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農地法三段表280401[PDFファイル/588KB]

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農地法三段表280401[PDFファイル/588KB]
農地法三段表(
平成二十八年四月一日現在)
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目次
第一章 権利移動及び転用の制限等(第一条-第十九条)
第 二 章 利用関係の調整等(第二十条-第二十六条)
第三章 遊休農地に関する措置(第二十七条)
第四章 雑則(第二十八条-第三十六条)
附則
○農地法施行令(昭和二十七年政令第四百四十五号)
>
総則(第一条―第二条の二)
権利移動及び転用の制限等(第三条―第十五条)
利用関係の調整等(第十六条―第二十九条)
遊休農地に関する措置(第三十条―第四十四条)
雑則(第四十 五条―第 六十三条の二)
罰則(第六十四条―第六十九条)
○農地法(昭和二十七年法律第二百二十九号)
目次
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
附則
第一章 総則
( 目的)
第 一 条 こ の 法律 は 、国 内の 農業 生産 の 基盤 で あ る農地 が現
在 及 び 将 来 に お け る 国 民 の た め の 限 ら れ た 資 源で あ り 、 か
つ 、 地 域 に お け る 貴 重 な 資 源で あ るこ と に か ん が み 、 耕 作
者 自 ら に よ る 農 地 の 所 有 が 果 た して き て い る 重 要 な 役 割 も
踏 ま え つ つ 、 農 地 を 農 地 以 外 の も の に す るこ と を 規 制 す る
ととも に、農地を効 率的に利用する耕作者 による地域との
調 和 に 配 慮 し た 農 地 に つ いて の 権 利 の 取 得 を 促 進 し 、 及 び
農 地の 利 用関係を 調整 し、並び に農地の農業上の利用を確
保 す る た め の 措 置 を 講 ず るこ と に よ り 、 耕 作 者 の 地 位 の 安
定 と 国 内 の 農 業 生 産 の 増 大 を 図 り 、 も つて 国 民 に 対 す る 食
料の安定供給の確保に資することを目的とする。
(定義)
第二 条 こ の 法律で 「 農 地 」 と は 、 耕 作 の 目 的 に 供 さ れ る 土
地をいい、
「採草放牧地」とは、農地以外の土地で、主とし
て 耕作又は養 畜の 事業のための 採草又は家畜の放牧の目的
に供されるものをいう。
2 こ の 法 律で 「 世 帯 員等 」 と は 、 住 居 及 び 生計 を 一 に す る
親 族( 次に 掲げ る事 由 に より 一時 的 に 住 居又 は 生計を 異に
している親族を含む。
)並びに当該親族の行う耕作又は養畜
の事業に従事するその他の二親等内の親族をいう。
一 疾病又は負傷による療養
二 就学
三 公選による公職への就任
四 その他農林水産省令で定める事由
○農地法施行規則(昭和二十七年農林省令第七十九号)
(世帯員とみなす 事由)
第一条 農地法(以下「法」という。
) 第二条第二項第四号の
-1-
3 こ の 法 律で 「 農 地 所 有 適 格 法 人 」 と は 、農 事 組合 法 人 、
株式会社(公開会社(会社法(平成十七年法律第八十六号)
第二条第五号に規定する公開会社をいう。
)でないものに限
る。以下同 じ。
)又は持分会社(同法第五百七十五条第一項
に規定する持分会社をいう。以下同じ。
)で、次に掲げる要
件の全てを満たしているものをいう。
一 そ の 法 人の 主 た る事業 が農業 ( その 行う農業 に関連す
る 事 業 で あ つ て 農 畜 産 物 を 原 料 又 は 材 料 と して 使 用 す る
製 造 又 は 加 工 その 他 農 林 水産 省令で 定 め るもの 、 農 業 と
併 せ 行 う 林 業 及 び 農 事 組 合 法 人 に あ つて は 農 業 と 併 せ 行
う 農 業 協同 組合 法( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 百 三 十 二 号 ) 第
七 十 二 条 の 十 第 一 項 第 一号 の 事 業 を 含む 。 以 下こ の 項 に
おいて同じ。
)であること。
二 そ の 法 人 が 、 株 式 会 社 に あ つて は 次 に 掲 げ る 者 に 該 当
する株主の有 する議決権の合 計が総株主の議決権の過半
を 、 持 分 会 社 に あ つ て は 次に 掲げ る者 に 該 当 す る 社 員 の
数が社員の総数の過半を占めているものであること。
イ そ の 法 人 に 農 地 若 し く は 採 草 放 牧 地 に つ いて 所 有 権
若 し く は 使用 収 益 権( 地上 権 、永 小 作 権 、 使用 貸 借 に
よる権利又は賃借権をいう。以下同じ。
)を移転した個
人( そ の 法 人の 株主 又 は 社 員 と なる 前 にこ れ らの権利
を そ の 法 人 に 移 転 した 者 の うち 、 そ の 移 転 後 農 林 水 産
省 令で 定 め る 一 定 期 間 内 に 株 主 又 は 社 員 と な り 、 引 き
続き 株主又は社 員となつて いる個 人以外のものを除
く。
)又はその一般承継人(農林水産省令で定めるもの
に限る。
)
ロ そ の 法 人 に 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて 使 用 収 益 権
に基づく使用及び収益をさせている個人
ハ その 法 人に 使用 及び 収 益 を さ せ るた め農地又 は 採 草
放 牧 地 に つ いて 所 有 権 の 移 転 又 は 使 用 収 益 権 の 設 定 若
し く は 移転 に 関 し 第三 条 第 一 項 の 許 可 を 申 請 して い る
個 人 ( 当 該申 請 に 対 す る 許可 が あ り 、 近く その 許可に
係 る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて そ の 法 人 に 所 有 権 を
移 転 し 、又 は 使 用 収 益 権 を 設 定 し、 若 し く は 移転 す る
農 林 水産 省令で 定 める事 由は、懲役刑若しくは禁錮刑の 執
行又は未決勾留とする。
( 法 人 が そ の 行 う 農 業 に 関 連 す る 事 業 と して 行 うこ と がで
きる事業)
第 二 条 法 第 二 条 第 三 項 第 一 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の
は、次に掲げるものとする。
一 農畜産物の貯蔵、運搬又は販売
二 農業生産に必要な資材の製造
三 農作業の受託
四 農 山 漁 村滞 在型 余暇活 動のた めの 基盤整 備の 促進に関
す る法 律( 平 成 六 年 法 律 第 四十 六号 )第二 条第 一項に規
定 す る 農 村 滞 在 型 余 暇 活 動 に 利 用 さ れ るこ と を 目 的 と す
る施 設 の 設 置 及 び 運 営 並 び に 農 村 滞 在 型 余暇 活 動を 行 う
者を 宿泊 さ せ るこ と 等 農 村滞 在型 余暇活 動に必要 な 役務
の提供
( 法 人に農地又は採草放牧地の権利を移転 した 後その 構成
員となる者に係る一定期間)
第 三 条 法 第 二 条 第 三 項 第 二 号 イ の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 一
定期間は、六月とする。
(一般承継人の範囲)
第 四 条 法 第 二 条 第 三 項 第 二 号 イ の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 一
般承継人は、次に掲げるものとする。
一 その 法人の構 成員で その 法人に農地又は採草放牧 地に
つ いて 所 有 権 又 は 使 用 収 益 権 を 移 転 した も の の 死 亡 した
日 の 翌 日 か ら 起 算 して 六 箇 月 以 内 に そ の 法 人 の 構 成 員 と
なり、引き続き構成員となつているもの
二 前 号 又 は こ の 号 に 規 定 す る 者 の 一 般 承 継 人で 、 当 該 各
号 に 規 定 す る 者 の 死 亡 の 日 の 翌 日 か ら 起 算 して 六 月 以 内
に そ の 法 人 の 構 成 員 と な り 、 引 き 続き 構 成 員 と な つて い
るもの
-2-
ことが確実と認められる個人を含む。
)
ニ そ の 法 人 に 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて 使 用 貸 借 に
よ る 権 利 又 は 賃 借 権 に 基づ く 使 用 及 び 収 益 を さ せて い
る 農 地 利 用集 積円 滑 化 団体 ( 農業 経営 基盤 強 化 促 進 法
( 昭 和 五 十 五 年 法律 第 六 十 五 号 ) 第十 一 条の 十 四 に規
定する農地利用集積円滑化団体をいう。以下同じ。
)又
は 農地 中間 管理 機 構( 農地 中間 管理 事業 の 推 進 に関す
る 法 律( 平 成 二 十 五 年 法律 第 百 一 号 ) 第二 条 第 四 項に
規定する農地中間管理機構をいう。以下同じ。
)に当該
農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて 使 用 貸 借 に よ る 権 利 又 は
賃借権を設定している個人
ホ そ の 法 人 の 行 う農 業 に 常 時 従 事す る者 ( 前 項各号 に
掲 げ る 事 由 に よ り 一 時 的 に そ の 法 人の 行 う 農業 に常 時
従 事 す る こ と が で き な い 者で 当該 事 由 が な く なれ ば 常
時 従 事 す るこ と と な る と 農 業 委 員会 が認 めた も の及び
農 林水産 省令で 定 める 一定 期間 内に そ の 法 人の 行う農
業 に 常 時 従 事 するこ と と なるこ と が確 実 と 認 め られ る
者を 含む。以下「 常時従事者」とい う 。
)
ヘ そ の 法 人 に農 作業 ( 農 林 水 産 省 令で 定 め るもの に限
る。
)の委託を行つている個人
ト その 法 人に 農業経 営 基盤強 化促進法第七条第三号 に
掲げる事業に係る現物出資を行つた農地中間管理機構
チ 地 方公 共 団 体 、農 業 協 同 組 合 又 は 農 業 協同 組合 連合
会
三 そ の 法 人 の 常 時 従 事 者 た る 構 成 員 ( 農 事 組合 法 人 に あ
つて は 組 合 員 、 株 式 会 社 に あ つ て は 株 主 、 持 分 会 社 に あ
つては社員をいう。以下同じ。
)が理事等(農事組合法人
に あ つ て は 理 事 、 株 式 会 社 に あ つ て は 取 締 役 、 持 分会 社
に あ つて は 業 務 を 執 行 す る 社 員 を い う 。 次 号 に お いて 同
じ。
)の数の過半を占めていること。
四 その法人の理事等又は農林水産省令で定める使用人(い
ずれも常時従事者に限る。
)のうち、一人以上の者がその
法人の行 う農業に 必要 な農作業に 一年間に農林水産省令
で定める日数以上従事すると認められるものであること。
( 法 人 の 常 時 従 事 者 と な るこ と が 確 実 と 認 め ら れ る 者 に 係
る一定期間)
第 五 条 法 第 二 条 第 三 項 第 二 号 ホ の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 一
定期 間は 、その法人の 構成員となつた日の翌日から起算し
て六月とする。
(農作業の範囲)
第 六 条 法 第 二 条 第 三 項 第 二 号 ヘ の 農 林 水 産 省 令で 定 め る も
の は 、 農 産 物を 生産 す るた め に 必要 と な る 基 幹 的 な 作業 と
する。
第 七 条 法 第 二 条 第 三 項 第 四 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 使 用
人は、その法人の使用人であつて、当該法人の行う農業(同
項第 一号 に 規 定 する 農業を いう。 次条、第九条 、第十 一条
第 一 項 第 六 号 ホ 、チ 及 び リ 、 第 五十 九 条 第 七 号 、第 十 号 及
び第十一号並びに付録第一及び付録第二において同じ。
)に
関する権限及び責任を有する者とする。
(農作業に従事する日数)
第 八 条 法 第 二 条 第 三 項 第 四 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 日 数
は、六十日(理事等(同項第三号に規定する理事等をいう。
-3-
4
前 項第二号 ホに規 定する常 時従事者で あるかどう かを 判
定すべき基準は、農林水産省令で定める。
(農地について権利を有する者の責務)
第 二 条 の 二 農 地 に つ いて 所 有 権 又 は 賃 借 権 そ の 他 の 使 用 及
び 収 益 を 目 的と す る 権 利 を 有 す る者 は 、 当 該 農 地 の 農 業 上
の 適 正 か つ 効 率 的 な 利 用 を 確 保 す る よ う に し な けれ ば なら
ない。
第二章 権利移動及び転用の制限等
(農地又は採草放牧地の権利移動の制限)
第 三 条 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて 所 有 権 を 移 転 し 、 又 は
地 上 権 、 永小 作 権 、質 権 、 使用貸 借 に よ る 権 利 、 賃 借 権 若
し く は そ の 他の 使用 及 び 収 益 を 目 的 と す る 権 利 を 設 定 し 、
若 し く は 移 転 す る 場 合 に は 、 政 令で 定 め る とこ ろ に よ り 、
当 事者 が 農 業 委 員 会 の 許 可を 受 け な けれ ば なら な い。 た だ
し、 次の 各号 のいずれか に該当する場合及び 第五条第一 項
本文に規定する場合は、この限りでない。
第一章
権利移動及び転用の制限等
以下同じ。
)又は使用人(同項第四号に規定する使用人をい
う。以下同じ。
)がその法人の行う農業に年間従事する日数
の 二 分 の 一 を 超 え る 日 数 の うち 最 も 少 な い 日 数 が 六 十 日 未
満のときは、その日数)とする。
(常時従 事者の判 定基準)
第九条 法第二条第三 項第二号 ホに規 定する常 時従事者で あ
るか ど うか の 判 定は 、 次の 各号の いずれ か に該 当す る者を
常時従事者とすることによりするものとする。
一 その法人の行う農業に年間百五十日以上従事すること。
二 その 法人の行う農業に従事する日数が年間百五十日に
満 た な い 者 に あ つて は 、 そ の 日 数 が 年 間 付 録 第 一 の 算 式
により算出される日数(その日数が六十日未満のときは、
六十日)以上であること。
三 その 法人 の 行 う農 業 に従事する日数が 年間六十日 に満
た な い者 に あ つて は 、 そ の 法 人に 農地 若 しく は採 草 放 牧
地 に つ いて 所 有 権 若 し く は 使 用 収 益 権 を 移 転 し 、 又 は 使
用 収 益 権 に 基 づ く 使用 及び 収 益 を させて おり 、か つ、そ
の法 人の 行う 農業 に従 事す る 日数 が年間付録第一の算式
によ り算 出さ れ る日 数又 は 付 録 第 二の算式 により算 出 さ
れる日数のいずれか大である日数以上であること。
(農地又は採草放牧地の権利移動についての許可手続)
第一条 農地法(以下「法」という。
)第三条第一項の許可を
(農地又は採草放牧地の権利移動についての許可申請)
受けようとする者は、農林水産省令で定めるところにより、 第十条 農地法施行令(以下「令」という。
)第一条の規 定に
農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 項を 記 載 した 申 請 書 を 農 業 委 員会
よ り申 請書 を 提 出す る場合 には 、 当事者 が 連署 す るもの と
に提出しなければならない。
する。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。
一 その申請に係 る権利の設定又は移転が強制競 売、担保
-4-
権 の 実 行 と して の 競 売 ( そ の 例 に よ る 競 売 を 含 む 。 以 下
単に「競売」という。
)若しくは公売又は遺贈その他の単
独行 為による場合
二 その申請に係る権利の設定又 は移転 に関し、判決が確
定し、裁判上 の 和解 若しくは請求の認諾があり、民事 調
停 法( 昭 和 二 十 六 年 法律 第二 百 二 十 二 号 ) に よ り 調 停 が
成 立 し 、又 は 家 事 事件 手 続 法( 平 成二 十 三 年 法律 第 五十
二 号 ) に より 、 審 判 が 確 定 し 、 若 しく は 調停 が 成 立 した
場合
2 令第一条の規定により申請書を提 出する場合には、次に
掲げる書類を添付しなければならない。
一 土 地の登記 事 項証 明書( 全部事 項 証 明書 に限 る。 第三
十条第一号を除き、以下同じ。
)
二 権 利 を 取 得 し よ う と す る 者 が 法 人( 独 立 行 政 法 人 通 則
法 ( 平 成十 一 年 法律 第 百 三 号 ) 第 二 条 第 一 項に 規 定 す る
独 立行 政 法 人 及び 令第 二 条 第 一 項第 一号 ロ に規 定 す る 法
人を除く。第十九条第二項第一号において同じ。
)である
場合には、その定款又は寄附行為の写し
三 権利を取得し ようとする者が農地所有適格法人(農事
組合法人又は株式会社であるものに限る。
)である場合に
は、その組合員名簿又は株主名簿の写し
四 権利を取得しようとす る者が農業 法人に対する投資の
円滑化に関する特別措置法(平成十四年法律第五十二号)
第五条に規定する承認会社(以下「承認会社」という。
)
が構成員となつている農地所有適格法人である場合には、
そ の 構 成 員 が 承 認 会 社で あ る こ と を 証 す る 書 面 及 び その
構成員の株主名簿の写し
五 権利を取 得しようとする者が令第二条第二 項第三号に
規 定す る 法人で あ る場 合 に は 、 第 十 六条 第二 項の要件を
満たしていることを証する書面
六 法 第 三 条 第 三 項 の 規 定 の 適 用 を 受 けて 同 条 第 一 項 の 許
可 を 受 け よ う と す る 者 に あ つて は 、 同 条 第 三 項 第 一 号 に
規 定す る 条件 その 他農 地又 は採 草放 牧地の適 正な利用を
確保するための条件が付されている契約書の写し
七 権 利 を 取 得 し よ う と す る 者 が 景 観 法( 平 成 十 六 年 法 律
第 百 十 号 ) 第 九 十 二 条 第 一 項 に 規 定 す る 景 観 整 備 機 構で
あ る場 合 に は 、同 法第 五十 六条 第二 項の 規 定 に より 市 町
村長の指定を受けたことを証する書面
八 前 項 た だ し 書 の 規 定 に よ り 連 署 し な いで 申 請 書 を 提 出
す る 場 合 に は 、 同 項 各 号 の い ず れ か に 該 当 す るこ と を 証
-5-
する書面
九 その他参考となるべき書類
( 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 権 利 移 動 に つ いて の 許 可 申 請 書 の
記載事項)
第 十 一 条 令 第 一 条 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 項 は 、 次 に 掲
げる事項とする。
一 権利の 設定又は移転の当事者の氏名及び 住所( 法人に
あ つて は 、その名 称及 び主た る事務所の所在地並び に代
表者の氏名)
二 申請に係る土地の 所在、地番、地目(登記簿の地 目と
現 況 に よ る 地 目 と が 異 な る とき は 、登 記 簿 の 地 目 及 び 現
況による地目。以下同じ。)、面積及びその所有者の氏名
又は名称
三 申 請 に 係 る 土 地 に 所 有 権 以 外 の 使用及 び 収 益 を 目 的 と
す る権 利 が 設 定 され て い る 場 合 に は 、 当 該 権 利 の 種 類 及
び内容並びにその設定を受けている者の氏名又は名称
四 権利を設定し、又は移転しようとする契約の内容
五 権利を取得しようと する者又はその世帯員等について
の次に掲げる事項
イ こ れ ら の 者 が 現 に 所 有 し 、 又 は 所 有 権 以 外 の 使用及
び 収 益 を 目 的 と す る 権 利 を 有 して い る 農 地 及 び 採 草 放
牧地の利用の状況
ロ こ れ ら の 者 の 耕 作又 は養 畜 の 事業 に 必要 な機 械 の 所
有の状況、農作業に従事する者の数等の状況
六 権 利 を 取 得 し よ う と す る 者 が 農 地 所 有 適 格 法 人で あ る
場合には、次に掲げる事項
イ 農 地 所 有 適 格 法 人 が 現 に 行 つて い る 事 業 の 種 類 及 び
売上高並びに権利の取得後における事業計画
ロ 農地所有適格法人の構成員の氏名又は名称及び その
有する議決権
ハ 農 地 所 有 適 格 法 人 の 構 成 員か ら そ の 農 地 所 有 適 格 法
人 に 対 して 権 利 を 設 定 し 、 又 は 移 転 し た 農 地 又 は 採 草
放牧地の面積
ニ 法第二条第三 項第二号ニに掲げる者が農地 所有適格
法 人 の 構 成 員と なつ て い る場 合 に は 、 そ の 構 成 員 が 農
地 利用 集 積円 滑 化団 体( 農 業経 営 基 盤強 化促 進法( 昭
和 五十 五年 法 律第 六十 五号 )第 十一条 の十 四 に 規 定す
る農地利用集積円滑化団体をいう。以下同じ。
)又は農
地中間管理機構(農地中間管理事業の推 進に関する法
律 (平 成二 十 五 年法律第 百 一号 )第 二条 第四 項に規 定
-6-
する農地中間管理機構をいう。以下同じ。
)に使用貸借
に よる 権利 又 は 賃借 権を 設 定 して い る農 地又 は採 草放
牧 地 の うち 、 当 該 農 地 利 用 集 積 円 滑 化 団 体 又 は 農 地 中
間 管 理機 構が その 農地 所 有 適 格 法 人に 使用 貸 借 に よる
権 利 又 は 賃 借 権 を 設 定 して い る農 地 又 は 採 草 放 牧地の
面積
ホ 農地所有適格 法人の構 成員のその農地所有適格 法人
の 行 う農 業へ の従 事状 況及 び 権利 の取 得後 にお ける従
事計画
ヘ 法第二条第三 項第二号ヘに掲げ る者が農地所有適格
法 人の 構成 員と なつて いる 場合 には 、そ の 構 成 員が そ
の農地所有適格法人に委託している農作業の内容
ト 承 認 会 社 が 農 地 所 有 適 格 法 人 の 構 成 員 と な つて い る
場合 には 、 その 構成 員の 株主 の氏 名 又は 名称及び その
有する議決権
チ 農地所有適格 法人の理事等の氏名及び 住所並び に そ
の農 地所 有適 格 法 人の 行 う農 業へ の従 事状 況及 び 権利
の取得後における従事計画
リ 農 地 所 有 適 格 法 人 の 理 事 等 又 は 使 用 人 の うち 、 そ の
農 地所 有適 格 法人 の 行 う農 業 に 必要 な 農 作 業 に 従 事す
る者 の 役 職名 及び 氏名 並び に その 農地 所有 適格 法人の
行 う 農 業 に 必 要 な 農 作 業 ( そ の 者 が 使 用 人で あ る 場 合
に は 、 その 農地 所 有 適 格 法 人の 行う 農業 及び 農 作業 )
への従事状況及び権利の取得後における従事計画
七 信託の引受けにより法第三条第 一項本文に掲げる権利
が取得される場合には、当該信託契約の内容
八 権 利 を 取 得 し よ う と す る 者 が 個 人で あ る 場 合 に は 、 権
利 を 取 得し よ う と す る 者 又 は そ の 世 帯 員 等 の その 行 う 耕
作又は養畜の事業に必要な農作業への従事状況
九 権利を取得しようとする者又はその世帯員等が権利の
取 得 後 に お いて そ の 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 に 供 す る 農 地 及
び採草放牧地の面積
十 所 有 権 以外 の 使用 及 び 収 益を 目 的 と す る権 利 に 基づ い
て 耕 作又 は養 畜の 事業 を 行 う 者 が その 土地を 貸 し付け 、
又は質入れしようとする場合には、その事由
十 一 権利を取得 しようとする者又はその世帯員等の権利
の 取 得 後に お け る その 行う 耕作 又 は 養 畜の 事業 が 、権利
を 設 定 し 、又 は 移 転 し よ うと す る 農 地 又 は採 草放 牧地の
周 辺 の 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 農 業 上 の 利 用 に 及 ぼ すこ と
が見込まれる影響
-7-
一 第 四 十 六 条 第 一 項 又 は 第 四 十 七 条 の 規 定 に よ つて 所 有
権が移転される場合
二 削除
三 第 三 十 七 条 か ら 第 四 十 条 まで の 規 定 に よ つ て 農 地 中 間
管 理権 ( 農地 中間 管理 事業 の推 進 に 関す る 法律 第二 条 第
五項に規定する農地中間管理権をいう。以下同じ。
)が設
定される場合
四 第 四 十 三 条 の 規 定 に よ つて 同 条 第 一 項 に 規 定 す る 利 用
権が設定される場合
五 こ れ ら の 権 利を 取 得 す る者 が 国 又 は 都 道 府県で あ る場
合
六 土地改良法(昭和二十四年法律第百九十五号)
、農業振
十二 権 利 を 取 得 し よ う と す る者 が 法 第 三 条 第 三 項 の 規 定
の 適 用 を 受 けて 同 条 第 一 項 の 許 可を 受 け よ う と す る 場 合
には 、次に掲 げる事項
イ 地域の農業における他の農業者との役割分担の計画
ロ そ の 者 が 法 人で あ る 場 合 に は 、 そ の 法 人 の 業 務 執 行
役 員等 ( 法 第三 条 第 三 項 第三 号 に規 定 す る業 務 執 行 役
員等をいう。第十九条第一項第六号において同じ。
)の
う ち 、 そ の 法 人 の 行 う 耕 作 又 は養 畜の 事業 に常 時従 事
する者の 役職名及び 氏名並び にその法人の 行う耕作又
は養 畜 の 事 業 へ の 従 事状 況 及 び 権 利 の 取 得 後 に お け る
従事計画
十三 その他参考となるべき事項
2 次の いずれ か に該 当す る場合 には 、令第 一 条の 農 林 水産
省 令 で 定 め る事 項は 、前 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、同 項第 一
号から第四号まで及び第十三号に掲げる事項とする。
一 民 法 ( 明治 二 十 九 年 法律 第 八 十 九号 )第 二 百 六 十 九 条
の 二 第 一 項 の 地 上 権 又 は こ れ と 内 容を 同 じ く す る そ の 他
の権利を取得しよ うとする場合
二 農 業 協 同 組合 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 百 三 十 二 号 ) 第
十 条 第 二 項 に 規 定 す る 事業 を 行 う農 業 協同 組合 若 しく は
農 業 協同 組合 連 合 会 が 農 地 若 しく は採 草 放 牧 地 の 所 有 者
から 同 項 の 委 託 を 受 け るこ と によ り 法第三 条 第 一項本 文
に 掲 げ る 権 利を 取 得 し よ う と す る場 合 又 は 農 業 協同 組合
法 第 十 一 条 の 五 十 第 一 項 第 一 号 に 掲 げ る 場 合 に お いて 農
業 協 同 組 合 若 し く は 農 業 協 同 組合 連合 会 が 使 用 貸 借 に よ
る権利若しくは賃借権を取得しようとする場合
前条第二項第七号に規定する場合
三
-8-
興地 域の 整 備に 関す る法律( 昭和 四十四年法律第五十八
号)
、集落地域整備法(昭和六十二年法律第六十三号)又
は 市 民 農 園 整 備 促 進 法 ( 平 成 二 年 法律 第四 十 四 号 ) に よ
る 交 換分合に よつてこ れら の 権利 が設定され 、又は移転
される場合
七 農業経営基盤強 化促進法第十九条の規定による公告が
あ つ た 農 用 地 利 用 集 積 計 画 の 定 め る とこ ろ に よ つて 同 法
第 四 条 第 四 項 第 一 号 の 権 利 が 設 定 され 、又 は 移 転 され る
場合
七の 二 農 地 中 間 管 理 事 業 の 推 進 に 関 す る 法律 第 十 八 条 第
五 項の 規 定 に よ る公 告 が あ つた 農用 地 利 用 配 分計 画の 定
め るとこ ろ に よつて 賃 借権 又は 使用貸借による権利が設
定され、又は移転される場合
八 特定農山村地域に おける農林業等の活性化のた めの基
盤 整 備 の 促 進 に 関す る 法律 ( 平 成 五 年 法 律 第七 十 二 号 )
第 九条 第 一項の規 定に よる公告 があ つた所有権移転等促
進計 画の 定め るところ に よつて 同 法第二条第三 項第三号
の権利が設定され、又は移転される場合
九 農山漁村の活 性化のための定住等及び地域間交流の促
進 に関 する 法 律( 平 成 十 九 年法 律 第四 十八号 )第八条第
一項の規 定に よる公告 があ つた所 有権移転等促進計画の
定め るところ に よつて 同 法第 五条 第八項の権利が設定 さ
れ、又は移転される場合
九 の 二 農 林漁業の健 全 な発展 と 調和の と れ た 再 生可能エ
ネ ル ギ ー 電 気 の 発 電 の 促 進 に 関す る 法律( 平 成 二 十 五 年
法律 第八 十 一号 ) 第 十七 条の 規定 による公告があつた所
有 権 移 転 等 促 進 計 画 の 定 め る と こ ろ に よ つて 同 法 第 五 条
第四項の権利が設定され、又は移転される場合
十 民 事 調 停 法( 昭 和二 十 六 年 法律 第 二 百 二 十 二 号 ) に よ
る農 事調 停に よつて これ らの 権利 が設定され 、又は移転
される場合
十 一 土地収用 法( 昭和二十六年法律第二百十 九号 )その
他 の 法 律 に よ つて 農 地 若 し く は 採 草 放 牧 地 又 はこ れ ら に
関する権利が収用され、又は使用される場合
十二 遺 産 の 分 割 、 民 法 ( 明治 二 十 九 年 法律 第 八 十 九号 )
第 七 百 六 十 八 条 第二 項( 同 法第 七 百 四 十 九条 及 び 第 七 百
七十一条において準用する場合を含む。
)の規定による財
産の 分与 に関 する 裁判 若 しく は 調 停又は同 法第九百五十
八条 の 三 の 規 定 に よ る 相 続財 産 の 分与 に 関す る 裁判 に よ
つてこれらの権利が設定され、又は移転される場合
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十三 農地利用集積円滑化団体又は農地中間管理機構が、
農 林 水 産 省 令で 定 め る と こ ろ に よ り あ ら か じ め 農 業 委 員
会 に届 け 出て 、農 地 売 買等 事業 ( 農業 経営 基盤強 化促進
法 第 四 条 第 三 項 第 一 号 ロ に 掲 げる 事 業 を い う 。
以下同じ。)
又 は 同 法 第 七 条 第 一 号 に 掲 げ る 事 業 の 実 施 に よ りこ れ ら
の権利を取得する場合
十 四 農業 協同 組合 法第十条第三 項の信託の 引受けの事業
又 は 農業 経営 基盤 強化促進 法第七 条第二号に掲げる事業
(以下これらを「信託事業」という。
)を行う農業協同組
合 又 は 農 地 中間 管理 機 構 が 信 託 事 業 に よ る信 託 の 引 受 け
に より 所 有 権を 取 得 す る場 合及 び 当該信 託 の 終了 により
その委託者又はその一般承継人が所有権を取得する場合
十 四 の 二 農 地 中 間 管 理 機 構 が 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る と
こ ろ に よ り あ ら か じ め 農 業 委 員 会 に 届 け 出て 、 農 地 中 間
管 理 事 業 ( 農地 中間 管 理 事 業 の 推 進 に 関 す る 法律 第二 条
第三項に規定する農地中間管理事業をいう。以下同じ。
)
の実施により農地中間管理権を取得する場合
十四の三 農地中間管理機構が引き受けた農地貸付信託(農
地 中間 管理 事業 の推 進 に 関 す る 法律 第二 条 第 五 項第二号
に規定する農地貸付信託をいう。
)の終了によりその委託
者又はその一般承継人が所有権を取得する場合
十 五 地 方 自 治 法( 昭 和二 十 二 年 法律 第 六 十 七 号 ) 第 二 百
五十二条の十九第一項の指定都市(以下単に「指定都市」
とい う。
)が古都における歴史的風土の保存に関する特別
措 置 法( 昭 和 四 十 一 年 法律 第 一号 ) 第 十 九 条 の 規 定 に 基
づ い て す る同 法 第 十 一 条 第 一 項の 規 定 に よ る 買 入れ に よ
つて所有権を取得する場合
(農地利用集積円滑化団体又は農地中間管理機構の届出)
第 十二 条 法第三条第一項第十三号 の届出を しようとする農
地 利用集 積円 滑化団体又 は農地中間管理機構は、前条第 一
項 第 一 号 か ら 第 四 号 まで に 掲 げ る 事 項を 記 載 し た 届 出 書 を
農業委員会に提出しなければならない。
2 法 第三 条 第 一 項 第 十 四 号 の 二 の 届 出を し よ う と す る 農 地
中 間 管 理 機 構 は 、 前 条 第 一 項 第 一号 か ら 第 四 号 まで に 掲 げ
る 事 項を 記 載 し た 届 出書 を 農 業 委 員 会 に 提 出 し な け れ ば な
らない。
第十 三 条 前 条 第 一 項又 は 第 二 項 の 規 定 に よ り 届 出書 を 提 出
す る場 合 に は 、 当 事 者 が 連 署 す る も の と す る。 た だ し 、 第
十条第一項各号に掲げる場合は、この限りでない。
2 前 条 第 一 項の 規 定 に よ り 届 出書を 提 出 す る場 合 に は 、 次
に 掲 げ る書 類を 添 付 し なけれ ば なら な い。 た だ し 、 第二 号
に 掲 げ る 書 類 に あ つて は 、 権 利 を 取 得 す る 農 地 利 用 集 積 円
滑化団体 又は 農 地 中 間管理機構が、農業経営 基 盤強 化促進
法第 八条 第 一項若しくは第九条第一項若しくは 第十一条の
十 一第 一項 若 しく は 第 十 一条 の 十 二 第 一 項の 承認を 受 け 、
又 は同 法第 十 一条 の十三第一項若しくは第五項の規定によ
り 同 法 第十 一条 の 十 一第 一 項に規 定 す る農地 利用集 積円 滑
化 事 業 規 程 を 定 め 、 若 し く は 変 更 し た 後 初 めて 当 該 農 業 委
員会 に 前条 第 一 項の 届 出書を 提 出す る場合 に限 り 添付す る
ものとする。
一 土地の登記事項証明書
二 農業経営 基盤 強 化促進法第八条第一項若しくは 第九条
第 一項の 都 道府 県 知事 の承 認を 受けた同 法第八条第一項
に 規定 す る事業規 程の写 し又は同 法第十一条の十一第一
項 若 し く は 第十 一 条の 十二 第 一 項の 承認 を 受 け 、若 しく
は同法第十一条の 十三 第一項若 しくは第五項の規定によ
り 定 め 、 若 し く は 変 更 さ れ た 同 法 第 十 一条 の 十 一第 一 項
に規定する農地利用集積円滑化事業規程の写し
三 前 項 た だ し 書 の 規 定 に よ り 連 署 し な いで 届 出 書 を 提 出
す る 場 合 に あ つて は 、 第 十 条 第 一 項 各 号 の い ず れ か に 該
当することを証する書面
四 その他参考となるべき書類
3 前 条 第 二 項の 規 定 に よ り 届 出 書 を 提 出 す る場合 に は 、 次
に 掲 げ る書 類 を 添 付 し なけれ ば なら な い。 た だ し 、 第二 号
に 掲 げ る 書 類 に あ つて は 、 権 利 を 取 得 す る 農 地 中 間 管 理 機
構が 、農 地中 間 管理 事業の推進に関する法律第 八条第一項
の 認 可 を 受 け た 後 初 めて 当 該 農 業 委 員 会 に 前 条 第 二 項 の 届
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十六
その他農林水産省令で定める場合
出書を提出する場合に限り添付するものとする。
一 土地の登記事項証明書
二 農 地 中 間 管理 事業 の推 進 に 関す る 法律 第 八条 第 一 項の
認 可 を 受 けた 同 項 に規 定す る 農地 中間 管理事業 規 程の写
し
三 第 一 項 た だ し 書 の 規 定 に よ り 連 署 し な いで 届 出 書 を 提
出 す る 場合 にあ つて は 、第 十 条 第 一 項各 号 の いずれ か に
該当することを証する書面
四 その他参考となるべき書類
( 農 地 利 用 集 積円 滑 化 団 体 又 は 農 地 中 間 管 理 機 構 の 届 出の
受理 )
第 十四 条 農業委員会 は、第十二条第一項又は第二項の規定
に よ り 届 出 書 の 提 出 が あ つ た 場 合 に お いて 、 当 該 届 出を 受
理 し た と き は そ の 旨 を 、 当該 届 出を 受 理 し な か つた とき は
そ の 旨 及 び その 理 由 を 、 遅 滞 な く 、 当 該 届 出を した 農 地 利
用 集 積 円 滑 化 団 体 又 は 農 地 中 間 管 理 機 構 に 書 面で 通 知 し な
ければならない。
2 前 項 の 規 定 に よ り 届 出を 受 理 した 旨 の 通 知を す る書 面 に
は、次に掲げる事項を記載するものとする。
一 当 事 者 の 氏 名 及 び 住 所 ( 法 人 に あ つて は 、 名 称 、 主 た
る事務所の所在地及び代表者の氏名)
二 土地の所在、地番、地 目及び 面積並び に権利の種類及
び設定又は移転の別
三 届 出書 が 到 達 した 日及 び その 日 に 届 出 の 効 力 が 生じ た
旨
(農地又は採草放牧地の権利移動の制限の例外)
第 十 五 条 法 第 三 条 第 一 項 第 十 六 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る
場合は、次に掲げる場合とする。
一 法第四十五条第一項の規 定により農林水産大臣が管理
す る こ と と され て い る農 地 又 は採 草放 牧 地 の 貸 付 け に よ
り法第三条第一項本文に掲げる権利が設定される場合
二 土地収用法(昭和二十六年法律第二百十九号)
、都市計
画 法 ( 昭 和四 十 三 年 法 律 第 百 号 ) 又 は 鉱業 法( 昭 和二 十
五 年 法 律 第 二 百 八 十 九 号 ) に よ る 買 受 権 に 基 づ いて 農 地
又は採草放牧地が取得される場合
三 法第四十七条の規定による売払いに係る農地又は採草
放 牧 地 に つ い て そ の 売 払 いを 受 け た 者 が その 売 払 い に 係
る 目 的 に 供 す る た め 法第 三 条 第 一 項の 権 利 を 設 定 し 、 又
は移転する場合
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四 株式会社日本政策金融公庫(以下「公庫」という。)が、
公 庫 の た め の 抵 当 権 の 目 的 と な つて い る 農 地 又 は 採 草 放
牧 地 を 競 売 又 は 国 税 徴 収 法 ( 昭 和 三 十 四 年 法律 第 百 四 十
七号)による滞納処分(その例による滞納処分を含む。
)
による公売によつて買い受ける場合
五 包括遺贈又は相 続人に対する特定遺贈により法第三条
第一項の権利が取得される場合
六 都市計画法第五十六条第一項又 は第五十七条第三 項の
規 定 に よ つて 市 街 化 区 域 ( 同 法 第 七 条 第 一 項 の 市 街 化 区
域 と 定 めら れ た 区 域 ( 同 法第 二 十 三 条 第 一 項 の 規 定 に よ
る 協議 を 要 す る 場合 に あ つて は 、 当該 協 議 が 調つた も の
に限る。)をいう。以下同じ。)内にある農地又は採草放
牧地が取得される場合
七 電 気 事 業 法( 昭 和 三 十 九 年 法律 第 百 七 十 号 ) 第 二 条 第
一 項第 十 七 号 に 規 定 す る電 気 事 業者( 同 項 第三号 に規定
する小売電気事業者を除く。以下「電気事業者」という。)
が 送 電 用 若 し く は 配 電 用 の 電 線を 設置 す るた め 、 又 は 同
項第 十 五号 に規 定す る発 電事 業者 がプロペラ式発電 用 風
力 設 備のブレ ードを 設置 す るた め民法第二百 六十九条の
二 第 一 項の 地 上 権 又 はこ れ と 内 容を 同 じ く す る その 他の
権利を取得する場合
八 独立行政法人都市再生機構又は独立行政法人中小企業
基 盤整 備機 構 が 国 又 は地 方 公 共 団体 の 試 験 研 究 又 は教育
に 必要 な施 設の 造 成及 び 譲 渡を 行 うた め 当該施 設の用 に
供する農地又は採草放牧地を取得する場合
九 電気 通信事業 法( 昭和五十九年法律第八十六号)第百
二 十 条 第 一 項 に 規 定 す る 認 定 電 気 通信 事 業 者 ( 以 下 「 認
定電気通信事業者」という。
)が有線電気通信のための電
線 を 設 置 す る た め 民 法 第 二 百 六 十 九条 の 二 第 一 項の 地 上
権 又 はこ れ と 内 容 を 同 じ く す る そ の 他 の 権 利 を 取 得 す る
場合
十 国 有 財 産 法 ( 昭 和 二 十 三 年 法律 第 七 十 三 号 )第 二 十 八
条の二 第 一項の規 定に よる信託 (農地若しくは採草放牧
地 を 農 地 及 び 採 草 放 牧 地 以 外 の も の に して 売 り 渡 すこ と
又は農地 若 しく は採 草放 牧地を農地及び採草放牧地 以外
の も の にす るた め売 り渡 すこ と に より 終了す るも の に限
る。
)の引受けによつて市街化区域内にある農地又は採草
放牧地が取得される場合
十一 成田国際空港株式会 社が公共用飛行場周辺における
航 空 機 騒音 に よ る障 害の 防 止 等 に 関 す る 法律 ( 昭 和 四 十
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2 前項の許可は、次の各号のいずれかに該当する場合には、
するこ とができ ない。ただし、民法第二百 六十九条の二第
一 項の 地 上 権 又 はこ れ と 内 容を 同 じ く す る その 他の 権 利 が
設 定 さ れ 、又 は 移 転 され る とき 、農 業 協同 組合 法第 十 条 第
二 項 に規 定す る事 業 を 行う農業 協同 組合又は農業 協同 組合
連 合 会 が農 地 又 は採 草放 牧 地 の 所 有 者 か ら 同 項の 委託を 受
け るこ と に よ り 第 一 号 に 掲 げ る 権 利 が 取 得 さ れ るこ と と な
る とき 、 同 法 第十 一条の 五十 第 一項第一号に掲げる場合 に
お いて 農 業 協 同 組 合 又 は 農 業 協同 組合 連合 会 が 使用 貸 借 に
よ る 権 利 又 は 賃 借権 を 取 得 す る と き 、 並 び に 第 一号 、 第 二
号 、 第 四 号 及 び 第 五 号 に 掲 げ る 場 合 に お いて 政 令で 定 め る
相当の事由があるときは、この限りでない。
(農地又は採草放牧地の権利移動の不許可の例外)
第二 条 法第三条 第二 項第一号 に掲げる場合の同 項た だし書
の政令で定める相当の事由は、次のとおりとする。
一 そ の 権 利 を 取 得 し よ う と す る 者 が そ の 取 得 後 に お いて
耕作又は養畜 の 事業 に供 すべき 農 地及び採草放牧地の 全
てについて耕作又は養畜の事業を行うと認められ、かつ、
二 年 法律 第 百 十 号 ) 第 九 条 第 二 項 又 は 特 定空 港 周辺 航空
機 騒音 対 策 特 別 措置 法( 昭 和 五 十 三 年 法律 第 二 十 六号 )
第 八条 第 一 項 若 し く は 第 九 条 第 二 項の 規 定 に よ り 農 地 又
は採草放牧地を取得する場合
十 二 東 日 本 大震 災 復 興 特 別 区 域 法( 平 成 二 十 三 年 法律 第
百 二 十 二号 )第 四条 第 一 項に 規 定する特定地方 公共団体
(以下「特定地方公共 団体」と いう。
)である市町村又は
大 規 模 災 害 か ら の 復 興 に 関 す る 法 律 ( 平 成 二 十 五 年 法律
第五十五号)第十条第一項に規定する特定被災市町村(以
下「特定被災市町村」という。
)が、東日本大震災又は同
法 第二 条 第 一号 に規 定 す る 特 定 大規 模 災 害( 以下 「 特 定
大規模災害」という。
)からの復興のために定める防災の
た め の集 団 移 転 促 進 事業 に係 る国 の財 政上 の 特別 措置 等
に 関 す る 法 律( 昭和 四 十 七 年 法律 第百三 十二号 ) 第三 条
第 一 項 に規 定 す る集 団 移転 促 進 事業 計 画( 以 下 「集 団 移
転促進事業計画」という。
)に係る同法第二条第一項に規
定する移転促進区域(以下「移転促進区域」という。
)内
