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赤間保育園 事業報告書 はこちら(PDF)
平成27年度 事業報告 (活動計画と実践・評価と改善の課題) 赤間保育園 目 次 Ⅰ 平成27年度 赤間保育園入所児童数の状況・・・・・・・・・・・・・・ P1 Ⅱ 平成27年度 活動計画と実践・評価と改善の課題 ・つき組5歳児の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・・・P2~P24 ・ほし組4歳児の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・・・P25~P47 ・ゆき組3歳児の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・・・P48~P59 ・もも組2歳児の活動計画と実践・評価と改善の課題 ・・・・・・・・・・P60~P74 ・さくらんぼ組1歳児の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・P75~P86 ・さくらんぼ組0歳児の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・P87~P96 ・さくらんぼ組0歳児(高月齢)の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・P97~P103 ・食育の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・・・・・・・P104~P110 ・一時預かり保育(たんぽぽ組)事業の活動計画と実践・評価と改善の課題・P111~P113 ・健康・衛生の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・・・・P114~P117 ・災害・緊急時訓練の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・P118 ・リスクマネジメントの活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・P119~P121 Ⅲ 自主事業(地域支援活動) 1.ママとキッズのなかよしクラブの活動計画と実践・評価と改善の課題・P122 2.育児講座の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・・・P123 3.リフレッシュタイム の活動計画と実践・評価と改善の課題 ・・・・・P124 4.園開放の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・・・・P125 5.井戸端サロンの活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・P126 6.おひさまランチの活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・P127~P128 7.世代間交流の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・・P129~P130 Ⅳ 保育士派遣事業 南郷会館(親子教室)の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・P131~P132 Ⅴ 平成27年度 職員研修 ・福岡県保育協会・その他関係の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・ P133 ・園内公開保育の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・・ P134~P135 ・宗像・福津地区保育協会の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・ P136 ・行政主催の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・・・・ P137 ・園内研修の活動計画と実践・評価と改善の課題・・・・・・・・・・・・ P138~139 Ⅰ 平成27年度 赤間保育園入所児童数の状況 (定員 160名 ) 0歳児 1歳児 2歳児 3歳児 4歳児 5歳児 合計 在所率 平成27年4月1日 14 28 26 36 38 29 171 106.8% 平成27年5月1日 15 28 26 35 38 29 171 106.8% 平成27年6月1日 20 30 27 35 38 29 179 111.8% 平成27年7月1日 21 30 27 35 38 30 181 113.1% 平成27年8月1日 24 29 28 35 38 30 184 115% 平成27年9月1日 26 30 29 35 38 30 188 117.5% 平成27年10月1日 30 30 30 35 38 30 193 120.6% 平成27年11月1日 30 30 30 35 38 30 193 120.6% 平成27年12月1日 30 30 30 35 38 30 193 120.6% 平成28年1月1日 30 29 30 35 38 30 192 120.6% 平成28年2月1日 31 29 31 35 38 30 194 121% 平成28年3月1日 35 29 31 35 39 30 199 124.4% 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 在所人員の合計 1813人 1844人 1723人 1924人 2186人 定員の合計 1440人 1440人 1440人 1560人 1640人 平均在所率 125.9% 128% 119.6% 123.3% 133.2% 平均在所人員 151人 154人 144人 160人 182人 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 在所人員の合計 2223人 2391人 2396人 2238人 定員の合計 1920人 1920人 1920人 1920人 平均在所率 115.7% 124.5% 124.7% 116.5% 平均在所人員 185人 199人 199人 187人 ―1― 「つき組 5歳児 保育活動」 《定期保育活動》 ・誕生会(毎月1回 金曜日)※保護者自由参加 ※曜日変更有 (4/17・5/22・6/26・7/24・8/21・9/29・10/23・11/13・12/4・1/22・2/19・3/4) ・毎週月曜日(爪・しらみチェック) 毎週土曜日(異年齢の日) ・個人面談①(4月~6月) ②(2月~3月) 4月 (1)入園式 (8)花まつり (24)クッキング① (25)クッキング② 7月 (3・6)生き物調査①② (8)毛筆④ (15)いきいき出前コンサート (16)毛筆⑤ (18)童謡まつり ※キャンプのためのテント設営練習 10月 (9)城山登山 (21)稲刈り (28)お弁当の日 (30)フレンドリーコンサート リハーサル 5月 6月 (8)保育参観①-1 8 名参加 (9)保育参観②-2 18 名参加 (11)異年齢活動開始~6月12日 (12)お弁当の日 (15)小運動会 (22)種植え体験 (29)中運動会(城山中) (6) 運動会 (11)毛筆① (18)毛筆② (23)田植え (24・29・30)クッキング (グループ) メニュー:パフエ、おにぎらず、フ ルーツポンチ (25)毛筆③ 8月 (3)異年齢活動 (6)毛筆⑥ (10)毛筆⑦ (11)お茶会③ (20)毛筆⑨ (27)毛筆⑩ (31)王丸探検① ※キャンプのためのかまど作り練習 1月 2月 (1) まめまきコンサート (3) 節分 (6) 遊戯会 (7) 硬筆⑥ (10) 交通安全教室 (16) 卒園写真撮影 ・赤間小学校見学 (13) 硬筆⑦ (19) エコ教室 (23) 思い出遠足・お弁当の日 (20) 硬筆⑧ (27) 硬筆⑨ (25) 硬筆⑩ (26) 保育参観②-1 6 名参加 (27) 保育参観②-2 19 名参加 (29) 卒園式リハーサル ※卒園文集仕上げ ※卒園文集づくり ※キャンプのためのシュラフ干し ※シュラフをたたむ練習 ※キャンプ用品の確認 11月 (2)硬筆① (5)お茶会④ (6)フレンドリーコンサート リハーサル (10)フレンドリーコンサート リハーサル (12)硬筆② (17)お弁当の日 (19)フレンドリーコンサート リハーサル (28)フレンドリーコンサート 硬筆⑤ 異年齢開始式 お茶のおけいこ⑤ (保護者参加) (15) どんど焼き (22) 交通安全教室 (18・19・27・29) 赤間小学校5年生との交流 (7) (8) (8) 9月 (1・4) 祖父母招待①② (2)王丸探検② (11~12) わくわくキャンプ① (18~19) わくわくキャンプ② ―2― 12月 (3) (10) (16) (21) (25) 緑風園慰問 硬筆③ もちつき大会 硬筆④ クリスマス会 ※卒園文集づくり ※年末大掃除 3月 (1) お茶のおけいこ⑥ (保護者参加) (2) クッキング・ 先生とのお別れ会 (13) 卒園式 「つき組 5歳児の活動計画・実践と評価・改善の課題」 1. 年間保育目標 1)様々な遊びを通して運動能力を高め知的好奇心を育み、意欲的に活動に取り組む。(遊び) 2)友だちや異年齢児との関わりの中で思いやりの心を育み、自分の考えや気持ちを言葉で伝え、相手の 話を最後までしっかりと聞く。 (コミュニケーション) 3)楽器の種類や音色の違いを感じながら、演奏し歌うことで表現力を養う。(音楽) 4)色々な体験の中で、物や人を大切にしながら、一人ひとりの個性を発揮し自主性を育む。(体験) 5)食物の大切さを知り、感謝の気持ちを育み作る楽しさを味わう。(食育) 2.日常生活の計画・実践と評価・改善の課題 1)様々な遊びを通して運動能力を高め知的好奇心を育み、意欲的に活動に取り組む。(遊び) ①計画と実践 (ア)鬼ごっこや・中当てドッヂボール・リレーなど、ルールのある遊びを伝え、友だちと一緒に楽しめる ようにした。また室内遊びの充実を図り、ルールのある遊びを通して、友だちと遊ぶことの楽しさを 伝えていった。 (イ)器械運動(跳び箱・鉄棒・縄跳び・馬跳びなど)は、一人ひとり個人差があるので、自分の決めた目 標に向かい頑張れるよう声掛けや見守りを行った。 (ウ)遊具の使い方・戸外での遊び方を子どもたちと話し合い、安全に遊べるよう配慮を行った。 ②評価と改善の課題 (ア)ルールのある遊びを友だち同士仲よく遊ぶ姿がある。しかし、勝ち負けにこだわり負けたり鬼に捕ま ったりすると、遊びを止めたりトラブルになることがあった。その際には保育者が仲立ちをしていっ た。また、自由遊びの時間の約束事は理解しているものの、室内で走り回る姿が見られるので、安全 な過ごし方を伝え自分でも考える時間を設けて、事故のないように見守っていかなければならない。 遊びにより、広いスペースを必要とするものもあるので、思いきり体を動かして遊べる環境を保育者 が整えていく。 また室内遊びで、オセロやトランプといったルールのある遊びを取り入れる事で、勝ち負けにこだわ っていた子が負けることがあっても「次、頑張ろう」という気持ちを持つ事ができ、勝った時の喜び を改めて感じられるようになった。 (イ)器械運動(跳び箱・鉄棒・縄跳び・馬跳びなど)は、「運動の日」や時間を見つけながら計画的に取 り入れていく。運動において自分なりの目標に向けて頑張る姿が見られ上達している子もいるが、意 欲の差や運動面での苦手意識などがあり、積極的に取り組めない子もいるので、苦手な子でも細かく ステップアップしながら楽んで練習できるように声掛けを行い取り組めるようにしていく。また、年 齢ごとの到達点を保育士がしっかりと把握していく必要がある。 (ウ)遊具の安全な使い方や総合遊具では鬼ごっこをしない事・玩具を振り回さない事・後片付けをきちん とする事といった約束事を子どもたちと話し合い決める事で、守ろうとする姿が見られていった。 2)友だちや異年齢児との関わりの中で思いやりの心を育み、自分の考えや気持ちを言葉で伝え、相手の話 を最後までしっかりと聞く。 (コミュニケーション) ①計画と実践 (ア) 「人の話を静かに聞く」ということについて、お集まりの際や活動の前に、 “先生が前に立ったら静か にする” “意見がある時には手を挙げる” “姿勢を正して座る”という約束事を繰り返し伝えた。 ―3― (イ) 「給食の放送当番」や「誕生カード渡し」 、「生活発表」等、自分で発表することを通して、人に聞 いてもらう嬉しさや周囲から褒められ、認めてもらうことにより達成感を感じ、人前で話す自信 に繋げられるようにした。 (ウ)異年齢児との関わりでは、年下の子へお世話をしたり、掃除や配膳の仕方を教えたりすることで、 慕われる嬉しさを感じたり、どのように関わればよいか戸惑う子には関わり方を具体的に示し、 徐々に関わりを持てるよう促した。 ②評価と改善の課題 (ア)聞くという姿では、友だち同士で話をしたり、話の途中で自分の意見を言ったりする姿があるので、 手をあげて発表する事や背筋を伸ばすこと、話す相手に体や目を向けて聞くことなどを意識的にでき るように声掛けを行っていく。しかし、興味のある話は聞くものの聞く態度がなかなか持続せず、興 味が他に向いたり、友だちと私語を始める姿がまだ見られた。聞く態度が上手な子を褒めると周りに も意識が伝わるので、注意するだけではなく、しっかり褒めながら全体に伝えていく。 (イ)生活発表の場ではいつどこで何をしたかということを上手に筋道立てて伝えられるようになってきた が、積極的に手を挙げない子にも焦点を当て、全員が人前で自分の気持ちを言葉にして伝える回数を 増やし自信につなげていくようにする。 「給食放送当番」を行い、 「今日の献立」や「おいしかったもの」などを自分の声で伝え拍手をもら うことで、人前で発表することに自信を持つ事ができた。しかし放送を聞くという態度では、最初は 静かだがだんだんざわつき最後まで聞けないことがあるので、その都度声を掛けて静かに聞くように していく。 毎月の「誕生カード」を渡すため、相手のことを知ろうとしたり、お祝いの言葉を考える中で相手 に喜んでもらおうとする気持ちを持てるようアドバイスを行った。 (ウ)異年齢活動では、年下の子に優しく接し関わろうとする姿があった。また「運動会」では、他の クラスの競技の手伝いを行い、小さな子の手を引いて一緒に走ったりと異年齢での関わりが持てる ように援助を行っていった。また、回数を重ねる毎にお兄さん、お姉さんという意識が出てきた ようで、困っている子を見かけると、自分から優しく声を掛けたり、手を繋いだりする姿が見られ るようになった。 3)楽器の種類や音色の違いを感じながら、演奏し歌うことで表現力を養う。(音楽) ①計画と実践 (ア)室内に歌詞カードを貼り、子どもたちがいつでも自分たちで言葉を見て覚えられるようにした。 また、季節の歌を歌い、季節を感じられるようにした。 (イ)歌い方については、姿勢、声の強弱、言葉の意味なども子どもに問いかけながら伝えていった。 (ウ)ハーモニカの練習を積み重ねる事により、自信に繋げられるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもたちは歌うことが好きで、季節の歌や今まで聞き覚えた歌などたくさんリクエストし、積極的 に歌おうとする姿があった。新しい曲の歌詞を書いて貼り、子どもたちに分かりやすく紹介して歌え るようにした。また、童謡祭りでも「この曲を歌いたい」と、友だち同士で練習し、自信を持ち いろいろな歌を歌うことができていた。 (イ)歌う姿勢や言葉の意味を伝えた事で、自然に手を後ろにして背筋を伸ばし、声に抑揚をつけ気持ちを 込めて歌う姿が見られた。 ―4― (ウ)ハーモニカに興味を持ち一生懸命に取り組んで「きらきらぼし」や「第九」など、演奏できるよう になった。練習時間には個人差があり、意欲的に取り組む子は自由に遊ぶ時間に吹いたり一曲吹け るようになると楽しくて次の曲へ進むが、興味を持てない子は練習に取り組めない姿が多くあった。 一人ひとり丁寧に見ながら、興味を持ち、楽しみながら吹けるように声掛けを行っていく。 4)色々な体験の中で、物や人を大切にしながら、一人ひとりの個性を発揮し自主性を育む。(体験) ①計画と実践 (ア)掃除やお当番などの体験活動を行うことにより、友だちと協力して室内やテラスなど自分たちが生活 している周りの環境をきれいにしようという気持ちや、給食の配膳を行い友だちの席や事務室の先生 に給食を運ぶことで、人の役に立つという気持ちを育てられるようにした。 (イ)キャンプ活動やフレンドリーコンサート、遊戯会、勤労感謝慰問などの体験活動を行う事で、1つの 事に取り組む姿勢を持ち達 成感を感じられるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)テラスで砂を掃いたり事務室の先生に給食を持って行ったりした時に「ありがとう」と言ってもら ったりすることで人のために行うことの心地よさを感じ、「またやりたい」という気持ちになった ようであった。またコンポストの取り組みにおいては、コンポストの意味を伝えたため、理解の中 で積極的に行えていた。夏野菜の土にも入れ、成長をより身近に感じることができていた。 (イ)様々な体験活動に積極的に取り組もうとする姿や友だちや地域の方との関わりの中で、相手の事を 考えて接したり、言葉を掛けたり、関わろうとする姿が見られた。 『お掃除風景』 『雪合戦』 5)食物の大切さを知り、感謝の気持ちを育み作る楽しさを味わう。(食育) ①計画と実践 (ア)食べるときのマナーについて、静かに、姿勢よく、食べ物やそれを作った人たちへの感謝の気持ち を持って食べることを伝えた。また友だちと話す声の大きさなどを伝えた。食事時間は、30分間 を目安に、苦手なものなどある場合は、最初に量を少なめにするなど自分で調節できるようにして 楽しく食べられるようにした。 (イ)コンポストの取り組みにより、 「エコ」の意識を高め、物を大事に使うことの大切さを伝えていった。 給食室と連携し、野菜の皮や切りくずを取り置きしてもらいその日の当番がコンポストに混ぜる ようにした。 (ウ)給食の放送を通して年長としての自覚を持ち、食に対しての興味を深めていけるようにした。 ―5― (エ)夏野菜を育て収穫することで、育てる手間や時間をかけて実らせた野菜を収穫し味わう喜びを感じ られるようにした。またお米の種を植え、成長観察を行う事で、食への興味関心へと繋げられる ようにする。 ②評価と改善の課題 (ア)食事の際、ひざを立て椅子に足を上げたり、友だちと話し声が大きくなったりしたので、その都度 正しい姿勢や態度について伝えていった。また、姿勢が良い子を褒めることで全体に意識付けを行っ た。食べ終わる 予定の時間を前もって伝えることで、意識的に食べることができていた。また苦手なものも頑張っ て食べようとする姿も見られた。逆に食べるのが早い子には、ゆっくりとよく噛んで食べるよう伝 えるようにする。 (イ)子どもたちは野菜をちぎったり少しずつ入れたりして混ぜることを楽しんでいた。コンポストの中 の様子を興味を持って見守り、変化に気づいた時は保育士に伝えたり、次の順番を楽しみに待つなど の様子が見られた。できたたい肥は、夏野菜のプランターに入れ成長を見守った。大きくなったピー マンやゴーヤを嬉しそうに収穫し、給食室に届けてメニューに入るのを楽しみにする姿があった。 (ウ)一日交替の放送当番を心待ちにし、当番の日が来るととても嬉しそうにしていた。また、友だちが放 送するその日のメニューや食材について興味を持ち聞くことができた。 (エ)夏野菜の栽培では、毎日成長を楽しみにし、収穫する喜びを感じていた。花が咲き、実が大きくなる のを観察したりすることで、友だち同士で見つけあって喜んだり保育者に伝え、給食室に持って行く など、夏野菜を育てる喜びを感じていた。お米の種を植え、田植え、稲刈りを通してお米の成長過程 を知る事で、興味関心へと繋げることができた。 3.行事及び特別企画の計画・実践とその評価・改善の課題 <行事> (1)運動会 1)運動会に向けての取り組みの中で、一人ひとりが目標を持って練習し自己の力を発揮する。 2)異年齢児と協力しながら達成感を味わう。 1)運動会に向けての取り組みの中で、一人ひとりが目標を持って練習し自己の力を発揮する。 ①計画と実践 (ア)はじめの言葉・おわりの言葉・歌の指揮・体操の手本など、その子に合ったねらいのもと役割を決め、 練習を積み重ねる事で、その場でしっかりと力を発揮できるよう練習を行った。また、競技中の他の クラスへのお手伝いなども行い、運動会を進める一員としての自覚を持てるようにした。 (イ)かけっこやアカリンピック(馬跳び・跳び箱・鉄棒・縄跳び・フープなど)・アトラクションでは、 一人ひとりの力を十分発揮できるよう練習で頑張れたことを褒め自信に繋げられるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)それぞれ練習を重ねることで自信を持ち、運動会当日はしっかりとした言葉や態度で大勢の人前で発 表することができた。他のクラスへのお手伝いも、泣いている子を見かければ、小さい子の手をとっ て連れて行くなどの姿が見られた。最後にみんなの前で金メダルを首にかけてもらい、一人ひとりが とても満足そうな表情を見せていた。今後も、一人ひとりの能力や日頃の態度を考慮し役割を決める こと、練習の仕方などの工夫が必要であった。 ―6― (イ)個人の力を発表する場では、今持てる力を十分に発揮しようとする姿が見られた。しかし、器械運動 (鉄棒やとび箱、縄跳びなど)に関して成長発達や取り組む意欲の差がまだ大きくあり、日常の遊び の中でもっと多く取り入れることが必要であった。 2)異年齢児と協力しながら達成感を味わう。 ①計画と実践 (ア)異年齢グループでの生活を通して5・4・3歳児一人ずつで小グループを作り、関わりを深めること で、年長児としての自覚を持ち年下の子のお世話ができるよう促しを行った。保育者も常に見守り、 上手にお世話ができていることを褒めたり、困ったときはアドバイスを行うなど、子どもの心に寄り 添い活動を進めていけるようにした。 (イ)ダンスやスウェーデンリレーでは、異年齢のグループで楽しく取り組めるよう声掛けや励ましを 行った。 ②評価と改善の課題 (ア)並ぶ時やテントの中で座る時など、常に小グループを意識し、手を繋いだり一緒に競技を楽しん だりする姿が多く見られた。その反面、手を繋ごうとしてもいう事を聞いてくれず困ったり、お世話 を嫌がる子に手を焼き強い口調になったり強く手を引っ張ったりする姿もあった。保育者のアドバイ スを受け、関わり方を工夫する姿も見られた。そして、異年齢活動が終了した後も、テラスや園庭で 姿を見かけると、子ども同士声を掛け合ったりお世話しようとする姿が見られた。 (イ)ダンスの踊りをすぐに覚え率先して練習したり、同じ動きをお手本で見せたりして楽しく練習するこ とができていた。スウェーデンリレーでも、泣いて走れない子の所へ行き手を繋いで一緒に走ったり、 走り終わった後に並ぶところを教えたりして一緒に頑張ろうという気持ちで取り組むことができた。 並ぶ時に時間がかかるので、小グループでの仲間づくりや並ぶ順番の把握など、普段から意識するよ うな声掛けを行うようにする。 (2)童謡まつり 1) 「童謡まつり」を通して、地域の方と一緒に歌を歌ったり聞いたりすることを楽しむ。 2)ステージに立ち人前で歌うことで、表現することを楽しむ。 3)模擬店やゲーム・お化け屋敷などを巡り、お祭りの雰囲気を楽しむ。 1) 「童謡まつり」を通して、地域の方と一緒に歌を歌ったり聞いたりすることを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)朝の活動の前や夕方など日常の中で歌う時間をとり、季節の歌や好きな歌をリクエストして歌える ようにした。 (イ)自分たちが歌う歌だけでなく、他のクラスの歌も聴いたり一緒に口ずさんだりできるようステージ の前に客席を設けた。 ②評価と改善の課題 (ア)室内に貼った歌詞カードを見たり友だちと一緒に歌い合ったりして歌を覚え、楽しく歌う姿が見ら れた。 ―7― (イ)知っている歌を一緒に口ずさんだり、体を揺らして聴いたりして、お祭りの雰囲気を楽しむ姿が 見られた。 2)ステージに立ち人前で歌うことで、表現することを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)自分たちの好きな歌をステージの上で友だちと一緒に大きな声で歌えるよう、普段から上手に歌え ているところを褒め、毎日の朝の体操後、クラスごとで歌を発表したりして自信に繋げていった。 また、童謡まつり前には、日々歌っている歌の中でステージで発表したいものを決め、歌を歌うこと に期待を持つことで、達成感を味わえるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)ステージの上で、笑顔で楽しそうに歌うことができた。 3)模擬店やゲーム・お化け屋敷などを巡り、お祭りの雰囲気を楽しむ。 ①計画と実践 (ア)7月の制作でうちわを作り、それを持って祭りに参加するよう声掛けを行った。 準備中のお化け屋敷や保育室の掃除などを行い、お客様を迎える準備を行うことで、まつり参加へ の期待を高めていった。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもたちは自分の作ったうちわを持ち、家庭から浴衣や甚平などを着てくる子もあり、まつりを 積極的に楽しんでいる様子が見られた。 (4)フレンドリーコンサート 1)フレンドリーコンサートに向けて意欲的に取り組み、みんなで音を奏でる楽しさを知り、人前で自信 を持って演奏する。 2)自分のパートの楽器に触れながら、隣にいる友だちと楽器の音色を合わせる心地良さを感じる。 1)フレンドリーコンサートに向けて意欲的に取り組み、みんなで音を奏でる楽しさを知り、人前で自信 を持って演奏する。 ①計画と実践 (ア)カルメン序曲を耳で聴き、CD を使用しメロディーを覚えながら練習を行った。 (イ)子ども一人ひとりが自信を持って音を合わせられるように、各パートごとに分かれて練習を行った。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもたちも耳にしたことのある曲だった為、メロディーを覚え、練習をスムーズに行うことが できた。しかし CD で聞いたものと、実際に演奏する際のテンポは異なる為、戸惑いながらの練習 開始となっていた。 (イ)鍵盤ハーモニカ、打楽器に分かれることで、パート別の演奏がしやすかった。また、お互いに少 人数ずつ練習を進めることができたので、細かい部分の指導などもできた。 ―8― 2)自分のパートの楽器に触れながら、隣にいる友だちと楽器の音色を合わせる心地良さを感じる。 ①計画と実践 (ア)自分のパートと他のパートを合わせて掛け合いで演奏したり、友だちの演奏を聴いたりする 中で、リズムやテンポの心地良さを感じ、演奏する楽しさを味わえるようにした。また、伴奏 のピアノをゆっくり弾いたり速く弾いたりして、ピアノの音に合わせて演奏する意識を持てる ようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)違うパートの音を聴き、興味を持ち、真似をして弾いてみたり 『ピーターパンの衣装』 自分たちで掛け合いの練習をしたりして楽しむ姿が見られた。 また、ピアノの速さに合わせて演奏する意識を持つことで ピアノの音を集中して聴き、演奏にまとまりが出てきた。 (5)遊戯会 1)遊戯会の練習で、イメージや言葉を豊かにし積極的に練習に取り組む。 2)一人ひとりが自信を持ち、しっかりと人前で表現することを楽しむ。 1)遊戯会の練習で、イメージや言葉を豊かにし積極的に練習に取り組む。 ①計画と実践 (ア)遊戯とミュージカルのうち、自分でやりたい曲や役を選んで積極的に練習し、自信を持って発表 できるよう声掛けや励ましを行った。個別の練習をする中でできているところを褒め、表現する 楽しさを感じられるようにした。 (イ)遊戯(日本舞踊)では、扇子を持つ高さや振りを揃えることを意識する事、手先を伸ばす事や 細かい動きの部分を声掛けしていった。少人数ずつの練習を取り入れる事で個別での対応を行う ことができた。 (ウ)ミュージカルは、役ごとに練習を行う事で、全身を使って表現する事の楽しさを感じられるよう にしていった。 ②評価と改善の課題 (ア)自分の決めた役を最後まで練習をし、やり遂げて練習しようという意欲が見られた。 また、徐々に上達する姿を褒めることで自信に繋げ、一人ひとりが練習への積極性を見せていた。 それが周囲に影響することで、みんなで一つのものを作りあげたいという意識を持つようになった。 (イ)友だちの踊る遊戯を覚え、一緒に楽しく踊る姿も見られた。また、自分たちで扇子をどのくらいの 高さに持つときれいに見えるかなどと話しながら積極的に練習する意欲が見られた。全体でのバラン スは保育士がしっかりと意識し、たくさんの人たちの前で披露することへの意識を伝えていく。 (ウ)感情を見振り手振りで大きく表現するように伝えた。一生懸命行うことで、見る人たちにも感動を 与えることができた。 2)一人ひとりが自信を持ち、しっかりと人前で表現することを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)遊戯室やコミセンのステージの上で、立つ位置を確認したり、少し前に出て演技をするなど、子ども たちと一緒に考えながら練習を進めていった。 ―9― ②評価と改善の課題 (ア)自分の選んだ役を意欲を持って練習し、本番では自信をもって笑顔で演じることができていた。 <特別企画> (1)花まつり 1) 「花まつり」の意味を知り、日本の文化に触れ興味を持つ。 2)交通ルールを守ろうとする。 1) 「花まつり」の意味を知り、日本の文化に触れ興味を持つ。 ①計画と実践 (ア) 「花まつり」の意味や風習について事前に話し、お釈迦様の教えや行いを伝え、みんながそれぞれ 持っている一つしかない命を大切にしていくことを知らせていった。 (イ)2ヵ所のお堂を見に行き、違いや興味に繋がるように声掛けを行った。 ②評価と改善の課題 (ア)事前に話を聞き、実際にお釈迦様の像を見ることで、「花まつり」の意味を知り命の大切さを感じる ことができた。 (イ)お堂の中では、仏像やその周りの飾りなどに興味を持ち、話を聞くことができていた。 2)交通ルールを守ろうとする。 ①計画と実践 (ア)園外に出る時の約束(交通ルールなど)を確認し、二人で手を繋ぐことや道の端を歩くこと、車が 来たら止まって待つ事などを伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)約束事を守り、保育者が車の来る合図を笛で吹くとしっかりと壁際に行き止まったり、目視で確認 することができていた。また、友だちや保育者と楽しく会話をしながら歩く姿が見られた。子ども によっては歩く速度が遅かったり回りの景色に気を取られたりして前との間が大きく開いたりす ることがあるので、その都度声をかけ、しっかり列になって歩けるようにしていく。 (2)誕生会 1)誕生会に楽しく参加し、誕生者をお祝いする。 2)誕生カードを渡す時、お祝いの気持ちを込めて自分の言葉で伝える。 1)誕生会に楽しく参加し、誕生者をお祝いする。 ①計画と実践 (ア)椅子に座り、誕生者をお祝いする気持ちや催し物を静かに見る 気持ちを持って参加することを伝えた。 ②評価と改善の課題 『お祝いの言葉をプレゼント』 (ア)興味のあるところでは静かに聞くが、隣の子と話をしたり後ろを 向いて、来られている保護者の方に話しかける姿も見られた。 誕生会を進める上で、話を聞くことや態度についても子どもたちへ伝えていくことが必要であった。 ―10― 2)誕生カードを渡す時、お祝いの気持ちを込めて自分の言葉で伝える。 ①計画と実践 (ア)事前に誕生者の名前を確認し、その子に会いに行って話したり好きなものを聞いたりすることで、伝 えたい言葉を考えられるようにした。また、渡し方や何を伝えるかを確認し練習する事で、自信をも ってステージに立てるようにした。 (イ)人の真似をせず自分で考えた言葉を伝えられるよう、練習をしたり保育士者一緒に聞き、アドバ イスしながら本番で自信を持って言えるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)事前に誕生者に会いに行き、その子の事を知ることで自分なりのお祝いの言葉を伝えることが できた。 (イ)保育者と一緒に言葉を練習することで、本番でも自信を持って誕生者に言葉を伝えられていた。 その後、自分の名前を発表する時に早口になったり、お辞儀もそこそこに帰る姿などがあったので、 ステージの上での態度も合わせて伝えていく必要がある。 (3)クッキング 1)キャンプに向けての活動で、かまどでの調理や飯盒炊飯に慣れる。 2)包丁に慣れ、安全に切る方法を考えながら材料を切る。 3)異年齢の友だちとクッキングを通して協力し、作り上げていく楽しさを味わい、美味しく頂く。 1)キャンプに向けての活動で、かまどでの調理や飯盒炊飯に慣れる。 ①計画と実践 (ア)かまどの組み立て方や飯盒での炊飯の仕方などを伝え、興味を 持てるようにした。また、どうすればおいしいご飯が炊けるかを 考えながら行うよう声かけを行った。 (イ)飯盒を使う際には、お米の量や水の量を調節する方法を伝え、 お米をこぼさないように使用する姿が見られていた。 『かまど作り』 ②評価と改善の課題 (ア)かまどは、昨年行った事があったので、子どもたち同士で話し合い、風向きや薪の量などを工夫 しながら組み立てる姿があった。 2)包丁に慣れ、安全に切る方法を考えながら材料を切る。 ①計画と実践 (ア)包丁の使い方を再度確認したうえで安全に注意しな がら切ることを伝えていった。 ②評価と改善の課題 (ア)家庭でお手伝いをしている子もあり、上手に切ること ができていた。硬い物は力が入るので気を付けて切る ようにする。 3)異年齢の友だちとクッキングを通して協力し、作り上げていく楽しさを味わい、美味しく頂く。 ①計画と実践 (ア)年度最初のグループ活動で、気持ちを一つにして頑張った運動会を振り返り、楽しい思い出づくりと してクッキングを計画した。 ―11― ②評価と改善の課題 (ア)運動会で一緒に頑張ったことをそれぞれで話しながら、 楽しくクッキングを行い、食べることができた。 それぞれの年齢で、役割を作り、ゆき組の子に包丁を使う姿を 見られているのを感じ、より真剣に調理したり、ほし組の子に、 「猫の手しないと」と、アドバイスする姿が見られた。 『異年齢でのクッキング (おにぎらず)』 (4)異年齢活動(3・4・5歳児) 1)異年齢活動を通して年下の子のお世話をしたり、小グループの友だちと一緒に過ごしたりする中で、 親しみや思いやりの気持ちを持って関わる。 ①計画と実践 (ア)グループの中でも3・4・5歳児で一人ずつ小グループを決め、食事を一緒に行い楽しく会話を したり、お世話をしたりして過ごす中で関わりを深め、思いやりの気持ちを持てるようにした。 (イ)運動会の練習から本番までを一緒に楽しむことで、ひとつの事に協力して取り組み、頑張ろう という気持ちを持てるようにした。 (ウ)お店屋さんごっこの取り組みの中で、何を作るか決めたり品物を一緒に作ったりすることで団結して 物事を行うと共に、年下の子に対してはお店屋さんでの役割を話し、 「いらっしゃい、いらっしゃい」 と掛け声を掛けたり、他のお店に一緒に買い物に行ってお金のやり取りをしたりすることで関わりを 深め、活動を楽しむ気持ちを持てるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)3人の小グループを作る事で、生活習慣を年下の子に伝え手本となって、手洗いうがいをしたり、行 進の並び方の順番に誘ったりして関わりを深めていった。 (イ)1ヶ月余りの間を小グループで過ごすことで親しみがわき、思いやりを持って接することができるよ うになった。運動会の練習では、いう事を聞いてくれない子に困惑したり、強引に手を繋いで行こう として泣かれたりすることもあったが、一緒にダンスをしたりスウェーデンリレーでバトンをもらっ たり、次の子に渡したりすることで、親しみを感じ関わりを深めていくことができた。お互いの関わ りの中で無理にお世話を押し付けたりせず、関わりを楽しめるような声掛けを行っていくようにする。 (ウ)お店屋さんごっこでは、一緒に買い物に行き、どれを選ぶか聞いたり、財布からお金を出したりして 楽しく関わる姿が見られた。 (5)お茶のおけいこ 1)静かな環境で、心を落ち着け、お菓子やお茶をいただくことを楽しむ。 2)日本伝統の文化に触れ、物を大切にする気持ちや心構えなどを知る。 3)保護者と一緒にお茶会を楽しむ。 1)静かな環境で、心を落ち着け、お菓子やお茶をいただくことを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)お茶会に参加する際には、心を落ち着かせて、静かに参加する 事を約束事として決めていった。 『お茶の作法を教えて頂く』 ―12― ②評価と改善の課題 (ア)約束事を決める事で、落ち着いてお茶やお茶菓子を頂き、過ごすことができていた。 2)日本伝統の文化に触れ、物を大切にする気持ちや心構えなどを知る。 ①計画と実践 (ア)お菓子やお茶のいただき方、立ち方や座り方、畳の縁を踏まずに歩く歩き方などの作法の意味を 知り、実際に行うことで、礼儀や物を大切にする心などを伝えていった。 ②評価と改善の課題 (ア)お茶碗を両手を添えて持つことや、お茶碗に描いてあるきれいな絵を汚さないようによけて(お茶碗 を回す)口をつけること、さらにお菓子やお茶をいただく時に「いただきます」の意味を込めて軽く 一礼するなど、ひとつひとつの動作の意味を聞くことで、日本の古くからの文化に触れて、礼儀や物 を大切にする気持ちなどを知ることができた。その場だけでなく、普段の生活の中にも生かしていけ るようにする。 3)保護者と一緒にお茶会を楽しむ。 ①計画と実践 (ア)年間6回のうち最後の2回は、保護者の方の自由参加で、子どもの様子を見たり一緒にお茶を 楽しんで頂いた。 ②評価と改善の課題 (ア)保護者が来られている子は、終始にこやかな中にも普段通りに振る舞い、少し照れながらも 保護者の方にお運びをする姿や緊張している姿も見られ、保護者もお茶のお手前が初めての方 も多かったが子どもたちの姿を真似してお茶を飲み、その様子を子どもたちも嬉しそうに見つ めていた。その際、保護者が来られているのが嬉しく、興奮して声が大きい子や落ち着きがない 子どもの姿が見られたので、 「落ち着いて話を聞く」「その場の雰囲気を考えて行動する」という ことの大切さを改めて伝えていった。 (6)城山親子登山 1)登山を通して、友だちや家族の方、保育者と力を合わせて協力し、みんなで親睦を深め、達成感を 味わう。 2)自分たちで決めた約束を守る。 (先生の話を最後まで聞く。ゴミは持ち帰る。交通ルールを守る。 ) 1)登山を通して、友だちや家族の方、保育者と力を合わせて協力し、みんなで親睦を深め、達成感を 味わう。 ①計画と実践 (ア)親子で登ることにより、子どもたちの頑張る姿を保護者に伝えたり、山頂で一緒にお弁当を食べ たり、手作りぶらんこで遊んだり、洞くつ探検に行ったりする中で、子どもたちと保護者、保育者が 関わりを持ち、親睦関係を深めることができるようにした。 ―13― 『城山に到着!』 『お母さんと一緒に洞くつ探検』 ②評価と改善の課題 (ア)保護者の参加が多く、子どもたちも嬉しそうだった。洞窟探険では、「節分のおに」の存在を信じて いる子が多く、涙が出る子もいたが、勇気を出し中まで入ることができた。体力的に弱い子が遅れて 到着した時は、全員で出迎え「よくがんばったね」と、声を掛ける姿もあった。山頂でブランコを 作って遊んだり親子で手を繋いだり、友だち同士で会話を楽しみ、親睦を深めることができた。 2)自分たちで決めた約束を守る。 (先生の話を最後まで聞く。交通ルールを守る。) ①計画と実践 (ア)事前に子どもたちと約束事を考えて決め、自分たちで守れるようにした。山頂では、来た時よりも きれいにして帰ろうと、声掛けを行った。 ②評価と改善の課題 (ア)登山には危険が伴うことを意識し、しっかり話を聞き、安全に注意して登ろうとする姿があった。 また、親子や友だちと手を繋ぎ、道の端や歩道を歩くなど、交通ルールを守ろうとする姿があった。 (7)保育参観 1)保護者の方に普段の生活の様子を見ていただく。 2)一年間を通して、成長した姿を見て頂く。 1)保護者の方に普段の生活の様子を見ていただく。 日時:2月26日(金) ①計画と実践 (ア)朝の体操から手洗い、うがい、掃除の様子など自分たちで生活の流れが分かり、自主的に生活を 進めていく普段の子どもたちの様子を見ていただいた。 (イ)懇談で、クラスの運営や子どものこれからについて、しっかりと話し、理解とご協力を頂ける ようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)朝の掃除を張り切って行い、箒で掃いたり雑巾がけを行ったりしていた。保護者の方も、子どもたち の様子を笑顔で見られている様子がうかがえた。 (イ)一年間の事だけではなく、就学に向けての話をする事により、保護者が真剣に聞いてくださる 様子が見られた。 ―14― 2)一年間を通して、成長した姿を見て頂く。 日時:2月27日(土) ①計画と実践 (ア)人の話を聞く姿勢や手先の器用さ、想像力を引き出す保育内容を通して、保護者の方に一年間で の成長した姿を見て頂くことができた。 (イ)保護者と一緒に行う制作等、参加型保育を行う事で保護者の方との関わりを持つことで親子 との関わりを持つ、貴重な時間となっていた。 ②評価と改善の課題 (ア)人の話を聞く姿勢においては、就学へ向けての取り組みとして年間を通して行ってきた。保護者 の方には、人の話を聞くときの姿勢そして、自分の意見がある際には、手を挙げて発表する姿を 見て頂く機会となった。中には、保護者が見に来ている事に興奮する姿もあり、落ち着かない 姿も見られていた為、どんな状況であっても人の話を聞く事の大切さについて改めて伝えていく 事が必要である。 (イ)保護者の方と一緒に制作を行う事で、親子で過ごす良い機会となっており、保護者の方も満足を している声が聞かれていた。 (8)毛筆・硬筆 1)毛筆を行い「静」の時間を持つことで、生活にめりはりをつけていく。 ①計画と実践 (ア)毛筆は、墨をすることで心を落ち着け集中する時間を持ち、 筆を動かし文字を形にすることで、紙の上の空間を埋める 楽しさを味わえるようにした。 「ゆ」の字を書いている所 硬筆は、就学に向けて文字の形を覚えたり、鉛筆の正しい 持ち方を覚え、きれいに書くことを意識するようにした。 (イ)後半の硬筆では、就学に向けて萱野先生の話を45分間姿勢を正し、よく聞くことを意識して 行うようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)毛筆は、筆を持ち書くことから、書いた紙を新聞紙にはさむまでの一連の動作を覚え、スムーズに 行えるようになった。また、手本をよく見て集中して描く姿が見られた。書いた文字を見て頂き丸を もらうととても嬉しそうに友だちと見せ合っていた。 硬筆は、写し書きの際にゆっくりと時間をかけて慎重に書く子と手早く適当に書く子との差が出てき た。文字に興味を示し、硬筆でもらった「あいうえお表」を見ながら文字を書いてみたり、自由画帳 に絵を描き文字も一緒に描いたりするなどの姿があった。 (イ)時間の最初は静かに聞いているが、書いた字を見てもらうために席を立ったりすると、集中が切 れ、友だちと話をすることが多くなったため、最後まで集中して静かに過ごせるよう声掛けなど 行っていくようにする。 『種植えをタキサンと一緒に』 (9)田植え・生き物調査・稲刈り・もちつき大会 1)田植えの方法を知り、楽しく体験する。 2)田んぼの生き物に興味を持ち、観察を楽しむ。 3)稲の成長を喜び、親子、保育者と一緒に稲刈りを楽しむ。 4)もちつき大会を行い、稲(お米)への興味を持ち、食への関心に繋げる。 ―15― 1)田植えの方法を知り、楽しく体験する。 ①計画と実践 (ア)種植えから行い、稲の芽や葉が出るところを事前に観察し、観察したものを絵に描き成長を視覚的 に感じながら田植えを行う。 (イ)クラスに田んぼに生息する虫や稲などの図鑑を置き、子どもたちが自由に見られるようにした。 田植え当日は、地域の方に苗の植え方を聞き、興味を持って田植えを楽しめるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)成長観察を行う事でより一層、稲について興味を持つことができていた。 (イ)田植えの前に話をすることで、稲や虫などに興味を持ち、自分たちで図鑑を調べたり、話をする 姿などがあった。 『田植え体験』 2)田んぼの生き物に興味を持ち、観察を楽しむ。 ①計画と実践 (ア)田植えをした田んぼの様子を見て稲の生長を喜んだり、田んぼの中に住む生き物の様子を実際 に捕まえたりして観察し、楽しめるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)生き物調査では、田植えをして1週間経ち、稲が少し生長している様子を見て「おおきくなっとうね」 と喜ぶ姿があった。また、田んぼに入りオタマジャクシや豊年エビを捕まえてバケツに入れて熱心に 観察していた。また捕まえた生き物(ザリガニ)を保育室に持ち帰り、観察や餌やりを通して田んぼ の生き物により一層興味を持つ姿が見られた。 3)稲の生長を喜び、親子、保育士や地域の方と一緒に稲刈りを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)稲刈りの前に、稲を環境構成として保育室前に置き、稲に穂がついているのを実際に見る事で 稲刈りへの期待を高めていけるようにした。 (イ)保護者や地域の方と一緒に稲を刈り収穫する事の喜びを感じられるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)田植えで植えた苗が、大きく生長し、小麦色になっていくのを見た子どもたちの喜びと感動を共有 し合えるような声掛けを行うことができた。また収穫したもち米から、もちつき大会に期待する姿 も多く見られていた。 ―16― (イ)鎌の使い方を手取り足取り教えて頂いたり、刈り取った稲を束ねて運んだり現地で柿や枝豆の収穫も 行うことができ、地域の方との関わりも多く見られた。 4)もちつき大会を行い、稲(お米)への興味を持ち、食への関心に繋げる。 ①計画と実践 『よいしょーと掛け声と共に』 (ア)育て、収穫をしたもち米を使ったもちつき大会への期待が 高まるような声掛けを行っていった (イ)保護者の方や友だちと一緒にもちつき大会を行う事で、 収穫への喜びを感じられるようにした。 (ウ)もちつき大会で楽しかったことを絵に描いて、より一層 達成感を感じられるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)もちつき大会への期待も高めながら、もちつきを行うことができた。 ついてすぐに食べた餅を満足そうな表情を見せて食べる姿が見られた。 (イ)当日は、気温も低かったが友だちや保護者と一緒に掛け声を出しながら、もちつきを楽しんで行 う姿が見られた。 (ウ)もちつきを終えてすぐに、絵を描いたことで子どもたちは、情景を思い浮かべながら、色彩豊 かに描くことができていた。 (10)王丸探検 1)自然の中で友だちと関わりながら楽しむ。 2)王丸での遊び方や過ごし方(危険ヶ所)を知る。 1)自然の中で友だちと関わりながら楽しむ。 ①計画と実践 (ア)自然の中で遊び、虫取りや自然に触れ、 夏の花や虫、鳥の鳴き声などに親しめる ようにした。 『許斐公園で睡蓮の花やメダカ発見』 ②評価と改善の課題 (ア)公園の自然の中でのびのびと遊び、話をしたり、いろいろな物を見つけて友だち同士で話をし 楽しむ様子が見られた。 2)王丸での遊び方や過ごし方(危険箇所)を知る。 ①計画と実践 (ア)裏山のがけや壁の近くなど危険なところを特に気付かせ、どうして危ないのかなど自分たちで 考えられるようにした。キャンプを行う場所として前もって見ておくことで、期待感を高め、 危険箇所を、自分たちで見つけ意識できるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)ひとつひとつの場所を確認することで、危険箇所を意識することができ、友だち同士で声を掛け 合う姿が見られていた。 ―17― (11)祖父母招待 1) 「敬老の日」の意味を知り、祖父母の方と親しく関わり、家族や祖父母を大切にする気持ちを深める。 2)ステージの上から、心を込めて歌のプレゼントをする。 1) 「敬老の日」の意味を知り、祖父母の方と親しく関わり、家族や祖父母を大切にする気持ちを深める。 ①計画と実践 (ア)園での普段の生活の様子の中で、話を聞く姿勢や元気に遊ぶ姿を 見ていただいた。また、一緒に食事を楽しんでいただいた。 ②評価と改善の課題 (ア)いつも一緒にいる方や久しぶりに会った祖父母の方と一緒に 楽しく過ごせていた。また祖父母の方々に来て頂いた事へ感謝 の気持ちを持ち、思いやりの気持ちを持って接していた。 『ハーモニカ演奏』 2)ステージの上から、心を込めて歌のプレゼントをする。 ①計画と実践 (ア)歌のプレゼントを行うことで、いつも見守ってくれていることに対する感謝の気持ちを伝えられる よう話をし、心を込めて歌うよう促した。 (イ)歌『みかんの花咲く丘』では、声の強弱や声を伸ばして歌うことなどを意識しながら歌うことが できていた。 ②評価と改善の課題 (ア)大勢の祖父母の方に歌とハーモニカを披露することに緊張もしていたが、一人ひとりが今まで練習 してきたことを十分に発揮することができていた。 (12)わくわくキャンプ(一泊二日) 1)一人ひとりが自分の力を発揮し、最後までやり遂げる。 2)自分で考え、友だちと協力する。 3)好奇心や探究心を持ち、新たな知識を持つ。 1)一人ひとりが自分の力を発揮し、最後までやり遂げる。 ①計画と実践 『かまどで火の番』 (ア)事前に子どもたちと話し合いを持ち、練習を行い、事前準備を自分たちで行う事でキャンプの 流れを知り、自分で何ができるのかを考え最後まで頑張ろうとする気持ちを持てるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)テントのペグ打ちやトイレ作り等子どもたちが「キャンプで頑張りたいこと」の目標を設定する ことで自己の力を発揮したり、友だちと声を掛け合いながらキャンプでの生活を進めようとする 姿が見られていた。 ―18― 『テント張り』 『本日の振り返り』 2)自分で考え、友だちと協力する。 ①計画と実践 (ア)スーパーで食材の買い物を行う中で、自分の持っている金額で買い物ができるか考えたり、友だち と話し合い、どんな材料が良いか考えて買い物をするようにした。 (イ)テント立て・かまど作り・飯盒炊飯・トイレ作りなどそれぞれ活動がある中で、自分の役割を考え、 みんなで協力しようという気持ちを持って取り組めるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)初めて買い物をする子どももいて、買い物体験は子どもたちにとっても印象に残った体験の1つと なっていた。食材の購入も事前にスーパーに行って食材を見たり、財布や買い物袋を持参すること で買い物を楽しみながら行っていた。 (イ)練習で行ったことを一つひとつ思い出しながら友だち同士で声を掛け合いテントを組み立てたり、 トイレの穴掘りを数名で最後まで頑張って行う姿があった。中には、友だち同士で意見がぶつかり あうこともあったが、お互いの意見を聞きあい考える時間を設けることで、活動を再開して取り組 もうとする意欲へと繋げて行けた。 3)好奇心や探究心を持ち、新たな知識を持つ。 ①計画と実践 (ア)かまどにマッチで火をつけたり、薪をどのように組み立てるとよく燃えるのかと考えたり、夜は 天体望遠鏡で月の観察を行ったりすることで、様々な体験を通していろいろなことを知り、楽し む気持ちや不思議なことをもっと知りたいという気持ちを持てるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)キャンプでの火を囲んでの火の集いでは自分の頑張った体験を伝える事だけでなく、友だちが 頑張った事を発表することで友だちを認め合い、キャンプでの体験を振り返る姿が見られた。 (13)慰問(緑風園) 1)お年寄りの方とのふれあいを楽しみ、交流を深める。 2)人前で歌や合奏を披露する。 1)お年寄りの方とのふれあいを楽しみ、交流を深める。 ①計画と実践 『緑風園で利用者さんとの触れ合い遊び』 ―19― (ア)緑風園慰問では、子どもたちの発表だけでなく、お年寄りの方と触れ合うことで、親しく関わり を持ち、思いやりやいたわりの気持ちを育めるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)お年寄りの方と触れ合い遊びをする際、初めは緊張してしまう姿もあったが、次第に打ち解け、 子どもから積極的に関わろうとする姿が見られていた。今後も地域の方への正しい言葉遣いを 伝えていく。 2)人前で歌や合奏を披露する。 ①計画と実践 (ア)お年寄りの方に歌や合奏を披露し、頑張ろうという意欲につなげられるよう声掛けを行った。 ②評価と改善の課題 (ア)歌を披露する際には、お年寄りの方が耳にしたことのある曲を歌うことができていたので、 お年寄りの方も一緒に歌を歌いながら見て頂くことができていた。また童謡メドレーを踊った際 にも、体を動かしながら元気いっぱいに披露することができていた。 (14)勤労感謝慰問 1)地域の方の働いている姿を見て、憧れの気持ちを抱く。 2)地域の方たちの前で歌などを発表し、自信に繋げる。 1)地域の方の働いている姿を見て、憧れの気持ちを抱く。 ①計画と実践 (ア)宗像警察署や市役所を訪問し、働く人たちの様子を見ることで、仕事に関心を持ち憧れの気持ち を持てるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)パトカーや白バイを見て頂き、実際に乗せてもらうことで、警察官とう仕事に興味や 憧れの気持ちを持ち、 「おおきくなったら、けいさつかんになりたい」という声が聞かれた。 2)地域の方たちの前で歌などを発表し、自信に繋げる。 ①計画と実践 (ア) 「花は咲く」や「ふるさと」を歌い、地域の方の前で発表することで、「自分たちの歌を聞いて もらう」とう意識を高め、自信に繋げられるようにしていった。 ②評価と改善の課題 (ア)市役所では、仕事中の方も手を止めわざわざ集まって来てくださった。保護者も訪問の時間に 合わせて子どもたちの様子を見に来られていた。最初の挨拶の言葉もはっきり言うことができ、 その場にいらした方々に感動を与え、大きな拍手をもらった。歌い終わった後、子どもたちも 満足そうな表情を浮かべていた。 (15)赤間小学校との交流会 1)赤間小学校5年生と関わる事で就学への期待と安心へと繋げる。 ―20― 1)赤間小学校5年生と関わる事で就学への期待と安心へと繋げる。 ①計画と実践 (ア)小学生とのスムーズな関わりが持てるように、小学校との 事前の打ち合わせを綿密に行い、充実した活動となるように 計画を行った。 (イ)関わりが苦手な子へは、保育者が仲立ちをして関われるように 配慮を行っていった。 『5年生からの読み聞かせ』 ②評価と改善の課題 (ア)小学校4クラスと交流会を行った。1回目は、緊張した様子を見せていたが、だんだんと回を 重ねる事により、関わりを待ち望む姿が見られていった。5年生が計画した遊びを一人ひとりが 楽しむことができており、関わりも多く見られた。また、小学生の話を聞く姿勢や意見がある時 には、手を挙げて発表する姿も見る事ができ、その後の子どもたちも意識を持って生活 をするようになった。 (イ)関わりを持てるようになった反面、優しく関わろうとする小学生に対して、強い口調で話を したり、手が出てしまう姿も見られた。年上の人との関わり方について子どもたちと一緒に 考える機会を持ち、相手を敬う気持ちが持てるようにする。 (16)思い出遠足 1)思い出遠足で「いのちのたび博物館」へ行き、卒園の思い出づくりをする。 2)いのちのたび博物館に行き、恐竜の歴史や「いのち」の大切さを知ろうとする。 1)思い出遠足で「いのちのたび博物館」へ行き、卒園の思い出づくりをする。 ①計画と実践 (ア)電車に乗って出かけることで、今までと違った雰囲気の中で思い出づくりができるようにした。 公共施設へ行くことで、公衆のマナーを守ったり、話をしっかり聞けるよう事前に約束を行った。 (イ)6つのグループに分け、スタンプラリーを使用したり、パンフレットを活用し自分たちでルートを 決めて見学をする事を計画し、より一層活動が楽しめるように働きかけた。 ②評価と改善の課題 (ア)切符の購入体験を行う事で、子どもたちの遠足の思い出もより一層深まっていた。また公共 の 場での過ごし方を伝え、普段から小さな声で話す習慣をつけておくようにする。駅から帰り着くま で楽しく過ごし、よい思い出づくりとなった。 (イ)帽子も色分けしたので、グループが分かりやすく、安全確認が手早く行えた。ルートを決めた所へ と自分たちで探索しながら行動することで、遠足がより一層充実したものとなった。 『切符の購入』 ―21― 2)いのちのたび博物館に行き、恐竜の歴史や「いのち」の大切さを知ろうとする。 ①計画と実践 (ア)恐竜や動物の骨や化石に興味を持ち、様々な展示物を 見ることを楽しめるようにした。 (イ) 「いのち」について一人ひとりが意識を持てるように、 いのちについて感じた事を一人ひとりに尋ね、働きかけた。 ②評価と改善の課題 (ア)エンバイラマ館では、実物大の恐竜の模型が実際に動いたり、 大きな音が鳴ったりして怖がる子もいたが、興味を持ち興奮 して見ている子もいた。 『魚の標本見学』 (イ) 「いのちをたいせつにしなければならない」 「いのちは、つながっている」との子どもたちからの声 も聞かれることができた。 「いのち」について子ども一人ひとりが、意識を持ちながらの活動へと 繋げることができた。 (17)赤間小学校見学 1)小学校を見学し、雰囲気を知ることで就学に対する安心や期待する気持ちを高める。 2)自分の通学路に見立てて、歩道の歩き方を練習する。 1)小学校を見学し、雰囲気を知ることで就学に対する安心や期待する気持ちを高める。 ①計画と実践 (ア)自分が通う小学校を想像しながら教室やホールなどを見学し、雰囲気を感じたり、実際に授業の 様子を見て就学に対する期待感を高められるようにする。 ②評価と改善の課題 (ア)とても静かに見学することができた。知っている小学生を見つけて名前を呼んだり、自分の兄弟 を見つけて手を振ったり笑いかけたりしていた。 2)自分の通学路に見立てて、歩道の歩き方を練習する。 ①計画と実践 (ア)子どもたち自身が信号の見方や道路の渡り方、歩道のどこを歩けば安全かを考えたりすることで、 交通ルールを守り歩こうとする気持ちを持てるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)道路を渡る時は、自分たちで右、左、右を見て手を挙げ素早く渡っていた。中には前の子が渡って いるのにつられて歩いている子もいたので、一人ひとりがしっかり安全の意識を持って道路を歩け るように伝えていく。 (18)個人面談 1)個人面談を全家庭行い、家庭や園での子ども達の様子を伝え合い、共通理解を図る。 1) 個人面談を全家庭行い、家庭や園での子ども達の様子を伝え合い、共通理解を図る。 ①計画と実践 (ア)4月からの3か月の中で、保護者の都合のいい日時に、個人面談を行う。その中で、子どもの共通 理解を図る。 ―22― ②評価と改善の課題 (ア)個人面談を行うことで、保育者と保護者の関係作りの第一歩となり、子育ての考えを伺うことがで きた。そして、集団生活での子どもの姿を伝える事で、これからの課題も一緒に考えることができ た。気になる子の家庭には、関わり方や園での指導の仕方を伝え、就学に向け話したり、必要なご 家庭には専門機関や就学相談についての話をすることができた。 (19)卒園式 1)卒園式に自信を持って臨み、自分の言葉で気持ちを伝えていく。 2)一つの節目の行事を終えることで達成感を感じ、就学に向けての希望や期待感を高めていく。 1)卒園式に自信を持って臨み、自分の言葉で気持ちを伝えていく。 ①計画と実践 (ア)静かに席に座り、自信を持って卒園証書をもらい、自分の言葉で気持ちを伝えられるように していく。 ②評価と改善の課題 (ア)自分の言葉を何度も練習し、自信を持ってステージに立てるようにした。また、なかなか言葉が 出ない子は、保育が後ろから寄り添い、安心して声を出せるようサポートを行った。 『園長先生からの卒園プレゼント ピアノ演奏』 2)一つの節目の行事を終えることで達成感を感じ、就学に向けての希望や期待感を高めていく。 ①計画と実践 (ア) 「つきぐみさん」から「卒園児さん」と呼ぶことにより、もうすぐ一年生になるんだということを 意識付けして、何事にも責任を持って行動できるよう声掛けを行った、反面、あまり期待を押し付 けすぎると不安を感じる子もいるので、できている事を褒め自信に繋げながら残る園生活を充実で きるものにした。 ②評価と改善の課題 (ア) 「卒園児さん」と呼ばれることを喜び、いろいろなクラスに入って楽しく最後の思い出づくりを することができた。また、入学の用品を揃えて楽しみにする様子を見せていた。 ―23― 『卒園式当日』 『卒園制作 手作りカレンダー』 ―24― 「ほし組 4歳児 保育活動」 《定期保育活動》 ・誕生会(毎月1回 金曜日)※保護者自由参加 ※曜日変更有 (4/17・5/22・6/26・7/24・8/21・9/29・10/23・11/13・12/4・1/22・2/19・3/4) ・毎週土曜日(異年齢の日) ・個人面談①(5月~7月) ②(2月~3月) 4月 (4/1)入園式及びクラス懇談 (8)花まつり法然寺 (22)クッキング① (23)クッキング② メニュー:お好み焼き (21)親子バス遠足 ※個人面談開始 7月 (1)田んぼの生き物調査① (3)田んぼの生き物調査② (14)ライフステイむなかた慰問② (18)童謡まつりinあかま 10月 (2)クッキング① (5)クッキング② メニュー:きのこリゾット ( )4 歳児健康診断 (7)新立山登山① (14)新立山登山② (20)声楽コンサート (28)お弁当の日② (30)フレンドリーコンサート リハーサル 1月 (7)毛筆⑥ (8)異年齢保育~2/12 (13)遊戯会リハーサル (赤間コミセン) (21)遊戯会リハーサル (赤間コミセン) (28)毛筆⑦ (29)遊戯会リハーサル (赤間コミセン) 5月 6月 (8)保育参観及びクラス懇談① 在園児数 38 名、保護者参加 2 名 (9)保育参観及びクラス懇談② 在園児数 38 名、保護者参加 21 名 (11)異年齢保育①~6/12 (12)ライフスティむなかた慰問① (12)お弁当の日➀ (15)小運動会 (26)芋苗植え(4歳児) (29)中運動会(城山中) (6)大運動会(城山中) (24)クッキング(りんごグループ) (29)クッキング(ぶどうグループ) (30)クッキング(みかんグループ) メニュー:パフェ、おにぎらず、フル ーツポンチ 8月 (3)異年齢保育②~8月18日 (10)クッキング① (11)クッキング② メニュー:バラエティそうめん 11月 (2)毛筆➀ (9)芋掘り (6)フレンドリーコンサート リハーサル (4)勤労感謝慰問 (10)フレンドリーコンサート リハーサル (12)毛筆② (15)こうよう祭 (17)お弁当の日③ (19)フレンドリーコンサート リハーサル (25)フレンドリーコンサート リハーサル (28)フレンドリーコンサート 9月 (1)祖父母招待の日① (4)祖父母招待の日② (7)散歩➀ (24)散歩➁ (25)散歩➂ 12月 (2)クッキング① (7)クッキング② メニュー:飯盒炊飯 (10)毛筆➂ (8)作品展~14日 (16)もちつき大会 (21)毛筆④ (24)毛筆⑤ (25)クリスマス 2月 3月 (1)まめまきコンサート (6)遊戯会 (10)交通安全教室 (16)卒園写真撮り (18)毛筆⑨ (23)お弁当の日③ (25)毛筆⑩ (26)保育参観及びクラス懇談① 在園児数 38 名、保護者参加 9 名 (27)保育参観及びクラス懇談会② 在園児数 38 名、保護者参加 17 名 (29)卒園式リハーサル (7)卒園式リハーサル (9)卒園式リハーサル (13)卒園式 (15)散歩(グローバルアリーナ) (16)クッキング① (17)クッキング② ※個人面談開始 ―25― メニュー:飯盒炊飯、カレー 「ほし組 4歳児の活動計画と実践・評価と改善の課題」 1.年間目標 1) 色々な遊びに興味・関心を持ち友だちと一緒に遊ぶ楽しさを知る。 (遊び) 2) 自分の気持ちを言葉で伝え、人の話を聞くことで、相手に思いやりやいたわりの気持ちを持つ。 (コミュニケーション) 3) 日常生活中で歌や音楽に親しみ、表現する楽しさや喜びを感じる。 (音楽) 4) 身近な社会や自然の事象に、興味・関心を持ち、様々な体験に意欲的に取り組む。(体験) 5) 食物を育てることや食事の準備を通して、食物や食事に関心を持ち、作る喜びや楽しさを知る。 (食育) 2.日常生活の計画と実践・評価と改善の課題 1) 色々な遊びに興味・関心を持ち友だちと一緒に遊ぶ楽しさを知る。 ①計画と実践 (ア)保育者や友だちと関わっていく中で、集団で遊ぶことへの興味も出てきたので、簡単なルールのある 遊びを取り入れていった。じゃんけんの理解ができたときには‘へびじゃんけん’を、室内では‘椅 子取りゲーム’や‘フルーツバスケット’や‘反対信号ゲーム’、戸外では‘鬼ごっこ’などを取り 入れていった。 (イ)前年度の引き続きとして、 「運動の日」に、跳び箱や鉄棒、マット運動などを取り入れていった。登 り棒やたいこ橋、フラフープ、竹馬も自由遊びの中で、保育者が使い方や方法を伝えていき、自然に 自分たちで取り組みできるようになった。また、縄跳びは、まずは縄を使った遊び(へびじゃんけ ん等)から始め、縄を回すことや結び方、地面に置いて両足跳び等を行い、縄に親しみながら取 り組んでいった。徐々に連続跳びで前跳びができる子が増えた。大縄も遊びの中で取り入れると、 初めのうちは「波」を跳ぶところから始まり3月には「ゆうびんやさん」が出来る子が増えた。 (ウ)制作は子どもたちの様子を見ていきながら一斉にするのではなく少人数ずつ行なう工夫をし、子ども の様子を見ていきながら指先を使ったものや、遊びの中で子どもたちが楽しんで取り組んでいるもの を取り入れていった。又、特に気になる子に関しては、保育者と一対一でゆっくり制作に取り組む時 間を取った。 ②評価と改善の課題 (ア)勝ち負けの理解ができてきたが、 ‘一番’へのこだわりが強い子が出てきた。そこで、トラブルが起 き、思わず手が出てしまうことがあった。みんなで遊ぶ中では、相手の気持ちを考え、我慢をするこ ともあるということやルールを守ることの大切さやみんなで遊ぶことの楽しさを今後も伝えていく 必要がある。また、遊びの中でルールを守ることで楽しむことが出来ることを子どもたちが気づき、 普段の保育園での生活でもルールがあること、そのルールをなぜ守らなくではならないのか、どうや ったら守ることができるのかを考える時間をとった。子ども同士で約束事の声をかけ合ったり、注意 し合ったりする姿が増えた。 (イ)保育者が声掛けを行う中で、子どもたち一人ひとりがそれぞれの目標を立て、目標に向かって意欲的 に取り組む姿が見られた。運動への苦手意識がある子どももいるので、遊びの中で楽しんで取り組め るようにしていきながら、子どもたち一人ひとりが、しっかりと目標を持って取り組めるように今後 も引き続き声を掛け、見守っていく。 ―26― (ウ)制作を通して、指先を使うある程度の工程(はさみで切る・折る・描くなど)ができるようになり、 表現したいことが徐々に表現できるようになってきている。相手に伝わる喜びを感じているようで、 その喜びをより深め、広げていくために保育室に廃材や身近な素材を準備し、保育室のコーナー 遊びを充実していく。 2) 自分の気持ちを言葉で伝え、人の話を聞くことで、相手にいたわりや思いやりの気持ちを持つ。 ①計画と実践 (ア) ‘人前で言葉を伝える’ということに慣れるように、事務室や給食室に人数報告へ行ったりお手伝い で、他のクラスに行ったりした時には、要件を伝えた後に自分のクラスと名前を伝えることを行って いった。また、保護者へ活動の準備物などを部屋の掲示やお便りでのお知らせも行っていたが、自 分で聞いたことを家族の方にきちんと伝えるという取り組みを行った。そこから、“人の話を聞 いて、内容を理解すること” “相手に分かるように伝えること”を目標とした。 (イ)話をする人が前に立ったら、 「ぴん・ぴた・ぐー」で友だちや保育者でも背中を伸ばして、両手は膝 の上に置ききちんと体を向けて聞くという約束を子どもたちに伝えていった。又、一日必ず絵本の読 み聞かせの時間を設けていくことで、‘人の話を進んで聞こう’という気持ちが持てるように促して いった。 (ウ)保育者が、日頃から正しい言葉遣いを心掛け、子どもたちが相手に対して正しくない言葉を遣ってい る時は、相手の気持ちが分かるように、相手の気持ちを代弁して伝えていくようにしていった。そこ から、友だちとのトラブルになっても徐々に自分なりの言葉で気持ちを相手に伝え、自分たちで解決 しようとすることができるようになった。 ②評価と改善の課題 (ア)自分の思いを保育者に伝えることはでき、表現が難しい言葉などは、保育者に確認をしてから相手に 伝えるようになった。また、自分で聞いたことを伝達するという事を実践していくことで、“しっか り聞かないといけない”という意識が出てきて、お家の方にきちんと伝えることができるようになっ た。最年長クラスになっても引き続き取り組んでいく。 (イ)人が前に立つと少しずつ聞こうとする姿が見られるが、中には、聞いていない子に対して注意をする 子どもの姿も出てきた。引き続き、人の話をきちんと聞けるようにその都度約束事を伝えていく。 (ウ)相手の気持ちに少しずつ気づき、相手に嫌なことを行なったり言ったりした時は、相手の気持ちにな って考え、自分から気づき謝る言葉が出てきた。手を出すことで解決するのではなく、自分の言葉で 気持ちを伝えるという事を保育者がいなくてもできるようになった。その反面、 「ばか」 「きもい」な ど乱暴な言葉遣いの子もいて、子どもたちと一緒に言葉遣いについて考える時間をとった。子どもた ちからも「使ってはいけない」 「言われたら悲しい」と言う声も聞かれた。今後も言葉遣いには注意 し、その都度一緒に考える必要がある。 3) 日常生活中で歌や音楽に親しみ、表現する楽しさや喜びを感じる。 ①計画と実践 (ア)4月当初に、年間を通しての各行事(祖父母招待・遊戯会・フレンドリーコンサート等)の歌や季節 の歌を決め、早くから歌っていくようにした。歌詞は、模造紙に書いて保育室に掲示をした。又、そ れはどんな物なのか、実際に本物や写真を見せたり、歌詞の持つ意味を伝えたりして、理解し歌 うようにしていった。 ―27― (イ)ハーモニカの準備段階として“吹いて音を出す”ということを考え、鍵盤ハーモニカに取り組ん だ。まずは、リズム打ちを行なったり演奏する曲を階名で歌ったりしながら進めていった。又、鍵盤 ハーモニカの使い方や音の出し方等をきちんと伝えた。練習を行う時は、少人数ずつ行い、夕方など に子どもたちが自由に練習できるように時間を設けていった。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもたち自らが、掲示してある歌詞を見ながら歌たったり新しい歌にも興味を示し、何度も歌いた いとリクエストをする姿が見られた。又、歌う時の姿勢も少しずつ身についていった。今後も引き続 き取り組んでいく。 (イ) ‘ド’の位置を初めに伝えていったことで、徐々に‘ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド’の位置が 分かり始め、課題曲が少しずつ弾けるようになり、自分たちで進んで練習を行う姿が見られた。鍵盤 ハーモニカだけでなく、フレンドリーコンサートの合奏に新しい楽器として木琴や鉄琴を取り入れた。 合奏の際、友だちの楽器が気になって本来鳴らすものではないもので楽器を叩いて鳴らす子もいた。 普段から、どの楽器にも触れられるようにすることで合奏の時に自分の楽器に真剣に取り組む必要が あった。 4) 身近な社会や自然の事象に興味・関心を持ち、様々な体験活動に意欲的に取り組む。 ①計画と実践 (ア)日頃から天気のことや生き物のことなど子どもたちに伝え、絵本コーナーにも生き物に関する絵本な どを設置するなどして、子どもたちが少しずつ興味が持てるように促していった。子どもたちが捕ま えて持ってきた虫やカエルなどの生き物を保育の中で皆と見ることで、より生き物に興味、関心を持 つことができていた。 (イ)様々な体験活動を意欲的に取り組むことができるよう、事前に内容を具体的に伝えたり取り組んだこ とに関してきちんと褒めることにより自信へと繋げていった。 (ウ) “自分で自分のことをするということ”は一年を通して伝えていった。例えば、登園、降園時は、 自分の鞄は自分で背負ってくることや身の回りの整理整頓を自分で考えて整えていくことなど を丁寧に取り組んでいくようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)自分たちから興味を持って、天気のことや生き物のことなどを保育者に伝えられるようになり、それ らに関する絵本を見たり保育者に一緒に見ようと誘う姿が見られるようになった。 (イ)一つひとつの活動に意欲的に取り組む姿が見られるようになった。そこから次の活動へ期待を持つ ことができるようになっていった。今後もその気持ちを大切にしながら体験活動の内容を視覚から 伝えていくなどの工夫をおこなって行く。 (ウ)自分のことをした後に給食やおやつ後の部屋の片付けや掃除などを気づいて手伝う姿も見ら れるようになった。担任が「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることで、その様子を見てい た子どもたちも気づくようになっていった。 5) 食物を育てることや食事の準備を通して、食物や食事に関心を持ち、作る喜びや食べる楽しさを知る。 ①計画と実践 (ア)芋の栽培に専念できるように夏野菜などを栽培することはせず、芋の収穫を目標として芋の栽培を行 った。子どもたちや保護者の方にもそのことを伝え、一つの食物を最後まで責任を持って育てること を進めていった。栽培にあたっては、絵本や写真を使い、育て方を伝えた。又、水やりの道具として 一人一本のペットボトルを家庭より準備して頂き、苗植えの際に使用した。 ―28― (イ)食事中のマナーを伝える中で、 「いただきます」の挨拶の前には必ず、食器の位置や食べる時の 姿勢を子どもたちと確認をし、食事を摂るようにした。又、当番活動で食事の配膳を行った。一人 分の量が分かるように、保育者がよそった物の見本を必ず準備し、目で見て分かりやすいようにし た。よそい方も綺麗によそうように促していった。 ②評価と改善の課題 (ア)保育者が芋の成長の様子を子どもたちに伝えたり子どもたちと芋畑の草取りに行ったりして芋の成長 を楽しみにする姿が見られた。又、さつまいもの本を見る姿も見られ、少しずつ興味を持っているこ とが覗えた。大きなさつまいもを収穫することができ、“自分たちが育てたさつまいもが大きくなり 収穫ができた”という喜びを感じることができた。 (イ)日々の積み重ねにより、食器の位置や姿勢を保育者に確認したり自分たちで気づいて正したりする姿 が見られるようになった。食事中のマナーもそうだが、配膳を通して、“見た目”も食育なんだとい うことを伝えることができた。箸を正しく持つことができていない子が多く、その都度声をかけたり、 保育士が手本を示しながら食べていたが、意識をしないと癖がついて正しい持ち方でなくなることが 多い。保育の中で箸の持ち方の練習が出来るものを取り入れ、また、家庭と連携しながら正しく持て るようにしていく。 3.行事及び特別企画の計画と実践・評価と改善の課題 (1) 運動会 1)保育目標: ‘自分のことは自分で行う’を目標に持ち、 自分の力を発揮しながら異年齢または同年齢の友だ ちと協力し合い、同じ目標に向かっていく力を育む。 ①計画と実践 (ア)異年齢活動:5/11~6/12まで異年齢クラス (3,4,5歳児)の3つのグループに分かれた。生 活を共にし、グループの中に小グループを作り 『異年齢でラジオ体操をしています。 』 お互いに協力できるように促した。4歳児はまず‘自分のことは自分で行う’という目標を持ち、自 分でできることやすべきことを5歳児の姿を見て気づき行う中で、そこから3歳児のお手伝いをした り手本となれるように保育者が声を掛け、促していった。又、保育者は整列・行進・体操をする時に 3歳児の子の手本となるよう声を掛けた。 (イ)アナウンス:競技の種目を伝えるアナウンスをした。練習方法としては、自由遊びや運動会の練習 の合間に個別で保育者と一緒に言うことを行った。又、保護者の方にも声を掛け、ご家庭でも練習を して頂くようにご協力をお願いした。人前で話しをする時の礼儀(帽子を取って一礼をし、まっすぐ に前を見て立つ)や大きな声ではっきりと話すことができる様繰り返し個々に練習を行なった。 (ウ)バルーン:前年度よりバルーンの演技を見る機会を持ち、実際にバルーンを持つ体験をしていく事 で、期待が持てるようにした。練習は、おひさま広場や園庭、遊戯室と他クラスと練習場所を事前に 確認し、少しでもバルーンに触れる機会を増やした。練習風景を他のクラスの友だちに見てもらうこ とで‘見られる’ことへの意識や指先まで伸ばして表現することの大切さを伝えていった。又、保育 者がバルーンの演技をして見せ、子どもたちの表現力がより豊かになるようにした。 ―29― ②評価と改善の課題 (ア)運動会の練習の中で、小グループで互いに誘い合って参加する姿が見られた。しかし、今まで自分で できていたことを自分からしようとしなかったり身の回りのことが雑になったりすることが目立って いた。今回の異年齢活動を通して、良い部分とそうでない部分がはっきりと見られた。この反省を踏 まえて、2回目の異年齢活動に向けてもう一度‘自分でできることは自分でする’を見直していく必 要がある。 (イ)最初は大きな声が出ない子や恥ずかしさからふざけてしまう子もいたが、上手く言えるようになると 自分から「アナウンスを練習する」と意欲的に練習に取り組む姿が見られた。当日は少し恥ずかしそ うにする子もいたが、自信を持って大きな声でアナウンスをするこの姿も見られた。今後も正しい姿 勢で人前に立つことを、普段の生活発表で意識をする。 (ウ)バルーンができるという嬉しい気持ちが大きく、そこから練習にもよく参加し、しっかりとみんなが 同じ目標に向かって練習をすることができた。又、当日は、子どもたちがとても楽しそうに笑顔で演 技ができていた。入退場の際に、ふざけたり、使ったボールを気にしたりする姿があったので、入退 場までしっかり見られていることの意識をした練習が必要であった。 (2) 童謡まつり 1)保育目標:童謡を通して保護者や地域の方との交流を楽しむ。 『ステージ上で堂々と歌を歌う子どもたち』 ①計画と実践 (ア)日頃から歌を歌う時間を設け、保育者も一緒に歌うことで子どもたちが歌に親しみを持てるように促 していった。又、季節の歌に限らず子どもたちからのリクエストの歌や新しい歌を歌っていった。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもたちが、積極的にステージに上がり同年齢の子や異年齢の子と一緒に楽しんで歌う姿が 見られた。今後もたくさんの歌を歌っていく。 (3)祖父母招待 1)保育目標:祖父母の方に歌を披露して楽しい時間を過ごす。 2)保育目標:全員で鍵盤ハーモニカに親しみ、課題曲を弾けるようになる。 1)保育目標:祖父母の方に歌を披露して楽しい時間を過ごす。 ―30― 『鍵盤ハーモニカを練習』 『机の上で指使いの練習』 『おじいちゃんおばあちゃんとの会食、みんな嬉しそうです。 』 ①計画と実践 (ア)フレンドリーコンサート~あまーびれ~では、子どもたちと保育者で課題曲の「アマリリス」の写真 を見て弾き方を考えたり、 「ひゃくさいのうた」の歌詞の内容を考える時間を設けた。歌う時の姿勢 や声の出し方、口の開け方も伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)歌詞の意味を理解したり歌詞の中に出てくる内容を知ったことで、ただ歌うだけでなく思いが伝わ った。大きな声で歌おうとするあまり、叫び声になってしまう子もいた。毎日の歌の時間に姿勢や 声の大きさを歌えていく中で、きれいな声で丁寧に歌えるようにする。 2)保育目標:全員で鍵盤ハーモニカに親しみ、課題曲を弾けるようになる。 ①計画と実践 (ア)4月より課題曲「アマリリス」 「第九」を階名で歌い、暗譜して回数を重ねて練習を行った。6月 より鍵盤ハーモニカには触れていたものの、曲の練習に取り組めたのは7月中旬になってからに なってしまい、 「アマリリス」のみの発表へ変更した。なるべく全ての指を使っての個別練習を すすめた。入場から練習をし、発表時の座り方を意識していった。 ②評価と改善の課題 (ア)息の吹き方、指使いなど個別で取り組むからこそ、早めに練習を行う必要があった。子どもたちから は、 「今日はれんしゅうせんと?」 「おうちに持って帰ってもいい?」と意欲的に練習をする姿が見ら れた。一方で、鍵盤ハーモニカに対して、苦手意識を持つ子の姿も見られ、演奏の仕方に大きな差が 見られた。今後も生活の中で身近に触れられるところに置き、様々な曲に挑戦できるようにする。 ―31― (4)遊戯会 1)友だちと協力する中で、子ども達それぞれが、大勢の前で表現することに自信を持ち、次への意欲に繋 げる。 2)異年齢での生活を通して取り組むことで、思いやりや憧れの気持ちを育てる。 1)友だちと協力する中で、子ども達それぞれが、大勢の前で表現することに自信を持ち、次への意欲に繋 げる。 ①計画と実践 (ア)オペレッタ、踊り(二曲)の中から1人1つ発表をする。 練習をする前から室内で過ごしている時に踊りの曲を流したり、 「ピノキオ」 (オペレッタ)の絵本を 読むなど、子ども達が意欲的に取り組めるようにした。練習をしていきながら、それぞれ苦手なとこ ろや難しいところなどの練習を工夫した。方法として、遊戯室の鏡を使用し自分の表現する姿を見た り、友だち同士やつき組(5 歳児)と互いに遊戯やオペレッタを披露しながらそれぞれの良いところ や直したほうが良いところの意見を出し合った。 (イ)練習したものを他のクラスの友だちや保育者に見てもらい、人前で発表をする事の喜びや達成感を味 わう機会を多く持つようにした。人前に出た時は大きな声ではっきりと台詞を言ったり、歌を歌う事、 又見てくれている人に対しては背中を向けないこと、本番では笑顔で踊ったり、友だちとのやり取り を楽しむことを伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)最初から練習に対して意欲的に取り組む姿勢が見られ、子ども達から「練習しよう。」 「今日せんと?」 と保育者に言ってきていた。また、自分の遊戯だけでなく、友だちの踊りやセリフも覚えて一緒に楽 しんで取り組む姿も見られた。 (イ)当日は、それぞれの力を発揮することができていた。そして、練習を行う中で、友だちに台詞や出る タイミングを教えるなどの新たな発見があり、友だちを褒めたり、相手が頑張れる様な言葉掛けをし たりすることができた。練習の頑張りと本番での達成感を味わい、子どもたちの自信につながった。 遊戯会の後も、2 歳児~5 歳児でお披露目会をし、楽しんで表現していた。 2)異年齢で生活をして取り組むことで、思いやりや憧れの気持ちを育てる。 ①計画と実践 (ア)ほし(4歳児) 、つき組(5歳児)のクラスで 2 つのグループに分かれて一緒に過ごす。 (イ)遊戯会では 2 つに分かれたグループで歌を披露する。歌詞を覚える時に歌詞の意味を子どもたちと 一緒に読み言葉の一つひとつを確認した。「小さな世界」を輪唱で、「切手のないおくりもの」を二 部合唱で歌うことで、友だちの歌声を聴いて心を一つにして歌うことを意識した。 「花は咲く」では、 手話を取り入れ、5歳児から手話を教えてもらった。 ②評価と改善の課題 (ア)5歳児クラスの子と生活を共にすることで、遊びや掃除の取り組み方を知ることができた。そこか ら“憧れ”の気持ちが強くなった。 (イ) 歌詞や手話の意味を理解し歌うことで、聴く人たちに伝わるように歌うことができるようになった。 また、歌う姿勢や、声の大きさを普段歌を歌うときにも子どもたちから気づいて行えるようになっ た。 ―32― (5)フレンドリーコンサート 1)さまざまな楽器の音色やハーモニーを聴き親しむことで、感性を豊かにする。 2)大勢の人前で、歌や音を通して表現することを楽しむ。 1)さまざまな楽器の音色やハーモニーを聴き親しむことで、感性を豊かにする。 『赤間コミセンでのリハーサル風景』 『衣装を着てやる気満々』 ①計画と実践 (ア)9種類の楽器を使い合奏を行なった。普段の生活の中で曲を流すことで、子どもたちが取り組む曲に 親しめるようにした。 「トルコ行進曲」 「小さな世界」の2曲の中でもパートごとにリズム打ちを繰り 返し、徐々にパート同士を合わせていき友だちの音を感じて合奏ができるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)同じ楽器同士で誘い合い、また顔を見合わせながら息を合わせて楽器を鳴らす姿が見られた。楽器の 出し入れの際に、雑に扱う姿が見られたのでそのつと楽器の使い方について伝えてきた。今後保育の 中で取り入れ、合奏を楽しむとともに、楽器の正しい使い方についても繰り返し伝えていく。 2)大勢の人前で、歌や音を通して表現することを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)歌は、祖父母招待同様に歌詞の意味を保育者と一緒に考えながら歌っていった。「にじ」は、手話を 取り入れ、しっかりと手が伸ばせるよう通常3列のところを4列にし、子ども同士の間隔を取るよう にした。 (イ)ステージに上がる際の出入りを練習した。また、ステージ上での態度、歌う姿勢やお辞儀の仕方も きちんと揃うように取り組んだ。 ②評価と改善の課題 (ア)歌詞の意味や歌い方を知ると、ただ大きな声を出すのではなく、抑揚を付けたり息継ぎの仕方を 意識できるようになった。間隔を広くとることで、しっかり手を伸ばして手話を表現することがで きた。 (イ)実際にコミセンのステージでのリハーサルを行う中で、出入りの練習を行ってきたことにより、堂々 と発表する姿があった。 ―33― (6)新立山登山 1)自分たちの力で最後まで登り達成感をみんなで味わう。 ①計画と実践 (ア)登山に向けて長距離を歩く散歩に行き、交通ルールを守ることや、自分たちで「何人に挨拶を できるか」など決めて意識を高めた。 ②評価と改善の課題 (ア)登山への期待感が強く、意欲的に登ることができた。 「おなかすいた」「あとどのくらい?」とい いながらも友だち同士で励ましあい、楽しんで登ることができた。頂上からの景色を見て、頑張っ て登ったということに達成感を味わっていた。また、道中で出会った方にも進んで挨拶をする姿 があった。 2)季節の草花を観察しながら、自然に触れる。 ①計画と実践 (ア)新立山に関する話をしたり、職員の下見で見てきた生き物や草花について話を行った。また、自分た ちで図鑑を見て調べ、保育士に尋ねる姿があった。 ②評価と改善の課題 (ア)登山の最中や頂上では虫や木の実を見つけ「これはなんだろう」と、疑問を持ち保育士に尋ねる姿が 見られた。頂上では、わらべうた遊びを楽しんだり、坂を滑ったりと自然の中で体を動かして思い切 り遊ぶことができた。 『僕のおうち見えるかな~・・・』 『お尻を付いてゆっくり下りました』 『頂上でわらべうたを楽しみました。』 『坂の滑り台だ~!』 ―34― (7)毛筆 1)書道を通して静の時間をゆっくり過ごす。 ①計画と実践 (ア)3つのグループに分かれて少人数ずつで行なった。道具の準備や片付けも自分たちで 行った。普段の保育の中で正座をして座る時間を作った。 ②評価と改善の課題 (ア)静かな雰囲気の中で適度な緊張感を持って毛筆をすることができ、字が書けたことへの喜び や達成感を味わっていた。足を途中で崩す子もいたが、正しい姿勢で取組もうとする姿が見 られた。また、道具を身近なものとして感じ、大切に扱うことができた。 『筆を寝かせないように・・・』 『正しい持ち方の練習』 (8)生き物調査 1)田んぼの生き物に興味を持ち、観察を楽しむ。 2)異年齢の交流を深める。 3)交通ルールを守り、長い距離を歩く。 4)地域の方たちと触れ合いながら調査を楽しむ。 『田んぼに入って生き物を探しています。 』 『つき組(5 歳児)と手を繋ぎ歩きました。 』 ―35― 1)田んぼの生き物に興味を持ち、観察を楽しむ。 ①計画と実践 (ア)事前に田んぼに生息する生き物について、写真や図鑑を見ながら活動を楽しみにするよう話をした。 ②評価と改善の課題 (ア)初めて田んぼに入る子がほとんどだったため、田んぼに入ることへ抵抗感がある子がいたが、虫 を見つけると保育者や友だちに見せて喜んだり、調べて知っていた虫を見つけて「これ知ってる」 と喜ぶ姿が見られた。しかし、見つけた生き物などの生態を図鑑で調べたり、成長を見守れよう な時間をもっと充実させる必要があった。 2)異年齢の交流を深める。 ①計画と実践 (ア)5歳児クラスと合同で2つのグループに分かれて行き、交流を深める計画にした。田んぼまでの 道のりも4歳児と5歳児が手を繋いで行った。 ②評価と改善の課題 (ア)1回目の異年齢活動後だったので、比較的5歳児とも仲良く手を繋いで田んぼまでの距離(約 4.5 キロ)を歩くことができた。しかし、いざ田んぼに到着すると、同年齢で生き物を探す子どもたち が多かったので、4、5歳児で生き物調査前に一緒に生き物について調べる時間を設ける等の工夫 が必要であった。 3)交通ルールを守り、長い距離を歩く。 ①計画と実践 (ア)下見を行ない、休憩場所、時間を予め検討した。又、職員間で注意する内容(熱中症対策など)や 園外での約束事を統一した。天候不良により1グループが延期となり予備日を活用した。 ②評価と改善の課題 (ア)天候により暑さや寒さなども考慮していたが、子どもたちからは、 「疲れた」 「まだ?」というよう な声が聞かれ長い距離を歩く体力がなかった子が多かった。散歩を計画的に取り入れて行き、子ど もたちの体力作りを行っていく必要があった。1グループ目出発の際に人数確認がスムーズに行え ず、出発が遅れてしまった。小グループごとに帽子の色を細かく分けることで人数把握を確実に行 えるよう徹底する必要があった。 (9)クッキング 1)包丁の使い方を確認しながら、約束事を守って取組む。 2)季節を感じる食材を使い、旬の食材を知る。 3)クッキングを通して、自分達で作る楽しさや喜びを感じ、食への興味、関心を持つ。 4)炊飯器と飯盒で作ったご飯の味比べを行う。 『食材を持つ手はしっかり猫の手』 ―36― 『トマトの湯むきに興味津々でした。』 1)包丁の使い方を確認しながら、約束事を守って取り組む。 ①計画と実践 (ア)昨年度より包丁を使ってのクッキングを取り入れていたので、引き続き取り入れた。使用する前は、 必ず子どもたちと約束事を確認し、担当する職員と事前に打ち合わせを行い、注意する点などを統一 し対応した。又、バラエティそうめん作りの際に、ピーラーを使用した。どちらも一対一で必ず職員 がそばについて行った。 ②評価と改善の課題 (ア)回を重ねる毎に、少しずつ包丁で切ることに慣れてきた。自分たちで、「猫の手よ」とできていない 友だちに声を掛ける子も出てきた。ただ着るだけではなく、使う食材や用途によって切り方(輪切り、 角切り、いちょう切りなど)が異なることを、様々な野菜の使用によって伝えられた。ピーラーは、 包丁より少し難しさを感じているようだったが、使い方を守り実践していた。又、必ず担当職員との 打ち合わせと反省を行った。次年度も引き続き包丁を取り入れ、キャンプに繋げていく。 2)季節を感じる食材を使い、旬の食材を知る。 ①計画と実践 (ア)年間を通してのクッキングでは、旬の食材や季節を感じる物を使い行なった。作る途中で、炒めたり 焼いたりトマトの湯むきを行うことで、食材の変化を見たり匂いを嗅いだりし、食材への興味が持て るように促していった。 ②評価と改善の課題 (ア)旬の物は給食や家庭でも食べている物が多く、改めて知ることで、興味がわいていた。 3)クッキングを通して、自分達で作る楽しさや喜びを感じ、食への興味、関心を持つ。 ①計画と実践 (ア)クッキングの内容は、子どもたちの様子からできることを取り組めるように給食の職員とも相談し ながら計画を立て、取り組んだ。クッキングに使う器具や食材を紹介し、視覚から伝えるように心 掛けた。給食の放送と同じように食材の栄養群を「何色忍者か」尋ねることで食への関心を膨らま せていった。 『食育』として、紙芝居を使い食事中のマナーや食材について伝えていった。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもたちの様子を見てクッキング内容を決めていったので、子どもたちも難しくて取り組みにく いという姿は見られなかった。 「なす」「オクラ」「ピーラー」と子どもたちも食材や器具の名前を覚 えて、徐々に食への興味が持てるようになった。自分たちが作ったものをほかのクラスの職員で食べ てもらい感謝されることで、より一層作る喜びを感じることができた。 4)炊飯器と飯盒で作ったご飯の味比べを行う。 ①計画と実践 (ア)年間のクッキングの計画として、次年度のキャンプに向けての内容を事前に計画していた。かまど作 りと飯盒に使用する道具を事前に見せたり、5歳児にかまど作りと飯盒炊飯の方法を教わる時間を設 けた。まずは子どもたちが自分たちで考えて行うことができるよう、保育士は極力見守った。又、炊 飯器と飯盒で炊いたご飯を食べ比べ、おこげを食べたり炊き上がりの匂いの違いを感じたりと味や匂 い、見た目の違いについて感じることができた。 ―37― ②評価と改善の課題 (ア)友だちと協力してブロックを運んだり、5歳児に教わったことを思い出しながら子どもたち同士で試 行錯誤する姿があった。炊飯器と飯盒で炊いたお米の味比べでは、臭いや炊き具合の違いを知ること ができた。 『火が消えないように空気を送ります。 』 『ブロックを重ねてかまど作り』 (10)慰問 1)地域と方との触れ合いを楽しむ。 2)人前で歌や踊りを披露する。 『♪バナナくん体操を披露しました。 』 『折り紙カーネーションの完成です。 』 1)地域と方との触れ合いを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)慰問に行く際はプレゼントを子どもたちと作成をし、慰問を楽しみにするようにした。又、慰問 先の施設について話をし、そこで約束事を子どもたちと一緒に考えた。利用者と子どもが関われ るような手遊びやふれあい遊び、制作を取り入れた。 ②評価と改善の課題 (ア)地域の方にはっきりと大きな声で挨拶したり、催し物を楽しんで行う姿が見られたが、中には どのようにお年寄りの方と関わって良いのか分からずに戸惑う姿も見られたので、そばに保育士 が行き一緒に関われるようにした。 ―38― 2)人前で歌や踊りを披露する。 ①計画と実践 (ア)日頃保育の中で歌っている歌や踊りの披露をした。事前に慰問をするグループ毎に催し物の練習を 行なった。そこで、表現の仕方を丁寧に行うように伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)日頃保育で行っている内容を披露をすることができていたが、緊張してしまう子もいたので、人前 での練習をもっと行う必要があった。 (11)異年齢活動(3,4,5歳児) 1)異年齢での生活を基盤とした取り組みの中で、優しさやいたわりの気持ちを育み、みんなで協力して 物事を進める。 2)年上の子に教えてもらい、自分でできる事やすべき事に気付き行う中で、年下に伝え関わりを深める。 『小グループで協力して傘の制作を行いました。 』 『お兄さんと協力して椅子運び』 1)異年齢での生活を基盤とした取り組みの中で、優しさやいたわりの気持ちを育み、みんなで協力 して物事を進める。 ①計画と実践 (ア)グループのメンバーは生活を円滑に進めていけるように、子どもたちの日頃の様子から担任が 事前に決めておき、その後3,4,5歳児担任で話合いをし決定をした。 (イ)保護者へも異年齢活動に対して理解をして頂く為にグループ活動の前にお便りを発行した。 (ウ)グループの中に小グループを作り、4,5歳児が3歳児の子に対してお世話をしやすい環境作り をした。そこで、5歳児がいない時には、4歳児がリーダーシップをとっていけるように促して いった。 ②評価と改善の課題 (ア)個別の配慮の必要な子や一人ひとりの性格などを考慮したことは良かった。 しかし、気になる子へ対しての共通理解が浅く、探り探りの対応となってしまった。 (イ)お便りの発行により保護者の方も事前に異年齢活動について把握することができた。 (ウ)最初は小グループに慣れず、同年齢同士で過ごす姿も見られたが、日を追う毎に年長児がお世話 をする姿が見られるようになってきた。4歳児は、身の回りの整理整頓などが雑になり、保育者が 声を掛けないと気づかずそのままにしている姿が見られる。運動会、クッキング、お店屋さんごっ こなどの活動を進めていくことで協力をし、優しさや思いやりの気持ちも育まれた。 ―39― 2)年上の子に教えてもらい、自分でできる事やすべき事に気付き行う中で、年下に伝え関わりを深める。 ①計画と実践 (ア)異年齢活動が始まる前に、異年齢活動での4歳児の役割は何かという話を子どもたちに行なった。 先ずは‘自分のことは自分でする’という目標がきちんと守れるように声を掛け、促していった。 ②評価と改善の課題 (ア)異年齢活動に少し戸惑いを見せる子もいた。中には、3歳児が困っていたらすぐに駆けつけて世話 をする姿も見られた。これからも身の回りの整理整頓をきちんとできるように夕方の鞄チェックの 際、片付け方を細かく伝えたり気づいたときに声を掛け、すぐに整理整頓を行うように促していく 必要がある。 (12)異年齢活動(4,5歳児) 1)5歳児と積極的に関わり、一緒に生活する中で、年長児への憧れの気持ちを育てる。 1)5歳児と積極的に関わり、一緒に生活する中で、年長児への憧れの気持ちを育てる。 ①計画と実践 (ア)5歳児が日頃から行っている日課(掃除)などを一緒に取り組めるように、2~3 人ずつの小グルー プに分かれ活動した。給食やおやつの時間に異年齢で会話が楽しめるように少人数グループで一緒 に座るようにした。 (イ)異年齢同士で遊んだり日課の掃除を一緒に行えるように、時間を設定し関わりが持てるように促し た。又、掃除の仕方などがわからなければ5歳児に聞くように促していった。 ②評価と改善の課題 (ア)異年齢活動が始まってすぐに、保育者が声を掛けないと同年齢同士で座ろうとする姿が見られて いた。少人数のグループを作ることで、徐々に関わりを持つようになり、慣れてくると異年齢の 友だちと仲良く話したり、遊んだりできるようになった。オセロやトランプなどのルールを教わ り一緒に遊ぶ姿も見られた。 (イ)4歳児も“掃除”には、興味を持って日頃から少しずつ行っていた。しかし、 “ほうきで掃く” “窓 ふきは、新聞紙を使う”など知らないことが多かったので、5歳児に教えてもらいながら一緒に 取り組んで欲しいということを伝えると一緒に取り組むようになった。5歳児と同じことを行う 喜びとできることへの自信も持てた。クラスに戻ると、自分に出来ることを見つけて行動しよう とする姿が増えた。卒園式の送辞の言葉を考えた際は、子どもたちと一緒に5歳児との思い出を 振り返った。子どもたちからは、5歳児に教えてもらったこと、一緒に遊んだこと、憧れの気持 ちがたくさん出てきた。 『掃除の仕方を教わりました。 』 『オセロのルールも覚えました。』 ―40― (13)こうよう祭 1)地域の方との触れ合いを楽しむ。 1)地域の方との触れ合いを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)初めの挨拶、終わりの挨拶の練習を行い、皆がしっかりと言えるようにした。歌と踊りの披露では 元気に楽しくすることを伝えた。日頃の保育で歌や踊りを取り入れていった。 ②評価と改善の課題 (ア)繰り返し練習をすることで習慣になっていき、照れる姿も見られたが大きな声で挨拶をする姿が見 られた。笑顔で楽しく踊ったり、歌ったりしていた。練習の時よりも、張り切って人前で堂々と表 現することができた。 『堂々と♪ふるさとを披露』 『全園児で作ったカレンダーをプレゼント』 (14)勤労感謝の日の慰問 1)地域の方に、日頃の感謝の気持ちを伝える。 2)働く姿を見て、憧れの気持ちを抱く。 1)地域の方に、日頃の感謝の気持ちを伝える。 ①計画と実践 (ア) 「勤労感謝の日」について話をした。毎日元気に生活ができるのはお家の人や地域の方、仕事を してくれている人がいるからだということを一緒に考え「ありがとう」という感謝の気持ちを 伝える日であると伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)慰問へ行き「いつもお仕事をしてくれてありがとう」という言葉をきちんと伝えることができた。 2)働く姿を見て、憧れの気持ちを抱く。 ①計画と実践 (ア)実際に働いている人を目にして自分達で作ったカレンダーを手渡した。 ②評価と改善の課題 (ア)働く人達と触れ合い会話をすることで、憧れや感謝の気持ちを持つことができた。 ―41― 『おまわりさんへ』 『教育大前の駅長さんへ』 『西鉄バス営業所でバスの洗車体験』 (15)保育参観 <5月> 1)日常生活の様子を見て頂く。 2)ルールのある遊びを楽しく行う。 3) 「にじいろのさかな」の制作を楽しむ。 <2月> 1)保護者の方と一緒に、ルールのある遊びなど体を動かしながら楽しむ。 (1日目フルーツバスケット、反対信号)(2日目くまさんじゃんけん、大縄) 2)日常生活の様子を見て頂く。 <5月> 1)日常生活の様子を見て頂く。 ①計画と実践 (ア)5月8日、9日の2日間で保育参観を行う。保護者の方には、クラスだよりや園だより、入園の しおり等で事前に日にちと開始時間をお知らせした。2日間のうち参加ができる日にちを保護者 の方が選択し決めて頂くように声を掛けた。 ②評価と改善の課題 (ア)活動には楽しんで参加していたが、いつもと様子が違うことに気持ちが高ぶり、ふざける子がいた。 そのことを把握した上で、保育者が保育の進め方により工夫をする必要があった。 2)ルールのある遊びを楽しく行う。 ①計画と実践 (ア)以前取り組んだことのある椅子取りゲームのルールを再確認し、皆で守りながら楽しむことをねら いとしてすすめた。遊戯室を使用することで十分なスペースで行えた。 ②評価と改善の課題 (ア)ゲームの内容の理解もでき、楽しむ姿が見られた。悔しく涙する子もおり、一時ゲームが中断したが、 残った子を応援することで全員が参加できるようにした。 3) 「にじいろのさかな」を描いて、制作を楽しむ。 ①計画と実践 (ア) 「にじいろのさかな」の絵本に出てくる1匹の魚を作った。全員が1枚ずつウロコを描き、魚の絵 の上に貼ることを実施した。 ―42― ②評価と改善の課題 (ア)子どもたちは、導入で絵本を見ていたので、何を描くかを理解し想像して取り組めた。雑に描いて しまう子がおり、完成するまでの時間に差が見られた。早く終えた子はさかなの土台を色ぬりする ことで時間を持て余すことはなかった。 <2月> 1)保護者の方と一緒に、ルールのある遊びなど体を動かしながら楽しむ。 (1日目フルーツバスケット、反対信号) (2日目くまさんじゃんけん、大縄) ①計画と実践 (ア)2月26日、27日の2日間で保育参観を行った。保育内容は2日間変えて行った。 ルールのある遊びを日頃から子どもたちと一緒に行っていたので、“ルールを理解し、守って遊 ぶ”ということができるようになったことも含めて保護者に見て頂いた。又、保護者にも参加して 頂いた。 ②評価と改善の課題 (ア)始める前に、ルールの確認を行った。きちんとルールを確認し、子どもたちも理解したうえで行っ たが、保護者の方が参加しているということがあり、嬉しくて気持ちが高ぶる子もいたが、楽しん で遊ぶことができた。 2)日常生活の様子を見て頂く。 ①計画と実践 (ア)保護者の方には、クラスだよりや園だより、入園のしおり等で事前に日にちと開始時間をお知らせ した。2日間のうち参加ができる日にちを保護者の方が選択し決めて頂くように声を掛けた。 ②評価と改善の課題 (ア)普段子どもたちと一緒に行っている遊びや保育をそのまま取り組み、日常の姿を知っていただける ようにした。保護者の方が来てくださっていることが嬉しく興奮する子もいたが、頑張っている姿 を見てもらおうと張り切る子もいた。 (16)クラス懇談会 <5月> 1)年間のクラス運営について保護者に伝え、ご理解を頂くことで保育者と保護者との親睦を図る。 <2月> 1)年間計画から一年間での子どもたちの成長を知って頂き、進級へと繋げていく。 <5月> 1)年間のクラス運営について保護者に伝え、ご理解を頂くことで保育者と保護者との親睦を図る。 ①計画と実践 (ア)新年度が始まる前に、担任間で年間目標を話し合い、どのようにクラス運営を図っていくかを考 えた。その内容を具体的に表記しまとめ、クラス懇談会で保護者の方に配布した。その内容を基 にクラス懇談会を実施した。又、クラス懇談会後に個人的に話をする必要がある園児(食物アレ ルギーがある園児)の保護者と面談を行なった。 ―43― ②評価と改善の課題 (ア)年間のクラス運営について具体的にまとめたものを配布することで、保護者の方にご理解して 頂き、質問等もなく懇談会を進めることができた。内容を簡潔に話を進めるように心掛けていった。 <2月> 1)年間計画から一年間での子どもたちの成長を知って頂き、進級へと繋げていく。 ①計画と実践 (ア)進級する前に、担任間で年間目標を基に子どもたちの姿や成長したことなどについて話し合い を行った。その内容を具体的に表記しまとめ、クラス懇談会で保護者の方に配布した。その内容 を基にクラス懇談会を実施した。 ②評価と改善の課題 (ア)年間を通してのお子さんの様子と一年間でどこまでどのように成長していった等を具体的にまと めて配布することで、保護者の方に理解して頂いた。5歳児になっての保護者が参加する行事に ついて質問があった。そして保護者の方に一年間のお子さんの成長を話して頂いた。最後は、保護 者同士でも話をされていた。 (17)個人面談 <5.6月> 1)個人面談を通して、各ご家庭での園児の様子や保育園での園児の様子について保護者と保育士が共通理 解し、今後の連携に繋げていく。 <2.3月> 1)進級に向けての不安や聞きたいことなどを保護者の方に伺い、保育園での様子を伝えることで、進級 への期待へ繋げていく。 <5.6月> 1)個人面談を通して、各ご家庭での園児の様子や保育園での園児の様子について保護者と保育士が共通 理解し、今後の連携に繋げていく。 ①計画と実践 (ア)保護者の方に、入園式後のクラス懇談会と4月のおたよりで、個人面談についてお知らせを 行った。4月のおたよりでは、個人面談日の希望日を第三希望まで記入して頂いた。そして、 日程を調整し面談の日時を決め、保護者の方にお知らせした。 ②評価と改善の課題 (ア)個人面談を通して、各家庭での園児の様子が分かり、保育園での様子もしっかりとお伝えす ることができた。保護者の方も時間を気にすることなくたくさんお話をして下さった。保護者 の方が抱える悩みも伝えて下さり、保育者も一緒に悩みの解決法などを考える時間となった。 しかし、個人面談の日時の希望をなかなか提出して下さらない保護者の方もいらしたので、声掛け がもっと必要だった。 <2.3月> 1)進級に向けての不安や聞きたいことなどを保護者の方に伺い、保育園での様子を伝えることで、進級 への期待へ繋げていく。 ―44― ①計画と実践 (ア)保護者の方に、2月のおたよりで、個人面談についてお知らせを行った。2月のおたよりでは、 個人面談日の希望日を第三希望まで記入して頂いた。そして、提出して頂いた日程を調整し面談 の日時を決め、保護者の方にお知らせした。 ②評価と改善の課題 (ア)個人面談を通して、各家庭での園児の様子が分かり、保育園での様子もしっかりとお伝えすること ができた。保護者の方も時間を気にすることなくたくさんお話をして下さった。保護者の方が抱 える悩みも伝えて下さり、保育者も一緒に悩みの解決法などを考える時間となった。 (19)散歩 <9月>:城山水飲み場 1)交通ルールを守り、登山に向けて長い距離を歩く。 2)地域の方に、きちんと挨拶を行う。 3)秋の自然や生き物に興味を持ち、探索を楽しむ。 <3月>:グローバル・アリーナ 1)自分たちの力で、互いが励まし合いながら長距離を歩き、達成感をみんなで味わう。 2)季節の草花を観察しながら、自然に触れる。 3)公共施設での約束事を守り、体を動かして楽しく過ごす。 <9月>:城山水飲み場 1)交通ルールを守り、登山に向けて長い距離を歩く。 『城山水飲み場に到着です。』 『道中も虫探しに夢中でした。』 ①計画と実践 (ア)新立山登山に向けて長い距離を歩くというねらいの基で計画を立てて実践した。