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イギリス文学探訪7 Puritan Revolution 政治信条 John Milton, 1608
2013/6/15 Puritan Revolution 政治信条 • 1649年に共和政府が 成立 イギリス文学探訪7 ピューリタン革命 Puritan Revolution、1640~60 • 王権と議会の対立“ • スコットランド軍とたた かう費用を調達するため 、1640年春に議会を召集 したものの、議会が要求 を拒否 • 国教会とピューリタンをめぐ る問題 • 1637年にチャールズ1世が スコットランドに国教会の祈 祷書を強制しようとした • スコットランドの長老派 (ピューリタン)が反乱 • 40年にはスコットランド軍が イングランド北部を占領 ピューリタン革命の意義 1 • Oliver Cromwell 1599 ~1658 • 王制を廃止した。 John Milton, 1608~74 • Cambridge大学出身 • Shakespeare以降、もっ とも偉大なイギリス詩 人 • Cambridge, Christ College卒業 ピューリタン革命の意義2 • ピューリタン革命は絶対王政に対する抗議 • この革命は、信教の自由への道を開く • 政治と宗教の新しい関係を生みだす • 伝統的な議会を通じた穏健な改革から軍事 力による革命へと発展 • 政府の権力は制限すべきであるというイギリ スの伝統を拡大 • 暴力による政府の転覆、新しい制度の導入、 事実上の独裁政治をへて、古い伝統の範囲 内で新しい慣行をとりいれた王政復古へとす すんだ。 • イギリス近代化のきっかけを与えた 1 2013/6/15 王政復古 Milton 雄大な主題と崇高な宗教理想 Restoration、1660 • 失楽園 Paradise Lost、1677 • 傲慢(ごうまん)と野望にかられ、配下の天使をひきいて神に 反逆した大天使ルシファーは、地獄におとされた。堕天使サ タン(→ 悪魔)となったルシファーは神への復讐をくわだてる。 そこでサタンは、神が創造した人間を誘惑しようと、地上の楽 園エデンに侵入する。そして蛇の姿をかりてイブをそそのか し、禁じられた知恵の木の実を食べさせる。結局、アダムも 実を食べ、このときから人間は原罪と死をせおうことになる。 無垢(むく)の心をうしなって裸体をかくしあうようになった2人 は、やがて楽園からでていくように命じられた。しかし、天使ミ カエルに、これからおこる出来事—キリストの受肉、死、復活 そして昇天—を説かれ、心なぐさめられ、神と新たな契約を かわすのである。 チャールズ2世が王位に ついたことをさす Lucifer (Archangel Fallen Angel: 堕天使サタン) 原罪、Original Sin • 傲慢と野望にかられ、配下の 天使をひきいて神に反逆した 大天使ルシファーは、地獄に おとされた。堕天使サタン(悪 魔)となったルシファーは神へ の復讐をくわだてる。 • サタンは、神が創造した人間 を誘惑しようと、地上の楽園エ デンに侵入する。そして蛇の 姿をかりてイブをそそのかし、 禁じられた知恵の木の実を食 べさせる。結局、アダムも実を 食べ、このときから人間は原 罪と死をせおうことになる。 • アダムがおかした罪、あるいはアダムから全 人類におよんだ罪 • 罪とは、神の意志に反する状態、神から遠ざ かっている状態 • 原罪が性行為によって世代から世代へと遺 伝する • 予定説predestination:天地創造前に、天国と 地獄にいける人はすでに決まっている Paradise Lost by John Milton Book IV, ll. 288-311 Michael (Archangel) • ガブリエル、ラファエル、ウ リエルとならぶ四大天使の ひとり。ユダヤ教・キリスト 教・イスラム教で共通に重 んじられる。天使長であり (「ダニエル書」10章13、21 節、12章1節)、イスラエル の守護天使でもある。また、 病人、食料雑貨商、水夫、 および兵士の守護天使とし ても知られている。 • 1970年より大天使ガブリエ ルやラファエルとともに記 念されることになり、9月29 日が祝祭日とさだめられた。 Two of far nobler shape erect and tall, Godlike erect, with native Honour clad In naked Majestie seemd Lords of all, And worthie seemd, for in thir looks Divine The image of thir glorious Maker shon, Truth, Wisdome, Sanctitude(神々しさ) severe and pure, Severe, but in true filial freedom plac't; Whence true autoritie(権威) in men; though both Not equal, as thir sex not equal seemd; For contemplation hee and valour formd,(思索と勇気) For softness shee and sweet attractive Grace, (優しさと優雅な魅 力) • Hee for God only, shee for God in him: • (彼は神に、彼女は彼の中の神のために作られた) • • • • • • • • • • • 2 2013/6/15 Eveの誕生に見られる 「男尊女卑」の観念 • His fair large Front and Eye sublime declar‘d Absolute rule(絶 対的支配); and Hyacinthin Locks • Round from his parted forelock manly hung Clustring, but not beneath his shoulders broad: Shee as a vail down to the slender waste • Her unadorned golden tresses(飾らないまとめた金髪) wore • Dissheveld, but in wanton ringlets(みだらな巻き毛) wav'd • As the Vine curles her tendrils, which impli'd • Subjection, but requir'd with gentle sway, • And by her yeilded, by him best receivd, • Yeilded with coy submission, modest pride, • And sweet reluctant amorous delay. Paradise Lostに影響を受けた作品 • Frankenstein: or The Modern Prometheus By Mary Shelley • 天使禁猟区 古代ギリシャ彫刻 とルネサンス彫刻 • 均整・調和などがその 理想とされる。 • 理性と秩序、激しい感 情は抑制 • 女性は、男性(Adam)の あばら骨からつくられた 女性は劣等なもの 無条件に受け入れてはい けない考え 古典主義、Neo-Classicism, 17世紀末から19世紀中頃 • ヨーロッパでギリシャ・ローマ古典古代が理想 • その時代の学芸・文化を模範とする イギリスの古典主義 • イギリスでは17世紀後 半に詩人ジョン・ドライ デンJohn Dryden 1631 ~1700が、フランスの 影響のもとで古典主義 の基礎を築く • イギリス最初の桂冠詩 人(Poet Laureate:王室 が最高の詩人に与える 称号) 3 2013/6/15 John Dryden 1631~1700 風刺詩(Satire)の名手 • ピューリタン革命の指導者、クロムウェルの死を称 え(Heroic Stanza 1659)を発表 • 王政復古ではチャールズ2世の復位を黄金時代の 到来と歓迎してAstraea Redux(帰ってきた女神 1660)を発表 • この時チャールズ2世がカトリック教徒だったため、 プロテスタントからカトリックに改宗 • 政治的、宗教的変節硬直した精神主義に囚われ ず、平和な時代に誰にも共有出来る文化を創造した かった世俗文化の草分け • Mac Flecknoe 1682は、自分に敵対する二流 詩人Thomas Shadwell(1642-92)をやり玉に挙 げている。 • 個人攻撃はいつしか人間の性質の一つ「愚 鈍=dullness」を一般化して描き出す Mac Flecknoe 1682 • (All human things are subject to decay,) And, when Fate summons, monarchs must obey: This Flecknoe found, who, like Augustus, young Was call'd to empire, and had govern'd long: In prose and verse, was own'd, without dispute Through all the realms of Non-sense, absolute. This aged prince now flourishing in peace, • And blest with issue of a large increase, • • Mature in dullness from his tender years(子どもの頃から). Shadwell alone, of all my sons, is he Worn out with business, did at length debate Who stands confirm‘d in full stupidity(完全な愚鈍さを有している). To settle the succession of the State: The rest to some faint meaning make pretence(知った振りをする), And pond'ring which of all his sons was fit To reign, and wage immortal war with wit; But Shadwell never deviates into sense(分かった振りなどしない). Cry'd, 'tis resolv'd; for nature pleads that he Should only rule, who most resembles me: Shadwell alone my perfect image bears, Some beams of wit (知性の光)on other souls may fall, Strike through and make a lucid interval; But Shadwell’s genuine night admits no ray(真の闇は光を通さない), His rising fogs prevail upon the day: (霧が太陽を覆い隠す) Enlightenment 啓蒙主義 in the late 17th and the early 18th century • 18世紀にはいってからアレクサンダー・ポー プが「批評論」(1711)や「人間論」(1733~34)と いった詩作品をとおしてイギリス独自の古典 主義を完成させた。 • Scientific views by Copernicus, Galileo, Newton 4 2013/6/15 • Philosophical support from Francis Bacon, Rene Descartes, John Locke • Universe as machine running in accordance with scientific laws • Nature was nothing but a matter Infinite human progress • Reason, Science, Technology Industrial Revolution • Modern Consumer Society • Getting better • Science will save us from all future ills 魔法と科学 • Arthur・C・Clarke(イギリ ス出身のSF作家) 人間が自然と対峙 狩猟、農耕生活 魔法昔話 • ロシア・ファオルマリスト • ウラジミール・プロップ • 過去の社会制度が昔 話の基盤 • 信仰 • 宗教 • 宗教儀礼 • 神話 • 「非常に進んだ科学技 術は魔法(神の力)と区 別がつかない」 • 自然力の中に人間を支 配する力 • 自然の力と同様な不可 解さ、不可思議さ • 理にかなった必然性 • 神を創造 • 高次の権力を与え • 構造化 5 2013/6/15 科学と疑似科学 「線引き問題」 魔法物語誕生 • 科学 • 社会が変質 • 疑似科学 • 昔話に取り込まれる • 科学のようで科学でな い • 芸術的創造力により魔 法物語へと変質 科学でないもの 科学のようなもの • 分野の研究者が自分 たちの研究を科学的だ と主張 • 創造科学(creation science)、 • 占星術 • 地縛霊 • 前世の記憶に関する主 張 • その主張に科学的な装 いをまとわせる場合 • 超心理学 • 中国医学 違いのボーダーラインは微妙 • 科学の過去と現在 • ニュートン力学 • アインシュタインの一般 相対性理論 • 10年先??? 