また、モデルシステムの活用を促進する
ため、導入自治体やベンダーをメンバーとす
るユーザー会を2006年度の早期に設置する
とともに、職員認証、電子決裁、施設予約、国
民健康保険の各モデルシステムの開発を
2006年度中に実施する。さらに、共同アウト
ソーシングの推進を支援する専門家や技術
者の派遣等の支援を展開する。
①共同アウト推進協議会において平成17年度に引き続き、市町村の業務システム 共同アウトソーシング導
の導入及び運用に要する経費等の調査を実施し、共同アウトソーシングの効果を費 入の手引き作成
用面から検証。また、先進事例等をケーススタディとして検討。
②電子申請、統合型GISなど既に導入実績のあるシステムについてベンダー、利用
自治体で構成するユーザ会の準備会が設立。今後ユーザー会へ移行 ③ 職員認
証、電子決済(MPN)接続、施設予約、国民健康保険のモデルシステムの開発につ
いては4道府県と管内市町村の協力で開発実証中
④ 共同アウトソーシングの推進を支援する専門家や技術者の派遣等の支援につい
ては5団体を選定し、展開
①∼④の成果を踏まえ、 共同アウトソーシングの導
入の手引きを作成予定
完成
2006年度
大規模自治
体を対象とし
てのべ68名
大規模自治
体を対象とし
てのべ約200
名
中規模以上
の自治体を
対象としての
べ約300名
2010年度
○住民基本台帳ネットワークシステムの利 総務省及び全府省 【総務省】
用・活用の推進
まだ住基ネットの利用を開始していない国の機関等に対して、早期に利用を開始す
2010年度までに、国の行政機関等において、
るよう働きかけを行っているところ。
法令に基づいて、住民基本台帳ネットワーク
2006年度に新たに住基ネットの利用を開始した3法人に対して、利用方法及びセキュ
システムの利用・活用がなされるよう、国の行
リティに関する研修会を実施。
政機関等と指定情報処理機関の調整のため
住基ネットから本人確認情報の提供を受けられる機関・事務を整備するため、適時
必要な支援を行う。
省令を改正。
目標値
2008年度
2008年度
【総務省】
【総務省】
国の行政機関等に対する 2010年度
本人確認情報の提供件
数
【総務省】
8500万件以
上
【法務省】
住民基本台
帳ネットワー
クシステムの
利用
【厚生労働省(社会保険)】
【厚生労働省】
【厚生労働 【厚生労働
住民基本台帳ネットワークシステムを活用して、年金受給者の生存確認を行うことに 年金受給権者のうち現況 省】
省】
より、現況届を省略(2006年10月施行、12月生月者∼実施)
届を省略できる割合
2007年度 85%
【農林水産省】
【農林水産 【農林水産
公的個人認証サービスに 省】
省】
対応した農林水産省電子 2006年度 完了
申請システム改善の完了
総務省及び全府省 【総務省】
【総務省】
○霞が関WAN、LGWANの積極的活用
①電子行政推進国・地方公共団体協議会及びその検討作業部会における検討も踏 ①各府省が個別に地方
各府省が個別に地方公共団体と接続してい
まえつつ、国・地方公共団体を結ぶ専用回線を利用するシステムについて、当該シス 公共団体とネットワーク接
るネットワークについては、必要に応じて実態
テムに係る最適化計画等において、費用対効果等の観点から霞が関WAN・LGWAN 続しているシステムのうち
調査(府省ネットワーク調査)のフォローアップ
の活用を検討。
霞が関WAN、LGWANへ
を実施することとし、その結果を踏まえ、総合
②地方公共団体に対する調査・照会業務の業務・システム最適化計画の見直し作業 統合されたシステム
行政ネットワーク(LGWAN)への統合を進める
等を実施予定。
②地方公共団体に対する
よう関係機関等へ要請等を行うこととする。
調査・照会業務の業務・
また、国の行政機関が地方公共団体に対し
システム最適化計画の見
て行う調査・照会業務について、霞が関WAN
直し等
及び総合行政ネットワーク(LGWAN)を活用し
た各府省共同利用型システムを2007年度ま
でに構築し、システムの集約化を図るととも
に、業務プロセス等の標準化・合理化等を行
【法務省】
【法務省】
【法務省】 【法務省】
うことにより、地方公共団体に対する調査・照
現在のところ,地方公共団体と接続しているネットワークはないが,今後の接続予定 地方公共団体とのネット 必要に応じ 調査実施
会業務に係る業務処理の効率化を推進す
の有無等について,必要に応じて調査を実施する予定。
ワーク接続予定の有無等 て
る。
に関する調査実施
【厚生労働省】
①厚生労働行政総合情報システム経由で地方公共団体等と通信を行っている18の
情報システムについて、LGWANに対応済み。
②「厚生労働行政総合情報システムの業務・システム最適化計画について」(統情発
第0323002号 2006年3月23日)により、各都道府県指定都市等に発出し、LGWANの
積極的活用・切替えを依頼した。
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
自治体における情報シス −
テム改革及び地域情報
化等の実現
−
自治体において情報システム改革等に −
携わる能力のある人材が不足している。
概ね、予定どおりに推進している。
【総務省】
①廃止される届出の件
数
②住民票の写しの添付
の省略件数
【総務省】
①2500万件
以上
②200万件
以上
【総務省】
住基ネットは02年度から稼働。同年か
ら、国の行政機関等に対して本人確認
情報の提供を開始。
【総務省】
着実に実施しているところ。
【厚生労働省】
【厚生労働 【厚生労働
①厚生労働行政総合情 省】
省】
報システム経由等で地方 2010年度 22
公共団体等と通信を行っ
ている情報システムの
LGWANへの対応
25 / 71 ページ
【総務省】
①2010年
度
②2010年
度
政府自己評価に基づく改善策
現状値
2006年度
【法務省】
【法務省】
【法務省】
2003年度から成年後見登記の手続きについて,2004年度から不動産登記の手続き 法令に基づく住民基本台 2010年度
について,さらに2005年度から司法試験の手続きについて,それぞれ住民基本台帳 帳ネットワークシステムの 以降
ネットワークシステムを利用している。
利用
船舶法ほか5法に基づく登記手続については,現在登記事務のコンピュータ化を検討 ・船舶法
してるところであり,これと併せて,住民基本台帳ネットワークシステムの利用につい ・工場抵当法
ても検討することとしている。
・立木に関する法律
供託法に基づく供託の手続については,今後,住民基本台帳ネットワークシステムの ・道路交通事業抵当法
利用について検討することとしている。
・建設機械抵当法
出入国管理及び難民認定法に基づく諸申請の一部についてオンライン化を検討する ・観光施設財団抵当法
こととしており,その中で今後住民基本台帳ネットワークシステムの利用についても ・供託法
検討することとしている(実施時期未定)。
・出入国管理及び難民認
定法
【農林水産省】
住民基本台帳カードを活用した公的個人認証サービスに対応したe-Govに整備する
窓口システムと連携するため、農林水産省電子申請システムの改善を2006年度末を
目途に実施中。
「方策」に照らしたアウトカム指標
【総務省】
①500万件
②40万件
CIO研修の更なる充実を図る。
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
【宮内庁】
電子メール等で利用している
5.公的個人認証に対
応した電子申請システ
ムを、全都道府県にお
いては2008年度まで
に、全市町村において
は2010年度までに整備
する。
○地方公共団体における公的個人認証に対 総務省
応した電子申請システムの整備
公的個人認証に対応した電子申請システム
を、全都道府県においては2008年度までに、
全市町村においては2010年度までに整備す
るよう、必要な支援を行う等その取組を促進
する。
地方公共団体における電子申請システムの導入促進を図るため、共同アウトソーシ 公的個人認証サービスに 2008年度
ングの導入促進などの支援を実施。
対応した電子申請システ
ムの全都道府県における
整備
6.国・地方公共団体
は、情報システムの
データの標準化を推進
する。また、転居や転出
の際の窓口における各
種行政手続きの一括申
請や、地方公共団体間
の防災等の公共サービ
スの共同展開を実現す
るため、情報システム
の連携基盤を開発し、
2007年度までに標準化
を図るとともに、この標
準に基づく地方公共団
体のシステム改革を推
進する。
○地方公共団体における業務・システムの 総務省
最適化及びデータ標準化の推進
地方公共団体における組織全体を通じた業
務・システムの最適化に向けた取組(自治体
EA事業)を推進する。あわせて、電子自治体
システムで取り扱うデータの標準化を推進す
る。2006年度は、自治体EA事業において業
務・システムに利用するデータ体系を整理す
るとともに、その成果を活用してデータ標準化
を進める。
総務省においては、平成17年度に基幹業務及び内部管理業務に係るEA参照モデ 参照モデルの策定
2006年度
ル(総務省標準第一版)を策定し、またEAの導入方法をまとめた「業務・刷新化の手
引き」を作成。
「業務・刷新化の手引き」 2006年度
平成18年度は、データ体系の参照モデル及び標準XMLスキーマを策定することとし (改訂版)の作成
ており、現在調査研究を実施中。
○情報システムの連携基盤の整備
総務省
ユビキタス環境の実現のため、2008年まで
に、ユビキタスプラットフォームの研究開発成
果の活用等により、地方公共団体の効率的
で質の高い電子自治体化を支えるシステム
連携基盤「地域情報プラットフォーム」の仕様
を策定し、その全国標準化を図る。2010年ま
でに同標準により連携可能なアプリケーション
の展開を推進する。2006年度は、電子自治体
のワンストップサービスや防災連携等の実証
実験を行い、自治体の情報システムの連携に
必要となる技術開発を進めるとともに、自治
体EA事業や、データ標準化の成果を活用し
て、「地域情報プラットフォーム」仕様の策定を
推進する。
(財)全国地域情報化推進協会において、全国の自治体と、自治体情報システム構築 地域情報プラットフォーム 2006年度∼ 地域情報PF
に関わる主要な民間企業による標準仕様策定作業を実施中。標準化の基本方針を 標準仕様の出版
標準仕様の
示した「地域情報プラットフォーム基本説明書」を平成17年度末に発行済み。
策定
地域情報PF
総務省において、情報システムの連携を活かした住民利便性の高い新たな公共
を活用した
サービスモデルに関する調査研究を実施中。
相互接続性検証仕様の 2007年度∼ サービスモデ
出版
ルの提示
(独)情報通信研究機構において、電子自治体のワンストップサービスに資する技術
(以降継続的
開発及び、防災連携に資する技術開発を実施中。平成18年度にそれぞれ実証実験
に改訂)
を計画している。
新たな公共サービスの実 2008年度∼ 相互接続検
現に向けた実現方策の検
証仕様の策
討や課題抽出の基礎とな
定
る、サービスモデルの提
(以降継続的
示
に改訂)
公的個人認証サービスに 2010年度
対応した電子申請システ
ムの全市町村における整
備
地域情報プラットフォー 2009年度 −
ムを用いた自治体の情 以降
報システムの効率化、住
民サービスの向上を実
現
地域情報プラットフォーム仕様が未策定 −
であることから、地域情報プラットフォー
ムを用いた自治体情報システムの再構
築については検討段階に留まっている。
標準仕様のドラフティング作業は順調に進んで 現状の取組みの着実な実施を図る
いる。年度末の成果の着実な展開が必要であ
る。
地域情報PF
仕様で相互
接続可能な
業務アプリ等
を民間企業
が提供可能
【厚生労働省】
7.国・地方公共団体に ○公共分野におけるICカードの導入のあり 内閣官房、総務
省、厚生労働省及 厚生労働省においては、2006年4月より医療・介護・年金等の公共分野におけるIC
対する申請等手続のほ 方等の検討
カードの導入の在り方について検討会を立ち上げ、議論しているところ。
か、医療・介護・年金等 国・地方公共団体に対する申請等手続のほ び関係府省
の公共分野において、 か、医療・介護・年金等の公共分野において、
ICカードによる安全で迅 ICカードによる安全で迅速かつ確実なサービ
速かつ確実なサービス スの提供を推進するため、関係府省の連携
の提供を推進することと の下、導入のあり方等について2007年夏まで
し、導入のあり方等につ に検討を行い、結論を得る。
いて2007年夏までに検
討を行い、結論を得る。
【厚生労働省】
【厚生労働 【厚生労働
医療・介護・年金等の公 省】
省】検討を行
共分野におけるICカード 2007年度 い結論を取り
の導入の在り方について
まとめる。
検討。
26 / 71 ページ
【厚生労働省】
2007年夏までに結論を得る予定。
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
3.国・地方公共団体の
システムについて、利
用者利便性の向上に配
慮しつつ、信頼性・安全
性の確保、セキュリティ
高度化を図るとともに、
我が国の電子行政化を
通じ、先端技術の育
成、普及を進める。
※重点計画の④
12.利便性・効率性・安
定性及びセキュリティ機
能の総合的な向上に資
する電子政府共通基盤
の構築に向けた検討を
行う。また、今後、各府
省の情報通信機器の更
新に合わせ、原則とし
て2008年度までにIPv6
対応を図ることとする。
さらに、高度で安全な電
子行政の推進に向け、
今後開発することが必
要と考えられる技術に
ついて検討を行い、こ
の検討結果を踏まえ、
官民連携により必要な
技術開発を推進する。
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
○次世代の電子政府構築に向けた検討枠 内閣官房、総務省 【内閣官房】
組み構築
・府省共通的なプラットフォーム(対象システムに必要なセキュリティ機能等を実装す
次世代の電子政府構築に向けて、政府全体
るための統一的な技術仕様、当該機能等を実現するためのシステム基盤等)の整備
の業務・システムの基盤となる共通的なプラッ
に関し、各府省情報化統括責任者(CIO)補佐官等連絡会議第4ワーキンググルー
トフォームの構築・整備に必要な技術的、機
プ(情報セキュリティ)等と意見交換を実施。
能的検討を行うための枠組みを2006年度に
・府省共通業務・システム等の最適化の担当府省庁に対し、個別に、最適化の進捗
構築する。
状況、情報セキュリティ対策の措置状況を確認するとともに、府省共通的なプラット
フォームの整備に係る意見交換を実施。
○電子政府システムのIPv6対応化
総務省及び全府省 【総務省】
IPv6の電子政府における利用が、電子政府
・電子政府システムのIPv6化にかかるガイドラインの内容検討を進めているところ。
サービスにおけるセキュリティ強化や府省を
またがる共同利用システム構築等に有益で
【法務省】
あることを考慮し、また、IPv4アドレス枯渇へ
・今後策定される「IPv6化にかかるガイドライン」を踏まえ対応。
の先導的な対応を実施する観点から、各府省
は、原則として2008年度までに、各情報シス
テムの新たな開発(導入)又は更改に合わせ
て、情報通信機器及びソフトウェアのIPv6対
応を図る。この円滑な実施のための以下の措
置を実施する。
a)総務省は、2006年度前半に、電子政府シ
ステムにおけるIPv6ネットワーク整備に向け
たガイドラインを策定する。
b)各府省は、上記ガイドラインに基づき各電
子政府システムにおけるIPv6対応化による効
果を検討し、原則として2006年度までに、各
情報システムにおけるIPv6対応化の具体的
な計画を策定する。
c)電子申請等の国民からのアクセスもIPv6で
行えるようにするためには、インターネット
サービスプロバイダが個人ユーザーに対して
IPv6接続サービスを提供することが必要であ
ることから、2006年度より、総務省はインター
ネットサービスプロバイダにおけるIPv6接続
サービス提供状況についてホームページで情
報提供する。
○電子政府に用いられるOSのセキュリティ 総務省
品質の評価尺度の確立
2006年度中に、電子政府に係る情報システム
を構成するOSについて、そのOSのセキュリ
ティ品質に係る評価尺度の確立に向けた検
討を行い、システム調達時に活用可能な評価
項目群及び各項目についての評価尺度の確
立を図る。
・電子政府に用いられるOSのセキュリティ品質評価方法の確立に向け、評価項目の
抽出及び検証を実施中。
○内閣官房及び各府省CIO補佐官等の連携 内閣官房、総務省 【内閣官房】
強化
・府省共通的なプラットフォーム(対象システムに必要なセキュリティ機能等を実装す
府省共通業務・システム及び一部関係府省
るための統一的な技術仕様、当該機能等を実現するためのシステム基盤等)の整備
業務・システムの最適化に関して、2006年度
に関し、各府省情報化統括責任者(CIO)補佐官等連絡会議第4ワーキンググルー
に、内閣官房とCIO補佐官等の連携を強化
プ(情報セキュリティ)等と意見交換を実施。
し、対象システムの開発において効率的な情
報セキュリティ機能の実装を推進する。
○地方公共団体における情報セキュリティ対 総務省
策の強化
地方公共団体における情報セキュリティ対策
の強化を図る観点から、2006年9月を目処に
情報セキュリティ確保に係るガイドラインの見
直しを行うとともに、2006年度に、地方公共団
体における情報セキュリティ監査の実施、情
報セキュリティに関する情報の収集・分析・共
有や政府等から提供される情報等の共有等
を行う機能を有する「自治体情報共有・分析
センター(仮称)」についての実証実験・創設
促進等を推進し、2007年度に、対策の実効性
を確保するための情報セキュリティ確保に関
する運用手順等の整備を推進する。
・地方公共団体における情報セキュリティ確保に係るガイドラインについて、「重要イ
ンフラにおける情報セキュリティ確保に係る『安全基準等』策定にあたっての指針」を
踏まえるとともに、セキュリティ対策水準を強化し、かつ分かりやすい表現となるよう
な見直しを、平成18年9月に行った。
・内部監査の実施方法を学ぶ情報セキュリティ内部監査研修を全国主要都市9カ所
で開催中。
・情報セキュリティ監査の実施に要する経費に対して、地方財政措置を実施。
・「自治体情報共有・分析センター」(仮称)の整備に向けて、情報共有プロセスの試
行等の実証実験を実施中。
本年4月頃までに、情報セキュリティ政策会議 本年4月頃までに、情報セキュリティ政策会議
において評価を行い、現状の課題を明らかに において評価を行い、必要な取組みを推進す
する予定。
る予定。
○行政情報の電子的提 ○行政情報の電子的提供
総務省及び全府省 【総務省】
【総務省】
【総務省】 【総務省】
供を推進する。
政府のポータルサイトの利用状況及び認知
①電子政府の総合窓口(e-Gov)において、引き続き、提供情報の充実を実施。ま
①e-Gov利用件数(年間 ①2008年度 ①3000万件
度が低い現状に鑑み、国民等利用者が必要
た、電子政府利用支援センターにおいて、国民等利用者からの問い合わせ状況等を アクセス件数)
な行政情報に円滑に到達できるように、e踏まえFAQの充実等を実施。
Govにおいて、2006年度から、各府省と連携
②総務省では2006年3月からホームページ利用者に対して音声読み上げ・文字拡
し、高齢者や障害者を含めてすべての人々の
大ソフトの提供を行い、高齢者や障害者に対する行政情報の電子的提供の充実に
利用しやすさなどに配慮しつつ提供情報の充
努めている。
実を逐次図るものとする。また、電子政府利
用支援センターにおいてe-Govに関する国民
等利用者からの具体的な問い合わせに的確
27 / 71 ページ
【総務省】
電子政府の総合窓口(e-Gov)について、提供
情報の充実を図って行くとともに、使いやすさ
等の改善を図っていくことが課題。
【総務省】
2006年10月∼12月にe-Gov上や電子政府
利用推進員を通じたアンケートを実施。その結
果も踏まえ改善方針を検討。
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
等利用者からの具体的な問い合わせに的確
に対応するため、2006年度以降逐次各府省
等と連携しつつFAQ(よくある質問)を充実させ
るなど、迅速な回答・案内を行うために必要な
措置を講じる。さらに、手続案内等地方公共
団体のホームページ情報へのリンクなど地方
公共団体との連携を推進する。各府省におい
ても、高齢者や障害者を含めてすべての人々
の利用しやすさなどに配慮しつつ、引き続き
ホームページなどにおける行政情報の電子
的提供の充実に努める。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
【法務省】
【法務省】
ホームページにおいて関係法令等の電子的提供を行っており,引き続き情報提供の 情報の提供件数
充実を図る。
【農林水産省】
農林水産省ホームページについて、2005年度から高齢者・障害者に配慮し、音声読
み上げソフト、文字拡大ソフトに対応するページを拡充している。また、引き続き「行
政情報の電子的提供の基本的考え方(指針)」に基づき行政情報の電子的提供の充
実に努めている。
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
【法務省】 【法務省】
2006年度 対前年度増
【農林水産省】
【農林水産 【農林水産
報道発表資料は原則とし 省】
省】
て公表日にホームページ 平成18年度 100%
へ掲載する。
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
【法務省】
ホームページの利用件
数
【法務省】 【法務省】 【法務省】
2006年 対前年度増 ホームページの利用件数について,前
度
年度同期と比較して増加している。
【法務省】
前年度同期
より増加
【農林水産省】
ホームページの利用件
数の増加
【農林水産 【農林水産 【農林水産省】
【農林水産
【農林水産省】
【農林水産省】
省】
省】
17年度に情報の探しやすさの向上を図 省】
利用件数は増加したものの、微増にとどまって 情報を探しやすく、わかりやすいホームページ
対前年度増 る等の目的でホームページのリニューア 17年度トップ いることから更なる改善措置が必要。
への改良を予定。
ルを実施し、利用件数の増加となった。 ページアクセ
ス件数463万
件(2.7%増)
【文部科学省】
情報提供の一層の充実を図るとともに、高齢者・障害者にも利用しやすいホーム
ページとするため、PDFファイルのみでの情報提供は可能な限り避けるようにし、HT
MLで作成が可能なものについては、原則HTMLによる情報提供を行うよう努めてい
る。
また、障害者や高齢者などの方が利用しやすいように、音声読み上げや文字拡大な
どの機能を備えた「読み上げ支援ツール」を提供している。
【文部科学省】
提供する情報の充実に向けた運用を実施して
いるが、引き続きアクセシビリティに配慮した取
組を進める。
【警察庁】
国家公安委員会及び警察庁ホームページをJIS X 8341-3を踏まえた高齢者や障害
者に配慮したものに改善し、運用中。
【厚生労働省】
厚生労働省ホームページにおいて、2004年3月「音声読み上げ/文字拡大サービス」
を提供、2005年2月「点字ファイルダウンロードサービス」による情報を提供、2005年3
月アクセシビリティを考慮し、レイアウトを刷新済み。
【財務省】
財務省におけるホームページについて、「行政情報の電子的提供に関する基本的考
え方(指針)」等に基づき、アクセシビリティへの対応等の取組を進めている。
【経済産業省】
報道発表、審議会、研究会等の情報については、従来より、紙媒体による提供に加
えホームページから迅速に得られるよう、コンテンツの充実を図っているところ。
また、アクセシビリティの向上については、読み上げソフトに対応するため特殊記号
等の機種依存文字を使用しないようにするとともに、文字サイズについては固定しな
い等視覚障害のある利用者等へ配慮したホームページ作りに努めているところ。
いずれにせよ、今後ともコンテンツを充実しつつ、アクセシビリティに配慮したホーム
ページの運用を行っていく予定。
【環境省】
環境省HPにアクセシビリティ・ツールを2004年度に導入するなど、ウェブコンテンツに
関するJIS規格に基づき必要な改善を実施済み。
【内閣府】
高齢者や障害者を含めてすべての人々の利用しやすさなどに配慮しつつ、引き続き
ホームページなどにおける行政情報の電子的提供の充実に努めている。
【金融庁】
・当庁ホームページのトップページについては、17年4月に全面改訂を行った際、読上
げソフトへの対応を行っている。また、18年3月に第2階層以降のデザイン統一を行っ
た際、読上げソフトに対応したテンプレート作成し、それ以降htmlの作成には当該テ
ンプレートを使用しており、アクセシブルなウェブサイトを維持していくためにフォント
や色指定について注意をしているとともに、アクセシビリティ支援ソフト(WebUD)を
導入し、当庁HPユーザに対して無償配布している。
【外務省】
外務省ホームページにおいて、「行政情報の電子的提供に関する基本的考え方(指
針)」等に基づき、アクセシビリティへの対応等を行っており、今後も継続して取り組ん
でいく。
【国土交通省】
国土交通省ホームページについては、平成15年3月に「音声読み上げ/文字拡大
機能」を備えた閲覧支援ツールを導入し、高齢者や障害者に対しても利用しやすい
環境を整えている。
今後も、報道発表資料やパブリックコメント等の行政情報を迅速に提供するよう努
める。
○行政情報提供の共通基盤としての地理空 国土交通省及び関 【国土交通省】
【国土交通省】
【国土交通
間情報の活用の推進
係府省
数値地図2500、数値地図25000について整備し、概ね5年以内の周期での刊行を実 ※1 関係省庁が整備す 省】
国土空間データ基盤(NSDI)の重要な構成要
施しており、一部を電子国土Webシステムから配信し、各行政機関における経費の低 る地理空間情報のうち電 ※1 未定
素となる数値地図、国土数値情報等の地理
減を図っている。(2006年に刊行した数値地図43枚、2006年までに電子国土Webシス 子的に提供された(目標 2010年度
空間情報を整備し提供するとともに、国民へ
テムを利用して経費の低減を図っている行政機関の数:87機関)
値に対する)割合。(想
の情報提供のため、地理情報システム(GIS)
現在運用中の、国土情報を提供するシステム「国土情報ウェブマッピングシステム」 定)
の利用に努める等GISを積極的に活用する。
について、引き続き、提供する情報の拡充、機能の充実を図る。
更新された地理空間情報
特に、各行政機関の地理空間情報の共通基
府省横断的な地理情報の利活用のためのシステムの拡充のため、各府省のWeb の提供数
盤となり、地図整備の負担を軽減する数値地
マッピングシステムに順次対応できるよう、積極的な取り組みを行う。
図2500、数値地図25000及び街区レベル位置
街区レベル位置参照情報については、年1回の更新を実施しており、更新したデータ
参照情報については、5年以内の周期での更
をホームページを通じて提供している。
新を行い、各行政機関における経費の低減を
図る。
【厚生労働省】
厚生労働行政総合情報システムの中に保健医療福祉GIS基本情報データベースシ
ステムが含まれており、現在インターネットによる一般利用を推進するため、位置情
報のデータ調整を行っている。
【国土交通
省】
※1 未定
数値地図
2500・25000
全タイトル(C
D141枚)の
提供
【厚生労働省】
【厚生労働 【厚生労働
保健医療福祉GIS基本情 省】
省】
報データベースシステム 2007年度 移行
の厚生労働省ホームペー
ジへの移行
28 / 71 ページ
政府自己評価に基づく改善策
現状値
【国土交通省】
※1 関係省庁がイン
ターネットにより提供する
地理空間情報へのアク
セス件数(想定)
電子国土Webシステムを
利用して地理空間情報
整備の負担を軽減した
行政機関の数
【国土交通
省】
※1 未定
2008年度
【国土交通
省】
※1 未定
2000団体の
内数(※)
(※)2000団
体とは、電
子国土Web
システムを
利用して地
理情報を発
信する団体
数として国
土交通省の
政策目標と
している値
【国土交通省】
【国土交通
※1 政府の「地理情報クリアリングハウ 省】
ス」へのアクセス件数は、約73,000件
※1 約
(2005年度)(「GISアクションプログラム 73,000件
2002-2005」より)
(「GISアク
電子国土Webシステムを利用して地理空 ションプログ
間情報整備の負担を軽減した行政機関
ラム2002の数
【国土交通省】
※1 「GISアクションプログラム20022005」の後継となる関係省庁の地理空間
情報の整備・提供に係わる次期GIS計画
が策定前であり、「施策の進捗状況」「アウ
トプット・アウトカム指標」は想定となる。次
期GIS計画策定後に関係省庁との調整を
2005」より) 受け、次期GIS計画に沿った指標等(例:
87行政機関 計画達成年度が目標年度になる)へ適宜
(平成18年 変更する予定。
12月末時
点)
【厚生労働省】
【厚生労働 【厚生労働 【厚生労働省】
【厚生労働
インターネットによる一般 省】
省】
保健医療福祉GIS基本情報データベー 省】
利用者による利用
2008年度 利用
スシステムについては、現状において
未利用
は、地方公共団体にのみ公開している。
評価専門調査会 政府自己評価シート (電政)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
【国土交通省】
【国土交通 【国土交通 【国土交通省】
※1 GIS(ウェブマッピン 省】
省】
※1 2005年度末現在 21件(「GISアク
グシステム)を用いた行 ※1 未定 ※1 未定 ションプログラム2002-2005」より)
政情報提供サービスサ
イト数(想定)
○地方公共団体におけ ○地域情報化ナレッジベースの構築
総務省
る効率化を推進する。 地域情報化に関する先進的な取組事例等を
全国の共有情報として活用する方策について
検討し、2007年度中に実現する。2006年度
は、調査研究の実績を活用し、ナレッジとして
共有すべき情報収集を実施するとともに、仮
システムを構築し、暫定運用を行う。
総務省、国土交通
○統合型GIS及び基盤地図情報の相互利用 省
の推進
地方公共団体における行政経費の削減、業
務の効率化及びデータの共用化等を図るた
め、統合型GISの整備及び基盤地図情報の
相互利用を推進する。
総務省は、統合型GISの整備を促進するた
め、2006年度以降も引き続き、データ整備及
びシステム整備に要する経費について地方財
政措置を実施するとともに、2006年度中に統
合型GISの導入・活用に関する検討を行い、
その結果を情報提供する等の必要な支援を
行う。
また、国土交通省は、国及び地方公共団体が
実施する公共測量成果等により整備される基
盤地図情報の共用化及びワンストップサービ
スを2008年度までの早期に実現する。2006年
度は、共用有化及び提供サービスの調査検
討、ワンストップサービスを実現するための標
準化の検討を実施する。
地域情報化ナレッジベースの構築に向けた検討を実施しているところ。
地域情報化ナレッジベー 2007年度
スの構築
−
【総務省】
・2006年度においても、データ整備及びシステム整備に要する経費について地方財
政措置を実施。
・統合型GISの導入・活用に関する検討に着手。
【総務省】
・地方公共団体における
統合型GISの整備率
【国土交通省】
2008年度までの早期に基盤地図情報を共用化するワンストップサービスを運用開
始。
【国土交通省】
【国土交通 【国土交通
ワンストップサービス実現 省】
省】
の進捗状況
2006年度 検討
2007年度 設計
2008年度 構築
2008年度 運用開始
29 / 71 ページ
地域情報化ナレッジベー 2008年度 −
スにより、地域情報化に 以降
関する先進的な取組事
例等を共有し、地域情報
化の取組みの全国展開
地域情報化の先進的な事例はI現れ始 −
めているが、それらの事例で得られた示
唆や蓄積されたノウハウの共有化はま
だ十分になされておらず、当該地域のみ
の取組みにとどまっている。
現状では、地域のノウハウの共有化はまだ十 (財)全国地域情報化推進協会と連携して、全
分になされていない。
国の地域情報化の先進事例を収集、周知する
ことで自治体や地域NPOにおける地域情報化
政策の構築に資するための環境整備を進めて
いるところ。
【国土交通省】
ワンストップサービスの
利用が可能となる(想
定)(※2参照)
【国土交通
省】
未定(※2
参照)
【国土交通 【国土交通省】
省】
未定(※2参照)
未定(※2
参照)
【国土交通
省】
未定(※2参
照)
【国土交通省】
※2 基盤地図情報の整備に係わる「地理空
間情報活用推進基本法案」が現在閉会審査中
のため、同法の下で政府が策定すべき「基盤
空間情報活用推進基本計画」が未策定であ
り、アウトカム指標は想定となる。また、法の施
行後に策定される計画等の動向を注視する必
要があり、アウトカムの「指標」は未定とする。
【国土交通省】
未定(※3参照)
【国土交通
省】
未定(※3
参照)
【国土交通 【国土交通省】
省】
未定(※3参照)
未定(※3
参照)
【国土交通
省】
未定(※3参
照)
【国土交通省】
※3 基盤地図情報の整備に係わる「地理空
間情報活用推進基本法案」の下で、政府が策
定すべき「基盤空間情報活用推進基本計画」
において規定される指標などが想定できるが、
同法は現在閉会審査中であるため動向を注視
する必要があり、未定とする。
評価専門調査会 政府自己評価シート (IT経営)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
2010年度までに、企業
の部門間・企業間の壁
を越えて企業経営をIT
によって最適化する企
業の割合を大企業・中
小企業ともに世界トップ
クラスの水準に引き挙
げる。
施策の進捗状況
担当省庁
企業において、ITを活用 ITの戦略的導入のための行動指針(仮称)の 経済産業省
した業務統合、製造管 策定等
理、供給連鎖等による
生産性や顧客満足度等
の向上のための戦略的
投資を促進するため、
2006年度までに「ITの
戦略的導入のための行
動指針(仮称)」を策定
し、その普及を図る。
2010年度までに大企業 CIO設置の促進
及び公開企業を中心
に、CIOの設置を促進
する。
経済産業省
企業におけるIT利用・活 ITを活用する企業における人材のスキル標準 経済産業省
用能力を強化するた
等の策定・普及
め、2006年度までにIT
を利用・活用する企業
のスキル標準を作成す
るとともに、社員に対す
るIT教育実施プログラ
ムの導入を促進する。
ITの投資対効果が不明 ITの投資価値の可視化の推進
確であることを踏まえ、I
Tの投資価値の可視化
を推進する。
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
経済産業省
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
「ITの戦略的導入のための行動指針」、「IT経 「ITの戦略的導入のため 2006年度
営力指標」についてはパブリックコメントの意見 の行動指針」、「IT経営
を反映した上で、2月に開設される「IT経営ポー 力指標」の策定・普及
タルサイト」の中で確定版を公開予定。
ITを高度に活用している企業の割合について、
現在、本年度の調査を実施中。2月中に調査結
果をとりまとめ予定。
ITを活用して優れた経営を実践している企業に
対し、平成18年10月開催の「情報化月間」に
おいて、「IT経営促進部門」として3社の表彰を
実施した。
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
現状値
ITを高度に活用してい 2010年度 米国並みに
る企業の割合
50%以上とす
る
(ITの活用度合いを4
段階にステージ化。第
3ステージ、第4ステー
ジをITを高度に活用し
ている企業と定義)
2005年8月に行った上場企業を対象としたアン
ケート調査の結果によると、ITを高度に活用し
ている企業(ステージ3,ステージ4)の割合は
約25%にとどまっている。
ステージ1
(5.7%)
ステージ2
(67.8%)
ステージ3
(24.2%)
ステージ4
(2.4%)
ITを高度に活用してい 2010年度 米国並みに
る企業の割合
50%以上とす
る
(ITの活用度合いを4
段階にステージ化。第
3ステージ、第4ステー
ジをITを高度に活用し
ている企業と定義)
2005年8月に行った上場企業を対象としたアン
ケート調査の結果によると、ITを高度に活用し
ている企業(ステージ3,ステージ4)の割合は
約25%にとどまっている。
ステージ1
(5.7%)
ステージ2
(67.8%)
ステージ3
(24.2%)
ステージ4
(2.4%)
CIOの必要性と求められる機能についての普 CIO(CIO機能を有する担 2010年度 米国並みに 経営改革、業務改革を 2010年度
及と理解を促進するため、CIOの役割やベスト 当者)の設置割合
75%以上とす 通じた顧客満足度の
プラクティスの発信等を行うポータルサイトを構
る
向上、新規ビジネスの
築中であり、2月中に開設予定。
開拓等の実現。
また、CIO実態調査において、専任のCIOが存
在する企業におけるIT利活用面での優位性等
について調査中であり、2月中に結果を確定予
定。
中小企業においては、経営戦略や情報化企画
の立案について学ぶ経営者研修会、IT導入を
行うために必要なCIO機能について学ぶCIO
研修を実施している。
ー
CIOが存在する企業の方が顧客満足度の向上
等企業経営にプラスとなる成果を獲得している
という調査結果が出ている。
−
経営改革、業務改革を 2010年度
通じた顧客満足度の
向上、新規ビジネスの
開拓等の実現。
−
CIOが存在する企業の方が顧客満足度の向上
等企業経営にプラスとなる成果を獲得している
という調査結果が出ている。
−
2006年6月に「情報システムユーザースキル
標準」を策定・公表した。また、現在、同スキル
標準導入・活用のためのガイド、人材育成のた
めの研修ガイドを策定中。
ITの投資価値を可視化するツールとして、①信
頼性評価指標については、「情報システムの信
頼性向上に関するガイドライン」を2006年6月
に策定。②IT投資価値ガイドラインについて
は、8月末に研究会を立ち上げ、現在、既存の
評価指標を調査中。③2006年10月に人材育
成WGを立ち上げ、情報処理技術者試験制度改
革について議論中。
①情報システムユー
ザースキル標準の策定
②導入活用ガイドの策定
③研修ガイドの策定
①モデル契約をとりまと
める。
②経営レベルで戦略的
なIT投資を行う際の評価
手法を策定、指標化す
る。
③情報処理技術者試験
制度改革
①済み
②2006
年度中
③2006
年度中
①済み
②策定中
③策定中
①2006
年度中
②2006
年度中
③2006
年度中
30/71
政府自己評価に基づく改善策
情報システムユーザー
における、IT人材の育
成及びIS機能の最適
配置による発注能力
等の向上
IS機能の役割が不明確であることから、ISに携
わる人材の最適配置及び育成ができていない。
情報システムユーザー
における、IT人材の育
成及び、システム調達
時のベンダーとユー
ザーの役割の明確
化、責任分担の明確
化に貢献する。
本スキル標準は、従来可視化されていなかった
情報システムの調達時に必要となるスキルや、
機能を網羅的に体系立て整理したものであり、
今後、あらゆる産業のIT分野において、共通言
語として活用されることが期待される。
産業構造の透明性の
向上と、価値に基づく
取引の実現
情報システム需要の増大に対応する形で、「多
重下請構造、人月工数主義」といわれる仕組み
が一層肥大化して、当事者ですら実態を把握し
かねるほどの複雑な産業構造ができあがってし
まっている。
産業構造の透明性の
向上と、価値に基づく
取引の実現
情報システム需要の増大に対応する形で、「多
重下請構造、人月工数主義」といわれる仕組み
が一層肥大化して、当事者ですら実態を把握し
かねるほどの複雑な産業構造ができあがってし
まっている。
IT経営力指標を活用した「企業のIT活用に関す 現状調査による企業のIT活用に関する状況把
