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ズバリ的中しました! インターメディカルの 2014 年「かんもし」の類似問題が、 第 28 回管理栄養士国家試験に出題されました。 その一部をご紹介いたします。 (*印および太字は的中選択肢および的中箇所) 第 28 回 国家試験問題 2014 年 かんもし問題 問題 3 大気中の物質と、それに関連する地球環境問題の組合せである。正しい のはどれか。1 つ選べ。 (1)一酸化炭素 ――― 砂漠化 (2)二酸化炭素 ――― オゾン層破壊 (3)一酸化窒素 ――― 海洋汚染 (4)二酸化窒素 ――― 地球温暖化 * (5)二酸化硫黄 ――― 酸性雨 第 1 回 問題 3 環境問題に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)光化学オキシダントの環境基準は、高い達成率を示している。 (2)騒音や悪臭は、法律による規制が行われていない。 (3)地球温暖化により、豪雨、渇水などの異常気象の増加が予測され ている。 (4)オゾン層が破壊されると、有害赤外線が増加する。 * (5)一酸化炭素による大気汚染は酸性雨の原因と言われている。 問題 6 疫学研究に関する記述である。 に入る正しいものの組合せはどれ か。1 つ選べ。 A 市在住の 45 歳以上の男性日系人を対象とした a 研究では、飽和脂 肪酸の摂取量が 10g/ 日以上の群に対して、10g/ 日未満の群における 10 年間の脳卒中死亡率の b は 2.1 であった。 a b (1)コホート ――― 相対危険 (2)コホート ――― 寄与危険 (3)症例対照 ――― 相対危険 (4)症例対照 ――― オッズ比 (5)症例対照 ――― 寄与危険 第 3 回 問題 7 疫学研究に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)相対危険は、曝露群と非曝露群の罹患率の差である。 (2)相対危険は、要因と疾病発症との関連性の強さを示している。 (3)症例対照研究でのマッチングは、交絡因子の影響を増加させる。 (4)介入研究では、ヒトに有害な要因の割り付けも行われる。 (5)コホート研究では、曝露群と非曝露群は無作為に割り付けること ができる。 問題 8 ある疾病の有病率が高い集団 A と、低い集団 B に対して、同じスクリー ニング検査を行った。偽陽性率と陽性反応的中度に関して、理論上想定 される大小関係の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。 偽陽性率 反応的中度 (1)A > B A > B (2)A > B A = B (3)A = B A > B (4)A = B A = B (5)A < B A > B 第 3 回 問題 8 スクリーニング検査に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)敏感度は、検査で陽性とされた者のうち疾病ありの者の割合であ る。 (2)特異度は、疾病を有していない者が検査で陰性となる割合である。 (3)偽陽性の割合(%)は、(100 -敏感度)で求められる。 (4)陽性反応的中度は、疾病を有している者が検査で陰性となる割合 である。 (5)敏感度や特異度は、対象集団の有病率によって変わる。 問題 9 21 世紀における国民健康づくり運動(健康日本 21)の最終評価(平成 23 年)で、目標を達成した項目である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)日常生活における歩数の増加 (2)自殺者数の減少 * (3)食塩摂取量の減少 * (4)メタボリックシンドロームの該当者・予備群の人数の減少 * (5)80 歳で 20 歯以上の自分の歯を有する人の割合の増加 問題 10 「健康づくりのための身体活動基準 2013」 に関する記述である。誤って いるのはどれか。1 つ選べ。 * (1)「身体活動」 は、「生活活動」 と 「運動」 に分けられる。 * (2)18 歳未満の者について、運動に関する基準が示された。 * (3)18 ~ 64 歳の者について、体力に関する基準が示された。 * (4)65 歳以上の者について、身体活動に関する基準が示された。 (5)健診結果に応じた運動指導の考え方が示された。 第 1 回 問題 161 「健康日本 21」の最終評価で「目標値に達した」と評価されたものである。 正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)メタボリックシンドロームの該当者・予備群の減少 (2)意識的に運動を心がけている人の増加 * (3)食塩摂取量の減少 * (4)80 歳で 20 歯以上・60 歳で 24 歯以上の自分の歯を有する人の増 加 * (5)日常生活における歩数の増加 第 2 回 問題 103 健康づくりのための身体活動基準 2013 に関する記述である。正しいのは どれか。1 つ選べ。 (1)、(2)、(4)、(5)略 * (3)生活活動は身体活動と運動に分けられる。 第 3 回 問題 160 健康づくりのための身体活動基準 2013・健康づくりのための身体活動指 針(アクティブガイド)に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。 (1)、(2)略 * (3)18 歳未満を対象とした身体活動量の基準値が提案された。 * (4)18 ~ 64 歳の身体活動基準は、強度を問わず身体活動を 23 メッツ・ 時 / 週行うとした。 * (5)65 歳以上の身体活動基準は、強度を問わず身体活動を 10 メッツ・ 時 / 週行うとした。 1 第 28 回 国家試験問題 問題 11 喫煙に関する記述である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。 (1)喫煙は、くも膜下出血のリスク因子である。 (2)母親の喫煙により、乳幼児突然死症候群のリスクが高まる。 (3)最近 10 年間における男性の喫煙率は、低下傾向にある。 * (4)未成年者へのたばこの販売は、健康増進法で禁じられている。 * (5)21 世紀における第 2 次国民健康づくり運動(健康日本 21(第 2 次))では、成人喫煙率の数値目標が示されている。 2014 年 かんもし問題 第 1 回 問題 9 わが国のたばこ対策と喫煙の現状についての記述である。誤っているの はどれか。1 つ選べ。 (1)~(3)、(5)略 * (4)未成年者の喫煙は、法律により禁止されている。 〈解説〉 * (4)○ 明治 33(1900)年に制定された未成年者喫煙禁止法により、 未成年者の喫煙は禁止されている。 第 3 回 問題 9 わが国の喫煙の現状に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)健康日本 21(第二次)に、成人の喫煙率の減少目標が新設された。 (2)~(5)略 〈解説〉 (1)○ 健康日本 21(第二次)に、成人の喫煙率の減少目標(平成 34(2022)年 12%)が新設された。 問題 12 飲酒に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)未成年者飲酒禁止法は、第 2 次世界大戦後に制定された。 (2)国民健康 ・ 栄養調査による飲酒習慣のある者の割合は、20 歳代 で最も高い。 (3)飲酒は、血清トリグリセリド値を低下させる。 (4)飲酒は、食道がんのリスク因子である。 (5)「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」に、男女差はない。 第 1 回 問題 10 アルコールと飲酒に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。 (1)~(4)略 (5)20 歳未満の者の飲酒は「未成年者飲酒禁止法」で禁止されている。 〈解説〉 * (5)〇 未成年者飲酒禁止法は、大正 11(1922)年に成立している。 本人だけでなく、親権者にも未成年者の飲酒を制止する義務を 課している。また、酒類を扱う業者は未成年が飲むと知ってい て酒類を販売すると罰せられる。 問題 14 先天性風疹症候群に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。 * (1)妊娠初期の風疹感染が危険である。 (2)小児期に風疹感染の既往のある者が危険である。 (3)妊婦ヘワクチンを接種することが推奨されている。 * (4)妊娠前に配偶者ヘワクチンを接種することが推奨されている。 (5)特徴的な症候に、二分脊椎症がある。 第 2 回 問題 12 風疹の予防接種に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)ワクチンは 2 回接種する。 * (2)男性への接種は必要ない。 (3)最近の流行は主に女性の感染による。 (4)予防接種対象年齢を過ぎるとワクチンの効果はない。 * (5)妊娠後期に感染すると、胎児が先天性風疹症候群になる可能性が 高くなる。 〈解説〉 * (2)× 男性が自然感染することで妊娠女性への感染源となる可能 性があるため、男性でも接種が必要である。 * (5)× 妊娠初期、特に 12 週目までに感染すると胎児が先天性風疹 症候群になる可能性が高くなる。 〈用語解説〉先天性風疹症候群 妊娠初期の女性が風疹に感染すると、胎児にも感染し、先天異常を 起こすことがある。これを先天性風疹症候群という。難聴、心疾患、 白内障、精神や身体の発達の遅れなどがみられる。 問題 15 予防接種法による定期接種のワクチンである。誤っているのはどれか。1 つ選べ。 (1)BCG (2)ポリオ (3)日本脳炎 * (4)流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (5)麻疹風疹混合(MR) 第 2 回 問題 16 予防接種法の改正により平成 25(2013)年度から定期接種の対象となっ たワクチンである。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)水痘 * (2)おたふくかぜ (3)B 型肝炎 (4)インフルエンザ菌 b 型 (5)成人用肺炎球菌 問題 17 わが国の医療保険制度に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)は、自営業者を 対象としている。 (2)訪問栄養指導は、給付の対象外となっている。 * (3)70 歳以上の患者では、所得にかかわらず、患者窓口負担金の割 合は一律である。 (4)保険料率は、保険者にかかわらず、同一の基準で定められている。 (5)65 歳以上の 1 人当たりの国民医療費は、65 歳未満の約 4 倍である。 第 1 回 問題 16 医療保険制度についての記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (3)後期高齢者では、収入にかかわらず一部負担金は 1 割である。 (1)、(2)、(4)、(5)略 〈解説〉 (3)× 後期高齢者では収入によって一部負担金が異なり、一般の 人は 1 割、現役並み所得者は 3 割である。 問題 20 要介護者に対し、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練を行い、 居宅における生活への復帰を目的とした施設である。正しいのはどれか。 1 つ選べ。 (1)介護老人福祉施設 (2)介護老人保健施設 (3)軽費老人ホーム (4)地域包括支援センター (5)グループホーム 第 1 回 問題 17 介護保険制度についての記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)予防給付の対象は、要介護 1 または 2 と認定された者である。 (2)地域密着型サービスの利用者は、原則として当該市町村の被保険 者に限定される。 (3)地域包括支援センターは、要介護認定審査を行う。 (4)介護老人福祉施設は、老人保健施設と同義である。 (5)ケアプランは、市町村が作成する。 2 第 28 回 国家試験問題 2014 年 かんもし問題 問題 21 ヒトの細胞の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選 べ。 * (1)細胞膜は、リン脂質の二重層からなる。 * (2)赤血球には、ミトコンドリアが存在する。 * (3)リソソームでは、たんぱく質の合成が行われる。 * (4)滑面小胞体では、グリコーゲン合成が行われる。 (5)iPS 細胞(人工多能性幹細胞)は、受精卵を使用する。 第 1 回 問題 21 細胞内小器官とその役割に関する組合せである。正しいのはどれか。1 つ 選べ。 * (1)ミトコンドリア──たんぱく質合成 (2)ゴルジ装置── ATP 合成 * (3)リソソーム──異物の分解 * (4)中心小体──グリコーゲン合成 (5)粗面小胞体──ステロイドホルモン合成 第 2 回 問題 21 ヒトの細胞に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)~(3)、(5)略 * (4)細胞膜は、リン脂質の二重構造からなる。 第 3 回 問題 21 ミトコンドリアに関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。 (1)、(3)~(5)略 * (2)成熟赤血球は、ミトコンドリアをもつ。 問題 23 核酸に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)tRNA(転移 RNA)は、脂肪酸を運ぶ。 (2)RNA は、チミンを含む。 (3)DNA ポリメラーゼは、DNA を分解する。 (4)ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法は、DNA を増幅する。 (5)アデニンとシトシンは、相補的塩基対をなす。 問題 24 生体エネルギーと生体酸化に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ 選べ。 (1)グルタチオンは、活性酸素の産生に関与する。 (2)ATP は、高エネルギーリン酸化合物である。 * (3)脱共役たんぱく質(UCP)は、ATP 合成を促進する。 (4)ATP の産生は、同化の過程で起こる。 * (5)電子伝達系の電子受容体は、水素分子である。 第 2 回 問題 22 染色体・核酸に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。 (1)~(4)略 * (5)DNA は、アデニンとグアニンが相補的塩基を形成する。 〈解説〉 * (5)× DNA は、グアニンとシトシンが、また、アデニンとチミン が向かい合う形で塩基対を形成する(これを相補的塩基対とい う)。 第 3 回 問題 26 生体エネルギーと代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)脱共役たんぱく質(UCP)は、電子伝達系を抑制する。 (2)Na+, K+ - ATPase は、能動輸送で Na+ と K+ を細胞内に取り込む。 (3)ユビキノンは、電子伝達系を構成する要素の一つである。 * (4)電子伝達系では、FADH2 は電子受容体として働く。 (5)ATP 合成酵素は、細胞質ゾルに存在する。 問題 25 酵素に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)アポ酵素は、単独で酵素活性をもつ。 (2)基質との親和性が低いと、ミカエリス定数(Km)は小さい。 (3)酵素活性の調節機構として、酵素たんぱく質のリン酸化がある。 (4)アロステリック部位は、酵素の基質結合部位である。 (5)アイソザイムは、同じ一次構造をもつ。 第 1 回 問題 24 酵素に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)酵素がたんぱく質以外のものを含んでいる場合、たんぱく質以外 の部分をアポ酵素という。 (2)酵素反応の速度は基質の濃度に比例して増加し続ける。 (3)異なる化学反応を触媒する同一の酵素をアイソザイムという。 (4)アロステリック酵素は一連の反応の律速酵素となることがある。 (5)アロステリック酵素はフィードバック阻害を受けない。 問題 26 アミノ酸・たんぱく質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)ドーパミンは、グルタミン酸から生成される。 (2)γ - アミノ酪酸(GABA)は、チロシンから生成される。 (3)ユビキチンは、たんぱく質合成に関与する。 (4)オートファジー(autophagy)は、過食によって誘導される。 (5)プロテアソームは、たんぱく質の分解に関与する。 第 1 回 問題 25 アミノ酸・たんぱく質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)酸化的脱アミノ反応によってグルタミン酸からアンモニアが生成 される。 (2)~(5)略 問題 27 糖質・脂質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)解糖系は、ミトコンドリアに存在する。 (2)ペントースリン酸回路は、ゴルジ体に存在する。 (3)肝臓では、グルコース 6 -リン酸からグルコースが生成される。 * (4)脂肪酸合成は、核で行われる。 (5)β酸化は、リソソームで行われる。 第 1 回 問題 27 脂質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)HMG-CoA レダクターゼは、コレステロール合成の律速酵素であ る。 (2)脂肪のグリセロールは、β酸化によってアセチル CoA を生じる。 (3)コレステロールは、TCA サイクルで代謝されてエネルギーを生じ る。 * (4)脂肪酸の生合成のほとんどはミトコンドリアで行われる。 (5)糖尿病では、脂肪酸の分解で生じたアセチル CoA は TCA サイク ルで完全に酸化される。 3 第 28 回 国家試験問題 2014 年 かんもし問題 問題 29 加齢に伴う変化に関する記述である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。 * (1)老年症候群では、日常生活動作(ADL)が低下する。 (2)起立性低血圧は、廃用症候群でみられる。 (3)パーキンソン病は、認知症の原因となる。 (4)悪液質は、サルコペニアをきたす。 (5)ロコモティブシンドロームは、更年期障害をきたす。 第 2 回 問題 28 加齢に伴う変化に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)サルコペニアでは、筋たんぱく質の合成が増加している。 (2)テロメアは、加齢に伴って伸長する。 * (3)誤嚥は、老年症候群の症状の一つである。 (4)運動器自体の疾患による機能障害をロコモティブシンドロームと いう。 (5)ギプス固定や長期臥床時の下肢筋肉の萎縮は、生理的萎縮である。 問題 31 症候と検査に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)チアノーゼは、血清クレアチニン値の上昇により生じる。 (2)黄疸は、血清ビリルビン値の上昇により生じる。 * (3)浮腫は、血漿膠質浸透圧の上昇により生じる。 (4)直腸温は、腋窩温より低い。 * (5)吐血は、呼吸器からの出血である。 第 1 回 問題 30 症候とその原因に関する組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)高張性脱水──細胞外液の浸透圧上昇 * (2)浮腫──細胞内液の増加 * (3)チアノーゼ──還元ヘモグロビン濃度の低下 * (4)喀血──上部消化管出血 (5)腹水──高アルブミン血症 問題 33 疾患の治療に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)血液透析は、腹膜を用いた血液浄化法である。 (2)アルブミン製剤の投与は、成分輸血にあたる。 * (3)移植片対宿主反応は、輸血製剤中の赤血球が組織を傷害するこ とをいう。 (4)心房細動には、人工ペースメーカ植込を行う。 (5)放射線治療では、食欲が増進する。 第 1 回 問題 32 疾患の治療法に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)外科的手術療法が保存療法として行われる場合がある。 (2)対症療法は、診断がついていない場合に行い、確定診断後には行 わない。 (3)経管栄養法では、長期間の栄養補給は困難である。 (4)成分輸血は、自己血輸血より副作用や合併症が少ない。 * (5)移植片対宿主病では、受血者のリンパ球が輸血血液を異物とみな して攻撃する。 問題 34 ホスピスにおける緩和医療に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ 選べ。 (1)薬物の投与は行わない。 (2)エネルギー量は、30kcal/kg 標準体重 / 日以上を確保する。 (3)誤嚥のリスクがあれば、経口摂取を禁忌とする。 (4)延命目的の抗がん剤の投与は、行わない。 (5)低栄養患者には、中心静脈栄養(TPN)を行う。 第 1 回 問題 33 終末期医療に関する記述である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。 (1)ターミナルケアは治癒が見込まれず死が避けられない患者に対し て行われる。 (2)ターミナルケアはホスピスだけでなく在宅でも行われる。 (3)緩和医療では全人的ケアで痛みや他の症状のコントロール、精神 的ケアなどを行う。 (4)緩和医療では必要に応じてモルヒネによる疼痛管理が行われる。 (5)尊厳死は安楽死の一つの手段である。 問題 35 高尿酸血症・痛風に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)女性に多い。 (2)ピリミジン塩基を含む食品の過剰摂取によって起こる。 * (3)アルコールは、尿酸の尿中排泄を促進する。 * (4)高尿酸血症は、血清尿酸値が 5.0mg/dL を超えるものをいう。 (5)腎障害を合併する。 第 1 回 問題 136 高尿酸血症と痛風に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)、(2)、(4)、(5)略 * (3)血清尿酸値の治療目標値は、7.0mg/dL 以上である。 第 3 回 問題 135 痛風・高尿酸血症に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)アルコールは、尿酸排泄を促進する。 (2)治療目標は、血清尿酸値 6.0mg/dL 以下である。 (3)~(5)略 問題 36 先天性代謝異常症に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)糖原病Ⅰ型では、グルコースが過剰に産生される。 * (2)フェニルケトン尿症では、精神発達障害がみられる。 (3)メープルシロップ尿症は、芳香族アミノ酸の代謝異常症である。 (4)ガラクトース血症は、原発性高脂血症である。 * (5)ウィルソン病は、亜鉛の代謝障害である。 