に あ る農 地 又 は 採 草 放 牧 地を 、当 該集 団 移転 促 進 事 業 計
画 に 基 づき 実施 す る 同 条 第 二 項 に規 定す る集 団 移転 促 進
事業(以下「集団移転 促進事業 」という。
) により取得す
る場合
十三 独立行政法人水資源機構が水路を設置するため民法
第 二 百 六 十 九 条 の 二 第 一 項 の 地 上 権 又 はこ れ と 内 容を 同
じくするその他の権利を取得する場合
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2
次のいずれかに該当すること。
イ そ の 権 利 を 取 得 し よ う と す る 者 が 法 人で あ つて 、 そ
の 権 利 を 取 得 し よ うと す る 農 地 又 は 採 草 放 牧地 に おけ
る 耕 作又 は養 畜の 事業 が そ の 法人 の 主 た る 業 務 の運営
に 欠 くこ と の で き な い 試 験 研 究 又 は 農 事 指 導 の た め に
行われると認められること。
ロ 地方公共団体(都道府県を除く。
)がその権利を取得
し よ うと する農地 又は採草放 牧地を公 用又 は公 共用に
供すると認められること。
ハ 教 育 、 医 療 又 は 社 会 福 祉 事 業 を 行 うこ と を 目 的 と し
(農地又は採草放牧地の権利移動の不許可の例外)
て 設 立 さ れ た 法 人で 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の が そ の 第 十 六 条 令 第 二 条 第 一 項 第 一 号 ハ の 農 林 水 産 省 令で 定 め る
権 利を 取 得し よう とす る農 地又 は採草放牧地を 当該目
もの は、学校 法人 、医療 法人、社会福祉法人その他の営利
的に係る業務 の運営 に必要な施設の用 に供 すると認め
を目的としない法人とする。
られること。
2 令 第二条第二 項第三号の 一般社団 法人又は一般財団 法人
ニ 独立行政法人農林水産消費 安全技術センター、独立
で農林水産省令で定めるものは、次に掲げる法人とする。
行 政 法 人 家畜 改良 セ ン タ ー 又 は 国 立 研 究開 発 法 人農業
一 その 行う事業が令 第二条第二 項第三号 に規定する 事業
・ 食 品 産 業 技 術 総 合 研 究 機 構 が そ の 権 利を 取得 し よ う
及びこれに附帯する事業に限られている一般社団法人で、
とす る農 地 又 は採草放牧地を その 業務 の 運営 に必要な
農業協同 組合 、農業協同 組合連合会 、地方公共団体 その
施設の用に供すると認められること。
他 農 林 水 産 大 臣が 指 定 し た 者 の有 す る議決 権 の 数の 合 計
二 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 を 行 う 者 が 所 有 権 以外 の 権 原( 第
が議決権の総数の四分の三以上を占めるもの
三 者 に 対 抗 す るこ と が で き る も の に 限 る 。 ロ に お いて 同
二 地方 公共団体の有する議決権の 数が 議決権の総 数の過
じ。
)に基づいてその事業に供している農地又は採草放牧
半 を 占 め る 一般 社 団 法 人 又 は 地 方 公 共 団 体 の 拠 出 した 基
地 につ き 当 該 事 業を 行う 者 及 び その世 帯 員等 以 外 の 者 が
本財 産 の 額 が 基 本財 産 の 総 額 の 過 半を 占 め る 一般財 団 法
所 有権 を 取 得し よ うと する 場合 に おいて 、許可の申請の
人
時 に おけ るそ の者 又は その 世 帯員 等の 耕作又は養 畜の事
業 に 必要 な機 械 の 所 有 の 状 況 、農 作業 に従 事 す る者 の 数
等からみて、イ及びロに該当すること。
イ 許可の申請の際現にその者又はその世帯員等が耕作
又 は 養 畜 の 事 業 に 供 す べ き 農 地 及 び 採 草 放 牧 地 の 全て
を 効 率 的 に 利 用 して 耕作 又 は 養 畜 の 事 業 を 行 う と 認 め
られること。
ロ そ の 土 地 に つ いて の 所 有 権 以 外 の 権 原 の 存 続 期 間 の
満了その 他の 事由によりその者又は その世 帯員等がそ
の 土 地 を 自 ら の 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 に 供 す るこ と が 可
能 と な つ た 場 合 に お いて 、こ れ ら の 者 が 耕 作 又 は 養 畜
の 事業 に供 すべ き 農 地及 び 採 草 放 牧 地 の すべ て を 効 率
的 に 利 用 し て 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 を 行 うこ と が で き る
と認められること。
法 第 三 条 第 二 項 第 二 号 及 び 第 四 号 に 掲 げ る 場 合 の 同 項た
だし書の政令で定める相当の事由は、次のとおりとする。
- 14 -
一 農業 協同 組合 、農業 協同 組合 連合 会 又 は 農 事 組合 法 人
( 農 業 協同 組合 法( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 百 三 十 二 号 ) 第
七十二条の十 第一項第二号の事業を行うものを除く。
)が
そ の 権 利 を 取 得 し よ う と す る 農地 又 は採 草放牧地を 稚蚕
共 同 飼 育 の 用 に 供 す る桑 園そ の 他こ れ ら の 法 人の 直 接 又
は 間 接 の 構 成 員 の 行 う農 業 に 必 要 な施 設 の 用 に 供 す ると
認められること。
二 森 林 組合 、 生 産 森 林 組合 又 は 森 林 組合 連 合 会 が そ の 権
利を 取得 しようと す る農地又 は採 草放牧地をその 行う森
林 の 経 営 又 はこ れ ら の 法 人 の 直 接 若 し く は 間 接 の 構 成 員
の 行う 森林 の経 営 に 必 要 な樹苗 の採取又 は育成の用 に供
すると認められること。
三 乳牛又は肉用 牛の飼養の合 理化を 図るた め、その飼養
の 事 業 を 行 う 者 に 対 して そ の 飼 養 の 対 象 と な る 乳 牛 若 し
く は 肉 用 牛を 育 成 して 供 給 し、 又 は その飼 養 の 事業を 行
う者の 委託を 受けて その飼養の 対象となる乳牛若しくは
肉用 牛を 育 成 す る 事業 を 行う 一般 社団 法人又 は 一般財団
法人で 農 林 水産 省令で 定 める もの が 、その 権利を 取 得し
よ うと す る 農 地 又 は 採 草 放 牧地 を 当該 事業 の 運営 に 必要
な施設の用に供すると認められること。
四 東 日 本高 速 道 路 株 式 会 社 、 中 日 本高 速 道 路 株 式 会 社 又
は西 日本高速 道路株式会 社 が その 権利を取得しようと す
る 農地 又 は 採 草 放 牧 地を そ の 事 業 に 必要 な樹 苗 の 育 成の
用に供すると認められること。
五 前項第一号イからニまでに掲げる事由
3 法第三条 第二 項第五号 に掲げる場合の同 項た だし書の政
令で定める相当の事由は、次のとおりとする。
一 権利の取 得 後における耕作の 事業 が 草花 等 の 栽培で そ
の経営が集約的に行われるものであると認められること。
二 その 権 利 を 取 得 し よ う と す る者 が 、 農 業 委 員会 の あ つ
せ ん に 基づ く 農 地 又 は採 草放 牧地 の 交 換 に よ り そ の 権 利
を 取 得 し よ う と す る も ので あ り 、か つ 、 そ の 交 換の 相 手
方 の 耕 作 の 事 業 に 供 す べき 農 地 の 面 積の合 計 又 は 耕 作 若
しく は養 畜 の 事業 に 供 す べき 採 草 放 牧 地 の 面 積の合 計 が
その 交 換 に よ る 権 利 の 移 転 の 結 果 法第三 条 第二 項第 五号
に 規 定 す る 面 積 を 下 回 る こ と と な ら な い と 認 め ら れ るこ
と。
三 そ の 位 置 、 面 積 、 形 状 等 か ら みて こ れ に 隣 接 す る 農 地
又 は 採 草 放 牧 地 と 一 体 と して 利 用 し な け れ ば 利 用 す る こ
と が 困 難 と 認 め ら れ る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つき 、 当該
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一 所 有 権 、 地 上 権 、永小 作 権 、質 権 、 使用貸 借 に よ る 権
利 、賃 借権 若し くは その 他の 使 用及び 収 益を 目 的とする
権 利を 取得 しよ う とす る者 又は その世帯 員等の 耕作又は
養 畜 の 事 業 に 必要 な機 械 の 所 有 の 状 況 、農 作業 に従 事 す
る 者 の 数 等 か ら み て 、こ れ ら の 者 が そ の 取 得 後 に お い て
耕 作 又 は養 畜の 事業 に供 すべ き 農 地 及 び 採 草 放 牧 地 の 全
て を 効 率 的 に利 用 して 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 を 行 う と 認 め
られない場合
二 農地所有適格法人以外の法 人が前号に掲げる権利を取
得しようとする場合
三 信 託 の 引 受 け に よ り 第 一号 に 掲 げ る 権 利 が 取 得 さ れ る
場合
四 第一号に掲げる権利を取得 しようとする者(農地所有
適格法人を除く。
)又はその世帯員等がその取得後におい
て 行う 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 に 必 要 な農 作業 に 常 時従 事 す
ると認められない場合
五 第 一号 に 掲 げ る 権 利 を 取 得 し よ う と す る者 又 は その 世
帯 員 等 が そ の 取 得 後 に お いて 耕 作 の 事 業 に 供 す べ き 農 地
の 面 積 の 合 計 及 び そ の 取 得 後 に お いて 耕 作 又 は 養 畜 の 事
業 に供 すべ き 採 草 放 牧 地 の 面 積 の合 計 が 、いずれ も 、北
海 道で は 二ヘ クタ ール 、都 府県で は 五十アール(農業 委
員 会 が 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る 基 準 に 従 い 、 市 町 村 の 区
域 の 全 部 又 は 一 部 に つ い て こ れ ら の 面 積 の 範 囲 内で 別 段
の 面 積 を 定 め 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る と こ ろ に よ り 、こ
れを公示したときは、その面積)に達しない場合
六 農 地 又 は採 草放 牧地 に つ き 所 有 権 以 外 の 権 原 に 基づ い
て 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 を 行う 者 が その 土 地 を 貸 し 付 け 、
又 は 質 入れ し よ う と す る場 合 ( 当 該 事 業 を 行 う者 又 は そ
の世帯 員等の死亡又は第二 条第二項各号に掲げる事由に
よ り そ の 土 地 に つ いて 耕 作 、 採 草 又 は 家 畜 の 放 牧 を す る
こ と がで き な い た め 一 時 貸 し 付 け よ う と す る 場 合 、 当 該
事 業 を 行 う 者 が その 土地 を その 世 帯 員等 に貸 し付 け よ う
と す る 場合 、 農地 利用 集 積 円 滑 化団 体 が その 土地を 農地
売買 等事 業の 実施 によ り 貸 し 付け ようとする場合 、その
土 地 を 水 田 裏 作 ( 田 に お いて 稲 を 通 常 栽 培 す る 期 間 以 外
の期間稲以外の作物を栽培することをいう。以下同じ。
)
四
隣 接 す る 農 地 又 は採 草放 牧地 を 現 に 耕 作又 は養 畜の 事業
に供している者が権利を取得すること。
前項各号のいずれかに掲げる事由
(別段の面積の基準)
第 十 七 条 法 第 三 条 第 二 項 第 五 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 基
準は、次のとおりとする。
一 設 定区 域( 農 業 委 員会 が 法第三 条 第 二 項 第 五号 の 規 定
に 基 づ き 別 段の 面 積 を 定 める 区 域 を い う。 第 三 号 及 び 次
項において同じ。
)は、自然的経済的条件からみて営農条
件がおおむね同一と認められる地域であること。
二 農業委員会が定めようと する別段の面積の単位はアー
ルとし、その面積は十アール以上であること。
三 農 業 委 員会 が 定 め よ う と す る 別 段 の 面 積 は 、設 定 区 域
内 に お いて そ の 定 め よ う と す る 面 積 未 満 の 農 地 又 は 採 草
放 牧 地 を 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 に 供 して い る 者 の 数 が 、 当
該設 定区 域内 に おいて 農 地又 は採 草放牧地を 耕作又は養
畜 の 事 業 に 供 し て い る 者 の 総 数 の お おむ ね 百 分 の 四 十 を
下らないように算定されるものであること。
設 定区 域が 次の 各号 の い ずれ にも 該 当す る場合 には 、 法
2
- 16 -
の目 的に供 するため貸 し 付け ようとする場合及び農地所
有 適 格 法人 の常 時従 事者 た る構 成 員が その 土 地を その 法
人に貸し付けようとする場合を除く。
)
七 第 一号 に 掲 げ る 権 利 を 取 得 し よ う と す る者 又 は その 世
帯 員 等 が そ の 取 得 後 に お いて 行 う 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 の
内 容並 び に その 農地 又 は 採 草 放 牧地の 位置 及び 規 模から
みて 、 農地 の集 団 化、 農作業の 効率化その他周辺の地域
に お け る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 農 業 上 の 効 率 的か つ総 合
的 な 利 用 の 確 保 に 支 障 を 生ず る お それ が あ る と 認 めら れ
る場合
3 農 業 委 員 会 は 、 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて 使 用 貸 借 に
よ る 権 利 又 は 賃 借 権 が 設 定 さ れ る 場 合 に お いて 、 次 に 掲 げ
る 要 件 の 全て を 満た す とき は 、前 項( 第 二 号 及 び 第 四 号 に
係る部分に限る。
)の規定にかかわらず、第一項の許可をす
ることができる。
一 こ れ ら の 権 利 を 取 得 し よ うと す る者 が そ の 取 得 後 に お
いて そ の 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 を 適 正 に 利 用 して い な い と
認 めら れ る 場合 に 使用 貸 借 又 は 賃貸 借の 解除を す る旨の
条件が書面による契約において付されていること。
二 こ れ ら の 権 利 を 取 得 し よ うと す る者 が 地 域 の 農 業 に お
け る 他 の 農 業者 との 適 切 な役 割 分 担の下 に継 続的 か つ安
定的に農業経営を行うと見込まれること。
三 こ れ ら の 権 利 を 取 得 し よ う と す る 者 が 法 人で あ る 場 合
に あ つて は 、 そ の 法 人 の 業 務 を 執 行 す る 役 員 又 は 農 林 水
産 省 令で 定 め る 使 用 人 ( 次 条 第 一 項 第 三 号 に お いて 「 業
務執行役員等」という。
)のうち、一人以上の者がその法
人 の 行 う 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 に 常 時 従 事 す る と 認 められ
ること。
農 業 委 員会 は 、 前 項 の 規 定 に よ り 第 一 項の 許 可 を し よ う
と す る とき は 、 あら か じ め 、 その 旨を 市 町 村 長に 通 知す る
4
第 三 条 第 二 項 第 五 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 基 準 は 、 前 項
の 規 定 にか か わらず、当該設定区 域及び その周辺の地域に
おけ る農 地又 は採 草放 牧地の保有及び利用の現況及び 将来
の見 通し等か らみて 、新規就農を促進するた めに適 当と認
められる面積とする。
一 当 該 設 定 区 域 内 に 現 に 耕 作 の 目 的 に 供 され て おら ず 、
か つ 、 引 き 続き 耕 作 の 目 的 に 供 さ れ な いと見 込まれ る農
地その 他その適 正な利用を図 る 必要がある農地が 相当程
度存在すること。
二 当 該 設 定 区 域 の 位 置 及 び 規 模 か ら みて 、 当 該 設 定 区 域
内 に お いて 法 第 三 条 第 二 項 第 五 号 に 規 定 す る 面 積 ( 北 海
道 で は 二 ヘク タ ー ル 、 都 府 県で は 五十 ア ー ルで あ る 面 積
をいう。
)未満の農地又は採草放牧地を耕作又は養畜の事
業 に 供 す る 者 の 数が 増加 するこ と に より 、 当該 設 定区 域
及 び そ の 周 辺 の 地 域 に おけ る農 地 又 は採 草 放 牧地の 農業
上 の 効 率 的か つ総 合 的 な利 用 の 確 保 に 支障 を 生ず る お そ
れがないこと。
(公示の方法)
第十八条 法第三条第二項第五号 の規定による公示は、市町
村の条例の公布と同一の方法によりするものとする。
(使用人)
第 十 八 条 の 二 法 第 三 条 第 三 項 第 三 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め
る 使 用 人 は 、 そ の 法 人 の 使 用 人で あ つ て 、 当 該 法 人 の 行 う
耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 に 関 す る 権 限 及 び 責 任を 有 す る者 と す
る。
- 17 -
も の と す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 当 該 通 知 を 受 け た 市 町 村
長 は 、 市 町 村の 区 域 に おける農地 又 は採 草放牧地の 農業 上
の 適 正 か つ 総 合 的 な 利 用 を 確 保 す る見 地 か ら 必 要 が あ る と
認めるときは、意見を述べることができる。
5 第一項の許可は、条件をつけてすることができる。
6 農 業 委 員会 は 、 第三 項の 規 定 に より 第 一 項の 許 可を す る
場 合 に は 、 当 該 許 可 を 受 けて 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて
使 用 貸 借 に よ る 権 利 又 は 賃 借 権 の 設 定を 受 け た 者 が 、 農 林
水産 省令で 定 める ところ により、毎年、その農地又 は採 草
放 牧 地 の 利 用 の 状 況 に つ いて 、 農 業 委 員 会 に 報 告 し な け れ
ばならない旨の条件を付けるものとする。
7 第 一 項 の 許 可 を 受 け な いで し た 行 為 は 、 そ の 効 力 を 生 じ
ない。
(農地又は採草放牧地の権利移動の許可の取消し等)
第三 条の 二 農 業 委 員会 は 、 次の 各 号 の いずれ か に 該 当 す る
場 合 に は 、 農地 又 は 採 草放 牧地 に つ いて 使用貸 借 に よ る権
利 又 は 賃 借 権 の 設 定を 受 けた者 ( 前 条 第三 項の 規 定の適 用
を 受 けて 同 条 第 一 項 の 許 可を 受 け た 者 に 限 る。 次 項 第 一 号
において同じ。
)に対し、相当の期限を定めて、必要な措置
を講ずべきことを勧告することができる。
(利用状 況の報告 )
第十 九条 法 第三 条 第 六 項の 規 定 に よ る報 告 は 、 毎事業 年度
の 終 了 後三 月 以 内 に 、 次 に 掲 げ る 事 項を 記 載 し た 報 告 書 を
同 条 第 三 項 の 規 定 の 適 用 を 受 けて 同 条 第 一 項 の 許 可を した
農業委員会に提出してしなければならない。
一 法 第 三 条 第 三 項 の 規 定 の 適 用 を 受 けて 同 条 第 一 項 の 許
可 を 受 け た 者 の 氏 名 及 び 住 所 ( 法 人 に あ つて は 、 そ の 名
称及び主たる事務所の所在地並びに代表者の氏名)
二 前号の者が使用貸借による権利又は賃借権の設定を受
けた農地又は採草放牧地の面積
三 前号の農地又は採 草放牧地 における作物の 種類別作付
面積又は栽培面積、生産数量及び反収
四 第 一号 の 者 が 行 う 耕 作又 は養 畜 の 事 業 が その 農 地 又 は
採 草放 牧地 の 周辺 の農地又 は採 草放牧地の農業上の利用
に及ぼしている影響
五 地域の農業に おける他の農業者 との役割分担の状況
六 第 一 号 の 者 が 法 人で あ る 場 合 に は 、 そ の 法 人 の 業 務 執
行 役 員 等 の うち 、 そ の 法 人 の 行 う 耕 作 又 は養 畜 の 事 業 に
常 時 従 事 す る 者 の 役 職 名 及 び 氏名 並 び に その 法 人の 行 う
耕作又は養畜の事業への従事状況
七 その他参考となるべき事項
2 前 項の 報 告 書 には 、 次に 掲 げ る書 類を 添 付 し なけれ ば な
らない。
一 前 項 第 一 号 の 者 が 法 人で あ る 場 合 に は 、 定 款 又 は 寄 附
行為の写 し
その他参考となるべき書類
二
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一 そ の 者 が そ の 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に お いて 行 う 耕 作 又
は 養 畜 の 事 業 に より 、周 辺 の 地 域 に おける 農 地 又 は 採 草
放 牧地 の農業 上の効率 的か つ総合的な利用の確保に支障
が生じている場合
二 その者が地域の農業に おける他の農業者との適切な役
割 分 担 の 下 に 継 続 的 か つ 安 定 的 に 農 業 経 営 を 行 つて い な
いと認める場合
三 そ の 者 が 法 人で あ る 場 合 に あ つ て は 、 そ の 法 人 の 業 務
執 行 役 員 等 の いず れ も が その 法人 の 行 う 耕 作又 は養 畜 の
事業に常時従事していないと認める場合
2 農業委員会は、次の各号のいずれかに該当する場合には、
前 条 第 三 項の 規 定 に より した 同 条 第 一 項の 許 可を 取 り 消 さ
なければならない。
一 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて 使 用 貸 借 に よ る 権 利 又 は
賃 借権 の 設 定を 受 け た 者 が その 農地又 は採 草放 牧地を 適
正 に 利 用 して い な い と 認 め ら れ る に も か か わ ら ず 、 当 該
使用 貸借 によ る権 利又 は 賃借 権を 設定した者が使用貸借
又は賃貸借の解除をしないとき。
二 前 項の規定に よる勧告を 受 けた者 が その勧告 に従わ な
かつたとき。
3 農業 委員会は、 前条第三 項第一号 に規定する条 件 に基づ
き 使 用貸 借 若 し く は 賃貸 借が解除 され た 場合 又 は 前 項の 規
定 に よ る 許 可 の 取 消 し が あ つ た 場 合 に お いて 、 そ の 農 地 又
は 採 草 放 牧 地 の 適 正か つ効 率 的 な 利 用 が 図 ら れ な い お それ
が あ ると認め るときは、当該農地又は採草放牧地の所有者
に 対 し 、 当 該 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて の 所 有 権 の 移 転
又は 使用及び収 益を 目的とする権利の設定のあつせんその
他の必要な措置を講ずるものとする。
(農地又は採草放牧地についての権利取得の届出)
第三 条 の三 農地又は採草放牧地について 第三条第一項本文
に 掲 げ る 権 利 を 取 得 した 者 は 、同 項 の 許 可を 受 けて こ れ ら
の 権利を 取得 した 場合 、同 項 各号(第十二号及び 第十六号
を除く 。
)のいずれかに該当する場合その他農林水産省令で
定 め る 場 合 を 除 き 、 遅 滞 な く 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る とこ
ろ によ り 、 その 農地 又 は採 草放 牧地の 存する市町村の農業
委員会にその旨を届け出なければならない。
( 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて の 権 利 取 得 の 届 出を 要 し な
い場合)
第 二 十 条 法 第 三 条 の 三 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 場 合 は 、 次
に掲げる場合とする。
一 法第五条第一項本文に規定する場合
二 特 定 農 地 貸 付け に 関 す る 農 地 法等 の 特 例 に 関 す る 法律
(平 成元 年法律第 五十 八号)第三 条第三項の承認を受け
て法第三条第一項本文に掲げる権利を取得した場合
三 市 民 農 園整 備 促 進 法( 平 成 二 年 法律 第 四 十 四 号 ) 第 十
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(農地の転用の制 限)
第四条 農地を農地以外のものにする者は、都道府県知事(農
地 又 は 採草放 牧地 の農業上の効 率的か つ総合的な利用の確
保 に 関 す る 施 策 の 実 施 状 況 を 考 慮 して 農 林 水 産 大 臣 が 指 定
する市町 村(以下 「指定市 町村」と いう。
)の区域内にあつ
ては、指定市町村の長。以下「都道府県知事等」という。
)
の 許可 を 受 け な け れ ば なら な い。 た だ し 、 次の 各 号 の いず
れかに該当する場合は、この限りでない。
一 次条第一項の許可に係る 農地を その許可に係る目的に
供する場合
二 国 又 は 都 道 府県 等 ( 都道 府県 又 は 指 定 市 町 村を い う。
以下同じ。
)が、道路、農業用用排水施設その他の地域振
興 上 又 は 農 業 振 興 上 の 必 要 性 が 高 い と 認 め ら れ る施 設で
あつて 農 林 水産 省令で 定 めるもの の用に供するた め、農
地を農地以外のものにする場合
三 農業経営基盤強化促進法第十九条の 規定による公告が
あ つ た 農 用 地 利 用 集 積 計 画 の 定 め る とこ ろ に よ つて 設 定
され 、又 は 移転 され た 同 法第 四 条 第四 項第 一号 の 権 利 に
係 る農 地を 当該 農用 地利 用 集 積 計画に定める 利用目的に
供する場合
四 特定農山村地域における農林業等の活性化のための基
盤整 備の 促進 に 関す る法律第 九条 第一項の規定による公
告 が あ つた 所 有 権移 転 等 促 進計 画の定めるところ に よつ
削除
一条 第一 項の規 定に より 特定 農地 貸 付けに関する農 地 法
等 の 特 例に 関す る 法 律 第 三 条 第 三 項の 承認を 受 けた もの
と み な され て 法第 三 条 第 一 項 本 文 に 掲 げ る権利を 取 得 し
た場合
四 第十五条各号(第五号を除く。
)のいずれかに該当する
場合
(農地又は採草放牧地についての権利取得の届出の方法)
第 二 十 一条 法第三条 の三の届出は、次に掲げる事項を記載
した書面を提出してしなければならない。
一 権 利 を 取 得 し た 者 の 氏 名 及 び 住 所 ( 法 人 に あ つて は 、
その名称及び主たる事務所の所在地並びに代表者の氏名)
二 権 利を 取 得 した 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 所 在 、 地 番 及 び
面積
権利を取得した事由及び権利を取得した日
取得した権利の種類及び内容
三
四
第二十二条から第二十四条まで
(地 域振興上又は農業 振興上の必要性が高いと認められ る
施設)
第 二 十 五 条 法 第 四 条 第 一 項 第 二 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る
施 設 は 、 国 又 は 都 道 府県 等 が 設置 す る 道 路 、 農 業 用 用 排 水
施設その他の施設で次に掲げる施設以外のものとする。
一 学 校 教 育 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法律 第 二 十 六 号 )第 一 条 に
規 定 す る学 校 、同 法第 百二 十四 条 に 規 定 す る専修学 校 又
は同 法第 百三 十四 条第 一項 に 規定 する各種学校の用 に供
する施設
二 社 会 福 祉 法( 昭 和 二 十 六 年 法律 第 四 十 五号 ) に よ る 社
会 福 祉 事業 又 は 更 生保 護 事 業 法 ( 平 成 七 年 法律 第 八 十 六
号)による更生保護事業の用に供する施設
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て 設 定さ れ 、又 は移 転 さ れ た 同 法 第二 条 第三 項第三 号 の
権 利に係る農地を 当該所 有 権移転等促進計画 に定める利
用目的に供する場合
五 農山漁村の活性化のための定 住等及び地域間交流の促
進に 関す る法律 第八条第 一項の規 定による公告があつた
所有権移転等促進計画の定めるところによつて設定され、
又 は移 転 さ れ た 同 法第 五条 第八 項の 権利 に係 る農地を 当
該所有権移転等促進計画に定める利用目的に供する場合
六 土 地 収 用 法 そ の 他 の 法 律 に よ つて 収 用 し 、 又 は 使 用 し
た農地をその収用又は使用に係る目的に供する場合
七 市 街 化 区 域 ( 都 市 計 画 法( 昭 和 四 十 三 年 法 律 第 百 号 )
第 七 条 第 一 項 の 市 街 化 区 域と 定 め られ た 区 域( 同 法 第 二
十三条第一項の規定による協議を要する場合にあつては、
当該協議が調つたものに限る。)をいう。)内にある農地
を 、 政 令で 定 め る とこ ろ に よ り あ ら か じ め 農 業 委 員 会 に
届け出て、農地以外のものにする場合
三 医 療 法( 昭 和 二 十 三 年 法 律 第 二 百 五 号 ) 第 一 条 の 五 第
一 項 に規 定す る病 院、同条 第二項 に規定する診療所又は
同法第二条第一項に規定する助産所の用に供する施設
四 多数の者の利用に供する庁舎で次に掲げるもの
イ 国 が 設 置 す る 庁 舎 で あ つて 、 本 府 若 し く は 本 省 又 は
本府若しくは本省の外局の本庁の用に供するもの
ロ 国が設置する地方支分部局の本庁の用に供する庁舎
ハ 都道府県庁、 都道府県の支庁又は地方事務所 の用に
供する庁舎
ニ 指定市町村が設置する市役所 、特別区の区役所又は
町村役場の用 に供する庁舎
ホ 警視庁又は道府県警察本部の本庁の用に供する庁舎
五 宿舎( 職務上常 駐を 必要と する職員又 は 職務上 その勤
務地 に近接する場所 に居 住す る必要がある職員のための
ものを除く。
)
(市街化区域内にある農地を転用する場合の届出)
第三 条 法第四条 第一項第七号の届出を しようと する者 は、
(市街化区域内の農地を転用する場合の届出)
農 林 水 産 省 令で 定 め る とこ ろ に よ り 、 農 林 水 産 省 令で 定 め 第 二 十 六 条 令 第 三 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 届 出 書 を 提 出 す る
る 事 項を 記 載 し た 届 出書 を 農 業 委 員 会 に 提 出 し な け れ ば な
場合には、次に掲げる書類を添付しなければならない。
らない。
一 土地の位置を示す地図及び土地の登記事項証明書
二 届出に係る農地が賃貸借の目的となつている場合には、
そ の 賃 貸 借 に つき 法 第 十 八 条 第 一 項の 規 定 に よ る 解 約等
の許可があつたことを証する書面
(市街化区域内の農地を転用する場合の届出書の記載事項)
第二十七条 令第三条第一項の農林水産省令で定める事項は、
次に掲げる事項とする。
一 届出者の氏名、住所及び職業(法人にあつては、名称、
主たる事務所の所在地、業務の内容及び代表者の氏名)
二 土地の所在、地番、地目及び面積
三 土地の所有者及び耕作者の氏名又は名称及び住所
四 転用の目的及び時期並びに転用の目的に係る事業又は
施設の概要
五 第三十一条第六号に掲げる事項
( 市街 化 区 域内の 農地を 転 用 す る場合 の 届 出の受 理 通知書
の記載事項 )
農 業 委 員会 は 、 前 項 の 規 定 に よ り 届 出 書 の 提 出 が あ つ た 第 二 十 八条 令第三 条 第二 項の規定により届出を受 理 した旨
場 合 に お い て 、 当該 届 出を 受 理 した とき は その 旨を 、 当該
の 通 知を す る 書 面 に は 、 次 に 掲 げ る 事 項を 記 載 す るも の と
2
- 21 -
八
その他農林水産省令で定める場合
届 出 を 受 理 しな か つ た とき は その 旨及び その 理 由を 、 遅滞
なく、当該届出をした者に書面で通知しなければならない。
届出に係る転用の目的
旨
する。
一 届 出者 の 氏 名及 び 住所( 法 人 に あ つて は 、名 称 、主た
る事務所の所在地及び代表者の氏名)
土地の所在、地番、地目及び面積
届 出 書 が 到 達 し た 日及び その 日 に 届 出の効 力 が 生じ た
二
三
四
(農地の転用の制限の例外)
第 二 十 九 条 法 第 四 条 第 一 項 第 八 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る
場合は、次に掲げる場合とする。
一 耕 作の 事業を 行 う者 が その 農地を その者 の 耕 作の 事業
に供 する 他の 農地 の 保全 若しくは 利用の増進のた め又は
その農地(二アール未満のものに限る。
)をその者の農作
物 の 育 成 若 しく は養 畜 の 事 業 の た めの 農業 用施 設 に供 す
る場合
二 耕 作 の 事 業 以 外 の 事 業 に 供 す るた め 、 法 第 四 十 五 条 第
一 項 の 規 定 に よ り 農 林 水 産 大 臣 が 管 理 す るこ と と さ れ て
い る農 地の 貸 付 けを 受け た 者 が 当該貸 付け に 係 る農地を
その貸付けに係る目的に供する場合
三 法第四十七条の規定による売 払いに係る農地を その売
払いに係る目的に供する場合
四 土地 改良 法( 昭 和二 十四 年法律 第百 九十 五号 ) に基づ
く土地改良事業により農地を農地以外のものにする場合
五 土 地 区 画整 理 法( 昭 和 二 十 九 年 法律 第 百 十 九号 ) に 基
づく土地区画整理事業若しくは土地区画整理法施行法(昭
和二 十 九 年 法律 第百 二 十 号 ) 第 三 条 第 一 項若 し く は 第四
条 第 一 項の 規 定 に よる 土地 区 画 整 理の施 行により道路、
公 園等 公 共 施 設を 建 設 す る た め 、 又 は その 建 設 に 伴 い転
用 さ れ る 宅 地 の 代 地 と して 農 地 を 農地 以 外 の も の に す る
場合
六 地方公共団体(都道府県等を除く。
)がその設置する道
路 、河 川 、堤 防 、 水路 若 し く は た め 池又 は その 他の施 設
で 土地収 用法第三 条各号 に掲げるもの(第二十五条第一
号 か ら 第 三 号 ま で に 掲げ る施 設又 は市 役 所 、 特 別 区 の区
役所若しくは町村役場の用に供する庁舎を除く。
)の敷地
に供するためその区域(地方公共団体の組合にあつては、
その 組合 を 組織す る地 方 公共 団体 の区域)内にある農地
を農地以外のものにする場合
七 道 路 整 備特 別 措 置 法( 昭 和 三 十 一 年 法 律 第 七 号 ) 第 二
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条第 四 項 に 規定 する会社 又は 地 方 道路公社 が道路の 敷地
に供するため農地を農地以外のものにする場合
八 独立行 政法人水資源機構がダム、堰せき 、堤防、水路
若 し く は 貯 水 池の 敷地 又 はこ れ ら の施設の建 設のた め に
必要 な道 路若 しくはこれ らの 施設 の建設に伴い廃 止され
る 道路 に 代わ る べき 道路 の 敷 地 に供 す るた め農 地を 農地
以外のものにする場合
九 独立行政法人鉄道建設・運輸施 設整 備支援機構又は全
国 新 幹 線 鉄 道 整 備 法 ( 昭 和 四 十 五 年 法律 第 七 十 一号 ) 第
九条 第 一項の規 定に よる認可を 受けた者が鉄道施 設( 当
該認可を受けた者にあってはその認可に係るものに限る。
以下同じ。
) の敷地又 は鉄道施 設の建設の た めに必要な道
路 若 し く は 線 路 若 し く は 鉄 道 施 設 の 建 設 に 伴 い廃 止 され
る道 路に 代わ るべき 道路の敷 地 に供するた め農地を農地
以外のものにする場合
十 成田 国際空港株式会社が、成田国際空港の敷地若しく
は 当 該空 港の 建設 のた め に必 要 な 道路若しくは線路若し
く は 当 該 空 港 の 建 設 に 伴 い 廃 止 さ れ る 道 路 に 代わ る べ き
道 路の 敷地 に供 す る た め 農 地を 農地 以外 のも の にす る場
合 又 は 航空 法 ( 昭 和 二 十 七 年 法 律 第 二 百三 十 一号 ) 第 三
十 八 条 第 一 項 若 し く は 第 四 十 三 条 第 一 項の 規 定 に よ る 許
可 に 係 る 航空 法 施 行 規 則 ( 昭 和二 十 七 年運 輸 省 令 第 五 十
六 号 ) 第 一 条 に 規 定 す る 航 空 保 安 無 線施 設 若 し く は 航空
灯火(以下「航空保安施設」という。
)の設置予定地とさ
れている土地(以下「航空保安施設設置予定地」という。)
の区 域内 にあ る農 地を 航空保 安施 設を設置するた め農地
以外のものにする場合
十 一 法第五 条第一項第六号の届出に係る農 地を その届出
に係る転用の目的に供する場合
十二 都市計画事業(都市計 画法第四条第十五項に規定す
る都市計画事業をいう。以下同じ。
)の施行者が市街化区
域 内に おいて同 法第 五 十六条第 一項、第五十七条第三項
若 し く は 第 六 十 七 条 第 二 項 の 規 定 に よ つて 又 は 同 法 第 六
十 八 条 第 一 項 の 規 定 に よ る 請 求 に よ つて 取 得 さ れ た 農 地
を都市計画事業により農地以外のものにする場合
十三 電気事業者 が送電用若しくは配電用の施設(電線の
支持物及び開閉所に限る。
) 若 しくは送電用若しくは配電
用 の 電 線 を 架 設 す る た め の 装 置 又 はこ れ ら の 施 設 若 し く
は装置を 設置 す るた めに 必要 な道 路 若しくは索道(以下
「送電用電気工作物等」という。
)の敷地に供するため農
- 23 -
地を農地以外のものにする場合
十四 地方公共団体(都道府県を除く 。)、独立行政法人都
市 再生機構 、地方 住宅 供給公社 、土地開発公社(公有地
の 拡 大 の 推 進 に 関 す る 法律 ( 昭和 四 十 七 年 法律 第 六 十 六
号)に基づく土地開発公社をいう。以下同じ。)、独立行
政 法人 中小 企 業 基盤 整 備 機 構 又 は国( 国 が 出 資 の 額の 全
部を出資している法人を含む。
)若 しくは地 方公共団体が
出 資 の 額 の 過 半 を 出 資 して い る 法 人 ( 国 又 は 都 道 府 県 が
作 成 し た 地 域 開 発 に 関 す る 計 画で 農 林 水 産 大 臣 が 指 定 す
るもの(以下「指定計画」という。
)に従つて工場、住宅
又 は流 通業 務施 設の 用 に供 され る土地 の 造成の 事業を そ
の主たる事業として行うものに限る。
)で農林水産大臣が
指定するもの(以下「指定法人」という。
)が市街化区域
( 指 定 法 人 に あ つて は 、 指 定 計 画 に 係 る 市 街 化 区 域 ) 内
にある農地を農地以外のものにする場合
十 五 独 立行政法人都市再生機構が独立行政法人都市再生
機 構 法( 平 成 十 五 年 法 律 第 百 号 ) 第 十 八 条 第 一 項 各 号 に
掲げる施設(以下「特定公共施設」という。
)又はその施
設の建 設のため に必要な 道 路若 しくはその施 設の建設に
伴 い 廃 止 さ れ る 道 路 に 代わ る べ き 道 路 の 敷 地 に 供 す る た
め農地を農地以外のものにする場合
十六 認定電気通信事業者 が有線電気通信のた めの線路、
空中線系(その支持物を含む。
)若しくは中継施設又はこ
れ らの施設を設置 するために必要な道路若しくは索道の
敷地に供するため農地を農地以外のものにする場合
十七 地方公共団体(都道府県を除く。
)又は災害対策基本
法( 昭 和三 十 六 年法 律 第 二百 二 十三号 )第二 条 第 五号 に
規 定す る指 定公 共 機 関 若し くは 同 条第六 号 に規 定する指
定 地 方 公 共 機 関 が 行 う 非常 災 害 の 応急 対 策又 は 復旧で あ
つて 、 当 該 機 関 の 所 掌 業 務 に 係 る 施 設 に つ いて 行 う も の
の た め に 必 要 な 施 設 の 敷 地 に 供 す るた め農 地 を 農 地 以 外
のも のにする場合
十 八 ガ ス 事 業 法( 昭 和 二 十 九 年 法律 第 五十 一号 ) 第 二 条
第十 一項 に規 定す るガ ス 事業 者( 同 条第九項に規定する
大口ガス事業者を除く。以下「ガス事業者」という。)が、
ガ ス 導 管の 変 位 の 状 況 を 測 定 す る設 備又 は ガ ス 導 管の防
食 措置 の状 況 を 検 査す る設 備の 敷地 に供 す るた め農地を
農地以外のものにする場合
(農地を転用するための許可申請)
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2 前 項 の 許 可 を 受 け よ う と す る 者 は 、 農 林 水 産 省 令で 定 め
る とこ ろ に よ り 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 項 を 記 載 し た 申
請 書 を 、 農 業 委 員 会 を 経 由 して 、 都 道 府 県 知 事 等 に 提 出 し
なければならない。
3 農 業 委 員会 は 、前 項 の 規 定 に より申 請書 の 提 出が あ つた
とき は 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め る 期 間 内 に 、 当 該 申 請 書 に 意
見を付して、都道府県知事等に送付しなければならない。
4 農 業 委 員会 は 、前 項の 規 定 に より 意見を 述 べ よ うと す る
と き ( 同 項 の 申 請 書 が同 一の 事 業 の 目 的 に 供 す るた め三 十
アールを 超え る農地を農地以外のものにする行為に係るも
のであるときに限る。
)は、あらかじめ、農業委員会等に関
す る法律( 昭和二十 六年法律第八十八号 )第四十三条第一
第三十条 法第四条第二項の規定により申請書を提出する場
合には、次に掲げる書類を添付しなければならない。
一 申 請 者 が 法 人で あ る 場 合 に は 、 法 人 の 登 記 事 項 証 明 書
及び定款又は寄附行為の写し
二 土地の位置を示す地図及び土地の登記事項証明書
三 申 請 に 係 る 土地 に設置 しようとする建 物その他の施設
及 びこ れ ら の施 設 を利 用す るた めに必要 な道路、用排水
施設その他の施設の位置を明らかにした図面
四 次 条 第 五 号 の 資 金 計 画 に 基 づ いて 事 業 を 実 施 す る た め
に必要な資力及び信用があることを証する書面
五 申 請 に 係 る 農地 を転用 する行為 の 妨げとなる権利を 有
す る者 が あ る 場 合 に は 、 そ の 同 意 が あ つ たこ と を 証 す る
書面
六 申請に係る農地が土地改良区の地区内にある場合には、
当 該 土 地 改 良区 の 意 見 書 ( 意見 を 求 めた 日 か ら 三 十 日を
経 過 して も な おそ の 意 見を 得ら れ な い場合 には 、その 事
由を記載した書面)
七 その他参考となるべき書類
(農地を転用するための許可申請書の記載事項)
第三十一条 法第四条第二項の農林水産省令で定める事項は、
次に掲げる事項とする。
一 申請者の氏名、住所及び職業(法人にあつては、名称、
主たる事務所の所在地、業務の内容及び代表者の氏名)
二 土 地 の 所 在 、 地 番 、 地 目 、 面 積 、 利 用 状 況 及 び 普 通収
穫高