る現状調査」を実施中。2月に結果をとりまとめ 握とともに、経営革新にITを高度に活用し競争
る予定。
力を高めている企業の成功事例(ベストプラク
ティス)は、IT活用の進め方についての具体的
なイメージを掴みやすくする有効なツールであ
ることから、今後、積極的に収集・公表を進めて
参りたい。
IT経営力指標を活用した「企業のIT活用に関す
る現状調査」を実施中。この中で、「CIO」や「CI
O機能を有する担当者」の有無などについても
調査しており、2月に結果をとりまとめる予定。
IS機能の役割の明確化等に向けた取組みを着
実に推進中。
産業構造の透明性の向上等に向けた取組を着
実に推進中。
CIO等の有無と経営指標との関係を調査結果
から分析し、企業のIT活用におけるCIO等が果
たす役割を整理するとともに、先進的なITを活
用している企業におけるCIOの役割や取組事例
を収集し、CIO等の普及活動に努めて参りた
い。
評価専門調査会 政府自己評価シート (IT経営)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
2010年度までに、基幹
業務にITを活用する中
規模中小企業(年間売
上高5億∼20億円を想
定)の割合を60%以上
とする。
経営者を中心にIT化の ITの利用・活用の成功事例の公表等
有用性についての理解
を促進するため、2010
年度までに、企業経営
におけるIT利用・活用の
成功事例を1,000件以上
公表する。
企業において技能デー 中小企業の技能継承の支援
タベース化を行うための
メカニズムを2008年度
までに構築し、その普及
を図ることなどにより、も
のづくりを行う企業の優
れた技能等を確実に継
承できるようにする。
ITの活用により経営能 中小企業経営者の経営能力向上の支援
力を強化し、中小企業
が自ら有する技術を有
効に活用できるようにす
るため、中小企業大学
校及び民間機関の活用
等によって、中小企業
経営者が日常的に学習
できる環境を2007年度
までに整備し、普及を図
る。
ITによる中小企業の経 ITの活用による中小企業の経営革新の促進
営革新を促進するた
支援
め、経営に役立つIT投
資について知見を有す
るITコーディネータ等の
外部専門家の活用や、
異なる分野の経営資源
を有する中小企業がIT
等を活用して行う連携を
支援する。
異分野の中小企業同士の連携支援
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
経済産業省
経済産業省
目標年度
平成18年度IT経営応援隊において、平成18
年10月に成功事例160事例を公表した。
企業経営におけるIT利
用・活用の成功事例の
公表
2010年
度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
1,000事
例
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
経営者を中心に企業
経営におけるIT利用・
活用の有用性につい
ての理解が促進する。
日本の企業は、部門間の連携がとれ、ITを経営
に活用できている「IT経営」が実現できている割
合が3割に満たない状況にある。米国では、こ
の実現割合が5割を超えており、大きく差がつ
けられている。「IT経営」を促進するために、
様々な業種、業態、規模、IT利活用の方法等の
多様な事例を紹介することにより、企業経営者
がIT経営の有用性の理解を促進するとともに、I
T経営実践する際の参考となる事例を提供する
ことが必要。
経営者を中心に企業
経営におけるIT利用・
活用の有用性につい
ての理解が促進する。
日本の企業は、部門間の連携がとれ、ITを経営
に活用できている「IT経営」が実現できている割
合が3割に満たない状況にある。米国では、こ
の実現割合が5割を超えており、大きく差がつ
けられている。「IT経営」を促進するために、
様々な業種、業態、規模、IT利活用の方法等の
多様な事例を紹介することにより、企業経営者
がIT経営の有用性の理解を促進するとともに、I
T経営実践する際の参考となる事例を提供する
ことが必要。
成功事例の収集・公表は概ね順調に進捗。
企業において技能データベース化を行うための 技能データベース化を行 2008年
メカニズム構築に向けての研究開発に着手
うためのメカニズムを構 度
築し、普及・啓発を図る。
中小企業の熟練技能 2008年 者の技能継承が促進 度
される。
2006年度から技能データベース化支援ソフト
ウエアの研究開発に着手。
企業において技能データベース化を行うための 技能データベース化を行 2008年
メカニズム構築に向けての研究開発に着手
うためのメカニズムを構 度
築し、普及・啓発を図る。
中小企業の熟練技能 2008年 者の技能継承が促進 度
される。
2006年度から技能データベース化支援ソフト
ウエアの研究開発に着手。
中小企業基盤整備機構では、全国9箇所の 中小企業経営者が日常 2007年度
中小企業大学校において、中小企業の経営 的に学習できる環境を
者等の知見を充実させるための研修や中小 整備し、普及を図る。
企業支援担当者等の高度かつ専門的な支援
能力を養成する研修を実施。
さらに、Webを活用した遠隔研修事業と
して、18年度は、基礎知識の習得部分の
拡充、受講時間の短縮による利便性の向上
などを目的に研修内容を再編し、19コー
ス(経営系6コース、技術系13コース)
の研修を実施。
研修受講者の役立ち
度
−
80%以上
Webを活用した遠隔研修事業については、平
成17年度の受講者の役立ち度は、88.8%。
89% 計画通り事業を実施中。受講者からも高い評価 目標達成に向け引き続き着実に実施していく。
を得ている。
中小企業基盤整備機構では、全国9箇所の 中小企業経営者が日常 2007年度
中小企業大学校において、中小企業の経営 的に学習できる環境を
者等の知見を充実させるための研修や中小 整備し、普及を図る。
企業支援担当者等の高度かつ専門的な支援
能力を養成する研修を実施。
さらに、Webを活用した遠隔研修事業と
して、18年度は、基礎知識の習得部分の
拡充、受講時間の短縮による利便性の向上
などを目的に研修内容を再編し、19コー
ス(経営系6コース、技術系13コース)
の研修を実施。
研修受講者の役立ち
度
−
80%以上
Webを活用した遠隔研修事業については、平
成17年度の受講者の役立ち度は、88.8%。
89%
経済産業省
「IT経営応援隊」事業を全国で展開し、経営者 中小企業経営者を支援
研修会や各種事業において、ITコーディネータ するITコーディネータ等
の専門家組織の設置の
等の外部専門家を活用している。
促進
ITコーディネータ等の
外部専門家の活用に
より、「IT経営」の実現
が促進される。
経済産業省
05年度に新連携制度を創設し。平成18年9月 異分野の中小企業同士 2008年
28日現在で、異分野の中小企業同士の連携 の連携支援案件数
度
案件を225件認定。補助金、専門家によるアド
バイス等の支援を展開。(IT分野の認定案件は
16件)
経済産業省
520件
31/71
異分野の中小企業同 2008年
士の連携支援案件の 度
うち、事業終了時点で
の事業化達成度
中小企業においては、ITの専門家を企業内部
で育成することは難しく、ITと経営を橋渡しでき
る人材である「ITコーディネータ等の外部専門
家」の活用が効果的であるが、中小企業経営者
が相談できる窓口や支援体制が整っていない
状況にある。支援体制を整備することにより、中
小企業の「IT経営」促進が期待される。
80% 05年度に新連携制度を創設し、異分野の中小
企業同士の連携した取り組みに対して支援を展
開。平成18年9月28日現在で、225件のうち
事業化達成(販売成約達成)している案件は76
件。(IT分野については、16件のうち6件が販
売成約を達成)
0% 計画通り進捗。
0
ITコーディネータ等外部専門家による中小企業
経営者の支援体制を着実に構築中。
ー
計画通り事業を実施中。
(事業計画が
3∼5年であ
るため、現時
点での達成
度を示すこと
は不可。)
事業計画終了時に80%の案件で事業化を達
成できるように、引き続き支援を行っていく。
評価専門調査会 政府自己評価シート (IT経営)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
現状値
ITコーディネータ等の
外部専門家の活用、
異分野の中小企業同
士の連携支援により、I
Tによる中小企業の経
営革新を促進する。
企業が電子商取引に共 電子商取引に共通して 業界間の取引におけるEDI共通基盤整備の
通して利用できる国際 利用できる汎用的な共 促進
的にも調和した汎用的 通基盤を整備する。
な共通基盤(例えばEDI
プラットフォーム)を構築
し、2010年度までに、電
子商取引を実施する企
業のうち汎用的な共通
基盤を利用する企業の
割合を60%以上とする。
経済産業省
異なる業界間における具体的な実施方策、中 EDI共通基盤の構築に
小企業においても導入しやすいEDIの方式につ 向け、産業界との意見交
いて検討中。
換を実施。
業界の壁を超えた基盤構築の必要性について
産業界と意見交換を実施中。先導的取組事例
も踏まえ、課題整理を行う。
汎用的な共通基盤を
活用することによる業
務処理の効率化を目
指す。
情報共有のための
ツールとして、電子タ
グやインターネットを用
いた次世代型電子商
取引(EDI)基盤等を
活用しつつ、社内外の
システムを有機的に連
携。
流通システムの情報化・標準化
経済産業省
メーカー・卸・小売の流通各層において次世代
標準EDI及びGDS(商品マスターデータ同期
化)を検討中。18年度においては実用化のた
めの共同実証を行うとともに、検討対象を拡大
中。
次世代EDI標準メッセー 2008年度
ジの策定、GDSシステ
ムの構築。これらの利用
業界を出来る限り拡大
メーカー・卸・小売の流 2011年度
通各層において利用
できるEDI、GDSの仕
組みを利用することに
よりサプライチェーン全
体での最適化を図る。
製造業におけるEDI共通基盤の整備
経済産業省
従来の受発注データの大量伝送から、設計・開
発・仕様・生産計画・需要予測等まで一貫した
データ交換の標準化が進展。
発注側大手企業、受注側中小企業、両者をつ
なぐASP事業者、これらの円滑な連携に至るボ
トルネックを検証中。
中小企業製造事業者に
おけるEDIや電子タグ等
の円滑な活用に関する
ボトルネック解消策を検
討し、また国際標準規格
(ebXML)に準拠した運
用ルールの整備を進め
る。
より多くの中小企業の
間でEDI連携による情
報共有のメリットを享
受することにより、基
盤技術を支える中小
企業全体の底上げを
図る。
汎用的な共通基盤を
利用する企業の割合
2010年度までに、中小
企業の取引先のうち電
子商取引を実施する企
業の割合を50%以上と
する。
EDI:大手流
通業の7割
が利用
GDS:大手
小売業10社
以上が利用
2010年度 60%以上
業界内におけるEDIの構築がそれぞれ進展する
一方、業際間の構築形態についての検討が必
要。
業界の壁を超えた基盤構築の必要性について
産業界と意見交換を実施し課題を整理するな
ど概ね順調に進捗中。
EDI、GDSとも、現在は標準化の検討段階であ
り、平成18年度においては実用化のための共
同実証を予定。また、検討対象となる商材を日
用品・加工食品から生鮮品、アパレル品へと拡
大し、小売業態もスーパーから百貨店へ拡大し
ている。
計画通り進捗。
製造業におけるXMLを活用したEDIの共通基盤
化、ユーザの拡大を進めるため、先導的事例を
参考としつつ、より多くの中小企業において共
通的な取組を進めるべく検討中。
発注側大手企業、受注側中小企業、両者をつ
なぐASP事業者、これらの円滑な連携に至るボ
トルネックを計画通り検証中。
インターネットEDIを利用している企業の割合
約48%
電子商取引に利用でき 電子商取引に利用可能なシステム開発・導入 経済産業省
る業界共通・横断ソフト に対する支援
やパッケージソフトの開
発・カスタマイズ・普及に
対する支援のほか、ED
Iプラットフォームや電子
タグの利用、デジタルコ
ンテンツ事業等を実施
する中小企業に対する
支援を行う。
2006年度からEDIシステム開発・導入の支援を 中小製造業への業界共
開始。
通EDIシステムの導入を
促進する
EDIシステムを導入し 2010年度
ている中小製造業のう
ち、共通基盤を利用し
たものを導入している
割合
60% 2006年度は、EDIシステム開発・導入のため
の事業13件を採択し、助成を実施。
(共通基盤利用の割合は把握できていない)
2006年度からEDIシステム開発・導入の支援を 中小製造業への業界共
開始。
通EDIシステムの導入を
促進する
EDIシステムを導入し 2010年度
ている中小製造業のう
ち、共通基盤を利用し
たものを導入している
割合
60% 2006年度は、EDIシステム開発・導入のため
の事業13件を採択し、助成を実施。
(共通基盤利用の割合は把握できていない)
電子商取引に利用でき 電子商取引に利用可能なシステム開発・導入 経済産業省
る業界共通・横断ソフト に対する支援
やパッケージソフトの開
発・カスタマイズ・普及に
対する支援のほか、ED
Iプラットフォームや電子
タグの利用、デジタルコ
ンテンツ事業等を実施
する中小企業に対する
支援を行う。
2006年度からEDIシステム開発・導入の支援を 中小製造業への業界共
開始。
通EDIシステムの導入を
促進する
EDIシステムを導入し 2010年度
ている中小製造業の
割合
50% 2006年度は、EDIシステム開発・導入のため
の事業13件を採択し、助成を実施。
5.5% 計画通り進捗。
2006年度からEDIシステム開発・導入の支援を 中小製造業への業界共
開始。
通EDIシステムの導入を
促進する
EDIシステムを導入し 2010年度
ている中小製造業の
割合
50% 2006年度は、EDIシステム開発・導入のため
の事業13件を採択し、助成を実施。
5.5%
ITを活用した中小企業 電子債権法(仮称)の制定に向けた取組の推 法務省
の資金調達環境を整備 進
経済産業省
するため、ITを活用し取
金融庁
引の安全を確保しつつ
関係府省
中小企業が保有する売
掛債権等の金銭債権の
流動性を高める電子債
権制度を創設する。
【法務省】
法務省では,2005年度に研究会を組織して,
電子登録債権(仮称)の私法的側面に関する論
点の洗い出しと整理を行った。そして,2006年2
月に法務大臣から法制審議会に対して電子債
権法制の整備に関する諮問(諮問第76号)がさ
れ,これを受けて設置された法制審議会電子
債権法部会における審議・検討に基づき,2006
年7月末に中間試案を取りまとめて,同年8月1
日から同月31日までの期間に,同試案につい
てのパブリックコメント手続を行い,その結果を
踏まえつつ,私法の観点から,法整備に向けた
検討を進めている。
今後は,管理機関に関する部分についての
金融庁における検討結果等とあわせて,2006
年度中の法的枠組みの具体化を目指す.
【法務省・金融庁】
【法務省・
電子登録債権法(仮称) 金融庁】
の法的枠組みの具体化 2006年度
【経済産業省】
電子債権法制度の創設
【法務省・金 【経済産業省】
融庁】
企業等による電子債
枠組み具体 権制度の活用。
化
【経済産業省】
経済産業省研究会で指摘されたビジネス・
ニーズも踏まえつつ、2006年度中の法的枠組
みの具体化を目指す。
32/71
【経済産業省】
経済産業省研究会で指摘されたビジネス・ニー
ズも踏まえつつ、法制化を目指し法制審議会、
金融審議会にて審議中。
計画通り進捗。
【経済産業省】
目標達成に向けて、推進しているところ。省内
においては、電子債権制度に関する研究会
(2006年8月∼2007年1月)を開催。年度内に報
告書公表予定。
政府自己評価に基づく改善策
評価専門調査会 政府自己評価シート (IT経営)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
現状値
【金融庁】
金融庁では、「金融改革プログラム」(16年12
月)を踏まえ、17年4月に、金融審議会ワーキ
ンググループを立ち上げ、同年7月に座長メモ
をとりまとめた。その後、制度の中核的な役割
を担う電子登録債権の管理機関のあり方等に
ついて検討を行うため、18年6月より、金融審議
会第二部会及び情報技術革新WGの合同会合
において、審議を開始し、18年12月に報告書
「電子登録債権法(仮称)の制定に向けて∼電
子登録債権の管理機関のあり方を中心として
∼」がとりまとめられた。
今後は、法務省における私法上の観点からの
検討結果等とあわせて、18年度中の法的枠組
みの具体化を目指す。
【経済産業省】
企業等による電子債
権制度の活用。
33/71
【経済産業省】
経済産業省研究会で指摘されたビジネス・ニー
ズも踏まえつつ、法制化を目指し法制審議会、
金融審議会にて審議中。
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
評価専門調査会評価シート (豊かな)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
2010年までに適正な就
業環境の下でのテレ
ワーカーが就業者人口
の2割を実現
高齢者・障害者・育児期 e-Learningによる人材育成支援モデル事業
の親・若年無業者等が
社会において活躍する
ため、e-Learning等ITを
活用した能力向上を行
うとともに、IT産業をは
じめとする様々な産業
での働く機会の拡大に
つながる職業能力の開
発、求人・求職活動や
SOHOなどの起業・事業
拡大のための情報提供
等必要な支援を行う。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
文部科学省
経済産業省
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
2005年度より運用開始。8月末現在、学習コン 学習コンテンツ制作数及 2006年度 制作数20本 学習者のうち就労意
テンツの制作数は、14本。学習者数は、925
び学習者数
及び学習者 識の向上が図られた
人。今後、新たに学習コンテンツ12本を開発す
数8,900人 学習者の割合
るとともにアンケート調査機能等を拡張予定。
(文部科学省)
提案公募によりモデル事業を実施し、就業能 受講者に提供する学習 2005年度 8プログラム 草の根eラーニング
力の向上に資する教育サービスを提供するビ プログラム数(時間)
(約80時
サービスの受講者の
ジネスモデルを開発するとともに、そのビジネ
2006年度 間)
満足度
スモデルの実証を通じ自立化にあたっての課
75プログラ
題を整理している。2005年度は、5コンソーシア
ム
ムによるモデル事業が実施され、2006年度は4
(約250時
コンソーシアムによるモデル事業を実施中。
間)
(経済産業省)
職業能力開発情報を総合的・体系的に収集・ 厚生労働省
提供する体制の充実
労働者を対象として、職業に関する基本的な
情報、人材ニーズ動向、職業訓練コース、能力
評価等、職業能力開発に資する情報に容易に
アクセスでき、入手できるポータルサイト「キャ
リア情報ナビ」(http://hrd.mhlw.go.jp)を運用し
ているが、雇用保険三事業見直しの結果2006
年度限りで廃止。
技術者の継続的能力開発・再教育
文部科学省
わが国の技術者が専門分野外の基礎知識を 公開する教材数
幅広く習得することを支援し、その継続的な能
力開発を促進するために、独立行政法人科学
技術振興機構において、インターネットを利用
した自習教材665テーマ(2007年1月現在)を
「Webラーニングプラザ」として公開中。
(http://weblearningplaza.jst.go.jp/)
在宅就業障害者支援制度の創設等
厚生労働省
2006年4月、在宅就業障害者支援制度施行。
2006年12月末現在、大臣登録された在宅就業
支援団体数15団体、支援対象者数248人。
重度障害者在宅就労促進特別事業(バー
チャル工房支援事業)
厚生労働省
2005年度における重度障害者在宅就労促進
特別事業(バーチャル工房)利用者は139人で
あった。(厚生労働省調べ)
求人・求職のマッチング支援
厚生労働省
【労働市場情報提供事業】
求人・求職のマッチングを円滑に行えるように
するため、総合的雇用情報システムから得ら
れる未充足求人に関する統計・集計データを
加工・分析し、未充足求人にみられる特徴・共
通項を把握し、公共職業安定機関等に提供す
ることにより、未充足求人の条件緩和指導等
に活用している。
また、求職者の適職選択を円滑に行えるよう
にするため、総合的雇用情報システム等から
得られる求人・求職・職業紹介に関する情報等
を加工・分析して、公共職業安定機関等に提
供することにより、職業相談等に活用してい
る。
【しごと情報ネット】
利用者ニーズを踏まえた求人情報等の充実を
図るため、職業紹介事業者等に参加推奨を行
い、求人情報提供元であるしごと情報ネット参
加機関数を増加させること等によりその充実を
図っているところ。
また、利用者ニーズの一層の把握のため、本
年度においても「しごと情報ネット求職者アン
ケート」等を実施し、利用者ニーズの動向等を
引き続き把握していくこととしている。
【参加機関数:8,506機関(2006年12月末時点、
対前年同月比2,957機関増)】
【求人情報数:約92万2千件(2006年12月末時
点、対前年同月比6万2千件増)】
女性の再チャレンジ支援ポータルサイトの構 内閣府
築
2006年度末までに運用開始予定であり、現在
構築中。
2006年度 700テーマ
アクセス数
2006年度
アクセス件数
34/71
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標年
目標値
現状値
度
2006年度 就労意識の 2006年度開発機能であるアンケート調査機能 ー
向上が図ら を活用した学習者の就労意識の向上等につい
れた学習者 てアンケート調査を開始したところ。
が60%以上
2005年度 70%
2006年度 80%
2005年度から提供してきた草の根eラーニング
サービスについて、2004年度の受講者の満足
度は82.6%。
2006年度 23万件/年 当初の目標値は達成している。引き続き一層
の利用促進を目指し、ニーズ調査、アクセス状
況分析により教材開発、使いやすいシステム
開発を行っている。
41万件(2005
年度実績)
57万件(2006
年4月から11
月末まで)
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
アンケート調査機能の開発及びアンケート項
目の決定が遅れたことにより、現状値の把握
ができていないところ。
現在、アンケート調査が開始されたところであ
るが、その結果を今後の事業に反映したい。
2005年度モデル事業は、eラーニングと学習ア
ドバイザーによる受講支援サービスを一体的
に提供するeラーニングのビジネスモデルの検
証を行った。その結果、学習アドバイザーによ
る受講支援サービスに加え、学習履歴を就職
に関連づけることにより就職率向上につなげ
ることで受講のインセンティブ付けを図ること及
び既存の優良コンテンツを収集(アグリゲー
ション)し有効活用することでコスト削減を図る
ことが、自立可能なビジネスモデルを開発する
上での課題として明らかとなった。
2006年度事業においては、2005度事業で明ら
かになった課題毎に解決方法を検討するた
め、受講インセンティブ付けを図るモデルとし
て「就職関連付けサービス」、コスト削減を図る
モデルとして「アグリゲーションサービス」の2類
型及び学習アドバイザーによる「受講支援サー
ビス」の実証事業を行っている。
教材数は2006年度末には718になる。アクセス
数も順調に延びていること、企業内の技術者
倫理教育での利用など団体利用も広がってい
るなど、当初の目標は十分に達成できている。
2007年度からの次期中期計画では、さらに社
会のニーズに合った教材の提供、継続的に学
習していることが見える数値目標、利用者が使
いやすいシステムの改良でさらに利用者拡大
することが必要。
・関連事業として開発・提供してきた失敗知識
データベース(http://shippai.jst.go.jp/)との連
携を図り、学びの視野を広げる
・学習登録者数、教材修了書通知発行数など
アクセス数以外の学習の指標を目標にするこ
とを検討する
・著作権を考慮した上で、団体や個人が使い
やすいシステムの改良を適宜行う
評価専門調査会評価シート (豊かな)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
女性の再就職・再就業支援の充実
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
厚生労働省
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
①現在、女性の起業支援専用サイト検討会に
よる検討を踏まえつつサイトを開発中。2007年
度より運用を開始する予定。
②2006年度に再就職準備のためのeラーニン
グプログラムを開発、運用開始。
③在宅ワーカーへの支援事業として、職業能
力を外部に客観的に表示するための自己PR
シートをインターネット上で提供している。
高齢者・障害者・介護
者・育児期の親等個々
が置かれた状況に応じ
能力が最大限に発揮さ
れるようなテレワークに
関する企業内制度や労
務管理の導入、セキュ
リティ対策の体制・運用
の充実、労働関連制度
に関する従来型の規制
の見直しなど、産官学
の連携の下、テレワー
クの飛躍的拡大に向け
た取組を推進する。
③自己PRシステムへ 2006年度 対前年度
のアクセス件数
100%以上
女性の学習・能力開発支援
文部科学省
2005年度、国立女性教育会館において、女性
の様々な分野へのチャレンジや主体的選択に
よるキャリア形成のため、多様なロールモデル
(事例)や学習支援・能力開発情報等の提供を
行う「女性のキャリア形成支援サイト」を公開。
平成18年度は各種情報を更に充実させる。
総合的創業・起業支援サービス
経済産業省
以下のWebサイト等を活用し、総合的な創業・ 当該サイトへの「アクセ
起業支援サービス等を提供中。
ス件数」、「メールマガジ
①「後継人材マッチング」ホームページ(2004 ン登録件数」
年3月から)
②「創業・ベンチャー国民フォーラム」ホーム
ページ(2000年3月から)
③「起ちあがれニッポン DREAM GATE」
ホームページ(2003年7月から)
情報通信ベンチャーの起業・事業拡大支援
総務省
2007年1月9日時点で、情報通信ベンチャー向 情報通信ベンチャーの 2010年度 100回以上
けの各種セミナーを全国各地にて計21回開
事業化に役立つ情報を
催。
提供する各種セミナー・
イベントの開催回数
女性情報ポータルの
アクセス件数
①②2007
年度
③2006年
度
①年間アク
セス件数:
20万件
②年間アク
セス件数:5
万件
③メールマ
ガジン登録
者数:30万
名
産学官協働によるテレワークの円滑な導入の 総務省、厚生労働 産学官協働の取組である「テレワーク推進
フォーラム及びフォーラ 2006年度 7回
推進
省、経済産業省、 フォーラム」(2005年11月設立)の下、テレワー ムの部会等の開催回数
国土交通省
クの一層の普及に向けて取り組んでいるところ
2006年9月末の総会において、2006年度活動
方針等を決定。11月より、調査研究部会及び
普及部会の活動を開始。12月末現在、フォーラ
ムの総会及び部会を計3回開催。
テレワークの円滑化・効率化に資する情報通 総務省
1月末から調査研究を開始すべく準備中
調査報告書配布数
2006年度 100部
信システムの在り方に関する調査研究
労働者が能力を発揮するための労働関連制 厚生労働省
度の整備
国家公務員テレワークの推進に関する制度
等の環境整備
概ね順調に進捗している。
引き続き各種情報の更新に努め、コンテンツ
の充実を図る。
2010年度 2010年度ま 2006年3月末に公開し、12月末現在までは順調 2006年10月 概ね順調に進捗している。
でに12万件 に推移している。
現在
以上
約12万4千件
引き続き各種情報の更新に努め、サイトの充
実を図る。
インターネット等を活
用し、全国各地に存在
する事業者等に対す
る起業や事業拡大に
関する各種情報提供
や、国民各層への起
業意識の喚起等を行
う。
−
2006年12月末現在においては順調に推移して 20万件
いる。
インターネット等を活用し、起業や事業拡大に
関する各種情報提供や、国民各層への起業意
識の喚起等を着実に推進中。
−
−
−
就業者人口に占める 2010年度
テレワーカー率
20% 6.1%(2002年)から10.4%(2005年)へと約1.7
倍に上昇。(国土交通省「平成17年度テレワー
ク実態調査」)
しかし2010年の20%実現のためには一層の普
及促進が不可欠
就業者人口に占める 2010年度
テレワーカー率
20% 6.1%(2002年)から10.4%(2005年)に上昇。し
かし2010年の20%実現のためには一層の普及
促進が不可欠
−
ー
35/71
ー
ー
ー
①広報周知を含めて検討する予定
②計画通り進捗
③特になし
目標(年間25回以上の各種セミナー・イベント
を開催する)に対し、計画どおりの進捗であ
る。
引き続き、計画に基づく各種セミナー・イベント
を実施する。
10.4% 目標達成に向けて、推進しているところ
評価以降、必要があれば適宜改善を実施する
(昨年度に引き続き、「テレワーク推進フォーラ 予定。
ム」の総会を開催。各部会において、産学官協
働により、海外の先進事例調査等の調査研究
活動及びセミナーの開催等の普及活動を検
討。9月の総会以降、フォーラムの会員数が72
から82へ増加。)
10.4% 1月末から調査研究であり、3月に評価予定。 評価以降、必要があれば適宜改善を実施する
予定。
2006年12月27日に労働政策審議会の答申を
得て、次期通常国会に所要の法案を提出予
定。
内閣官房、人事
・2004年7月6日、各府省がテレワークを導入す いわゆる「事業場外労働 2007年度 ー
院、総務省及び全 る際の指針として、「現行制度下でのテレワー のみなし労働時間制」に
府省
ク実施に関する考え方(指針)」を発出したとこ 相当する仕組みを含め
ろ(人事院・総務省)
テレワークに資する勤務
・2004年7月13日に「公務部門における勤務時 時間の在り方について
間制度の弾力化・多様化について」(多様な勤 検討(人事院)
務形態に関する研究会中間取りまとめ)におい
て、育児を行う職員について、政府におけるテ
レワークの取組にも留意しつつ、業務遂行上
可能な場合には、在宅勤務等を活用すること
を提言したところ。(人事院)
・2005年2月18日に「育児を行う職員の仕事と
育児の両立支援制度の活用に関する指針」を
発出し、「管理者及び人事担当部局は、育児を
行う職員が在宅勤務に適した業務に従事する
場合にはその希望に応じて在宅勤務をするこ
とが可能となるよう、「現行制度下でのテレ
ワーク実施に関する考え方」(指針)を踏まえ、
勤務状況等に応じ、適切な業務遂行体制の整
備など必要な環境の整備を進める」旨言及し
たところ。(人事院)
・2005年7月15日に「勤務時間の弾力化・多様
化への提言 ∼国民ニーズに応える公務サー
ビスのために∼」(多様な勤務形態に関する研
究会最終報告)において、「効率的な業務遂行
の観点から在宅勤務が有効と考えられる業務
については、積極的に在宅勤務を活用する」、
「在宅勤務を活用しやすくするため、民間のみ
なし労働時間制相当の仕組みの導入について
検討する」ことを提言されたところ。(人事院)
①2006年12月末 アクセス件数約10万件
②計画通り進捗
③2007年1月5日時点で、397,735人のユー
ザー登録を達成。
ー
評価専門調査会評価シート (豊かな)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
度
目標値
目標値
・平成17年人事院勧告時報告(2005年8月15
日)において「効率的な業務遂行の観点から有
効と考えられる業務については、在宅勤務等
を積極的に活用する必要があることから、労働
基準法第38条の2に規定するいわゆる「事業
場外労働のみなし労働時間制」に相当する仕
組みを導入することについて検討する」旨表明
し、テレワーク(施行)実施府省及び体験職員
にアンケート等を実施したところ。(人事院)
・2007年度においては、国家公務員のテレ
ワーク推進に関する制度等の環境整備を図る
ため、公務職場におけるテレワークのあり方に
ついての調査研究を行う予定。なお、同年度
に、有識者による「テレワークに資する勤務時
間のあり方に関する研究会」を開催する方向
で検討中。(人事院)
・2006年10月から、育児等に携わる職員を対 省内テレワークの開始
象にテレワークを開始。(総務省)
(前掲)
在宅就業障害者支援制度の創設等
厚生労働省
(前掲)
重度障害者在宅就労促進特別事業(バー
チャル工房支援事業)
厚生労働省
2010年度までにITを活 自宅や医療機関・福祉 (前掲)
用した生涯学習の受講 施設にいながらにして e-Learningによる人材育成支援モデル事業
者率を倍増
地域コミュニティにおけ
る生涯学習などに参加
し、誰もが孤立せずに (前掲)
活躍できるよう、今後も 職業能力開発情報を総合的・体系的に収集・
提供する体制の充実
進展が見込まれるブ
ロードバンド環境や地
上デジタルテレビ放送
を活用した双方向の画
像通信などの利用を促 (前掲)
技術者の継続的能力開発・再教育
進する。
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
左記の課題の解決に向けて、全府省から成る
「テレワーク推進に関する関係省庁連絡会議」
の下、今後、蓄積されたノウハウ等の十分な共
有を図っていくとともに、環境整備の検討を一
層進め、推進方策を取りまとめていく予定。
現状値
2006年度 全府省にお 就業者人口に占める 2010年度 20%
けるテレ
テレワーカー率
ワーク実施
・2005年度の試行(サテライト型)の実施結果を 本院でのテレワークの実 2006年度
踏まえ、2006年度より本院に設置したサテライ 施
ト・オフィスにおいて公務員研修所の職員を対
象としたテレワークを開始。引き続きテレワーク
勤務のさらなる拡大について検討を継続。(人
事院)
・2006年度中に、本省職員を対象に試行(サテ
ライト型)を実施予定(法務省)
・省内にプロジェクトチームを設置し、テレワー
クに関する制度等の環境整備における問題点
について検討するとともに、2005年8月より一
部の地方機関において試行中。(財務省)
・2006年度、本省職員を対象に試行を実施(文
部科学省)
・省内に検討会を立ち上げ、テレワーク可能な
職務内容、実施体制、問題点等の整理等、試
行に向けて検討を行っているところ。(厚生労
働省)
・テレワーク試行(サテライト方式)に向け対象
職務 実施方法等
検討中(農林水産
・課題の抽出・整理等のため、2005年度に第1
回の試行を実施し、3名のテレワーカーが最長
9ヶ月間にわたり週一回のテレワークを実施。
2006年度にも第2回試行を実施中。問題点等
につき引き続き検討予定。(経済産業省)
・2005年度に第一回試行を実施し、人事管理
面やシステム面といった基礎的課題の整理等
を行った。2006年度は、育児の負担等を抱え
る本省職員を対象に第二回試行を実施してい
る。(国土交通省)
・2006年度、本省職員を対象に試行を実施(環
境省)
・人事院及び総務省等の検討結果を踏まえテ
レワーク可能な職務内容、問題点等について
具体的検討中。(上記以外の府省)
国家公務員テレワークは、人事院、総務省にお 10.4%
いて開始されたところであるが、まだ開始して
間もないことから、これらの取り組みを通じて、
テレワーク実施に係るノウハウ等を蓄積し、そ
の共有を図っていくとともに、環境整備を一層
進め、テレワーク実施を拡大していくことが必
要。
国家公務員テレワークは、一部の府省におい
て開始されたばかりでまだ間もないことから、
テレワーク実施に係るノウハウ等の蓄積及び
その共有が十分でない。
生涯学習情報が未収集となっている都府県
分について、情報の収集を行った。2006年度
中に登録を行う予定である。
また、利用者のニーズを把握するためにアク
セス管理機能を2006年度中に整備するため開
発を行っている。
アクセス管理機能の 2010年度
整備によって、生涯学
習コンテンツの利用者
数の現状を知るととも
に、利用者のニーズの
把握も行い、2010年度
までに利用者数の倍
増を図る。
現状のアクセス管理機能においては、生涯学 ー
習コンテンツに対するアクセス管理等の機能が
十分とはいえないため、アクセス管理機能の整
備によって、生涯学習コンテンツに関する利用
者数の現状やニーズ等を把握する必要があ
る。
アクセス管理機能については受注業者と検討 コンテンツの充実を図るため、アクセス管理機
を重ねながら順調に開発中である。
能の整備による生涯学習コンテンツに関する
利用者数の現状やニーズ等の把握及び運用
管理体制の強化に努める・
トップページのアクセ
ス件数
前年度までは順調に推移しているが、トップ
2006年9月末 概ね順調に進捗している。
ページののアクセス件数を維持するためには 現在
コンテンツが絶えず充実していなければならな 約102万件
いため引き続き充実に努める。
文部科学省
経済産業省
厚生労働省
文部科学省
生涯学習情報コンテンツの充実
文部科学省
・教育情報ナショナルセンターにおけるコンテ
ンツの拡充
生涯学習情報コンテンツの充実
・博物館コンテンツのデジタル・アーカイブ化
の推進
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
文部科学省
・生涯学習情報の収集
を実施する都府県およ
び政令指定都市数
2006年度 24都府県
12市
・利用者ニーズを把握す 2006年度
るためのアクセス管理機
能の整備
2005年度に全国の科学系博物館等の展示情
報などを検索できるサイエンスミュージアム
ネット(S-Net)を稼働させた。
2006年度においては更に機能を充実させ、
全国の科学系博物館等が所有する自然史標
本資料(但し事前登録されたものに限る)の所
在情報を横断検索できるシステムを開発し、各
館が所有する情報の流通促進に寄与した。
また、「ナスカ展」などの特別展をはじめとし
た過去の特別展や企画展のデジタル・アーカ
イブを作成した。
36/71
2010年度 年間200万
件
引き続き機能の充実に努め、コンテンツの充
実を図る・
評価専門調査会評価シート (豊かな)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
携帯等で学習できるユ 2006年度 −
ビキタスラーニング基盤
の開発
目標年
目標値
度
2007年度 −
以降
ユビキタスラーニング基盤技術の開発
総務省
ユビキタスラーニング基盤技術を開発中
地域間を越えた教育情報発信等の促進
文部科学省
2006年度は、5コンソーシアム(協議会)におい 事業年度において制作 2006年度 21本
て学習コンテンツを開発しており、10月より順 された学習コンテンツ数
次配信を開始している。
教育情報衛星通信
2007年度 対前年度
ネットワーク(エル・
100%以上
ネット)を活用した地域
において制作された学
習コンテンツの配信数
の対前年度比
文部科学省
これからの図書館の在り方検討協力者会議報
告書「これからの図書館像−地域を支える情
報拠点をめざして−」(平成18年3月)を公立
図書館に配布し、情報化の推進について啓
発。
「これからの図書館
像」が図書館職員に周
知され、ITを活用した
サービスが充実
オンライン請求により蓄 介護予防、要介護状態の悪化防止のための 厚生労働省
積された全ての介護保 介護保険情報の積極的な活用
険レセプトデータに関
し、介護サービスの高
度化や質の向上、介護
予防に一層効果的に活
用する観点から、必要
な項目を追加した分析
を2008年度までに開始
する。
2004年2月より介護給付適正化システム運用 適正化事業を実施して 2008年度 85%
開始。
いる保険者数(割合)
2006年7月末に都道府県等ヒアリングの実施。
2006年10月に適正化システムの具体的な活用 新たな介護給付適正化 2008年度 −
方法の提示。
システムが開始されるこ
