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「各園の実践報告」~保育園

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「各園の実践報告」~保育園
34
日常生活や遊びを通した,バランスのとれた体作り
(
取
組
の
ポ
イ
ン
ひかり隣保館保育園
)
ト
・分析シートを使いどのような運動能力が優れているのか,または劣っているのかを知る。
・日常生活や遊びの中で劣っていた部分を補っていく。
園
で
の
取
組
事
例
・運動能力テストでは,ほぼ柏市の平均を上回っているひかり隣保館保育園ですが,遊び
の中で経験する,基本的な動きに偏りがみられたことから,各クラスの日常生活や,運
動遊びの中で運動の仕方を考え,取り入れていくことにした。
<2歳児
すもう>
<0 歳児
マット遊び>
<4歳
転がしドッチボール>
押す,引く,踏ん張るなど,
マットの下に跳び箱を入れて作
転がす,捕る,よける,跳ぶ等,
全身を使った遊び。
った小山。0 歳児に適した体を
様々な動きを使った遊び。
使った全身遊び。
<幼児組
雑巾かけ>
<1 歳
ハイハイ>
転んでも上手に手が出
ずに,口腔内や,鼻を傷つ
けてしまう子ども達…。
乳児期の頃からハイハイ
はしっかり手を広げる事,
腰は下がらない様に背中
は真っ直ぐに…を心がけ
保育室は自分達で掃除・・・
長いテラスを,あえてハイハイで
しっかりと体幹を鍛えて
雑巾を絞る力,蹴る力,押す
通ります。腕,肩,腰の筋力をつ
いけるようにしている。
力,腕の力をつける。
ける。
【
留意点
】
・分析シートを利用することで,日常行っている遊びや,生活の中での様々な動きを見ることが
でき,分かり易かった。職員間で,動きを補える遊びを考えた。体が育っていないのに無理をす
ると逆に怪我をしてしまうので,個人の発達や,運動能力を第一に考え取り組むようにした。
35
様々な遊びを通して,体を動かす楽しさと達成感を味わう
(
取
組
の
ポ
イ
ン
おお田保育園
)
ト
〇遊びや生活の中で,体を使って遊ぶ楽しさが味わえる環境を設定する。
〇友達からの刺激を受けながら,興味・関心を広げ,自信へと繋げる。
園
で
の
取
組
事
例
<朝の体操>
「1日の始まり!」
跳んだり,しゃがんだり,腕を
伸ばしたり。全身を使って体を
目覚めさせる。
<巧技台あそび>
巧技台の組み合わせや
高さを変えて挑戦する意
欲を高めることで,より
運動面の発達を促した。
<園外での活動>
近隣の自然の中で遊ぶ。子どもから自然と遊びが始
まり,土手の斜面を走ることで体のバランス感覚が
育まれ,木のぼりで腕の力が養われる。また,友達
の様子を見て「ぼくもやってみたい」と挑戦し,で
きた時の喜びと達成感を味わう。
<すもう大会>
クラスごとにトーナメント表を作成し,子
どもたちの興味・関心を高めた。力だけでは
なく,腰を低くして足を踏ん張ったり,腕の
力で相手をひねって転がすなど,自然と体の
使い方を覚え,取り組めた。
【 留意点 】
〇園外へは,保育者の配慮事項や時間配分などの計画を立て,積極的に自然に触れる機
会を設けた。
〇友達や保育者と一緒に遊び,共感することで,体を動かす楽しさや他者から認められ
る経験をし,自信へとつなげていく。
36
「できたね」「おもしろいね」を共感しあって
~継続して見えてきたもの~
(
取
組
の
ポ
イ
ン
花の井保育園
)
ト
・行事を通しての取組みを積み重ね,バルーンの取組みが園児全体に浸透していることに気づく。
・体全身を使うこと,同じ目的で一つになることを体験させる。
・バルーンを通して,コミュニケーションが広がる。
園
で
の
取
組
事
例
開園当初から,4・5歳児が運動会に向けてバルーンに取組み,
今年で13年目。当初は,バルーンのコツをつかむのに時間がか
かった。毎年続けていくうちに,3・4年前から初めて取組む様
子に変化が見られる。バルーンの持ち方,振り方が練習初期の段
階で,力強くなっていた。これは,小さな頃から,4・5歳児の
バルーンの取組みの様子を見た経験や少しの時間だが,一緒に楽
しむ経験が積み重なった成果と言えるのではないかと職員間で
考察した。
改めて,バルーンの取組みの良さと,子ども達がどのように
育ちあうのかを話し合った。動きの中に「にぎる」「ふりあげ
る」「もぐりこむ」「身体を丸める」「あわせる」等,普段の遊
びの中で不足している動きがたくさん詰まっていることに気
づく。また,技ができた時の喜びを共感し,同じ目的を持って,
年齢を問わず体を動かし楽しむことや運動機能に限らず,互い
を意識して取組むことで生まれる,心の育ち・言葉の育ちが期
待できると実感した。
今年度の運動会を終えて,園庭では0歳児~5歳児までが保育士と一緒に運動会で使用した曲に合わせ
て,バルーンで活発に遊んでいる。3・4・5歳児が膨らませたバルーンに抱きかかえられた0歳児・ト
