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稼働中の安全計装システムは 最新の規格に 準拠していますか? 稼働中

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稼働中の安全計装システムは 最新の規格に 準拠していますか? 稼働中
Automation
TODAY
September, 2016
ASIA PACIFIC
Japan
稼働中の安全計装システムは
稼働中の安全計装システムは
最新の規格に
最新の規格に
準拠していますか?
準拠していますか?
4ページを参照
主な内容
カスタマイズされた
安全ソリューションの
リードタイムを短縮
最適化テクノロジは
鉱業会社の生産性を増加
コネクテッド
エンタープライズを
達成するために
制御システムを近代化
コネクテッド
エンタープライズを
ゼロから構築
EDITORIAL
目次
コネクテッドエンター
プライズのパワーを活用
3 ニュース&イベント
世
界中の製造に、コネクテッドエンタープライ
ズが定着しつつあります。先進的な企業は、
企業全体の接続、リアルタイムの実用的な情
報、セキュアなネットワークインフラ、スキルギャップ
を埋める専門知識、および 連携のための一元化された通
信を求め、業務の改善に重点を置いています。
企業の情報テクノロジ(IT)と運用技術(OT)の収束が、 ジョゼフ・スーサ
コネクテッドエンタープライズの実現の中心です。
ロックウェル・オートメーションのIntegrated Architecture®(統合アーキテクチ
ャ)生産制御と情報システム、インテリジェントモータ制御、およびソリュ
ーションとサービスがコネクテッドエンタープライズの提供に役立ちます。
当社の統合アーキテクチャシステムは設備に簡単に統合でき、情報に
簡単にアクセスして、市場の需要の変化に素早く対応できるようになりま
す。ITとOTの間のシームレスなコンバージェンスを達成するために、セキ
ュアなIPベースのネットワークを活用して、モビリティ技術、データ分析
とクラウドコンピューティングをサポートしています。
インテリジェントモータ制御は、Allen-Bradley®のモータ制御装置に洗練
された制御と通信技術をもたらし、システム性能を向上し、運用効率を得
る助けとなります。インテリジェントモータ制御装置によって、製造メー
カは運用から情報を集めて、編成して、分析して、資産の可用性を最大化
して、市場投入に要する時間を改善して、エネルギー管理戦略を有効にし
て、人と資産を保護できます。統合アーキテクチャの高度なシステム全体
の通信能力をインテリジェントモータ制御製品ラインと組み合わせること
で、重要な市場の課題に対処するために企業は工場全体に1つのソリューシ
ョンを導入できます。
さらに、当社のサービスとサポートチームは、生産性の向上、工場資産
の最適化、企業全体の財務パフォーマンスの改善に役立つように、適切に
組み合わせたサービスを提供します。ロックウェル・オートメーションのサ
ービスは、生産のライフサイクルを通してリスクを減らして、価値を創造
します。サービスには、実現可能性と概念の研究、フロントエンドエンジ
ニアリングと設計、設計、エンジニアリング、設置、立上げ、運転・保守、
アップグレードおよび移行が含まれています。社内経験とパートナのリソ
ースを活用する当社のグローバルプールは、適切で反復可能な、スケーラ
ブルで維持可能なソリューションを提供します。
ロックウェル・オートメーションは、ISO認定取得修理センター、中継ハ
ブ、現地サービスの専門家、IACET認定トレーニングセンター、認証技術
電話サポートセンター、およびオンラインツールで構成される統合グロー
バルネットワークを備えています。私たちの目標は、企業が日常のニーズ
を満たすだけでなく、業務のさらなる改善の機会を見つけ、結果を出すた
めの改善計画を支援することです。
Automation Today Asia Pacificのこの記事では、コネクテッドエンタープ
ライズでの貴重な情報を掲載しています。例えば、人、装置および環境を
害する可能性を緩和できる安全計装システムについて学びます。また、旧
式の制御システムを新しい制御プラットフォームに移行する方法 と、セキ
ュアでレジリエントなネットワークインフラを構築して保持するのに必要
なものについてもご覧いただけます。
情報対応のコネクテッドエンタープライズは、競争力があります。コネ
クテッドエンタープライズの構築をどのように支援できるか – 市場投入に
要する時間の短縮、所有の総費用を低減、資産活用の改善、および企業リ
スクの管理のパワーの活用についてお知りになりたい場合は、ロックウェ
ル・オートメーションまでお問い合わせください。
ジョゼフ・スーサ
ロックウェル・オートメーション アジア太平洋地域域社長
ロックウェル・オートメーションの世界
各国からのニュース
4 特集記事 – 既存の安全計
装システムを最新の規格
に更新しますか?
ロックウェル・オートメーションは、プ
ロセス安全アプリケーションで、コス
ト要件、安全度水準、パフォーマンス
および可用性の要件に応じたスケーラ
ブルなソリューションを選択すること
を支援いたします。
6 技術に関する記事
エンジニアリング済みのハードウェア
と検証済みのアプリケーションによっ
て、プロセス安全ライフサイクル内で
簡単に安全計装システム(SIS)を導入
8 アプリケーション記事
ニュー・ゴールド社は、高度なプロセス
制御と最適化ソリューションによって
スループットを2%向上
10 技術に関する記事
終末期の制御プラットフォームから新
しいコントローラに移行することで、
ユーザは生産規律を統合されたプラ
ント規模のアーキテクチャに収束でき
る。
12 コネクテッドエンタープ
ライズ
共通ネットワーク技術、アップグレー
ドされた制御システム、および多重防
御ストラテジは、クラウドコンピュー
ティング、モビリティ、およびビッグ
データと共に、将来のコネクテッドイ
ンダストリを構築
13 技術に関する記事
ニーズに応じたシステムは、総合的な
サポートを備えた、テストされ専門家
によって設計されたソリューションを
提供
14 価値ある提案
エキスパート・サポート・サービスはス
キル不足を解消して、工場の稼働時間
を向上します。
15 技術に関する記事
産業用オートメーションの専門家の支
援によって、ネットワークのアップグ
レード、モニタと管理の課題を解決
16 製品情報
ロックウェル・オートメーションの製品
の最新情報
Automation Today is published by
ROCKWELL AUTOMATION SOUTHEAST ASIA PTE LTD
2 Corporation Road, #06-01 Corporation Place,
Singapore 618494
Tel: (65) 6622 5141 • Fax: (65) 6622 5100
Editor: Victor Lim – [email protected]
ロックウェル・オートメーション ジャパン株式会社
〒104-0033 東京都中央区新川1-3-17
お問い合わせ先: [email protected]
Copyright© 2015 Rockwell Automation Inc. All rights reserved.
ロックウェル・オートメーションの許可なく本書の一部または全部を
複製することを禁じます。
Allen-Bradley, ArcShield, CENTERLINE, ControlLogix, FactoryTalk, IntelliCENTER,
Integrated Architecture, OptiSIS, PlantPAx, PLC-3, PLC-5, PowerFlex, Rockwell
Automation, RSLogix 500, SLC, Studio 5000 Logix Designer, およびTechConnect
は、Rockwell Automation, Inc.の商標または登録商標です。
Microsoftは、Microsoft Corporationの商標です。
CIPおよびEtherNet/IPは、ODVAの商標です。
Rockwell Automationに属していない商標は、それぞれの企業に所有されています。
2
September 2016 AUTOMATION TODAY ASIA PACIFIC
ニュース&イベント
スケーラブルなIoT技術はコネクテッド
エンタープライズを強化
「コネクテッドエンタープライズは、産業オートメーションにおいて、今後10年
間で 過去50年間以上の変化を推し進めます」と、ロックウェル・オートメーション
の会長であるキース・ノスブッシュは語ります。彼は最近、アラブ首長国連邦のド
バイで「第3回モノのインターネット(IoT)ワールドフォーラム」で基調講演を行な
いました。「変革は、それを利用する人には素晴らしい機会を創出し、戦略的対応
の準備ができていない人には大きなリスクを創出します」と、彼は助言します。
ノスブッシュは、どのようにすれば、生産工程からの大量のリアルタイムデータ
をすぐに実施可能な洞察に変えて、プラントやサプライネットワークの最適化を加
速することができるかを説明します。また、彼は、高性能アーキテクチャがどのよ
うにセキュアなIPベースのネットワークを構築して、産業用IoTに不可欠なモビリ
ティ、データ分析、およびクラウドコンピューティングなどの現代的な技術で補完
して、運用技術(OT)システムと企業の情報技術(IT)システムの間のシームレスなコ
ンバージェンス(収束)を達成できるようになるかも説明しました。
基調講演中、ノスブッシュは多種多様な産業での産業用のIoT技術のアプ
リケーションを紹介しました。例えば、ロックウェル・オートメーション
が、中国最大のベビーフードメーカであるビーイングメイト社が中国のFDA規
制に適合するために、トラック&トレースシステムを導入するのをどのよう
に支援したかを説明しました。その結果、生産性が3%増加し、ビーイング
メイト社は納期の改善と同様に生産準備/積み出し時間を短縮できました。
さらに、ノスブッシュは最近、Rockwell Automation® on the Move™と、深圳で開催
最近、中国全土か
ら1,000人を超え
るお客様と業界の
専門家が、どのよ
うにコネクテッド
エンタープライズ
を構築して、スマ
ートマニュファク
チュアリングを
実現するかを学ぶ
ために集まりま
した。
されたロックウェル・オートメーションのユニバーシティイベントに出席するために
中国を訪問しました。1,000人を超えるお客様と業界の専門家が、どのようにコネク
テッドエンタープライズを構築して、スマートマニュファクチャリングを実現する
かを学ぶために集まりました。
ノスブッシュは以下のように語っています。「ITとOTのコンバージェンスは、
コネクテッドエンタープライズを実現するためのコアです。私たちの3つのコアプ
ラットフォームである、統合アーキテクチャ、インテリジェントモータ制御、およ
びソリューション&サービスが、コネクテッドエンタープライズをお届けします。
これは、中国が中国製造2025のビジョンに向けてその製造をどのように転換できる
かの説明となります。」
モビリティ・コイノベーション・プロジェ
クトが製造業の生産性向上を支援