2007年3月末までに適正化システム改修及び と
運用方法の周知を行う。
介護サービスの高度
化や質の向上、効率
的な介護予防につな
がること
−
このため、これまでの介 (再掲)介護予防、要介護状態の悪化防止の 厚生労働省
護保険レセプトデータ分 ための介護保険情報の積極的な活用
析の取り組みを2006年
度までに検証評価し、
必要な見直しを2007年
度までに行う。
2004年2月より介護給付適正化システム運用 適正化事業を実施して 2008年度 85%
開始。
いる保険者数(割合)
2006年7月末に都道府県等ヒアリングの実施。
2006年10月に適正化システムの具体的な活用 従来の都道府県及び市 2007年度 −
方法の提示。
町村単位の給付適正化
2007年3月末までに適正化システム改修及び システムを用いた分析
運用方法の周知を行う。
のみならず、広範囲(全
また、2006年度より給付実績を活用した情報 国規模等)における給付
の集約・分析方法の検討を行う。
情報の分析が行われる
こと
介護サービスの高度
化や質の向上、効率
的な介護予防につな
がること
福祉・介護・子育て等の 福祉・介護サービス関係者及びサービス利用 厚生労働省、
質を向上する基盤とし 者が共に利用できる安全な情報ネットワーク 総務省、
経済産業省
て、2008年度までに福 基盤の整備
祉関係者及び利用者が
共同でかつ安全に利用
できる情報ネットワーク
基盤を整備する
(厚生労働省)
2004年4月から介護報酬の請求は、原則とし
てISDN回線を用いた伝送又は磁気媒体によ
り、各保険者から委託を受けた各都道府県国
民健康保険団体連合会において審査及び支
払事務を行っている。
また、2006年度より利用者が介護サービスの
利用状況を把握することができる介護給付費
通知の拡充(電子化等)について検討を行う。
2007年10月障害者自立支援給付支払等シス
テム稼働予定
誰もが気軽にITを活用 図書館の情報化の促進
して学習ができるよう、
図書館を始めとする
様々な公共施設の情報
化を進めるとともに、そ
れら施設においてITを
活用した学習等をサ
ポートする人材を配置
する。その一環として、
図書館司書の講習にお
ける情報機器に関する
科目を必修化するな
ど、ITに通じた図書館
司書を育成する。
地域で支える福祉・介
護・育児の基盤整備
施策の進捗状況
携帯電話等を活用し
た学習者数
ISDN回線及びインター 2008年度 80%
ネット回線による介護給
付費請求件数
厚生労働省においては、2006年4月より医療・
介護・年金等の公共分野におけるICカードの
導入の在り方について検討会を立ち上げ、議
論しているところ。
−
医療・介護・年金等の公 2007年度 検討を行
共分野におけるICカード
い、結論を
の導入の在り方につい
取りまとめ
て検討。
る。
37/71
政府自己評価に基づく改善策
目標達成に向けて、推進しているところ
ー
2006年12月末現在、教育情報衛星通信ネット −
ワーク(エル・ネット)を活用した地域において
制作された学習コンテンツの配信数を前年度と
比較すると、配信数は増加(対前年度106%)し
ており目標としては現時点で達成されている。
順調に進捗している。
引き続き学習者のニーズに対応した更なる学
習機会の提供を支援するため、各地域におい
て収集、制作した特色ある学習番組を、全国
各地のエル・ネットVSAT局(地方発信局)を活
用して配信する取組を通じて、地域における学
習活動の充実に資するとともにインターネット
を活用した学習コンテンツの配信を行う。
「これからの図書館像」を全国の公立図書館に ー
配布したほか、各種研修で活用している。
報告書配布や研修を通じて、図書館の情報化 ITを活用した学習等をサポートする人材の育
の必要性の普及や啓発が行われているため、 成に資するため、今後の図書館司書養成の在
概ね順調に進捗している。
り方などについて検討する。
−
現状においても、適正化システムは介護サー −
ビスの高度化等に活用されており、システムの
更なる拡充を図る。
・制度改正及び市町村合併の影響により、保
険者において介護給付費適正化事業の実施
体制が確保できなかった。
・介護給付適正化システムの利用方法等の周
知徹底が必要。
−
−
従来より介護給付費情報の分析は行っていた −
ものの、県内における分析であり全国等での
分析は行われていない。
・各都道府県国民健康保険団体連合会単位で ・厚生労働省及び国民健康保険中央会におい
介護給付情報を分析していた。
て、介護給付情報の効果的な集約・分析方法
・今後は同一都道府県内の介護給付情報だけ の検討を行っている。
ではなく、他の都道府県における介護給付の
状況を把握し、効果的な介護給付適正化事業
の実施が必要。
情報ネットワーク基盤 ー
の整備により介護
サービスの質の向上
が図られること
ー
介護報酬の請求は、完全な電子化とはなって
いない。
自立支援事業所(障害)及び医療機関(医療) ・インターネット等の回線による介護報酬の請
等においてISDN回線未接続の場合が多い。 求に対応できるようになれば、伝送による介護
報酬請求の割合が増加し、迅速な審査及び報
酬の支払いが可能となり、その結果、良好な
サービスの提供に資することができる。
・医療機関からのレセプトオンライン請求の進
捗状況も踏まえ、インターネット回線以外の対
応についても引き続き検討する。
−
電子請求の利用率。 2007年度 システム障 2006年度からシステム開発を進め、2007年10
害等の特殊 月運用開始
当該電子請求は、障
要因を除き
害者にサービスを提
完全実施
供する事業者が、地
方自治体の支払事務
の委託機関である国
保連合会に対し行う障
害福祉サービス費の
請求である
−
−
−
−
−
様々なデータ分析結果 2007年度 開始
の障害福祉政策への活
用
要因分析と課題
現状値
ユビキタスラーニング基盤を開発中
インターネット回線を利 2007年度 −
用した介護報酬請求が
開始されること
(総務省)
IP層での暗号化技術を 2006年度 −
IP層での暗号化技術を活用し、必要時のみ通 活用し、必要時のみ通
信経路を確保する技術を平成18年度中に開発 信経路を確保する技術
すべく研究開発を実施中。
の開発
サービス提供業務に携 福祉・介護サービス関係者やサービス利用者 厚生労働省
及び関係府省
わるスタッフ及びサービ の厳格な本人確認方法の実現
ス利用者の本人認証と
資格確認のためのIC
カードを活用することと
し、個人情報保護上の
課題も含め、導入のあ
り方について2007年夏
までに検討を行い、結
論を得る。
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標に照らした十分な進捗が見られている。
2007年夏までに結論を得る予定。
・平成18年度に各種会議等において、介護給
付適正化システムの活用方法の周知、保険者
が実施している介護給付適正化事業の好事例
の紹介等を実施。
・平成19年度に都道府県による「介護給付適
正化プログラム」の策定の支援を予定。
−
評価専門調査会評価シート (豊かな)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
施策の進捗状況
担当省庁
また、福祉介護サービ 福祉・介護サービスにおける手続きや業務記 厚生労働省、
経済産業省
スについて、手続き及 録の電子化
び業務の効率化、サー
ビス提供事業所におけ
る担当職員間の情報共
有等を促進するため、
2007年度までに各種帳
票や記録などを電子化
することについて、個人
情報保護上の課題も含
め検討を行い、2010年
度までに全国的に推進
する。
目標年度
(厚生労働省)
−
2004年4月から介護報酬の請求は、原則とし
てISDN回線を用いた伝送又は磁気媒体による
請求が行われており、各都道府県国民健康保
険団体連合会において実施されている審査・
支払のために必要な介護給付費明細書及び
給付管理表は、ほぼ電子化されている。
審査及び支払事務以外に必要な帳票等の電
子化や形式の統一についても検討を行う。
−
目標値
−
事業所間等における
情報の共有により介
護サービスの質の向
上が図られること
2007年10月障害者自立支援給付支払等シス
テム稼動予定
様々なデータ分析結果 2007年度 開始
の障害福祉施策への活
用
厚生労働省
介護福祉士の養成課程におけるIT・情報教育
の導入等については、「介護福祉士のあり方
及びその養成プロセスの見直し等に関する検
討会」報告書等を踏まえ、2007年度中に具体
的な方策について検討する。
「介護福祉士のあり方及 2007年度 検討を終了
びその養成プロセスの
する。
見直し等に関する検討
会」報告書等を踏まえ検
討すること。
厚生労働省
保育士資格に係る養成課程へのIT・情報教育
の導入の必要性については、厚生労働科学研
究「保育士の養成に関する研究」(2006∼2008
年度)の研究結果、全国保育士養成協議会や
専門家の意見を踏まえ検討していくこととして
いる。
(新規)国民への情報提 国民の満足するサービス提供のための情報 厚生労働省
の提供・開示の強化
供
介護・福祉サービスに関する信頼できる情報
が国民へ提供されるための方策について検討
中。
福祉・介護関係者のIT 福祉・介護関係者の情報活用促進
に関する認識の向上と
積極的なIT活用を促進
するため、関連する国
家資格に係る養成課程
において、IT・情報教育
の導入等を2006年度当
初から検討を開始し、
2010年度までに全国的
な導入等を推進する。
「方策」に照らしたアウトカム指標
電子請求の利用率。
当該電子請求は、障害者に
サービスを提供する事業者
が、地方自治体の支払事務
の委託機関である国保連合
会に対し行う障害福祉サー
ビス費の請求である。
目標年
目標値
度
−
−
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
・各ベンダーが多種多様な形式(フォーマット)
で介護給付に必要な帳票等の作成プログラム
を販売しているため、互換性を持たせるために
は変換システム等の開発が必要。
・他省庁と連携を図りつつ、介護ネットワークの
実態の把握について、各都道府県及び国民健
康保険団体連合会に対して調査協力等を依頼
する予定。
現状値
各ベンダーが多種多様な形式で介護給付に必 −
要な帳票等の作成プログラムを販売しており、
事業所間での互換性が損なわれている。
2007年度 システム障 2006年度からシステム開発を進め、2007年10
害等の特殊 月運用開始予定。
要因を除き
完全実施
具体的方策について検討中
福祉・介護とITの双方
に精通した専門家集団
の活用も含め、福祉・介
護分野におけるIT化を
支援する体制について
2008年度までに検討
し、2010年度までに必
要な整備を全国的に図
る。
少子高齢社会を支え 介護者等の負荷を軽 実用的なロボット技術の開発
る新たな技術の開発 減する実用的なロ
ボット技術を2010年
度までに開発する。
経済産業省、
厚生労働省、
総務省
情報家電等を活用した生活支援システム 経済産業省、
の推進
総務省、
厚生労働省
(経済産業省)
介護支援ロボットの製 2010年度
2005年度から、リハビリ支援ロボット、自立 品化状況
動作支援ロボット、介護支援ロボットについ
て技術開発を実施している。
介護者等の負荷低 2010年
減
度
介護支援ロボットの開発について、現在、
実際に導入を行う予定の現場で実証試験
を行っており、実用化に向けて開発を進め
ている。
(総務省)
多数のロボット同士がネットワークで相互に連
携し、補完し合うネットワークロボットの実現に
必要な要素技術の基本設計、試作・実証実験
を実施。
ユビキタスネットワーク 2008年度 −
に接続されたロボット
(ネットワークロボット)に
より、複雑な操作やスト
レスを感じることなく誰も
が安全・安心に情報通
信を利用できる基盤技
術を確立
介護・生活支援等での 2010年度 −
ネットワークロボット技
術の利用
介護・生活支援等での利用を考慮したネット
ワークロボット技術の研究開発が必要
(経済産業省)
①情報家電センサー・ヒューマンインターフェイ
スデバイス活用技術の開発において、多様な
利用形態や生活支援を実現する、音声認識等
のヒューマンインタフェース技術の開発に着
手。
①機器やメーカーの違 ①2008年
いを超えて相互連携で 度
きるための基盤技術及
びその技術の普及を図
ることで仕様の共通化の
実現
多言語音声認識や使 2015年頃
用意図・環境理解等
のユーザーフレンド
リーなヒューマンイン
ターフェースを実現す
る情報家電ミドルウェ
ア技術を開発し、全て
の国民が情報技術の
恩恵を受けることので
きる豊かなIT社会の実
現
情報家電のデジタル化、ネットワーク化が進む
中、メーカや機器を超えた相互接続・相互運用
等の実現が重要課題となっている。そのため、
全ての国民が情報技術の恩恵を受けることの
できる豊かなIT社会の実現に向けた研究開発
を計画通り実施しているところ。
38/71
実用化に向けて順調に進捗している。2006 介護支援ロボットの実用化に向けて引き続
年度後半から実証試験を行っており、実際 き実証試験を行い、実用的なロボット開発
にロボットを導入する予定の現場で、実際 を目指す。
の使用者側から実証試験に参加すること
により、より実用的なロボットの開発を目指
している。
−
目標に照らした十分な進捗が見られている。
外部評価をふまえ引き続き着実に実施して
いく。
評価専門調査会評価シート (豊かな)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
度
(経済産業省)
②デジタル情報機器相互運用基盤プロジェクト
において、機器・ユーザ認証のフレームワーク
及び家庭内外機器間でのセキュリティー確保
技術の機能拡張・強化を行い、リモート管理の
サービスフレームワークの開発及び、情報機
器運用・活用のための情報資源管理の技術開
発を実施しているところ。
②高効率な情報家電機 ②2012年
器の宅内相互運用を実 頃
現するため、リモート管
理などシステムの統合
管理が可能となる基盤
技術の実現
(経済産業省)
③高齢者・障害者の自立した生活を支援する
情報家電やセンサーを活用した生活支援シス
テムの開発と普及を推進するため、機器間の
相互接続性、運用性を確保する共通基盤技術
の確立に向け、情報家電活用基盤整備事業と
して省エネサービスやホームセキュリティサー
ビス等を実現する実証実験を実施中。
高齢者・障害者の自立し 2006年度 実証実験に 高齢者・障害者の自 2006年
た生活の支援につなが
よる実運用 立した生活の支援に 度
るサービス開発が可能
面での技術 つながるサービス開
となる共通基盤技術の
検証
発に利用できる情報
確立に向け実証実験を
家電の共通基盤技術
実施
を確立する。
(総務省)高齢者・障害者の自立した生活を支
援する情報家電やセンサーを活用した生活支
援システムの開発と普及を推進するため、機
器間の相互接続性、運用性を確保する共通基
盤技術の確立にむけ、2006∼2008年度までの
3か年計画として、情報家電の高度利活用技
術の研究開発において、基本設計・試作を実
施中
高齢者・障害者の自立し 2008年度 共通基盤技
た生活の支援につなが
術の確立
る共通基盤技術の確立
に向け研究開発を実施
39/71
情報家電がネットワー 2010年
クに繋がり、家庭内外
を問わず通信可能と
なり協調して動作する
環境の実現
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
−
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
ー
本年度開始された施策であり、継続評価を本
年3月に実施予定。
継続評価以降、必要があれば適宜改善を実施
する予定。
評価専門調査会 政府自己評価シート (ユニバ)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
2010年度までに、高
齢者・障害者・外国人を
含む誰もが身体的制
約、知識、言語の壁を
超えて、安心して生活
できるように、平等な情
報へのアクセス(情報ア
クセスのユニバーサル
化)を実現する。
2010年までに、機器や IT製品・サービス等の高齢者のユーザビリ
端末等における表記、 ティ向上の促進
操作方法の統一等の高
齢者・障害者を含むす
べての人の使いやすさ
に配慮した指針づくりを
進めるとともに、利用者
が使いやすい製品を容
易に選択できるような
製品表示を促進する。
施策の進捗状況
担当省庁
総務省
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
公共性の高い施設にお ITの利用・活用モデルに関する先進事例の表 総務省
いてはユニバーサルデ 彰・普及
ザインに配慮した機器
やシステムの導入を計
画的に推進するととも
に、ユニバーサルデザ
インに関する普及啓発
(表彰制度の設置等)に
より、誰にでも優しい情
報提供や生活・居住環
境を実現するユニバー
サルデザインの端末開
発等を促進する。
生活やビジネスの様々な場面における課題を
解決するICTサービス事例を蓄積し、ユビキタ
スネット社会における活用モデルとして、優秀
事例を表彰するほか、広く普及啓発を図る「uJapanベストプラクティス」を募集。多数の応募
の中から、審査委員会等における検討を経
て、ユビキタスネット社会における活用モデル
として相応しいと認められたものを「u-Japanベ
ストプラクティス事例集」として取りまとめ、本年
6月公表したところ。
今後、特に重要となる 高齢者・障害者向け通信・放送サービスの提 総務省
高齢者・障害者のIT利 供・開発の促進等
用・活用については、サ
ポートセンターの全国
展開、指導員の大幅増
員等の支援体制の整備
を図るとともに、支援す
るための技術・サービ
ス開発を推進する。
◎独立行政法人情報通信研究機構を通じて、 ◎高齢者・障害者向け −
高齢者・障害者向け通信・放送サービス充実 通信・放送サービスの提
研究開発助成及び身体障害者向け通信・放送 供・開発の促進等
役務提供・開発助成を実施。
障害者ITサポートセンターの設置・運営等へ 厚生労働省
の支援体制の整備
高齢者・障害者をはじ 字幕番組、解説番組及び手話番組の制作促 総務省
め誰もがITを通して必 進
要な情報を入手し、自
律的な活動を行えるよ
うに、字幕放送や利用
しやすいホームページ
の普及を図る。
ユニバーサルコンテンツ技術の研究開発
総務省
目標値
2006度からICT製品・サービス等における高齢 ICT製品・サービス等に 2007年度 −
者のユーザビリティを向上するために必要とな おける高齢者のユーザ
る指針等の策定について調査研究を実施中。 ビリティを向上するため
に必要となる指針等の
策定
◎高齢者や障害者がICTを用いて活躍する事
例の収集やその評価・分析等を通じて、必要な
支援等の在り方の検討を行うため、調査研究
を実施中。
「方策」に照らしたアウトカム指標
「u-Japanベストプラク
2010年度 事例数50
−
ティス事例集」の事例数
件、大賞1件
(2006年度から2010年度
(06∼10年
まで左記「u-Japanベスト
通算で事例
プラクティス」を継続して
数250件、大
開催(年1回)。)
賞5件)
−
◎高齢者・障害者がICT 2007年度 −
を用いて活躍する事例
の収集、評価・分析及び
必要な支援のあり方に
ついてとりまとめ
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標年
目標値
度
高齢者のユーザビリ 2008年度 −
ティを向上させるため 以降
に必要となる指針の
普及
現状値
ICT製品・サービス等における高齢者のユーザ −
ビリティを向上させるために必要となる指針等
の検討が必要。
目標達成に向けて、推進しているところ。
−
−
−
−
「u-Japanベストプラクティス」を開催し、具体事
例を収集・紹介したことによりユビキタスネット
社会における活用モデルに対する普及啓発が
進んだが、公表後の反響も大きく、より一層の
普及啓発活動が必要と認識。より幅広く国民
から事例の応募を募り、事例蓄積を継続して
いくことと、国民の利活用に資する事例情報の
提供が課題。
より幅広く国民から事例の応募を募り、普及啓
発を図るためには、より一層の周知広報を図
る。蓄積したベストプラクティスの公開および利
活用については、事例集の刊行やポータルサ
イトでの情報公開に加えて、より利活用に近い
媒体を持つ外部組織との連携等の改善策につ
いて検討を進める予定。
◎高齢者や障害者向 −
けの通信・放送サービ
スの提供や開発の普
及
−
◎例えば、在宅健康支援システム「う・ら・ら」 −
は、全国87カ所で家庭用端末数約1万2,000台
が普及(平成18年8月現在)。
◎高齢者や障害者向け通信・放送サービスに
ついては、高齢者や障害者の利便を高めてい
くために重要なツールであることから、引き続
き当該サービスの提供や開発への助成を実施
していく必要がある。
◎高齢者や障害者が 2008年度 −
ICTを用いて活躍する 以降
上で必要な支援等の
あり方についての検
討成果の普及
◎高齢者や障害者がICTを用いて活躍する上 −
で必要な支援等のあり方についての検討が必
要。
◎高齢者や障害者向けの通信・放送サービス
の提供や開発については、事業のリスク負担
が大きいことや現時点で確実な市場が見込め
るものではないこと等から、民間企業での取り
組みが進まない状況があるため、国が支援し
ていく必要がある。
障害者のIT技術の利用機会の格差是正を図
り、社会参加を一層促進するため、障害者IT総
合推進事業を実施する都道府県・指定都市
は、2005年度では約93%(57/61都道府県・指
定都市)であり、情報アクセスのユニバーサル
化は促進されている。
◎字幕番組等の制作費の一部について助成
を実施。
◎放送事業者による字幕番組等の取組み進
捗状況の把握・公表を実施。
字幕番組等制作費の一 2007年度 −
部助成や字幕番組等の
進捗状況を把握・公表す
ることによって、字幕番
組等の拡充を促進
字幕付与可能な放送 2007年度
時間に占める字幕放
送時間の割合
世の中に流通する映像、楽曲、書籍、辞書等
から、信頼できる「知の情報」を取り出し、誰も
が自在にコンテンツの創成・編集・流通等、多
様かつ柔軟な利活用ができる生活環境の実現
を目指すユニバーサルコンテンツ技術の研究
開発を開始。
世の中に流通する映
2010年
像、楽曲、書籍、辞書等
から、信頼できる「知の
情報」を取り出し、誰もが
自在にコンテンツの多様
かつ柔軟な利活用がで
きる生活環境の実現を
目指すユニバーサルコ
ンテンツ技術を確立
すべての「表現と情
2010年
報」が自由にデジタル
化・共有化されること
を可能とするIT環境を
実現するとともに、視
覚障害者向けに多様
な形態での情報提供
が可能となる。
40/71
政府自己評価に基づく改善策
−
2006年4月から9月までは「障害者地域生活推
進事業」、10月以降は「地域生活支援事業」と
して実施される障害者ITサポートセンターの設
置・運営やパソコンボランティア養成・派遣等を
行う障害者IT総合推進事業を実施する都道府
県に対し、財政支援を実施。
−
要因分析と課題
100% 2005年度の字幕付与可能な総放送時間に占
める字幕放送の割合は、民放キー局平均:
65.9%。
−
急激に増大・多様化するデジタル情報データ −
を、個人が簡便、的確、かつ安心して収集、分
析することができる環境が整備されていない。
また、放送・通信を通して提供される多様なコ
ンテンツの多くは視覚提示に依存する等、視覚
障害者によるアクセスが困難なコンテンツが増
加している。
−
◎目標達成に向けて、推進しているところ。
障害者のIT技術の利用機会の格差是正を図 今後も、障害者IT総合推進事業を実施する都
り、社会参加を一層促進することを目的とし、 道府県に対する財政支援を継続して行う。
都道府県において実施する障害者IT総合推進
事業により、障害者の情報アクセスのユニ
バーサル化は着実に促進されている。今後も、
当事者のニーズを踏まえた内容の充実等が望
まれている。
65.9% 民放キー5局の2005年度の字幕付与可能な総 引き続き、字幕番組等制作費の一部助成や字
放送時間に占める字幕放送の割合は、民放 幕番組等の進捗状況を把握・公表を行う。
キー5局がそれぞれ策定している字幕拡充計
画の2005年度の計画値を達成しており、字幕
放送は、着実に拡充されてきている。
共通的な基盤技術が確立されていない。
共通的な基盤技術の研究開発を、外部評価等
を活用しながら効率的に実施する。
評価専門調査会 政府自己評価シート (ユニバ)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
高齢者・障害者をはじ 視聴覚障害者情報提供施設が提供する文字 厚生労働省
め誰もがITを通して必 情報の音声化の推進等
要な情報を入手し、自
律的な活動を行えるよ
うに、円滑な著作権処
理等を図り、文字情報
の音声化等を推進す
る。
目標年度
目標年
度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
視覚障害者・聴覚障害者に対して、様々な情
報・コミュニケーション支援を行う視聴覚障害
者情報提供施設の設置・運営等を行う都道府
県・市町村に対し、財政支援を実施。
視覚障害者に対する録音図書の公衆送信権
の制限に関しては、2006年1月の文化審議会
著作権分科会報告書において、権利制限を行
うことが適当とされた。
録音図書の公衆送信権の制限について、視覚
障害者情報提供施設等が視覚障害者への貸
出しの用に供するために録音図書を用いて自
動公衆送信をすることができるとする著作権法
改正法が2006年臨時国会において成立(2006
年12月22日公布)。
自由利用マークの普及
・「自由利用マーク」を2003年2月に策定し、以 ・「自由利用マーク」の継
下のとおり継続的普及に取り組んでいる。
続的普及に取り組む。
2010年度までに、高
齢者・障害者・外国人を
含む誰もが身体的制
約、知識、言語の壁を
超えて、安心して生活
できるように、自由自在
な意思疎通(コミュニ
ケーションのユニバー
サル化)を実現する。
電子タグを含むユビキ 自律移動支援システムの開発・普及
タス技術等の最新技術
を活用して、高齢者、障
害者、外国人を含むあ
らゆる人が、自律的に
円滑な移動を行うことを
支援するシステムを実
用化し、地域への展開
を図る。
国土交通省
政府自己評価に基づく改善策
都道府県・市町村が設置する視聴覚障害者情 今後も、視聴覚障害者情報提供施設の設置・
報提供施設による視覚障害者・聴覚障害者に 運営等を行う都道府県・市町村に対する財政
対するインターネット等を活用した様々な情報・ 支援を継続して行う。
コミュニケーション支援により、障害者の情報
アクセスのユニバーサル化は着実に促進され
ている。今後も、当事者のニーズを踏まえた内
容の充実等が望まれている。
情報格差をなくすとい 2006年度 必要な著作 視覚障害者に対する録音図書の公衆送信に 2006年第165 施策は十分に達成された。
う観点から、視覚障害 中
権法改正案 係る権利制限を措置するため、著作権法改正 回国会に改
者情報提供施設等が
の提出
法案を提出する準備を進めているところ。
正法案を提
専ら視覚障害者の利
2006年第165回国会に改正法案を提出。同国 出。同国会
用に供するために、文
会において改正法成立。
において改
化審議会著作権分科
正法成立。
会における検討を踏
まえ、録音図書の自動
公衆送信を権利者の
許諾なく行うことがで
きるようにする。
・マークの意味等について、文化庁ホームペー
ジにおいて公表し、マークとともに同HPのアド
レスを記すことによって利用者等がいつでも
マークの意味を確認することができる仕組を構
築。
・著作権課主催の著作権セミナー等の教育普
及のための各種講座において、関係資料配
付、説明等を行う。
・都道府県・指定都市文化行政主幹部課長会
議、全国生涯学習社会教育主幹部課長会議
等を通じて、関係資料配付等を行う。
・各種団体、一般からの要望に応じて、随時、
説明、資料提供を行う。
2010年度までに、高
齢者・障害者・外国人を
含む誰もが身体的制
約、知識、言語の壁を
超えて、安心して生活
できるように、自律的で
円滑な移動(移動のユ
ニバーサル化)を実現
する。
要因分析と課題
現状値
都道府県・市町村が設置する、視覚障害者・聴
覚障害者に対して様々な情報・コミュニケーショ
ン支援を行う視聴覚障害者情報提供施設は、
2005年度末において107施設。
また、視覚障害者は、点字図書情報ネットワー
ク(ないーぶネット)を利用することで、全国の
点字図書館の目録や点字図書等の情報を入
手することが可能である。(2005年度利用件
数:441,194件)
今後、録音図書のインターネットによる配信が
導入されることで、より一層、情報アクセスのユ
ニバーサル化が促進される。
視覚障害者に対する録音図書の公衆送信権 文部科学省
の制限
文部科学省
「方策」に照らしたアウトカム指標
施策が達成されたため、改善策は特になし。
「自由利用マーク」を2003年2月に策定し継続
的普及に取り組んでいるところであるが、さら
にデジタル化の進展に対応するためには、著
作物のネットワーク流通を促進を図る仕組み
の構築が必要である。
2007年度において、著作物等のネットワーク流
通を促進するため、著作者が予め意思表示す
る際の利用条件の類型化やルール等を研究
し、著作物等をネットワーク上で利用する場合
の簡易な意思表示システムの構築を行う。
平成16・17年度は神戸、愛知万博等で実証実
験を実施しシステムについて基礎的な検証と
技術仕様書案の策定を行うとともに,平成18年
度は技術仕様書案に基づき、地方自治体と連
携して全国8箇所で試験的運用を実施し、シス
テム全般の検証及び改良、セキュリティポリ
シーの策定等を実施。
ユビキタスネットワーク 2010年度 システムの
技術を活用し、身体的状
確立
況、年齢、使用言語等を
問わず、いつでも、どこ
でも、だれでもが移動に
必要な情報を入手でき
る自律移動支援システ
ムを確立する。
指標としては『システ
ムの利用者の満足度』
『システムのコンテンツ
へのアクセス回数』『シ
ステムの利用による障
害者の社会参画の向
上(外出機会の増
加)』等が考えられる
現在、実用化に向けて実証実験を実施中。
ユニバーサルインタフェース技術等の研究開 総務省
発
実世界において、センサからの情報を獲得・蓄
積し,知識へと高める技術、その知識に基づ
き、ユーザの状況(場所、状態、経緯)にあわ
せて適切な情報を適切な手段で提供できる知
的インタフェース技術の研究開発を開始。
また、多数のロボット同士がネットワークで相
互に連携し、補完し合うネットワークロボットの
実現に必要な要素技術の基本設計・基礎実
験、試作・実証実験を実施。
①実世界において、セン ①2010年 −
サからの情報を獲得・蓄 ②2008年
積し,知識へと高める技 度
術、その知識に基づき、
ユーザの状況にあわせ
て適切な情報を適切な
手段で提供できる知的
インタフェース技術を確
立
②ユビキタスネットワー
クに接続されたロボット
(ネットワークロボット)に
より、複雑な操作やスト
レスを感じることなく誰も
が安全・安心に情報通
信を利用できる基盤技
術を確立
①ユーザを支援する ①2010年 −
実証応用システムの ②2010年
開発を行い、モノとモ 度
ノ、モノと人を情報で
繋ぎ、実世界の状況を
認識して便利に安心し
て利用できる環境の
実現
②高齢者、外国人等
に対する生活支援等
でのネットワークロ
ボット技術の利用
◎センサーネットワーク、人間行動ベータベー −
ス、非言語情報の対話への応用などの基盤研
究の段階。
◎高齢者・障害者・外国人を含むあらゆる人に
対して行う生活支援を考慮したネットワークロ
ボット技術の研究開発が必要。
共通的な基盤技術が確立されていない。
共通的な基盤技術の研究開発を、外部評価等
を活用しながら効率的に実施する。
言語、文化、知識、身体 ナチュラル・コミュニケーション技術の研究開 総務省
発
能力等が異なる人々
が、日常会話レベルの
完全な多言語翻訳や身
振り、表情等の情報か
ら個人の知識、嗜好等
も考慮して言語や知
識、身体的制約の壁を
超えて臨場感豊かに情
報交換できる技術を実
現する。これにより、誰
でもストレスなく簡単に
使えるインターフェース
高齢者・障害者・外国人を含む誰もが、身体的
制約、知識、言語の壁を越えて安心して生活
できるよう、身振り、表情等の情報から、個人
の知識、嗜好等も考慮して臨場感豊かに情報
交換できる技術の研究開発を開始。
高齢者・障害者・外国人 2010年
を含む誰もが、身体的制
約、知識、言語の壁を越
えて安心して生活できる
よう、身振り、表情等の
情報から、個人の知識、
嗜好等も考慮して臨場
感豊かに情報交換でき
る基盤技術を確立
身振り・表情等の情報 2015年
から、個人の知識・嗜
好等も考慮して情報交
換できるシステムの開
発を行い、誰でもスト
レスなく簡単にコミュニ
ケーションできる環境
の実現
ユニバーサル化されたインターフェイス基盤技 −
術は確立していない。また、アジア言語の処理
技術は限定的に実現しているが、未だ研究開
発途上にある。
共通的な基盤技術が確立されていない。
共通的な基盤技術の研究開発を、外部評価等
を活用しながら効率的に実施する。
−
41/71
−
評価専門調査会 政府自己評価シート (ユニバ)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
担当省庁
使えるインタ
で、人と人、人とモノの 情報家電センサー・ヒューマンインタフェース 経済産業省
間のコミュニケーション デバイス活用技術の開発
を実現する。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
情報家電センサー・ヒューマンインターフェイス
デバイス技術の開発において、多様な利用形
態や生活支援を実現する、音声認識等の
ヒューマンインタフェース技術の開発に着手。
目標値
機器やメーカーの違いを 2008年度
超えて相互連携できる
ための基盤技術及びそ
の技術の普及を図ること
で仕様の共通化の実現
42/71
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
度
多言語音声認識や使 2015年頃
用意図・環境理解等
のユーザーフレンド
リーなヒューマンイン
ターフェースを実現す
る情報家電ミドルウェ
ア技術を開発し、全て
の国民が情報技術の
恩恵を受けることので
きる豊かなIT社会を実
現する
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
情報家電のデジタル化、ネットワーク化が進む
中、ヒューマンインターフェイスデバイス等消費
者の利便性に直結する技術について、機器や
メーカーの違いを超えて相互連携できる技術
が不十分である。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
評価専門調査会 政府自己評価シート (デジデバ)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
2010年度までに光ファ
イバ等の整備を推進
し、ブロードバンド・ゼロ
地域を解消する。
施策の進捗状況
担当省庁
事業者に対する投資イ 民間事業者による高速・超高速ブロードバン 総務省
ンセンティブの付与、地 ドの整備促進
域公共ネットワークの
全国整備・共同利用や
地域の創意工夫を引き
出す等の国による必要
に応じた支援
地域公共ネットワークの整備及び全国的な接 総務省
続の推進、民間開放の促進
条件不利地域における情報格差の是正
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
目標値
電気通信基盤充実臨時措置法に係る利子助 ブロードバンド世帯カ
2010年度 100%
成等の整備促進措置を継続的に講じている。 バー率
超高速ブロードバンド世 2010年度 90%以上
帯カバー率
平成18年度地域イントラネット基盤施設整備事 地域イントラネット基盤
業において、30事業を採択(うち開放を予定し 施設整備事業
ている事業は13事業)
2006年
総務省、農林水産 (総務省)
地域情報通信基盤整備 18年度
省
地域情報通信基盤整備推進交付金を56地区 推進交付金交付決定件
59市町村で実施
数
「方策」に照らしたアウトカム指標
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標年
目標値
度
ブロードバンド・ゼロ市 2008年度 解消
町村の解消
ブロードバンド・ゼロ地 2010年度 解消
域の解消
30事業
地域の公共施設間を 2010年
高速・超高速で接続す
る地域公共ネットワー
クの全国的な整備
56件
ブロードバンド・ゼロ市 2008年度 解消
町村の解消
ブロードバンド・ゼロ地 2010年度 解消
域の解消
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
ブロードバンドの未整備地域では、投資効率
が悪い等の理由により、整備が進んでいない
地域が残されているため、地域の特性等の分
析を進め、目標達成に向けた関係者の一層の
取組を行うことが必要。
「次世代ブロードバンド戦略2010」(平成18年
8月 総務省)のブロードバンド基盤整備の基
本的な考え方に基づき、条件不利地域等投資
効率の悪い地域における整備は、関係者の連
携と推進体制の構築によるロードマップ(整備
計画)に沿った整備を推進する予定。
現状値
平成18年3月31日現在、ブロードバンド・ゼロ市 ゼロ市町村
町村は40市町村、ブロードバンド・ゼロ世帯は 40
306万世帯となった。
ゼロ世帯
306万
100% 全国1,890団体(県及び市町村)のうち、地域公
共ネットワーク整備済み団体は1,359団体(平
成18年7月現在)
71.9% 整備計画のない団体が354団体(18.7%)あり、 地域公共ネットワーク整備に関する問題点等
予算措置、また要因分析が必要。
を整理する必要あり。2006年10月から、地方公
共ネットワーク整備に関するWGを開催予定で
あり、今後の整備率アップに向けて検討を進
める予定。
平成18年3月31日現在、ブロードバンド・ゼロ市 ゼロ市町村
町村は40市町村、ブロードバンド・ゼロ世帯は 40
306万世帯となった。
ゼロ世帯
306万
ブロードバンドゼロ市町村40団体は全てが何 (総務省)
らかの条件不利地域に指定。今後とも公的支 条件不利地域のうち離島のブロードバンドゼロ
援による格差是正が必要。
地域について、離島のブロードバンド化の実現
方策、離島を対象としたネットワークの標準的
な仕様を作成し、その有用性及び実現性につ
いて検討するため、調査研究を18年度に実施
(農林水産省)
条件不利地域である農山漁村地域において、 本年度の情報通信基盤 2006年度 25地区
高速インターネットが利用可能なCATV施設等 整備の実施地区数(継
の情報通信基盤の整備を実施中。これまでに 続地区含む)。
30地区で整備済み。(整備に当たっては総務
省と連携。)
(農林水産省)
農村地域のブロードバンド化を加速化させるた
め、情報通信基盤整備の導入に向けた調査、
検討、組織体制づくり等の構想策定に対する
支援事業を平成19年度より実施予定。
2007年度 数地域程度 ブロードバンド・ゼロ市 2008年度 解消
指定
町村の解消
ブロードバンド・ゼロ地 2010年度 解消
域の解消
平成18年3月31日現在、ブロードバンド・ゼロ市 ゼロ市町村
町村は40市町村、ブロードバンド・ゼロ世帯は 40
306万世帯となった。
ゼロ世帯
306万
ブロードバンド・ゼロ市町村においては、ICTの ブロードバンドゼロ市町村においても基盤整備
恩恵・利便の実感が不十分であるのが現状。 の進捗が図られるよう、ICTを利活用した地域
課題の解決等を推進するためのモデル地域の
指定を検討しているところ。
ブロードバンド・ゼロ地 2010年度 解消
域の解消
平成18年3月31日現在、ブロードバンド・ゼロ世 ゼロ世帯
帯は306万世帯となった。
306万
平成18年度末と比較して、平成18年9月末まで
にブロードバンド・ゼロ世帯は、52万世帯減少
した。残る254万世帯について、引き続き民主
導を原則に置き、全国でブロードバンド・サー
ビスを利用可能とする必要がある。
2003年度から競争評価を実施。中でもブロード ブロードバンド市場等の 2010年度 毎年1回