コトコ歩く1歳児・興味津々な2歳児が笑顔でもぐりこむ様子を,3・4・5歳児が微笑ましく見守った
姿に,改めてバルーンの良さを実感している。これからは,子ども達の体の育ちを意識した動きを職員一
同研究しあい,保育に取り入れていく。取組みの中で生まれた子どもの変化に応じた言葉がけを行い,一
年を通して,よりよい子どもの育ちに向けて続けていく。
【 留意点 】
・バルーンの子ども達への導入は「触れる」から始める。
・子ども達が「楽しい」「おもしろい」という気持ちを持ち続けられるように取組む。
・園全体の取組みとして,0・1・2歳児でも興味を持てるような働きかけをする。
37
空間と環境を巧みに,運動遊びを日常に
(
取
組
の
ポ
イ
ン
柏保育園
)
ト
・園庭のない限られたスペースの中でも,子ども達が全身を使ってワクワク・楽しく遊べ
るようにする。
・身近な素材と準備が簡易的なものを考える。
園
で
の
取
組
事
ペットボトル倒し遊び
例
梅雨時期の室内遊びが増える 6 月に多く取り入
れた遊び。「立てる」,「倒す」という簡単なルール
なので 1 歳児から遊べる。2 歳児からは,チーム戦
にすることで勝ち負けの感情と,協力することの楽
しさに繋がる。
大小のペットボトルを用意し,視覚的にも楽しめ
るように色水を 3 分の 2 程度入れる。倒すチーム
と,立てるチームに分かれてゲームスタート。初め
は,子どもと保育者のチームに分かれて行うと,ル
ールが理解しやすい。
階段滑り台
園舎の中にある20段の階段の下から,10段ほ
どにマットを敷き,広く長い滑り台を設定。普段昇
り降りにしか使用することのない階段も少し視点を
変えて,一つのアイテムを加えることで,公園にも
ない,ワクワクする遊具に早変わりした。
急で長い斜面の滑り台にちょっとしたスリルも味
わえ,
「キャー」と楽しむ声も聞こえた。順番待ちを
しながら友達が楽しむ様子を見守り,その楽しさを
共感する姿も微笑ましかった。
【 留意点 】
◎体を動かすのが苦手な子どもでも,楽しんで参加している友達につられて自然と輪の
中に入っていきやすいような遊びを考案する。
○ペットボトル倒しは,一つのボトルに集中してしまわないよう,ある程度の数を用意
する。
○階段滑り台は,滑り下りるだけでなく,登る動作も取り入れることで様々な運動発達
に繋げていけるようにする。
38
おもしろそうだからやってみよう
(
取
組
の
ポ
イ
ン
あいみ保育園
)
ト
・健やかな身体の成長が,豊かな心を育む
・いろいろな遊びを通した身体作り
・主体性を育てる集団遊びを通し,一人ひとりの育ちを受けとめ,自分を肯定できるよう
にする
園
で
の
取
組
事
例
○日常行っている遊びの分析から見えてきたことはリズム,遊戯,体操はいろいろな
動きがバランスよく取り入れられている。そして腕の力が弱いのでは?ということ
から,いつも行っているリズムあそびの中に腕の力だけで進む「でんでんむし」の
動きを取り入れてみた。
♪でんでんむしむしかたつむり~の歌に合わせてゆっくり進むよ♪
○腕の力が必要な雲梯,登り棒がどのくらい出来るのか調べる中で,子ども達
が興味を示し,新しい遊びを発見!苦手意識も改善された。
【 留意点 】
・いろいろな経験が積み重ねられるよう,遊びに変化や工夫をする。
・目的を持って取り組む中で,満足感や達成感が味わえるよう援助し,次の意欲に
繋げる。
・保育士が遊具,用具を毎日点検。子ども達に遊具,用具の正しい使い方を話し,
楽しく・安全な遊び方をいっしょに学ぶ。
39
『やってみたい』を育てる(物的,人的)環境づくり
(
取
組
の
ポ
イ
ン
巻石堂さくら保育園
)
ト
・遊びたいと思った時に,すぐに遊べる環境づくり。
・いろいろな体の動きを楽しみ,その中から好きなことや得意なことをみつけ,自信をつ
けていく。
園
で
の
取
組
事
例
《保育室にはいつでも運動が出来るコーナーを常設》
2歳児の保育室には,ボルダリ
ングを設置している。送迎時に
は,親子で楽しんでいる姿も見
られる。
巧技台を使い,自分たちで工夫
しながら独自のアスレチックを
作っている。
園舎には登り棒代わりにロープが設置
され,友だちと交代で支えたり登ったり
《体育指導》
している。
月2回の体育指導は新しい運動にふれる機会になる。
ゲームやリレー,巧技台,縄,マット,ボールを使った運動等を通し,
様々なバリエーションの動きを体験する。
楽しい雰囲気の中で“できた!”という喜びを味わい,
“またやりた
い!”という気持ちを育てる。
体育指導での体験を日常の遊びに
つなげ,自主的に取り組んでいる。
【 留意点 】
・体育指導では,子どもの興味や目的に合わせたグルーピングをして少人数で行う。
少人数で行うことで,取り組みの差がある子に対し丁寧に関わることができる。
・子どもが,自主的に取り組む中でも,まわりを見る力(どんな状況なのか。危険は
ないか。)も同時に育てていく。
40
楽しいからがんばる!
