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PDF:6.6MB - 東京都都市整備局

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PDF:6.6MB - 東京都都市整備局
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∞̮᫂ↄ↻↺ܼ↔ⅾ↹↝↎↰↝∃⇊∙⇮≕≓∞
はじめに
住宅は、一品生産が基本で、特に注文住宅の場合は、実物を見ないで契約を
締結することが一般的です。
また、住宅生産者と消費者との間には、住宅についての知識や情報の量に大
きな格差があり、必要な情報の大部分が住宅生産者から提供されている状況に
あります。
東京の新築戸建住宅の約7割は、木造軸組工法の住宅であり、その供給の主
な担い手は、地域で業務を営む工務店であることから、消費者が安心して家づ
くりに取り組むためには、地域の工務店から消費者への情報提供が適切に行わ
れることが重要です。
こうした状況を踏まえ、東京都では、消費者が住宅生産者を適切に選択し、
安心して家づくりに取り組むことができるように「地域工務店から消費者への
情報提供の手引き-信頼される家づくりのためのポイント20-」を作成しま
した。
本書は、平成 19 年 3 月に策定した「東京都住宅マスタープラン」の目標であ
る「ニーズに応じた住まいを安全に選択できる市場の実現」を踏まえ、住宅関
連事業者による適切な事業活動の促進を目指して作成したものです。
地域の工務店をはじめとする住宅生産者の方々が、本書を活用し、消費者に
対し適切な情報提供を行うことで、消費者がニーズに応じた住まいを安全に選
択できる市場の実現の一助となることを期待しています。
1
本書の特徴
○
住宅生産者と消費者とのはじめの相談時から入居後のアフターサービスに
至るまでを時系列に6段階に分け、それぞれの段階において、住宅生産者か
ら消費者に対する情報提供の手順を20項目のポイントとして示しています。
○
住宅生産者の利用を容易にするために、主な項目について、参考として様
式例を添付しています。
各様式例は、東京都都市整備局のホームページからダウンロードできます。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/juutaku_seisaku/jouhouteikyou.htm
○
主な内容
・
家づくりの特徴、代表的な住宅の仕様、価格、生産者の概要等をまとめ
た共通様式(「情報シート」)による情報提供の提案
・
住宅の質と価格の表示方法の適正化
(坪単価表示の考え方、住宅性能表示制度の推奨、工事見積書の積算根拠
の説明)
・
住宅の生産過程の透明化
(設計・施工体制表、工事記録書の作成)
・
○
新築時及び修繕時等の情報を整理・保管する「住宅履歴」の作成
新築住宅を分譲する場合において、参考になるポイントには、
分譲
マークをつけて表示しています。
2
目
次
はじめに ........................................................................ 1
本書の特徴 ...................................................................... 2
情報提供の手順とポイント ........................................................ 4
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
営業時・はじめの相談時のポイント .............................................. 6
ポイント 1
家づくりの特徴、代表的な住宅の仕様、価格、生産者の概要等の情報提供 . 6
ポイント 2
スケジュール案の提示............................................... 6
プラン・見積等の相談・提案時のポイント ........................................ 6
ポイント 3
打合せ事項の記録・確認方法の説明................................... 6
ポイント 4
住まいへの希望やライフスタイル等の確認............................. 6
ポイント 5
住宅性能表示制度についての説明..................................... 6
ポイント 6
プランの説明....................................................... 6
ポイント 7
設計図書の作成及び建築確認申請等の説明............................. 6
ポイント 8
工事見積書の説明................................................... 6
ポイント 9
アフターサービス内容の説明......................................... 6
ポイント 10
工事請負契約書類や施工時の確認事項についての事前説明 ............... 6
工事請負契約時のポイント ...................................................... 6
ポイント 11 工事請負契約内容の説明 ............................................. 6
ポイント 12 工事請負契約後のスケジュール等の説明 ............................... 6
Ⅳ
施工時のポイント .............................................................. 6
ポイント 13 工事状況の記録及び建築主への報告 ................................... 6
ポイント 14 建築主による確認 ................................................... 6
Ⅴ
竣工・引渡し時のポイント ...................................................... 6
ポイント 15 新築時の情報を整理した「住宅履歴」の作成 ........................... 6
ポイント 16 「住宅履歴」等の引渡し及び関係図書の説明 ........................... 6
ポイント 17 住まい方の説明 ..................................................... 6
ポイント 18 入居後のアフターサービスについての説明 ............................. 6
Ⅵ
アフターサービス時のポイント .................................................. 6
ポイント 19 アフターサービスの実施 ............................................. 6
ポイント 20 定期点検、修繕工事等の関係図書の引渡し及び整理・保管方法の説明 ..... 6
資
料(様式例) .................................................................... 6
3
情報提供の手順とポイント
段
階
5
住
宅
性
能
表
示
制
度
に
つ
い
て
の
説
明
6
プ
ラ
ン
の
説
明
7
設
計
図
書
の
作
成
及
び
建
築
確
認
申
請
等
の
説
明
8
工
事
見
積
書
の
説
明
、
価
格
4
住
ま
い
へ
の
希
望
や
ラ
イ
フ
ス
タ
イ
ル
等
の
確
認
生
産
者
の
概
要
等
の
情
報
提
供
分
譲
ト
ー
ト
ー
ル
シ
ト
⑤⑥
工資
事金
見計
積画
書書
④
イ
ン
タ
ビ
ュー
③
打
合
せ
シ
ー
②
ス
ケ
ジ
ュー
ー
様
式
例
①
情
報
シ
分
譲
シ
ト
4
9
ア
フ
タ
ー
ル
案
の
提
示
3
打
合
せ
事
項
の
記
録
・
確
認
方
法
の
説
明
、
代
表
的
な
住
宅
の
仕
様
2
ス
ケ
ジ
Ⅱ プラン・見積等の相談・提案時のポイント
ー
法
1
家
づ
く
り
の
特
徴
、
容
・
方
Ⅰ 営業時・は
じめの相談
時のポイント
ュー
内
プラン
作成
相談
サ
ビ
ス
内
容
の
説
明
10
工
事
請
負
契
約
書
類
や
施
工
時
の
確
認
事
項
に
つ
い
て
の
事
前
説
明
Ⅲ 工事請負契
約時のポイント
⑪
住
宅
履
歴
シ
⑫
引
渡
し
書
類
・
分
譲
分
譲
サ
ビ
ス
の
実
施
分
譲
修
繕
工
事
等
の
関
係
図
書
の
引
渡
し
及
び
整
理
・
保
管
方
法
の
説
明
分
譲
ェッ
チ
ト
ク
シ
ク
シ
ク
シ
ト
ト
ト
ー
ェッ
チ
ェッ
チ
ー
施
工
時
ビ
ス
に
つ
い
て
の
説
明
20
定
期
点
検
、
⑩
建
築
主
用
サ
19
ア
フ
タ
ー
分
譲
ー
分
譲
18
入
居
後
の
ア
フ
タ
ー
の
作
成
等
の
引
渡
し
及
び
関
係
図
書
の
説
明
17
住
ま
い
方
の
説
明
Ⅵ アフターサービス
時のポイント
ー
住
宅
履
歴
ー
⑨
工
事
記
録
書
16
住
宅
履
歴
分
譲
⑦⑧
設建
計築
・ 主
施用
工 ・
体契
制約
表時
15
新
築
時
の
情
報
を
整
理
し
た
」
14
建
築
主
に
よ
る
確
認
「
13
工
事
状
況
の
記
録
及
び
建
築
主
へ
の
報
告
Ⅴ 竣工・引渡し時のポイント
」
ル
等
の
説
明
Ⅳ 施工時の
ポイント
入居
「
12
工
事
請
負
契
約
後
の
ス
ケ
ジ
ュー
11
工
事
請
負
契
約
内
容
の
説
明
竣工・
引渡し
着工
契約
ー
5
分
譲
のマークが付いている
ポイントについては、新
築住宅を分譲する場合
も参考にしてください。
6
Ⅰ
営業時・はじめの相談時のポイント
「Ⅰ
営業時・はじめの相談時のポイント」は、消費者と住宅生
産者の最初の段階における互いの理解と、その後の家づくりを円滑
に進めるためのものです。
ここでは、住宅生産者から発信すべき情報(これはまた消費者に
とって提供して欲しい情報でもあります。)をとりまとめた「情報シ
ート」の活用を推奨し、消費者による住宅生産者の選択を支援する
ことを目指しています。
7
ポイント 1
□
家づくりの特徴、代表的な住宅の仕様、価格、生産者
分譲
の概要等の情報提供
家づくりの特徴、代表的な住宅の仕様、価格、生産者の概要等の提示・説
明(「情報シート」の活用)
消費者は、住宅生産者の選択を検討する際に、各生産者の概要や建築する住
宅の質と価格の情報をわかりやすく提供されることを求めています。
消費者からはじめて相談を受けるときには、具体的な内容に入る前に、自社
の家づくりの特徴、施工している代表的な住宅の仕様や価格、施工実績やアフ
ターサービス体制等の会社の概要などをわかりやすく説明し、家づくりの相談
相手として信頼を得るように努めてください。
本書では、消費者の比較検討を容易にするために、情報提供すべき主な項目
をまとめた「情報シート」を提案し、消費者への最初の段階における情報提供
資料としての活用を推奨します。
「情報シート」を複数の住宅生産者が活用した場合、消費者にとっては、統
一した様式で情報が提供されるため、自分の希望に合った生産者の比較検討が
容易になります。
「情報シート」が消費者に配布されたり、ホームページに掲載
されるなど、大いに活用されることを期待しています。
【情報シートの構成】(A3両面・二つ折)(P10~13 参照)
1 枚目:家づくりの特徴、対応地域、主な工法、主な価格帯など
2 枚目:代表的な住宅の特徴、延べ面積、価格など
3 枚目:代表的な住宅の構造、設備、仕上げ、住宅性能評価、保証など
4 枚目:会社の基本情報、施工実績、従業員数、代表者からのメッセージなど
また、施工技術への信頼を得るためには、建設中の現場や完成した住宅等を
積極的に活用し、消費者に直接確認してもらうことが効果的です。建設中の現
場では、完成後には見えにくくなる基礎や構造などについて説明し、生産者が
行っている住宅の性能確保のための考え方や工夫について理解を得てください。
なお、建設中の現場見学会等を実施する場合は、見学者の安全には十分に配
慮してください。
分譲
◇
新築戸建住宅の分譲を中心に活動している事業者においても、供給する住
宅や会社の概要などの説明資料として、「情報シート」の活用を推奨します。
8
□
坪単価表示の考え方
広告などに表示されている坪単価は、住宅生産者によって基準となる面積や
費用の範囲が異なる場合があり、消費者が誤解したり、その結果トラブルに発
展するおそれもあります。
こうした誤解やトラブルを防止するために、消費者に坪単価を用いて価格を
表示する際には、その基準となっている面積及び単価に含まれていない(又は含
まれている)工事項目等を必ず明記してください。
望ましい坪単価の表示例を示しますので、参考にしてください。
【表示すべき主な項目】
・ 坪単価の算定の基準となっている面積について
・ 坪単価に含まれていない(又は含まれている)工事項目等について
・ その他注意事項について
坪単価の表示例
坪単価
(注)
49.8万円(消費税込み)
・
価格は、延べ面積 132.24 ㎡(40 坪)
、2 階建ての場合の本体工
事費です。
・
屋外工事費(給排水・ガス・電気)、外構工事費、設計料・工
事監理費、調査・測量費、諸手続費等は含まれていません。
・
価格は、地域、プラン、仕様等により異なります。
詳しくは、○○までお問い合わせください。
また、坪単価を用いて広告表示や説明を行う場合は、その根拠や算定方法を
設定しておくことが必要です。基準となる面積や含まれていない(又は含まれ
ている)費用の範囲などとあわせて、算定の根拠とした住宅の主な仕様や性能
についても、明確に情報提供してください。
9
情報シート
①
●一枚目
情報シートの表紙となるページです。
家づくりの特徴、対応地域、主な工法、主な価格帯など、取り組んでいる家づくり
について最も伝えたい事項を示します。写真等を用いて消費者にわかりやすく記載し
ます。
会社名を記載します。必要に応じて会社の
ロゴマーク等を使用します。
会社の連絡先等を記載します。
平成 ○ 年 ○ 月作成
〒 000-0000
東京都○○市○○町 ○○ー○○ー○○
○○○ハイツ ○階
℡ 0000-00-0000
fax 0000-00-0000
URL http://www.koumuten.com
mail [email protected]
(株)○○工務店
家づくりの特徴
地域密着の家づくりを
○○工務店はご提案します。
家づくりのコンセ
プト、得意な工法、
アフターサービス
体制など、消費者
にアピールしたい
事項について、写
真・パース・平面
図・説明文等を使
って自由に記載し
ます。
■安全・安心な家づくり
創業以来「地域密着の工務店」をモットーに、
○○○○○○○○・・・・・・・