4 第 1 回 問題 35 代謝疾患とその治療の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)、(2)略 (3)糖原病──血漿交換療法 (4)フェニルケトン尿症──フェニルアラニン投与 (5)ウイルソン病──人工透析 〈解説〉 * (3)× 糖原病は、グリコーゲン合成、分解系の酵素欠損により、 肝臓での糖新生やグリコーゲン分解の障害で低血糖となる。 (略) * (4)× フェニルケトン尿症では、先天的な酵素の異常によって、フェ ニルアラニンの代謝が阻害される。(略) * (5)× ウイルソン病は、胆汁中への銅の排泄が障害される先天的 な疾患で、全身に銅が蓄積する。(略) 第 28 回 国家試験問題 2014 年 かんもし問題 問題 37 炎症性腸疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)クローン病は、50 歳代に好発する。 * (2)クローン病は、S 状結腸に好発する。 (3)クローン病の活動期では、食物繊維の摂取を勧める。 * (4)潰瘍性大腸炎の患者数は、クローン病より少ない。 (5)潰瘍性大腸炎は、大腸がんのリスク因子である。 第 2 回 問題 33 消化器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)、(3)~(5)略 * (2)クローン病の病変は、大腸に限局する。 〈ぷちゼミ〉炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎) * クローン病――腸管の全層(粘膜から筋層まで)にわたり潰瘍性の 病変をきたす炎症性腸疾患で、再発と緩解を繰り返す難治性の特定 疾患である。10 ~ 30 歳代の人に多くみられる。 * 潰瘍性大腸炎――大腸粘膜にびらん、潰瘍を形成する非特異性炎症 性腸疾患で、クローン病と同様に、再発と緩解を繰り返す難治性の 特定疾患である。10 ~ 30 歳代だけでなく、40 ~ 60 歳代の人にも みられる。 問題 40 内分泌器官と分泌ホルモンの組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)下垂体前葉 ――― バソプレシン * (2)下垂体後葉 ――― 成長ホルモン(GH) * (3)甲状腺 ――― チロキシン * (4)副腎皮質 ――― アドレナリン * (5)副腎髄質 ――― コルチゾール 第 2 回 問題 38 ホルモンとその作用に関する組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)チロキシン―――基礎代謝低下 (2)~(4)略 (5)コルチゾール―――糖新生抑制 〈解説〉 * (1)× 甲状腺ホルモンにはトリヨードチロニン(トリヨードサイ ロニン:T3)とチロキシン(サイロキシン:T4)がある。(略) * (5)× コルチゾール(糖質コルチコイド)は副腎皮質ホルモンで ある。( 略) 第 3 回 問題 40 ホルモンに関する記述である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。 (1)成長ホルモン(GH)は、血糖値を上昇させる。 (2)、(5)略 (3)バソプレシン(ADH)は、腎臓の糸球体に作用する。 (4)アドレナリンは、心機能を亢進させる。 〈解説〉 * (1)○ GH(growth hormone)は下垂体前葉ホルモンである。(略) * (3)× 抗利尿ホルモンである ADH は、血漿浸透圧の上昇により下 垂体後葉から分泌される。(略) * (4)○ アドレナリンは副腎髄質ホルモンである。(略) 問題 41 自己免疫異常によって起こる内分泌疾患である。正しいのはどれか。1 つ 選べ。 (1)バセドウ病 (2)原発性アルドステロン症 (3)褐色細胞腫 (4)クッシング症候群 (5)先端巨大症 第 2 回 問題 39 内分泌疾患に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。 (1)クッシング症候群では、皮膚の肥厚がみられる。 (2)甲状腺機能亢進症では、基礎代謝が低下する。 (3)クレチン症では、甲状腺ホルモンの合成過剰がみられる。 (4)原発性アルドステロン症では、低カリウム血症がみられる。 (5)アジソン病では、高カリウム血症がみられる。 問題 42 神経疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)くも膜下出血は、脳実質内の出血である。 (2)ラクナ梗塞(穿通枝梗塞)は、太い血管に生じる脳梗塞である。 (3)アテローム血栓性脳梗塞は、細動脈の変性によって生じる。 (4)ウェルニッケ脳症は、ビタミン B12 欠乏でみられる。 (5)パーキンソン病では、脳内のドーパミンが欠乏している。 第 3 回 問題 42 神経疾患の成因、病態に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)クモ膜下出血でみられるケルニッヒ徴候は、髄膜刺激症状である。 (2)仮面様顔貌は、アルツハイマー病でみられる。 (3)脳血管性認知症では、早期に人格崩壊がみられる。 (4)粥状硬化は、脳出血の原因の一つである。 (5)運動性失語症は、ウェルニッケ中枢の障害でみられる。 問題 47 貧血に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)悪性貧血は、悪性腫瘍に合併する貧血をさす。 * (2)胃全摘直後に、巨赤芽球性貧血を発症する。 (3)鉄欠乏性貧血では、ヘモグロビンの合成が亢進する。 * (4)鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値が上昇する。 * (5)腎性貧血は、エリスロポエチンの産生低下による。 第 3 回 問題 49 貧血に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)腎性貧血は、小球性低色素性貧血である。 * (2)鉄欠乏性貧血では、白血球が減少する。 (3)、(5)略 (4)巨赤芽球性貧血では、血清間接ビリルビン値が増加する。 〈解説〉 * (1)× 腎性貧血は、腎不全により造血を促すエリスロポエチンの 産生が低下し、骨髄での造血機能が低下するために起こる。(略) * (2)× 鉄欠乏性貧血では、白血球は減少しないが、赤血球が減少 する。(略) * (4)× 巨赤芽球性貧血は、ビタミン B12 または葉酸の欠乏により、 赤芽球の成熟障害が生じる。(略) 5 第 28 回 国家試験問題 2014 年 かんもし問題 問題 51 食料と環境問題に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。 (1)生物濃縮は、環境よりも高い濃度で生体内に外界の物質を蓄積 する現象をいう。 * (2)フードマイレージは、食料の輸入量を輸送距離で除した値である。 (3)地産地消の輸送コストは、輸入の輸送コストに比べて一般的に 増大する。 (4)食品ロスの増大は、環境に対する負荷を増大させる。 (5)食物連鎖における高次消費者の個体数は、一次消費者の個体数 に比べて多い。 第 1 回 問題 51 食料と環境問題に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。 (1)わが国のフードマイレージの総量は、アメリカ合衆国やヨーロッ パ諸国より大きいが、韓国よりは小さい。 (2)フードマイレージは数値が小さいほど、環境への負荷が大きいも のと評価される。 (3)トレーサビリティとは、流通において食品などの生産から消費ま での情報を得るシステムのことである。 (4)地産地消の考え方は、環境問題とはほとんど関係がない。 * (5)フードマイレージは、食料の輸入量(t)×輸送距離(km)のこ とである。 