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生活自立・仕事相談センターだより
第4号(平成28年4月発行) 発行:さいたま市保健福祉局福祉部生活福祉課 :048-829-1846/ :048-829-1961 :[email protected] 生活自立・仕事相談センターだより 支援調整会議について 生活自立・仕事相談センターとは 生活困窮者(生活保護の一歩手前の状態にある者)を支援する相談機関です。 支援調整会議とは、関係者が集まり、センターで作成した支援計画(プラン)案が適切か検討したり、プ ラン期間の終了後、支援の実施状況や目標の達成状況を評価する場です。 支援調整会議の役割は、次の4つになります。 (1)センターが作成したプラン(案)について、関係者が参加して合議のもとで適切性を判断する。 (2)相談者が抱える課題と設定した目標を共有し、支援提供者の役割を明確化する。 (3)プラン終結時等において、支援の経過と成果を評価する。 (4)個々のニーズに対応する社会資源が不足していることを把握した場合は、地域の課題として位置づ け、社会資源の開発に向けた取り組みを検討する。 支援調整会議には、センターの職員のほかに、支援を提供している関係機関等にも参加していただいてお りますが、支援調整会議における関係機関の役割は下記のとおりとなりますので、ご対応をお願いいたしま す。 支援調整会議における参加者の役割 ・相談者の様子や抱えている課題、提供している支援の内容の説明をする。 既に支援を提供して ・今後の目標達成の見込みに関して意見する。 いる関係機関 ・他の支援提供者への期待等について意見する。 ・プラン全体の適切性や妥当性について意見する。 ・支援に当たっての基本的な考え方や目標の説明をする。 プランに基づき新た ・プランの適切性や妥当性について意見する。 に支援を提供する関 ・自らの役割認識と、関係者との連携方法について共有する。 係機関 ・法に基づく事業を利用する場合には、利用要件を確認する。 相談受付状況 平成27年4月の開設から2月までの11か月間 で、1,508人の方から相談を受けました。 そのうち、氏名等を確認できた1,418人の相 談者の相談結果を見てみると、右のグラフのとおり 相談のみ 「相談のみ」の相談者が40%と最も多くなってお 40% り、次いで「利用申込」、「相談継続」の順となっ ています。 ※「利用申込」…センターが継続的な支援を必要と判断し、かつ、 相談者本人が自立相談支援の利用申込を行った状態 ※「相談受付」…センターは継続的な支援が必要と判断したが、相 談者本人が自立相談支援の利用申込を行わなかった状態 ※「相談継続」…相談の結果、センターとして継続的な支援が必要 か、他制度へのつなぎでよいのか判断できなかった状態 ※「他制度(生保) 」…生活保護へつないだ状態 ※「他制度(生保以外)」…生活保護以外の他制度の利用によって 課題の解決が可能と判断し、他機関へつないだ状態 ※「相談のみ」…制度の説明など、相談を受けたことのみで終了し た状態 相談結果 利用申込 24% 相談受付 5% 相談継続 19% 他制度(生保 以外) 5% 他制度 (生保) 7% 生活自立・仕事相談センターだより 相 談 事 例 60代 男性 相談時の状況 支 援 内 容 塾の講師と清掃のアルバイトを掛け持 ちしていたが、体調を崩し仕事を辞めてし まった。 体調は戻ったが、家賃の支払いも大変に なり、年齢的に求職が難しくなってきてい るため生活困窮者自立支援制度の利用を ハローワークで勧められ、来所した。 40代 女性 ・家賃の支払いが困難になったため、住居確保給付金 の利用を申請した。延長・再延長の申請を行い、利 用可能期間の最長に当たる9か月分受給した。 ・就労支援員による支援とジョブスポット(各区役所 内に設置しているハローワークの常設窓口)との連 携により、本人の希望する職種で採用が決まった。 ※住居確保給付金は、離職によって住宅を失うおそれのある方に求職活動を 行うことを条件に一定期間、家賃相当額(上限有り)を支給するものです。 相談時の状況 支 援 内 容 約15年勤務していた会社を会社都 合で退職した。 退職後、雇用保険を受給しながらハ ローワークで求職活動をしていたがな かなか採用が決まらなかったため、来 所した。 ・雇用保険だけでは家賃が負担になるため、住居確 保給付金を申請した。延長の申請も行い、6か月 分受給した。 ・就労支援を開始。本人は不動産の職種を望んでい たが経験がなく、パソコンのスキルが浅いことで 不採用となるため、希望職種の変更を勧め、事務 だけではなく販売の求人票にも注目するようにな った。その結果、百貨店の地下食料品売り場で正 社員での採用が決まった。 生活自立・仕事相談センターでは、上のような事例の他にも、経済的な問題で生 活にお困りの方からの相談を幅広く受け付けています。 市役所職員や関係機関の職員の方が、業務の中で「この人は生活に困っているの では?」と気付いたときは、ぜひ、生活自立・仕事相談センターをご案内ください。 (ご案内いただく際は、あらかじめ、下記までご一報いただければ幸いです。) 生活自立・仕事相談センター(各区福祉課内)の連絡先 生活自立・仕事相談センター西 ☎ 048-620-2656 生活自立・仕事相談センター桜 ☎ 048-856-6261 生活自立・仕事相談センター北 ☎ 048-669-6056 生活自立・仕事相談センター浦和 ☎ 048-829-6196 生活自立・仕事相談センター大宮 ☎ 048-646-3065 生活自立・仕事相談センター南 ☎ 048-844-7161 生活自立・仕事相談センター見沼 ☎ 048-681-6058 生活自立・仕事相談センター中央 ☎ 048-840-6052 生活自立・仕事相談センター緑 ☎ 048-712-1162 生活自立・仕事相談センター岩槻 ☎ 048-790-0191