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ロンドンの地下を横断するクロスレール・プロジェクトは計画の半ばが完成
ロンドンの地下を横断するクロスレール・プロジェクトは計画の半ばが完成 原題:Crossrail passes halfway mark ●著者・所属:Dan Harvey ●誌名:MRI: Metro Report International Vol.28 No.2(2014-6) p32-35 ●言語:英語 ●原文中図:8 ●表:0 軌道・構造物 トンネルの総延長が 42km に及ぶロンドン市 街地下を横断するクロスレール・プロジェクト は、2008 年 12 月 に Canary Wharf で の 建 設 か ら始まり、2019 年 12 月にサービス開始の予定 であ る。2014 年 5 月 初 め に は 約 34km が完成 し、Limmo Peninsula か ら Victoria Dock 区 間 は 2015 年初に完成予定で、他の工事区間も順 調に進められている。トンネル工事には区間 毎に Ellie、Ada、Phyllis などと呼ばれる 8 種の トンネル掘削機が投入されている。これら工 事とともに Canary Wharf では、ショッピング センターとレストランが入る新駅の建設も進 められている。クロスレール中央区間の開業 は 2018 年に予定されており、駅等の開発費は クロスレール路線の南東支線の終端となる Abbey Wood には新駅が建設中である 出典 MRI: Metro Report International Royal Borough of Greenwich 等から 5,400 万ポ ンドの融資が見込まれ、切符売り場等を含む 駅コンコースの建設には極力、プレハブ材の 使用による経費削減努力が払われている。路 線は 25kV50Hz 電化で、CBTC(無線列車制御 システム)が備えられており、車両はボンバル ディア社の 9 両編成電車列車が予定されてい る。このプロジェクトはヒースロー空港への 利便性向上も大きな目的のひとつであり、完 成後の幅広い効果が期待されている。 クロスレール路線の地下トンネル工事現場 出典 MRI: Metro Report International World Railway Technology 2014.10 18