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「札幌市動物愛護のあり方の検討について」構成イメージ

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「札幌市動物愛護のあり方の検討について」構成イメージ
資料1
平成 26 年 7 月 31 日 動物管理センター
「札幌市動物愛護のあり方の検討について」構成イメージ
目標:人と動物が共生する社会の実現
1
動物愛護精神の涵養
2
動物の管理体制の整備
課題と要望(背景)
3
動物の福祉向上
条例の概要
○条例の制定(主な構成)
○飼い主・市民
▶目的
・近隣への迷惑問題
・飼い主のマナーやモラルの低下による
・条例制定の趣旨を明確にするためのもの
▶責務
不適正飼育
・安易な理由による犬猫の放棄
・飼い主のいない猫の問題
・市民、飼い主、行政、関係団体等の動物愛護管理に
関する役割と責務について規定するもの
▶動物の適正な取扱い
○法律・条令等
・動物愛護条例制定の要望
・動物の愛護及び管理に関する法律の改正
(平成 25 年 9 月)
・札幌市畜犬取締り及び野犬掃とう条例の
見直し
○動物取扱業者
・一部の業者による販売時の説明不足
○施設等
・動物、犬、猫の飼い主の遵守事項等について規定す
るもの
▶動物取扱業
・動物取扱業者の遵守事項等について規定するもの
▶特定動物
・特定動物の飼育者の遵守事項、緊急時の措置届出等
について規定するもの
○施設等の整備
▶動物の保護収容
・犬猫の引取り、保護収容、収容した動物の取扱い等
について規定するもの(引取り手数料、返還手数料、
戸口引取など)
▶動物愛護推進員
・動物愛護推進員について規定するもの
▶動物愛護推進協議会(仮称)の設置
・札幌市の動物愛護管理等の進捗管理・検証を行う
組織の設置について規定するもの
▶手数料の制定
・犬猫の引取り手数料、返還手数料、申請手数料など
▶罰則金の検討(他都市との比較)
・放し飼い、ふんの不衛生など(畜犬条例)
○札幌市動物愛護推進協議会(仮称)
・名称の変更
・札幌市愛護推進計画(仮称)の制定
・動物管理センターの体制
・体制の検討(拠点整備)
・動物愛護推進に向けた数値目標の設定
・名称の変更の検討
・普及啓発・情報発信機能の強化
・「犬猫のガイドライン」の作成
資料 2
関係者の責務
平成 26 年 7 月 31 日 動物管理センター
● 札幌市の責務について(修正案)
(1) 札幌市の責務
[前回の内容:キーワード]
・普及啓発等、必要な施策の策定及び実施
・市民、動物取扱業者、動物関係団体(獣医師会、教育機関、愛護団体等)との
協力
[修正案:具体的なキーワード]
・市民、事業者、動物関係団体及び市の連携及び協働
・国、他の地方公共団体その他の関係団体等との密接な連携
・動物愛護管理に関する施策の推進に必要な財政上の措置及び施設等の整備
・市民及び事業者等の学習の機会の提供、広報活動の充実
・動物愛護教育の推進
・人材の育成
*他都市の例
・普及啓発等、必要な施策の策定及び実施(11 指定都市+北海道)
・市民との協力(4 指定都市)
・関係団体との協力(新潟市)
・市民団体、事業者との協力(福岡市)
資料 3
猫の飼い主の遵守事項
平成 26 年 7 月 31 日 動物管理センター
● 猫の飼い主の遵守事項
[キーワード]
・室内飼育
⇒ 屋外飼育する場合
・排せつ物の適正な処理と周辺環境への配慮
・不妊去勢の実施
・室内飼育は努力義務
・屋外飼育による近隣への迷惑をどう規定するかが問題
・多頭飼育、屋外での繁殖を予防
⇒ 動物管理センターでの、猫引取り数が減少
【北海道動物の愛護及び管理に関する条例】
(猫の飼養)
第8条 猫の飼い主は、その飼養する猫について、疾病の感染及び不慮の事故を防止し、猫の健康及び安全を保持するため、室内での
飼養に努めなければならない。
2 猫の所有者は、その飼養する猫を放し飼いにする場合にあっては、猫がみだりに繁殖することを防止するため、不妊措置を講ず
るように努めなければならない。
【参考:横浜市の条例】
(飼い主等の責務)
第5条
4 動物の所有者は、当該動物がみだりに繁殖してこれに適正な飼養を受ける機会を与えることが困難となるようなおそれがあると
認める場合には、当該繁殖を防止するため、不妊手術、去勢手術その他の措置を講ずるよう努めなければならない。
6 犬又はねこの飼い主は、当該犬又はねこに適切な方法でしつけを行うよう努めなければならない。
7 ねこの飼い主は、原則として、当該ねこを屋内で飼養をするよう努めなければならない。
8 ねこを屋外で飼養をする場合には、当該ねこの排せつ物その他の廃棄物の適正な処理その他周辺環境に配慮した適正な飼養を行
うよう努めなければならない。
飼い主のいない猫対策
資料 4
● 飼い主のいない猫対策
1
平成 26 年 7 月 31 日 動物管理センター
飼い主のいない猫を飼養する者の遵守事項(条例への記載)
[キーワード]
・排せつ物の適正な処理と周辺環境への配慮
・不妊去勢の実施
・近隣住民の理解(努力義務)
飼い主のいない猫を飼養する者の遵守事項を記載している政令市
⇒ 新潟市
〔概要〕
・周辺環境の保持
・繁殖防止措置
