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第7号 1月18日発行

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第7号 1月18日発行
室長のボヤキ
第7号
2012.1.18 発行
(文責 知北)
今回のテーマは「備品管理」についてです。
備品管理は地味だけど、いざ使うときに無いと困るのが備品です。元に戻しておくのが基
本ですが、事務室に聞いてこられるのも困りますね。さらに困るのが、国庫補助で買ったも
のです。小中学校の国庫補助の備品は理振・数振だけと思っていましたが、今日は国庫補助
事業の会計監査があり、パソコンもその対象となっています。国から理振のファイルも送っ
てきています(現在小学校のみ)ので入力・整理も大変です。
小中学校に来て備品管理の取扱いの規程が学校にはありません。そんな中、市の財政課か
ら備品分類のことで相談があり、事務職員数人と財政課とで協議することになりました。2
年位かかりましたが、ようやく今の備品管理の流れになりました。まだその取扱いの規程は
できていないのが気になります。当初より学校独自の規程は必要なのかとの意見もありまし
たが、契約管理課の担当者も変わりそれまでの経緯も思うように引き継がれていないのが現
状です。最大の成果は台帳のデータ化ができたことですね。担当者別に台帳を作成し、点検・
管理に利用する、次期担当者に引き継ぐなどに大いに活用してください。年度末なので処分
が必要なものはこの時期にまとめて提出しましょう。
購入計画の際には台帳上では載っていないか確認してもらい、修理が必要なものはないか
といった資料となります。教員は授業の展開に必要なものを揃えたいのは当然でしょうし、
事務職員も教育課程に関心を持つことも必要でしょう。伊万里市では予算が尐ないのでその
理想には程遠いのが現実で、事務職員の苦悩が推察されます。
担当者の理想がその人特有なもので、担当が変われば不要となるものではないかと考える
必要もあります。決して買わないように仕向けている訳ではなく、その熱意を感じたい気持
ちもあり、なぜ必要なのか、別のものではだめなのかとよく聞いていましたが、嫌がられて
いたと思います。逆に教育総務課からは同等品でもいいですかと聞かれますので・・・。何も
書いてなければ、最近は外国製も入ってくるようになりました。修理には1か月以上もかか
ると聞きます。市教委とのコミュニケーションも必要ですが、使いたい本人に最低限の機能
は確認しておいた方がいいですね。経験を積んでくると備品購入に関するアドバイスもでき
るようになります。
今後、備品については学校間の有効活用ができないかを考えています。精密機械を持ち運
ぶのは故障のリスクが高く、責任の所在がはっきりしませんのであまり薦めたくはありませ
んが、それ以外のもので考えたらどうでしょう。以前、DVD 教材とかの一覧表を作りたい
とオープンスクールで流したけど、残念ながら反応はイマイチでした。尐ない予算の中で備
品を有効活用するためには、学校間の理解と工夫が必要のようです。
伊万里市ではまだですが、他の市町では学校に権限が委譲され、備品等を購入していると
ころもあります。たくさん買えば安くもなるので、伊万里市のやり方のいい面もあります。
全体の予算が減額されるなかで、図書購入費はそんなに減っていません。他の市町では図書
管理システムが導入されていますが、それに替わる図書管理が明確でなく、図書事務が臨採
職員ばかりなのでうまく引き継がれていないように感じます。(別紙備品資料)
備品管理について
【 クリアトレーキャビネットの利用 】
○備品台帳について
・備品台帳を管理者別ファイルにして、毎年同じファイルに綴じる。
<夏休みには備品照合を行う> ~2学期からの授業に迅速に対応できる準備期間~
・点検時に調べた事項(故障・修理可能等)を備考欄に記入しておく。
→必要に応じて(修理や処分など)事務室に連絡する。
○台帳管理のメリット
①転勤したら次の担当者に引き継し、無駄な時間を使わなくてすむ。
②現有備品で使えないのか、計画的な購入計画を考えることができる。
※適切な管理をして、保管方法や利用時の工夫をする。(紛失や故障)
例:よく使うものは見つけやすい場所に整理整頓する。
備品の配置を記入した平面図を添付しておくと、保管場所が分かりやすい。
○学校備品の取り扱いについて
・教室管理の備品はチョークの粉などが入らないように布やカバーで覆っておく。
・電気製品の、不要な電源コードは抜いておく。(コンセントとの間のほこりに注意-火災の原因)
・電源コードは線を引っ張らない(中の線が切れないようにする・コードは極端に曲げない)
・持ち運びはできるだけ教員が行い、丁寧に扱う。(特に精密機器等:児童生徒を使っての運搬は罪作り)
○共有備品について
・長時間の持出しは禁止し、誰が使用中かわかるように表示する。(管理者へ相談・貸出簿等)
・借りた備品は中身を確認して元の所へ返す。(保管場所にラベルなどで表示をしておく)
・次の人がすぐ使える状態にしておく。(付属品等の確認)
【 クリアトレーキャビネットの利用 】
拡大
消耗品
引き出しを引かなくても
中身がわかる
(在庫確認にも便利)
配布物
机上における紛失防止
配る方も楽。
机を回らなくてよい。
机上のものを見られなくてよい。
※校務分掌一覧表を横に貼って
おくと配布するときに便利です。
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