三 転用の事由の詳細
四 転用の時期及び転用の目的に係る事業又は施設の概要
五 転用の目 的に係る 事業の資金計画
六 転 用 す る こ と に よ つて 生 ず る 付 近 の 農 地 、 作 物 等 の 被
害の防除施設の概要
その他参考となるべき事項
七
( 申 請 書 を 送 付 す べ き 期 間)
第三十二条 法第四条第三項の農林水産省令で定める期間は、
申 請 書 の 提 出 が あ つ た 日 の 翌 日 か ら 起 算 して 四 十 日 ( 同 条
第四 項又 は第 五 項の 規 定により 都道府県機構の意見を聴く
とき は 、 八 十 日 )と す る。 た だ し 、同 条 第 三 項の 規 定 に よ
り 農 業 委 員 会 が 当 該 申 請 書 に 同 条 第 一 項 の 許 可 を す るこ と
が 相 当で あ ると す る 内 容の 意見を 付 そう と す る場合 に おい
て 都 道 府 県 機 構 が 当 該 許 可 を し な いこ と が 相 当で あ る と す
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項に規定する都道府県機構(以下「都道府県機構」という。)
の 意見 を 聴 か な けれ ば なら な い。 た だ し 、同 法第四 十二 条
第 一 項 の 規 定 に よ る 都道 府県 知 事の指 定がされて い ない場
合は、この限りでない。
5 前 項 に 規 定 す るも の の ほ か 、農業 委 員会 は 、 第三 項の 規
定 に よ り 意見を 述 べ るた め必要があると認 めるとき は 、都
道府県機構の意見を聴くことができる。
6 第 一 項の 許可は 、 次の 各号 の いずれ か に該 当す る 場合 に
は 、 す る こ と がで き な い 。 た だ し 、 第 一号 及 び 第 二 号 に 掲
げる場 合 に おいて 、 土地収用 法第二十六条 第一項の規定に
よ る告 示( 他 の 法律 の 規 定 に よ る 告 示 又 は 公 告で 同 項の 規
定 に よ る 告 示 と み な され る も の を 含む 。 次 条 第 二 項 に お い
て同じ 。
)に係る事業の用に供するため農地を農地以外のも
の に し よ う と す ると き 、 第 一号 イ に 掲 げ る 農 地 を 農 業 振 興
地 域の 整 備 に 関 す る 法律 第 八条 第四 項 に規 定 す る農用 地 利
用計画(以下単に「農用地利用計画」という。
)において指
定された 用途 に供 するた め農地以外のものにしようと する
と き そ の 他 政 令 で 定 め る 相 当 の 事 由 が あ る と き は 、こ の 限
りでない。
る内 容の 意見を 述べ たとき その他の特段の事情 がある場合
は、この限りでない。
(農地の転用の不許可の例外)
第四条 法第四条第六項第 一号に掲げる場合の同 項た だし書
の 政 令で 定 め る 相 当 の 事 由 は 、 次 の 各 号 に 掲 げ る 農 地 の 区
分に応じ、それぞれ当該各号に掲げる事由とする。
一 法第四条 第六 項第一号イに掲げる農地 農地を農地 以
外のものにする行為が次の全てに該当すること。
イ 申 請 に 係 る 農地 を 仮 設 工 作 物の 設置 その 他 の 一時的
な 利 用 に 供 す る た め に 行 う も の で あ つて 、 当 該 利 用 の
目 的 を 達 成 す る上 で 当 該 農 地 を 供 す るこ と が 必 要で あ
ると認められるものであること。
ロ 農 業 振 興地 域の 整 備 に 関 す る 法律( 昭和四 十四 年 法
律 第 五 十 八 号 ) 第 八 条 第 一 項又 は第 九条 第 一 項 の規定
により定められた農業振興地域整備計画(以下単に「農
業振興地域整備計画」という。
)の達成に支障を及ぼす
おそれがないと認められるものであること。
二 法 第四 条 第 六 項 第 一号 ロ に 掲 げ る 農 地 農 地 を 農 地 以
外 の も の に す る 行 為 が 前 号 イ又 は 次 の いず れ か に 該 当す
ること。
イ 申 請 に 係 る 農 地 を 農 業 用 施 設 、農 畜 産 物処 理 加 工 施
設 、農 畜産 物販 売施 設 その 他地 域の 農業 の振 興に 資す
(地域の農業の振興に資する施設)
る 施 設 と し て 農 林 水 産 省 令 で 定 め る も の の 用 に 供 す る 第 三 十 三 条 令 第 四 条 第 一 項 第 二 号 イ の 農 林 水 産 省 令で 定 め
ために行われるものであること。
る施 設 は 、 次に 掲 げ る施 設( 法第四 条 第 六 項第 一号 ロ又 は
第 五 条 第 二 項 第 一 号 ロ に 掲 げ る 土 地 に あ つて は 、こ れ ら の
土 地 以 外 の 周 辺 の 土 地 に 設 置 す るこ と に よ つて は そ の 目 的
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を達成することができないと認められるものに限る。
)とす
る。
一 都 市 住 民 の 農 業 の 体 験 その 他 の 都市等 と の 地 域 間 交流
を図るために設置される施設
二 農業従事者の就業機会の増大に寄与する施設
三 農業従事者の良好な生活環境を確保するための施設
四 住 宅 そ の 他 申 請 に 係 る 土 地 の 周 辺 の 地 域 に お いて 居 住
す る 者 の 日 常 生 活 上 又 は 業 務 上 必 要 な施 設で 集 落 に 接 続
して 設 置 さ れ る も の ( 令 第 六 条 又 は 第 十 三 条 に 掲 げ る 土
地 に あ つて は 、 敷 地 面 積 が お お む ね 五 百 平 方 メ ー ト ル を
超え ないもの に限る。
)
ロ 申 請 に 係 る 農 地 を 市 街 地 に 設 置 す るこ と が 困 難 又 は
(市街地に設置することが困難又は不適当な施設)
不 適 当 な も の と し て 農 林 水 産 省 令 で 定 め る 施 設 の 用 に 第 三 十 四 条 令 第 四 条 第 一 項 第 二 号 ロ の 農 林 水 産 省 令で 定 め
供するために行われるものであること。
る 施 設 は 、 次に 掲 げ る施 設 ( 令 第 六 条 又 は 第 十 三 条 に 掲 げ
る土地以外の土地に設置されるものに限る。
)とする。
一 病 院 、療 養 所 そ の 他 の 医 療 事 業 の 用 に 供 す る施 設で そ
の 目 的を 達 成 す る 上で 市 街 地 以外 の 地 域 に 設 置 す る 必 要
があるもの
二 火薬庫又は火薬類の製造施設
三 その他前二号に掲げる施設に類する施設
ハ 申請 に係 る農地を 調査 研 究、 土石の採取その他の特
(特別の立地条件を必要とする事業)
別 の 立 地 条 件 を 必 要 と す る 農 林 水 産 省 令 で 定 め る 事 業 第 三 十 五 条 令 第 四 条 第 一 項 第 二 号 ハ の 農 林 水 産 省 令で 定 め
の用に供するために行われるものであること。
る 事業 は 、 次 の い ずれ か に該 当す るもの に関す る事業 とす
る。
一 調査 研究( その目的を 達成する上で 申請に係る土地を
その用に供することが必要であるものに限る。
)
二 土石その他の資源の採取
三 水産動植物の養殖用施設その他これに類するもの
四 流 通 業 務 施 設 、 休 憩 所 、 給 油 所 そ の 他こ れ ら に 類 す る
施設で、次に掲げる区域内に設置されるもの
イ 一般国道又は都道府県道の沿道の区域
ロ 高 速自 動車 国 道 そ の 他 の 自 動車の みの 交 通の用 に供
す る道 路(高 架の 道路 その 他の 道路で あつて 自 動車の
沿道への出入りができない構造のものに限る。
)の出入
口の周囲おおむね三百メートル以内の区域
五 既 存 の 施 設 の 拡 張( 拡 張 に係 る 部 分の 敷地 の 面 積 が 既
存の施設の敷地の面積の二分の一を超えないものに限
る。
)
法第 四 条 第 六 項 第 一号 ロ又 は 第 五条 第二 項 第 一号 ロ に
掲 げ る 土 地 に係 る 法 第 四 条 第 一 項 若 しく は 第 五条第 一 項
六
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の許 可又 は 法第四条 第一 項第 七号 若しくは第五条第 一項
第 六 号 の 届 出 に 係 る 事 業 の た め に 欠 くこ と の で き な い 通
路 、橋 、鉄 道 、軌 道 、 索 道 、電 線路 、 水路 その 他の施 設
( 令 第六 条又 は第 十三 条に 掲 げる 土地以外の 土地 に設置
されるものに限る。
)
ニ 申 請 に 係 る 農 地 を こ れ に 隣 接 す る 土 地 と 一 体 と して
( 隣 接す る土地 と 同 一の 事業 の 目 的 に供 す るた め の 農地の
同 一の事 業の 目的 に供 するた めに 行う もの ( 当 該農地
転用)
の 位 置 、 面 積 等 が 農 林 水 産 省 令で 定 め る 基 準 に 適 合 す 第 三 十 六 条 令 第 四 条 第 一 項 第 二 号 ニ の 農 林 水 産 省 令で 定 め
るものに限る。
)であつて、当該事業の目的を達成する
る基準は 、申 請に係 る事業の目的に供すべき 土地の 面積に
上 で 当 該 農 地 を 供 す るこ と が 必 要で あ る と 認 め ら れ る
占 め る 申 請 に 係 る 法 第 四 条 第 六 項 第 一号 ロ に 掲 げ る 土地 の
ものであること。
面 積 の 割 合 が 三 分 の 一を 超 え ず 、か つ 、 申 請 に 係 る 事 業 の
目的 に供 すべき 土地 の面積に占める申請に係る令第 六条に
掲げる土地の面積の割合が五分の一を超えないこととする。
ホ 申 請 に係 る 農 地を 公 益 性 が 高 い と認 められ る 事業で
農 林 水 産 省 令 で 定 め る も の の 用 に 供 す る た め に 行わ れ
るものであること。
(公益性が高いと認められる事業)
第 三 十 七 条 令 第 四 条 第 一 項 第 二 号 ホ の 農 林 水 産 省 令で 定 め
る 事 業 は 、 次の いず れ か に 該 当 す る も の に 関 す る 事 業 と す
る 。 た だ し 、第 一号 、第三 号 、第 六号 、 第 七号 、第 十二 号
及 び 第 十 三 号 に 該 当 す る も の に 関 す る 事 業 に あ つて は 、 令
第 六 条 又 は 第 十 三 条 に 掲 げ る 土 地 以 外 の 土 地 を 供 して 行 わ
れるものに限る。
一 土 地収 用 法 その 他の 法律 に よ り 土 地 を 収 用 し、 又 は 使
用 す る こ と がで き る 事 業 ( 太 陽 光 を 電 気 に変 換 す る 設 備
に関するものを除く。
)
二 森林 法( 昭和二 十六年法律第二百四十九号 ) 第二十五
条 第 一 項各 号 に 掲げ る目 的を 達 成 す るた め に 行 わ れ る 森
林の造成
三 地 す べ り 等 防 止 法( 昭 和三 十 三 年 法律 第三 十号 ) 第二
十四 条第 一項 に規 定 する 関連 事業 計 画若しくは急傾斜地
の 崩 壊 に よ る 災 害の 防 止 に 関 す る 法律 ( 昭 和 四 十 四 年 法
律 第 五 十 七 号 ) 第 九 条 第三 項 に 規 定 す る 勧 告 に 基づ き 行
わ れ る 家 屋の 移転 その 他の 措置 又 は 同 法第十条第 一項若
し く は 第 二 項 に 規 定 す る 命 令 に 基 づ き 行わ れ る急 傾 斜 地
崩壊防止工事
四 非常災害のために必要な応急措置
五 土地改良 法第 七条第四項に規定する非農用地区域(以
下単に「非農用地区域」という。
)と定められた区域内に
ある 土地 を 当 該 非農 用地 区 域 に係 る土地 改良事業計 画 に
定められた用途に供する行為
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六 工 場 立 地 法 ( 昭 和三 十 四 年 法律 第 二 十 四 号 )第 三 条 第
一 項 に 規 定 す る 工 場 立 地 調 査 簿 に 工 場 適 地 と して 記 載 さ
れ た土地の 区 域( 農業 上の 土地 利用と の調整が調つたも
のに限る。
)内において行われる工場又は事業場の設置
七 独立 行政 法 人中小企業基盤整 備機構が実施す る独立行
政 法人 中小 企 業 基盤 整 備 機 構 法 ( 平 成十四 年 法 律 第百 四
十 七号 )附 則第 五 条 第 一項 第 一 号 に 掲げ る業 務( 農業上
の 土 地 利 用 と の 調 整 が 調 つ た 土 地 の 区 域 内 に お いて 行わ
れるものに限る。
)
八 削除
九 集 落地 域整 備法( 昭和六十二 年 法律第六十三号 )第五
条 第一 項 に規 定す る集 落地 区計 画の定められた区域(農
業 上 の 土 地 利 用 と の 調整 が 調 つた も ので 、 集 落 地 区 整 備
計 画 ( 同 条 第三 項 に 規 定 す る 集 落 地 区 整 備計 画を い う。
第四十七条及び第五十七条において同じ。
)が定められた
ものに限る。
)内において行われる同項に規定する集落地
区施設及び建築物等の整備
十 優良田 園住宅の 建設の促進に関する法律( 平成十年法
律 第四 十 一 号 ) 第四 条 第 一 項の 認 定を 受 けた 同 項に規 定
す る 優 良田 園 住宅 建設 計 画 (同 法第四 条 第四 項又 は 第 五
項に規定する協議が調つたものに限る。
)に従つて行われ
る同法第二条に規定する優良田園住宅の建設
十 一 農用 地の 土壌 の汚染防 止等に関す る法律( 昭和四十
五 年法 律 第 百三 十 九号 )第 三 条 第 一項 に規 定す る農用 地
土壌汚染対策地域(以下単に「農用地土壌汚染対策地域」
という。
)として指定された地域内にある農用地(同法第
二 条 第 一 項 に 規 定 す る農 用 地 を い う。こ の 号 、 第 四 十 七
条及び 第五十七条において同じ。)(同法第五条第一項に
規 定す る 農用 地土 壌汚 染対 策計 画(以下単 に「農用地土
壌汚染対策計画」という。
)において農用地として利用す
べき 土 地の 区 域 と して 区 分さ れ た 土地の区 域内に ある農
用地を除く。
)その他の農用地の土壌の同法第二条第三 項
に規定 す る特 定有 害物質( 以下単に「特定有害物質」と
いう。
)による汚染に起因して当該農用地で生産された農
畜 産 物 の 流 通が 著 し く 困 難で あり 、か つ 、 当 該 農 用 地 の
周 辺 の 土 地 の 利 用 状 況 か ら みて 農 用 地 以 外 の 土 地 と して
利 用 す るこ と が 適 当で あ る と 認 め ら れ る 農 用 地 の 利 用 の
合理化に資 す る事業
十二 東 日本 大震 災 復興特別区域法第四十六条 第二 項第四
号 に 規 定 す る 復 興 整 備 事 業 で あ つて 、 次 に 掲 げ る 要 件 に
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ヘ 次のいずれかに該当するものであること。
農 村 地 域 工 業 等導 入促 進 法 ( 昭和 四 十 六 年 法律 第
百 十二号 )第五条第 一項又 は第二項の規 定に より 定
め ら れ た 同 条 第 一 項 に 規 定 す る 実 施 計 画 に 基づ き 同
条 第 三 項 第 一 号 に 規 定 す る工 業等 導 入 地区 内 に おい
て 同 項 第 四 号 に 規定 する施 設 を整 備す るた め に行わ
れるもの
総合 保 養 地 域整 備 法 ( 昭 和 六 十二 年 法律 第七 十 一
号 ) 第 七 条 第 一項 に規 定す る同 意 基本 構想 に基づき
同 法 第 四 条 第 二 項第 三号 に規 定す る重点整 備地区 内
に お いて 同 法第 二 条 第 一 項に 規 定す る特 定施 設を 整
備するために行われるもの
多 極 分 散型 国 土 形 成 促 進 法 ( 昭 和 六 十三 年 法律 第
八 十 三 号 ) 第 十 一 条 第一 項に 規定 する同 意 基 本構 想
に 基 づ き 同 法第 七 条 第二 項第 二号 に 規 定 す る 重点 整
備 地 区 内 に おいて 同 項 第 三 号 に 規 定 す る 中核 的 施 設
を整備するために行われるもの
(1)
(2)
(3)
該当するもの
イ 東 日 本 大震 災 復 興 特 別 区 域 法 第 四 十 六 条 第 一 項 第 二
号 に 掲 げ る 地 域を その 区 域 と す る市 町 村 が 作成 す る同
項に規定する復興整備計画に係るものであること。
ロ 東日 本大震 災復興特 別区 域法第四十七条第一項に規
定 す る 復 興 整 備 協議 会 に おけ る 協議 が 調 つた も ので あ
ること。
ハ 当 該 市 町 村 の 復 興 の た め 必 要 か つ 適 当で あ る と 認 め
られること。
ニ 当 該 市 町 村 の 農 業 の 健 全 な 発 展 に 支障 を 及 ぼ す お そ
れがないと認められること。
十 三 農 林 漁 業 の 健 全 な発 展 と 調 和の とれ た 再 生 可能 エ ネ
ル ギ ー 電 気 の 発 電 の 促 進 に 関 す る 法律 ( 平 成 二 十 五 年 法
律 第 八 十 一 号 ) 第 五 条 第 一項 に規 定す る 基 本計 画 に 定 め
ら れ た 同 条 第二 項第 二 号 に 掲 げ る区 域( 農 業 上 の 土地利
用との調整が調つたものに限る。
)内において同法第七条
第 一 項 に 規 定 す る 設 備 整 備計 画( 当該 設 備整 備計 画の う
ち 同 条 第 二 項 第 二 号 に 掲 げ る 事 項 に つ いて 同 法 第 六 条 第
一項に規定する協議会における協議が調つたものであり、
か つ、同 法第 七条 第四 項第 一号 に掲げ る行為に係る当該
設備整備計画についての協議が調つたものに限る。
)に従
つて 行わ れ る 同 法 第 三 条 第 二 項 に 規 定 す る 再 生 可 能 エ ネ
ルギー発電設備の整備
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地方拠点 都市地 域の整備及び 産業業務施 設の再配
置 の 促 進 に 関 す る 法律 ( 平 成四 年 法律 第七 十 六 号 )
第 八 条 第 一 項 に規 定 する同 意 基本 計 画 に基づき 同 法
第 二 条 第 二 項 に 規 定 す る 拠 点 地 区 内 に お いて 同 項 の
事 業 と して 住宅 及び 住 宅 地 若 し く は 同 法 第 六 条 第 五
項 に 規 定 す る 教養 文化 施 設 等を 整 備 す るた め又 は同
条 第 四 項 に 規 定す る拠 点 地区 内に おいて 同 法第 二 条
第 三 項 に 規 定 す る産 業 業 務施 設を 整 備 す るた め に 行
われるもの
その 他 地域 の農 業の 振興 に関 す る地 方公 共団体の
(地域の農業の振興に関する地方公共団体の計画に従つて
計 画( 土 地 の 農業 上の 効率 的 な利 用を 図るた め の措
行われる農地の転用)
置 が 講 じ ら れ て い る も の と し て 農 林 水 産 省 令 で 定 め 第 三 十 八 条 令 第 四 条 第 一 項 第 二 号 ヘ の 農 林 水 産 省 令で 定
るものに限る。
)に従つて行われるものであつて農林
め る計 画は 、農 業 振 興地 域の整 備に 関 す る 法律( 昭和四 十
水産省令で定める要件に該当するもの
四年 法律第 五十 八号 )第八条第一項に規定す る市町村農業
振 興 地 域 整 備 計 画 又 は 同 計 画 に 沿 つて 当 該 計 画 に 係 る 区 域
内 の 農 地 の効 率 的 な利用を 図 る観 点 か ら 市 町 村が 策定す る
計画とする。
第 三 十 九 条 令 第 四 条 第 一 項 第 二 号 ヘ の 農 林 水 産 省 令で 定
め る要 件 は 、 次 の い ずれ か に該 当す る施 設を 前 条 に規 定す
る 計 画 に 従 つ て 整 備 す る た め 行 わ れ る も の で あ るこ と と す
る。
一 前条に規定する計画(次号に規定するものを除く。
)に
おいてその種類、位置及び規模が定められている施設
二 農 業 振 興地 域 の整 備に関する 法律施 行規則( 昭和四十
四 年 農 林 省令 第四 十 五号 ) 第 四条 の四第 一項第二十六号
の 二 に 規 定 す る 計 画 に お いて 当 該 計 画 に 係 る 区 域 内 の 農
用 地 等 の 保 全及 び 効 率 的 な利 用 を 確 保 す る見 地 か ら 定 め
ら れ て い る 当 該 区 域 内 に お いて 農 用 地 等 以 外 の 用 途 に 供
す るこ と を 予 定 す る 土 地 の 区 域 内 に 設 置 さ れ る も の と し
て当該計画に定められている施設
2 法 第 四 条 第 六 項 第 二 号 に 掲 げ る 場 合 の 同 項た だ し書 の 政
令で 定 める 相当の事 由は、農地を 農地 以外のものにする行
為 が 前 項 第 二 号 イ 、 ロ 、 ホ 又 は ヘ の い ず れ か に 該 当 す るこ
ととする。
一 次に掲げる農地を農地以外のものにしようとする場合
イ 農 用 地 区 域 ( 農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 す る 法律 第 八
条 第二 項第 一 号 に 規 定 す る 農 用 地 区 域 を い う。 以 下 同
じ。
)内にある農地
ロ イ に 掲 げ る 農 地 以 外 の 農 地で 、集 団 的 に 存 在 す る 農
(良好な営農条件を備えている農地)
地 そ の 他 の 良 好 な 営 農 条 件 を 備 え て い る 農 地 と して 政 第 五 条 法 第 四 条 第 六 項 第 一 号 ロ の 良 好 な 営 農 条 件 を 備 え て
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(5)
(5)
(4)
(5)
令で 定 め る も の ( 市 街 化 調 整 区 域 ( 都 市 計 画 法 第 七 条
第一項の市街化調整区域をいう。以下同じ。
)内にある
政 令で 定 め る 農 地 以 外 の 農 地 に あ つ て は 、 次 に 掲 げ る
農地を除く。
)
い る 農 地 と して 政 令 で 定 め る も の は 、 次 に 掲 げ る 農 地 と す
る。
一 お お む ね 十 ヘ ク タ ー ル 以 上 の 規 模 の 一団の 農 地 の 区 域
内にある農地
二 土地 改良 法( 昭 和二十四年法律第百九十五号 )第二条
第二項に規定する土地改良事業又はこれに準ずる事業で、
農 業 用 用 排 水施 設 の 新 設 又 は変 更 、区 画 整 理 、農 地 の 造
成 そ の 他 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の ( 以 下 「 特 定 土 地
改良事業等」という。
)の施行に係る区域内にある農地
三 傾 斜 、 土性 その 他の 自然 的条件から みて その 近傍 の 標
準 的 な 農 地 を 超 え る 生 産 を あ げ るこ と が で き る と 認 め ら
れる農地
第 六条 法第四条第六 項第一号ロの市街化調整区域内 にある
政令で定める農地は、次に掲げる農地とする。
一 前 条 第 一号 に 掲 げ る 農 地 の うち 、 そ の 面 積 、 形 状 そ の
他 の 条 件 が 農 作 業 を 効 率 的 に 行 う の に 必 要 な も の と して
農林水産省令で定める基準に適合するもの
二 前 条 第 二 号 に 掲 げ る 農 地 の うち 、 特 定 土 地 改 良 事 業 等
の 工 事 が 完 了 し た 年 度 の 翌 年 度 か ら 起 算 して 八 年 を 経 過
したも の以 外の もの (特 定 土地 改良事業等の うち 農地を
(特定土地改良事業等)
第 四 十 条 令 第 五 条 第 二 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 業 は 、
次に掲げる要件を満たしている事業とする。
一 次 の い ず れ か に 該 当 す る 事 業 ( 主 と して 農 地 又 は 採 草
放牧地の災害を防止することを目的とするものを除く。
)
であること。
イ 農業 用用排水施設の新設 又 は変更
ロ 区画整理
ハ 農地又は採草放牧地の造成( 昭和三十五年度以前の
年度にその工事に着手した開墾建設工事を除く。
)
ニ 埋立て又は干拓
ホ 客 土 、暗き よ排 水 その 他 の 農 地 又 は 採 草放 牧 地 の 改
良又は保全のため必要な事業
二 次のいずれかに該当する事業であること。
イ 国又は地方公共団体が行う事業
ロ 国又 は地方公共団体が直接又は間接に経費の全部又
は一部につき補助その他の助成を行う事業
ハ 農 業 改 良 資 金 融 通 法( 昭 和 三 十 一 年 法 律 第 百 二 号 )
に 基 づき 公庫 又 は 沖縄 振 興 開 発 金 融公 庫 か ら 資 金の貸
付けを受けて行う事業
ニ 公 庫 か ら 資 金 の 貸 付 け を 受 けて 行 う 事 業 ( ハ に 掲 げ
る事業を除く。
)
(農作業を効率的に行うのに必要な条件)
第四十一条 令第六条第一号の農林水産省令で定める基準は、
区 画 の 面 積 、 形 状 、傾 斜 及 び 土 性 が 高 性 能 農 業 機 械 ( 農 業
機 械 化 促 進 法( 昭 和 二 十 八 年 法律 第 二 百 五 十 二 号 ) 第 二 条
第三項に規定する高性能農業機械をいう。
)による営農に適
するものであると認められることとする。
- 32 -
市街地の区域内又は市街地化の傾向が著しい区域
内にある農地で政令で定めるもの
(1)
開 発 す る こ と 又 は 農 地 の 形 質 に 変 更 を 加 え るこ と に よ つ
て 当 該 農 地 を 改 良 し 、 若 し く は 保 全 す るこ と を 目 的 と す
(土地の区画形質の変更等に係る特定土地改良事業等)
る事業で農林水産 省令で定める基準に適合するものの施 第四十二条 令第六条第二号の農林水産省令で定める基準は、
行に係る区域内にあるものに限る。
)
申 請 に 係 る 事 業 が 次 に 掲 げ る 要 件 を 満 た して い るこ と と す
る。
一 第 四 十 条 第 一号 ロ か ら ホ まで に 掲 げ る 事 業 の いず れ か
に該当する事業であること。
二 次のいずれかに該当する事業であること。
イ 国又 は都道府県が行う 事業
ロ 国 又 は 都道 府県 が 直 接又 は 間 接に経 費 の 全 部 又 は 一
部を補助する事業
( 市街 地の区域内又は市街地化の傾向 が著しい区域内にあ
る農地)
第 七 条 法 第 四 条 第 六 項 第 一 号 ロ の 政 令で 定 め る も の は 、
次に掲げる区域内にある農地とする。
一 道 路 、下 水道 その他の公 共施設又は鉄道の駅その他の
(公共施設又は公益的施設の整備の状況の程度)
公益的施設の整備の状況が農林水産省令で定める程度に 第四十三条 令第七条第一号の農林水産省令で定める程度は、
達している区域
次のいずれかに該当することとする。
一 水 管 、 下 水 道 管 又 は ガ ス 管 の うち 二 種 類 以 上 が 埋 設 さ
れ て い る 道 路 ( 幅 員四 メ ー ト ル 以上 の 道及び 建 築 基準 法
( 昭 和二 十 五 年法 律 第 二 百 一 号 ) 第四 十二 条 第二 項の指
定を 受け た 道で 現 に 一般 交 通 の用 に供されて いるもの を
い い、 第三 十 五 条第 四号 ロ に規 定す る道路及び 農業用 道
路を除く。
)の沿道の区域であつて、容易にこれらの施設
の 便 益 を 享 受 す る こ と がで き 、 か つ 、 申 請 に 係 る 農 地 又
は 採 草 放 牧 地 か ら お おむ ね 五 百 メ ー ト ル 以 内 に 二 以 上 の
教育 施 設 、 医療 施 設 その 他の 公 共施 設又 は公益 的施 設が
存すること。
二 申 請 に 係 る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 か ら お おむ ね 三 百 メ ー
トル以内に次に掲げる施設のいずれかが存すること。
イ 鉄道の駅、軌道の停車場又は船舶の発着場
ロ 第三十五条第四号ロに規定する道路の出入口
ハ 都道 府県 庁、市役所、区役所又 は町村役場(これら
の支所を含む。
)
ニ その他イからハまでに掲げる施設に類する施設
(宅地化の状況の程度)
二 宅地化の状況が農林水産省令で定める程度に達してい 第四十四条 令第七条第二号の農林水産省令で定める程度は、
る区域
次のいずれかに該当することとする。
一 住宅 の用 若 しく は事業の用 に供する施 設又 は公共施 設
若しくは公益的施設が連たんしていること。
(1)
- 33 -
(1)
二 前号イ及び ロに掲げる農地(同号ロ に掲 げる農地を
含む。
)以外の農地を農地以外のものにしようとする場合
に お いて 、 申 請 に 係 る 農 地 に 代 え て 周 辺 の 他 の 土 地 を 供
す る こ と に よ り 当 該 申 請 に 係 る 事 業 の 目 的 を 達 成 す るこ
とができると認められるとき。
三 申請者に申請に係る農地を農地以外 のものにする行為
を 行 うた めに 必要 な 資 力 及び 信 用 が あ ると認 められ ない
こ と 、申 請 に 係 る農 地を 農地 以外 のもの にす る行為の 妨
げ と な る 権 利 を 有 す る 者 の 同 意 を 得て い な い こ と そ の 他
(1)
二 街区 ( 道路 、鉄 道若しくは軌道の線路その 他の恒久的
な施設又は河川、水路等によつて区画された地域をいう。
以下 同じ 。
)の面積に占める宅地の面積の割合が四十パー
セントを超えていること。
三 都市 計 画 法 第八 条第一項第一号 に規定する用 途地域が
定 めら れて い るこ と ( 農 業上 の 土地 利用 との 調 整 が 調つ
たものに限る。)
。
- 34 -
三 土 地 区 画 整 理 法( 昭 和 二 十 九 年 法律 第 百 十 九号 ) 第 二
条 第 一 項 に 規 定 す る 土 地 区 画 整 理 事 業 又 はこ れ に 準 ず る
事業として農林水産省令で定めるものの施行に係る区域
( 申 請 に 係 る 農 地 の 全て を 申 請 に 係 る 用 途 に 供 す るこ と が
確実と認められない事由)
の区 域に近接する区域その他市街地 化が見 込ま
(市街地化が見込まれる区域内にある農地)
れる区域内にある農地で政令で定めるもの
第 八 条 法 第 四 条 第 六 項 第 一 号 ロ の 政 令で 定 め る も の は 、
次に掲げる区域内にある農地とする。
一 道路、下水道その他の公共施設又 は鉄道の駅その 他の
公 益 的 施 設の 整 備 の状 況 か ら みて 前 条 第 一号 に 掲 げ る区
(市街地化が見込まれる区域)
域に該当するものとなることが見 込まれる区域として農 第四十五条 令第八条第一号の農林水産省令で定める区域は、
林水産省令で定めるもの
次に掲げる区域とする。
一 相当数の街区を形成している区域
二 第四十三 条第二号イ、ハ又 はニに掲げる施設の周囲お
おむ ね 五 百 メ ー ト ル ( 当 該 施 設 を 中 心 と す る 半 径 五 百 メ
ー ト ル の 円で 囲 まれ る区 域の 面 積 に 占 め る 当 該 区 域 内 に
あ る宅 地 の 面 積 の 割 合 が 四 十パ ーセ ントを 超 え る場合 に
あ つて は 、 そ の 割 合 が 四 十 パ ー セ ン ト と な る まで 当 該 施
設 を 中 心 と す る円 の 半 径 を 延 長 し た とき の 当該 半径 の 長
さ又は一キロメートルのいずれか短い距離)以内の区域
二 宅 地 化 の 状 況 か ら みて 前 条 第 二 号 に 掲 げ る 区 域 に 該 当
するものとなるこ とが見込まれ る区域として農林水産省 第四十六条 令第八条第二号の農林水産省令で定める区域は、
令で定めるもの
宅 地 化 の 状 況 が 第 四 十 四 条 第 一 号 に 掲 げ る 程 度 に 達 して い
る 区 域 に 近 接 す る 区 域 内 に あ る 農 地 の 区 域で 、 そ の 規 模 が
おおむね十ヘクタール未満であるものとする。
(2)
(2)
農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 由 に よ り 、 申 請 に 係 る 農 地 の 全
て を 住 宅の 用 、 事業 の用 に 供 す る施 設の用 そ の 他の 当該
申請に係る用途に供することが確実と認められない場合
四 申 請 に 係 る 農 地 を 農 地 以 外 の も の に す るこ と に よ り 、
土砂 の 流 出又 は 崩 壊 そ の 他 の 災 害 を 発 生さ せ る お それ が
あ る と 認 め られ る場 合 、 農 業 用 用 排 水施 設 の 有 す る機 能
に 支 障 を 及 ぼ す お それ が あ る と 認 めら れ る場 合 そ の 他 の
周 辺 の 農 地 に 係 る 営 農 条 件 に 支 障 を 生ず る お それ が あ る
と認められる場合
五 仮設工 作物の設置 その他の一時的な利用に供するた め
農 地 を 農 地 以 外 の も の に し よ う と す る 場 合 に お いて 、 そ
の 利用 に 供 さ れ た 後に その 土地 が 耕 作の 目 的 に供 され る
ことが確実と認められないとき。
7 第一項の許可は、条件を付けてすることができる。
8 国 又 は 都道 府県 等 が農地を 農地 以外 のもの に しようと す
る場合(第一項各号のいずれかに該当する場合を除く。
)に
おいて は 、国 又は 都道 府県等と都道府県知事等との協議が
成立することをもつて同項の許可があつたものとみなす。
9 都 道府県 知事等 は、前 項の 協 議を 成 立させ ようとすると
き は 、 あら か じ め 、農業 委 員会 の 意見 を 聴 か なけれ ば なら
ない。
第四項及 び 第五項の規定は、農業委員会が 前項の規定に
より意見を述べようとする場合について準用する。
10
第 四 十 七 条 法 第 四 条 第 六 項 第 三 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る
事由は、次のとおりとする。
一 法 第 四 条 第 一 項 の 許 可を 受 け た 後 、 遅 滞 な く 、 申 請 に
係る農地を申請に係る用途に供する見込みがないこと。
二 申 請 に 係 る 事 業 の 施 行 に 関 して 行 政 庁 の 免 許 、 許 可 、
認 可 等 の 処 分 を 必 要 と す る 場 合 に お いて は 、こ れ ら の 処
分 が さ れ な か つ た こ と 又 はこ れ ら の 処 分 が さ れ る 見 込 み
がないこと。
二の二 申請に係る事業の施行に関して法令(条例を含む。
第五十七条第二号の二において同じ。
)により義務付けら
れている行政庁との協議を現に行つていること。
三 申 請 に 係 る 農 地 と 一 体 と して 申 請 に 係 る 事 業 の 目 的 に
供する土地を利用できる見込みがないこと。
四 申請に係る農地の 面積が申請に係る事業の目的か らみ
て適正と認められないこと。
五 申請 に係る事業が工場、住宅その他の施設の用に供さ
れる土地の造成(その処分を含む。
)のみを目的とするも
の で あ る こ と 。 た だ し 、 次 に 掲 げ る 場 合 は 、こ の 限 りで
ない。
イ 農業構造の 改善に資する事業の実施により 農業の振
興 に 資す る施 設の 用 に 供 さ れ る 土 地を 造成 す る た め農
地 を 農 地 以 外 の も の に す る 場 合 で あ つて 、 当 該 農 地 が
当該施設の用に供されることが確実と認められるとき。
ロ 農 業 協 同 組 合 が 農 業 協 同 組合 法第 十 条 第 五 項 に 規 定
す る 事業 の実 施 に より 工場 、 住宅 その 他の 施 設 の用 に
供され る土地を造成するため農地を農地以外 のものに
す る 場 合で あ つ て 、 当該 農地 がこ れ ら の 施 設 の 用 に 供
されることが確実と認められるとき。
ハ 農地 中間管理機 構(農業経営 基盤強 化促進法第 七条
第 一 号 に 掲 げ る 事 業 を 行 う者 に限 る。 第 五 十 七 条 第 五
号ハにおいて同じ。
)が農業用施設の用に供される土地
を 造成 す る た め 農地 を 農地 以外 の も の に す る 場 合で あ
つて 、 当該農 地が 当該 施設 の用 に供 され るこ と が確実
と認められるとき。
ニ 第 三 十 八 条 に 規 定 す る 計 画 に 従 つて 工 場 、 住 宅 そ の
他 の施 設の 用 に 供 さ れ る 土 地を 造成 す る た め 農地 を 農
地以外のものにする場合
ホ 非 農 用 地 区 域 内 に お いて 当 該 非 農 用 地 区 域 に 係 る 土
地 改 良 事 業 計 画 に 定 めら れ た 用 途 に供 さ れ る 土地を 造
成するため農地を農地以外のものにする場合であつて、
- 35 -
当 該 農 地 が 当 該 用 途 に 供 さ れ るこ と が 確 実 と 認 め ら れ
るとき。
ヘ 都市計画法第八条第 一項第一号に規定する用途地域
が 定 めら れて い る 土地 の区 域 ( 農 業上 の 土 地 利 用 との
調整が調つたものに限る。
)内において工場、住宅その
他 の施 設の 用 に 供 さ れ る 土地 を 造成 す る た め 農地を 農
地 以外 の も の に す る場 合で あ つて 、 当該 農 地 がこ れ ら
の施設の用に供されることが確実と認められるとき。
ト 都市計 画法第十二条の五第一項に規定す る地区計画
が 定 め ら れ て い る区 域( 農業 上 の 土 地 利 用 と の 調整 が
調つたものに限る。
)内において、同法第三十四条第十
号 の 規 定 に 該 当 す る も の と して 同 法 第 二 十 九 条 第 一 項
の 許 可を 受 け て 住 宅 又 はこ れ に附 帯 す る施 設 の 用 に供
され る土 地 を 造 成す るた め農 地を 農 地 以 外 の もの にす
る 場 合 で あ つて 、 当 該 農 地 がこ れ ら の 施 設 の 用 に 供 さ
れることが確実と認められるとき。
チ 集 落地 域整 備 法 第 五条 第 一 項 に 規 定 す る集 落地 区 計
画が 定めら れて いる 区域 (農 業上 の 土 地 利用 との 調整
が調つたものに限る。
)内において集落地区整備計画に
定 めら れ る 建 築 物 等 に 関す る事 項に 適 合 す る建 築 物等
の用 に供 され る土地を 造成 す るた め農 地を 農地 以外の
も の に す る 場 合 で あ つて 、 当 該 農 地 が こ れ ら の 建 築 物
等の用に供されることが確実と認められるとき。
リ 国(国が出資している法人を含む。
)の 出資により設
立 さ れ た 法人 、地 方公 共 団 体 の 出 資に より 設 立 され た
一般 社団 法人 若し く は 一 般財 団 法 人、 土地 開 発公社又
は 農 業 協同 組合 若 し く は 農 業 協 同 組 合 連 合 会 が 、農 村
地域工業等導入促進法(昭和四十六年法律第百十二号)
第 五条 第 一項 又 は 第二 項の 規 定 に より 定 め られ た同 条
第 一 項 に 規 定 す る 実 施 計 画 に 基づ き 同 条 第 三 項 第 一号
に規 定 する工業 等導 入地 区 内 に お いて 同 項第 四号 に規
定 す る 施 設 の用 に供 さ れ る 土地 を 造 成す るた め 農地を
農地以外のものにする場合
ヌ 総合保養地域整備法(昭和六十二年法律第七十一号)
第七 条第 一 項に 規定 する同意 基本構 想に 基づ き同 法第
四 条 第 二 項 第 三 号 に 規 定 す る 重 点 整 備 地 区 内 に お いて
同 法第 二 条 第 一 項 に規 定す る特 定施 設 の用 に供 され る
土地 を 造 成す るた め農 地 を 農 地 以 外 の もの にす る場合
で あ つて 、 当 該 農 地 が 当 該 施 設 の 用 に 供 さ れ るこ と が
確実と認められるとき。
- 36 -
ル 削除
ヲ 多極分散型国土形成促進法( 昭和六十三年法律第八
十 三号 )第 十 一条 第 一 項に 規定 する 同 意 基 本構 想 に基
づ き 同 法 第七 条 第 二 項 第二 号 に規 定す る 重 点整 備地区
内 に お い て 同 項 第 三 号 に 規 定 す る 中核 的 施 設 の 用 に 供
さ れ る 土地 を 造 成す るた め農 地 を 農 地 以 外 の も の に す
る 場 合 で あ つて 、 当 該 農 地 が 当 該 施 設 の 用 に 供 さ れ る
ことが確実と認められるとき。
ワ 地 方 拠 点 都市 地 域 の 整 備及 び 産 業 業 務 施 設 の 再 配 置
の 促 進 に 関 す る 法律 ( 平 成四 年 法律 第七 十 六 号 )第 八
条 第 一 項に 規 定 す る 同 意 基 本計 画 に 基づ き 同 法 第二 条
第 二 項 に 規 定 す る 拠 点 地 区 内 に お いて 同 項 の 事 業 と し
て 住 宅及 び 住 宅地 若 しく は同 法第 六条 第 五 項に 規定す
る教 養 文 化施設 等の 用 に 供され る 土地を 造成 するた め
又 は同 条第 四 項 に規 定 する 拠点 地区 内に おいて 同 法第
二 条第 三 項に 規定 する 産業 業務 施 設 の 用 に 供され る土
地を 造成 するた め 農地 を 農地 以外 のも のに する場合で
あ つ て 、 当 該 農 地 が こ れ ら の 施 設 の 用 に 供 さ れ るこ と
が確実と認められるとき。
カ及びヨ 削除
タ 大都市地域に おける優良宅地開発の促進に関する緊
急 措 置 法 ( 昭 和 六 十 三 年 法律 第四 十 七 号 ) 第 三 条 第 一
項 の 認 定 を 受 け た 宅 地 開 発 事 業 計 画 に 従 つて 住 宅 そ の
他 の施 設の 用 に 供 され る土 地を 造成 す る た め農 地を 農
地 以 外 の も の に す る 場 合 で あ つて 、 当 該 農 地 が こ れ ら
の施設の用に供されることが確実と認められるとき。
レ 地方公共団体(都道府県等を除く。
)又は独立行政法
人 都 市 再 生 機 構 そ の 他 国 ( 国 が 出 資 して い る 法 人 を 含
む。
)の出資により設立された地域の開発を目的とする
法人 が工 場 、 住宅 その他 の施 設の 用 に 供され る土地を
造成するため農地を農地以外のものにする場合
ソ 電気事業者又は独立行政 法人水資源機構その他国若
し く は 地 方 公 共 団 体 の 出 資 に よ り 設 立 され た 法 人が 、
ダ ム の 建 設 に 伴 い 移 転 が 必要 と な る工 場 、 住宅 その 他
の施 設の 用 に供 され る土 地を 造成 す るた め農 地を 農地
以外のものにする場合
ツ 事 業 協同 組合 等 ( 独 立 行 政 法 人 中 小 企 業 基 盤 整 備機
構 法 施 行 令( 平 成 十 六 年 政 令 第 百 八十 二 号 )第 三 条 第
一項第三 号に規 定す る事業協同 組合等を いう。以下同
じ。
)が同号に規定する事業の実施により工場、事業場
- 37 -
第 一項に規定するもののほ か 、指定市町村の指定及び そ
の取消しに関し必要な事項は、政令で定める。
11
(指 定市町村の指定等)
第九条 法第四条第一項の規定によ る指定(以下こ の条にお
いて「指定」という。
)は、農林水産省令で定めるところに
より、市町村の申請により行う。
その 他の 施 設の 用 に 供され る 土地 を 造 成 するた め農地
を農地以外のものにする場合
ネ 地方住宅供 給公社 、 日 本勤 労者 住宅 協会 若しくは土
地 開 発公 社又 は 一 般社 団 法 人 若 し く は 一般 財 団 法人が
住宅又はこれ に附帯する施設の用 に供され る 土地を造
成するため農地を農地以外のものにする場合であつて、
当該農 地がこれ ら の施 設の 用 に 供され るこ とが 確実と
認められるとき。
ナ 土地開 発公社が土地収用 法第三条各号 に 掲げる施設
を 設 置 し よ う と す る 者 か ら 委 託 を 受 けて こ れ ら の 施 設
の 用 に 供さ れ る 土地 を 造成 す る た め 農地 を 農 地 以外 の
も の に す る場 合で あ つて 、 当該 農 地 がこ れ ら の 施 設の
用に供されることが確実と認められるとき。
ラ 農 用 地 土 壌 汚 染 対 策 地 域 と して 指 定 さ れ た 地 域 内 に
あ る農 用 地 ( 農 用 地 土 壌汚 染 対 策計 画に おいて 農用 地
と して 利 用 す べ き 土 地 の 区 域 と して 区 分 さ れ た 土 地 の
区域内にある農用地を除く。
)その他の農用地の土壌の
特 定 有 害 物 質 に よ る 汚 染 に起 因 し て 当 該 農 用 地で 生 産
さ れ た 農畜 産 物 の 流 通が 著 し く 困難 で あ り 、 か つ 、 当
該 農 用 地 の 周 辺 の 土 地 の 利 用 状 況 か ら みて 農 用 地 以 外
の 土 地 と して 利 用 す る こ と が 適 当 で あ る と 認 め ら れ る
農用 地の 利用 の 合 理 化に 資す る事 業の 実 施 に より農地
を農地以外のものにする場合
