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平成25年度 第1回健康おかざき21計画推進協議会 会議録 日時

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平成25年度 第1回健康おかざき21計画推進協議会 会議録 日時
平成25年度 第1回健康おかざき21計画推進協議会 会議録
日時:平成25年7月4日(木) 午後1時30分~3時00分
場所:岡崎げんき館 1階 多目的室
出席委員:浅田委員 阿部委員 宇野委員 太田委員 大野委員 小原委員 河合委員
川合委員 鬼頭委員(議長) 近藤委員 杉浦委員 武田委員 都筑委員 中根委員
中村委員 藤原委員
欠席委員:なし
傍聴者:なし
事務局:保健部長大羽 保健所長片岡 保健所次長兼保健総務課長鈴木
生活衛生課長大嶌 健康増進課長内田 健康増進課母子保健担当課長兼母子1.2班班長黄木
保健総務課企画班長加藤 生活衛生課感染症対策班長片岡 健康増進課健康増進班長青山
健康増進課精神・難病班長坂本 他健康増進課職員班員8名
内容:開会
部長あいさつ
議題
1 平成 25 年度健康おかざき 21 計画推進事業実施計画について
2 健康おかざき 21 計画次期計画について
(1) 次期計画の基本的な考え方
(2) 基本方針の概要
(3) 策定のスケジュール
3 その他
閉会 所長あいさつ
議題1 平成25年度健康おかざき21計画推進事業実施計画について
議長
事務局
議長
議題1「平成 25年度健康おかざき 21 計画推進事業実施計画について」、事務局か
ら説明いただき、協議を進めていきたい。
「平成 25年度健康おかざき 21 計画推進事業実施計画について」説明
事務局の説明について、気づいた点や意見・質問があれば御発言願いたい。
委員
「休養・こころ分野」において抱えている問題を明確にしたうえで、重点取組を設定
すべきではないか。また、企業が抱えているサラリーマンの「うつ」などメンタルに関する
問題が組み込まれていないように感じる。
事務局
「健康おかざき 21 計画 改訂版」の中に、計画策定時に市民健康意識調査実施結
果が記載されている。その中で各項目にどのような課題があるか検討している。28 ペ
ージにアンケート結果が載っている。アンケート項目を設定するにあたっては、国及び
愛知県の健康増進計画に沿っている。本市の市民健康意識調査の結果に基づき、資
料に示す3つの重点取組を設定した経緯がある。
1
事務局
働く世代のメンタルヘルス対策に関しては、健康おかざき 21 計画に基づく課題とし
て、岡崎市地域職域保健連絡会議の中でも情報交換や検討を行っている。地域での
支援者向けに「ゲートキーパー研修」も実施している。関係団体の主な取組みとして、
専門医によるメンタルへルス相談・指導や健康教育講座の開催、メンタルヘルスケア
の研修などが行われている。
議長
最終評価結果で野菜摂取量が 174gと少なく、減少し続けているということが岡崎市の
特徴である。食生活改善協議会で「栄養・食生活」分野に関する具体的取組みがあれ
ば御発言願いたい。
委員
野菜を使った料理教室や男性のための料理教室を実施し、野菜摂取の増加を啓発
している。
委員
薬剤師会は「たばこ」分野への取組みを主に実施してきた。成果が上がった項目・
上がらなかった項目とある。10 年前に策定した計画を引き継いで、ほぼそのままの次
期計画立案とすることはいかがなものか。近年、「こころ・休養」分野のウエイトが高まっ
てきているように感じる。このことから、薬剤師会としては、自殺予防や認知症予防対策
にシフトしつつあるという印象。「10 年前の目標が達成できなかったから、あと 10 年」と
いう流動的な対応で良いのか。次期計画策定にあたって、枠組みやウエイトが変わる
予定はあるのか。
事務局
平成 25 年度は従来の健康おかざき 21 計画を 1 年延伸と考え、最終評価の結果も
踏まえながら、計画を推進している。平成 26 年度開始の新計画の方向性については、
議題2の中で、委員の皆様の御意見を頂戴しながら検討していきたい。
事務局
メンタル面に関する御質問、御提言をいただいた。精神・難病班は、うつ病・自殺対
