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宇宙開発利用の意義
宇宙開発利用に関する基本方針についての主な論点 20.12.24 1.宇宙開発利用の意義 防衛分野における宇宙開発利用の意義は何か。 2.宇宙開発利用の状況 防衛分野では、どのような宇宙開発利用が行われているのか(各国の状 況、将来動向を含む 。)。 3.情報収集・警戒監視 情報収集・警戒監視については、宇宙開発利用により、いかなる機能を いかなる方法で強化すべきか。陸域観測技術衛星等の民生用のデータにつ いて、幅広い用途への利用の可能性はないか。 4.情報通信 自衛隊の通信所要は、一般社会同様に増大傾向にあり、画像、映像等の 迅速な伝送が必要であるが、今後の衛星通信機能をどのように向上させて いくべきか。 5.測位 位置標定、精密誘導、航法・飛行制御、時刻同期などに米国のGPSを 利用しているが、これらの機能について引き続き高い精度を確保するため には、どのようなことが必要か。 6.気象観測 国内外の気象衛星画像を取得し、部隊運用に資する情報として活用して いるが、現状の情報で十分所要が満たされているのか。 7.衛星の防護等 衛星の機能を失わせる能力に対して、衛星の防護について検討する必要 はないか。 8.安全な宇宙開発利用の支援のための方策 ( 1 ) 打上げシステム 現状では、衛星の打上げ及び管制に関する技術的知見を保有していな いが 、安価で信頼性の高い打上げのためには 、どのようなことが必要か 。 ( 2 ) 宇宙状況監視 衛星の機能障害の原因となる太陽風や電離層の状態といった宇宙環境 を観測する能力、及び衛星に衝突することにより物理的な破壊をもたら すスペースデブリを監視する機能を有していないが、このような機能の 必要性をどう考えるか。 9.効果的かつ効率的な宇宙開発利用のための方策 ( 1 ) 他府省等との交流・協力 宇宙開発利用の分野においても、民生・学術分野に優れた技術知見を 有する国内他機関との交流が必要なのではないか。 ( 2 ) デュアルユース 従来、デュアルユースの観点から他府省の宇宙プログラムに防衛省が 関与した例はほとんどないが、効果的かつ効率的な宇宙開発利用を追求 するため、主に欧州において進められているデュアルユース化を考慮す べきではないか。 ( 3 ) 各国との対話・交流・協力 これまで、BMD等の特定分野を中心に対話・協力を行ってきたが、 今後は宇宙に係る全般事項についての対話・協力を行っていく必要はな いか。