(指定の申請)
第四十八条 令第九条第一項の申請(以下この条において「申
請」とい う。
)は、申請書に次に掲げる書類を添えて、これ
らを農林水産大臣に提出してしなければならない。
一 申請に係る市町村(以下「申請市町村」という。
) にお
ける 令第 九条 第二 項第一号の 目 標(以下「面積目標」 と
いう。
)及びその算定根拠を記載した書類
二 申 請 市 町 村 が 行 つた 申 請の 日の 属 す る 年の 前 年以 前 五
年の期間(以下「過去五年間」という。
)における次条第
二 項 第 一 号 イ か ら ハ まで 及び ホに 掲げ る事務の処 理の状
況の概要を記載した書類
三 指 定 に よ り 当 該 指 定 の 日 以 後 申 請 市 町 村 の 長 が 行 うこ
ととなる事務(以下「農地転用許可事務」という。
)に関
する組織図及び体制図
前三 号に 掲 げるもののほか、農林水産大臣が必要と認
める事項を記載した書類
四
- 38 -
2 農 林 水 産 大 臣 は 、 前 項 の 申 請 を した 市 町 村 が 次 に 掲 げ る
基 準 の 全て に 適 合 す る と 認 め る と き は 、 指 定 を す る も の と
する。
(指定の基準)
一 当 該 市 町 村 に お いて 確 保 す べ き 農 地 及 び 採 草 放 牧 地 の 第 四 十 九 条 農 林 水 産 大 臣 は 、 次 に 掲 げ る 要 件 の 全て を 満 た
面積の適切な目標を定めていること。
す 面 積 目 標 を 定 めて い る申 請 市町 村を 、 令第 九条 第二 項第
一号に掲げる基準に適合すると認めるものとする。
一 農 業 振 興地 域 の 整 備 に 関 す る 法律 第 三 条 の 二 第 一 項 に
規 定 す る 基 本 指 針 及 び 同 法 第 四 条 第 一 項の 農 業 振 興 地 域
整 備 基 本 方針 に 沿 つて 、 農地 又 は 採 草放牧地の 面 積の す
う 勢 及 び 農 地 又 は採 草放 牧地 の 農 業 上 の 効 率 的 か つ総 合
的 な 利 用 の 確 保 に 関 す る 施 策 の 効 果 を 適 切 に 勘 案 して い
ること。
二 地 方 公 共 団 体 が 策定 した 土 地 利 用 に 関 す る 計 画 に 基づ
き 開 発 行 為 ( 農 業 振 興 地 域の 整 備 に 関 す る 法律 第 十 五条
の二第一項に規定する開発行為をいう。
)が予定されてい
る こ と そ の 他 の 申 請 市 町 村 と して 考 慮 す べ き 事情 が あ る
場合には、当該事情を適切に勘案していること。
二 前 号 の 目 標 を 達 成 す る た め に 必 要 な 農 地 又 は 採 草 放 牧 2 農 林 水 産 大 臣 は 、 次 に 掲 げ る 要 件 の 全て を 満 た す 申 請 市
地 の 農 業 上 の効 率 的 か つ 総 合 的 な 利 用 の 確 保 に 関 す る施
町 村 を 、 令 第 九 条 第 二 項 第 二 号 に 掲 げ る 基 準 に適 合 す る と
策を適正に実施していること。
認めるものとする。
一 申請 市町 村が 行つた 過去 五年間における次の イから ホ
まで に 掲 げ る 事 務 の 処 理 若 し く は 行 為 が それ ぞれ イか ら
ホ ま で に 定 め る 要 件 を 満 た して い るこ と 又 は 当 該 事 務 の
処理若しくは行為が当該要件を満たしていない場合には、
申 請 市 町 村 が 当 該 事 務 の 処 理 若 し く は 行 為 に つ いて 違 反
の 是 正 若 し く は 改 善 を 図 つて お り 、 か つ 、 面 積 目 標 の 達
成 に 向 けて 農 地 若 し く は 採 草 放 牧 地 の 農 業 上 の 効 率 的 か
つ 総 合 的 な 利 用 の 確 保 に 関 す る 施 策 に 取 り 組 んで い る と
認められること。
イ 申 請 市 町 村 が 地 方自 治 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法律 第 六 十
七号 ) 第二 百 五 十二 条の 十七 の二 第 一項 の 条 例の 定 め
る とこ ろ に よ り 法 第 四 条 第 一 項 及 び 第 五 条 第 一 項 又 は
農 業 振 興 地 域 の整 備に 関す る 法 律 第 十 五条 の二 第 一 項
の 許 可 に 係 る 事 務 を 処 理 す るこ と と さ れて いる 場 合 に
おけ る当 該 事務 の処 理 法、 令及 びこ の 省令又は農業
振 興地 域の 整 備 に関 する 法律 、 農業 振興 地域 の整 備に
関する法律施行令(昭和四十四年政令第二百五十四号)
及び 農業 振興 地域 の整 備 に 関 す る 法律 施 行 規 則 に 違反
したことがないこと。
法 第四 条 第 三 項 ( 法 第 五条 第三 項に おいて 準用 す る
ロ
- 39 -
場合を含む。
)の規定による申請書の送付に係る事務の
処 理 当該 申請 書に 付され た意見の 内容 が法 第四 条第
一 項又 は 第 五 条 第 一 項 の 許 可を す るこ と が 相 当で あ る
と す るも ので あ る 場 合 に 、 都 道 府 県 知 事 が 当該 許 可の
申 請 に 対 して 法 、 令 及 び こ の 省 令 に 定 め る 要 件 を 満 た
して い ない と して 不 許可 の処 分を 行 つた こ と が ないこ
と(地 方自 治 法第 百八 十条 の二 の規 定に より申 請市町
村 ( 同 法 第二 百 五 十 二 条 の 十 七 の 二 第 一項 の 条 例の 定
め る とこ ろ に よ り 法 第 四 条 第 一 項 及 び 第 五 条 第 一 項 の
許 可 に 係 る 事 務 を 処 理 す るこ と と さ れ て い る も の を 除
く。
)の委任を受けて、指定の日以後、農業委員会が農
地転用許可事務を行うこととなる場合に限る。)
。
ハ 農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 す る 法律 第 十 三 条 第 一 項 の
規定による農業振興地域整備計画の変更のうち 、農用
地等(同法第三条に規定する農用地等をいう。
)以外の
用 途 に 供 す る こ と を 目 的 と して 農 用 地 区 域 ( 同 法 第 八
条 第 二 項 第 一 号 に 規 定 す る 農 用 地 区 域 を い う。 以 下こ
のハにおいて同じ。
)内の土地を農用地区域から除外す
る た め に行 う農 用地 区 域 の 変更 に係 る事 務の 処 理 都
道 府県 知事 が 当該 変 更 に係 る同 法第 十 三 条 第四 項に お
いて 準 用 す る 同 法 第 八 条 第 四 項 の 規 定 に よ る 協 議 に お
いて 同 法 、 農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 す る 法律 施 行 令及
び 農業 振 興 地 域 の整 備に 関 す る 法律 施 行 規 則 に定 め る
要 件 を 満 た して い な い と し て 同 意 し な か つ た こ と が な
いこと。
ニ 第 二 十 九 条 第 六 号 の 施 設 の 敷 地 に 供 す るた め申 請 市
町村の区域 内に ある農地を農地 以外 のも のにする行為
当 該施 設の 公 益 性 を 考 慮 して も な お 当該 行為 が 土地
の 農 業 上 の 利 用 の 確 保 の 観 点 か ら 著 し く 適 正 を 欠 いて
いたと認められるものでないこと。
ホ 申 請市 町村が地 方自治法第二 百五十二条の十 七の二
第 一 項 の 条 例 の 定 め る とこ ろ に よ り 法 第 五 十 一 条 第 一
項 の 規 定 に よ る処 分 若 しく は 命 令又 は 農 業 振 興 地 域 の
整 備 に 関 す る 法律 第十 五 条の 三 の 規 定 に よ る命 令に係
る 事 務 を 処 理 す るこ と と さ れ て い る 場 合 に お け る 当 該
事 務 の 処 理 当 該 事 務 の 処 理 が 著 し く適 正を 欠 いて い
たと認められるものでないこと。
二 指定の日以後の農地転用許可事務の処理を行う体制(以
下「事務 処理体制 」という 。
)が次に掲げる要件の全てを
満たしていること。
- 40 -
3 農 林水産大臣は、指定を するた め必要があると認 めると
き は 、 第 一 項の 申 請を した 市 町 村 の 属す る 都道 府県 の 知 事
の意見を聴くことができる。
4 農林水産大臣は、指定をしたときは、直ちに、その旨を、
告 示 す る と と も に 、 第 一 項の 申 請を した 市 町 村及 び 当該 市
町村の属する都道府県に通知しなければならない。
5 農 林 水 産 大 臣 は 、 指 定 を し な いこ と と し た と き は 、 遅 滞
な く 、 そ の 旨 及 び そ の 理 由 を 、 第 一 項 の 申 請 を した 市 町 村
に通知しなければならない。
6 指 定 が あ つ た 場 合 に お いて は 、 そ の 指 定 の 際 現 に 効 力 を
有する都道府県知事が行つた許可等の処分その他の行為(以
下この項において「処分等の行為」という。
)又は現に都道
府県 知事 に 対 して されて いる許可の申請 その他 の 行為(以
下この項において「申請等の行為」という。
)で、当該指定
に よ り 当 該 指 定 の 日 以 後 指 定 市 町 村 の 長 が 行 うこ と と な る
事 務 に 係 る も の は 、 同 日 以 後 に お いて は 、 当 該 指 定 市 町 村
の 長 が 行 つた 処 分等 の 行為又 は 当該指 定市 町 村 の 長に対 し
てされた申請等の行為とみなす。
イ 農地 転 用 許 可事 務に従事 する 職員を二名以上( 過去
五 年間 における 法第四条 第 一項又は 第五条第 一項の許
可 の 申 請 の 年 間平 均 件 数 が 二 十 件 以 下で あ る申 請 市 町
村にあつては、一名以上)配置すること。
ロ イ の 職 員 の うち 前 号 イ か ら ハ まで の 事 務 に 通 算 し て
二年以上従事した経験(以下「従事経験」という。
)を
有 する もの の 人 数 が二 名以 上( 過去 五年 間 にお ける法
第 四 条 第 一 項 又 は 第 五 条 第 一 項の 許可 の 申 請の 年間 平
均件 数が二十件以 下で あ る申 請市 町 村 にあ つて は 、一
名 以 上 )で あ る こ と 又 は 次 に 掲 げ る 者 の 人 数 が それ ぞ
れ一名以上であること。
イの職員であつて、従事経験を有するもの
イ の 職 員 で あ つて 、 農 地 転 用 許 可 事 務 の 適 正 な 処
理 を 図 る た めの 農 林 水 産 省 、 都 道 府 県 又 は 都道 府県
機 構 が 実 施 す る 研 修を 受 け るこ と に よ り 従 事経 験を
有 す る者 と 同 等の 法 、令及び こ の 省令並び に 農業 振
興 地 域 の 整 備に 関す る 法 律 、 農 業 振 興地 域の 整 備 に
関 す る 法 律 施 行 令 及び 農業 振 興 地 域 の整 備に 関 す る
法 律 施 行 規 則 に 関 す る 理 解 を 有 す ると 認 め ら れ るも
の
ハ イ及 び ロ に 掲 げ る 要件 を 満た す 事務処 理体 制を 継 続
的に確保できると認められること。
(2)(1)
- 41 -
(農地又は採草放牧地の転用のための権利移動の制限)
第五条 農地を農地以外のものにするた め又は採草放牧地を
採 草放 牧地 以外 の も の ( 農 地を 除 く。 次 項及 び 第 四 項 に お
いて同じ。
)にするため、これらの土地について第三条第一
項本 文に 掲げ る権 利を設 定し、又は移転する場合には、 当
事者 が都 道府県 知事等の 許可を受けなければ なら ない。た
だ し 、 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 場 合 は 、こ の 限 りで
(面積目 標の達成状況等の 報告)
7 指定市町村の長は、農林水産省令で定めるところにより、 第四十九条の二 指定市町村は、毎年四月一日から同月末日
第 二 項 第 一 号 の 目 標の 達 成状 況 及び 指 定 に より 当該指 定の
ま で の 間 に 、報 告 書 に 次 に 掲 げ る 書 類 を 添 えて 、 農 林 水 産
日 以 後 当 該 指 定 市 町 村 の 長 が 行 うこ と と な つ た 事 務 の 処 理
大臣に提出しなければならない。
状況について、農林水産大臣に報告しなければならない。
一 面積目標の達成状況を記載した書類
二 前年の農地転用許可事務の処理の概要を記載した書類
2 前 項の規定による場合の ほ か、指定市町村は、農林水産
大 臣 の 求 め に 応 じ 、 農 林 水 産 大 臣 が 必 要 と 認 め る 事 項を 記
載した書類を提出しなければならない。
(指定の取消し)
8 農 林 水産 大臣は 、指 定市町 村が第二 項各号 に掲げる基準 第四 十 九条の三 令第九条第八項の規 定による指定市町村が
の いず れ か に 適 合 し な く な つ た と 認 め る とき は 、 当該指 定
同 条 第 二 項 各号 に 掲 げ る 基準の いず れ か に適 合 しなく な つ
を取り消すことができる。
た か ど う か の 判断 は 、指 定市 町 村が 次に 掲げ る場合 の いず
れかに該当する場合に行うものとする。
一 令第九条第七項の規定に違反した場合
二 法第五十八条第二項の指示に従わない場合
三 農地 転用 許可 事務 に係る地方自治 法第二百四十五条の
五第三項の規定による求めに応じない場合
9 第 三 項 、 第 四 項及 び 第 六 項の 規 定 は 、指 定 の 取 消 し に つ
い て 準 用 す る 。こ の 場 合 に お い て 、第 三 項 中「 第 一 項の 申
請を した 市町 村」 とある のは「 当該指定の取消 しに係る指
定市 町村 」と 、 第四 項中「、告示するとともに、 第一項の
申 請を した 市 町 村」 と あ るの は「 告 示 す ると とも に 、 その
旨及び その 理由を 当該指定の取消 しに係る市町村」と、第
六項中「都道府県知事」とあるのは「指定市町村の長」と、
「 指 定市 町 村 の 長 」 と あ るの は「 都道 府県 知事」 と 読 み 替
えるものとする。
指 定又 は そ の 取 消 し の 日 前 に した 行為 に 対 す る 罰 則 の 適
用については、なお従前の例による。
(指定及びその取消しに関し必要な事項)
前 各 項 に 規 定 す る も の の ほ か 、 指 定 及 び そ の 取 消 し に 関 第 四 十 九 条 の 四 第 四 十 八 条 か ら 前 条 まで に 規 定 す る も の の
し必要な事項は、農林水産省令で定める。
ほか 、指 定及びその取消しに関し必要な事項は、別に定め
るところによる。
10
11
- 42 -
ない。
一 国又は都道府県等が、前条第一項第二号の農 林水産省
令 で 定 め る 施 設 の 用 に 供 す る た め 、こ れ ら の 権 利 を 取 得
する場合
二 農地又は採草放牧地を 農業経営基盤強化促進法第十九
条 の 規 定 に よる 公 告 が あ つた 農 用 地 利 用 集 積計 画 に 定 め
る 利用 目 的 に供 す るた め 当 該 農 用 地 利用 集 積計 画の 定 め
る と こ ろ に よ つて 同 法 第 四 条 第 四 項 第 一 号 の 権 利 が 設 定
され、又は移転される場合
三 農地又は採草放牧地を特定農山村地域における農 林業
等 の 活 性 化 のた めの 基 盤整 備の 促 進 に 関 す る 法律 第 九条
第 一項 の 規 定 によ る公 告 が あつ た 所有権移転等 促進計 画
に 定 め る 利 用 目 的 に 供 す るた め 当 該 所 有 権 移 転 等 促 進 計
画 の 定 め る とこ ろ に よ つ て 同 法 第 二 条 第 三 項 第 三 号 の 権
利が設定され、又は移転される場合
四 農地 又は採草放牧地を農山漁村の活 性化のための定住
等 及 び 地 域 間 交 流 の 促 進 に 関 す る 法律 第 八 条 第 一 項 の 規
定に よる 公 告 が あつ た 所 有権 移転 等 促進計 画に定め る利
用 目 的 に供 す る た め 当該 所 有権 移転 等 促進計 画の 定 める
ところ によ つて 同 法第 五条 第八 項の権 利が設定され 、又
は移転される場合
五 土 地 収 用 法 そ の 他 の 法 律 に よ つて 農 地 若 し く は 採 草 放
牧 地 又 はこ れ ら に 関 す る 権 利 が 収 用 さ れ 、 又 は 使 用 さ れ
る場合
(市街化区域内にある農地又は採草放牧地の転用のための
六 前条第一項第七号 に規定 す る市街 化区域内にある農地
権利移動についての届出)
又 は 採 草 放 牧 地 に つ き 、 政 令 で 定 め る とこ ろ に よ り あ ら 第 十 条 法 第 五 条 第 一 項 第 六 号 の 届 出 を し よ う と す る 者 は 、
か じ め農業 委員会 に届け出て 、 農地及び 採草放牧地以外
農 林 水 産 省 令 で 定 め る とこ ろ に よ り 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め
のものにするためこれらの権利を取得する場合
る事 項を記 載 した届 出書を農業委員会 に提出 しなければ な
らない。
2 農 業 委 員会 は 、前 項の 規 定 に より 届 出書 の 提 出が あ つた
場 合 に お い て 、 当該 届 出を 受 理 した と き は その 旨を 、 当該
届 出を 受 理 し なか つた とき は その 旨及 び その 理 由を 、 遅 滞
なく、当該届出をした者に書面で通知しなければならない。
( 市街 化区 域 内の 農地又 は採 草放 牧地の転 用 のた めの 権利
移動の届出)
第 五十 条 令第十条第一項の規 定により届出書を 提出する場
合 に は 、 当事 者 が 連 署 す るも の と す る。 た だ し、第 十 条 第
一項各号に掲げる場合は、この限りでない。
2 令第十条第一項の規定により届出書を提出する場合には、
次に掲げる書類を添付しなければならない。
一 第二十六条第一号に掲げる書類
二 届出に係 る農地又 は採草放牧地が賃貸借の目的と なつ
て い る場 合 には 、そ の 賃 貸 借 につ き 法 第 十 八 条 第 一 項の
規定による解約等の許可があつたことを証する書面
三 届 出に 係 る農 地又は採草放 牧地を農地及び採草放牧地
以外 のも の に する 行為 が 都市 計 画 法第二十九条第一項の
許 可 を 受 け る こ とを 必要 と す るも ので あ る 場 合 に は 、 そ
の行為につきその許可を受けたことを証する書面
- 43 -
七
その他農林水産省令で定める場合
四 前 項 た だ し 書 の 規 定 に よ り 連 署 し な いで 届 出 書 を 提 出
す る場 合 に は 、 第十 条 第 一 項各 号 の いずれ か に該 当す る
こ とを証する書面
(市街化区域内の農地又は採草放牧地の転用のための権利
移動の届出書の記載事項)
第五十一条 令第十条第一項の農林水産省令で定める事項は、
第 十 一 条 第 一 項 第 一号 及び 第四号 、第二 十 七 条 第二 号 か ら
第 四 号 ま で 並 び に 第 五十 七 条 の 三 第 三 号 に 掲 げ る 事 項と す
る。
(市街化区域内の農地又は採草放牧地の転用のための権利
移動の届出の受理通知書の記載事項)
第 五十 二条 令第十条 第一項の規定により届出を受理 した旨
の 通 知を す る 書 面 に は 、 次 に 掲 げ る 事 項を 記 載 す る も の と
する。
一 第二十八条各号に掲げる事項
二 届出に係る権利の種類及び設定又は移転の別
( 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 転 用 の た め の 権 利 移 動の制 限 の 例
外)
第五十三条 法第五条第一項第七号の農林水産省令で 定める
場合は、次に掲げる場合とする。
一 法第四十五条第一項の 規定により農林水産大臣が管理
す るこ と と さ れ て い る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 を 耕 作 及 び 養
畜 の 事 業 以 外 の 事 業 に 供 す る た め に 貸 し 付 け るこ と に よ
り法第三条第一項本文に掲げる権利が設定される場合
二 法第四十七条の規定によつて所有権が移転される場合
三 法第四十七条の 規定による売払いに係る農地又 は採 草
放 牧 地 に つ いて そ の 売 払 い を 受 け た 者 が そ の 売 払 い に 係
る 目 的 に 供 す るた め第 一号 の 権 利 を 設 定 し 、又 は移転 す
る場合
四 土地 改 良 法 に 基づ く 土地 改 良 事業を 行 う者 が その 事業
に供するため第一号の権利を取得する場合
五 地方公共団体(都道府県等を除く。
)がその設置する道
路 、 河 川 、堤 防 、 水 路 若 しく はた め池 又 は その 他 の 施 設
で 土 地収 用 法第 三 条 各号 に掲 げる もの( 第二 十 五条 第 一
号 から 第三 号 まで に 掲げ る 施 設 又 は市役所 、 特別区の区
役所若しくは町村役場の用に供する庁舎を除く。
)の敷地
に供するためその区域(地方公共団体の組合にあつては、
その 組合 を 組織 する 地方 公共 団体 の区域)内にある農 地
又は採草放牧地につき第一号の権利を取得する場合
- 44 -
六 道路整 備特別措置 法第二条第四項に規定する会社又 は
地 方 道 路公 社 が 道路 の 敷 地 に供 す るた め第 一 号 の 権利を
取得する場合
七 独立行政法人水資源機構がダ ム、堰せき 、堤防、水路
若 し く は 貯 水 池 の 敷 地 又 はこ れ ら の 施 設 の 建 設 の た め に
必 要 な 道 路 若 し く はこ れ ら の 施 設 の 建 設 に 伴 い 廃 止 され
る 道 路 に 代わ る べ き 道 路の 敷地 に供 す る た め第 一号 の 権
利を取得する場合
八 独立行政法人鉄道建設・ 運輸施設整 備支援機構又は全
国 新 幹 線 鉄 道整 備 法 第 九 条 第 一 項の 規 定 に よ る認 可を 受
け た 者 が鉄 道施 設の 敷 地 又 は 鉄 道施 設 の 建 設 のた め に 必
要 な道 路 若 し く は 線 路 若 し く は 鉄 道施 設 の 建 設 に 伴 い廃
止され る 道路 に代わ るべき 道 路の 敷地に供するた め第一
号の権利を取得する場合
九 成田 国 際空 港 株 式 会 社 が 成田 国 際空 港 の 敷 地 若 しく は
当該空港の建設のために必要な道路 若しくは線路若しく
は 当 該 空 港 の 建 設 に 伴 い 廃 止 さ れ る 道 路 に 代わ る べ き 道
路の 敷地 に 供 す るた め 、 又 は 航空 保 安施 設 設置 予定 地 の
区 域 内 に あ る農 地 若 しく は 採 草 放 牧地 に つ いて 航空 保 安
施設を設置するため第一号の権利を取得する場合
十 都市計 画法第 五十六条第 一項 、第 五十七条第三 項若し
く は 第 六 十 七 条 第 二 項 の 規 定 に よ つて 又 は 同 法 第 六 十 八
条 第 一 項 の 規 定 に よ る 請 求 に よ つて 都 市 計 画 事 業 に 供 す
る た め 市 街 化区 域 内 に あ る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つき 所
有権が移転される場合
十一 電気事業者が送電用電 気工作物等の敷地に供するた
め第一号の権利を取得する場合
十二 地方公共団体(都道府県を除く 。)、独立行政法人都
市 再 生 機 構 、 地 方 住宅 供 給 公 社 、 土地 開 発 公 社 、 独 立 行
政 法 人 中 小 企 業 基 盤 整 備 機 構 又 は 指 定 法 人 が 市 街 化区 域
( 指 定 法 人 に あ つて は 、 指 定 計 画 に 係 る 市 街 化 区 域 ) 内
に あ る 農 地 又 は 採 草 放 牧地 に つ き 第 一号 の 権 利を 取 得す
る場合
十三 独立行政法人都市再生機 構が特定公共施設又はその
施 設 の 建 設 の た めに 必要 な道 路 若 しく は その施 設 の 建設
に 伴い 廃 止 され る道 路 に 代わ る べき 道路の 敷 地 に供 す る
ため第一号の権利を取得する場合
十四 認定電気通信事業者が有線電気通信のための線路、
空中線系(その支持物を含む。
)若しくは中継施設又はこ
れ ら の 施 設 を 設 置 す るた め に 必 要 な 道 路 若 し く は 索 道 の
- 45 -
2 前項の許可は、次の各号のいずれかに該当する場合には、
す るこ と が で き な い 。 た だ し 、 第 一号 及 び 第 二 号 に 掲 げ る
場 合 に おいて 、 土地 収用 法第二 十 六条 第 一項の 規 定 に よる
告 示に係る 事業の用に供するた め第三条第一項本文に掲げ
る権 利を 取得 しよ うとす るとき 、第一号 イに掲げる農地 又
は 採 草 放 牧 地 に つき 農 用 地 利 用 計 画 に お いて 指 定 さ れ た 用
( 農 地 又 は 採 草放 牧 地 の 転 用 の た めの 権 利 移 動の 不 許 可 の
途 に供 す る た め こ れ ら の 権 利 を 取 得 し よ う と す る とき そ の
例外)
他政令で定める相当の事由があるときは、この限りでない。 第十一条 法第五条第二項第一号に掲げる場合の同項ただし
書 の 政令で 定 める 相当の事 由は、次の各号に掲げる農地又
は 採 草 放 牧 地 の 区 分 に 応 じ 、 そ れ ぞれ 当該 各 号 に 掲 げ る 事
由とする。
一 法 第五条第二 項第一号 イに掲げ る農地又は採草放牧地
法 第 三 条 第 一 項 本 文 に 掲 げ る 権 利 の 取 得 が 次 の 全て に
該当すること。
イ 申 請 に 係 る 農地 又 は 採 草 放 牧 地を 仮設工 作 物 の 設置
そ の 他 の 一 時 的 な利 用 に供 す る た め に 行 うも ので あ つ
て 、 当 該 利 用 の 目 的を 達 成 す る 上で 当 該 農 地 又 は採 草
放 牧 地 を 供 す るこ と が 必 要 で あ る と 認 め ら れ る も の で
あること。
ロ 農 業 振 興 地 域整 備計 画 の 達 成 に 支 障 を 及 ぼ す お それ
がないと認められるものであること。
二 法第 五条 第二 項第一号ロに掲げる農地又は採草放牧地
法第三条第一項本文に掲げる権利の 取得が第四条第一
項第二号ヘ、前号イ又は次のいずれかに該当すること。
敷地に供するため第一号の権利を取得する場合
十五 地方公共団体(都道府県を除く。
)又は災害対策基本
法第二 条第 五号に規定する指定公共機 関若しくは同条第
六 号 に規 定 す る指 定地 方公 共 機 関 が 行 う 非常 災 害の 応急
対 策 又 は 復旧で あ つて 、 当該 機 関 の 所 掌業 務 に係 る施 設
に ついて 行 うも の の た め に 必 要 な施 設の 敷地 に 供 す るた
め第一号の権利を取得する場合
十 六 特 定 地 方 公 共 団 体で あ る 市 町 村又 は 特 定 被 災 市 町 村
が、東日 本大震災又 は特 定大規模 災害からの復興のため
に定 め る集 団 移 転 促 進 事 業 計 画 に係る移転 促 進区 域内に
あ る農 地又 は採 草放 牧 地を 、 耕 作及び 養 畜の 事業 以外 の
事 業 に 供 す る た め 当該 集 団 移転 促 進 事業 計 画 に 基づ き 実
施する集団移転促進事業により取得する場合
十七 ガス 事業者 が 、 ガス導 管の変 位の状況を 測定す る設
備 又 は ガス 導 管 の 防 食 措置 の 状 況 を 検 査 す る設 備の 敷 地
に供するため第一号の権利を取得する場合
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イ 申 請 に 係 る 農地 又 は 採 草 放 牧 地を 第四 条 第 一 項 第二
号 イ に 掲 げ る施 設 の 用 に 供 す る た め に 行 わ れ るも ので
あること。
ロ 申請 に係 る農 地又 は採 草 放牧 地を 第四条第一項第二
号 ロ の 農 林 水 産 省令で 定 める 施 設 の 用 に 供 す るた め に
行われるものであること。
ハ 申 請に係る 農 地又 は採 草放 牧地を 第 四条第一項第二
号 ハ の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 業 の 用 に 供 す る た め に
行われるものであること。
ニ 申 請 に 係 る 農 地 又 は 採 草 放 牧地をこ れ ら に 隣 接す る
土 地 と 一体 と して 同 一 の 事 業 の 目 的 に供 す る た め に 行
う も の ( 当該 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 位 置 、 面 積 等 が 農
林水産省令で定める基準基準に適合するものに限る。
)
で あ つて 、 当 該 事 業 の 目 的 を 達 成 す る 上 で 当 該 農 地 又
は 採 草 放 牧 地 を 供 す るこ と が 必 要で あ る と認 め られ る
ものであること。
ホ 申 請に 係る 農地 又は 採 草放 牧地を 第四条 第一項第二
号 ホ の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 業 の 用 に 供 す る た め に
行われるものであること。
2 法第五条第二 項第二号に掲げる場合の 同 項た だし書の政
令で 定 める 相当の事 由は、法第三条第一 項本文に掲げる権
利 の取 得が 第四 条 第一項第二号ヘ 又は前項第二号 イ、ロ若
しくはホのいずれかに該当することとする。
一 次 に 掲 げ る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つき 第 三 条 第 一 項 本
文に掲げる権利を取得しようとする場合
イ 農用地区域内にある農地又は採草放牧地
ロ イに掲げる農地 又は採草放牧地以外の農地又は採草
放 牧 地で 、集 団 的 に 存 在 す る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 その
他 の 良 好 な 営 農 条 件 を 備 えて い る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地
(良好な営農条件を備えている農地又は採草放牧地)
と して 政 令 で 定 め る も の ( 市 街 化 調 整 区 域 内 に あ る 政 第 十 二 条 法 第 五 条 第 二 項 第 一 号 ロ の 良 好 な 営 農 条 件 を 備 え
令で 定 め る農 地又 は採 草放 牧地 以外 の 農地 又は 採 草放
て い る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 と して 政 令で 定 め る も の は 、 次
牧 地 に あ つて は 、 次 に 掲 げ る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 を 除
に掲げる農地又は採草放牧地とする。
く。
)
一 おおむ ね 十 ヘク タール以上の規模の一団の農 地又は採
草放牧地の区域内にある農地又は採草放牧地
二 特 定土 地 改良 事業等の施 行 に係 る区 域内にある農地又
は採草放牧地
傾 斜 、 土 性 そ の 他 の 自 然 的 条 件 か ら みて そ の 近 傍 の 標
準 的 な 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 を 超 え る 生 産 を あ げ るこ と が
三
( 隣 接す る 土地 と同 一の 事 業 の 目 的 に供 す るた めの 農 地 又
は採草放牧地の転用)
第 五 十 四 条 令 第 十 一 条 第 一 項 第 二 号 ニ の 農 林 水 産 省 令で 定
め る基 準 は、 申請 に係る事業 の目的に供すべき 土地の面積
に 占 め る申 請 に 係 る 法第 五条 第二 項 第 一号 ロ に 掲 げ る 土地
の 面 積 の 割合 が三 分の 一を 超 えず 、か つ、申請 に係 る事業
の目 的に供すべき 土地 の面積に占める申請に係る令第十三
条 に 掲 げ る 土 地 の 面 積 の 割 合 が 五 分 の 一を 超 え な いこ と と
する。
- 47 -
(1)
(1)
二 前号イ及び ロに掲げる農地(同号ロ に掲げる農地を
含む。
)以外の農地を農地以外のものにするため第三条第
一 項本 文 に掲 げる 権利 を 取 得 し よ うとす る場合 又 は同号
イ及 び ロ に 掲 げ る 採 草放 牧地 ( 同 号 ロ に 掲 げ る 採 草 放
牧地を含む。
)以外の採草放牧地を採草放牧地以外のもの
に す るた めこれ ら の 権 利を 取得 しようとす る場合 におい
て 、申 請 に係 る農 地又 は採 草放 牧地 に代えて 周辺の他の
土地 を 供 するこ と によ り 当該 申請 に係 る事業の目的を 達
成することができると認められるとき。
三 第三条第一項 本文に掲げる権利を取得しようとする者
に 申請 に係 る 農地 を 農 地以 外の もの にする行為又は申請
に係 る採 草放 牧地を採 草放牧 地以 外のものにする行為を
行うた め に必要 な 資力及 び 信 用 が あると認 められ ないこ
と 、申 請 に 係 る 農地 を 農 地 以外 のもの にす る 行為又 は申
(1)
(1)
(2)
- 48 -
できると認められる農地又は採草放牧地
第 十三 条 法第五条第二 項第一号 ロの市街化調整区域内にあ
る 政令で 定 め る農 地又は採草放 牧地は、次に掲げる農地又
は採草放牧地とする。
一 前条 第一号 に掲 げる農地又は採草放牧地のうち 、その
面 積、形状 その 他の 条件 が農 作 業を効率的に行うのに必
(農作業を効率的に行うのに必要な条件)
要 な も の と して 農 林 水 産 省 令で 定 め る 基 準 に 適 合 す る も 第 五 十 五 条 令 第 十 三 条 第 一 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 基 準
の
は、第四十一条に規定する要件を満たしていることとする。
二 前 条 第 二 号 に 掲 げ る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の うち 、 特 定
土地 改 良事 業等 の工 事が 完了 した 年度の 翌年度か ら起算
し て 八 年を 経 過 した も の 以 外 の も の ( 特 定 土 地 改 良 事 業
等 の う ち 農 地 若 し く は 採 草 放 牧 地 を 開 発 す るこ と 又 は 農
地 若 し く は 採 草 放 牧 地 の 形 質 に 変 更 を 加 え るこ と に よ つ
て 当該農 地 若しくは採草放牧地を 改良し、若しく は保全
(土地の区画形質の変更等に係る特定土地改良事業等)
す るこ と を 目 的 と す る 事 業 で 農 林 水 産 省 令 で 定 め る 基 準 第 五 十 六 条 令 第 十 三 条 第 二 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 基 準
に適合するものの施 行 に係る区 域内にあ るものに限る。
)
は 、申 請 に 係 る 事業 が第四十二条各号 に 掲げる要件を 満た
していることとする。
市 街地 の区 域内 又 は 市街 地 化の 傾向 が著 しい区 域
内にある農地又は採草放牧地で政令で定めるもの
( 市街 地の 区 域内 又 は市街地 化 の傾向 が著 しい区 域内にあ
る農地又は採草放牧地)
第十四条 法第五条第二項第一号ロ の政令で定めるものは、
の 区 域 に近 接す る区 域 そ の 他市 街地 化が 見 込ま
第七条各号に 掲げ る区域内にある農地又は採草放牧地 とす
れ る 区 域 内 に あ る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 で 政 令で 定 め
る。
るもの
(市街地化が見込まれる区域内にある農地又は採草放牧地)
第十五条 法第五条第二項第一号ロ の政令で定めるものは、
第八条各号に掲げ る区域内にある農地又は採草放牧地とす
る。
(1)
(2)
請に係る採 草放 牧地を採 草放 牧地以外のものにする行為
の 妨 げ と な る 権 利 を 有 す る 者 の 同 意 を 得て い な いこ と そ
の 他農 林 水産 省令で 定 める 事由 により 、申請に係る農地
又 は 採 草 放牧 地の すべて を 住 宅の 用 、事業の用 に供する
施 設 の 用 そ の 他 の 当 該 申 請 に 係 る 用 途 に 供 す るこ と が 確
実と認められない場合
四 申請に係る農地を農地以外のものにするこ と又は申請
に 係 る 採 草 放 牧 地 を 採 草 放 牧 地 以 外 の も の に す るこ と に
より 、土砂の 流 出又 は崩 壊そ の他 の 災害を発 生させるお
それ が あ る と 認 めら れ る 場 合 、 農 業 用 用 排 水施 設 の 有 す
る 機能 に支 障を 及 ぼ す おそれ が あると認 められ る場合 そ
の 他 の 周 辺 の 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に係 る営 農 条 件 に 支障
を生ずるおそれがあると認められる場合
五 仮設工 作物の設置 その他の一時的な利用に供するた め
所有権を取得しようとする場合
六 仮設工作物の設置その他の一時的な利用に供するため、
農地 につき所 有権 以外 の 第三 条第 一項本文に掲げる権利
を 取 得 し よ う と す る 場 合 に お いて そ の 利 用 に 供 さ れ た 後
に そ の 土 地 が 耕 作 の 目 的 に 供 さ れ るこ と が 確 実 と 認 め ら
れ な い とき 、 又 は 採 草 放 牧 地 に つき こ れ ら の 権 利 を 取 得
し よ う と す る 場 合 に お いて そ の 利 用 に 供 さ れ た 後 に そ の
土地 が 耕 作の 目 的 若 しく は主 と して 耕 作 若 しく は養 畜 の
事業のための採 草若 しく は家畜の放牧の目的に供され る
ことが確実と認められないとき。
七 農地を採草放牧地にするため第三条第一項本文に掲げ
る 権 利 を 取 得 し よ う と す る 場 合 に お いて 、 同 条 第 二 項 の
規 定 に よ り 同 条 第 一 項 の 許 可 を す るこ と がで き な い 場 合
に該当すると認められるとき。
( 申 請 に 係 る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 全て を 申 請 に 係 る 用 途
に供することが確実と認められない事由)
第 五 十 七 条 法 第 五 条 第 二 項 第 三 号 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る
事由は、 次のとおりとする。
一 法第五条第一項の許可を受けた 後、遅 滞なく、申請に
係 る 農地 又 は 採 草 放 牧 地を 申 請 に 係 る用途 に供 す る見 込
みがないこと。
二 申 請 に 係 る 事 業 の 施 行 に 関 して 行 政 庁 の 免 許 、 許 可 、
認 可 等 の 処 分 を 必 要 と す る 場 合 に お いて は 、こ れ ら の 処
分 が さ れ なか つた こ と 又 はこ れ ら の 処 分が され る見 込み
がないこと。
二 の 二 申 請 に 係 る 事 業 の 施 行 に 関 して 法 令 に よ り 義 務 付
けられている行政庁との協議を現に行つていること。
三 申 請 に 係 る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 と 一 体 と して 申 請 に 係
る 事 業 の 目 的 に 供 す る 土 地 を 利 用 で き る 見 込 み が な いこ
と。
四 申請に係る農地又は採草放牧地の面積が申 請に係る事
業の目的からみて適正と認められないこと。
五 申請に係る事業が工場、住宅その他の施設の用に供さ
れる土地の造成(その処分を含む。
)のみを目的とするも
の で あ るこ と 。 た だ し 、 次 に 掲 げ る 場 合 は 、こ の 限 りで
ない。
イ 農業構造の改善に資する事業の実施により農業の振
興 に 資 す る 施 設 の 用 に供 され る 土 地 を 造 成 す るた め 法
第 三 条 第 一 項 本 文 に 掲 げ る 権 利 が 設 定され 、 又 は 移転
さ れ る 場 合で あ つて 、 申 請 に係 る 農 地 又 は 採 草 放 牧地
が 当 該 施 設 の 用 に 供 さ れ るこ と が 確 実 と 認 め ら れ る と
き。
ロ 農 業 協同 組合 が 農 業 協同 組合 法第 十 条 第 五 項 に 規 定
す る 事 業 の 実 施 に よ り 工 場 、 住宅 その 他の 施 設 の 用 に
供され る土地を 造成 するため 法第三 条第 一項 本文に掲
げ る権 利を 取 得 す る 場 合で あ つて 、 申 請 に係 る 農地 又
は 採 草 放 牧 地 がこ れ ら の 施 設 の 用 に 供 さ れ るこ と が 確
実と認められるとき。
ハ 農 地中間管理機構が農業用施設の用 に供され る土地
を 造成 するた め 法第三条 第 一項 本文 に掲 げる 権利を取
得 す る 場 合 で あ つて 、 申 請 に係 る農 地 又 は 採 草 放 牧地
が 当 該 施 設 の 用 に 供 さ れ るこ と が 確 実 と 認 め ら れ る と
き。
ニ 第 三 十 八 条 に 規 定 す る 計 画 に 従 つて 工 場 、 住 宅 そ の
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他の 施設 の 用 に 供され る 土地 を 造 成す るた め 法第三条
第 一 項 本文 に 掲 げ る 権利 が 設 定 され 、又 は移 転 さ れ る
場合
ホ 非 農 用 地 区 域 内 に お いて 当 該 非 農 用 地 区 域 に 係 る 土
地 改 良 事 業 計 画 に 定 めら れ た 用 途 に供 さ れ る 土地を 造
成 する た め 法第 三 条 第 一 項本 文 に掲 げる 権利 が設定 さ
れ 、又 は移 転 さ れ る場 合で あ つて 、 申 請 に 係 る 農地 又
は 採 草 放 牧 地 が 当 該 用 途 に 供 さ れ るこ と が 確 実 と 認 め
られるとき。
ヘ 都市計画法第八条第一項第一号 に規定する用途地域
が 定 め られ て い る土 地 の区 域( 農業 上 の 土地 利 用 との
調整が調つたものに限る。
)内において工場、住宅その
他 の 施 設 の 用 に 供 さ れ る 土地 を 造 成す るた め 法 第三 条
第 一 項 本 文 に 掲 げ る 権利 が設 定さ れ 、又 は移 転 され る
場 合 で あ つ て 、 申 請 に 係 る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 がこ れ
らの施設の用に供されることが確実と認められるとき。
ト 都市計画法第十二条の五第一項に規定する地区計画
が 定 めら れ て い る区 域( 農業 上 の 土地 利 用 と の 調整 が
調つたものに限る。
)内において、同法第三十四条第十
号 の 規 定 に 該 当 す る も の と して 同 法 第 二 十 九 条 第 一 項
の 許 可を 受 け て 住 宅 又 はこ れ に 附 帯 す る 施 設 の 用 に 供
され る土地を 造 成す るた め 法 第三 条 第 一 項本 文に掲げ
る 権 利 が 設 定 さ れ 、 又 は 移 転 さ れ る 場 合 で あ つて 、 申
請 に係 る農 地又 は 採 草 放牧 地がこ れ らの 施 設の 用 に供
されることが確実と認められるとき。
チ 集 落地 域整 備 法第 五条 第 一 項に規 定す る集 落地区 計
画が 定 めら れて い る 区 域 ( 農 業 上の 土地 利用 との 調整
が調つたものに限る。
)内において集落地区整備計画に
定 めら れ る 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 に適 合 す る建 築 物 等
の用 に供 され る土地 を 造 成す るた め 法 第三 条 第一項本
文に 掲 げ る 権利 が 設 定さ れ 、 又 は 移 転 さ れ る 場合で あ
つて 、 申請 に係 る農 地 又 は 採 草 放牧 地がこ れ ら の 建築
物等の用に供されることが確実と認められるとき。
リ 国(国が出資している法人を含む。
)の出資により設
立 さ れ た 法 人、 地 方 公 共 団体 の 出 資 に よ り 設 立 され た
一 般 社 団 法 人 若 しく は 一 般 財 団 法 人 、 土 地 開 発 公 社 又
は 農業 協同 組 合 若 しく は 農 業 協 同 組 合 連合 会 が 、農 村
地 域 工 業 等 導 入 促 進 法 第 五条 第 一 項又 は 第 二 項 の 規 定
により定 められ た同 条第 一項に規 定す る実施 計画に基
づ き 同 条 第 三 項 第 一 号 に 規 定す る工 業等 導 入 地区 内 に