バンド市場の競争評価は毎年実施しており、 競争状況について評価・
2006年度以降の評価でも定点観測等を実施 分析し、報告書作成
予定。
ブロードバンド・ゼロ市 2008年度 解消
町村の解消
ブロードバンド・ゼロ地 2010年度 解消
域の解消
競争評価によって競争環境の現状を調査して ゼロ市町村
いるが、ブロードバンドゼロ地域は全国5000万 40
世帯中306万世帯存在していることが判明。
ゼロ世帯
306万
ブロードバンドにおける競争は、FTTHを中心 国内外の電気通信市場に関する競争評価を
に市場集中度が高まる傾向。競争状況を注視 引き続き実施。
しつつ、引続き競争促進策を講じることが必
要。
FMCサービスの円滑な導入に向けた制度整 総務省
備
FMCサービスの導入に向けた電気通信番号の 情報通信審議会におい 2006年度 −
指定要件等を検討中。
て電気通信番号の指定 中
要件等の策定
FMCサービスが提供
可能な環境の実現
2007年度 −
以降
FMCサービス導入に向けた電気通信番号に係 −
る制度の在り方について情報通信審議会にお
いて検討中。
計画どおり推進中
ネットワークのオールIP化に向けた技術基準 総務省
等の環境整備
ネットワークのIP化に対応した技術基準等の検 オールIP化に対応した 2008年中 −
討に必要な調査を実施。
基準の策定及び周辺技
術の確立
ネットワークの安全・
信頼性の確保
2009年度 −
以降
オールIP化に対応するための様々な課題につ −
いて、今後の一層の取り組みが必要
現在調査実施中であり、調査結果を待って整 現在調査実施中であり、調査結果を待って整
理する。
理する。
(ブロードバンド無線アクセス)
広帯域移動無線アクセスシステムの技術的条
件について、本年2月より情報通信審議会にお
いて検討中。
情報通信審議会におけ 2008年度 −
る技術的条件の策定を
経て、2007年に本件シ
ステム導入のための関
係法令整備
◎国民がどこでも利用 2008年度 −
できるブロードバンド
環境の実現
◎条件不利地域にお
ける有線回線の代替
として提供されること
によるデジタル・ディバ
イドの解消
現在、本件システムの技術的条件の策定に向 −
けて、2006年12月情報通信審議会より技術的
条件について答申。
計画どおり推進中
(航空海上無線システム)
ユビキタス時代における海上無線システムの
高度化を図るための調査研究を行っており、
今年度取りまとめ予定。また、航空機内での携
帯電話等の利用に関し、2007年度からの技術
的な検討の実施に向け準備中。
航空海上分野における 2010年度 −
インターネット・携帯電話
等が利用可能な新たな
電波利用システム等の
実現
航空海上分野におけ 2010年度 −
るインターネット・携帯
電話等の利用
海上におけるインターネット・携帯電話の利用 −
が一部実現されている。
欧米等諸外国の導入状況・将来計画及び国 技術基準の策定等に向けた具体的検討の実
際機関における標準化動向等を把握・分析し 施予定。
た上で、我が国として最適な技術基準の策定
及び導入手法等の検討が必要。
(超高速無線LAN)
ギガビットクラスの通信を可能とする超高速無
線LANの実現に必要となる要素技術の研究
開発を実施中。
超高速無線LANの実現 2010年度 −
に必要となる干渉、
フェージング対策技術、
適応高能率変調技術等
の確立
大量の情報を瞬時に 2010年度 −
伝え、誰もが便利・快 以降
適に利用できるネット
ワークの実現
現在、要素技術の研究開発及び実験を行って −
いる。
計画どおり推進中
−
(ITS)
ユビキタスITS環境の実 2007年度 100msec以 意識することなく端末 2010年度 −
道路交通分野におけるユビキタス環境を実現 現
内の遅延時 や各種機器がネット
する「ユビキタスITS」の研究開発を3ヵ年計画と
間で、安全 ワークに接続し、あら
して、2005年度より推進中
運転を支援 ゆる状況で必要なとき
する車車間 に必要な情報が入手
通信技術等 可能な環境を実現
を開発
現在、ユビキタスITSの研究開発において、基 −
礎的な要素技術の検討・検証等を実施
計画どおり推進中
−
ユビキタス・コミュニティ先進モデル構想(仮
称)
総務省、文部科学 (総務省、文部科学省、農林水産省及び関係 指定地域数
省、農林水産省及 府省)
び関係府省
モデル地域の指定に向け、検討を行っている
ところ。
電気通信事業の公正な 電気通信事業分野における競争評価の実施 総務省
競争環境の整備等
ブロードバンド無線アク 新たな電波利用システムの実現
セス、UWB、PLCのよう
な新たな電波利用シス
テム等の実現
総務省
43/71
民主導を原則に置き、各種の調査研究等の成
果を活用し、より効率的にインフラ整備を行うこ
とにより、全国でブロードバンド・サービスを利
用可能とする
−
−
評価専門調査会 政府自己評価シート (デジデバ)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
目標値
(UWB)
10m程度の近距離にお 2006年度 −
マイクロ波帯を用いた通信用途のUWB無線シ いて、数百Mbps規模の 中
ステムについては、2006年8月に制度整備済。 高速通信を実現する
UWBシステムの導入に
係る制度整備
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
目標値
度
オフィス・家庭内にお 2007年度 −
けるデジタル家電等さ 以降
まざまな機器を、簡易
に無線で結ぶネット
ワークの実現
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
総務省
電力線搬送通信に使用する周波数を拡大
(2MHz∼30MHzの追加)については、2006年
に制度整備した。
携帯電話の利用可能地域拡大の加速
総務省
電波資源拡大のための研究開発
総務省
超高速インターネット衛星の研究開発
総務省、文部科学 (総務省)
省
超高速インターネット衛星の開発では、宇宙航
空研究開発機構(JAXA)が主として衛星本体、
情報通信研究機構がルータ等の衛星搭載機
器及び実験用地球局の一部をそれぞれ担当。
情報通信研究機構が担当している搭載交換機
の開発においては、衛星搭載モデルのJAXA
への引き渡しを行い衛星本体への組み込み及
び通信系組合せ試験を終了した。同じく情報通
信研究機構が担当する大型地球局の開発に
おいては、622Mbps変復調部及び誤り訂正部
の開発を終了し、ネットワークインターフェース
系の製造を継続している(平成19年度終了予
定)。変復調器の高速化検討としては、中継器
全帯域を用いる伝送に対応する1.2Gbps変復
調部の開発を開始した。同様に車載地球局通
信系の開発に続きアンテナ系及び車両への搭
載を平成18年度中に実施する。
平成18年11月にWINDS利用実験募集(平成
19年2月開始)を公表した。
電波利用ニーズの増大に伴い周波数がひっ迫
する中、新たな電波利用システムの円滑な導
入に不可欠な電波の有効利用技術につき、
2006年1月から研究開発を開始。
(文科省)
超高速インターネット衛星の開発では、宇宙航
空研究開発機構が主として衛星本体、情報通
信研究機構がルータ等の衛星搭載機器及び
実験用地球局の一部をそれぞれ担当。宇宙航
空研究開発機構では、衛星システム及び地上
システムの設計、並びに衛星システム地上試
験モデル等の製作・試験による検証を終了し、
フライトモデルの開発を進めている。衛星は
2007年度打上げ予定である。
電力線搬送通信システ 2006年度 −
ムの導入に係る制度整 中
備
−
家庭内において、簡易 2007年度 −
に高速通信が可能な 以降
環境の実現
◎高度な周波数有効利 −
用技術の開発
◎未利用周波数帯の利
用促進技術の開発
−
超高速インターネット衛 2010年度
星を打ち上げて実証実
験を行い、非再生中継
での回線の通信速度、
再生交換機を使う多数
小型局を接続するメッ
シュ接続回線の通信速
度及び総合スループット
について目標値を達成
し衛星インターネット接
続を可能とする技術を開
発
・非再生中 アジア太平洋地域の 2010年度 参加機関5
継で通信速 超高速衛星通信のテ
機関以上
度1.2Gbps ストベッドの構築
・再生交換
機を使う多
数小型局を
接続する
メッシュ接続
回線で各局
最大
155Mbps、
総合スルー
プット
450Mbps
無線による広範囲の超
高速アクセスを可能とす
る技術を実用化するた
めの実証実験を行う。
2010年度までに現在の
100倍のデータ伝送速
度を持つ移動通信シス
テムを実現する。
現在の100倍のデータ 第4世代移動通信システムの実現に向けた
伝送速度を持つ移動通 取組の推進
信システムを実現する
ため、我が国が強みを
有するモバイル関連の
技術及びマーケットを
活かして、産学官で連
携して世界を先導する
技術、アプリケーション
の研究開発、実証試験
を推進するとともに、国
際標準化を通じて国際
的に調和を取りつつシ
ステムの実用化を図
る。
総務省
◎第4世代移動通信システムの周波数共用技 移動通信システムの
術に関する技術試験を実施するとともに、ス
データ伝送速度
ループット向上に向けた研究開発を推進
◎2007年の世界無線通信会議(WRC-07)にお
ける周波数帯の決定、その後の具体的な無線
通信方式の検討など国際電気通信連合(ITU)
における標準化活動に積極的に寄与
2011年7月までに、通信
と放送のハーモナイ
ゼーション等を進め、地
上デジタルテレビ放送
への全面移行を実現す
る。
2011年7月の地上デジ 通信・放送の在り方
タルテレビ放送への全
面移行を確実に達成す
るため、中継局の設
置、ケーブルテレビの活
用のほか、電気通信事
業者の加入者系光ファ
イバ網や通信衛星と
いったインフラの利用・
活用を円滑に行うため
の環境整備を行う。
総務省
「通信・放送の在り方に関する政府与党合意」
に基づき通信と放送に関する総合的な法体系
について検討するため、本年8月1日に「通信・
放送法制企画室」を設置するとともに、新たに
「通信・放送の総合的な法体系に関する研究
会」を開催し、1年半かけて法体系の検討の方
向性を具体化しているところ。あわせて、通信・
放送分野の改革を着実に推進する観点から、
「通信・放送分野の改革に関する工程プログラ
ム」を9月1日に発表。
世界に先駆けた、いつ 2010年度 −
でも、どこでもネットに
つながるユビキタス
ネット環境の実現
①地上デジタル放送視 2010年ま
聴可能世帯数
で
②ケーブルテレビによる
地上デジタル放送視聴
可能世帯数
現在の100
倍
移動利用環境におい 2010年
ても光ファイバと比較
して遜色のないブロー
ドバンドサービスの実
現
①約5000万
世帯(直接
受信)
②約2300万
世帯(ケー
ブル経由)
通信・放送インフラを 2010年以 −
活用した多様なサービ 降
スの実現・技術革新の
メリットの享受
44/71
高速移動時
で100Mbps
程度、低速
移動時・ノマ
ディック時で
1Gbps程度
を実環境で
実現
計画どおり推進中
−
インターネットの利用以外に、既存の家庭用電 今後の普及状況を見つつ必要な措置を行う。
化製品に導入される予定であるなど、家庭内
における高速通信ネットワーク環境の実現に
向け、順調に普及しているなど十分な進捗が
見られる。
計画どおり推進中
−
モバイル等の分野における国際競争力を維持 −
するとともに、均衡のとれたブロードバンド環境
の実現に資するため、新たな電波利用システ
ムの導入に向けた各種検討が行われていると
ころ。なお、2006年3月現在、無線(FWA)によ
るブロードバンド契約数は1,6万。(光ファイバ
(FTTH)は546万)
年度末に外部専門家等による継続評価を実施 2010年度の目標達成に向け外部評価等を活
し、研究開発の着実な実施を確認した。
用し、引き続き着実に取り組んでいく。
研究開発と並行して、国際フォーラムを開催し、 −
打上げ後の衛星利用実験への参加を促すた
め、各国機関等との意見交換を実施していると
ころ。
衛星・地球局開発は順調である。
WINDS利用実験に関しては情報通信研究機
構、宇宙航空研究開発機構と連携して諸機関
へPRしている。
引き続き、WINDS利用実験の周知・調整活動
を図り、実験への参加を促進する。実験後の
実用化を視野に入れつつ、実験結果・成果の
公表など周知活動を実施する。
衛星・地球局開発はほぼ予定通り進んでい
る。衛星については、1月よりシステム試験を
開始して2007年度中の打上げに臨むこととし
ている。
宇宙開発委員会の方針などを踏まえ、信頼性
向上、ロバスト性の向上を第一として、2007年
度中の打上げを目指し、開発を引き続き行う。
2007 アクセス速
度
家庭:最大1
55Mbps、企
業等:最大
1.2Gbps
2010年
政府自己評価に基づく改善策
現状値
−
複数の家電メーカーより通信モデムが販売され −
ている。
今後は、これら通信モデムが、テレビやビデオ
等の既存機器へ組み込まれることとなること
で、家庭内における高速通信ネットワーク環境
実現が促進される。
過疎地域等において、携帯電話の利用可能地 過疎地域等において携 2008年度 人口20万以 過疎地域等において 2008年度 人口20万以 民間事業者の自主的な利用可能地域拡大の 未定
域の拡大を図る予定。
帯電話の利用可能な地 末
上
携帯電話の利用可能 末
上
ほか、移動通信用鉄塔施設整備事業等の補助 【実績報告
域数
地域が拡大され、地域
事業を活用して、利用可能地域の拡大を図っ 待】
の情報格差の是正
ている。
家庭内の電力線の高速通信への活用
要因分析と課題
◎超高速伝送技術についての技術開発が進
展
◎国際電気通信連合(ITU)における標準化活
動に日本として積極的に寄与
引き続き、国 計画どおり推進中
際標準化を
通じて国際
的に調和を
取りつつ研
究開発を実
施することが
必要
「通信・放送分野の改革に関する工程プログラ −
ム」を通じて向上していくと認識。
計画どおり推進中
−
−
評価専門調査会 政府自己評価シート (デジデバ)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
IPマルチキャスト放送に関する検討
2010年度までに、ユビ
キタス端末等における
瞬時に安全かつ確実に
認証を行う技術や相手
に応じて適切な情報の
みを提供可能とするプ
ライバシー保護技術を
実現する。
2010年度までに、電子
タグ等を100億個クラス
まで同時利用が可能な
ネットワークを構築し、
業界や国をまたがった
多様な分野における利
用・活用を実現する。
施策の進捗状況
担当省庁
文部科学省
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
度
目標値
IPマルチキャスト放送による「放送の同時再送
信」について、著作権法上の有線放送と同様
の取扱いとする著作権法改正法が2006年臨時
国会において成立(2006年12月22日公布)。
地上デジタル放送の
補完路として期待され
ているIPマルチキャス
ト放送による放送の同
時再送信が円滑に実
現されるよう、文化審
議会著作権分科会に
おける検討を踏まえ、
「放送の同時再送信」
について、著作権法上
の有線放送と同様の
取扱いとする。
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
政府自己評価に基づく改善策
現状値
必要な著作 2006年第165回国会に改正法案を提出。同国 2006年第165 施策は十分に達成された。
権法改正案 会において改正法成立。
回国会に改
の提出
正法案を提
出。同国会
において改
正法成立。
地上デジタルテレビ放送の公共分野における 総務省
利用・活用の促進
平成18年12月1日には、当初計画通り、全国全 地上デジタル放送への 2010年ま
放送局の親局で地上デジタルテレビ放送が開 全面移行を実現するた で
始され、、全世帯に対する地上デジタルテレビ めに、中継局の設置、
放送のカバー率も84%となった。2010年末ま ケーブルテレビの活用の
での中継局ロードマップによれば、民放が自力 ほか、加入者系光ファイ
で電波によりカバーする世帯については、全 バ網や衛星といったイン
社トータルでアナログテレビ放送時の放送エリ フラの利活用を円滑に
アのおおむね99%をカバーする予定。2011年 行うための環境整備
のデジタル全面移行に向け、アナログ時の10
0%カバーの実現に向け中継局整備の推進。
①中継局の アナログ受信世帯数 2010年ま
整備
に対するデジタル受信 で
②補完措置 可能世帯カバー率
による放送
の実現
地上デジタルテレビ放送への完全移行
総務省
①地上デジタル放送開始のためのアナログ周波 ②地上デジタル放送視 2010年ま
数変更対策については、これまで計画に沿っ 聴可能世帯数
で
て着実に進捗し、チャンネル変更を伴う受信対 ③ケーブルテレビによる
策にあっては平成19年3月までに終了する見 地上デジタル放送視聴
込み。
可能世帯数
②平成18年12月1日には、当初計画通り、全国
全放送局の親局で地上デジタルテレビ放送が
開始され、、全世帯に対する地上デジタルテレ
ビ放送のカバー率も84%となった。
③平成18年6月末におけるケーブルテレビによ
る地上デジタル放送視聴可能世帯数は、約
1540万世帯であり、当面の目標を上回るペー
スで順調に増加している。
②約5000万 通信・放送インフラを 2010年以 −
世帯(直接 活用した多様なサービ 降
受信)
スの実現
③約2300万
世帯(ケー
ブル経由)
総務省
2006∼2009年度の4か年計画の初年度とし
国民の様々な利用形態 2010年度 6パターンの リファレンスモデルに 2012年度 複数社の
IPv6によるユビキタス環境が持つ利便性を享
て、IPv6によるユビキタス環境構築に向けたセ に応じたIPv6によるユビ
リファレンス 基づく政府、企業、国
ISPによる安 受できる社会を実現するため、本実証実験の
キュリティ確保に関する実証実験を実施中。 キタス環境構築のため
モデル確立 民へのセキュアなユビ
全かつ確実 推進が必要である。
のリファレンスモデルの
キタス環境の実現
な認証技
確立
術、プライバ
シー保護技
術サービス
の提供
ユビキタス端末等にお IPv6によるユビキタス環境構築に向けたセ
ける安全かつ確実な認 キュリティ確保に関する実証実験
証技術、プライバシー
保護技術等を実用化す
る。
要因分析と課題
100% 平成18年12月における地上デジタル放送視聴
可能世帯数は、約3950万世帯予定。
現在、地上デジタル放送の視聴可能世帯数の −
増加の途上にあり、今後、多様なサービスが展
開されていくと想定
10%未満
施策が達成されたため、改善策は特になし。
84% 目標に照らした十分な進捗が見られている。
地上デジタルテレビ中継局のうち、民間事業者
の自力に委ねたのでは整備が困難なものに対
し、当該整備を行う者に対する支援および中
継局中継局に係る投資を完了できるよう設備
投資を加速・推進する観点から、放送事業者
に対して一定の税制支援を行う。
また、辺地共聴施設のうち、改修に要する費用
の視聴者負担が多額になるものについて、一
部補助を行う。
目標に照らした十分な進捗が見られている。
ケーブルテレビ事業者が各種支援措置を十分
に活用していくことが必要であることから、事業
者に対する周知を引き続き行っていく。
目標達成に向けて、推進しているところ。
引き続き、実証実験を推進する。
次世代ネットワーク・アーキテクチャ技術の研 総務省
究開発
次世代ネットワーク・アーキテクチャ技術に関
する検討を実施中。
次世代ネットワークアー 2010年中 −
キテクチャ等を世界に先
駆けて確立することによ
り、ネットワーク関連産
業の国際競争力の向上
利用者利便性の向上 2010年度 −
次世代ネットワーク・アーキテクチャ技術に関す −
る検討を実施中である。
目標達成に向けて、推進しているところ。
引き続き、目標に向けた取組みを推進する。
ユビキタス端末等にお ユビキタスネットワーク技術の研究開発
総務省
ける膨大な数の電子タ
グの同時利用を可能と
する技術等を実用化す
る。また、医療、食品等
のトレーサビリティや効
率的な物流管理等のた
めの実証実験・標準
電子タグの高度な利用・活用技術に関する研 総務省
化、プライバシー保護ガ
究開発
イドラインの適切な見直
し・充実等を行っていく
とともに、その普及啓発
を図る。
超小型チップネットワーキング技術、ユビキタ
スネットワーク認証・エージェント技術、ユビキ
タスネットワーク制御・管理技術について、基
礎実験を終了、実証評価を実施中。
超小型チップネットワー 2007年度 基盤技術の
キング技術、ユビキタス
確立
ネットワーク認証・エー
ジェント技術、ユビキタス
ネットワーク制御・管理
技術について基盤的な
技術の確立
ユビキタス端末等にお 2010年度 −
ける膨大な数の電子
タグの同時利用を可
能とする技術等の実
用化
ユビキタスネット関連技術は成長力・競争力向 −
上の鍵となる技術であり、研究開発の促進によ
り、早期の実用化が必要である。
目標に照らした十分な進捗がみられる
目標達成に向け、引き続き着実に実施してい
く。
高度利活用策については、異なるプラット
フォーム間において電子タグ情報を交換・管理
する技術、電子タグIDとネットワークを関係づ
ける技術及びセキュリティ制御技術等につい
て研究開発を実施中。
◎異なるプラットフォー 2007年度 電子タグの ユビキタス端末等にお 2010年度 −
ム間において電子タグ
高度利活用 ける膨大な数の電子
情報を交換・管理する技
技術の確立 タグの同時利用を可
術の確立
能とする技術等の実
◎電子タグIDとネット
用化
ワークを関係づける技
術の確立
◎セキュリティ制御技術
の確立
ユビキタスネット関連技術は成長力・競争力向 −
上の鍵となる技術であり、研究開発の促進によ
り、早期の実用化が必要である。
目標に照らした十分な進捗がみられる。
目標達成に向け、引き続き着実に実施してい
く。
低価格電子タグの製造技術及び実装技術に 経済産業省
関する開発
2006年7月末に低価格電子タグの開発が完
了し、2006年度内には低価格電子タグが量
産されて市場で入手可能となる見込みである。
2007年11月に、民間事業者により発売開
始。
電子タグの普及に向けた環境の整備
電子タグは成長力・競争力向上の鍵となるもの −
であり、プライバシー保護ガイドライン等の環境
整備による早期の普及が必要である。
総務省及び経済産業省により、「電子タグに関 必要に応じて適切な見直し、充実を行う。
するプライバシー保護ガイドライン」の適切な
見直し・充実の必要性についての検討を行っ
ている。
平成18年7月末に、月産1億個の条件のもと、 低価格電子タグの開発 2006年度 月産1億個 低価格電子タグが開 2006年度 インレット価格で1個あたり5円を実現する製造
の条件のも 発され、入手可能とな
と電子タグ ること。
技術及び実装技術の開発を完了した。
用ICチップ
とアンテナ
が一体と
総務省、経済産業 総務省及び経済産業省が共同で「電子タグに 技術や利用環境の変化 −
−
電子タグの円滑な普 2010年度 −
省
関するプライバシー保護ガイドライン」の適切 に応じて、「電子タグに
及の実現
な見直し・充実の必要性について検討中。
関するプライバシー保護
ガイドライン」の適切な
見直し・充実を図るなど
の環境整備
45/71
評価専門調査会 政府自己評価シート (デジデバ)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
施策の進捗状況
担当省庁
ユビキタスセンサーネットワーク技術に関する 総務省
研究開発
目標年
目標年度
目標値
目標値
度
ユビキタスセンサーノード技術、センサーネット センサー同士の自律的 2007年度 ユビキタス ユビキタス端末等にお 2010年度 −
ワーク制御・管理技術、リアルタイム大容量
な情報流通とセンサー
センサー
ける膨大な数の電子
データ処理・管理技術を実現するための要素 が取得する情報の迅速
ネットワーク タグの同時利用を可
技術について基本設計・試作等を終了。
な収集・分析を実現し、
技術を確立 能とする技術等の実
状況へのリアルタイムな
用化
対応を可能とするユビキ
タスセンサーネットワー
ク技術の確立
ユビキタスネット社会の環境整備に関する検 総務省及び関係府 2006年2月に有識者による「ユビキタスネット社 −
討
省
会における制度問題検討会」を開催。同年7月
までに計3回開催し、報告書を公表。
−
−
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
−
−
−
−
「u-Japanベストプラク
2010年度 事例数50
−
ティス事例集」の事例数
件、大賞1件
(2006年度から2010年度
(06∼10年
まで左記u-Japanベスト
通算で事例
プラクティス」を継続して
数250件、大
開催(年1回)。)
賞5件)
−
−
−
−
生活やビジネスの様々な場面における課題を
解決するICTサービス事例を蓄積し、ユビキタ
スネット社会における活用モデルとして、優秀
事例を表彰するほか、広く普及啓発を図る「uJapanベストプラクティス」を募集。多数の応募
の中から、審査委員会等における検討を経
て、ユビキタスネット社会における活用モデル
として相応しいと認められたものを「u-Japanベ
ストプラクティス事例集」として取りまとめ、本年
6月公表したところ。
アジア・ユビキタスプラットフォーム技術の国
際展開
平成17∼19年度の3ヵ年計画の2年目として、 データベースが国際的 2007年度 −
要素技術(情報配信高速化技術、多国間認証 に広域分散した環境に
技術)の試作・開発等を実施中。
おいて、5秒以内に適切
な応答を得ることが可能
な情報配信高速化技術
や、どこの国の人でも、
どこの国に移動してもア
クセス可能とするための
多国間認証技術の実現
電子タグによるグロー 2007年度 −
バルなトレーサビリ
ティを高速かつ安全に
する通信プラットフォー
ムの実現
低価格電子タグの実 2010年度 1ヶ月あたり
現やプライバシー保護
1億個以上
ガイドラインの適切な
の電子タグ
見直し・充実により、
が国内で利
電子タグの利活用が
用される
普及する。
46/71
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
ユビキタスネット関連技術は成長力・競争力向 −
上の鍵となる技術であり、研究開発の促進によ
り、早期の実用化が必要である。
−
ITの利用・活用モデルに関する先進事例の表 総務省
彰・普及
総務省
「方策」に照らしたアウトカム指標
ユビキタスネット社会に適した国際的に高度な −
利便性及び安全性を有する通信プラットフォー
ムを実現するために必要な技術の研究開発が
必要である。
目標に照らした十分な進捗がみられる。
目標達成に向け、引き続き着実に実施してい
く。
「u-Japanベストプラクティス」を開催し、具体事
例を収集・紹介したことによりユビキタスネット
社会における活用モデルに対する普及啓発が
進んだが、公表後の反響も大きく、より一層の
普及啓発活動が必要と認識。より幅広く国民
からの事例の応募を募り、事例蓄積を継続し
ていくことと、国民の利活用に資する事例情報
の提供が課題。
より幅広く国民から事例の応募を募り、普及啓
発を図るためには、一層の周知広報を図る。
蓄積したベストプラクティスの公開および利活
用については、事例集の刊行やポータルサイ
トでの情報公開に加えて、より利活用に近い
媒体を持つ外部組織との連携等の改善策につ
いて検討を進める予定。
平成17∼19年度の3ヵ年計画の2年目として、 継続評価以降、必要があれば適宜改善を実施
順調に進捗しているところ。次回の継続評価を する予定。
本年3月に実施予定。
評価専門調査会 政府自己評価シート (IT安心)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
2008年度までに、全て
の政府機関において、
「政府機関統一基準」が
求める水準の対策を実
施する。
施策の進捗状況
担当省庁
政府機関の情報セキュ 政府機関統一基準とそれに基づく評価・勧告 内閣官房
全府省庁
リティ対策を徹底するた によるPDCAサイクルの構築と定着
め、「政府機関統一基
準」の充実・強化及びこ
れに基づく検査・評価を
実施するとともに、政府
機関がサイバー攻撃を
受けた場合等の緊急対
応体制を強化する。
目標年度
内閣官房
全府省庁
先行的に一部の独立行政法人等に対して、マ
ニュアルを提供するなど、情報セキュリティポリ
シー策定等のための支援を実施するとともに、
情報セキュリティポリシーの整備状況の調査項
目及び策定・見直しの周知方法について検討
を進めるなど、各種施策を実施中。
中長期的なセキュリティ対策の強化・検討
内閣官房
全府省庁
「情報システムの構築等におけるセキュリティ要
件及びセキュリティ機能の検討に関する解説
書」等、安全性・信頼性の高いIT製品等の利用
を促進するための参考資料を作成し、各府省
庁に配布するなど、各種施策を実施中。
サイバー攻撃等に対する政府機関における緊 内閣官房
警察庁
急対応能力の強化
政府機関でのIT障害の早期に発見・対応する
ため、一部のIT障害の発生につき常時監視を
実施し、対応に必要となる情報を政府機関内で
共有。また、事案対処能力の維持及び技術力
向上のため、部内外におけるOSやネットワーク
機器等に係る緊急対処等に必要な各種研修を
実施。
政府機関における人材育成
昨年7月25日に、情報セキュリティ政策会議の
下に「人材育成・資格制度体系化専門委員会」
を設置し、検討。今後、同委員会においてとりま
とめられた報告書を踏まえ、取組みについて引
き続き検討を行う予定。
内閣官房
全府省庁
地方公共団体における情報セキュリティ対策 総務省
の強化
目標値
目標年度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
【総務省】
・地方公共団体における情報セキュリティ確保
に係るガイドラインについて、「重要インフラに
おける情報セキュリティ確保に係る『安全基準
等』策定にあたっての指針」を踏まえるととも
に、セキュリティ対策水準を強化し、かつ分かり
やすい表現となるような見直しを、平成18年9
月に行った。
・内部監査の実施方法を学ぶ情報セキュリティ
内部監査研修を全国主要都市9カ所で開催
中。
・情報セキュリティ監査の実施に要する経費に
対して、地方財政措置を実施。
・「自治体情報共有・分析センター」(仮称)の整
備に向けて、情報共有プロセスの試行等の実
証実験を実施中。
・政府機関統一基準に基 2009年度 100%
づく情報セキュリティ対 初め
策の実施率
2008年度までに、重要
インフラにおけるIT障害
の発生を限りなくゼロに
する。
「方策」に照らしたアウトカム指標
各府省庁において政府機関統一基準を踏まえ
た省庁基準に基づく実施手順の整備及び職員
への教育に係る作業を進めるとともに、内閣官
房において全府省庁の端末とウェブサーバに
関する情報セキュリティ対策状況の重点検査を
行うなど、各種施策を実施中。
独立行政法人等のセキュリティ対策の改善
防衛省
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
本年4月頃までに、内閣官房情報セキュリティセン 本年4月頃までに、内閣官房情報セキュリティセン
ターによる評価を踏まえ、情報セキュリティ政策会議 ターによる評価を踏まえ、情報セキュリティ政策会議
において取組の課題を明らかにする。
において取組の課題を明らかにする。
各重要インフラ分野において策定・見直し中の
国民生活・社会経済活 重要インフラにおける情報セキュリティ確保に 内閣官房
総務省
「安全基準等」について、策定・見直し状況の把
動の基盤である重要イ 係る「安全基準等」の整備
重 要イ ンフ ラ所 管官 握を重要インフラ所管省庁の協力を得て実施
ンフラの情報セキュリ
庁
中。
ティ対策徹底のため、官
民の連携の下、分野横
断的な取り組みの確立
を含め、重要インフラ防
護体制を強化する。
内閣官房
各重要インフラ所管省庁にリエゾン(内閣官房
情報共有体制の強化
総務省
併任)をおき、センターと各重要インフラ所管省
重 要イ ンフ ラ所 管官 庁との間で情報連絡・情報提供を行うための体
庁
制を整備し、運用を開始。
47/71
評価専門調査会 政府自己評価シート (IT安心)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
2008年度までに、企業
における情報セキュリ
ティ対策の実施状況を
世界トップクラスの水準
にする。
2008年度までに、「IT利
用に不安を感じる」とす
る個人を限りなくゼロに
する。
企業の情報セキュリティ
対策が市場評価に繋が
る環境を整備するため、
社会的責任にも配慮し
たコーポレートガバナン
スと、それを支えるメカ
ニズムである内部統制
の仕組みを、情報セ
キュリティの観点から企
業内に構築・運用するこ
と等を推進する。また、
情報システム等の政府
調達の競争参加者に対
して、必要に応じて、情
報セキュリティ対策レベ
ルの評価を入札条件等
の一つとする。
施策の進捗状況
目標年度
相互依存性解析の実施
内閣官房
各重要インフラ所管省庁の協力を得て、各重要
インフラ分野の特性や状況等を配慮しつつ、依
存関係を可視化できる仕組み(静的相互依存
解析)の構築に向けた、試行的な相互依存性
解析を実施中。
分野横断的な演習の実施
内閣官房
総務省
重 要イ ンフ ラ所 管官
庁
「研究的演習」を実施するとともに、類似業態単
位又は重要インフラ分野横断的な共通事項単
位に議論発掘と具体的課題整理のための「机
上演習」の実施に向け検討中。
企業の情報セキュリティ対策が市場評価に繋 内閣官房
全府省庁
がる環境の整備
各種セミナー等の場を活用し、情報セキュリティ
対策ベンチマーク等の普及活動を実施中(経済
産業省)、「電気通信分野における情報セキュリ
ティ対策協議会」において、本年6月に「電気通
信事業における情報セキュリティマネジメントガ
イドライン」を決定する(総務省)など、各種施策
を推進中。
質の高い情報セキュリティ関連製品及びサー 総務省
経済産業省
ビスの提供促進
CC(Ver.3)に基づくITセキュリティ評価及び認証
制度の運用を開始。また、情報セキュリティマネ
ジメントに関するJIS規格を制定するとともに、
情報セキュリティマネジメントシステム適合性評
価制度や情報セキュリティ監査制度の普及促
進など、各種施策を推進中。
企業における情報セキュリティ人材の確保・育 総務省
経済産業省
成
実践的研修事業を実施するための「情報通信
セキュリティ人材育成センター」の開設を支援。
また、情報セキュリティに係る教育を行う際の教
材モデルの検討、全国各地における情報セ
キュリティセミナーの実施など、各種施策を推
進中。
コンピュータウイルスや脆弱性等に早期に対
応するための体制の強化
コンピュータセキュリティ早期警戒体制につい
て、OSS等の脆弱性に係る対応を強化するた
めの関連ガイドラインの改定及びOSS開発者等
との協力体制を構築中。また、安全なWebサイ
トが備えるべきセキュリティ要件について検討
中。
個人の情報セキュリティ 情報セキュリティ教育の強化・推進
リテラシー向上のため
の、初等中等教育から
の情報セキュリティ教育
を推進する。また、個人
ユーザーが負担感なく、
情報セキュリティ機能を
活用できるIT製品・サー
ビスの積極的な提供す
広報啓発・情報発信の強化・推進
る。
個人が負担感なく情報関連製品・サービスを
利用できる環境整備
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
経済産業省
警察庁
総務省
文部科学省
経済産業省
児童生徒に対する情報セキュリティを含めた情
報教育の充実に向けた「情報モラル等サポート
事業」の実施(文部科学省)、「インターネット安
全教室」(経済産業省・警察庁)や「e-ネットキャ
ラバン」(総務省・文部科学省)の全国的な実施
等、各種施策を推進中。
内閣官房
警察庁
総務省
経済産業省
文部科学省
内閣官房及び関係府省において、ホームペー
ジやメールマガジン等により情報発信をするほ
か、地域における周知啓発イベント等を実施
中。
総務省
経済産業省
総務省及び経済産業省において、ボットプログ
ラムに感染したコンピュータからの攻撃等に関
する対策等の検討、IPv6によるユビキタス環境
構築に向けたセキュリティの確保に向けたプロ
ジェクトの準備、ガイドライン「安心して無線LA
Nを利用するために」や「インターネット安全教
室」を通じた無線LANのセキュリティ対策の推
進を実施中。
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
対策向上を目的に行動
計画で定めた4本の施策
の柱(①安全基準等の
整備、②情報共有体制
の強化、③相互依存性
対策向上を目的に行
動計画で定めた4本の
施策の柱(①安全基準
等の整備、②情報共
有体制の強化、③相
本年4月頃までに、情報セキュリティ政策会議
において評価を行い、現状を分析する予定。
本年4月頃までに、内閣官房情報セキュリティセン 本年4月頃までに、内閣官房情報セキュリティセン
ターによる評価を踏まえ、情報セキュリティ政策会議 ターによる評価を踏まえ、情報セキュリティ政策会議
において取組の課題を明らかにする。
において取組の課題を明らかにする。
・「ISMS認証の取得事
業者数」(日本情報処理
開発協会)
・「ITセキュリティ評価及
び認証制度に基づく認証
・「情報セキュリティ上
のトラブル(システムト
ラブル、不正アクセス、
コンピュータウィルス、
重要情報の漏えい等)
本年4月頃までに、情報セキュリティ政策会議
において評価を行い、現状を分析する予定。
本年4月頃までに、内閣官房情報セキュリティセン 本年4月頃までに、内閣官房情報セキュリティセン
ターによる評価を踏まえ、情報セキュリティ政策会議 ターによる評価を踏まえ、情報セキュリティ政策会議
において取組の課題を明らかにする。
において取組の課題を明らかにする。
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評価専門調査会 政府自己評価シート (IT安心)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
インターネット上から違
法情報を減少させるとと
もに、有害情報が青少
年に届かない社会を構
築することなどにより、
世界の模範となるイン
ターネット利用環境を実
現する。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
インターネット上におけ インターネット上の違法・有害情報への対策の 総務省
る違法・有害情報の削 検討
除指針などインターネッ
ト上の違法・有害情報な
どネットワークの不適正
な利用に関する民間事
業者の自主的な対策を
支援する等の取り組み
を強化する。あわせて、
インターネット上の違
法・有害情報などネット
ワークの不適正な利用
を早期に把握し、迅速な
インターネット上の違法・有害情報の早期把握 警察庁、総務省
対処を可能とする体制
及び迅速な対処のための取組みの推進
の整備を推進するととも
に、国際的な連携を強
化する。
目標年度
平成17年7月から開催していた「インターネット
上の違法・有害情報への対応に関する研究会」
の最終報告書が平成18年8月25日に公表され
たことを受け、業界団体によるガイドライン及び
モデル約款の策定に協力し、プロバイダ等によ
る違法・有害情報の削除及び発信者への警
告、利用停止などの自主的対応を支援してい
る。
「平成17年度総合セキュリティ対策会議」にお
いてインターネット上の違法・有害情報への対
応における官民連携の一方策としてインター
ネット上の違法・有害情報に関する通報を受け
付ける「ホットライン」設置に向けた検討を行
い、「インターネット上の『ホットライン』の必要性
及びその運営の在り方に関する提言」として取
りまとめ、平成18年6月から、警察庁が民間団
体に「ホットライン」業務を委託し、「インターネッ
ト・ホットラインセンター」を運用中。
・「情報セキュリティを含
む情報教育に関する教
員向け研修を受けたこと
がある教員の状況」(学
校における情報化の実
◎業界団体による発信 今年度中
者情報開示ガイドライン
の策定
◎業界団体による違法
情報への対応ガイドライ
ンの策定
◎業界団体によるモデ
ル約款の策定
目標年度
−
前年より増 ・インターネット・ホット