産業現場の労働者は生産性や協業の改善のためにモバイル機器に頼ることが多く
なっています。ただし、インターフェイスは使用する特定の機器に合わせる必要が
あります。このユーザの意向に合うように、ロックウェル・オートメーションとマ
イクロソフト社は、ワイヤレスネットワーク接続が安定しているとは限らない産業
環境向けに設計されたモビリティ・コイノベーション・プロジェクトを発表しました。
コイノベーションでは、マイクロソフト社が生み出したオープン・ソース・ソリュ
ーションであるプロジェクトターリーから優れたIT技術を結集しました。さらに、
ヌビサ社のJXコアも統合し、拡大を続けるロックウェル・オートメーションのモバ
イル基盤ツールキットを補完します。
トピックス
ユハン・キンバリー社は、
PlantPAxプロセス・オー
トメーション・システム
を導入
韓国のユハン・キンバリー社
の金泉工場はアジアトップの
家庭用衛生用紙製造工場で、
最近、旧式の分散制御システ
ム(DCS)からロックウェル・オー
トメーションのPlantPAx®プロセ
ス・オートメーション・システ
ムに移行しました
同社は導入時間を想定され
ていた4ヶ月から2ヶ月に短
縮し、予備部品とトレーニン
グに要する費用を削減しまし
た。さらに、共通の制御プラ
ットフォーム上で稼働する機
械安全 ソリューションを取り
入れました。
ロックウェル・オートメー
ションはファナック社と
提携
ロックウェル・オートメーシ
ョンとファナック社は、お客
様の生産性向上に貢献できる
よう、いくつかの取り組みで
提携しています。最近、ダウ
ンタイムを削減してプラント
フロアの生産性を向上するた
めに、セキュアなリモートモ
ニタと安全集約の最新技術を
実証しました。
ロックウェル・オートメー
ションのTechEDイベント
の開催
TechED™イベントでは、エ
ンドユーザ、システムインテ
グレータ、パートナおよび装
置メーカ向けのハンズオンラ
ボ、テクニカルセッションお
よびディスカッションフォー
ラムを実施しました。
このイベントは、韓国のソ
ウルで2016年3月10日、ニュ
ージーランドのオークランド
で2016年3月31日に開催されま
した。
詳細は以下のWebページを
ご覧ください。
www.rockwellautomation.com/
global/events/events.page?#tab4
AUTOMATION TODAY ASIA PACIFIC September 2016
3
既存の安全計装
システムを最新
の規格に更新
しますか?
ロックウェル・オートメーションは、
プロセス安全アプリケーションで、コ
スト要件、安全度水準、パフォーマン
スおよび可用性の要件に応じたスケー
ラブルなソリューションを選択するこ
とを支援いたします。
安
全システムの設計と導入の
ためのガイドラインと規格
は、1990年代以降、さまざ
まな業界で確立されてきました。多く
のものは、変化します。規格でさえも
変化します。ですが、何十年も稼動し
ている産業のプロセスのように、変化
していないか、またはわずかしか変化
しないものもあります。
安全システムを稼動している場合、
現行の規格を満たしているかを確認す
ることが重要です。プロセス安全の導
入責任者は、いくつかの要素を理解し
なければなりません。その中の主なも
のは、既得権条項、安全度水準(SIL)、
安全計装機能(SIF)、および既存の設計
の分析の概念です。
既得権条項
ISA 84の初版のタイトルは「プロセ
ス産業分野における安全計装システム
の実装」で、1996年に発行されまし
た。この規格には、1) ライフサイク
ルと、2) 安全度水準(SIL)という2つの
基本概念があります。ISA 84の初版に
は、1992年のOSHAプロセス安全管理
基準に由来する既得権条項が含まれ
ています。ISA 84の第2版は実際には
IEC 61511で、2004年に発行されまし
た。IEC 61511とISA 84の唯一の違い
は、ISA 84に既得権条項(節1.y)が含ま
れていることです。
既得権条項の適用対象となる既存
の安全計装システム(SIS)について、
多くの企業が疑問を持っています。
4
節1.yには、「本規格の発行以前の法
令、規格、または慣行(例えばANSI/
ISA-84.01-1996)に従って設計および構
築された既存のSISについては、機器が
安全に設計、保守、検査、テスト、お
よび動作しているかどうかは所有者/オ
ペレータが判断しなければならない」
と、記されています。
この既得権条項をお読みになると、
読む前よりも疑問が深まるかもしれま
せん。 OSHA規制では実際のガイダン
スが定められておらず、規格はこのよ
うな概念を伝えることを意図したり、
文書化されていません。
ISA84委員会は、この既得権条項を理
解するための追加ガイダンスが求めら
れていることを理解しています。この
15年の間に、委員会はシステムモデリ
ング、バーナー管理システム、火災お
よびガスシステム、セキュリティとい
ったさまざまな事項を対象とした7つの
技術レポートを発行しました。技術レ
ポート84.00.04のタイトルは、「ANSI/
ISA-84.00.01-2004 (IEC 61511 Mod)の実
装に関するガイドライン」です。2005
年に発行されたこのレポートの初版に
は、さまざまなテーマに関する18の付
属書と、既得権条項についての17ペー
ジにわたる付属書が含まれています。
受入れ可能なシステム
既存システムが受入れ可能かどうか
を判断するには、2つの基本的な手順が
あります。1つ目の手順では、すべての
安全計装機能(SIF)を識別し、それらが
満たす必要のある安全遂行レベル、つ
まり、各SIFで求められるSILを特定し
ます。2つ目の手順では、実際のハード
ウェアの性能を分析・モデル化・計算
を行なって、要求される性能を満たし
ているかどうかを確認します。
1つ目の手順では、表1に記載された
異なるSIL の性能要件を参照してくださ
い。規格の第3部には、リスクマトリッ
クス、リスクグラフ、およびLOPA (防
護層解析)を含む、世界各国で使用され
ているさまざまなSILの特定技法がまと
められています。規格の第3部は60ペー
表1: 安全度水準(SIL)
安全度水準
要求時失敗確率
(PFD)
リスク低減係数
(1/PFD)
安全の可用性
(1-PFD)
≥0.00001~<0.0001
>10,000~≤100,000
>99.99~≤99.999
3
≥0.0001~<0.001
>1,000~≤10,000
>99.9~≤99.99
2
≥0.001~<0.01
>100~≤1,000
>99~≤99.9
1
≥0.01~<0.1
>10~≤100
>90~≤99
September 2016 AUTOMATION TODAY ASIA PACIFIC
表2: 異なる安全度水準を満たす構成&技術の例
(毎年テストする)
センサ
ロジック
最終的な要素
SIL 1
• スイッチ
• トランスミッタ
SIL 2
• フォルト・トレラ
• フォルト・トレラン • リレー
ス・センサ
• 安全ソリッドステート ンス・バルブ
• トランスミッタ
• 一重バルブ(部分開
• セーフティPLC
(比較機能付き)
閉機能付き)
• 安全トランスミッタ
SIL 3
• フォルト・トレラン
ス・トランスミッタ
• リレー
• 標準バルブ
• 安全ソリッドステート
• PLC
• セーフティPLC
• リレー
• フォルト・トレラ
• 安全ソリッドステート ンス・バルブ(部分
開閉機能付き)
• 冗長セーフティPLC
ジ以上にも及びますが、冒頭には「い
ずれの手法についても、実施するには
記載されている情報では不十分です」
と、記されています。
米国のプロセス安全管理規制に従っ
て、プロセスハザード分析は5年ごとに
見直す必要があります。このような見
直しサイクルは、すべての安全機能を
特定し、必要とされる性能目標を決定
するための理想的な時間です。
2つ目の手順に対応するには、それが
必要とされる性能を満たしているかを
確認するために、ハードウェアのパフ
ォーマンスを分析する方法を説明する
多くの規格、技術レポート、および書
籍が存在します。例えば、この規格の
条項11.9では、機能の性能を計算によっ
て検証することが求められています。
また、この規格には、異なる安全度水
準に対応したロジックソルバとフィー
ルドデバイスの構成を示したフォルト
トレランスの表も含まれています。表2
に、異なる安全度水準に満たす技術と
構成の例を示します。
例えば、SILの選択/決定について調
査しており、ある機能がSIL 1を満た
す必要があったとします。この機能と
そのフィールドデバイスは、制御シス
テムから離れた場所にあります。安全
ハードウェアはリレーロジックのパネ
ルに配線された圧力スイッチで構成さ
れており、さらに1つの電磁弁(ソレノ
イド作動式バルブ)に配線されていま
す。すべてのコンポーネントは、毎年
テストされています。このようなハー
ドウェアは、SIL 1の安全遂行レベルを
満たしており、何も変更をする必要が
ありません。
いた認可を受けるようになりました。
IEC 61508は1998年から2000年にかけて
段階的に発行され、多くのベンダーの
システムがこの認可を受けました。
IEC 61508の第2版は2010年に発行さ
れ、初版と第2版には微妙な違いがあり
ます。この規格以前に設計されたシス
テムや、IEC 61508の初版に基づいて認
可されたシステムは、もはや使用に適
していないとほのめかすベンダーが存
在します。
しかしながら、そのようなことはあ
りません。当時入手可能だった最高の
3重構成安全システムを導入した場合
は、それで十分なはずです。
考慮すべき他の要因
ただし、SIL 2を満たすために必要と
なる機能についてはどうでしょう。汎
用PLCに配線された1つの標準トラン
スミッタで構成されており、それか
ら1つの電磁弁に配線されているとし
ます。このような構成は、SIL 2の性
能要件も、フォルトトレランス表の
要件も満たさないため、変更が必要
となります。
認可された装置と
コンプライアンス
すべてのフィールドデバイスが通常
はSIL 2要件のSIL定格を満たし、第三
者機関の認可を受けていることを明示
しなければならないという、ユーザに
とっては厄介な問題が増加する傾向に
あります。また、ベンダーは言葉巧み
に、ユーザに古い非認可デバイスを新
しい認可デバイスに交換させようとす
るかもしれません。
規格によれば、デバイスは認可を必
要としないことは明らかで、「使用実
績」ベースで装置の使用が許可されて
います。しかし、多くのエンドユーザ
は、使用実績を完全に文書化すること
は困難であると感じています。
ともあれ、ある程度の利点を持つ認
可装置を使用することは根本的な解決
策にならず、これらの装置を単独で使
用しても企業が規格を遵守しているこ
とにはなりません。
適切なロジックソルバ
三重構成のセーフティPLCは、安全
規格と第三者機関の認証以前の1980年
代より導入されてきました。1990年代
になると、安全システムは、当時唯一
適用可能であったドイツの規格に基づ
既存のシステムについて考慮すべき
点として、以下の項目が挙げられます
が、これらに限定されません。
1. 既存の安全機能は、ハザード分析
中に特定された具体的なハザード
に対応しているか?