占星術と錬金術 • 魔術の中に含まれる • 占星術 • 紀元前2世紀、アリスト テレス、プトレマイオス • メソポタミア、ギリシャ、 イスラムを経由 • ヨーロッパへと受け継 がれた 6 2013/6/15 星座の意味 • 人の運勢を決める • 星座、12宮(牡羊座、牡 牛座というような)にな る。そして, • 生まれたときの太陽の 位置が来るか(ホロス コープ)が基準 • 星術師のコペルニクス は16世紀に地動説を唱 える • 星座や星(プラネット)に は象徴的な意味 • ヨハネス・ケプラーは精 緻な観測をもとに、「天 体の運動は楕円であ る」ことを発表 口承文芸と文学との相違点 • 口承文芸 作者がいな い • 一言一句聴いたまま を反復しない 魔術から生まれた科学 • 文学作品 作者がいる • 書き換えられることは ない • ケプラーは神秘思想を 信奉 • 「神と太陽を同一視し、 宇宙の数学的調和の 中に神のメッセージを 探そうとした」(伊勢田 68) 口承文芸では 因果関係とは異質の論理を使う • 動物と人間の一体化 • 現代人の世界観とは異なる論理 • 作者と読者が必要 • 語り手は自分なりの変 化を加える • 口承文芸は絶えず変 化し、姿を変える • 昔話=嘘 リアリズム文学の祖先 • 異常で、現実に合わない • リアリズム文学はエリート層のもの • 語られたことは起きたことがない • 日常のこと、毎日のことを描く • 異常な驚き • 興味を引く 口承民芸は、字の読めない民衆が語り継いで きた。 7 2013/6/15 ユーモア 場所 • 異常を普通のことのように語る • 昔話 触れられない 登場人物 • 昔話 タイプとしてのみ 描写される • 小説 描写される 人物設定 • 昔話 必要な人物のみ が描かれる • 役割のある人物のみが 描かれる • 小説 主人公以外も描 写 • 小説 明示する 風景 • 昔話 ほとんど描写さ れない 類型的に描く • 小説 描写される 空間と時間 • 昔話 始まったら、その まま終わりまで時間が 進む • 小説 異なることが、別 の空間、時間に起こり 並列される • 家を出たら、家に帰り 着くまで、他の場所に たどり着くまでが時間 通りに描かれる 8 2013/6/15 小説の歴史 Daniel Defoe (1659?-1731) • イギリスの小説家・ジャー ナリスト。 • 18世紀初頭から中葉にイギリスで始まる • ジャーナリスト・小説家・社 会思想家 • 散文で書かれた、実生活に即した架空の物 語 • 1702年には • 非国教徒への英国国教会 の偏見に同調する風をよそ おいながら、宗教的非寛容 を風刺。 • 超自然と自然、空想と理性、過剰な情欲と凡 庸な常識をまぜあわせ、共存させる The Life and Strange Surprising Adventures of Robinson Crusoe 1719 Crusoe Met Friday It happened one day, about noon, going towards my boat, I was exceedingly surprised with the print of a man's naked foot on the shore, which was very plain to be seen on the sand. I stood like one thunderstruck, or as if I had seen an apparition. I listened, I looked round me, but I could hear nothing, nor see anything; I went up to a rising ground to look farther; I went up the shore and down the shore, but it was all one; I could see no other impression but that one. I went to it again to see if there were any more, and to observe if it might not be my fancy; but there was no room for that, for there was exactly the print of a foot - toes, heel, and every part of a foot. • チリ沖のフアンフェルナンデス諸島のひとつに置き去りにさ れた船乗りのアレクサンダー・セルカークの体験談をもとにし ている。 • ヨーク生まれのCrusoeは父の忠告を振り切って冒険航海に 出る。出航まもなく大嵐(おおあらし)が前途を予告するように 彼を襲うが、それにも懲りないでついに難破し、28年にわ たって孤島で生活することになる. • 人を寄せ付けない自然を、残されたわずかの道具を用いて 住みやすいように改造し、家をつくり穀物を栽培してたくまし く生き抜く話が中心<=自然を文明化する • これまでのロマンス風の散文物語と異なり、平易な文章を駆 使して写実的に描く • 苦難に支配されずに着実に生活を築く当時のイギリス市民 の生き方がよく出ていて、イギリス小説成立期の重要作品で ある。 • • How it came thither I knew not, nor could I in the least imagine; but after innumerable fluttering thoughts, like a man perfectly confused and out of myself, I came home to my fortification, not feeling, as we say, the ground I went on, but terrified to the last degree, looking behind me at every two or three steps, mistaking every bush and tree, and fancying every stump at a distance to be a man. • Nor is it possible to describe how