問題 54 日本食品標準成分表 2010 に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ 選べ。 (1)こんにゃくのエネルギー値は、Atwater の係数を適用して求め た値に 0.1 を乗じて算出されている。 (2)たんぱく質量の算出では、全窒素量からグルタミン酸由来の窒 素量を差し引いている。 * (3)レチノール当量は、β - カロテン当量に係数 1/12 を乗じたもの とレチノール量を合計して算出されている。 (4)ビタミン C の成分値は、マイクログラム(μ g)で表示されている。 (5)「Tr」 は、食品成分表の最小記載量の 1/20 未満であることを示 している。 第 1 回 問題 56 日本食品標準成分表 2010 に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ 選べ。 (1)、(3)、(4)略 (2)穀 類 な ど の 主 要 食 品 の エ ネ ル ギ ー 値 は、 ア ト ウ ォ ー タ ー (Atwater)の係数を適用している。 (5)ビタミン A の成分項目としてレチノール当量は収載されていな い。 第 2 回 問題 56 日本食品標準成分表 2010 に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ 選べ。 (1)~(3)、(5)略 * (4)β - カロテン当量は、β - カロテンとα - カロテンの合計値である。 問題 58 食品の褐変に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)酵素的褐変に、酸素は関与しない。 * (2)ブランチングにより、酵素的褐変を抑えることができる。 * (3)カラメル色素は、糖とアミノ酸との反応で生成する。 (4)アミノ・カルボニル反応の速度は、温度に無関係である。 (5)ストレッカー分解では、腐敗臭を生じる。 第 1 回 問題 68 褐変に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)、(3)、(5)略 * (2)カラメル化反応は、酵素的褐変の一つである。 * (4)野菜類や果物類の褐変は、加熱処理により防ぐことができる。 〈解説〉 * (2)× カラメル化反応は、酵素の関与がない非酵素的褐変である。 糖を 100℃以上で加熱することで、褐色物質が生成される。 * (4)○ 野菜類や果物類の褐変は、ポリフェノールオキシダーゼに よって起こる。そこで、野菜を冷凍保存する際には、加熱処理 を行って酵素を失活させることで、褐変を防ぐことができる。 これをブランチングという。 問題 59 食品の変質に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)油脂の劣化は、窒素により促進される。 * (2)油脂の劣化は、光線により促進される。 (3)細菌による腐敗は、水分活性の上昇により抑制される。 (4)酸価は、初期腐敗の指標である。 * (5)ヒスタミンは、ヒスチジンの脱アミノ反応により生じる。 第 1 回 問題 60 食品の変質に関する記述である。 正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)病原微生物は、腐敗微生物より、食品を分解する酵素を多く含む。 (2)飽和脂肪酸だけからなるトリアシルグリセロールは、加水分解反 応を受けない。 (3)フェオフォルバイドはクロロフィルの分解物で、皮膚炎を起こす 原因となる。 * (4)アレルギー様食中毒を引き起こすヒスタミンは、ヒスチジンが脱 アミノ反応を受けて生じる。 * (5)油脂の過酸化反応は、加熱、金属、放射線などにより促進される が、光はほとんど影響を及ぼさない。 問題 60 細菌性食中毒の原因菌と主な発生源となる食品の組合せである。正しい のはどれか。1 つ選べ。 * (1)腸炎ビブリオ ――― 野菜 * (2)カンピロバクター ――― きのこ類 (3)サルモネラ ――― 鶏卵 (4)ブドウ球菌 ――― 二枚貝 (5)ウェルシュ菌 ――― はちみつ 第 1 回 問題 62 微生物性食中毒に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)腸炎ビブリオ食中毒は、河川由来の魚介類が主な原因食品である。 (2)黄色ブドウ球菌食中毒の潜伏期間は、平均 12 時間である。 (3)サルモネラ属菌による食中毒の主症状は、嘔吐、腹痛、下痢であ り、発熱はない。 * (4)カンピロバクター食中毒は、鶏肉が原因食品になることが多い。 (5)リステリア菌食中毒の主な症状は、腹痛、下痢、発熱である。 問題 63 食品添加物の 1 日摂取許容量(ADI)に関する記述である。正しいのはど れか。1 つ選べ。 (1)1 年間摂取し続けても影響を受けない量のことである。 (2)ヒト試験によって求められる。 (3)単位は、mg/kg 体重 / 年で示される。 * (4)最大無毒性量を安全係数で除して算出される。 (5)種差と個人差を考慮した安全係数には、10 が使われる。 第 2 回 問題 65 食品添加物の安全性評価に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選 べ。 * (1)ヒトの 1 日摂取許容量は、最大無毒性量と安全係数との積で求 められる。 (2)強い変異原性が認められる食品添加物は、安全性が高いと評価さ れる。 (3)使用基準には、食品添加物の使用量等の最大限度が規定されてい る。 (4)食品添加物の実際の使用量は微量なため、抗原性に関する評価は 省略される。 (5)半数致死量(LD50)は、実験動物に対する繁殖試験の評価の指 標となる。 6 第 28 回 国家試験問題 問題 67 栄養機能食品に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)消費者庁の許可マークがある。 * (2)国への届出が必要である。 (3)栄養機能表示できないビタミンがある。 * (4)特別用途食品の一つとして分類されている。 (5)疾病のリスク低減表示ができる。 2014 年 かんもし問題 第 2 回 問題 68 健康と栄養に関する表示制度についての記述である。正しいのはどれか。 1 つ選べ。 * (1)栄養機能食品として栄養成分機能を表示するためには、国の許可 が必要である。 (2)低たんぱく質食品は、特別用途食品の病者用食品に含まれない。 * (3)特別用途食品には、栄養機能食品が含まれる。 (4)健康食品には、栄養成分の機能を表示しなければならない。 (5)アレルゲン除去食品は、特別用途食品の許可基準型病者用食品で ある。 問題 69 加工食品と利用する微生物の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)食酢 ――― 乳酸菌 (2)ビール ――― 酪酸菌 (3)みりん ――― こうじかび (4)ヨーグルト ――― 酢酸菌 (5)糸引き納豆 ――― 酵母 第 2 回 問題 55 微生物利用食品に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)カマンベールチーズの製造に用いる微生物は、こうじかびである。 (2)納豆の製造に用いる微生物は、糸引納豆でこうじかび、寺納豆(塩 納豆)では納豆菌である。 (3)清酒・みそ・しょうゆの醸造には、ペニシリウム属のかびが使わ れる。 (4)しょうゆは、大豆、食塩、大麦を主な原料としてつくられる。 (5)アルコール飲料や食酢の製造工程で、アルコール発酵させるため に酵母が用いられる。 問題 73 調理における熱の伝わり方に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ 選べ。 (1)炒め加熱における鍋から食材への伝熱は、対流伝熱である。 (2)揚げ加熱における油から食材への伝熱は、伝導伝熱である。 (3)ゆで加熱における食材表面から内部への伝熱は、伝導伝熱である。 * (4)オーブン加熱における空気から食材への伝熱は、放射伝熱である。 * (5)電子レンジ加熱では、マイクロ波から食材へ伝熱する。 第 2 回 問題 74 加熱調理に関する記述である。誤っているのはどれか。2 つ選べ。 (1)電気オーブンは、対流伝熱のみで食品を加熱する方法である。 (2)、(3)、(5)略 (4)電子レンジによる加熱は、食品中の水分が蒸発しにくい加熱方法 である。 〈解説〉 * (1)× 電気オーブンによる加熱は、暖まった空気の対流伝熱以外に、 ヒーターの放射熱、金属トレイの伝導熱などを利用した加熱方 法である。 * (4)× 電子レンジ加熱に利用されるマイクロ波は、食品成分中の 水分を効率よく発熱させるので、水分蒸発を生じやすい。 問題 77 摂食の調節に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)食欲は、不快感を伴う感覚である。 (2)食欲は、血中グルコース濃度の上昇により促進される。 (3)摂食行動は、ホルモン分泌の影響を受ける。 (4)摂食行動は、小脳において調節されている。 (5)摂食行動は、迷走神経刺激の影響を受けない。 第 1 回 問題 77 空腹感と食欲に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)、(3)~(5)略 * (2)食欲は、生命維持のために備わった不快感を伴う感覚である。 問題 79 消化と吸収に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)フルクトースの吸収上皮細胞への取り込みには、Na +が必要で ある。 (2)ジペプチドの吸収上皮細胞への取り込みには、H +が必要である。 (3)葉酸の吸収には、胃液分泌が必要である。 (4)鉄の吸収率は、体内の鉄量にかかわらず一定である。 (5)トリアシルグリセロールの胃内滞留時間は、糖質より短い。 第 1 回 問題 78 吸収に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)トリアシルグリセロールは、小腸から門脈を経由して肝臓に入る。 (2)、(3)略 (4)フルクトースの吸収は、グルコースの吸収より速い。 (5)アミノ酸とジペプチドは、共通の輸送体を介して吸収される。 問題 80 たんぱく質とアミノ酸の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)食事たんぱく質由来の遊離アミノ酸は、体内のアミノ酸プール に入る。 (2)体たんぱく質の分解で生じた遊離アミノ酸は、体たんぱく質合 成に再利用されない。 (3)体たんぱく質の合成は、インスリンによって抑制される。 (4)骨格筋たんぱく質の平均半減期は、消化管たんぱく質の平均半 減期より短い。 * (5)分枝アミノ酸は、肝臓に優先的に取り込まれて代謝される。 第 1 回 問題 79 たんぱく質とアミノ酸の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)、(2)、(4)、(5)略 * (3)分枝(分岐鎖)アミノ酸は、肝臓に効率良く取り込まれて代謝さ れる。 7 第 28 回 国家試験問題 2014 年 かんもし問題 問題 81 たんぱく質の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)食品たんぱく質の化学的評価法は、窒素出納法を利用している。 * (2)生物価は、吸収窒素量を摂取窒素量で除して求める。 (3)不可欠アミノ酸(必須アミノ酸)の必要量は、アミノ酸の種類 によって異なる。 (4)糖質や脂質からのエネルギー摂取が不足すると、窒素出納は正 になる。 (5)グルココルチコイドは、体たんぱく質の合成を促進する。 第 1 回 問題 80 たんぱく質の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。 (1)、(3)略 (2)食品たんぱく質の栄養価は、非必須アミノ酸のバランスで決まる。 (4)制限アミノ酸を添加することにより、食品たんぱく質の栄養価を 改善できる。 * (5)生物価は、吸収された窒素の体内への保留割合を示す。 第 3 回 問題 80 たんぱく質に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)、(3)略 * (2)生物価は、摂取された窒素の体内への保留割合を示す。 (4)摂取窒素が排泄窒素を上回る場合を、窒素出納が負(マイナス) の状態という。 (5)糖尿病では、窒素出納は正(プラス)の方向に移動する。 問題 82 糖質の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)空腹時には、グルコースからの脂肪酸合成が促進される。 * (2)空腹時には、アミノ酸からのグルコース合成が抑制される。 (3)糖質摂取量の増加は、ビタミン B1 必要量を減少させる。 (4)筋肉グリコーゲンは、脳のエネルギー源として利用される。 (5)急激な運動時には、グルコースから乳酸が生成される。 第 1 回 問題 81 糖質代謝と栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)大腸内の糖質は、腸内細菌により短鎖脂肪酸に分解される。 (2)食事由来のグルコースは、脳で利用できない。 (3)筋肉グリコーゲンは、血糖として放出される。 * (4)空腹時には、脂肪酸からグルコースが合成できる。 (5)乳酸からのグルコース産生は、グルコース - アラニン回路による。 第 2 回 問題 82 空腹時の糖質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)アミノ酸からグルコースの合成が抑制される。 (2)~(5)略 問題 83 食後の脂質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)エネルギー源としての脂肪酸の利用が高まる。 (2)脂肪組織から放出される脂肪酸量は増加する。 * (3)リポたんぱく質リパーゼの活性が低下する。 (4)血中のカイロミクロン(キロミクロン)が増加する。 (5)肝臓からの VLDL の分泌が減少する。 第 3 回 問題 83 脂質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)食後、アセチル CoA からケトン体が生成される。 * (2)食後、リポたんぱくリパーゼ活性が亢進する。 (3)脂肪組織では、ホルモン感受性リパーゼによりトリアシルグリセ ロールが合成される。 (4)ドコサヘキサエン酸(DHA)は、リノール酸から生成される。 (5)カルニチンは脂肪酸の生合成の際に必要となる。 問題 89 エネルギー代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)たんぱく質の単位重量当たりの物理的燃焼値と生理的燃焼値は 等しい。 * (2)メッツ(MET)は、身体活動におけるエネルギー消費量を安静 時代謝量で除したものである。 (3)身体活動レベル(PAL)は、1 日のエネルギー消費量を安静時代 謝量で除したものである。 (4)摂取エネルギー当たりの食事誘発性熱産生は、たんぱく質より 脂質が大きい。 (5)非たんぱく質呼吸商は、脂質の燃焼割合が増加すると大きくなる。 第 3 回 問題 89 エネルギー代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)脂質や糖質は、物理的燃焼値に比べて生理的燃焼値が高い。 (2)体重が同じ場合、体脂肪率の低い人の基礎代謝量は、体脂肪率が 高い人よりも低い。 * (3)メッツは、基礎代謝量に身体活動レベルをかけて算出する。 (4)インスリン抵抗性があるときの呼吸商は、0.7 に近くなる。 (5)食事誘発性熱産生で発生した熱エネルギーは、能動輸送に利用で きる。 問題 97 離乳の進め方に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)哺乳反射による動きが活発になってきたら、離乳食を開始する。 (2)離乳を開始して 1 か月を過ぎた頃から、離乳食は 1 日 2 回にし ていく。 (3)舌と上あごでの押しつぶしが可能になってきたら、歯ぐきでつ ぶせる固さのものを与える。 * (4)離乳の完了とは、乳汁を飲んでいない状態をさす。 (5)咀しゃく機能は、離乳の完了より前に完成される。 第 3 回 問題 98 離乳に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)離乳開始後 1 か月間はできるだけ乳汁は与えない。 * (2)離乳は生後 3 か月頃から開始する。 (3)離乳開始時は、動物性たんぱく質の多い食品を取り入れる。 * (4)離乳の完了とは、なめらかにすりつぶした状態の食べ物を飲み込 めたときをいう。 (5)生後 9 ~ 11 か月頃には、鉄分の多い食品を与える。 問題 112 ソーシャルキャピタルの向上を目的とした地域の取組みに関する記述で ある。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)地域ぐるみの子育てを目指し、子育てサークルを立ち上げた。 (2)スポーツをする中学生を対象に、個別相談を実施した。 (3)勤労者が利用しやすいよう、スポーツ施設を終夜営業とした。 (4)健康祭りで、野菜の購入に使えるクーポン券を配布した。 (5)地域の食品製造業者を対象に、栄養成分表示のアドバイスをした。 第 3 回 問題 110 地域におけるソーシャルキャピタルの水準を上げる取組みに関する記述 である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。 (1)地域の災害支援に関する食のネットワークづくりを推進する。 (2)地域の高齢者による子どもたちへの食育ボランティア活動を推進 する。 (3)地域の健康まつりを推進する。 (4)地域住民の共食会を推進する。 (5)地域への食の情報提供を推進する。 8 第 28 回 国家試験問題 2014 年 かんもし問題 問題 113 職場における食環境づくりに関する記述である。情報へのアクセスの整 備として、正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)食品の安全性に関する情報をもとに、食堂で使用する食材を選ぶ。 (2)おいしい・ヘルシー・安いを特徴とした弁当を、食堂で販売する。 (3)ヘルシーランチ喫食者には、ポイントが貯まるサービスをする。 (4)喫食者全員に、食と健康に関するリーフレットを配布する。 (5)調理師に、ヘルシーメニューの基準に関する情報を伝える。 第 2 回 問題 112 食環境整備の一つである情報へのアクセス面の対策に関する記述である。 正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)栄養管理された給食の提供 (2)食品中への不足している栄養素の添加 (3)食品、外食、給食への栄養成分表示 (4)地域の農産物の利用促進 (5)野菜、果物、魚、肉などの生鮮食品の価格や販売方法の改善 問題 118 栄養教育プログラムにおける評価の種類とその評価内容の組合せである。 正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)企画評価 ――― 対象の問題行動の要因を把握したか (2)経過評価 ――― 評価指標が設定されているか (3)影響評価 ――― 周囲に良い影響を与えたか (4)結果評価 ――― 計画通りに実施されたか (5)経済評価 ――― 社会・経済の影響を受けたか 第 2 回 問題 116 痩身女性に対して実施した骨粗鬆症予防教育の評価(企画・経過・影響・ 結果評価)に関する記述である。経過評価として正しいのはどれか。2 つ 選べ。 (1)極端なダイエットをすると骨粗鬆症リスクが高まることがわかっ たか。 (2)参加者のニーズを把握できたか。 (3)食事をきちんと食べるようになったか。 (4)体重は増加したか。 (5)教育時間や参加者数は予定通りか。 問題 121 診療報酬の算定に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)1 点は、100 円に換算する。 (2)特別食加算は、1 食単位で算定できる。 (3)集団栄養食事指導料の指導時間は、30 分以上である。 (4)個人栄養食事指導料は、入院中 3 回まで算定できる。 * (5)栄養サポートチーム加算は、週 2 回算定できる。 第 1 回 問題 122 栄養における診療報酬・介護報酬算定に関する記述である。正しいのは どれか。1 つ選べ。 (1)~(3)、(5)略 * (4)栄養サポートチーム加算は、週 1 回 100 点 / 人である。 第 2 回 問題 122 医療保険に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)診療報酬の点数表は、1 点 100 円で計算される。 (2)、(4)、(5)略 * (3)栄養サポートチーム加算は、月 1 回算定できる。 問題 124 傷病者のエネルギー必要量に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ 選べ。 (1)ハリス - ベネディクト(Harris-Benedict)の式では、身長は用 いない。 (2)間接熱量測定値は、ストレスによる影響を含む。 * (3)ベッド上安静時には、身体活動レベル(PAL)として 1.7 を用いる。 * (4)広範囲熱傷では、エネルギー代謝が低下する。 (5)リフィーディング(refeeding)症候群予防には、高エネルギー 食とする。 第 3 回 問題 126 栄養ケアに関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)静脈栄養時には、脂質エネルギー比を 20% 以下にしなければな らない。 (2)ハリス-ベネディクト(Harris - Benedict)の式には、活動係 数が含まれている。 (3)たんぱく質制限食では、非たんぱく質エネルギー比(NPC/N 比) を 100 ~ 150 にする。 * (4)ベッド上、安静時の活動係数は 1.0 ~ 1.2 である。 * (5)広範な熱傷患者では、エネルギー投与量を制限する。 問題 126 経腸栄養法に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)カテーテルの先端は、回腸に留置する。 (2)胃食道逆流予防には、仰臥位とする。 (3)胃瘻による管理は、1 週間以内とする。 (4)持続投与における投与量は、1 時間当たり 300mL とする。 (5)成分栄養剤の長期投与では、必須脂肪酸欠乏に注意する。 第 2 回 問題 128 経腸栄養法に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)クローン病は、適応にならない。 * (2)経皮的内視鏡胃瘻造設術(PEG)では、カテーテル先端を食道に 留置する。 (3)成分栄養剤の窒素源は、カゼインである。 (4)成分栄養剤の浸透圧は、濃厚流動食より高い。 (5)成分栄養剤を 1kcal/mL の濃度で調整したとき、100mL の水分含 有量は 95mL である。 