加
ラインセンターにてイン
ターネット上の違法・有
害情報と判断された情
報について、プロバイ
ダ等へ削除依頼され
たものの削除数
個人情報の漏えい等を防止すべく情報システ 「安心・安全な情報経済
ムの点検を事業者に要請するなど、「安心・安 社会の実現のための行
全な情報経済社会の実現のための行動計画」 動計画」の着実な実施
に掲げる取組みを着実に推進しているところ。
社会・経済活動におけ
る利用者・消費者の不
安・脅威を減少
経済産業省
フィルタリングソフトの普及
総務省、経済産業 本年3月にフィルタリングに関係する業界団体 フィルタリングの認知率
省
が「フィルタリングの普及啓発アクションプラン」
を公表。携帯電話事業者は、本アクションプラ
ンを具現化するため、本年7月から事業者共同
でPRキャンペーンを実施し、ロゴマークの制定
やキャンペーンポスターを配付する等の活動を
行っている。総務省は、本キャンペーンを支援
するなど、関係事業者等と連携し、メールマガ
ジンやセミナー等を通じて、フィルタリングの周
知を推進している。(総務省)
「フィルタリングの普及啓発アクションプラン」等
を踏まえ、レイティング基準である「Safety
Online3」やフィルタリングソフトの周知普及のた
めのセミナー等を実施。(経済産業省)
2006年度
フィルタリング認知率
総務省、経済産業 特定電子メールの送信の適正化等に関する法 特定電子メールの送信 2008年度 ー
省
律及び特定商取引に関する法律を、引き続き の適正化等に関する法
着実に執行。
律の施行状況について
総務省と経済産業省が連携して実施している 検討を行い、その結果に
「迷惑メール追放支援プロジェクト」(2005年2月 基づいて必要な措置を
∼)を、引き続き推進。
講ずる。
業界団体と連携して、引き続き25番ポートブ
ロックや送信ドメイン認証技術等の技術的な迷
惑メール対策を促進。
総務省及び経済産業省が、フランス(2006年5
月)、イギリス(2006年9月)、カナダ(2006年10
月)の関連当局との間で、スパム対策について
の協力を文書により確認。
インターネット上の違法・有害情報に関する個 内閣官房及び関係 「インターネット上の自殺予告事案への対応に 緊急性を要するインター
別事案への対応
府省
関するガイドライン(平成17年10月5日電気通信 ネット上の自殺予告事案
事業者団体において策定)」を踏まえ、各都道 について、警察が認知し
府県警察、プロバイダ等が連携して、平成17年 た際の警察の対応率
10月から平成18年6月末までに42件(44名)
の自殺予告事案に対応し、適切な措置に努め
ている。
また、警察と携帯電話会社間において、対応
窓口に関する情報を共有し、更なる対応の迅速
化に努めた。(警察庁、総務省)
前年より増
加
70% 世界のモデルとなるよ 2010年度 ー
うな良好なインターネッ
ト利用環境の実現
学校関係者、保護者等 2007年3月
に対してフィルタリングソ
フト普及啓発セミナーを
実施。
2007年3 70%
月
世界のモデルとなるよ 2010年度 −
うな良好なインターネッ
ト利用環境の実現
100% インターネット上の自 2006年度 0人
殺予告事案における、
自殺既遂者数
インターネット上に名誉毀損・プライバシー侵
害等の人権侵害情報が掲載されているという
申告や情報提供を受けた場合に,事案に応じ
て,申告者に対して削除方法の助言やプロバイ
ダ等への削除要請を行っている。
また,平成18年6月に設立された「インター
ネット・ホットラインセンター」と連携することによ
り,上記施策の充実・強化を図っている。(法務
省)
49/71
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
・「インターネットを利用
して感じる不安や不
満、利用しない理由」
(通信利用動向調査:
総務省)
世界のモデルとなるよ 2010年度 −
うな良好なインターネッ
ト利用環境の実現
・インターネット・ホットラ
インセンターから警察へ
の通報件数
・インターネット・ホットラ
インセンターからプロバ
イダ等への削除依頼件
数
「安心・安全な情報経済社会の実現のため
の行動計画」の推進
迷惑メールに関する対策の推進
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
本年4月頃までに、情報セキュリティ政策会議
において評価を行い、現状を分析する予定。
違法・有害情報対策・セキュリティ対策等の向
上の余地がある状況
本年4月頃までに、内閣官房情報セキュリティセン 本年4月頃までに、内閣官房情報セキュリティセン
ターによる評価を踏まえ、情報セキュリティ政策会議 ターによる評価を踏まえ、情報セキュリティ政策会議
において取組の課題を明らかにする。
において取組の課題を明らかにする。
−
業界団体は平成18年11月27日に「インター 業界団体による自主的な取組を促進するため、
ネット上の違法情報への対応に関するガイドラ 必要に応じ適切な支援を行う。
イン」及び「違法・有害情報への対応等に関す
る契約約款モデル条項」を策定、公表し、また、
有識者、権利者団体、業界団体等からなるプロ
バイダ責任制限法ガイドライン等検討協議会に
「発信者情報開示関係WG」を設置し、「プロバ
イダ責任制限法 発信者情報開示関係ガイドラ
イン」の策定に向け検討を進める等、目的の実
現に向け着実に進展している。
平成18年6月から9月までに、インターネット・ 454件
ホットラインセンターからプロバイダ等に対し573
件の削除依頼が行われ、そのうち454件が削除
された。
初年度の数値であるため、目標に照らした評価
は困難であり、今後の推移を見守りたい。
IT化の進展に伴い、経済社会の利便性は向上
している一方、個人情報の流出など、国民の安
心と安全に対する脅威や不安が高い。
行動計画に掲げる取組みを着実に推進中。
違法・有害情報対策・セキュリティ対策等の向
上の余地がある状況
ー
一般におけるフィルタリング認知率は現時点(2 60%
006年2月時点)で60%。
違法・有害情報対策・セキュリティ対策等の向
上の余地がある状況
−
平成18年4月から6月までの間、警察が認知
0人
し、対応したインターネット上の自殺予告事案の
うち、自殺既遂者は、0名であった。
昨年11月、総務省は携帯電話事業者等に対 今後も関係省庁、関係事業者等と連携し、フィ
し、フィルタリングの普及促進に関する自主的 ルタリングの普及活動に取り組んでいく。
取組を強化するよう要請し、この要請を受けて
関係事業者等は普及に向けた取組を強化する
など、目標達成に向けた取組は更に加速され
ている。(フィルタリングの認知率調査は、現在
実施中。)
計画通り進捗中。
特定電子メールの送信の適正化等に関する法
律及び特定商取引に関する法律の着実な執行
等、総務省及び経済産業省は連携して各種迷
惑メール対策を推進している。
十分な進捗がみられる。
引き続き、特定電子メールの送信の適正化等
に関する法律及び特定商取引に関する法律を
着実に執行するとともに、問題点を検討し、官
民連携、国際連携を含めた各種迷惑メール対
策を推進する。
評価専門調査会 政府自己評価シート (IT安心)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
国民がインターネット上
の違法・有害情報など
ネットワークの不適正な
利用に対し適切に対処
できるようにする。
児童生徒、保護者及び e-ネットキャラバンの実施
教師を対象とした情報
モラル教育を推進する
とともに、学校・家庭・地
域で連携して子どもの
情報モラル教育を行う
体制を整備する。加え
て、官民一体となった全
国的な普及啓発活動を
実施する。
青少年を取り巻く有害環境対策の推進
ユビキタスネット時代における新たなITメディ
アリテラシー育成手法の調査・開発
施策の進捗状況
サイバー犯罪が未然に 犯罪の取締り及び権利利益の保護・救済
防がれること、サイバー
犯罪を行った者が検挙
されること、サイバー空
間で権利利益を侵害さ
れた者が保護・救済さ
れること等が必要であ
る。そのため、サイバー
犯罪の取締りを強化す
るとともに、他の権利利
益である通信の秘密を
はじめとする基本的人
権に十分配慮しつつ、
権利利益の保護救済の
ための基盤の整備を進
める。
目標年度
文部科学省
総務省
内閣官房
警察庁
総務省
法務省
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
総務省、文部科学 ・平成18年4月から、e-ネットキャラバンの全国 児童生徒、保護者及び 2006年度 1000講座
省
規模での本格実施を開始した。(平成17年度は 教師を対象としたe-ネッ 2007年度 1000講座
11月から関東・東海で試行実施を行った。)
トキャラバンの講座開催 2008年度 1000講座
・平成18年度の申込み件数は431件、うち終了 数
件数は373件(平成19年1月26日現在)。
インターネット上の違法・有害情報に対する対 警察庁
策の強化
サイバー犯罪の取締り
の徹底等により、サイ
バー犯罪の撲滅を目指
す。
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
児童生徒、保護者及 2006年度 1000講座
び教師を対象としたe- 2007年度 1000講座
ネットキャラバンの講 2008年度 1000講座
座開催数
2006年度中に19府県においてモデル事業を実 モデル事業の実施箇所 2006年度 モデル事業 推進体制の整備
施、子ども向け啓発リーフレットを作成し、2007 数、リーフレットの作成部
14箇所、
年1月より配布する。
数
リーフレット
85000部
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
2009年度 47箇所
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
・主に保護者及び教師(一部、児童生徒)を対象 300講座
にインターネットの安心・安全利用の啓発を行う
e-ネットキャラバンの全国実施を平成18年4月
から開始。
・平成18年度の申込み件数は431件、うち終了
件数は373件(平成19年1月26日現在)。
インターネットの安心・安全利用に関する知識
へのニーズを背景に、着実に進展している。
2006年度は19府県において推進体制が整備さ −
れた。
事業は着実に実施されているが、事業を実施し さらなる施策の充実に努める。
ていない都道府県における推進体制の整備が
急務となっている。
e-ネットキャラバンを着実に推進し、インター
ネットの安心・安全利用の推進を図る。
平成11年度より家庭教育手帳等を配布。平成
2008年度 全ての親
16年度配布版より新家庭教育手帳として2分 全国の親を対象として、
冊から3分冊に改訂。
子育てに関する(パソコ
ンや携帯電話などの有
害情報対策を含む)情報
提供を実施。家庭教育
手帳を平成18年度4月
に554万部配布。
家庭教育手帳により提 2008年度 100%
供される情報への満
足度
平成17年度に実施した「家庭教育手帳の活用 90%以上
に関する調査」では、90%以上がその内容につ
いて「参考になる」と回答した。
順調に進捗している。
子育て中の親が、自信を持って子育てに取り組
んでいく契機となるよう、乳幼児や小学生等を
持つ親に家庭教育手帳を配布する。
2006年度中にICTメディアリテラシーを育成する ICTメディアリテラシーを 2006年度
プログラムの開発中。
育成するプログラムを開
発し、普及促進
開発したプログラム利 2007年度 −
用者のICTメディアリテ 以降
ラシーの向上
ICTメディアリテラシーを育成するプログラムの
開発が必要である。
目標達成に向けて、推進しているところ。
−
−
・各都道府県警察の情報セキュリティ・アドバイ
ザーが、学校等教育機関における子どもに対
する情報セキュリティに関する講演を実施。
・児童が出会い系サイトを利用することの危険
性やその対策、出会い系サイト規制法の概要
等について、児童や保護者等に対して広報啓
発活動を実施。
・家庭におけるフィルタリングソフトの利用を促
進するなどのために、広報啓発用リーフレット
(149万1千部)を作成し、配付。
・児童による出会い系サイトの利用を防止する
ために、出会い系サイト規制法の解説や技術
指導等の研修を通じて、民間の関係団体が
行っている活動(サイバーパトロール)の支援を
実施。
・インターネットの利用に起因する児童買春や
その他の犯罪から児童を保護するため、関係
法令に基づく積極的な取締りを推進。その結
果、平成17年中に、出会い系サイト規制法第6
条違反(不正誘引)違反18件を検挙するととも
に、出会い系サイトを利用した児童買春事件
654件、インターネットを利用した児童ポルノ事
件136件をそれぞれ検挙。
・インターネットを利用して児童が安心して気軽
に相談できる体制を整備するため、相談を受け
るに当たっての留意事項や電子メールの特質
等に関する研修を通じて、民間の関係団体が
行っている活動(メール相談)の支援を実施。
・非行防止教室等の機会を活用し、少年、保護
者等に対して情報モラル、フィルタリング機能等
についての理解促進を図るとともに、ケーブル
テレビを活用した情報発信活動等を実施。
・有識者等から成る「バーチャル社会のもたら
す弊害から子どもを守る研究会」において、携
帯電話、ゲーム、子どもを性行為等の対象とす
るコミック等がもたらす弊害や、その対策の現
状と問題点、今後の取組強化の方向性につい
て審議を行い、平成18年9月、「携帯電話がも
たらす弊害から子どもを守るために−これまで
の審議から−」を、平成18年12月、最終報告書
を取りまとめ 公表
・各都道府県警察が実 2006年度 ①47都道府
施する学校等教育機関
県
における講演の実施状
況
・広報啓発リーフレットの
配付状況
・サイバーパトロールを
委託している団体への研
修会の実施状況
警察庁、総務省、法務省等において、各種研修
の実施、資機材の整備、電波監視の強化、国
際連携の推進等を通じてサイバー犯罪の取締
りを強化し、サイバー犯罪に適切に対処するた
めの法整備等を推進するなど、サイバー空間を
安心して安全かつ快適に利用するために必要
な各種施策を実施中。
①電磁的記録の解析等
に係る各種研修の実施
状況
②捜索現場での活動や
コンピュータウイルス等
の動作検証を行うための
資機材を整備した警察
庁の地方機関数
③電波監視用基幹設備
を更改した総務省の地
方機関局数
④アジア大洋州地域サ
イバー犯罪捜査技術会
議の参加国拡大数
⑤サイバー攻撃の予兆
把握、発生の早期検知
等に係る調査研究状況
⑥サイバー犯罪の検挙
件数
①毎年度
②2006年
度
③2006年
度
④2006年
度
⑤2006年
度
⑥2006年
度
①不正アクセス行為の認
②51機関
知件数
③9局
④3か国・1
地域
⑤⑥前年より
増加
50/71
前年より減
少
−
平成18年上半期の不正アクセス行為の認知件 383件(18年 (アウトカム指標)
数は383件で、前年同期と比べ、66件増加した。 上半期)
不正アクセス行為の認知件数については、被
疑者の取調べ、サイバーパトロール等の警察
活動において増加がみられる。
情報通信ネットワークの発展に伴い、不正アク
セスを始めとするサイバー犯罪の増加が懸念さ
れることから、引き続き、各種取組みを推進し、
サイバー犯罪の取締りを強化する必要がある。
(アウトプット指標)
①②③新たな電子機器等が開発されており、こ
れらの解析にも適切に対応する必要がある。ま
た、高度な解析や大量の解析に対しても適正
かつ確実に対応する必要がある。
④アジア・大洋州地域サイバー犯罪捜査技術
会議等への参加国・地域をさらに拡大させると
ともに、各国との情報共有・連携を強化していく
必要がある。
⑤インターネットの定点観測等による情報収集
を強化し、サイバー攻撃の早期検知及びその
分析を更に進める必要がある。
(アウトカム指標)
デジタルフォレンジックの捜査への活用や、外
国法執行機関との協力の推進等、各種取組み
を推進する。
(アウトプット指標)
①引き続き、電磁的記録の解析等に係る各種
研修を実施する。
②デジタルフォレンジックに係る装備資機材を
充実させる。
③引き続き、電波監視を強化する。
④アジア・大洋州地域サイバー犯罪捜査技術
会議等の未加盟国に対し、参加を積極的に促
す。
⑤サイバー攻撃の予兆把握、発生の早期検知
等に係る体制を整備するとともに、システムの
高度化について検討する。
評価専門調査会 政府自己評価シート (IT安心)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
横断的な情報セキュリ 情報セキュリティ技術戦略の推進
ティ基盤の形成を図ると
ともに、政策の推進体
制・他の関係機関等と
の連携・持続的改善構
造の構築を進める。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
内閣官房
全府省庁
情報セキュリティ政策会議の下に技術戦略専
門員会を設置し、研究開発・技術開発の効率的
な実施体制の構築や情報セキュリティ技術開
発の重点化と環境整備等についての検討を実
施。
情報セキュリティ人材の育成・確保
内閣官房
総務省
文部科学省
経済産業省
「情報通信セキュリティ人材育成センター開設
支援事業」を18年度も実施するとともに、セ
キュリティ人材育成を含む高度情報通信人材
育成のための研修事業に対しても助成している
(総務省)ほか、昨年7月25日に情報セキュリ
ティ政策会議の下に「人材育成・資格制度体系
化専門委員会」を設置し、情報セキュリティに関
する資格制度の体系化等について検討。今
後、同委員会においてとりまとめられた報告書
を踏まえ、取組みについて引き続き検討を行う
予定。
国際連携・協調の推進
内閣官房
全府省庁
ボーダーレス化する情報セキュリティ問題に対
応するため、国際会合等に積極的に参加し、関
係機関との連携強化に取組中。
情報セキュリティ政策の推進体制の充実
内閣官房
全府省庁
内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)にお
いて、官民からの人材活用を進め、昨年10月
1日時点で59名の体制となった。また、各府省
庁においても各府省庁の実情・必要性に応じて
推進体制を充実。
持続的改善構造の構築
内閣官房
総務省
経済産業省
昨年7月25日に、情報セキュリティ政策会議の
下に「企業・個人評価指標専門委員会」及び
「政府機関評価指標専門委員会」を設置、これ
に「重要インフラ専門委員会」を加えた各専門
委員会において、情報セキュリティ政策の評価
等の枠組み及び各対策実施領域における評価
指標を検討。これを受けて、持続的改善構造が
概ね構築されたことから、現在、具体的取組み
を実施中。
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
(設定困難)
目標年度
(設定困難)
51/71
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
現状値
(設定困難)
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
評価専門調査会 政府自己評価シート (人的基盤)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
教員一人に一台のコン
ピュータ及びネットワー
ク環境の整備並びにIT
基盤のサポート体制の
整備等を通じ、学校のI
T化を行う。
2010年度までに全ての 教員のIT活用環境の整備
公立小中高等学校等の
教員に一人一台のコン
ピュータを配備し、学校
と家庭や教育委員会と
の情報交換の手段とし
てのITの効果的な活用
その他様々な校務のIT
化を積極的に推進す
る。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
文部科学省
校内LANや普通教室の 学校における超高速インターネット接続等の 総務省
コンピュータ等のIT環境
実現
整備について早急に計
画を作成し、実施すると
ともに、学校における光
ファイバによる超高速イ
ンターネット接続等を実
文部科学省
現する。
目標年度
◎2006年3月現在、教員用コンピュータが配備
されている教員の割合は33.4%。
◎校務処理における効果的なITの活用方策
等、校務の情報化の在り方等についての調査
研究事業を実施中。
◎2007年度以降教員用コンピュータの整備に
必要な経費に係る地方財政措置の予定。
◎校務処理における効
果的なITの活用方策
等、校務の情報化の在
り方等について調査研
究を行う。
◎教員用コンピュータが
配備されている教員の
割合
平成18年度地域イントラネット基盤施設整備事 地域イントラネット基盤
業において、30事業を採択(うち開放を予定し 施設整備事業
ている事業は13事業)
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
度
目標値
◎2006年 ー
度
◎2010年 全教員にコ
度
ンピュータ
配備
2006年
30事業
-
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
-
地域の公共施設間を 2010年
高速・超高速で接続す
る地域公共ネットワー
クの全国的な整備
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
-
-
100% 全国1,890団体(県及び市町村)のうち、地域公
共ネットワーク整備済み団体は1,359団体(平
成18年7月現在)
概ね順調に推移しているが、更なる整備の促 教育の情報化の重要性について、広く周知し、
進のため、教育の情報化の重要性について、 引き続き整備主体である地方公共団体の整備
周知する必要がある。
を促進する。
71.9% 整備計画のない団体が354団体(18.7%)あり、 地域公共ネットワーク整備に関する問題点等
予算措置、また要因分析が必要。
を整理する必要あり。2006年10月から、地方公
共ネットワーク整備に関するWGを開催予定で
あり、今後の整備率アップに向けて検討を進
める予定。
(公立)
超高速インターネット接 2010年度 概ね100%
◎2006年3月現在、超高速インターネット接続 続率
率は、30.5%
◎2006年度も引き続き、教育用コンピュータの
整備等に必要な経費を地方交付税により措
置。
(私立)
◎2006年3月現在、超高速インターネット接続
率は、48.1%
◎2006年度も引き続き、コンピュータ整備を推
進するためのインターネット接続経費について
特別な助成を行う都道府県に対して補助。
-
-
-
-
-
概ね順調に推移しているが、更なる整備の促 教育の情報化の重要性について、広く周知し、
進のため、教育の情報化の重要性について、 引き続き整備主体である地方公共団体や学校
周知する必要がある。
法人の整備を促進する。
-
-
-
-
概ね順調に推移しているが、更なる整備の促 教育の情報化の重要性について、広く周知し、
進のため、教育の情報化の重要性について、 引き続き整備主体である地方公共団体や学校
周知する必要がある。
法人の整備を促進する。
児童・生徒3.6人当たり1台の教育用PCの整
備
文部科学省
(公立)
教育用PC1台当たりの 2010年度 3.6人/台
◎2006年3月現在、教育用PC1台当たりの児 児童生徒数
童生徒数は7.7人/台
◎2006年度も引き続き、教育用コンピュータの
整備等に必要な経費を地方交付税により措
置。
(私立)
◎2006年3月現在、教育用PC1台当たりの児
童生徒数は8.8人/台
◎2006年度も引き続き、コンピュータ整備を推
進するためのレンタル・リース経費について特
別な助成を行う都道府県に対して補助。
-
初等中等教育におけるマルチプラットフォー
ム化の推進
経済産業省
OSSをベースとしたIT 2007年 小中高等学 学校現場におけるOSSをベースとしたIT環境導
環境を導入した学校 度
校50校以上 入に向け、実証実験成果の検証を行っている
教育機関数
ところ。
様々な環境を持つ教育現場におけるOSSの 学校現場におけるマルチプラットフォーム化の
全国的な本格展開に向け、幅広い科目での授 推進に向け、OSSをベースとしたIT環境の全国
業実践、教員による利用促進が必要である。 的な普及及びサポートモデル体制の構築を図
る。
学校における情報セキュリティ対策の推進
経済産業省
2006年7月から全国6地域において、オープ 実証実験に参加した学 2006年度 小中高等学
校15校以
ン・スタンダード性等に優れたIT環境を導入し 校教育機関数及び教
上
た実証実験を小中高等学校16校で開始し、児 員、生徒児童数
児童生徒
童生徒4,030人、教員167人が参加してい
4,000人
る。11月に有識者及び教員等からなる委員会
以上、教員
を開催し、各地域から実証実験の進捗状況等
100人以上
の報告を受け評価等を行ったところ。また、12
月末に各実証地域から成果物の中間納品が
あり、1月からは納品物の検証を行っている。
1月下旬及び2月下旬に委員会を実施し、成果
物の更なる充実を図る予定
2005年度に作成された学校情報セキュリ
学校、教育委員会等へ 2006年度 15,000部
ティ・ポリシ策定ガイドラインについて全国的な の学校情報セキュリ
普及展開を図るため、2006年12月末現在で ティ・ポリシ策定ガイドラ
21,323部を配布済み。同時に全国5地域の インの配布数
学校現場における実証実験を通じて、ガイドラ
インにおける手順書の中身を精査し、ブラッ
シュアップを図る予定。
教員及び教育委員会 2006年 集計中
の情報セキュリティに 度
対する意識向上
教育委員会及び教員から成る専門委員会を設
置し、学校現場における情報資産の洗い出し
を行い、各自治体及び学校の実情に応じたセ
キュリティ・ポリシの策定を全国5地域において
行っているところ。
教育現場における情報セキュリティの確保に 平成17年度に作成されたガイドラインのブラッ
向け、各自治体及び学校でのセキュリティ・ポ シュアップを図ると共に、作成されたガイドライ
リシ策定の成果を反映し、ガイドラインのブラッ ンの全国的な普及展開を図る。
シュアップを図る必要がある。
◎超高速インターネッ 2010年度 ◎概ね
ト接続率
100%
◎教育用PC1台当たり
◎3.6人/台
の児童生徒数
一定の成果は上がっているものの、目標には
達成できていない
(公立)
◎30.5%
◎7.7人/台
(私立)
◎48.1%
◎8.8人/台
一定の成果は上がっているものの、更なる整 教育の情報化の重要性について、広く周知し、
備の促進のため、教育の情報化の重要性につ 引き続き整備主体である地方公共団体や学校
いて、周知する必要がある。
法人の整備を促進する。
-
-
-
ー
教員のIT指導力の評価 小中高等学校等におい 情報システム担当外部専門家(学校CIO)等
等により教員のIT活用 て情報システム担当外 のサポート体制の在り方の検討
能力を向上させる。
部専門家(学校CIO)の
設置を推進し、2008年
度までに各学校におい
てIT環境整備計画を作
成するなど、IT化のサ
ポートを強化する。
文部科学省
◎教育現場における学校のIT化をサポートす
るため、学校における情報システム責任者の
実態と学校CIOの在り方等についての調査研
究事業を実施中。
◎平成18年10月13日の局長通知において、各
地方公共団体にIT環境整備計画の立案を依
頼。
◎「地域・学校の特色等 2006年度 を活かしたICT活用先進
事例に関する調査研究」
事業において、情報シス
テム責任者の実態を把
握する。
52/71
-
-
-
評価専門調査会 政府自己評価シート (人的基盤)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
2006年度までに教員の 教員のIT活用指導力の評価の基準の具体
IT指導力の評価の基準 化・明確化
の具体化・明確化を行
い、それに基づき、ITを
活用した教育に関する
指導的教員の配置や、
教員のIT活用能力に関
する評価をその処遇へ
反映すること等を促進
することにより、全ての
教員のIT活用能力を向
上させる。
教員のIT活用環境の整備
<前掲>
担当省庁
目標年度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
概ね100%(2 010年度に
おいてコン
ピュータを
使って指導
できる教員
の割合)
ー
ー
ー
ー
文部科学省
前掲
前掲
前掲
前掲
前掲
前掲
前掲
前掲
前掲
2006年度、4月から授業開始。今年度は、地上 地上デジタルテレビ放送 2006年度 148事例
デジタルテレビ放送を活用した授業の実践事 を活用した、授業の実践
例を148事例、蓄積予定。
事例の蓄積。
地上デジタル放送の高度な利活用を推進する 地上デジタル放送を生
ため、サーバー型放送の教育分野における調 涯学習などに活用する
査研究を実施中。(3月末報告)
ため、双方向の画像通
信などの利用の促進
2006年
利用者のニーズを把握するために、アクセス
管理機能を開発中である。
また、現在登録されているLOM(学習対象メ
タデータ)の検証を行い、今後のコンテンツ収
集・開発方針を決定する予定である。
このため、外部識者の意見を聞くNICER運営
会議を開催している。
・利用者ニーズを把握す 2006年度
るためのアクセス管理機
能の整備
2006年度
・今後のコンテンツの収
集・開発方針の決定時
期
先進的科学技術・理科教育用デジタル教材
等の開発・普及
文部科学省
2006年12月現在、学習指導要領の単元に照ら
し、小学校82.5%、中学校90.0%、高等学校
96.2%のデジタル教材を開発。毎年利用登録
教員数が増加し、現在2.3万人が登録(平成17
年度当初1.1万人→平成18年度当初1.7万人)
教育委員会が実施する 2006年度
教育研修会等での利用
方法の説明等を教育委
員会の要請に応えて実
施する。
文部科学省
◎発達段階に応じた情報活用能力育成のため
の学習活動事例集を作成。それを周知するた
めのパンフレットを作成、全国の教員に配布し
た。
◎情報活用に係る学習活動一覧をWebで公開
中(http://www.nicer.go.jp/itedu/contents/subject.php)
◎児童生徒に対する情報モラルを含めた情報
教育の充実に向けて、「情報モラル等指導サ
ポート事業」を実施中。教員の指導力の一層
の向上を図ることを目的として、効果的な指導
手法に関する調査研究に着手するとともに、教
員の意識啓発のための普及フォーラムを各地
で開催中。
ー
◎平成18年4月から、e-ネットキャラバンの全
国規模での本格実施を開始した。(平成17年
度は11月から関東・東海で試行実施を行っ
た。)
◎平成18年度の申込み件数は431件、うち終
了件数は373件(平成19年1月26日現在)。
現在、アウトカム指標 2007年度 ‐
を検討中。(アンケート
予備調査まで実施済
み。)
−
−
政府自己評価に基づく改善策
概ね順調に推移しているが、教員のICT活用 明確化された教員のICT活用指導力の基準に
指導力の基準の明確化を図ることにより、更に ついて広く普及し、教員のICT活用指導力の向
教員のIT活用指導力を向上させる。
上を図る。
現在、アウトカム指標を検討中。(アンケート予 11事例
備調査まで実施済み。)
調査研究の
実施(2006)
−
要因分析と課題
現状値
2006年度
2010年度
(コン
ピュータを
使って指
導できる教
員の割合)
文部科学省
情報モラル教育の推進
<前掲>
目標年
度
◎2006年3月現在、コンピュータを使って指導 ◎教員のIT活用指導力
できる教員の割合は76.8%
の基準の具体化を図り、
◎教員のIT活用指導力の基準の具体化を図 到達目標を明確化す
り、到達目標を明確化するための検討会を開 る。
催中。(平成19年1月17日現在4回開催)
◎ITを活用した教育の
◎「ICTを活用した授業の効果等の調査結果報 効果に関する調査研究
告書」を7月に公表、事務連絡で都道府県に周 を行い、その結果を公
知した。
表、周知。
◎教員が自由な時間に必要なITスキル等を学 ◎教員が自由な時間に
ぶことが出来るe-learningプログラムを公開
必要なITスキル等を学
(http://www.nicer.go.jp/ict3/)。
ぶことが出来るe◎各教員のIT活用指導力の実態に応じた研修 learningプログラムを公
等の支援を行うため、ICT活用重点促進事業を 開する。
実施中。
◎各教員のIT活用指導
力の実態に応じたきめ
細かな研修等の支援を
行う。
◎コンピュータを使って
指導できる教員の割合
教育情報ナショナルセンター機能の充実
IT社会で適正に行動す 小学校段階からの情報活用能力の向上
るための基となる考え
方と態度を育成するた
め、情報モラル教育を
積極的に推進するとと
もに、小学校段階から
の情報モラル教育のあ
り方を見直す。
「方策」に照らしたアウトカム指標
文部科学省
自ら学ぶ意欲に応える 2006年度までにITを活 地上デジタルテレビ放送の教育活用の促進 文部科学省
ような、ITを活用した学 用した分かりやすい授
習機会を提供する。
業方法や、児童生徒の
習熟度に応じた効果的
な自習用コンテンツの
開発・活用の推進等に
より、教科指導におけ
総務省
る学力の向上等のため
のITを活用した教育を
充実させる。
教科指導におけるITの
活用、小学校における
情報モラル教育等を通
じ、児童生徒の情報モ
ラルを含む情報活用能
力を向上させる。
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
−
−
−
(年度末には計画通り、残りの137事例が集ま (年度末には計画通り、残りの137事例が集ま
る見込みである。)
る見込みである。)
目標に照らした十分な進捗が見られている。
−
アクセス管理機能については受注業者と検
討を重ねながら順調に開発中である。
LOM検証についてはNICER運営委員等へ協
力を依頼し、検証作業を実施する予定である。
コンテンツの充実を図るため、アクセス管理機
能の整備による各コンテンツに関する利用者
数の現状やニーズ等の把握及び運用管理体
制の強化に努める。
LOM検証については今後も必要に応じて
随時実施する。
教育研修会等での説 2006年 登録教員数 教育委員会が実施する教員研修会等での普 2.3万人
明等の実施等を通じ 度
20,000名以 及(2006年度上半期16ヶ所)を通じ、目標値
て普及を図り、2006年
上
(20,000名以上)を上回る登録教員数を達成。
度末での登録教員数
を20,000名以上とす
る。
教育委員会が実施する教員研修会等での利 今後、児童生徒の自習用コンテンツの充実に
用方法の説明等の実施が普及に好影響をもた さらに努めることにより、ITを活用した教育・学
らしているとともに、教員(利用者)の視点に
習環境を充実する。
立った利用しやすい教材内容やその活用方法
を含めた紹介・提供が目標を大幅に上回る成
果に結びついている。
◎発達段階に応じた情 2006年度 報活用能力育成のため
の活動事例集の作成、
周知
◎小学校段階における
情報モラルについて、効
果的な指導手法等をま
とめた資料の作成、周知
や意識啓発のための普
及フォーラムの実施。
-
情報モラルを含めた情報教育の充実に向け
て、各種施策を着実に推進している。
児童生徒、保護者及び 2006年度 1000講座
教師を対象としたe-ネッ 2007年度 1000講座
トキャラバンの講座開催 2008年度 1000講座
数
児童生徒、保護者及 2006年度 1000講座
び教師を対象としたe- 2007年度 1000講座
ネットキャラバンの講 2008年度 1000講座
座開催数
53/71
-
-
-
-
◎主に保護者及び教師(一部、児童生徒)を対 300講座
象にインターネットの安心・安全利用の啓発を
行うe-ネットキャラバンの全国実施を平成18年
4月から開始。
◎平成18年度の申込み件数は431件、うち終
了件数は373件(平成19年1月26日現在)。
情報モラル教育の指導事例等をWeb上で市
紹介するなど、情報モラル教育についての充
実を図る。
インターネットの安心・安全利用に関する知識 e-ネットキャラバンを着実に推進し、インター
へのニーズを背景に、着実に進展している。 ネットの安心・安全利用の推進を図る。
評価専門調査会 政府自己評価シート (人的基盤)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
2006年度中に19府県においてモデル事業を
実施、子ども向け啓発リーフレットを作成し、
2007年1月より配布する。
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
モデル事業の実施箇所 2006年度 モデル事業 推進体制の整備
数、リーフレットの作成
14箇所、
部数
リーフレット
85000部
平成11年度より家庭教育手帳等を配布。平成 全国の親を対象として、 2008年度 全ての親
16年度配布版より新家庭教育手帳として2分 子育てに関する(パソコ
冊から3分冊に改訂。
ンや携帯電話などの有
害情報対策を含む)情
報提供を実施。家庭教
育手帳を平成18年度4
月に554万部配布。
54/71
家庭教育手帳により
提供される情報への
満足度
目標年
目標値
度
2009年度 47箇所
2008年度 100%
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
2006年度は19府県において推進体制が整備さ −
れた。
事業は着実に実施されているが、事業を実施 さらなる施策の充実に努める。
していない都道府県における推進体制の整備
が急務となっている。
平成17年度に実施した「家庭教育手帳の活用 90%以上
に関する調査」では、90%以上がその内容につ
いて「参考になる」と回答した。
順調に進捗している。
子育て中の親が、自信を持って子育てに取り
組んでいく契機となるよう、乳幼児や小学生等
を持つ親に家庭教育手帳を配布する。
評価専門調査会 政府自己評価シート (IT人材)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
プロジェクトマネー
ジャー、ITアーキテク
ト、ITコーディネータ、組
み込みソフトの専門家
等の高度IT人材の育成
を促進し、産業界にお
ける高度IT人材の需給
のミスマッチを解消す
る。
産学官連携により、大 高度IT人材育成機関整備等に向けた関係省
学・大学院において次 庁の連携
世代の我が国産業の国
際競争力の源となる高
度IT人材を育成するた
め、2007年度までに産
学官連携による人材育
成プログラムや教材の
開発を進めるとともに、
その成果を活用した高 世界に通用する高度IT人材育成拠点の形成
度IT人材育成機関の設
置などにより、2010年
度までに産業界におけ
る高度IT人材の需給の
ミスマッチを解消するこ
とを目指す。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
内閣官房
総務省
文部科学省
経済産業省
高度IT人材育成に関する関係省庁連絡会議
にて「高度IT人材の育成に向けた政策パッ
ケージ」を策定。
文部科学省
本年9月26日に、世界に通用する高度IT人材 平成18年9月26日措置
育成拠点として6拠点を選定した。
高度情報通信人材育成プログラムに関する
調査・開発
総務省
2005年度に高等教育機関等で活用されるプロ 高度IT人材(PM、ITA)
ジェクトマネージャー育成PBL教材を開発
PBL育成教材を開発
産学連携による実践的IT教育の確立
経済産業省
目標値
平成18年8月31日措置
「方策」に照らしたアウトカム指標
文部科学省が設置す
る、「先導的情報通信
人材育成推進委員
会」により、世界最高
水準のソフトウェア技
術者育成として適切で
あると評価されたプロ
グラムの割合。
2009
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
現状では、実践的IT人材の育成は企業に大き
く依存しているため、高度IT人材の育成を進め
ていくためには、大学、大学院のみならず、各
段階において能力習得のレベルアップを図っ
ていくことが必要。
「高度IT人材の育成に向けた政策パッケージ」 関係府省における取り組みの評価を踏まえ、
に基づき、関係府省において取り組みを行って 産官学の連携の下、総合的な取り組みを推進