策に今後も力を入れていく。国も「自殺総合対策大綱」を改訂し、新たに「こころの健康
づくり」に向けて動いていくことになった。愛知県も「あいち自殺対策総合計画」を平成
25~28 年計画として示した。保健所では、「こころの健康づくりネットワーク会議」の中
で分野別取組みの詳細を検討していく。薬剤師会には、何年も「ゲートキーパー養成
研修」を続けていただいている。今後ともよろしくお願いしたい。
議長
「健やか親子」分野で関わっておられる民生・児童委員の立場で、意見をお聞かせ
願いたい。
委員
4年前から始まった「乳幼児全戸訪問」で多くの親子と関わり地域住民の様子が分か
るようになった。1 度訪問し、気になった家庭には総合子育て支援センターから月 1 回
発行されている機関誌「すくすく」を持って再訪問している。子育て支援の会や相談場
所に出向けない母や、「乳幼児全戸訪問」を受けていない家庭の事件・事故が起きる。
出生しているのに、地域住民にはほとんど知られていない状態の家庭などもある。この
ような家庭は保健所と連携して見守りしていきたい。
また、産後うつの母親も多い。「イクメン」と言われる時代だが、父親はやはり仕事が
忙しい。若い世代の父親には「育児は手伝いじゃない」と伝えている。母親の立場から
聞くと、「二人の子どもなのに」と孤独に感じてしまう。主任児童委員として、先輩ママと
して育児中の母親たちに声を掛け、育児を支援している。
2
議題2 健康おかざき21計画次期計画について
議長
議題2「健康おかざき 21 計画次期計画について」、事務局から「次期計画の基本的
な考え方」「基本方針の概要」「策定のスケジュール」の順に説明いただき、その都度
協議を進めていきたい。
事務局
「次期計画の基本的な考え方」について説明。
議長
次期計画の策定については、第6次岡崎市総合計画や国・愛知県の 21 計画に沿っ
た方向で計画の基本方針や概念図の説明があった。御意見・御発言を願いたい。
委員
「健康格差」とはどういう意味か。
事務局
「地域や社会経済の違いによる健康状態の差」のことを説明する言葉として国が使
用している。本市も同様の表現を用いた。
委員
健康寿命の延伸という方針を掲げているが、岡崎市の健康寿命は算出されている
か。
事務局
次期計画の策定にあたっては算出予定。国の算出方法に基づき市民健康意識調査
からの算出を考えていたが、有効回答者の男女比や年齢比のバラツキが大きく、算出
が難しいことがわかった。今後、介護認定を受けている人の数字をもとに健康寿命を算
出していく。
委員
基本方針2「健康格差に目を向けた」と表現を切り替えた意図の詳細を。今後 10 年
の基本方針になろうかと思う。積極的に岡崎という地区では格差がないため、「目を向
ける」程度で良いのか、「とても健康格差の縮小にまで手が出せられるほどの余裕がな
いから」なのか、両方の捉え方があると思うが、10 年というスパンからいくと、次期計画
に向けては「縮小」という表現が良いという印象がある。
事務局
事務局としても、両方の意味があると捉えている。岡崎市という限られた範囲の中で、
大きな格差が市内でないこと、健康格差の中には「社会経済的」側面が含まれるため、
健康おかざき 21 計画の中で解決できるのかという二点があるため、基本方針の中では
「目を向けた」という表現にした。御意見を参考に作業部会の中で検討し、最終的な基
本方針を設定していきたい。
事務局
「基本方針の概要」について説明。(資料2)
委員
「毎日が楽しいと思う人」「自分を健康だと思う人」の割合、80.4%・78.2%市民の実情
に即していない印象があり、なんとなく理解しにくい。どのような調査で出た数値なの
か。野菜摂取量がかなり岡崎市は低くなっているが、どのような集計の仕方なのか。
事務局
健康おかざき 21 計画の最終評価をするにあたって、無作為抽出の市民 5000 人を
対象に実施した市民健康意識調査の結果からのデータ。回収率は 42.2%、有効回答
率は 41.8%だった。
野菜の摂取量については、同調査により、一皿 70g のサンプルをイラストで表記し、1
日何皿分摂取しているかという質問への回答を数量化した。
委員
事務局
有効回答率の 41.8%の調査結果ということで良いか。男女比はどうなっているのか。