問題 129 医薬品とその作用の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)スルホニル尿素(SU)薬 ――― 骨吸収抑制 (2)DPP-4 阻害薬 ――― 血糖降下 (3)HMG-CoA 還元酵素阻害薬(スタチン)――― 血圧降下 (4)カルシウム拮抗薬 ――― コレステロール合成抑制 (5)アロプリノール ――― 赤血球合成 第 1 回 問題 135 糖尿病治療薬に関する組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)スルホニル尿素薬──糖質吸収抑制 (2)チアゾリジン薬──インスリン抵抗性改善 (3)α - グルコシダーゼ薬──インスリン抵抗性改善 (4)ビグアナイド薬──インスリン分泌促進 (5)DPP-4 阻害薬──糖質吸収抑制 問題 133 脂質異常症の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)高トリグリセリド血症では、n-3 系多価不飽和脂肪酸を制限する。 (2)高トリグリセリド血症では、水溶性食物繊維を制限する。 * (3)高カイロミクロン(キロミクロン)血症では、脂肪エネルギー 比率を 15% 以下にする。 * (4) 高 LDL- コ レ ス テ ロ ー ル 血 症 で は、 コ レ ス テ ロ ー ル 摂 取 を 750mg/ 日以下にする。 (5)低 HDL- コレステロール血症では、トランス脂肪酸摂取を多くす る。 第 2 回 問題 135 脂質異常症の食事療法に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)脂肪エネルギー比を 15% とする。 (2)飽和脂肪酸を 10% 以上とする。 * (3)コレステロール摂取量を 400mg/ 日とする。 (4)炭水化物エネルギー比を 60% とする。 (5)食塩の摂取を、10g/ 日とする。 9 第 28 回 国家試験問題 2014 年 かんもし問題 問題 147 嚥下障害に関する記述である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。 * (1)パーキンソン病は、原因となる。 (2)咽頭期の障害では、食物の捕捉ができない。 (3)評価法には、水飲みテストがある。 * (4)直接訓練では、食物を用いる。 (5)肺炎の原因となる。 第 3 回 問題 147 嚥下障害に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)嚥下の口腔期は、嚥下反射により食塊を飲み込む時期である。 (2)顎を引くだけで、誤嚥は防止できる。 * (3)脳血管障害は、誤嚥の原因になる。 * (4)嚥下の間接訓練には、食物を用いる。 (5)嚥下食に増粘剤は用いない。 問題 149 妊娠高血圧症候群の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)エネルギーは、40kcal/kg 標準体重 / 日とする。 * (2)たんぱく質量は、1.0g/kg 標準体重 / 日とする。 (3)カリウムを制限する。 * (4)食塩量は、3g/ 日未満とする。 (5)水分量は、500mL/ 日とする。 第 1 回 問題 150 妊娠高血圧症候群に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)非妊娠時 BMI が 24 以下の妊婦では、エネルギー摂取を 25kcal ×標準体重 kg とする。 * (2)食塩摂取を 5g/ 日以下とする。 (3)脱水がなく、1 日尿量が 500mL 以下の場合は、水分制限を行う。 * (4)たんぱく質摂取量を、0.6g ×標準体重 kg/ 日とする。 (5)カルシウム摂取量を、600mg/ 日以下とする。 問題 150 老年症候群に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 (1)褥瘡では、低たんぱく質食とする。 (2)口渇感が強くなる。 (3)尿失禁は、脱水症の原因となる。 (4)サルコペニアでは、筋萎縮がみられる。 * (5)誤嚥のリスクが高いときには、口腔ケアは行わない。 第 3 回 問題 150 老年症候群に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)失禁を予防するため、水分摂取を制限する。 (2)転倒を予防するため、歩行を禁止する。 * (3)誤嚥性肺炎を予防するため、口腔ケアを行う。 (4)廃用症候群を予防するため、安静にする。 (5)適正な体重を保つため、脂肪エネルギー比を 15% 以下にする。 問題 154 食料需給表(フードバランスシート)に関する記述である。正しいのは どれか。1 つ選べ。 (1)食料需給表は、国民が消費する食料の総量を示している。 * (2)食料需給表は、世界各国が独自の方法で作成している。 * (3)品目別自給率は、品目別国内消費仕向量に対する国内生産量の 割合である。 (4)供給栄養量は、粗食料に栄養成分量を乗じて算出する。 (5)歩留まりとは、食料の生産から貯蔵までの過程で失われる割合 である。 問題 164 集団における食事摂取量データを日本人の食事摂取基準(2010 年版)を 用いて評価した。評価の目的と指標の組合せである。正しいのはどれか。 1 つ選べ。 * (1)エネルギーの摂取不足の評価 ――― 推定エネルギー必要量(EER) を下回る者の割合 * (2)エネルギーの過剰摂取の評価 ――― 推定エネルギー必要量とエ ネルギー摂取量の平均値との差 * (3)栄養素の摂取不足の評価 ――― 推奨量(RDA)を下回る者の割 合 * (4)栄養素の過剰摂取の評価 ――― 耐容上限量(UL)と栄養摂取量 の平均値との差 * (5)生活習慣病の一次予防を目的とした評価 ――― 目標量(DG) の範囲を逸脱する者の割合 10 第 2 回 問題 154 食料需給表に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)食料需給表は国によって算出方法が異なるので、国際比較はでき ない。 (2)算出された食料の供給数量及び栄養量は、国民によって実際に摂 取された食料の数量及び栄養量である。 * (3)品目別自給率は、重量ベースで算出されている。 (4)減耗量には、家庭や食品産業での調理、加工段階における食料の 廃棄や食べ残しが含まれる。 (5)国内生産量には、輸入した原材料を使って国内生産された製品は 含まれていない。 第 3 回 問題 166 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」に基づいた集団の食事摂取状況の 評価と食事改善計画に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。 * (1)生活習慣病の一次予防を目的とした評価を行うには、測定された 摂取量の分布と目安量から、目安量を下回る者の割合を算出す る。 * (2)エネルギー摂取量の過不足を防ぐためには、BMI が正常範囲内に 留まっている者の割合を増やすことを目的として計画を立てる。 * (3)栄養素摂取量の不足の評価には、測定された摂取量と推定平均必 要量ならびに推奨量から不足の可能性とその確率を推定する。 * (4)栄養素摂取量の不足の評価に推奨量を用いる場合は、推奨量を下 回る者の割合を算出する。 * (5)栄養素摂取量の過剰を防ぐためには、平均摂取量が耐容上限量未 満になるように計画を立てる。 国試問題過去 10 年分、 ここにあります。 インターメディカルのホームページでは、過去 10 年分の管理栄養士国家試験問題や 合格発表資料を掲載しています。国試対策に是非お役立てください。 インターメディカル ホームページ http://www.intermed.co.jp/ かんもし 「管理栄養士」を click! click! (左メニュー) 「管理栄養士国家試験情報」を click! click! (管理栄養士国家試験の問題と結果) 「PDF」の文字を click! click!