(
取
組
の
ポ
イ
ン
みなみ高柳保育園
)
ト
○体力作りのため,戸外で遊ぶ時間をたくさん確保する。
○遊具が好きな子とそうでない子の差があるので,みんながやってみようと思えるように
気持ちを引き出す。
園
で
の
取
組
事
例
集団遊び
<ドロケイ>
<中当て>
○走る,投げる,キャッチするなどの基礎的な動きのある遊びを行い,みんなで楽しみながら運動
しようとする意欲を育てる。
○ルールのある遊びを通して社会性を身につける。
遊具
<できたねカード>
<うんてい>
<なわとび>
○遊具に対して意欲的な子とそうでない子がいるので,目標を明確にして達成できたらシールを貼
るというカードを用意する。
○友達同士,教え合ったり出来るようになったりしたことを,一緒に喜び,楽しみながら達成感を
味わっていた。
【
留意点
】
○
時々,みんなの中で一人ひとりの取組みの様子を知らせ,頑張りを評価する。
○
「楽しい」という気持ちを大事にし,無理強いはしない。
○ 怪我をしないように,保育士がそばで見守る。
41
意欲的に楽しく動こう!
(
取
組
の
ポ
イ
ン
吉野沢保育園
)
ト
・運動が苦手な子も運動遊びを通して「楽しい」「もっとやりたい」と思えるような
環境作り
・全身を思いっきり使った運動遊びの楽しさを味わう
園
で
の
取
組
事
例
◎ケンケンパ遊び
・ケンケンパ遊びは,足腰を使いながら楽しく遊べる。
・リズム的要素も取り入れられる。(あんたがったどこさの歌を歌いケンケンする)
・ゲーム的要素を入れ,年長と一緒に競争すると年中児の意欲が増し,勝ちたい気持ちが
芽生える。
・ケンケンでなく両足で移動をする遊びもあるので,乳児でも参加できる。
★ケンケンパ
★マスを使用した物
★ケンケンのみ
★円を使用した物
【 留意点 】
・遊びの様子を見て,設定の難易度を変える。
(片足ケンケンを長くする,途中でカーブを入れる,丸同士の間隔を空ける等)
・戸外だけでなく,場所を変えても行える。
(ホールや室内では,フラフープやビニールテープを使用する等)
・3歳児以下の子どもは,4・5歳児と手をつなぎ,一緒に遊びに参加できるようにし
異年齢の子どもと関りを増やす。
42
楽しみながら身につける3つの力と運動機能訓練
(
取
組
の
ポ
イ
ン
柏さかさい保育園
)
ト
○「見せる・見る・聞く・さわる・やってみる・つづける」の連続性を持って生きる力を身につける。
○遊びの時間を多くとり,運動機能・自由な発想を促し心身ともに発達を見守る。
○ひとり・みんなを協調しながら目標に向かっていく過程を仲間と共有し心と体の成長を育む。
園
で
の
取
組
事
例
☆がんばること(体の力)・つづけること(学ぶ力)・がまんすること(心の力)
毎日のマラソン・雑巾がけ・自由遊びの中で子どもたちが日々の生活
を楽しみ遊びながら知らないうちにこの3つの力がついている。
☆専門知識のある指導者による体操指導
昨年度からの音楽リズムあそびに加え,外部の指導者を依頼し,専門知
識をもとに指導を受けることで,日々の生活では得られない非日常的動
作の中から脳神経・運動神経の発達を身につけている。
子ども達も毎回楽しみにしており,積極的に参加している。
☆子ども達の自由な発想を引き出す
身体を動かしながら考えることで子ども達の自由な発想を引き出す。
自由な発想が出来るということは日々の生活が充実していることにつながる。
【 留意点 】
○子ども一人ひとりの興味・関心・好奇心・意欲・意志・できない(失敗体験)
・できた
(成功体験)を考え,目標達成するまでの心と体の成長を見守りながら,工夫し働き
かける。
○遊びの固定概念を持たず,子どもの自由な発想の中で楽しめるよう環境づくりや言葉
かけを行う。
○一人ひとりと向き合い,賞賛や抱きしめ言葉の機会を多くとり,認められることの喜
びを伝え,意欲と意志を引き出す。
43
日常保育の中で,楽しみながら体幹を鍛える
(
取
組
の
ポ
イ
ン
とばり保育園
)
ト
就学前になっても集中して座っていたり,まっすぐ立っていることが出来なかっ