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おいて 同 項 第四 号に 規定 する施設 の用 に 供され る土地
を 造成 するた め 法第三条 第 一項 本文 に掲 げる 権利を取
得する場合
ヌ 総 合 保養 地 域 整 備 法 第 七 条 第 一 項 に 規 定 す る 同 意 基
本構 想 に 基づ き 同 法 第 四 条 第 二 項 第三 号 に規 定 す る 重
点 整 備 地区 内 に おいて 同 法第 二 条 第 一項 に規 定する 特
定 施 設 の 用 に供 さ れ る 土地 を 造 成 す るた め 法第 三 条 第
一 項 本 文 に 掲 げ る 権 利 が 設 定 され 、又 は移 転 さ れ る 場
合で あ つて 、 申 請 に 係 る 農地 又 は 採 草 放 牧 地 が 当該施
設の用に供されることが確実と認められるとき。
ル 削除
ヲ 多極分散型国土形 成促進法第十一条第一項に規定す
る同 意 基 本構 想 に 基 づき 同 法 第七 条 第 二 項 第二 号 に規
定す る重点 整 備地区 内に おいて 同 項 第三 号に規定する
中 核 的 施 設 の 用 に供 さ れ る 土地 を 造 成 す るた め 法第三
条 第 一 項 本文 に掲 げる 権利 が設 定され 、又 は移転され
る場 合で あ つて 、 申 請 に 係 る 農地 又 は 採 草 放 牧 地 が 当
該施設の用に供されることが確実と認められるとき。
ワ 地 方 拠 点 都市 地 域 の 整 備及 び 産 業 業 務 施 設 の 再 配 置
の 促 進 に関 す る 法 律 第 八条 第 一 項に 規 定す る同 意 基 本
計画に基づき 同法第二 条第二 項に規定する拠点地区内
に お いて 同 項 の 事 業 と し て 住 宅 及 び 住 宅 地 若 し く は 同
法 第六 条 第 五項 に規 定す る 教養 文化施 設 等 の 用 に供 さ
れ る土 地を 造成 す るた め又 は同 条 第 四 項 に 規 定 す る拠
点 地 区 内 に お いて 同 法 第 二 条 第 三 項 に 規 定 す る 産 業 業
務施 設の 用 に 供され る土 地を 造成 するた め 法 第三条第
一 項 本 文に 掲げ る権 利 が 設 定 さ れ 、 又 は 移転 され る場
合 で あ つて 、 申 請 に 係 る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 が こ れ ら
の施設の用に供されることが確実と認められるとき。
カ及びヨ 削除
タ 大 都市地域における優良宅地開発 の 促進に関する緊
急 措置 法第 三 条 第 一 項 の認 定を 受 け た 宅 地開 発 事業 計
画 に従 つて 住 宅 そ の 他 の施 設の 用 に 供 され る土 地を 造
成す るた め 法 第三 条 第 一 項本 文に 掲げ る権 利 が 設 定さ
れ 、 又 は 移 転 さ れ る 場 合 で あ つて 、 申 請 に 係 る 農 地 又
は 採 草 放 牧 地 がこ れ らの 施 設の 用 に 供 さ れ るこ と が 確
実と認められるとき。
レ 地方公共団体(都道府県等を除く。
)又は独立行政法
人 都 市 再 生 機 構 その 他 国 ( 国 が 出 資 して い る 法 人を 含
む。
)の出資により設立された地域の開発を目的とする
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3 第 三 条 第 五 項及 び 第 七 項 並 び に前 条 第 二 項か ら 第 五 項 ま
での規定は、第一項の場合に準用する。この場合において、
法人 が工 場 、住宅その他 の施 設の 用 に 供 され る土地を
造 成す るた め 法 第三 条 第 一 項本 文に 掲げ る権 利を 取得
する場合
ソ 電気事業者又 は独立行政法人水資源機構その 他国若
しく は地 方公 共 団体 の 出 資に より 設 立 され た 法人が、
ダ ムの 建設 に伴 い移転が 必要 と なる工場 、住宅その 他
の 施 設 の用 に供 さ れ る 土地 を 造 成す るた め 法第 三 条 第
一項本文に掲げる権利を取得する場合
ツ 事 業 協 同 組合 等 が 独 立 行 政 法 人 中 小 企 業 基 盤 整 備機
構法施 行令第三 条第 一項第三号 に規 定す る事業の実施
に より 工場 、事 業場 そ の他 の施 設の 用 に 供され る土地
を 造成 す るた め 法 第三 条 第 一 項 本 文に 掲げ る権 利を 取
得する場合
ネ 地 方 住宅 供 給公 社 、日 本勤 労者 住 宅 協会 若 しく は 土
地 開 発 公社 又 は 一般 社 団 法 人若 しく は 一 般財 団 法人が
住 宅 又 はこ れ に附 帯 す る施 設の 用 に 供 され る 土 地を 造
成す るた め 法 第三 条 第 一 項本 文に 掲げ る権 利を 取 得す
る 場 合 で あ つて 、 申 請 に 係 る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 が こ
れ ら の 施 設 の用 に供 され るこ と が確 実 と 認 め られ ると
き。
ナ 土 地 開 発 公 社 が 土 地 収 用 法 第 三 条 各 号 に 掲 げ る施 設
を設置しようとする者から委託を 受けて これ らの施設
の 用 に 供さ れ る 土地 を 造 成 す る た め 法第 三 条 第 一項 本
文 に 掲 げ る 権 利 を 取 得 す る 場 合 で あ つて 、 申 請 に 係 る
農 地 又 は 採 草 放 牧 地 が こ れ ら の 施 設 の 用 に 供 さ れ るこ
とが確実と認められるとき。
ラ 農 用 地 土 壌 汚 染 対 策 地 域 と して 指 定 さ れ た 地 域 内 に
あ る農 用 地 ( 農 用 地 土 壌汚 染 対 策計 画に おいて 農用 地
と して 利 用 す べ き 土 地 の 区 域 と し て 区 分 さ れ た 土 地 の
区域内にある農用地を除く。
)その他の農用地の土壌の
特 定 有 害 物 質 に よ る 汚 染 に起 因 し て 当 該 農 用 地で 生 産
さ れ た 農畜 産 物 の 流 通 が 著 し く 困難 で あ り 、 か つ 、 当
該 農 用 地 の 周 辺 の 土 地 の 利 用 状 況 か ら みて 農 用 地 以 外
の 土 地 と して 利 用 す る こ と が 適 当 で あ る と 認 め ら れ る
農用 地の 利 用の 合 理 化に 資す る事 業 の実 施 に より 法第
三 条 第 一 項 本文 に 掲 げ る 権 利 が 設 定 され 、 又 は 移 転 さ
れる場合
( 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 転 用 の た め の 権 利 移 動 に つ いて の
許可申請)
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同 条 第 四 項 中「 申 請 書 が」 と あ るの は 「 申 請 書 が 、 農 地を
農 地 以 外 の も の にす るた め又 は採 草放 牧 地を 採 草放 牧地 以
外のもの(農地を除く。
)にするためこれらの土地について
第三条第一項本文に掲げる権利を取得する行為であつて、
」
と、
「農地を農地以外のものにする行為」とあるのは「農地
又 は そ の 農 地 と 併 せ て 採 草 放 牧 地 に つ いて こ れ ら の 権 利 を
取得するもの」と読み替えるものとする。
第 五 十 七 条 の 二 法 第 五 条 第 三 項 に お いて 準 用 す る 法 第 四 条
第 二 項の 規 定 に よ り 申 請 書 を 提 出 す る場合 に は 、 当 事者 が
連 署 す るも の と す る。 た だ し 、 第 十 条 第 一 項各号 に 掲 げ る
場合は、この限りでない。
2 法 第 五 条 第 三 項 に お いて 準 用 す る 法 第 四 条 第 二 項 の 規 定
に より申 請書 を 提 出する場 合 には、次に掲げる書類を 添付
しなければならない。
一 第三十条第一号から第四号までに掲げる書類
二 申請 に係 る農 地 又は採草放牧地を転用する行為 の妨げ
となる権利を有する者が ある場合には、その同意があつ
たことを証する書面
三 申 請 に係 る農 地 又 は採 草 放 牧地 が 土地 改 良区の 地 区 内
にあ る場 合 に は、 当 該土 地 改 良区 の意見書( 意見を 求め
た 日 か ら 三 十日 を 経 過 して も な お その 意見 を 得ら れ な い
場合には、その事由を記載した書面)
四 前 項 た だ し 書 の 規 定 に よ り 連 署 し な いで 申 請 書 を 提 出
す る 場 合 に あ つて は 、 第 十 条 第 一 項 各 号 の い ず れ か に 該
当することを証する書面
五 その他参考となるべき書類
( 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 転 用 の た め の 権 利 移 動 に つ いて の
許可申請書の記載事項)
第 五 十 七 条 の 三 法 第 五 条 第 三 項 に お いて 準 用 す る 法 第 四 条
第 二 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 項 は 、 次 に 掲 げ る 事 項 と
する。
一 第十一条第一項 第 一号か ら 第四号まで に 掲げ る事項
二 第三十一条第四号及び第五号に掲げる事項
三 転 用 す るこ と に よ つて 生 ず る 付 近 の 農 地 又 は 採 草 放 牧
地、作物等の被害の防除施設の概要
四 その他参考となるべき事項
(申請書を送付すべき期間)
第五十七条の四 法第五条第三 項において 準用する法第四条
第 三 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 期 間 は 、 申 請 書 の 提 出 が あ
つ た 日 の 翌 日 か ら 起 算 して 四 十 日 ( 法 第 五 条 第 三 項 に お い
て 準 用 す る 法 第四 条 第 四 項又 は 第 五 項の 規 定 に より 都 道 府
県 機 構 の 意 見 を 聴 く とき は 、 八 十 日 ) と す る。 た だ し 、 法
第 五条 第三 項に おいて 準用 す る 法第四 条 第三 項の 規 定 に よ
り 農 業 委 員 会 が 当 該 申 請 書 に 法 第 五条 第 一 項の 許 可を す る
こ と が 相 当で あ る と す る 内 容 の 意 見 を 付 そ う と す る 場 合 に
お い て 都 道 府 県 機 構 が 当 該 許 可 を し な いこ と が 相 当で あ る
と す る 内 容 の 意 見を 述 べた とき その 他の 特 段の 事情 が あ る
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4 国 又 は 都 道 府県 等 が 、 農 地 を 農地 以 外 の も の に す るた め
又 は 採 草 放 牧 地 を 採 草 放 牧 地 以 外 の も の に す る た め 、こ れ
ら の 土 地 に つ いて 第 三 条 第 一 項 本 文 に 掲 げ る 権 利 を 取 得 し
よう とす る場 合 ( 第 一項各号のいずれか に該当す る場合を
除く 。
)においては、国又は都道府県等と都道府県知事等と
の 協 議 が 成 立 す る こ と を も つて 第 一 項 の 許 可 が あ つ た も の
とみなす。
5 前 条 第 九 項及 び 第 十 項の 規 定 は 、 都 道 府 県 知 事 等 が 前 項
の 協 議 を 成 立 さ せ よ う と す る 場 合 に つ いて 準 用 す る 。 こ の
場合において、同条第十項中「準用する」とあるのは、
「準
用 す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 第 四 項 中 「 申 請 書 が 」 と あ る
の は 「 申 請 書 が 、 農 地 を 農 地 以 外 の も の に す るた め 又 は 採
草放牧地を採草放牧地以外のもの(農地を除く。
)にするた
め こ れ ら の 土 地 に つ いて 第 三 条 第 一 項 本 文 に 掲 げ る 権 利 を
取得する行為であつて 、」と、「農地を農地以外のものにす
る 行 為 」 と あ る の は 「 農 地 又 は そ の 農 地 と 併 せて 採 草 放 牧
地 に ついて こ れ らの 権利を 取得するもの」 と読 み替え るも
のとする」と読み替えるものとする。
(農地所有適格法人の報告等 )
第 六 条 農 地 所 有 適 格 法 人で あ つて 、 農 地 若 し く は 採 草 放 牧
地 ( その 法 人が 第三 条第一項本文に掲げ る権利を 取得した
時 に 農 地 及 び 採 草 放 牧 地 以 外 の 土 地で あ つた も の その 他 政
令で定めるものを除く。以下この項において同じ。
)を 所有
し、又は その 法人以外の者が所有する農地若しく は採草放
牧 地 ( 同 条 第 三 項 の 規 定 の 適 用 を 受 けて 同 条 第 一 項 の 許 可
を 受 け て そ の 法 人 に 設 定 され た 使 用 貸 借 に よ る 権 利 又 は 賃
借権に係るものを除く。
)をその法人の耕作若しくは養畜の
事 業 に 供 して い る も の は 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る と こ ろ に
より 、 毎 年 、 事 業 の 状 況 その 他 農 林 水産 省 令で 定 め る 事 項
を 農業 委 員 会 に 報 告 し なけれ ば なら な い。 農 地 所 有適 格 法
人 が 農 地 所 有 適 格 法 人で な く な つ た 場 合 ( 農 地 所 有 適 格 法
人 が 合 併 に よ つて 解 散 し 、 又 は 分 割 を し た 場 合 に お い て 、
当該合併 に よつて 設 立し、若しくは当該合併後存続する法
人 又 は 当 該 分 割 に よ つて 当 該 農 地 若 し く は 採 草 放 牧 地 に つ
い て 同 項 本 文 に 掲 げ る 権 利 を 承 継 した 法 人 が 農 地 所 有 適 格
法人でない場合を含む。次条第一項において同じ。
)におけ
るその法人及びその一般承継人についても、同様とする。
農 業 委 員会 は 、前 項前 段の 規 定 に よ る報 告 に 基づき 、農
2
場合は、この限りでない。
(報告を 要 しない農地又は採草放牧地 )
第 十 六 条 法 第 六 条 第 一 項 の 政 令で 定 め る も の は 、 次 の と お
りとする。
一 その 法人 が農 地 法の 一 部を 改正する法律( 昭和三 十七
年法律 第百 二十 六号 )の施 行の 日前から 法第三条 第一項
本文 に掲げる 権利を有して いる土地
二 その 法人が法第三条第一項本文に掲げる権利を 取得し
(農地所有適格法人の報告)
た 時 に 農 地 及 び 採 草 放 牧 地 以 外 の 土 地で あ つた 土 地 並 び 第 五 十 八 条 法 第 六 条 第 一 項 の 規 定 に よ る 報 告 は 、 毎 事 業 年
に 前 号 に 規 定 す る 土 地 ( 以 下 こ の 号 に お いて 「 特 定 農 地
度 の 終 了 後 三 月 以 内 に 、 次 条 に 掲 げ る 事 項を 記 載 し た 報 告
等」という。
)につき土地改良法、農業振興地域の整備に
書を当該農地所有適格法人が現 に所有し、又 は所有権以外
関する法律、農住組合法(昭和五十五年法律第八十六号)、
の 使 用 及 び 収 益 を 目 的 と す る 権 利 を 有 して い る 農 地 又 は 採
集 落 地 域 整 備 法( 昭 和 六 十 二 年 法 律 第 六 十 三 号 )又 は 市
草 放 牧 地 の 所 在 地 を 管 轄 す る 農 業 委 員 会 に 提 出 して し な け
民 農 園 整 備 促 進 法( 平 成 二 年 法律 第 四 十 四 号 ) に よ る 交
ればならない。
換 分合 が 行 わ れ た 場 合 に 、 都 道 府県 知 事 が 、 当該 特 定 農 2 前 項の 報 告 書 に は 、 次 に 掲 げ る書 類を 添 付 し な けれ ば な
地 等 に 代わ る べ き も の と し て 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る 手
らない。
続 に従 い、 その 交 換分合 に より その 法人 が同 項本文に掲
一 定款の写し
げ る 権 利 を 取 得 した 土地 で 当 該 特 定 農 地 等 と 地 目 、 地 積
二 農 事 組 合 法 人 又 は 株 式 会 社 に あ つて は そ の 組 合 員 名 簿
等が近似するもののうちから指定した土地
又は株主名簿の写 し
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地 所 有 適 格 法人 が 第 二 条 第 三 項 各 号 に 掲 げ る 要 件を 満た さ
な く な る お それ が あ る と 認 め る とき は 、 そ の 法 人 に 対 し 、
必要な措置を講ずべきことを勧告することができる。
3 農 業 委 員会 は 、 前 項の 規 定 に よ る 勧 告 を した 場 合 に お い
て 、 その 勧告 を 受け た 法人から その所有する農地 又は採 草
放 牧 地 に つ いて 所 有 権 の 譲 渡 しを す る 旨 の 申 出 が あ つ た と
き は 、 こ れ ら の 土 地 の 所 有 権 の 譲 渡 し に つ いて の あ つ せ ん
に努めなければならない。
三 承 認 会 社 が 構 成 員 と な つて い る 場 合 に は 、 そ の 構 成 員
が 承 認 会 社 で あ るこ と を 証 す る 書 面 及 び そ の 構 成 員 の 株
主名簿の写 し
四 その他参考となるべき書類
第五十九条 法第六条第一項の農林水産省令で定める事項は、
次のとおりとする。
一 農地所 有適格 法人の名称及び主た る事 務所の所在地並
びに代表者の氏名
二 農地所有適格法人が現に所有し、又は所有権以外 の使
用 及 び 収 益 を 目 的 と す る 権 利 を 有 して い る 農 地 又 は 採 草
放牧地の面積
三 農地所有適格 法人が当該事業 年度に行つた事業の 種類
及び売上高
四 農地所有適 格 法人の構成員の氏名又は名称及び その有
する議決権
五 農地所有適格法人の構成員からその農地所有適格法人
に 対 して 権 利 を 設 定 又 は 移 転 し た 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の
面積
六 法第二条第三 項第二号ニに掲げる者が 農地所有適格 法
人の 構成 員と なつて い る場 合 には 、その構成員が農地利
用集 積円 滑化団 体又 は農 地 中 間管 理機構に使用貸借に よ
る 権 利 又 は 賃 借 権を 設 定 して い る農地 又 は採 草 放 牧地の
うち 、 当該 農地 利 用集 積円 滑化団体又 は農地 中間管理機
構 が その 農地 所有適格 法人 に 使用 貸 借による権利又は賃
借権を設定している農地又は採草放牧地の面積
七 農地所有適格法人の構成員のその農地所有適格 法人の
行う農業への 従事状況
八 法 第二条第三 項第二号ヘに掲げる者が農地所有適格 法
人の 構成 員と なつて いる場合 には 、その構成員がその農
地所有適格法人に委託している農作業の内容
九 承 認 会 社 が 農 地 所 有 適 格 法 人 の 構 成 員 と な つて い る 場
合 には 、 その 構成 員の 株主 の氏 名又 は名称及び その有す
る議決権
十 農地所有適格 法人の 理事等の氏名及び 住所並び にその
農地所有適格法人の行う農業への従事状況
十 一 農 地 所 有 適 格 法 人 の 理 事 等 又 は 使 用 人 の うち 、 そ の
農地 所有適格 法人の行 う 農業 に必要な農作業に従事する
者 の 役 職 名 及 び 氏名 並 び にそ の 農 地 所 有 適 格 法 人の 行 う
農 業 に 必 要 な 農 作 業 ( そ の 者 が 使 用 人で あ る 場 合 に は 、
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( 農 地 所 有 適 格 法 人 が 農 地 所 有 適 格 法 人で な く な つ た 場 合
における買収 )
第 七 条 農 地 所 有 適 格 法 人 が 農 地 所 有 適 格 法 人で な く な つ た
場 合 に お いて 、 そ の 法 人 若 し く は そ の 一 般 承 継 人 が 所 有 す
る農 地 若 し く は 採 草 放 牧地 が あ るとき 、又 は その 法 人及び
その一般承継人以外の者が所有する農地若しくは採草放牧
地で その 法人 若しくはその 一般承継人の耕作若しくは養畜
の 事 業 に 供 さ れ て い る も の が あ る とき は 、 国 がこ れ を 買 収
す る 。 た だ し 、 こ れ ら の 土 地で 、 そ の 法 人 が 第 三 条 第 一 項
本 文 に 掲 げ る権 利を 取 得 した 時 に農 地 及 び 採 草放 牧地 以外
の 土 地 で あ つ た も の そ の 他 政 令で 定 め る も の 並 び に 同 条 第
三 項 の 規 定 の 適 用 を 受 けて 同 条 第 一 項 の 許 可を 受 けて そ の
法 人 に 設 定 され た 使 用 貸 借 に よ る 権 利 又 は 賃 借 権 に 係 る も
のについては、この限りでない。
2 農 業 委 員会 は 、前 項の 規 定 に よ る買収を すべき 農地 又 は
採 草 放 牧 地 が あ る と 認 め た とき は 、 次 に 掲 げ る 事 項を 公 示
し 、 か つ 、 公 示 の 日 の 翌 日 か ら 起 算 して 一 月 間 、 そ の 事 務
所 で 、 こ れ ら の 事 項 を 記 載 した 書 類 を 縦 覧 に 供 し な けれ ば
(買収しない農地又は採草放牧地)
第 十 七 条 法 第 七 条 第 一 項 た だ し 書 の 政 令で 定 め る 土 地 は 、
前条各号に掲げる土地とする。
その 農地 所 有適 格 法 人の 行う 農業 及び 農 作業 )への 従 事
状況
十二 その他参考となるべき事項
(報告を 要 しない農地又は採草放牧地の指定)
第 六 十 条 令 第 十 六 条 第 二 号 の 規 定 に よ る 指 定 は 、 交 換 分合
計 画 に つき 土 地 改 良 法 第 九 十 八 条 第 十 項又 は 第 九 十 九 条 第
十 二 項 ( 同 法 第 百 条 第 二 項 及 び 第 百 条 の 二 第 二 項( 同 法 第
百十一条においてこれらの規定を準用する場合を含む。
)並
び に 第 百 十 一条 、農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 す る 法律 第 十 三
条 の 五 、農 住 組 合 法 ( 昭和 五十 五 年 法律 第 八十 六号 )第十
一 条 、 集 落地 域整 備 法第 十 二 条 並び に市 民 農 園整 備促 進 法
第六条において準用する場合を含む。
)の規定による公告が
あ つ た 日 の 翌 日 か ら 起 算 して 三 月 以 内 に 、 そ の 所 有 者 に 対
し 、 次 に 掲 げ る 事 項 を 記 載 し た 指 定 書 を 交 付 して す る も の
とする。
一 土地の所有者の氏名又は名称及び住所
二 当 該 交 換 分合 計 画 に 基づ き 交 換 分合 が 行わ れ た 令 第 十
六 条第 二号 に規 定す る特 定 農地 等及び同号の 規定により
これに代わるべきものとして指定する土地の所在、地番、
地目及び面 積
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ならない。
一 その農地又 は採 草放牧地の所有者の氏名又は名称及び
住所
二 その農地又は採草放牧地の所在、地番、地目及び面積
三 その他必要な事項
3 農 業 委 員会 は 、 前 項の 規 定 に よ る 公 示を した とき は 、 遅
滞 な く 、 そ の 土 地 の 所 有 者 に 同 項 各号 に 掲 げ る 事 項を 通 知
し な けれ ば な ら な い。 た だ し 、 過 失 が な くて そ の 者 を 確 知
することができないときは、この限りでない。
4 農 業 委員会は、第一項の規定によ る買収を すべき 農地又
は 採 草 放 牧 地 が 前 条 第 二 項の 規 定 に よ る 勧 告 に 係 るも ので
あ ると き は 、 当 該 勧 告 の 日 ( 同 条 第 三 項の 申 出 が あ つた と
き は 、 当 該 申 出 の 日 ) の 翌 日 か ら 起 算 して 三 月 間 ( 当 該 期
間 内 に 第 三 条 第 一項 又 は 第 十 八 条 第 一 項の 規 定 に よ る 許 可
の 申 請 が あ り 、 そ の 期 間経 過 後 まで こ れ に 対 す る 処 分 が な
いときは、その処分があるまでの間)
、第二項の規定による
公示をしないものとする。
5 農業 委員会は、第一項の規定による買 収を すべき 農地又
は 採 草 放 牧 地 に つき 第 二 項の 規 定 に よ り 公 示を した 場 合 に
お いて 、 そ の 公 示 の 日 の 翌 日 か ら 起 算 して 三 月 以 内 に 農 林
水産 省令で 定 める とこ ろ により 当該 法人から 第二条第三 項
各号 に掲 げる 要 件 の すべて を 満た す に至 つた 旨の 届 出があ
り 、か つ 、 審 査 の 結 果 その 届 出が 真 実で あ る と認 められ る
ときは、遅滞なく、その公示を取り消さなければならない。
6 農業委員会は、前項の規定による届出があり、 審査の結
果その届出が真実であると認められないときは、遅滞なく、
その旨を公示しなければならない。
7 第 五 項の 規 定 に よ り 公 示 が 取 り 消 され た とき は 、 その 公
示 に 係 る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて は 、 国 は 、 第 一 項 の
規定による買収をしない。
8 第 二 項の 規 定 に より 公 示 され た 農 地 若 しく は 採 草放 牧 地
の 所 有 者 又 はこ れ ら の 土 地 に つ いて 所 有 権 以 外 の 権 原 に 基
づ く 使 用 及 び 収 益 を さ せて い る者 が 、 その 公 示 に 係 る 農 地
又 は 採 草 放 牧 地 に つき 、 第 五 項 に 規 定 す る 期 間 の 満 了 の 日
( そ の 日 ま で に 同 項 の 規 定 に よ る 届 出 が あ り 、こ れ に つき
第 六 項 の 規 定 に よる 公 示が あ つた 場合 の その公 示 に係 る農
地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて は 、 そ の 公 示 の 日 ) の 翌 日 か ら
起算して三月以内に、農林水産省令で定めるところにより、
所 有 権 の 譲渡 し を し 、 地 上 権 若 し く は 永小 作 権 の 消 滅 を さ
せ 、 使 用 貸 借 の 解 除 を し 、 合 意 に よ る 解 約を し 、 若 し く は
(農地所有適格法人の要件を満たすに至つた旨の届出)
第六十一条 法第七 条第五項の届出は、法第二条第三項に掲
げ る 農 地 所 有 適 格 法 人 の 要 件 の 全て を 満 た す た め に と つ た
措 置 の 概 要 そ の 他 参 考 と な る べ き 事 項を 記 載 し た 書 面で し
なければならない。
( 農 地 所 有 適 格 法 人 が 農 地 所 有 適 格 法 人で な く な つ た 場 合
における使用貸借の返還の請求等)
第六 十二条 法第 七条第八項の規定による使用貸 借の返還の
請 求 又 は 賃 貸 借 の 解 約の 申 入れ は 、 次 に 掲 げ る 要 件 を 満た
しているものでなければならない。
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返 還 の 請 求 を し 、 賃 貸 借 の 解 除 を し 、 解 約 の 申 入れ を し 、
合 意に よる解約を し 、若しくは賃貸借の 更新を しない旨の
通 知を し 、 又 は そ の 他 の 使用 及 び 収 益 を 目 的 と す る 権 利 を
消 滅 さ せ た と き は 、 当 該 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて は 、
第 一 項の 規 定 に よる 買 収 を し な い。 当 該 期 間 内 に 第 三 条 第
一 項又 は 第 十 八 条 第 一 項の 規 定 に よる 許可 の申 請 が あり 、
そ の 期 間経 過 後 ま で こ れ に対 す る 処 分 が な い と き も 、 そ の
処分があるまでは、同様とする。
9 農業委員会は、第一項の法人又はその一般承継人からそ
の 所 有 す る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて 所 有 権 の 譲 渡 しを
す る 旨 の 申 出 が あ つ た 場 合 は 、 前 項 の 期 間 が 経 過 す る まで
の 間 、 こ れ ら の 土 地 の 所 有 権 の 譲 渡 し に つ いて の あ つ せ ん
に努めなければならない。
(農業委員会の関係書類の送付)
第 八条 農業委員会は、 前条第一項の規定により国が農 地又
は採 草放 牧地を買収すべき場合には、遅滞なく、次に 掲げ
る 事 項を 記 載 し た 書 類 を 農 林 水 産 大 臣 に 送 付 し な け れ ば な
らない。
一 その農地又は採草放牧地の所有者の氏名又は名称及び
住所
二 その農地又は採草放牧地の所在、地番、地目及び面積
三 そ の 農 地 若 しく は 採 草放 牧 地 の 上 に 先 取 特 権 、質 権 若
し く は 抵 当 権 が あ る場 合 又 は そ の 農 地 若 しくは採 草放 牧
地 に つき 所 有 権 に 関 す る 仮 登 記 上 の 権 利 若 し く は 仮処 分
の 執 行 に 係 る 権 利 が あ る 場 合 に は 、こ れ ら の 権 利 の 種 類
並びにこれらの権利を有する者の氏名又は名称及び住所
2 農 業 委 員 会 は 、 前 項 の 書 類 を 送 付 す る 場 合 に お いて 、 買
収 すべ き 農 地 若 し く は採 草 放 牧地の 上 に先 取 特 権 、質 権 若
しく は抵 当権 があ る とき 又 はその農地 若 しくは採 草 放 牧地
につき 所 有 権 に 関す る仮登記上の権利若しく は仮処 分の執
行 に 係 る 権 利 が あ る と き は 、こ れ ら の 権 利 を 有 す る 者 に 対
し 、農 林 水産 省令で 定めるところ により、対価の供託の要
否を 二 十 日 以 内 に 農 林 水 産 大 臣 に 申 し 出 る べ き 旨を 通 知 し
なければならない。
一 使用貸 借 の返還の請求にあつて は、その農地又は採草
放 牧 地 の 返 還 の 時期 と して そ の 請 求の 日 の 翌 日 か ら 起 算
して一年以内の時期が定められているものであること。
二 賃 貸 借 の 解 約 の 申 入れ に あ つて は 、 そ の 申 入れ の 翌 日
か ら 起 算 して 一 年 を 経 過 し た 時 に そ の 賃 貸 借 が 終 了 す る
ものであること。
(担保権者等への通知)
第六 十三条 法第 八条第二項の規定による通知は 、次に掲げ
る事項を記載した通知書でしなければならない。
一 買収すべき土地の所有者の氏名又は名称及び住所
二 買収すべき土地の所在、地番、地目及び面積
三 法 第 八 条 第 二 項 に 規 定 す る 先 取 特 権 、質 権 若 しくは 抵
当 権 又 は 所 有 権 に 関 す る 仮登 記上 の 権 利 若 し く は 仮処 分
の 執 行 に 係 る 権 利を 有 す る者 は 、 こ の 通 知 が 発 せ ら れ た
日 の 翌 日 か ら 起 算 して 二 十 日 以 内 に 対 価 の 供 託 の 要 否を
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(買収令書の交付及び縦覧)
第 九 条 農 林 水産 大 臣 は 、 前 条 第 一 項の 規 定 に よ り 送 付 され
た 書 類 に 記 載 さ れ た とこ ろ に 従 い 、 遅 滞 な く ( 同 条 第 二 項
の 規 定 に よ る 通 知 を した 場 合 に は 、同 項の 期 間経 過 後 遅滞
なく )
、次に掲げる事項を記載した買収令書を作成し、これ
を そ の 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 所 有 者 に 、 そ の 謄 本を その 農
業委員会に交付しなければならない。
一 前条第一 項各号に 掲げる事項
二 買収の期日
三 対価
四 対 価 の 支 払 の 方 法( 次 条 第 二 項の 規 定 に よ り 対 価を 供
託する場合には、その旨)
五 その他必要な事項
2 農 林 水産 大 臣 は 、 前 項の 規 定 に よ る買 収 令書 の 交 付を す
るこ と が で き な い 場 合 に は 、 そ の 内 容を 公 示 して 交 付 に 代
えることができる。
3 農 業 委 員会 は 、買 収 令 書 の 謄 本の 交 付を 受 けた とき は 、
遅滞 なく 、その旨を公示 するとともに、その公示の日の 翌
日か ら起 算 して 二 十 日 間、その事務所でこ れ を 縦 覧に供 し
なければならない。
( 対価)
(農地又は採草放牧地の対価の算定方法)
第 十 条 前 条 第 一 項 第 三 号 の 対 価 は 、 政 令で 定 め る とこ ろ に 第 十 八 条 法 第 九 条 第 一 項 第 三 号 の 対 価 は 、 買 収 す べ き 農 地
より算出した額とする。
又 は 採 草 放 牧 地 の 近 傍 の 地 域で 自 然 的 、 社 会 的 、 経 済 的 諸
2 買 収 すべき 農地 若 しくは 採 草放 牧地の上 に先 取特権 、質
条 件か ら みて そ の 農 業 事情 が その 土 地 に係 る農業 事情 と 類
権 若 しく は抵 当権 がある場 合又はその農地若しくは採草放
似 す る と認 めら れ る 一定の区域内に おける農地又は採 草放
牧地 につき 所 有権 に 関する仮登記上の権利若しくは 仮処 分
牧 地 ( 所 有 権 に 基 づ いて 耕 作 又 は 養 畜 の 目 的 に 供 さ れ て い
の 執 行 に 係 る 権 利 が あ る 場 合 に は 、こ れ ら の 権 利 を 有 す る
る も の に 限 る 。 以 下こ の 項 に お いて 「 近 傍 類 似 農 地 等 」 と
者 か ら 第 八 条 第 二 項 の 期 間 内 に 、 そ の 対 価 を 供 託 し な いで
いう。
)についての耕作又は養畜の事業に供するための取引
も よ い 旨 の 申 出 が あ つ た と き を 除 いて 、 国 は 、 そ の 対 価 を
( 農 地 を 農 地 以 外 の も の に す るた め そ の 農 地を 売 り渡 した
供託しなければならない。
者 が そ の 農 地 に 代わ るべき 農地 を 取 得す るた めに 行う取 引
3 国は 、前項に規定する場合のほか 、 次に掲げる場合 にも
その他特殊な事情の下において行われる取引を除く。
)の事
対価を供託することができる。
例 が 収 集 で き る とき は 、 当 該 事 例 に お け る 取 引 価 格 に そ の
一 対 価 の 支 払を 受 け るべき 者 が 受 領を 拒 み 、又 は 受 領 す
取 引 が 行わ れ た 事 情 、 時 期 等 に 応 じて 適 正 な 補 正を 加 え た
ることができない場合
価格を 基準 と し 、当該近傍類似農地等及 び買収すべき 農地
過 失 が な く て 対 価 の 支 払 を 受 け る べ き 者 を 確 知 す るこ
又 は 採 草 放 牧 地 に 関 す る 次 に 掲 げ る 事 項を 総 合 的 に 比 較 考
とができない場合
量し、必要に応じて次項各号に掲げる事項をも参考にして、
二
四
申し出るべき旨
その他必要な事項
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三 差 押 え 又 は 仮 差 押え に よ り 対 価 の 支 払 の 禁 止を 受 け た
算出するものとする。
場合
一 位置
4 前 二項の規定による対 価の供託は、買収すべき 農地又 は
二 形状
採草放牧地の所在地の供託所にするものとする。
三 環境
四 収益 性
五 前 各号 に掲 げる もののほか 、一般の 取 引に おけ る価格
形成上の諸要素
2 前 項の 対 価 は 、同 項 に 規 定 す る 事 例 が 収 集で き な い とき
は、 次に 掲げ る事 項のいずれかを 基礎とし、適 宜その他の
事項を勘案して、算出するものとする。
一 借 賃 、 地 代 、小 作料等 の収 益か ら推 定され る その 土地
の価格
二 買収 すべ き 農 地 又は採 草放牧地の所有者 がその 土地の
取得及び改良又は保全のため支出した金額
三 そ の 土 地 に つ い て の 固 定 資 産 税 評 価 額 ( 地 方 税 法( 昭
和二十 五年法律第二百二十 六号 )第三百八十一条第一項
又 は 第 二 項の 規 定 に よ り 土地 課 税 台 帳又 は 土 地 補 充 課 税
台帳に登録されている価格をいう。次条において同じ。
)
その他の課税の場合の評価額
(効果)
第 十 一 条 国 が 買 収 令 書 に 記 載 さ れ た 買 収 の 期 日 まで に そ の
買 収 令 書 に 記 載 され た 対 価の 支 払又 は 供 託 を した とき は 、
その期日に、その農地又は採草放牧地の上にある先取特権、
質 権 及 び 抵 当 権 並 び に そ の 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて の
所有 権に 関す る仮登 記上の権利は消滅し、その農地又は採
草放 牧 地に ついて の 所有権に関する仮処 分の執行はその効
力 を 失 い、 その 農 地又は採草放牧地 の所有権は国が取得す
る。
2 前 項の 規 定 に よ り 消 滅 す る先 取 特 権 、質 権 又 は 抵 当 権を
有 す る 者 は 、前 条 第 二 項又 は 第 三 項 の 規 定 に よ り 供 託 され
た対価に対してその権利を行うことができる。
3 国 が 買 収 令 書 に 記 載 され た 買 収 の 期 日 まで に そ の 買 収 令
書に記載 され た 対 価の 支 払又は供託を しないとき は 、 その
買収令書は、効力を失う。
4 第 一 項 及 び 前 項 の 規 定 の 適 用 に つ いて は 、 国 が 、 会 計 法
( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 三 十 五号 ) 第 二 十 一 条 第 一 項の 規 定
に よ り 、 対 価 の 支 払 に 必 要 な 資 金 を 日 本 銀 行 に 交 付 して 送
金の 手続をさ せ 、その旨を その農地又は採草放 牧地の所有
者 に 通 知 し た と き は 、 そ の 通 知 が 到 達 し た 時を 国 が 対 価 の
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支払をした時とみなす。
(附帯施設の買収)
第十二条 第七条第 一項の規定による買収をする場 合 におい
て 、 農業 委 員 会 が そ の 買収 され る農地又 は採 草放 牧地 の 農
業 上 の 利用 のた め特 に 必要 が あ ると認 め る とき は 、国 は 、
その買収され る農地又は採草放牧地の所有者の有する土地
(農地及び採草放牧地を除く。)、立木、建物その他の工作
物又は水の使用に関する権利(以下「附帯施設」という。
)
を併せて買収することができる。
(附帯施 設の対価の算定方法)
2 第 八 条 か ら 前 条 まで の 規 定 は 、 前 項 の 規 定 に よ る 買 収 を 第 十 九 条 法 第 十 二 条 第 二 項 に お いて 準 用 す る 法 第 九 条 第 一
す る 場 合 に 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 第 八 条 第 一 項 第
項 第 三 号 の 対 価 は 、 土 地 に あ つて は そ の 土 地 に 係 る 固 定 資
二号 中「 その 農地 又 は採草放牧地の所在、地番、地 目及び
産 税 評 価 額 と その 土地の 近傍 の 農地 に係 る固 定 資産 税 評価
面積」とあるのは、
「土地についてはその所在、地番、地目
額 と の 関 係 等 を 基 礎 と し 、 当 該 近 傍 の 農 地 に つ いて 前 条 の
及び面積、立木についてはその樹種、数量及び所在の場所、
算 定 方 法 の 例 に よ り 算 出 さ れ る 額 に 比 準 して 算 出 す る も の
工 作 物 に ついて は その 種類及 び 所 在の場 所 、 水の 使用 に関
と し 、 立 木 、 工 作 物 又 は 水 の 使 用 に 関 す る 権 利 に あ つて は
する権利についてはその内容」と読み替えるものとする。
同条の規定の例により算出するものとする。
(登 記の特例)
第 十三 条 国 が 第 七 条 第 一 項又 は 前 条 第 一 項の 規 定 に よ り 買
収 を す る 場 合 の 土 地 又 は 建 物 の 登 記 に つ いて は 、 政 令で 、
不 動 産 登 記 法 ( 平 成 十 六 年 法律 第 百 二 十 三 号 ) の 特 例を 定
めることができる。
農地 法による不動産登記に関する 政令( 昭和二十八年政令
第百七十三号)
⇒
(立入調査)
第 十 四 条 農 業 委 員会 は 、農業 委 員会 等 に 関 す る 法律 第三 十
五条 第 一項の規 定に よる立入調査のほか、第七条第一項の
規 定 に よ る 買 収 を す る た め 必 要 が あ る とき は 、 委 員 、推 進
委 員( 同 法第 十 七 条 第 一 項 に規 定 す る推 進 委 員を い う。 次
項において 同 じ 。
)又は職員に法人の事務所その他の事業場
に立ち入らせて必要な調査をさせることができる。
2 前 項の 規 定 に よ り 立 入 調 査 を す る 委 員 、 推 進 委 員 又 は 職
員 は 、 そ の 身 分 を 示 す 証 明 書 を 携 帯 し 、 関 係 者 にこ れ を 提
示しなければならない。
3 第一 項の規定による立入調査の権限 は、犯罪捜査のため
に認められたものと解してはならない。
(承継人に対する効力)
第 十 五 条 第 八 条 第 二 項 ( 第 十 二 条 第 二 項 に お いて 準 用 す る
場合を含む。
)の規定による通知及び第九条(第十二条第二
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項において準用する場合を含む。
)の規定による買収令書の
交 付 は 、 そ の 通 知 又 は 交 付 を 受 け た 者 の 承 継 人 に 対 して も
その効力を有する。
第三章 利用関係の調整等
(農地又は採草放牧地の賃貸借の対抗力)
第十六条 農地又は採草放牧地の賃貸借は、その登記がなく
て も 、 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 引 渡 が あ つ た と き は 、こ れ を
も つ て そ の 後 そ の 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて 物 権 を 取 得
した第三者に対抗することができる。
2 民 法第 五百 六 十 六 条 第 一 項 及 び 第 三 項( 用 益 的 権 利 に よ
る 制 限 が あ る 場 合 の 売 主 の 担 保 責 任 ) の 規 定 は 、登 記 を し
て な い賃貸借の目的で ある農地又は採草放牧地が売買の目
的物である場合に準用する。
3 民 法第 五百三 十三 条(同 時 履 行の 抗弁 )の規 定は 、前 項
の場合に準用する。
(農地又は採草放牧地の賃貸借の更新)
第 十 七 条 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 賃 貸 借 に つ いて 期 間 の 定 め
が ある 場合 に おいて 、その 当事 者 が 、その 期間の 満了の 一
年 前 か ら 六 月 前 ま で ( 賃 貸 人又 は その 世 帯 員等 の 死 亡又 は
第二 条 第 二 項 に 掲 げ る 事 由 に より その 土地 に つ いて 耕 作 、
採 草 又 は 家 畜 の 放 牧 を す るこ と がで き な い た め 、 一 時 賃 貸
を した こ と が 明 ら か な場 合 は 、 そ の 期 間 の 満 了 の 六 月 前 か
ら 一 月 前 ま で ) の 間 に 、 相 手 方 に 対 して 更 新 を し な い 旨 の
通知を し ない とき は 、従前の賃貸借と同 一の条件で 更 に賃
貸 借 を した も の と み な す。 た だ し 、 水田 裏 作を 目 的 と す る
賃 貸 借 で そ の 期 間 が 一 年 未 満で あ る も の 、 第 三 十 七 条 か ら
第 四 十 条 まで の 規 定 に よ つ て 設 定 され た 農 地 中 間 管 理 権 に