■健康で快適に過ごせる家づくり
健康にも十分配慮し、全棟VOC検査を実施する
○○○○○○○○・・・・・・・
■徹底した品質管理と
万全のアフターフォロー体制
対応地域、主な工
法、主な価格帯(坪
単価で表示)を示
します。
坪単価は、ポイン
ト1で示す「坪単
価表示の考え方」
に則って記載しま
す。注意書きは、
それぞれ設定して
いる坪単価の考え
方を記載します。
施工では、ISO9001に基づいた品質管理を徹底
○○○○○○○○・・・・・・
情報シート
対応地域・おもな工法・おもな価格帯
対応地域
おもな工法
おもな価格帯(坪単価)(注)
○○市を中心に多摩地域
木造軸組工法
40万円~70万円
(注) 価格の基準と
なる面積
: 延べ面積132.4㎡(40坪)、2階建て
価格に含まれ
屋外工事費(給排水・ガス・電気)、外構工事費、設計
: 料・工事監理費、調査測量費、諸手続費等
ない項目
価格は、地域、プラン、仕様によって異なります。
詳しくは、お問い合わせください。
10
このシートは、「地域工務
店から消費者への情報提供
の手引き」(東京都都市整
備局)に沿って作成してい
ます。
作成年月を記載
します。
情報シートは、
原則、毎年更新
します。
●二枚目
二枚目・三枚目では、会社の代表的な住宅を選びその特徴と価格を示します。
二枚目は、代表的な住宅の特徴について、写真、パース、平面図等を用いて、自由
に記載します。
また、価格については、坪単価をポイント1で示す「坪単価表示の考え方」に則っ
て表示します。
平成 ○ 年 ○ 月作成
(株)○○工務店
わが社の家
作成年月を
記入します。
人と自然に優しい「○○の家」
代表的な住宅に
ついて、写真・
パース・平面
図・解説文等を
用いて、その特
徴を説明しま
す。
■家族とともに成長する家づくり
~丈夫で長持ちする「○○の家」~
・ライフステージの変化に対応する○○○・・・・
・○○○○○・・・・・・
・○○○○○・・・・・・
「○○の家」事例。実際の住宅とは異なる部分があります。
記載した住宅の
延べ面積・本体工
事費・坪単価を示
します。
坪単価は、ポイン
ト1で示す「坪単
価表示の考え方」
に則って記載し
ます。注意書き
は、それぞれで設
定している坪単
価の考え方を記
載します。
■健康と環境への配慮
・○○○○・・・・・・・
・○○○○・・・・・・・
(
(
)
)
職自左木上
人然 材
の素 加
手材 工
仕を 工
事活 場
か
例し 例
た
・○○○○・・・・・・・
延べ面積・本体工事費・坪単価
延べ面積
1階
2階
3階
その他(地下等)
129.19㎡(39.08坪) 本体工事費
1,948万円
76.19㎡(23.04坪)
坪単価 (注)
49.8万円
53.00㎡(16.03坪)
- ㎡( - 坪)
防火地域・準防火地域 準防火地域
- ㎡( - 坪)
11
(注)坪単価に含まれない項目
屋外工事費(給排水、ガス、電気)、外
構工事費、設計料・工事監理費、調査
測量費、諸手続費等
価格は、地域、プラン、仕様等により異
なります。
詳しくは、お問い合わせください。
●三枚目
三枚目は、代表的な住宅の構造・設備・断熱・建具・仕上げ、住宅性能表示の等級
などの質と性能にかかわる事項や、保証やアフターサービスなどの建築後にかかわる
事項を詳細に記載します。
共通の項目を一覧で示すことによって、消費者の比較検討に役立つようにします。
平成 ○ 年 ○ 月作成
構造・設備・断
熱・建具等の仕
様及び仕上げを
記載します。
必要に応じて、
項目を追加、訂
正します。
構造躯体の自由
記入欄には、構
造の特徴を記入
します。
構造躯体
おもな設備
構造
基礎
土台
柱
梁
耐力壁
床下換気
防腐・防蟻
(自由記入欄)
電気設備
木造軸組工法
べた基礎、巾120ミリ、立ち上がり400ミリ
ヒノキ:120×120
通し:スギ150×150、管:スギ120×120
スギ120×240
構造用合板厚 ㎜
ネコ土台
天然ヒバ油2回塗り
ガス給排水工事
「○○の家」は、接合部に補強金物に頼らず、伝統
的な仕口・継ぎ手により、粘り強い木の特性を活か
した本格的な「木組みの家」です。
断熱工事
外壁
小屋裏
床下
換気設備
住宅設備
コンセント
TVアンテナ端子
電話端子
インターフォン
火災報知器
ガス栓
給排水
給湯
換気扇
システムキッチン
ユニットバス
洗面化粧台
便器
LDK4カ所、各室2カ所、トイレ1カ所、防水1カ所
玄関
一般部
各室
和室
断熱アルミドア
アルミサッシ
木製フラッシュ戸
障子戸、襖戸
各室1カ所
2カ所
1カ所(白黒TVインターホン)
住宅用火災警報機付き
キッチン、リビング1カ所
洗面1カ所、浴室、キッチン、下水道1カ所
浴室1カ所、キッチン1カ所、洗面1カ所
浴室、便所、キッチン:1箇所 23時間換気対応
2550L ステンレス製カウンタートップ
1616
W=750、W=900
洗浄機能便座付2箇所
作成年月を
記入します。
建具工事
押出法ポリスチレンフォーム厚55
押出法ポリスチレンフォーム厚56
押出法ポリスチレンフォーム厚57
外部建具
内部建具
その他
おもな居室の内部仕上げ
室名
床
玄関
モルタル洗い出し
玄関ホール
・廊下
居間・食堂
壁
天井
PBア12.5の上珪藻土塗ア2.5
野地板唐松厚30現し
床板唐松厚30
杉55×25 PBア12.5の上珪藻土塗ア2.5
野地板唐松厚30現し
床板唐松厚30
杉55×25
PBア12.5の上珪藻土塗ア2.5
一部木製インフィル壁唐松厚30
野地板唐松厚30現し
和室
タタミ厚55
唐松
55×35
PBア12.5の上珪藻土塗ア2.5
2階荒床パネル唐松厚30現し
台所
床板唐松厚30
杉55×25
PBア12.5の上珪藻土塗ア2.5
一部PBア12.5キッチンパネル張り
野縁組、PBア9.5の上EP塗
り
階段
巾木
踏板唐松厚40
廻り縁
備考
下駄箱
システムキッチン
羽目板杉厚12.5張り、一部木製
野地板唐松厚30現し
インフィル壁唐松厚30
外部仕上げ
外壁
屋根
軒裏
ガルバリウム鋼板断熱サイデイング
主屋:和型桟瓦葺き 下屋:ガルバリウム鋼板
野地板唐松厚30現し、面戸板杉厚60
保証について
地盤保証・完成
保証・瑕疵担保
責任保証等につ
いて記載しま
す。
引渡し後の定
期点検等につ
いて記載しま
す。
地盤保証
完成保証
瑕疵担保責任保証
住宅用硬質塩ビ雨樋
土間コンクリート下地、モルタル洗い出し
住宅性能表示のおもな項目
○○保証
△△住宅保証
○○保証
アフターサービスについて
無料定期点検実施期間
無料定期点検実施頻度
有料定期点検
(自由記入欄)
雨樋
玄関ポーチ
その他
2年
6ヶ月、1年、2年
5年目:1万円 10年目:2万円
安全で快適に住むための注意やルールについての
相談を随時承っています。
表示項目
構造の安定
(設計住宅性能評価)
表示内容
耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)
耐震等級(構造躯体の損傷防止)
耐風等級(構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止)
火災時の安全
感知警報装置設置等級(自住火災時)
耐火等級(延焼のおそれのある部分(開口部))
耐火等級(延焼のおそれのある部分(開口部以外))
劣化の軽減
劣化対策等級(構造躯体等)
維持管理への配慮 維持管理対策等級(専用配管)
温熱環境
省エネルギー対策等級
空気環境
内装
ホルムアルデヒド発散等級
天井裏等
高齢者等への配慮 高齢者等配慮対策等級(専用部分)
等級
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
3
3
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
3
3 該当無
3 4 無
3 該当無
3 該当無
3 4 5
3 4
3 該当無
3 4
■住宅性能表示制度とは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、住宅の性能
を第三者機関が客観的な基準を用いて評価し、その結果を表示する制度です。数字が大きい
ほど性能が高いことを示しています。
本シートの性能一覧は代表的な家についての評価です。間取り・仕様によって異なることが
あります。また、お客様の要望により等級等を変更することができます。
12
・「設計住宅性能
評価」
・「自己評価」
・「実績無し」
のいずれかを選
択します。
選択した内容で
あてはまる等級
の欄に色をつけ
て表示します。
「実績無し」を選
択した場合は、色
はつけません。
●四枚目
年間施工実績、従業員数、主な協力会社など、会社の基本的な情報を示します。
また、代表者、従業員・施工者等を紹介し、メッセージを記載することで、つくり
手の顔がみえるようにします。
作成年月を記入します。
代表者として
消費者に伝え
たいことを自
由に記載しま
す。
平成 ○ 年 ○ 月作成
会社概要 (株)○○工務店
代表者からのメッセージ
■ 「地域密着の工務店」を目指して
わたしたちは、創業以来、地元を中心に○○○○・・・・・
代表者の顔写真
と経歴を記載し
ます。
基本情報
連絡先・事業
概要などの会
社の基本情報
を記載しま
す。
会社名(商号)
代表者経歴
(株)○○○工務店
TEL
FAX
〒000-0000
東京都○○市○○町 ○○ー○○ー○○
○○○ハイツ ○階
0000-00-0000
0000-00-0000
E-mail
[email protected]
URL
http://www.koumuten.com
定休日
毎週水曜日、盆、年末年始
業務内容
建築工事の企画・設計・監理および施工
主な対応地域
○○市を中心に多摩地域
建設業登録
(一般ー13)第○○○○○号
建築士事務所登録
一級建築士事務所登録
東京都知事免許(6)○○○○○号
ISO認証登録
ISO9001
所属団体等
○○○の会
創立年月
昭和○○年○月
住所
資本金
○○○○万円
法人登録
昭和○○年○月
写真貼り付け
東京 太郎
生年月日
昭和30年 ○月 ○日
昭和48年 △△建設㈱入社
昭和54年 ㈱○○工務店入社
平成元年 ㈱○○工務店代表取締役
略歴
二級建築士、宅地建物取引主任者
資格
年間施工実績(元請)
新築(戸建住宅)
木造 鉄骨
RC プレハブ
構造別
1戸
6戸
1戸
2戸
年間受注可能戸数
10戸
リフォーム(戸建住宅)
RC
木造 鉄骨
構造別
1戸
1戸
6戸
年間受注可能戸数
30戸
戸建住宅以外
事務所増改築1棟、マンションリフォー
ム多数
従業員・有資格者・大工
従業員数
有
資
格
者
数
10人
一級建築士
二級建築士
一級建築施工管理技士
宅地建物取引主任者
大工数
3人
2人
3人
2人
昨年一年間の施
工実績を、新築
(戸建住宅)・リ
フォーム(戸建
住宅)等それぞ
れについて、構
造別に記載しま
す。
実績は毎年更新
します。
従業員・有資格
者・大工の人数
を記載します。
12人
おもな協力会社
(自由記入欄)
当社では、新築住宅は、全てに目
が行き届く範囲の年間10戸までと
させていただいております。
従業員・施工者等紹介
従業員・施工
者など住宅建
設にかかわる
人たちを紹介
します。
代表者氏名
設計
構造設計
木工事
プレカット
○○設計事務所
○○構造設計事務所
○○建設
○○プレカット工場
会社案内図
設計・構造設計・
施工などの協力
会社を記載しま
す。
○○線○○駅より徒歩10
分
■ 現場管理部 ○○ ○○
○○○○・・・・・・
○○駅
○○工務店
■ 大工 ○○ ○○
★
○○○○・・・・・・・・
13
会社案内図を示
します。
〒
国道○○号
ポイント 2
□
スケジュール案の提示
入居までのスケジュール案の提示
家づくりの全体的なスケジュールを把握してもらうため、相談から入居まで
のスケジュール案を提示し、今後の進め方について説明してください。
説明を行う際には、消費者自身が確認、決定、実行すべき内容と時期などを
フロー図などで示すことで、消費者が理解しやすくなります。
相談が進むにつれてスケジュール案が変更になる場合は、そのつど生産者と
消費者の双方で確認をしてください。
本書では、スケジュールシートの様式例(資料②)を示していますので、参
考にしてください。
□
工事請負契約以前に費用が発生する場合は、その時点と内容の説明
工事請負契約前に申込金を設定している場合や地盤調査の経費など、契約前
に費用が発生する場合は、スケジュールシートにその項目及び金額(見込み)
を提示して説明してください。
□
生産者の決定は、どの時点までに必要かの説明
複数の住宅生産者を比較検討しながら決定していこうとする消費者は、増え
てきています。
各生産者の判断によりますが、どの時点まで相談に応じることが可能か(ど
の時点までに生産者を決定してもらいたいか)を消費者に対し事前に示すこと
は、消費者の選択の支援のために重要です。また、お互いの時間の節約ととも
にトラブルを防ぐことにもなります。
スケジュール案を示す際には、どの時点までに生産者の決定が必要かを説明
してください。
14
スケジュールシート 資料②
スケジュールシートは、相談
平成 年 月 日 《記載例》
スケジュールシート
から入居までの家づくりの工程
様 邸
と内容を時系列で説明するもの
会社名 です。
電 話
担当者
(P60 参照)
工 程
【主な記載内容】
予定年月日
内 容
ご相談
〔 / / 〕
・会社案内等
・施工事例紹介、建設現場見学等
インタビュー、敷地調査実施
〔 / / 〕
・ご要望、ご予算等の確認
・敷地の状況等の確認
プラン提案
〔 / / 〕
・平面、外観プラン等の提案
・概算見積りの提示、資金計画ご相談
・相談から入居までの各工程
・工程ごとの予定年月日、確認事項
・生産者の決定が必要な時点
・この時点までに、当社で進めていいか
ご判断ください。
・地盤調査の実施
・地盤調査については、実費(○○円)を
地盤調査
〔 / / 〕
設計図書の作成
〔 / / 〕
・設計契約締結(設計料をお支払い願います。)
・設計図面・仕様説明
建築確認申請
〔 / / 〕
・建築確認申請
・詳細見積書説明
ご契約
〔 / / 〕
申し受けます
・契約前に発生する経費と時点
・契約後の支払い条件
・工事請負契約書の締結
・請負金額の○%をお支払い願います。
・着工打合せ、工事スケジュールの確認
※
このスケジュール例は、参考
工事着工
〔 / / 〕
・地縄張り
・上棟時に請負金額の○%をお支払い願います。
工事竣工
〔 / / 〕
・社内検査、竣工立会検査
お引渡し
〔 / / 〕
・住まい方説明、鍵引渡し、住宅履歴・関係図書
引渡し、保証書発行
ご入居・アフターサービス
〔 / / 〕
例です。実際に活用する場合は、
それぞれの工程を記載し、説明
してください。
参照:
・請負金額の残金の精算をお願いします。
※火災保険に加入下さい
・定期点検の実施
「ポイント 12 工事請負契約後のスケジュール等の説明」 (P35)
15
16
Ⅱ
プラン・見積等の相談・提案時のポイント
「Ⅱ
プラン・見積等の相談・提案時のポイント」は、建築主・
住宅生産者双方が理解と信頼を深め、お互いに良い家づくりに取り
組んでいくためのものです。
17
ポイント 3
□
打合せ事項の記録・確認方法の説明
打合せ内容や決定事項の記録・確認方法の説明
打合せ内容に対する理解が生産者と建築主の双方で相違している場合は、建
築主との間で誤解が生じトラブルの原因にもなりかねません。