たりする子が多いので,0才児から,体幹が鍛えられるような遊びを保育の中に取
り入れていく。
園
で
の
取
組
事
例
<0才児>マット遊びを取り入
れ,登ったり降りたりして体を
動かすことを覚える。
<3才児>両足跳びや,ケンケンパ
を遊びの中に取り入れ,体のバラン
スがとれるようにする。
<1 才児>日常的に体操を行い,音
楽に合わせて楽しく跳んだりはね
たりして体を動かす。
<4才児>意識的に遠出の散歩に
出掛けて,体力と共に体幹を鍛えて
いく。
<2才児>リズム遊びを取り入れ,
ピアノに合わせて体を動かし,バラ
ンスをとる事を覚える。
<5才児>なわとびがんばり表を
使い,目標を持ちながら意識的にな
わとび遊びを取り入れるようにす
る。
44
しなやかな心と体づくり( ロールマット )
(
取
組
の
ポ
イ
ン
西口保育園
)
ト
・心と体の緊張をほぐし,楽しく過ごす
・見て触れて子どもの健康状態を把握する(顔色・皮膚の状態・全身の状態)
園
で
の
取
組
事
例
乳児・前転(0・1才はマットの上で緊張をほぐす・前転は2才頃から行う)
・子どもをマットの丸み ・大人が腰に手を添えて左右 ・マットに体が沿うよう
にゆらす
にしながら前転させる
に沿うように乗せる
・マットに乗ったら視診と ・もう1人は背中から腕の方 ・頭・首が突っ張らない
へ向けてマッサージをしな
ように頭を支える
マッサージを行う
がら緊張をほぐす
(2才頃から)
(♪金魚のひるね)
・前転後,大人の両手指を握
り,自分の力で立つように
する
・両足が浮かないように大人が
軽く押さえる
幼児・後転(幼児は前転と後転の両方を行う)
・1人でマットに上る
・視診・マッサージ
・前向きに上り,マットの上
やり方は乳児の場合と同じ
であお向けになる
・マットに上る時,足指でマッ
トを蹴るようにして上る
・できない場合は援助する
・マットに沿いながら自分 ・両足をそろえたまま,
静かに後転する
で身体をずらしマットに
最後まで肘・膝を伸ばす
手のひらをつける
・足の親指を立てることを
ことを意識して行う
意識する
・バランスを崩さないよう
・肘・膝を曲げない
静かに起きあがる
【 留意点 】
・年齢や身体の状態を考慮しながら危険のないよう行う。
・歌・会話・スキンシップ等で楽しい雰囲気をつくりながら行う。
・体のバランス(左右対称)を意識して援助する。
45
がんばること・つづけること・がまんすること
(社会福祉法人
取
組
の
ポ
イ
ン
童心会
柏中央保育園
ト
○楽しみながら全身を使って運動遊びを行う。
○仲間と刺激し合いながら運動能力を身につける。
園
で
の
取
組
事
例
<音楽遊び>
ピアノのテンポに合わせ,1 つ 1 つ動作の確認をしていく。年長児がお手本となり下の学年に
スムーズに動きを伝えていく。(かえる・あひる・めだか・汽車・とんぼ・ハイハイ 等)
<体育指導>
専門的な知識を持った指導者の指導を受ける。
(月 2 回)
(マット運動・跳び箱・平均台・鉄棒
等)
<賞賛カード>
全園児が持つカード。日々の生活の中でできるようになったら
認定証や賞状がもらえる。また朝会の時間に表彰式を行い,
みんなで賞賛し,子ども達のやる気・自信につなげる。
【 留意点 】
<音楽遊び>
・音楽に合わせて,身体をしなやかに動かす。
・五感を刺激し柔軟性・リズム感を養い感性を豊かにする。
<体育指導>
・はじめから「できない」ではなく,子ども達が「挑戦したい!」という向上心を持て
るようにする。そして保育士も子ども達と一緒になって盛り上げていき,身体を動か
すことの楽しさを伝えていく。
)
46
大好き
築山!!
(
取
組
の
ポ
イ
ン
自然の恵み(築山)を
園
で
の
取
組
事
0 歳児
ヴィヴァン保育園
)
ト
からだ全体で味わい健全な心身の発達を図る。
例
5 歳児
2 歳児の足型
発達段階を踏まえ運動用具を
毎日の雑巾がけで体感を鍛
自分の身体がどれだけ運動
組み合わせ,自分の身体を
え,自分たちの遊び・生活の
したか,目で見てわかるよ
しっかり支える手(腕)を!