2. 安全機能(フィールドデバイスとロ
ジック)が分離され、制御システム
から独立しているか?
3. 手動プルーフテスト間隔は、性能
要件を満たすのに十分か?
4. すべての安全機能について、プル
ーフテスト手順書が存在するか?
5. 保守記録から故障率が算出されて
いるか?
6. 変更手順の管理体制が存在し、遵
守されているか?
使用している安全計装システムが
現在の規格に適合しているかを判断す
るには、既存の設計を確認する必要が
あります。プロセス安全に携わる人物
は、認可されているということは、必
ずしも機器が規格に準拠していること
を意味するものではないということを
知っているべきです。
最終的に、現在の装置が対応する規
格に準拠しているかの判断を、安全計
装システム(SIS)のサプライヤに委ねる
ことができます。プロセス安全を専門
とするサードパーティのプロバイダと
共に作業することで、コスト、安全度
水準(SIL)、性能、および可用性に基づ
いて要件を満たすソリューションを選
択することできます。 AT
プロセス安全については、以下のWeb
サイトをご覧ください。
www.marketing.rockwellautomation.com/
safety-solutions/en/ProcessSafety
AUTOMATION TODAY ASIA PACIFIC September 2016
5
技術に関する 記事
短納期で提供可能な
カスタマイズされた
安全ソリューション
エンジニアリング済みのハードウェアと
検証済みのアプリケーションによって、
プロセス安全ライフサイクル内で簡単に
安全計装システム(SIS)を導入できます。
あ
らゆる業種は、人体に危険を及ぼす、環境を損な
う、または装置を損傷する可能性といったリスク
に直面しています。ただし、安全計装システム
(SIS)を導入することで、リスクを軽減できます。
SISは、1つまたは数多くの安全計装機能(SIF)を導入する
場合があり、それぞれのSIFが備える信号は、1つか2つであ
ったり、数多くであったりします。そのため、SISはプロセ
ス設備ごとに大きく異なる場合があります。
受注設計生産(ETO)のソリューションが適しているプロ
セスがある一方で、エンジニアリング済みのパッケージ
型ソリューションが適しているプロセスもあります。I/O
点数が100点までの小型から中規模のプロセスアプリケー
ションの場合、多くの会社がエンジニアリング済みのパ
ッケージ型ソリューションを希望されます。
エンジニアリング済みのSISソリューショ
ンで求めるもの
エンジニアリング済みのパッケージ型SISソリューショ
ンは、規格に準拠していないか、もはや維持できなくな
った老朽化したプロセス安全システムを持つ石油&ガス、
化学、および石油化学アプリケーションでの使用に適して
います。これらのソリューションは、緊急シャットダウン
(ESD)システム、バーナー管理システム(BMS)および信頼性
の高い圧力保護システム(HIPPS)で使用できます。圧力、レ
ベル、温度などのプロセスパラメータを超えたときに、単
純な応答を定義することに焦点を当てています。
既成のSISソリューションのオプションを検討する際に、
安全度水準(SIL) 3までのSIF要件を満たすことができる標準
ロジックソルバを探します。また、ソリューションは、全
体的なエンジニアリング時間を短くして、プログラミング
の必要をなくせるように、設置、配線、および構成する準
備が整った状態で配送する必要があります。
ロックウェル・オートメーションは最近、素早く設置が
でき、リスクを低減するOptiSIS ™ソリューションを発表
しました。入力と出力が柔軟で、OptiSISパッケージ型ソ
リューションが到着する前に、I/Oのタイプを検討する必
要がありません。また、一重のI/Oとフォルトトレランス
(デュアル) I/Oバージョンも異なる冗長化のニーズに対応
するために使用できます。
さらに 、現場で構成を変更するだけで、 アナログ・プ
ロセス・トランスミッタにアップグレードすることもでき
ます。新しいハードウェアを準備したり、新しいプログラ
ムを組む必要がありません。OptiSISソリューションには、
ハードウェアが組込み済みで、原因と結果(C&E)がグラフ
6
September 2016 AUTOMATION TODAY ASIA PACIFIC
ィカルなインターフェイスによって構成されたプログラミ
ング済みの安全ロジックが搭載されています。
プログラミングが不要で素早い検証
C&Eチャートは、異なるプログラミング言語を不要にし
ました。また、安全に焦点を当て続けながら時間と費用を
節減できるパッケージ型ソリューション(SIF)を導入するこ
ともできます。
C&Eダイアグラムを構成してテストできると、ダウンロ
ードルーチンによって構成安全に保存して、オリジナルの
安全機能要件に対して検証できます。構成「マスタ」は、
システムを既知の状態に復旧するためと、監査中に検証の
証明として使用できます。
「ロックウェル・オートメーションのパッケージ型ソリュ
ーションは、産業オペレータの能力のギャップを埋めて、
具体的なビジネス上の課題を解消することを支援するよう
に設計されています」と、ロックウェル・オートメーショ
ンのシステム&ソリューション部門のグローバル技術ディ
レクタであるアラン・レンコムは語ります。ロックウェル・
オートメーションは、フロントエンドでの安全評価サービ
スから、バックエンドでの設置、立上げ、安全の妥当性確
認、およびスタートアップサービスまで、 OptiSISソリュ
ーションをサポートする幅広いサービスを提供します。
システムはSIL 3までの要件を満たして、IEC 61511/ISA
84.00.01に適合しています。すぐに設置できるTÜV認可の
ハードウェアと検証済みのアプリケーションシフトウェア
を使用します。 AT
詳細は、以下のWebサイトをご覧ください。
www.rockwellautomation.com/global/services/engineeredpackages-panels/packaged-safety.page
新しいネットワークの配線に
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Page
7
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鉱業
石油&ガス
包装
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Where Automation Connects
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ASIA PACIFIC | AFRICA | EUROPE | MIDDLE EAST | LATIN AMERICA | NORTH
AMERICA
アプリケーション 記事
最適化テクノロジは鉱業会社の
生産性を増加
ニュー・ゴールド社は、
高度なプロセス制御と最適
化ソリューションによって
スループットを2%向上
世
界中の鉱業会社は、生産性
を高めるという課題に直面
し続けています。稼動の合理
化と、自動化と制御プロセスの最適化
によって、鉱業会社に昨今のグローバ
ル市場で生産目標を達成するための方
法を提供します。
ニュー・ゴールド社のピークゴール
ド鉱山は、オーストラリアのニュー・
サウス・ウェールズ州中央西部のコー
バー・ゴールド・フィールドに位置し、
金と銅の坑内採鉱を行なっています。
この鉱山は、アジア市場で販売される
銅精鉱に加えて、パースミント造幣局
で販売するためのゴールドドレ(金と銀
の半純粋な合金)を産出しています。
この施設は、商業生産中の5つの鉱
山と銅金処理工場から構成されていま
す。ピークゴールド鉱山は、安全、生
産性、および環境保護を最重要点とす
る最新技術への投資に熱心に取り組ん
でいます。
ピークゴールド鉱山の処理工場を最
適化(スループットレートとプロセス制
御を向上)するために、ロックウェル・オ
ートメーションと鉱物処理ソリューシ
ョンのプロバイダであるマンタ・コント
ロールズ社に、環境的成果も向上しな
がら、生産性の向上とコスト削減を行
なうことを依頼しました。
ワインダーのドライブと制御
システムへのアップグレード
処理工場で稼動する前に、ピークゴ
ールド鉱山のワインダー(巻き取り機)の
ドライブと制御システムは、ロックウ
ェル・オートメーションのシステム&ソ
リューション・ビジネスチ・チームによ
ってアップグレードされました。
ピークゴールド鉱山の814kWワイン
ダーは、人やものの輸送に利用される
ため、ワインダーの安全と信頼性の確
保が重要でした。
ロックウェル・オートメーションの
ソリューションコンサルタントである
マイケル・グレイブスは、以下のように
語っています。「私たちは実績のある
鉱山ワインダーの安全、制御およびド
ライブシステムに基づいた調整された
ソリューションを提供しました。工学
的に設計されたソリューションの段階
は、ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)
州のレーン・コーブを本拠地とする当社
のローカル・ドライブ・システムのエン
ジニアリングおよび生産施設で、ピー
クゴールド鉱山と共同で作業を完了し
ました。」
ワインダーのアップグレードによっ
て、ワインダーが最新の安全規格に準
拠し、一般的な制御と通信プラットフ
ォームを使用することで簡単に保守で
きるようになりました。プロジェクト
の次の段階は、鉱山の生産性を向上す
るためにピークゴールド鉱山の処理工
場を最適化することでした。
ニュー・ゴールド社のピークゴールド鉱山は、
オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州
中央西部のコーバー・ゴールド・フィールドに
位置し、金と銅の坑内採鉱を行なっています。
8
September 2016 AUTOMATION TODAY ASIA PACIFIC
半自動粉砕(SAG)装置制御