打合せ内容や決定事項は必ず文書で記録を残し、お互いが経緯を確認できる
ようにする必要があります。
打合せの記録文書は、必ず日付と打合せ内容を記入して、出席者と関係者に
配布してください。記録文書以外に、図面・見積などの資料がある場合も同様
です。
本書では、打合せシートの様式例(資料③)を示していますので、参考にし
てください。
打合せシート 資料③
打合せシートには、打合せの日時
打合せシート
と出席者、打合せ内容などが記録で
きるようになっています。
会社名
工事名称
打合せ日時
原本を作成し、そのコピーは、建
年 月 日
時~ 時
打合せ場所
出席者
築主を始めとする出席者や打合せ
内容に関係する人に配布し、お互い
に内容を確認の上、それぞれが保管
(記録者: )
有 ・ 無
資料の有無
資料有の場合
【打合せ内容】
してください。 (P61 参照)
建築主確認
18
ポイント 4
□
住まいへの希望やライフスタイル等の確認
建築主の住まいへの希望や家族のライフスタイル等の確認
プラン作成にあたっては、住まいへの希望や家族全員のライフスタイルを把
握、確認した上で行うことが重要です。
話し合いだけで様々な意見を十分に汲み取ることは困難です。そのため、確
認すべき内容をまとめたインタビューシートを作成し、ポイントを示しながら
確認することを推奨します。
また、シートを作成することを通じて、建築主が要望を具体的にイメージす
ることができ、家族が新しい住まいについて話し合うきっかけにもなります。
意見や要望を十分に汲み取った上で、より良いプランを提案してください。
本書では、インタビューシートの様式例(資料④)を示していますので、参考に
してください。
インタビューシート 資料④
インタビューシートは、家族
構成、生活スタイル、新しい住
まいに対する希望などを聞き取
る形式となっています。
(P62~
72 参照)
【主な質問項目】
・家族構成と各自の生活スタ
イルについて
・現在の家について
・新しい住まいに対する希望
について
など
質問項目や形式など、適宜
選択し、各生産者で工夫を凝
らして、建築主の住まいへの
希望を十分に汲み取るように
してください。
19
ポイント 5
住宅性能表示制度についての説明
分譲
□
住宅性能表示制度についての説明
住宅性能表示制度を利用することにより、建築主は住宅の性能を客観的に確
認することができます。また、生産者にとっても住宅の性能についての建築主
からの信頼を得ることができます。
住宅性能表示制度を利用するかしないかは、建築主の判断によります。プラ
ン等の相談時には、住宅性能表示制度に関する以下のメリット等を説明し、利
用の意思を確認してください。
また、住宅性能表示制度を利用する場合には、一定の手数料を建築主が負担
しなければならないことを説明してください。
分譲
◇
分譲住宅においても、評価された性能を示すことにより、購入者は、他の
住宅との相互比較が可能になります。
住宅性能表示制度を利用した住宅を分譲する場合は、制度に関するメリッ
ト等について購入者に説明するようにしてください。
【住宅性能表示制度の概要】
平成 12 年 4 月 1 日に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく
制度です。
・ 住宅の性能を国土交通大臣に登録された第三者機関(
「登録住宅性能評価機関」)が
客観的な基準(
「日本住宅性能表示基準」、
「評価方法基準」
)に基づいて評価し、そ
の結果は、住宅性能評価書として交付されます。
・ 任意の制度であり、希望する者は誰でも性能評価の申請をすることができます。
・ 性能評価書には、設計段階の評価をまとめた「設計住宅性能評価」と、施工・完成
段階の現場検査を経た「建設住宅性能評価」の2種類があります。
・ 表示される内容は、構造の安定に関することなど、10 の分野に分類され、等級や
数値などによって表示されます。
20
【住宅性能表示制度のメリット】
・ 共通の基準で住宅の性能を相互比較できます。
・ 希望する性能のレベルを生産者と共通の基準で確認することができます。
建築主
・ 住まいの性能が等級や数値で表示されているのでわかりやく、安心です。
・ 第三者機関の評価員が性能をチェックするので安心です。
・ 住宅ローンの優遇や保険料の割引が受けられます。
その他
・ 建設住宅性能評価を受けると、万一その住宅の請負契約又は売買契約に関
連するトラブルが起きても「指定紛争処理機関」が迅速・公正に対応して
くれます。
(1件につき1万円の申請料で利用できます。
)
国土交通省
http://www.mlit.go.jp/
住宅性能評価機関等連絡協議会 http://www.hyouka.gr.jp/
参
考
その他の住宅の性能を評価するしくみ
【「CASBEE」(建築物総合環境性能評価システム)の概要】
「CASBEE」
(建築物総合環境性能評価システム)は、建築物の環境性能を評価し
格付けする手法です。省エネや省資源・リサイクル性能といった環境負荷削減の側
面はもとより、室内の快適性や景観への配慮といった環境品質・性能の向上といっ
た側面も含めた、建築物の環境性能を総合的に評価するシステムです。
CASBEE は、平成 13 年に国土交通省の主導の下に、(財)建築環境・省エネルギー
機構内に設置された委員会において開発が進められているもので、平成 14 年には最初
の評価ツール「CASBEE-事務所版」が完成しました。
戸建住宅を評価するためのツールとしては、平成 19 年 9 月に「CASBEE-すまい(戸
建)」が公開されました。
(財)建築環境・省エネルギー機構 http://www.ibec.or.jp/CASBEE/index.htm
21
ポイント 6
□
プランの説明
基本的な性能・特徴の説明
プランの説明に際しては、これまで確認した建築主や家族の要望をどのよう
に反映したかを説明することが重要です。各種の図面、仕様・性能などを示す
資料等を用いて、建築主にプランの特徴を理解してもらう必要があります。
間取りやデザインなどの比較的建築主が理解しやすい内容とは別に、敷地・
地盤の状況、住宅の基本的な性能等については、裏付けとなる資料を示して説
明を行い、建築主が十分に理解できるようにしてください。特に、完成後には
見えなくなる基礎・躯体、断熱構造などについては、実際の施工状況を見ても
らうことで、住宅の性能への理解をうながし、生産者自身の施工技術に対する
信頼を得ることが重要です。
また、住宅性能表示制度などを利用した場合には、その評価項目などを用い
ることで、客観的な基準に裏付けられた説明を行うことができます。
建築主に理解してもらうべき項目を示しますので、参考にしてください。
【建築主に理解してもらうべき主な項目】
■法令に基づく制限について
・ 用途地域、防火地域
・ 高さ制限(絶対高さ、斜線制限)
、日影規制
・ 法定建ぺい率、法定容積率
■設計上の配慮について
・ 建築主の住まいへの希望等のプランへの反映
・ 家族構成・ライフスタイル・敷地の特性等に対する設計上の配慮
■安全や安心について
・ 敷地・地盤の状況
・ 耐震性能・耐火性能
・ 犯罪の防止に配慮した住宅の構造及び設備等、防犯性能
・ 内装及び天井裏等に使用される建材などシックハウス対策
・ バリアフリー、ユニバーサルデザインなど移動時の安全性・介助の容易性
■環境への配慮について
・ 省エネルギー化
■住宅の長寿命化等について
・ 住宅の長寿命化・耐久性などへの配慮や、そのための維持管理方法等
■景観・まちなみへの配慮について
・ 景観・まちなみへの配慮
22
ポイント 7
□
設計図書の作成及び建築確認申請等の説明
設計図書の作成
簡単な平面図等のみで工事請負契約を締結している事例も見られますが、詳
細な設計図書に基づかない工事請負契約は、トラブルの原因となるおそれがあ
ります。
提示したプランの内容に対して、建築主の理解を得た場合は、工事請負契約
に先立って、詳細な設計図書を作成し、十分に説明を行ってください。
□
建築確認申請等の説明
建築主には建築確認申請の手続き及び申請書類と図面の説明を行い、申請内
容について了解を得る必要があります。その際に、建築確認を受けた計画の変
更を行うには、計画変更の手続きや手数料が必要となる場合があることについ
ても、建築主に十分説明してください。
また、工事が完了した段階で、建築基準法に適合していることを確認するた
め、完了検査を受けなければならないことについても説明してください。
建築確認申請の手続きを行う時期については、スケジュールの説明の際に明
確に建築主に説明をしてください。
参照:
「ポイント 2 スケジュール案の提示」 (P14)
資料② 「スケジュールシート」 (P60)
23
ポイント 8
□
工事見積書の説明
工事見積書の積算根拠の説明
建築主に工事見積書で示す金額が、設計図書等の内容に対して適正な価格で
あることを理解してもらう必要があります。
積算の根拠が明確でない場合は、建築主がその内容について十分に納得して
契約することは困難です。単価や数量などの具体的な積算根拠を説明し、建築
主の理解を得るようにしてください。
また、標準的な仕様の住宅の建設実績から坪単価を算出し、坪単価とオプシ
ョンで表示する見積の場合(実績方式)も、明快な根拠をもって、必要に応じ
てデータを開示できることが重要です。
本書では、望ましい工事見積書の様式例(資料⑤)を示していますので、参
考にしてください。
工事見積書 資料⑤
平成○年○月○日
見積書は、材料費や外注
費の原価を公開し、利益を
含む経費は別項目で計上
することを検討してくだ
さい。
工 事 御 見 積 書
○ ○ ○ ○ 様邸
内訳明細書
科目・細目
摘 要
単価
明細(備考)
金額
数量 単位
① 地縄張り手間
人
① 遣方手間
人
① 仮設電力引込工事(材工)
式
式
① 仮設用水引込工事(材工)
式
式
① 養生資材損料
(2) 水盛遣方
式
¥ ○○,○○○,○○○円.-
(3) 仮設トイレ
レンタル
(4) 仮設電力
施設費
(5) 仮設用水
施設費
(6) 道路養生
(消費税含む)
単価
台/月
式
上記の通りお見積申し上げます。
(8) 外部足場掛け払い
式
レンタル
(9) 外部養生シート
(11) 内部足場掛け払い
(12) 仮設用材運搬費
㎡
式
(10) 安全ネット
ていくことが、今後ますま
数量 単位
式
(7) 清掃片付け
住宅の価格を透明化し
規 格
1 仮設工事
(1) 地縄張り
㎡
式
す必要になってくると考
延人数
① 作業人工
延人数
会社名 担当者
式
吹き抜け等
式
② 作業人工
① ネット損料(消耗品共)
② 張り手間
〒○○○-○○○○
東京都○○○ ○○ ○-○-○
① 脚立、足場板など(搬出入)
電話番号 ○○○○○○○○○○
FAX 番号 ○○○○○○○○○○
枚
延人数
回
えられます。 (P73~83
参照)
□
仮設工事費 小計
*地縄張り手間は基礎工事に一括含める。*水盛遣方手間は、基礎工事あるいは大工手間に含める。
*清掃片付けは、各工事に含めない。
工事見積書に含まれている工事費の内容と範囲の説明
工事見積書を提示する際には、思い違いやトラブルを避けるためにも、見積
金額に含まれている内容と範囲を明確に提示し、双方で確認し合うことが重要
です。
工事見積書には必ず日付を記載し、有効期限も示してください。また、説明
の際には、見積条件、工事費の支払時期や金額などの支払条件についても説明
してください。
24
価格
□
工事見積書以外に入居までにかかる費用の説明
家づくりの途中で建築主の予算を超えることがないよう、入居までにかかる
費用の全体を把握してもらうことが必要です。
工事見積書以外の入居までにかかる費用については、項目や金額を示し、説
明を行ってください。その際は、全ての費用について一覧表で整理し、全体の
資金計画を建築主に確認してもらうようにしてください。
本書では、資金計画書の様式例(資料⑥)を示していますので、参考にして
ください。
資金計画書 資料⑥
資金計画書には、建築にかかわる
平成 年 月 日
資 金 計 画 書
様 邸
工事費のほか諸費用、住宅ローン借
会社名
担当者
電 話
入費用、税金、その他費用等の全体
【所要資金】
1 本体工事費
円
1 計 円
2 付帯工事費・別途工事費 ・外構工事費
の費用を示して説明してください。
・屋外給排水・ガス・電気工事費
円
・追加工事費
円
円
また、そのための資金調達方法と
円
円
円
2 計 3 諸費用
しての自己資金・住宅ローンなどの
項目も記載し、建築主に確認してく
・設計費・監理費
円
・確認申請、検査申請手数料
円
・調査・測量
円
・諸手続費用等
円
円
円
円
3 計 ださい。
(P84 参照)
4 住宅ローン借入費用
(1) ○○借入
①
申込手数料
円
②
保証料
円
③
火災保険料
④
団体信用生命保険料
円
円
円
(1)小 計
(2) ○○借入
5 税金・その他費用
①
申込手数料
円
②
保証料
円
③
火災保険料
④
団体信用生命保険料
円
円
(2)小 計
円
4 計 円
・税金類
円
・印紙代
円
・登記手数料
円
・つなぎ融資利息
円
・水道分担金
円
・引越し費用
円
円
円
所要資金
5 計 円
合 計 円
【資金・返済計画表】
毎月返済額
資金内訳
円
万円
( % 年返済)
円
円
万円
3
( % 年返済)
円
円
万円
4
( % 年返済)
円
円
万円
5
( % 年返済)
円
円
万円
円
円
万円
合 計
25
ボーナス時返済額
円
2
1 自己資金
ポイント 9
アフターサービス内容の説明
□
アフターサービスの内容・費用・連絡方法の説明
□
瑕疵担保責任についての説明、保証制度の利用についての説明
入居後の保証や無償点検などのアフターサービスの内容も契約先を決める上
での重要な判断材料のひとつになります。
建築主の信頼を得るためにも、生産者が予定しているアフターサービスの内
容について説明を行い、理解してもらう必要があります。
また、その際は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で義務づけられて
いる瑕疵担保責任についても説明を行ってください。
瑕疵担保責任については、第三者機関の保証制度を利用することで、万一瑕
疵が発生した場合でもその責任を遅滞なく履行でき、建築主の信頼を得られや
すくなります。第三者機関の瑕疵保証制度を利用する場合は、その内容もあわ
せて説明してください。完成保証制度を利用している場合も同様に説明してく
ださい。
なお、平成 19 年 5 月に「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」
が制定され、平成 21 年秋から(具体的な期日は、今後、政令で定められます。)
新築住宅を引渡すには、
「保証金の供託」または「保険への加入」が必要となり
ます。
参照:
「ポイント 18 入居後のアフターサービスについての説明」 (P49)
「ポイント 19 アフターサービスの実施」 (P52)
26
【新築住宅に対する瑕疵担保期間(10 年間)の義務化について】
「新築住宅の瑕疵担保責任に関する特例」
平成 12 年 4 月 1 日に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で定め
られた新築住宅の取得における瑕疵担保責任の特例です。
・新築住宅の取得契約(請負・売買)において、基本構造部分(柱、梁など住宅の