場を輝かせる。
うに足型とり。
築山のかけ昇り降りで
0ちゃんだって築山に
バランス感覚を。
チャレンジ!こわごわ
雨上がりは,すべるすべる。
からたくましさへ。
築山のふもと1周!
五感をフルに活用
【
留意点
】
☆ 四季を通して築山で遊び,暑い・寒い・吹く風・樹木の芽吹き等の実体験で何かを
得る。
☆ 遊びの保障を十分にし,怪我・事故の安全面への配慮を怠たらない。
47
全身運動を継続して心肺機能を高める
(
取
組
の
ポ
イ
ン
咲保育園
)
ト
○なわとびを跳べる喜びを味わう
○継続できる喜びを体感させる
園
で
の
取
組
事
例
戸外遊びの時はいつでもなわとび
が出来るように,全員分持ち運ぶ
ことにより,
「先生,なわとびやってもいい?」
「なわとびやりたーい!」
と自然に身近な活動となる。
止まって跳ぶことか
ら走りながらの駆け
足とびになる!
今後の取組み(課題)
☆縄跳びを使った遊びのバリエーションを保育士の中で共有し,
楽しい遊び,意欲へつなげて行く。
☆今以上に身近な活動になるような工夫を行っていく。
3歳児なわとびに触れることから行う。
4・5 歳児体操指導,自由遊びの中から取り組んでいく。
(子ども達のやりたい!気持ち大切にして取り組む)
保護者ともなわとびの取組みについて日々の活動を伝え,
苦手な子どもの取組みへ協力を依頼する。
遠足広場を使い,なわとびを行える
ような時間を持つことで楽しむ。
【 留意点 】
・自分から戸外遊びの際に自由に行えるように,縄跳びを常に園庭へ全員分を持ち運ぶ。
・限られた時間とスペースの中で,乳児組が入室してから危険のないように,思い切り
活動を楽しむ。
・今年度,初めての取組みで,子ども達の中でもなかなか苦手意識があり,3~5歳児
の継続活動として持続していく。
・長い時間をかけて成長につなげていきたい。
48
友だちと一緒に楽しく体を動かす
(
取
組
の
ポ
イ
ン
ニチイキッズ逆井みなみ保育園
)
ト
・戸外遊びの時間を持つ。
・友だちや保育者と一緒に体を動かす。
園
で
の
取
組
事
例
○園庭を利用して,一日1回以上,戸外遊びの時間を持ち,発散できるようにしてい
る。
○用具を使って,いろいろな遊びを見つけて遊ぶ。
・フープを使ってジャンプ,転がして追いかけながら遊ぶ。子どもが中に入り,
保育者が持って電車ごっこ。
・ボールを使って,サッカー,キャッチボール,バレーボール
・縄を使って長縄とび,綱引き,電車ごっこ
・紐を使って,しっぽ取りゲーム
○鬼ごっこ,かけっこなど,子ども同士でも簡単に遊べる遊びを繰り返し楽しむ。
【 留意点 】
・砂場の位置が端ではないので,走るときに柱に気をつけさせる。
・用具の使い方は遊びながら確認し,危険のないようにする。
・用具の数に限りがあるので,順番を知らせ,遊びながら覚えていく。
49
取
育てよう「こころ からだ はずむ 柏っ子」
がんばること(体の力)・つづけること(学ぶ力)・がまんすること(心の力)
組
の
ポ
イ
ン
ト
(社会福祉法人
童心会
柏しんとみ保育園)
○園舎内外の環境など活用し,日々の生活や遊びの中から各種機能の開発を意識し,やる気・
げん気・ほん気を向上させる工夫や働きかけをする。
○遊びや生活の中から目標や課題を見つけ,それに向かってチャレンジする機会を持たせる。
○課題達成児には,集団(ビクトリーラン)による賞賛をすることで自信と次への意欲を育てる。
園
で
の
取
組
事
例
<日々の園生活の中でのトレーニング>
<リズム遊び(リズム感)>
忍者歩きなど生活の中の運動の工夫・階段での
わんわん登り
興味・関心・好奇心が持てる工夫や働きかけをする
全体朝会での音楽体操とクラス別の曲と一緒に走る
<バランス遊び・正しい姿勢と柔軟(運動の基本)>
<団体運動(組体操・運動会・ドッチボール>
正座・片足立ち・ブリッジ・ジャンプ・トンネル潜り・鉄棒
跳び箱や縄跳び・ぶらさがりなど体全体のバランスを養う
だるまさんが転んだ・中あて・ジョキングコース1.3km
ルールを知る,他人の動きを見る,社会性や協調性を育てる
曲が終わるまで楽しく思いっきり走る,意欲・意志を育てる
<園庭・遊具・保育室で遊ぶ(砂場・山登り滑り台・ボールつき連続 1,000 回3歳児・10,047 回5歳児)>
思いっきり身体を使いルールを守りながら,自由に遊ぶ,室内でもマット運動やストライダーなど楽しみ大好きを沢山発見し,
新しいに挑戦することで,新しい自分をつくる。
【 留意点 】
○子どもの興味・関心・好奇心・意欲・意志・できない(失敗体験)
・できた(成功体験)を