・近隣住民の理解(努力義務)
○家庭動物等の飼養及び保管に関する基準(環境省告示第 82 号)
第5 猫の飼養及び保管に関する基準
6 飼い主のいない猫を管理する場合には、不妊去勢手術を施して、周辺地域の住民の十分な理解の下に、給餌及び給水、排せつ物の適正な処理等を
行う地域猫対策など、周辺の生活環境及び引取り数の削減に配慮した管理を実施するよう努めること。
2
飼い主のいない猫対策(推進すべき事業)
不妊去勢措置の推進
地域猫活動
• 助成金制度
• 行政による不妊去勢の実施
•
• ガイドライン等の作成
• 活動への助言や勉強会等の実施
•
資料 5
平成 26 年 7 月 31 日 動物管理センター
多頭飼育の届出
● 多頭飼育の届出
★検討事項
① 届出義務の可否
② 届出が必要な頭数
③ 届出内容
設置の目的 ⇒ 周辺環境への影響、多頭放棄
*新潟市、大阪府、山梨県、滋賀県などで導入済み
犬猫併せて 10 頭(生後 91 日以上)以上の飼育者が対象
*ただし、動物取扱業者は除く
所在地、頭数(雌雄別)、管理者等
【動物の愛護及び管理に関する法律】
(地方公共団体の措置)
第九条
地方公共団体は、動物の健康及び安全を保持するとともに、動物が人に迷惑を及ぼすことのないようにするため、条例で定めるところにより、
動物の飼養及び保管について動物の所有者又は占有者に対する指導をすること、多数の動物の飼養及び保管に係る届出をさせることその他の必要な措
置を講ずることができる。
【新潟市】
(犬又は猫の多頭飼養の届出)
第 14 条 犬又は猫の飼主等(動物の愛護及び管理に関する法律(昭和 48 年法律第 105 号。以下「法」という。)第 12 条第 1 項第 3 号に規定する第一種動
物取扱業者,法第 24 条の 3 第 1 項に規定する第二種動物取扱業者その他規則で定める者を除く。以下この条及び附則第 4 項において同じ。)は,当
該犬若しくは猫(いずれも生後 91 日未満のものを除く。)の数又はこれらの数を合計した数(以下これらを「飼養数」という。)が 10 以上となった場
合は,その 10 以上となった日から 30 日以内に,規則で定める事項を市長に届け出なければならない。
2
前項の規定による届出をした犬又は猫の飼主等は,当該届出をした事項に変更があった場合は,その変更があった日から 30 日以内に,その旨を市長
に届け出なければならない。ただし,規則で定める軽微な変更については,この限りでない。
3
第 1 項の規定による届出をした犬又は猫の飼主等は,当該届出に係る飼養又は保管を廃止した場合及び当該届出に係る飼養数が 9 以下となった場合
は,その廃止し,又は 9 以下となった日から 30 日以内に,その旨を市長に届け出なければならない。
(罰則)
第 31 条 第 14 条第 1 項又は第 2 項の規定に違反した者は,5 万円以下の過料に処する。
札幌市動物愛護推進協議会(仮)の設置について
資料 6
平成 26 年 7 月 31 日 動物管理センター
● 札幌市動物愛護推進協議会(仮)の設置について
1
設置について
条例に基づき設置する附属機関で、動物の愛護及び管理について札幌市が推進する計画・施策への意見、評価
等を行う機関とする。
2
協議会の構成
札幌市動物愛護管理のあり方検討委員会の構成委員(学識経験者、動物関連事業者、関係団体、公募市民)を基
本とし、多方面の有識者等を加えることも検討。
3
協議会での議論を予定している内容
① 札幌市動物愛護管理推進計画(仮称)(数値目標等を含む)
② 犬の適正飼育ガイドライン、猫の適正飼育ガイドライン
③ 動物の愛護と管理に関する施策の推進についての評価・助言・提案等
(仮称)札幌市動物愛護管理基本計画について
資料 7
平成 26 年 7 月 31 日 動物管理センター
(仮称)札幌市動物愛護管理基本計画について
●北海道
平成 20 年に北海道動物愛護管理推進計画(バーライズ プラン)を策定
(補足資料参考)
⇒
●札幌市
⇒
北海道動物愛護管理推進計画を基に、札幌市独自の考え方や施策を取り入れた計
画を策定する。
(仮称)札幌市動物愛護管理基本計画の骨子案
1
計画策定の趣旨
2
動物愛護管理行政の現状と課題
札幌市動物管理センター事業概要を参考に作成
3 計画の基本的考え方
(1) 計画の目的
人と動物が共生する社会の実現
(2) 重点項目
①動物愛護精神の涵養 ②動物の管理体制の整備
(3) 計画の位置づけ
(4) 計画の推進体制
③動物の福祉の向上
4 施策の展開
(1) 施策推進のための基本方針
・役割の明確化(札幌市、市民、取扱業者、関係団体)
・行政、市民、関係団体との連携、支援(協力体制の構築)
(2) 具体的な取組み
・動物の愛護に関する業務
・動物の管理に関する業務
・動物の福祉に関する業務
5 施策の実行を支える基盤の整備
(1) 愛護管理施設(現動物管理センター)の位置づけと施設名称
⇒ 市民交流の場、開けた施設、親しみやすい名称(愛称)など
(2) 動物愛護管理施設の整備
⇒ 新規施設の整備、シェルターメディスンの考え方など
(3) 施策の実行に必要な財源の確保
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