半自動粉砕(SAG)装置は、鉱物処理
作業における重要なコンポーネントで
あると同時に、制御が難しい工程でも
あります。工程に関与する多数の変数
がありますが、主な目的はスループッ
トを最大化することです。ピークゴー
ルド鉱山の工場マネージャのヴィヴィ
アン・ビーハン氏によると、「私たち
は、スループットレートとプロセス制
御を向上するためにピークゴールド鉱
山の処理工場を最適化することに着手
しました。」
ピーク、パーセビアランス、および
ニューオクシデンタル鉱体からの鉱石
は、地下で粉砕して、地表の貯蔵庫ま
で巻き上げられ、最終的にSAG装置の
供給コンベアに運ばれます。ニューコ
ーバーとチェズニーからの鉱石は、別
々のビンを介しSAG装置の供給コンベ
アに運ばれてピークに運搬されます。
「標準的な「既成の」制御システ
ムは、この処理工場のスループットと
制御を効率的に向上するには不十分で
す」と、ロックウェル・オートメーショ
ンのNSW州のセールスマネージャであ
るショーン・スミスが語っています。
提供されたソリューションは、マ
ンタ・コントロールズ社の高度な制御
システムであるManta Cube ®を搭載し
たロックウェル・オートメーションの
ControlLogix®の高度な制御とプログラ
ミング能力を活用しています。
「マンタキューブ(Manta Cube)は完成
に18年かかりましたが、ControlLogixプ
ラットフォームの高度なプロセス制御
と機能を利用してプロセス制御を次の
レベルに引き上げることができる高度
な制御システムを提供できるようにな
りました」と、マンタ・コントロールズ
社の業務執行取締役であるジョン・カラ
ジョーゴス氏が語っています。
高度な制御およびプロセス最適化ソ
リューションの結果として、ピークゴ
ールド鉱山は、スループットを2%増加
できました。これは年間約18,000トン
に等しい値で、年間約2,000オンスの
金の増産に成功しました。
「さらに多く量をミルに運ぶことが
できるようになり、当社のミル・ライニ
ング・システムの寿命も延長されまし
た。ラインの引き直しが年間4回ではな
く3回しか行なわなくてもよくなったた
め、コスト大量に削減されました。」
シアン消費量を削減
鉱石はSAG装置で粉砕した後に、金
と銀はネルソンコンセントレータの重
力回路に回収され、さらに、金の延べ
棒に生成するために、集中浸出反応装
置で精錬し、電解採取し、ガス燃焼炉
でスラッジ溶解します。金と銀の回収
の3番目の方法は、タンクの浸出回路で
シアン化することです。結果として生
じたスラッジは、その後、金の延べ棒
に溶解されます。
コストを削減し、環境的成果を向
上させるために、ControlLogix制御シ
ステムにマンタ社のシアン・リーチ・
キューブを組み込むことによって浸出
回路でのシアン化物系の制御を最適化
しました。これによって浸出回路の高
度なプロセス制御が可能になり、使用
スマートダイバーはピークゴールドの施設にあ
る選鉱濃縮槽に設置されている。
されるシアン化物の量が大幅に削減さ
れました。
「シアン化物の使用量は、2013年
1月の始めは1トン当たり約1.8kgであ
ったのが、2013年12月には1トン当た
り約1.45kgに減少しました」と、ビー
ハン氏は語っています。
「シアン化物1トン当たりの価格が
約$4,000であることを考えると、これ
は大幅なコスト削減になります。さら
に、シアン化物削減の結果として、浸
出回路からの金の回収量が1,800オンス
を超えて増加しました。」
サステナブルな生産
また、ピークからの金、銀、および
銅は、従来の浮選回路における銅濃縮
物として回収されます。浮選精鉱は、
製錬所に輸送される前に、濃縮され、
脱水され、貯蔵されています。スマー
トダイバー付きのマンタ濃縮槽キュー
ブが、沈降速度、掻き寄せトルク、下層
密度を向上するために選鉱濃縮槽に導
入され、最終的に濃縮工程の効率を高
めました。
ビーハン氏によると、「当社の選鉱
濃縮槽がよりよく制御され、より高い
濃度を得られるようになったことがわ
かりました。その他の効果として、ス
マートダイバー付きの濃縮槽キューブ
を設置する以前は、選鉱濃縮槽の後を
「管理」または見ることに多くの時間
を費やしていましたが、今はその時間
を、他の作業に使うことができるよう
になったことです。また、選鉱システ
ムの濃度の増加がみられ、当社の環境
問題に対する義務を果たすことに役立
っています。」
ビーハン氏は次のように結論づけて
います。「プロジェクトは生産、コス
ト削減や環境保護の観点からも多大な
成功をもたらしました。なによりも、
重大なダウンタイムがなくなり、処理
の中断がわずかになりました。」 AT
ピークゴールドでの沈殿キューブの図
AUTOMATION TODAY ASIA PACIFIC September 2016
9
技術に関する 記事
制御システムを近代化して、
コネクテッドエンタープライズを実現
生産中止間近の制御プラットフォームから新しいコント
ローラに移行することで、プラント全体の 生産システム
を統合。
技
術が革新を推進し続けるよう
に、製造企業はそれに合わせ
て競争力を維持し続ける必要
があります。このように、資産のさら
なる活用を推し進め、システムの柔軟
性を増して、プラント全体の実用的な
情報に簡単にアクセスできるように、
プラント全体の生産システムを統合す
る必要があります。
今日の、現代的な制御プラットフォ
ームは、ビジネスを成長し革新できる
最先端のテクノロジへのアクセスも提
供し、拡大する世界的な展開への扉を
開きながら、老朽化した部品のための
スペアを保管しておく負担を軽減でき
ます。最終的には、新しいシステムに
よって、自社のビジネスの特定のニー
ズに合わせて 製造設備を拡張すること
ができます。
ロックウェル・オートメーションの
PLC-5 ®プログラマブル・ロジック・コ
ントローラは、2017年7月に販売を終
了いたしました。その後継機である
ロックウェル・オートメーションの
ControlLogix®プログラマブル・オート
10
メーション・コントローラ(PAC)に移
行するためには、オートメーションシ
ステムを分析し、移行を計画し、プロ
ジェクトを実施することになります。
はじめに
既存の制御システムをアップグレー
ドすべき時がきたら、生産設備とスペ
アパーツの在庫のライフサイクル分析
から始めます。この情報を徹底的に検
討して、現代化のニーズとゴールに優
先順位をつけます。
既存の制御と情報装置の現在のライ
フサイクルステータスを知ることによ
って、最先端のテクノロジへの移行を
簡単に計画できます。既存の装置のラ
イフサイクルデータを判断することを
お手伝いできるオンラインツールがあ
ります。さらに、自動化の専門家によ
るオンサイトサービスでは、施設、エ
リア、ライン、機械、およびパネルご
との詳細なレポートを作成して提出し
ます。
September 2016 AUTOMATION TODAY ASIA PACIFIC
評価オプション
ロックウェル・オートメーションは、
移行の計画に役立つさまざまなオプシ
ョンをご用意しています。完全ターン
キーソリューションから、ご自身で作
業するためのツールまで、自動化の投
資において可能な限り最高のリターン
を得ることができるようにお客様を支
援します。
カスタムソリューション: 現代化サービ
スとサポートは、お客様がControlLogix
システムと現代的な制御アーキテクチ
ャの利点を実現することを支援いたし
ます。現場で訓練を受けたフィールド
サービスの専門家は、オンサイト評
価、移行計画サービス、および現代
的な制御アーキテクチャのスタートア
ップと立上げを実施します。プロジェ
クト管理から立上げまで、ロックウェ
ル・オートメーションのグローバル・ソ
リューション・チームは、運用を最適化
するために、 単純に旧式の装置を置き
換えることを越えた、効果的な近代化
戦略を定義して実行することを支援い
たします。
移行パッケージ: あまり複雑ではない
アップグレードの場合は、ControlLogix
システムへのパッケージ型移行をご検
討ください。この場合、ロックウェル・
オートメーションやシステムインテグ
レータは、生産終了または廃番システ
ムを移行するための推奨代替製品をご
提案いたします。
例えば、PLC-5コントローラの場
合、アプリケーションコード変換
付きのパッケージ型ControlLogixシ
ステムを使用して移行できます。
パッケージには、シャーシ、コント
ローラ、スイング・アーム・キット、
I/Oモジュール、イーサネットアダプ
タ、および1年間のサポートが含まれ
ています。オプションとして、リモー
トラックの現代化、コード変換の追加
ラング、およびスタートアップ支援も
あります。
ご自身で作業する
企業が支援なしでPLC-5コントロー
ラと1771 I/Oから、ControlLogixシステ
ムに移行したい場合に、ロックウェル・
オートメーションはハードウェアの選
アクティブ
カテゴリ内で最新の製品。
製品が最近発売されたものとは
限りません。
アクティブマチュア
生産終了
廃番
この製品はまだ完全にサポート
されていますが、これよりも新
しい製品またはファミリーが存
在します。
生産終了日が発表さ
れます。移行と最終
購入を積極的に進め
る必要があります。
製品が新たに製
造されることは
なく、調達でき
なくなります。2
新しい製品またはファミリーに
移行することによって価値を得
ることができます。
通常、生産終了日ま
で、製品をご注文い
ただけます。1
修理/交換サービ
スは引き続き利
用可能な場合が
あります。
1 アイテムによっては、生産終了日の前に、注文受付けを終了する場合があります。
2 地域によっては、在庫がある限り製品の入手が可能な場合があります。
択、コード変換、およびハードウェア
の変換のための無料のツールを提供し
ます。以下に説明するこれらのツール
によって、現場でのデバイス配線の変
更を減らします。
製品ライフサイクル・ステータス・ツー
ル: このツールで既存の装置のライフ
サイクルを確認して、最新のロック