一人ひとりに向き合い,一緒に考え,目標達成するまでの心と体の成長を見守りながら,
工夫し働きかける。
○愛された育ちの中で,認められることの嬉しさに気づき,もっと頑張ろうという意欲と意
志が生まれる。
「やればできる・かならずできる」とあきらめない心が育ち次への挑戦に導
く。
50
ファミリースポーツ大会での取り組み
(
取
組
の
ポ
イ
ン
ヴィヴァン亀甲台保育園
)
ト
○ファミリースポーツ大会という名にふさわしい参加者全員が身体を動かせる内容とする。
○子どもの発達,能力をよく理解した上で,主体的に遊べる運動遊びのコーナーを考察し提供する。
○子どもの好きな運動遊びやチャレンジする様子を,保護者と共感し,成長を喜ぶ。
園
で
の
取
組
事
例
前半は,1 時間かけて子どもが意欲的に取り組めるように配慮されたコーナーで遊ぶ。
箱積み*ボールプールコーナー
積む~壊す
ゲーム*レース*ダンスコーナー
積む~壊す
繰り返す
大人の体力測定
巧技台コーナー
パパ~~
全員参加の玉入れ
みてみて~
後半は,体育館をグルグルと,全員で何周も走っ
た。馴染みのラジオ体操は,じじ・ばばも活き活き
と行う。ゆっくりエンジンをかけたので締めの競技
はパワー全開の子ども達。
大人の見守る中,安心してたくさん身体を動かした。
【 留意点 】
○参加者全員が会の趣旨を理解し参加できるような配布物,掲示物の工夫をする。
○子どもが安心して運動し,その効果を上げていくには個別のサポートも必要であるこ
とを保育者が理解し,保護者に伝えていく。(個別の効果)
○自分よりも少し年上の行動は,子どもにとってモデルにしやすく,
「やってみたい!」
という意欲につながっていることを保育者が理解する。その日常の保育の様子を保護
者へも伝えていく。(集団の効果)
○終了後に通信を発行し,会の様子について説明し,参加者全員で達成感を味わう。
51
ライン歩きを通して体重移動を感じ,バランスを取る力を養う
(
取
組
の
ポ
イ
ン
Kid’s Encourage
)
ト
・子どもが様々な方法でライン歩きをし,身体を試せるようにする。
・体育(課業)時のみだけではなく,戸外(公園)活動の中にも取り入れる。
・保育者がモデルとなることで身体の動かし方が分かるようにする。(子どもの試しへ)
園
で
の
取
組
事
<ライン歩き>
線の形を変えてうねり歩き,
ジグザグ歩きなど体のバラ
ンスを維持しながら歩く。
例
① 室内活動
・床にラインをテープで設けその上を歩く
一定のテンポで速く歩いたり遅く歩いたりする。
(体の体重移動を感じられるような速さを意識する)
・ラインの上で体操をする
線の上でバランスを取る
(より高度な試しへ)
・リレー
仲間と協力する,競うという体験を同時に行う。
② 戸外活動
(公園)・線の上を歩く
うねり歩き,ジグザグ歩きなど線の種類を変えて
歩く。
・公園の端から端までのラインを歩く
距離と速さとバランスの試し
(散歩)・道の端を歩く
道路端の線の内側に沿って歩くことの意識化と
安全面の理解を同時に知らせていく
1ヶ月間の体育での取組みだったが,子どもの発達に応じて2ヶ月同じテーマでの活動を
した。そうすることで,より自分の身体の動きやバランスを試すことができた。
子どものバランス力を高め,運動発達の促しとなっている。
【 留意点 】
・一つのテーマで,難易度を変えてじっくりと取り組むことで,どの子も参加し,身体
の動かし方を試せるようになった。また,意欲も増していった。
・室内ではホールを利用するなど,できるだけ広い空間で行うとより良い。(当園では
ホールがない為,室内での体育活動は教室で行っている)
52
子どもの自ら成長する力と可能性を発揮できる環境作り
(
取
組
の
ポ
イ
ン
豊四季台わらび保育園
)
ト
○自然な運動の欲求を満たす
○身体能力の発達(力・器用さ・敏捷性・持久力)を促す
園
で
の
取
組
事
例
◎腹筋や背筋を育てるため,おむつ交換や
遊びの中で大人の親指を握らせ,脚の突
っ張りと腹筋で起き上がることを助ける。
年齢
0歳
活
動
の
様
子
◇固定遊具遊び(運動の中で,
遊びという事を一番大切に
する)
手作りおもちゃを使い,立つ
歩くなどの活動を十分に行う
揺れる感覚を楽しむ
◇歩く速さの調整や方向転換
できるようになる。
1歳
シャボン玉を追いかける
渡りっこ
(牛乳パックの積木)
◇ルールのある遊びを通して,注意力,思考力,一緒に遊ぶ
共通の喜びを発達させる。
2歳
ぶら下がり競争
手つなぎ鬼ごっこ
風船ジャンプ
【 留意点 】
・運動遊びを行うことにより,どのような能力を発達させることができるのかを考えな