園外での約束事 については、引率の職員間で確認し合い、実施した。また、子どもたちと園外での約束事を確認 する時間を設け、子どもたちが危険に関して意識が持てるように促した。 ②評価と改善の課題 (ア)秋口ではあったが、残暑の中での長距離を歩くということで、子どもたちも途中から歩くペース が落ちてしまった。水飲み場の散策では城山を少しだけ上り登山での期待に繋げた。 ―45― 2)地域の方に、きちんと挨拶を行う。 ①計画と実践 (ア)出発前に挨拶については子どもたちに伝え、何人の人に自分から挨拶ができるかを目標にした。 挨拶をすることで、色んな人たちとのコミュニケーションにもなることや挨拶をすることの気持 ち良さを伝えていった。又、毎日の挨拶を保育者から行うようにしていった。 ②評価と改善の課題 (ア)散歩道で、地域の方に出会う中で挨拶を返してもらえることが嬉しいようで、すすんで挨拶を する子が多かった。 「何人したよー」と友だち同士で伝え合いながら会う人会う人への挨拶が行え、 また、会話が広がることもありコミュニケーションもとれていた。 3)秋の自然や生き物に興味を持ち、探索を楽しむ。 ①計画と実践 (ア)夏から秋の変化として、虫の鳴き声や葉っぱの色などについて事前に話をした。 ②評価と改善の課題 (ア)散策の中で葉っぱを集めたり、かえる・カマキリ・かたつむり・トカゲなどを見つけることができ た。生き物を探す中でその場に落ちているゴミに気づき拾って集める姿も見られた。 <3月>:グローバル・アリーナ 1)自分たちの力で、互いが励まし合いながら長距離を歩き、達成感をみんなで味わう。 ①計画と実践 (ア)新立山登山に、全員が自分の力で登れたので、次は、5歳児になっての城山登山に向けて更に長い 距離を歩くことを計画した。又、体力面においても、日頃からのマラソンや縄跳び、運動などを通 して、体力づくりを行った。今回は、行きも帰りも歩くようにし、子どもたちにもその思いを伝え た。39 名を3グループに分けさらに帽子の色分けを行うことで、人数把握を確実にかつ素早く行え るようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)行きは、一直線上を歩き、帰りは、草花を摘んだりする時間を設けながら歩いた。長い距離だとい うことは、分かっていても見通しが持てず、早くから疲れてしまう子がいた。しかし、友だち同士 で励まし合いながら最後まで歩いて到着することができた。2人1組でつないだ手はしっかり最後 まで離すことなく歩くことができた。 2)季節の草花を観察しながら、自然に触れる。 ①計画と実践 (ア)計画として、往き道のルートと帰りのルートを変えて、長い距離を歩くので変化をつけるように 工夫した。行きは、歩くことに専念しようと考え、帰りは、田んぼ道を通りつくしや花を摘む時 間を設けた。 ②評価と改善の課題 (ア)帰り道が、往き道と違ったことでつくしや草花を見つけ、友だちの分を採ってあげたり採った物を 分けてあげたりする姿が見られた。つくしが、食べられることや花の名前を知っている子もいた。 また、冬眠から覚めた蛇もいて、春の訪れを感じることができた。ただ歩くだけでなく、途中の楽 しみもあり、最後まで歩くことができた。 ―46― 3)公共施設での約束事を守り、体を動かして楽しく過ごす。 ①計画と実践 (ア)グローバル・アリーナへ事前に、担任と引率者で下見に行った。その際に、大きな遊具があるこ と(当日は工事で使用禁止)やトイレの数などを調べた。子どもたちにもそのことを伝え、地域 の方も遊びに来る施設であることをしっかりと話をした。施設内での約束事を子どもたちと一緒 に考える時間を作った。 ②評価と改善の課題 (ア)当日は、天気も良く他のお客様たちも利用されていた。子どもたちもそのことに気づき、挨拶を する姿が見られた。トイレに行く時も必ず保育者に声を掛け、勝手な行動をしないことを徹底し た。今回遊具が工事中だったため、芝生で遊ぶ。鬼ごっこやしっぽとり、ボール遊びなどを行い 体を思い切り動かせるようにした。 『つくしをたくさん見つけました。 』 ―47― 『お友だちとしっかり手を繋いで歩きました。 』 「ゆき組 3歳児 保育活動」 《定期保育活動》 ・誕生会(毎月1回 金曜日) ※保護者自由参加 (4/17・5/22・6/26・7/24・8/21・9/29・10/23・11/13・12/4・1/22・2/19・3/4) ・毎週土曜日(異年齢の日) ・個人面談①(4月~6月) ②(2月~3月) 4月 (1)入園式及びクラス懇談 裸足保育 (9)クッキング① (10)クッキング② 園児健康診断① (21)親子バス遠足・お弁当の日① ※個人面談開始 7月 (15)いきいき出前コンサート (18)童謡まつり in あかま 10月 (2)第九練習 (8)許斐山登山① (15)許斐山登山② (20)声楽コンサート (24)城山庵慰問 (25)お弁当の日 (30)フレンドリーコンサート リハーサル 1月 (4)保育初め 初詣 (8)異年齢保育③~2/12 (14・15)りんご館見学 (19)味噌づくり (26)城山庵慰問 5月 (8) (9)保育参観・懇談 (11~6/12) 異年齢保育① (12) お弁当の日② (15)小運動会(園内) (29)中運動会(城山中学校) 8月 (3~18)異年齢活動② (10・20)祖父母招待リハーサル (28)クッキング① (31)クッキング② 11月 (4)ライフステイ宗像慰問 (6)フレンドリーコンサートリハーサル (10)フレンドリーコンサート リハーサル (12)芋ほり (17)お弁当の日 (19)フレンドリーコンサート リハーサル (20)第九指導 (25)フレンドリーコンサート リハーサル (28)フレンドリーコンサート 2月 (1)豆まきコンサート (3) 節分 (6)遊戯会 (23)お弁当の日 (26・27)保育参観2-①② ※個人面談開始 ―48― 6月 (6)大運動会 (24)クッキング(グループ) (29)クッキング(グループ) (30)クッキング(グループ) 9月 (1)祖父母招待① (2)祖父母招待② (16) ライフステイ宗像慰問 12月 (7)公開保育 (8)作品展~(14) (16)もちつき大会 (25)クリスマス会 3月 (7)卒園式リハーサル (10)クッキング(お好み焼き) (22)保健保育 「ゆき組 3歳児の活動計画と実践・評価と改善の課題」 1.年間保育目標 1)遊びには約束事があることを知り、友だちと楽しむ。(遊び) 2)様々な人との関わりを深める中で、自分の気持ちを言葉で表現し、人の話をしっかり聞く態度を 身につける。 (コミュニケーション) 3)歌やリズムを楽しみ、人前で表現する緊張感や達成感を味わう。(音楽) 4)基本的な生活の仕方が分かり、意欲的に活動に取り組む。 5)食事のマナーを身につけ、食に興味・関心を持ち感謝の気持ちを持つ。 2.日常生活の計画と実践・評価と改善の課題 1)遊びには約束事があることを知り、友だちと楽しむ。(遊び) ①計画と実践 『フラフープ遊び』 (ア)戸外や室内遊びでの約束事(玩具を戦いごっこに使用しない事・ 戸外の総合遊具には玩具持って上がらない事・片付けをみんなで 行う事・室内やテラスでは走らない等)を決めて、伝えていった。 (イ) 鬼ごっこやしっぽとり、かくれんぼといった簡単なルールのある 遊びを一緒に行った。 (ウ)2階のおひさま広場で、鉄棒や跳び箱、平均台や太鼓橋やフラフ ープの使い方を伝え、約束事を守って使用するようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)玩具や遊具の正しい使い方を伝えていく事で、次第に決まりを守って使用する姿が見られるように なった。また、なぜそのルールがあるのかを確認すると、怪我のおそれがある事を理解している。 しかし、中には約束事を守れずに行動してしまう姿もみられたので、その都度話をし、約束事を再 確認していった。 (イ)簡単なルールのある遊びをする事で、集団で遊ぶことの楽しさが伝わり、友だちとの関わりも多く 見られるようになっていった。しかし、意見が食い違い、手が出てしまうといったトラブルになる 事もあった。少しずつ友だちとの関わりが持てるように、「すごいね」と見せたり誘ったりしなが ら、遊びに誘う等して友だちと関わる機会を作った。そうする事で、友だち同士で「かして」「い いよ」と物の貸し借りを行う姿が見え始め、友だちと一緒に病院ごっこや家族ごっこ等の「ごっこ 遊び」を展開するようにもなった。今後も保育士が子どもの仲立ちとなり、お互いの意見や気持ち を伝えることができるよう対応を行う。 (ウ)おひさま広場では、様々な運動遊びができるようにコーナーとして鉄棒や跳び箱、平均台などを準 備した。友だちができる姿を見て、自分でやってみたいという気持ちを大切にしながら取り組む姿 が見られた。マットは、前転を取り組み、平均台では一歩ずつ歩くことができるように援助し、鉄 棒では前転を伝えている。また、自信がなく消極的な子どもには、個別で取り組み「自分もやって みたい」という気持ちを大切にしながら、声を掛け無理なく行った。同時に、運動器具の正しい使 い方や約束事を伝え、守って遊ぶことを繰り返し伝えながら取り組んだ。 2)様々な人との関わりを深める中で、自分の気持ちを言葉で表現し、人の話をしっかり聞く態度を身に つける。(コミュニケーション) ―49― ①計画と実践 (ア)友だちと日々生活する中で、自分の気持ちを言葉で表現できるようにし、正しい言葉遣いや相手を 思いやる気持ちを持てるように声を掛けた。 (イ)簡単な生活発表を通して、相手の話を聞く事の大切さ、相手に気持ちを伝える事の難しさや楽しさ を伝えた。 (ウ)慰問や園外に出る際には、挨拶することの大切さ、人と関わる楽しさを伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)日々の中で友だちとの会話を楽しむ姿が見られた。 しかし、自分の思いが伝わらなかったり、嫌な言葉を言わ れたりする事によりトラブルに繋がる事もあった。その際 には保育者を仲立ちとして言葉を代弁して伝える事を心掛け た。 (イ)クラスや異年齢活動中での生活発表で相手の話を聞いたり、 人前に立って自分の気持ちを話す事を経験することで、人の 話を聞く大切さを理解することができた。また、話を聞く姿勢 戸外遊び(砂場) や声の強弱や音量に関しては今後も正しく継続的に伝えていく必要がある。 また、名前呼びの際には「元気です」「眠たいです」「おなかがすきました」 「きついです」等、 自分の体調を自分で考え、保育者に伝るようにした。 (ウ)城山庵やライフステイ宗像への慰問では、積極的に利用者の方と触れ合ったり、関わろうとする姿 が見られていた。様々な人と触れ合う機会を通して、子どもたちの相手を思いやる気持ちなどが芽 生えてきた。これからも慰問や園外活動を通して、地域との関わりが持てるような機会を作ってい く。 3)歌やリズムを楽しみ、人前で表現する緊張感や達成感を味わう。(音楽) ①計画と実践 (ア)保育や生活中で季節の歌などを毎日歌う。 (イ)様々な楽器に触れ、リズム打ちや人前で発表をすることを経験する。 (ウ)新しい歌を歌う際には、歌詞の意味を伝えながら練習する。 ②評価と改善の課題 (ア)季節の歌を日々歌っていく事で、歌の歌詞から季節の花や生き 物に興味を持つ姿が見られた。 (イ)人前で表現し緊張感や達成感を体験することで、自信に繋がっ ていった。 まず、カスタネットやタンバリンを使用し、簡単なリズム打ち 遊びを行った。そして、トーンチャイムやハンドベルを使用し た際には、階名で歌を歌う(かえるのうた・森のくまさん)こ とで、一つひとつの音に気付くことができていた。また友だち と合わせることの難しさも感じていたが、フレンドリーコンサ ートという大きな舞台で発表する事でより一層、楽器に興味を 示していった。 ―50― (ウ)歌の歌詞の意味を言葉だけではなく、気持ちなどもわかりやすく伝えることで子どもたちも感情を こめて歌を歌う姿も見られた。 4)基本的な生活の仕方が分かり、意欲的に活動に取り組む。(体験) ①計画と実践 (ア) うがい・手洗いの大切さを伝えていった。 (イ)箸への移行を進め、正しい使い方と持ち方などをその都度伝えた。 『おいしいお弁当に (ウ)排泄面では、活動の合間にトイレに行くよう声掛けを行た。 にっこり』 (エ)1日の生活の流れを細かく伝えて保育を行った。 ②評価と改善の課題 (ア)うがいの仕方やコップ・キーパーの使い方を伝えた。また、健康保育を通 して、手洗いの歌を知ることで、意識をしながら行う姿が見られた。その 反面コップや水道で水遊びをする姿も見られたので、保育者が正しい使い 方や援助を行っていった。 (イ)フォークを使用していた子は、下持ちから三点持ちになった事を確認し、 箸への移行を行った。箸を使う際の約束事(箸を口に加えたままにしな い・お友だちに向けない等)も決めているが引き続き見守りが必要である。 (ウ)自分の間隔で活動の合間にトイレに行く姿が見られるようになった。次の人の事を考えスリッパを 揃える事を丁寧に伝えたり、自分で排泄の処理ができた際には十分に褒めて、自信や自主性へと繋 げて行った。 (エ)以上児としての生活の流れや仕方を丁寧に伝え保育者も一緒に行うことにより、生活の仕方が徐々 に身についてきた。しかし、中には何をすればいいのか分からず戸惑う姿も見られていたので、そ の都度保育者が個別に対応したり援助を行った。これにより、 「椅子並べておいたよ」 「うがいでき るように準備したよ」など、自主的に友だちや先々の事を考え行動する姿が見られた。今後も一人 ひとりの発達に沿った声掛け及び援助が必要である。 5)食事のマナーを身につけ、食に興味・関心を持ち感謝の気持ちを持つ。(食育) ①計画と実践 (ア)正しい食事のマナーを伝えた。 (イ)クッキングを通して野菜に触れ、野菜に興味が持てる内容を行った。 ②評価と改善の課題 (ア)正しい姿勢(机とお腹の間はグー1個分入る程度)や食べられる量を一緒に考えていく事で、次第に 食べ残しの量も減ってきた。また、給食の放送を静かに聞く事を日々伝えていく事で、声の大きさ なども意識する姿が見られた。これからも、食事中のマナーは引き続き伝えていく。 (イ)クッキングの前に、ブルーベリー狩りの活動があったので具材として使用することができた。その ことにより、自分たちが収穫したブルーベリーとしての意識も強く大切に扱い、クッキングに関す る興味もより一層深まり、子どもたちの印象にも強く残っていた。 3.行事及び特別企画の計画と実践・評価と課題の改善 (1)運動会 1)保育目標:自分の力を発揮し、異年齢または同年齢の友だちと協力し合い、同じ目標に向かって取り組 む力を育む。 ―51― ①計画と実践 (ア)朝の活動の中に行進・体操・歌を毎日の取り組みとして行った。 (イ)鉄棒や跳び箱、缶ぽっくりは、運動遊び中にコーナーとして設置をし、いつでもできるような環境 を構成していった。 (ウ)異年齢の友だちとの小グループを作り、年上の子を意識できるような声掛けを行っていった。異年 齢の友だちと楽しく運動会が取り組めるように声掛けや励ましを行った。 ②評価と改善の課題 (ア)意欲的に取り組めるような声掛けや体操の際に腕を伸ばす事など意識できるような声掛けを行う ことで、一人ひとりがしっかりと活動に取り組むことができた。 (イ)缶ポックリは、雨の日もテラスや室内を歩く練習ができ、子どもたちも意欲的に取り組むことが できた。鉄棒(足抜き周り・前回り・逆上がり)や跳び箱(4段によじ登ってからの目標距離を 決めたジャンプ)は、子どもができる事を記録し、職員間で共有することで一人ひとりに合った 練習として行えた。また運動会後も缶ポックリや鉄棒・跳び箱を意欲的に取り組む姿が良く見られ、 以後継続して保育の中で行っていく。 (ウ)一緒に生活をする年上の子の姿を見て、憧れの気持ちや自分もやってみたいという意欲に繋が った。 (2)童謡祭り 1)保育目標:童謡を通して保護者や地域の方との交流を楽しむ。 ①計画と実践 (ア)日常の保育の中で保育者と一緒に季節の歌を歌った。 ②評価と改善の課題 (ア)日常的に季節の歌を歌っていたので、ステージ上でもしっかりと大きな声で歌うことができていた。 (3)保育参観 1)保育目標:保護者の方に普段の生活の様子を見て頂く。 ①計画と実践 (ア)朝の体操から手洗い・うがい・異年齢での姿など自分たちで生活の流れが分かり、自主的に生活 を進めていく普段の子どもの様子を見て頂いた。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもたちの日常生活を進める姿や活動に意欲的に取り組む姿を笑顔で見て頂く様子がうかが えた。今後も保育参観の日だけではなく、日頃の保育を写真で保護者へ知らせていき、日々の 子どもたちの活動や姿を伝えていく。 (4)異年齢活動 1)保育目標:異年齢での生活を基盤とした関わりの中で、みんなで協力して物事を進める。(年間目標) 生活の流れが分かり、一緒に身の回りの事を行おうとする。(クラス目標) ―52― ①計画と実践 (ア)異年齢活動が始まり、小グループを作る。その同じグループになった年上の友だちの顔と名前を 覚え関わりが深まるようにした。 (イ)年上の友だちの姿をお手本として、身の回りのことを自分で 行うよう声掛けを行った。 (ウ)2回目の異年齢活動のお店屋さんごっこの取り組みの中で、 何を作るのかを決め、商品を作っていく事で、グループで 団結して物事を進めていき、活動を楽しむ気持ちが持てる ようにした。 (エ)異年齢活動(2・3歳児)では、年上になった喜びと期待 が高められるような声掛けを行った。異年齢での小グループ を作り、より一層子どもたち同士での関わりが持てるようにしていった。 『いらっしゃ~い』 ②評価と改善の課題 (ア)初めての以上児クラスでの異年齢活動に戸惑う姿も見られていたが、一緒に生活をする中で信頼 関係も築け、意欲的に活動に参加するようになった。 (イ)年上の友だちがお世話をしようとする気持ちが強く、生活の中で甘え、身の回りのことをして もらおうとする姿が見られた。しかし、生活を共に過ごす事で、憧れの気持ちを持つようになり 自分の事を自分でやってみようとする気持ちが芽生え、お当番活動や身の回りのことを進んで行 うようになった。 (ウ)再び始まった異年齢活動で再会を喜ぶ姿が見られた。また、お店屋さんごっこという一つの目標 に一致団結して取り組むことでより一層異年齢での関わりも深まり、一人ひとりが楽しんで過ご す姿が見られた。 (エ)2・3歳の異年齢活動前では、土曜日の異年齢活動日や保育の中で、他のクラスの友だちや保育者 と関わりを持てたことで、活動が始まった時には優しく声を掛け遊ぶ姿が見られた。又、自分たち が生活をリードする存在であることを感じられるようになり、積極的に年下の子どものお世話をし ようとしたり、関わりを持とうとしたりする姿が見られた。中には、接し方が分からずに、トラブ ルとなる姿は見られたが次第に少なくなった。 (5)クラス懇談会 1)目的:今後1年間でのクラスの年間目標や取り組みを伝え、保護者の方に安心をして頂く。 ①計画と実践 (ア)新たに始まる以上児クラスでの生活の流れや今後クラスで取り組むことを詳しく説明を行った。 また、疑問などがあればその都度お答えした。 ②評価と改善の課題 (ア)クラス懇談に多くの方が参加をして頂き、保護者の疑問にお答えをする事やクラスでの取り組み について保護者に伝えることができた。 (6)個人面談(4~6月) 1)目的:家庭での様子や園での様子を共有することや保護者の要望・意見を聞き、お答えをする事で 子ども一人ひとりの成長を一緒に見守っていく。 ―53― ①計画と実践 (ア)園での子どもの姿や友だちとの関わり方や生活の中で気になる事を詳しく伝えていった。 また、家庭での様子や健康状態などを伺った。 ②評価と改善の課題 (ア)子ども一人ひとりの事について保護者と共有することができた。またパンツへの移行や箸の移行な ど基本的生活習慣を身につけていくため、家庭との連携を密にしていく。 (7)個人面談(2~3月) 1)目的:年間を通して、子ども一人ひとりの成長した姿を伝え、進級に向けての今後の取り組みや個別で の意見要望を聞き、共有し合う。 ①計画と実践 (ア)一年間を通しての子どもの姿や生活・食事・排泄面等について、進級に向けての取り組みを伝えて いった。 ②評価と改善の課題 (ア)家庭での様子や一年間で成長した姿を伝えることで、保護者に安心感を持って頂けた。 (イ)保護者の方が家庭で気になる事(落ち着きがない事や言葉遣い)について、子育てに対する悩みや 園の要望などを伺い、次年度への引き継ぎをスムーズに行えるようにした。 (8)クッキング 1)クッキングを通して、様々な食材に触れ、自分たちで作る事の喜びを感じ、食への興味関心を持つ。 ①計画と実践 (ア)クッキングを始める前に、その日に作るメニューや食材の紹介、作る手順 を子どもたちと一緒に確認し、興味を持てるようにした。 (イ)味噌作りを行い、大豆から味噌になる事について、給食室の先生から教え て頂き、知ることができた。 (ウ)個別で包丁を使い、野菜やハム等を切って包丁に慣れていった。 ②評価と改善の課題 (ア)パネルシアターを見て行った事でただ調理するのではなく、野菜をちぎる 際にも細かくちぎってみたり、丁寧に行う姿が見られた。家庭でも料理を手伝おうとしたり、料理 や食材にも興味がでてきた。 (イ)クッキングでは包丁を使い、恐怖心を持たず安全に使うことができるように、正しい持ち方や姿 勢、周りに行かないなど、次年度も包丁を使ったクッキング等を行ったり、正しい使い方を個別 に伝えていく事で包丁を使うことに慣れるように取り組んでいく。 (ウ)食事中に席を立つ姿もあり、椅子にきちんと座って食べることや肘をついて食べないことなど、 少しずつマナーについても伝えていき、集中して食事をする時間も増えた。引き続き、楽しく 食事しながらも、箸や食器の持ち方やマナーについても繰り返し伝えていく。配膳の際に保育 者が食器を正しい位置で置いているか確認し声掛けをしているが、食事が始まるとバラバラに 置いていたり、三角食べができていない姿も見られるのでこれからも伝える。 ―54― (9)祖父母招待 1)祖父母の方を招待し、子どもたちの日常の姿を見ていただく。 2)祖父母の方と一緒に遊んだり、歌を披露したりして楽しい時間を過ごす。 1)祖父母の方を招待し、子どもたちの日常の姿を見ていただく。 ①計画と実践 (ア)祖父母の方々に子どもたちの日常の様子や成長を見て頂ける ように保育を行った。 ②評価と改善の課題 (ア)祖父母の方々からは、子どもの自主性や成長を見て頂き、喜びの 声を頂くことができた。 『おばあちゃんとランチ』 2)祖父母の方と一緒に遊んだり、歌を披露したりして楽しい時間を過ごす。 ①計画と実践 (ア)祖父母の方に歌を披露することの喜びや達成感を感じられるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)自分の祖父母だけでなく、友だちの祖父母の方の元へと行き、話しかけたり関わろうとする姿が 見られた。ステージで、歌や手遊びを発表し拍手を頂くことにより、喜びを感じ自信に繋げていた。 (10)遊戯会 1)子ども達それぞれが持っている力を十分発揮して、大勢の前で発表する態度を養う。 2)友だちと協力する中で、一つのことをやり遂げることに自信を持ち、次への意欲に繋げる。 3)日頃の保育や子どもの成長過程が見える内容を発表する。 1)子ども達それぞれが持っている力を十分発揮して、大勢の前で発表する態度を養う。 ①計画と実践 (ア)日々の保育の中で他クラスの友だちや保育者にダンスや遊戯、オペレッタを見てもらう事で、人前 で発表することに慣れ、本番にも自信を持って迎えられるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)本番は緊張からか声が小さくなったり、ふざけてしまう姿も見られた。自信を持って発表すること が出来るように、練習を早めに取り組んだり、それぞれのクラスに観てもらうことを行い、人前で 表現することに慣れるように今後も取り組みを計画的に行うことが必要である。 2)友だちと協力する中で、一つのことをやり遂げることに自信を持ち、次への意欲に繋げる。 ①計画と実践 (ア)オペレッタやダンスを集中して取り組むことができるように、それぞれのプログラムごとに練習を 行うなど環境を整え、役割ごとに取り組む機会を設けた。 ②評価と改善の課題 (ア)ステージや鏡のある遊戯室や2階の広場等、環境が変わることで、取り組みに対しての意欲が芽生 え、オペレッタやダンスを楽しみながら練習する姿が見られた。また、他グループの上達していく 姿を見て、自分たちも頑張ろうとする姿も見られ、練習を重ねるごとに上達していった。 ―55― 3)日頃の保育や子どもの成長過程が見える内容を発表する。 ①計画と実践 (ア)日頃の保育の中で、絵本の読み聞かせや紙芝居を通して物語に触れる機会を設定する。子ども たちが物語に興味を持ったり、身近に感じられるように取り組んでいった。 (イ)オペレッタやダンスのメロディーに親しむために、室内遊び時や午睡後にCDで曲を流した。 ②評価と改善の課題 (ア)オペレッタは皆が知っているお話から選び、子どもたちも話の流れをすぐに理解できていた。 (イ)取り組みを早目に行うことで、振り付けを覚え、自信をもった大きな声で歌うことができた。 (11)フレンドリーコンサート 1)さまざまな楽器の音色やハーモニーを聴き親しむことで、感性を豊かにする。 2)大勢の前で、歌や音を通して表現することを楽しむ。 3)異年齢で生活をして取り組むことで、思いやりや憧れの気持ちを育てる。 1)さまざまな楽器の音色やハーモニーを聴き親しむことで、感性を豊かにする。 ①計画と実践 (ア)ハンドベルやトーンチャイムの持ち方や鳴らし方を丁寧に伝えた。 (イ)グループに分かれて練習を行い、部屋の環境も変えて行うようにした。練習はすぐに楽器を持た せるのではなく、まずは階名を覚える練習を行った。 (ウ)演奏に重音や輪唱を取り入れ、相手の音を聞きながら演奏することを行う。 ②評価と改善の課題 (ア)ハンドベルやトーンチャイムについて丁寧に伝える事により、大切に扱い、音を綺麗に鳴らすに はどうすればよいか友だちと言い合う姿も見られた。 (イ)ハンドベルやトーンチャイムの練習の中で、他のグループの曲を聞き感想を言い合ったり、他の クラスに演奏を聴いてもらうことで、様々な場面でも自信を持って演奏ができるように取り組み を行っていったので、子どもたちも意欲的に人前で発表する姿が見られた。 (ウ)演奏に重音や輪唱を取り入れることで、相手の音を聴く事、音を鳴らすタイミングなどを自分たち で理解しながら演奏することができた。 2)大勢の前で、歌や音を通して表現することを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)保育者が手や視線で合図を送る練習方法で、階名を歌いながら合奏することを行った。 (イ)歌は歌詞の意味を伝えることから練習として取り組み、感情をこめて歌を歌うことができるように 伝えていった。 ②評価と改善の課題 (ア)本番では自信をもって大勢の方の前で表現することができた。 (イ) 練習においては改善をし、より良いものを子どもたちが披露することができるように、事前に計画 を立て、早めの取り組みを行っていく。 ―56― 3)異年齢で生活をして取り組むことで、思いやりや憧れの気持ちを育てる。 ①計画と実践 (ア)異年齢活動の中で、日々歌を歌っていく。また姿勢や声の大きさなど子どもたちが意識を持って行 えるよう声掛けを行っていく。 ②評価と改善の課題 (ア)保育の中で歌を披露し合うことで年上という意識を持ち、立つ姿勢を意識したり、口を大きく開け て歌おうとする姿が見られた。 (12)許斐山登山 1)最後まで、自分の力で山に登り、達成感を味わう。 2)山の自然を全身で感じる。 3)園外での約束ごとを確認し、守る。 1)最後まで、自分の力で山に登り、達成感を味わう。 ①計画と実践 (ア)許斐山登山の前に、山について興味が持てるような話やおにぎりを 自分たちで作って持っていく事などを伝えることで、山登りに期待も 大きく膨らんでいた。 ②評価と改善の課題 (ア) 甘えたり、途中であきらめず全員が自分で、頂上まで登るこ とができた事は達成感につながった。頂上に到着しお弁当を 食べ、広場で遊んだことも子どもたちにとって、強く印象に 残った。園に戻ってから、またお迎え時に保護者に嬉しそう に登山の話をする姿が見られた。 2)山の自然を全身で感じる。 ①計画と実践 (ア)山中を歩く中で、保育者から花や草や鳥の鳴き声等に気付けるように声掛けを行っていった。 ②評価と改善の課題 (ア)山中では、ドングリや落ち葉、木の枝を見つけて自然を感じることができていた。また広場で、木 登りやロープを使ったブランコをする事で、体を十分に動かしながら自然の中で遊ぶ姿が見られて いた。 3)園外での約束ごとを確認し、守る。 ①計画と実践 (ア)登山口までは園のバスに乗っていくので、車内での約束事、また地域の方と会ったときに挨拶を すること等を子どもたちと確認した。また、山中では一列で歩く事、自分のペースで歩く事、友だ ちを押したり引っ張ったりしない事を約束事として決めて登った。 ②評価と改善の課題 (ア)園外での約束事をしっかりと守る姿が見られていた。中には、登山中に友だちを抜かそうとしてト ラブルになる事も見られたが、子どもたち同士で解決をし合う姿も見られた。園外へ出る際の約束 事をその都度確認をしながら、社会性を身に着けていくようにする。 ―57― (13)慰問 1)園外での約束や、交通ルールを確認し、守ることの大切さを知る。 2)慰問先の方たちと触れ合い、催し物を一緒に楽しむ。 1)園外での約束や、交通ルールを確認し、守ることの大切さを知る。 ①計画と実践 (ア)園外での約束事や交通ルールを決めて、みんなで守る事の大切さを伝えた。 (イ)慰問先へ歩いて向かう際には、すれ違う人に元気に挨拶をすることを伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)約束事は守りながら目的地へ到着することができた。しかし、園に戻る際には、達成感からか落ち 着きが無かったり、戻った際の挨拶などが雑になってしまう姿が見られた。 (イ)慰問先や途中ですれ違っう方々に始めは保育者が挨拶をした後、子どもたちが挨拶をしていたが、 自ら挨拶ができるようになってきている。今後も挨拶をすることの大切さを子どもたちに伝えてい く。 2)慰問先の方たちと触れ合い、催し物を一緒に楽しむ。 ①計画と実践 (ア)慰問先の方々に温かく迎えてくださった中で歌やダンス、 合奏を披露する。 (イ)触れ合い遊びや制作などを慰問先の利用者の方と関わる ことができるような保育内容を計画した。 ②評価と改善の課題 (ア)初めての慰問の時には、自分から利用者の方と触れ合うことは 芋掘り 消極的であった。しかし慰問へ行く度に、自ら関わろうとする 姿が見られ、積極的に関わったり会話を楽しむようになっていた。 (イ)地域の方と触れ合う経験を通して、相手を思いやる気持ちを持ちながら、過ごす姿も見られる ようになった。 (14)公開保育 1)手を挙げて自分の意見を立って伝える。 2)人の話を聞く姿勢を育む。 3)保育者の話を聞き、イメージしながら運動を楽しむ。 1)手を挙げて自分の意見を立って伝える。 ①計画と実践 (ア)人数確認・生活発表・誕生者のお祝いの際に、自分の思いを伝える機会があるので、公開保育で みて頂いた。 ②評価と改善の課題 (ア)個人差はあるものの、自信を持ち自分の思いを伝える姿が随分見られるようになった。 2)人の話を聞く姿勢を育む。 ①計画と実践 (ア) 「話を聞く姿」として、背中をまっすぐに手と足を揃える事を常に意識できるように伝える。 ―58― ②評価と改善の課題 (ア)時間が経つと姿勢が崩れてくるので、保育者の声掛けにより意識できるようにしている。 また、友だちが話した後に拍手をし認める事により、話を聞く大切さと、話せた事による喜びを 感じる事ができるようにした。 3)保育者の話を聞き、イメージしながら運動を楽しむ。 ①計画と実践 (ア) 「おもち」や「サンタ」など12月・1月に関連のある運動遊びを選び子ども達も楽しむ中で想像 しながら運動遊びを行う事ができるようにする。 ②評価と改善の課題 (ア)話を聞きイメージを膨らませ、よりなりきろうとする姿が見られた。 (イ)保育者の傍に子どもたちが集まり、場所をゆったりと使えなかったので、運動遊びの際はしっかり と間隔を取り運動遊びを行う事ができるようにする。 ―59― 「もも組 2歳児 保育活動」 《定期保育活動》 ・誕生会(毎月1回 金曜日)※保護者自由参加 ※曜日変更有 (4/17・5/22・6/26・7/24・8/21・9/29・10/23・11/13・12/4・1/22・2/19・3/4) ・毎週土曜日(2,3歳児異年齢保育・11月~) ・個人面談①(5月~7月)②(2月~3月) 4月 ( 1)入園式 ( 2)裸足保育開始 (21)親子バス遠足 ※個人面談開始 5月 ( 8)保育参観及びクラス懇談 在園児28名、保護者参加 4名 ( 9)保育参観及びクラス懇談 在園児28名、保護者参加10名 (12)お弁当の日① (15)小運動会 (29)中運動会 7月 (18)童謡まつり 1月 ( 4)保育始め ( 8)2,3 歳児異年齢活動開始 (13)遊戯会リハーサル (15)どんど焼き (21)遊戯会リハーサル (29)遊戯会リハーサル ( 8月 (10)祖父母招待リハーサル (20)祖父母招待リハーサル (26)祖父母招待リハーサル 10月 (28)お弁当の日② (31)フレンドリーコンサート リハーサル 6月 11月 ( 6)フレンドリーコンサート リハーサル (10)フレンドリーコンサート リハーサル (17)お弁当の日 (19)フレンドリーコンサート リハーサル (25)フレンドリーコンサート リハーサル (28)フレンドリーコンサート 2月 ( 1)まめまきコンサート ( 3)節分 ( 6)遊戯会 ( 9)ライフステイ宗像慰問① (12)2,3 歳児異年齢活動終了 (15、17)クッキング (23)お弁当の日 (26)保育参観及びクラス懇談 在園児31名、保護者参加 8名 (27)保育参観及びクラス懇談 在園児31名、保護者参加14名 ※個人面談開始 ―60― 6)大運動会 9月 ( ( 1)祖父母招待① 4)祖父母招待② 12月 (8〜14)作品展 (16)もちつき大会 (25)クリスマス会 (29)保育終了 3月 ( 3)ひなまつりコンサート (17)許斐山登山 ① (22)保健保育 (23)許斐山登山 ② 「もも組 2歳児の活動計画・実践と評価・改善の課題」 1.年間目標 1)様々な環境の中で、友だちや保育者と一緒に遊びを展開させ楽しみ、心と体の基礎を育む。 (遊び) 2)友だちや保育者との安定した関わりの中で、自分の気持ちを言葉で表現しようとしたりやりとり を楽しむ。 (コミュニケーション) 3)生活の中で歌ったり、楽器に触れたり、音に合わせて体を動かし音楽に親しむ。(音楽) 4)日々の生活の中で、生活習慣を整え、自分でできる喜びを味わう。(体験) 5)楽しい雰囲気の中で食事をし、食生活に必要な習慣やマナーを身につける。(食育) 2.日常生活の計画・実践と評価・改善の課題 1)様々な環境の中で、友だちや保育者と一緒に遊びを展開させ楽しみ、心と体の基礎を育む。(遊び) ①計画と実践 (ア)ブロック、人形、積木などの自分の好きな遊びを見つけて一人で遊ぶ姿が多かった。 遊びに選択性を持てるようにしたり、集中できるコーナーを準備したりした。 (イ)天気の良い日は、園庭で総合遊具や砂場で自分たちの好きな遊びを楽しんだ。 (ウ)おひさま広場や室内・遊戯室などで平均台や跳び箱・マット、鉄棒等の運動器具を使って 運動遊びを行った。 (エ)友だちや保育士と一緒に、数人で遊ぶ姿が見られるようになってきた頃から、ルール のある遊び、集団遊び(しっぽ取りゲーム、椅子取りゲーム、鬼ごっこ、かくれんぼ、 わらべうた)等を保育者と一緒に楽しめるようにした。 (オ)室内遊びの中に紐通しやストロー、スプーン、ボタン、お箸の練習などの指先遊びの コーナーを準備した。落ちついて取り組めるように、もも組以外の部屋を使用して少人 数でも行った。 (カ)運動会以降、暑い時期は避けて園庭で以上児と一緒に朝の体操を行った。 ②評価と改善の課題 (ア)一人ひとりが、好きな遊びを選んで遊べる環境作りを行ったことで、遊びに集中して満足 する姿がみられた。玩具の扱い方や片付け方が雑になってしまうことがあるので、今後も 大切に使うことを伝えていきたい。 (イ)園庭の朝礼台をテーブルにしてお皿や鍋を並べてごちそう作りを行ったり、砂場で穴掘り や山作りを楽む姿があった。また、三輪車やスクーターにも乗って楽しむ姿があった。 