ウェル・オートメーション製品を選択
することができます。この知識があれ
ば旧式または廃番になった装置から最
新技術への移行を簡単に計画して管理
できます。
Integrated Architecture Builder: こ
のソフトウェアは、PLC-5制御システム
から新しいControlLogixアーキテクチャ
に置き換えた場合の構成を自動的に定
義します。 既存のPLC-5の部品表をツ
ールに入力するだけで、新しいシステ
ムの部品表が自動的に生成されます。
RSLogixプロジェクトマイグレータ: こ
のツールは、 RSLogix™ 5または500®プ
ロジェクトからエクスポートしたファ
イルを Studio 5000 Logix Designer®にイ
ンポートするために、ファイル変換を
行います。
コントローラおよびI/O配線の変換シ
ステム: I/O変換モジュールは、旧式の
I/Oから現代的なI/Oに変換するための
迅速で効率的な方法を提供します。
I/O変換は、既存のBulletin 1771スイン
グアームから現場で配線することな
く、Bulletin 1492変換モジュールのエ
ッジコネクタに直接取付けることで行
なわれます。
ネットワーク・インターフェイス・モジ
ュール: 1726リモートI/O (RIO)ネット
ワークモジュールは、既存のRIOネッ
トワーク上にあるControlLogixコント
ローラと他のデバイスの間の通信と
データ転送を可能にします。既存の
PLC-5、PLC-3 ®、またはSLC ™システ
ムを、ControlLogixシステムにアップ
グレードするために使用できます。
プロジェクト実行
移行プロセスを進める際に効果的な
アプローチとして、段階的な移行があ
ります。 段階的に移行することで、生
産を維持しながら、自動化システムを
少しずつアップグレードできます。
ロックウェル・オートメーション
は、4段階からなる移行プロセスを
進めることをお奨めします。段階Iで
は、PLC-5プロセッサのコードをLogix
のコードに変換します。RSLogixプロジ
ェクトマイグレータは無料のロジック
とタグデータベース変換ユーティリテ
ィで、これにより、プロセッサのコー
ドを素早くアップグレードできます。
変換されたコードのLogix PACへのダウ
ンロードが完了したら、既存のリモー
トI/Oネットワークを介して1771 I/Oへ
のネットワークインターフェイスとし
て新しい1756-RIOリモートI/Oモジュー
ルを使用できます。
段階IIは、1771リモートI/Oを使用
したままで、既存のPLC-5コントロー
ラの置き換えを行ないます。ここで
は、PLC-5コントローラをLogix PAC
と1756-RIOモジュールに置き換えま
す。段階Iで使用したのと同じ1756-RIO
モジュールは、モニタのかわりにマス
タとして実行するように構成します。
段階IIIでは、アプリケーション変換
ユーティリティ(ACU)を使用して、既存
のヒューマン・マシン・インターフェイ
スまたは電子オペレータインターフェ
イスを、FactoryTalk® View製品に置き換
えます。これらのユーティリティは、
コスト効率よくオペレータインターフ
ェイスの変換を行なうだけではなく、
最終製品に関する柔軟性も向上させる
ことができます。
移行プロセスの最終段階では、
I/O配線変換システムで1771 I/Oを
ControlLogix I/Oに置き換えます。
I/O配線変換システムは、フィールド
配線接続に影響を及ぼすことなく、既
存の1771 I/O配線を1756 I/Oモジュール
に接続し、作業時間を短縮し、ダウン
タイムを減らします。スケジュールと
予算に合わせて、一回で1つのラック
のI/Oを入れ替えるか、または一度に
全てを入れ替えるか 計画することが
できます。
現代化は理にかなっている
ControlLogixファミリーのPACに移行
することによって、ビジネス上の意思
決定を下すための情報へのアクセス、
より多くのスループットとより多くの
メモリのための高速パフォーマンスを
提供する進んだテクノロジを活用でき
るようになります。ControlLogixプラッ
トフォームは、開発環境と制御エンジ
ンが共通しているため、使いやすく拡
張性に優れており、複数のディスクリ
ート制御システムを使用する必要がな
くなります。
さらに、共通の開発環境で動作す
ることは製造のコンバージェンス(収
束)を促進するため、ひとつのネット
ワークに情報が流れ、様々な制御とア
プリケーションを統合し、企業全体に
生産データがセキュアに流れるように
なります。
制御プラットフォームの現代化は理
にかなっています。そうすることで、
コネクテドエンタープライズが構築さ
れ、市場投入時間の短縮、総所有コス
トの低減、資産活用の改善、そして
企業のリスク管理という 企業のビジ
ネスゴールを達成するための道を開
きます。
移行プロセスとサービスについては、
以下のWebサイトをご覧ください。
www.rockwellautomation.com/global/
solutions-services/capabilities/migrationsolutions/lifecycle-extensions.page
AUTOMATION TODAY ASIA PACIFIC September 2016
11
コネクテッド エンタープライズ
コネクテッドエンタープライズを
ゼロから構築
共通ネットワーク技術、アップグレードされた制御
システム、および多重防御ストラテジは、クラウド
コンピューティング、モビリティ、およびビッグデ
ータと共に将来のコネクテッドインダストリを構築
ス
マートコンポーネントは、モ
ノのインターネット(IoT)上
で互いに通信ができ、複雑
なプロセスを理解して業務を改善する
ための貴重なデータを提供することが
できます。IoTは世界の製造イニシアチ
ブにとってキーとなる要素で、企業、
バリューチェーン、お客様の中のスマ
ートなモノを接続して、パフォーマン
スを向上させるための運転データ資本
(WDC)を生成することを目指します。
コネクテッドエンタープライズは、
スマートなモノからデータを集めて使
用するためのロックウェル・オートメ
ーションのアプローチです。これは
機械と装置レベルで、組織全体、およ
びサプライチェーンにわたって、産業
用のオペレーションを統合し、最適化
し、保護します。グローバルなオペレ
ーションや、資産とユーザを、クラウ
ドコンピューティング、モビリティや
ビッグデータなどのテクノロジと結び
つけます。
ロックウェル・オートメーション
は、IoT上のデータを活用するために
組織に必要な技術や文化に変化をもた
らすコネクテッドエンタープライズの
5段階の実行モデルを開発しました。
段階には、①評価、②ネットワークと
制御の保護とアップグレード、③運転
データ資本(WDC)の定義と体系化、④
分析、そして⑤コラボレーションがあ
ります。
コネクテッドエンタープラ
イズを実現するもの
コネクテッドエンタープライズは、
コモンIPベースのネットワーク技術、
アップグレードされた制御システム、
およびセキュリティに対する多層防御
アプローチに基づいています。個々の
装置から企業サーバまでのデバイスを
接続するために、業界をリードするイ
ーサネット・インターネット・プロトコ
ル(IP)テクノロジであるEtherNet/IP™で
標準化されています。
12
EtherNet/IPは、ゲートウェイの
バリアや特殊なネットワーク装置
なしで、組織レベルすべてで機
能します。生産工程での優れた
柔軟性と簡略化されたデータ収
集のために、産業用と市販の両方のIP
デバイスをシームレスに統合します。
産業装置には、IoTに加わるためにオ
ープンで業界標準の制御技術が求めら
れます。コネクテッドエンタープライ
ズは、EtherNet/IPを介して企業レベル
のITとプラントレベルの産業用制御技
術をリンクするCIP™ (共通の産業用プ
ロトコル)を使用します。CIP対応装置
にアップグレードすると、生産に影響
を及ぼす可能性のある欠陥データの送
信を最小化し、旧式の装置の統合を簡
単にし、保守費用を低減できます。
IoT対応にすると、データセキュリテ
ィにとって内部、外部、偶発的、およ
び悪意のある脅威がもたらされます。
コネクテッドエンタープライズの多層
防御セキュリティアプローチは、ポリ
シーと手続き(物理、ネットワーク、お
よびコンピュータ硬化)、およびアプリ
ケーションとデバイスのセキュリティ
で脅威に対抗します。
ネットワーク硬化はネットワークへ
のアクセスと改ざん検出フラグの変更
を制御し、コンテンツ保護は知的財産
を保護し、アプリケーションのアクセ
ス制御は自動化システム内の認証と認
可を管理します。ロックウェル・オート
メーションは、最先端のセキュリティ
ソリューションのためにアウル・コン
ピューティング・テクノロジー社、パ
ンドウィット社、シュバイツァー工
学研究所(SEL)、VMWare社、および
ストラタステクノロジー社と連携をと
っています。
IoTの価値を捕捉
コネクテッドエンタープライズによ
ってオペレーションのデータ収集が安
全になり、シームレスに統合されるよ
うになると、最新の技術を活用してIoT
September 2016 AUTOMATION TODAY ASIA PACIFIC
からの情報を 運転データ資本(WDC)に
変換するようになります。
クラウドコンピューティングと仮想
化によって、生産性が向上し、保守費
用を削減し、ダウンタイムを最小限に
抑えることができます。機械装置メー
カ(OEM)は、クラウドコンピューティ
ングによって機器の動作を離れた場所
からモニタして、診断、および予測で
きます。仮想化によって、フォルトト
レランスを構築するためのソフトウェ
アと物理的なハードウェアの間のリン
クが必要なくなり、シームレスなハー
ドウェアアップグレードが簡単にでき
るようになります。
モビリティは、作業者にリアルタイ
ムで、スマートフォン、タブレット、
その他のスマートデバイス上でコンテ
キストベースの情報を提供します。タ
スクベースのアプリケーションは協調