いるところ。
する。
100% 本事業は本年度より新たに実施されたもので ー
あり、現時点において、プログラムの評価は行
われていない。
本事業は本年度より新たに実施されたもので
あり、現時点において、プログラムの評価は行
われていない。2年経過後に関係府省と連携
し、有識者による中間評価を実施する予定。
目標達成に向けて、推進しているところ。
−
高等教育機関等においてプロジェクトマネー
ジャー育成PBL教材が活用される予定。
平成16∼本年度まで約30の高等教育機関で 産学連携による高度人 平成18年
の実証事業が実施されているところ。本年度は 材育成にかかる手法の 度
16∼17年度の評価を踏まえ、教員能力向上 確立
のためのFD(ファカルティデベロップメント)を
実証するとともにこれらの集大成として、産学
連携のための報告書(白書)を作成中。
産業界が求める人材
と、高等教育機関が育
成する人材とのミス
マッチ度の低減
ミスマッチは、産業界側が大学に何を期待する
のかが明確にされなければならない。その意
味で、産業界は学生に求める知識やスキルを
十分に提示していないと思われる。
ITスキル標準及び組込みスキル標準の高度 経済産業省
化
平成18年4月に「ITスキル標準バージョン2」 プロフェッショナルコミュ 毎年度
を公表。また同5月には、「組込スキル標準」が ニティの活動などによる
高度化され、キャリア基準、研修ガイドを正式 バージョンアップ
にリリースした。
高度IT人材の育成
ITスキル標準、組込スキル標準、情報システム
ユーザースキル標準がいずれも個別最適化が
進んでいるが、必ずしも全体最適が十分なされ
ていない。これらに加え、情報処理試験の効果
的活用も含めた人材育成スキームの確立が必
要。
これら施策の策定背景が異なるため、表面的 コアとなるITスキル標準のスキルディクショナ
な整合化だけでは意味がない。
リをベースに整合化のための制度設計が可能
かを検討する。
情報処理技術者試験の効果的な活用の検討 経済産業省
平成18年10月より、産業構造審議会情報
ITスキル標準等、スキル H19年度
サービス・ソフトウェア小委員会に、人材育成 標準と情報処理技術者 より部分実
WGを設置。現在、当該WGで試験制度とITス 試験の整合化
施
キル標準の整合化も含めた人材育成スキーム
の在り方を検討中。
学生から社会人までを 平成20
含めたシームレスなIT 年度まで
人材育成の枠組みを
構築
ITスキル標準、組込スキル標準、情報システム
ユーザースキル標準がいずれも個別最適化が
進んでいるが、必ずしも全体最適が十分なされ
ていない。これらに加え、情報処理試験の効果
的活用も含めた人材育成スキームの確立が必
要。
これら施策の策定背景が異なるため、表面的 コアとなるITスキル標準のスキルディクショナ
な整合化だけでは意味がない。
リをベースに整合化のための制度設計が可能
かを検討する。
情報通信人材研修事業支援制度
2004年度から2005年度までに支援した研修事 支援した研修事業の
2007年度 約13,000人 研修受講者の業務遂 2008年度 −
業の受講者数は6,285人
2004年度から2007年度
行能力向上
以降
までの受講者数
研修前と研修後のレベルチェックの結果、受講 ー
者の67%が20ポイント以上正答率がアップして
いる
累計受講者数は着実に増加し、本事業の成果 高度ICT人材の育成を支援するために、引き
は上がっているものの高度ICT人材の不足数 続き本制度を実施する。
の解消までは至っていない。
初等中等教育段階からの高度IT人材の早期 経済産業省
育成
インターネット等を用い インターネットを用いた 大学等におけるインターネット等を用いた遠
た遠隔教育を行う学部・ 遠隔教育等を活用した 隔教育の推進
研究科の割合を2倍以 特色ある取組を支援
上にすることを目指し、 し、各大学間の競争的
大学におけるインター 環境を醸成するなど、
ネットを用いた遠隔教 2010年度までにイン
育等の推進により、国 ターネット等を用いた遠
内外の大学や企業との 隔教育を行う学部・研
連携、社会人の受け入 究科の割合を2倍以上
れを促進する。
にすることを目指す。
文部科学省
初等中等からのIT人材育成に向け、教材開
IT人材育成に係る講習 2006年度 受講者数7 各地におけるIT人材
発・講習等を行う事業を全国15カ所で実施。 受講者数及び満足度
00名以上 育成施策の自立化
今年度中に成果の全国的な普及展開策として
満足度8
ポータルサイトの構築等を行う。また、全国より
0%以上
選抜した特にITに対する意識の高い若手人材
36名に対し、高度な情報セキュリティ教育を研
修方式で実施。
2007年
度
2004年度から実施している、社会的要請の インターネット等を用い 2010年度 ・インター
インターネット等を用 2010年度
強い政策課題に対応した大学等の優れた取組 た遠隔教育を行う学部・
ネット等を用 いた遠隔教育を行う学
に対し財政支援を行う「現代的教育ニーズ取 研究科の割合。
いた遠隔教 部・研究科の割合。
組支援プログラム」において、高等教育機関に
育を行う学
おけるインターネット等を用いた遠隔教育の推
部・研究科
進に資する、e-Learningの推進をテーマの一つ
の割合が
として設定し、その有効なモデル作りを進めて
2006年度の
いる。これにより、2004年度は15件、2005
2倍以上
年度は14件、2006年度は13件の取組を選
定し、支援している(いずれも3年計画の事
業)。
また、独立行政法人メディア教育開発センター
による、大学などにおけるe-Learningコースの
提供に関する支援を行なっている。
55/71
2005年度は全国15地域にて実施し、2006
年度は継続6地域を含め全国15地域にて実
施中。一部地域で自立化の動きはあるもの
の、まだ十分ではない。
・インター
2006年度の数値については現在調査中であ
ネット等を用 る。
いた遠隔教
育を行う学
部・研究科
の割合が
2006年度の
2倍以上
−
本事業は本年度より新たに実施されたもので
あり、現時点において、プログラムの評価は行
われていない。2年経過後に関係府省と連携
し、有識者による中間評価を実施する予定。
受講者の業務能力向 2007年度 −
上
以降
総務省
2006年度 −
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標年
目標値
度
産業界における高度I 2010年度 ー
T人材の需給ミスマッ
チ度の解消
2005年度 2006年度実施している全15事業について、
事業のうち6 2007年度以降の自立化を図る必要がある。
事業につい
ては2006年
度も継続実
施中
2006年度の数値については現在調査中であ
る。
2005年度及び2006年度に実施した全24事
業について自立化が図れるよう、既に自立化
している取組をベストプラクティスとし、広く普
及展開を図る。
2006年度の数値については現在調査中であ
る。
評価専門調査会政府自己評価シート (研究開発)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
担当省庁
革新的なIT技術による 国際競争力の維持・強 フォトニックネットワーク技術に関する研究開 総務省
産業競争力の維持・向 化に向け、電子タグ、光 発
上
ネットワーク、ロボット、
コアデバイス、情報家
電、モバイル等我が国
がリードするITの研究
開発を重点的に推進す
る。
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
目標値
ユーザが主導的に多様なサービスを利用でき
るネットワーク環境を、光技術を活用して実現
するため、超大容量光ノード技術、光波長ユー
ティリティ技術、光波長アクセス技術、全光ネッ
トワーク基盤技術、極限光ネットワークシステ
ム技術の5つの技術の研究開発を実施中。
◎100Tbps級の光ルータ 2010年度 −
を実現するスイッチング 頃
技術の開発
◎信号フォーマットフ
リーのフォトニックノード
を実現するための光ノー
ド技術の開発
◎ユーザ主導で大容量
光パスを瞬時に設定し
て双方向通信するため
のネットワーク制御技術
の開発
◎光パケットルータ実現
のための光メモリ(RAM)
要素技術の開発
◎極限まで効率的に資
源を使いこなす超低消
費電力ネットワーク実現
のための要素技術の開
発
◎高度な周波数有効利 −
用技術の開発
◎未利用周波数帯の利
用促進技術の開発
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
目標値
度
エンドユーザが
2015年度 −
10Gbps級の通信を利 以降
用できる超低消費電
力のオール光ネット
ワークの構築を可能
にする技術を世界に
先駆けて開発し、デ
ファクトスタンダード化
することによる国際競
争力の向上
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
現在、一部地域においてエンドユーザ向けに −
1Gbps級のネットワークサービスの提供が行わ
れているが、全国レベルで見ると最大100Mbps
のFTTHが一般的である。
また、現在のコアノードが電子制御で消費電力
が極めて大きいことがネットワーク大容量化の
ボトルネックになりつつあり、それを克服する光
技術を世界に先駆けて開発することが今後の
国際競争で優位に立つための鍵になると認識
されている。
目標に照らした十分な進捗がみられる。
モバイル等の分野における国際競争力を維持 −
するとともに、均衡のとれたブロードバンド環境
の実現に資するため、新たな電波利用システ
ムの導入に向けた各種検討が行われていると
ころ。なお、2006年3月現在、無線(FWA)による
ブロードバンド契約数は1.6万。(光ファイバ
(FTTH)は546万)
年度末に外部専門家等による継続評価を実施 2010年度の目標達成に向け外部評価等を活
し、研究開発の着実な実施を確認した。
用し、引き続き着実に取り組んでいく。
我が国が強みを有す
る光技術を活用し、爆
発的に増大するネット
ワーク上の情報を省エ
ネルギーかつ安定的
に処理する光ネット
ワークを目指し、電
子・光技術を活用した
高効率なネットワーク
②フォトニックネットワーク技術の開発において ②光スイッチングデバイ ②2008年 ②通信速度
機器・デバイス・機能
実証等を実施しているところ。
スの実現
頃
10Tb/s級
部材を実現し、省エネ
ルギーなIT利活用環
境を実現。
③窒化物半導体を用いた低消費電力型高周 ③高周波デバイスの実 ③2010年 ③350GHz
波デバイスの開発において、これまでの開発 現
頃
級
技術の集約と最適化さらに、信頼性・生産性の
向上に係る技術の開発を実施しているところ。
インターネットトラフィックは急激に増加してお
り、放送と通信の融合も含めた動画配信の本
格化、オンラインの公共サービスや情報サービ
スの提供の一層の本格化によるデータ量の増
大を考えると、少なくとも今後数年以上、この
ペースでの増加が見込まれている。それにとも
ない、ネットワーク機器による消費電力量も急
激に増加する恐れがある。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
生活支援等でのネット 2010年度 −
ワークロボット技術の
利用
生活支援等での利用を考慮したネットワークロ −
ボット技術の研究開発が必要
目標に照らした十分な進捗が見られている。
外部評価をふまえ、引き続き着実に実施し
ていく。
実際に現場で使用されるサービスロボットの開
発、要素技術の開発は2006年度に開始したと
ころであり、技術開発は進捗している。導入に
ついては、今後実証試験等を行った後に行っ
ていく予定。
①実用化開発、②要素技術開発のそれぞれに 実際の現場に導入するロボットの開発及び要
ついて、順調に進捗している。①については 素技術開発を引き続き実施し、次世代ロボット
2006年度に開発を中心に行い、2007年度に実 の実用化を目指す。
証試験を中心に実施する。②については、技
術開発は順調に進捗しており、2007年度以降
も引き続き開発を実施する。
情報家電について、安心・安全に高度なサービ −
スを利用するために必要な技術の研究開発が
必要である。
本年度開始された施策であり、継続評価を本
年3月に実施予定。
継続評価以降、必要があれば適宜改善を実施
する予定。
消費者ニーズにより大画面化・高精細化ディス
プレイの需要が増えており、それにともない、
ディスプレイによる消費電力が増大している。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
電波資源拡大のための研究開発
総務省
電波利用ニーズの増大に伴い周波数がひっ迫
する中、新たな電波利用システムの円滑な導
入に不可欠な電波の有効利用技術につき、
2006年1月から研究開発を開始。
ネットワークデバイス技術の研究開発
経済産業省
①低消費電力型超電導ネットワークデバイス ①超電導を用いた低消 ①2007年
の開発技術において実証等を実施していると 費電力なデバイスの実 頃
ころ。
現
−
世界に先駆けた、いつ 2010年度 −
でも、どこでもネットに
つながるユビキタス
ネット環境の実現
ネットワークロボット技術の研究開発
総務省
多数のロボット同士がネットワークで相互に連
携し、補完し合うネットワークロボットの実現に
必要な要素技術の基本設計、試作・実証実験
を実施。
次世代ロボットの実用化
経済産業省
2006年度から、①実際の現場へのロボットの 次世代ロボットの研究開 2025年度
導入を作るための開発、②ロボットの実用化に 発の進展状況及び導入
不可欠な要素技術の開発を開始した。
状況
次世代ロボットの家庭 2025年度
や街での導入事例
情報家電の高度な利用・活用に関する研究
開発
総務省
2006∼2008年度の3か年計画の初年度とし
◎自動認証型マルチデ 2008年度 基盤技術の
て、要素技術(自動認証型マルチデバイス管 バイス管理・連携・最適
確立
理・連携・最適化技術、スケーラブル対応型ソ 化技術の確立
フトウェア制御技術)について、基本設計・試作 ◎スケーラブル対応型ソ
を実施中
フトウェア制御技術の確
立
情報家電がネットワー 2010年
クに繋がり、家庭内外
を問わず通信可能と
なり協調して動作する
環境の実現
①高機能化システムディスプレイプラットフォー ①集積化した低消費電 ①2007年
ム技術開発において、高周波動作に適用可能 力ディスプレイの実現
頃
なチャネル単結晶TFTの1次デバイスモデルの
構築や高品質結晶の領域形成に対応したTFT
レイアウト、配線レイアウト設計技術を開発等
を実施しているところ。
革新的材料などによ 2011年ま
る高効率な表示・発光 で
デバイスを用いた次世
代ディスプレイを実現
し、大画面・高精細な
コンテンツ視聴を可能
とするなど省エネル
ギーで豊かな社会を
実現する。
有機ディスプレイを含む次世代ディスプレイ技 経済産業省
術の研究開発
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
ユビキタスネットワーク 2008年度 −
に接続されたロボット
(ネットワークロボット)に
より、複雑な操作やスト
レスを感じることなく誰も
が安全・安心に情報通
信を利用できる基盤技
術を確立
56/71
−
目標達成に向け引き続き着実に実施していく。
評価専門調査会政府自己評価シート (研究開発)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
度
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
半導体アプリケーションチップの研究開発
経済産業省
政府自己評価に基づく改善策
現状値
②高効率有機デバイス技術の開発において、 ②革新的材料による高 ②2011年
有機ELディスプレイの試作等を実施していると 効率な表示・発光デバイ
ころ。
スを用いた次世代ディス
プレイの実現
ストレージ技術の研究開発
要因分析と課題
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
①大容量ストレージ技術の開発において1テラ ①大容量・高記録密度
ビット毎平方インチ級に対応したナノパターンド ストレージの実現
メ ディア技術や評価システム開発を実施して
いるところ。
①2012年 ①1.2Tb/in2 大容量・高速・低消費 2012年頃
頃
級
電力のギガビット級メ
モリ・テラビット級スト
レージを実現し、種々
の環境において増大
する情報量に対応した
高効率な情報の蓄積
を実現。
②次世代半導体材料・プロセス基盤技術、低 ②大容量・低消費電力
消費電力半導体基盤技術、極端紫外線(EUV) のFlashメモリの実現
露光システム及び次世代プロセスフレンドリー
設計技術の開発を実施中。テクノロジーノード
65ナノmレベルの技術については、民間プロ
ジェクトへ移管。
②2010年 ②32∼64ギ
頃
ガビット級
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
③スピントロニクス不揮発性機能技術プロジェ ③高速・低消費電力の
クトにとおいて、スピンRAM基盤技術及びスピ ギガビット級M-RAM等
ン新機能素子設計技術の開発に着手。
の実現
③2012年
頃
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
放送と通信の融合も含めた動画配信の本格
化、オンラインの公共サービスや情報サービス
の提供の一層の本格化によるデータ量の増大
が進んでいる。
経済産業省
半導体アプリケーションチッププロジェクトにお
いて、これまでに終了したプロジェクトの事後
評価や継続テーマの情報家電用アプリケー
ションチップの実証用チップの試作準備及び新
規に開発するべきテーマの選定を行い、仕様
の検討を行うとともに設計に着手。
情報家電の低消費電力 2010年頃
化、高度化(多機能化
等)に資する半導体アプ
リケーションチップの実
現
高性能プロセッサー 2011年頃
チップなどの高効率機
能性デバイス及び設
計技術を実現し、様々
な局面において省エ
ネルギーなIT利活用を
実現。
情報家電、携帯端末機器の普及や車載ITの進
展等により、より低消費電力・小型・高性能の
チップ(システムLSI)が求められている。また、
ネットワークインフラの多様化に伴い、通信規
格も多様化するなど種々のニーズに対し、低消
費電力化を図りつつ、情報家電も対応する必
要がある。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
情報家電相互接続・相互運用技術の研究開 経済産業省
発
①情報家電センサー・ヒューマンインターフェイ
スデバイス活用技術の開発において、多様な
利用形態や生活支援を実現する、音声認識等
のヒューマンインタフェース技術の開発に着
手。
①機器やメーカーの違 ①2008年
いを超えて相互連携で 度
きるための基盤技術及
びその技術の普及を図
ることで仕様の共通化の
実現
情報家電のデジタル化、ネットワーク化が進む
中、メーカや機器を超えた相互接続・相互運用
等の実現が重要課題となっている。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
②デジタル情報機器相互運用基盤プロジェクト
において、機器・ユーザ認証のフレームワーク
及び家庭内外機器間でのセキュリティー確保
技術の機能拡張・強化を行い、リモート管理の
サービスフレームワークの開発及び、情報機
器運用・活用のための情報資源管理の技術開
発を実施しているところ。
②高効率な情報家電機 ②2012年
器の宅内相互運用を実 頃
現するため、リモート管
理などシステムの統合
管理が可能となる基盤
技術の実現
多言語音声認識や使 2015年頃
用意図・環境理解等
のユーザーフレンド
リーなヒューマンイン
ターフェースを実現す
る情報家電ミドルウェ
ア技術を開発し、全て
の国民が情報技術の
恩恵を受けることので
きる豊かなIT社会の実
現
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
各課題とも計画どおり順調に進捗している。
本プロジェクトの最終年度である平成19年度
も、各課題の目標達成及び基盤技術と光源開
発の指針策定に向けた研究開発を引き続き推
進する。
半導体技術に関する研究開発
文部科学省、経済 ・<文科省>
文部科学省プロジェクト 2007年度 ①データ
産業省
文部科学省プロジェクトでは、次世代半導体デ における、
ベースを完
バイスを実現する技術として期待されている、 ①理論・実験データベー
成させ、高
EUVリソグラフィー光源の実用化に必要な基 スの構築
効率実用光
盤技術と光源設計の指針を作成するための研 ②オリジナルターゲット
源プラズマ
究開発が以下のとおり進捗している。
の製作・供給技術開発
の設計指針
①理論・実験データベースの構築においては、 ③高出力・高繰返しレー
を提供す
理論データベースに基づき実験データベース ザー要素技術の確立
る。
を着実に構築し、理論と実験のベンチマーキン の達成度
②材料・供
グによって最適プラズマ設計のツールを整備。
給方法を決
また、Snで変換効率3%(世界最高値)等を達
定し、実用
成。
光源用ター
②オリジナルターゲットの製作・供給技術開発
ゲット供給
においては、新方式ターゲットの連続供給技術
の設計指針
を開発。実用化の観点から材料をSnに絞り込
を提供す
み、低デブリが可能な我が国オリジナルの供
る。
給方式であるパンチアウト、液滴、Snコート
③実用光源
ターゲットに集中。
に必要な
③高出力・高繰返しレーザー要素技術の確立
レーザーシ
においては、高性能レーザー基盤技術を開発
ステムを構
し、5kW世界最高出力のシステムを構築。増幅
築し、高性
器の熱問題の克服、高品質ビーム等の高出力
能・低コスト
化技術を開発するとともに、低コスト化技術開
なレーザー
発に着手。
の設計指針
を提供す
る。
57/71
−
−
評価専門調査会政府自己評価シート (研究開発)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
・<経産省>
①半導体微細化による ①2010年
①次世代半導体材料・プロセス基盤技術、低 高速化・低消費電力デ 頃
消費電力半導体基盤技術、極端紫外線(EUV) バイスの実現
露光システム及び次世代プロセスフレンドリー
設計技術の開発を実施中。テクノロジーノード
65ナノmレベルの技術については、民間プロ
ジェクトへ移管。
目標値
①テクノロ
ジーノード
45ナノmレ
ベル
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
度
①45ナノmレベル以細 ①2010年
の微細化を可能とする まで
半導体プロセス・材料
技術を確立するととも
に、その後の更なる微
細化技術の進展も見
据えつつ、世界最先
端の省エネルギーなIT
利活用社会の基盤と
なる高速度・低消費電
力デバイスを実現。
目標値
②パワーエレクトロニクスインバータ基盤技術 ②シリコントランジスタに ②2010年 ②10W/cm3 ②シリコントランジスタ ②2011年
開発において、インバータ回路の最適設計技 とってかわるパワーデバ 頃
級
にとってかわるパワー 頃
術などの要素技術の開発に着手。
イスによる高効率イン
デバイスを実現し、
バータの実現
様々な局面において
省エネルギーなIT利活
用を実現。
継続的イノベーションを 他分野の基盤となるIT 将来のスーパーコンピューティングのための 文部科学省
具現化するための研究 の研究開発を重点的に 要素技術の研究開発
開発基盤の実現
推進する。
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
①情報家電等機器の性能の更なる向上(集積
度)や低消費電力化の観点から半導体の微細
化技術は非常に重要である。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
②現在主流のSiによるパワーデバイスに対し
て、電力損失の低減、高耐圧(電圧)・高温動
作可能という優れた特性を有するSiC等の新た
な材料によるワイドギャップ半導体デバイスが
期待されている。
計画通り、順調に進捗している。
目標達成に向け、引き続き、着実に実施する。
◎「ペタスケール・システムインターコネクト技 2007年度までに計算科 2007年度 スーパーコ 将来のスーパーコン 術開発」については、光スイッチの制御を行う 学技術の高度化のた
ンピューティ ピュータの開発やビジ
アービター部、光パケット信号に変換する光パ め、既存技術の限界突
ング技術の ネスサーバ等広範な
ケット変換部を開発した。
破し、波及効果の大きな
世界最高水 民生用情報機器の研
◎「並列コンピュータ内相互結合網IP化による ハードウェアの要素技術
準での優位 究開発に貢献する。
実効効率最適化」については、小規模仮想マ の確立を目指す。
性を保つ
シンおよびストレージのIP化を実現した。
ハードウェ
◎「低電力高速デバイス・回路技術の研究」に
アの要素技
ついては、新型トランジスタの構造設計を完了
術
した。
◎「超高速コンピュータ用光インターコネクショ
ンの研究開発」については、面発光レーザに関
する高速化の検討を行い、世界最速となる
25Gbps直接変調動作を実現した。また、チップ
間で約1,000信号の光伝送を可能にする超
高密度実装技術の開発に成功した。
-
アウトカムの実現のために、スーパーコン
ピューティングに関する要素技術の研究開発
(光インターコネクト技術、低電力高速デバイ
ス・回路技術等)による、限界の突破が必要で
ある。
光パケットスイッチ技術の開発において、光ス H19年度は一信号当たり20Gbps超で、LSI当た
イッチの制御を行うアービター部、光パケット信 りの光素子実装密度1000信号程度の光イン
号に変換する光パケット変換部を開発した。ま ターコネクションの要素技術確立を目指すな
た、面発光レーザに関して、世界最速となる
ど、引続き研究開発を推進していく。
25Gbps直接変調動作を実現するなど、概ね順
調に進捗している。
革新的シミュレーションソフトウェアの研究開 文部科学省
発
◎2006年6月に、ライフサイエンス分野等に資
する、20本のソフトを公開した。
◎地球シミュレータを用いて、ビタミンD受容体
の電子状態の計算を世界最短の1.6時間で達
成した。また、高速車の安定走行を支配する空
気流動の詳細予測に世界で初めて成功した。
-
アウトカムの実現のために、我が国発の世界 最高水準の革新的シミュレーションソフトウェア
の開発が必要である。
生命現象シミュレーション、マルチスケール連 H19年度は引き続きシミュレーションソフトウェ
成シミュレーション分野などの実証ソフトウェア アの開発を行うとともに普及・事業化を推進し
の公開を行うとともに普及・事業化を推進する ていく。
など、概ね順調に進捗している。
最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの 文部科学省
開発利用
技術調査、スーパーコンピュータセンター調査 「次世代スーパーコン
2006年度 概念設計
等を実施し、メーカー、大学等との共同研究な ピュータ」を平成22年度 2010年度 稼動
どを行なった結果を受けて、9月から2つの有 の稼働(平成24年の完 2011年度 完成
望な基本アーキテクチャ案について概念設計 成)を目指して開発す
を行っているところ。平成18年度内には次世 る。
代スーパーコンピュータの基本仕様を決定す
る予定。
◎次世代ナノ統合シミュレーションについて
は、新しい理論や計算科学的方法論あるいは
計算プログラムを構築中。また、次世代生命体
統合シミュレーションについては、提案公募方
式により、平成18年8月18日に理化学研究所
和光研究所が研究開発拠点となることが決
定。同研究所では、現在、研究開発の本格実
施のため、研究開発の目標と計画の具体的立
案に向け作業中。
アウトカムの実現のために、世界最先端・最高 性能の計算機システムの開発・整備等及び
スーパーコンピュータを最大限利活用するため
のソフトウェア等の開発・普及を総合的に推進
することが必要である。
ハードウェア(計算機システム等)やソフトウェ
ア(OS、ミドルウェア、アプリケーション)の設
計・研究開発を着実に実施するなど、概ね順
調に進捗している。
アウトプット指標の目標値を達成できるように
研究開発を行っているところであり、これが達
成できればアウトカムが達成可能。
JAXAが担当する搭載ミッション機器や地上系 引き続き、関係機関と連絡を密に取りつつ推
設備についてインタフェース調整を行うなど、 進していく。
関係機関と密に連絡を取りあい進めているとこ
ろ。
準天頂衛星システムの研究開発
総務省、文部科学 ・<総務省>ビルや山陰等の影響を受けずに、
省、経済産業省、 高精度測位を可能とする準天頂衛星システム
国土交通省
の研究開発を推進中。
総務省(情報通信研究機構(NICT))では、準
天頂衛星測位システム用基準時系管理部及
び高精度時刻管理部、準天頂衛星測位用通
信システム、準天頂衛星搭載用水素メーザ原
子時計の研究開発を2003年度より実施してい
る。衛星搭載用水素メーザ原子時計※を除い
て、前年度に引き続き、搭載用各装置のプロト
フライトモデルの開発、及び時刻管理系地上
部の整備・検討を実施中。
※小型軽量化技術について、衛星に搭載する
には時期尚早として、準天頂衛星搭載用として
の開発は実施しないこととした。現在は、将来
の我が国の衛星測位技術の確立に寄与する
ため、工学モデルにより熱真空試験、振動試
験、放射線試験等を実施。
2007年度までに、超高 2007年度 超高速コン
速コンピュータ上で稼動
ピュータ上
する世界最高水準のシ
で稼動する
ミュレーションソフトウェ
世界最高水
アの研究開発を行う。
準のシミュ
レーションソ
フトウェア
ナノ・バイオ分野をは じめとする広範な科学
研究への活用、ガス
タービン等開発費のコ
ストダウン等による国
際競争力の強化に貢
献する。
世界最先端・最高性 2011年度 10ペタ
能の「次世代スーパー
FLOPS級
コンピュータ」を実現す
る
我が国のあらゆる場所 2010年度 UTC(NICT) 準天頂衛星によるビ 2012年度 −
で、ビルや山陰等の影
と準天頂衛 ルや山陰等の影響を
響を受けず、高精度測
星搭載時計 受けない測位につい
位等を可能とするために
との時刻比 て高精度化及び測位
必要な時刻精度を達成
較がナノ秒 時間率を改善。
未満の精度
58/71
−
H19年度はハードウェア(LSI等)やソフトウェア
(OS、ミドルウェア、アプリケーション)の設計・
研究開発を実施するなど、引続き推進してい
く。
評価専門調査会政府自己評価シート (研究開発)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
・<文科省>2006年3月31日の関係省庁からな
る「測位・地理情報システム等推進会議」の方
針決定に従い、宇宙航空研究開発機構では
2006年度に、第一段階の準天頂衛星システム
の整備・運用に向け、衛星バスシステム及び
追跡管制システムの初期設計作業に着手し
た。また、2003年度から進めてきた高精度測位
実験システムの研究については、第一段階の
準天頂衛星システムでの技術実証を目指し、
関係省庁・研究機関と協力のもと進めている。
2006年度は、搭載系実験機器の試作・試験を
実施中である。
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
目標値
度
2010年度 ―
目標値
準天頂軌道を利用し、都 2010年度 日本国内で
市部、山間部における
の迎角60度
測位可能エリア・時間を
以上の利用
増大させるGPS補完技
時間が8時
術を開発し、軌道上で実
間以上で、
証する。
GPSとの組
合せで山間
部等でも
GPS仕様と
同等の測位
精度実現
・<国交省>高精度測位補正に関する技術開発 測位補正情報の利用等 2010年度 ・高速移動 ・交通機関等の利便
を実施中であり、2010年度までに開発した技 により、衛星測位による
体向け精度 性の向上
術の実証実験を行う予定である。
高速移動体及び精密測
1m以下
・精密測量等の作業
量等の精度、信頼性を
・測量向け 効率向上
向上する技術を開発・実
精度数cm
証
(補強実験)
・<経産省>測位用擬似時計技術開発を2003
年度より実施。前年度に引き続き、擬似時計モ
デルの研究、擬似時計システム実験モデルの
開発と実現性評価、擬似時計システム構成機
器の開発と地上評価試験、静止衛星を用いた
アルゴリズム実証試験を実施中。
原子時計に比較し,価
格,電力,搭載質量,搭
載容積,寿命,耐環境
性,運用柔軟性の観点
から有利になることを実
証する。
2010年度 「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
アウトプット指標の目標値を達成できるように
研究開発を行っているところであり、これが達
成できればアウトカムが達成可能。
―
目標達成に向け、着実に開発を実施している 引き続き、確実な開発を実施する。
ところ。
GPSによる測位単独では十分な測位精度が
得られず、基盤的サービスである高精度の測
位情報が享受できない状況。
2010 GPS衛星と
組み合わせ
たときに同
等以上の測
位精度を得
られる同期
精度(10ナノ
秒以下)お
よび原子時
計に相当す
る長期安定
度(10万秒
で10-13台
の安定度)
・都心部の高層,中低
層地域並びに山間部
における測位可能エリ
ア・時間の大幅な増大
・我が国全域において
垂直及び水平方向の
測位精度の向上
2012 −
アウトプット指標の目標値を達成できるように
研究開発を行っているところであり、これが達
成できればアウトカムが達成可能。
−
ライフサイエンス分野の研究開発におけるIT 文部科学省
の活用(統合データベースプロジェクト)
5年計画の1年目。データベース統合化戦略の ライフサイエンス分野の
検討、統合化基盤技術開発等を実施中。
統合データベース整備
2010 −
統合データベース整
備によるライフサイエ
ンス研究推進
2010 -
データベース統合化戦略の検討、統合化基盤 技術開発等を実施中
計画通り進捗
引き続き、関係機関と連絡を密に取りつつ推
進していく。
(バイオインフォマティクス推進センター)
バイオインフォマティクスに関するデータベース バイオインフォマティクス
の高度化・標準化、創造的な研究開発および の推進
普及活動等を推進している。
2011 −
ライフサイエンス分野
の研究推進
2011 -
ライフサイエンスとITとの融合分野の研究開発 を促進
計画通り進捗
引き続き、関係機関と連絡を密に取りつつ推
進していく。
5年計画の4年目。外部評価なども参考に効率 細胞・生体機能シミュ
的な成果発信のための取り組みを推進。
レーションの研究開発の
推進
2007 −
細胞・生体機能シミュ
レーションによる医療
への貢献
2008 -
現在、複数のシミュレータについて製薬企業な どと実用化検証を実施中。
計画通り進捗
引き続き、関係機関と連絡を密に取りつつ推
進していく。
航空海上分野におけ 2010年度 −
るインターネット・携帯
電話等の利用
海上におけるインターネット・携帯電話の利用 ー
が一部実現されている。
欧米等諸外国の導入状況・将来計画及び国 技術基準の策定等に向けた具体的検討の実
際機関における標準化動向等を把握・分析し 施予定。
た上で、我が国として最適な技術基準の策定
及び導入手法等の検討が必要。
海上におけるブロード
バンド利用環境の向
上に資する電気通信
事業者やサービスプ
ロバイダの取り組み促
進(ただし、海上ブロー
ドバンドで研究開発を
行う予定は無い)
海上におけるブロードバンド利用ニーズが明確
ではないこと。海上におけるインターネット通信
という市場に電気通信事業者やサービスプロ
バイダが精通していないことなどから、この分
野に妥当なサービスが提供されていない。
海上におけるブロード
バンド利用環境の向
上に資する電気通信
事業者やサービスプ
ロバイダの取り組み促
進(ただし、海上ブロー
ドバンドで研究開発を
行う予定は無い)
海上におけるブロードバンド利用ニーズが明確
ではないこと。海上におけるインターネット通信
という市場に電気通信事業者やサービスプロ
バイダが精通していないことなどから、この分
野に妥当なサービスが提供されていない。
)
(細胞・生体機能シュミレーションプロジェクト
航空海上無線通信の高度化と有効活用の促 総務省、国土交通 ・<総務省>ユビキタス時代における海上無線
進
省
システムの高度化を図るための調査研究を
行っており、今年度取りまとめ予定。また、航
空機内での携帯電話等の利用に関し、2007年
度からの技術的な検討の実施に向け準備中。
航空海上分野における 2010年度 −
インターネット・携帯電話
等が利用可能な新たな
電波利用システム等の
実現
・<国交省>
59/71
評価専門調査会政府自己評価シート (研究開発)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
研究実施体制や研究評 研究開発ネットワーク環境の整備
価制度とその活用方策
等の整備を進めること
を通じ、競争的で技術
革新を絶えず生み出す
研究開発環境を構築す
る。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
「方策」に照らしたアウトカム指標
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標年
担当省庁
目標年度
目標値
目標値
現状値
度
総務省、文部科学 ・<総務省>国内回線(最大20Gbps及び光テスト 国内及び日米間の超高 2010年度 研究開発環 最先端の研究開発テ 2010年度 次世代ネット 次世代ネットワークの実現に必要な技術につ 研究開発を
省
ベッド)及び海外回線(日米、日シンガポール、 速・高機能なテストベッド
境の構築及 ストベッドネットワーク
ワークの実 いて、テストベッドネットワークを活用しつつ、研 推進中
日タイ)の整備を完了
ネットワークを基盤とす
び研究開発 の活用による次世代
現
究開発を推進中
る研究開発環境を構築
の推進
ネットワークの実現
し、先端的な情報通信技
術の研究開発を行うとと
もに、産・学・官・地域等
による研究開発や技術
の実用化に向けたユー
ザ参加型の実証実験等
の促進
・<文科省>先端的研究機関を最速10Gbpsの回 スーパーSINETの接続
線で接続する超高速研究ネットワーク「スー
拠点(ノード)数
パーSINET」の接続拠点を2006年9月までに大
学関係15ヵ所、大学共同利用機関8ヵ所、大学
附置研究所6ヵ所、独立行政法人5ヵ所の計
35ヵ所において整備した。
2006年度 35機関
2007年度 順次拡大
以降
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
次世代ネットワークに必要な技術開発が順調 技術開発を引き続き推進する。
に行われている。
より信頼性・安定性が 高く、柔軟かつ効率的
な回線利用が可能な
学術情報基盤の構
築・運用
-
アウトカムの実現のために、信頼性・安定性が より高く、柔軟かつ効率的な回線利用が可能な
学術情報基盤を構築・運用していくことが必要
である。
スーパーSINETの接続拠点を36ヵ所整備する H19年度はSINETとスーパーSINETを統合し、
など、概ね順調に進捗している。
信頼性・安定性がより高く、柔軟かつ効率的な
回線利用が可能な次世代学術情報ネットワー
ク(SINET3)を構築・運用するなど、最先端学
術情報基盤(サイバー・サイエンス・インフラス
トラクチャ)の構築に向けて推進していく。
文部科学省
◎超小型大容量ハードディクスの開発につい 実用化を念頭に、2006 2006年度 ◎超小型大 次世代情報通信技術 ては、垂直磁気記録方式により、世界最高の 年度までに、高速大容
容量ハード の革新的な発展によ
記録密度を有する500円玉サイズの超小型
量通信が可能な超小型
ディスク
り、情報通信分野にお
ハードディスクドライブ(10GB相当)の試作に成 無線通信端末の開発、
◎高機能・ ける新ビジネス・新産
功した。また、本プロジェクトの成果は、垂直磁 不揮発スピンメモリ実現
超低消費電 業の創出・拡大が促
気記録によるハードディスクドライブの製品化 の基盤となるプロセス・