調査票は性別・年齢階級別の構成比で配布している。回答者は 60 歳以上女性が
多くなっている。詳細については最終評価報告書8ページに記載がある。アンケート調
査の詳細については岡崎市保健所ホームページに掲載しているので御参照いただき
たい。
3
委員
「毎日が楽しいと思う人」「自分を健康だと思う人」は主観的な質問なので、もう少し
精査したほうが良い。数値として評価してしまうと、数字が一人歩きしてしまい、市民は
最終評価結果が全てだと思ってしまう。間違った認識を持ってしまうこともあるので、検
討していただきたい。
事務局
今後、数値を出すときには、どのような調査をすると市民の実情に近い数値が得ら
れるのか、作業部会でも検討していきたい。
議長
アンケート調査は統計処理の関係もあり、実情とそぐわないからと言って再度調査と
いうことはなかなか難しい。できるだけ実情に沿うような調査になるよう検討していただ
ければと思う。他に何か意見があれば御発言願いたい。
委員
「生活習慣病の発症予防と重症化の徹底」の部分で、今回から COPD が項目に入
ったことが大きな変化だと思う。「循環器疾患」の項目は、「心臓疾患」のイメージが強く
出てしまう。「心・血管系疾患」という表現にすると、「脳血管系疾患」と「冠動脈系疾患」
の両面を持っているので、市民に分かりやすく伝わりやすい。
「医療保険者との連携」とあるが、岡崎市内の医療保険者の把握、特定健診データ
収集が困難である段階で連携は実際に可能なのか。具体的方策があるのであれば教
えていただきたい。
事務局
「循環器疾患」という表現は決定ではないので、今後さらに検討し最終的な項目立
てをしていきたい。
医療保険者との連携について、まずは国保年金課との連携を考えている。また、岡
崎市地域職域保健連絡会議の構成員である市内の主だった企業と情報交換をしてい
る。全ての企業との連携が取れているわけではないが、岡崎市地域職域保健連絡会
議の構成員から始めていきたいと考えている。
委員
地域職域保健連絡会議の中に大企業は含まれていなかったように思う。大きな保険
者として「協会けんぽ」がある。あくまで協会けんぽの事業所が岡崎市内にある企業に
限られる。事業所が岡崎市内であっても、そこの従事者が岡崎市民とは限らない。逆
のパターンもあり、事業所が岡崎市外で従事者が岡崎市民という場合もある。これら対
象者については把握できていないと思う。これらを把握していただけると「健康おかざき
21 計画」以外のところでも非常に進んでいくと思う。保健所が連携を進めてくれるとあり
がたい。ぜひお願いしたい。
愛知県だと、基本方針1の項目に「歯科疾患」「精神疾患」も計画に入っている。西
三河医療圏保健医療計画では、重要な疾患として、歯科疾患と精神疾患が入ってい
る。県計画に沿って、挙げている4項目に絡めていただいた方が、後の基本方針4「健
康づくりの推進」への繋がりも持ちやすくなるのではないか。
事務局
歯科疾患については、「ライフステージに合わせた健康づくり」という側面が強いた
め、基本方針4「ライフステージに合わせた健康づくりの推進」の中で「歯と口の健康」
をまとめている。御意見を参考にさせていただきながら最終の枠組みを検討していきた
い。
精神疾患に関しては、愛知県計画では全体に係る項目として整理している。本市で
も同様に考えている。枠組みの持ち方については、今後さらに検討していきたい。
4
委員
計画の目指すべき姿「健やかで心豊かなまち おかざき」について、基本目標の「健
康寿命・健康格差」は「健やかで」に当てはまるかと思う。「心豊かな」は基本目標の中
にそれらしい言葉が入っていない。「こころ・休養」の分野を上位へ持っていくと、「心豊
かに」に繋がるのか。
目指すべき姿の表現をみると「まち」が「心豊かで健やか」なのかと疑問を覚える。
「健やかで心豊かな~」の後ろに「市民」や「人」という言葉が隠れていると考えると生き
てくるが、このまま読むと疑問が生じる。
議長
基本方針5と関連して、市民会議では「身体活動・運動」に取り組み、健康づくりの
推進を行っているが、取組みや今後の課題について、お気づきの点があれば御意見
をお願いしたい。
委員