がら行う。(知的能力,言語的コミュニケーション能力,社会的能力)
・保育環境の中で,物的条件,道具の利便性,合理性などを考える。
53
マラソンを通して持久力や頑張る気持ちを養う
(ココファン・ナーサリー柏の葉園/分園ニーノ
取
組
の
ポ
イ
ン
ト
 遊びの中で,楽しみながらマラソンを行い,持久力をつける。
子どもの足で 20~30 分程度の範囲にある柏の葉公園に行き,1 周 200mのマラソ
ンコースを 5 週走る。
園
で
の
取
組
事
例
今期始めたばかりで,ペース配分が
解らず,とばしている子ども達。
だんだんとバテて来る…。
完全に力尽きてしまった子ども達。
しかしながら,友達が頑張っている
ため,途中でやめることをせず,頑
張っている。
【 留意点 】
 子ども達の個々の体力や体調を見ながら,必要であれば止めさせる。
 マラソン後は,水分補給をしっかりと行う。
 要所に保育士の配置が必要なため,保育士の人数がいる時に行う。
 無理はさせない。
)
54
元気に遊んでおいしく食べよう!~健康な体作りのために~
(
取
組
の
ポ
イ
ン
西原保育園
)
ト
・夢中で体を動かして遊べる環境設定をする。
・頭を使い考えて遊び,体を動かす遊びを楽しむことで,空腹を感じ食べる意欲にも繋げ,
健康な体作りをしていく。
園
で
の
取
組
事
例
<年齢に応じたリズム遊び>
リズム遊びで全身運動
をし,基礎体力作り!
異年齢児でリズム遊
びをすることで,お互
いに刺激を与え合う
ことができました。
忍者先生登場!
「しっかり修行す
0歳児は保育室で巧技台と
マットを使って運動遊び♪
『忍者』になってみよう!
運動会や世代間交流で忍者の修行を楽しみました。園庭やプレ
イルームに運動遊びのコーナーを設置し,いろいろなクラスの子
ども達が交流しながら遊びます。
ケンケンパッ!
るのじゃぞ!」
「波型巧技台」
渡り歩きの術
ボールに
ジャンプ!
「忍法縄渡りの術」
落ちないようにバラン
スをとり歩く。
「ゴム跳びの術」
しっかり体を動かすと,気持ちも発散でき空腹を感
じて「おなかすいた~」の元気な声が響きます!
【 留意点 】
○いろいろな年齢の子ども達が楽しめるよう,難易度や安全配慮について十分に考え遊
びのコーナーを設定する。
○「忍者」などの子どもが興味を示しやすいキャラクターを利用することにより,楽し
く体を動かすことができる。
○行事の中に運動遊びを取り入れていくことで,異年齢児同士でも刺激を与え合うこ
とができ,遊びの幅が広がる。
55
いきいきと輝く心と体
(
取
組
の
ポ
イ
ン
東町保育園
)
ト
・体のつくり,育てたい力を明確にして,それに合った遊びを保育の中に取り入れ実践し
ていく。
・楽しく体を動かしながら,運動能力と自己回避力の向上を目指していく。
園
で
の
取
組
事
例
~トトロ祭り~
年3回実施。各部屋に運動遊びのコー
ナーを設定し,乳児・幼児に分かれて,
年齢や発達に合わせた運動遊び(季節
に合わせた果物狩りや,ゴム跳び・巧
技台を使ったサーキット,キャタピ
ラ・ハイハイ)を楽しむ。遊びの中で
腕の力・足の力を養いながら,子ども
たちの運動能力を向上させていった。
キャタピラ
サーキット
果物狩り
ハイハイランド
~綱引き・大根抜き・流星ボール投げ~
綱引き大会を開催したり,トトロ祭りの
内容に大根抜きを取り入れたりしながら
握る力・引く力・踏ん張る力・投げる力
(遠投力)を養う。日々の保育やトトロ
祭りの中で継続して楽しんでいる流星ボ
ール投げでは,記録が着実に伸び,継続
することの大切さを感じた。
綱引き
大根抜き
鬼ごっこ
流星ボール
~鬼ごっこ~
バリエーション豊かな鬼ごっこを楽しみなが
ら,瞬発力・集中力・自己回避力を養う。
【 留意点 】
・登り棒が使用できなくなり,その遊びで養われる力を他の遊びで身につける事が出来ない
かと考えた。研究していく中で,綱引きや大根抜きが効果があるのではと考え,遊びの中
に積極的に取り入れる。
・綱引きは,どの年齢でも握りやすいように布の太さを調節した。
・職員で鬼ごっこの勉強会を行い,保育士がバリエーションを増やし,楽しく実践すること
にした。
・大根抜きでは,保育士や保護者が大根役となり,子どもたちと触れ合いを楽しみながら運
動能力が向上できるようにした。楽しく継続することが,成長につながることを実感して
いる。
・研究していく中でハイハイの大切さを知り,ハイハイでのサーキット「ハイハイランド」
を設定する。低くしたダンボール迷路・平均台くぐり・フープマットくぐり等の運動遊び
を取り入れる。
56
限られたスペースの中で楽しく体を動かそう!
