...

事業(営業)報告 2 - 公益財団法人 青森県フェリー埠頭公社

by user

on
Category: Documents
19

views

Report

Comments

Transcript

事業(営業)報告 2 - 公益財団法人 青森県フェリー埠頭公社
 事業(営業)報告
平成23年度の事業(営業)実績
(1)総括事項
ア 新公益法人制度改革への適切な対応が求められていることから、公益財団法人への移行方針を決定し、国及び県
の指導を受け具体化に努めました。
イ 青森港の旧ターミナルビル解体工事は9月に完工いたしました。旧ターミナルビルの跡地を含める駐車場の動線
修繕工事については、船会社との意見集約を終えましたが、工事については次年度へ繰り越ししました。
ウ 東日本大震災により被災した八戸港フェリー埠頭の岸壁、ターミナルビル、駐車場、泊地、公社事務所等の復旧
工事を早期に実施し、7月11日からフェリーの運航を再開しました。
エ 八戸港における可動橋修繕工事は、東日本大震災の復旧工事を優先したため、次年度に繰り越ししました。
オ 八戸港における新造船への対応工事は完了し、平成24年4月9日から1万トン級新造船「シルバープリンセス」
が就航いたしました。
(2)港別事項
ア 青森港
利用状況は、在来船1日当り青森∼函館16便のほか、高速船につきましては、東日本大震災に伴う臨時運航と夏季
限定運航が行われました。利用船会社、就航船舶及び航送実績は次表のとおりです。
維持管理関係では、第2、第3バース可動橋油圧配管取替修繕工事等を実施し、施設の整備を図りました。
また、建設改良として旧ターミナルビル解体工事を実施しました。
イ 八戸港
利用状況は、1日当り八戸∼苫小牧4便の運航となっており、利用船会社、就航船舶及び航送実績は次表のとおり
です。
維持管理関係では、平成24年4月に川崎近海汽船㈱の1万トン級新造船「シルバープリンセス」が就航できるよ
う、施設改良及び、修繕工事を実施し、施設の整備を図りました。
(3)埠頭の利用状況
八 戸 港
青 森 港
船 会 社 名
航 路
青森∼函館
津軽海峡フェリー㈱
(
高速船)
北日本海運㈱
共栄運輸㈱
青森∼函館
青森∼函館
就 航 船 舶
えさん2000
2,367トン
航 路
就 航 船 舶
前年比
八戸∼苫小牧 シルバークィーン
7,005トン
びるご
6,706トン
フェリーはちのへ
5,603トン
7,198トン
べが
6,698トン
ブルードルフィン
7,003トン
べにりあ
6,558トン
ナッチャンWorl
d
10,715トン
あさかぜ5号
1,958トン
あさかぜ21
2,048トン
はやぶさ
1,777トン
3号はやぶさ
2,107トン
就航船舶数
9隻
年間接岸総トン数
青森∼函館
船 会 社 名
川崎近海汽船㈱
びなす
就航船舶数
航送実績
前年比
4隻
103% 年間接岸総トン数
22,123,552トン
トラック
288,291台
106%
乗用車
109,151台
96%
バ ス
計
952台
398,394台
99%
103%
旅 客
615,471人
103%
航送実績
八戸∼苫小牧
77%
6,579,612トン
トラック
104,821台
79%
乗用車
42,733台
83%
バ ス
計
498台
148,052台
83%
80%
旅 客
236,561台
81%
(4)埠頭の維持管理
平成23年度における施設の補修工事等の概況は次のとおりである。
青 森 港
工 事 名
青森港フェリーターミナル解体工事
八 戸 港
金 額 (円)
工 事 名
55,174,350 八戸港フェリー埠頭ターミナルビル建築災害復旧工事
金 額 (円)
51,420,600
〃 外構(舗装)
工事
1,984,500 〃 ターミナルビル電気設備災害復旧工事
23,675,400
青森港フェリー埠頭第2・第3バース可動橋油圧配管取替工事
6,300,000 〃 ターミナルビル空調設備災害復旧工事
22,946,700
6,750,450 〃 駐車場災害復旧工事
11,333,700
〃 第2バース第1、第2係留ドルフィン防衝装置災害復旧工事
〃 ターミナルビル建替に伴う植栽移設工事
〃 護岸被覆石及び被覆均し災害復旧工事
そ の 他
計
2,100,000
〃 岸壁ケーソン陥没及び基礎マウンド洗掘災害復旧工事
2,100,000 〃 新造船対応岸壁修繕工事
〃 新造船対応防衝装置改良工事
そ の 他
14,440,572
88,849,872
2
計
45,388,350
37,936,500
87,507,000
38,652,939
318,861,189
(
共通)
事業(営業)計画
平成24年度の事業(営業)計画
Ⅰ 基本方針
青森県と北海道を結ぶフェリー航路は、海上のライフラインとして、我が国の経済産業を支える大動脈である。この航
路を維持発展させることが当公社に課せられた社会的使命と考える。
経営理念
1.利用者のためフェリー埠頭の機能強化と円滑な利用の確保
2.財務内容の健全性と公正・公明な経営体質の確保
3.職員が明るく、働きがいのある職場づくり
経営目標
1.安定した公社経営のため黒字体質の定着化
2.経費削減努力と業務の改善、効率化の推進
3.新公益法人制度への移行に伴い職員の意識改革の徹底
Ⅱ 具体的計画
1 公益法人制度改革の取組みの推進
公益法人制度改革に伴う移行方針に基づいて、申請手続きの具体化に取り組む。
2 青森港第1バース桟橋等改良工事の実施
第1バース桟橋を高速船の着岸設備(23年10月左舷乗降口取付)変更により、桟橋上から車両の乗降が出来る
よう桟橋等の改良工事を行う。
3 青森港旧ターミナルビル解体撤去後の動線修繕工事の実施
新ターミナルビルの完成に伴い利用者の安全確保と就航船舶への車両の積み降ろし、積み込みを効率的に行える
よう旧ターミナルビルを解体撤去後の、跡地を含めた駐車場の動線修繕工事を行う。
4 八戸港フェリー埠頭の修繕工事の実施
可動橋基礎部の修繕
同埠頭の可動橋基礎部の経年による老朽化に対処するため、安全性を第一義に捉え修繕工事を行う。
5 青森港・八戸港諸施設の効率運用を図る。
3
Fly UP