環境を構築し、現場、オフィス、また
は家など、どこにいてもビジネス、生
産、サプライチェーン情報をチームメ
ンバーで共有できます。
製造企業は、これらのツールを使用
して生成したビッグデータを活用でき
ます。このビッグデータを運転データ
資本(WDC)に変換することで、管理者
が非効率を発見して、機械の稼働時間
を増して、製品の品質を向上できるよ
うになります。主要業績評価指標(KPI)
のダッシュボードには、リアルタイム
のデータと、履歴パフォーマンスデー
タと共にデータベースの分析が存在し
ます。また、ツールによって、ビッグ
データを共有して確実にすべてのIoT
の値を捕らえることができます。 AT
技術に関する 記事
エンジニアリング済みのシステム
によって仮想化に簡単に移行
ニーズに応じたシステムは、総合的なサポートを備え、
専門家によって設計されたソリューションを提供
ーバオプションがあります。例えば、
ロックウェル・オートメーションの産
業用データセンタの製品ラインは、
1~6台のサーバのシステムと、最大768
ギガバイトのRAMを搭載した6~36の
キュリティ上の脅威が増加す インフラの選択
コア、8~48のネットワークポート、2
ると共に、産業用システムの
仮想化を導入する企業は、仮想化ハ ~10テラバイトの記憶容量、および20
複雑さと接続が増えているた ードウェアを独自に構築するか、また までのライセンスを提供します。
め、多くの製造企業は仮想化へと進ん はバンドルされたソリューションを選
仮想化の専門家の詳細な仕様には、
でいます。テクノロジは、ソフトウェ ぶか最初に決定する必要があります。 企業の仮想化機能と情報の要件、ビジ
アと設置されたハードウェア間の緊密 仮想化システムを独自に構築する場合 ネスの目標とインフラの設計の期待が
なリンクを断ち、産業用の制御システ は、内部のエンジニアが設計し、複数 含まれます。これらの仕様から、専門
ム、PCおよびサーバが接続されたネッ ベンダーから装置を調達し、システム 家は仮想化インフラトポロジを設計
2 | Ease Server Support With Pre-Configured Virtualization
Systems
トワークのセキュリティとライフサイ
を組み上げてテストし、立上げる必要
し、ハードウェアとソフトウェアを選
クルの管理を可能にします。
があります。このプロセスは複雑で、 択し、VMware®ホストとクラスタを構
時間と費用がかかります。
成します。
仮想化のメリット
物理的および仮想化イン
Application
Application
アプリケーション
アプリケーション
仮想化によって、独立
フラの提供に加えて、施設
オペレーティングシステム
オペレーティングシステム
Operating System
Operating System
したアプリケーションで
への導入も支援できます。
ハイパーバイザ
Hypervisor
のオペレーティングシス
これには、VMware HAと
ハイパーバイザ
Hypervisor
テムの複数インスタンス
DRS対応クラスタとしてホ
が、同じハードウェアプ
ストサーバを構成するこ
ラットフォームで仮想マ
と、VMストレージ(iSCSI)
図1
図3
シン(VM)として並んで実
とアプリケーションストレ
Fig. 1
Fig.
2
Fig. 3
図2
従来のサーバアプローチ
視覚化はOSやアプリケーションソフト
Traditional Server Approach
Virtualized Server Approach.
Virtualization permits hardware upgrades
ウェアを置き換えなくてもハードウェ
視覚化サーバアプローチ
The
hypervisor sits between
without replacing OS or application
行できるようになりま
ージ(CIFS)の設定、シン・ク
the hardware and the OS.
software. Multiple VMs can reside on a
アアップグレードを許可する。1台の
ハードウェアとOSの間に
single server.
す。また、VMを2つのサ
ライアント・ハードウェアの
サーバに複数のVMが存在できる。
ハイパーバイザが存在する。
ーバで同時に実行して、
供給、および物理サーバア
Selecting a Virtualization
Infrastructure
フォルトトレランスを構築したり、オ
一方、エンジニアリング済みで、
クセスと仮想スイッチの統合すること
Producers seeking toスケーラブルな仮想化インフラソリ
deploy virtualization in their facilities have the option of custom
ペレーティングシステムやアプリケー
が含まれます。
building the virtualization hardware from the ground up or purchasing a pre-engineered
ションを交換することなくハードウェ
and bundled system.ューションの場合は、仮想化の専門
Those who choose to custom build their system must not only
design it but also procure
equipment from multiple vendors, fabricate and test the
system,
アを変更することもできるようになり
家が製造企業向けに開発したものを利
仮想化システムのサポート
and
commission
it.
This
process
can
be
complex,
costly
and
take
several
weeks.
ます。VMのクラスタは、システム内 用します。それには、仮想化されたサ
仮想化を採用する企業は、ソリュー
の致命的な故障にリアルタイムで対 ーバで複数のオペレーティングシステ ションプロバイダにシステムの継続的
Enterprise patch field
応できます。
ムとアプリケーションを実行するのに
なサポートを依頼できます。サポート
Firewall
仮想化はシステムセキュリティも強 必要なハードウェアと仮想化ソフトウ
は、標準的なシステムサポートから、
DMZ switch
化します。つまり、企業はラックやパ ェアがすべて含まれています。また、 アクティブシステムの監視と管理まで
Application network patch files
ッチパネルに省スペースの非武装地帯 エンジニアリングサービスも付属して 幅広く用意されています。
Application network core switches
(DMZ)を配備できます。仮想化は、コン います。
エンジニアリング済みのシステムの
Server access switches
ピュータ関連資産をパッチ配布効率の
場合は、個々の装置やソフトウェアご
エンジニアリング済みの仮想化シス
向上や物理的なロックダウンの許可に テムは、産業環境の熱、内蔵電源と接 とに1つではなく、単一窓口で技術者に
EMC VNXe 3150
振り分けます。最終的に、仮想化によ 地の要件を満たしています。装置は組 依頼できます。システムサポートのオ
って、管理者がネットワーク全体と、 み立て済みで出荷され、システムパッ ペレータは世界中に存在してさまざま
Reserved for server expansion (up to 3x)
産業およびオートメーションの資産を ケージ全体の一部として、施設でのス
な言語で対応できるため、システム管
安全かつ離れた場所から監視して保護 タートアップと立上げサービスが含ま 理についてシームレスに連携をとるこ
3x C240 servers
できるようになります。
とができます。
れます。
これらの仮想化のメリットは、ダウ
さらに高度なシステム監視と管理
Reserved for UPS
ンタイムを最小限に抑え、重大な障害 エンジニアリング済みの設備
は、高度な監視、知識管理および診断
を回避し、セキュリティ侵害を防止す
エンジニアリング済みのシステムを 技術の上に構築されます。コストを削
ることにより、製造企業のリスクを減 選択する場合、シンプルなアプリケー 減し、パフォーマンスを促進し、シス
らすことです。
ションから、複雑な複数サーバ、複数 テムの稼働時間の最大化を支援する、
On the other hand, pre-engineered, scalable infrastructure solutions have been
アプリケーション環境までの構成をサ
高度なサポートが提供されます。 AT
developed to help businesses
more quickly and easily deploy virtualization in production
environments. Theseポートするように設計された複数のサ
systems contain all the hardware and virtualization software needed
セ
App
App
App
App
OS
OS
OS
OS
to run multiple operating systems and multiple applications on virtualized servers.
These packaged solutions provide an opportunity to bring together the world’s leading
manufacturers and software providers from the IT market, and combine them
with the
AUTOMATION
TODAY ASIA PACIFIC September 2016
knowledge and expertise of industrial automation and information companies.