many various shapes my affrighted imagination represented things to me in, how many wild ideas were found every moment in my fancy, and what strange, unaccountable whimsies came into my thoughts by the way. When I came to my castle (for so I think I called it ever after this), I fled into it like one pursued. Whether I went over by the ladder, as first contrived, or went in at the hole in the rock, which I had called a door, I cannot remember; no, nor could I remember the next morning, for never frightened hare fled to cover, or fox to earth, with more terror of mind than I to this retreat. 9 2013/6/15 • I slept none that night; the farther I was from the occasion of my fright, the greater my apprehensions were, which is something contrary to the nature of such things, and especially to the usual practice of all creatures in fear; but I was so embarrassed with my own frightful ideas of the thing, that I formed nothing but dismal imaginations to myself, even though I was now a great way off. • Sometimes I fancied it must be the devil, and reason joined in with me in this supposition, for how should any other thing in human shape come into the place? Where was the vessel that brought them? What marks were there of any other footstep? And how was it possible a man should come there? Samuel Richardson 1689~1761 • 年若くして、印刷屋に奉公 にだされ、のちにロンドンに 自分の印刷店を開業。 • 優秀な手紙代書人として知 られるようになった • リチャードソンの小説はす べて、彼が改良し発展させ た書簡体形式(一連の手 紙)で書かれている • イギリスの近代小説の創設 者 • But then, to think that Satan should take human shape upon him in such a place, where there could be no manner of occasion for it, but to leave the print of his foot behind him, and that even for no purpose too, for he could not be sure I should see it - this was an amusement the other way. 書簡体小説:Epistolary Novelsと Richardson作品の特質 • 登場人物が読者に直接語りかけるため、臨 場感が生まれる • 口語表現なので、わかりやすく親しみやすい • + • 読者の好奇心をあおる事件をいくつも配置し た • ピューリタン的道徳観に基づく教訓を盛り込 む Pamela、 1740 第11信 • 貧しい家出身の純粋無垢な15才の少女Pamela Andrews は 豊かなB家にメイドとして雇われる。B婦人の死後、その息子 B氏が金の力で執拗に彼女を求める。これを嫌い、パメラは 実家に帰ろうとする。しかし、B氏が策略をめぐらせ、彼女を 別の屋敷に軟禁する。理解者を得て手紙のやりとりを彼とで きるようになるが、度々その手紙の束をB氏に読まれてしま う。愛人になるよう迫るB氏は、何度も拒まれつつも、身分の 差をものともしない自分のパメラへの真心を自覚し本気で彼 女に求愛する。その真剣さをしたためれた手紙を読み、パメ ラも彼を愛するようになる。二人は結婚する。パメラは結婚し てからの紆余曲折を乗り切り幸せになる。 • Dear Mother • Well, I can't find my letter, and so I'll try to recollect it all, and be as brief as I can. All went well enough in the main for some time after my letter but one. At last, I saw some reason to suspect; for he would look upon me, whenever he saw me, in such a manner, as shewed not well; and one day he came to me, as I was in the summer-house in the little garden, at work with my needle, and Mrs. Jervis was just gone from me; and I would have gone out, but he said, No don't go, Pamela; I have something to say to you; and you always fly me when I come near you, as if you were afraid of me. I was much out of countenance, you may well think; but said, at last, It does