力メモリ
進される。
に弾みをつけ、すでに量産化が始まっている。 回路技術・量子ドットを
◎次世代モ
◎メモリデバイス技術については、酸化マグネ 活用した次世代光源基
バイルイン
シウム障壁層を用いたトンネル磁気抵抗素子 盤技術等次世代フォト
ターネット端
で、世界最小の電流密度で磁化反転による書 ニックネットのキーデバ
末
き込みに成功し、引き続き研究当初の目標(プ イスの開発に取組む
◎光・電子
ロジェクトスタート時の半導体メモリの10倍高
デバイス技
速、1/100低消費電力)へ向け技術開発を実施
術
している。
◎物理的に安全な通信方法である量子暗号
通信において、長距離・高速量子暗号通信に
必要な、光ファイバ通信波長帯(1.55ミクロン)
における単一光子発生器の開発に世界で初
めて成功し、引き続き量子ドットを活用した技
術による次世代デバイスの実現に向け、研究
開発を実施している。
◎超小型無線端末については、5mm角超小型
無線通信端末モジュールの試作に成功した。
また、世界最速レベルの伝送速度(324メガビッ
ト毎秒)を実現する無線LAN端末のプロトタイプ
を開発し、引き続き2Gbps無線装置の設計・
試作に向け研究開発を実施している。
-
アウトカムの実現のために、大学等が持つ知 的ポテンシャルを最大限に活用したプロジェク
ト研究の推進が必要である。
高機能・超低消費電力コンピューティングの実
現に寄与するメモリデバイス技術について、酸
化マグネシウム障壁層を用いたトンネル磁気
抵抗素子で、世界最小の電流密度で磁化反転
による書き込みに成功するなど、概ね順調に
進捗している。
高機能・超低消費電力コンピューティングを実
現させる要素技術の開発を更に進展させるた
め、H19年度以降は「高機能・超低消費電力コ
ンピューティングのためのデバイス・システム
基盤技術の研究開発」を実施する
総務省
独立行政法人情報通信研究機構において、平 煙霧や火災等で視界障 2010年
成18年度に公募を行い、研究開発を開始した 害となる状況で映像
ところ
データ等を取得するテラ
ヘルツ波を活用したシス
テムの基礎技術の確立
−
煙霧や火災等で視界 2010年度 −
障害となる状況で映像 以降
データ等を取得できる
テラヘルツ波を活用し
た実用化システムを一
般企業において開発
煙霧や火災等で視界障害となる状況で映像
−
データ等を取得するテラヘルツ波を活用したシ
ステムの基礎技術の開発が必要である。
目標に照らした十分な進捗がみられる
目標達成に向け、引き続き着実に実施してい
く。
総務省
これまでに量子暗号鍵の世界最高速配送
(100kbps)等に成功。これらの成果を踏まえ、
さらに長距離の鍵配送を行うための検出技
術、中継技術の開発を行うと同時に、光の波
および量子の特性を活用した極限的な速度、
機能を有するネットワーク実現に必要な要素
技術を開発中
◎50km圏内で1対1の 2010年
鍵生成速度1Mbpsを
フィールド実証可能な光
子検出器の開発
◎鍵生成レート対伝送
距離のトレードオフ曲線
における世界トップクラ
スの性能を100km超の
距離で実証
◎10km以上離れた2中
継点間で忠実度75%以
上の量子もつれ状態の
配信を実験的に達成
−
量子情報技術のもた 2010年度 −
らす恩恵を情報セキュ 以降
リティー(鍵配送)とい
う形で、都市圏に適用
することが可能
鍵配送の基礎技術は出来つつあるが、それを −
都市圏ネットワークに適用するための技術や、
100kmを超える長距離で高信頼の鍵配送をす
る技術は確立されていない。また、量子中継技
術も実現されていない。
目標に照らした十分な進捗が見られている。
外部評価をふまえ引き続き着実に実施して
いく。
経路ハイジャックの検知・回復・予防に関する 総務省
研究開発
2006∼2009年度の4か年計画の初年度とし
て、経路ハイジャックの検知・回復・予防に関
する技術を開発中。
①経路ハイジャックの検
知・回復技術を導入する
ISPの数
②経路ハイジャックの予
防技術を活用するISPの
数
経路ハイジャックの検知・回復・予防に必要な
技術の研究開発が必要である。
目標達成に向けて、推進しているところ。
引き続き、研究開発を推進する。
次世代バックボーンに関する研究開発
基本設計・試作を行うとともに、機能の検証等 次世代バックボーンに関 2009年中 −
を実施中。
する研究開発
目標に照らした十分な進捗が見られている。
−
研究開発成果の実用化の促進
すべての国民がITの恩 ウィルス及びサイバー テラヘルツセンシング技術の研究開発
恵を実感できる社会の テロ対策等、近年急速
実現
に重要性を増しているI
Tと社会の安全・安心を
確保するためのITの研
究開発を推進する。
光・量子通信技術に関する研究開発
総務省
①2010年 ①国内主要 国内における経路ハ 2012年度 被害半減
度
ISP2社以上 イジャックによる大規
模通信障害による迅 2015年度 被害撲滅
②2010年 ②国内主要 速対処及び、発生の
度
ISP2社以上 抑制の実現
インターネットの基幹 2009年中 −
通信網(バックボーン)
の強化に必要な技術
を確立し、インターネッ
トの高品質・高信頼性
の実現
60/71
10%未満
インターネットの基幹通信網(バックボーン)の −
強化に必要な技術の研究開発が必要である。
評価専門調査会政府自己評価シート (研究開発)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
強固な電子認証基盤技術の研究開発
経済産業省
異なるWebサービス等の連携を実現する次世 安全なコンピューティン 2006年度 実証実験の 安全なコンピューティ 代の電子認証基盤に係る実証実験を実施中。 グ環境の実現に向けた
結果を踏ま ング環境の実現
要素基盤技術等の確立
えたガイドラ
TPM(Trusted Platform Module)を搭載したPC
インの策定
間で、各PCの信頼性を確認しつつ、安全に情
報交換する手法について研究開発を実施中。
2007年度 PC間の安
全な情報交
換手法の開
発
安全性・信頼性の高いIT製品等の普及促進
経済産業省
(前掲)
高セキュリティ機能を実現する次世代OS環
境の開発
内閣官房、内閣
府、総務省、経済
産業省
5月に平成18年度科学技術振興調整費の重
要課題解決型研究の一つとして採択され、7月
から開発に着手し、9月には本格的な開発を
開始。現在、α版の開発を実施中。
WindowsやLinux等の既 2008年度 次世代OS 利用者が意識しなくて 定量的な
存のユーザー環境を温
環境の開発 も十分セキュリティが 指標は困
存しつつ、信頼できない
完了
確保されたIT環境を活 難(定性
通信路での通信保護、
用できるようになる。 的な指標
内蔵ハードディスクの暗
のみ)
号化等の確立。
・<総務省>
ユビキタスセンサーノード技術、センサーネット
ワーク制御・管理技術、リアルタイム大容量
データ処理・管理技術を実現するための要素
技術について基本設計・試作等を終了。
センサー同士の自律的 2007年度 ユビキタス ユビキタス環境の実現 2010年度 −
な情報流通とセンサー
センサー
が取得する情報の迅速
ネットワーク
な収集・分析を実現し、
技術を確立
状況へのリアルタイムな
対応を可能とするユビキ
タスセンサーネットワー
ク技術の確立
ユビキタスネット関連技術は成長力・競争力向 −
上の鍵となる技術であり、研究開発の促進によ
り、早期の実用化が必要である。
目標に照らした十分な進捗がみられる。
目標達成に向け、引き続き着実に実施してい
く。
電子タグの高度な利用・活用技術に関する研 総務省、文部科学 ・<総務省>
究開発
省及び関係府省 高度利活用策については、異なるプラット
フォーム間において電子タグ情報を交換・管理
する技術、電子タグIDとネットワークを関係づ
ける技術及びセキュリティ制御技術等につい
て研究開発を実施中。
◎異なるプラットフォー 2007年度 電子タグの ユビキタス環境の実現 2010年度 −
ム間において電子タグ
高度利活用
情報を交換・管理する技
技術の確立
術の確立
◎電子タグIDとネット
ワークを関係づける技
術の確立
◎セキュリティ制御技術
の確立
ユビキタスネット関連技術は成長力・競争力向 −
上の鍵となる技術であり、研究開発の促進によ
り、早期の実用化が必要である。
目標に照らした十分な進捗がみられる。
目標達成に向け、引き続き着実に実施してい
く。
いつでも、どこでも、誰 ユビキタスセンサーネットワーク技術に関する 総務省及び関係府
でも、何でもネットワー 研究開発
省
クにつながり、情報の
自在なやりとりを行うこ
とができるユビキタス環
境を実現するため、ユ
ビキタス端末等の研究
開発を推進する。
・<文科省>
◎セキュリティ技術のユビキタスコンピューティ 2007年度までに、
2007年度 ◎大容量
いつでもどこでも高付
ングへの応用実験を行った。
①大容量データを扱う計
データを扱 加価値の情報を安全
◎高性能耐タンパセキュアチップを用いた組み 算能力、記憶容量を持
う計算能
に、安心してやり取り
込み向けのリアルタイムOS用セキュリティ機能 ち、耐攻撃性のある電
力、記憶容 することが可能なユビ
向けAPIの開発を行った。
子タグ
量を持ち、 キタスネット社会を実
②①の電子タグと協調
耐攻撃性の 現させる。
し、高付加価値情報を安
ある電子タ
全に扱うことのできる組
グ
込み型の基本ソフトウェ
◎電子タグ
ア
と協調し、高
を開発する。
付加価値情
報を安全に
扱うことので
きる組込み
型の基本ソ
フトウェア
次世代電子認証基盤等の安全なコンピュー
−
ティング環境の実現に向けた要素技術に係る
研究開発が必要である。
定量的な指 コンピュータウイルスの蔓延やサイバー犯罪の
標は困難
増加、大量の個人情報の流出などが社会問題
(定性的な指 化しており、ITを安全・安心に活用するための
標のみ)
取り組み、すなわち情報セキュリティ対策の強
化が重要な課題となっている。しかしながら、
次々に発生する問題に対処療法的に対応して
いるのが現状である。
-
定量的な指
標は困難(定
性的な指標
のみ)
アウトカムの実現のために、耐攻撃性のある
電子タグや、高付加価値情報を安全に扱うこと
のできる基本ソフトウェアの開発が必要であ
る。
高性能耐タンパセキュアチップを用いた組み込 H19年度は、前年度までに開発したセキュア
み向けのリアルタイムOS用のセキュリティ機能 チップ・セキュアOSを実装したユビキタス端末
向けAPIの開発や、セキュリティ技術のユビキ 利用した実証実験を行い、研究成果の検証・
タスコンピューティングへの応用実験を行うな 評価を行うなど、引続き推進していく。
ど、概ね順調に進捗している。
次世代ネットワーク
2010年度 −
アーキテクチャ等を世
界に先駆けて確立す
ることによるネットワー
ク関連産業の国際競
争力の向上
本年度開始のプロジェクトであり、現在研究開 −
発に向けた準備を行っているところ。
本年度開始のプロジェクトであり、継続評価を 継続評価以降、必要があれば適宜改善を実施
本年9月頃に予定。
する予定。
超小型チップネットワー 2007年度 基盤技術の ユビキタス環境の実現 2010年度 −
キング技術、ユビキタス
確立
ネットワーク認証・エー
ジェント技術、ユビキタス
ネットワーク制御・管理
技術について基盤的な
技術の確立
ユビキタスネット関連技術は成長力・競争力向 −
上の鍵となる技術であり、研究開発の促進によ
り、早期の実用化が必要である。
目標に照らした十分な進捗がみられる
次世代ネットワークの基盤技術に関する研究 総務省
開発
平成18∼22年度の5ヵ年計画の初年度として、 ◎数千万ユーザにテキ 2010年度 −
研究開発の委託先の選定手続中。(公募手続 スト、音声から高画質動
終了)
画像まで多種多様な情
報をリアルタイムに提供
するための分散・並列処
理技術、サービス統合
化技術等の高度化と最
適な組み合わせにより、
現在の処理能力を
10,000倍程度向上
◎障害時にも強く情報の
タイプに合ったネット
ワークを現在の1/100程
度の時間で自律的に実
現するネットワーク自動
構成技術の確立
ユビキタスネットワーク技術の研究開発
超小型チップネットワーキング技術、ユビキタ
スネットワーク認証・エージェント技術、ユビキ
タスネットワーク制御・管理技術について、基
礎実験を終了、実証評価を実施中。
総務省
−
61/71
目標達成に向け、引き続き着実に実施してい
く。
評価専門調査会政府自己評価シート (研究開発)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
目標値
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
目標値
度
電子タグによるグロー 2007年度 −
バルなトレーサビリ
ティを高速かつ安全に
する通信プラットフォー
ムの実現
アジア・ユビキタスプラットフォーム技術の国
際展開
総務省
平成17∼19年度の3ヵ年計画の2年目として、 データベースが国際的 2007年度 −
要素技術(情報配信高速化技術、多国間認証 に広域分散した環境に
技術)の試作・開発等を実施中。
おいて、5秒以内に適切
な応答を得ることが可能
な情報配信高速化技術
や、どこの国の人でも、
どこの国に移動してもア
クセス可能とするための
多国間認証技術の実現
ユニバーサルコンテンツ技術の研究開発
総務省
世の中に流通する映像、楽曲、書籍、辞書等
から、信頼できる「知の情報」を取り出し、誰も
が自在にコンテンツの創成・編集・流通等、多
様かつ柔軟な利活用ができる生活環境の実現
を目指すユニバーサルコンテンツ技術の研究
開発を開始。
世の中に流通する映
2010年
像、楽曲、書籍、辞書等
から、信頼できる「知の
情報」を取り出し、誰もが
自在にコンテンツの多様
かつ柔軟な利活用がで
きる生活環境の実現を
目指すユニバーサルコ
ンテンツ技術を確立
−
すべての「表現と情
2010年
報」が自由にデジタル
化・共有化されること
を可能とするICT環境
を実現するとともに、
視覚障害者向けに多
様な形態での情報提
供が可能
総務省
超臨場感を飛躍的に高めるための立体映像・
立体音響技術の研究開発、人間の知覚認知メ
カニズムの解明に基づく臨場感評価指標の策
定及びそれにより人間に最適化された多感覚
の超臨場感システムの研究開発を実施。
映像・音響の実験環境 2010年
の構築、人間の知覚認
知メカニズムを明らかに
するための心理物理実
験環境の構築等、超臨
場感を飛躍的に高める
音響・映像に係る基盤技
術を確立
−
人間に最適化された 2020年
多感覚インタフェース
の開発により、バー
チャルとリアルの境目
のない超臨場感コミュ
ニケーション環境の実
現
音声・動作等により簡 コモンリアリティ技術の研究開発
単に操作できる情報機
器や臨場感を飛躍的に
高める音響・映像技術
等に関する研究開発を
推進し、人に優しく感動
できるインターフェース
技術を実現する。
62/71
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
ユビキタスネット社会に適した国際的に高度な −
利便性及び安全性を有する通信プラットフォー
ムを実現するために必要な技術の研究開発が
必要である。
平成17∼19年度の3ヵ年計画の2年目として、 継続評価以降、必要があれば適宜改善を実施
順調に進捗しているところ。次回の継続評価を する予定。
本年3月に実施予定。
−
急激に増大・多様化するデジタル情報データ −
を、個人が簡便、的確、かつ安心して収集、分
析することができる環境が整備されていない。
また、放送・通信を通して提供される多様なコ
ンテンツの多くは視覚提示に依存する等、視覚
障害者によるアクセスが困難なコンテンツが増
加している。
共通的な基盤技術が確立されていない。
共通的な基盤技術の研究開発を、外部評価等
を活用しながら効率的に実施する。
−
多視点立体映像提示、立体音像再現、触覚・ −
嗅覚情報の提示技術等は、未だごく一部の技
術が実現されているのみである。
共通的な基盤技術が確立されていない。
共通的な基盤技術の研究開発を、外部評価等
を活用しながら効率的に実施する。
評価専門調査会 政府自己評価シート (国際競争力)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
我が国からの情報発信 我が国の誇る国宝、重 文化遺産のデジタル化の推進及び発信
力を強化する。
要文化財をはじめとす
る文化遺産のデジタル
化や、世界市場を意識
した魅力的なコンテンツ
の創造を戦略的に推進
し、インターネット等を
通じ、日本の魅力を世
界に発信する。
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
施策の進捗状況
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
担当省庁
目標年度
目標値
度
内閣府、文部科学 ・<内閣府>
b歴史公文書等本体の 今中期目 事業年度ご b・国立公文書館ウエ 今中期目
省
b独立行政法人国立公文書館の所蔵する重要 デジタル画像及び重要 標期間の とに数値目 ブサイトへのアクセス 標期間の
文化財及び歴史的に重要な公文書等につい 文化財等の高精細デジ 最終年度 標を設定
件数
最終年度
ては、現在までに、歴史公文書等本体のデジ タル画像の提供
(2009年 し、計画的
(2009年
タル画像はアジア歴史資料センターとのリンク
度)
に所蔵資料
度)
分を含めた約293万画像、重要文化財等の一
のデジタル
部資料については高精細デジタル画像として3
化を推進す
75点(520画像)を公開中である。
る。
c我が国とアジア近隣諸国等との間の歴史的 cアジア歴史資料のデー 2006年度 データベー
に重要な公文書等のデジタル化については、 タベースの構築及び情
ス構築計画
現在までに約85万件、1,270万画像をデジ 報提供
に基づき構
タル化し、公開している。
築作業を行
う
<文科省>
・平成16年度より文化遺産オンライン試行版
を一般公開。現在約746館が参加している。
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
館ウェブサイ ・平成17年度の館ウエブサイトへのアクセス件 ・405,000件
トのアクセス 数は、606,811件、平成18年度(4月∼12月)は
件数を前期 405,412件。
中期目標の
最終年度
(平成16年
度)に比べ
中期目標の
最終年度
(平成21年
度)には、
25%以上の
増加となるよ
うに努める。
2011年度 データベー ・平成18年度までのデジタル画像数
ス構築計画
に基づき、目
標年度まで
に3000万画
像をデータ
ベース化す
る。
・約1500万画
像
・文化遺産オンライン構 ・2006年度 1000館程 ・文化庁が提供する文 ・2009年 ・90%以上 ・平成15年度より開発を進めてきた文化遺産オ ・約89%
想に参加している美術
度
化遺産オンライン閲覧 度
ンラインは平成16年度に一般公開開始。アン
館・博物館等の数
者の満足度
ケートによる利用者の満足度については現時
点で約89%。
・国立博物館所蔵品のうち、国宝127件につ ・重要文化財の高精細 ・2006年度
いては既に高精細デジタルアーカイブ化を終 デジタルアーカイブ化の
12件
了しており、東京国立博物館のホームページ 追加実施数
等で公開されている。重要文化財についても、
平成15∼17年度において約50件の高精細
デジタルアーカイブ化を実施し、逐次追加して
いる。
・東京国立博物館の ・2006年 ・今後5年間
・約269,600
ホームページ等で公 度から
(2006年度 ・平成17年1月から12月までのウエブサイトへ 件
開されているウエブサ 2010年度 から2010 のアクセス件数は269,605件
イトへのアクセス件数
年度まで)の
実績が前中
期目標期間
(2001年度
から2005年
度まで)の実
績を上回る
ようにする
・概ね順調に進捗している。
新たなコンテンツ流通モデルの推進
総務省
ブロードバンドネットワークを活用した、家庭内 コンテンツ利用技術の開 2007年度 −
及び家庭周辺におけるコンテンツ利用につい 発・実証
て、高い自由度・利便性を確保しつつ、あらゆ
る利用過程においてコンテンツに係る権利の
適切な保護を実現するための開発・実証を実
施中。
コンテンツ流通を促進 2008年度 −
するサービスモデルの 以降
実現
コンテンツ流通を促進するサービスモデルの実 −
現には、技術的要素等の検討・検証が必要
開発・実証実験を実施中であり順調な進捗状 引き続きコンテンツ流通を促進するサービスモ
況にある。
デルの実現に向けた技術的要素等の検討・検
証を行っていく。
放送番組コンテンツの海外発信の強化
総務省
(財)放送番組国際交流センターの運営する国 開発途上国向けに改編 2006年度 ー
際番組ライブラリーを支援するため、開発途上 した教育番組の本数
国向けの教育番組の改編に対する補助を行っ
た。
−
−
−
−
−
開発途上国からの提供要望に対応できていな 放送番組コンテンツの海外発信の強化につい
い状況であり、十分な進捗が見られているとは ては、重要であるため引き続き助成を実施して
言い難い。
いく必要がある。
過去の放送番組の二次利用に関する権利処 総務省
理に係る取組の促進
放送番組等の映像コンテンツのネットワーク流 −
通において必要となる諸権利のクリアランスの
円滑化に向けて、権利許諾手続の簡素化、オ
ンライン化や汎用メタデータ体系の活用に関す
る民間の取組を促した。
−
−
−
−
−
権利者団体による集中管理事業が開始される 民間における取組を今後も注視していくととも
など、民間において放送番組等の映像コンテ に、必要に応じた取組を行っていく。
ンツのネットワーク流通の促進に資する取組
がなされている。
知的財産保護に向けた取組の強化
・<外務省>「模倣品・海賊版拡散防止条約」の
早期実現について、引き続き二国間及び少数
国間での内容の摺り合わせ、多国間への働き
かけを行っている。
内閣官房、警察
庁、総務省、法務
省、外務省、財務
省、文部科学省、
農林水産省、経済
産業省
−
−
我が国が提唱した「模倣
品・海賊版拡散防止の
ための国際的な法的枠
組み」に対する各国の参
加及び条文具体化の度
合い
条文の具体的中身と参加する国々の拡がりの 引き続き各国と連携し早期実現を目指す。
関連
・<法務省>模倣品・海賊版拡散防止条約につ
いて,現在,各省庁と協議を行い,また,米国
との間でビデオ会議を行うなどして,交渉中で
ある。
63/71
評価専門調査会 政府自己評価シート (国際競争力)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
目標値
・<総務省>
WIPO著作権等常設委員会及びWIPO一般総
会において「放送機関の保護に関する条約
(仮称)」に関する決議を採択。
・<文科省>
2006年8月の第4回日中著作権協議の開催
等を通じ、中国政府に対し海賊版対策の強化
を要請。また、第1回日韓著作権協議を11月
に開催予定。
アジア地域の一般国民を対象として作成した
著作権教材を用いた著作権啓発セミナーを5
月に中国で開催し、10月にモンゴルで開催し
た。アジア諸国の著作権のエンフォースメント
に直接携わる上級政府職員を対象とした著作
権・著作隣接権の保護に関する研修を10月に
実施予定。
権利者が侵害発生国・地域で実際に権利行使
をする際に役立つマニュアルの韓国版を12月
に公表する予定。また、権利執行セミナーを7
月に東京、大阪で開催し、今後上海、福岡でも
開催する予定。
◎侵害発生国との二国 2010年度 25回
間協議の回数
◎途上国対象のセミ
2010年度 50回
ナー等開催回数
◎権利執行セミナー開 2010年度 15回
催回数
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
目標値
度
引き続き、WIPO著作 2007年 「放送機関
度中
の保護に関
権等常設委員会や
する条約(仮
WIPO一般総会での
称)」に関す
「放送期間の保護に関
る新たな決
する条約(仮称)」の早
期採択に向けた議論
議を採択
日本コンテンツのアジ
ア地域における海賊
版流通の減少(あくま
で相手国政府の取組
によるため、目標年
度、目標値は設定でき
ない)
WIPO著作権等常設委員会及びWIPO一般総
会において「放送機関の保護に関する条約
(仮称)」及び「視聴覚的実演の保護に関する
条約(仮称)」に関する決議を採択。
引き続き、WIPO著作 2007年
権等常設委員会や
度中
WIPO一般総会での
「放送期間の保護に関
する条約(仮称)」及び
「視聴覚的実演に関す
る条約(仮称)」関する
新条約の早期採択に
向けた議論に積極的
に参画し、新たな決議
を採択することを目指
す。
<農林水産省>
育成者権の保護の強化 2006年度 3回
・第4回知的財産保護官民合同訪中代表団の を中国政府に要請する
派遣(ハイレベル、実務レベル 各1)。保護対 代表団の派遣回数。
象植物の拡大及びUPOV91年条約への早期
批准を要請し、中国政府からは、新たな保護
対象植物リストの公表に向けて手続き中であ
るとの回答を得た。さらに、育成者権保護官民
合同訪中ミッションの派遣を予定。
日本で育成された品
種の中国における登
録出願件数
「放送機関
の保護に関
する条約(仮
称)」及び
「視聴覚的
実演の保護
に関する条
約(仮称)」
に関する新
たな決議を
採択。
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
2006年9月のWIPO著作権等常設委員会及び
WIPO一般総会において、「放送機関の保護に
関する条約(仮称)」に関する新たな決議を採
択した。
WIPO著作権 等常設委員
会及びWIPO
一般総会に
おいて「放送
日本コンテンツのアジア地域における海賊版 機関の保護
これまでの取り組みの成果としてアジア各国の
の流通に係る調査は行われていないが、2004
著作権関係法令の整備は整いつつあるもの
年の国際レコード産業連盟(IFPI)の調査によ
の、依然として海賊版の流通量が多いため、よ
れば,レコード・CD等の権利侵害状況は,韓国
り効果的な事業の実施が必要である。
において市場の16パーセント,台湾においては
36パーセント,香港では19パーセント,中国で
は市場の85パーセントが海賊版によって占め
られているとされている。各国とも減少傾向に
あるが、オンライン上での流通に移行している
と思われる。
2006年9月のWIPO著作権等常設委員会及び
WIPO一般総会において、「放送機関の保護に
関する条約(仮称)」及び「視聴覚的実演の保
護に関する条約(仮称)」に関する新たな決議
を採択した。
WIPO著作権
等常設委員
会及びWIPO
一般総会に
おいて「放送
機関の保護
に関する条
約(仮称)」及
び「視聴覚的
実演に関す
る条約(仮
称)」に関す
る新たな決
議を採択。
2009年 日本で育成 中国における育成者権の侵害が懸念される
20件
度
された品種 中、日本で育成された品種の登録出願が増加
の登録出願 しない。
件数の増加
-
-
政府間協議については、相手国による十分な
行動の変化につなげるために、要請と支援、
二国間と多国間、トップレベルと実務レベルを
戦略的に組み合わせることで実効性を高める
ことが必要である。
能力構築支援については、対象国を戦略的に
選別し、各国の状況に対応した能力構築の実
施方法を適用することが重要である。また、能
力構築支援事業の考え方を、個人の能力向上
から社会全体への波及を視野に入れたもの、
すなわち「キャパシティー・ビルディング」から
「キャパシティー・デベロプメント」への転換を図
るべきである。
権利者による権利行使支援については、無方
式主義をとる著作権は権利の所在が見えにく
いため、権利者から取締り当局に対して情報
提供を行うことが不可欠である。取締り当局担
当官に対するセミナー等を通じ、我が国コンテ
ンツの海賊版を識別するための情報提供を行
うなど 関係省庁及び権利者団体等との効果
-
日本で育成された品種の登録出願が増加しな
い要因として、中国における保護対象植物の
範囲や出願に関する情報等が十分でないこと
が考えられる。
引き続き、保護対象植物の早期拡大を要請す
るとともに、出願に関する十分な情報を提供す
ることにより、中国における適切な品種保護が
図られる。
・<経産省>
2006年度にアジア地域における海賊版対策事
業の一環として北京、上海に海賊版対策専門
家を配置し、エンフォースメント、情報収集、企
業相談、現地政府とのネットワーク構築等を実
施するとともに、正規版流通チャネルの開拓や
阻害要因調査を実施中。
①専門家の配置
2007年度 情報収集等 世界市場を意識した 2008年 日本コンテン 例えばアジア地域の日本コンテンツ(音楽)の
②情報収集、企業相談、
の体制強
魅力的なコンテンツの 度
ツのライセン ライセンスタイトル数は伸び悩んでいる状況。
現地政府とのネットワー
化、訴訟支 創造が進む。
スアウト数 2006年は当該方策により増加を見込む。
ク構築
援活動等の
の増加
③正規版流通の阻害要
支援等の総
因を調査
合的な対策
を講じること
で、海賊版
侵害を抜本
的に低減さ
せると共に
正規版流通
の促進を図
る。
2006年のアジア地域の日本コンテンツ(音
楽)のライセンスタイトル数は順調に拡大して
いる。
引き続き、ライセンスタイトルの拡大等を図る
べく、政府、業界団体等と一体となって、アジア
における正規版流通促進の一環とした海賊版
対策を行っていく。
次世代型映像コンテンツ制作・流通支援技術 総務省
の研究開発
ネットワーク上における品質の高い映像コンテ
ンツの制作、流通を可能とする要素技術を開
発中。今後とも、当該技術を用いた実証実験を
実施する予定。
高精細な映像コンテンツ 2008年度 −
(ハイビジョンテレビ約4
倍の解像度)を、ネット
ワークを活用して、品質
を確保しながら1000箇所
程度へのリアルタイム配
信を可能とする技術を確
立
ビジネスシーンにおける普及・利活用を考慮し −
た技術開発を推進中。
目標に照らした十分な進捗が見られている。
外部評価をふまえ引き続き着実に実施して
いく。
高精細な3次元映像化ソフトウェア技術等の 文部科学省
研究開発
◎ソフトウェア開発において、3次元形状復元
をビデオレートでmmレベルの空間解像度を達
成した。また、3次元映像圧縮手法の開発等を
行った。
◎3次元映像圧縮手法等の開発を行い、3次
元映像を元データの1/10程度にまで圧縮でき
ることを実験により示した。
高精細な3次元映像化 2008年度 文化財のデ 大型有形文化財や無 ソフトウェア技術とその
ジタル・アー 形文化財の3次元映
教育分野での活用に関
カイブ化技 像等の新たなコンテン
する技術について研究
術
ツの制作が進む。
開発を行い、2008年度
までに実用化の目処を
つける。
アウトカムの実現のために、大型有形文化財
の3次元映像、無形文化財の3次元ビデオ製
作に必要な、3次元デジタル・アーカイブ化の
技術開発が必須。
高速、高精度な3次元映像復元ソフトウェア、3 H19年度も大型有形文化財、無形文化財の3
次元映像圧縮手法を開発するなど、概ね順調 次元デジタル・アーカイブ化の研究開発を引続
に進捗している。
き推進していく。
ネットワーク上におけ 2009年度 −
るデジタルシネマ等の 以降
映像コンテンツの制
作・流通等、開発した
技術のビジネスシーン
における利用
64/71
-
-
評価専門調査会 政府自己評価シート (国際競争力)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
目標年
度
2008
目標値
日本文化の総合的な発信
文部科学省
日本の文化芸術団体、芸術系大学の活動内
容等の情報を海外に向けて効果的に発信する
サイトを運用開始するための調査研究を準
備。
学術情報の発信と流通の国際化
文部科学省
我が国の学協会の電子ジャーナル出版を支援 電子アーカイブ化済み
するため、論文の投稿から審査、編集、公開ま 学協会誌数
でを統合的に行うシステム(J-STAGE)の整
備・運用を行っている。現在約80の学協会誌を
創刊号まで遡って電子的に保存(電子アーカイ
ブ化)・公開を行っている。
2009年度 500誌
海外への情報発信力 が強化される(海外か
らのPDFダウンロード
数が増加)。
創造性あるコンテンツ人材の育成
経済産業省
a)昨年度に引き続き、プロデューサー的視野
を持ったクリエーターの育成事業を支援するた
めの「職能別インターンシップ事業」を行ってい
る。また2006年度においては、喫緊の問題で
あるプロデューサー人材育成事業を強化し、プ
ロデューサーに密着して業務を学び取る「プロ
デューサーかばん持ち事業」を追加し、重点的
に取り組んでいる。
b)また、重点主要分野の強化のため、アニメ分
野における原画マンの育成を目的としたスキ
ル標準の作成・実証事業を行うとともに、ゲー
ム分野におけるゲーム開発者向けテキストの
作成・実証を行った。
c)さらには、若手新人クリエーターを対象とした
コンペティションの受賞者に対して、ステップ
アップにつなげるために、業界の第一人者に
よる弱点補強研修を行うなど、様々な観点から
コンテンツ人材育成のための事業を支援して
いるところ。
a)2006
年度中
b)2006
年度及び2
007年度
中
c)2006
年度中
グローバルな舞台で 2008年 日本製コン
活躍できるプロデュー 度
テンツの市
サーや世界で通用す
場拡大
るクリエーターが育
ち、世界市場を意識し
た魅力的なコンテンツ
の創造が進む。
日本や海外からの
ニーズに基づき、日本
の文化にかかる情報
発信のシステムを構
築する。
a)インターンシップ受け
入れ件数及び受講生数
b)スキル標準及びテキ
スト作成・実証
c)弱点補強研修の受講
者数
プロデュー
サー人材の
継続的輩
出、優秀な
クリエーター
人材の発掘
等
コンテンツを活用するために必要となる情報 経済産業省
の一元的な提供
2006年度は、コンテンツに係る情報流通の促 コンテンツ・ポータルサイ 2006年度 コンテンツ
進を図るべく、「コンテンツ関係情報の流通促 トの稼働。
末
関係情報の
進支援事業」を実施し、主に、1.コンテンツ関
体系整備/
係情報の体系整備、2.コンテンツ関係情報に
コンテンツ
対する共通ID体系の適用、3.共通ID等とコン
に対する共
テンツポータルを活用したデジタルコンテンツ
通ID体系の
流通関連新規ビジネスモデルの検証を中心に
整備/共通
事業を進め、民間におけるコンテンツ・ポータ
ID等の活用
ルサイトの構築を支援しているところ。
モデルの検
証
コンテンツの国際展開の促進
a)2006年5月に開催された「アジアコンテンツ
産業セミナー」においては、重点的に取り組む
べき分野の今後3年間の行動計画を策定する
とともに、次回会合は2007年にマレーシアで
行われることが決定された。また、カンヌ国際
映画祭見本市をはじめとした国際見本市への
出展支援を実施した。
b)2005年10月に開催された第18回東京国
際映画祭期間中に、コンテンツ産業振興の
「軸」となるコンテンツマーケットであるTIFFCO
M2005を主催し、商談件数、入場者数等にお
いて前回を大幅に上回る結果を得た。海外の
セラー、バイヤーを招聘し、商談を促進するこ
とで、我が国コンテンツマーケットの海外展開
を支援した。
c)国際共同製作を促進するため、国内映像制
作者(プロデューサー)をカンヌ映画祭へ派遣
し、我が国コンテンツの積極PRのためのワー
クショップを開催、また、海外映像制作者との
企画マッチングの場を設けた。
経済産業省
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
政府自己評価に基づく改善策
現状値
日本の文化情報等の英語による電子閲覧化
の開始のため、必要とするデータの文化芸術
分野やニーズ調査の項目等を検討中。
-
海外からのPDFダウンロード数(2005年度実
績)
約290万件
コンテンツ人材の育成不足は深刻な状況。事
業が終了する2008年度には優秀なコンテンツ
人材の増加を見込む。
事業者間におけるコン 2007年 ネット配信ビ コンテンツのネット配信ビジネスは、コンテンツ
テンツの関係情報の 度
ジネスの市 に係る新しい市場として期待されるものの、市
流通が促進されること
場拡大
場規模は未だ大きいとはいえない状況。
により、コンテンツの
ネット配信が促進され
る等、コンテンツ流通
の多様化、加速化が
進む。
a)コンテンツセミナーの 2006年度 国際共同製 アジアでの連携が深 2009年 国際共同製 コンテンツの国際展開や国際共同製作は伸び
行動計画の実施
∼2008年 作の推進、 まり世界市場を意識し 度
作数の増
悩んでいる状況。
b)コンテンツマーケットの
人材育成・ た魅力的なコンテンツ
加・コンテン 2008年度には増加を見込む。
実施
交流の推 の創造が進み、国際
ツ輸出額の
c)国際共同製作ワーク
進、市場拡 展開が促進される。
増加
ショップの実施
大、貿易・投
資環境整備
/情報交換
等
コンテンツ産業の市場 2015年 約19兆円
規模
度
65/71
要因分析と課題
我が国のコンテンツは、海外では「Cool Jap 約14兆円
an」と呼ばれ、各種の国際的な映画賞の受
賞、キャラクターが国際的な人気を博するな
ど、世界から高く評価されている。しかしなが
ら、コンテンツ産業全体では、海外でのビジネ
ス展開が不足しており、こうした優れたコンテン
ツ製作能力を有する強みを十分に活かして、
十分な市場が獲得していく必要がある。
海外からのPDFダウンロード数について第3四 H19年度は、引き続き国内の学協会が発行す
半期までで約270万件を達成するなど、概ね順 る特に重要な学術雑誌について過去の紙媒体
調に進捗している。
の論文に遡って電子化を推進する。
各々の事業への参加希望者、また参加者の満
足度は高いことなど、事業は順調に進捗してい
る。もっとも、若手人材の育成は、事業の性質
上、明確な成果が見えにくく、また育成された
人材が業界を牽引するようになるまでに時間
がかかるのが一般的であるため、長期的視点
をもって取り組んでいく必要がある。
平成19年度は、引き続きインターンシップの質
的向上やクリエイターのプロデュース機能強化
を推進し、より創造性の高いコンテンツ人材を
育成していく予定。
映画、音楽、ゲーム等のコンテンツ業界団体や 平成19年度は、引き続き、コンテンツ関連事
権利者団体からの事業参加があり、平成19年 業者にコンテンツポータルサイトへの参加を奨
3月末の稼働に向けて順調に進捗している状 励し、利活用の促進を図っていく。
況。
我が国コンテンツ産業の諸外国向けの情報基
盤が存在しないこと、国際共同製作を担う人材
が育っていないことなどにより、国内市場だけ
しか視野に入れていないコンテンツがまだまだ
多く、その海外展開は、発展途上であるが、事
業そのものは順調に進捗している。
日本コンテンツの国際展開は、日本の「ソフト
パワー」を海外で発揮し、「日本ブランド」を確
立・強化するための極めて重要な戦略として位
置づけ、コンテンツの国際取引市場強化を図
る。
コンテンツ産業の市場規模は拡大しており、事 本年から日本のコンテンツの海外展開を飛躍
業は順調に進捗してる
的に推進するため、マルチコンテンツの国際
フェスティバルを本年開催し、日本のコンテン
ツの情報を総合的に発信していく予定である。
評価専門調査会 政府自己評価シート (国際競争力)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
我が国を経由するIT通 世界のネットワーク環 超高速インターネット衛星の研究開発
信路を一定程度確保す 境整備の主要な一翼を
る。
担い、世界の情報ハブ
の1つとしてアジアにお
ける安定した通信路を
確保するためのネット
ワーク整備に努める。
施策の進捗状況
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
担当省庁
目標年度
目標値
目標値
度
総務省、文部科学 ・<総務省> 超高速インターネット衛星の開発 超高速インターネット衛 2010年度 ・非再生中 アジア太平洋地域の 2010年度 参加機関5
省
では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主とし 星を打ち上げて実証実
継で通信速 超高速衛星通信のテ
機関以上
て衛星本体、情報通信研究機構がルータ等の 験を行い、非再生中継
度1.2Gbps ストベッドの構築