係る賃貸 借、農業経営基盤強化促進法第十九条の規 定によ
る公 告 が あ つた 農用 地 利用集 積計 画の 定 める とこ ろ に よつ
て 設 定 され 、又 は移 転 された同 法第四 条 第四 項第一号 に規
定 する利用権 に係 る賃貸借及び農地中間管理事業の推進に
関 す る 法 律 第 十 八 条 第 五 項の 規 定 に よ る 公 告 が あ つた 農 用
地 利 用 配 分 計 画 の 定 め る とこ ろ に よ つて 設 定 さ れ 、 又 は 移
転された賃借権に係る賃貸借については、この限りでない。
(農地又は採草放牧地の賃貸借の解約等の制限)
第 十 八 条 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 賃 貸 借 の 当 事 者 は 、 政 令で
定 め る とこ ろ に よ り 都 道 府 県 知 事 の 許 可 を 受 け な けれ ば 、
第二章 利用関係の調整等
(農地又は採草放牧地の賃貸借の解約等の許可手続)
第 二 十 条 法 第 十 八 条 第 一 項の 許 可を 受 け よ う と す る者 は 、
(賃貸借の解約等の許可申請)
農 林 水 産 省 令 で 定 め る とこ ろ に よ り 、 農 林 水 産 省 令で 定 め 第 六 十 四 条 令 第 二 十 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 合 意 に よ る 解 約
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賃貸 借 の 解 除 を し 、 解 約の 申 入れ を し 、合 意 に よ る 解 約を
る 事 項 を 記 載 し た 申 請 書 を 、 農 業 委 員 会 を 経 由 して 、 都 道
に 係 る 申 請 書 を 提 出す る場合 には 、 当事者 が 連署 す るも の
し、又は賃貸借の更新をしない旨の通知をしてはならない。
府県知事に提出しなければならない。
と す る 。 た だ し 、 第 十 条 第 一 項 第 二 号 に 掲 げ る 場 合 は 、こ
た だ し 、 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 場 合 は 、こ の 限 り 2 農 業 委 員 会 は 、 前 項 の 規 定 に よ り 申 請 書 の 提 出 が あ つ た
の限りでない。
でない。
と き は 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る 期 間 内 に 、 当 該 申 請 書 に 意 2 令 第 二 十 条 第 一 項 の 申 請 書 は 、 賃 貸 借 の 解 除 を し 、 解 約
見を付して、都道府県知事に送付しなければならない。
の 申 入れ を し 、合 意 に よ る 解 約を し 、 又 は 賃貸 借 の 更 新 の
拒 絶 の 通 知 を し よ う と す る 日 の 三 月 前 まで に 農 業 委 員会 に
提出しなければならない。
3 令第二十条第一項の規定により申請書を提出する場合に
は、次に掲げる書類を添付しなければならない。
一 土地の登記事項証明書
二 第 一 項 た だ し 書 の 規 定 に よ り 連 署 し な いで 申 請 書 を 提
出 する場 合 に は、 第十 条第 一項 第 二号に掲げる場合 に該
当することを証する書面
三 その他参考となるべき書類
(賃貸借の解約等の許可申請書の記載事項)
第 六 十 五 条 令 第 二 十 条 第 一 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 項
は、次に 掲げる事項とする。
一 賃 貸 人 及 び 賃 借 人 の 氏 名 及 び 住 所 ( 法 人 に あ つて は 、
その名称及び主たる事務所の所在地並びに代表者の氏名)
二 土地の所在、地番、地目及び面積
三 賃貸借契約の内容
四 賃貸 借の 解 除 若 しくは解 約又 は 賃貸 借の更 新 の拒絶を
しようとする事由の詳細
五 賃 貸 借 の 解 除 を し 、 解 約の 申 入れ を し 、合 意 に よ る 解
約 を し 、 又 は 賃 貸 借 の 更 新 を し な い 旨 の 通 知を し よ う と
する日
六 賃 借 人 の 生 計 ( 法 人 に あ つて は 経 営 ) の 状 況 及 び 賃 貸
人の経営能力
七 賃貸 借の 解除 若しくは 解 約又は賃貸 借の更新の拒絶 に
伴い支払うべき給付の種類及び内容
八 その土地の引渡しの時期
九 その他参考となるべき事項
(申請書を送付すべき期間)
第 六 十 五 条 の 二 令 第 二 十 条 第 二 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る
期 間 は 、 申 請 書 の 提 出 が あ つ た 日 の 翌 日 か ら 起 算 して 四 十
日とする。
一 解 約 の 申 入れ 、合 意 に よ る 解 約又 は 賃貸 借 の 更 新 を し
な い 旨 の 通 知 が 、信 託 事 業 に 係 る 信 託 財 産 に つき 行わ れ
る 場 合 ( そ の 賃 貸 借 が そ の 信 託 財 産 に係 る信 託 の 引受 け
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前 か ら 既 に 存 し て い た も ので あ る 場 合 及 び 解 約 の 申 入れ
又 は 合 意 に よ る 解 約 に あ つ て は こ れ ら の 行 為 に よ つて 賃
貸 借の 終了 す る日 、賃貸借 の更 新を し ない旨の 通知にあ
つて はその賃貸借 の期 間の 満 了す る日がその信託 に係る
信 託 行 為 に よ り そ の 信 託 が 終 了 す るこ と と な る 日 前 一 年
以内にない場合を除く。
)
二 合 意 に よ る 解 約 が 、 そ の 解 約 に よ つて 農 地 若 し く は 採
草 放 牧 地 を 引 き 渡 すこ と と な る 期 限 前 六 月 以 内 に 成 立 し
た 合 意で そ の 旨 が 書 面 に お い て 明 ら かで あ る も の に 基づ
いて 行 わ れ る 場 合 又 は 民 事 調 停 法 に よ る 農 事 調 停 に よ つ
て行われる場合
三 賃 貸 借 の 更 新 を し な い 旨 の 通 知 が 、 十 年以 上 の 期 間の
定 め が あ る 賃 貸 借 ( 解 約 を す る 権 利 を 留 保 して い る も の
及 び 期 間 の 満 了 前 に その 期 間 を 変 更 し た も ので そ の 変 更
をした時以後の期間が十年未満であるものを除く。
)又は
水田裏作を目的とする賃貸借につき行われる場合
四 第 三 条 第 三 項 の 規 定 の 適 用 を 受 けて 同 条 第 一 項 の 許 可
を 受 けて 設 定 さ れ た 賃 借 権 に 係 る 賃 貸 借 の 解 除 が 、 賃 借
人 が そ の 農 地 又 は採 草放 牧 地を 適 正に利用 して い な いと
認 め ら れ る 場 合 に お い て 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る とこ ろ
によりあらかじめ農業委員会に届け出て行われる場合
五 農業経営 基盤強 化促進法第十九条の規定による公告が
あ つ た 農 用 地 利 用 集 積 計 画 の 定 め る とこ ろ に よ つて 同 法
第 十 八 条 第 二 項 第 六号 に規 定す る者 に 設 定され た 賃 借権
に 係 る 賃 貸 借 の 解 除 が 、 そ の 者 が その 農 地 又 は 採 草 放 牧
地 を 適 正 に 利 用 し て い な い と 認 め ら れ る 場 合 に お いて 、
農 林 水 産 省 令で 定 め る と こ ろ に よ り あ ら か じ め 農 業 委 員
会に届け出て行われる場合
六 農地 中間 管理機構が農地中間管理事業の推進に関する
法律 第二 条 第 三 項 第 一号 に 掲 げ る 業 務 の 実施 に より 借り
受 け 、 又 は 同 項 第 二 号 に 掲げ る業 務の 実 施 に よ り 貸 し付
け た 農 地 又 は採 草放 牧 地 に 係 る 賃貸 借の 解 除 が 、同 法第
二 十条又 は第二十 一条 第二 項の 規定 により都道府県知事
の承認を受けて行われる場合
2 前 項 の 許 可 は 、 次 に 掲 げ る 場 合 で な け れ ば 、 して は な ら
ない。
一 賃借人が信義に反した行為をした場合
二 その 農地 又は 採草放 牧地を農地又は採草放牧地以外 の
ものにすることを相当とする場合
賃借人の生計(法人にあつては、経営)
、賃貸人の経営
三
(賃貸借の解除の届出)
第 六 十 六 条 法 第 十 八 条 第 一 項 第 四 号 又 は 第 五号 の 届 出 は 、
次 に 掲 げ る 事 項 を 記 載 し た 届 出 書 を 提 出 して し な け れ ば な
らない。
一 賃 貸 人 及 び 賃 借 人 の 氏 名 及 び 住 所 ( 法 人 に あ つて は 、
その名称及び主た る事務所 の所在地並び に代表者の氏名 )
二 土地の所在、地番、地目及び面積
三 賃貸借契約の内容
四 解 除 を し よ う と す る 賃 貸 借 の 目 的 と な つて い る 土 地 が
適正に利用されていない状況の詳細
五 賃貸借の解除をしようとする日
六 その土地の引渡しの時期
七 その他参考となるべき事項
2 前 項の 届 出書 には 、 次に 掲 げ る書 類を 添 付 し なけれ ば な
らない。
一 土地の登記事項証明書
二 法第 三条 第三 項第一号 に規定する条件 、農業経営 基 盤
強 化 促進 法第 十 八条 第二 項第 六号 に規 定する条件 その 他
農 地又 は採 草放 牧地 の適 正 な利 用を 確 保 す るた めの 条件
が付されている書面
三 その他参考となるべき書類
(賃貸借の解除の届出の受理)
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能 力 等を 考 慮 し 、 賃 貸 人 が そ の 農 地 又 は採 草放 牧地 を 耕
作又は養畜の事業に供することを相当とする場合
四 そ の 農 地 に つ いて 賃 借 人 が 第 三 十 六 条 第 一 項 の 規 定 に
よる勧告を受けた場合
五 賃 借 人で あ る 農 地 所 有 適 格 法 人 が 農 地 所 有 適 格 法 人で
な く な つた 場合 並び に賃 借 人で あ る農地 所 有適 格 法人の
構 成 員 と な つて い る 賃 貸 人 が そ の 法 人 の 構 成 員で な く な
り 、 その 賃貸 人又 は そ の世 帯 員等 が その 許可を 受けた 後
に お いて 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 に 供 す べ き 農 地 及 び 採 草 放
牧 地 の 全て を 効 率 的 に 利 用 し て 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 を 行
う こ と がで き る と 認 め ら れ 、 か つ 、 そ の 事 業 に 必 要 な 農
作業に常時従事すると認められる場合
六 その他正当の事由がある場合
3 都道 府県 知事は、第一項の規定によ り許可を しようとす
る とき は 、 あら か じ め 、 都道 府県 機 構 の 意見 を 聴 か なけれ
ば なら な い。 た だ し、農業 委 員会等に関する法律第四十二
条 第 一 項 の 規 定 に よ る 都 道 府県 知 事 の 指 定 が されて い な い
場合は、この限りでない。
4 第一項の許可は、条件をつけてすることができる。
5 第 一 項 の 許 可 を 受 け な いで し た 行 為 は 、 そ の 効 力 を 生 じ
ない。
6 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 賃 貸 借 に つき 解 約の 申 入れ 、 合 意
に よる 解 約又は 賃貸 借の更新を しない旨 の通知が第一項た
だ し 書 の 規 定 に よ り 同 項 の 許 可 を 要 し な いで 行 なわ れ た 場
合 に は 、 こ れ ら の 行 為 を し た 者 は 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る
とこ ろ に より 、農 業 委 員会 に その 旨を 通 知 し なけ れ ば なら
ない。
7 前 条又 は民 法第六百十七 条( 期 間の 定 めの ない賃貸 借の
解 約の 申 入れ ) 若 し く は 第 六 百 十 八 条 ( 期 間 の 定 め の あ る
賃貸 借の 解約を す る 権利の 留保)の規定と異なる賃貸借の
条 件 で こ れ ら の 規 定 に よ る 場 合 に 比 して 賃 借 人 に 不 利 な も
のは、定めないものとみなす。
8 農 地又 は採 草放 牧地 の 賃貸 借 に付けた 解除 条件( 第 三 条
第三 項第 一号 、農 業経 営 基盤強 化促進法第十八条第二 項第
六 号 及 び 農 地 中 間 管 理 事 業 の 推 進 に 関 す る 法律 第十 八 条 第
二項第五号に規定する条件を除く。
)又は不確定期限は、付
けないものとみなす。
第六 十七条 農業 委員会は、前条の規定に より届出書の提出
が あ つ た 場 合 に お いて 、 当 該 届 出 を 受 理 し た と き は そ の 旨
を 、 当該 届 出 を 受 理 しなか つた とき は その 旨及び その 理 由
を 、 遅 滞 な く 、 当 該 届 出を し た 者 に 書 面で 通 知 し な け れ ば
ならない。
2 前 項の 規 定 に よ り 届 出を 受 理 し た 旨 の 通 知を す る書 面 に
は、次に掲げる事項を記載するものとする。
一 当 事 者 の 氏 名 及 び 住 所 ( 法 人 に あ つて は 、 そ の 名 称 及
び主たる事務 所の所在地並び に代表者の氏 名)
二 土地の所在、地番、地目及び面積
三 届 出 書 が 到 達 した 日及 び その 日 に 届 出の 効 力 が 生じ た
旨
(賃貸借の解約等の通知)
第六 十八条 法第十八条第六項の規定による 通知は、賃貸借
の 解 約 の 申 入れ を し 、 合 意 に よ る 解 約を し 、 又 は 賃 貸 借 の
更 新 を し な い 旨 の 通 知 を し た 日 の 翌 日 か ら 起 算 して 三 十 日
以 内 に 、 次 に 掲 げ る 事 項を 記 載 した 通 知書で し な けれ ば な
らない。
一 当該賃貸借の当事者の氏名又は名称及び住所
二 土地の所在、地番、地目及び面積
三 賃貸 借の 解 約 の申 入れ 又 は賃貸 借の更 新を しない 旨の
通 知に あつて は 、こ れ らの 行為 を した 日及び 土地の 引渡
しの時期
四 合 意 に よ る 解 約 に あ つて は 、 そ の 合 意 が 成 立 し た 日 、
その合意による解約をした日及び土地の引渡しの時期
五 その他参考となるべき事項
2 合 意 に よ る解 約に係 る前 項の 通 知書 には 、 当 事者 が 連署
するものとする。
3 第 一項の通知書には、次に掲げ る書類を 添付しなければ
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(農地又は採草放牧地の賃貸借の存続期間)
第 十 九 条 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 賃 貸 借 に つ いて の 民 法 第 六
百 四 条 ( 賃 貸 借 の 存 続 期 間 ) の 規 定 の 適 用 に つ いて は 、 同
条中「二十年」とあるのは、
「五十年」とする。
(借賃等の増額又は減額の請求権)
第 二 十 条 借 賃 等 ( 耕 作 の 目 的で 農 地 に つ き 賃 借 権 又 は 地 上
権 が設 定されて いる場合の借賃又は地代(その賃借権又は
地 上 権 の 設 定 に 付 随 して 、 農 地 以 外 の 土 地 に つ いて の 賃 借
権 若 し く は 地 上 権 又 は 建 物 そ の 他 の 工 作 物 に つ いて の 賃 借
権が 設定され 、その 借賃又は地代と農地の借賃又 は地代と
を 分 け るこ と が で き な い 場 合 に は 、 そ の 農 地 以 外 の 土 地 又
は工作物の借賃又は地代を含む。
)及び農地につき永小作権
が設定されている場合の小作料をいう。以下同じ。
)の額が
農産 物の 価格 若しく は 生産費の上昇若しくは低下その他の
経済 事情の変動により又は近傍類似の農地の 借賃等の額に
比較して不相当となつたときは、契約の条件にかかわらず、
当 事 者 は 、 将 来 に 向 か つて 借 賃 等 の 額 の 増 減 を 請 求 す るこ
とができ る。 た だ し、 一定の期間借賃等の額を 増加 し ない
旨の特約があるときは、その定めに従う。
2 借賃等の増額について当事者間に協議が調わないときは、
そ の 請 求を 受 けた 者 は 、 増 額を 正 当と す る 裁 判 が 確 定 す る
まで は 、 相 当 と 認 め る 額 の 借 賃 等 を 支 払 うこ とを も つて 足
り る 。 た だ し 、 その 裁判 が 確 定 した 場 合 に お い て 、 既 に 支
払 つた 額 に 不足 が あ るとき は 、 その 不足 額 に 年十パ ーセ ン
ならない。
一 土地の登記事項証明書
二 賃 貸 借 の 解 約 の 申 入れ 、合 意 に よ る 解 約又 は 賃貸 借 の
更 新 を し な い 旨の 通 知 が 、 法 第 十 八条 第 一 項第 一号 に該
当し て 同 項 の 許 可を 要 し な いで 行わ れた 場 合 に は 、信 託
契約書の写し
三 合 意 に よ る 解 約 が 行わ れ た 場 合 に は 、 賃 貸 借 の 当 事 者
間 に おいて 法 第十 八条 第 一 項 第二 号 の 規 定 に よる合 意が
成 立 した こ と を 証 す る書 面又 は 民 事 調 停 法 に よ る 農 事 調
停の調書の謄本
四 賃貸借の更 新を しない旨の通知が、法第十八条第一項
第 三 号 に 該 当 して 同 項 の 許 可 を 要 し な いで 行わ れ た 場 合
には、当該賃貸借契約書の写し
五 その他参考となるべき書類
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ト の 割 合 に よ る 支 払 期 後 の 利 息 を 付 して こ れ を 支 払 わ な け
ればならない。
3 借賃等の減額について当事者間に協議が調わないときは、
その請求を受けた者は、減額を正当とする裁判が確定す る
まで は 、 相 当 と 認 め る 額 の 借 賃 等 の 支 払 を 請 求 す るこ と が
で き る 。 た だ し 、 そ の 裁 判 が 確 定 し た 場 合 に お いて 、 既 に
支払を受けた額が正当とされた借賃等の額を超えるときは、
そ の 超 過 額 に 年十 パ ーセ ン ト の 割合 に よ る受 領の 時か ら の
利息を付してこれを返還しなければならない。
(契約の文書化)
第 二 十 一条 農地又は採草放牧地の賃貸 借契約について は 、
当事 者 は 、書 面 に よ り その 存 続期 間 、 借 賃等の 額及 び 支 払
条 件 そ の 他 そ の 契 約 並 び にこ れ に 付 随 す る 契 約 の 内 容 を 明
らかにしなければならない。
(強制競売及び競売の特例)
第 二 十 二 条 強 制 競 売 又 は 担 保 権 の 実 行 と して の 競 売 ( そ の
例による競売を含む。以下単に「競売」という。
)の開始決
定 の あ つ た 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて 、 入 札 又 は 競 り 売
りを 実施 すべき日 において 許すべき 買受けの申出がないと
き は 、 強 制 競 売 又 は 競 売 を 申 し 立て た 者 は 、 農 林 水 産 省 令
で 定 め る手 続に 従 い 、農 林 水産 大臣に対 し、国 が その 土地
を買い取るべき旨を申し出ることができる。
2 農 林 水産 大 臣 は 、前 項の 申 出 が あ つた とき は 、 次に 掲 げ
る場 合を 除いて 、 次の入札又は競り売りを実施すべき 日ま
で に 、 裁 判 所 に 対 し 、 そ の 土 地 を 第 十 条 第 一 項 の 政 令で 定
め る と こ ろ に よ り 算 出 し た 額で 買 い 取 る 旨 を 申 し 入れ な け
ればならない。
一 民 事 執 行 法( 昭 和 五 十 四 年 法 律 第 四 号 ) 第 六 十 条 第 三
項に 規 定す る買 受 可能価 額が 第十 条第一項の政令で 定め
るところにより算出した額を超える場合
二 国 が 買 受 人 と なれ ば 、 そ の 土 地 の 上 に あ る 留置 権 、先
取特 権、質権 又は 抵当権で 担 保され る債権を弁済する必
要がある場合
三 売却条件が国に不利になるように変更されている場合
四 国 が 買 受 人 と な つた 後も そ の 土 地 に つき 所 有 権 に 関 す
る仮登記上の 権利 又は 仮処分の執 行に係る権利が存続す
る場合
前 項の 申 入れ が あ つた とき は 、 国 は 、強 制 競 売 又 は 競 売
3
(強制競売申立人又は競売申立人の買取りの申出)
第 六十 九条 法第二 十二 条 第 一 項の 規 定 に よる申 出は 、申 出
書に次に掲げる書類を添えてしなければならない。
一 民 事 執 行 規 則 ( 昭 和 五十 四 年 最高 裁 判 所 規 則 第 五号 )
第 二 十 一 条 に 規 定 す る 強 制 執 行 の 申 立書 の 謄 本又 は同 規
則第百七十条に規定する競売等の申立書の謄本
二 民 事執行規則第二十三条(同規則第百七十三条第一項
で準用する場合を含む。
)に掲げる書類
三 裁判所の事件番号及び件名を証する書類
四 次の入札又は競り売りを実施すべき日を証する書類
五 民 事執 行 法 ( 昭 和 五十 四 年 法律 第 四号 )第 六十 条 第三
項(同法第百八十八条で準用する場合を含む。
)に規定す
る買受可能価額を証する書類
六 民事執 行法第六十一条(同 法第百八十八条で 準用する
場合を含む。
)の規定により不動産を一括して売却するこ
とが定められたときは、その定めを証する書類
七 民 事 執 行 法 第 六 十 二 条 第 一 項( 同 法 第 百 八 十 八 条で 準
用する場合を含む 。
)に規定する物件明細書の謄本
八 民 事執 行規 則第 二十 九条(同 規 則第 百七十三条第一項
で準用する場合を含む。
)に規定する現況調査報告書の謄
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に よ る 最 高 価買 受申 出 人 と な つ た も の と み な す 。こ の場 合
の 買 受 け の 申 出 の 額 は 、 第 十 条 第 一 項 の 政 令で 定 め る とこ
ろにより算出した額とする。
(公売の 特例)
第 二 十 三 条 国 税徴 収 法( 昭 和三 十 四 年 法律 第 百 四 十 七号 )
による滞納処分(その例による滞納処分を含む。
)により公
売 に 付 さ れ た 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて 買 受 人 が な い 場
合 に 、 当 該 滞 納処 分 を 行 う 行 政庁 が 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め
る 手 続 に従 い、 農 林 水産 大 臣 に 対 し 、国 が その 土地を 第 十
条 第 一 項 の 政 令 で 定 め る とこ ろ に よ り 算 出 した 額で 買 い 取
る べき 旨 の 申 出を した とき は 、 農 林 水産 大 臣 は 、 前 条 第 二
項 第 二 号 か ら 第 四 号 まで に 掲 げ る 場 合 を 除 いて 、 そ の 行 政
庁 に 対 し 、 そ の 土 地 を 買 い 取 る 旨を 申 し 入れ な けれ ば な ら
ない。
2 前 項の 申 入が あ つた とき は 、国 は 、公 売 に より 買 受 人と
なつたも のとみなす。
(農業委員会への通知)
第二 十四条 農林水産大臣は、前二条の規定により 国が農地
又 は 採 草 放 牧 地 を 取 得 した とき は 、農業 委 員会 に 対 し 、 そ
の旨を通知しなければならない。
(農業委員会による和解の仲介)
第二 十 五条 農業 委員会 は 、農地又は採 草放 牧地の利用 関係
の 紛 争 に つ いて 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る 手 続 に 従 い 、 当 事
者の双方又は一方から和解の仲介の申立てがあつたときは、
和 解の 仲 介を 行 な う。 た だ し、農業 委 員会 が 、 その紛 争 に
つ い て 和 解 の 仲 介 を 行 な うこ と が 困 難 又 は 不 適 当で あ る と
認 め る と き は 、 申 立 て を し た 者 の 同 意 を 得て 、 都 道 府 県 知
事に和解の仲介を行なうべき旨の申出をすることができる。
2 農 業 委 員会 に よ る 和 解の仲 介は 、農業 委 員会 の 委 員 の う
ち か ら 農 業 委 員会 の会 長が 事件ご と に指 名 す る三 人の 仲 介
委員によつて行なう。
本
(滞納処分を行う行政庁の買取りの申出)
第 七 十条 法第二十三 条第一項の行政庁の申出は、次 に掲げ
る事項を記載した申出書を提出してしなければならない。
一 行政庁の名称及び所在地
二 滞納者の氏名又は名称及び住所
三 公 売 に付され た農地又は採草放牧地の所在、地番、地
目及び面積
四 その 土 地 の 上 に 留置 権 、先 取特権 、質 権 若しくは 抵当
権又は地上 権 、永小作権、使用貸借 による権利、賃借権
若しくは その 他の 使用 及び収 益を 目 的とする権利がある
とき はそ の 権利 の 種 類及 び 設 定の 時期並び にその権 利を
有する者の氏名又は名称及び住所
五 買受人がなかつた事由
六 代 金納付の期限
(和解の仲介の手続等)
第 二 十 一条 仲 介委員 は、法第二十 五条第一項の規定 による
(和解の仲介の申立手続)
和 解 の 仲 介 を 行 う 場 合 に は 、 期 日 及 び 場 所 を 定 めて 、 申 立 第 七 十 一 条 法 第 二 十 五 条 第 一 項 の 申 立て は 、 次 に 掲 げ る 事
人及び相手方の出頭を求めるものとする。
項 を 記 載 し た 申 立 書 を 農 業 委 員 会 に 提 出 して 、 又 は 次 に 掲
2 前 項の 規 定 に よ り 出 頭を 求 め ら れ た 当 事 者 は 、や む を 得
げる事項を農業委員会に陳述してしなければならない。
な い 事 由 に よ り 自 ら 出 頭 す る こ と がで き な い とき は 、 代 理
一 申立人及び紛争の相手方の氏名又は名称及び住所
人を出頭させることができる。
二 紛争に係る土地の所在、地番、地目及び面積
第 二 十 二 条 法第二十 五条第一 項の規定による和解の仲 介に
三 申立ての趣旨
よ る 和 解 の 結 果 に つ いて 利 害 関 係 を 有 す る 者 は 、 仲 介 委 員
四 紛争の経過の概要
の許可を受けて、仲介手続に参加することができる。
五 その他参考となるべき事項
第 二 十 三 条 法第二十 五 条第一項の規定による和解の仲 介に 2 前 項の規定により陳述を受け た 農業 委員会は、その陳述
よ り 当 事者 間 に 和解 が 成 立 した とき は 、仲 介 委 員及 び 当事
の内容を録取しなければならない。
者 双 方 ( 前 条 の 許 可を 受 けて 仲 介 手 続 に 参 加 した 者 の うち
当該和解の結果を容認した者を含む。
)は、仲介委員がその
内容を記載した調書に署名又は記名押印をするものとする。
仲 介 委員は、法第二十五条 第一 項の 規定による和解の仲
2
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(小作主事の意見徴収)
第二 十 六条 仲介委員は、第十八条第 一項本文に規定する事
項 に つ いて 和 解 の 仲 介 を 行 う 場 合 に は 、 都 道 府 県 の 小 作 主
事の意見を聴かなければならない。
2 仲 介 委 員 は 、 和 解 の 仲 介 に 関 して 必 要 が あ る と 認 め る 場
合には、都道府県の小作主事の意見を求めることができる。
(仲介委員の任務)
第二 十七条 仲 介 委 員 は 、紛 争 の 実 情 を 詳 細 に 調 査 し 、 事 件
が公正に解決されるように努めなければならない。
介に より 当事者 間に 相当と認められ る内容の合 意が成立す
る 見 込 み が な い と 認 め る と き は 、 和 解 の 仲 介 を 打ち 切 るこ
とができる。
第 二 十 四 条 法第二 十 五条 第 一 項た だ し書 の 規 定 に よ る申 出
は 、 農 業 委 員 会 が そ の 紛 争 に つ いて 和 解 の 仲 介 を す るこ と
が 困 難 又 は 不 適 当で あ る と 認 め た 理 由 を 明 ら か に して し な
ければならない。
第三章
遊休農地に関する措置
(都道府県知事による和解の仲介)
第 二 十 八 条 都 道 府 県 知 事 は 、 第 二 十 五 条 第 一 項 た だ し 書 の 第 二 十 五 条 第 二 十 一 条 か ら 第 二 十 三 条 まで の 規 定 は 、 法 第
規定による申出があつたときは、和解の仲介を行う。
二十八条の規定による和解の仲介について準用する。
2 都 道 府県 知事は、必要があると 認 めるとき は 、小 作主事 第二 十六条 都 道 府県 知 事 は 、 法 第 二 十 八 条 の 規 定 に よ る 和
そ の 他 の 職 員 を 指 定 して 、 そ の 者 に 和 解 の 仲 介 を 行 な わ せ
解 の 仲 介 に よ り 和 解 が 成 立 し た と き 、 及 び 前 条 に お いて 準
ることができる。
用 す る 第 二 十 三 条 第 二 項の 規 定 に よ り 和 解 の 仲 介 が 打ち 切
3 前 条 の 規 定 は 、 前 二 項 の 規 定 に よ る 和 解 の 仲 介 に つ いて
られ た と き は 、遅 滞 なく 、 その経 過及び結 果を 関係 農業 委
準用する。
員会に通知しなければならない。
(政令への委任)
第 二 十 九 条 第 二 十 五 条 か ら 前 条 まで に 定 め る も の の ほ か 、
和解の仲介に関し必要な事項は、政令で定める。
第四章 遊休農地に関する措置
(利用状況調査)
第 三 十 条 農 業 委 員 会 は 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め る とこ ろ に よ
り 、毎 年一 回、 その 区 域内にある農地 の利用の状況 につい
て の 調査(以 下「利用 状況 調査」という。
)を行わなければ
ならない。
2 農 業 委 員 会 は 、 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、 い つで も 利
用状況調査を行うことができる。
(利用状況調査)
第七十二条 法第三十条第一項の規定による利用状況調査は、
当該 調査 の対 象と なる農 地が法第三十二条第一項各号の い
ずれかに該当するかどうかについて行うものとする。
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(農業委員会に対する申出)
第 三 十 一条 次に掲げる者 は、次条第一項各号のいずれか に
該 当 する 農地 があ ると認 めるとき は、その旨を農業委員会
に 申 し 出 て 適 切 な 措 置 を 講 ず べ き こ と を 求 め るこ と が で き
る。
一 そ の農 地の 存 する市町村の区 域の全部又は一部を その
地 区 の 全 部又 は 一 部 と す る 農 業 協 同 組合 、 土地 改 良区 そ
の他の農林水産省令で定める農業者の組織する団体
二 そ の 農 地 の 周 辺 の 地 域 に お いて 農 業 を 営 む 者 ( そ の 農
地 に よ つて そ の 者 の 営 農 条 件 に 著 し い 支 障 が 生 じ 、 又 は
生ずるおそれがあると認められるものに限る。
)
三 農地中間管理機構
2 農業 委員会は、前項の規定による申 出があつたとき は、
当 該 農 地 に つ いて の 利 用 状 況 調 査 その 他適 切 な 措置 を 講じ
なければならない。
(利用意向調査)
第 三 十 二 条 農 業 委 員会 は 、 第 三 十 条 の 規 定 に よ る 利 用 状 況
調 査 の 結 果 、 次の 各 号 の いず れ か に 該 当 す る 農 地 が あ る と
き は 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め る とこ ろ に よ り 、 そ の 農 地 の 所
有 者 ( そ の 農 地 に つ いて 所 有 権 以 外 の 権 原 に 基 づ き 使 用 及
び収益をする者がある場合には、その者。以下「所有者等」
と いう 。
)に対し、その農地の農業上の利用の意向について
の調査(以下「利用意向調査」という。)を行うものとする。
一 現 に 耕 作 の 目 的 に 供 さ れ て おら ず 、 か つ 、 引き 続き 耕
作の目的に供されないと見込まれる農地
二 その 農業 上の 利用の程度がその周辺の地域における農
地 の 利 用 の 程 度 に 比 し著 しく 劣 つ て い る と 認 め ら れ る農
地(前号に掲げる農地を除く。
)
2 前 項 の 場 合 に お い て 、 そ の 農 地 ( そ の 農 地 に つ いて 所 有
権 以外 の 権 原 に 基 づき 使用及 び 収 益を す る者 が あ る場合 に
は 、 そ の 権 利 ) が 数 人 の 共 有 に 係 る も の で あ つて 、 か つ 、
過 失 が な く て そ の 農 地 の 所 有 者 等 の 一 部 を 確 知 す るこ と が
で き な い と き は 、農 業 委 員会 は 、 そ の 農 地 の 所 有 者 等で 知
れ て い るも の の 持 分が二 分の 一を 超え るとき に限り 、その
農 地 の 所 有 者 等で 知れ て い る も の に 対 し 、同 項の 規 定 に よ
る利用意向調査を行うものとする。
3 農 業 委 員会 は 、 第 三 十 条 の 規 定 に よ る 利 用 状 況 調 査 の 結
(農業委員会に対する申出を行うことができる団体)
第 七 十 三 条 法 第 三 十 一 条 第 一 項 第 一 号 の 農 林 水 産 省 令で 定
める農業者の組織する団体は、次に掲げる団体とする。
一 農業協同組合
二 土地改良区
三 農業共済組合
四 農業経営 基盤強化促進法第二十三条第一項の認定を受
けた団体
五 農業 経 営 基 盤強 化促進法第二十三条第四 項 に規定する
特定農業法人又は特定農業団体
(利用意向調査)
第 七十 四 条 法第三十二条第一項の 規定による利用意向調査
は、別記様式により行うものとする。
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果、 第一 項 各号 の いずれ か に該 当する農地があ る場合 にお
い て 、 過 失 が な くて そ の 農 地 の 所 有 者 等 ( そ の 農 地 ( そ の
農 地 に つ いて 所 有 権 以外 の 権 原 に 基づ き 使用 及 び 収 益を す
る 者 が あ る場 合 に は 、 そ の 権 利 ) が 数 人の 共 有 に 係 る場 合
に は 、 そ の 農 地 又 は 権 利 に つ いて 二 分 の 一を 超 え る 持 分を
有 する者。 第一号 、 第五十三条第一項及び 第五十五条第二
項において同じ。
)を確知することができないときは、次に
掲 げ る 事 項を 公 示 す る も の と す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 そ
の 農 地 ( そ の 農 地 に つ いて 所 有 権 以 外 の 権 原 に 基 づ き 使 用
及び 収 益を する者が ある場合 には、その権 利 )が数人の共
有 に 係 る も ので あ つ て 、 か つ 、 そ の 農 地 の 所 有 者 等で 知れ
て い る も の が あ る とき は 、 そ の 者 に そ の 旨 を 通 知 す る も の
とする。
一 その農地の所有者等を確知できない旨
二 そ の 農 地 の 所 在 、地 番 、地目及び 面積並び に その 農 地
が第一項各号のいずれに該当するかの別
三 そ の 農 地 の 所 有 者 等 は 、 公 示 の 日 か ら 起 算 して 六 月 以
内 に 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め る とこ ろ に よ り 、 そ の 権 原を
証する書面を添えて、農業委員会に申し出るべき旨
四 その他農林水産省令で定める事項
4 前 項第 三 号 に 規 定 す る 期 間 内 に同 項の 規 定 に よ る 公 示 に
係 る農 地 の 所 有 者 等か ら同 号 の 規 定 に よる申 出が あ つた と
き は 、 農 業 委 員会 は 、 その 者 に対 し、第 一 項の 規 定 に よ る
利用意向調査を行うものとする。
5 前 項 の 場 合 に お いて 、 そ の 農 地 ( そ の 農 地 に つ いて 所 有
権 以外 の 権 原 に 基づ き 使用 及 び 収 益を す る者 が あ る場 合 に
は 、 そ の 権 利 ) が 数 人 の 共 有 に 係 る も ので あ る とき は 、 農
業 委 員会 は 、 第 三 項 第 三 号 の 規 定 に よ る 申 出 の 結 果 、 そ の
農 地 の 所 有 者 等 で 知 れ て い る も の の 持 分 が 二 分 の 一を 超 え
る とき に 限 り 、 そ の 農 地 の 所 有 者 等で 知れ て い る も の に 対
し、第一項の規定による利用意向調査を行うものとする。
6 前 各 項の 規 定 は 、 第 四 条 第 一 項又 は 第 五 条 第 一 項の 許 可
に 係 る 農 地 そ の 他 農 林 水 産 省 令で 定 め る 農 地 に つ いて は 、
適用しない。
( 所 有 者 等 を 確 知 す る こ と がで き な い 場 合 に お け る 所 有 者
等からの申出手続)
第七十五条 法第三十二条第三項第三号の規定による申出は、
次 に 掲 げ る 事 項 を 記 載 し た 申 出 書 を 提 出 して し な け れ ば な
らない。
一 当 該 申 出 を 行 う 者 の 氏 名 及 び 住 所 ( 法 人 に あ つて は 、
その名称及び主たる事務所の所在地並びに代表者の氏名)
当該申出に係る農地の所在、地番、地目及び面積
二
(所有者等を確知することができない場合の公示事項)
第 七 十 六 条 法 第 三 十 二 条 第 三 項 第 四 号 の 農 林 水 産 省 令で 定
める 事項は、同 項の 規定による公示の日から起算して 六月
以内 に同 項第 三号 の 規 定による申 出がないとき は 、 当該公
示に係る農地に ついて 、法第四十三条第二項の規定により
読 み 替 えて 準 用 す る 法 第 三 十 九 条 第 一 項の 規 定 に よ り 都 道
府 県 知 事 が 利 用 権 を 設 定 す べ き 旨 の 裁 定 を す るこ と が あ る
旨とする。
(利用意向調査の対象とならない農地)
第 七 十 七 条 法 第 三 十 二 条 第 六 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 農
地は、次の各号のいずれかに該当するものとする。
- 71 -
第三 十三条 農業委員会は、耕作の事業に従 事する者が不在
と な り 、 又 は 不 在 と な るこ と が 確 実 と 認 め ら れ る も の と し
て 農 林 水産 省 令で 定 め る 農 地 が あ る とき は 、 そ の 農 地 の 所
有者等に対し、利用意向調査を行うものとする。
2 前 条 第 二 項 か ら 第 五 項 まで の 規 定 は 、 前 項 に 規 定 す る 農
地 が あ る 場 合 に つ い て 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 同 条
第 二 項 中「 前 項 」 と あ るの は「 次条 第 一 項」 と 、同 条 第三
項 第二 号 中「 面積並び にその 農地が第一項各号のいずれ に
該 当 す る か の 別 」 と あ る の は 「 面 積」 と 、同 条 第 四 項 及 び
第 五 項 中 「 第 一 項」 と あ るの は「 次条 第 一 項」 と 読 み 替え
るものとする。
3 前 二 項の 規 定 は 、第 四 条 第 一 項又 は 第 五 条 第 一 項の 許 可
に 係 る 農 地 そ の 他 農 林 水 産 省 令で 定 め る 農 地 に つ いて は 、
適用しない。
(農地の利用関係の調整)
第三 十四条 農 業 委 員会 は 、第三 十二 条 第 一 項 又 は前 条 第 一
項 の 規 定 に よ る 利 用 意 向 調 査 を 行 つ た と き は 、こ れ ら の 利
用 意向 調査 に係 る農 地 の 所 有者 等か ら 表 明され た その 農地
の農業上の利用の意向についての意思の内容を勘案しつつ、
その 農地 の農業上 の利用の増進が図られ るよう必要な あつ
せんその他農地の利用関係の調整を行うものとする。
(農地中間管理機構等による協議の申入れ)
第三 十 五条 農 業 委 員会 は 、 第 三 十 二 条 第 一 項又 は 第 三 十 三
条第一項の規定による利用意向調査を行つた場合において、
こ れ ら の利 用 意 向 調 査に係 る農地( 農地 中間管理事業の事
一 法第三 十五条第二項ただし書の規定による 通知に係る
もの
二 農 地 中 間 管 理 事 業 の 推 進 に 関 す る 法律 第 二 十 条 の 規 定
に よ り 農 地 中 間 管 理権 に係 る 賃貸 借又 は 使用貸 借の 解除
がされたもの
土 地 収 用 法 その 他の 法律 に よ り 収 用 さ れ 、又 は 使用 さ
れることとなるもの
三
削除
(耕作の事業に従事する者が不在となる農地)
第 七 十 八 条 法 第 三 十 三 条 第 一 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 農
地は、次の各号のいずれかに該当するものとする。
一 次 に 掲 げ る 農 地 で あ つて 、 当 該 農 地 に つ いて 耕 作 の 事
業 に 従 事 す る 者 が 不 在 と な り 、 又 は 不 在 と な るこ と が 確
実と認められるもの
イ そ の 農 地の 所 有 者 等 ( 法第 三 十二 条 第 一 項に規 定す
る所有者等をいう。以下同じ。
)で耕作の事業に従事す
るものが死亡したもの
ロ その 農地 の 所有 者等で 耕 作の 事業 に従 事するもの が
遠隔地に転居したもの
二 法第三十 九条 第一項の規定による裁定により設定され
た農地中間管理権の残存期間が一年以下であるもの
三 法 第 四 十 三 条 第 二 項の 規 定 に よ り 読 み 替 えて 準 用 す る
法 第三 十 九 条 第 一 項の 規 定 に よ る 裁定 に より 設 定され た
利用権の残存期間が一年以下であるもの
第 七 十 九 条 法 第 三 十 三 条 第 三 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 農
地は、第七十七条各号のいずれかに該当するものとする。
第八十条
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業 実 施 地 域 に存 す る も の に限 る。 次条 第 一 項及 び 第 四 十 三
条第一項において同じ。
)の所有者等から、農地中間管理事
業 を 利 用 す る 意思 が あ る旨の 表 明が あ つた とき は 、農地 中
間管理機構に対し、その旨を通知するものとする。
2 前 項の 規 定 に よ る 通 知を 受 けた 農 地 中 間 管 理機 構 は 、速
や か に 、 当 該 農 地 の 所 有者等 に 対 し 、 その 農 地 に係 る 農 地
中 間 管 理 権 の 取 得 に 関 す る 協 議 を 申 し 入れ る も の と す る。
た だ し、 その 農地 が農地中 間管理事業の推進に関する法律
第 八 条 第 一 項 に 規 定 す る 農 地 中 間 管 理 事 業 規 程 に お いて 定
める同 条第二項第二号に規定する基準に適 合しない場合に
お いて 、 そ の 旨 を 農 業 委 員 会 及 び 当 該 農 地 の 所 有 者 等 に 通
知したときは、この限りでない。
3 農 業 委 員会 は 、 第 三 十 二 条 第 一 項又 は 第 三 十三 条 第 一 項
の 規 定 に よ る 利 用 意 向 調 査 を 行 つ た 場 合 に お いて 、こ れ ら
の 利用 意向 調査 に係 る農地(農業経営 基盤強 化促進法第四
条 第三 項 に規 定す る農地利用 集 積円 滑化事業の事業実施地
域に存するものに限る。
)の所有者から、農地所有者代理事
業( 同 法 第 四条 第三 項第一号 イに規定する農地 所有者 代理
事業をいう。
)を利用する意思がある旨の表明があつたとき
は 、農 地 利 用 集 積 円 滑 化団体 に 対 し、その 旨を 通知す るも
のとする。