構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分)について 10 年間の瑕疵担保
責任(修補責任等)が義務づけられています。
・新築住宅の取得契約(請負・売買)において、基本構造部分以外も含めた瑕疵担
保責任が、特約を結べば 20 年まで伸長可能になります。
国土交通省
参
○
http://www.mlit.go.jp/
考
「住宅性能保証制度」
((財)住宅保証機構)
新築住宅に 10 年間義務づけられている瑕疵保証を生産者が確実に行えるよ
う、修補費用を保険でサポートする仕組みです。10 年間の長期保証の対象とな
る事故の修補費用から免責金額を除いた額の 80%が登録業者に保険金等とし
て支払われます。
また、万一、生産者が倒産した場合でも、保証の対象となる事故の修補費用
から免責金額を除いた額の 95%が住宅取得者に保険金等として支払われます
ので安心です。
制度を利用するためには、生産者は住宅保証機構に登録する必要がありま
す。費用は、業者登録料、住宅登録料が必要です。
○
「完成保証制度」
(
(財)住宅保証機構)
新築一戸建て住宅を対象に、住宅が完成するまでの万一の事態に備えた保証
です。生産者の倒産などにより工事が中断したら、住宅の完成に向け、住宅保
証機構が速やかに手続きや保証を行います。
制度を利用するためには、生産者は住宅保証機構に登録する必要があります。
費用は、業者審査料、制度参加金、完成保証料が必要です。
(財)住宅保証機構
http://www.how.or.jp/
27
ポイント 10 工事請負契約書類や施工時の確認事項についての事前説明
□
契約書類の内容についての説明
契約書類を契約当日に一度に説明されても、建築主が全てを理解するのは困
難です。納得して契約を交わすために、建築主には、事前に契約書類の内容を
説明してください。
参照:
□
「ポイント 11 工事請負契約内容の説明」 (P30)
施工時の建築主の確認方法の説明
・
工事の記録についての説明
・
建築主の確認が必要な時点と内容の説明
施工時における工事状況等の記録方法や建築主に確認を依頼する内容・方法
等については、事前に説明を行ってください。
施工時における工事管理方法などを契約前に説明することは、適切な施工に
対する信頼を得ることにつながります。
施工時には、工事の経過や施工状況を記録した工事記録書を作成し、竣工後
も建築主が確認できるようにしてください。
また、着工から竣工までの間の工事の重要なポイントでは、建築主に立ち会
いを求めて確認を受けることが重要です。
施工時における望ましい情報提供のあり方は、
「Ⅳ 施工時のポイント」に記
載していますので、参照してください。
参照:
「ポイント 13 工事状況の記録及び建築主への報告」 (P38)
資料⑨「工事記録書」 (P87~110)
「ポイント 14 建築主による確認」 (P40)
資料⑩「建築主用・施工時チェックシート」 (P111~113)
28
Ⅲ
工事請負契約時のポイント
「Ⅲ
工事請負契約時のポイント」は、家づくりにおける建築主・
住宅生産者双方の約束事をきちんと文書で取り決めることで、工事
に関するトラブルを防止し、お互いが納得のいく家づくりを進めて
いくためのものです。
29
ポイント 11 工事請負契約内容の説明
□
契約書の作成
内容を明確にした契約書を作成し、生産者と建築主の双方が納得した上で契
約を締結することは、トラブルを防止し、万一の場合への備えともなります。
着工に先立って、必ず契約書を作成してください。
必要な図面や書類の内容が不備のまま契約を結ぶ例も見られますが、追加工
事や仕様変更などを行った場合のトラブルの要因になるおそれがありますので、
必要な図面や書類を揃えた上で契約を締結することが重要です。
また、契約時には、あわせて実際の工事にどのような事業者が携わるかを示
し、建築主に説明してください。事前に工事に携わる事業者を示すことで、施
工に対する建築主からの信頼を得ることができます。
本書では、工事に携わる事業者を一覧にした設計・施工体制表の様式例(資
料⑦)を示していますので、参考にしてください。
【契約時に必要な書類(例)】
工事請負契約書
○次の内容を記載します。
工事名、工事場所、建物の構造及び規模、着工時期、完成時期、検査時期、
引渡し時期、請負金額、請負金額の支払方法、履行延滞違約金等
工事請負契約約款
○次の事項について定めます。
・工期の変更や請負金額の変更、損害の負担やその算出方法
・天災その他不可抗力による工期の変更、損害の負担とその算出方法
・瑕疵担保(基本構造部分及びその他の部分の保証期間)
・紛争の解決方法 等
工事代金内訳書
○工事見積書と同様に内訳書と内訳明細書で構成します。
設計図書
○次の図面を添付します
配置図・平面図・立面図・断面図・矩計図・仕上表・基礎伏図・各階床
伏図・小屋伏図・展開図・建具表・設備図(電気、給排水)
・外構図・仕
様書 等
工事工程表
○以上の条件に基づいて計画された、工事の工程表を添付します。
設計・施工体制表
○工事に携わる事業者を一覧で示します。
30
設計・施工体制表
資料⑦
平成 年 月 日
設計・施工体制表は、工事に携わ
設計・施工体制表
る事業者を建築主に説明するための
様 邸
会社名
担当者
電 話
ものです。
実際に工事に携わる事業者を事前
会 社 名
代 表 者 名
に示すことで、建築主からの施工に
工事施工者
対する信頼を得ることができます。
契約時には、各工事種目別に事業
住
所
電 話 番 号
現場代理人
代表となる設計者(内容)
会 社 名
担 当 者 名
者名を記載し、建築主に渡してくだ
その他の設計者(内容)
会 社 名
担 当 者 名
さい。
工事監理者
追加・変更等があった場合には、
その都度、建築主に連絡し、修正し
てください。
会 社 名
担 当 者 名
〈下請負人〉
工事内容
会 社 名
担 当 者 名
工事内容
会 社 名
担 当 者 名
建物引渡し時には、他の引渡し書
工事内容
類とあわせて、最終版を建築主に渡
工事内容
してください。 (P85 参照)
工事内容
会 社 名
担 当 者 名
会 社 名
担 当 者 名
会 社 名
担 当 者 名
工事内容
会 社 名
担 当 者 名
工事内容
会 社 名
担 当 者 名
31
□
請負金額に含まれている内容と範囲の説明
契約の根拠となる設計図書や工事代金内訳書等を用いて契約内容を説明し、
その具体的な工事内容と範囲について建築主の確認を受ける必要があります。
請負金額に含まれている内容と範囲を明確にすることは、着工後に追加・変
更がある場合のトラブルの防止になります。
契約内容を説明する際には、建築主が容易に理解できるように、チェックシ
ートを用いるなどの工夫を行い、確認を受けてください。
本書では、建築主用の契約時チェックシートの様式例(資料⑧)を示してい
ますので、参考にしてください。
建築主用・契約時チェックシート 資料⑧
平成 年 月 日
契約時チェックシートは、必要書類の
契約時チェックシート
お名前
有無や契約書の主な内容について、建築
会社名
担当者
電 話
主自身で確認し、理解してもらうための
■契約時に以下の書類が揃っているか、確認してください。
工事請負契約
関係書類
シートです。
契約時に説明を行い、建築主の確認を
受けてください。
様
(P86 参照)
添付書類等
項 目
工事請負契約書
工事請負契約約款
配置図
平面図
立面図
断面図
矩計図
仕上表
基礎伏図
各階床伏図
設計図書
小屋伏図
展開図
建具表
設備図(電気、給排水)
外構図
仕様書
確認
その他特別に依頼する工事内容の詳細図
工事代金内訳書
工事工程表
設計・施工体制表
■工事請負契約書について、説明を受けた内容と合っているか、以下の項目を確認してください。
項 目
確認
1 工事内容
2 請負代金(資金計画の確認)
3 支払い方法、期日
4 着工日、完成日(入居予定の確認)
5 設計変更、追加工事等があった場合の取り決め
6 工事の遅延や支払いの遅延の場合の取り決め
7 完成保証の加入状況
8 瑕疵担保責任
9 アフターサービス
平成 年 月 日
上記の内容を確認しました。
32
建築主確認
□
請負金額以外の入居までかかる費用の説明
請負金額以外の入居までにかかる費用については、項目や金額を示し、建築
主に把握してもらう必要があります。建築主の予算を超えることがないよう、
資金計画書などを活用し、全体にかかる費用の説明を行い、建築主が確認を行
えるようにしてください。
参照:
「ポイント 8 工事見積書の説明」 (P24)
資料⑥「資金計画書」 (P84)
□
アフターサービスの内容・費用、瑕疵担保責任についての説明
引き渡し後のアフターサービスは、契約内容の一つになります。
契約締結時には、定期点検の実施時期・内容・費用・連絡方法、各保証内容
等のアフターサービス内容について説明をしてください。
また、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に定める瑕疵担保責任につい
て説明するとともに、保証保険契約の締結その他の措置を講じるときは、その
内容を記載した書面を契約書に添付してください。
なお、平成 19 年 5 月に「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」
が制定され、平成 21 年秋から(具体的な期日は、今後、政令で定められます。)
新築住宅を引渡すには、
「保証金の供託」または「保険への加入」が必要となり
ます。
参照:
「ポイント 18 入居後のアフターサービスについての説明」 (P49)
「ポイント 19 アフターサービスの実施」 (P52)
33
□
契約内容の変更方法の説明
工期中に生じうる工事内容や工期、請負金額等の変更については、あらかじ
め変更に関する事項を「工事請負契約約款」に定めておく必要があります。ま
た、契約時には、その工事請負契約約款に定められた契約内容の変更方法につ
いての説明を行なってください。
変更の決定までの経緯は、打ち合わせシートなどの書面で残し、後になって
も双方が確認できるようにしておく必要があります。書面での確認方法につい
ても、契約時に説明してください。
【契約書約款(例)】
第 28 条 工事の変更、工期の変更
(1) 甲は、必要によって、工事を追加しまたは変更することができる。
(2) 甲は、必要によって、乙に工期の変更を求めることができる。
(3) 乙は、甲に対して、工事内容の変更および当該変更に伴う請負代金の増減額を提案する
ことができる。この場合、乙は、甲および丙と協議のうえ、甲の書面による承認を得た場
合には、工事の内容を変更することができる。
(4) 本条(1)または(2)により、乙に損害を及ぼしたときは、乙は、甲に対してその補償を求
めることができる。
(5) 乙は、この契約に別段の定めのあるほか、工事の追加・変更、不可抗力、関連工事の調
整、その他正当な理由があるときは、甲に対してその理由を明示して必要と認められる工
期の延長を請求することができる。
第 29 条 請負代金額の変更
(1) 次の各号の一にあたるときは、当事者は、相手方に対して、その理由を明示して必要と
認められる請負代金額の変更を求めることができる。
a 工事の追加・変更があったとき。
b 工期の変更があったとき。
c 第 3 条の関連工事の調整に従ったために増加費用が生じたとき。
d 支給材料・貸与品について、品目・数量・受渡時期・受渡場所または返還場所の変更
があったとき。
e 契約期間内に予期することのできない法令の制定・改廃、経済事情の激変などによっ
て、請負代金額が明らかに適当でないと認められるとき。
f 長期にわたる契約で、法令の制定・改廃、物価・賃金などの変動によって、この契約
を結んだときから1年を経過したのちの工事部分に対する請負代金相当額が適当でない
と認められるとき。
g 中止した工事または災害をうけた工事を続行する場合、請負代金額が明らかに適当で
ないと認められるとき。
(2) 請負代金額を変更するときは、原則として、工事の減少部分については丙の承認を受け
た請負代金内訳書の単価により、増加部分については時価による。
(注)甲:発注者、乙:請負者、丙:監理者 出典:
「民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款」
34
ポイント 12 工事請負契約後のスケジュール等の説明
□
契約内容に則った、入居までのスケジュールの説明
工事請負契約時には、契約内容に則った入居までのスケジュールについて建
築主の確認を受ける必要があります。
その際には、契約書に示された工事工程表に基づき、説明を行ってください。
また、引渡し後、すぐに必要となる手続き(火災保険の加入、登記手続きな
ど)についても説明してください。
□
施工時の建築主の確認方法の説明
・ 工事の記録についての説明
・ 建築主の確認が必要な時点と内容の説明
工事請負契約の際には、工事状況の記録方法を説明してください。
施工時には、工事の経過や施工状況を記録した工事記録書を作成し、竣工後
も建築主が確認できるようにしてください。工事の状況を記録することで、建
築主からは、施工に対する信頼を得ることができます。
また、着工から竣工までの間の工事の重要なポイントでは、建築主に立ち会
いを求めて確認を受けることが重要です。確認を受ける時期及び内容について、
工程表などを用いて契約時に説明してください。
施工時における望ましい情報提供のあり方は、「Ⅳ
施工時のポイント」に
記載していますので、参照してくたさい。
参照: 「ポイント 13 工事状況の記録及び建築主への報告」 (P38)
資料⑨「工事記録書」 (P87~110)
「ポイント 14 建築主による確認」 (P40)
資料⑩「建築主用・施工時チェックシート」 (P111~113)
35
36
Ⅳ
施工時のポイント
「Ⅳ
施工時のポイント」は、工事中の報告と確認を通して建築
主及び住宅生産者双方のコミュニケーションを強化し、お互いにと
って満足のいく家づくりを行うためのものです。
37
ポイント 13 工事状況の記録及び建築主への報告
分譲
□
工事状況の記録(工事記録書の作成)
施工時には、工事の経過や施工状況を記録した工事記録書を作成し、竣工後
も建築主が工事内容を確認できるようにしてください。
工事のポイントとなる部分については、施工状況の写真を撮影して記録を残
すことにより、施工に対する建築主からの信頼を得るとともに、万一の不具合
等が発生した場合の工事履歴になります。
工事記録書は、工事中の状況を報告する際に活用するとともに、竣工時には
まとめて建築主に説明し、双方で保管してください。
本書では、工事記録書の様式例(資料⑨)を示していますので、参考にしてく
ださい。
【工事記録書の内容例】
工事工程表
工事経過記録
工事記録
シート
実際の工事ごとの工事内容、期間を表したスケジュール表
工事の経過や契約時の図面からの変更内容を記録
完成すると見えなくなる部分を中心に、各工事のポイントとなる部
分、全体の施工状況を重点的に記録
(記録の例)
10. 小屋組
0. 着工前
11. 床組
1. 土工事(根切り・地業)
12. 接合部
2. 基礎(鉄筋)
13. 屋根(下地)
3. 基礎(コンクリート)
14. 外壁(下地)
4. 土台
15. 断熱材
5. 軸組の全景
16. 電気設備
6. 柱
17. 給排水設備
7. 横架材(梁、桁など)
18. ガス