衛星搭載機器及び実験用地球局の一部をそ での回線の通信速度、
・再生交換
れぞれ担当。
再生交換機を使う多数
機を使う多
情報通信研究機構が担当している搭載交換 小型局を接続するメッ
数小型局を
機の開発においては、衛星搭載モデルの
シュ接続回線の通信速
接続する
JAXAへの引き渡しを行い衛星本体への組み 度及び総合スループット
メッシュ接続
込み及び通信系組合せ試験を終了した。同じく について目標値を達成
回線で各局
情報通信研究機構が担当する大型地球局の し衛星インターネット接
最大
開発においては、622Mbps変復調部及び誤り 続を可能とする技術を開
155Mbps、
訂正部の開発を終了し、ネットワークインター 発
総合スルー
フェース系の製造を継続している(平成19年度
プット
終了予定)。変復調器の高速化検討としては、
450Mbps
中継器全帯域を用いる伝送に対応する
1.2Gbps変復調部の開発を開始した。同様に車
載地球局通信系の開発に続きアンテナ系及び
車両への搭載を平成18年度中に実施する。
平成18年11月にWINDS利用実験募集(平成
19年2月開始)を公表した。
・<文科省>
超高速インターネット衛星の開発では、宇宙航
空研究開発機構が主として衛星本体、情報通
信研究機構がルータ等の衛星搭載機器及び
実験用地球局の一部をそれぞれ担当。宇宙航
空研究開発機構では、衛星システム及び地上
システムの設計、並びに衛星システム地上試
験モデル等の製作・試験による検証を終了し、
フライトモデルの開発を進めている。衛星は
2007年度打上げ予定である。
アジアにおける高度IT利用に向けた共同実
験の推進
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
無線による広範囲の超
高速アクセスを可能とす
る技術を実用化するた
めの実証実験を行う。
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
衛星・地球局開発は順調である。
WINDS利用実験に関しては情報通信研究機
構、宇宙航空研究開発機構と連携して諸機関
へPRしている。
引き続き、WINDS利用実験の周知・調整活動
を図り、実験への参加を促進する。実験後の
実用化を視野に入れつつ、実験結果・成果の
公表など周知活動を実施する。
衛星・地球局開発はほぼ予定通り進んでい
る。衛星については、1月よりシステム試験を
開始して2007年度中の打上げに臨むこととし
ている。
宇宙開発委員会の方針などを踏まえ、信頼性
向上、ロバスト性の向上を第一として、2007年
度中の打上げを目指し、開発を引き続き行う。
現状値
研究開発と並行して、国際フォーラムを開催し、 −
打上げ後の衛星利用実験への参加を促すた
め、各国機関等との意見交換を実施していると
ころ。
2007 アクセス速
度
家庭:最大1
55Mbps、企
業等:最大
1.2Gbps
総務省
我が国IT技術を用いた遠隔医療、遠隔教育、 我が国の情報通信技術 2010年度 −
IP電話のための国際相互接続に関する国際 のアジア地域への普及
共同実験を実施中。
を推進し、アジア地域に
おける情報流通の促進
及び情報発信の強化
我が国がイニシアチブ 2010年度 −
を発揮するアジア地域
の情報通信ハブが形
成され、安定した情報
通信路が確保されると
ともに、我が国技術の
国際市場の競争力確
保
現在もなお、世界の情報通信基盤は米国に集 −
中している。また、アジア地域における情報通
信産業では、韓国がブロードバンド普及率No.1
でアジアをリードしている等、アジア各国の台
頭がめざましくなっている。
我が国よりアジア域内、または世界へ発信す 引き続き、我が国を経由する情報通信路の確
る情報通信路が、欧米等に比べ未だ十分に整 保のため、魅力あるアプリケーションの開発や
備されていない。
情報通信基盤技術の強化に努める。
経済産業省
過去5年間の施策により非常に大きな効果を
あげている
過去5年間(H12−16)の研究開発成果をに
した事業効果
会社設立が決定42件
事業化(商品化)が決定54件
民間からの別サポーターが決定61件
世界的な学会論文への掲載98件
研究機関からの招聘53件
ソフトウェアに係る独創 毎年度
的な技術やアイディアを
有する優れた開発人材
を発掘・育成する。
独創性を有した個人を ー
発掘することにより、
産業競争力の強化を
図ると共に、これらの
人材が最大限の能力
を発揮出来る環境を
整備・提供する。
Google、Microsoft、Amazon、Apple等、IT分野、 ー
中でもソフトウェア関連分野における世界での
成功例は、独創性を有した優れた個人により
生み出されたものであることが一般的。一方、
我が国においては優れた個人は一定程度存
在するにも関わらず、その様な人材が発掘さ
れ、活躍する機会や環境は非常に限定的。
ー
平成19年度は民間による取組ではより評価し
にくい若手のスーパークリエーター発掘に力を
入れる。また、今までの支援対象者のコミュニ
ティ構築支援を行うことにより、優れた個人が
活躍しやすい環境構築に努める。
ソフトウェアの開発及び利用・活用に関する
特許権の行使の適正化
経済産業省
ソフトウェアに係る特許権の行使に対する権利
濫用法理の適用解釈について「ソフトウェアに
係る知的財産権に関する準則(案)」としてまと
め、平成18年6月13日から7月12日までパブ
リックコメントにかけた。平成18年9月、パブ
リックコメントを踏まえた所要の修正を行い、パ
ブリックコメント結果を公表。今年度中に「電子
商取引等に関する準則」に追補することとして
いる。
ソフトウェア間のインター
オペラビリティーを阻害
するソフトウェア特許の
行使など準則において
権利濫用が適用される
可能性を提起したソフト
ウェア特許の行使を抑
止する。
ソフトウェアの総合開発
文部科学省
◎「先進的なストレージ技術およびWeb解析
技術」については、地震などの広域災害時に
おいてもITシステムの復旧時間を大幅に短縮
できるデータベースの遠隔コピー技術を開発
し、データベースソフトの一部を製品化した。
◎「データ収集に基づくソフトウエア開発支援シ
ステム」については、ソフトウエアの構築状況を
表すデータを収集するツールの開発に成功し
た。
2007年度までに、産業 2007年度 高信頼ソフ 社会の基盤となるソフ 界からのニーズに基づ
トウェアの トウェアの研究開発と
き、大学等がもつ研究ポ
開発技術 研究者養成を一体的
テンシャルを最大限活用
に推進し、社会基盤ソ
し、ソフトウェアの研究開
フトウェアに関わる新
発を推進する。
たな市場が創出され
る。
先進的なストレージ技術において、地震などの
広域災害時にも業務継続を可能とする災害復
旧技術として、データベースの遠隔コピー技術
を開発した。また、ソフトウェアの構築状況を表
すデータを収集するツールの開発に成功する
など、概ね順調に進捗している。
H19年度はプロジェクトの最終年度として、開
発したツールの製品化等、成果の普及を促進
していく。
さらに、先進的なストレージ技術やデータ収集
に基づくソフトウェア開発支援システムの開発
を進展させるため、H19年度以降は「革新的実
行原理に基づく超高性能データベース基盤ソ
フトウェアの開発」および「ソフトウェア構築状
況の可視化技術の開発普及」を実施する。
国際市場における我が ブロードバンドやモバイ 独創的なクリエータの発掘・育成
国の製品・サービスの ルインターネット等世界
競争力を強化する。
最高水準のIT環境と最
先端の市場を活用し、
国際市場を視野におい
た新たな技術・サービス
創出のための国際的な
共同研究等を推進す
る。
20名程度
ー
ソフトウェア分野のイノ
ベーションを促進す
る。
66/71
ソフトウェア間のインターオペラビリティーを阻
害する特許権の行使等により、ソフトウェア分
野のイノベーションが阻害される可能性があ
る。
-
アウトカムの実現のために、産業界からのニー ズに基づき、大学等が持つ研究ポテンシャル、
人材養成機能を最大限活用し、高い生産性を
持つ高信頼ソフトウェア作成技術の開発や情
報の高信頼蓄積・検索技術等の開発を推進す
ることが必要である。
評価専門調査会 政府自己評価シート (国際競争力)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
沖縄における情報通信産業の振興
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
内閣府、総務省、
経済産業省
目標年度
(内閣府・総務省・経済産業省)
◎第2次沖縄県情報通信産業振興計画(2005
年∼2007年)の推進。
◎2002年度よりIT高度人材育成事業を実施
し、沖縄のITエンジニアのスキルアップを図
る。
(内閣府・総務省)
◎2005年度より離島ブロードバンド整備事業を
実施し、沖縄の離島における情報基盤の整備
を促進。
(内閣府)
◎沖縄における今後の情報通信産業の振興
のための産学官による検討会を開催。
◎2004年度よりIT新事業創出体制強化事業を
実施し、先進的なIT環境を備えたインキュベー
ト施設を整備。
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標値
沖縄における自立型
経済の構築
IT高度人材育成数
2006年度 3,331人
整備離島数
2007年度 24
検討会開催数
2006年度 6回
整備施設数
2007年度 4
目標年
目標値
度
−
−
沖縄県内情報通信関 2007年度 17,800人
連企業における雇用
者数
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
−
−
-
2006年11月現在12,000人
(労働力調査(沖縄県))
12,000人
目標値に向け順調に増加している。
沖縄における情報通信産業のさらなる発展に
向け、引き続きこれまでの施策を実施するとと
もに、情報通信産業の核となる高度な人材の
育成及び民間の活力を活かした高度な情報通
信ビジネスモデルの実証を行う。
独創的を有した人材
の発掘・育成、ソフト
ウェア分野のイノベー
ションの促進等によ
り、産業競争力の強化
を図る。
海外諸国との競争に
おいて日本品質での
価格競争力を持つ国
内オフショア拠点を沖
縄に構築。
ソフトウェアの信頼性・ 映像検索、情報解析等の次世代の知的情報 経済産業省
生産性の向上のため、 アクセスに関する技術開発
産官学連携の下、研究
開発の促進及び品質評
価の機能強化を図ると
ともに、映像検索、情報
解析等の次世代の知的
情報アクセスに関する
技術を強化する。
「ITによる「情報大航海時代」の情報利用を考 「知的情報アクセス技
える研究会」において、「知的情報アクセス技 術」の開発
術」の研究開発におけるビジョン・技術、文化・
社会・経済的影響に関する課題の検討を行
い、2006年7月に報告書をとりまとめた。
関連技術とビジネスの実態把握及び将来戦略
の策定について、7月末に発足した「情報大航
海プロジェクト・コンソーシアム」などでの議論
を参考にしつつ、検討を進めているところ。
2009年度 ー
新たなビジネスモデル 2009年度 −
の創出、オープンな競
争環境の整備、我が
国の経済成長の実現
ユーザー産業の競争力強化の観点から、関連 ー
技術とビジネスの実態把握及び将来戦略の策
定に取り組んでいるところ。
組込みソフトウェア開発力強化
経済産業省
平成16ー18年度における調査期、成果作成
期は順調に推移。
○産学官連携したソフトウェアエンジニアリン
グの研究・高度化(年間300回の部会開催、
延べ2500人の研究者が参加:組込み・業務
向け共通)
○組込み産業を対象にした大規模な実態調査
を開始(2,176件(回答量142,080件)の大
規模アンケートを実施)
○ソフトウェアエンジニアリングの体系化、重
要なポイント作成(関係書籍は累計11万部を
発行:組込み・業務向け共通)
○小冊子、論文、広報誌、シンポジウムでの発
表(150回を越える講演、シンポジウムを開
催。合計17,000人が参加:組込み・業務向
け共通)
大規模調査
シンポジウムや説明会
開催
書籍発行
毎年度
8000部
高度なソフトウェアエ
ンジニアリングの研
究・普及を通じたソフト
ウェアのQCD(品質、
コスト、納期)の向上を
図る。また、高信頼な
組込みソフトウェアを
開発・実行する環境を
構築することにより、
組込みソフトウェア産
業及び組込みソフト
ウェアを利用した産業
全体の安全性及び競
争力を向上させる。
2007年度 ー
より成果
普及期に
シフト
ソフトウェアの開発規模が近年急増しているな ー
か、ソフトウェアの生産性の向上が求められて
いるとともに、ソフトウェアに起因した不具合事
故の急増を背景としてソフトウェアの信頼性向
上が必須。特に、我が国におけるものづくりの
強みを生かしてきた本分野については、国内・
国外において安全性に対する関心が高まって
いる。
ー
平成19年度より、成果の導入普及を行い、ソ
フトウェア開発現場にソフトウェアエンジニアリ
ング手法を適用することで、QCDの向上につ
なげる。特に、組込みソフトウェアについては、
信頼性を確保できる手法を開発し、それを実
際の開発に適用・評価を行う。
業務向けソフトウェアの品質・生産性向上
経済産業省
平成16ー18年度における調査期、成果作成 プロジェクトデータの収
期は順調に推移。
集
○産学官連携したソフトウェアエンジニアリン シンポジウムや説明会
グの研究・高度化(年間300回の部会開催、 開催
延べ2500人の研究者が参加:組込み・業務 書籍発行
向け共通)
○プロジェクトデータを収集し、ソフトウェア開
発に関するDB構築(大手ベンダを中心として1
9社と連携しデータ収集。プロジェクトデータ1,
400件を収集)
○ソフトウェアエンジニアリングの体系化、重
要なポイント作成(関係書籍は累計11万部を
発行:組込み・業務向け共通)
○小冊子、論文、広報誌での発表(150回を
越える講演、シンポジウムを開催。合計17,0
00人が参加:組込み・業務向け共通)
毎年度
8000部
高度なソフトウェアエ
ンジニアリングの研
究・普及を通じたソフト
ウェアのQCD(品質、
コスト、納期)の向上
2007年度 ー
より成果
普及期に
シフト
ソフトウェアの開発規模が近年急増しているな ー
か、ソフトウェアの生産性の向上が求められて
いるとともに、ソフトウェアに起因した不具合事
故の急増を背景としてソフトウェアの信頼性向
上が必須。
ー
平成19年度より、成果の導入普及を行い、ソ
フトウェア開発現場にソフトウェアエンジニアリ
ング手法を適用することで、QCDの向上につ
なげる。
ソフトウェアのQCD
(品質、コスト、納期)
の向上、「知的情報ア
クセス技術」の開発等
により、新たなビジネ
スモデルの創出、産業
全体の安全性及び競
争力の向上を図る。
67/71
評価専門調査会 政府自己評価シート (国際競争力)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
日本発の技術標準を獲 我が国が世界に先駆け 国際標準化活動の強化
得する。
て開発した技術分野に
ついて、国際標準化を
先導するため、産学官
連携のもと、
IEC,ISO,ITU等の国際標
準化機関における活動
等を実施するとともに、
アジア域内の産業界の
連携強化・交流促進を
図る。
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
目標年度
総務省、経済産業 ・<総務省>
省
ITU、IETF等に対して○件の標準提案を提出
(2007年1月現在)
※件数については集計中
<経済産業省>
国際標準化活動基盤強化アクションプランに
基づき、情報アクセシビリティ、ネットワーク等
の分野において、特に我が国からの新規提案
など、国際標準化活動を支援中。
ITU、IETF等における標 毎年度
準提案の件数
目標値
20件以上
我が国が世界に先駆け 2006年度 4件
て開発した技術の国際
標準化に向けての、我
が国からの新規提案
数。
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
目標値
度
国際標準化の推進に −
−
より国際競争力がさら
に強化され、新産業の
育成等、産業の活性
化
国際標準化により、国 2010年度 −
際市場において我が
国技術の適用が可能
な環境が広がる。
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
現状値
国際標準化機関へ標準提案の提出は、順調
に進捗しているところ。
引き続き、産官学の一層の連携等による戦略
的な国際標準化活動を促進
国際標準化活動の促進を図っているところであ −
る。
国際提案に向けて、推進しているところ。
引き続き、国際標準化活動の促進を図り、円
滑に国際標準が成立できるように推進をする。
勧告化に向けて、推進しているところ
引き続き、ITS技術・規格の国際標準化を推進
警察庁、総務省、 ・<警察庁><総務省><経産省><国土交 ITUやISOにおけるITS 2010年度 日本発の技 ITUやISOにおける我 2010年度 日本発の技 現在、ITUにおいては、我が国から提案した「ミ
経済産業省、国土 通省>
関連の国際標準の提案
術標準の獲 が国が提案したITS技
術標準の獲 リ波ITS無線通信」に関して勧告作成に向けて
交通省
我が国のITS情報通信技術・規格について、IT 件数、採択数
得
術・規格の提案件数、
得
作業中。また、ISOにおいては、我が国から提
UやISOにおける国際標準化活動を実施。
採択数
案した「プロトコルマネジメント情報」及び「DSR
Cを利用した多様なアプリの実現の仕組み」等
に関して国際規格化に向けて作業中。
デジタル放送方式の国際普及
総務省
航海機器及び船舶用無線設備の国際普及
総務省、国土交通 ・<総務省>2010年度までに新たなスプリアス基 船舶用無線設備の技術 2010年度 −
省
準に適合した船舶用レーダーの研究開発を行 基準の策定
い、日本発の技術基準を策定予定。
−
−
・<国交省>簡易船舶自動識別装置、簡易電子 簡易型船舶自動識別装
海図表示装置等ITを活用した航海機器につい 置、簡易電子海図表示
ては、2007年度より検討開始
装置等ITを活用した航
海機器に関する国際機
関への提案
観光分野におけるITを 言葉の壁を越えて、外 ITを活用した観光情報提供システム
国土交通省
活用した観光情報の発 国人にも便利に利用・
信を強化する。
活用できる、個人旅行
にフィットした情報検索・
予約機能を備えた情報
システム訪日観光ポー
タルサイト(ビジット・
ジャパン・コンシェル
ジュweb)仮称)」や、IT 訪日観光ポータルサイト(ビジット・ジャパン・ 国土交通省
等を活用した現地にお コンシェルジュweb)
ける案内システム、各
種観光・文化施設等の
情報解説システムの導
入・充実により、地域の
観光・経済の活性化を
図るとともに、我が国の
有する豊かな文化を始
めとする様々な魅力の
世界への発信や国際相
互理解の増進を強力に
推進する。
−
−
政府自己評価に基づく改善策
産官学の一層の連携等による戦略的な国際標 −
準化活動が不可欠
ITS技術の国際標準化の推進
・伯国との共同実証実験に向けた調整を実施 国際普及型放送方式に −
・伯国における技術的条件を検討するための 関する標準化の実施
作業部会を開催
要因分析と課題
−
−
船舶用無線設備の技 2010年度 −
術基準の国際機関へ 以降
の提案と国際標準へ
の反映
新たな船舶用無線設備の国際的な普及促進 0件
には、日本発の技術基準の策定が不可欠であ
る。
ITを活用した航海機器 2009年度
に係る国際機関への
提案のための検討
簡易船舶自動識別装置、簡易電子海図表示装
置等ITを活用した航海機器については、2007
年度より検討開始
ITを活用した航海機器 2009年度
に係る国際機関への
提案のための検討
ITを活用した航海機器に係る国際機関への提
案のための検討
他省庁及び民間企業とも連携して作業部会を 方式普及を目指すために各国で開催されるセ
開催し、伯国の技術規格策定に助力する等成 ミナー等に積極的に参加していく。
果が上げられている。
伯国以外への方式普及が重要な課題。
船舶レーダーの周波数帯が国際的に逼迫しつ 2007年度から船舶レーダーの研究開発に着手
つあることから、当該周波数帯における電波の
有効利用のための研究開発及び技術基準の
策定が必要。
2006年度は、全国2箇所でIT機器と案内看 実証実験実施箇所数
板等を連携させて各種情報を提供する実証実
験を実施することとしており、現在地域におい
て実施に係る検討を進めているところ。中。
2006年度 2箇所
実験実施地域におけ 2006年度 10%増
る外国人旅行者の観
光案内に対する満足
度
今後調査を行うこととしている。
2006年度は、1.ウェブサイトの使いやすさ、 実施事業数
2.情報コンテンツの質・量の充実、3.検索機
能の強化を図ることとしている。既に一部を除
き実施済み。
2006年度 1事業
ウェブサイトへのアク 2005年度 22%増
セス件数(対2002年
2006年度 57%増
度)
2005年度のアクセス件数は、目標である22%を
大幅に上回る50%増となった。
2006年度第3四半期(4∼12月)までのアクセス
件数は同期間比で221%増となった。
訪日外国人旅行者数 2010年 1000万人
訪日外国人旅行者数は、2005年に過去最高 673万人(2 2006年の1月から11月までの訪日外国人旅 引き続き、各種事業の強化を図る。
となる673万人が日本を訪れ、順調に推移して 005年)
行者数の累計は675万人、対前年比8.6%
いる。
増となっており、昨年の訪日外国人旅行者数6
73万人をすでに上回っている。
68/71
2006年度については、目下実験を実施中で
あるが、参加者からは概ね好評を得ている。
50% 2005年度は施策の効果が十分図られた。
引き続き、コンテンツ及び操作性の改善を図
2006年度は、ウェブサイトの使いやすさの改 る。
善や情報コンテンツの充実の効果により、アク
セス件数が大幅に伸びている状況である。
評価専門調査会 政府自己評価シート (国際貢献)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
・アジアにおけるIT活用 ・世界に先駆けて高齢 アジアにおける戦略的なIT協力の立案
モデル(ITによる人・物・ 社会に直面する我が国
金・サービス・情報の円 において、ユニバーサ
滑化等)を構築する。 ルデザイン化により、万
人に優しい社会インフラ
・我が国のIT協力により モデルを構築し、その
アジア各国の課題を解 成果を世界へ発信す
る。
決する。
施策の進捗状況
担当省庁
目標年
度
目標値
・<総務省>
2006年4月に我が国の提案により、APEC電気
通信・情報作業部会(TEL)において「アジア太
平洋情報通信社会(APIS)の将来ビジョン」の
策定に向けたプロジェクトを開始。2006年10月
にAPISの将来ビジョンに関するワークショップ
を開催し、各国・地域と意見交換を実施。現
在、ビジョン策定に向けた議論を継続している
ところ。
2002年5月に「IT政策・制度支援ネットワーク
(DO Site)」を運用開始して以降、ウェブサイト
を通じて、日本の先進的なIT政策等の情報提
供を行うとともに途上国IT政策担当者等からの
問い合わせを受けつけている。
1.2007年までにAPIS将
来ビジョンを策定する。
2. DoSiteによる総情報
提供量
3. 二国間及び多国間の
定期協議、政策対話等
の実施
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
フィリピン、ベトナムにてプログラム実施中。
・<経産省>
アジア諸国とのIT分野の 毎年度
アジア諸国とのIT分野の技術協力プロジェクト 技術協力プロジェクト
を適宜実施。
数・対象国数
・BSE 等国際的に問題
となっている食品管理
において、日本人の品
質に対する こだわり
を活かし、電子タグ等を
活用した総合的な生
産・流通管理モデルを
構築し、その成果を世
界へ発信する。
・安全かつ迅速な空港
手続きを可能とするた
め、本人確認や手続の
自動化を進め、2008 年
度までに空港手続き全
体の最適化を実現す
る。また、IC カード等を
活用したアジアを中心
とした出入国管理等の
空港手続きに関する相
互運用モデルを構築
し、2010 年度までに東
アジア域内における国
際相互運用性の確保を
めざす。
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
内閣官房、総務
・<内閣官房>「アジアITイニシアティブ」の一 アジア諸国とのIT分野の
省、経済産業省及 層の具体化に向け、アジア各国との2国間、多 技術協力プロジェクト
び関係府省
国間の協力プログラムを推進する。
数・対象国数
・国際的な資源循環
ネットワークの構築に向
けて、廃棄物のトレーサ
ビリティ・システム等に
関するアジア諸国と連
携した取り組みを行う。
・災害時に地上デジタ
ルテレビ放送や防災通
信システムを用いて、
地域に応じたきめ細か
い災害情報を迅速かつ
的確に提供するととも
に、住民個々の状況に
応じたインタラクティブ
な対応を図る住民サー
ビスモデルを構築し、そ
の成果を世界へ発信す
る。
アジアにおけるIT人材の育成
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
1. 2007年
度
2. 2010年
度
3. 2010年
度
ー
1.APIS将来
ビジョンの
策定
2.300MB
3.1回以上
アジア各国が推進す 毎年度
るIT化への取組に関
する協力、支援の実
施状況及び、二国間
及び多国間の政策対
話等による成果の普
及・展開状況
ー
2005年2月に決定した「2005年度アジアを中心
としたIT国際政策に係る重点施策について」に
基づき、アジアITイニシアティブ(ベトナム高度I
T人材育成プロジェクト、日越ビジネスマッチン
グ等)を引き続き推進するとともに、ASEAN地
域の電子化支援(カンボジア・ラオスに対する
技術協力の可能性調査、ベトナム等ASEANに
おけるGIS普及推進調査等)等を推進中。
ー
1. アジア太平洋地域 2010年度 1. アジア太 1. 我が国を含め、ユビキタスネット社会実現に 1. 未実現
各国のICT政策・制度の整備が十分になされて 引き続きウェブサイト等を通じて情報提供と意
におけるユビキタス
平洋地域に 向けた取組が現在進行しているところ。
2. 国際的に いない。
見交換に努める。
ネット社会の実現
おいてユビ 2. アジア域内において各国ごとにネットワーク・ 格差が存在
2. 国際的なデジタル・
キタスネット インフラの普及状況が大きく異なる。
ディバイドの状況
社会が実現
されている
状態
2. 現状
(2005年)に
比べて大幅
な改善
内閣官房及び関係 ・<内閣官房>「アジアITイニシアティブ」の一 アジア諸国とのIT分野の
府省
層の具体化に向け、アジア各国との2国間、多 技術協力プロジェクト
国間の協力プログラムを構築、推進する。
数・対象国数
フィリピン、ベトナムにてプログラム実施中。
・<外務省>・05年度からインド情報技術大学
ジャバルプール校(IIIT・J)の立ち上げに関し、
カリキュラム作成等の知的支援を行うことを通
じ、アジアのIT人材育成を支援。
・中国・モンゴル・スリランカ・インドネシア・ベト
ナム・フィリピンにおいて人材育成の技術協力
プロジェクトを行っている他、ASEAN諸国や
大洋州諸国においてITの第三国研修を行って
いる。さらに、タイ・マレーシア・ラオスへ専門家
を派遣し、ベトナムで円借款による「高等教育
支援計画(ITセクター)」を実施している。(2007
年1月現在)
アジア・ブロードバンド計画の推進
総務省及び関係府 ・<総務省>
2003年度からのICT関係 2010年度 3000人
省
平成15年3月28日に「アジア・ブローバンド計 研修・ワークショップの
画」が策定されて以降3年余りに亘り当該計画 累積育成人数
に基づき各般の取組を推進。今般、アジア地
域におけるブロードバンドの今後の普及状況、
当該計画に基づく施策の実施状況等を踏ま
え、平成18年8月31日に当該計画を改定したと
ころ。
アジア地域におけるブ 2010年度 各種公共施 ここ3年間で着実に改善しているものの、依然と すべての
アジア域内において各国ごとに普及状況が大 各国・各地域の異なる状況・異なるニーズに応
ロードバンドの利用
設からのア して向上の余地は大きい。
人々がアク きく異なり、また各国内では都市部とルーラル じて、技術革新の成果も活用した適切なブロー
クセスを含
セスできる状 地域間の格差も大きいと見られる。
ドバンド環境整備を支援する。
めおおよそ
態には到っ
すべての
ていない。
人々がブ
参考:イン
ロードバンド
ターネット人
にアクセスで
口普及率
きる状態
8.1% (2004
年)
地震津波情報の提供
国土交通省
提供された各国にお
ける津波災害の軽減
平成17年3月より、北西太平洋津波情報およ 提供国数
びインド洋津波監視情報の提供を行っている。
遠地地震に関する情報を30分以内で発表する
ようにした。
ー
ー
69/71
ー
ー
ー
ー
各国に対する当該情報の提供が適切に実施さ 各国に対して適切に情報提供を行なうよう引き
れている。
続き努めていく。
評価専門調査会 政府自己評価シート (国際貢献)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
施策の進捗状況
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
担当省庁
アジア太平洋地域の地殻監視
国土交通省
本施策は、宇宙測地技術等を活用した地殻 本施策への参加国数
変動監視により、アジア太平洋地域の防災・減
災に貢献することを目的としている。
本年度は、初年度にあたるため、国連アジア
太平洋地域地図会議及びアジア太平洋GIS基
盤常置委員会において、「全球地球観測10年
実施計画」の推進及びアジア太平洋地域で多
発している地震・津波を考慮した、地殻変動の
監視、測地観測網の強化についての決議を得
て、地殻変動監視情報に関する各国間のネッ
トワークを構築している。
防災通信システムの整備支援
総務省
2004年12月のインド洋津波災害の発生以降2
国間の対話及び国際会議等の機会を捉えア
ジア各国に対し防災通信システムの有用性及
び必要性について啓発等を実施するとともに、
我が国の防災通信システムの紹介を行ってき
たところ。
「方策」に照らしたアウトカム指標
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
目標年
目標年度
目標値
目標値
現状値
度
本施策へ 地殻変動監視情報 2015年 円滑な情報 国際会議における決議により、本施策の重要 2006年の9月 各国が協力するための基礎となる部分が構 アジア太平洋地域の国家地図作成機関との
2010年度 の参加国を の共有化を行い、流 度
の流通によ 性は認識されていくものと考えられるが、関係 22日に国連 築できた。関係国がデータを交換するためのシ 個別の調整を行い、本施策への参加を働きか
国連アジア 通を円滑にすることに
り、防災・減 国に働きかけて、参加国数を増やして行くこと アジア太平 ステム構築が必要となる。
ける必要がある。
太平洋地域 よる、アジア太平洋地
災へ大きく貢 が必要である。
洋地域地図
地図会議参 域の諸国の防災・減
献。
会議で、「ア
加国の75% 災施策への貢献度。
ジア太平洋
目標
地域におけ
る測地基盤」
について決
議された
防災通信システムの有 2010年度 5回
用性及び必要性につい
て啓発した国際会議及
び政策対話等の回数
防災通信システム等 2010年度 政策担当者 国際会議等の場を通じ啓発等に努めているも −
の有用性及び必要性
が認知して のの、防災通信システム整備の優先順位が上
に関する各国政策担
いる状態
がるまでには到っていない
当者の認知度
日本以外のアジアにおける防災通信システム 啓発等をより積極的に行うとともに、具体的な
の整備具体例が不足している。より一層の啓 システムの整備・活用例も必要と考えられる。
発等が必要である。
(※前掲)ITを活用した廃棄物の国際的なト 経済産業省、環境 ・<経産省>
レーサビリティ向上のためのモデル事業等の 省
※(前掲)
実施
※<環境省>
バイオメトリクスを活用した国際旅客手続きの 法務省、国土交通 ・<外務省>2006年3月20日申請分よりIC旅券
厳格化と利便性の確保
省、経済産業省及 の発給を開始した。
び関係府省
・IC旅券の導入
2005年度 ・新規発給 ・IC旅券の導入による 2005年度 新規発給す 2006年3月20日申請分よりIC旅券の発給を開
する全旅券 我が国旅券の国際的
る全旅券
始した。
信頼性の維持向上
・<法務省>「出入国管理及び難民認定法」の一 ・不法滞在者数の半減 2008年
部改正を行い,上陸審査時に特別永住者等を ・テロリスト,犯罪者等の
除く外国人に指紋等の個人識別情報の提供が 入国阻止
義務付けられることから,同改正法施行(平成
19年11月24日まで)に向けバイオメトリクスを
活用した出入国審査体制を構築するための所
要のシステム開発等を実施している。
平成15年に
約25万人
(推計)で
あった不法
滞在者数を
半減
・<国交省>旅客手続きの最適化モデルを検討 最適化モデルの実現へ
している。
向けて取り組む。
・不法滞在者数の半 2008年
減
・テロリスト,犯罪者等
の入国阻止
平成15年に 不法滞在者数
約25万人
(推計)で
あった不法
滞在者数を
半減
100%
約22万人(推
計)
最適化モデルの提供
に向けて取り組む。
待ち時間改善モデルや、生体認証の精度向上
策の検証について、検討を進める。
電子タグによるグロー 2007年度 −
バルなトレーサビリ
ティを高速かつ安全に
する通信プラットフォー
ムの実現
ユビキタスネット社会に適した国際的に高度な −
利便性及び安全性を有する通信プラットフォー
ムを実現するために必要な技術の研究開発が
必要である。
平成17∼19年度の3ヵ年計画の2年目として、 継続評価以降、必要があれば適宜改善を実施
順調に進捗しているところ。次回の継続評価を する予定。
本年3月に実施予定。
安全性と効率性を両
立させる電子タグの普
及策を広く提示する。
本施策については、04年度より検討を開始
し、05年度には「安全かつ効率的な国際物流
実現のための施策パッケージ」に従い実正実
験を実施し、電子タグ・電子シールの技術的な
検証を行ったところである。今後は、セキュリ
ティの国際動向、海上コンテナ貨物輸送に際し
てのセキュリティ確保に向けた運用、情報共有
のあり方等について更に検討が必要である。
(国土交通省が記載することで調整済)
・<経産省>
(前掲)
アジア・ユビキタスプラットフォーム技術の国
際展開
総務省
平成17∼19年度の3ヵ年計画の2年目として、 データベースが国際的 2007年度 −
要素技術(情報配信高速化技術、多国間認証 に広域分散した環境に
技術)の試作・開発等を実施中。
おいて、5秒以内に適切
な応答を得ることが可能
な情報配信高速化技術
や、どこの国の人でも、
どこの国に移動してもア
クセス可能とするための
多国間認証技術の実現
電子タグ等の活用による安全かつ効率的な
国際物流の実現に関する検討
総務省、国土交通 平成18年2月∼3月には、総務省、国土交通 安全性と効率性を両立
省及び関係府省 省及び関係府省が連携して国際コンテナ物流 させる電子タグの普及策
のセキュリティ強化及び物流効率化の両立に について取りまとめる
向けて、電子タグ・電子シールを活用した実証
実験を実施した。その中で、翻訳技術の利用
による国内外で異なる基盤システム同士の情
報相互変換の有効性の確認、電子タグの活用
による検品作業の効率化の確認、海上コンテ
ナに対する電子シール等のセキュリティデバイ
ス貼付による封印情報確認などの成果を得
た。
06年度は欧米・アジア等における電子タグに
およるコンテナセキュリティ確保・運用等の実
例について調査・検討をしている。
70/71
(国土交通省が記載することで調整済)
評価専門調査会 政府自己評価シート (国際貢献)
関連指標
戦略上の「目標」
戦略上の「実現に向け
た方策」
対応施策
・アジア域内の言語・文
化の多様性によるデジ
タル・ディバイドを解消
する。
・母国語を用いて自由 アジアにおける多言語処理・OSS の基盤整
に、世界の多様な情報 備
又は知識を検索・共有・
発信できるように、アジ
ア地域における多言語
処理に関する共同研究
を行う。推進に当たって
は、オープン・ソース・ソ
フトウェアの活用など、
アジア諸国の多くの研
究者が参加・貢献でき
地球地図整備による国際協力
る体制を構築し、共有
のソフトウェア資産とし
て利用する。
デジタル・ディバイド解消に向けた情報通信
環境整備支援
施策の進捗状況
担当省庁
(参考)「方策」に照らしたアウトプット指標
目標年度
「方策」に照らしたアウトカム指標
目標年
度
目標値
経済産業省
オープンソース・ソフトウェアを利用した、母国 実証事業への参加者
2006年度 利用者300 アジアにおけるオープ
語で利用可能な文書管理システムやソフトウェ 数。シンポジウムへの国
人以上。シ ンソースを活用した多
アの基本的なユーザーインターフェイスを現地 別参加者数。
ンポジウム 言語対応ソフトウェア
語化する実証事業をベトナム科学技術省、ハ
参加者200 等の活用促進
ノイ工科大学で開始。また、アジア諸国の多く
人。
の研究者等を対象としたオープンソース・ソフト
ウェアに係るシンポジウムを2月にバリで開催
予定。
国土交通省
2006年12月現在、156ヶ国・16地域が地球地図 全球陸域面積に対す
2007年度
プロジェクトに参加し、25ヶ国・2地域(全球陸 る、地球地図データの整
域面積の24.3%)のデータを公開し、131ヶ国・ 備面積の割合
14地域(全球陸域面積の70.6%)のデータを検
証・整備中。各国との国際協働により我が国が
中心となって、2007年度までに全球陸域の
データを整備予定。
総務省
2005年度よりアジア・太平洋地域における深 デジタル・ディバイド解消 −
刻なデジタル・ディバイドを解消するため、ルー に向けたプロジェクトの
ラルエリアにおけるパイロットプロジェクトを推 実施
進するもので、2006年度については採択プロ
ジェクトの決定・支援を行っているところ。
「方策」に照らしたアウトカム指標の現状認識
目標値
要因分析と課題
政府自己評価に基づく改善策
現状値
アジア各国において多言語化されたソフトウェ
アの数や、利用状況は完全に把握できていな
いものの、極めて少ないものと認識。
100% アジア諸国が地球環 −
境の現状を踏まえた
科学的な地理情報を
充分活用して、持続可
能な開発を実現する
政策立案・実施を行な
う。
−
地球地図データ等の地理情報を充分活用し
て、持続可能な開発に係る政策立案・実施を
行なっている国は少ないと考えられる。
アジア・太平洋地域に −
おけるデジタル・ディ
バイドの解消
−
アジア・太平洋地域においてネットワーク・イン 国際的格差 アジア・太平洋地域においてネットワーク・イン アジア・太平洋地域のネットワーク・インフラ整
フラの普及状況が異なる。
が存在
フラの普及状況が大きく異なり、また各国内で 備が十分になされておらず、より一層プロジェ
は都市部とルーラル地域間の格差も大きいと クトを推進する必要がある。
みられる。
−
100% アジア諸国が地球環
境の現状を踏まえた
科学的な地理情報を
充分活用して、持続可
能な開発を実現する
政策立案・実施を行な
う
アジアにおけるオープ
ンソースを活用した多
言語対応ソフトウェア
等の活用促進
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地球地図データ等の地理情報を充分活用し
て、持続可能な開発に係る政策立案・実施を
行なっている国は少ないと考えられる。
アジア各国において多言語化されたソフトウェ
アの数や、利用状況は完全に把握できていな
いものの、極めて少ないものと認識。
アウトカム指標を実現するには、地球地図の 地球地図の認知度を高め、データの利活用を
整備のみならず、地球地図の認知度の向上、 促進するため、広報活動、利用促進策の実
地理情報技術の普及とその活用による政策決 施、他の国際プロジェクトとの連携を図る。
定プロセスの確立が重要。
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