4 第 二 項 本 文の 規 定 は 、 前 項の 規 定 に よ る 通 知を 受 け た 農
地 利 用 集 積 円 滑 化 団 体 に つ いて 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お い
て、第二項本文中「農地中間管理権の取得」とあるのは、
「次
項に規定する農地所有者代理事業の実施」と読み替えるも
のとする。
(農地中間管理権の取得に関する協議の勧告)
第 三 十 六条 農 業 委 員 会 は 、 第 三 十 二 条 第 一 項又 は 第 三 十 三
条第一項の規定による利用意向調査を行つた場合において、
次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る と き は 、こ れ ら の 利 用 意 向
調査に係る農地 の所 有者等に対し、農地中間管理機構によ
る農地 中間管理権の取得に関 し当該農地中間管理機構と協
議 す べ き こ と を 勧 告 す る も の と す る。 た だ し 、 当 該 各 号 に
該 当 す る こ と に つき 正 当の 事 由 が あ る とき は 、 こ の 限 りで
ない。
一 当該農地 の所 有者等からその農地を耕作する意思があ
る 旨 の 表 明 が あ つ た 場 合 に お いて 、 そ の 表 明 が あ つ た 日
か ら 起 算 して 六 月 を 経 過 し た 日 に お いて も 、 そ の 農 地 の
農業上の利用の増進が図られていないとき。
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二 当該農地の所有者等からその農地の所有権の移転又は
賃 借権 その 他の 使用 及び 収 益を 目 的と す る権 利の 設 定 若
し く は 移転 を 行 う 意思 が あ る旨 の 表 明 ( 前 条 第 一 項又 は
第三項に規定する意思の表明を含む。
)があつた場合にお
いて 、 そ の 表 明 が あ つ た 日 か ら 起 算 して 六 月 を 経 過 し た
日 に お いて も 、 こ れ ら の 権 利 の 設 定 又 は 移 転 が 行わ れ な
いとき。
三 当該 農地 の所 有者等に その農地の農業上の利用を 行う
意思がないとき。
四 こ れ ら の 利 用 意 向 調 査 を 行 つ た 日 か ら 起 算 して 六 月 を
経 過 し た 日 に お いて も 、 当 該 農 地 の 所 有 者 等 か ら そ の 農
地 の農業 上の 利用 の意向に ついて の意思の表明がないと
き。
五 前 各 号 に 掲 げ る と き の ほ か 、 当 該 農 地 に つ いて 農 業 上
の 利 用 の 増 進 が 図ら れ な いこ と が 確 実で あ る と認 められ
るとき。
2 農業委員会は 、前項の規定による勧告を 行つたとき は、
そ の 旨 を 農 地 中 間 管 理 機 構 ( 当 該 農 地 に つ いて 所 有 権 以 外
の 権 原 に 基 づき 使用 及び 収 益を す る者 が あ る場合 には 、農
地 中間 管理機 構及び その農地の 所有者)に通知するものと
する。
(裁定の申請)
第三十七条 農業委員会が前 条第一項の規定による勧告を し
た 場 合 に お い て 、 当 該 勧 告 が あ つ た 日 か ら 起 算 して 二 月 以
内 に 当 該 勧 告 を 受 け た 者 と の 協 議 が 調わ ず 、 又 は 協 議 を 行
うこ と がで き な い と き は 、 農 地 中 間 管 理 機 構 は 、 当 該 勧 告
が あ つ た 日 か ら 起 算 して 六 月 以 内 に 、 農 林 水 産 省 令で 定 め
る とこ ろ に よ り 、 都 道 府 県 知 事 に 対 し 、 当 該 勧 告 に 係 る 農
地 に つ いて 、 農 地 中 間 管 理 権( 賃 借 権 に限 る。 第三 十 九 条
第一項及び第二項並びに第四十条第二項において同じ。
)の
設定に関し裁定を申請することができる。
(農地中間管理権の設定に関する裁定の申請手続)
第 八十 一条 法第三十 七条の規定による裁定の申請は 、次に
掲 げ る 事 項 を 記 載 し た 申 請 書 を 提 出 して し な け れ ば な ら な
い。
一 当該 申請 に係 る農 地の所有者等の氏名及び 住所( 法人
に あ つて は 、 そ の 名 称 及 び 主 た る 事 務 所 の 所 在 地 並 び に
代表者の氏名)
二 当該申請に係る農地の所 在、地番 、地目及 び 面 積
三 当該申請に係 る農地の 利用の現況
四 当 該 申 請 に 係 る 農 地 に つ いて の 申 請 者 の 利 用 計 画 の 内
容の詳細
五 希望 する農地 中間管理権の始期及び存続期間並びに借
賃及びその支払の方法
その他参考となるべき事項
六
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(意見書の提出)
第 三 十 八条 都道府県 知事 は、前条の規定による申請があ つ
たときは、農林水産省令で定める事項を公告するとともに、
当 該 申 請 に 係 る 農 地 の 所 有 者 等 にこ れ を 通 知 し 、 二 週 間 を
下 ら な い 期 間 を 指 定 して 意 見 書 を 提 出 す る 機 会 を 与 え な け
れば ならない。
2 前 項の 意見 書を 提 出す る者 は 、 その 意見 書 に おいて 、 そ
の者 の有 する権利 の 種類及び 内容、その者が前条の 規定に
よ る 申 請 に 係 る 農 地 に つ いて 農 地 中 間 管 理 機 構 と の 協 議 が
調 わ ず 、 又 は 協 議 を 行 うこ と がで き な い 理 由 そ の 他 の 農 林
水産省令で定める事項を明らかにしなければならない。
都道府県知事は、第一項の期間を経過した後でなければ、
裁定をしてはならない。
3
(裁定)
第三 十九条 都 道 府県 知事は 、第三 十 七 条の 規 定 に よる申 請
に 係 る 農 地 が 、 前 条 第 一 項の 意見 書 の 内 容 そ の 他 当該農 地
の 利 用 に 関 す る 諸 事 情 を 考 慮 して 引 き 続き 農 業 上 の 利 用 の
増 進 が 図 られ な いこ と が 確実 で あ ると見 込まれ る場 合 に お
いて 、 農 地 中 間 管 理 機 構 が 当 該 農 地 に つ いて 農 地 中 間 管 理
事業 を実 施 するこ と が当該農地の農業上の利用 の増進を 図
るため 必要 か つ適 当で あると認 めるとき は、その必要の限
度 に お いて 、 農 地 中 間 管 理 権 を 設 定 す べ き 旨 の 裁 定 を す る
ものとする。
2 前 項 の 裁 定 に お いて は 、 次 に 掲 げ る 事 項を 定 め な け れ ば
ならない。
(裁定の申請の公告)
第 八 十 二 条 法 第 三 十 八 条 第 一 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事
項は、前条各号に掲げる事項とする。
2 法 第三 十 八条 第 一 項の 規 定 に よ る公告 は 、前条 各号 に 掲
げ る 事 項 を 都 道 府 県 の 公 報 に 掲 載 す るこ と そ の 他 所 定 の 手
段によりするものとする。
(意見書において明らかにすべき事項)
第 八十 三条 法第三十 八条第二 項( 法第四十三条第二 項の規
定により準用する場合を含む。
)の農林水産省令で定める事
項 は 、 次 に 掲 げ る 事 項( 法 第 四 十 三 条 第 二 項の 規 定 に よ り
法 第 三 十 八 条 第 二 項 の 規 定 を 準 用 す る 場 合 に あ つて は 、 第
五号に掲げる事項を除く。
)とする。
一 意見書を提出する者の氏名及び住所(法人にあつては、
その名称及び主たる事務所の所在地並びに代表者の氏名)
二 意見書を提出する者の有する権利の種類及び内容
三 意 見 書 を 提 出す る者 の 当該 農 地 の 利 用 の 状 況 及 び 利 用
計画
四 意見 書を 提出 する者 が当該農地を現に耕作の目的に 供
していない理由
五 意 見 書 を 提 出 す る 者 が 当 該 農 地 に つ いて 農 地 中 間 管 理
機 構 と の 協 議 が 調 わ ず 、 又 は 協 議 を 行 うこ と がで き な い
理由
六 意見の趣旨及びその理由
七 その他参考となるべき事項
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一 農地 中 間管 理権を設定すべき 農地の所在、地番、地目
及び面積
二 農地中間管理権の内容
三 農地中間管理権の始期及び存続期間
四 借賃
五 借賃の支払の方法
3 第 一 項 の 裁 定 は 、 前 項 第 一号 か ら 第 三 号 まで に 掲 げ る 事
項 に つ い て は 申 請 の 範 囲を 超 えて は なら ず 、同 号 に 規 定 す
る存続期間については五年を限度としなければならない。
4 都 道府県 知事は、第一項の 裁定を しようとするとき は、
あらかじめ、都道府県機構の意見を聴かなければならない。
た だし 、農業 委員会等に関す る法律第四十二条第一項の規
定 に よ る 都 道 府 県 知 事 の 指 定 が さ れ て い な い 場 合 は 、こ の
限りでない。
削除
(裁定の効果等)
第四十条 都道府県知事は、前条第一項の裁定をしたときは、
農 林 水 産 省 令で 定 め る とこ ろ に よ り 、 遅 滞 な く 、 そ の 旨 を
農 地 中 間 管 理機 構及 び 当該 裁定の申請 に 係 る農地の所有者
等 に 通 知 す る と と も に 、こ れ を 公 告 し な け れ ば な ら な い 。
当 該 裁 定 に つ いて の 審 査 請 求 に 対 す る 裁 決 に よ つて 当 該 裁
定の内容が変更されたときも、同様とする。
2 前 条 第 一 項 の 裁 定 に つ いて 前 項 の 規 定 に よ る 公 告 が あ つ
た とき は 、 当 該 裁 定 の 定 め る とこ ろ に よ り 、 農 地 中 間 管 理
機 構 と 当 該 裁 定に 係 る農地 の所有者等 との 間に当該農地 に
つ い て の 農 地 中 間 管 理 権 の 設 定 に 関 す る 契 約 が 締 結 され た
ものとみなす。
3 民 法第 二 百 七 十 二 条 た だ し書 ( 永 小 作 権 の 譲渡 又 は 賃 貸
の禁止)及び第六百十二条(賃借権の譲渡及び転貸の制限)
の規定は、前項の場合には、適用しない。
第四十一条及び第四十二条
( 所 有 者 等 を 確 知 す るこ と がで き な い 場 合 に お け る 農 地 の
利用)
第四十三条 農業 委員会は、第三 十二条第三 項( 第三十三条
第 二 項 に お い て 読 み 替 えて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 以 下こ の
項において同じ。
)の規定による公示をした場合において、
第三 十二 条第三 項第三号に規定する期間内に当該公示に係
る農地(同条第一項第二号に該当するものを除く。
)の所有
(農地中間管理権の裁定の通知等)
第 八十 四条 法第四十条第一項の 規定による通知は、法第三
十 九 条 第 二 項 各 号 に 掲 げ る 事 項を 記 載 し た 書 面で す る も の
とする。
2 法第四 十条第一項の規定による公告は 、第八十一条第一
号 に掲 げる 事 項及 び 法第三 十 九条 第二 項各号 に掲げる事 項
に つ き 、 都 道 府 県 の 公 報 に 掲 載 す るこ と そ の 他 所 定 の 手 段
によりするものとする。
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者等から同条第三項第三号の規定による申出がないとき(そ
の 農 地 ( そ の 農 地 に つ いて 所 有 権 以 外 の 権 原 に 基 づ き 使 用
及 び 収 益を す る者 が あ る場合 に は 、 その 権利 )が 数 人の 共
有 に 係 る も の で あ る 場 合 に お いて 、 当 該 申 出 の 結 果 、 そ の
農 地 の 所 有 者 等 で 知 れ て い る も の の 持 分 が 二 分 の 一を 超 え
ないときを含む。
)は、農地中間管理機構に対し、その旨を
通 知 す る も の と す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 農 地 中 間 管 理 機
構 は 、 当 該 通 知 の 日 か ら 起 算 して 四 月 以 内 に 、 農 林 水 産 省
令で 定 め る と こ ろ に よ り 、 都 道 府 県 知 事 に 対 し 、 当 該 農 地
を利用する権利(以下「利用権」という。
)の設定に関し裁
定を申請することができる。
2 第 三 十 八 条 及 び 第 三 十 九 条 の 規 定 は 、 前 項の 規 定 に よ る
申 請 が あ つ た 場 合 に つ いて 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お いて 、
第 三 十 八 条 第 一 項 中 「 にこ れ を 」 と あ る の は 「 で 知 れ て い
る も の が あ る と き は 、 そ の 者 にこ れ を 」 と 、 第 三 十 九 条 第
一 項及 び 第 二 項 第 一号 か ら 第 三 号 まで の 規 定 中「 農 地 中 間
管理 権」 とあ るの は「 利用権」と、同 項第四号 中「借 賃」
と あ る の は 「 借 賃 に 相 当 す る 補 償 金 の 額 」 と 、 同 項 第 五号
中「借賃」とあるのは「補償金」と読み替えるものとする。
3 都 道 府 県 知 事 は 、 前 項 に お いて 読 み 替 えて 準 用 す る 第 三
十 九 条 第 一 項 の 裁 定 を し た と き は 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る
とこ ろ に より 、 遅滞 なく 、 その 旨を 農 地 中間 管理 機 構( 当
該 裁 定 の 申 請 に 係 る 農 地 の 所 有者 等で 知 れて い るも の が あ
る とき は 、 その 者 及び 農地 中間 管 理機 構 ) に 通 知す ると と
も に 、こ れ を 公 告 し な け れ ば な ら な い 。 当 該 裁 定 に つ いて
の 審 査 請 求 に 対 す る 裁 決 に よ つて 当 該 裁 定 の 内 容 が 変 更 さ
れたときも、同様とする。
4 第 二 項 に お いて 読 み 替 え て 準 用 す る 第 三 十 九 条 第 一 項 の
裁 定 に つ いて 前 項 の 規 定 に よ る 公 告 が あ つ た と き は 、 当 該
裁 定 の 定 め る とこ ろ に よ り 、 農 地 中 間 管 理 機 構 は 、 利 用 権
を取得する。
5 農 地 中 間 管 理 機 構 は 、 第 二 項 に お いて 読 み 替 えて 準 用 す
る 第 三 十 九 条 第 一 項 の 裁 定 に お いて 定 め ら れ た 利 用 権 の 始
期 ま で に 、 当 該 裁 定 に お いて 定 め ら れ た 補 償 金 を 当 該 農 地
の所有者等のために供託しなければならない。
6 前 項の 規 定 に よる補 償 金の 供 託 は 、 当該農地の所 在地の
供託所にするものとする。
7 第十六条の規 定は、第四項の規定により農地 中間管理機
構が取得する利用権について準用する。この場合において、
同 条 第 一 項 中「 そ の 登 記 が な くて も 、 農 地 又 は 採 草 放 牧 地
( 所 有 者 等 を 確 知 す るこ と がで き な い 場 合 に お け る 利 用 権
の設定に 関する裁定の申請 手続)
第八十五条 法第四十三条第一項の規定による裁定の申請は、
次 に 掲 げ る 事 項 を 記 載 し た 申 請 書 を 提 出 して し な け れ ば な
らない。
一 当該申請に係る農地の所在、地番、地目及び面積
二 当該申請に係る農地の利用の現況
三 当 該 申 請 に 係 る 農 地 に つ いて の 申 請 者 の 利 用 計 画 の 内
容の詳細
四 希望 する利用 権の始期及び存続期間並びに借賃に相当
する補償金の額
その他参考となるべき事項
五
(利用権の裁定の通知等)
第八 十六条 法第四十三条第三項の規定に よる通知は、同条
第 二 項 に お いて 読 み 替 えて 準 用 す る 法 第 三 十 九 条 第 二 項 各
号に掲げる事項を記載した書面でするものとする。
2 法第四十三条第三項の規定による公告は、当該裁定に係
る 農 地 の 所 有 者 等 に 係 る 情 報 及 び 同 条 第 二 項 に お いて 読 み
替 えて 準 用 す る 法 第 三 十 九 条 第 二 項 各 号 に 掲 げ る 事 項 に つ
き 、 都 道 府 県 の 公 報 に 掲 載 す るこ と そ の 他 所 定 の 手 段 に よ
りするものとする。
- 77 -
の引渡があつた」とあるのは、
「その設定を受けた者が当該
農地の占有を始めた」と読み替えるものとする。
(措置命令)
第四 十四条 市町村長は、第三十二条第一項各号のいずれか
に 該 当 す る 農 地 に お け る 病 害 虫 の 発 生 、 土 石 そ の 他こ れ に
類 す る も の の 堆 積 そ の 他 政 令で 定 め る 事 由 に よ り 、 当 該 農 第 二 十 七 条 法 第 四 十 四 条 第 一 項 の 政 令で 定 め る 事 由 は 、 次
地 の 周 辺 の 地 域 に お け る営 農 条 件 に 著 し い 支 障 が 生 じ 、 又
に掲げる事由とする。
は 生 ず る お そ れ が あ る と認 め る場 合 に は 、 必要 な限 度 に お
一 農 作 物の 生育 に 支 障 を 及 ぼ す お それ の あ る 鳥獣 又 は 草
いて 、 当 該 農 地 の 所 有 者 等 に 対 し 、 期 限 を 定 めて 、 そ の 支
木の 生息又は 生育
障 の 除 去 又 は 発 生の 防 止 の た め に 必 要 な 措置 ( 以 下こ の 条
二 地割れ
において「支障の除去等の措置」という。
)を講ずべきこと
三 土壌の汚染
を命ずることができる。
(措置命令書 の記載事項 )
2 前 項 の 規 定 に よ る 命 令 を す る と き は 、 農 林 水 産 省 令で 定
第 八 十 七 条 法 第 四 十 四 条 第 二 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事
める事項を記載した命令書を交付しなければならない。
項は、次に掲げる事項とする。
3 市 町 村 長 は 、 第 一 項 に 規 定 す る 場 合 に お いて 、 次 の 各 号
一 講ずべき支障の除去等の措置の内容
の い ず れ か に 該 当 す る と認 め る とき は 、自 ら その 支障 の 除
二 命令の年月日及び履行期限
去 等 の 措 置 の 全 部 又 は 一 部 を 講 ず るこ と がで き る 。 こ の 場
三 命令を行う理由
合 に お いて 、 第 二 号 に 該 当 す る と 認 め る と き は 、 相 当 の 期
四 法第 四十 四条 第三 項 第 一号 に該 当すると認 められ る と
限 を 定 めて 、 当 該 支 障 の 除 去 等 の 措 置 を 講 ず べ き 旨 及 び そ
き は 、 同 項 の規 定に より 支障 の 除 去等の 措置の 全部又 は
の期 限まで に 当該 支障の 除去等の措置を 講じないとき は 、
一 部 を 市 町 村 長 が 自 ら 講 ず るこ と が あ る 旨 及 び 当 該 支 障
自 ら 当 該 支 障 の 除 去 等 の 措 置 を 講 じ 、 当 該 措 置 に 要 した 費
の除去等の措置に要した費用を徴収することがある旨
用を徴収する旨を、あらかじめ、公告しなければならない。
2 法第四十四条第三項の規定による公告は、前項各号に掲
一 第 一 項 の 規 定 に より 支障 の除 去等 の 措置を 講ず べきこ
げ る 事 項 を 市 町 村 の 公 報 に 掲 載 す るこ と そ の 他 所 定 の 手 段
と を 命ぜ られ た 農 地 の 所 有 者 等 が 、当該命 令 に係 る 期 限
によりするものとする。
まで に 当 該 命 令 に 係 る 措 置 を 講 じ な い とき 、 講 じて も 十
分でないとき、又は講ずる見込みがないとき。
二 第 一 項 の 規 定 に より 支障 の除 去 等 の 措置を 講ず べきこ
と を 命 じ よ う と す る 場 合 に お い て 、 過 失 が な くて 当 該 支
障 の 除 去 等 の 措 置 を 命ず べき 農地 の 所 有 者 等 を 確 知 す る
ことができないとき。
三 緊 急 に 支 障 の除 去等 の 措 置 を 講ず る 必 要 が あ る場合 に
お いて 、 第 一 項 の 規 定 に よ り 支 障 の 除 去 等 の 措 置 を 講 ず
べきことを命ずるいとまがないとき。
4 市 町 村 長は 、前 項の 規 定 に より同 項 の 支障 の除 去等 の 措
置 の 全 部又 は 一 部を 講じた とき は 、 当 該 支障 の除 去等 の 措
(支障の除去等の措置に係る費用負担)
置 に 要 し た 費 用 に つ いて 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る とこ ろ に
第八十八条 市町 村長は、法第四十四条第四項の規 定により
より、当該農地の所有者等に負担させることができる。
当 該 支 障 の 除 去 等 の 措置 に要 した 費 用を 負 担さ せ よ うと す
5 前 項 の 規 定 に よ り 負 担 さ せ る 費 用 の 徴 収 に つ いて は 、 行
る場合に おいて は 、当該農地の所有者等に対し負担させよ
政 代執 行 法 ( 昭 和二 十三 年 法律 第四 十三 号 )第 五条及び 第
うとする費用の額の算定基礎を明示するものとする。
- 78 -
六条の規定を準用する。
第 五 章 雑則
(買収した土地、立木等の管理)
第四 十五条 国が第七条第一項若しくは第十二条第一項の規
定 によ り買 収 し 、又 は第二十二条第 一項若 しくは第二十三
条第一項の規定に基づく申出により買い取つた土地、立木、
工 作 物 及 び 権 利 は 、 政 令で 定 め る とこ ろ に よ り 、 農 林 水 産
大臣が管理する。
2 前 項の 規 定 に より 農 林 水産 大 臣が 管理す る国 有財 産 につ
き 国 有 財 産 法( 昭 和 二 十 三 年 法律 第 七 十 三 号 ) 第三 十 二 条
第 一項 の 規 定 によ り 備え なけ れ ば なら ない台 帳の 取扱 いに
ついては、政令で特例を定めることができる。
第四章
雑則
三
(買収した土地等の貸付け)
第 二 十 八 条 法 第 四 十 五 条 第 一 項 の 土 地 の うち 農 地 又 は 採 草
(買収した土地等の貸付け)
放牧地の貸付けについては、農林水産省令で定めるところ 第八十九条 令第二十八条第一項本文の規定による貸付けは、
に よ り 、 そ の 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 借 受 け 後 に お いて 耕 作
次に掲げる基準に該当するものでなければならない。
又 は 養 畜 の 事 業 に 供 す べ き 農 地 及 び 採 草 放 牧 地 の 全て を 効
一 当 該 貸 付 け の 対 象 と な る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて
率的に利用して耕作又は養畜の事業を行うと認められる者、
の 法第 四 十六 条の 規定 によ る売 払 いが 当分の 間見 込まれ
農 業 経 営 基盤 強 化 促 進 法( 昭 和 五十 五 年 法律 第 六 十 五号 )
ないこと。
第十 一条 の 十四 に規 定 する農地利用集 積円 滑 化団体 、農地
二 当該貸付けが一時的なものであること。
中 間 管 理 事 業 の 推 進 に 関 す る 法 律 ( 平 成 二 十 五 年 法 律 第 百 第 九 十 条 前 条 の 貸 付 け に 係 る 競 争 入 札 に つ いて 、 入 札 に 参
一号 ) 第 二条 第四 項に規定す る農地 中間管理機構その他の
加 す る こ と の で き る 者 と して 次 条 第 一 号 に 掲 げ る 者 を 定 め
農林水産省令で定める者に行うものとする。ただし、公用、
た 場 合 に お い て 、 同 号 に 掲 げ る者 に 該 当 す る も の と し て 入
公 共 用 又 は 国 民 生活 の 安 定上 必要 な施 設 の 用 に 供 す る 緊急
札 に 参 加 す る 旨 の 申 込 み を 行 う者 が あ る とき は 、 農 林 水 産
の 必要 が あ る農 地又 は採 草放 牧地を 一時 的 に貸 し付け る場
大 臣 は 、 当 該 申 込者 が同 号 に 掲 げ る者 に 該 当 す るか ど う か
合は、この限りでない。
について農業委員会に意見を聴くものとする。
2 法第十二条第一 項の規定により前 項の農地又は 採 草放牧
地 と 併 せ て 買 収 し た 附 帯 施 設 に つ いて は 、 同 項 の 農 地 又 は
(貸付けの相手方)
採草放牧地を借り受ける者に併せて貸し付ける場合を除き、 第九十一条 令第二十八条第一項の農林水産省令で定める者
貸し付けることができない。
は 、 次 に 掲 げ る 者 ( そ の 者 に よ る 農 地 に つ いて の 権 利 の 取
得が 法第三条 第二 項の規定 により同条第一項の許可をする
(買収した土地等についての国有財産台帳等)
ことができない場合に該当しない者に限る。
)とする。
第二 十 九条 法 第 四 十 五 条 第 一 項 の 土 地 、 立 木 、工 作 物又 は
一 当 該 貸 付 対 象 と な る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 を 借 り 受 けて
権 利 に つい て の 国 有 財 産 台 帳及び 貸 付 簿 は 、 土 地 、 立 木 、
当該農地又 は採 草放 牧 地について 耕作又は養畜の事業を
工作物及び権利ごとに区分して作成するものとする。
行うことが認められる者
二 農地 利用 集 積円 滑化団体(農地売買等事業(農 業経営
基盤 強 化促 進 法 第四 条 第 三 項 第 一 号 ロ に規 定 す る 農地売
買等事業をいう。
)を行う者に限る。
)
農地中間管理機構
2 前項 に定めるもののほか、同 項の国 有財産台帳及び貸 付
簿 の 記 載事 項そ の 他こ れ ら の 作 成 に 関 し 必要 な 事 項は 、農
林水産省令で定める。
(買収した土地等についての国有財産台帳等)
第 九 十 二 条 法 第 四 十 五 条 第 一 項 の 土 地 、 立 木 、 工 作 物及 び
権 利に係る国有 財産 台帳は、土地、立木 、工 作物及び権利
ごとに区分して作成し、次に掲げる事項を市町村の区域(農
業 委 員会 等 に 関 す る 法律( 昭和二 十 六 年 法律 第 八十 八号 )
第 三 条 第二 項の 規 定 に より二 以上 の 農業 委 員会 が置 かれて
- 79 -
(売払い)
第四 十六条 農 林 水産 大 臣 は 、 前 条 第 一 項の 規 定 に よ り 管 理
す る 農 地 及 び 採 草 放 牧 地 に つ いて 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る
と こ ろ に よ り 、 そ の 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 取 得 後 に お いて
耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 に 供 す べ き 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 全て
を 効 率 的 に 利 用 して 耕 作 又 は養 畜 の 事 業 を 行 う と 認 めら れ
る者 、 農地 利用 集 積 円 滑 化団体 、農地 中間 管 理機 構 その 他
の農林水産省令で定める者に売り払うものとする。ただし、
次条の規定により売り払う場合は、この限りでない。
2 前項の規定により売り払う農地又は採草放牧地について、
その 農業 上 の 利 用 の た め第十二 条 第 一 項の 規 定 に より 併せ
て 買 収 し た 附 帯 施 設 が あ る と き は 、こ れ を そ の 農 地 又 は 採
草放牧地の売払いを受ける者に併せて売り払うものとする。
い る 市 町 村 に つ いて は 、 そ の 農 業 委 員 会 の 区 域 )ご と に 一
括して記載するものとする。
一 種目
二 数量
三 価格
四 増減の期日
五 その他必要な事項
2 前項の国有財産台帳については、国有財産法施行細則(昭
和 二 十 三 年 大 蔵 省 令 第 九 十 二 号 ) 第 二 条 か ら 第 六 条 まで の
規定にかかわらず、財務大臣と協議して定めるものとする。
第 九 十 三 条 法 第 四 十 五条 第 一 項の 土地 、 立 木 、工 作 物及
び 権 利 に 係 る 貸 付 簿 は 、 土 地 、 立 木 、 工 作 物及 び 権 利 ご と
に区分して作成し、次に掲げる事項を記載するものとする。
一 種目
二 所在の場所
三 数量
四 価格
五 貸付けの始期及び期間
六 借賃
七 借賃の支 払の方法
八 その他貸付の条件
九 相手方の氏名又は名称及び住所
十 その他必要な事項
(買収した土地等の売払い)
第 九十 四条 法第四十六条第一 項の売払いに係る競争入札に
つ い て 、 入 札 に 参 加 す るこ と の で き る 者 と して 次 条 第 一 号
に 掲 げ る 者 を 定 め た 場 合 に お いて 、 同 号 に 掲 げ る 者 に 該 当
す る も の と して 入 札 に 参 加 す る 旨 の 申 込 み を 行 う 者 が あ る
と き は 、 農 林 水産 大 臣 は 、 当 該 申 込者 が同 号 に 掲 げ る者 に
該当するかどうかについて農業委員会に意見を聴くものと
する。
(売払いの相手方)
第 九 十 五 条 法 第 四 十 六 条 第 一 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 者
は 、 次 に 掲 げ る 者 ( そ の 者 に よ る 農 地 に つ いて の 権 利 の 取
得 が 法 第三 条 第二 項の規定によ り同条第一項の 許可を する
ことができない場合に該当しない者に限る。
)とする。
一 当 該 売 払 対 象 と な る 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 を 取 得 して 当
該 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 に つ いて 耕 作 又 は 養 畜 の 事 業 を 行
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うことが認められる者
二 第 九十 一条 第二 号 に 掲 げ る者 及 び 同 条 第 三 号 に 掲 げ る
者 ( 農 業経 営 基 盤 強 化 促 進 法 第 七 条 第 一号 に 掲 げ る 事 業
を行う者に限る。
)
(立入調査の通知)
第 九十 八条 法第四十九条第三 項の 通知は、次に掲げる事項
を記載した書類でするものとする。
第 四 十 七条 農 林 水産 大 臣 は 、 第 四 十 五条 第 一 項の 規 定 に よ
(農業上の利用の増進の目的に供しない土地等の認定)
り 管 理 す る 土 地 、 立 木 、 工 作 物 又 は 権 利 に つ いて 、 政 令で 第 三 十 条 農 林 水 産 大 臣 は 、 次 に 掲 げ る 土 地 等 に つ き 法 第 四
定 め るところ により、土地 の農業上の利用の増進の目的に
十七条の認定をすることができる。
(売払いの手続)
供 し な いこ と を 相 当 と認 めた とき は 、農 林 水産 省 令で 定 め
一 公 用 、公 共用 又 は国 民 生活 の 安 定上 必要 な施 設の用 に 第 九 十 六条 法第四十七条の認 定があ つた 土地、立木、工 作
る と こ ろ に よ り 、こ れ を 売 り 払 い 、 又 は そ の 所 管 換 若 し く
供 す る 緊 急 の 必 要 が あ り 、 か つ 、 そ の 用 に 供 さ れ るこ と
物 又 は 権 利 に つき 同 項の 売 払 いを 受 け よ う と す る者 は 、 そ
は所属替をすることができる。
が確実な土地等
の用途を明らかにしなければならない。
二 洪 水 、地 すべ り、鉱害その他の災害により農地若しく 第九十 七条 法第四十七条の所管換又 は所属替の手続は、国
は採 草放 牧地 又はこ れら の農 業上 の利用のた め必要な土
有財産法の定めるところによる。
地等 として 利用 す るこ と が著 しく 困難又は不適 当 となつ
た土地等
三 そ の 他 土 地 の 農 業 上 の 利 用 の 増 進 の 目 的 に 供 し な いこ
とが相当である土地等
2 農 林 水産 大 臣 は 、 前 項 第 三 号 に 掲 げ る 土 地 等 に つき 法 第
四 十 七 条の 認 定 を し よ うと す るとき は 、 あら か じ め 、 都道
府県知事の意見を聴かなければならない。
(公簿の閲覧等)
第 四 十 八条 国 又 は 都 道 府県 の 職 員 は 、登 記 所 又 は 市 町 村 の
事 務 所 に つ いて 、 こ の 法 律 に よ る 買 収 、 買 取 り 又 は 裁 定 に
関 し 、 無 償で 、 必 要 な 簿 書 を 閲 覧 し 、 又 は そ の 謄 本 若 し く
は登記事項証明書の交付を受けることができる。
(立入調査)
第 四 十 九条 農林水産 大臣、都道府県知事又は指定市 町村の
長 は 、こ の 法 律 に よ る 買 収 そ の 他 の 処 分 を す る た め 必 要 が
あ る と き は 、 そ の 職 員 に 他 人 の 土 地 又 は 工 作 物 に 立ち 入 つ
て 調査 さ せ 、測 量 さ せ 、又 は 調 査 若 し く は 測量の障 害 と な
る 竹 木 そ の 他 の 物 を 除 去 さ せ 、 若 し く は 移 転 さ せ るこ と が
できる。
2 前 項 の 職 員 は 、 その 身 分を 示 す 証 明 書 を 携 帯 し 、 その 土
地 又 は 工 作 物 の 所 有 者 、 占 有 者 そ の 他 の 利 害 関 係 人 にこ れ
を提示しなければならない。
3 第一項の場合 には、農林水産大臣、都道府県 知事又は指
定 市 町 村 の 長 は 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る 手 続 に 従 い 、 あ ら
か じ め 、その土地又 は工 作物の占有者 に その旨を 通知しな
- 81 -
三
け れ ば な ら な い 。 た だ し 、 通 知 を す るこ と がで き な い 場 合
そ の 他 特 別 の 事 情 が あ る 場 合 に は 、 公 示 を も つて 通 知 に 代
えることができる。
4 第 一 項の 規 定 に よ る 立 入 は 、工 作 物 、 宅 地 及 び かき 、さ
く 等 で 囲 ま れ た 土 地 に 対 して は 、 日 出 か ら 日 没 ま で の 間で
なければしてはならない。
5 国 又 は 都道 府県等 は 、第 一項の 土地又 は工 作 物の所 有者
又 は 占有 者 が 同 項 の 規 定 に よる 調査 、 測量又 は 物件 の除 去
(損失の補償 )
若しくは移転 によつて損失を受けた場合には、政令で定め 第三十一条 法第四十九条第五項の規定による損失の補償は、
るとこ ろ に より 、その者 に対し、通常 生ず べき 損失を補償
次 に 掲 げ る 処 分 以 外 の 処 分 に 係 る も の に あ つて は 国 が 、 次
する。
に掲げる処分に係るものにあつては都道府県等が行う。
6 第 一項の 規 定 に よ る 立 入 調 査 の 権 限 は 、 犯 罪 捜 査 の た め
一 法第四条第一項の規定による都道府県知事等の処分(同
に認められたものと解してはならない。
一の 事業 の目 的に供す るため四ヘクタールを超える農地
を農地以外のものにする行為に係るものを除く。
)
二 法第五条第一項の規定による都道府県知事等の処分(同
一の事業 の目 的に供す るた め四 ヘク タールを超える農地
又 は そ の 農 地 と 併 せて 採 草 放 牧 地 に つ いて 法 第 三 条 第 一
項本文に掲げる権利を取得する行為に係るものを除く。
)
法 第 五 十 一 条 第 一 項及 び 第三 項の 規 定 に よ る 都道 府県
知事等の処分(前二号に掲げる処分に係るものに限る。
)
(報告)
第 五十 条 農 林 水 産 大 臣 、 都 道 府県 知事 又 は 指 定 市 町 村 の 長
は 、こ の 法 律 を 施 行 す る た め 必 要 が あ る と き は 、 土 地 の 状
況 等 に 関 し、 農業 委 員会 又 は農業 委 員会 等 に 関す る 法律 第
四 十 四 条 第 一 項 に 規 定 す る 機 構 か ら 必 要 な 報 告 を 求 め るこ
とができる。
(違反転用に対する処分)
(違反転用者等に対する処分又は命令)
第五十一条 都道府県知事等は、政令で定めるところにより、 第三十二条 法第五十一条第一項の規定による処分又は命令
次の各号のいずれかに該当する者(以下この条において「違
は 、 法 第 四 条 第 一 項又 は 第 五条 第 一 項の 許 可 に 付 した 条件
反転 用者等」 という。
)に対して、土地の農業上の利用の確
に 違 反 し て い る者 及 び そ の 者 か ら 当 該 違 反 に 係 る 土 地 に つ
保 及 び 他 の 公 益 並 び に 関 係 人 の 利 益 を 衡 量 して 特 に 必 要 が
いて 工 事そ の他 の 行 為を 請け負 つた者 又 はその工 事その他
あ る と 認 め る と き は 、 そ の 必 要 の 限 度 に お いて 、 第 四 条 若
の 行 為 の 下 請 人 並 び に 偽 り そ の 他 不 正 の 手 段 に よ りこ れ ら
し く は 第 五 条 の 規 定 に よ つて し た 許 可 を 取 り 消 し 、 そ の 条
の 許 可を 受 け た者 に対 して は その 許可を した 都道 府県 知事
件 を 変 更 し 、 若 しく は新た に条件を 付 し、又 は工 事 その 他
等 が 、 そ の 他 の 者 に 対 して は 都 道 府 県 知 事 等 が す る も の と
の 行 為 の 停 止 を 命 じ 、 若 し く は 相 当 の 期 限 を 定 めて 原 状 回
する。
復 そ の 他 違 反 を 是 正 す る た め 必 要 な 措 置 ( 以 下こ の 条 に お
いて「原状回復等の措置」という。
)を講ずべきことを命ず
ることができる。
一 目的
二 調査 若 し く は 測量の 場 所 又 は除 去 若 しくは移転を す べ
き物件の種類及び所在の場所
三 調 査及 び 測 量 の 期 間及び 時 間 又 は 物件 の除 去 若 しく は
移転を完了すべき期限
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一 第 四 条 第 一 項 若 しく は 第 五 条 第 一 項 の 規 定 に 違 反 した
者又はその一般承継人
二 第 四 条 第 一 項 又 は 第 五 条 第 一 項 の 許 可 に 付 した 条 件 に
違反している者
三 前 二 号 に 掲 げ る 者 か ら 当 該 違 反 に 係 る 土 地 に つ いて 工
事 その 他の 行為 を 請 け負 つた 者 又 は その工 事 そ の 他の 行
為の 下請人
四 偽り その 他不 正の手段 により、第四条第一項又は第五
条第一項の許可を受けた者
2 前 項 の 規 定 に よ る 命 令 を す る と き は 、 農 林 水 産 省 令で 定
める事項を記載した命令書を交付しなければならない。
3 都 道府県知事等は 、第一項に規定する場合 において 、次
の各 号の いず れか に 該 当すると認 めるとき は 、自ら その 原
状 回 復 等 の 措 置 の 全 部 又 は 一 部 を 講 ず るこ と がで き る 。 こ
の 場 合 に お いて 、 第 二 号 に 該 当 す る と 認 め る と き は 、 相 当
の 期限 を 定 めて 、 当該 原状 回 復等 の 措置を 講ず べき 旨及び
その 期限 まで に当 該 原状 回復等の 措置を 講じ ないとき は、
自ら 当該 原状 回 復等 の 措置を 講じ 、 当該措置 に 要 した費用
を徴収する旨を、あらかじめ、公告しなければならない。
一 第 一 項 の 規 定 に より 原状 回 復等 の 措置を 講ず べきこ と
を 命 ぜ ら れ た 違 反 転 用 者 等 が 、 当 該 命 令 に 係 る 期 限 まで
に 当 該 命 令 に 係 る 措 置 を 講 じ な い とき 、 講 じて も 十 分で
ないとき、又は講ずる見込みがないとき。
二 第 一 項 の 規 定 に より 原状 回 復 等 の 措置を 講ず べきこ と
を 命 じ よ う と す る 場 合 に お い て 、 過 失 が な くて 当 該 原状
回 復 等 の 措 置 を 命 ず べ き 違 反 転 用 者 等 を 確 知 す るこ と が
できないとき。
三 緊 急 に 原状 回 復等 の 措 置 を 講ず る 必 要 が あ る場合 に お
いて 、 第 一項 の規 定に より 原状 回 復等の措置を 講ずべき
ことを命ずるいとまがないとき。
4 都 道 府県 知事等 は 、前 項の規 定 によ り同 項の 原状 回 復等
の 措置 の 全 部又 は 一 部を 講じた とき は 、 当該 原状 回 復等 の
措 置 に 要 し た 費 用 に つ いて 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る とこ ろ
により、当該違反転用者等に負担させることができる。
5 前 項 の 規 定 に よ り 負 担 さ せ る 費 用 の 徴 収 に つ いて は 、 行
政代執行法第五条及び第六条の規定を準用する。
(農地に関する情報の利用等)
第五十一条の二 都道府県知事、市町村長及び農業委員会は、
(命令書の記載事項)
第 九 十 九 条 法 第 五 十 一 条 第 二 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事
項は、次に掲げる事項とする。
一 停 止 す べき 工 事 その 他の 行為又 は 講ず べき 原状 回 復等
の措置の内容
二 命 令の 年 月 日 及び 原状 回 復 等 の 措置を 講ず べき 旨の 命
令をするときは、その履行期限
三 命令を行う理由
四 法 第 五十一 条 第 三 項第一号 に該 当す ると認 められ ると
き は 、同 項の 規 定 に よ り 原 状 回 復 等 の 措 置 の 全 部又 は 一
部を 都道 府県 知 事等 が自 ら 講 ず るこ とがある旨及び 当 該
原状回復等の措置に要した費用を徴収することがある旨
(原状回復等の措置に係る費用負担)
第百 条 都 道 府県 知 事 等 は 、 法 第 五 十 一 条 第 四 項 の 規 定 に よ
り 当該 原状 回 復 等 の 措置 に要 した 費 用 を 負 担さ せ よ うと す
る場 合 に おいて は 、 当該 違反転用者 等 に対 し、その者 に 負
担さ せよ うと する費用の 額の算定基礎を 明示するものと す
る。
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その 所 掌 事 務の 遂 行 に必要 な限度で 、その保有 する農地 に
関 す る 情 報 を 、 そ の 保 有 に 当 た つて 特 定 さ れ た 利 用 の 目 的
以 外 の 目 的 の た め に 内 部で 利 用 し 、 又 は 相 互 に 提 供 す るこ
とができる。
2 都道 府 県 知 事 、市 町 村 長及 び 農 業 委 員会 は 、 その 所 掌 事
務 の 遂 行 に 必 要 な 限 度で 、 関 係 す る 地 方 公 共 団 体 、 農 地 中
間 管 理 機 構 そ の 他 の 者 に 対 して 、 農 地 に 関 す る 情 報 の 提 供
を求めることができる。
(情報の提供等)
第 五十 二条 農業 委員会は、農 地の農業上の利用の増進及び
農 地 の 利 用 関 係 の 調整 に 資す るほ か 、 その 所 掌 事務を 的確
に 行 う た め 、 農 地 の 保 有 及 び 利 用 の 状 況 、 借 賃 等 の 動向 そ
の 他 の 農 地 に 関 す る 情 報 の 収 集 、整 理 、 分 析 及 び 提 供 を 行
うものとする。
(農地台帳の作成)
第五十二 条の二 農業委員会は、その所掌 事務を的確に行う
た め、 前条 の規 定に よる農地に関する情 報の整 理の 一環と
して 、 一筆 の 農 地 ご と に 次 に 掲 げ る 事 項を 記 録 した 農 地 台
帳を作成するものとする。
一 その農地の所有者の氏名又は名称及び住所
二 その農地の所在、地番、地目及び面積
三 そ の 農 地 に 地 上 権 、 永小 作権 、質 権 、 使用 貸 借 に よ る
権 利 、賃 借権 又は その 他の 使用及び収益を目的とする権
利 が 設 定 さ れ て い る 場 合 に あ つて は 、こ れ ら の 権 利 の 種
類 及 び 存 続 期 間 並 び にこ れ ら の 権 利 を 有 す る 者 の 氏 名 又