8. 筋かい等の耐力壁(全体)
19. 外構
9. 筋かい等の耐力壁(部分)
工事記録書の記入例は、
「安心して住める家のためのガイドブック」<戸建住
宅編>(東京都)を参照してください。
参考: http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/juutaku_seisaku/401ansingaido.htm
分譲
◇
分譲住宅においても、工事記録書を作成することで、施工に対する信頼を
得ることができます。新築の戸建住宅を分譲する場合も、工事記録書を作成
し、購入者に引渡してください。
38
□ 定期的な工事の進捗状況等の建築主への報告
工事の進捗状況を定期的に報告することは、建築主の安心や信頼を得るため
に重要です。着工前に双方で時期を定めて、定期的に報告するようにしてくだ
さい。その際は、工事記録書の工事記録シートなどの写真等を活用して説明す
ることも効果的です。
工事記録書 資料⑨
工事記録書は、工事経過の
状況や変更内容を文書で記録
しておく工事経過記録の部分
と、工程に則って施工状況を
写真と文章で記録しておく工
事記録シートなどで作成され
ています。
竣工時には、まとめて建築
主に説明し、お互いで保管し
てください。
(P87~110 参照)
39
ポイント 14 建築主による確認
□
工事の重要なポイントの建築主による確認
建物位置など基本的な事項及び基礎・躯体などの竣工後に見えにくくなる部
分の工事の重要なポイントは、建築主に対し現場での確認を求めてください。
その際は、図面どおりに工事を行っていることの確認を受けるとともに、工事
の進捗状況や今後の予定を説明することが重要です。チェックシートなどを活
用すると、建築主が容易に理解しやすく、双方で記録を残すことができます。
また、竣工検査は、引渡し前の最終チェックとなりますので、建築主に立ち
会いを求めて確認を受けてください。
本書では、建築主用施工時チェックシートの様式例(資料⑩)を示していま
すので、参考にしてください。
【建築主に確認してもらうべき主な内容】
①地縄張り、地鎮祭
・ 敷地に対する建物の位置などを確認してもらうこと
②上棟式
・ 土台・柱・梁などの構造材の寸法や材種、位置などを確認して
もらうこと
③屋根葺工事完了
・ 耐震など構造概要・屋根の防水性能・防腐処理状況などを確認
してもらうこと
④木工事完了
・ 内部建具、鍵、台所などの設備、照明器具類などを確認しても
らうこと
⑤竣工検査
・ 今までの建築主からの指摘事項などが是正されているか、引渡
しを受けられる状態となっているかを確認してもらうこと
40
建築主用・施工時チェックシート 資料⑩
施工時チェックシート Ⅱ(竣工時)
建築主用・施工時チェックシー
様
お名前
会社名
トとは、工程別に建築主に確認し
施工時チェックシート Ⅰ
担当者
電 話
様
お名前
てもらうべき項目をまとめたも
時 期
項 目
確 認
会社名
日 付
担当者
1. 敷地
陥没、ひび割れなどの部分はないか
電 話
基礎に亀裂はないか
のです。
基礎・床下の高さは図面のとおりか ・説明や確認を求めるときは、必ず工事責任者と行ってください。
2. 基礎
各項目について建築主の確認
・床下
換気口は図面のとおりか
・工程は工事の段取り、天候により変わってきます。確認時期は、事前に打合せさせていただきます。
床下に残材がないか
・確認欄には、押印又はサインをお願いいたします。
床下の換気が十分ではなく、湿っぽくないか
①
竣工検査で確認して
3. 内外装
ください
確 認
日 付
地縄張又は地鎮祭の
時に現場で右の事項 2. 敷地境界線と建物との間隔の確認
を確認してください
雨漏り、雨染みはないか
⑤
項 目
1. 境界杭の位置の確認
亀裂、仕上げ材のはがれはないか
塗り残し、塗りむらはないか
てください。 (P111~113 参照)
時 期
木材の接合金物がゆるんでないか
(床下から見える範囲で)
を受け、双方で保管するようにし
3. 工事工程と段取りの確認
結露、かびはないか(特に窓廻りや押入)
1. 柱、通し柱、土台、梁など構造材の寸法、材種、位置等の確認
床、柱・壁に傾きはないか
壁に凹凸はないか
上棟式の日に現場で 2. 内外の壁・床・天井の仕上げ材の見本などによる確認
② 右の事項を確認して
ください
3. 外回り建具・ガラスの種類の確認
開閉はスムーズか
4. 屋根工事完了予定日の確認
床がきしまないか
4. 扉・窓
・ふすま 閉じた建具にすき間はないか
1. 筋かい、火打土台、火打梁など耐風、耐震の構造の確認
小屋裏の換気孔は適正か
2. 屋根の防水性能の確認
5. 小屋裏
残材がないか
・天井裏
屋根葺工事完了時に
③ 現場で右の事項を確 3. 土台・柱・筋かいなどの防腐処理状況の確認
木材の接合金物がゆるんでないか
(小屋裏・天井裏から見える範囲で) 認してください
6. 設備
給水や排水に異常はないか(特に配管の接合部)
4. スイッチ・コンセントの数と位置の確認
電気設備は正常に可動するか、
ガス漏れはしていないか
5. 今後の施工工程の確認
台所、浴室、便所の換気扇は正常に可動するか
1. 内部建具、ふすまの取手、錠、ガラスの種類、仕上などの確認
平成 年 月 日
上記内容を確認しました。
建築主確認
2. 建具の開き勝手の確認
木工事の終わり頃に
④ 現場で右の事項を確 3. 台所、浴室、洗面所などの設備機器の確認
認してください
4. 照明器具(各室)の確認
5. 工事の進捗状況(予定と実際の比較)の確認
□
工事請負契約内容に変更が生じた場合の書面での確認
設計変更・工期延長・金額変更など、契約内容に変更が生じた場合は、変更
契約などの書面を作成し、生産者と建築主の双方で確認してください。
また、軽微な変更であっても、工事内容に変更が生じた場合には、建築主の
了解を得るとともに、工事記録書の工事経過記録書に記入するなどして、書面
で記録を残してください。
変更に至るまでの経緯については、打合せシートなどを活用し、記録に残し
ておくことが後のトラブル防止のために重要です。
本書では、工事記録書(資料⑨
P39 参照)及び打合せシート(資料③
参照)の様式例を示していますので、参考にしてください。
参照:
「ポイント 3 打合せ事項の記録・確認方法の説明」 (P18)
資料③「打合せシート」 (P61)
「ポイント 13 工事状況の記録及び建築主への報告」 (P38)
資料⑨「工事記録書」 (P87~110)
41
P18
42
Ⅴ
竣工・引渡し時のポイント
「Ⅴ
竣工・引渡し時のポイント」は、竣工した住宅の情報を建
築主に確実に引渡し、長く快適に住んでもらうためのものです。
ここでは、新築時の情報(生産履歴)をとりまとめた「住宅履歴」
の作成を推奨し、関係図書類とあわせて、確実に建築主に情報が引
渡されることを目指しています。
43
ポイント 15 新築時の情報を整理した「住宅履歴」の作成
分譲
□
新築時の情報を整理した「住宅履歴」の作成
新築時の情報は、建築主が入居後の修繕、リフォーム工事を行う際や、住宅
を売却する際に必要となるものです。本書では、新築時及び修繕工事・定期点
検時等の情報を整理する住宅履歴の作成を推奨します。
住宅履歴とは、住宅の新築時の情報(生産履歴)及び入居後の修繕工事等の
情報(修繕履歴)を整理・保管したものをいいます。
本書では、住宅履歴を整理するために、新築時及び修繕工事・定期点検時等
の情報を記入する住宅履歴シートの様式例(資料⑪)を示していますので、参
考にしてください。
住宅履歴シートの新築時の記録は、生産者において記入し、関係図書(竣工
図、工事記録書、設計・施工体制表など)等とあわせて住宅履歴を作成してく
ださい。
【住宅履歴例】
○新築時の情報(生産履歴)
・住宅履歴シート(新築時用)
着工日、竣工日
都市計画、土地の概要
建物の概要(構造、階数、建築面積・建ぺい率、延べ面積・容積率)
定期点検の実施予定
関係者連絡先
・住宅性能評価書(設計住宅性能評価書、建設住宅性能評価書)
・関係図書
確認済証(確認申請書副本)、中間検査合格証、検査済証、工事請負(売買)
契約書、工事費内訳書、設計図書、竣工図、工事記録書、設計・施工体制表、
打合せシート、保証書 等
○修繕工事、定期点検等の情報(修繕履歴)
・住宅履歴シート(修繕時用)
修繕工事・定期点検等の記録(年月日(竣工日)、修繕箇所、内容、契約先、
契約金額等)
・工事請負契約書、工事費内訳書
・改修図、竣工図、写真等
・定期点検結果報告書 等
分譲
◇
分譲住宅においても、住宅履歴を作成することで、買主が安心して購入す
ることができます。事業者において住宅履歴を作成してください。
44
住宅履歴シート 資料⑪
【記載例】
住宅履歴シートは、新築時の建
物概要や関係図書類の有無、関係
者連絡先などの情報を記入する新
築時用のシートと定期点検や修繕
工事などの履歴を記入する修繕時
住宅履歴シート(修繕時用)
《修繕工事・定期点検等の記録》
№
年月日
修繕箇所
内容
契約先
添付書類
契約金額
1 ○年○月○日 定期点検
1年目無料定期点検 点検結果報告書
◆◆工務店㈱
03-****-****
無料
2 ○年○月○日 2階屋根
割れ瓦の取替
(防水確認)
◆◆工務店㈱
03-****-****
無料
(保証期間)
3 ○年○月○日 定期点検
5年目無料定期点検 点検結果報告書
◆◆工務店㈱
03-****-****
無料
写真
バルコニー、手す
4 ○年○月○日
鉄部塗装
り
見積書、契約
○○塗装㈱
書、図面、写真 03-****-****
5 ○年○月○日 システムキッチン 設備更新
㈱□□リフォー
見積書、契約
ム
***,000円
住宅履歴シート(新築時用)
書、図面、写真
03-****-****
**,000円
年 月 日作成
《新築時の記録》
用のシートで構成されています。
作成者 印
所有者
所在地(地番)
着工日~竣工日
用途地域
新築時の記録は、生産者におい
〒
( )年( )月( )日~( )年( )月( )日
□第一種低住専 □第二種低住専 □第一種中高住専 □第二種中高住専
□第一種住居 □第二種住居 □準住居 □近隣商業 □商業
□その他( )
防火地域
□防火地域 □準防火地域 □その他( )
( )
都市計画 その他地域地区等
土地概要 法定建ぺい率・容積率 法定建ぺい率( )%
て記入し、関係図書等とあわせて
敷地面積
法定容積率 ( )% ( )㎡
接道(前面道路)幅員 ( )m
地盤調査
住宅履歴を作成してください。
権利の種類
□所有権 □地上権 □賃借権 (種類 )
構造
□木造 □鉄骨 □軽量鉄骨 □その他( )
階数
地上( )階 地下( )階
建築面積・建ぺい率
住宅履歴を整理するにあたって
建物概要
は、ファイルなどを活用し、関係
□有り〔調査年月日( ) □調査報告書の添付〕 □なし
延べ面積・容積率
建築面積( )㎡
建ぺい率( )%
延べ面積( )㎡
容積率( )%
地下1階
( )㎡
1階
( )㎡
2階
( )㎡
3階
( )㎡
設計住宅性能評価書
□有り〔交付年月日( ) 交付番号( ) □評価書の添付
評価機関名( )〕
住宅性能
評価 建設住宅性能評価書
□なし 図書等が散逸しないように工夫し
□有り〔交付年月日( ) 交付番号( ) □評価書の添付
評価機関名( )〕
注 1 修繕・リフォーム等の内容がわかる書類、図面、写真等(契約書、工事費内訳書、改修図、竣工図、
□なし 工事写真等)を添付すること
2 定期点検を行った場合は、その内容がわかる報告書等を添付すること
確認済証
〔交付年月日( ) 交付番号( ) □証書の添付
(確認申請書副本)
検査機関名( )〕
てください。 (P114~115 参照)
《修繕時用》
中間検査合格証
〔交付年月日( ) 交付番号( ) □証書の添付
検査機関名( )〕
関係図書 検査済証
〔交付年月日( ) 交付番号( ) □証書の添付
検査機関名( )〕
契約書・図面等
□工事請負(売買)契約書 □工事費内訳書 □設計図書
□竣工図 □工事記録書 □設計・施工体制表 □打合せシート
□保証書(アフターサービス規約) □瑕疵保証関係書類
□その他( )
定期点検実施予定
設計者
定期点検実施期間( 年間) 定期点検実施頻度( )
会社名: 担当者:
連絡先:
関係者 工事施工者
連絡先 売主
会社名: 担当者:
連絡先:
会社名: 担当者:
連絡先:
販売提携者
会社名: 担当者:
連絡先:
《新築時用》
□
竣工図の作成
竣工図は、定期点検や修繕工事等の際に必ず必要となる図面です。工事中の
設計変更や仕様変更により、契約時の設計図と竣工した建物が異なる場合は、
竣工時の工事内容に整合した竣工図を作成してください。耐久年数の短い設備
(電気、給排水、ガス)の内容を確認できる設備工事関連の竣工図は重要です。
なお、建築主に引渡す工事関係図書類については、生産者においても保存し
てください。
参照:
「ポイント 16 「住宅履歴」等の引渡し及び関係図書の説明」 (P46)
「ポイント 20 定期点検、修繕工事等の関係図書の引渡し及び整理・保管方法の
説明」 (P53)
45
ポイント 16 「住宅履歴」等の引渡し及び関係図書の説明
分譲
□
関係図書を含む「住宅履歴」等の引渡し
引渡し時には、関係図書を含む作成した住宅履歴を建築主に引渡してくださ
い。その際は、それぞれの関係図書等について改めて説明を行い、チェックシ
ートなどを活用して、建築主の確認を受けてください。
また、住宅履歴は、修繕工事等の情報(修繕履歴)もあわせて保管すること
が重要です。建築主には、入居後の修繕工事等の情報を新築時の情報とあわせ
て整理・保管し、その後の維持管理等に活用するように説明してください。
□
建築基準法に適合していることの説明
関係図書の中の確認済証(確認申請書副本)、検査済証は、必ず建築主に引渡
し、建築基準法に適合していることを説明してください。
増築時や売却時など、将来において必要な書類であることを伝え、大切に保
管するよう説明してください。
□
取扱い説明書、保証書などの書類の建築主への引渡し
引渡し時には、設備機器類等の使用方法や維持管理方法の説明を行うととも
に、取扱い説明書を渡してください。保証書が発生するものは、保証期間とそ
の後の対応についても説明してください。
本書では、引渡し書類チェックシートの様式例(資料⑫)を示していますので、
参考にして下さい。
分譲
◇
分譲住宅においても同様に、引渡しの際は、関係書類等について十分に説
明を行い、購入者の確認を受けてください。
参照:
「ポイント 15 新築時の情報を整理した「住宅履歴」の作成」 (P44)
資料⑪「住宅履歴シート」 (P114~115)
「ポイント 20 定期点検、修繕工事等の関係図書の引渡し及び整理・保管方法の
説明」 (P53)
46
引渡し書類チェックシート 資料⑫
引渡し書類チェックシートには、
平成 年 月 日
引渡し書類チェックシート
建築主に住宅を引渡す際に一緒に引
様
お名前
渡す書類を一覧にしています。
会社名
担当者
電 話
書類を引渡す際には、あらためて、
項 目
それぞれの書類について説明を行
い、建築主の確認を受けてください。
1
引渡し書
2
住宅履歴
確 認
(1) 住宅履歴シート
(2) 住宅性能表示関係書類
(P116 参照)
(3) 確認済証(確認申請書副本)
(4) 中間検査合格証
(5) 検査済証
(6) 工事請負(売買)契約書
引渡済
(7) 工事費内訳書
引渡済
(8) 設計図書
引渡済
(9) 竣工図