13
価値ある 提案
アプリケーション
レベルのリモート・
サポート・チームが、
MESの保守を支援
エキスパート・サポート・サービスはスキル不足を
解消して、工場の稼働時間を増加します。
ジ
ョージ・ワシントン・フーズ
(GWF)社では、2012年にプラ
ントの制御と情報システムをア
ップグレードするプロジェクトを実施し
ました。GWFには、プラントのプロセス
とエンジニアリングを熟知したオートメ
ーション、電気、プロセス、およびITの
エンジニアがいましたが、誰もシステム
を全体として理解していませんでした。
GWFは、オーストラリアとニュージー
ランド最大の食品メーカの1つで、アソシ
エーテッド・ブリティッシュ・フーズ(ABF)
の完全子会社です。50年以上の歴史があ
り、チップトップ、Don KRC、MAURI
ANZ、およびJasolの4つの事業を運営し
て成長してきました。58の施設に6,500人
を超える従業員が働いています。
GWF社では、毎週780万個のパンと
338,000個のケーキを生産しています。
フランクス、ドライポークやカナバと呼
ばれるビーフソーセージ、およびキルバ
サのようなクランスキーなど、毎年世界
を二週できるほどの製品を生産していま
す。また、毎年、100万トンを超える穀物
や物資を、小麦粉や動物飼料にします。
統合の専門知識
アップグレードを実施するにあたり、
ロックウェル・オートメーションの ISPB
(情報ソフトウェアとプロセスビジネス)
から、情報ソリューション・プロジェク
ト・デリバリ・グループがGWFのチップ
トップ施設を訪問し、製造実行システ
ム(MES)ソフトウェアソリューションを
導入しました。統合されたソフトウェ
アプラットフォームには、FactoryTalk®
Production Centre®、FactoryTalk Vantage
Point®およびFactoryTalk Historianが含ま
れています。
ProductionCentreは、品質管理とビジネ
ス分析と、ペーパーレスの現場や修理の
実施を統合します。これによって、製造
企業が効率と品質を向上し、コストを削
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減し、データを接続して、より機敏
になることを支援します。
Vantage Pointによって、業務内
のすべてのポイントからのデータ
を迅速に利用できるようになりま
す。ユーザがリアルタイムで意思
決定を下すことができるように、
多くのデバイスからの制御データ
を保存して視覚化できます。
Historianの強力なレポートとトレ
ンディングツールによって、性能パラメ
ータについて重要な見解がもたらされま
す。ユーザは、制御システムまたはヒュ
ーマン・マシン・インターフェイス(HMI)
ソフトウェアのために高速で最大の解
像度でこれらのツールにアクセスできま
す。Historianは1台の機械またはプラント
規模のシステムからレポートでき、グロ
ーバルに接続ができます。
リアルタイムのサポート
GWFはプロジェクトの進行の際、スキ
ルが不足していると、高度なソフトウェ
ア投資が無駄になる危険があると考えま
した。彼らには、新しいシステムを維持
するために、エンジニアリングとプロセ
ス分野の知識をもつシステムエキスパー
トが必要でした。
GWFは、アプリケーションレベルの
ソリューションを開発することを、ロ
ックウェル・オートメーションのISPBデ
リバリチームのインダストリマネージャ
とリモート・サポート・サービスに依頼し
ました。ロックウェル・オートメーション
は、従来のリモート・サポート・サービス
であるTechConnectSMよりもさらに高いレ
ベルのカスタマ契約を提供する、リモー
ト・アプリケーション・レベルのサポート
をお奨めしました。
リモート・アプリケーション・レベルの
サポートは、リモート・サポート・チーム
がプラントのプロセス、システムアーキ
テクチャ、およびシステムの機能設計を
September 2016 AUTOMATION TODAY ASIA PACIFIC
より完全に理解することに努めるスター
トアップ期間から始まります。また、ス
タートアッププロセスではお客様の施設
のリソースとリモート・サポート・チーム
の間でより緊密な関係を築きます。
このサービスによって、ダウンタイ
ムを最小化して、最適な性能パラメータ
内でラインを稼動し続けることができま
す。制御システムのインフラの状態、製
造のネットワーク、およびクリティカル
なタグを積極的にモニタすることによっ
て、生産性を向上できます。また、機械
の問題に関するデータの収集と管理が、
保守計画に役立ちます。最後に、人員
配置が変わっても、施設の知識を保持
できます。
チップトップ施設では、ロックウェ
ル・オートメーションのサポートが、文
書化された実施例へのアクセス、リモー
ト診断、および早期介入によって、アプ
リケーションレベルの問題を見つけて解
消し、システムのダウンタイムを最小限
に抑えることを支援できたことを理解し
ました。そして、GWRの2番目の施設で
あるDon KRCでも、2014年に主要なスタ
ッフが引退した後、アプリケーションレ
ベルのサポートを導入しました。 AT
技術に関する 記事
産業ネットワークをベストに保つ
産業用オートメーションの専門家の支援によって、ネット モニタリングの管理
ワークのアップグレード、モニタと管理の課題を解決
多くの企業が、効率的にパッチを適
製
造企業は生産目標を達成する
ために、毎日課題に直面して
います。現場のコントローラ
から世界中のあらゆる場所にあるサー
バまでのすべてが接続されているこの
時代においては、ネットワークおよび
セキュリティインフラの管理が、これ
らの課題の1つになります。
オペレーションがネットワーク接
続されスムーズに稼動し続ける、セ
キュアで堅牢およびレジリエントな
(回復性に優れた)ネットワークインフ
ラを構築して維持するために、企業は
ネットワーク設計と管理について多く
の側面を考慮する必要があります。
これらは、ネットワーク改善の5段階
(評価、設計、導入、検証、および監視)
で構成されています。
段階的なネットワーク改善
ネットワークの状況にアクセスでき
るようになることで、自社のネットワ
ークがその運用や可用性ベースライン
に応じて動作しているかを判断できる
ようになります。また、ネットワーク
アーキテクチャが知的財産や資産を保
護するのに十分堅牢であるかについて
も評価すべきです。関連するネットワ
ークセキュリティに問題はないでしょ
うか? 問題があるのであれば、どのよ
うにすれば解決ができるでしょうか?
これらの評価に基づいて、ニーズを
満たすようにネットワークソリューシ
ョンを設計することができます。新た
に設計されたアーキテクチャは、マル
ウェアの攻撃から保護し、要求に対応す
るために拡張できるようにする必要があ
ります。アップグレードと同様に、オペ
レーションの可用性を最大化するために
技術のリフレッシュ作業の優先順位を設
定する方法を決める必要があります。
ネットワークのアップグレードを設
計できたら、インフラをアップグレー
ドするときの影響を推定し、変更を達
成できる最善の方法を決める必要があ
ります。アップグレードは、他のプロ
セス制御ネットワーク装置とインター
フェイスするデバイスの構成を最善に
するよい機会です。アップグレードに
新しい装置を必要とする場合、データ
を保護するためにどのくらい古い装置
を廃棄するかについても決める必要が
あります。
設計と実装の検証には、さらに考慮
すべき事項があります。会社や工場が
ある地域、業種、状況に適用される規
制を知り、設計がその規制に準拠して
いるかを確認する必要があります。規
制ごとにコンプライアンス違反のリス
クと、コンプライアンスに適合するま
での猶予期間が定められています。多
くの業種では、既存設計を業界固有の
リファレンスアーキテクチャに移行す
ることを検討することになるでしょう。
評価、設計、実装、および検証作業
がすべて完了したら、まだ稼動してい
て、安全に動作しているネットワーク
を維持するための最良の監視戦略を検
討する必要があります。
用し、システムをアップグレードし、
脅威や障害についてネットワークをモ
ニタして、適切な場所で適切なタイミ
ングで適切なスキルを持った人材を配
置することに苦労しています。産業用オ
ートメーションの専門家のグループに依
頼することは、継続的にセキュアなネッ
トワークを運用するためのコスト効率が
よくリスクを低減する方法の1つです。
ロックウェル・オートメーションのよ
うな外部の企業と共に作業することで、
ワンストップでテクニカルリソースに
アクセスして、トラブルシューティン
グできるようにすることで、保守要員
の生産性を高めて、ダウンタイムを減
らすことができます。このような連携
によって、新しい機器を素早く統合し
て、システムをより迅速に起動し、ネ
ットワークの管理に要する時間を短縮
し、保守作業の時間とコストを最小限
に保つことができます。
ロックウェル・オートメーションのネ
ットワークとセキュリティサービスのチ
ームは、プロセス制御、製造アプリケ
ーション、および産業ネットワークア
ーキテクチャにおいて広範な専門知識
を持った複数分野の専門家で構成され
ています。TechConnectSMによって、企
業は週5日で8時間または年中無休の24
時間で、22の言語でITとOT(運用技術)
の認定エンジニアによるオンラインサ
ポートと電話サポートを受けることが
できます。ロックウェル・オートメーシ
ョンでは、他にVirtual Support Engineer™
サービスをご用意しており、重要なパラ
メータをモニタし、セキュアなリモート
アクセスによって生産に影響を及ぼす前
に問題を解消できます。
企業は、カスタマイズ可能なアラー
ム、セキュアなリモートアクセス、サ
ービスレベル契約、資産の健全性のモ
ニタ、レポート、トレンディング、お
よびダッシュボードのあるリモート・モ
ニタ・サービスを選ぶこともできます。
一部の企業は、バックアップ/比較、ド
メイン管理、構成、ライフサイクル管
理、VM作成、VLAN、ユーザグループ、
およびポリシー管理、およびオプション
のセキュリティサービスに追加した、
より包括的な管理サービスを選択され
ています。 AT
AUTOMATION TODAY ASIA PACIFIC September 2016
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製品
情報
低圧MCCは開発、立上げ、および設置
作業を軽減
安全評価サービスによる計画の
評価
アレン・ブラドリーのCENTERLINE® 2500低圧モータ・コントロール・セ
ンタ(MCC)は、インテリジェント、安全、および信頼性のために設計さ
れています。
工場で取付けられて構成済みで検証されたEtherNet/IP™ネットワーク
インフラで、完全に組立て済みを使用可能なシステムが、世界中の施設
で製造されているため、ユーザは完全動作可能なユニットを設置して、
他のモータコントローラよりも迅速に稼動できます。構成済みでテスト
済みのプログラムであるため、ユーザは開発、立上げ、および設置時間
を短縮できます。
MCCはIEC 61439-2規格に従って設計されており、固定式または引き出
し式のユニット設計を使用できます。完全引き出し式のユニット設計で
は素早い交換が可能で、保守とダウンタイムを最小限に抑えることがで
きます。3線と4線式のバスバー・パワー・システムは、現地の要件を満た
すのに役立ちます。
IntelliCENTER®テクノロジと搭載したCENTERLINE MCCは、内蔵のネッ
トワークと構成済みのソフトウェアを使用して、パフォーマンスの向
上、システム規模の統合、さらに予知保全のために診断情報の共有を行
ないます。
モータ制御装置の完全なラインに加えて、CENTERLINE 2500 MCCも配
電装置をパッケージングしています。気中遮断器、フィーダ、メインタイ-メイン、メインおよびトランスを含むことができます。直入れス
タータ、フィーダ、ソフトスタータ、および可変周波数ドライブによっ
て、システムをシンプルで効率的に管理できます。
ロックウェル・オートメーションの安全の専門家は、
安全規格や生産環境に関して総合的な知識を持ってい
ます。安全評価サービスは規模に合わせて拡大縮小可能
で、ローカルでもグローバルでも、企業全体で費用効果
のよい管理可能な方法で安全の目標を満たすためにオプ
ションもご用意しています。
例えば、適合性監査は機械の高度な安全分析を行ない
ます。監査は安全機能と非常停止を実行する保護コンポー
ネントを評価し、ロックアウト/タグアウトまたは絶縁デ
バイスを識別してラベリングします。
防護の評価は、工場ですぐに対応するために主要なガ
ードハザードを識別します。レポートには、ハザードの
暴露、規格に沿ったカテゴリ/安全遂行レベル、および可
能な安全防護またはリスク緩和ソリューションが記載さ
れます。
ロックウェル・オートメーションの安全エンジニア/コン
サルタントに実施されるリスクアセスメントは、主なハザ
ード/タスクを特定し、安全改善のための推奨事項を提出
します。チームベースのリスクアセスメントには、基本的
なリスクアセスメントのトレーニング、さまざまな作業中
のハザード(危険源)特定、および広範なレポート文書が含
まれています。
詳細は、以下のWebページをご覧ください。
www.rockwellautomation.com/global/services/safety/
overview.page?