not become your good servant to stay in your presence, sir, without your business required it; and I hope I shall always know my place. Well, says he, my business does require it sometimes; and I have a mind you should stay to hear what I have to say to you. 10 2013/6/15 • I stood still confounded, and began to tremble, and the more when he took me by the hand; for now no soul was near us. My sister Davers, said he, (and seemed, I thought, to be as much at a loss for words as I,) would have had you live with her; but she would not do for you what I am resolved to do, if you continue faithful and obliging. What say'st thou, my girl? said he, with some eagerness; had'st thou not rather stay with me, than go to my sister Davers? He looked so, as filled me with affrightment; I don't know how; wildly, I thought. I said, when I could speak, Your honour will forgive me; but as you have no lady for me to wait upon, and my good lady has been now dead this twelvemonth, I had rather, if it would not displease you, wait upon Lady Davers, because-- Dr Samuel Johnson,1709-1784 A Dictionary of the English Language • I was proceeding, and he said, a little hastily--Because you are a little fool, and know not what's good for yourself. I tell you I will make a gentle woman of you, if you be obliging, and don't stand in your own light; and so saying, he put his arm about me, and kissed me! Now, you will say, all his wickedness appeared plainly. I struggled and trembled, and was so benumbed with terror, that I sunk down, not in a fit, and yet not myself; and I found myself in his arms, quite void of strength; and he kissed me two or three times, with frightful eagerness.--At last I burst from him, and was getting out of the summer-house; but he held me back, and shut the door. Ludgate Hill • The Great Cham (大御 所) Fleet Street, London • 出版社、新聞社の集ま る通り A Dictionary of the English Language, 1755 A DICTIONARY of the English Language: in which The WORDS are deduced from their ORIGINALS, and ILLUSTRATED in their DIFFERENT SIGNIFICATIONS by EXAMPLES from the best WRITERS. To which are prefixed and AN ENGLISH GRAMMAR. By SAMUEL JOHNSON, A.M. In TWO Volumes VOL. I 11 2013/6/15 Clear Definition of words and Correct Spellings • 理性(Reason)の時代 18世紀 「事物の感覚的把握と事物の名称は厳密に は対応しない。言語は事物の世界から遊離し た社会習慣の体系にすぎない。完全な言語 を人間が構築することは不可能だ。」 by John Locke, 1632-1704 「知識の伝播に必要な数学的明証性に匹敵 する明晰な言語が必要」 by The Royal Society £ 675 two vols, 200 copies a year • a 42,773 word list, to which only a few more were added in subsequent editions, together with approximately 50,000 "illustrations". • An important innovation of Johnson's was to illustrate the meanings of his words by literary quotation, of which there are around 114,000. Humorous Definitions • “Lexicographer: a writer of dictionaries, a harmless drudge(こつこつ仕事をする人)…", and • "Oats: a grain which in England is generally given to horses, but in Scotland supports the people". 12