(10) 工事記録書
(11) 設計・施工体制表
(12) 打合せシート
引渡済
(13) 保証書(アフターサービス規約)
(14) 瑕疵保証関係書類
3
住宅設備の保証書、取扱説明書
4
5
平成 年 月 日
上記内容を確認しました。
47
建築主確認
ポイント 17
住まい方の説明
分譲
□
建築主への住まい方の説明
引渡し時には、入居後、建築主が快適に生活するために、住宅の特徴や性能、
住まい方などを説明してください。
その際は、心がけてもらいたいメンテナンス方法などを説明し、長期間、安
全で快適に暮らせるようアドバイスしてください。
分譲
◇
分譲住宅においても同様に、購入者が快適に暮らせるように、住まい方に
ついてのアドバイスを行ってください。
【住まい方の説明事項例】
・ 構造上の特徴
・ 木材等建材の特徴
住宅の特徴と性能について
・ 断熱性能
・ 通風・換気性能
・ シックハウス対策
・ バリアフリー対策
等
・ 結露について
・ 床や柱の手入れについて
・ 外構部分の手入れについて
・ 換気扇の手入れについて
日常の生活方法などについて
・ 電化製品類の設置について
・ 照明について
・ 暖房機器を選ぶときの注意
・ 暖房機器の使用上の注意
・ 給湯器の使用上の注意
48
等
ポイント 18 入居後のアフターサービスについての説明
分譲
□
アフターサービスの内容・費用・連絡方法についての説明
竣工後の建築主とのかかわりは、アフターサービスを中心に行われるように
なります。引渡し時には、契約で定めた定期点検や保証内容などのアフターサ
ービスについて説明を行い、実施する時期・内容・連絡方法の説明をしてくだ
さい。その際は、無償と有償の区別を明らかにしてください。
また、第三者機関による瑕疵保証制度を利用している場合には、その内容も
説明してください。
以下に説明すべき主な項目を示しますので参考にしてください。
分譲
◇
分譲住宅においても同様に、引渡しの際に、入居後のアフターサービス等
について、十分に説明を行ってください。
【説明すべき主な項目】
■定期点検
・ 点検時期・内容
・ 無償・有償の別
・ 点検時の連絡方法
■保証基準
・ 瑕疵担保責任による保証
・ 自社基準による保証内容(項目、対象、期間、保証内容、適用除外)
・ 第三者機関による保証制度を利用している場合は、その内容
■その他
・ 担当窓口、連絡先
・ 免責事項
・ 注意事項等
参照: 「ポイント 19 アフターサービスの実施」 (P52)
49
50
Ⅵ
アフターサービス時のポイント
「Ⅵ
アフターサービス時のポイント」は、アフターサービスの
適切な実施により、長く快適に暮らせる住まいを維持していくとと
もに、建築主との良好な関係を保つためのものです。
51
ポイント 19 アフターサービスの実施
分譲
□
契約で定めたアフターサービスの実施
保証期間におけるアフターサービスは、契約内容の一つであり、確実に実施
することが求められます。
アフターサービスは、契約時に提示した点検スケジュールなどに基づいて実
施してください。無償定期点検などの時期の前には、建築主に連絡をとり、契
約で定めた内容を実施してください。
また、定期点検等を実施する際には、あわせて日常生活におけるメンテナン
ス方法などの的確なアドバイスを行うことで、その地域の家づくりの専門家と
しての信頼を得ることができます。
アフターサービス時は、メンテナンスやリフォームなど新たな仕事を創出す
る機会でもあります。アフターサービスを確実に実施し、建築主と良好な関係
を維持することが重要です。
分譲
◇
分譲住宅においても同様に、アフターサービスを確実に実施してください。
参照: 「ポイント 18 入居後のアフターサービスについての説明」 (P49)
52
ポイント 20 定期点検、修繕工事等の関係図書の引渡し及び整理・保管
分譲
方法の説明
□
定期点検や修繕工事等を行った際の関係図書等の引渡し
□
「住宅履歴」への整理・保管方法の説明
契約時に提示した定期点検等を実施した際は、その点検結果を報告書にまと
めて、建築主に説明の上、引渡してください。
また、修繕工事等を行った際は、その関係図書等を確実に建築主に引渡すと
ともに、生産者においても保管してください。
建築主には、これらの修繕履歴の情報が、その後の維持管理や売却を行う際
に必要になることを説明してください。特に定期点検や構造躯体、屋根、外壁
(壁、開口部)、設備に係る重要な修繕工事については、新築時に作成・引渡し
た住宅履歴シート(修繕時用)に内容を記載し、関係図書とあわせて整理・保
管するように勧めてください。
分譲
◇
分譲住宅においても同様に、定期点検や修繕工事を行った際は、その関係
図書を確実に購入者に引渡すとともに、住宅履歴に整理・保管し、その後の
維持管理等に活用するように勧めてください。
参照: 「ポイント 15 新築時の情報を整理した「住宅履歴」の作成」 (P44)
「ポイント 16 「住宅履歴」等の引渡し及び関係図書の説明」 (P46)
資料⑪「住宅履歴シート」 (P114~115)
53
54
資
料(様式例)
① 情報シート ·············································· 56
② スケジュールシート ······································ 60
③ 打合せシート ············································ 61
④ インタビューシート ······································ 62
⑤ 工事見積書 ·············································· 73
⑥ 資金計画書 ·············································· 84
⑦ 設計・施工体制表 ········································ 85
⑧ 建築主用・契約時チェックシート ·························· 86
⑨ 工事記録書 ·············································· 87
⑩ 建築主用・施工時チェックシート ························· 111
⑪ 住宅履歴シート ········································· 114
⑫ 引渡し書類チェックシート ······························· 116
住宅生産者の利用を容易にするために、主な項目について、参考として様式例を
添付しています。なお、これらの様式例は、法令等に基づくものではありません。
各様式例は、東京都都市整備局のホームページからダウンロードできます。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/juutaku_seisaku/jouhouteikyou.htm
55
①
平成
情報シート
年
月作成
〒
(株)○○工務店
℡
URL
mail
fax
家づくりの特徴
情報シート
対応地域・おもな工法・おもな価格帯
対応地域
おもな工法
おもな価格帯(坪単価)(注)
(注) 価格の基準と
なる面積
:
価格に含まれ
:
ない項目
価格は、地域、プラン、仕様によって異なります。
詳しくは、お問い合わせください。
56
このシートは、「地域工務
店から消費者への情報提供
の手引き」(東京都都市整
備局)に沿って作成してい
ます。
①
平成
(株)○○工務店
情報シート
年
月作成
わが社の家
延べ面積・本体工事費・坪単価
延べ面積
1階
2階
3階
その他(地下等)
(注)坪単価に含まれない項目
本体工事費
坪単価 (注)
防火地域・準防火地域
57
価格は、地域、プラン、仕様等により異
なります。
詳しくは、お問い合わせください。
①
平成
構造躯体
おもな設備
構造
基礎
土台
柱
梁
耐力壁
床下換気
防腐・防蟻
(自由記入欄)
電気設備
断熱工事
建具工事
ガス給排水工事
換気設備
住宅設備
外壁
小屋裏
床下
情報シート
年
月作成
コンセント
TVアンテナ端子
電話端子
インターフォン
火災報知器
ガス栓
給排水
給湯
換気扇
システムキッチン
ユニットバス
洗面化粧台
便器
玄関
一般部
各室
和室
外部建具
内部建具
その他
おもな居室の内部仕上げ
室名
床
巾木
壁
天井
廻り縁
備考
玄関
玄関ホール
・廊下
居間・食堂
和室
台所
階段
外部仕上げ
外壁
屋根
軒裏
雨樋
玄関ポーチ
その他
保証について
住宅性能表示のおもな項目
地盤保証
完成保証
瑕疵担保責任保証
表示項目
構造の安定
アフターサービスについて
無料定期点検実施期間
無料定期点検実施頻度
有料定期点検
(自由記入欄)
(設計住宅性能評価)
表示内容
耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)
耐震等級(構造躯体の損傷防止)
耐風等級(構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止)
火災時の安全
感知警報装置設置等級(自住火災時)
耐火等級(延焼のおそれのある部分(開口部))
耐火等級(延焼のおそれのある部分(開口部以外))
劣化対策等級(構造躯体等)
劣化の軽減
維持管理への配慮 維持管理対策等級(専用配管)
省エネルギー対策等級
温熱環境
空気環境
内装
ホルムアルデヒド発散等級
天井裏等
高齢者等への配慮 高齢者等配慮対策等級(専用部分)
等級
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
3
3
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
3
3 該当無
3 4 無
3 該当無
3 該当無
3 4 5
3 4
3 該当無
3 4
■住宅性能表示制度とは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、住宅の性能
を第三者機関が客観的な基準を用いて評価し、その結果を表示する制度です。数字が大きい
ほど性能が高いことを示しています。
本シートの性能一覧は代表的な家についての評価です。間取り・仕様によって異なることが
あります。また、お客様の要望により等級等を変更することができます。
58
①
平成
会社概要 (株)○○工務店
情報シート
年
月作成
代表者からのメッセージ
基本情報
代表者経歴
会社名(商号)
代表者氏名
生年月日
住所
TEL
FAX
写真貼り付け
略歴
E-mail
資格
URL
定休日
業務内容
主な対応地域
建設業登録
建築士事務所登録
ISO認証登録
年間施工実績(元請)
従業員・有資格者・大工
新築(戸建住宅)
木造 鉄骨
構造別
従業員数
年間受注可能戸数
リフォーム(戸建住宅)
木造 鉄骨
構造別
年間受注可能戸数
戸建住宅以外
RC
プレハブ
一級建築士
有 二級建築士
資 一級建築施工管理技士
格
者 宅地建物取引主任者
数
RC
大工数
所属団体等
創立年月
(自由記入欄)
おもな協力会社
設計
構造設計
木工事
プレカット
資本金
法人登録
従業員・施工者等紹介
会社案内図
59
②
スケジュールシート
平成 年 月 日 スケジュールシート
様 邸
会社名 担当者
電 話
工 程
ご相談
予定年月日
内 容
〔 / / 〕
〔 / / 〕
〔 / / 〕
〔 / / 〕
〔 / / 〕
〔 / / 〕
〔 / / 〕
〔 / / 〕
〔 / / 〕
〔 / / 〕
ご入居・アフターサービス
〔 / / 〕
60
③
打合せシート
打合せシート
会社名
工事名称
打合せ日時
年 月 日
時~ 時
打合せ場所
出席者
(記録者: )
有 ・ 無
資料の有無
資料有の場合
【打合せ内容】
建築主確認
61
④
62
インタビューシート
④
63
インタビューシート
④
64
インタビューシート
④
65
インタビューシート
④
66
インタビューシート
④
67
インタビューシート
④
68
インタビューシート
④
69
インタビューシート
④
70
インタビューシート
④
71
インタビューシート
④
72
インタビューシート
⑤
工事見積書
平成○年○月○日
工 事 御 見 積 書
○ ○ ○ ○ 様邸
¥ ○○,○○○,○○○円.-
(消費税含む)
上記の通りお見積申し上げます。
会社名 担当者
〒○○○-○○○○
東京都○○○ ○○ ○-○-○
電話番号 ○○○○○○○○○○
FAX 番号 ○○○○○○○○○○
見積条件
工事名称
○○ ○○様邸 新築工事
別紙仕様書のとおり
住宅仕様
構 造
・・・
工事場所
床面積
工事予定
東京都・・・
延床面積
○○○㎡
○○坪
1階床面積
○○㎡
○○坪
2階床面積
○○㎡
○○坪
着工
平成 年 月 日
完成
平成 年 月 日
お支払条件
・・・・
見積有効期限
平成○年○月○日 まで
但し、下記の場合は別途費用を申し受けます。
①
②
③
④
⑤
特記事項および打合せ事項
①
②
③
④
⑤
73
⑤
工事見積書
内訳書
科 目
金 額
備 考
1 仮設工事
2 基礎工事(布基礎)
基礎工事(ベタ基礎)
3 木工事
4 屋根工事
5 板金・樋工事
6 金属建具工事
7 木製建具工事
8 左官・タイル・石工事
9 防・止水工事
10 外装工事
11 内装工事
12 断熱工事
13 電気工事
14 給水・給湯工事
15 排水工事
16 ガス工事
17 換気設備
18 その他工事
19 諸経費
消費税
本体工事費 合計
20 付帯工事費・別途工事費
21 諸費用
消費税
合計
内訳明細書
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
明細(備考)
金額
数量 単位
1 仮設工事
(1) 地縄張り
式
① 地縄張り手間
人
(2) 水盛遣方
式
① 遣方手間
人
(3) 仮設トイレ
レンタル
(4) 仮設電力
施設費
式
① 仮設電力引込工事(材工)
式
(5) 仮設用水
施設費
式
① 仮設用水引込工事(材工)
式
式
① 養生資材損料
(6) 道路養生
(7) 清掃片付け
(8) 外部足場掛け払い
台/月
式
レンタル
(9) 外部養生シート
延人数
① 作業人工
延人数
㎡
式
(10) 安全ネット
式
① ネット損料(消耗品共)
② 張り手間
(11) 内部足場掛け払い
(12) 仮設用材運搬費
式
② 作業人工
吹き抜け等
枚
延人数
㎡
式
① 脚立、足場板など(搬出入)
仮設工事費 小計
*地縄張り手間は基礎工事に一括含める。*水盛遣方手間は、基礎工事あるいは大工手間に含める。
74
*清掃片付けは、各工事に含めない。
回
単価
価格
⑤
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
明細(備考)
金額
工事見積書
数量 単位
単価
価格
単価
価格
2 基礎工事(布基礎)
(1) 根伐
㎥
(2) 砕石(割栗)地業
㎥
(3) 捨てコンクリート
㎥
(4) 埋め戻し
㎥
(5) 整地
㎡
(6) 残土処分
㎥
(7) 鉄筋
材工とも
kg
(8) スペーサーブロック等
(9) 型枠
式
損料、組払い共
㎥
(10) コンクリート
材料
㎥
(11) コンクリート
材料
㎥
(12) コンクリート打設
㎥
(13) ポンプ車
台/日
(14) 独立基礎
箇所