詳細は、以下のWebページをご覧ください。
http://ab.rockwellautomation.com/drives/medium-voltage/
powerflex-7000-with-arcshield
フォルトトレラント ・・・自己回復
光ファイバーネットワーク
(リング、バス、スター ・・・制限なし)
1756プラグイン式
モジュール
(ControlLogix)
・ 冗長性
1771プラグイン式
モジュール
(PLC-5)
光ファイバー通信モジュール
ロックウェル・オートメーション/アレン・ブラドリー
ControlNet®, イーサネット、EtherNet/IP,
データ・ハイウェイ・プラス(DH+), リモートI/O,
DH-485, DF1, Modbus, Modbus Plus,
およびRS-232/485通信ネットワーク
・60マイル(96km)以上
離れた距離まで対応
1746プラグイン式
モジュール
(SLC)
Phoenix Digital
DINレール
スタンドアロン
モジュール
16
・ULおよびUL/CクラスI,
ディビジョン2, CEマーク
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・ リアルタイム
診断機能
パネル取付け
スタンドアロン
モジュール
7650 East Evans Rd.
Bldg. A
Scottsdale. AZ 85260
Phone: +1 (480) 483-7393
Fax: +1 (480) 483-7391
e-mail: [email protected]
情報
製品
FEEDの調査によってプロジェクトの
リスクを最小化
高圧ドライブの技術の進歩が安全上
のリスク削減を支援
フロント・エンド・エンジニアリングと設計(FEED)は、プロジェ
クトが成功するために重要な役割を果たします。FEED調査には、
プロジェクト全範囲、完全なプロジェクトの予算、所有に要する
総費用、実施のタイムラインと初期リスクアセスメントが含まれ
ています。
FEEDによって、ユーザはライフサイクルコストの低減を実現
し、プロジェクトの技術、スケジュール、コストのリスクを減ら
し、プラントの起動と置き換えに要する時間を短縮し、さらにリ
スクの特定と緩和を改善できました。
ロックウェル・オートメーションのグローバル・ソリューショ
ン・チームは、大規模または小型のブラウンフィールド、または
グリーンフィールドプロジェクトを開始する企業にFEEDの調査を
提供します。一般的に、FEEDは、コンセプト段階の後、詳細なエ
ンジニアリング設計の前に実施されます。
サービスエリアは、化学、石油&ガス、食品と飲料、ライフサ
イエンス、鉱業、および鉱物とセメントです。ロックウェル・オ
ートメーションは、プロセス、安全、機械、品質、パワー/電気お
よび計装、さらに制御とネットワーク、情報(MIS/MES)およびパッ
ケージ装置などの分野に機能に提供します。
FEED時の一般的な提出物には、要件とパッケージ仕様、MCCパ
ネル設計、高度な制御と最適化の仕様、移行ストラテジ、および
PFDとP&ID電気図が含まれます。その後、提出物は、プロジェク
ト全体のコスト見積もり、ROIの正当化、調達シナリオとプロジェ
クトのスケジュールを生成するために使用されます。
アレン・ブラドリーのPowerFlex® 7000ドライブシステムは、フ
ル回生機能を搭載した最初の耐アーク高圧ドライブで、耐アー
クエンクロージャとインテリジェント制御システムに、リモー
ト運転とモニタ機能を組み合わせることで、安全機能を向上で
きます。
システムは、幅広い重工業のニーズと、同期モータや誘導モ
ータの2.4kV~6.6kV、430Aまでの定格の構成を満たすように設
計されています。世界中の耐アーク規格を満たしていることが
認定されたArcShield™を搭載したドライブシステムは、完全に統
合されたアレン・ブラドリーのCENTERLINE®スタータとPowerFlex
7000ドライブの組み合わせたものです。
ArcShieldは、タイプ2Bのアクセス性を提供します。アーク
フラッシュによって発生するエネルギーの方向をエンクロージ
ャ上部へと、作業者から逸らすように設計されたタイプ2B保
護は、その接近性により、アークフォルト発生時にエンクロー
ジャの前面、側面、背面のどの位置にいても作業者を保護しま
す。タイプ2B保護は、低圧制御ドアを保守作業のために開いて
いるときも変わりません。
より効率的なモータの減速や停止は、回生ドライブ技術で実
施できます。EtherNet/IP™通信は、Logix制御プラットフォームに
完全に統合されています。さらに、Logix制御プラットフォーム
とのプレミア統合によって、アプリケーションに開発時間が短
縮され、使いやすく、素早く保守できるようになります。
詳細は、以下のWebページをご覧ください。
www.rockwellautomation.com/global/services/systems-design/
front-end-engineering.page
詳細は、以下のWebページをご覧ください。
http://ab.rockwellautomation.com/drives/medium-voltage/
powerflex-7000-with-arcshield
www.powerohm.com
Powerohm
Powerohm
タイプPWブレーキモジュール タイプPKシリーズのブレーキキット
旧型ドライブ&Kinetix サーボ用
PowerFlexドライブ用
•
•
AC 電圧: 208 - 720V
対称電流(A RMS): 50 - 1200A
Powerohm タイプHRG
接地システム
接地システム
電圧: 208 - 13,800V
電流: 0.5 - 25A
Powerohm
タイプPWシリーズモジュール
旧型ドライブ用
Powerohm
パート番号
MFGパート番号
Powerohm
パート番号
MFGパート番号
PKA005
1336-MOD-KA005
PWA018
WA018
PKA010
1336-MOD-KA010
PWA070
WA070
PKB005
1336-MOD-KB005
PWA115
WA115
PKB010
1336-MOD-KB010
PWB009
WB009
PKB050
1336-MOD-KB050
PWB035
WB035
PWB110
WB110
PKC005
1336-MOD-KC005
PWC009
WC009
PKC010
1336-MOD-KC010
PWC035
WC035
PKC050
1336-MOD-KC050
PWC085
WC085
Powerohm
タイプPFブレーキレジスタ
PowerFlex&旧型ドライブ用
•
•
•
圧延亜鉛めっきされたエンクロ ージャ
N.C.温度スイッチ
2点端子台
ロックウェル・オートメーション
設計ソフトウェアの特長
•
•
•
エンジニアリング支援
Motion Analyzer
Proposal Builder
お問い合わせ先
Ph.: +01-859-384-8088 Ext. 2
Fax: +01-859-384-8099
Email: [email protected]
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ロックウェル・オートメーション
のサービス&サポート
生産のライフサイクルを通してリスクを減らして、価値を創造
実現可能性
&概念の
研究
フロント・
エンド・エ
ンジニアリ
ング&設計
設計&
エンジニア
リング
設置&
立上げ
グローバルサポート。現地対応。
安心をお届け。
実現可能性と概念の研究から、アップグレードと移行まで、ロックウェ
ル・オートメーションは生産のライフサイクルを通してプロジェクトリ
スクを減らし、価値を創造することを支援します。サービスの適切な組
み合わせを提供して、生産性の向上、工場資産の最適化、および企業全
体の財務実績の改善をお手伝いいたします。お客様のニーズに合わせた
現地での支援をお求めの場合は、現地のロックウェル・オートメーショ
ン営業所または認定代理店にご連絡ください。
ロックウェル・オートメーションのサービスとサポートについて
は、以下のWebページをご覧ください。
www.rockwellautomation.com/global/services/overview.page?
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運転&保守
アップグレ
ード&移行
Fly UP