総合遊具の網登りにも挑戦し、最後まで行くことができるようになった。 (ウ)運動遊びは、年度後半になると跳び箱4段からのジャンプや高い方の平均台渡りなど楽し みながら遊ぶことができた。鉄棒は、ぶら下がり遊びを多く取り入れたが、足抜き回りに 挑戦する姿も見られた。 (エ)ルールのある遊びは保育士が一緒に遊びながら、わかりやすくルールを伝えていった。 いろいろな集団遊びを経験しルールを理解でき楽しめるようになった。ルールが理解でき ない子には個別に保育士がついて遊びながらルールを伝えた。集団に入れない子には無理 をせずに様子を見ながら個別の遊びにも対応できるようにした。 ―61― (オ)指先を使った遊びは子どもたちの興味をそそり、集中して取り組むことができた。遊びの 中で、スプーンの持ち方や箸の持ち方などを個別に伝え、食事の場面で思い返し「こう持つ の」と聞いたり、自分で意識して持とうとする姿も見られたので、引き続き行っていく。 (カ)園庭に出ると、遊びたい気持ちが強く体操に参加せずに遊ぼうとする子や体操が終わって から部屋に入りたがらない姿があった。自ら並んで体操することがまだできないので引き続 き取り組んでいきたい。 『ストローのひも通し 『お箸の練習』 『寒天の型抜き遊び』 『色水遊び』 ネックレス作り』 『ままごと遊び』 『網登りも上手になりました。 』 『おひさま広場で太鼓橋に ぶらさがり』 2)友だちや保育者との安定した関わりの中で、自分の気持ちを言葉で表現しようとしたり、 やりとりを楽しむ。 (コミュニケーション) ①計画と実践 (ア)自分の要求を身振りや手振りで伝えようとする子どもの気持ちを理解し、その際には、保育士 が要求や思いを言葉に置き換えて言葉での伝えられるように援助を行い、言葉を引き出すよう にした。 (イ)絵本や紙芝居の読み聞かせを行う。その事から、色々な言葉を伝え、静かに話を聞くこと へ繋げていった。 ②評価と改善の課題 (ア)友だちへの興味が出始めてから、物の貸し借りなどの言葉のやりとりを保育士と一緒に 行った。 「貸して」 「いいよ」など言えるようになった。トラブルになった時は、まだ言葉 より手が先に出る行為も見られるが、保育士と一緒に自分の気持ちを伝えることを行った。 その事を通して、相手の気持ちを知ることができた。 言葉数が増えて身の回りのことや自分が経験したことなどを保育士や友だちによく話す姿 が見られた。友だちの気持ちを聞けずに自分の思いを主張することがあるので、保育士が まず子どもの言葉を聞き、聞く態度を育てていけるようにする。 ―62― (イ)友だちとの会話が楽しくなり、保育士が話をしていてもなかなか聞けなかったり、興味が 他に移ると話を聞く姿勢や態度が乱れ、全体的に落ち着かない雰囲気になる事もあった。 保育士自身の話し方や子どもたちの興味がどこにあるのかなど保育の見直しを行うと同時 に、話を聞く事の大切さや話を聞く必要性、話を聞く時の姿勢や態度を繰り返し伝えていく。 『ブロック遊び』 『絵本を読んであげる』 『ままごと遊び』 『戸外遊び』 3)生活の中で歌ったり、楽器に触れたり、音に合わせて体を動かし音楽に親しむ。(音楽) ①計画と実践 (ア)季節の歌や童謡を毎日の生活の中で歌った。 (イ)いろいろなわらべ歌を保育の中で取り入れ、食事やお風呂、着替えなどのしぐさ遊びやリズ ム遊びを楽しんだ。 (ウ)童謡メドレーや様々な曲のダンスや歌遊びを保育の中にとり入れ、音楽に合わせて体を動か すことを楽しんだ。 (エ)鈴やタンブリン、カスタネット等、日常で歌っている曲の合奏を行った。楽器を使用する際 には、楽器の持ち方や鳴らし方を伝えた。 (オ)生の楽器演奏を聞くことで、本物の音を楽しみ一緒に歌うことで感性を育てる。 ②評価と改善の課題 (ア)歌の歌詞をすぐに覚えて、日常の生活の中で自然に口ずさむ姿が見られた。歌い方では、大き な声で叫ぶような歌い方になっていたので、保育士が大きく口を開け、叫ばずにはっきりとし た綺麗な声で歌うことを手本にして伝えた。徐々に、歌い方に気をつけながら歌う姿も見られ た。また、立って歌う時の姿勢も保育士が手本を見せて伝えた。 (イ)わらべ歌では、いろいろな動物のしぐさを真似たり、歌に合わせて歩いたり走ったり、布など を揺らして遊び、体でリズムや鼓動を感じることを楽しめた。 (ウ)音楽に合わせて体を動かすことを喜び、楽しんで表現できた。次年度は同じ曲だけでなく 新しい曲も取り入れていく。 (エ)楽器の持ち方や鳴らし方を繰り返し伝えることで、徐々に身についてきた。始めは、ばらばら だったリズムも徐々に友だちと合わせてリズムを叩けるようになった。 (オ)トリオコンサートや声楽コンサートで、生の演奏に触れると同時に、知っている歌を一緒に 歌ったりすることで、一体感を感じ楽しんでいた。 『トリオコンサート (11月誕生会) 』 ―63― 4)日々の生活の中で、生活習慣を整え、自分でできる喜びを味わう。(体験) ①計画と実践 (ア)子どもたち一人ひとりの排泄間隔を把握し、トイレット・トレーニングを進めてきた。 (イ)衣服の着脱では、自分でやろうとする子どもの意欲を尊重し、見守ったり、できない所は やり方を丁寧に伝えて援助を行った。出きた時は誉めて自信がつくように進めた。 (ウ)おやつ・給食前の手洗いでは、保育士が手洗い場に付いたり、手洗いの歌や手の洗い方の イラストや絵カードを使い手の洗い方を伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)トイレに誘うと行きたくない様子を見せたり、遊びに夢中になりパンツを濡らしたりする ことがあった。失尿した時は、繰り返し尿意を伝えるように声かけを行い、トイレで出きた 時の心地良さを共感していったことで、自ら「おしっこが出る」と言ってトイレに行く姿が 増えた。 無理なく個々に合わせてパンツへの移行ができた。まだ、日中をおむつで過ごしたり、午睡時 におむつに履き替える子がいるので、更に意識を持って排泄の間隔が自分で分かり一日をパン ツで過ごせるように声掛けを行っていく。 (イ)身の回りの整理整頓では、自分の鞄に汚れ物袋を入れ、汚れたら自分で袋に入れるということ を進める。タオルやお帳面もカバンに入れたら、きちんとファスナーを閉めるということを行 うことにより、 「先生見てー」と自分でできた喜びを伝える姿が見られた。衣類の着替えにカ ゴを使用して片付けを行う事を伝え、日々の生活の中で行えるようにする。 (ウ)4月当初は水遊びやせっけんで遊ぶ子がいたので、手洗いの歌や手洗いのイラストを見ながら 洗い方を伝え、保育士が手洗い場について遊びにならないように声かけを行ったことで、正し い手の洗い方が身に付いてきた。また、寒くなると水が冷たいからと手洗いを怠る子がいたの で、手洗いの必要性を伝え手を清潔にして食事を行う事を引き続き伝えていく。 『脱いだ服をたたむ』 『汚れ物袋に入れる』 5)楽しい雰囲気の中で食事をし、食生活に必要な習慣やマナーを身につける。(食育) ①計画と実践 (ア)4月当初はスプーンを使って食事をする。上持ちが目立っていたので、下持ちを伝えて いった。9月によりスプーンからフォークに移行する。フォークの持ち方が確立した子は、 3月より少人数で箸を使い保育士が必ずいるテーブルで食事をした。 (イ)食べる時は器に手を添え持って食べることを促す。偏食も見られるので、友だちが美味し そうに食べる様子を伝えたりして、一口でも自分で食べる喜びを感じられるようにした。 なかなか食事が進まない子には、食事の量を調節したり横について一緒に食事しながら楽 しい雰囲気の中で食が進むように配慮しながら対応を行った。 ―64― (ウ)食事中に席を立つ姿も見られたので、椅子にきちんと座って食べることや肘をついて食べ ないことなど、少しずつ食事のマナーを伝えていった。 (エ)夏野菜(トマト・ミニトマト)を育て収穫することで、食材に興味を持ち苦手なものも少し でも食べてみようという気持ちを持てるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)下持ちを保育士が声を掛けたり、コーナー遊びで箸の持ち方を伝えることにより、意識を持っ て食べる姿が見られるようになった。箸の移行を丁寧に行ったので、引き続き下持ちや3点持 ちを伝え、急がずに個々の姿を見ながら箸の移行を行っていきたい。 (イ)食器の置き方も保育士が正しく置き、子どもたちに伝えることができた。食べる時も食器に手 を添えることや器を持って食べることを促した事により、少しずつ身に付いてきた。また、 お喋りをしながら食べている時は、よく噛んで食べるように声掛けをしたり、三角食べをする ことも伝えていき習慣づいてきている。食事の完食を目指して、個別で量を調整しながら対応 をし、苦手な物も少しずつ食べてみる事により、褒められて達成感を感じ、食べる量も増えて きた。 (ウ)食事のマナーが身に付き始め、集中して食べる時間も延びた。個別のごちそうさまから、一斉 にできるようになった。おやつや給食の配膳や食器の片付けにも取り組み、食器を重ねて持つ ことや大切に扱うこと、友だちの後ろに並ぶことを意識しながら用意や片付けを行う姿が見ら れた。 (エ)トマトの花が咲き、実が大きくなるのを毎日楽しみに見守っていた。トマトの苦手な子も、収 穫したトマトを食べてみようとする姿も見られた。 『トマトが実った。早く赤くなーれ』 『大きいねえ』 『いただきまーす』 <行事>3.行事及び特別企画の計画・実践とその評価・改善の課題 (1)運動会 1)運動会の練習に楽しく参加し、自分の力を発揮する。 1)運動会や練習に参加し、自分の力を発揮する。 ①計画と実践 (ア)保育活動時間だけでなく、朝や夕方も平均台渡りやダンスを取り入れ、子どもたちが活動に 慣れるようにした。 (イ)子どもが自分の力で行えるよう平均台の種類や道具の内容を考慮し、達成感を味わえるよう にした。 ―65― (ウ)行進や整列に向け、園内散歩や練習では二人一組で手を繋いで歩き、その後、手を放して 友だちの後ろに並んで列を保ちながら歩くよう練習を進めていった。 ②評価と改善の課題 (ア)入場から退場までを通した練習量が少なく、切羽詰った状態となり、楽しい雰囲気で行えて いなかった。全体を通した練習を、計画し進めていくようにする。 (イ)練習当初は平均台を怖がる子もいたが、練習を重ねることで着地までいけるようになり、本番 でも緊張することなく取り組むことができた。 (ウ)並び方の工夫や列を作って歩く練習の取り組みが遅かったため、後ろに並ぶことに慣れない ままの行進となってしまった。また、練習の進め方を見直し、無理なく行えるようにする。 (2)祖父母招待 1)祖父母の方を招待し、子どもたちの日常の姿を見ていただく。 2)祖父母の方と一緒に遊んだり 歌を披露したりして楽しい時間を過ごす。 1)祖父母の方を招待し、子どもたちの日常の姿を見ていただく。 ①計画と実践 (ア)朝の体操の様子や食事の様子など普段の姿を見ていただいた。また、当日の姿だけではなく、 普段の子どもたちの姿を、写真を掲示しお知らせした。 (イ)一緒に会食をして食事の姿も見ていただいた。 ②評価と改善の課題 (ア)祖父母の方が来られたことを子どもたちみんなが喜び、朝の体操を張り切って行っていた。 また、祖父母の方は写真も楽しみながら見られていた。 (イ)普段は自分で食べているが、甘えて食べさせてもらうなど嬉しそうに食べている姿があった。 祖父母の方々も始終笑顔で、孫との会話を楽しみながら食べられていた。会食後、午睡準備の 際保育士の連携不足で子どもから離れることがあり、子ども同士で友だちの口にゴミを入れ る姿を祖父母の方が見ておられ、翌日の連絡ノートに記入してこられた。職員がその場におら ず、対応ができなかったことをお詫びすると共に、クラスで話し合いを持ち、今後は職員間で 声掛けを行い、子どもがどこにいるかを把握できるようにした。 2)祖父母の方と一緒に遊んだり、歌を披露したりして楽しい時間を過ごす。 ①計画と実践 (ア)朝の会に参加していただき、絵本の読み聞かせなどを子どもたちと一緒に見ていただいた。 (イ)ステージでは、 「おばけなんてないさ」と「いっぴきののねずみ」の手遊びを披露した。 ②評価と改善の課題 (ア)朝の会では、お話や絵本を祖父母の膝の上に乗って楽しそうに聞く姿があった。自分の孫では ないが、寄ってきた子どもたちに笑顔で接してくださっている方もいらした。 (イ)ステージでの練習を重ね、本番が一番上手に元気よく歌えていた。しかし、歌う姿勢やお辞儀 の仕方、並ぶ順番などができていなかったので、今後は子どもたちが意識を持ってできるよう にしていく。 ―66― 『いつも食べている給食を、一緒に食べた。 』 『嬉しそうに食べさせてもらっている姿も見られた。 』 (3)フレンドリーコンサート 1)さまざまな楽器のハーモニーを聴き親しむことで、感性を豊かにする。 2)大勢の人前で、歌や音を通して表現することを楽しむ。 1)さまざま音色やハーモニーを楽しむことで、感性を豊かにする。 ①計画と実践 (ア)合奏では、タンブリン、鈴、カスタネット、ウッドブロックを使い「あわてんぼうのサンタク ロース」と「楽しいね」を2グループに分かれて合奏を行った。その際、楽器の持ち方やリズ ム打ちを個別に練習したり、みんなで合わせて合奏の楽しさを感じるように取り組んできた。 ②評価と改善の課題 (ア)リズム打ちはわらべ歌遊びや普段の歌の時などに行ってきた。それぞれの楽器を演奏する中で 音の違いを楽しんだり、待つ間は胸の前に持って鳴らさないようにすることができてきた。 2)大勢の人前で、歌や音を通して表現することを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)歌は、 「やぎさんゆうびん」 「まっててね」を歌った。歌の感じをつかめるように寸劇を行っ たり話をしたりして、歌いやすいようにした。 (イ)合奏の練習は、楽器別に行ったり全体で合わせたりしながら行った。 ②評価と改善の課題 (ア)計画では2グループに分かれて歌う予定だったが、実際にステージに立つと15名ほどでは 声が通らないため、全員で歌うようにした。本番では、落ち着いて大きな声を出し歌うことが できた。 (イ)合奏は、子どもの様子を見ながら練習を進めていったが、変更した部分を共通理解できておら ず完成するまでに時間がかかってしまった。本番では、合奏については、ステージの前で指揮 を行い子どもの演奏の援助を行ったが、今後はしっかり練習を行い、子どもたちが自信をもっ て発表できるようにしたい。 (4)遊戯会 1)子どもたちそれぞれが、持っている力を十分に発揮して、大勢の前で発表する態度を養う。 2)友だちと協力する中で、一つのことをやり遂げることに自信を持ち、次の意欲に繋げる。 3)日頃の保育や子どもの成長過程が見える内容を発表する。 ―67― 1)子どもたちそれぞれが、持っている力を十分に発揮して、大勢の前で発表する態度を養う。 ① 計画と実践 (ア) 遊戯(2グループ)とオペレッタ(1グループ)に分かれて練習を行った。歌は、他のクラスの子 どもたちや職員に見てもらい、人前で発表する機会を設けた。 (イ) 赤間コミュニティ・センターを利用してのリハーサルに参加し、実際のステージに慣れるよ うにした。 ② 評価と改善の課題 (ア) 遊戯やオペレッタを、子どもたちが覚え自信をもって発表するところまでに保育者が導くこ とができなかった。練習の仕方を計画を立て、部分的また全体的に覚えていきながら進めて いかなければならなかったことと、練習を始めてから変更がないように事前に綿密な打ち合 わせを行わなければならなかった。 (イ) 大きなステージでの練習に、戸惑いも感じられたが、子どもたちなりに空間を感じ、一生懸 命取り組んでいた。 2)友だちと協力する中で、一つのことをやり遂げることに自信を持ち、次の意欲へ繋げる。 ①計画と実践 (ア) 遊戯「ミッキーマウス・マーチ」 「ビビディ・バビディ・ブー」を行った。その際、振り付け の中でしっかりと手を伸ばすことや元気よく手を振り曲に合わせて行進すること、友だちと の間隔をとって踊ることを伝えた。 (イ) オペレッタ「あかずきん」をペープサートや絵本で話の内容を理解できるように繰り返し読 み聞かせを行った。また、赤ずきんの CD やピアノに合わせてオペレッタの歌を聴いたり、 歌ってきた。 ②評価と改善の課題 (ア) 遊戯もオペレッタもリハーサルをする中で変更することがあり、本番までに子どもたちが覚 えることができなかった。 (イ) オペレッタと遊戯の担当を決めて練習を行ったが、練習を担当者だけに任せてしまい担当者 の負担が大きかった。担任全員で子どもの練習の様子を共有する必要があった。 3)日頃の保育や子どもの成長過程が見える内容を発表する。 ①計画と実践 (ア) 「ハッピーチルドレン」 「ホ!ホ!ホ!」の歌を3歳児との異年齢で、また、発表会の終わりに 「ふるさと」 「花は咲く」の歌を2,3,4,5歳児で発表した。毎日の生活の中で、朝や夕 方に歌を歌い、声の大きさや優しさなどを知らせて気持ちよく歌えるようにした。 (イ)遊戯「ミッキマウスマーチ」「ビビディ・バビディ・ブー」を発表した。練習の中で、子ども たちが自分で決めた振付などを取り入れ、踊りやすいように工夫した。 (ウ)オペレッタ「赤ずきん」を発表した。年度初めより、CD で曲を聴いたり、ペープサートで お話を見せたりして、物語の内容が子どもたちに分かるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)歌は日頃から歌っていたので、異年齢での子どもの姿を見ていただくことができた。 ―68― (イ)曲も振り付けも年齢に合っていたが、全員が揃って踊るところまでは練習できていなかった。 個別に練習を行う時間をもっと取るようにしなければいけなかった。 (ウ)セリフや歌の曲数が多く発表に時間がかかり、保護者の方からオペレッタの発表は必要ないの でないかという意見があがった。子どもの発達に応じてもっと短く簡潔にまとめた内容にしな ければならなかった。仕上がりが悪く、オペレッタの良さを保護者の方に伝えることができな かった。 (5)異年齢活動 1)異年齢児との生活を通して、憧れの気持ちをもち進級に期待をもつ。 2)年上の子の姿を見て、身の回りのことを自分で行おうとする気持ちを高める。 1)異年齢児との生活を通して、憧れの気持ちをもち進級に期待をもつ。 ①計画と実践 (ア)3つのグループに分かれライオングループ(もも組の部屋) 、ぞうグループ(ゆき組の部屋) きりんグループ(そら組の部屋)で3歳児と一緒に生活した。 (イ)3歳児の行動や持ち物にも興味を持っていた。 (給食のお包みやうがい、当番活動など) そこで、2歳児も一緒に当番活動を体験した。 ②評価と改善の課題 (ア)3歳児との関わりを通して、進級への期待が大きくなった。 各クラスの遊戯会の練習を行う為、給食の準備の時間からの異年齢活動が多かった。遊戯会 の練習以外での異年齢保育を取り組む時間が少なかったが、その中でも食事の時間や節分の 豆つくりなどで年上の友だちと関わり、一緒に遊んだり着替えなどを手伝ってもらったりする 姿が見られた。 (イ)お当番活動のやり方を3歳児を見て覚えることができた。また、給食のおかわりを3歳児を真 似て行い、自分でよそうことができるようになった。おかわりの量は、自分でよそうと多すぎ ることがあるので、保育者が見て声掛けを行うようにしていく。食事のマナーも良くなり落ち 着いた雰囲気で食べる事ができた。 2)年上の子の姿を見て、身の回りのことを自分で行おうとする気持ちを高める。 ①計画と実践 (ア)3歳児が身の回りのことを上手に行っている姿に気付くように褒めたり、2歳児が困っている 時は3歳児に手伝うように声を掛けた。3歳児からお世話をしてもらったときは感謝の気持ち を言葉で伝えるように促した。 ②評価と改善の課題 (ア)3歳児に手伝ってもらうと「ありがとう」とお礼を伝えるようになった。 3歳児の姿を真似て自分で身の回りのことを、行おうとする姿や友だちを手伝う姿が増えた。 週1回は各グループの子どもの様子を伝え合うことや、保育内容の話し合いを行う必要が あった。担任が自分の担当以外のグループの子どもの様子を、把握する事ができていな かった。 ―69― 『お当番の様子』 『折り紙の折り方教えて』 『ボタンとめてあげる』 (6)保育参観 1)子どもたちの普段の園生活の様子を保護者の方に見て頂く。 2)友だちやお家の人と触れ合いながらわらべうたを楽しむ。 1)子どもたちの普段の園生活の様子を保護者 ①計画と実践 (ア)朝の体操、 ・マラソンに参加する姿や、10時のおやつの用意や食器を片付ける姿などの生活 で取り組んでいるところを保護者の方に見ていただいた。 ②評価と改善の課題 (ア)保護者が来られている事で、保護者の方の側を離れられない姿もあったが、普段通りに行動 することができた。 2)友だちやお家の人と触れ合いながらわらべうたを楽しむ。 ①評価と実践 (ア)お家の人や友だちと「えんどう豆」 「なびゃおおきくなれ」 「せんべい」「オスワリヤス」 などのわらべうた遊びを行った。 ②評価と改善の課題 (ア)わらべうた遊びを通して、十分に触れ合って楽しみ、親子のスキンシップを楽しむことが できた。 <特別企画> (1)ライフステイ宗像慰問 1)人前で歌や手遊びを披露することを、自信を持って行う。 2)ライフステイ宗像の方々と交流をもち、楽しく過ごす。 1)人前で歌や体操を披露することを、自信を持って行う。 ①計画と実践 (ア)利用者の方の前で、ダンス「パワフルキットちゃん」、歌「やぎさんゆうびん」 「ハッピーチル ドレン」や手遊び「いっぴきののねずみ」を披露した。 ②評価と改善の課題 (ア)利用者の方の前で恥ずかしがる様子もなく、保育者と一緒に元気に体操や歌を披露することが でき、利用者の方に喜んでいただくことができた。子どもたちは、「上手ね」と褒められて嬉 しそうな表情を見せていた。 ―70― 2)「ライフステイ宗像」の方々と交流をもち、楽しく過ごす。 ①計画と実践 (ア)「ゆらゆらボート」 「げんこつやまのたぬきさん」「一本橋こちょこちょ」などの触れ合い 遊びを利用者の方とペアを組んで遊んだ。 (イ)利用者の方と一緒にバレンタインカードを制作した。 ②評価と改善の課題 (ア)利用者の方と、歌に合わせて、手を握り揺らす、体を揺らす遊びや指遊びを一緒に楽しむ ことができた。最初は利用者の方に戸惑っている姿もみられたが、お互いに遊んでいくうち に、慣れてきて笑顔がみられるようになった。 (イ)カードの制作では、シール貼りやいろいろな模様の型の画用紙の糊付けを利用者の方と一緒に 行った。子どもたちの興味のある車や食べ物、動物のシールを準備して下さっていたので、夢 中になってたくさん貼っていた。共に時間を過ごした事により制作をしながら、利用者の方に 親しみをもち、子どもたちから話しかける姿や利用者の制作を手伝う子もいた。 『歌や手遊びの披露』 『バレンタインのカード作り』 (2)クッキング 1)自分で調理した具材を食べることで食への興味を持つ。 2)おにぎりをにぎる、箸でかきまぜる動作を楽しむ。 1)自分で調理した具材を食べることで食への興味を持つ。 ①計画と実践 (ア)梅干し・おかか・シーチキン・マヨネーズ・きゅうり・塩昆布・納豆などの食材を用意し、 匂いをかいだり、かき混ぜたり、揉んだり、色の違いを見たりすることを伝えながら興味を 持てるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)おにぎりの具材に興味をもち、梅おかか、シーチキンマヨネーズ、昆布、きゅうり、納豆 などの具材の名前を覚えて、臭いをかいだり味を比べたりしながら嬉しそうに食べた。 2)おにぎりをにぎる、箸でかきまぜる動作を楽しむ。 ①計画と実践 (ア)一人ひとりが具材をかき混ぜ自分でおにぎりを握る体験を行った。 ―71― ②評価と改善の課題 (ア)興味を持ち匂いをかいだり、食材の名前を話しながらかき混ぜることを楽しみ、おにぎり を握った。友だちが作った具をおかわりして楽しむ様子も見られた。 『絵本「おにのおにぎりや」 』 『納豆かきまぜ』 『自分で握って「いただきます」 』 (3)許斐山登山 1)最後まで自分の力で山に登り喜びを感じる。 2)山の自然を全身で感じる。 3)園外の約束を知り守って参加する。 1)最後まで自分の力で山に登り喜びを感じる。 ①計画と実践 (ア)当日の朝自分たちで作ったおにぎりを、前日に集めた弁当箱に詰め、出かけた。 (イ)2グループに分かれて登山を行った。子どもたちが登りやすいように、リュックサックは 背負わずに水筒だけを持って登るようにした。急な階段や坂道が多いのでゆっくりと手や お尻をついて進むように伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)園長宅にリュックを預け山に登り始めると、「お弁当が待ってるから、がんばろうね」と言う声 が聞かれた。身軽になることで、しっかり自分で登ることができた。 (イ)登り始めてペースが遅くなる子もいたが、頂上まで登ることができ達成感を味わっていた。 一人、前日からの発熱で当日も微熱があったため、おにぎり作りと下山してからのお弁当 を食べるところを一緒に行い、登山に参加した気分を味わうことができた。 急な坂道などで危ないと感じた時には、自ら手をついたりお尻をついて下ったりする姿が 見られた。 2)山の自然を全身で感じる。 ①計画と実践 (ア)山の中にある草花や木々を見ながら歩いたり、鳥の鳴き声が聞こえるように耳を澄ませ たりして、子どもたち自身が山の自然に気づくことができるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)保育者と一緒に歩いていく事で、子どもたちも花や鳥の声、木々のざわめきなどに興味を持 ち、じっと見つめたり耳を澄ませて「あっ、いまきこえた」と、ウグイスの声を聴いたりしてい た。山から見える景色にも興味をもち「あっ、サンリブが見える」「あそこ、行ったことある」 と見ながら話したり「やっほー」と山彦が帰ってくるのを期待を持って待ったりしていた。 ―72― 3)園外の約束を知り守って参加する。 ①計画と実践 (ア)バスの中での約束を出発前に伝えた。 (イ)園長宅に着いて、危険な個所と遊ぶ場所を伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)バスに乗る事をとても喜び、約束を守ってバスに乗車できた。 (イ)園長宅の庭で昼食を食べた。昼食時に動き回り、危険な個所に行くことはなく過ごせた。 『バスから見る景色、楽しいね』 『下る時も気を付けて』 『笹の葉の揺れる音』 『たくさんの階段を上り頂上へ』 『園長先生宅の裏庭で、花見をしながらお弁当』 (4)クラス懇談 1)平成27年4月 クラス懇談 2)平成27年5月 クラス懇談 3)平成28年2月 クラス懇談 1)平成27年4月 クラス懇談 ①入園式後、新年度を迎え一年間のクラス目標やクラスでの過ごし方、行事への取り組み方など を保護者に伝えた。 ②「入園のしおり」に基づき、園での全体での決まり事やお願い事を伝えた。 ③新しい環境や新担任になり、子どもたちや保護者の不安を受け止めていけるように、保護者から の話をなるべく聞くようにした。 ―73― 2)平成27年5月 クラス懇談 ①入園、進級より1か月後の子どもたちの生活の様子を伝えたり、家庭での様子を聞いたりした。 ②運動会及び今後の行事を伝え、ご協力をお願いした。 3)平成28年2月 クラス懇談 ①子どもたちの一年間の成長を年間目標に添って伝えた。また、来年度以上児として生活する 上で必要なことなどを伝えた。(自分のことを自分で行う・話をよく聞く)や、ゆき組になって 使用するもの(コップ・ランチョンマットなど)を知らせた。 ②園へのこれまでのご協力のお礼を伝えた。 (5)個人面談 1)平成27年4月~6月 個人面談 2)平成28年2月~3月 個人面談 1)平成27年4月~6月 個人面談 ①新年度が始まり、子どもたちに戸惑いなどないか、家庭での様子もお聞きしながらクラスでの 様子や今後の保育活動などについて保護者と共有した。 2)平成27年2月~3月 個人面談 ①一年間の子どもの成長を共に喜び、今後に向けての保育活動や次年度への不安などないかお聞き した。 ―74― 「さくらんぼ組 1歳児 保育活動」 《定期保育活動》 ・誕生会 ※保護者自由参加 (4/17・5/22・6/26・7/24・8/21・9/29・10/23・11/13・12/4・1/22・2/19・3/4) ・個人面談①(5月~7月) ②(2月~3月) 4月 (1) 入園式 (2) 裸足保育開始 (10)園児健康診断 (21)親子バス遠足 5月 (8)保育参観・懇談①-1 (9)保育参観・懇談①-2 (12)お弁当の日 (15)小運動会(園内) (29)中運動会(城山中学校) 6月 (6)大運動会(城山中学校) 7月 (1)高月齢・低月齢クラス 保育開始 (18)童謡まつり 8月 (10)祖父母招待リハーサル (20)祖父母招待リハーサル (26)祖父母招待リハーサル 9月 (1)祖父母招待① (4)祖父母招待② 10月 (28)お弁当の日 (31)フレンドリーコンサート リハーサル 11月 (6)フレンドリーコンサート リハーサル (10)フレンドリーコンサート リハーサル (17)お弁当の日 (19)フレンドリーコンサート リハーサル (25)フレンドリーコンサート リハーサル (28)フレンドリーコンサート (赤間コミセン) 2月 (1)豆まきコンサート (3)節分 (6)遊戯会 (8)クッキング① (9)クッキング② メニュー:おにぎり (23)お弁当の日 (26)保育参観・懇談②—1 (27)保育参観・懇談②—2 12月 (8〜14)作品展 (16)もちつき大会 (25)クリスマス会 (29)保育終了 ※個人面談開始 1月 (4)保育始め 初詣 (13)遊戯会リハーサル (21)遊戯会リハーサル (29)遊戯会リハーサル ※個人面談開始 ―75― 3月 「さくらんぼ組 1歳児の活動計画と実践・評価と改善の課題」 1.年間保育目標 1)子ども一人ひとりの欲求を満たしながら、保育者との信頼関係の中で安心して生活する。<養護> 2)保育士や友だちとの関わりの中で、様々なことに興味、関心を持ち遊びを楽しむ。(遊び) 3)安定した人間関係の中で自分の要求を身振りで伝え、相手とのやりとりを楽しむ。 (コミュニケーション) 4)日常生活の中で音楽を身近に感じ、親しみを持って表現する。(音楽) 5)安心できる環境の中で、基本的生活習慣や身の回りの事に興味を持ち、自分でやってみようとする。 (体験) 6)穏やかな雰囲気の中で食事をし、自分で食べる楽しさを味わうと共に、マナーを知る。(食育) 2.日常生活の計画と実践・評価と改善の課題 1)子ども一人ひとりの欲求を満たしながら、保育者との信頼関係の中で安心して生活する。<養護> 『保育者の膝の上で遊んでいるところ』 ①計画と実践 (ア)子どもたちの欲求を満たせるように、生活や遊びの中で一人ひとりに合った声掛けや関わり方を 心掛けていった。 (イ)子どもたちの気持ちを汲み取ったり、代弁したりする等、子どもの気持ちに寄り添う事で、安心 して過ごせるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)入園、進級当初は、朝の受け入れの際、保護者の方から離れる時に涙が出る子もいたが、保育 者が声を掛けたり、しばらく抱っこやおんぶをする事で落ち着き、一人で遊び始める姿が増えて いった。また、園生活に慣れ始めると、自ら保育者の所に来てやり取りを楽しんだり、好きな玩 具や遊びを見つけて、集中して遊ぶ姿があった。 (イ)友だちとトラブルが起きた際、言葉よりも先に口や手が出てしまうことがあり、噛みつきや引っ 掻きが起きる事があった。保育者が仲立ちする事で、友だちに自分の気持ちを身振りや簡単な言 葉で伝えたりする事ができるようにしていく。 ―76― 2)保育士や友だちとの関わりの中で、様々なことに興味、関心を持ち遊びを楽しむ。(遊び) シール貼りをしているところ ブロック遊びをしているところ ①計画と実践 (ア)入園・進級当初は、環境の変化により涙が出る子もいれば、笑顔で自分の好きな遊びを見つけ一 人で遊ぶ姿も見られた。その為、保育活動の内容によっては、一人遊びや自分の好きな遊びを選 択して十分遊ぶことができるコーナー遊びを計画した。又、全員で大きな模造紙にお絵かきをし たり、新聞紙遊び、触れ合い遊びを通して、保育者や友だちとの関わりが持てる遊びを取り入れ るようにした。 (イ)室内でも体が動かせるよう、リトミックを取り入れた。曲目は「かえるの合唱」や「ぞうさん」 「ちょうちょう」等動物になりきりやすい曲を選曲した。 (ウ)指先遊びも意識して行い、遊びの中にお絵描きやシール貼り、洗濯バサミ遊び、紐通し等の遊びを 取り入れた。 ②評価と改善の課題 (ア)4月当初は、持ち上がりの担任の元へ行く姿が多く見られたが、日が経つにつれて、新しい担任 の顔を覚え、徐々に子どもたちの方からも来てくれるようになった。また、コーナー遊びを取り 入れたことで、同じ遊びを繰り返し遊んだり、様々な遊びを楽しんだりと、自分の好きな遊びを 楽しむ姿が徐々に見られるようになった。しかし、コーナー遊びの内容の種類が少なく、繰り返 し取り入れる中で、子どもたち自身が飽きてしまう姿も見られた。その為、コーナー遊びの内容 工夫する必要があった。 (イ)リトミックを行うことで、体を楽しく動かすことができたが、そのときの状態によっては部屋を 走り怪我に繋がるようなこともあった。子どもの気持ちを受け止めながら、安全面に配慮し、 いろいろな動きができるようにしていく。 (ウ)指先遊びでは、子どもたちも集中して繰り返し楽しむ姿が見られた。スナップやボタンを使っ た指先遊びにも興味を示す姿があったが、充分玩具を準備をする事ができていなかった為、衣 服のスナップやボタン止めの練習が遊びの中でも行えるよう、事前の準備を早めにしていく。 ―77― 3)安定した人間関係の中で自分の要求を身振りで伝え、相手とのやりとりを楽しむ。 (コミュニケーション) 『絵本の読み聞かせを聞いているところ』 ①計画と実践 (ア)子どもたちが新しい担任や環境に慣れる事ができるように、保育者から子どもたちに挨拶を行っ たり、一人ひとりへの声掛けを丁寧に行った。コミュニケーションを通してはっきりとした口調 で短く分かりやすく、正しい言葉を使って話しをする事も心掛けた。 (イ)コミュニケーションを通して、信頼関係を築いていく中で、子どもたちの要求を汲み取るように 心掛けた。 (ウ)毎日おやつや給食前に、絵本の読み聞かせの時間を設けた。繰り返しの言葉が出てくる絵本や果 物、動物等の様々な名称が出てくる絵本等、子どもたちの成長や興味関心に合わせた絵本の読み 聞かせを行った。また、読み聞かせの際、立って見ている子どもや歩いて遊んでいる子どもがい た際は“座って聞く時間”であるという事も同時に伝えていった。 (エ)玩具や場所の取り合いの際に、自分の思いが言葉で上手く表現する事が難しく、噛みつきや引っ 掻き等、手や口が出てしまう姿が見られた。成長過程での事もあるが、精神的なこと(家庭環境 など)での要因も考えられた為、噛みつきや引っ掻きが多い子どもに対しては、保育者が側につ いたり、職員間で声を掛け合ったりしながら、今どこで遊んでいるのか常に把握する等の対応を 行った。 ②評価と改善の課題 (ア)自分の要求を身振りや手振りで表現する事から始まり、単語から二語文を少しずつ話すようにな っていった。月齢が高い子どもの中には、「お父さんとお母さんとお出掛けした」「○○ちゃん、 ○○しよう」等、体験した事を保育士に伝えようとする姿や気の合う友だちを自ら遊びに誘う姿 が多く見られるようになった。また、保育者や友だち同士で簡単な言葉のやり取りが成り立つ姿 も見られるようになった。今後も子どもたちの言葉をしっかりと汲み取ったり、聞いたりしなが ら、遊びや生活を通して言葉のやり取りが楽しいと思えるようにしていく。 (イ)絵本の読み聞かせを毎日行う事で、子どもたちは果物、動物、虫、色等の言葉を覚え、知ってい るものが絵本に出てくると、 「ちょうちょ」 「かめさん」 「ぶどう」 「あか」等、喜んで応える姿が 多く見られるようになった。また、絵本に出てくる言葉や文章も楽しそうに真似て言う姿も見ら れるようになった。少しずつ座って聞く時間も長くなり、物語の絵本も聞く事ができるようにな った。引き続き、絵本の読み聞かせの時間を大切に考え、落ち着いて聞ける環境作りを整えてい く。 ―78― (ウ)噛みつきや引っ掻きが起きた際、保育者が間に入り気持ちを汲み取りながら、相手の友だちが 痛い思いをした事をその都度伝えていった。また、友だちに玩具等を貸して欲しい際は、手や 口を出すのではなく、両手を前に出して“貸して”と身振りで伝える事や言葉が話せる子に対 しては「貸して」と伝える事を促していった。