(15) ホールダウン金物
本
(16) アンカーボルト
据付共
(17) 換気口用金物
材料
式
箇所
(18) ネコ土台
個
① 材料(指定品)
個
(取付手間は大工手間に含む)
基礎工事費 小計
*深基礎など断面が大きく異なる部分は、その部分を別に計算する。
*換気口用金物⇒材を指定した上で基礎工事に含める。
*ホールダウン金物⇒材を指定した上で基礎工事に含める。
*天端均しにセルレベリングを採用した場合は、基礎工事に含める。
*アンカーボルト⇒材を指定した上で基礎工事に含める。
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
明細(備考)
金額
数量 単位
2 基礎工事(ベタ基礎-1/2)
(19) 根伐
㎥
(20) 砕石(割栗)地業
① ユンボ等の重機(搬出入・運送費含)
㎥
人
① 材料(砕石)
㎥
敷込み・搗き固め(ランマー搗き)
(21) 捨てコンクリート
㎥
② 機器損料共
人
① コンクリート(24N/m㎡)
㎥
② 捨てコン打ち手間
(22) 埋め戻し
㎥
台/日
② 床付け
① ユンボ等の重機(搬出入・運送費含)
人
台/日
(23) 整地
㎡
② 作業人工
(24) 残土処分
㎥
① 一括単価)
㎥
(25) 鉄筋
kg
① 材料
kg
残土処分(積込み、運搬、処分費を含めた
加工・組立て
(26) スペーサーブロック等
(27) 型枠
② (結束線・スペーサーブロック共)
kg
① 型枠損料(搬出入費とも)
㎡
式
損料、組払い共
㎥
型枠組払(型枠大工手間)
(28) コンクリート
人
② (墨出し・消耗品含)
㎡
㎥
材
㎥
① 材料 コンクリート(27N/m㎡)
材
㎥
② 材料 コンクリート(24N/m㎡)
(29) コンクリート打設
材料
㎥
① 打設費 ポンプ車
(30) ポンプ車
材料
台/日
① 打設費 作業員
人
箇所
① セルフレベリング材
袋
② セルフレベリング手間
人
(31) 独立基礎
75
㎥
台/日
⑤
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
明細(備考)
金額
工事見積書
数量 単位
単価
価格
単価
価格
2 基礎工事(ベタ基礎-2/2)
(32) ホールダウン金物
別紙明細
本
① 材料(指定品)
本
(33) アンカーボルト
据付
式
① 材料指定品)
本
HD金物、AB 取付け手間
② (型枠組払に含む)
(34) 換気口用金物
箇所
① 材料(指定品)
② 取付け手間
(35) ネコ土台
材料
個
枚
個所
① 材料(指定品)
枚
② 取付け手間(大工手間に入れる)
式
基礎工事費 小計
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
金額
明細(備考)
数量 単位
3 木工事-1/2
【構造材】
(1) 木材(構造用材)
式
① 別紙明細(数量積算による)
式
(2) 木材(羽柄材)
式
① 別紙明細(数量積算による)
式
(3) 合板類(構造用)
式
① 別紙明細(数量積算による)
式
(4) ボード類(構造用)
式
① 別紙明細(数量積算による)
式
(5) 構造用金物
釘・金物・接着剤他
㎡
【造作材】
(6) 和室用敷居・鴨居・長押等
式
① 別紙明細(数量積算による)
式
(7) 床間用銘木類
式
① 別紙明細(数量積算による)
式
(8) 洋室用枠類
式
① 別紙明細(数量積算による)
式
(9) サッシ枠等
式
① 別紙明細(数量積算による)
式
(10) フローリング
式
① 別紙明細(数量積算による)
式
(11) 縁甲板
式
① 別紙明細(数量積算による)
式
(12) 合板
式
① 別紙明細(数量積算による)
式
(13) 内装用(壁・天井)建材
式
① 別紙明細(数量積算による)
式
延㎡
① 下拵え(プレカット加工費)
延㎡
【各種建材】
(14) 下拵え(加工費)
プレカット加工
(15) 下拵え(大工手間)
手加工
延㎡
① 下拵え(大工手間)
延㎡
(16) 木工事(大工手間)
一般軸組
延㎡
① 建て方(大工手間)
延人数
② 木工事全般(大工手間)
延㎡
(断熱材取付、サッシ枠取付、石膏ボード張、
内外部造作、箱物組立等、大工工事全般含)
76
⑤
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
金額
明細(備考)
工事見積書
数量 単位
単価
価格
単価
価格
単価
価格
3 木工事-2/2
(17) 建て方(重機)
レンタル
台/日
① 建て方(とび工手間)
② 建て方(重機)
(18) 運搬費
構造材、羽柄材、造作材、
回
① 各種建材類の運搬
延人数
台/日
延台数
木工事費 小計
*木材単価は個々に異なるので明細書で計算。
*明細は、材料のタテ×ヨコの寸法、材質(杉、檜等)、数量(本)、単価、金額等を示す。
*数量は具体の数値を個々に計上。
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
金額
明細(備考)
数量 単位
4 屋根工事
(1) 下地ルーフィング
材工
㎡
① 捨てフエルト、防水テープ共
葺面積㎡
屋根葺全般(葺材料、葺手間、荷揚げ、残
② 材処理、屋根に関わる板金工事を含め
る)
葺面積㎡
(2) 屋根葺き工事
材工
㎡
(3) 雪止め金具
材工
式
屋根工事費 小計
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
5 板金・樋工事
(1) 谷樋
材工
m
(2) 捨て谷
材工
m
(3) 雨包み板
材工
m
(4) 各種棟包み
材工
m
(5) 出・入隅コーナー
材工
m
(6) バルコニー板金
材工
m
(7) 軒樋
材工(塩化ビニル)
m
(8) たて樋
材工(塩化ビニル)
m
(9) 這い樋
材工(塩化ビニル)
m
(10) じょうご
材工(塩化ビニル)
ヶ所
(11) バルコニー用雨樋
材工
ヶ所
(12) 樋受け金物
式
板金・樋工事費 小計
77
金額
明細(備考)
数量 単位
⑤
工事見積書
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
明細(備考)
金額
数量 単位
単価
価格
単価
価格
6 金属建具工事
(1) 玄関ドア
箇所
(2) 勝手口ドア
箇所
(3) アルミサッシ
式
① 材料を別紙明細とする(ガラスはめ込み共)
式
(4) 網戸
式
① 材料を別紙明細とする
式
(5) 雨戸
式
① 材料を別紙明細とする
式
(6) 金属建具等取付費
式
① (防水テープ張り共大工手間に含む)
式
② 取付調整(サッシ障子、網戸、雨戸)
枚
(7) 雨戸(シャッター形式)
サッシ枠付
式
① 材料を別紙明細とする
② 取付け調整費
(8) アルミ製出窓 式
① 材料を別紙明細とする
② 取付け調整費
(9) 面格子 式
① 材料を別紙明細とする
(10) 運搬費
式
箇所
式
箇所
② 取付け費
回
式
箇所
① サッシ枠、障子、雨戸、網戸、出 窓、面格子等
回
金属建具工事費 小計
* 明細は、製品名、数量、単価、金額等を示す。
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
明細(備考)
金額
数量 単位
7 木製建具工事
作成費(材工共)を明確にして
枚
(1) フラッシ戸
式
① 別紙明細とする
(2) 木製框戸
式
① 別紙明細とする
(3) 襖
式
① 別紙明細とする
(4) 障子
式
① 別紙明細とする
(5) 既製ドアー等
式
① 別紙明細とする
式
(6) 吊込費
枚
① 吊込手間
枚
② 運搬費
回
作成費(材工共)を明確にして
作成費(材工共)を明確にして
作成費(材工共)を明確にして
作成費(材工共)を明確にして
木製建具工事費 小計
*明細は、製品名、数量、単価、金額等を示す。
*現場作成の木製建具の作成費と材料費の区分不能の場合は材工一式で示す。
78
枚
枚
枚
⑤
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
工事見積書
単価
金額
明細(備考)
数量 単位
単価
価格
単価
金額
明細(備考)
数量 単位
単価
価格
8 左官・タイル・石工事
材料を指定の上、材工一括とする
【外部】
(1) 外壁ラス張り(ルーフィング含む)
㎡
(2) 外壁モルタル塗り
㎡
(3) 軒天井モルタル
㎡
(4) 庇鼻先モルタル
m
(5) バルコニー笠木
m
(6) 床モルタル
㎡
(7) タイル下地モルタル
㎡
(8) 吹付け
㎡
【内部】
(9) 和室壁仕上げ
㎡
(10) 土間モルタル
㎡
(11) タイル下地モルタル
㎡
【タイル工事】
(12) 外部床タイル
㎡
(13) 外部壁タイル
㎡
(14) 内部床タイル
㎡
(15) 内部壁タイル
㎡
(16) タイルクリーニング
㎡
左官・タイル・石工事費 小計
*クリーニングはタイル工事に含める.
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
9 防・止水工事
(1) ベランダFRP防水工事
***製 施工費共
㎡
(2) 防火板
***製 施工費共
㎡
(3) 各種板金工事
材工共
m
防・止水工事費 小計
*ベランダ仕上げ面(腰壁、床、笠木等)は仕上げの仕様により個々の工事に分散する。
*バルコニー全体の仕様指定の上専門業者に任せる場合は材工一括とする。
(モルタル塗りの場合は左官工、サイデングの場合はサイデイング工事へ、タイルの場合はタイル工事へ等)
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
金額
明細(備考)
数量 単位
10 外装工事
(1) 外装サイデイング張り
仕様全体指定の上、専門業者に材工
㎡
① 一括出発注する場合
(胴縁打ち、材料、サイデング張り、
コーキング、残材処理等を一括)
外装工事費 小計
79
見付㎡
単価
価格
⑤
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
明細(備考)
金額
工事見積書
数量 単位
単価
価格
数量 単位
単価
価格
単価
価格
11 内装工事
材料を指定の上、材工一括とする
【床】
(1) カーペット敷き A
材工共
㎡
(2) カーペット敷き B
材工共
㎡
(3) カーペット敷き C
材工共
㎡
(4) 畳
帖
【壁】
(5) クロス A
材工共
㎡
(6) クロス B
材工共
㎡
(7) クロス C
材工共
㎡
(8) クロス A
材工共
㎡
(9) クロス B
材工共
㎡
(10) クロス C
材工共
㎡
【天井】
内装工事費 小計
*木質系床の場合は、見積、予算共、木工事とする。
*木質系、ボード系天井材の場合は、見積、予算共、木工事とする。
*木質系壁の場合は、見積、予算共、木工事とする。
科目・細目
摘 要
*可能な限り、部屋ごとの金額を算出する。
規 格
数量 単位
単価
明細(備考)
金額
12 断熱工事
材料(仕様指定)
(1) 断熱材
㎡
① ※施工手間は大工手間に含む
(2) 透湿防水シート
㎡
① ※施工手間は大工手間に含む
㎡
材料(仕様指定)
㎡
断熱工事 小計
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
明細(備考)
金額
数量 単位
13 電気工事
(1) スイッチ・コンセント配線
個所
(2) 専用回路
個所
(3) 分電盤(***回路)
個所
(4) 幹線引き込み
式
(5) TV共聴アンテナ
式
① 仕様等を確定し、専門業者に明細作成させる
式
(6) LAN配線
式
① 仕様等を確定し、専門業者に明細作成させる
式
(7) TEL配線(配管)
式
(8) インターフォン
式
① 仕様等を確定し、専門業者に明細作成させる
式
(9) 照明器具(本体工事部分)
式
① 明細書(本体工事部分)
式
(10) 照明器具取付費
箇所
(11) 設計費
式
(12) 諸手続き費
式
(13) 検査費用
式
(14) 幹線引込み費用
式
電気工事費 小計
*照明器具は、取付けは全てを含ませる。 *専門業者に対し諸経費を計上しない場合は、設計料、申請費、検査費用等の項目を出す。
80
⑤
科目・細目
14 給水・給湯工事
摘 要
規 格
数量 単位
単価
明細(備考)
金額
工事見積書
数量 単位
単価
価格
※仕様等を確定し、専門業者に明細作成させる
(1) 給湯器
台
(2) 給湯配管材料
式
(3) 保温工事
式
(4) 端末器具
式
(5) 給湯配管施工費
式
(6) 給水配管
個所
(7) 保温工事
式
(8) 端末器具
式
(9) 給水配管施工費
式
(10) 設計費
式
(11) 諸手続き費
式
(12) 検査費用
式
(13) 本管接続費
式
① 別紙明細
式
① 別紙明細
式
① 別紙明細
式
① 別紙明細
式
① 別紙明細
式
給水・給湯工事費 小計
*専門業者に対して諸経費を計上しない場合は、設計料、申請費、検査費用等の項目を出す。
科目・細目
15 排水工事
摘 要
規 格
数量 単位
単価
金額
明細(備考)
数量 単位
単価
価格
明細(備考)
数量 単位
単価
価格
単価
価格
※仕様等を確定し、専門業者に明細作成させる
(1) 排水管、排水桝等材料
式
(2) 排水工事施工費
式
① 別紙明細
(3) 衛生陶器
A. 便器
個
B. 便座(暖房・温水洗浄機能)
個
(4) ペーパーフォルダー
個
(5) タオルリング
個
排水工事費 小計
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
金額
16 ガス工事
仕様等を確定し、専門業者に明細作成させる
(1) ガス工事費
式
① ガス工事会社の明細
式
ガス工事費 小計
科目・細目
17 換気設備
摘 要
規 格
数量 単位
単価
※仕様等を確定し、専門業者に明細作成させる
(1) 換気扇
個所
(2) 自然吸気孔
個所
(3) ベントキャップ
個所
(4) 換気扇取り付け費
個所
(5) ダクト
m
(6) ダクト施工費
m
換気設備費 小計
81
金額
明細(備考)
数量 単位
⑤
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
金額
明細(備考)
工事見積書
数量 単位
単価
価格
単価
価格
18 その他工事
(1) バスユニット
式
(2) ユニットバス施工費
式
(3) システムキッチン
式
(4) キッチン施工費
式
(5) コーキング施工費
m
(6) 階段手すり・継手類
式
(7) 補助手すり
箇所
(8) 床下収納
箇所
(9) 床下点検口
箇所
(10) 洗濯機パン
箇所
(11) 洗面化粧台
個
(12) 天井点検口
箇所
(13) 防腐・防蟻処理
個所
(15) クリーニング
延㎡
式
① 仕様等を確定し、専門業者に明細作成させる
式
① 処理範囲(土壌処理、木部の処理範囲等)
建築面積
(14) カーテンレール
① 仕様等を確定し、専門業者に明細作成させる
建築面積
その他工事費 小計
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
19 諸経費
(1) 現場管理費 一括又は個別加入だが、住宅建築
A. 各種保険
にかかわる部分を記入する
①労災保険
式
②火災保険
式
③第三者対応損害保険
式
B. 廃棄物処理費
式
E. 各種公示看板類費用
式
F.