基本方針5「様々な団体等との連携」という点に関して、様々な機関と関わり、事業を
実施していきたいと考えている。げんきまつり等を通して「健康おかざき 21」に関する健
康づくりの推進を検討している段階。
委員
基本方針5の部分を FM おかざきとして担う役割かと考えている。
基本方針1~5に「推進」という文言が含まれている。曖昧な表現ではないか。「言語
のわかる化」という応用言語学で「改善」「向上」「整備」という表現が国および愛知県の
二次計画には含まれているが「健康おかざき 21 計画(第二次)」は「推進」という曖昧な
言語になっているということが気になった。「改善」「見直し」「整備」などの表現を取り入
れていくと、より良いのではないか。(計画の)認知度・周知度の低さがこのような言語
選択に表れているのではないか。
国・愛知県と岡崎市を比較分析することは難しいのではないか。市民が興味を持て
るように、人口や男女比等構成率が同規模の他市と比較することで「岡崎市をより良く
していこう」という気持ちになるのではないか。
「健やか親子」分野の「健やか」という表現は、優しいが主観的な表現になってしまっ
ている。
「認知度向上のための広報戦略」について、具体的な「戦略」と「戦術」がきちんと作
業部会でできているのか。特に「見える化」や「わかる化」が重要。「わかる化」について
は用語解析が必要ではないか。年代層に合わせた分かりやすい表現や行政用語をわ
かりやすく表現する工夫が必要ではないか。
議長
広報戦略は新たな課題であるため、次期計画策定に向けて参考にしていただけれ
ばと思う。
続いて策定スケジュールについて、事務局から説明願いたい。
事務局
「策定のスケジュールについて」説明(資料)
議長
次回の推進協議会は 2 月で、その間 3 回の作業部会を開催し、計画の内容につい
て検討していくとのことだが、スケジュールについて御意見があれば御発言願いたい。
委員
議題1について、平成 25 年度実施計画は現在の「健康おかざき 21 計画」に基づい
てされているが、今年度事業を漫然と実施しているとこのまま終了になってしまうことが
危惧される。例えば、生活習慣病対策では次期計画から「COPD」が項目として入るこ
とを踏まえ、今年度事業の中で来年度に向けての準備を盛り込んでいただきたい。そ
れが 10 月に作成する素案に盛り込まれて出てくるとより良いと思う。
5
議長
計画策定のスケジュールに関して御意見がないようなら、本日の議題全体を通して
の意見があれば御発言願いたい。
委員
次期計画の目標として「健康寿命の延伸」がある。愛知県の健康寿命は良い。先ほ
ど、議題2の中で「野菜摂取量が少ない」という話題の中で目標達成が出来ていないと
言っていたが、悪いところにばかり目を向けてしまうと苦しくなる。実際に、健康寿命に
ついて言えば愛知県は高い。その理由に目を向けていけると良い。また、岡崎市の文
化を取り入れた岡崎らしい次期計画が策定できると面白い。
「味噌崎くん」や「おかざえもん」とタイアップして「健康おかざき 21 計画」の周知をし
てみることも良いかもしれない。
委員
日頃栄養指導をしていると、生活習慣病は子どもの頃からの食習慣が影響してお
り、早く病気になるかどうか差が出ているように思う。「今」野菜を食べなければ、「何十
年後」の野菜摂取量も増加しない。糖質制限食が流行しているが、10~20 年先にどの
ような弊害がでるか危惧している。厚生労働省では「日本人の食事摂取基準」を出して
いる。
食事バランスについても朝・昼・晩3食ともバランスの良い食事を心掛けることが、血
糖値やコレステロール値のコントロールにつながる。野菜摂取量の増加だけでなく、
「バランスよく食べる」ことの大切さについても言及した内容を取り入れて欲しい。
委員
健康推進員として活動をしているが、健康に対する市民の関心が非常に薄いと感じ
ている。今後、作業部会で次期計画の内容について検討していく中で、市内の市民活
動団体と連携しながら裾野を広げ、「一人ひとりが健康にならなくては」という意識を持
てるような働きかけをしていかなければいけない。
議長
以上で本日予定の議題の協議を終了する。
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