引き続き、保育者を通して自分の気持ちを言葉 で伝える事ができるように促していく。 4)日常生活の中で音楽を身近に感じ、親しみを持って表現する。(音楽) ①計画と実践 (ア)朝の会や帰りの会の時間の際に、“季節の歌”や“童謡” “新しい歌”等を歌う時間を設けた。日々歌うことで、 子どもたちが少しずつ歌詞を覚えていけるようにした。 歌を歌う際は、保育者は子どもたちの前に立ち、大きな 口を開け、はっきりとした言葉で歌うように心掛けた。 (イ)朝の体操は毎朝行い、職員が輪になり、子どもたちの 手本となるよう一つ一つの動作を大きくする事を意識 して行った。 『タンブリンと鈴で合奏をしているところ』 以前から踊っていたダンスや新しいダンスは、保育の中や自由時間の際に取り入れ、音楽に合 わせて体を動かし表現する事を楽しめるようにした。 (ウ)毎日の生活の中で鈴、タンバリン等の楽器に触れ、曲に合わせて鳴らす事を楽しめるように した。 (エ)楽器を渡す前に楽器の使い方や持ち方を伝えていった。 ②評価と改善の課題 (ア)季節の歌や童謡等を日々歌っていく中で、子どもたちは覚えた歌詞を大きな声で楽しそうに歌っ たり、遊んでいる際に友だちと口ずさむ姿も見られた。また、保育者が歌を歌う際に振りを付け る事で、子どもたちも歌いながら振り付けを真似する姿が見られた。中には、自ら歌いながら振 り付けをする子どもの姿も見られた。 (イ)知っているダンスの曲が流れ始めると、子どもたちは喜んで踊る姿が見られた。新しい曲に関 しては、保育者が前に立って踊る事で、興味を示して踊る姿があった。今後も様々な曲で踊 る楽しさを伝えて共有していく。 (ウ)子どもたちは、楽器に興味を示し、ピアノの伴奏に合わせて楽器を鳴らす事を個々に楽しむ姿 が見られた。 「お胸に抱っこ」も少しずつできるようになってきた。今後も保育士が手本となり、 楽器の使い方を伝えていくと共に、合奏の楽しさも伝えていく。 5)安心できる環境の中で、基本的生活習慣や身の回りの事に興味を持ち、自分でやって みようとする。(体験) 【排泄】 ①計画と実践 (ア)トイレの雰囲気に慣れる事、尿が出なくても便座に座る事に慣れる事から始めた。終わった後 は、水を流すように促した。子どもたちの中には、身振りで排尿した事を伝える子どももいた為、 その際は、伝えてくれた事を褒め、自信に繋がるようにした。 ―79― ②評価と改善の課題 (ア)オムツに尿が出ている子も便座に座って尿が出なくても「しっし出た」と教えてくれる姿や水を 流す姿が見られるようになっていった。今後も個々の排尿間隔を職員間で確認していき、トイレ ットトレーニングを進めていく。 【着脱】 『自分でズボンを脱いでいるところ』 ①計画と実践 (ア)トイレでは、子どもたちが履きやすいように、低いベンチを使用し、座りながら着脱を行うよう に促していった。自分で少しでもできた時は、十分に褒め、自分でできる喜びを感じられるよう に、また次へ意欲を持って取り組めるように促した。 ②評価と改善の課題 (ア)自ら着脱を進んで行おうとする子どもと保育者の援助を待つ子どもの姿が見られたが、個々の様 子を見ながら声を掛けたり、少し膝までズボンやオムツを下ろしたり、援助をしたりする事で、 少しずつ着脱方法を覚え、自分でしようとする姿が増えていった。今後も自分の事は自分で行え るように、洋服の着脱も個々の様子を見守りながら促していく。 【手洗い】 『手を洗っているところ』 ①計画と実践 (ア)1月頃より手洗いを始めた。手を洗う前に洋服の袖をあげることや「手洗いの歌」を歌いながら、 正しい手の洗い方を伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)手洗いを始めた頃は、袖を上げて洗うのを忘れて袖が濡れたり、石鹸をつけても水ですぐに 流してしまったりする子どもの姿も見られた。その都度伝えていく事で、保育者に言われなく ても手洗いの前に、自ら袖を上げて洗ったり、両手を擦り合わせたりしながら洗う等、少しず つ洗えるようになっていった。 ―80― 6)穏やかな雰囲気の中で食事をし、自分で食べる楽しさを味わう。(食育) 『給食を食べているところ』 ①計画と実践 (ア)食事ではスプーンを使用した。スプーンの持ち方として、上持ちが十分に出来ている子から、 下持ちで食べるように促していった。食事の際は、給食の中にどんな野菜が入っているか 声を掛けたり、保育者も一緒に食事をすることで食べ方の手本になるようにした。また 「美味しいね」等の声掛けを行い共感できるようにした。 (イ)食事のマナーとして、 「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつの仕方や椅子にしっか り座って食べる事について、その都度伝えていった。 ②評価と改善の課題 (ア)初めは、手づかみや食べこぼしが多かったが、保育者がその都度スプーンで食べるように促 し事、少しずつ自分でスプーンを持って食べる姿が増えていった。今後も、楽しい食事の雰 囲気を作りながら、食べる楽しさを伝えていく。 (イ) 「いただきます」の挨拶をする前に、食事に手が伸びている子どもや先に食べ始めてしまう子 がいたが、日々繰り返し伝えていくことで「いただきます」の挨拶をしてから食べるようにな った。その際、座る位置等を工夫して行った。食べ終わっていないのに席を離れる子どもやテ ーブルの下に潜る子ども等の姿が目立った。その都度声を掛けると、座ることができていた。 今後も食事のマナーを繰り返し伝えていく。 3.行事及び特別企画の計画と実践・評価と課題の改善 (1)運動会 『テラスで汽車ぽっぽの 練習をしているところ』 1)自主的に運動会や練習に参加し、自分の力を発揮する。 ①計画と実践 (ア)かけっこは始めに部屋や遊戯室で保育士が手本を見せながら、一緒に走ることで楽しめるように した。部屋の端から端までを走ったり、実際に戸外でかけっこの練習をすることで少しずつかけ っこの雰囲気が分かるようにした。 ―81― (イ)普段の子どもの姿から「小さいお母さん」というテーマに沿って、運動遊びや玩具の片付け、事 前に準備していた制作物を使用した動きを取り入れた。無理なくできるよう、個々に合った高さ の平均台を使用した。 (ウ)朝の体操でダンスの曲を積極的に取り入れ、親子で触れ合いながら、楽しめるようにした。保育 者の姿を真似して踊る姿があり、自分から保育者と手を繋ごうとする子もいた。 ②評価と改善の課題 (ア)運動会では、保育者の合図で自ら走り出すことができた子や、保育者と手を繋いでゴールした 子など、自分の力を十分に発揮できた子もいた。大きなグラウンドということもあり緊張し ていた子もいたが、最後まで走り切ることができており、涙を流している子はほぼいなかった。 (イ)保護者の方と一緒に参加したということもあり、甘えや緊張からか抱っこを求めたり、涙す る姿も見られた。中には、普段通り保護者の方と楽しみながらする子の姿もあった。今後も 様々な運動遊びを取り入れて、個々の成長に繋げられるようにする。 (ウ) 保育参観までに使用する曲が決まっておらず、当日初めて踊って頂いた。その際、円の内側 で保育者が手本となり、一つ先の踊りの振りをマイクで伝えたことで、踊ることができて いた。子どもたちは日頃から踊っていたダンスだったので、保護者の方と楽しく踊る様子が たくさん見られた。次年度は早めの計画を行うと共に、親しみやすく楽しい選曲を行う。 (2)童謡まつり 1)童謡を通して保護者や地域の方との交流を楽しむ。 ①計画と実践 (ア)日々の保育の中で、季節の歌や手遊び歌などを歌った。振りをつけたり、絵本を使用するこ とで視覚からも分かりやすく伝えられるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)保護者の方とステージに立つことで、楽しく歌を歌う姿が見られた。今後もたくさんの方 に参加して頂けるよう積極的に声掛けをしていく。 2)保護者や地域の方と一緒に祭りの雰囲気を味わう。 ①計画と実践 (ア)生活の中で祭りがあることを伝えていった。又、うちわの制作を通して祭りに期待を持てる ようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)浴衣や甚平に着替え、保護者の方と楽しそうに祭りに参加する姿があった。祭り終了後も、 ゲームコーナーで使用した手作りゲームを保育で取り入れた。 (3) 祖父母招待 『歌や手遊びの練習をしているところ』 ―82― 1)祖父母の方を招待し、子どもたちの日常の姿を見ていただく。 ①計画と実践 (ア)初めに朝の室内遊びや体操の様子を保育室で見て頂き、日頃行っている手遊びや歌、名前 呼び遊戯室のステージで披露した後、子どもたちと一緒に会話も交えながら楽しく食事が できた。 (イ)部屋の床にビニールテープを貼ることで並んで歌うことにも慣れていけるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)ステージの上で緊張する姿も見られたが、一生懸命発表する姿を見て頂く事ができた。 (イ)朝の体操を一緒にして頂いたり、食事の際に保育者が各テーブルを回りながら、給食時の 姿や日頃の様子を伝える事で、園での姿を知って頂く事ができた。 2)祖父母の方と一緒に遊んだり、歌を披露したりして楽しい時間を過ごす。 ①計画と実践 (ア)同じ空間で、室内遊びをしたり、祖父母の方も一緒に歌を歌ったり、食事を共にして過ご した。 ②評価と改善の課題 (ア)祖父母の方には、歌や手遊び、給食の時間を一緒に過ごす事で普段の様子を見て頂く事が できた。しかし、歌や手遊びの披露と給食を一緒に食べるという内容だけで終わってしまっ た為、給食の時間の前に一緒に触れ合い遊びをする等、保育に工夫が必要だった。 (4) 遊戯会 『遊戯室でオペレッタの練習』 『衣装の帽子を被って遊戯の練習』 1)子ども達それぞれが持っている力を十分発揮して、大勢の前で発表する態度を養う。 ①計画と実践 (ア)日常の遊びの中に、様々なダンスを取り入れていく事や毎朝の体操を行っていった。また、ダ ンスや体操を行う際は、保育者が一つひとつの動作にめりはりをつけ、説明をしながら踊った り体操したりするようにした。オペレッタでは、保育者が手本を見せながら、簡単なセリフの やり取りや動物の役の名前で呼んだりして、自分の役を認識できるようにした。 ―83― ②評価と改善の課題 (ア)遊びの中で繰り返し踊ったり、生活の中でセリフのやり取りをしていく事で、子どもたちは振 り付けを覚えていった。また、2つに分かれたグループのダンスやオペレッタも覚え、一緒に 楽しそうに踊る姿も見られた。更に、人前で披露する喜びを味わえるように、他のクラスの友 だちや保育者にも見てもらう環境を作る。 2)友だちと協力する中で、一つのことをやり遂げることに自信を持ち、次への意欲に繋げる。 ①計画と実践 (ア)遊戯の曲を、保育活動の時間を使用し踊る機会を設けた。初めてのオペレッタでは、まず動物 の役ごとに動きの確認をしていき、全体で合わせるようにした。楽しそうに踊ったり、表現す る姿をたくさん褒める事で、自信へと繋げていけるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもたちは楽しそうに踊る姿はあった。しかし、並んで踊ることが難しかったり、歌詞の 内容によって振りを変えていたが、同じになってしまう姿もみられた。振り付けの部分練習 や少人数に分かれての練習等、やり方を工夫する必要があった。 (イ)遊戯とオペレッタをお互い発表し合うことで、子どもたちは、他のグループのダンスを踊 ったり、セリフを一緒に言う姿が見られた。 3)日頃の保育や子どもの成長過程が見える内容を発表する。 ①計画と実践 (ア)子どもたちが日頃踊っているダンスの中から振り付けを組み合わせたり、普段から親しん でいる曲を選曲したり、子どもたちが取り組みやすいよう、セリフを考えたり、動物の役 を決め、月齢や発達に応じて職員間で話し合いを行いながら決めていった。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもたちの成長過程の中で、日頃楽しんでいるダンスや体操等から振り付けを取り入れ ていく事で、子どもたちも振り付けを早く覚え、曲が流れてくると自然と子どもたちが踊り だし、楽しむ姿が見られた。オペレッタでは、 「てぶくろ」の絵本を基に話の内容を伝えたり、 出てくる動物になりきって動くことで話の流れに沿って友だち同士でセリフのやり取りを したり、友だちの役まで覚える姿があった。 (5) フレンドリーコンサート(音楽発表会) 『遊戯室で楽器の 演奏の練習』 ―84― 1)さまざまな楽器の音色やハーモニーを聴き親しむことで、感性を豊かにする。 ①計画と実践 (ア)保育で「おもちゃのチャチャチャ」や「てをたたきましょう」等の曲に合わせて鈴や タンブリンを鳴らしていく事から始めた。又、大太鼓を保育士が鳴らす等、他の楽器に も興味を持てるよう取り入れていった。どちらの手で楽器を持つかを統一したり、始ま るまで自分の胸の前に両手で持ち、楽器を鳴らさない事も伝え、また、「楽器を振り回し たり、口に入れないこと」等の約束事もその都度伝えていった。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもたちは、楽器に興味関心を持ち、楽器を手にすると曲に合わせて、楽しそうに鳴らす 姿が見られた。しかし、定期的には取り組めていたものの、一度に全員で行うことで楽器 の持ち方等を細かく見ることができていなかった。人数を分けることで、細かく見ること ができたのではないかと考えるので、今後も継続していく。 (イ)徐々に保育士の真似をし、楽器の持ち方や鳴らし方を意識するようになっていった。 2)大勢の前で、歌や音を通して表現することを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)タンブリンと鈴に分かれて、楽器別の練習を行った。また、個別の練習も2~3人ずつの 少人数で行った。 ②評価と改善の課題 (ア)始めの頃より、ただ鳴らす事を楽しむだけでなく、その都度正しい持ち方を伝えていく必要 があった。また、個別練習や一列に並んでの入退場、並んでいる際に楽器を鳴らさない事等 も行事が近くなって行うのではなく、少しずつ段階を経て伝えていく必要があった。 (イ)他のクラスに行き、大勢の前で演奏することで緊張感を持ち、発表することができた。 3)異年齢で生活を通して取り組むことで、思いやりや憧れの気持ちを育てる。 ①計画と実践 (ア)保育活動の中で異年齢が自然に関われるように環境を整えた。他のクラスへ行き、発表の 場を設けたり、他のクラスの発表を見る機会を設けた。 ②評価と改善の課題 (ア)他のクラスで発表をすることで、部屋に置いてある楽器に興味を持ち、見ている姿があった。 このことより、異年齢の友だちが歌や合奏の練習をしている所を間近で見る事で、他クラス の歌や合奏を覚える機会を持つ事ができたり、“自分たちもあんな風にやってみたい”とい う憧れの気持ちや意欲にも繋がると感じた為、今後も観たり聴いたりする機会を作っていく。 (6)クッキング 『自分でおにぎりを握っているところ』 ―85― 1)自分で具材を選び、作ったおにぎりを味わう。 ①計画と実践 (ア)子どもたちが具材を自由に選べるような具材を準備した。 ②評価と改善の課題 (ア)ひとつひとつの具材の説明をすると、「おさかな(鮭) 」と答えたり、「○○がいい」と自分で 選ぶ姿があった。 (イ)給食の時間に食べると、自分で作ったおにぎりを食べる事を喜び、おかわりをする子が多 かった。 2)クッキングを通して、食への興味を持つ。 ①計画と実践 (ア)事前に小麦粉粘土を通して、おにぎり作りに取り組んでおり、握る作業を楽しんで行えるよう にした。又、味見の時間を設けることで味に興味を持てるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)初めてのクッキングという事もあってか、子どもたちはしっかりと話を聞く姿が見られた。自 分で作ったものを嬉しそうに食べており、今後も残さず食べることやよく噛んで食べる事を伝 えていく。 ―86― 「さくらんぼ組 0歳児 保育活動」 《定期保育活動》 ・誕生会 ※保護者自由参加 (4/17・5/22・6/26・7/24・8/21・9/29・10/23・11/13・12/4・1/22・2/19・3/4) 4月 (1) 入園式 (2) 裸足保育開始 (10)園児健康診断 (21)親子バス遠足 ※個人懇談開始 7月 (18)童謡祭り ※移行保育開始(低月齢・高月齢) 10月 (28)お弁当の日② (31)フレンドリーコンサート リハーサル 1月 (4)保育始め (13)遊戯会リハーサル (21)遊戯会リハーサル (29)遊戯会リハーサル 5月 (8)保育参観・懇談①−1 (9)保育参観・懇談①—2 (12)お弁当の日① (15)小運動会(園内) (29)中運動会(城山中学校) 8月 (10)祖父母招待リハーサル (20)祖父母招待リハーサル (26)祖父母招待リハーサル 11月 (6)フレンドリーコンサート リハーサル (10)フレンドリーコンサート リハーサル (17)お弁当の日③ (19)フレンドリーコンサート リハーサル (25)フレンドリーコンサート リハーサル (28)フレンドリーコンサート (赤間コミセン) 2月 (1)豆まきコインサート (3)節分 (6)遊戯会 (23)お弁当の日 ④ (26)保育参観・懇談②—1 (27)保育参観・懇談②—2 ※個人面談開始 ―87― 6月 (6)大運動会(城山中学校) 9月 (1)祖父母招待① (4)祖父母招待② 12月 (8〜14)作品展 (16)もちつき大会 (25)クリスマス会 (29)保育終了 3月 「さくらんぼ組 0歳児の活動計画・実践と評価、改善の課題」 1.年間保育目標 1)子ども一人ひとりの欲求を満たしながら、保育者との信頼関係の中で安心して生活する。〈養護〉 2)豊かな環境の中で、指先や全身を動かし身近な物への興味や関心を持って遊び、五感を育む。 (遊び) 3)保育士や異年齢の友だちに、自分の意思や欲求を喃語や身振りで伝えたり真似をし、やりとりを 楽しむ。 (コミュニケーション) 4)歌(季節のうたやわらべうた)と楽器に触れ、興味や関心を持ち、楽しむ。(音楽) 5)身の回りの事に興味を持ち、自分でやってみようとする。(体験) 6)保護者、保育者、栄養士、看護師に見守られながら、いろいろな食材を味わい、喜んで食べる。 (食育) 2.日常生活の計画と実践・評価と改善の課題 1)子ども一人ひとりの欲求を満たしながら、保育者との信頼関係の中で安心して生活する。〈養護〉 ①計画と実践 (ア)子どもたちの様子を見ながら、泣いている子がいれば抱っこをしたり、おんぶをしたりする等、 保育者が傍に寄り添い、子どもたちが安心して過ごせるようにした。 (イ) オムツ交換の際、子どもに対し「きもちわるかったね」「たくさん出たね」「気持ちよくなった ね」と共感する声掛けをその都度行う事で、一人ひとりの欲求を満たすと共に、一対一の関わ りを大切にし保育者との信頼関係を築いていった。 (ウ)子ども一人ひとりの表情や身振り、手振りを見ながら、その時の気持ちや要求を受容し、安心 できるように接していった。 (エ)保育士が手遊びや歌、抱っこ等を通して、子どもたちと触れ合い、喜びを感じられるように した。 ②評価と改善の課題 (ア) 入園、進級当初は、朝の受け入れの際、保護者から離れる時に、涙が出る子もいたが、保育 者が優しく声を掛けたり、しばらく抱っこやおんぶをしたりする事で落ち着く事ができていた。 また、少しずつ笑顔が増えると共に、離乳食やミルクを食べたり飲んだりする事ができ、午 睡の時間が徐々に延びていった。そして、環境に慣れてくると保育者から離れ、自分の興味 関心のある場所へ行ったり、玩具を手に取り遊んだりする姿が見られるようになっていった。 (イ)オムツ交換を嫌がったり、涙が見られた際は、保育者が子どもの名前を呼んだり、歌を歌を歌 ったり、スキンシップを取る等、充分に関わると共に楽しい雰囲気作りを行い、安心できるよ うにした。そうする事で、子どもたちもオムツ交換の際、嫌がる姿は徐々に見られなくなり、 保育者と目が合うと喜んだり、笑ったりするようになった。 (ウ)子どもたち一人ひとりの欲求や気持ちを理解し、保育者間でその日の子どもの体調や様子等、 情報を共有し合いながら関わることで、子どもたちの笑顔が多く見られるようになった。また、 子どもたちは自分の気持ちを表現し、それを保育者に受け止めてもらえた事で、喜びや安心感 も感じられる様にした。 (エ)歌や体操等を通して、両手や首を上下に動かしたり、足をばたばた動かしたり、子どもたちは 自分なりに、保育者の動きを真似しながら、笑顔で楽しむ姿が見られた。 ―88― 2)豊かな環境の中で、指先や全身を動かし身近な物へ興味や関心を持って遊び、五感を育む。 (遊び) ①計画と実践 (ア)天気の良い日には、保育者と一緒にテラスや戸外に出て遊べるようにした。テラスでは、シャボ ン玉や水遊び等を行い、戸外では保育者と一緒に遊具で遊んだり、砂遊びをしたり、バギーに乗 って園内散歩を楽しんだ。 (イ)指先や手の平、足の裏に絵の具を付け、指スタンプや手型、足形を取ったり、花紙を丸めて感触 を楽しんだりする等、月毎に保育者と一緒に楽しみながら一人ひとり制作を行った。 (ウ)室内用マットやウレタンマット、トンネル、フラフープ等を用いて運動遊びを行いながら、はい はいやずり這い、つかまり立ち等、促していった。 (エ)鉄棒にぶら下がったリ、雛壇や跳び箱の上によじ登ったり、降りたりする等の全身を使った遊び を行った。 ②評価と改善の課題 (ア)テラスでは、花壇の草花や土に興味を示し、自ら触ったり、摘んだり、感触等を楽しむ姿が見 られた。また、テラスにゴザを敷き、遊べる環境を作った事で、お気に入りの玩具に手を伸ば し遊んだり、シャボン玉遊びでは、不思議そうに見つめたり、手を伸ばし触ろうとする等、個々 に楽しんでいた。引き続き、離乳食後やミルク後に様子を見ながら、戸外やテラスに出てゆっ くり遊べる時間や環境を整えていく。 (イ)絵の具の感触に戸惑い、涙してしまう子どもの姿も見られたが、慣れてくると自ら意欲的に押 す姿も見られた。また、様々な制作の素材や内容に興味を示し、自分の番が終わっても友だち がしているのを傍に見に来る等、物に対する興味関心を引き出す事ができた。。 (ウ)マットを繰り返し準備する事で、子どもたちはマットの上に来て、寝転がったり、ずり這いや はいはいをしたりする等、マットの感触を楽しんでいた。ウレタンマットでは、つかまり立ち や歩行ができる子が主に興味を示し、マットにつかまり立ちをしたり、自らよじ登ったり、降 りたりする事を繰り返し集中して遊ぶ姿が見られるようになった。 (エ)歩行がまだ難しい子もいるが、歩行ができる子は、跳び箱や雛壇に自ら意欲的に登ったり、降 りたりする姿が多く見られた。鉄棒では、両手でしっかり持つ事ができ、短い間だがぶら下が る事も中にはできる子がいた。引き続き、子どもたちの発達に合わせた運動遊びを室内、戸外 共に取り入れていく。 戸外遊び ウレタンマット遊び テラスの花に興味津々 指スタンプ(制作) ―89― 3)保育士や異年齢の友だちに、自分の意思や欲求を喃語や身振りで伝えたり真似をし、やりとりを 楽しむ。 (コミュニケーション) ①計画と実践 (ア)子どもの表情や声の発し方、身振り手振り等により、伝えようとしている内容を読み取り、気 持ちを受容しながら、安心して過ごせるように声掛けを行った。 (イ)高月齢グループの活動に興味を示し、自ら参加する姿を保育者が傍で見守りながら、噛みつき や引っ掻き等による怪我を防ぐ事ができるように低月齢と高月齢の職員間同士で配慮した。ま た、子どもたちが伸び伸びと体を動かして遊べる広さや玩具の準備・配置等も工夫していった。 (ウ)朝や夕方等、1歳児と一緒に過ごす中で、年上の友だちがしている遊びに興味を示したり、友 だちへの関心が育まれるように、保育者が子どもの気持ちを代弁する等して子ども同士の関わ りを傍で見守りながら楽む事ができるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)少しずつ友だちに興味関心を示し始め、友だちの顔を覗きこんだり、お互い目が合うと笑った り、喃語でやり取りをしたり、友だちの後を追いかけたりする姿が見られた。その際、遊びの 延長線上で友だちの髪を引っ張ったり、顔に手が出たりする等の姿が見られた為、保育者が間 に入り友だちが痛い事やいけない事をその都度伝えていった。 (イ)子どもたちの様子を保育者が傍で見守り、お互いの気持ちを受容や代弁しながら一緒に過ごす 事で、安心して遊びに参加する事ができていた。しかし、玩具や場所の取り合い、理由なく噛 みついたり、引っ掻いたりしてしまう姿も遊びの中で見られた為、保育者が全体を見ながらど の場所で見守りをした方がいいのか、また、職員同士で声を掛け合う等、子どもたちがより安 心して遊べる環境を作る必要があった。今後も、子どもたちの様子を傍で見守りながら関わり を充分楽しめるように環境や手作り玩具等をより整えていく。 (ウ)0歳児でも月齢が高い子は、1歳児の遊びに興味関心を示す姿が見られた。傍でじっと見た り、同じ玩具で同じように遊ぶ事を真似してみたりする等の姿があった。また、保育者や 友だちとの関わりを楽しむ事はできた。今後も保育者が傍で様子を見守りながら、子ども の気持ちを代弁したり、異年齢の関わりを楽しめるようにしていく。 4)歌(季節のうたやわらべうた)と楽器に触れ、興味や関心を持ち、楽しむ。(音楽) ①計画と実践 (ア)童謡やわらべうた、手遊び歌等を保育者と一緒に歌い、楽しめるようにした。 (イ)手作りマラカスや鈴、タンブリン等、遊びを通して楽器に触れる機会を取り入れた。 (ウ)午睡時、保育者が抱っこをしたり、傍に付いて優しくさすったりする際、子守唄を歌い ながら眠りに誘う等、落ち着いて眠れる雰囲気作りを行った。 ②評価と改善の課題 (ア)繰り返し歌う事で、子どもたちも曲を覚え、手を叩いたり、手や足を動かしたり、体を左右 に揺らしたり、前後に揺れたりする等、身振りや手振りを個々に楽しむ姿が見られた。 (イ)振る事で、音が鳴る玩具や楽器がある事を遊びの中で知り、子どもたちはよく振って遊ぶ 姿が見られた。また、保育者が歌を歌い始めると、歌に合わせて玩具や楽器を楽しそうに振 る姿もあった。 (ウ)繰り返し歌う事で、入眠時泣いてしまう子も子守唄が聴こえてくると落ち着いて眠る姿や保 育者の口元をじっと見つめながら静かに眠る姿が見られた。 ―90― 『楽器遊び』 5)身の回りの事に興味を持ち、自分でやってみようとする。(体験) ①計画と実践 (ア)オムツの着脱では、保育者と一緒に行う事で、自らオムツを脱いだり、履いたりする事が少しず つできるように様子を見ながら援助を行った。 (イ)夕方のトイレ後、オムツや汚れ物入れを子どもたち自身の鞄に入れる事を日々行い、自分の物を 自分で片づける事を促していった。 ②評価と改善の課題 (ア)保育者が声を掛けたり、様子を見ながら援助を行ったりする事で、オムツやズボン等に足を通 す事を少しずつ覚えていった。中には、自ら足を入れようとする姿が見られるようになった。 (イ)繰り返し行う事で、自分の物を鞄の中に片付ける事を少しずつ覚えていった。 6)保護者、保育者、栄養士、看護師に見守られながら、いろいろな食材を味わい、喜んで食べる。 (食育) ①計画と実践 (ア)保育者が実際に口を動かす事を見せたり、「もぐもぐね」「かみかみしようね」等、声を掛けた りする事で、咀嚼を促しながら食事を進めていった。 (イ)保護者、保育者、看護師、栄養士と、随時食材の確認や離乳食の食べ方や進み具合について、 おたよりやお帳面、お迎えの際等で情報交換を行い、個別に合った食事を進めていけるように した。 (ウ)完了食や普通食に移行し、コップやスプーンを使用する際、保育者が声を掛けたり、一緒に 持ったりする事で自分の口に運ぶ事ができるように様子を見ながら援助を行った。 (エ)アレルギー体質の子に対しては、職員間で毎日除去の確認を行い、テーブルや台拭きを他児と 違う物を使用したりする等、最善の状態で食事を提供する事を行った。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもが食べている際、保育者が口を動かしながら声を掛ける事で、子どもたちはその姿をじっ と見つめる姿や真似して口を動かす姿が見られた。中には、咀嚼が難しく丸のみしてしまう子が いたり、口から汁が零れたりする等の姿が見られた為、スプーンにすくう量や口元に運ぶ際は、 口の中が無くなっている事を確認してから次にいく等、一人ひとりの食事のペースに合わせて今 後も行っていく。 (イ)個別に、園と家庭での食事の様子について保護者の方と情報交換を行い、共有する事で、個々の ペースに合わせて、離乳食を無理なく進める事ができた。しかし、未摂取の食材の試し食べの声 掛けや確認が遅れてしまう事もあった為、週毎に保護者の方と確認する事を今後も徹底していく。 ―91― (ウ)その都度伝えていく事で、スプーンやコップの持ち方を覚え、自分で食べたり、飲んだりする事 が徐々にできるようになっていった。中には、手づかみ食べやコップから飲む際、よく零す子も いた為、個々に合わせた援助を今後も行っていく。 (エ)今後も一人ひとりの育ちを見ながら食事の提供を行っていく。 3.行事及び特別企画の計画と実践・評価と改善の課題 (1)運動会 1)自主的に運動会や練習に参加し、自分の力を発揮する。 ①計画と実践 (ア)マットの下にロールマットを入れ、マットの山登りを取り入れた。また、マットの上で、ずり這 いがまだ難しい子も寝転がって感触を楽しめるようにしたり、ずり這いやはいはい等も楽しめる ように遊びの中に取り入れていった。 (イ)子どもたちは、棚の中から鞄を引っぱりだしたり、玩具を手に取り振ったり、ベビージムの玩具 に手を伸ばし遊んだりする姿が普段の生活や遊びの中でよく見られた。その姿より、親子競遊の 中にペットボトルで作った人参や大根を子どもたちが引き抜き、最後お鍋に入れるという内容に した。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもたちの成長や発達に合わせ、ずり這いやはいはい、つかまり立ち等、始めの競技内容を個々 に分ける事で、子どもたちが今できるところを見て頂けた。また、子どもたちの中には緊張して しまう子の姿も見られたが、保護者の方と一緒にマットやマットの山登り、手押し台を一緒に行 う事で、笑顔も見られた。今後も子どもたちの成長や発達に合わせた遊びを取り入れていく。 (イ)普段の遊びの中でも、競技で使用するダンボールの畑やペットボトルの人参や大根を遊びの中 でも何度か取り入れた事で、当日も子どもたちが自ら片手で引き抜く姿が見られた。まだ一人 で抜く事が難しい子も保護者が抱っこをし、一緒に引き抜く事ができた。次年度も、運動会で使 用する小道具や大道具作りを早めに取りかかり、遊びの中で充分遊べるように行っていく。 『室内で運動会の競技遊び』 (2)童謡祭り 1)童謡を通して保護者や地域の方との交流を楽しむ。 2)保護者や地域の方と一緒に祭りの雰囲気を味わう。 1)童謡を通して保護者や地域の方との交流を楽しむ。 ①計画と実践 (ア) 離乳食を食べ始める前に、季節の歌や手遊びを保育者と一緒に楽しめるようにした。 ―92― ②評価と改善の課題 (ア)歌や手遊びを保育者が歌い始めると、笑顔を見せる子や手足を嬉しそうに動かす姿が見 られた。童謡ステージでも同じように、保護者の方に抱っこをされながら笑顔を見せたり、 手足を楽しそうに動かしたりする姿が見られた。 2)保護者や地域の方と一緒に祭りの雰囲気を味わう。 ①計画と実践 (ア)遊びの中で、手作り金魚すくいをしたり、うちわ制作をしたりする等、保育者と一緒に 楽しめるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)当日は、保護者の方と手作りゲームをしたり、童謡ステージに一緒に立ち笑顔が見られる 等、祭りの雰囲気を子どもたちの表情より楽しんでいる姿が見られた。 『童謡祭りinあかま』 (3)祖父母招待 1)祖父母の方を招待し、子どもたちの日頃の姿を見ていただく。 2)祖父母の方と一緒に遊んだり、歌を披露したりして楽しい時間を過ごす。 1)祖父母の方を招待し、子どもたちの日頃の姿を見ていただく。 ①計画と実践 (ア)日頃から歌っている歌や手遊びを披露した。 (イ)名前呼びは、朝のお集りの際や遊びの中で行った。 ②評価と改善の課題 (ア)本番では、涙を流す子は見られず、知っている曲が流れてくると、笑顔で手拍子をしたり、 頭を上下に動かしたりする姿が見られた。そして、和やかな雰囲気の中で初めてのステージ 発表を楽しむ事ができていた。 (イ)普段の名前呼びでは、手を挙げる子の姿も見られたが、本番は緊張からか、自ら手を挙げ る事が難しく保育者と一緒に手を挙げた。今後も生活や遊びの中で名前呼びを取り入れて いく。 2)祖父母の方と一緒に遊んだり、歌を披露したりして楽しい時間を過ごす。 ①計画と実務 (ア)部屋では、祖父母の方に抱っこをしてもらったり、遊戯室では同じ空間で、一緒に歌を歌 ったりする事で、楽しい時間を過ごす事ができていた。 ―93― ②評価と改善の課題 (ア)祖父母の方には、園での日頃の姿を見ていただく事ができた。しかし、ステージが始まる前、部 屋で遊んでいる様子を見て頂くだけだった為、一緒にわらべうたや触れ合い遊び等、祖父母の方 と子どもたちが関われる時間を作る事も必要であった。 『祖父母招待での発表の練習』 (4)フレンドリーコンサート 1)さまざまな楽器の音色やハーモニーを聴き親しむことで、感性を豊かにする。 2)大勢の人の前で、歌や音を通して表現することを楽しむ。 3) 異年齢で生活をして取り組むことで、思いやりや憧れの気持ちを育てる。 1) さまざまな楽器の音色やハーモニーを聴き親しむことで、感性を豊かにする。 ①計画と実践 (ア)日々の中で歌を歌い、手作り楽器を使用して、音に触れる機会を設けた。 ②評価と改善の課題 (ア)お集まりや遊びの中で、保育者が一緒に歌を歌ったり、楽器に触れる中で、身振りや手振りを 真似して表現したり、楽器の音が鳴る事を楽しむ姿が見られた。 2) 大勢の人の前で、歌や音を通して表現することを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)遊戯室で歌や合奏の練習をする際、友だちがお客さんとなり、人前で発表する機会を設けた。 ②評価と改善の課題 (ア)本番では、体を揺らしたり、楽器を鳴らしたりする事を楽しむ子どももいれば、大勢の人の前 で緊張し、涙が出てしまう子どもの姿が見られた。今後、異年齢の友だちの前で歌う事に慣れ る練習を、もっと計画的に取り入れていく必要がある。 3) 異年齢で生活をして取り組むことで、思いやりや憧れの気持ちを育てる。 ①計画と実践 (ア)0歳低月齢は、0歳高月齢の友だちと一緒に歌や合奏を行ったり、離乳食前や遊びの中で 楽しく取り組めるように行った。 ―94― ②評価と改善の課題 (ア)0歳児低月齢児は、0歳児高月齢児や1歳児の曲にも興味を示し、身振り手振りで表現する姿 が多く見られた。今後もクラス別の練習のみならず、一緒に練習を行う機会を設けると共に 様々な楽器に触れる機会も増やし、興味関心や意欲が続くようにしていく。 『フレンドリーコンサート の練習風景』 (5)遊戯会 1)子どもたちそれぞれが持っている力を発揮して、大勢の前で発表する態度を養う。 2)子どもと協力する中で、一つのことをやり遂げることに自信を持ち、次への意欲に繋げる。 3)日々の保育や子どもの成長過程が見える内容を発表する。 1)子どもたちそれぞれが持っている力を発揮して、大勢の前で発表する態度を養う。 ①計画と実践 (ア)日々の保育の中や保育者と一緒に関わって遊ぶ際に、踊ったり、歌ったりする機会を設けて いった。 ②評価と改善の課題 (ア)朝のお集まりの際、0歳児高月齢の子どもたちと一緒にピアノの前に集まり練習を日々行う事 で、子どもたちも互いの歌や遊戯を覚え、楽しく歌を歌ったり、体をリズムに合わせて揺らし たり、身振り手振りをしたり、覚えた振り付けを上手にしたりする姿があった。 2)子どもと協力する中で、一つのことをやり遂げることに自信を持ち、次への意欲に繋げる。 ①計画と実践 (ア)できている事やしようとしている事を充分に褒め、楽しみながら歌や遊戯が取り組めるように した。 ②評価と改善の課題 (ア)保育者が拍手をしながら、 「上手だね」「できたね」等、できた事やしようとしている事をその 都度褒める事で、子どもたちは喜ぶ姿や何度も繰り返す姿が見られた。 3)日々の保育や子どもの成長過程が見える内容を発表する。 ①計画と実践 (ア)日々の生活の中で保育者と一緒に曲を聴きながら、楽しく体を動かしていった。 ②評価と改善の課題 (ア) 日々の生活の中で、保育者の歌に合わせて手を叩いたり体を左右に揺らしたり、朝の体操の曲 に合わせて、身振り手振りを真似する等、子どもたちが日々繰り返し行っている動きを遊戯に 取り入れる事で、子どもたちも楽しく踊ったりする姿があった。 ―95― 『遊戯会(練習)』 ―96― 「さくらんぼ組 0歳児(高月齢)の活動計画と実践・評価と改善の課題」 ※7月より0歳児は低月齢と高月齢の分かれた。 1.年間保育目標 1)子ども一人ひとりの欲求を満たしながら、保育者との信頼関係の中で安心して生活する。〈養護〉 2)豊かな環境の中で、指先や全身を動かし身近な物への興味や関心を持って遊び、五感を育む。 (遊び) 3)保育士や異年齢の友だちに、自分の意思や欲求を喃語や身振りで伝えたり真似をし、やりとりを 楽しむ。 (コミュニケーション) 4)歌(季節のうたやわらべうた)と楽器に触れ、興味や関心を持ち、楽しむ。(音楽) 5)身の回りの事に興味を持ち、自分でやってみようとする。(体験) 6)保護者、保育者、栄養士、看護師に見守られながら、いろいろな食材を味わい、喜んで食べる。 (食育) 2.日常生活の計画と実践・評価と改善の課題(高月齢) 1)子ども一人ひとりの欲求を満たしながら、保育者との信頼関係の中で安心して生活をする。 <養護> ①計画と実践 (ア)歩行が安定した子から、排泄の時には、便座に座り‘座って排泄すること’がどのようなこと なのかを伝えていった。まだ、排泄の間隔が定まっていないので、一日の中で、活動の節目に 排泄の時間を設けていった。 (イ)言葉の理解ができはじめ、言葉もオウム返しや単語を発することができるようになったので、 その言葉を聞き逃さないように受け止めたり表情や身振りでの要求も受け止め、子どもたちが 安心して過ごせるように心掛けていった。 (ウ)個々それぞれで遊ぶことが目立つが、その中で、一緒に遊んだり声を掛けていきながら、一対 一の関わりを持っていくようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)排泄の時間を嫌がったりすることもなかったので、時間になったら促していった。中には、便 座に座って排尿ができる子もいて、その時は、一緒に喜び次へと繋がっていくように促してい った。今後も、歩行が安定した子から便座に座ることを行っていく。 (イ)絵本の読み聞かせの時に出てくる動物の名前や繰り返しの言葉を真似たりする姿が見られる ようになったり、嫌なときは「いや」と言えるようになった子もいるので、言えた時には、た くさん褒めていく。又、子どもたちの表情や言葉をしっかりと受け止めていく。 (ウ)一人遊びに集中して遊んでいる時は、見守り、様子を見ながら保育者が側に行き、一緒に楽し みながら遊びの展開を促していくようにした。 2)豊かな環境の中で、指先や全身を動かし身近な物へ興味や関心を持って遊び、五感を育む。 (遊び) ①計画と実践 (ア)天気の良い日には、戸外へ出掛け、砂や遊具等で遊ぶようにした。又、寒い時は、保育室の裏 のデッキに出て、外の空気を感じられるようにし。又、室内では、クッションやマットを用い て運動遊び(鉄棒・うんてい・平均台渡りなど)を行い、体を動かすことを促していった。 2階のおひさま広場にも出掛けた。 ―97― (イ)制作内容を年間を通して、指先をしっかり使える内容にし、フィンガーペインティングや糊貼 りやシール貼り等を楽しんだ。 (ウ)コーナーを設置し、自分たちで好きな遊びを見つけて遊べる環境を整えた。 ②評価と改善の課題 (ア)初めて砂に触れる子は、始めは砂場や地面にも触れることに抵抗があったが、戸外へ出る機会 が多くなってくると徐々に慣れて遊ぶ姿が見られた。遊び方も初めは、砂場でじっとして砂を カップに入れたり出したりを楽しむ姿が多かったが、動きが活発になってくると総合遊具やそ のほかの遊具で遊ぶようになっていった。まだ、歩行が安定していない子も遊具に「はいはい」 でいくことがあったので、戸外での職員の配置をきちんと把握しておく必要があると感じた。 (イ)シール貼りを取り入れてみた。子どもたちには難しかったようだが、4月生まれの子は自分で 剥がして貼るという流れができていた。成長に合わせて、制作内容を考えてきたが、 “これは、 難しい” “これはできるかもしれない”という判断をしっかり行っていきながら今後も取り組 んでいく。 (ウ)コーナーの設置を行うことで、自分で好きな遊びを見つけて一人遊びに集中する姿がみられた。 洗濯ばさみをカップに入れてみたり、タッパーの中の布を引っ張ってみたりと遊び方を保育者 に教えてもらいながら遊べていた。しかし、準備した物が、月齢に合っていないおもちゃもあ ったので、今後作る玩具はその事を考えて作っていく。 『楽しい遊びの時間』 ―98― 3)保育者や異年齢の友だちに、自分の意志や要求を喃語や身振りで伝えたり真似をし、やりとり を楽しむ。 (コミュニケーション) ①計画と実践 (ア)子どもの表情や動きから、伝えようとしている内容を読み取り、気持ちを受容しながら、安 心して過ごせるよう声掛けを行った。 (イ)なかなか上手く相手に思いが伝わらないことから、噛みつきが見え始めた。そこで、噛み付 き等による怪我を防ぐことができるよう、ゆとりを持った広さや玩具の準備・配置などを工 夫していった。又、噛みつきが多い子には、保育者が側についたり、保護者の方にも話をし、 ご家庭でも気に留めて見て頂くようにした。 (ウ)友だちへの興味も見え始めたので、一人遊びから少しずつ友だちや保育者と一緒に遊ぶよう に促し、一緒に遊ぶことの楽しさを伝え、そこで、物の貸し借りの方法も伝えていった。 ②評価と改善の課題 (ア)友だちに興味や関心を持ち、喃語でのやり取りをしたり、友だちの後を追ってハイハイをす る姿があったので、今後も見守り関わりの援助を行っていく。 (イ)噛みつきに関しては、成長と共に違う子に見られる。噛みつく子もそうだが、噛みつかれや すい子の側にも保育者がつくようにした。又、言葉も少しずつ出てきているので、言葉で伝 えることも徐々に促していった。 (ウ)友だちの持っている物が欲しくて取ってしまい、そこから噛みつきが起きたりする。そこで、 身振りや言葉で、 「貸して」が出来るように保育者が一緒にやりとりを行うようにしていっ た。引き続き、対応を行い、少しずつ子どもたち同士でできるように促していく。 4)歌(季節の歌やわらべうた)と楽器に触れ、興味や関心を持ち、楽しむ。(音楽) ①計画と実践 (ア)童謡やわらべうた、手遊び歌を歌ったりしながら、音楽に触れる時間を作っていった。 (イ)合奏の時間には、使用する楽器だけでなく大太鼓や小太鼓、トライアングル等の他の楽器 を準備し、子どもたちに触ってもらったり音を聴いてもらったりする機会を設けた。 (ウ)自由遊びの際や保育室で過ごす時は、童謡などを流しながら、いつでも音楽を耳にする機会 を設けた。 ②評価と改善の課題 (ア)保育者を見ながら身振りや手振りの真似を楽しむ姿が見られた。今後も歌の時間を必ず設け ていく。 (イ)見たことのない楽器に戸惑い、泣いてしまう子もいたが、実際に触ったり鳴らしてみたりす ることで、怖くなくなり、積極的に楽器を触ったりする姿が見られた。今後もたうさんの楽 器に触れ、音を楽しむことで音楽への興味が大きくなるように促していく。 (ウ)音楽を流すことで、子どもたちにも自然と音楽が耳に馴染み、自然と体を動かす姿も見られ た。音量などに気を付けながら、今後も取り組んでいく。 5)身の回りのことに興味を持ち、自分でやってみようとする。(体験) ①計画と実践 (ア)気候の良い日に、近くの神社へ散歩に出掛け、園外での植物などに触れる機会を設けた。 ―99― (イ)裏のデッキでは落ち葉や生き物をじっと観察したり、触ったりと保育者も一緒に楽しむこと ができた。又、動きが活発になり、ボールを蹴ったり、投げたりができるようになった子も 増えたので、玩具の中に、ボールなどを準備していった。 ②評価と改善の課題 (ア)行事の雰囲気に触れ、今後も積極的に保育者と一緒に参加していく。 (イ)園外へ出掛けることで、子どもたちもいつもと違う 雰囲気に興奮している様子が伺えた。又、落ち葉等 にも興味を示し、自分から触ってみたりする姿もあ った。戸惑う様子もなかったので、今後も計画をし て実践していく。又、歩行も安定し、走るという動 きも見られるようになり、ボールやブロック等、様々 な玩具を用いて、掴む、投げるといった動きをする 遊びを子どもたちと一緒に行った。 (ウ)周りの子の遊びに参加をし、互いに笑顔を見せたり、後を追って動き回る姿が多くなった。 6)保護者、保育者、栄養士、看護師に見守られながら、いろいろな食材を味わい、喜んで食べる。 (食育) ①計画と実践 (ア) 完了食や普通食に移行すると、スプーンでの食事を行った。手掴みの子もいたが 「スプーンで食べようね」という声掛けを続けることで、スプーンでの食事ができる子が 増えた。又、正しい持ち方も同時に伝えていった。 (イ)アレルギー体質の子には、職員同士で毎日除去食の確認をし、最善の状態で食事を提供する ことを徹底した。 (ウ)“自分で食べる”という意欲が見えてきた子には、あまり 手を貸さずに見守るようにした。しかし、早食いやしっかり噛まずに飲み込む等の姿が見ら れる。又、普通食になったばかりの子や食事が上手く自分で食べれない子たちは、同じテー ブルに座るようにした。そこには、必ず保育者がつくようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)スプーンですくうことが難しい場合もあるので、その時は保育者が援助して食べられる ようにした。又、スプーンですくって食べれる子には、側について正しい持ち方を伝えて いきながら見守るようにしている。少しずつだが、スプーンの3点持ちができる子が増え ていっているので、ご家庭との連携を図り、フォークへの移行を来年度は、考えていく。 (イ)今後もひとり一人の育ちを見ながら食事の提供を行っていく。 (ウ)‘自分で食べたい’という意欲を大切にし、早食いや口に詰め込み過ぎる子の側について、ゆ っくり食べるように促していった。又、自分で食べることが上手くできない子たちを同じテー ブルに座ることで、子どもたちの様子がしっかりと見え、保育者もスムーズに対応ができた。 『延長保育時の夕食』 ―100― 3.行事及び特別企画の計画と実践・評価と改善の課題 (1)祖父母招待 1)祖父母の方々と楽しい時間を一緒に過ごし、人前で表現することを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)ステージで発表する歌や手遊びは、日頃から歌っているものを選曲した。そして、毎日の保育 の中で歌ったり、手遊びをして表現することを楽しんだ。 (イ)お名前呼びでも日々行っている時と同じように手を挙げて返事をする子やいつもは上手に返事 ができる子も、緊張からか保育者と一緒に手を挙げる子もいた。 (ウ)その日だけの様子だけではなく、日常の生活を写真を通して見て頂いた。 ②評価と改善の課題 (ア)本番では涙を流す子は少なく、和やかな雰囲気の中で進めることができた。 (イ)今後もひとり一人の育ちをきちんと伝えていく。 (ウ)今後も子どもたちの様子を写真などを通して、お知らせをして行く。 (2)フレンドリーコンサート 1)さまざまな楽器の音色やハーモニーを聴き親しむことで、感性を豊かにする。 2)大勢の人前で、歌や音を通して表現することを楽しむ。 3)異年齢で生活をして取り組むことで、思いやりや憧れの気持ちを育てる。 1)さまざまな楽器の音色やハーモニーを聴き親しむことで、感性を豊かにする。 ①計画と実践 (ア)日々の中で、歌を歌う時間を設けたり、自由時間に童謡などを流したり、様々な楽器に 触れる機会を設けていった。 ②評価と改善の課題 (ア)保育者が一緒に歌を歌ったり、楽器に触れる中で、身振りや手振りで表現をしたり、楽器 の音が鳴ることを楽しむ姿が見られた。 2)大勢の人の前で、歌や音を通して表現することを楽しむ。 ①計画と実践 (ア)当日と同じように、遊戯室のステージを使用したり、鏡に映る自分を見ながら練習を行う などを取り入れた。 ②評価と改善の課題 (ア)当日も涙を流す子が、殆どいなかった。多くの人に驚く様子は伺えたが、堂々と楽しそう に表現ができていた。遊戯会に向けての取り組みも早めに行い、子どもたちが無理なく楽 しんで参加できるようにする。 (3)遊戯会 1)子どもたちそれぞれが持っている力を発揮して、大勢の前で発表する態度を養う。 2)友だちと協力する中で、一つのことをやり遂げることに自信を持ち、次への意欲に繋げる。 3)日々の保育や子供の成長過程が見える内容を発表する。 ―101― 1)子どもたちそれぞれが持っている力を発揮して、大勢の前で発表する態度を養う。 ①計画と実践 (ア)早くから、課題曲を決めていたので、CDで流したり、毎日の保育の中や、保育者と一緒に 関わって遊ぶ中で踊ったり、歌ったりする機会を設けていった。 (イ)保育室に、テープを引きステージのように見立てて、練習を行った。又、今回は、遊戯室 でのリハーサルにもしっかりと参加し、人前で発表するという意識が持てたと思う。 ②評価と改善の課題 (ア)子どもたちによって関心を持つタイミングや、興味が持続する時間は異なるため、個々に合 わせて無理なく取り組んだ。 (イ)日頃の中で、ステージに見立てて、きちんと並んで遊戯を行うことで、子どもたちも“並ぶ” ということを覚えて披露する姿が見られた。又、リハーサルを通して、人前で披露すること への意識が、持てたと思う。今後もステージや遊戯室を使って、人前で発表する機会を練習 の時から設けていく。 2)友だちと協力する中で、一つのことをやり遂げることに自信を持ち、次への意欲に繋げる。 ①計画と実践 (ア)できていること、しようとしたことを十分に褒め、楽しみながら遊戯や歌が取り組める ようにした。 (イ)友だちや保育者が踊っていることに関心を持ち、踊りだす子もいた。「たのしいね」 「じょ うずだね」といった言葉がけを伝え続けることで、子どもたちの関心や意欲がでるよう にした。 ②評価と改善の課題 (ア)今後もできたこと、しようとする気持ちをしっかり受容していく。 (イ)子どもたちが楽しく、そして喜んで継続できるような声掛けをおこなっていく。 3)日々の保育や子どもの成長過程が見える内容を発表する。 ①計画と実践 (ア)日々の生活の中で保育者と一緒に曲を聴きながら、楽しく体を動かしていった。 ②評価と改善の課題 (ア)日々の生活の中で保育者を真似て手を動かしたり、体を揺らす等、興味を持って取り組む 姿が見られた。 4)異年齢で生活をして取り組むことで、思いやりや憧れの気持ちを育てる。 ①計画と実践 (ア)1歳児が、遊戯室で練習を行う際に、少人数ずつ見学したり、年上(以上児)の友だちが 練習を行っている様子を見学する機会を設けた。 ②評価と改善の課題 (ア)異年齢児が、練習をする姿に興味を持って見ている姿があったので、今回だけでなく、 遊戯会前にも見学へ行く機会を設けて、関心や興味が今後も続くようにしていく。 ―102― (4)クラス懇談 平成28年2月 ①計画と実践 (ア)子ども一人ひとりの欲求を満たしながら、保育者との信頼関係の中で安心した生活を 送ることができるように関わっていく事を伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)今後も、日々のお迎えの際や個人記録を通して、保護者へ子どもの様子を積極的に伝えて 行く。 ―103― 平成27年度 給食室保育活動 《定期保育活動》 ・誕生会 ※保護者自由参加 (4/17・5/22・6/26・7/24・8/21・9/29・10/23・11/13・12/4・1/22・2/13・3/4) ・給食の放送(毎日) ・・給食担当者、5 歳児 4月 5月 6月 (1)入園式 (2)入園おめでとうランチ (9,10)クッキング(3 歳児) しそ味噌おにぎり (15)そら豆皮むき (17)誕生会 (22,23)クッキング(4 歳児)お好み焼き (24、28)クッキング(5 歳児) 野菜蒸しパン (27)スナップエンドウすじとり(5 歳児) (2)こいのぼりランチ (8)保育参観1 (試食:コーンご飯) (9)保育参観2 (試食:筍のすまし汁) (12)お弁当の日 (22)誕生会 (23)スナップエンドウすじとり(異年齢) (25)そら豆のさやむき(異年齢) (6)運動会 (24,29,30)クッキング(異年齢グループ) パフェ、おにぎらず (26)誕生会 (23)田植え(5 歳児) 7月 8月 9月 (1)とうもろこしの皮むき(2 歳児) (8)枝豆皮むき(5 歳児) (14) 枝豆皮むき(3 歳児) (18)童謡まつり (21)カキ氷屋さん (24)誕生会 10月 (2) クッキング(4 歳児)きのこリゾット (7,14)新立山登山(4歳児)弁当 (8,15)許斐山登山(3 歳児)弁当 (9) 城山登山(5 歳児)弁当 (10)お月見コンサート (21)稲刈り(5 歳児) (23)誕生会 (28)お弁当の日 (31)ハロウィンランチ 1月 (16)おむすびの日 (19)味噌作り(3 歳児) (22)誕生会 (27)おでん屋さん (4,5)クッキング(5 歳児)カレー (6,10,11)クッキング(4 歳児) 夏野菜そうめん (20)とうもろこし皮むき(4 歳児) (21)誕生会 (25,26)クッキング(3 歳児) ブルーベリーホットケーキ,アメリカンドッグ 11月 (9)芋掘り (13)誕生会 (17)お弁当の日 (28)フレンドリーコンサート 2月 (3)節分ランチ (6)お遊戯会 (8,9)クッキング(1 歳児)おにぎり (10)鍋パーティー (15,17)クッキング(2 歳児)おにぎり (19)誕生会 (26)保育参観1 (試食:大豆の味噌汁) (27)保育参観2 (試食:肉団子スープ) ―104― (1)祖父母招待① (4)祖父母招待② (11,12)つきぐみキャンプ① (18,19)つきぐみキャンプ② (29)誕生会 12月 (2,7)クッキング(4 歳児)はんごう炊飯 (4)誕生会 (8~14)作品展(展示,試食) (16)もちつき大会 (25)クリスマス会(バイキング) クリスマスランチ 3月 (3)ひなまつりランチ (4)誕生会 (8,10)クッキング(3 歳児)お好み焼き (9)卒園おめでとうランチ (11)非常食の日 (16,17)クッキング(4 歳児)カレー (15)散歩(4 歳児) (17,23)許斐山登山(2 歳児)お弁当 「給食の活動計画・実践と評価」 1、年間給食目標 1)郷土料理、旬のものを取り入れた献立を提案する。 2)安心で安全な給食を提供する。 3)年齢に応じたクッキングを保育と連携をとって行っていく。 4)スプーン、フォーク、はしの正しい持ち方を伝える。 5)園内放送や一緒に食事をする中で正しいマナーを伝える。 6)乳児の発育状況に合った離乳食の進め方を行っていく。 2、給食計画・実践と評価・改善の課題 1)郷土料理、旬のものを取り入れた献立を提案する。 ①計画と実践 (ア) 郷土料理は事業計画通り、毎月2つを献立に取り入れた。 (イ) 季節の旬のものを積極的に取り入れることができた。 (ウ) 旬の食材の皮むきを子ども達と一緒に行うことで、子どもたちの食材への 興味関心をより深めることができた。 ②評価と改善の課題 (ア) 次年度も、事業計画通りに毎月2つずつ取り入れていく。 (イ) 旬の食材は積極的にバランス良く献立に取り入れていく。 (ウ) 次年度も今年度と同様に子どもたちが旬の食材に触れる機会を多く作り、食事中 の給食の放送で食材について伝えていく。 2)安心で安全な給食を提供する。 ①計画と実践 (ア) 国産の食材を提供することを心がけた。 (イ) 衛生マニュアルを作成し、こまめな手洗いや衛生管理を徹底した。 (ウ) 調理器具の使い分けを徹底して行った。 (エ) 除去カードや除去表を用いたり、調理・配膳時にお互いで声掛けを行い、 アレルギー除去食が確実に提供できるように努めた。 (オ) 検食の15分後に給食を提供することを、徹底して行った。 ②評価と実践の課題 (ア) 引き続き、原則として国産の食材を提供することを心掛ける。検品の際に、表示を見て 国産であることの確認を徹底する。 (イ) 手洗い・消毒等の衛生面に関して、調理従事者の意思を統一し、安全の管理を徹底す るようにする。 (ウ) 引き続き、調理器具の使い分けを徹底して行う。 ―105― (エ) 引き続き除去カード、除去表、朝礼、申し送りでの伝達によって、保育士と共通 理解を図る。また、調理・配膳時の声掛けの徹底を行う。特に、夕食、軽食は一 人で調理・配膳を行うので、一人任せにせず、給食室内でお互いに声を掛けなが ら提供していく。 (オ) 検食に関しての取り決めを、今後も徹底して行う。クッキングや園外活動の際の 検食も忘れないよう、徹底する。 3)年齢に応じたクッキングを保育と連携をとって行っていく。 ①計画と実践 (ア) 年間で3歳児 4 回、4歳児 6 回、5歳児 3 回ずつクッキングを行った。 1・2歳児は1回ずつ行った。 (イ) 保育士と事前に話し合いの場を持ち、季節感があり子どもたちの発達や興味に合わせ た内容のものや、キャンプに向けてのクッキングを行った。 ②評価と実践の課題 (ア) 年齢や回数を重ねるごとにクッキングの内容も考え、保育士と密に連携を取りながら より充実したクッキングを進めていく。 (イ) 各年齢それぞれが生活の中でどんな事に興味があるのかなどを毎月の給食保健会議 で話し合い、クッキングの内容により繁栄できるようにする。また、クッキング前日 までに子どもの興味関心を引き出すため、当日に繋がる保育での導入をしっかりと行う。 4)スプーン、フォーク、はしの正しい持ち方を伝える。 ①計画と実践 (ア) 園内放送や給食従事者が子どもたちと一緒に食事をするときに、正しい持ち方を 伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア) 次年度も園内放送や子どもと一緒に食事をするときに直接伝えるようにする。 また、保育者が正しいお手本となることで子どもたちの意識を向けることを 行っていく。保育室では遊びを通して個別に、はしの使い方に慣れて行く。 5)園内放送や一緒に食事をする中で正しいマナーを伝える。 ①計画と実践 (ア) 年間を通してつながりを考え、月ごとのマナーの目標を決め、毎日の給食の放送 や一緒に食事をする中で伝えた。 (イ) マナーの気になる子どもの横について職員が一緒に食べることで、その子どもが 落ち着いて食事をする姿がみられるようになった。 ②評価と改善の課題 (ア) 放送内容を工夫することで、より内容が伝わるよう考えていく。放送時の言葉遣いや 表現について常に意識する。 ―106― (イ) 今後も食事面で個別配慮が必要な子と一緒に食事をするようにしていく。 (ウ) 食事のマナーを繰り返し伝えていく事で、子どもたち同士で伝え合う姿も見られた。 6)乳児の発育状況に合った離乳食の進め方を行っていく。 ①計画と実践 (ア) 家庭で摂取した食材を確認し、園でも提供できることを徹底した。 (イ) 離乳食の食事介助を積極的に行った。 ②評価と改善の課題 (ア) 初めて摂取する食材は、アレルギー反応が出る可能性もあるため、まず家庭で食 べてもらうことを今後も徹底する。 (イ) 今後も食事介助を積極的に行い、一人一人の食べ方や特徴を知ることで、より個 別対応の充実をはかっていく。 入園・進級おめでとうランチ ポップコーン屋さん そらまめの皮むき 4歳児クッキング(お好み焼き) ―107― こいのぼりランチ 5歳児クッキング(カレー) 4歳児クッキング(夏野菜そうめん) おやつバイキング ―108― 中華バイキング かき氷屋さん 12月の誕生会 クリスマスバイキング ―109― 『5歳児へ 給食の先生からのお祝い膳』 ―110― 「一時預かり保育事業」 未満児 保育 日数 以上児 半日 勤務 形態 等 緊急・ 私的 一時 理由 的 等 全日 計 キャ ンセ ル 勤務 緊急・ 私的 形態 一時 理由 等 的 等 半日 計 キャ ンセ ル 勤務 形態 等 緊急・ 私的 一時 理由 的 等 全日 計 キャ ンセ ル 勤務 形態 等 緊急・ 私的 一時 理由 的 等 計 キャ ンセ ル 利用 キャン セル 新規 合計 合計 利用者 人数 人数 25 5 1 2 8 0 8 1 0 9 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17 0 9 23 9 0 0 9 0 4 0 5 9 0 0 1 0 1 0 0 0 o 0 0 19 0 8 26 1 0 2 3 0 2 2 3 7 0 2 27 0 29 1 0 0 0 0 0 39 1 2 26 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 10 0 10 0 6 0 0 6 0 17 0 4 26 1 0 1 2 0 1 0 1 2 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 5 0 0 23 0 0 1 1 0 0 1 3 4 0 1 2 0 3 0 2 0 0 2 0 10 0 5 26 0 0 0 0 0 0 2 0 2 0 0 5 0 5 0 1 21 0 22 0 29 0 7 23 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 3 0 12 20 0 32 0 35 0 2 24 1 0 0 1 0 0 0 2 2 0 0 0 0 0 0 15 20 0 35 0 38 0 3 23 1 0 1 2 0 2 1 1 4 0 0 0 0 0 0 14 18 0 32 0 38 0 5 24 2 0 5 7 0 0 0 3 3 9 0 0 0 0 0 0 4 0 4 0 14 0 2 26 6 0 2 8 0 9 0 4 13 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 21 0 7 295 26 1 14 41 0 26 7 23 56 9 6 45 0 51 1 51 83 0 134 0 282 0 54 年間別利用者数 年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 延 べ 利 用 人 数 543名 684名 900名 1128名 904名 平成21年度 1039名 平成26年度 330名 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 1455名 1341名 1542名 1020名 平成27年度 282名 ―111― 「たんぽぽ組(一時預かり保育)の活動計画・実践と評価・改善の課題」 1、 一時預かり保育の年間目標 1) 保護者のニーズ(※)を把握し、安心して利用できる環境作りを行う。 2) 一人ひとりの子どもの健康や生活状態を把握し、子どもが安心して楽しく過ごせるよう環境を整 える。 ※1、非定型的保育・・・・・保護者等の就労・職業訓練や就学等により、家庭での保育が断続的 に 困難となる児童のお預かり ※2、緊急保育・・・・・・・保護者等の疾患・入院・冠婚葬祭など、やむを得ない理由により、 緊急一時的に保護者が必要となる児童のお預かり ※3、リフレッシュ保育・・・育児に伴う保護者の身体的・心理的負担を解消するため、一時的に 児童のお預かり 2、 計画・実践と評価・改善の課題 1) 保育者のニーズを把握し、安心して利用できる環境作りを行う。 ① 計画と実践 (ア)利用者がいる時は、朝礼でその日の利用者の名前と利用時間を伝えた。また、事務室の職 員配置ボードにも毎日利用者の名前と利用時間がわかるマークを記入して、全職員がその 日の利用者を把握し受け入れを行った。 ※○→全日 △→午前中の半日 ▽→午後の半日 (イ)新規利用者がいる時は、除去や熱性けいれんの有無などや離乳食の進み具合などを朝礼簿 や職員会議で伝え、全職員で把握をした。 (ウ)里帰り出産による緊急保育と、保護者の身体的・心理的負担を解消するリフレッシュ保育 での利用が多かった。 ② 評価・改善の課題 (ア)緊急でも可能な限り受け入れをすることで、保護者のニーズに応じることができた。 (イ)保護者と担当やクラス担任が、面接時・登園時や降園時にコミュニケーションをとること で、保護者との信頼関係を築くことができた。 (ウ)乳児の入所園児が多くなり、職員配置の都合で一時預かり保育の利用ができない事があっ た。 2) 一人ひとりの子どもの健康や生活状態を把握し、子どもが安心して楽しく過ごせるよう環境を 整える。 ① 計画と実践 (ア)利用者は同年齢クラスの中で、年齢に合った保育活動を行った。 (イ)お帳面や登園時に保護者から健康状況や生活状況を確認した。 (ウ)以上児は、園児と一緒に園内だけではなく、園外保育活動にも参加した。 (エ)離乳食児は、面接や受け入れ時に、離乳食の進み具合を保護者から聞き、そのことを、 給食担当者とクラス担任にも伝え、一人ひとりに合わせた離乳食を提供した。 (オ)乳児は、毎朝検温を行った。 (キ)児童調査票・緊急時お迎え表を記入していただき、園児と同様に緊急時に的確な対応が 行えるようにした。 ―112― ② 評価と改善の課題 (ア) 未満児は、トイレトレーニングや衣服の着脱、食事のマナーなど基本的生活習慣を 園児と一緒に過ごすことで、自然に身につける環境となった。また、友だちや保育者 と関わる中で、言語面での成長や社会性を育む事ができた。 戸外での「ままごと」遊びの様子 ―113― 楽しい給食時間 平成27年度「健康・衛生」 《定期内容》 ・園内の感染症状況を保護者や職員へ知らせる。 (毎日) ・熱中症指数及び紫外線指数、花粉、PM2.5指数を掲示板にて保護者や職員へ知らせる。(毎日) ・爪やシラミチェック(毎週) ・身体計測(毎月1回) ・にこにこハウスワックスかけ(業者依頼)年間3回 4月 5月 6月 10 日(金) 全園児健康診断① 16 日(木) 身体計測① 24 日(金) ほけんだより発行 「頭じらみ、予防接種 について」 1 日(金) 裸足保育(10月末まで) 13 日(水) ほけんだより発行 「検診の案内、運動会に 向けて」 16 日(土) 布団クリーニング① 19、20 日(火、水)全園児尿検査① 19 日(火) 全園児ぎょう虫検査① 21 日(木) 身体計測② 29 日(金) 尿検査二次 15 日(月) ほけんだより発行 「歯科検診の案内と検診 結果の見方」 16、18 日(火、木)保健保育 「手洗い」 17,19 日(水、金) ブラッシング保育 (3,4,5 歳児) 17 日(水) 全園児歯科検診① 25 日(木) 身体計測③ 27 日(土) 布団クリーニング② 8月 9月 7月 4、11 日(土) ワックスがけ 7、10、11、25 日 AED 講習会 17、21(金、火) 保健保育 「熱中症」 23 日(木) ほけんだより発行 「夏風邪、プール遊びの 注意」 23 日(木) 身体計測④ 20 日(木) 身体計測⑤ 25 日(火) ほけんだより発行 「夏に流行する感染症に ついて、予防接種の呼 びかけ」 28 日(月) 29 日(火) 身体計測⑥ ほけんだより発行 「健康診断のお知らせ」 10月 11月 12月 マラソン開始 全園児健康診断② 4歳児健診 ワックスがけ、バルサン ほけんだより発行 「健診、検査のお知らせ、 インフルエンザワクチ ンの奨励」 22 日(木) 身体計測⑦ 臨時ほけんだよりの発行 「流行性耳下腺炎の流行の お知らせ」 24 日(土) 「水痘流行について」の ポスター掲示 27 日(火) 全園児ぎょう虫検査② 27、28 日(火、水) 全園児尿検査② 6 日(金) 尿検査二次 12 日(木) 身体計測⑧ 14 日(土) 布団クリーニング③ 18 日(水) 全園児歯科健診② 26 日(木) ほけんだより発行 「健診結果とインフルエンザワク チンについて」 3 日(木) 身体計測⑨ 9 日(火) 嘔吐下痢症対策開始 17・18 日(木・金) 健康保育③ 「風邪予防」 21 日(月) ワックスがけ 24 日(木) ほけんだより発行 「RSウイルス、感染性胃腸炎に ついて」 1月 2月 3月 14,15 日(木、金) りんご館見学 21 日(木) 身体計測⑩ 23 日(土) 布団クリーニング④ 25 日(月) ほけんだより発行 「感染症状況、インフルエンザ ウイルスについて」 8 日(月) 身体計測⑪ 24 日(水) ほけんだより発行 「感染症状況、スキンケア」 5 日(木) 身体計測⑫ 13 日(土) 布団クリーニング⑤ 11(金)、22(月)日健康保育④ 「うんちについて」 1 日(木) 1 日(木) 2 日(金) 3 日(土) 21 日(火) 27 日(金) ほけんだより発行 「感染症状況、総評」 ―114― 【健康・衛生の活動計画と実践・評価と改善の課題】 1、保健の年間目標 1)清潔で安全な環境を整え、感染の流行や事故を防ぐ。 2)健康観察により異常の早期発見に努め、適切な対応を行う。 3)子供に自分の体を知り、身を守るための健康教育を行っていく。 2、日常生活の計画・実施と評価・改善の課題 1)清潔で安全な環境を整え、感染症の流行や事故を防ぐ。 ①計画と実践 (ア)前年度より、引き続きシラミが流行していた。各クラスで同じ対応ができるように、改めて マニュアルを見直し、各担任への共通理解を促した。結果、早期終息を迎えた。 (イ)新人を対象に、嘔吐処理法の講習を行った。覚えやすいように、キーワード(ポイント)を、 明確にし、指導した。 (ウ)児童調査票より、予防接種状況を確認し、未接種者への摂取を促した。また、昨年度から水痘が、 来年度から、B 型肝炎が定期接種になる事をほけんだより等で知らせ、接種を促した。 ②評価・改善の課題 (ア)シラミ発生時直後、マニュアルをもとに再度、対応を統一したことが早期終息につながった。 今後もシラミ発生時に朝礼簿等で職員へ周知し、またマニュアルを確認し、早期対応を徹底して いくように努める。 (イ)嘔吐処理法は、比較的職員への周知徹底ができてきた。一般の流行期も当園では、感染拡大は、 見られなかった。 (ウ)接種を促したものの、必要性の理解が得られない、接種するための時間を作れない、園児の体調 が整わないなど、なかなか接種人数が増えない中、水痘、流行性耳下腺炎の大流行があった。 乳幼児の集団生活の中で、いかに予防接種の必要性をほけんだよりだけでなく、ポスター掲示や、 保育参観、地域支援の中で直接保護者や地域の方々に伝えていく。 2)健康観察により異常の早期発見に努め、適切な対応を行う ①計画と実践 (ア)全園児対象にした年2回の「健康診断」「歯科健診」「蟯虫検査」「尿検査」を実施した。虫歯治 療率が低いため、歯科検診結果の見方、乳歯の虫歯治療の重要性をほけんだよりや直接保護者に 伝えた。 (イ)既往歴(熱性けいれん、心疾患等)、健康状態の把握を行った。既往のある子の緊急時に迅速 な対応ができるように、 「緊急時連絡票」を作成した。 (ウ)ほけんだより、ポスター掲示等で感染症の流行を瞬時に保護者へ知らせた。 ②評価と改善の課題 (ア)健康診断全園児異常なし。 蟯虫検査、尿検査の陽性者共に駆虫、精密検査済異常なし。 歯科検診、春の虫歯有率 9%(前年度 12%)、秋の虫歯有率16%、歯の治療率が低いため、 乳歯の大切さをほけんだより等で保護者に、そして園児にも健康保育等で知らせていく。 昨年度より健診日に欠席の園児は保護者に直接各園医のもとで健診を受けて頂くようになり、 ほとんどの家庭が協力的だった。今後とも、この方法を決定して良いと結論できる。 ―115― (イ)今のところ、既往のある子の緊急事態は起きていないが、 「緊急時連絡票」作成をすることで、 既往のある子の病態や緊急時連絡先の確認、周知ができた。 (ウ)インフルエンザ発生を保護者へは、各クラスの出入口にポスターの掲示をし、早期に広く知らせ たことが有用であった。 3)子供に自分の体を知り、身を守るための健康教育を行っていく。 <健康保育> ①計画と実践 (ア)6月、手洗いについて。パネルで説明、手洗いの歌。 (イ)7月、熱中症について。クイズとパネルシアター。 (ウ)12月、風邪予防について。咳エチケット、パネルシアターと手洗いの歌。 (エ)3月、うんちについて。パネルを用いて説明、クイズ、粘土でうんち作り。 ②評価と改善の課題 (ア)2歳児から5歳児を対象に視覚からと歌を使うことで、手洗いを覚えてもらえた。 秋にも再度手洗いの指導を行う。継続できるよう、各手洗い場に手洗いの歌のイラストを設置。 (イ)日々の保育中、キャンプ、山登りの際も、園児自ら「熱中症」を予防しようという姿がみられた。 (ウ)春に引き続き手洗いの歌を取り入れることで習慣になっているかの確認ができた。 流行期に向け予防への意識を高めることができた。 (エ)嘔吐下痢症の流行期であり、理想的なうんちの形が「バナナ型」であることが、粘土で実際に作 成することにより、具体的なイメージを持つことができていた。2歳児から5歳児に紙芝居でわ かりやすく伝えた。 3、行事及び特別企画の計画・実践と評価・改善の課題 <運動会・登山・田植え・稲刈り・生き物調査・キャンプ> ①計画と実践 (ア)運動会、キャンプで熱中症やけがの予防に努める。 (イ)けがや、体調不良等の早期発見に努める。 ②評価と改善の課題 (ア)運動会では「イオンサプライ飲料」を準備したが、天候が涼しかった為、熱中症の心配はなかっ た。キャンプでは水分補給、 「イオンサプライ飲料」を午前、午後1回摂取した。 夜、男児に原因不明の全身性の蕁麻疹が見られ病院受診した。重大なけがは無かった。 スズメバチが各地で大量発生しており懸念されたが、 「蜂とり」のペットボトルが有効であった。 次年度も継続する。 ―116― (イ)今年は、看護師の同行は少なかったが、会議や出発前に担任と注意点を確認するなどに務めた。 他園外活動で大きなけがや体調を崩す園児はいなかった。 <童謡まつり・遠足・遊戯会・フレンドリーコンサート> ①計画と実践 (ア)移動がある行事で引率する際は、事故とけがの予防に努める。 (イ)会場の環境整備と救急セット、嘔吐処理セットの設置。 (ウ)インフルエンザ流行期の患児、兄弟児の隔離。 ②評価と改善の課題 (ア)転倒し、小さな擦り傷のけがはあったものの、事故や大きなけがはなかった。 (イ)感染症の流行期と重なる時期もあり、会場のトイレに石鹸やヒビスコールを設置し、感染予防に 努めた。フレンドリーコンサートではインフルエンザの流行期と重なり保健室を設置、2名の利 用があった。予防と感染拡大については時期と行事ごとに検討していく。 <地域支援> ①計画と実践 (ア)主に流行している病気について、家庭でできる病気の時の対処法、予防接種についての話をした。 ②評価と改善の課題 (ア)流行している病気についての関心が高く、予防接種についての質問が多かった。引き続き、 感染症流行期には、専門的知識も踏まえながら、早期の注意喚起をしていく。 <四歳児健診> ①計画と実践 (ア)保護者、園医、担任、宗像市発達支援センター、看護師と連携を図り、異常の早期発見に努める。 ②評価と改善の課題 (ア)事前に保護者からの問診と園での様子などから、スムーズに健診を行うことができた。 ―117― 「災害・緊急時訓練」 《定期訓練》 ・避難消火訓練(毎月1回) ・不審者訓練(毎月1回) 4月 (15)不審者訓練 (20)避難・消火訓練 7月 (4)水害訓練① (10)不審者訓練 (15)避難・消火訓練 10月 (20)避難・消火訓練 (22)水害訓練② (29)不審者訓練 1月 (14)避難・消火訓練 (16)地震訓練③ (20)緊急時訓練⑤(0歳児) (29)不審者訓練 5月(消防署より指導) 5月 6月 (11)不審者訓練 (9)緊急時訓練①(1歳児) (13)避難・消火訓練(消防署来園) (15)不審者訓練 (19)地震訓練① (16)避難・消火訓練 8月 (7)避難・消火訓練 (11)不審者訓練 (29)緊急時訓練②(2歳児) 11月 (18)避難・消火訓練 (24)不審者訓練 (26)緊急時訓練③(3歳児) 2月 (12)避難・消火訓練 (18)緊急時訓練⑥(5歳児) (19)不審者訓練 9月 (2)地震訓練② (15)避難・消火訓練 (30)不審者訓練 12月 (11)緊急時訓練④(4歳児) (15)避難・消火訓練 (22)不審者訓練 3月 (16)不審者訓練 (19)地震訓練④ (28)避難・消火訓練 「災害・緊急時訓練の活動計画と実践・評価改善の課題」 1.年間保育目標 1)非常時でも常に冷静に対応し、子どもの安全を第一に考え、的確に避難する。 2.1)非常時でも常に冷静に対応し、子どもの安全を第一に考え、的確に避難する。 ①計画と実践 (ア)新任職員は上級救命講習を受講した。 (イ)緊急時訓練はクラスごとに継続して実施した。その際にベビーアンを使用し心肺蘇生法 の確認を行った。 (ウ)防災自主点検を毎週土曜日に担当者が行い緊急時に備えた。 (エ)宗像警察署より不審者対応指導を依頼し、刺又の使用方法や護身術の指導を受けた。 (オ)年間訓練計画の作成まで至っていない。 ②評価と改善の課題 (ア)緊急時に迅速な対応ができる力を一人ひとりが今後も身につけて行く。 (イ)宗像警察署より不審者対応指導を職員対象として今年度も行う。 (ウ)年間訓練計画を基に災害訓練を行って行く。 ―118― 【リスクマネジメント】 リスクマネジメント会議内容 ※毎月 前月の怪我報告・訓練反省 4月 5月 6月 (20) (21) (22) ・園内の危険箇所チェック ・4月の怪我報告書より ・5月の怪我報告書より ・運動会(戸外遊びも含む)に向けて ・人数把握の仕方について ・4月の怪我のまとめより ・不審者対応について について ・通用門立ちについて ・訓練について ・避難経路についての検討 ・怪我のデータについて ・プール活動マニュアルについて 7月 8月 9月 (28) (19) (30) ・6月の怪我報告書より ・7月の怪我報告書より ・8月の怪我報告書より ・熱中症予防について各クラスの対 ・プール活動について ・プール活動においての各クラスの 応及び水分補給 反省より ・プール活動での確認事項 ・通用門について 10月 11月 12月 (20) (13) (24) ・9月の怪我報告書より ・10月の怪我報告書より ・11月の怪我報告書より ・通用門立ちについて ・嘔吐下痢症について ・各クラスの感染症予防への取り ・薬依頼書の改定について 組みについて 1月 2月 3月 (22) (19) (18) ・12月の怪我報告書より ・1月の怪我報告書より ・2月の怪我報告書より ・足の怪我の件より ・今年度のリスクマネジメント ・来年度の取り組みについて 会議への評価・反省について ・ヒヤリハット報告書について ―119― 「リスクマネジメント 活動計画・実践と評価・改善の課題」 1. 年間目標 1)日常の安全管理を徹底する。 2)災害の備えと避難訓練を徹底する。 3)事故防止マニュアルの整備を徹底し、事故防止に努める。 5)危機管理を徹底する。 2.計画の実践・実践と評価・改善の課題 1)日常の安全管理を徹底する。 ①計画と実践 (ア)早出・遅出保育の職員配置の検討を行う。 (イ)怪我が起きた際に、現場検証及び改善を行う。 (ウ)毎月リスクマネジメント会議を行う。 ②評価と改善の課題 (ア)職員配置を見直す(主に早出勤務時)ことで噛みつきや引っかきなどの怪我が減少した。また保育 の見直しを行う事で、怪我の減少へと繋げることができた。 (イ)毎月の会議の中で前月の怪我報告書を基にクラスでの対応及び保育の評価・改善を促した。 (ウ)毎月会議を行うことで、安全への意思統一ができた。また職員会議で報告をする事により 全職員への周知徹底となった。 2)災害の備えと避難訓練を徹底する。 ①計画と実践 (ア)訓練(地震・避難消火・水害・不審者・緊急時)を行うことで、災害や緊急時への対応方法(職員の 動き、子どもの安全確保)について考えた。 (イ)訓練を計画する時にその月の企画者だけでなく、前月の企画者と一緒に訓練を考え、前回の反省を 踏まえた計画を行う。 (ウ)災害時への備えとして、毎週土曜日に消防自主点検を行い、消火器の位置や避難経路の確認など を行った。 ②評価と改善の課題 (ア)訓練を行うことで、災害時における職員の動き、子どもの安全確保等の確認ができた。定期的に訓 練を行うことで反省を次の訓練に活かし、改善していくことができた。 (イ)訓練のための訓練となっていることがあった。企画担当者は、実際の災害時を想定し計画を立てて いく。 (ウ)消防自主点検を行うことで、緊急時への設備を整える事ができた。 3)事故防止マニュアルの整備を徹底する。 ①計画と実践 (ア)毎月の怪我の集計(時間、場所、怪我の内容)を行い、会議に資料として配布をする。 また、過去の怪我データを元に、検討を行う事で、怪我の減少へつなげていくようにする。 (イ)ヒヤリ・ハット報告書を職員に配布し、記入後回収したものを記録・分析する。 ―120― ②評価と改善の課題 (ア)毎月の怪我を細かく集計することにより、怪我が起きる人的環境・物的環境の傾向を見出すことが でき、怪我への対応方法へと繋げていった。 各クラスによっての怪我の傾向を見出すことで、怪我の減少へと繋げていった。 (イ)ヒヤリ・ハット報告書は、記入があまりできておらず、職員に浸透していなかった。 来年度に向けて報告書を簡素化し、記入しやすいように改定を行う。 4)危機管理を徹底する。 ①計画と実践 (ア)リスクマネジメント会議の内容を、職員会議で職員全体に共有して行った。 (イ)園内の遊具や玩具の点検等を点検簿を基にチェックし、管理を行った。 ②評価と改善の課題 (ア)会議での決定事項を職員に伝達することで、意識を統一することができた。 (イ)園内の遊具や玩具の点検等の点検簿を見直し、今後も継続して管理を行っていく。 ―121― 「地域支援活動事業」 1.ママとキッズの年間目標 1) 親子の触れ合い・遊びの楽しさや大切さを伝える。 2) 季節感のある保育や家庭では体験できない保育の提供をする。 ≪事業内容≫ママとキッズのなかよしクラブ(7月~3月) 平成27年度実績分 ひまわりニュース発行(平成27年12月・平成28年4月) 4月 5月 6月 7月 8月 9月 31日(金)晴れ おまつりごっこ 参加数:23組 新規家族23組 (大人24人・子ども32人) 7日(金)くもり みずあそび 参加数:16組 新規家族12組 (大人16人・子ども15人) 10月 11月 12月 2月 3月 16日(金)晴れ クラス参観 参加数:21組 新規家族15組 (大人22人・子ども26人) 1月 18日(金)雨 キーホルダー作り 参加数:6組 新規家族4組 (大人6人・子ども8人) 2、計画・実践と評価・改善の課題 1) 親子の触れ合い・遊びの楽しさや大切さを伝える。 ① 計画・実践 (ア)上記の内容を計画し実践を行った。 (イ)毎回アンケートを実施し、必要に応じて次回改善を行った。 7月 ② 評価・改善の課題 おまつりごっこ (ア)お楽しみ保育(特におまつりごっこ・みずあそび)は、 親子で楽しまれていた。 (イ)引き続き、親子で楽しめる内容を計画・実践を行う。 2) 季節感のある保育や、家庭では体験できない保育の提供をする。 ① 計画・実践 (ア)上記の内容を計画し実践を行った。 (イ)毎回アンケートを実施し、必要に応じて次回改善を行った。 ② 評価・改善の課題 8月 みずあそび (ア)「大人も子どもも楽しめました」というご意見を多数いただいた。 (イ)参加人数の多い内容(夏まつり・プール遊びなど)に関しては、次年度も計画を検討する。 (ウ)園児の手伝いも好評だったので、今後もクラス担任と話し合い行っていく。 ―122― 「地域支援活動事業」 1.育児講座の年間目標 1) 保護者の子育て力の向上・子育ての不安や悩みを解決できる場所の提供をする。 《事業内容》育児講座 8月 平成27年度実績分 ひまわりニュース発行(平成27年12月・平成28年4月) 4月 5月 6月 7月 8月 8月 8月1日(土) 於:カウンセラー室 「子育てカウンセリング」 広島国際大学 人間環境学部 臨床心理学科 心理学博士 教授 海塚 敏郎先生 参加数:保護者2人 職員2組 8月28日(金)晴れ 於:遊戯室 「乳幼児期の家庭保育で 大切にしたいこと」 神戸大学 准教授 北野 幸子先生 参加数:17組 (大人18人・子ど17人) 新規家族17組 10月 11月 12月 1月 2月 3月 ※ 育児講座の託児を実施、その際にはあかまっこ応援団や保育マイスターの参加あり。 (2名) 2、計画・実践と評価・改善の課題 1)保護者の子育て力の向上・子育ての不安や悩みを解決できる場所の提供を する。 ①計画・実践 (ア)上記の内容を計画し実践を行った。 (イ)毎回アンケートを実施し、必要に応じて次回改善を行った。 講座中の様子 ②評価・改善の課題 (ア)講座後に個別に質問をされている参加者が多く、子育ての 不安や悩みが解消できていたようで、笑顔で会場を出て 行かれていた。 アンケートの内容 ・習い事をたくさんさせようと思っていましたが考えが改まりました。 子どもの気持ちを大切にします。 ・出来ないことにイライラする事も多く、責める言葉を発したり していました。今日の講座で少し優しい気持ちになれそうです。 ―123― 託児室での様子 「地域支援活動事業」 1、リフレッシュタイムの年間目標 1)保護者が子どもから離れ、少しだけ自分の時間を持つことでリフレッシュできる時間と場所の提供をする。 《事業内容》リフレッシュタイム~楽しい癒しのひとときを~ 平成27年度実績分 (5月~2月) ひまわりニュース発行(平成27年12月・平成28年4月) 4月 5月 6月 21日(木)晴れ 於:あんずぐみ 「クラフトかご作り」 赤間保育園 保育士 参加数:3組 新規家族3組 (大人3人・子ども2人) 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1日(火)晴れ 於:遊戯室 「クリスマスリース作り」 赤間保育園 保育士 参加数:11組 新規家族11組 (大人11人・子ども14人) 1月 2月 3月 12日(金)曇り 於:遊戯室 「ひな人形作り」 赤間保育園 保育士 参加数:6組 新規家族2組 (大人6人・子ども7人) ※リフレッシュタイムの託児を実施、その際にはあかまっこ応援団や保育マイスターの参加あり。 (1名) 2、計画・実践と評価・改善の課題 1)保護者が子どもから離れ、少しだけ自分の時間を持つことでリフレッシュできる時間・場所の提供をする。 ①計画・実践 (ア)上記の内容を計画し実践を行った。 (イ)毎回アンケートを実施し、必要に応じて次回改善を行った。 ②評価・改善の課題 (ア)参加者がとてもリフレッシュして参加され、話がはずみ笑顔も多く見られた。 (イ)アンケートに「園児の歌も感動しました」というご意見があったので、引き続き行っていく。 (ウ)ティータイムでの手作りクッキーやケーキは、とても好評であった。 クラフトかご作り クリスマスリース作り ―124― ひな人形作り 「地域支援活動事業」 1、 園開放の年間目標 1) 子育ての不安や悩みを語り合える子育ての仲間作りができる場所の提供をする。 2) 安心・安全で遊べる施設(プレイルームや園庭など)や遊具を提供する。 ≪事業内容≫園開放(4月~9月) 平成27年度実績分 ひまわりニュース発行(平成27年10月・平成28年4月) 4月 5月 6月 24日(金)晴れ 於:遊戯室・園庭 エプロンシアター「はらぺこあおむし」 歌「おはながわらった」 「てをたたきましょう」 人形芝居「おにぎりくんの歯みがき」 看護師から保健の話:「春の病気」 参加数:10組 新規家族10組 (大人11人・子ども11人) 7月 8月 9月 24日(木)晴れ 於:遊戯室・園庭 歌「とんぼのめがね」 「おおきなくりのきのしたで」 大型絵本「どうぞのいす」 合奏「山の音楽家」 「手をたたきましょう」 看護師から保健の話:「」 参加数:11組 新規家族10組 (大人11人・子ども14人) 10月 11月 12月 1月 2月 3月 2、計画・実践と評価・改善の課題 1) 子育ての不安や悩みを語り合える子育ての仲間作りができる場所の提供をする。 ① 計画・実践 (ア)上記の内容を計画し実践を行った。 (イ)毎回アンケートを実施し、必要に応じて次回改善を行った。 ② 評価と改善の課題 (ア)プレイルームや園庭で、参加者同士が関わる姿が多く見られた。 (イ)参加者の輪に入れない親子に対しては声をかけたり、参加者同士のコミュニケーションが 取れるように仲立ちを行う。 2) 安心・安全で遊べる施設(プレイルームや園庭など)や遊具を提供する。 ① 計画・実践 (ア)上記の内容を計画し実践を行った。また毎回アンケートを実施し、必要に応じて次回改善を 行った。 (イ)プレイルームには、乳幼児用の遊具や乳児用の布団を用意し、園庭遊具点検は、早出職員が 行った。 ② 評価・改善の課題 (ア)アンケートの中に「用意してほしい遊具」の記入があった時には、次に用意できるか検討する。 (イ)室内用遊具は日光消毒や殺菌庫の使用を毎回行い、衛生面に気を付けていく。 (ウ)水疱瘡の園児(乳児)が多かった時は、開始前に参加者に状況をお知らせした上で行った。 また、乳児室には入らないようにお願いをした。(病気拡大防止の為) 『親子で楽しく室内遊び』 ―125― 『お楽しみ保育』 「地域支援活動事業」 1.井戸端サロンの年間目標 1)子育てについて保護者同士情報交換や悩みや不安を語り合える場の提供をする。 2)託児を行い、子育てをする保護者の心のリフレッシュを行える時間の提供を行う。 《事業内容》井戸端サロン(6月~11月) 平成27年度実績分 4月 ひまわりニュース発行(平成27年12月・平成28年4月) 5月 6月 19日(金) 晴れ 参加数:4組 新規家族4組 (大人4人・子ども4人) 7月 10月 8月 9月 11月 12月 20日(金) 曇り 参加数:4組 新規家族3組 (大人4人・子ども5人) 1月 2月 3月 2、計画・実践と評価・改善の課題 1)子育てについて保護者同士情報交換や悩みや不安を語り合える場の提供をする。 ①計画・実践 (ア)上記の内容を計画し実践を行った。また、毎回アンケートを実施し、必要に応じて次回改善を行う。 ②評価・改善の課題 (ア) 「保育園の先生・他のお母さんのお話を同時に聞くことができて良かった」という参加者の声が 多かった。 (イ) 「もっとたくさんやってほしい」というご意見が多かったので、今後検討を行う。 2)託児を行い、子育てをする保護者の心のリフレッシュを行える時間の提供を行う。 ①計画・実践 (ア)上記の内容を計画し実践を行った。また、毎回アンケートを実施し、必要に応じて次回改善を行う。 ②評価・改善の課題 (ア)途中から託児を利用されていた方が、子どもから離れて自分のことを話され、表情が明るくなって きた。 (イ)参加者同士でうちとけ、その後連絡先の交換をされていた。 『参加者でわらべうた遊び』 ―126― 『参加者に紹介して読んだ絵本』 「おかあさんだいすきだよ」 「地域支援活動事業」 1.おひさまランチの年間目標 1)食べることの楽しさや大切さを知らせる。 2)旬の食材や行事食を味わったり、乳幼児期の食事の特徴を伝える。 《事業内容》おひさまランチ(5月~3月の毎月) 大人:ひとり300円、お子様:ひとり250円 平成27年度実績分 ひまわりニュース発行(平成27年12月・平成28年4月) 4月 5月 6月 2日(土) 「こいのぼりランチ」 ホットドッグ・チーズオムレツ・豆乳 スープ・ブロッコリー・オレンジ 参加数:3組 新規家族3組 (大人3人・子ども3人・離乳食0人) 7月 8月 9月 7日(火) 「たなばたランチ」 ~バイキング~ しらすの梅風味ごはん・枝豆ごはん・ 鶏肉のみぞれがけ・鯵のカレーフライ たなばたサラダ・オクラのすまし汁・ とうもろこし・大葉・メロン・ オレンジ 参加数:10組 新規家族10組 (大人11人・子ども9人・離乳食1 人) 10月 11月 31日(火) 「ハロウィンランチ」 しらすの梅風味ごはん・枝豆ごはん・ 鶏肉のみぞれがけ・鯵のカレーフライ たなばたサラダ・オクラのすまし汁・ とうもろこし・大葉・メロン・ オレンジ 参加数:5組 新規家族組5 (大人6人・子ども6人・離乳食1 12月 25日(金) 「クリスマスランチ」 ~バイキング~ しらすの梅風味ごはん・枝豆ごはん・ 鶏肉のみぞれがけ・鯵のカレーフライ たなばたサラダ・オクラのすまし汁・ とうもろこし・大葉・メロン・ オレンジ 参加数:10組 新規家族10組 人) (大人11人・子ども9人・離乳食1人) 1月 2月 3月 3日(水) 「おにさんランチ」 おにさんライス・から揚げ・和風パス タ・花麩のすまし汁・いちご 参加数:4組 新規家族4組 3日(木) 「ひなまつりランチ」 ひな人形おにぎり・鮭の青のりパン粉 焼き・カラフルサラダ・菜の花のすま し汁・いちご 参加数:9組 新規家族6組 (大人4人・子ども5人・離乳食1人) (大人9人・子ども8人・離乳食1人) 2、計画・実践と評価・改善の課題 1)食べることの楽しさや大切さを知らせる。 ①計画・実践 (ア)上記の内容を計画し実践を行った。また、毎回アンケートを実施し、必要に応じて次回改善を 行った。 (イ)食べることの楽しさや大切さは、ランチタイム前の保育や食育で伝えた。 ②評価・改善の課題 (ア)ランチタイム前に行った「食」に関して行った担当保育士の保育や給食担当の食育は、親子で 楽しまれていた。 (イ)参加者同士が話しながら楽しい雰囲気の中で食事が進んでいた。 2)旬の食材や行事食を味わったり、乳幼児期の食事の特徴を伝える。 ①計画・実践 (ア)上記の内容を計画し実践を行った。また、毎回アンケートを実施し、必要に応じて次回改善を 行った。 ―127― (イ)給食担当職員が、毎回食事前にメニュー(旬の食材や特徴)について伝えたり、野菜の皮やさや むきの体験を実際に行った。 ②評価・改善の課題 (ア)給食担当職員が話す旬の食材やメニューについて、参加者は興味関心を持って聞いていた。 (イ) 「食」についての質問をされる方がいる為、必ずランチルームに給食担当職員がいて、すぐに 対応できるようにした。 (ウ)食事前後の挨拶や食事のマナーについても、今後も引き続き行っていく。 『楽しいランチタイム』 『七夕ランチ』 『ハロウィンランチ』 『とうもろこしの皮むき』 『ひなまつりランチ』 【参加者のアンケート内容】 ・とてもおいしい給食でした。子どももおいしそうに完食していました。 ・月齢に応じた食べさせ方や、食べる時の環境作りなどアドバイスしてもらえたら嬉しいです。 ・ゆっくり子どもと食事ができて、気分転換になりました。 ・薄味で美味しかったです。 ・ランチの開始時間がもう少し早いと助かります。 (昼寝の時間を考えて) ―128― 「自主事業」(世代間交流) 《事業内容》 4月 5月 (9)新1年生同窓会 (12)ライフステイむなかた慰問 (4歳児①) (21)リフレッシュタイム託児 7月 (14)ライフステイむなかた慰問 (4歳児②) (15)いきいき出前コンサート (宗像市) (25)小学生デイキャンプ 10月 (8)許斐山登山(3歳児①②) (21)稲刈り (24)城山庵慰問(3歳児) 1月 (18・19・26・27) 赤間小5年生と5歳児の交流 6月 (6)大運動会 (23)田植え 8月 (28)育児講座託児 9月 (16)ライフステイむなかた慰問 (3歳児①) 11月 12月 (4)ライフステイむなかた慰問 (3歳児②) (15)こうよう祭参加(4歳児) (28)フレンドリーコンサート (1)リフレッシュタイム託児 (3)緑風園慰問(5歳児) (8~14)作品展(地域の方の作品 展示、来園) (26)小学生もちつき大会 (保育マイスター・参加) 2月 3月 (6)遊戯会 (9)ライフステイむなかた慰問 (2歳児①) (12)リフレッシュタイム託児 (22)あかま宿まつり (職員・保育マイスター参加) 「自主事業(世代間交流)の活動計画と実践・評価と改善の課題」 1.年間目標 1)地域社会との連携を図り、子どもの健やかな環境づくりを行う。 2)世代を超えた人々との触れ合いの中で、豊かな心を育む。 2.1)地域社会との連携を図り、子どもの健やかな環境づくりを行う。 ①計画と実践 (ア)地域の行事等に参加し、地域の方と交流を深めた。 (イ)あかまっこ応援団、保育マイスターの方に保育活動や行事に参加して頂き、サポート の協力を頂いた。 ②評価と改善の課題 (ア)今後も継続的に地域行事に参加し、交流を深めて行く。 (イ)地域の方々へ保育園の活動をお知らせし、ボランティアの呼びかけを行っていく。 2)世代を超えた人々との触れ合いの中で、豊かな心を育む。 ①計画と実践 (ア)2歳児~5歳児までの慰問を年間計画に組み入れ、定期的に行った。 ―129― ②評価と改善の課題 (ア)年間を通して慰問を継続的に組み入れることで、より交流が深まった。 今後もふれあう場面を取り入れるなどの交流内容を工夫し、継続していく。 『お月見コンサート』 ―130― 「保育士派遣事業の活動」 4月 5月 6月 7月 8月 9月 8日(木)13:00~14:30 ・魚釣り遊び ・シュレッダープール遊び 担当:保育士3名 9日(水)13:00~14:30 ・運動会ごっこ 担当:保育士3名 【主な活動内容】 体操: 「はとぽっぽ体操」 運動会ごっこ ①かけっこ ②玉入れ ③ダンス ④パラバルーン ⑤にんげんっていいな ⑥メダル渡し ⑥エプロンシアター 「はらぺこあおむし」 ダンス:「リトルバード」 【主な活動内容】 体操: 「はとぽっぽ体操」 触れ合い遊び: 「東京都日本橋」 「ゆらゆらボート」 活動: 「魚作り」 「魚釣り遊び」 「シュレッダープール作り」 10月 11月 12月 11日(水)第二赤間保育園担当 1月 2月 13日(水)第二赤間保育園担当 ―131― 3月 「保育士派遣事業の活動計画・実践と評価・改善の課題」 《事業内容》 南郷会館 親子教室(年4回) 担当保育士:赤間保育園 保育士3名 2回担当 第二赤間保育園 2回担当 1.年間保育目標 1)親子での親睦を深め、遊びを楽しむ。 2)様々な親子と関わるきっかけを作ろう。 1)親子での親睦を深め遊びを楽しむ。 ①計画と実践 (ア) 親子が触れ合える遊びを計画する。 (イ) 家庭ではなかなか行えない遊び(触れ合い遊び・制作遊び・運動会ごっこ等)を提供した。 (ウ)季節にあった遊びを行うことで、親子で楽しむ姿が見られていた。 ②評価・改善の課題 (ア)触れ合い遊びを親子で楽しむことができていた。 (イ)親子だけでなく、参加者同士での関わりも見られた。家庭ではなかなか遊べない遊びを 行う事で喜ばれていた。 (ウ)季節ならではの遊びを取り入れることで、親子で楽しんで遊ぶ姿が見られた。 2)様々な親子と関わるきっかけを作る。 ①計画と実践 (ア)子どもや保護者に積極的に声を掛けて、活動をより楽しめるように促す。 (イ)触れ合い遊びを取り入れることで、子どもと保護者が家庭でも楽しめるようにする。 (ウ)活動の中で、保護者と子どもたちの触れ合いが持てるようにゆったりとした環境で行う。 (エ)ボランティアの方にも積極的に活動に参加して頂く。 ②評価・改善の課題 (ア)家庭では体験しにくい遊びを取り入れることで、楽しめたという声が多かった。 (イ)ゆったりとした環境の中で、親子がより一層関係を深められるような触れ合い遊びを行った ので、喜ばれていた。 (ウ)運動会ごっこでは、普段体を動かす事がなかったので、遊びこむことができてよかったという 声が多くあがっていた。 ―132― 「職員研修」 《 福岡県保育協会・その他関係 》 4月 5月 (19)上級救命救急講習(7 名) 宗像市消防本部 6月 (1)県給食研修会(2 名)福岡市 (3~4 日) 保育推進中央研修会(2 名) 東京都自由民主会館 (9)県乳児研修(2 名)福岡市 (24~26)保育を高める全国研修大会 (2 名)石川県 (25)宗像小児科医会学術講演会(2 名) 宗像地区医療センター (25~26 日)県新任保育士研修(4 名) 宗像市グローバルアリーナ 7月 8月 9月 (15~17 日)九州保育三団体研究大会 (4 名)佐賀県 (8)お母さんとお父さんの楽しい 子育てセミナー(5 名) 宗像地区医療センター (25)保育士・看護師等研修会(2 名) 福岡市 10月 11月 (6~7 日)日本保育協会女性部中央 研修会(5 名)東京都 (10)新任キャリアアップサポート セミナー(2 名)春日市 (20)生ごみリサイクル元気野菜作り 研修会(2 名)宗像市 (23)社会福祉大会(4 名)春日市 12月 (1~2 日)福岡県所(園)長研修会 (2 名)福岡市 (11)保育所等におけるアレルギー疾患 講習会(1 名)福岡市 (16~17 日) 保育推進中央研修会(1 名) 東京都自由民主会館 (26)「第九」 コンサートむなかた 2015 (15 名)宗像ユリックス 1月 2月 (9)読売日本交響楽団シンフォニー ニューイヤーコンサート 2016 (10 名)宗像ユリックス (27)県保育所(園)職員総合研修大会 (7 名)福岡市 (11)北九州マリンバオーケストラ RIMコンサート(9 名)北九州市 (22~25 日)保育所・認定こども園 リーダートップセミナー(1 名) 東京都 3月 「職員研修及び委員会計画と実践・評価と改善の課題」 1.年間目標 1)保育者の資質の向上を図る。 2.1)保育者の資質の向上を図る。 ①計画と実践 (ア)園長・主任で研修内容を確認し、より専門性を磨くための研修とする。 (イ)研修報告は職員会議や研修報告書を通して職員へ伝えた。 ②評価と改善の課題 (ア)全国の研修会等に参加し、今後の社会情勢を踏まえ、保育園の役割を職員が理解し考える きっかけとなった。 (イ)次年度もそれぞれの役割の中で自己研鑽を重ね、専門性を高めて行く。 (ウ)今後も研修報告を職員会議・研修レポート回覧などで伝え、職員間で共有していく。 ―133― 「園内公開保育」 4月 5月 6月 29日(月)2歳児もも組 「ごっこ遊びを楽しむ」 7月 8月 9月 22日(水)2歳児もも組 「感触遊び」 12日(水)1歳児さくらんぼ組 14日(月)1歳児さくらんぼ組 「歌の発表の練習、指先遊び」 「芋ほりごっこ遊び」 28日(火)5歳児つき組 「命の大切さについて」 19日(水)2歳児もも組半数 「わらべうた遊び」 10月 28日(月)5歳児つき組 「人の話を聞くについて」 11月 1日(木)2歳児もも組 9日(月)0歳児低月齢 「集団のわらべうた遊び」 さくらんぼ組 「食事場面、合奏の練習」 19日(月)2歳児もも組 「リズム遊び」 12月 7日(月)3歳児ゆき組半数 「運動遊び」 14日(月)4歳児ほし組 「集団遊び」 26日(月)0歳児高月齢 さくらんぼ組 「合奏の練習、指先遊び」 1月 2月 3月 「園内公開保育実践・評価と改善の課題」 1.年間目標 1)保育者の保育の資質向上を図る。 2.1)保育者の資質の向上を図る。 ①計画と実践 (ア)職員が自主的に公開保育を希望し、日程を決め赤間福祉会の理事の方々や各クラスの 主担任が参観する。 (イ)毎回、公開保育終了後、当事者の振り返りまた参観した各職員よりそれぞれの視点から 意見を発表する。 ②評価と改善の課題 (ア)園内公開保育を行った保育者は自分の保育を色々な方に客観的に見て頂き、貴重な意見、 感想やアドバイスを聞くことで今後の保育の専門性を高めるチャンスとなった。 (イ)公開保育を実践した保育者だけでなく、他の職員にも良い刺激となった。 (ウ)チーム保育を通して、職員間の連携、子どもへの接し方、衛生面、安全面などを見直す機会 となった。 (エ)今後は公開保育をきちんと記録(写真・ビデオ)として残し、今後の保育へ繋げていく。 (オ)次年度も継続して園内公開保育を行っていく。 ―134― 『園内公開保育』 『5歳児 命の大切さについて』 『0歳児 絵本の読み聞かせ 他』 『4歳児 集団遊び』 『2歳児 『公開保育の振り返り』 ―135― わらべうた(集団』) 「職員研修及び委員会」 《宗像・福津地区保育協会》 4月 (8) (16) (22) (28) 5月 常任委員会(福津市役所) 広報部会(西海保) 理事会(宗像市役所) 総会(ふくとぴあ)5名 (13) わらべうた研修未満児向け (玄海風の子保)3名 (16) 応急処置研修(宗像看護専門学 校)2名 (20) わらべうた研修以上児向け (野ばら保)2名 (29) 研究委員会(ふくとぴあ) (29) 広報部会(西海保)参加なし 7月 6月 (3) 発達支援委員会(メイトム) (10) 科学遊び(真愛保)3名 (13) 福岡地区保育士会研修会 (志免町)1名 (17) 体育遊び(いろどり真愛保)2名 (17) 給食委員会(ふくとぴあ)2名 8月 (8) 楽器遊び(津屋崎保)1名 (22) カウンセリング研修 (福津市図書館)2名 (29) 園長部会(宗像市役所) (5) 主任委員会(福津市図書館)2名 (10) 発達支援委員会(のぞみ園) (19) 研究委員会(メイトム) (29) 総合研修(ふくとぴあ)16名 10月 11月 (6) 給食委員会(赤間西コミュニティ) 1名 (14) 絵本研修(西海保)参加なし (21) 発達支援委員会(福津市役所) (28) 自然研修(野ばら第二保)1名 (29) 理事会(宗像市役所) (4) 常任委員会(福津市役所) (7) 福岡地方保育事業研修大会 (古賀市)6名 (12) 研究委員会(ふくとぴあ) (19) 広報部会(南)西海保 1月 2月 (13) 研究委員会(メイトム) (20) 発達支援委員会(福津市役所) (27) 常任委員会(福津市役所) 9月 (8) 給食委員会(メイトム)3名 12月 3月 (18) 広報部会(西海保)参加なし (19) 理事会(宗像市役所) 「職員研修及び委員会計画と実践・評価と改善の課題」 1.年間目標 1)保育者の資質の向上を図る。 2.1)保育者の自己改革と資質の向上を図る。 ①計画と実践 (ア)各自で希望研修内容を確認し、より専門性を磨くために研修に参加した。 (イ)職員配置に支障をきたさないようにし、なるべく多くの職員が研修に参加した。 ②評価と改善の課題 (ア)次年度も継続して保育実践の研修は即、保育へ活かせる内容なので他の職員にも園内研修 として報告していく。 そしてチーム保育として実践に繋げていく。 (イ)ほとんどの職員が加入をし、自ら学ぶ姿勢がみられ研修への参加も意欲的であった。 ―136― 「職員研修」 《行政主催》 4月 5月 6月 (23) 保育所・幼稚園・小学校連絡会 (野ばら保育園公開保育) 1名 7月 8月 9月 (2) 保育所保育士・幼稚園教員研修 会①(1 名)東郷小学校 (6) 同和研修(福津市中央公民館) 1名 (31)食中毒予防講習会(宗像遠賀保 健課福祉環境事務所総合庁舎)2名 (24) 発達支援に関する研修会 (宗像市役所)6名 10月 11月 12月 1月 2月 3月 (20) 宗像地区人権・同和教育実践 交流会(宗像市ユリックス)1名 (17・24) 発達支援コーディネーター 研修①②(各 1 名) (28) 保育所・幼稚園・小学校連絡会 (福岡教育大付属幼稚園公開保育) 1名 「職員研修計画と実践・評価と改善の課題」 1.年間目標 1)保育者の資質の向上を図る。 2.1)保育者の資質の向上を図る。 ①計画と実践 (ア)行政と連携を持ち、より良い子どもの育ちを知るための研修に参加し、共通理解ができた。 (イ)職員が交替で参加できるようにした。 ②評価と改善の課題 (ア)それぞれの役割の中で自己研鑽を重ね、専門性を高めて行く。 ―137― 「職員研修」 《園内研修》 4月 5月 6月 (9) 「児童虐待防止研修会」 ~子どもと保護者の笑顔あふれる 保育園をめざして~ 大脇 満先生 (15)「対話」で磨く日常保育の質 ~気軽に、面倒臭がらず、思いやり をもって~ 那須 信樹先生 7月 (6) 硬筆指導① 萱野 8月 葉子先生 9月 (3) 硬筆指導② 萱野 葉子先生 (17・18・24・31) ピアノレッスン① 伊豆 千栄美先生 (7) 硬筆指導③ 萱野 葉子先生 (7・8・14・15) ピアノレッスン② 伊豆 千栄美先生 (10・17) 声楽指導 佐伯 洋子先生 (27) 「職員の同僚性を育む工夫」 北野 幸子先生 10月 11月 (5・6・13・14) ピアノレッスン③ 伊豆 千栄美先生 (19) 硬筆指導④ 萱野 葉子先生 (9) 硬筆指導⑤ 萱野 12月 葉子先生 (17) 「幼児の自己有用感を高める ために」 ~お手伝い体験のすすめ~ 横山 正幸先生 1月 2月 (19) 硬筆指導④ 萱野 葉子先生 (18・19・26) ピアノレッスン⑤ 伊豆 千栄美先生 (9・29) ピアノレッスン⑤と発表 伊豆 千栄美先生 (19) 硬筆指導④ 萱野 (7・8・21・22) ピアノレッスン④ 伊豆 千栄美先生 3月 (22)人権研修 (宗像市役所) 有川高一郎先生 ※平成 28 年度赤間福祉会新任職員も 参加 葉子先生 「職員園内研修計画と実践・評価と改善の課題」 1.年間目標 1)保育者の資質の向上を図る。 2.1)保育者の資質の向上を図る。 ①計画と実践 (ア)職員の継続的な研修と専門的な研修を行った。 (イ)硬筆の指導を受け、丁寧な文字を心掛けて行く。 ②評価と改善の課題 (ア)年度の初めに研修を受けることで、より良い保育の実践へつなぐことができた。 (イ)職員が継続して行うことで、保育実践へつなぐことができた。 (ウ)ピアノレッスンを継続して受け、保育内容の充実を図ることができた。 ―138― 『児童虐待防止研修会』 『職員によるピアノの発表会』 ―139―