(
取
組
の
ポ
イ
ン
豊四季乳児保育園
)
ト
○限られたスペースの中でも楽しく体を動かして遊べる工夫をしていく。
○子ども達に足りない動きを補っていく。
○静と動のバランスを考え,心の安定を計る。
園
で
の
取
組
事
例
≪0歳児≫ ハイハイを十分にせずに歩き始めてし
まった子が多く,転びやすさが目立った。そのため,
体幹を育てることに重点をおき,わらべ歌やふれあ
い遊びを楽しみながらできるバランス遊びをたく
バランスボール
さん取り入れた。
タオルそり
≪1歳≫限られたスペースの中でバラン
シーソー
ペットボトル橋
ゆらゆら橋
ス遊びを繰り返し楽しめるよう,様々な手
作り遊具を製作した。その結果,体をコン
トロールする力が育ち,普段の歩行でも転
びにくくなってきた。
お相撲ごっこ
サーキット
≪2歳≫マット雑巾を繰り返し行
うことによって,キャタピラーをス
ムーズに行うことができた。サーキ
ットでは運動遊具を組み合わせて
楽しんだり,道具を使わずにできる
キャタピラー
マット雑巾
お相撲ごっこでは,押し相撲やおし
り相撲で友だちとふれあいながら
力の感覚を学んだりと,心と体の力
を高めた。
【 留意点 】
○子どもの「やってみたい」という気持ちを引き出せるような遊びを設定した。
○それぞれの年齢で経験させたい動きについて話し合い,年間指導計画表を立て,必要な
手作り玩具の作成や道具の準備を行った。計画は随時見直し,その時期の子どもの状
態や様子にあった楽しい運動遊びが行えるように工夫した。
○静の遊びと動の遊びを設定し,それぞれがやりたい遊びを選択できるようにすること
で,子どもの主体性を伸ばしていけるようにした。
○その月の運動遊びのテーマとポイントを写真付きで掲示して保護者への可視化を図り,
保護者も家庭でその遊びを取り入れられるようにした。
57
遊びの中から運動能力を引き出そう
(
取
組
の
ポ
イ
ン
柏市立豊四季保育園
ト
・段差を取り入れた遊びを楽しむ。
・走り回ることができる環境を取り入れる。
園
で
の
取
組
事
例
丸太の上を渡ろう!!
ホップ・ステップ・ジャンプ!!
保育園創立からあ
った木を伐採して
丸太にし,子ども
達が遊べるように
変身♪
はしごの上を渡ろう!!
ミニハードルの上を渡ったり,両足ジャンプ
で越えたり・・・。色々な使い方発見♪
持久力をつけよう!!
散歩に行こう!!
音楽が終わる
まで頑張っ
て走るぞ♪
下にはワニがいるとの想定で「橋渡り」
ドキドキわくわくしながら挑戦♪
公園には,アスレチック等子どもの体力増強
にはもってこいの場所♪
URの団地に囲まれた幼児のみの保育園。平屋という建物の構造上,階段の上り
下りの経験が少ない。また,園庭が狭い為,園児全員が園庭に出るとなかなか走り
回って遊べない。このことから,子ども達が思いっきり走り回れる場の確保や,
「で
こぼこ経験」を意識して取り入れるようにしてきた。
【 留意点 】
〇丸太を設置した当初は,怖がって渡れなかったり,丸太の上から落ちてけがをした
り等,職員の方がハラハラドキドキしながら遊ばせていたが,「経験は力なり」と
いう言葉通り,日を追うごとに安定感が出てきて,今ではごっこ遊びへと発展して
いる。
〇走る機会として,毎日行っている体操後に音楽に合わせて(約 4,5 分)マラソン
を行っている。最初は,途中で休む子が多く見られたが,回を重ねるうちに大分持
久力がついてきた。この体力作りは,毎年年度末に行なってるマラソン大会へとつ
なげている。(近隣の公園で開催)
〇「でこぼこ経験」を多く取り入れるためには,用具の出し入れがネックとなった。
そこで,即遊びに発展出来るようにするにはどうしたらよいか職員で話し合い,用
具を常に出しやすい場所へと移動した。話し合いを持つことで,職員一人ひとりが
意識して取り組むようになってきている。
)
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