は 名 称 及び 住所 並 び に 借賃 等( 第四十三 条 第二 項に おい
て 読 み 替 えて 準 用 す る 第 三 十 九 条 第 一 項 の 裁 定 に お いて
定められた補償金を含む。
)の額
四 その他農林水産省令で定める事項
2 農 地台帳は、その全部を磁 気ディスク(これ に準ずる方
法 に よ り 一 定 の 事 項 を 確 実 に 記 録 して お くこ と がで き る 物
を含む。
)をもつて調製するものとする。
3 農 地 台 帳 の 記 録 又 は 記 録 の 修 正 若 し く は 消 去 は 、こ の 法
律 の規 定 に よる 申 請 若 しくは届 出又 は 前条の規 定 による農
地 に 関 す る 情 報 の 収 集 に よ り 得 ら れ た 情 報 に 基 づ いて 行 う
も の と し 、農 業 委 員会 は 、農 地 台 帳の 正確 な記 録を 確 保 す
るよう努めるものとする。
(農 地台帳の 記録事項)
第 百 一 条 法 第 五 十 二 条 の 二 第 一 項 第 四 号 の 農 林 水 産 省 令で
定める事項は、次に掲げる事項とする。
一 その 農 地の 耕作 者 の氏名又 は名称及び その 者 の整 理番
号
二 その 農地 に使用貸借 による権利、賃借権又はその他の
使用 及び 収益 を 目的 とす る権 利が 設定されて いる場合 に
あつては、当該権利が次のいずれに該当するかの別
イ 法 第 三 条 第 一 項 の 許 可 を 受 けて 設 定 又 は 移 転 され た
もの
ロ 農業経営基盤強 化促 進 法第十九条の規定 による公告
- 84 -
4
前三項に規定するもののほか、農地台帳に関し必要な事
項は、農林水産省令で定める。
が あ つ た 農 用 地 利 用 集 積 計 画 の 定 め る と こ ろ に よ つて
設定又は移転されたもの
ハ 特 定農 地 貸 付 け に 関す る農 地 法等 の 特 例に 関す る 法
律 第 三 条 第 三 項 の 承 認 に 係 る 特 定 農 地 貸 付 け に よ つて
設定又は移転されたもの
ニ イからハまでに掲げるもの以外のもの
三 その農地に係 る遊休農地に関する措置( 法第四章に定
める措置をいう。
)の実施状況
四 そ の 農 地 の 所 有 者 が 当 該 農 地 に つ いて 法 第 三 条 第 一 項
本文 に 掲げ る権 利を 設定 し、又 は移転する意思が ある旨
の 表 明 が あ つた 場合 に あ つ て は 、 その 旨 ( その 旨を 法第
五 十 二 条 の 三 第 一 項 の 規 定 に よ り 公 表 す るこ と に つ いて
当該所有者の同意がある場合に限る。
)
五 その 農 地が 次に 掲げる地域又は区域内に ある場合 にあ
つては、その旨
イ 農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 す る 法 律 第 六 条 第 一 項の 規
定により指定された農業振興地域
ロ 農業 振 興地 域の 整 備 に 関 す る 法律 第 八条 第二 項 第 一
号に規定する農用地区域
ハ 都市計画法第四条第二項に規定する都市計画区域
ニ 市街化区域
ホ 都市 計画 法 第七 条第 一項の規 定により定められた 市
街化調整区域
ヘ 生 産 緑 地 法 ( 昭 和 四 十 九 年 法律 第 六 十 八号 ) 第三 条
第一項の規定により定められた生産緑地地区
六 そ の 農 地 が 租 税 特 別 措 置 法( 昭 和 三 十 二 年 法 律 第二 十
六号 ) 第七 十条 の四 第一 項本 文又は第七十条の 六第一項
本文の規定の適用を受けているかどうかの別
七 そ の 農 地 に つ いて 農 地 中 間 管 理 機 構 が 農 地 中 間 管 理 権
を 有 す る 場 合 に は 、 そ の 旨 及 び 当 該 農 地 に つ いて の 賃 借
権又は使用貸借による権利の設定又は移転の状況
その他必要な事項
八
(農地台帳の正確な記録を確保するための措置)
第 百二 条 農業委員会は、農地台 帳の正確な記録を確保する
た め、 毎年 一回 以上 、農地台 帳について 、固 定 資産課 税台
帳(地 方税 法(昭和二十五年法律第二百二十六号 )第三百
四十一条第九号に掲げる固定資産課税台帳をいう。
)及び住
民 基 本 台 帳 と の 照合 を 行 う も の と す る。 た だ し 、 固 定 資 産
課 税台 帳と の 照合 は 、同 法第二十二条の 規定に違反 しない
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(農地台帳及び農地に関する地図の公表)
第五十二条の三 農業委員会は、農地に関する情報の活用の
促 進 を 図 る た め 、第 五十 二 条 の 規 定 に よ る 農 地 に 関 す る情
報 の 提 供 の 一 環 と して 、農 地 台 帳 に記 録 され た 事 項( 公 表
す るこ と に よ り 個 人 の 権 利 利 益 を 害 す る も の そ の 他 の 公 表
す る こ と が 適 当で な い も の と して 農 林 水 産 省 令で 定 め る も
のを除く。
)をインターネットの利用その他の方法により公
表するものとする。
2 農 業 委 員会 は 、農地 に 関す る情 報 の 活用 の 促 進 に 資す る
よ う 、 農 地 台 帳 の ほ か 、 農 地 に 関 す る 地 図 を 作 成 し 、こ れ
を イ ン タ ーネ ッ ト の 利用 その 他 の 方 法 に よ り 公 表 す るも の
とする。
3 前 条 第二 項か ら 第四 項まで の 規 定 は 、前 項の 地 図 に つ い
て準用する。
(違反転用に対する措置の要請)
第五十二条の四 農業委員会は、必要があると認めるときは、
都道府県 知事等に対し、第 五十一条第一項の規定による命
令 そ の 他 必 要 な 措 置 を 講 ず べ き こ と を 要 請 す るこ と がで き
る。
(不服申立て)
第 五 十 三 条 第 九 条 第 一 項 ( 第 十 二 条 第 二 項 に お いて 準 用 す
る場合を含む。
)の規定による買収令書の交付又は第三十九
条 第 一 項 ( 第 四 十 三 条 第 二 項 に お いて 読 み 替 えて 準 用 す る
場合を含む。
)の裁定についての審査請求においては、その
対 価 、 借 賃 又 は 補 償 金 の 額 に つ いて の 不 服 を そ の 処 分 に つ
い て の 不 服 の 理 由 と す るこ と がで き な い 。 た だ し 、 第 四 十
範囲内で行うものとする。
(農地台帳に記録された事項の提供)
第百三条 農業委員会は、農地 中間管理機構に対し 、その求
めに 応じ 、農 地 台 帳 に記録された 事 項を 提供する ものとす
る。
2 農 業 委 員会 は 、 前 項 の 規 定 に よ り 農 地 台 帳 に 記 録 され た
事 項を 提 供 す る場 合 には 、 当該 事 項の 漏え い 、滅失又 は毀
損の 防 止 その 他 の 当 該 事 項の 適 切 な 管 理の た め に 必 要 な条
件を付すものとする。
(公表することが適当でない事項等)
第 百 四 条 法 第 五 十 二 条 の 三 第 一 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る
事 項 は 、 次 の 各 号 に 掲 げ る 区 分 に 応 じ 、 それ ぞれ 当 該 各 号
に定める事項とする。
一 市街化区域内にある農地 全ての事項
二 前 号 に 掲げ る農 地 以外の 農地 法第 五十二条の二第一
項 第 一号 及び 第三 号 に 規 定 す る者 の 住所 並び に同 号 に規
定す る借 賃等 の額 並 び に 第百 一条 第二号 、第六号及び 第
八号に掲げる事項
2 法第五十二条の三第一項の規定による公 表は、次に掲げ
る方法により行うものとする。
一 公 表 す べ き 事 項を 記 載 し た 書 面を 市 町 村 の 事 務 所 に 備
え置き、公衆の閲覧に供すること。
二 公 表 す べき 事 項 ( 法 第 五十二 条 の 二 第 一 項 第 一号 及 び
第三号 に規定する者の氏名又は名称並びに第百一条第一
号に規定する者の氏名又は名称を除く。
)をインターネッ
トの利用その他の方法により提供すること。
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削除
三 条 第 二 項 に お いて 読 み 替 えて 準 用 す る 第 三 十 九 条 第 一 項
の 裁定 を 受 けた 者 が その 裁定に係 る農地 の所有者等を 確 知
す るこ と が で き な いこ と に よ り 第 五 十 五 条 第 一 項 の 訴 え を
提起することができない場合は、この限りでない。
2 第四条 第一項又は第五条第一項の規定に よる許可に関す
る 処 分 に 不 服 が あ る 者 は 、 その 不服 の 理 由 が 鉱業 、採 石 業
又 は 砂 利 採 取 業 と の 調整 に 関 す る も ので あ る とき は 、公 害
等調整委員会に対して裁定の申請をすることができる。
3 第 七 条 第 二 項 又 は 第 六 項 の 規 定 に よ る 公 示 に つ いて は 、
審 査 請 求を す る こ と がで き な い 。 前 項 の 規 定 に よ り 裁 定 の
申請をすることができる処分についても、同様とする。
4 行 政不服 審査 法( 平 成二 十 六 年法律 第六十 八号 ) 第二 十
二 条 の 規 定 は 、 前 項 後 段 の 処 分 に つき 、処 分を した 行 政庁
が 誤 つて 審 査 請 求 又 は 再 調 査 の 請 求 を す るこ と がで き る 旨
を教示した場合に準用する。
第五十四条
(対価等の額の増減の訴え)
第 五十 五条 次に掲げる対 価、借賃又は補償金の額に不服 が
あ る 者 は 、 訴 え を も つて 、 そ の 増 減 を 請 求 す るこ と が で き
る。 た だ し、こ れ ら の対価、借賃又は補償金に係 る処 分の
あつた日から六月を経過したときは、この限りでない。
一 第 九 条 第 一 項 第 三 号 ( 第 十 二 条 第 二 項 に お いて 準 用 す
る場合を含む 。
)に規定する対価
二 第三十九条第二項第四号に規定する借賃
三 第 四 十 三 条 第 二 項 に お いて 読 み 替 えて 準 用 す る 第 三 十
九条第二項第四号に規定する補償金
2 前 項 第 一 号 に 掲 げ る 対 価 の 額 に つ いて の 同 項 の 訴 え に お
いて は 国 を 、 同 項 第 二 号 に 掲 げ る 借 賃 の 額 に つ いて の 同 項
の 訴 え に お いて は 農 地 中 間 管 理 機 構 又 は 第 三 十 七 条 の 規 定
に よる 申請 に係 る農 地の所有者等を 、同 項第三号 に掲げる
補 償 金 の 額 に つ い て の 同 項 の 訴 え に お いて は 農 地 中 間 管 理
機 構 又 は 第 四 十 三 条 第 一 項の 規 定 に よ る 申 請 に 係 る 農 地 の
所有者等を、それぞれ被告とする。
3 第 一 項 第 一号 に 掲 げ る 対 価 に つき こ れ を 増 額 す る 判 決 が
確 定 し た 場 合 に お いて 、 増 額 前 の 対 価 が 第 十 条 第 二 項 ( 第
十二条第二項において準用する場合を含む。
)の規定により
供託 され て い る とき は 、国 は 、 その 増額 に係 る 対 価を 供託
し な け れ ば な ら ず 、 ま た 、こ の 場 合 に お いて は 、 第 十 条 第
- 87 -
三項の規定を準用する。
4 第 十 一 条 第 二 項の 規 定 は 、 前 項の 規 定 に よ り 供 託 され た
対価について準用する。
(土地の面積)
第 五十 六条 こ の 法律 の適 用 に つ いて は 、 土地 の 面 積は 、登
記 簿の 地 積 に よ る 。 た だ し、登 記 簿の 地 積が著 しく 事実 と
相 違 する場合 及び 登記簿の 地積がない場合には、実測に基
づき、農業委員会が認定したところによる。
(換地予定地に相当する従前の土地の指定)
第 五十 七条 第七条第 一項の規定による買収を する場 合 に お
いて 、 そ の 買 収 の 対 象 と な るべき 農 地 を 明ら か に す るた め
特に必要があるときは、農林水産大臣は、旧耕地整理法(明
治 四 十 二 年 法律 第三 十号 ) に 基づ く 耕 地 整 理 、 土 地 区 画整
理 法施 行 法( 昭 和 二 十 九 年 法 律 第 百 二 十 号 ) 第 三 条 第 一 項
若 し く は 第 四 条 第 一 項 に 規 定 す る 土 地 区 画整 理 若 し く は 土
地 改 良 法 に 基づ く 土 地 改 良 事 業 に 係 る 規 約 又 は 同 法 第 五 十
三 条の 五第 一項(同 法第九十六条及び第 九十六条の四第一
項において準用する場合を含む。
)若しくは第八十九条の二
第 六 項 若 し く は 土 地 区 画 整 理 法( 昭 和 二 十 九 年 法 律 第 百 十
九 号 ) 第 九 十 八 条 第 一 項 の 規 定 に よ つて 、 換 地 処 分 の 発 効
前 に 従 前 の 土 地 に 代 えて 使 用 又 は 収 益 を す るこ と がで き る
も の と して 指 定 さ れ た 土 地 又 は そ の 土 地 の 部 分 に 相 当 す る
従前の土地又 は土地の部分を地目、地積、土性等を考慮し
て指定することができる。
2 農 林 水産 大 臣は 、前 項の 規 定 に よ る指 定を した とき は 、
その指 定の 内容を 遅滞なく農業 委員会 に通知しなければ な
らない。
(指示及び代行)
第 五十 八条 農 林 水 産 大 臣 は 、 こ の 法律 の 目 的を 達 成 す るた
め 特 に 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、こ の 法 律 に 規 定 す る 農
業委員会の事務(第六十三条第一項第二号から第五号まで、
第 七 号 か ら 第 十 一号 まで 、 第 十 三 号 、 第 十 四 号 、 第 十 八 号
及び第十九号並びに第二項各号に掲げるものを除く。
)の処
理 に 関 し 、 農 業 委 員 会 に 対 し 、 必 要 な 指 示 を す るこ と がで
きる。
2 農 林 水 産 大 臣 は 、こ の 法 律 の 目 的 を 達 成 す る た め 特 に 必
要 が あ る と 認 め る と き は 、こ の 法 律 に 規 定 す る 都 道 府 県 知
- 88 -
事又 は指 定 市町 村の 長の事務( 第六十三条第一 項第二号 、
第 六 号 、 第 八 号 、 第 十 二 号 及 び 第 十 六 号 か ら 第 十 八 号 まで
に掲げるものを除く。次項において同じ。
)の処理に関し、
都 道 府県 知 事 又 は 指 定 市 町 村の 長 に 対 し 、 必要 な指 示を す
ることができる。
3 農 林 水産 大 臣は 、 都道 府県 知事 又 は指 定市町 村の 長が前
項 の 指 示 に 従 わ な い と き は 、こ の 法 律 に 規 定 す る 都 道 府 県
知事又は指定市町村の長の事務を処理することができる。
農林水産大臣は、前項の規定により自ら処理するときは、
その旨を告示しなければならない。
4
(是正の要求の方式)
第 五 十 九 条 農 林 水産 大 臣は 、 次に 掲げ る 都道 府県 知事の 事
務の 処 理 が 農地 又 は 採 草放牧地の確保に支障 を 生じさせて
い るこ と が 明 ら か で あ る と して 地 方 自 治 法 第 二 百 四 十 五 条
の 五第 一 項の 規 定 に よ る 求 め を 行 う とき は 、 当 該 都 道 府県
知事が講ずべき措置の内容を示して行うものとする。
一 第 四 条 第 一 項及 び 第 八 項 の 規 定 に よ り 都道 府県 知 事 が
処 理 す るこ と と さ れ て い る 事 務 ( 同 一 の 事 業 の 目 的 に 供
す るた め四 ヘ ク タ ール を 超 え る 農地を 農地 以外 のも の に
する行為に係るものを除く 。
)
二 第 五 条 第 一 項及 び 第 四 項の 規 定 に より 都 道 府 県 知 事 が
処 理 す るこ と と さ れ て い る 事 務 ( 同 一 の 事 業 の 目 的 に 供
す るた め四 ヘク タ ー ル を 超 え る 農 地 又 は そ の 農 地 と 併 せ
て 採 草 放 牧 地 に つ いて 第 三 条 第 一 項 本 文 に 掲 げ る 権 利 を
取得する行為に係るものを除く。
)
2 農 林 水産 大臣は 、 次に掲げる市町 村の 事務の処 理が農地
又 は 採 草 放 牧 地 の 確 保 に 支 障 を 生 じ さ せて い るこ と が 明 ら
か で あ る と して 地 方 自 治 法 第 二 百 四 十 五 条 の 五 第 二 項の 指
示を 行う とき は、 当 該市町村が講ずべき 措置の内容を 示し
て行うものとする。
一 第 四 条 第 一 項及 び 第 八 項の 規 定 に より 指 定 市 町 村の 長
が 処 理 す るこ と と さ れ て い る 事 務 ( 同 一 の 事 業 の 目 的 に
供 す るた め四 ヘク タ ー ル を 超 え る 農 地を 農 地 以外 の も の
にする行為に係るものを除く。
)
二 第 五条 第 一 項及 び 第 四 項の 規 定 に より 指 定 市 町 村の 長
が 処 理 す るこ と と され て い る 事 務( 同 一の 事業 の 目 的 に
供 す るた め 四 ヘ ク タ ー ル を 超 え る 農 地 又 は そ の 農 地 と 併
せて 採 草 放 牧 地 に つ いて 第 三 条 第 一 項 本 文 に 掲 げ る 権 利
を取得する行為に係るものを除く。
)
- 89 -
三 前 項 各 号 に 掲 げ る 都道 府県 知 事の 事務を 地 方自 治 法第
二 百 五 十 二 条 の 十 七 の 二 第 一 項 の 条 例 の 定 め る とこ ろ に
よ り市 町 村 が 処 理 す るこ と とさ れ た場 合 に おけ る 当該市
町村の当該事務
(農業委員会に関する特例)
第三 十四条 農 業 委 員会 等 に 関 す る 法律( 昭和 二 十 六 年 法律
第 八 十 八号 ) 第 三 条 第 一 項た だ し書 又 は 第 五 項の 規 定 に よ
り 農 業 委 員 会 が 置 か れ て い な い 市 町 村 に つ いて のこ の 政 令
( 第 二 十 四 条 及 び 第 二 十 六 条 を 除 く 。 以 下 こ の 条 に お いて
同じ。
)の適用については、この政令中「農業委員会」とあ
るのは、
「市町村長」とする。
(大都市の特例)
(大都市の特例)
第 五 十 九 条 の 二 第 十 八 条 第 一 項 及 び 第 三 項 の 規 定 に よ り 都 第 三 十 三 条 第 二 十 条 の 規 定 に よ り 都 道 府 県 が 処 理 す るこ と
道 府 県 が 処 理 す る こ と と さ れ て い る 事 務 並 び にこ れ ら の 事
と され て い る 事 務 の うち 、 指 定 都 市 の 区 域 内 に あ る 農 地 又
務 に 係 る 第 四 十 九 条 第 一 項 、 第三 項及 び 第 五 項並び に 第 五
は 採 草 放 牧 地 に 係 る も の に つ いて は 、 当 該 指 定 都 市 が 処 理
十 条 の 規 定 に よ り 都 道 府 県 が 処 理 す るこ と と さ れ て い る 事
す る も の と す る 。 こ の 場 合 に お いて は 、こ の 政 令 中 前 段 に
務のうち 、指定 都市 の区域内にある農地又は採 草放 牧地に
規 定 す る事 務 に 係 る 都道 府県 知事 に 関す る規 定 は 、指 定 都
係るものについては、当該指定都市が処理するものとする。
市 の 長 に 関 す る 規 定 と して 指 定 都 市 の 長 に 適 用 が あ る も の
こ の 場 合 に お いて は 、こ の 法 律 中 前 段 に 規 定 す る 事 務 に 係
とする。
る 都 道 府 県 又 は 都道 府県 知 事 に 関 す る 規 定 は 、指 定 都 市 又
は 指 定 都 市 の 長 に 関 す る 規 定 と して 指 定 都 市 又 は 指 定 都 市
の長に適用があるものとする。
(農業委員会に関する特例)
第 六 十 条 農 業 委 員会 等 に 関 す る 法律 第 三 条 第 一 項た だ し書
又 は 第 五 項 の 規 定 に より 、農業 委 員会 が置 かれて い な い市
町 村 に つ いて の こ の 法 律 ( 第 二 十 五 条 を 除 く 。 以 下 こ の 項
において同じ。
)の適用については、この法律中「農業委員
会」とあるのは、
「市町村長」と読み替えるものとする。
2 農 業 委 員会 等 に 関 す る 法 律 第 三 条 第 二 項の 規 定 に よ り 二
以 上 の 農 業 委 員 会 が 置 か れ て い る 市 町 村 に つ いて のこ の 法
律 の 適 用 に つ いて は 、こ の 法 律 中 「 市 町 村 の 区 域 」 と あ る
のは 、
「農業委員会の区域」と読み替えるものとする。
(特別区等の特例)
(特別区等の特例)
第六十一条 この法律中市町村又は市町村長に関する規定(指 第三十五条 この政令中市町村又は市町村長に関する規定は、
定都市にあつては、第三条第四項を除く。
)は、特別区のあ
特 別 区 の あ る 地 に あ つて は 特 別 区 又 は 特 別 区 の 区 長 に 、 指
る 地 に あ つて は 特 別 区 又 は 特 別区 の 区 長に 、指 定 都市( 農
定 都 市 ( 農 業 委 員会 等 に 関 す る 法律 第 四 十 一 条 第 二 項の 規
業 委 員 会 等 に 関 す る 法律 第 四 十 一 条 第 二 項の 規 定 に よ り 区
定により区(総合区を含む。以下この条において同じ。
)ご
(総合区を含む。以下この条において同じ。
)ごとに農業委
とに農業委員会を置かないこととされたものを除く。
)にあ
員会を置かないこととされたものを除く。
)にあつては区又
つては区又は区長(総合区長を含む。
)に適用する。
は区長(総合区長を含む。
)に適用する。
(権限の委任)
第 六 十 二 条 こ の 法律 に 規 定 す る 農 林 水産 大 臣の 権 限 は 、 農
林 水 産 省 令 で 定 め る とこ ろ に よ り 、 そ の 一 部を 地 方 農 政 局
(権限の委任)
第 百 五 条 法及び 令に規 定す る農 林 水産 大臣の 権限( 法第四
条 第 一項及び 令第 九条の規 定による指定及び その取消 しに
- 90 -
長に委任することができる。
(事務の区分)
(事務の区分)
第 六 十 三 条 こ の 法律 の 規 定 に より 都道 府県 又 は市 町 村が処 第 三 十 六条 こ の 政 令の 規 定 に より 都道 府県 又 は市 町 村が処
理 す る こ と と さ れ て い る 事 務 の うち 、 次の 各 号 及 び 次 項 各
理 す るこ と と さ れ て い る 事 務 の うち 、 次 の 各 号 及 び 次 項 各
号 に掲げるもの 以 外のものは、地 方自治法第二条第九項第
号 に 掲 げ る も の 以外 の も の は 、地 方自治 法 ( 昭和二 十二 年
一号に規定する第一号法定受託事務とする。
法 律 第 六十 七号 ) 第 二 条 第 九 項 第 一 号 に 規 定 す る 第 一号 法
一 第 三 条 第 四 項 の 規 定 に よ り 市 町 村 が 処 理 す るこ と と さ
定受託事務とする。
れて い る事 務( 同 項の規 定に より農業委員会が処 理する
一 第三条第二項の規定により市町村(指定市町村に限る。)
こととされている事務を除く。
)
が 処 理 す るこ と と さ れ て い る 事 務 ( 同 一 の 事 業 の 目 的 に
二 第 四 条 第 一 項 、 第二 項及 び 第 八 項の 規 定 に より 都 道 府
供 するた め四 ヘク タールを 超え る農地を農地以外のもの
県 等 が 処 理 す るこ と と さ れ て い る 事 務 ( 同 一 の 事 業 の 目
にする行為に係るものを除く。
)
的に供す るため四ヘクタ ールを超 える農地を農地 以外の
二 第 九 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 市 町 村 が 処 理 す るこ と と さ
ものにする行為に係るものを除く。
)
れている事務
三 第 四 条 第 三 項 の 規 定 に よ り 市 町 村 が 処 理 す るこ と と さ
三 第 九 条 第 三 項( 同 条 第 九 項 に お い て 読 み 替 えて 準 用 す
れている事務(意見を付する事務に限る。
)
る場合を含む。
)の規定により都道府県が処理することと
四 第四条第三項の規定により市町村(指定市町村に限る。)
されている事務
が処理 するこ と とされて い る事務(申請書を 送付する事
四 第 九 条 第 七 項 の 規 定 に よ り 指 定 市 町 村 が 処 理 す るこ と
務 (同 一の 事 業の 目的 に供 するた め四 ヘク タ ールを 超え
とされて いる事 務
る農地を農地以外のものにする行為に係るものを除く。
)
五 第十条第二項の規定により市町村(指定市町村に限る。)
に限る。
)
が 処 理 す るこ と と さ れ て い る 事 務 ( 同 一 の 事 業 の 目 的 に
五 第 四 条 第 四 項及 び 第 五 項(こ れ ら の 規 定を 同 条 第 十 項
供す るため四ヘクタ ールを超 え る農地又はその 農地と併
において準用する場合を含む。
)の 規定により市町村が処
せて 採 草 放 牧 地 に つ いて 法 第 三 条 第 一 項 本 文 に 掲 げ る 権
理することとされている事務
利を取得する行為に係るものを除く。
)
六 第 四 条 第 九 項 の 規 定 に よ り 都 道 府 県 等 が 処 理 す るこ と
六 第 二 十 条 第 二 項 の 規 定 に よ り 市 町 村 が 処 理 す るこ と と
とされて い る事 務( 意見 を 聴 く 事務(同 一の事業の目的
されている事務(意見を付する事務に限る。
)
に 供 す る た め 四 ヘ ク タ ー ル を 超 え る 農 地 を 農 地 以 外 の も 2 こ の 政 令 の 規 定 に よ り 市 町 村 が 処 理 す るこ と と さ れ て い
のにする行為に係るものを除く。
)に限る。
)
る 事 務 の うち 、 次 に 掲 げ る も の は 、 地 方 自 治 法 第 二 条 第 九
七 第 四 条 第 九 項 の 規 定 に よ り 市 町 村 が 処 理 す るこ と と さ
項第二号に規定する第二号法定受託事務とする。
れている事務(意見を述べる事務に限る。
)
一 第三条第二項の規定により市町村(指定市町村を除く。)
八 第 五条 第 一 項及 び 第 四 項の 規 定 並 び に同 条 第 三 項 に お
が 処 理 す るこ と と さ れ て い る 事 務(同 一の 事業 の 目 的 に
い て 準 用 す る 第 四 条 第 二 項 の 規 定 に よ り 都 道 府県 等 が 処
供 するた め四ヘクタ ールを 超え る農地を農 地以外のもの
理 す るこ と と さ れ て い る 事 務 ( 同 一 の 事 業 の 目 的 に 供 す
にする行為に係るものを除く。
)
るた め四 ヘ ク タ ー ル を 超 え る 農 地 又 は その 農 地 と 併 せて
二 第十条第二項の規定により市町村(指定市町村を除く。)
採 草 放 牧 地 に つ いて 第 三 条 第 一 項 本 文 に 掲 げ る 権 利 を 取
が処 理す るこ と とさ れて いる 事務 (同 一の 事業 の 目 的 に
得する行為に係るものを除く。
)
供 す るた め 四 ヘ ク タ ール を 超 え る 農 地 又 は そ の 農 地 と併
九 第 五 条 第 三 項 に お い て 準 用 す る 第 四 条 第 三 項の 規 定 に
せて 採草放牧地に ついて 法第三条 第一項本文に掲げる権
よ り 市 町 村 が 処 理 す るこ と と さ れ て い る 事 務 ( 意 見 を 付
利を取得する行為に係るものを除く。
)
する事務に限る 。
)
係 る権 限 並 び に 法 第 五 十 八 条 第 四 項の 規 定 に よ る 権 限 を 除
く。
)は、地方農政局長に委任する。
- 91 -
2
十 第 五 条 第 三 項 に お いて 準 用 す る 第 四 条 第 三 項 の 規 定 に
より市町村(指定市町村に限る。
)が処理することとされ
て いる 事 務 ( 申 請 書 を 送 付 す る 事 務 ( 同 一の 事 業 の 目 的
に 供 するた め 四ヘクタ ールを 超え る農地又はその農地と
併せて 採 草放 牧地に ついて 第三条 第一項本文に掲げる権
利を取得する行為に係るものを除く。
)に限る。
)
十 一 第 五 条 第 三 項 に お いて 読 み 替 えて 準 用 す る 第 四 条 第
四 項 及 び 第 五 項 の 規 定 並 び に 第 五 条 第 五 項 に お いて 読 み
替 え て 準 用 す る 第 四 条 第 十 項 に お いて 読 み 替 え て 準 用 す
る同 条 第 四 項及 び 第 五 項 の 規 定 に より市町 村 が処 理す る
こととされている事務
十 二 第 五 条 第 五 項 に お いて 準 用 す る 第 四 条 第 九 項 の 規 定
に よ り 都 道 府 県 等 が 処 理 す る こ と とされて い る 事 務 ( 意
見を 聴く 事 務( 同 一の事業の 目的 に供するた め四 ヘクタ
ー ル を 超 え る 農 地 又 は その 農 地 と 併 せて 採 草 放 牧 地 に つ
いて 第三 条第 一項本文に掲げる権利を取得する行為に係
るものを除く。
)に限る。
)
十 三 第 五 条 第 五 項 に お いて 準 用 す る 第 四 条 第 九 項 の 規 定
に より 市町 村が 処 理 す るこ と と されて い る事 務( 意見を
述べる事務に限る。
)
十四 第 三 十 条 、 第 三 十 一 条 、 第 三 十 二 条 第 一 項 、同 条 第
二 項 か ら 第 五 項 まで (こ れ ら の 規 定を 第 三 十 三 条 第 二 項
において準用する場合を含む。)、第三十三条第一項、第
三 十 四 条 、 第三 十 五条 第 一 項及 び 第三 項 、 第三 十 六 条 並
び に 第 四 十 三 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 市 町 村 が 処 理 す るこ
と と さ れ て いる 事 務
十 五 第 四 十 四 条 の 規 定 に よ り 市 町 村 が 処 理 す るこ と と さ
れている事務
十 六 第 四 十 九 条 第 一 項 、 第三 項及 び 第 五 項並び に 第 五十
条 の 規 定 に よ り 都 道 府 県 等 が 処 理 す るこ と と さ れ て い る
事務 ( 第二 号 、 第八 号及 び 次号 に 掲げる事務 に係 るもの
に限る。
)
十 七 第 五 十 一 条 の 規 定 に よ り 都 道 府 県 等 が 処 理 す るこ と
とされて いる 事務 (第 二 号及 び 第 八号に掲げる事務に係
るものに限る。
)
十 八 第 五 十 一 条 の 二 の 規 定 に より 都 道 府県 又 は 市 町 村 が
処理することとされている事務
十 九 第 五 十 二 条 か ら 第 五 十 二 条 の 三 まで の 規 定 に よ り 市
町村が処理することとされている事務
こ の 法 律 の 規 定 に よ り 市 町 村 が 処 理 す るこ と と さ れ て い
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る事務の うち 、 次に 掲げるものは、地方自治法第二条第九
項第二号に規定する第二号法定受託事務とする。
一 第四条 第 一項第七号の規定 により市町村(指定市町村
を除く。
)が処理することとされている事務(同一の事業
の目 的に供す るため四ヘクタ ールを超える農地を農地 以
外のものにする行為に係るものを除く。
)
二 第四条第三項の規定により市町村(指定市町村を除く。)
が 処 理 す るこ と と さ れ て い る 事 務 ( 申 請 書 を 送 付 す る 事
務( 同 一 の事 業の 目 的 に 供 す るた め四ヘク タ ールを 超え
る農地を農地以外のものにする行為に係るものを除く。
)
に限る。
)
三 第 五条第 一項第六号の規 定により市町村(指定市町村
を除く 。
)が処理することとされている事務(同一の事業
の目 的に供 するため四ヘクタ ールを超える農地又 はその
農 地 と 併せて 採 草放 牧 地 に ついて 第三 条 第 一項本文に掲
げる権利を取得する行為に係るものを除く。
)
四 第 五 条 第 三 項 に お いて 準 用 す る 第 四 条 第 三 項 の 規 定 に
より市町村(指定市町村を除く。
)が処理することとされ
て いる 事務 ( 申 請書 を 送 付 す る 事務(同 一の 事業 の 目 的
に 供 す るた め 四 ヘ ク タ ール を 超 え る農 地 又 は その 農地 と
併 せ て 採 草 放 牧 地 に つ いて 第 三 条 第 一 項 本 文 に 掲 げ る 権
利を取得する行為に係るものを除く。
)に限る。
)
罰則
(運 用上の配慮 )
第 六 十 三 条 の 二 こ の 法 律 の 運 用 に 当 た つて は 、 我 が 国 の 農
業が 家族農業 経営 、 法人による農業経営等の経営 形態が異
なる 農 業者 や 様 々な経営規模の農業者 など 多様な農業者 に
よ り 、 及 び そ の 連 携 の 下 に 担わ れ て い るこ と 等 を 踏 ま え 、
農 業 の 経 営 形 態 、 経 営 規 模 等 に つ いて の 農 業 者 の 主 体 的 な
判断に基づく様々な農業に関する取組を尊重するとともに、
地 域 に お け る 貴 重 な 資 源で あ る 農 地 が 地 域 と の 調 和 を 図 り
つつ農業上有効に利用されるよう配慮しなければならない。
第六章
第 六 十 四 条 次の 各号の いずれ か に該 当する者 は 、三 年以下
の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。
一 第三 条第 一項、第四条 第一項、第五条第一項又は第十
八条第一項の規定に違反した者
偽りその他 不正の手段により、第三条第 一項、第四条
第 一 項 、 第 五条 第 一 項 又 は 第 十 八 条 第 一 項 の 許 可を 受 け
二
- 93 -
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た者
三 第 五十 一条 第 一 項の 規 定 に よる 都道 府県 知事等 の 命 令
に違反した者
(4)
第六十五条 第四十九条第一項の規定による 職員の調査、測
量 、除 去又 は 移 転 を 拒 み 、 妨げ 、又 は 忌避 した 者 は 、 六 月
以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
(1)
第六十六条 第四十四条第一項の規定による市町村長の命令
に違反した者は、三十万円以下の罰金に処する。
第 六十 七条 法人の代 表者又は法人若しくは人の代理 人、使
用 人 その 他の 従業 者 が 、 その 法人又 は 人の 業 務 又 は 財 産 に
関し 、次の 各号 に 掲 げ る規定の 違反 行為を し た とき は 、行
為 者 を 罰 す る ほ か 、 そ の 法 人 に 対 して 当 該 各 号 に 定 め る 罰
金刑を、その人に対して各本条の罰金刑を科する。
一 第 六 十 四 条 第 一号 若 し く は 第 二 号 (こ れ ら の 規 定 中第
四条第一項又は第五条第一項に係る部分に限る。
)又は第
三号 一億円以下の罰金刑
二 第六十四条(前号に係る部分を除く。
) 又は前二条 各
本条の罰金刑
第 六 十 八 条 第 六 条 第 一 項 の 規 定 に 違 反 して 、 報 告 を せ ず 、
又は虚偽の報告をした者は、三十万円以下の過料に処する。
第 六 十 九 条 第 三 条 の 三 の 規 定 に 違 反 して 、 届 出 を せ ず 、 又
は虚偽の届出をした者は、十万円以下の過料に処する。
(4)
(4)
附 則 抄
附 則 抄
(農林水産大臣に対する協議)
2 都 道府県 知事等は、当分の間、次に 掲げる場合 には、あ
らかじめ、農林水産大臣に協議しなければならない。
一 同 一 の事 業の 目的に供す るた め四ヘク タ ールを 超える
農地を農地以外の もの にする 行為(農村地域工業等導入
( 農 林 水産 大臣に対する協議を 要 しな い四ヘク タールを 超
促 進 法( 昭 和四 十 六 年 法 律 第 百 十 二 号 ) その 他 の 地 域の
える農地の転用)
開 発 又 は 整 備 に 関 す る 法 律 で 政 令で 定 め る も の ( 第 三 号 7 法 附 則 第 二 項 第 一 号 の 地 域 の 開 発 又 は 整 備 に 関 す る 法 律
において「地域整備法」という。
)の定めるところに従つ
で 政令で 定め るも のは、第四 条第一項第二号ヘ から ま
て 農 地 を 農 地 以 外 の も の に す る 行 為 で 政 令で 定 め る 要 件
で に 規 定 す る 法 律 と し 、 法 附 則 第 二 項 第 一 号 の 政 令で 定 め
に該当するものを除く。次号において同じ。
)に係る第四
る 要 件 は 、 同 条 第 一 項 第 二 号 ヘ か ら まで に 規 定 す る 法
条第一項の許可をしようとする場合
律 の 区 分 に 応 じ 、 それ ぞ れ 同 号 ヘ か ら まで に 掲 げ る も
(1)
(1)
のに該当することとする。
二 同 一の 事業 の 目 的 に供するた め四ヘ ク タ ールを 超える
農 地 を 農地 以 外 の も の に す る 行 為 に 係 る第 四 条 第 八 項の
協議を成立させようとする場合
三 同 一 の 事 業 の 目 的 に供 す るた め四 ヘク タ ール を 超 え る
農 地 又 は そ の 農 地 と 併 せ て 採 草 放 牧 地 に つ いて 第 三 条 第
(農 林水産大臣に対する協議を要しない四ヘクタールを超
一 項本 文に 掲げ る 権利 を 取 得す る 行為( 地 域整 備法の 定
える農地又は採草放牧地の転用のための権利移動)
め る とこ ろ に 従 つ て こ れ ら の 権 利 を 取 得 す る 行 為 で 政 令 8 法 附 則 第 二 項 第 三 号 の 政 令で 定 め る 要 件 は 、 第 四 条 第 一
で定める要件に該当するものを除く。
次号において同じ。)
項 第 二 号 ヘ か ら まで に 規 定 す る 法律 の 区 分 に 応 じ 、 そ
に係る第五条第一項の許可をしようとする場合
れ ぞれ 同 号 ヘ か ら まで に 掲 げ る も の に 該 当 す るこ と と
する。
四 同 一 の事 業の 目的に供す るた め四ヘク タ ールを 超える
農 地 又 は そ の 農 地 と 併 せ て 採 草 放 牧 地 に つ いて 第 三 条 第
一項 本文 に 掲げ る権 利を 取得 する 行為 に係 る第 五 条第四
項の協議を成立させようとする場合
◎ 農業の構造改革を推進するための農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する等の法律(平成二十五年法律第百二号)
附 則
(遊休農地に関する措置に関する経過措置)
第六条 施行日前にされた第二条の規定による改正前の農地法(以下この条において「旧農地法」という。)第三十二条の規定による通知であって、旧農地法第三十三条第一項の規定による届
出がされていないものは、新農地法第三十二条第一項の規定による利用意向調査とみなす。
2 施行日前にされた旧農地法第三十二条ただし書の規定による公告は、新農地法第三十二条第三項の規定によりされた公示とみなす。
3 施行日前にされた旧農地法第三十三条第一項の規定による届出は、旧農地法第三十四条第一項第一号又は第三号のいずれかに該当し、かつ、同項の規定による勧告がされていないときは、
新農地法第三十二条第一項の規定による利用意向調査に係る意思の表明とみなす。
4 施行日前にされた旧農地法第三十四条第一項の規定による勧告に係る同条第二項並びに旧農地法第三十五条から第三十七条まで及び第四十三条第一項の規定による報告、調停、裁定の申請
その他の行為については、なお従前の例による。
5 前項の規定によりなお従前の例によることとされる調停に係る調停案の受諾に伴う所有権の移転又は賃借権の設定若しくは移転についての農地の権利移動の制限については、なお従前の例
による。
6 施行日前に旧農地法第三十七条又は第四十三条第一項の規定による申請があった場合(第四項の規定によりなお従前の例により施行日以後にこれらの申請があった場合を含む。)における
特定利用権(旧農地法第三十七条に規定する特定利用権をいう。次項において同じ。)又は旧農地法第四十三条第一項に規定する遊休農地を利用する権利の設定については、なお従前の例に
よる。
7 施行日前に設定された特定利用権又は旧農地法第四十三条第一項に規定する遊休農地を利用する権利(前項の規定によりなお従前の例により施行日以後に設定されたこれらの権利を含む。)
については、なお従前の例による。
8 施行日前にされた旧農地法第四十四条第一項の規定による命令に係る市町村長による同条第三項の支障の除去等の措置及び当該措置に係る費用の徴収については、なお従前の例による。
(4)
(4)
◎ 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(平成二十七年法律第五十号)
附 則
(施 行期 日)
第一条 この法律は、平成二十八年四月一日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。
- 95 -
(1)
(1)
一~五 (略)
第六条 この法律(附則第一条各号に掲げる規定については、当該各規定。以下この条及び次条において同じ。)の施行前にこの法律による改正前のそれぞれの法律の規定によりされた許可等の
処分その他の行為(以下この項において「処分等の行為」という。)又はこの法律の施行の際現にこの法律による改正前のそれぞれの法律の規定によりされている許可等の申請その他の行為(以
下この項において「申請等の行為」という。)で、この法律の施行の日においてこれらの行為に係る行政事務を行うべき者が異なることとなるものは、附則第二条から前条までの規定又は附則
第八条の規定に基づく政令の規定に定めるものを除き、この法律の施行の日以後におけるこの法律による改正後のそれぞれの法律の適用については、この法律による改正後のそれぞれの法律の
相当規定によりされた処分等の行為又は申請等の行為とみなす。
2 この法律の施行前にこの法律による改正前のそれぞれの法律の規定により国又は地方公共団体の機関に対し報告、届出、提出その他の手続をしなければならない事項で、この法律の施行の日
前にその手続がされていないものについては、附則第二条から前条までの規定又は附則第八条の規定に基づく政令の規定に定めるもののほか、これを、この法律による改正後のそれぞれの法律
の相当規定により国又は地方公共団体の相当の機関に対して報告、届出、提出その他の手続をしなければならない事項についてその手続がされていないものとみなして、この法律による改正後
のそれぞれの法律の規定を適用する。
第八条 附則第二条から前条までに規定するもののほか、この法律の施行に関し必要な経過措置(罰則に関する経過措置を含む。
)は、政令で定める。
◎ 農業協同組合法等の一部を改正する等の法律(平成二十七年法律第六十三号)
附 則
(施 行期日)
第一条 この法律は、平成二十八年四月一日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。
一~三 (略)
(農地法の一部改正に伴う経過措置)
第四十一条 この法律の施行の際現にされている第三条の規定による改正前の農地法(以下この条及び次条において「旧農地法」という。
)第四条第一項又は第五条第一項の許可の申請は、第三
条の規定による改正後の農地法(以下「新農地法」という。
)第四条第一項又は第五条第一項の許可の申請とみなす。
2 前項の場合において、旧農地法第四条第三項(旧農地法第五条第三項において準用する場合を含む。)の規定により都道府県農業会議が意見を述べていない場合であって、前項の申請が、同
一の事業の目的に供するため三十アールを超える農地(耕作の目的に供される土地をいう。以下同じ。)を農地以外のものにする行為に係るもの又は農地を農地以外のものにするため若しくは
採草放牧地(農地以外の土地で、主として耕作又は養畜の事業のための採草又は家畜の放牧の目的に供されるものをいう。以下この項において同じ。
)を採草放牧地以外のもの(農地を除く。
)
にするためこれらの土地について新農地法第三条第一項本文に掲げる権利を取得する行為であって同一の事業の目的に供するため三十アールを超える農地若しくはその農地と併せて採草放牧地
についてこれらの権利を取得するものに係るものであるときは、都道府県知事は、新農業委員会法第四十三条第一項に規定する都道府県機構(以下「都道府県機構」という。)の意見を聴かな
ければならない。ただし、新農業委員会法第四十二条第一項の規定による都道府県知事の指定がされていない場合は、この限りでない。
施行日前に旧農地法第四条第六項又は第五条第五項において準用する旧農地法第四条第三項の規定により都道府県農業会議が述べた意見は、新農地法第四条第九項(新農地法第五条第五項に
おいて準用する場合を含む。
)の規定により農業委員会が述べた意見とみなす。
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