その他現場管理費
(交通費・通信費等諸費用)
(2) 一般管理費
諸経費 小計
82
金額
明細(備考)
数量 単位
⑤
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
明細(備考)
金額
数量 単位
工事見積書
単価
価格
単価
価格
20 付帯工事費・別途工事費
(1) 外構工事費
式
① 仕様等を確定し、専門業者に明細作成させる
(2) 屋外給排水工事費
式
① 別紙明細
式
① 別紙明細
A. オプション照明器具
箇所
① 別紙明細
B. オプション冷暖房システム
箇所
① 別紙明細
(3) ビルトインガレージ
(4) オプション設備
等
付帯工事費・別途工事費 小計
科目・細目
摘 要
規 格
数量 単位
単価
明細(備考)
金額
21 諸費用
(1) 設計費・監理費
①設計費
各種申請手続きも含む
②監理費
式
式
(2) 確認申請、検査申請手数料
①確認申請費用
②中間、完了検査費用
実費とする
式
式
(3) 調査・測量
①敷地測量費
式
②地盤調査費
個所
(4) 諸手続費用等
A. 登記費用
① SS式
式
実費とする
式
B. 融資手続費用
式
C. 瑕疵保証制度保証料
式
D. 完成保証制度保証料
式
E. 性能評価申請料(設計・建設)
式
諸費用 小計
83
数量 単位
⑥
資金計画書
平成 年 月 日
資 金 計 画 書
様 邸
会社名
担当者
電 話
【所要資金】
1 本体工事費
円
1 計 円
2 付帯工事費・別途工事費 ・外構工事費
・屋外給排水・ガス・電気工事費
円
・追加工事費
円
円
円
円
円
2 計 3 諸費用
・設計費・監理費
円
・確認申請、検査申請手数料
円
・調査・測量
円
・諸手続費用等
円
円
円
円
3 計 4 住宅ローン借入費用
(1) ○○借入
①
申込手数料
円
②
保証料
円
③
火災保険料
円
④
団体信用生命保険料
円
円
(1)小 計
(2) ○○借入
5 税金・その他費用
①
申込手数料
円
②
保証料
円
③
火災保険料
円
④
団体信用生命保険料
円
(2)小 計
円
4 計 円
・税金類
円
・印紙代
円
・登記手数料
円
・つなぎ融資利息
円
・水道分担金
円
・引越し費用
円
円
円
所要資金
5 計 円
合 計 円
【資金・返済計画表】
毎月返済額
1 自己資金
ボーナス時返済額
資金内訳
円
円
万円
2
( % 年返済)
円
円
万円
3
( % 年返済)
円
円
万円
4
( % 年返済)
円
円
万円
5
( % 年返済)
円
円
万円
円
円
万円
合 計
84
⑦
設計・施工体制表
平成 年 月 日
設計・施工体制表
様 邸
会社名
担当者
電 話
会 社 名
代 表 者 名
工事施工者
住
所
電 話 番 号
現場代理人
代表となる設計者(内容)
会 社 名
担 当 者 名
その他の設計者(内容)
会 社 名
担 当 者 名
工事監理者
会 社 名
担 当 者 名
〈下請負人〉
工事内容
会 社 名
担 当 者 名
工事内容
会 社 名
担 当 者 名
工事内容
会 社 名
担 当 者 名
工事内容
会 社 名
担 当 者 名
工事内容
会 社 名
担 当 者 名
工事内容
会 社 名
担 当 者 名
工事内容
会 社 名
担 当 者 名
85
⑧
建築主用・契約時チェックシート
平成 年 月 日
契約時チェックシート
お名前
様
会社名
担当者
電 話
■契約時に以下の書類が揃っているか、確認してください。
工事請負契約
関係書類
添付書類等
項 目
工事請負契約書
工事請負契約約款
配置図
平面図
立面図
断面図
矩計図
仕上表
基礎伏図
各階床伏図
設計図書
小屋伏図
展開図
建具表
設備図(電気、給排水)
外構図
仕様書
確認
工事代金内訳書
工事工程表
設計・施工体制表
■工事請負契約書について、説明を受けた内容と合っているか、以下の項目を確認してください。
項 目
確認
1 工事内容
2 請負金額(資金計画の確認)
3 支払い方法、期日
4 着工日、完成日(入居予定の確認)
5 設計変更、追加工事等があった場合の取り決め
6 工事の遅延や支払いの遅延の場合の取り決め
7 完成保証の加入状況
8 瑕疵担保責任
9 アフターサービス
平成 年 月 日
上記の内容を確認しました。
86
建築主確認
⑨
87
工事記録書
⑨
88
工事記録書
⑨
89
工事記録書
⑨
90
工事記録書
⑨
91
工事記録書
⑨
92
工事記録書
⑨
93
工事記録書
⑨
94
工事記録書
⑨
95
工事記録書
⑨
96
工事記録書
⑨
97
工事記録書
⑨
98
工事記録書
⑨
99
工事記録書
⑨
100
工事記録書
⑨
101
工事記録書
⑨
102
工事記録書
⑨
103
工事記録書
⑨
104
工事記録書
⑨
105
工事記録書
⑨
106
工事記録書
⑨
107
工事記録書
⑨
108
工事記録書
⑨
109
工事記録書
⑨
110
工事記録書
⑩
建築主用・施工時チェックシート
施工時チェックシート Ⅰ
お名前
様
会社名
担当者
電 話
・説明や確認を求めるときは、必ず工事責任者と行ってください。
・工程は工事の段取り、天候により変わってきます。確認時期は、事前に打合せさせていただきます。
・確認欄には、押印又はサインをお願いいたします。
時 期
項 目
1. 境界杭の位置の確認
①
地縄張又は地鎮祭の
時に現場で右の事項 2. 敷地境界線と建物との間隔の確認
を確認してください
3. 工事工程と段取りの確認
1. 柱、通し柱、土台、梁など構造材の寸法、材種、位置等の確認
上棟式の日に現場で 2. 内外の壁・床・天井の仕上げ材の見本などによる確認
② 右の事項を確認して
ください
3. 外回り建具・ガラスの種類の確認
4. 屋根工事完了予定日の確認
1. 筋かい、火打土台、火打梁など耐風、耐震の構造の確認
2. 屋根の防水性能の確認
屋根葺工事完了時に
③ 現場で右の事項を確 3. 土台・柱・筋かいなどの防腐処理状況の確認
認してください
4. スイッチ・コンセントの数と位置の確認
5. 今後の施工工程の確認
1. 内部建具、ふすまの取手、錠、ガラスの種類、仕上などの確認
2. 建具の開き勝手の確認
木工事の終わり頃に
④ 現場で右の事項を確 3. 台所、浴室、洗面所などの設備機器の確認
認してください
4. 照明器具(各室)の確認
5. 工事の進捗状況(予定と実際の比較)の確認
111
確 認
日 付
⑩
建築主用・施工時チェックシート
施工時チェックシート Ⅱ(竣工時)
お名前
様
会社名
担当者
電 話
時 期
項 目
1. 敷地
確 認
日 付
陥没、ひび割れなどの部分はないか
基礎に亀裂はないか
基礎・床下の高さは図面のとおりか
2. 基礎
・床下
換気口は図面のとおりか
床下に残材がないか
床下の換気が十分ではなく、湿っぽくないか
木材の接合金物がゆるんでないか
(床下から見える範囲で)
亀裂、仕上げ材のはがれはないか
塗り残し、塗りむらはないか
雨漏り、雨染みはないか
竣工検査で確認して
⑤ 3. 内外装
ください
結露、かびはないか(特に窓廻りや押入)
床、柱・壁に傾きはないか
床がきしまないか
壁に凹凸はないか
4. 扉・窓
開閉はスムーズか
・ふすま 閉じた建具にすき間はないか
小屋裏の換気孔は適正か
5. 小屋裏
残材がないか
・天井裏
木材の接合金物がゆるんでないか
(小屋裏・天井裏から見える範囲で)
給水や排水に異常はないか(特に配管の接合部)
6. 設備
電気設備は正常に可動するか、
ガス漏れはしていないか
台所、浴室、便所の換気扇は正常に可動するか
平成 年 月 日
上記内容を確認しました。
112
建築主確認
⑩
建築主用・施工時チェックシート
施工時チェックシート Ⅲ(追加・手直し工事)
お名前
様
会社名
担当者
電 話
◎ 工事内容
工事項目
摘要(仕様)
確 認
日 付
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
平成 年 月 日
上記内容を確認しました。
113
建築主確認
⑪
住宅履歴シート
住宅履歴シート(新築時用)
年 月 日作成
《新築時の記録》
作成者 印
所有者
所在地(地番)
〒
着工日~竣工日
( )年( )月( )日~( )年( )月( )日
用途地域
□第一種低住専 □第二種低住専 □第一種中高住専 □第二種中高住専
□第一種住居 □第二種住居 □準住居 □近隣商業 □商業
□その他( )
防火地域
□防火地域 □準防火地域 □その他( )
( )
都市計画 その他地域地区等
土地概要 法定建ぺい率・容積率 法定建ぺい率( )%
敷地面積
法定容積率 ( )% ( )㎡
接道(前面道路)幅員 ( )m
地盤調査
建物概要
□有り〔調査年月日( ) □調査報告書の添付〕 □なし
権利の種類
□所有権 □地上権 □賃借権 (種類 )
構造
□木造 □鉄骨 □軽量鉄骨 □その他( )
階数
地上( )階 地下( )階
建築面積・建ぺい率
建築面積( )㎡
建ぺい率( )%
延べ面積・容積率
延べ面積( )㎡
容積率( )%
地下1階
( )㎡
1階
( )㎡
2階
( )㎡
3階
( )㎡
設計住宅性能評価書
□有り〔交付年月日( ) 交付番号( ) □評価書の添付
評価機関名( )〕
住宅性能
評価 建設住宅性能評価書
□なし □有り〔交付年月日( ) 交付番号( ) □評価書の添付
評価機関名( )〕
□なし 確認済証
〔交付年月日( ) 交付番号( ) □証書の添付
(確認申請書副本)
検査機関名( )〕
中間検査合格証
〔交付年月日( ) 交付番号( ) □証書の添付
検査機関名( )〕
関係図書 検査済証
〔交付年月日( ) 交付番号( ) □証書の添付
検査機関名( )〕
契約書・図面等
□工事請負(売買)契約書 □工事費内訳書 □設計図書
□竣工図 □工事記録書 □設計・施工体制表 □打合せシート
□保証書(アフターサービス規約) □瑕疵保証関係書類
□その他( )
定期点検実施予定
設計者
定期点検実施期間( 年間) 定期点検実施頻度( )
会社名: 担当者:
連絡先:
関係者 工事施工者
連絡先 売主
会社名: 担当者:
連絡先:
会社名: 担当者:
連絡先:
販売提携者
会社名: 担当者:
連絡先:
114
⑪
住宅履歴シート
【記載例】
住宅履歴シート(修繕時用)
《修繕工事・定期点検等の記録》
№
年月日
修繕箇所
内容
添付書類
契約先
契約金額
1 ○年○月○日 定期点検
1年目無料定期点検 点検結果報告書
◆◆工務店㈱
03-****-****
無料
2 ○年○月○日 2階屋根
割れ瓦の取替
(防水確認)
◆◆工務店㈱
03-****-****
無料
(保証期間)
3 ○年○月○日 定期点検
5年目無料定期点検 点検結果報告書
◆◆工務店㈱
03-****-****
無料
4 ○年○月○日
写真
バルコニー、手す
鉄部塗装
り
5 ○年○月○日 システムキッチン 設備更新
見積書、契約
○○塗装㈱
書、図面、写真 03-****-****
**,000円
㈱□□リフォー
見積書、契約
ム
書、図面、写真
03-****-****
***,000円
注 1 修繕・リフォーム等の内容がわかる書類、図面、写真等(契約書、工事費内訳書、改修図、竣工図、
工事写真等)を添付すること
2 定期点検を行った場合は、その内容がわかる報告書等を添付すること
115
⑫
引渡し書類チェックシート
平成 年 月 日
引渡し書類チェックシート
様
お名前
会社名
担当者
電 話
項 目
1
引渡し書
2
住宅履歴
確 認
(1) 住宅履歴シート
(2) 住宅性能表示関係書類
(3) 確認済証(確認申請書副本)
(4) 中間検査合格証
(5) 検査済証
(6) 工事請負(売買)契約書
(7) 工事費内訳書
(8) 設計図書
(9) 竣工図
(10) 工事記録書
(11) 設計・施工体制表
(12) 打合せシート
(13) 保証書(アフターサービス規約)
(14) 瑕疵保証関係書類
3
住宅設備の保証書、取扱説明書
4
5
平成 年 月 日
上記内容を確認しました。
116
建築主確認
【内容・様式例についてのお問い合わせ先】
東京都 都市整備局 住宅政策推進部 民間住宅課
( 〒 163-8001) 東京都新宿区西新宿二丁目 8 番 1 号 都庁第二本庁舎 20 階南側
電話 03-5320-5005 FAX 03-5388-1481
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/
地域工務店から消費者への情報提供の手引き
-信頼される家づくりのためのポイント20-
平成 19 年 11 月発行
編集・発行 東京都 都市整備局 住宅政策推進部 民間住宅課
東京都新宿区西新宿二丁目 8 番 1 号 電話 03-5320-5005
印刷 シンソー印刷株式会社
東京都新宿区中落合一丁目 6 番 8 号 電話 03-3950-7221
印刷物規格表 第1類
印刷番号 (19)23
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